JPH09243660A - 液晶パネルの試験用コンタクト装置 - Google Patents
液晶パネルの試験用コンタクト装置Info
- Publication number
- JPH09243660A JPH09243660A JP8073086A JP7308696A JPH09243660A JP H09243660 A JPH09243660 A JP H09243660A JP 8073086 A JP8073086 A JP 8073086A JP 7308696 A JP7308696 A JP 7308696A JP H09243660 A JPH09243660 A JP H09243660A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystal panel
- liquid crystal
- contact
- probe
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可撓性面プローブを用いて、この可撓性面プ
ローブを液晶パネルに当接させて、液晶パネルの試験を
行うに当って、塵埃等が付着して配線相互間で短絡が生
じたり、またパターンに傷がついたり断線が生じないよ
うにする。 【構成】 液晶パネル10を構成するコモン基板11及
びセグメント基板12に設けた多数の電極13a,13
bに接続するのプローブユニット33を構成する可撓性
面プローブ38の基板38aには、TAB37における
インナリード37aの数と同数の銅箔等からなるリード
40の配線パターンが形成され、このリード40が積層
されている部位に設けたスルーホールを介してリード4
0を設けた面とは反対側の面にほぼ半球面形状に突出す
る導電部材からなる接点42が設けられている。可撓性
面プローブ38の基板38aのリード40を設けた面に
は透明保護層43が積層・固着されており、透明保護層
43は、可撓性面プローブ38のリード40を完全に覆
う弾性部材で形成されて、コンタクトプレス35が弾性
的に当接される。
ローブを液晶パネルに当接させて、液晶パネルの試験を
行うに当って、塵埃等が付着して配線相互間で短絡が生
じたり、またパターンに傷がついたり断線が生じないよ
うにする。 【構成】 液晶パネル10を構成するコモン基板11及
びセグメント基板12に設けた多数の電極13a,13
bに接続するのプローブユニット33を構成する可撓性
面プローブ38の基板38aには、TAB37における
インナリード37aの数と同数の銅箔等からなるリード
40の配線パターンが形成され、このリード40が積層
されている部位に設けたスルーホールを介してリード4
0を設けた面とは反対側の面にほぼ半球面形状に突出す
る導電部材からなる接点42が設けられている。可撓性
面プローブ38の基板38aのリード40を設けた面に
は透明保護層43が積層・固着されており、透明保護層
43は、可撓性面プローブ38のリード40を完全に覆
う弾性部材で形成されて、コンタクトプレス35が弾性
的に当接される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
を構成する液晶パネルの点灯試験等の試験を行うために
用いられるコンタクト装置に関するものである。
を構成する液晶パネルの点灯試験等の試験を行うために
用いられるコンタクト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイは、液晶パネルにドラ
イバICを組み込んだTAB(Tape Automated Bondin
g)を搭載し、このTABに直接またはフレキシブル基
板を介してPCB(Print Circuit Board )が接続さ
れ、さらにバックライト部を装着する構成としたもので
ある。そして、液晶パネルにTAB等の部材を組み込む
前の段階で、液晶パネルの全面を点灯させる点灯試験が
行われる。
イバICを組み込んだTAB(Tape Automated Bondin
g)を搭載し、このTABに直接またはフレキシブル基
板を介してPCB(Print Circuit Board )が接続さ
れ、さらにバックライト部を装着する構成としたもので
ある。そして、液晶パネルにTAB等の部材を組み込む
前の段階で、液晶パネルの全面を点灯させる点灯試験が
行われる。
【0003】液晶パネルは間に液晶を封入した2枚の透
明基板から構成されるが、少なくとも一方の基板には、
その周囲における1乃至複数の辺に多数の電極が設けら
れ、これら多数の電極は所定の数の電極を群として、各
群の電極につきTABが1枚ずつ接続される。従って、
点灯試験は、液晶パネルにTAB及びPCBを接続する
か、またはそれらに相当する部材を接続して、全ての電
極に通電することにより行われる。ただし、TABはA
CF(Anisotropic Conductive Film )を介して液晶パ
ネルに搭載されることから、TABを直接液晶パネルに
接触させたとしても、電気的なコンタクトが得られるも
のではない。このために、点灯試験を行うには、これら
液晶パネルにおける各群の電極の全てとTABの全ての
電極との間を確実に接続させるためのコンタクト部材が
必要となる。
明基板から構成されるが、少なくとも一方の基板には、
その周囲における1乃至複数の辺に多数の電極が設けら
れ、これら多数の電極は所定の数の電極を群として、各
群の電極につきTABが1枚ずつ接続される。従って、
点灯試験は、液晶パネルにTAB及びPCBを接続する
か、またはそれらに相当する部材を接続して、全ての電
極に通電することにより行われる。ただし、TABはA
CF(Anisotropic Conductive Film )を介して液晶パ
ネルに搭載されることから、TABを直接液晶パネルに
接触させたとしても、電気的なコンタクトが得られるも
のではない。このために、点灯試験を行うには、これら
液晶パネルにおける各群の電極の全てとTABの全ての
電極との間を確実に接続させるためのコンタクト部材が
必要となる。
【0004】ここで、コンタクト部材としては、ブロッ
ク状の部材にコンタクトピンを出没可能に設けたコンタ
クトピンブロックを用い、このコンタクトピンブロック
にインターフェイスボードを介してTABを連結するよ
うに構成したものが、従来から用いられている。このコ
ンタクトピンブロックに液晶パネルの電極の数と同じ数
のコンタクトピンを設け、これらコンタクトピンには、
電極と確実に電気的に接続できるようにするために、ば
ね等の付勢手段でコンタクトピンブロックから突出する
方向に付勢しておき、液晶パネルに対してコンタクトピ
ンを押し付けることによって、電極とピンとを接続する
ようにしている。
ク状の部材にコンタクトピンを出没可能に設けたコンタ
クトピンブロックを用い、このコンタクトピンブロック
にインターフェイスボードを介してTABを連結するよ
うに構成したものが、従来から用いられている。このコ
ンタクトピンブロックに液晶パネルの電極の数と同じ数
のコンタクトピンを設け、これらコンタクトピンには、
電極と確実に電気的に接続できるようにするために、ば
ね等の付勢手段でコンタクトピンブロックから突出する
方向に付勢しておき、液晶パネルに対してコンタクトピ
ンを押し付けることによって、電極とピンとを接続する
ようにしている。
【0005】液晶ディスプレイにカラー映像を表示する
場合等にあっては、液晶パネル及びこれに接続されるT
ABの電極はファインピッチ化される傾向にあり、この
ためにコンタクトピンブロックには膨大な数のコンタク
トピンを設ける必要があり、極めて複雑な構造になると
共に、極細いコンタクトピンを使用しなければならない
ことから、強度上の問題点もあり、コンタクトピンブロ
ックでは実質的に対処できない場合がある。
場合等にあっては、液晶パネル及びこれに接続されるT
ABの電極はファインピッチ化される傾向にあり、この
ためにコンタクトピンブロックには膨大な数のコンタク
トピンを設ける必要があり、極めて複雑な構造になると
共に、極細いコンタクトピンを使用しなければならない
ことから、強度上の問題点もあり、コンタクトピンブロ
ックでは実質的に対処できない場合がある。
【0006】以上の点から、可撓性シートからなる基板
に接点を設けた面プローブを用いて、液晶パネルにコン
タクトさせる構成としたものが本出願人により提案され
ている。この面プローブとしては、可撓性基板に、TA
B接続側の接続部と、液晶パネルの電極に着脱可能に接
続される接点と、これらTAB側の接続部とパネル側の
接点とを接続する配線パターンを設ける構成としたもの
を用いることができる。そして、パネル側の接点は基板
の表面から突出する状態に設けるが、このパネル側接点
は、例えばバンプ等の手段を用いて微細なピッチ間隔に
形成することが可能であるから、ファインピッチの電極
を形成した液晶パネルにも確実にコンタクトできるので
都合が良い。
に接点を設けた面プローブを用いて、液晶パネルにコン
タクトさせる構成としたものが本出願人により提案され
ている。この面プローブとしては、可撓性基板に、TA
B接続側の接続部と、液晶パネルの電極に着脱可能に接
続される接点と、これらTAB側の接続部とパネル側の
接点とを接続する配線パターンを設ける構成としたもの
を用いることができる。そして、パネル側の接点は基板
の表面から突出する状態に設けるが、このパネル側接点
は、例えばバンプ等の手段を用いて微細なピッチ間隔に
形成することが可能であるから、ファインピッチの電極
を形成した液晶パネルにも確実にコンタクトできるので
都合が良い。
【0007】面プローブを含むコンタクト装置はテスト
ステーションに配置させて、液晶パネルは搬送手段によ
りテストステーションに搬入されて、点灯試験が行われ
る。そして、液晶パネルにおける電極とコンタクトする
面プローブは接点を設けた面を液晶パネルの電極の方向
に向けて配置し、この面プローブを上下動させることに
よって、その接点を液晶パネルの電極に接続させる。し
かも、面プローブの接点を液晶パネルの電極に確実に接
続できるようにするために、面プローブの表面にコンタ
クトプレスを当接させて、所定の加圧力を加えるように
する。
ステーションに配置させて、液晶パネルは搬送手段によ
りテストステーションに搬入されて、点灯試験が行われ
る。そして、液晶パネルにおける電極とコンタクトする
面プローブは接点を設けた面を液晶パネルの電極の方向
に向けて配置し、この面プローブを上下動させることに
よって、その接点を液晶パネルの電極に接続させる。し
かも、面プローブの接点を液晶パネルの電極に確実に接
続できるようにするために、面プローブの表面にコンタ
クトプレスを当接させて、所定の加圧力を加えるように
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、面プローブ
の表面に外部に露出した状態で配線パターンを引き回さ
れており、この配線パターンが形成されている側の面に
埃等が付着すると、相隣接する配線間で短絡するおそれ
がある。特に、液晶パネルのファインピッチ化により面
プローブの配線パターンの間隔が極めて狭くなると、僅
かな埃が付着しただけでも、配線間に短絡が生じて、正
確な点灯試験を行えなくなるという問題点が生じること
になる。また、点灯試験を行う際には、面プローブの接
点を確実に液晶パネルの電極と当接させるために、コン
タクトプレスを当接させるが、配線パターンが露出して
いると、この配線パターンが損傷する等のおそれもあ
る。
の表面に外部に露出した状態で配線パターンを引き回さ
れており、この配線パターンが形成されている側の面に
埃等が付着すると、相隣接する配線間で短絡するおそれ
がある。特に、液晶パネルのファインピッチ化により面
プローブの配線パターンの間隔が極めて狭くなると、僅
かな埃が付着しただけでも、配線間に短絡が生じて、正
確な点灯試験を行えなくなるという問題点が生じること
になる。また、点灯試験を行う際には、面プローブの接
点を確実に液晶パネルの電極と当接させるために、コン
タクトプレスを当接させるが、配線パターンが露出して
いると、この配線パターンが損傷する等のおそれもあ
る。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、液晶パネルに接離す
る可撓性面プローブの表面に形成されている配線パター
ンに塵埃等が付着せず、またこの配線パターンを有効に
保護できるようにすることにある。
あって、その目的とするところは、液晶パネルに接離す
る可撓性面プローブの表面に形成されている配線パター
ンに塵埃等が付着せず、またこの配線パターンを有効に
保護できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、液晶パネルの各電極に接続するため
の電極を備えた回路基板と、可撓性を有するフィルム状
の基板に配線パターンが形成され、この配線パターンの
一側が回路基板の電極に接続するように固定され、他側
には前記液晶パネルの各電極に接離する接点を設けた可
撓性面プローブとを備え、この可撓性面プローブの配線
パターンを設けた面に透明保護層を積層する構成とした
ことをその特徴とするものである。
ために、本発明は、液晶パネルの各電極に接続するため
の電極を備えた回路基板と、可撓性を有するフィルム状
の基板に配線パターンが形成され、この配線パターンの
一側が回路基板の電極に接続するように固定され、他側
には前記液晶パネルの各電極に接離する接点を設けた可
撓性面プローブとを備え、この可撓性面プローブの配線
パターンを設けた面に透明保護層を積層する構成とした
ことをその特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。而して、図1に液晶パネルの試験
の一例として、点灯試験を行う装置の全体構成を示す。
図中において、1は液晶パネル10を搬入したり、搬出
したりする移載ステーション、2は点灯試験が行われる
コンタクトステーションである。
に基づいて説明する。而して、図1に液晶パネルの試験
の一例として、点灯試験を行う装置の全体構成を示す。
図中において、1は液晶パネル10を搬入したり、搬出
したりする移載ステーション、2は点灯試験が行われる
コンタクトステーションである。
【0012】ここで、液晶パネル10は、図2に示した
ように、それぞれガラス等からなる透明部材のコモン基
板11とセグメント基板12とを有し、このコモン基板
11とセグメント基板12との間には液晶が封入されて
いる。セグメント基板12はコモン基板11より幅が広
く、長さはコモン基板11の方が長くなっている。従っ
て、両基板11,12を積層した時に、セグメント基板
12の左右の両側部がコモン基板11より所定の幅分だ
け張り出した状態となり、またコモン基板11の一端は
セグメント基板12より所定の長さ分だけ張り出してい
る。なお、もう一つの辺は、両基板11,12が完全に
重なり合っている。
ように、それぞれガラス等からなる透明部材のコモン基
板11とセグメント基板12とを有し、このコモン基板
11とセグメント基板12との間には液晶が封入されて
いる。セグメント基板12はコモン基板11より幅が広
く、長さはコモン基板11の方が長くなっている。従っ
て、両基板11,12を積層した時に、セグメント基板
12の左右の両側部がコモン基板11より所定の幅分だ
け張り出した状態となり、またコモン基板11の一端は
セグメント基板12より所定の長さ分だけ張り出してい
る。なお、もう一つの辺は、両基板11,12が完全に
重なり合っている。
【0013】コモン基板11及びセグメント基板12に
は、それぞれ相対向する表面には所定の回路パターンが
形成されており、前述した各張り出し部にはそれぞれ所
定のピッチ間隔で多数の電極13a,13bが引き出さ
れている。即ち、コモン基板11の1辺に電極13a
が、セグメント基板12の2辺にそれぞれ電極13bが
設けられるが、これらはそれぞれ所定数毎に群となし、
これらの電極群にはTAB14が接続される。TAB1
4は、周知のように、フレキシブルなフィルム状の基板
にドライバIC15を搭載すると共に、インナリード1
6とアウタリード17とが設けられている。インナリー
ド16は、液晶パネル10の電極13に接続されるもの
であり、またアウタリード17は図示しないPCBに接
続される。点灯試験装置によって点灯試験が行われるの
は、液晶パネル10にTAB14が搭載される前の段階
である。
は、それぞれ相対向する表面には所定の回路パターンが
形成されており、前述した各張り出し部にはそれぞれ所
定のピッチ間隔で多数の電極13a,13bが引き出さ
れている。即ち、コモン基板11の1辺に電極13a
が、セグメント基板12の2辺にそれぞれ電極13bが
設けられるが、これらはそれぞれ所定数毎に群となし、
これらの電極群にはTAB14が接続される。TAB1
4は、周知のように、フレキシブルなフィルム状の基板
にドライバIC15を搭載すると共に、インナリード1
6とアウタリード17とが設けられている。インナリー
ド16は、液晶パネル10の電極13に接続されるもの
であり、またアウタリード17は図示しないPCBに接
続される。点灯試験装置によって点灯試験が行われるの
は、液晶パネル10にTAB14が搭載される前の段階
である。
【0014】TAB14が搭載される前の段階で液晶パ
ネル10の点灯試験が行われるが、このために、移載ス
テーション1とコンタクトステーション2との間に液晶
パネル10を往復移動させるための搬送手段として、搬
送基台20が設けられる。この搬送基台20は、例えば
ボールねじ送り手段等のように、極めて厳格に位置制御
を行える搬送駆動手段21で移動される。搬送基台20
には位置微調整板22を介してテーブル23が装着され
ており、液晶パネル10はこのテーブル23に取り付け
られ、内部にバックライトが挿脱可能となったパネルホ
ルダ24に保持される。
ネル10の点灯試験が行われるが、このために、移載ス
テーション1とコンタクトステーション2との間に液晶
パネル10を往復移動させるための搬送手段として、搬
送基台20が設けられる。この搬送基台20は、例えば
ボールねじ送り手段等のように、極めて厳格に位置制御
を行える搬送駆動手段21で移動される。搬送基台20
には位置微調整板22を介してテーブル23が装着され
ており、液晶パネル10はこのテーブル23に取り付け
られ、内部にバックライトが挿脱可能となったパネルホ
ルダ24に保持される。
【0015】パネルホルダ24は、図3に示したよう
に、ボックス形状の部材であって、その上面は開口部2
4aとなっており、この上面における開口部24aには
パネル位置決め部材25が取り付けられて、液晶パネル
10はセグメント基板12を下側にした状態で設置され
るようになる。パネル位置決め部材25は枠状の部材で
あって、その3辺の部分には、段差が形成されており、
この段差による立ち上がり壁25aが液晶パネル10に
おけるセグメント基板12の3辺の各端面を位置決めす
るものである。そして、この立ち上がり壁25aの高さ
は、セグメント基板12の厚みより小さくなっている。
従って、パネルホルダ24には、液晶パネル10のセグ
メント基板12が当接するように配置され、このセグメ
ント基板12の電極13bを形成した面及びコモン基板
11はパネルホルダ24より上方に突出している。セグ
メント基板12におけるコモン基板11が張り出した側
の端部は、そのコーナ部分に接離する位置決め壁25b
が突設されており、この位置決め壁25bは、セグメン
ト基板12のコモン基板11に対する左右の張り出し部
分に当接することになる。そして、この位置決め壁25
bも立ち上がり壁25aと同じ高さとなっている。ま
た、パネルホルダ24の側部には後述するバックライト
ユニット31を挿脱するための開口24bも開設されて
いる。
に、ボックス形状の部材であって、その上面は開口部2
4aとなっており、この上面における開口部24aには
パネル位置決め部材25が取り付けられて、液晶パネル
10はセグメント基板12を下側にした状態で設置され
るようになる。パネル位置決め部材25は枠状の部材で
あって、その3辺の部分には、段差が形成されており、
この段差による立ち上がり壁25aが液晶パネル10に
おけるセグメント基板12の3辺の各端面を位置決めす
るものである。そして、この立ち上がり壁25aの高さ
は、セグメント基板12の厚みより小さくなっている。
従って、パネルホルダ24には、液晶パネル10のセグ
メント基板12が当接するように配置され、このセグメ
ント基板12の電極13bを形成した面及びコモン基板
11はパネルホルダ24より上方に突出している。セグ
メント基板12におけるコモン基板11が張り出した側
の端部は、そのコーナ部分に接離する位置決め壁25b
が突設されており、この位置決め壁25bは、セグメン
ト基板12のコモン基板11に対する左右の張り出し部
分に当接することになる。そして、この位置決め壁25
bも立ち上がり壁25aと同じ高さとなっている。ま
た、パネルホルダ24の側部には後述するバックライト
ユニット31を挿脱するための開口24bも開設されて
いる。
【0016】ここで、位置微調整板22は、図4に示し
たように、テーブル23を搬送基台20の搬送方向と直
交する方向(Y軸方向)に位置を微調整できるようにな
っている。また、テーブル23は位置微調整板22に対
して回転方向(θ方向)に角度調整可能となものであ
る。なお、テーブル23における搬送基台20の搬送方
向(X軸方向)における位置微調整は、搬送駆動手段2
1で行うようになっているが、搬送駆動手段21では位
置制御を厳格に行えない場合には、別途X軸方向の位置
微調整部材を設けるように構成しても良い。
たように、テーブル23を搬送基台20の搬送方向と直
交する方向(Y軸方向)に位置を微調整できるようにな
っている。また、テーブル23は位置微調整板22に対
して回転方向(θ方向)に角度調整可能となものであ
る。なお、テーブル23における搬送基台20の搬送方
向(X軸方向)における位置微調整は、搬送駆動手段2
1で行うようになっているが、搬送駆動手段21では位
置制御を厳格に行えない場合には、別途X軸方向の位置
微調整部材を設けるように構成しても良い。
【0017】搬送基台20を移載ステーション1に配置
した状態で、図示しないハンドリング手段により液晶パ
ネル10がパネルホルダ24に載置されて、所定の位置
に位置決めされる。この状態で、搬送駆動手段21を駆
動することによってコンタクトステーション2に送り込
まれて、点灯試験が行われる。
した状態で、図示しないハンドリング手段により液晶パ
ネル10がパネルホルダ24に載置されて、所定の位置
に位置決めされる。この状態で、搬送駆動手段21を駆
動することによってコンタクトステーション2に送り込
まれて、点灯試験が行われる。
【0018】コンタクトステーション2には、図1から
も明らかなように、画像認識手段を構成するテレビカメ
ラ30と、パネルホルダ24の内部に挿脱されるバック
ライトユニット31と、コンタクトユニット32とが設
けられている。テレビカメラ30は、テーブル23に設
けたパネルホルダ24に載置されている液晶パネル10
をコンタクトユニット32によりコンタクト可能な位置
に微調整を行うためのものである。一般に、液晶パネル
10には、コモン基板11とセグメント基板12とを接
合させたり、またTAB14を所定の位置に搭載する等
のために、その位置を確認するアライメントマークAM
1 が所定の位置に設けられており、テレビカメラ30
は、このアライメントマークAM1 を撮影して、画像認
識手段でその位置のずれを検出し、搬送基台20,位置
微調整板22及びテーブル23を微調整することによ
り、液晶パネル10は所定の位置に厳格に位置決めされ
る。
も明らかなように、画像認識手段を構成するテレビカメ
ラ30と、パネルホルダ24の内部に挿脱されるバック
ライトユニット31と、コンタクトユニット32とが設
けられている。テレビカメラ30は、テーブル23に設
けたパネルホルダ24に載置されている液晶パネル10
をコンタクトユニット32によりコンタクト可能な位置
に微調整を行うためのものである。一般に、液晶パネル
10には、コモン基板11とセグメント基板12とを接
合させたり、またTAB14を所定の位置に搭載する等
のために、その位置を確認するアライメントマークAM
1 が所定の位置に設けられており、テレビカメラ30
は、このアライメントマークAM1 を撮影して、画像認
識手段でその位置のずれを検出し、搬送基台20,位置
微調整板22及びテーブル23を微調整することによ
り、液晶パネル10は所定の位置に厳格に位置決めされ
る。
【0019】バックライトユニット31は、搬送基台2
0による搬送経路とは干渉しない退避位置と、パネルホ
ルダ24の開口24bから内部に入り込んで、液晶パネ
ル10の背面側からバックライトを点灯させる作動位置
とに往復変位するものであり、搬送基台20がコンタク
トステーション2の所定の位置に配置された時に、バッ
クライトユニット31は作動位置に移行される。
0による搬送経路とは干渉しない退避位置と、パネルホ
ルダ24の開口24bから内部に入り込んで、液晶パネ
ル10の背面側からバックライトを点灯させる作動位置
とに往復変位するものであり、搬送基台20がコンタク
トステーション2の所定の位置に配置された時に、バッ
クライトユニット31は作動位置に移行される。
【0020】コンタクトステーション2に配置したコン
タクトユニット32は、プローブユニット33と、この
プローブユニット33をホールドするプローブホルダ3
4とを有し、さらにプローブユニット33を液晶パネル
10に押し付けるコンタクトプレス35とを有し、この
コンタクトユニット32は図示しない昇降機構により上
下動可能になっている。
タクトユニット32は、プローブユニット33と、この
プローブユニット33をホールドするプローブホルダ3
4とを有し、さらにプローブユニット33を液晶パネル
10に押し付けるコンタクトプレス35とを有し、この
コンタクトユニット32は図示しない昇降機構により上
下動可能になっている。
【0021】プローブユニット33は、図5乃至図7に
示したように、回路基板として、PCB36及びTAB
37と、可撓性面プローブ38とから構成され、PCB
36とTAB37との間にはフレキシブル基板39が介
装されており、このフレキシブル基板39によりPCB
36はプローブホルダ34の外部に導出されている。P
CB36、TAB37及びフレキシブル基板39は、液
晶ディスプレイを構成する部品と同じものを使用するこ
とができる。
示したように、回路基板として、PCB36及びTAB
37と、可撓性面プローブ38とから構成され、PCB
36とTAB37との間にはフレキシブル基板39が介
装されており、このフレキシブル基板39によりPCB
36はプローブホルダ34の外部に導出されている。P
CB36、TAB37及びフレキシブル基板39は、液
晶ディスプレイを構成する部品と同じものを使用するこ
とができる。
【0022】可撓性面プローブ38は、フレキシブルな
ポリイミド等から構成され、透明なフィルム状またはシ
ート状の基板38aを有し、この基板38aには、TA
B37におけるインナリード37aの数と同数の銅箔等
からなるリード40の配線パターンが形成されて、その
一端側はACF41を介してTAB37に貼り付けら
れ、このACF41によって、TAB37のインナリー
ド37aは可撓性面プローブ38の各リード40と電気
的に接続されている。また、可撓性面プローブ38の各
リード40の他端側には、それぞれについて1個、また
は必要に応じて複数個(図面においては2個)の接点4
2が取り付けられている。この接点42は、可撓性面プ
ローブ38のリード40が積層されている部位に設けた
スルーホールを介してリード40を設けた面とは反対側
の面にほぼ半球面形状に突出する導電部材、例えばニッ
ケルのコアに金メッキを施した、所謂バンプで形成する
ことができる。また、この可撓性面プローブ38の左右
両側の位置には、それと液晶パネル10との位置合わせ
を行うために、液晶パネル10のアライメントマークA
M1 に対応する位置に、アライメントマークAM2 が設
けられている。
ポリイミド等から構成され、透明なフィルム状またはシ
ート状の基板38aを有し、この基板38aには、TA
B37におけるインナリード37aの数と同数の銅箔等
からなるリード40の配線パターンが形成されて、その
一端側はACF41を介してTAB37に貼り付けら
れ、このACF41によって、TAB37のインナリー
ド37aは可撓性面プローブ38の各リード40と電気
的に接続されている。また、可撓性面プローブ38の各
リード40の他端側には、それぞれについて1個、また
は必要に応じて複数個(図面においては2個)の接点4
2が取り付けられている。この接点42は、可撓性面プ
ローブ38のリード40が積層されている部位に設けた
スルーホールを介してリード40を設けた面とは反対側
の面にほぼ半球面形状に突出する導電部材、例えばニッ
ケルのコアに金メッキを施した、所謂バンプで形成する
ことができる。また、この可撓性面プローブ38の左右
両側の位置には、それと液晶パネル10との位置合わせ
を行うために、液晶パネル10のアライメントマークA
M1 に対応する位置に、アライメントマークAM2 が設
けられている。
【0023】ここで、可撓性面プローブ38の基板38
aにおけるリード40を設けた面には透明保護層43が
積層・固着されている。この透明保護層43は、例えば
ウレタン樹脂やシリコン樹脂、シリコンゴム等のよう
に、透明で表面に粘性がないシート状の部材で形成され
る。これによって、可撓性面プローブ38のリード40
は透明保護層43により完全に覆われている。このよう
に、可撓性面プローブ38を含むプローブユニット33
は、図8に示したように、プローブホルダ34に保持さ
れて、その可撓性面プローブ38の接点42が設けられ
ている先端側の部位が所定長さ突出した状態に保持され
る。そして、液晶パネル10の電極13aまたは13b
に接続する際には、図9に示したように、プローブホル
ダ34に設けたコンタクトプレス35により可撓性面プ
ローブ38の基板38aに押圧力を作用させるが、この
コンタクトプレス35が当接するのは、可撓性面プロー
ブ38のリード40の形成側の面である。可撓性面プロ
ーブ38のこの側の面には、透明保護層43が積層され
ており、従ってコンタクトプレス35は透明保護層43
を押圧することになる。そこで、このコンタクトプレス
35を可撓性面プローブ38に対する押圧を弾性的に行
わせて、その全長にわたってほぼ均一な押圧力が加わる
ようにするために、透明保護層43は弾性部材で形成さ
れ、所要の厚みを持たせている。
aにおけるリード40を設けた面には透明保護層43が
積層・固着されている。この透明保護層43は、例えば
ウレタン樹脂やシリコン樹脂、シリコンゴム等のよう
に、透明で表面に粘性がないシート状の部材で形成され
る。これによって、可撓性面プローブ38のリード40
は透明保護層43により完全に覆われている。このよう
に、可撓性面プローブ38を含むプローブユニット33
は、図8に示したように、プローブホルダ34に保持さ
れて、その可撓性面プローブ38の接点42が設けられ
ている先端側の部位が所定長さ突出した状態に保持され
る。そして、液晶パネル10の電極13aまたは13b
に接続する際には、図9に示したように、プローブホル
ダ34に設けたコンタクトプレス35により可撓性面プ
ローブ38の基板38aに押圧力を作用させるが、この
コンタクトプレス35が当接するのは、可撓性面プロー
ブ38のリード40の形成側の面である。可撓性面プロ
ーブ38のこの側の面には、透明保護層43が積層され
ており、従ってコンタクトプレス35は透明保護層43
を押圧することになる。そこで、このコンタクトプレス
35を可撓性面プローブ38に対する押圧を弾性的に行
わせて、その全長にわたってほぼ均一な押圧力が加わる
ようにするために、透明保護層43は弾性部材で形成さ
れ、所要の厚みを持たせている。
【0024】プローブホルダ34は、以上の構成を有す
るプローブユニット33を着脱可能にホールドするもの
であり、図2に示したように、液晶パネル10には、コ
モン基板12の1辺に電極13aが、またセグメント基
板12には、その2辺部に電極13bが形成されてい
る。そして、この液晶パネル10を搬送基台20におけ
るパネルホルダ24に載置した時には、コモン基板11
の電極13aは下向きになり、またセグメント基板12
の電極13bは上向きとなる。しかも、コモン基板11
における電極13bを設けた部位を前方にして搬送され
る。従って、コモン基板11側の電極13aと接続され
る可撓性面プローブ38は、下方から上方に変位して、
液晶パネル10に当接させ、セグメント基板12側の電
極13bと接続される可撓性面プローブ38は上方から
下方に変位することにより液晶パネル10に当接するこ
とになる。従って、点灯試験を行う際には、コモン基板
11側と、セグメント基板12側とでは、プローブホル
ダ34の動きが逆になる。
るプローブユニット33を着脱可能にホールドするもの
であり、図2に示したように、液晶パネル10には、コ
モン基板12の1辺に電極13aが、またセグメント基
板12には、その2辺部に電極13bが形成されてい
る。そして、この液晶パネル10を搬送基台20におけ
るパネルホルダ24に載置した時には、コモン基板11
の電極13aは下向きになり、またセグメント基板12
の電極13bは上向きとなる。しかも、コモン基板11
における電極13bを設けた部位を前方にして搬送され
る。従って、コモン基板11側の電極13aと接続され
る可撓性面プローブ38は、下方から上方に変位して、
液晶パネル10に当接させ、セグメント基板12側の電
極13bと接続される可撓性面プローブ38は上方から
下方に変位することにより液晶パネル10に当接するこ
とになる。従って、点灯試験を行う際には、コモン基板
11側と、セグメント基板12側とでは、プローブホル
ダ34の動きが逆になる。
【0025】以上の構成において、搬送基台20をまず
移載ステーション1に配置して、適宜のハンドリング手
段により液晶パネル10をパネルホルダ24に載置す
る。ここで、パネルホルダ24においては、液晶パネル
10はパネル位置決め部材25により所定の位置に位置
決めされた状態に保持される。搬送基台20のパネルホ
ルダ24に液晶パネル10が移載されると、この搬送基
台20を搬送駆動手段21によりコンタクトステーショ
ン2に移行させる。そして、パネルホルダ24を所定の
位置に位置決めした状態で、まずバックライトユニット
31をパネルホルダ24の開口24bからその内部に挿
入する。
移載ステーション1に配置して、適宜のハンドリング手
段により液晶パネル10をパネルホルダ24に載置す
る。ここで、パネルホルダ24においては、液晶パネル
10はパネル位置決め部材25により所定の位置に位置
決めされた状態に保持される。搬送基台20のパネルホ
ルダ24に液晶パネル10が移載されると、この搬送基
台20を搬送駆動手段21によりコンタクトステーショ
ン2に移行させる。そして、パネルホルダ24を所定の
位置に位置決めした状態で、まずバックライトユニット
31をパネルホルダ24の開口24bからその内部に挿
入する。
【0026】この状態で、プローブホルダ34を作動さ
せて、液晶パネル10の点灯試験が行われるが、この液
晶パネル10とプローブユニット33との間を厳格に位
置合わせする必要がある。そこで、プローブホルダ34
に保持されているプローブユニット33の可撓性面プロ
ーブ38を液晶パネル10の上部に配置させて、これら
液晶パネル10及びプローブユニット34の可撓性面プ
ローブ38に設けたアライメントマークAM1 ,AM2
を基準として、その間の位置合わせが行われる。このた
めに、テレビカメラ30が設けられており、このテレビ
カメラ30によってアライメントマークAM1 ,AM2
を撮影して、画像処理を行うことによって、両アライメ
ントマークAM1 ,AM2 の位置のずれを検出し、搬送
基台20における位置微調整板22を作動させて、液晶
パネル10を可撓性面プローブ38の位置に倣わせる。
ここで、可撓性面プローブ38及びそれに積層されてい
る透明保護層43はいずれも透明の部材であるから、こ
の可撓性面プローブ38を介して液晶パネル38のアラ
イメントマークAM1 の撮影を行うことができる。従っ
て、可撓性面プローブ38を液晶パネル38の上方位置
(コモン基板11の場合には下方位置)でその間のアラ
イメントを行える。
せて、液晶パネル10の点灯試験が行われるが、この液
晶パネル10とプローブユニット33との間を厳格に位
置合わせする必要がある。そこで、プローブホルダ34
に保持されているプローブユニット33の可撓性面プロ
ーブ38を液晶パネル10の上部に配置させて、これら
液晶パネル10及びプローブユニット34の可撓性面プ
ローブ38に設けたアライメントマークAM1 ,AM2
を基準として、その間の位置合わせが行われる。このた
めに、テレビカメラ30が設けられており、このテレビ
カメラ30によってアライメントマークAM1 ,AM2
を撮影して、画像処理を行うことによって、両アライメ
ントマークAM1 ,AM2 の位置のずれを検出し、搬送
基台20における位置微調整板22を作動させて、液晶
パネル10を可撓性面プローブ38の位置に倣わせる。
ここで、可撓性面プローブ38及びそれに積層されてい
る透明保護層43はいずれも透明の部材であるから、こ
の可撓性面プローブ38を介して液晶パネル38のアラ
イメントマークAM1 の撮影を行うことができる。従っ
て、可撓性面プローブ38を液晶パネル38の上方位置
(コモン基板11の場合には下方位置)でその間のアラ
イメントを行える。
【0027】以上のようにして、液晶パネル10とプロ
ーブユニット34との間のアライメントが行われると、
プローブホルダ34を作動させて、可撓性面プローブ3
8をコモン基板11及びセグメント基板12に当接さ
せ、接点42をこれら各基板11,12の電極13a,
13bに当接させて、コンタクトプレス35により所定
の加圧力を作用させる。ここで、コンタクトプレス35
は直接可撓性面プローブ38に当接するのではなく、こ
の可撓性面プローブ38この状態で、バックライトの点
灯を行い、かつプローブユニット33におけるPCB3
6に通電させて、液晶パネル10を全点灯させて、液晶
表示領域全体が点灯するか否かの検査を行う。この検査
は、作業者の目視により行うことができるが、テレビカ
メラを用いた画像処理により自動的に検査することも可
能である。
ーブユニット34との間のアライメントが行われると、
プローブホルダ34を作動させて、可撓性面プローブ3
8をコモン基板11及びセグメント基板12に当接さ
せ、接点42をこれら各基板11,12の電極13a,
13bに当接させて、コンタクトプレス35により所定
の加圧力を作用させる。ここで、コンタクトプレス35
は直接可撓性面プローブ38に当接するのではなく、こ
の可撓性面プローブ38この状態で、バックライトの点
灯を行い、かつプローブユニット33におけるPCB3
6に通電させて、液晶パネル10を全点灯させて、液晶
表示領域全体が点灯するか否かの検査を行う。この検査
は、作業者の目視により行うことができるが、テレビカ
メラを用いた画像処理により自動的に検査することも可
能である。
【0028】コンタクトプレス35は直接可撓性面プロ
ーブ38に当接するのではなく、この可撓性面プローブ
38に積層・固着されている透明保護層43に当接する
ことになり、この透明保護層43は弾性部材で形成され
ているから、コンタクトプレス35のコンタクト面の平
面度が多少悪くなっていたとしても、弾性的に当接する
ことになり、その全長にわたって均一な押圧力が作用
し、片当り状態になる等の事態が生じることはない。従
って、可撓性面プローブ38に設けた全ての接点42を
確実に各基板11,12の電極13a,13bに当接さ
せて、電気的な接続を確保できる。
ーブ38に当接するのではなく、この可撓性面プローブ
38に積層・固着されている透明保護層43に当接する
ことになり、この透明保護層43は弾性部材で形成され
ているから、コンタクトプレス35のコンタクト面の平
面度が多少悪くなっていたとしても、弾性的に当接する
ことになり、その全長にわたって均一な押圧力が作用
し、片当り状態になる等の事態が生じることはない。従
って、可撓性面プローブ38に設けた全ての接点42を
確実に各基板11,12の電極13a,13bに当接さ
せて、電気的な接続を確保できる。
【0029】ここで、リード40を設けた部位に塵埃等
が付着すると、相隣接するリード40が短絡するおそれ
があるので好ましくはない。特に、セグメント基板12
に接続されるコンタクトユニット32は、その可撓性面
プローブ38のリード40を設けた面は上側に向いてい
るから、塵埃等が落下すると、その部位にとどまり、こ
の上からコンタクトプレス35により塵埃が押し付けら
れると、容易には除去できなくなってしまう。しかしな
がら、可撓性面プローブ38のリード40は透明保護層
43により覆われ、外部に露出しない状態となっている
ので、リード40に塵埃その他の異物が付着するおそれ
がない。従って、液晶パネル10及びこれに接続される
TAB14の電極がファインピッチ化されることによ
り、可撓性面プローブ38のリード40のピッチ間隔を
極めて短くしても、相隣接するリード40,40間が塵
埃等の付着により短絡するという不都合は生じない。ま
た、コンタクトプレス35は可撓性面プローブ38のリ
ード40と直接接離することがないので、コンタクト時
にリード40が損傷したり、剥離する等のダメージを受
ける等といった不都合もない。
が付着すると、相隣接するリード40が短絡するおそれ
があるので好ましくはない。特に、セグメント基板12
に接続されるコンタクトユニット32は、その可撓性面
プローブ38のリード40を設けた面は上側に向いてい
るから、塵埃等が落下すると、その部位にとどまり、こ
の上からコンタクトプレス35により塵埃が押し付けら
れると、容易には除去できなくなってしまう。しかしな
がら、可撓性面プローブ38のリード40は透明保護層
43により覆われ、外部に露出しない状態となっている
ので、リード40に塵埃その他の異物が付着するおそれ
がない。従って、液晶パネル10及びこれに接続される
TAB14の電極がファインピッチ化されることによ
り、可撓性面プローブ38のリード40のピッチ間隔を
極めて短くしても、相隣接するリード40,40間が塵
埃等の付着により短絡するという不都合は生じない。ま
た、コンタクトプレス35は可撓性面プローブ38のリ
ード40と直接接離することがないので、コンタクト時
にリード40が損傷したり、剥離する等のダメージを受
ける等といった不都合もない。
【0030】液晶パネル10の点灯試験が終了すると、
バックライトユニット31を退避位置に変位させ、コン
タクトユニット32を液晶パネル10から離間させて、
搬送基台20をコンタクトステーション2から移載ステ
ーション1に移行させて、パネルホルダ24から試験済
の液晶パネル10を取り出し、新たな液晶パネル10を
パネルホルダ24に設置して、前述と同様の操作を行う
ことによって、順次液晶パネル10の点灯試験が行われ
る。
バックライトユニット31を退避位置に変位させ、コン
タクトユニット32を液晶パネル10から離間させて、
搬送基台20をコンタクトステーション2から移載ステ
ーション1に移行させて、パネルホルダ24から試験済
の液晶パネル10を取り出し、新たな液晶パネル10を
パネルホルダ24に設置して、前述と同様の操作を行う
ことによって、順次液晶パネル10の点灯試験が行われ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、点
灯試験を行う際に、可撓性面プローブを用いて、この可
撓性面プローブを液晶パネルに当接するようになし、こ
の可撓性面プローブには、その配線パターンが形成され
ている側の面に透明保護層を積層する構成としたので、
配線パターンが極めて微小なピッチ間隔で形成されてい
ても、塵埃等が付着して配線相互間で短絡が生じたり、
またパターンに傷がついたり断線が生じるおそれはない
等の効果を奏する。
灯試験を行う際に、可撓性面プローブを用いて、この可
撓性面プローブを液晶パネルに当接するようになし、こ
の可撓性面プローブには、その配線パターンが形成され
ている側の面に透明保護層を積層する構成としたので、
配線パターンが極めて微小なピッチ間隔で形成されてい
ても、塵埃等が付着して配線相互間で短絡が生じたり、
またパターンに傷がついたり断線が生じるおそれはない
等の効果を奏する。
【図1】液晶パネルの点灯試験の全体構成を示す外観図
である。
である。
【図2】液晶パネルにTABを搭載した状態を示す外観
図である。
図である。
【図3】液晶パネル位置決めユニット及びコンタクトユ
ニットの構成を示す構成説明図である。
ニットの構成を示す構成説明図である。
【図4】液晶パネル位置決めユニットの構成を示す図1
のX−X断面図である。
のX−X断面図である。
【図5】プローブユニットの要部外観図である。
【図6】可撓性面プローブの平面図である。
【図7】図6のY−Y断面図である。
【図8】プローブユニットをプローブホルダに装着した
状態の断面図である。
状態の断面図である。
【図9】コンタクトユニットの作動説明図である。
10 液晶パネル 11 コモン基板 12 セグメント基板 13a,13b 電極 20 搬送基台 24 パネルホルダ 32 コンタクトユニット 33 プローブユニット 34 プローブホルダ 35 コンタクトプレス 36 PCB 37 TAB 38 可撓性面プローブ 40 リード 42 接点 43 透明保護膜
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の透明基板間に液晶を封入してなる
液晶パネルに、その各電極に通電させて、所定の試験を
行うための装置において、前記液晶パネルの各電極に接
続するための電極を備えた回路基板と、可撓性を有する
フィルム状の基板に配線パターンが形成され、この配線
パターンの一側がこの回路基板の電極に接続するように
固定され、他側には前記液晶パネルの各電極に接離する
接点を設けた可撓性面プローブとを備え、この可撓性面
プローブの配線パターンを設けた面に透明保護層を積層
する構成としたことを特徴とする液晶パネルの試験用コ
ンタクト装置。 - 【請求項2】 前記可撓性面プローブの透明保護層は、
弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1記
載の液晶パネルの試験用コンタクト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8073086A JPH09243660A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 液晶パネルの試験用コンタクト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8073086A JPH09243660A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 液晶パネルの試験用コンタクト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09243660A true JPH09243660A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13508182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8073086A Pending JPH09243660A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 液晶パネルの試験用コンタクト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09243660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100529225B1 (ko) * | 1998-08-12 | 2005-11-17 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 액정 표시 패널의 검사용 프로브, 액정 표시 패널의 검사 장치및 검사 방법 |
CN113390878A (zh) * | 2020-03-12 | 2021-09-14 | 日本电产三协株式会社 | 检查装置 |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP8073086A patent/JPH09243660A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100529225B1 (ko) * | 1998-08-12 | 2005-11-17 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 액정 표시 패널의 검사용 프로브, 액정 표시 패널의 검사 장치및 검사 방법 |
CN113390878A (zh) * | 2020-03-12 | 2021-09-14 | 日本电产三协株式会社 | 检查装置 |
CN113390878B (zh) * | 2020-03-12 | 2023-11-17 | 日本电产三协株式会社 | 检查装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3785821B2 (ja) | 液晶表示パネルの検査装置および検査方法 | |
KR101282225B1 (ko) | 이방성 도전필름 부착장치, 이를 이용한 액정표시장치용 제조장치 및 이를 이용한 액정표시장치 제조방법 | |
JP2577140B2 (ja) | 基板の位置合わせ装置 | |
JP4273683B2 (ja) | Acf貼着有無検出方法 | |
JPH08254677A (ja) | 液晶パネルの点灯試験用コンタクト装置 | |
JPH09243660A (ja) | 液晶パネルの試験用コンタクト装置 | |
JPH08304846A (ja) | 液晶表示素子の検査装置 | |
TW201831917A (zh) | 形成有非探針式連接器的探針檢測裝置 | |
JP3293502B2 (ja) | 検査装置及び液晶表示装置の検査方法 | |
JP3176201B2 (ja) | 配線基板の接続方法 | |
JP4607281B2 (ja) | テープキャリアパッケージを備える平面表示装置 | |
US20090279037A1 (en) | Liquid Crystal Display Apparatus and Method for Manufacturing Liquid Crystal Display Apparatus | |
KR20050003519A (ko) | 액정표시장치 검사용 프루브 장치 및 그 제조방법 | |
KR101289939B1 (ko) | 배선 필름용 커넥터 및 이를 이용한 액정표시장치용검사장치 | |
KR100480860B1 (ko) | 액정표시장치 | |
JP5347258B2 (ja) | 電子デバイス用機能検査装置 | |
JP4261958B2 (ja) | 液晶表示パネルの検査方法 | |
JPH06191090A (ja) | 画像装置 | |
JP2003066067A (ja) | プローブユニット、検査装置、電気光学パネル基板の検査方法および電気光学装置の製造方法 | |
KR20220047006A (ko) | 인쇄회로기판 본딩 장치 | |
JP4319429B2 (ja) | 液晶表示パネルの検査方法 | |
JP3148116B2 (ja) | 回路基板検査装置における測定点のずれ検出方法 | |
JP2786980B2 (ja) | 液晶表示装置の製法 | |
JP3846240B2 (ja) | 液晶パネルの検査装置及び液晶パネルの検査方法 | |
JP3138273B2 (ja) | 表示パネル用プローブ |