JPH09243670A - 課電部接近警報器 - Google Patents

課電部接近警報器

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Publication number
JPH09243670A
JPH09243670A JP4710896A JP4710896A JPH09243670A JP H09243670 A JPH09243670 A JP H09243670A JP 4710896 A JP4710896 A JP 4710896A JP 4710896 A JP4710896 A JP 4710896A JP H09243670 A JPH09243670 A JP H09243670A
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JP
Japan
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electric field
alarm
approach
field sensors
moving body
Prior art date
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Pending
Application number
JP4710896A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Uehara
一剛 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP4710896A priority Critical patent/JPH09243670A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電界センサと警報器本体間のケーブル配線を複
雑化することなく且つまたケーブル断線事故を起こすこ
となく所定の課電部接近警報動作を行わしめる課電部接
近警報器の提供。 【解決手段】送電線等の課電部の近傍で運転あるいは操
作し得るような移動体(クレーン等)に設置される複数
個の電界センサと、これら電界センサ各々の出力を受け
て前記移動体の前記課電部に対する距離を計算しその計
算値と異常接近限界設定値との対比により前記移動体の
前記課電部への異常接近の有無を判定する処理演算回路
と、この処理演算回路からの出力を受けて警報を発する
警報器とを備え、前記移動体の前記課電部への異常接近
を運転者あるいは作業者に知らせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン等の高所
作業用あるいは建設作業用機械が送電線等の課電部へ異
常接近したことを検知し、運転者あるいは作業者に警報
を発する警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】課電中の送電線等に接近して作業を行う
場合、課電を停止した後に作業するのが望ましいもの
の、やむを得ずに課電状態のままで作業をしなければな
らない事例は多い。このような状況の中で、例えば、送
電線の近傍で高所作業、建設作業等を実施する際、送電
線の保守担当員及びクレーン等の作業者はこの点を認識
し、課電中の送電線に対し十分な離隔距離を確保すべく
最新の注意を払って作業しているはずであるが、作業者
が誤って送電線に接近し過ぎ、閃絡事故あるいは人身事
故を引き起こしてしまう事例も少なくない。
【0003】従来から、クレーン等の送電線への異常接
近を人手による視覚判断に頼ることなく、異常接近を自
動的に検知する警報器が提案されている。例えば、実開
平3−104872号がそれである。その開示技術によ
る警報器を図5を参照しつつ説明すると、絶縁板21に
搭載された電極22をケーブル23の一端に接続し、同
ケーブル23の他端に抵抗素子27を接続する。上記の
絶縁板21と電極22よりなるセンサ部を送電線に接近
する可能性のある部分に取り付け、また、抵抗素子27
の一端26を例えばクレーン車に接続して車体接地す
る。
【0004】上記のセンサが送電線に接近すると、電極
22には電荷が誘起され、抵抗素子27端に電圧が発生
する。抵抗素子27に発生した電圧は、電流検出回路2
8により適宜増幅され、出力回路29を介してブザー2
5を駆動し警報を発する。警報駆動部24とブザー25
よりなる警報器本体部はクレーン車の運転席に設置し、
運転者に音で危険を知らせるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術;図
5の課電部接近警報器によれば、電極22を送電線に接
近する可能性のある場所に取り付ける必要がある。ま
た、警報器は運転席に取り付けられるため、信号伝送用
のケーブル23が必要となり、そのケーブル23はクレ
ーンアームの動き;伸縮に追従しないで切断されたり、
構成が複雑化するのは否めなかった。
【0006】また、クレーンの移動・回転によって電界
センサーの取り付けられていない面が送電線等の課電部
に接近することも考えられ、複数の電界センサを取り付
ける必要があり、配線が複雑化するのは否めなかった。
【0007】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、電界センサと警報器本体間のケーブル配線を複雑化
することなく且つまたケーブル断線事故を起こすことな
く所定の課電部接近警報動作を行わしめる、課電部接近
警報装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する課
電部接近警報器は、課電部の近傍で運転あるいは操作し
得るような移動体に設置される複数個の電界センサと、
これら電界センサ各々の出力を受けて前記移動体の前記
課電部に対する距離を計算しその計算値と異常接近限界
設定値との対比により前記移動体の前記課電部への異常
接近の有無を判定する処理演算回路と、この処理演算回
路からの出力を受けて警報を発する警報器本体とを備え
てなり、前記移動体の前記課電部への異常接近を運転者
あるいは作業者に知らせるようにしたものである。
【0009】本発明の課電部警報接近警報器によれば、
課電部からの距離が近くなるに連れて課電部の電界の影
響を強く受け、その電界を電界センサが検出し出力す
る。この電界センサの出力は課電部の電圧と課電部から
の距離によって変化する。従って、課電部の電圧が既知
ならば電界センサの出力から課電部と電界センサとの距
離が計算可能である。
【0010】処理演算回路では、複数個の電界センサか
らの出力を受けて個々の電界センサと課電部との距離を
計算し、各電界センサの位置関係と個々のセンサとの距
離から、移動体と課電部との距離を計算する。
【0011】警報器本体は、処理演算回路の計算結果を
受けて移動体の課電部への異常接近があれば、運転者あ
るいは作業者に対して警報を発して危険を知らせるので
ある。
【0012】なお、電界センサは、電界の影響を受けて
電圧を出力する形式のもので良く、例えば、絶縁板上に
電極を設けさらに抵抗素子を具備させた構成されたので
ある。
【0013】好ましい態様として、前記複数個の電界セ
ンサは少なくとも3個の電界センサにして、これら電界
センサ各々の出力を受けた前記処理演算回路にて三角測
量法に基づく処理演算を行わしめるものである。
【0014】また、前記複数個の電界センサを並列に接
続し、ユニット状にした電界センサユニットを用いても
良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例にして、
課電部接近警報器を概略的に示したもので、複数個の電
界センサー4,4・・・と処理演算回路6と警報駆動回
路7及び警報器本体8とを具備したものである。しかし
て、電界センサ4は、絶縁板1上に電極を設け、この電
極2を抵抗素子3を介して移動体のボディへ接地する。
電界センサ4はケーブル5により処理演算回路6に電気
結線され、複数の電界センサ4,4・・・からの出力を
処理演算回路6へ入力する。複数の電界センサー4,4
・・・は、移動体の任意の位置に取付け、電界センサー
相互間の距離を決定しておき、処理演算回路による処理
演算での距離計算に役立てられる。
【0016】電界センサー4は、好ましくは3個以上と
し、例えば、図2のように、移動体となる重機10のク
レーンアーム(一段目)11に三角測量法を応用できる
ように3点配置する。
【0017】いま、クレーンアーム11が持ち上がって
頭上の送電線9に接近すると、各電界センサ4の電極2
には電荷が誘起されるため抵抗素子3に電圧が発生す
る。3点配置の電界センサ4,4,4の出力電圧信号は
処理演算回路6へ入力される。処理演算回路6では、各
電界センサ4の出力電圧を適宜増幅した後、クレーンア
ーム(一段目)11と送電線9との位置関係を計算す
る。クレーンアームが伸縮するものの場合には、クレー
ンアームの伸び出し量を測定するセンサを取付け、この
出力データを処理演算回路に入力することで、クレーン
アーム全体と送電線9との位置関係を計算することも可
能である。
【0018】処理演算回路6では、3個の電界センサ
4,4,4の出力電圧に基づいて三角測量法の計算が行
える。この処理演算回路6の計算結果は、前もって設定
してあるクレーンと課電部との接近限界距離または進入
禁止領域と比較され、クレーンアームが課電部に異常接
近したと判断されると、直ちに警報動作回路7が働いて
警報器本体8を駆動し、運転者あるいは作業者に危険を
知らせる。
【0019】図3は、移動体としてヘリコプター12と
なる場合を示したもので、この場合も、図2の例になら
って任意の箇所に3個以上の電界センサー4,4,4を
設置することにより、図1及び図2の実施例と同様に、
送電線への接触事故を未然に防ぐのに大いに役立てられ
るのである。
【0020】電界センサ4を3個以上にして所定の箇所
に一定の位置関係で取り付ける場合、図4のように、一
枚の絶縁板1の上に3個の電界センサー4,4,4を配
置することにより、電界センサユニットとして取り付け
ることも可能である。電界センサ4の位置関係は規則正
しくする必要はないが、センサ間の位置関係が確定して
おくことはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、電
界センサと警報器本体間のケーブル配線を複雑化するこ
となく且つまたケーブル断線事故を起こすことなく所定
の課電部接近警報動作を行わしめる、課電部接近警報装
置を提供するという所期の課題(目的)を達成すること
ができる。また、特に、センサ部は課電部に接近するあ
るいは接触する場所に取り付けずに所定の判定が行える
ため、クレーンのブームのように伸縮性のある物体に取
り付ける際でも、複雑な配線やケーブルの断線による誤
判定を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にして、課電部接近警報器の説
明図。
【図2】本発明の実施例にして、課電部接近警報器にお
ける電界センサをクレーンに取り付けた状況を示す説明
図。
【図3】本発明の実施例にして、課電部接近警報器にお
ける電界センサをヘリコプターに取り付けた状況を示す
説明図。
【図4】本発明の実施例にして、電界センサユニットを
示す説明図。
【図5】従来例にして、課電接近警報器の説明図。
【符号の説明】
1 絶縁体 2 電極 3 抵抗 4 電界センサ 5 ケーブル 6 処理演算回路 7 警報器駆動回路 8 警報器本体 9 送電線 10 重機 11 クレーンアーム(一段目) 12 ヘリコプター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】課電部の近傍で運転あるいは操作し得るよ
    うな移動体に設置される複数個の電界センサと、これら
    電界センサ各々の出力を受けて前記移動体の前記課電部
    に対する距離を計算しこの計算値と異常接近限界設定値
    との対比により前記移動体の前記課電部への異常接近の
    有無を判定する処理演算回路と、この処理演算回路から
    の出力を受けて警報を発する警報器本体とを備えてな
    り、前記移動体の前記課電部への異常接近を運転者ある
    いは作業者に知らせるようにした、課電部接近警報器。
  2. 【請求項2】前記複数個の電界センサは少なくとも3個
    の電界センサにして、これら電界センサ各々の出力を受
    けた前記処理演算回路にて三角測量法に基づく処理演算
    を行わしめる、請求項1記載の課電部接近警報器。
  3. 【請求項3】複数個の電界センサを並列に接続し、ユニ
    ット状にした電界センサユニットを用いる、請求項1記
    載の課電部接近警報器。
JP4710896A 1996-03-05 1996-03-05 課電部接近警報器 Pending JPH09243670A (ja)

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JP4710896A JPH09243670A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 課電部接近警報器

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JP4710896A JPH09243670A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 課電部接近警報器

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JP4710896A Pending JPH09243670A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 課電部接近警報器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101833046A (zh) * 2010-05-27 2010-09-15 国网电力科学研究院 特高压交流非接触测距式验电方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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