JPH09243338A - 反射面を有するワークの検査方法 - Google Patents
反射面を有するワークの検査方法Info
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- JPH09243338A JPH09243338A JP5656096A JP5656096A JPH09243338A JP H09243338 A JPH09243338 A JP H09243338A JP 5656096 A JP5656096 A JP 5656096A JP 5656096 A JP5656096 A JP 5656096A JP H09243338 A JPH09243338 A JP H09243338A
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Abstract
5の反射面16に斜め上方から平行光を照射し、主走査
方向Aに光電変換画素Pが連結されたCCDリニアセン
サ22により主走査範囲MSを走査する。載置面12A
からの拡散光と反射面16からの散乱光LSを受光して
光電変換画素P毎の電気信号S1に変換し、この電気信
号S1のレベルと予め設定した閾値レベルTLとを比較
し、2値化信号S2を作成する。このとき、欠陥部62
の長さX〔m〕は、反射面16の全主走査範囲γに対応
する光電変換画素数をα〔個〕、欠陥部62に対応する
散乱光LSを検出した光電変換画素Pa〜Pbの数をβ
〔個〕としたとき、次の式により算出される。 X=(γ/α)×β
Description
ワーク(被検査試料)、例えば、反射鏡(コンパクト、
車両用のドアミラー、バックミラー、サイドアンダーミ
ラー、平滑な表面を有する金属等も含む。)に適用して
好適な反射面を有するワークの検査方法に関する。
欠陥を検査する従来技術が、特開昭62−28713号
公報に公表されている。
図8に示すように、ITVカメラ1の光軸上から落射照
明し、すなわち、光源2から出射した光をハーフミラー
3を介して反射し、背景反射板4上に配置されたワーク
5を照明する。この場合、背景反射板4は、ワーク5と
同物質で同加工程度のものでかつ反射性状が同一のもの
が採用されている。
光がハーフミラー3を介してITVカメラ1で受光され
る。受光された反射光はITVカメラ1内で全視野をラ
イン分割され、ライン毎に走査場所の光量に応じたアナ
ログ信号に変換される。途中に欠陥部6がある場合に
は、反射光が乱反射され、正常面7より光量が少なくな
る。
号が供給される処理部8に適当な閾値レベルを設定する
ことで、背景反射板4とワーク5上の正常面7からの反
射光に対応するアナログ信号のレベルをハイレベルに対
応させ、閾値レベル以下のレベルとなる欠陥部6からの
反射光に対応するアナログ信号のレベルをローレベルに
対応させることで、欠陥部6の存在を特定することがで
きるとされている。
来の技術では、ハーフミラー3を使用しているため、以
下に説明する種々の問題が存在する。
に、光出力の大きな光源2を使用する必要がある。
介してワーク5を照射する光の行路とを平行にする必要
があるため、ハーフミラー3の角度調整、保持具が複雑
となる。
センサであるITVカメラ1の画素数は、例えば、64
0個×400個程度であり、1ライン当たりの光電変換
画素数が640画素程度であることから、短時間にそれ
ほど細かいキズを検出することができないという問題も
ある。詳しく説明すると、平面視形状の大きなワークの
細かいキズを検出しようとすると、拡大光学系を使用し
てワークを分割撮影しなければならず、光学系が高価と
なり、かつ測定時間が大幅に増加するという問題があ
る。
れたものであり、簡単な構成で、任意の形状の反射面の
比較的小さなキズも正確に短時間に検出することを可能
とする反射面を有するワークの検査方法を提供すること
を目的とする。
面に示すように、反射面16を有するワーク15の反射
面16に斜め上方から平行光Lを照射し、走査方向Aに
光電変換画素Pが連結されたリニアセンサを反射面に対
向して配置し、反射面に対してリニアセンサを電気的に
走査させ、反射面からの散乱光LSを受光して光電変換
画素毎の電気信号S1に変換し、この電気信号のレベル
と予め設定したレベルTLとを比較し、電気信号のレベ
ルが設定レベル以上となる光電変換画素Pa〜Pbの数
β(図15F参照)により反射面を有するワークの欠陥
を検査することを特徴とする。
照射した反射面に対してリニアセンサを電気的に走査さ
せ、反射面からの散乱光を受光して光電変換画素毎の電
気信号に変換し、この電気信号のレベルと予め設定した
レベルとを比較し、電気信号のレベルが設定レベル以上
となる光電変換画素の数により反射面を有するワークの
欠陥を検査するようにしている。この場合、光電変換画
素1個当たりのワークに換算した長さ(γ/α:単位光
電変換画素ワーク換算長という。)を予め得ておくこと
により、連続して電気信号のレベルが設定レベル以上と
なる光電変換画素の数βと、単位光電変換画素ワーク換
算長γ/αとを乗算することで、ワークの走査方向Aの
欠陥の長さを簡単に求めることができる。
画素数は、エリアセンサの走査方向の光電変換画素数に
比較して数倍程度の画素数のものを入手することが容易
であるので、エリアセンサによる測定に比較して、容易
に数倍以上の精度での長さの測定が可能である。
なわち主走査方向に反射面に対してリニアセンサを電気
的に走査させるとともに、この主走査方向と略直交する
副走査方向に反射面を相対的に移動させて前記反射面の
全面をリニアセンサにより電気的に走査し、リニアセン
サから得られる、連続して電気信号のレベルが設定レベ
ル以上となる光電変換画素の数に基づいて欠陥の大きさ
(面積)を算出することができる。
ついて図面を参照して説明する。
鏡の検査装置の概略的な一部断面構成を示している。
矢印B方向(副走査方向Bという。)に治具12を移送
するコンベア13が配置されている。コンベア13は、
後述するサーボモータ14より駆動される。
ず、円筒面、球面等の曲面でもよい。)を有するワーク
(被検査試料)である反射鏡15が位置決め配置固定さ
れている。なお、ワークとしての反射鏡15には、表面
が研磨された金属も含まれる。
表面が平滑なガラスの一面(裏面側)に誘電体層薄膜や
金属薄膜が蒸着された略平板状のものを使用している。
この支柱21に電荷転送手段からなるCCDリニアセン
サ(ライン状撮像手段)22を有するCCDカメラ23
が位置決め固定されている。CCDリニアセンサ22
は、主走査方向(図1において、紙面と直交する方向)
Aに約5000個の光電変換画素(撮像素子、電荷転送
素子)が連結された構成を有している。なお、1個の光
電変換画素の主走査方向Aの長さは5μmのものが選択
されている。したがって、CCDリニアセンサ22の光
電変換画素連結部の全長は、25mmである。
15の反射面(上記のように反射鏡15は、ガラスの一
面に反射膜としての薄膜が蒸着されており、そのガラス
に欠陥のない場合、光は、そのガラスに入射して薄膜で
反射し、その反射光がガラスから出射するが、そのガラ
ス側から見た薄膜の面)16に1/10の縮小光学系の
撮像レンズ24を介して対向(平行)する構成になって
いる。
て、反射鏡15の真上にCCDカメラ23の光軸が配置
されており、また、反射鏡15の反射面16と治具12
の表面に対して斜め上方に配置された光源(平行光照射
手段)25から平行光Lが照射されている。
物面鏡を有する光源が採用され、ランプとしてはキセノ
ンランプが用いられて、いわゆる人工太陽光照明がなさ
れている。平行光Lの波長は380〜760nm(ナノ
メータ)の可視光である。また、平行光Lの色温度は5
000〜6000K(ケルビン)の範囲である。
た軸34を基準に矢印方向Cに回動自在に構成されてお
り、支柱26の他端部は、暗室27の天井(上面ともい
う。)28に固定されている。
るだけ光を反射しないように構成されている。
た状態を平面的に見た図である。治具12の表面(載置
面ともいう。)12Aは拡散面とするために、艶消しの
白色塗装面とされている。反射鏡15は、複数の白色の
ボス18で載置面12A上に位置決め固定される。載置
面12Aおよび白色のボス18は、光の拡散面であって
明度が高い色であればよいので、金属の梨地面(銀色、
灰色)を利用したものであってもよい。
は、この白色である載置面12Aおよびボス18と、光
源25の内側のランプから出射する光を平行光Lとして
反射する反射面(上述の放物面鏡)以外の、全ての部材
の表面が、黒色になっていることが好ましい。
Aの範囲(主走査範囲または主走査区間ともいう。)M
Sは、最低限、反射面16の主走査方向Aの最大長さγ
max〔m(メートル)〕とその両隣り側の載置面12
Aを一部含む範囲でよい。なお、任意の箇所における反
射面16の主走査方向Aの長さをγ〔m(メートル)〕
とする。
には、開口部30が設けられ、この開口部30には、エ
アクリーナ(空気清浄機)31の送風口32が臨む。エ
アクリーナ31の送風口32から送り出されるクリーン
エア(清浄空気)33は、暗室27内を下方に進み、暗
室27内に漂う塵埃や、反射面16に載っているごみと
ともに、暗室27の側面下部に設けられた外気との連通
路35、36から暗室27の外に流れるように構成され
ている。
射鏡15が固定された治具12の暗室27内への挿入口
(搬入口)と排出口を兼用している。
気的・制御的構成を示している。なお、図3において、
図1および図2に示したものと同一のものには同一の符
号を付けてその詳細な説明を省略する。
3により副走査方向Bに搬送される。この場合、コンベ
ア13の副走査方向Bに沿って、所定箇所に複数個のリ
ミットスイッチ等の位置センサ(リミットスイッチとも
いう。)19が配置され、その複数個の位置センサ19
の出力信号がシーケンサ51に供給されるようになって
いる。
動回路47により、CCDリニアセンサ22を構成する
光電変換画素群が電気的に走査されることで、反射面1
6と治具12の載置面12Aを含む主走査方向A上の撮
像が行われる。平行光Lが反射面16と治具12の載置
面12Aに対して斜め上方から照射されているので、そ
の正反射光LRがCCDカメラ23の視野範囲に入るこ
とはない。正反射光LRは受光されないが、反射面16
上のキズ等によって乱反射した散乱光LSAと載置面1
2Aからの乱反射による散乱光LSBがCCDカメラ2
3を構成するCCDリニアセンサ22により受光(撮
像)される。
ており、また、このCCDカメラ23には光が当たらな
いことから、反射鏡15の反射面16に写ることがな
く、CCDカメラ23自体の写り込みが発生することが
ない。
41からの指示に基づき、CCDリニアセンサ22の読
み出しタイミング、電子シャッタ時間等の各種タイミン
グを制御したり、CCDリニアセンサ22を電気的に走
査して得られる光電変換信号を光電変換画素毎に電気信
号(アナログ信号)S1に変換して8ビットのA/D変
換器48に供給する。
電変換電気信号ともいう。)S1は、A/D変換器48
を通じてデジタル電気信号(繁雑さを避けるためにアナ
ログ電気信号とデジタル電気信号の符号を同一の符号と
する。)S1に変換され、コンピュータ41に接続され
ているメモリ(記憶手段)であるHD(ハードディス
ク)42に主走査線毎にかつ光電変換画素毎に記憶され
る。
とを比較し、2値信号に変換してからハードディスク4
2に格納すればよいので、1ビットのデータを記憶する
ことのできるメモリを反射面16の面積に対応する分、
言い換えれば、反射面16を画素分割した数だけ持てば
よい。
に5000画素分、副走査方向Bに10000画素分、
合計で50Mビット分がハードディスク42内で割り当
てられている。言い換えれば、ビットマップメモリとし
てハードディスク42が使用されることになる。この場
合、測定可能な反射面16の面積は、治具12(反射鏡
15)の副走査方向Bへのステップ送り量を50μm(
図2中に模式的な長さで示している主走査線61間の長
さ。) にしているので、1/10の縮小光学系であるこ
とを考えれば、(50μm/画素)×(5000画素×
10000画素)=25cm×50cmになる。
判断(検査)手段等として機能し、周知のように、図示
しない中央処理装置(CPU)と、このCPUに接続さ
れ、制御プログラム・システムプログラム・ルックアッ
プテーブル等が予め書き込まれる読み出し専用メモリ
(ROM)と、処理データを一時的に保存等するランダ
ムアクセスメモリ(RAM:書き込み・読み出しメモ
リ)等を有している。
段またはポインティングデバイスとして機能するキーボ
ード43、マウス44が接続されている。コンピュータ
41には、また、文字画像等の出力手段として機能する
表示手段であるCRT等のディスプレイ45と、同様に
文字画像等の出力手段として機能し、ハードコピーを出
力するプリンタ46が接続されている。
制御・処理・判断(検査)・記憶手段等として機能する
シーケンサ51に接続されている。
るCCDカメラ23の撮像制御に同期してコンベア13
の副走査方向Bへの搬送を制御するサーボモータ14を
駆動するサーボアンプ53を制御する。サーボモータ1
4には、その回転軸に位置検出手段としてのロータリエ
ンコーダ54が軸着され、そのロータリエンコーダ54
の出力パルス信号がシーケンサ51に供給されること
で、いわゆる位置制御のフィードバック制御が行われ
る。なお、コンベア13は、例えば、サーボモータ14
の回転軸に一体的に形成されるボールネジとこのボール
ネジと螺合して副走査方向Bに移動する部材とにより構
成される。
よりワークである反射鏡15が不良と判定されたときに
赤く明滅する警告灯52が接続されている。
を通じて光源25が接続されている。シーケンサ51に
より光源25から出射する平行光Lの明るさおよびその
照射方向(図1に示した矢印方向C)の制御が行われ
る。
フローチャート等に基づいて説明する。
具12の載置面12A上にワークとしての反射鏡15
を、反射面16を表面として位置決め配置する(ステッ
プS1)。
らせる信号がシーケンサ51に供給されると、シーケン
サ51は、サーボアンプ53、サーボモータ14を介し
てコンベア13を高速に移送動作させ、反射鏡15を載
せた治具12を副走査方向Bに高速送りして挿入口35
から暗室27内に供給する(ステップS2)。
していない撮像開始位置の手前位置を表すリミットスイ
ッチ19が配置されている位置に到達したとき(ステッ
プS3:YES)、そのリミットスイッチ19からの信
号により撮像のための低速送りを開始するとともに、コ
ンピュータ41に対して撮像・判定処理の開始を行うよ
うに指示する(ステップS4)。
描いた図6参照)毎の撮像・判定処理が行われる(ステ
ップS5)。
を図7に示す。
(主走査開始信号ともいう。)SP(図5A参照)と走
査終了パルス(主走査停止信号ともいう。)EPによ
り、CCDリニアセンサ22を構成する各光電変換画素
P(図5E、図6参照)毎の光電変換信号S1(図5B
〜図5D参照)がコンピュータ41に供給される(ステ
ップS51)。なお、コンピュータ41に供給される光
電変換信号S1は、デジタル信号であるが、ここでは、
理解の容易化のために、アナログ信号波形により説明す
る。
48の分解能である256階調を電圧レベル0Vと5V
に割り当てているので、図5Fに示す治具12の白色部
位である載置面12Aからの拡散光の光電変換レベルが
5Vに、反射面16の光電変換レベルが0Vになるよう
に、そのA/D変換器48のオフセットレベルと利得と
が調整される。したがって、光電変換信号S1のローレ
ベルが0Vに、ハイレベルが5Vに対応することにな
る。なお、A/D変換器48のオフセットレベルと利得
の調整はコンピュータ41により自動的に行うことがで
きる。
61に沿って主走査停止信号EP(図5A参照)の発生
までなされるとともに、コンベア13により治具12が
副走査方向Bに搬送され、かつ副走査方向Bに搬送され
る毎に主走査方向Aの撮像が繰り返し行われることで、
治具12上の白色部位である載置面12Aを含む反射面
16の全面が2次元的に走査され、反射面16の全面の
映像(電気信号)がCCDリニアセンサ22を通じてコ
ンピュータ41に取り込まれる。なお、欠陥の判定は、
この主走査線61の読み取り毎にも行われる。
て機能するコンピュータ41内で、閾値レベル(単に閾
値ともいう。)TL=1.5V(256階調のレベルで
は「77」:図5C等参照)と各光電変換画素Pの電気
信号S1のレベルとが比較され、図5Eに示すような値
0(ローレベル)と値1(ハイレベル)をとる2値化信
号S2に変換するための2値化処理が行われる(ステッ
プS52)。
間MS(図6も参照)の反射面16に対応する部分にキ
ズ(欠陥部ともいう。)62(図5F参照)を原因とす
る散乱光LSによるキズ信号SC(図5D参照)が存在
しない場合には、その主走査区間MSでは、反射面16
は正常であると判定される(ステップS53:NO)。
41に予め設定されている閾値レベルTL以下のキズ6
2を原因とする散乱光LSによるキズ信号SBが存在し
ても、その主走査区間MSでの反射面16も、2値化信
号S2は0レベルとなるので、正常と判定される(ステ
ップS53:NO)。
原因とする散乱光LSによるキズ信号SCのレベルが、
閾値レベルTLを超えるレベルである場合、図5Fに示
すように、反射面16の全主走査範囲γの中で、2値化
信号S2(図5E参照)のレベルが1(ハイレベル)と
なるβ個の光電変換画素Pa〜Pbが存在する(ステッ
プS53:YES)。
ともいう。)X、反射面16の全主走査範囲γに対応す
る光電変換画素数をαとすれば、次の(1)式により算
出することができる(ステップS54)。
面16の対応する長さ(単位光電変換画素ワーク換算
長)であり、この実施の形態において、50μm/個で
ある。
に対応する閾値レベルTLを超える2値化信号S2の値
がS2=1の光電変換画素数βを求めることで、反射面
16上の実際の欠陥部長さXを上記(1)式で求めるこ
とができる。
る(ステップS55)。
とを比較手段として機能するコンピュータ41により比
較する(ステップS56)。
さである場合には、コンピュータ41は、CRT45ま
たはプリンタ46を通じて不良表示を行うとともに、コ
ンピュータ41からシーケンサ51に対して不良判定信
号を供給する(ステップS57)。このとき、シーケン
サ51は警告灯52を明滅させる。
の長さである場合には、ステップS56の判定が合格
(良好)であるとする。
る光電変換画素数が取り込まれ、上述のステップS53
〜S57に対応する処理、すなわち、キズ62の副走査
方向Bの長さの算出処理および面積の計算処理(ステッ
プS54に対応する処理)、許容面積との比較処理(ス
テップS56に対応する処理)等が行われて、反射面1
6の全面についての検査が行われる(ステップS5
8)。
走査方向Bへのステップ送り量を主走査方向Aの光電変
換画素Pの間隔50μmと同じ値に選択していることか
ら、ハードディスク42に割り当てられているビットマ
ップメモリ(5000ビット×10000ビット)中の
ハイレベル1(キズ62を原因として、電気信号S1の
レベルが閾値TL以上となっている画素に対応する。)
が隣り合っている領域を構成する画素の数に、1画素当
たりの面積50μm×50μmを乗算する処理とすれば
よいので、キズ62の面積を簡単に求めることができ
る。この場合、ビットマップメモリ中、ハイレベル1が
隣り合っている領域は、例えば、周知の輪郭線抽出処理
により容易に確定することができる。
ニアセンサ22の主走査方向Aの光電変換画素数が50
00個であり、従来の技術に比較して、約10倍の分解
能で欠陥(キズ等)の大きさを測定することが可能であ
る。光電変換画素数が5000個〜10000個程度の
CCDリニアセンサを製造することは容易であり、比較
的低コストで得られる。しかし、CCDエリアセンサの
場合には数10万(700個×700個)画素程度は量
産されているが、5000個×5000個=2500万
画素の欠陥のないCCDエリアセンサを製造することは
容易ではない。
・判定処理後には、反射鏡15を載せた治具12が、撮
像停止位置を表すリミットスイッチ19が配置されてい
る位置に到達したとき(ステップS7:YES)も排出
口36への高速での払い出しが行われる(ステップS
8)。
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
ば、斜め上方から平行光を照射した反射面に対してリニ
アセンサを電気的に走査させ、反射面からの散乱光を受
光して光電変換画素毎の電気信号に変換し、この電気信
号のレベルと予め設定したレベルとを比較し、電気信号
のレベルが設定レベル以上となる光電変換画素の数によ
り反射面を有するワークの欠陥を検査するようにしてい
る。この場合、光電変換画素1個当たりのワークに換算
した長さ(単位光電変換画素ワーク換算長)を予め得て
おくことにより、連続して電気信号のレベルが設定レベ
ル以上となる光電変換画素の数と、単位光電変換画素ワ
ーク換算長とを乗算することで、ワークの走査方向の欠
陥の長さを簡単に求めることができるという効果が達成
される。
の連結方向を主走査方向、これと直交する方向を副走査
方向として、反射面上の欠陥の大きさ、すなわち、面積
を算出することもできる。
画素数は、エリアセンサの走査方向の光電変換画素数に
比較して数倍程度の画素数のものを入手することが容易
であるので、エリアセンサによる測定に比較して、容易
にかつ短時間に数倍以上の精度での長さの測定が可能で
ある。
任意形状の反射面を有するワークの比較的小さなキズも
正確に短時間に検出することができるという効果が達成
される。
す一部断面図である。
(載置面)の構成等の説明に供される平面図である。
構成を示すブロック図である。
ャートである。
て、Aは、主走査開始・停止信号の波形説明図、Bは、
反射面が正常な場合の光電変換電気信号の波形説明図、
Cは、反射面に不良とは判定されないキズが存在する場
合の光電変換電気信号の波形説明図、Dは、反射面が不
良と判定される場合の光電変換電気信号の波形説明図、
Eは、Dの光電変換電気信号の2値化信号の波形説明
図、Fは、主走査区間等の説明に供される図である。
説明に供される斜視図である。
トである。
部) A 主走査方向 B 副走査方向 L 平行光 LS、LSA 散乱
光 S1 光電変換信号(電気信号) SB、SC キズ信
号 X 欠陥部の長さ α 反射面の全走査範囲に対応する全光電変換画素数 β 欠陥部に対応する光電変換画素数 γ 反射面の全走査範囲の長さ
Claims (5)
- 【請求項1】反射面を有するワークの前記反射面に斜め
上方から平行光を照射し、 走査方向に光電変換画素が連結されたリニアセンサを前
記反射面に対向して配置し、 前記反射面に対して前記リニアセンサを電気的に走査さ
せ、前記反射面からの散乱光を受光して前記光電変換画
素毎の電気信号に変換し、この電気信号のレベルと予め
設定したレベルとを比較し、前記電気信号のレベルが前
記設定レベル以上となる前記光電変換画素の数により前
記反射面を有するワークの欠陥を検査することを特徴と
する反射面を有するワークの検査方法。 - 【請求項2】前記電気信号のレベルが前記設定レベル以
上となる前記光電変換画素の数を長さの単位に換算して
前記反射面を有するワークの欠陥部の長さを測定するこ
とを特徴とする請求項1記載の反射面を有するワークの
検査方法。 - 【請求項3】一面が反射面である平板上のワークを、前
記反射面より広い面積を有する拡散面上に配置し、 前記反射面と前記散乱面上に斜め上方から平行光を照射
し、 走査方向に光電変換画素が連結されたリニアセンサを前
記反射面に対向して配置し、 前記リニアセンサの走査範囲を、前記反射面とその両隣
りの拡散面を含む範囲とし、 前記リニアセンサは、前記走査範囲で電気的に走査し、
前記拡散面の一方の側からの拡散光、前記反射面の欠陥
部からの散乱光、前記拡散面の他方の側からの拡散光の
順に受光して前記光電変換画素毎の電気信号に変換し、
この電気信号のレベルと予め設定したレベルとを比較し
て前記電気信号を2値信号に変換し、前記反射面の全走
査範囲に対応する光電変換画素数をα個とし、前記反射
面からの欠陥部からの散乱光に対応する光電変換画素数
をβ個とし、前記反射面の全走査範囲の長さをγとした
とき、前記反射面の欠陥部の長さXを X=(γ/α)×β で求めることを特徴とするワークの検査方法。 - 【請求項4】反射面を有するワークの前記反射面に斜め
上方から平行光を照射し、 主走査方向に光電変換画素が連結されたリニアセンサを
前記反射面に対向して配置し、 前記反射面に対して前記リニアセンサを電気的に主走査
させるとともに、前記リニアセンサを前記反射面に対し
て前記主走査方向と略直交する副走査方向に相対的に移
動させて前記反射面の全面を走査し、前記反射面からの
散乱光を受光して前記光電変換画素毎の電気信号に変換
し、この電気信号のレベルと予め設定したレベルとを比
較し、前記電気信号のレベルが前記設定レベル以上とな
る前記光電変換画素の数により前記反射面を有するワー
クの欠陥を検査することを特徴とする反射面を有するワ
ークの検査方法。 - 【請求項5】前記電気信号のレベルが前記設定レベル以
上となる前記光電変換画素の数を面積の単位に換算して
前記反射面を有するワークの欠陥の大きさを求めること
を特徴とする請求項4記載の反射面を有するワークの検
査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5656096A JPH09243338A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 反射面を有するワークの検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5656096A JPH09243338A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 反射面を有するワークの検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09243338A true JPH09243338A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13030513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5656096A Pending JPH09243338A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 反射面を有するワークの検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09243338A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517146A (ja) * | 2008-02-06 | 2011-05-26 | コンテックス・エー/エス | 光学スキャナーにおける光度の測定及び補正 |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP5656096A patent/JPH09243338A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517146A (ja) * | 2008-02-06 | 2011-05-26 | コンテックス・エー/エス | 光学スキャナーにおける光度の測定及び補正 |
US8686336B2 (en) | 2008-02-06 | 2014-04-01 | Contex A/S | Measuring and compensating for light intensity in an optical scanner |
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