JPH09243084A - 触媒燃焼方法 - Google Patents
触媒燃焼方法Info
- Publication number
- JPH09243084A JPH09243084A JP8051609A JP5160996A JPH09243084A JP H09243084 A JPH09243084 A JP H09243084A JP 8051609 A JP8051609 A JP 8051609A JP 5160996 A JP5160996 A JP 5160996A JP H09243084 A JPH09243084 A JP H09243084A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalytic combustion
- preburner
- combustion
- temperature
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 触媒燃焼を容易に行わせるためのプリバーナ
を使用しながらも極低ＮＯｘ燃焼を行わせることのでき
る触媒燃焼方法を提供する。 【解決手段】 触媒を使用した燃焼器３による燃焼方法
において、触媒燃焼を開始する時のみプリバーナ２を点
火し触媒入口温度を高くして触媒燃焼を行わせ、その後
はプリバーナ２を消火する。
を使用しながらも極低ＮＯｘ燃焼を行わせることのでき
る触媒燃焼方法を提供する。 【解決手段】 触媒を使用した燃焼器３による燃焼方法
において、触媒燃焼を開始する時のみプリバーナ２を点
火し触媒入口温度を高くして触媒燃焼を行わせ、その後
はプリバーナ２を消火する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンにお
ける触媒を使用した燃焼器による燃焼方法に関する。
ける触媒を使用した燃焼器による燃焼方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】触媒を使用したガスタービン用の燃焼器
において、ガスタービンの空気温度では触媒燃焼が行わ
れないためプリバーナにより触媒燃焼可能な温度まで空
気を加熱し、その後、燃料と空気の予混合気を形成して
触媒層に導き触媒燃焼を行わせている。
において、ガスタービンの空気温度では触媒燃焼が行わ
れないためプリバーナにより触媒燃焼可能な温度まで空
気を加熱し、その後、燃料と空気の予混合気を形成して
触媒層に導き触媒燃焼を行わせている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】触媒燃焼ではＮＯｘは
殆んど生成されないが、前記したように空気をプリバー
ナで加熱すると、このプリバーナで発生するＮＯｘが、
そのシステムで生成するＮＯｘの大半を占める。そのた
め、プリバーナを採用すると触媒燃焼の低ＮＯｘ性とい
う利点が減少してしまう。
殆んど生成されないが、前記したように空気をプリバー
ナで加熱すると、このプリバーナで発生するＮＯｘが、
そのシステムで生成するＮＯｘの大半を占める。そのた
め、プリバーナを採用すると触媒燃焼の低ＮＯｘ性とい
う利点が減少してしまう。
【０００４】本発明は、触媒燃焼を容易に行わせるため
のプリバーナを使用しながらも極低ＮＯｘ燃焼を行わせ
ることのできる触媒燃焼方法を提供することを課題とし
ている。
のプリバーナを使用しながらも極低ＮＯｘ燃焼を行わせ
ることのできる触媒燃焼方法を提供することを課題とし
ている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒を使用し
た燃焼器における前記課題を解決するため、触媒燃焼開
始時のみプリバーナを燃焼させて空気温度を高くするこ
とにより、触媒燃焼を安定して行わせ、その後、プリバ
ーナを消火して空気温度の条件下で触媒燃焼を持続させ
るようにした触媒燃焼方法を提供する。
た燃焼器における前記課題を解決するため、触媒燃焼開
始時のみプリバーナを燃焼させて空気温度を高くするこ
とにより、触媒燃焼を安定して行わせ、その後、プリバ
ーナを消火して空気温度の条件下で触媒燃焼を持続させ
るようにした触媒燃焼方法を提供する。
【０００６】触媒を使用した燃焼器では、燃料／空気の
予混合気を触媒層に通して触媒燃焼を行わせるが、この
時の特性例を図２に示している。図２に示すように予混
合気温度を徐々に高くしていくと、ガスタービンの空気
温度Ａより高い温度Ｂで触媒燃焼が始まり、さらに昇温
を続けると安定した触媒燃焼が行われる。
予混合気を触媒層に通して触媒燃焼を行わせるが、この
時の特性例を図２に示している。図２に示すように予混
合気温度を徐々に高くしていくと、ガスタービンの空気
温度Ａより高い温度Ｂで触媒燃焼が始まり、さらに昇温
を続けると安定した触媒燃焼が行われる。
【０００７】そして、触媒燃焼が安定した後、予混合気
温度を徐々に下げていくと、ガスタービンの空気温度Ａ
より低い温度Ｃでも燃焼が行われる。したがって、空気
温度を高くして触媒燃焼を一度行わせれば、その後はガ
スタービンの空気温度でも充分触媒燃焼は接続されるの
である。
温度を徐々に下げていくと、ガスタービンの空気温度Ａ
より低い温度Ｃでも燃焼が行われる。したがって、空気
温度を高くして触媒燃焼を一度行わせれば、その後はガ
スタービンの空気温度でも充分触媒燃焼は接続されるの
である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明による触媒燃焼方法
の実施の一形態について図１を用いて具体的に説明す
る。図１は、本発明による触媒燃焼方法の実施の一形態
を説明するための触媒燃焼システムの構成例を示してい
る。図１において、１は、燃焼用空気の圧縮機、２はそ
の圧縮機１を出た空気を加熱するプリバーナ、３は触媒
燃焼器で４はガスタービンを示している。
の実施の一形態について図１を用いて具体的に説明す
る。図１は、本発明による触媒燃焼方法の実施の一形態
を説明するための触媒燃焼システムの構成例を示してい
る。図１において、１は、燃焼用空気の圧縮機、２はそ
の圧縮機１を出た空気を加熱するプリバーナ、３は触媒
燃焼器で４はガスタービンを示している。
【０００９】図１に示すシステムにおいて、空気は圧縮
機１で圧縮され約３５０℃となる。この圧縮空気はプリ
バーナ２で触媒燃焼が可能な４００〜４５０℃まで昇温
された後、燃焼器３で触媒燃焼が行われる。触媒燃焼に
より生成し高温燃焼ガスはタービン４で膨脹する。
機１で圧縮され約３５０℃となる。この圧縮空気はプリ
バーナ２で触媒燃焼が可能な４００〜４５０℃まで昇温
された後、燃焼器３で触媒燃焼が行われる。触媒燃焼に
より生成し高温燃焼ガスはタービン４で膨脹する。
【００１０】このようなシステムでプリバーナ２を触媒
燃焼開始時のみ着火させ、触媒燃焼が安定するとプリバ
ーナ２を消火する。プリバーナ２を消火しても、触媒燃
焼がひとたび行われた後は、ガスタービンの空気温度で
触媒燃焼が持続される。
燃焼開始時のみ着火させ、触媒燃焼が安定するとプリバ
ーナ２を消火する。プリバーナ２を消火しても、触媒燃
焼がひとたび行われた後は、ガスタービンの空気温度で
触媒燃焼が持続される。
【００１１】このように、本実施形態の触媒燃焼方法に
よればプリバーナは触媒燃焼の開始時に使用され、触媒
燃焼が開始されたらプリバーナは消火されるので、触媒
による低ＮＯｘ燃焼を行うことができる。
よればプリバーナは触媒燃焼の開始時に使用され、触媒
燃焼が開始されたらプリバーナは消火されるので、触媒
による低ＮＯｘ燃焼を行うことができる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による触媒
燃焼方法では、触媒燃焼を開始する時のみプリバーナを
点火し触媒入口温度を高くして触媒燃焼を行わせ、その
後はプリバーナを消火するものであって、触媒燃焼を開
始する際は、空気をプリバーナで昇温するため触媒燃焼
が容易に行われる。
燃焼方法では、触媒燃焼を開始する時のみプリバーナを
点火し触媒入口温度を高くして触媒燃焼を行わせ、その
後はプリバーナを消火するものであって、触媒燃焼を開
始する際は、空気をプリバーナで昇温するため触媒燃焼
が容易に行われる。
【００１３】そして触媒燃焼が安定した後はプリバーナ
を消火するため安定燃焼条件下ではプリバーナから発生
するＮＯｘは皆無となる。すなわち、本発明による触媒
燃焼方法によれば、触媒燃焼が容易に行われると共に極
低ＮＯｘを達成できるのである。
を消火するため安定燃焼条件下ではプリバーナから発生
するＮＯｘは皆無となる。すなわち、本発明による触媒
燃焼方法によれば、触媒燃焼が容易に行われると共に極
低ＮＯｘを達成できるのである。
【図１】本発明の触媒燃焼方法の実施の一形態を説明す
るためのガスタービンの構成図。
るためのガスタービンの構成図。
【図２】触媒燃焼の特性図。
１ 圧縮機 ２ プリバーナ ３ 燃焼器 ４ タービン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上月 健治 大阪市北区中之島３丁目３番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 田中 良昌 大阪市北区中之島３丁目３番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 萬代 重実 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 五良 哲雄 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 触媒を使用した燃焼器による燃焼方法に
おいて、触媒燃焼を開始する時のみプリバーナを点火し
触媒入口温度を高くして触媒燃焼を行わせ、その後はプ
リバーナを消火することを特徴とする触媒燃焼方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8051609A JPH09243084A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 触媒燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8051609A JPH09243084A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 触媒燃焼方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09243084A true JPH09243084A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12891654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8051609A Withdrawn JPH09243084A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 触媒燃焼方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09243084A (ja) |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP8051609A patent/JPH09243084A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |