JPH09243838A - 裸光ファイバの端末構造 - Google Patents

裸光ファイバの端末構造

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JPH09243838A
JPH09243838A JP8053118A JP5311896A JPH09243838A JP H09243838 A JPH09243838 A JP H09243838A JP 8053118 A JP8053118 A JP 8053118A JP 5311896 A JP5311896 A JP 5311896A JP H09243838 A JPH09243838 A JP H09243838A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
bare optical
face
insertion end
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP8053118A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamashita
誠 山下
Keiji Murakami
恵司 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調芯部材への挿入時に、端面周縁にカケが発
生するのを防止し、良好かつ安定した光接続を行えるよ
うにする。 【解決手段】 ガラスコア12aとガラスクラッド12
bとよりなる裸光ファイバ12の端末を、軸心とほぼ直
交し、かつガラスコア12aの径より大径とされた挿入
端面21と、その挿入端面21に向う先細状テーパ加工
部22と、そのテーパ加工部22の周面と挿入端面21
とを包絡する曲面加工部23とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガラスコアとガラ
スクラッドとよりなる裸光ファイバの端末構造に関し、
特に調芯部材への挿入に好適な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光ファイバ同士を接続する光コネ
クタにおいて、ガラスコアとガラスクラッドとよりなる
裸光ファイバ同士を接続する方法がある。この接続は接
続すべき両裸光ファイバをそれぞれ例えば応力切断によ
り、その軸心にほぼ垂直に切断し、それら端面を調芯部
材を用いて対向させるもので、調芯部材としてV溝基板
と押え板を用いる例を図6に示す。裸光ファイバ12が
位置決めされるV溝32を有するV溝基板31上には押
え板33が取付け固定されており、これらV溝基板31
及び押え板33間への裸光ファイバ12の挿入を容易に
すべく、押え板33のV溝32と対向する部分には挿入
用ガイド溝34が形成され、さらにその両端部にテーパ
部35がそれぞれ形成されている。
【0003】裸光ファイバ12をV溝基板31及び押え
板33間に挿入する際には、裸光ファイバ12をV溝3
2に完全に沿わせることは困難であり、裸光ファイバ1
2は押え板33のテーパ部35に接触した後、このテー
パ部35に沿ってV溝基板31及び押え板33間へ導か
れ、それら間に挿入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、応力切断さ
れた裸光ファイバ12の端末は、図7Aに示したように
軸心とほぼ直交する端面15を有し、その周縁は外周面
とほぼ直角をなすため、非常に壊れやすいものとなって
おり、V溝32挿入時のテーパ部35との接触によって
カケが発生し、このカケの発生によって光学性能が劣化
するといった問題がある。
【0005】一方、V溝32への挿入性を向上させるた
め、図7Bに示したように裸光ファイバ12の先端をテ
ーパ状に加工することが行われているが、このテーパ1
6の加工時に数ミクロン程度の凹凸が端面15周縁に発
生するため、上記と同様にV溝32挿入時に端面15の
周縁にカケが発生しやすいものとなっていた。また、図
7Cに示すように、裸光ファイバ12の端面部を凸球面
状に加工する方法があるが、この凸球面17の加工時に
コア部に微小な傷が付き、この傷が光学性能に悪影響を
及ぼす原因となっていた。
【0006】この発明の目的は、従来の欠点を除去し、
調芯部材への挿入時に、挿入端面にカケが発生すること
なく、良好な光学性能を得ることができる裸光ファイバ
の端末構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガラ
スコアとガラスクラッドとよりなる裸光ファイバの調芯
部材に挿入される端末の構造であって、軸心とほぼ直交
し、かつガラスコアの径より大径とされた挿入端面と、
その挿入端面に向う先細状テーパ加工部と、そのテーパ
加工部の周面と挿入端面とを包絡する曲面加工部とより
なるものである。
【0008】請求項2の発明は、ガラスコアとガラスク
ラッドとよりなる裸光ファイバの調芯部材に挿入される
端末の構造であって、軸心とほぼ直交し、かつガラスコ
アの径より大径とされた挿入端面と、その挿入端面と外
周面とを包絡する曲面加工部とよりなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を実施例を
用いて説明する。図1は請求項1の発明の実施例を示し
たものである。この例ではガラスコア12aとガラスク
ラッド12bとよりなる裸光ファイバ12の端末は、軸
心とほぼ直交し、かつガラスコア12aの径より大径と
された挿入端面21と、その挿入端面21に向う先細状
テーパ加工部22と、そのテーパ加工部22の周面と挿
入端面21とを包絡する曲面加工部23とによって構成
される。
【0010】今、裸光ファイバ12がコア径50μm、
クラッド径125μmのマルチモード光ファイバである
とすると、テーパ加工部22のテーパ角θは例えば30
°に選定され、また曲面加工部23の曲率Rは例えば2
5μm程度に選定される。図2は上記寸法の裸光ファイ
バ12の端末形状を加工工程順に示したものである。ま
ず、応力切断により裸光ファイバ12をその軸心にほぼ
垂直に切断する(工程)。次に、裸光ファイバ12の
先端部にテーパ角θ=30°でテーパ加工を施す(工程
)。この際、端面15の径は80μm程度残るように
加工する。なお、このテーパ加工によって端面15の周
縁には図に示すように数ミクロン程度の凹凸が発生す
る。
【0011】次に、端面15周縁部に曲率R=25μm
で曲面加工を施す(工程)。この曲面加工によって、
テーパ加工により生じた凹凸は完全に除去され、端面1
5周縁部は凹凸のない滑らかな形状となる。なお、この
曲面加工部23で囲まれた裸光ファイバ12先端の挿入
端面21の径はガラスコア12aの径より大きく、つま
りガラスコア12aの露出面は応力切断面のままとされ
ている。
【0012】図3A〜Cは上記のような端末構造とされ
た裸光ファイバ12をV溝32に挿入する状態を示した
ものである。なお、V溝32によって接続される一対の
裸光ファイバ12のうちの一方は既にV溝32内に挿入
されている(A)。裸光ファイバ12をV溝32に挿入
する。裸光ファイバ12は押え板33のテーパ部35に
接触し(B)、このテーパ部35に沿ってV溝32内に
挿入され、相手の裸光ファイバ12と対向接続される
(C)。図3Dは図3Bの状態を拡大したものであり、
裸光ファイバ12の曲面加工部23が押え板33のテー
パ部35に接触している状態を示している。
【0013】次に、V溝基板と押え板によって構成され
た調芯部材を用いて裸光ファイバ12の挿抜試験(試験
回数500回)を行った結果について説明する。図4は
繰返し挿抜を行った時の裸光ファイバ12の接続損失の
測定結果を示したのである。図中、○のグラフは図2の
工程により曲面加工が施されたこの発明による裸光フ
ァイバを示し、●のグラフは比較例として、図2の工程
の状態(曲面加工のない端末構造)の裸光ファイバを
示す。曲面加工がされず、端面15の周縁に凹凸がある
場合、繰返し挿抜を行うことにより接続損失が増大して
いくが、この発明の端末構造では接続損失の増大は発生
せず、良好かつ安定した接続を実現できることが確認で
きた。なお、試験前後の裸光ファイバの端面状態を顕微
鏡を用いて観察した結果、工程のものでは端面15の
周縁にカケが発生していたが、工程のものではカケは
発生せず、良好な端面状態が維持されていることが確認
できた。
【0014】図5は請求項2の発明の実施例を示したも
のであり、この例では裸光ファイバ12の端末は、軸心
とほぼ直交し、かつガラスコア12aの径より大径とさ
れた挿入端面21と、その挿入端面21と外周面12c
とを包絡する曲面加工部23とによって構成される。即
ち、この例は図1の端末構造において、テーパ加工部2
2をなくしたものであり、例えば裸光ファイバ12がコ
ア径80μm、クラッド径125μmというように、コ
ア径とクラッド径の差が小さい場合に適用される。この
端末構造においても図1のものと同様、例えばV溝基板
と押え板によって構成された調芯部材への挿入時に端面
周縁にカケは発生せず、良好な光学性能を得ることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
裸光ファイバ12の調芯部材への挿入時に、端面にカケ
が発生しないため、良好な光学性能を得ることができ、
例えば調芯部材による裸光ファイバ12同士の接続にお
いて、接続損失の少ない良好な接続を行うことができ
る。また、繰返し挿抜においても安定した接続状態を得
ることができる。
【0016】さらに、コア部は応力切断面のままとされ
て加工されないため、コア部に加工傷が付くこともな
く、よって接続端面での反射戻り光の極めて少ない接続
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項1の発明の実施例を示す側面図、B
はその部分拡大図。
【図2】請求項1の発明の実施例の加工工程を説明する
ための斜視図。
【図3】請求項1の発明の実施例のV溝への挿入状態を
説明するための図。
【図4】繰返し挿抜による接続損失の変化を示すグラ
フ。
【図5】Aは請求項2の発明の実施例を示す側面図、B
はその部分拡大図。
【図6】V溝基板及び押え板による調芯、接続を説明す
るための斜視図。
【図7】従来の裸光ファイバの端末構造を示す図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスコアとガラスクラッドとよりなる
    裸光ファイバの調芯部材に挿入される端末の構造であっ
    て、 軸心とほぼ直交し、かつ上記ガラスコアの径より大径と
    された挿入端面と、 その挿入端面に向う先細状テーパ加工部と、 そのテーパ加工部の周面と上記挿入端面とを包絡する曲
    面加工部とよりなることを特徴とする裸光ファイバの端
    末構造。
  2. 【請求項2】 ガラスコアとガラスクラッドとよりなる
    裸光ファイバの調芯部材に挿入される端末の構造であっ
    て、 軸心とほぼ直交し、かつ上記ガラスコアの径より大径と
    された挿入端面と、 その挿入端面と外周面とを包絡する曲面加工部とよりな
    ることを特徴とする裸光ファイバの端末構造。
JP8053118A 1996-03-11 1996-03-11 裸光ファイバの端末構造 Pending JPH09243838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7245811B2 (en) 2003-11-27 2007-07-17 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Optical connector readily capable of connecting an optical fiber without damaging the optical fiber
WO2010092654A1 (ja) * 2009-02-12 2010-08-19 株式会社フジクラ 光コネクタ

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