JPH09242688A - ターボ形真空ポンプ排気系 - Google Patents

ターボ形真空ポンプ排気系

Info

Publication number
JPH09242688A
JPH09242688A JP8052884A JP5288496A JPH09242688A JP H09242688 A JPH09242688 A JP H09242688A JP 8052884 A JP8052884 A JP 8052884A JP 5288496 A JP5288496 A JP 5288496A JP H09242688 A JPH09242688 A JP H09242688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum pump
high vacuum
pump
power supply
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8052884A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Mase
正弘 真瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8052884A priority Critical patent/JPH09242688A/ja
Publication of JPH09242688A publication Critical patent/JPH09242688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高真空ポンプを真空チャンバに直付けが容易
で、高真空ポンプの種類,台数の変化が容易で、しかも
一台の低真空ポンプも含めて電源コントローラが一つな
ので簡潔な駆動制御ができる高真空排気系を提供する。 【解決手段】ターボ形の高真空ポンプの排気口と大気へ
直接排気可能なターボ形の低真空ポンプの吸入口を連通
して構成したターボ形真空ポンプ排気系において、前記
高真空ポンプの駆動モータと低真空ポンプの駆動モータ
を、一つの電源コントローラで駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボ形真空ポン
プ排気系に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の真空ポンプの第1の公知例とし
て、特願昭62−226378号明細書がある。本例の構造を、
図3の断面図に示す。図3で、駆動軸3は吸気口1と排
気口2を有するハウジング20を貫通し、軸受5,6を
介して回転自在に支持されており、該駆動軸3に組込ま
れたモータ4により駆動される。
【0003】吸気口側から排気口側に至る間のハウジン
グ内には、軸流ターボ分子ポンプロータ翼7,軸流ター
ボ分子ポンプステータ翼8,ステータ翼抑えリング9,
遠心圧縮ポンプロータ13,遠心圧縮ポンプステータ1
4,円周流圧縮ポンプロータ15,円周流圧縮ポンプス
テータ16が順次に配設されている。上部軸受6の上方
にはパージガスポート21からガスパージされ、軸シー
ルされている。
【0004】真空ポンプを排気口2での圧力が大気圧の
状態で運転し、吸気口1での圧力が十分に低下した定常
運転状態では、真空ポンプ内の気体の流れは、吸気口側
から排気口側に向かって分子流,中間流,粘性流と変化
する。一方、各ポンプ段が最も有効に排気作用をする圧
力範囲はそれぞれ異なり、軸流ターボ分子ポンプロータ
翼7,軸流ターボ分子ポンプステータ翼8は分子流域で
の性能がよく、遠心圧縮ポンプロータ13,遠心圧縮ポ
ンプステータ14は分子流から中間流域での性能がよ
く、円周流圧縮ポンプロータ15,円周流圧縮ポンプス
テータ16は中間流域から粘性流域での性能がよいとい
う特性を持っている。
【0005】第2の公知例として、一般に図4に示すよ
うな高真空排気系がある。この高真空排気系は、高真空
ポンプ(例えばターボ分子)28と、高真空ポンプ28
と配管24で接続された低真空ポンプ(例えばターボ粗
引真空ポンプ)27からなる。低真空ポンプ27はイン
バータ付電源コントローラ22で、高真空ポンプ28は
インバータ付電源コントローラ25で駆動される。定常
運転状態では、高真空ポンプ28は分子流域から中間流
域を受け持ち、低真空ポンプ27は分子流域の高圧側か
ら中間流域,粘性流域を受け持って、大気へ排気する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、排気
口側が大気圧下で運転されるため、排気口側ポンプロー
タの気体の撹拌等により、ロータ,ステータ等が相当高
温に熱せられる。その熱が、分子流域で性能を発揮して
高真空を作り出す軸流ターボ分子ポンプロータ7まで伝
わり、常に脱ガスを行っている状態になり、高温による
性能低下をもたらし、高真空までもっていけないことに
なるおそれがある。また縦形で高さの設置上の制限もあ
るので、真空引きを行うチャンバに直付けできずに配管
を介した接続となることもあり、この場合は配管コンダ
クタンスの制限で、排気速度が減じられるおそれがあ
る。
【0007】第2の公知例では、第1の公知例の課題で
ある高真空側ロータの過熱と真空チャンバへの配管接続
の問題は小さくなる。しかし高真空ポンプ28はインバ
ータ付電源コントローラ25で、低真空ポンプ27はイ
ンバータ付電源コントローラ22で制御しなければなら
ないので、運転制御系が繁雑になり、かつコストもかか
るという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】ほぼ同じ回転数で運転す
るように設計した高真空域を受け持つターボ形高真空ポ
ンプ段と、低真空から大気圧までを受け持つターボ形低
真空ポンプ段を別々のケーシングに納めて各々に設置し
たモータで駆動する構造とし、高真空ポンプ段排気口と
低真空ポンプ段吸気口は、配管で接続する。この両者の
モータを共通の一つのコントローラで駆動する。
【0009】高真空ポンプ段と低真空ポンプ段を共通の
コントローラで同時に起動する。起動の経過は第1の公
知例と概略同じで、回転数が上昇するに従ってポンプ内
の圧力が低下し、定常状態に達すると、吸入ガス量に応
じて、高真空ポンプの吸入口の圧力が分子流域から中間
流域、低真空ポンプの吸入口の圧力が中間流域から粘性
流域になる。高真空ポンプは分子流域から中間流域の気
体密度の低い領域で運転されるので、ポンプは高温には
ならない。
【0010】また一つの電源コントローラで駆動するの
で、駆動制御系は簡潔で、かつ消費動力は高真空ポンプ
段が数百ワット、低真空ポンプ段が数キロワットなの
で、両ポンプ共通の電源コントローラの容量は、低真空
ポンプ単独駆動の場合と殆ど変わらない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
1,図2で説明する。図1は第1の実施例の高真空排気
系を示す。高真空ポンプ28と低真空ポンプ27が配管
24で連通されており、両ポンプは一台の電源コントロ
ーラ22と、配線23で結線されている。高真空ポンプ
の駆動軸33は吸気口31と排気口32を有するハウジ
ング37内にあり、軸受35,36を介して回転自在に
支持されており、駆動軸33に組込まれたモータ34に
より駆動される。高真空ポンプの吸気口側から排気口側
に至る間のハウジング37内には、軸流ターボ分子ポン
プロータ翼7,軸流ターボ分子ポンプステータ翼8が配
置されている。低真空ポンプの駆動軸3は吸気口1と排
気口2を有するハウジング20内にあり、軸受5,6を
介して回転自在に支持されており、駆動軸3に組込まれ
たモータ4により駆動される。低真空ポンプの吸気口側
から排気口側に至る間のハウジング内には、遠心圧縮ポ
ンプロータ13,遠心圧縮ポンプステータ14,円周流
圧縮ポンプロータ15,円周流圧縮ポンプステータ16
が配置されている。ポンプ起動の場合は、高真空ポンプ
28内の圧力は大気圧であり、大気圧運転が続くと高真
空ポンプ28は過負荷になってしまうが、高真空ポンプ
28と低真空ポンプ27は同時起動なので回転上昇とと
もに低真空ポンプ27の排気作用によって高真空ポンプ
28の背圧が低くなり、高真空ポンプ28は正常運転を
継続できる。また高真空ポンプ28は小形で真空チャン
バへの直付けが容易である。
【0012】第2の実施例を図2で説明する。本実施例
は、図1の第1の実施例に対して、異種の高真空ポンプ
29(例えばねじ形分子ドラッグポンプ)を追加して、
低真空ポンプ27に連通させ、この高真空ポンプ29
も、他のポンプと共通の電源コントローラ22で駆動す
るものである。本実施例によれば、一台の電源コントロ
ーラの駆動制御により、複数の真空チャンバを同時に、
しかも要求によっては異なる圧力に排気することが可能
になる。また高真空ポンプ28,29は低真空ポンプ2
7と比較して消費動力が数分の1なので、電源コントロ
ーラの容量に数十%の余裕をもたせれば、高真空ポンプ
の接続台数を増やすことが容易となる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、高真空ポンプを真空チ
ャンバに直付けが容易で、高真空ポンプの種類,台数の
変化が容易で、しかも一台の低真空ポンプも含めて電源
コントローラが一つなので簡潔な駆動制御ができる高真
空排気系を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図。
【図2】本発明の別の実施例の系統図。
【図3】従来例の断面図。
【図4】別の従来例の系統図。
【符号の説明】
1,31…吸気口、2,32…排気口、3,33…駆動
軸、4,34…モータ、5,6,35,36…軸受、7
…軸流ターボ分子ポンプロータ翼、8…軸流ターボ分子
ポンプステータ翼、13…遠心圧縮ポンプロータ、14
…遠心圧縮ポンプステータ、15…円周流圧縮ポンプロ
ータ、16…円周流圧縮ポンプステータ、19…パージ
配管、20,37…ハウジング、21…パージガスポー
ト、22…電源コントローラ、23…配線、24…配
管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターボ形の高真空ポンプの排気口と大気へ
    直接排気可能なターボ形の低真空ポンプの吸入口を連通
    して構成したターボ形真空ポンプ排気系において、前記
    高真空ポンプの駆動モータと低真空ポンプの駆動モータ
    を、一つの電源コントローラで駆動することを特徴とす
    るターボ形真空ポンプ排気系。
JP8052884A 1996-03-11 1996-03-11 ターボ形真空ポンプ排気系 Pending JPH09242688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8052884A JPH09242688A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 ターボ形真空ポンプ排気系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8052884A JPH09242688A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 ターボ形真空ポンプ排気系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09242688A true JPH09242688A (ja) 1997-09-16

Family

ID=12927312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8052884A Pending JPH09242688A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 ターボ形真空ポンプ排気系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09242688A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376802C (zh) * 2005-08-08 2008-03-26 沈阳市耐蚀合金泵厂 高速透平真空泵
JP2015135214A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 株式会社東芝 空気調和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376802C (zh) * 2005-08-08 2008-03-26 沈阳市耐蚀合金泵厂 高速透平真空泵
JP2015135214A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 株式会社東芝 空気調和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5378432B2 (ja) ポンピング装置
EP0568069B1 (en) Turbomolecular vacuum pumps
JP4173637B2 (ja) ステータとロータを備えた摩擦真空ポンプ
US6375431B1 (en) Evacuating apparatus
JPH11230085A (ja) 真空ポンプの改良
JPH0333492A (ja) 2段乾式一次ポンプ
JP2001027195A (ja) 真空ポンプ
EP1234982B1 (en) Vacuum pump
JP3038432B2 (ja) 真空ポンプ及び真空装置
JP2002310092A (ja) 真空ポンプ
JPH09242688A (ja) ターボ形真空ポンプ排気系
EP1108145B1 (en) Self-propelled vacuum pump
JPS60247075A (ja) 真空ポンプ装置
EP0931939B1 (en) Vacuum pump
US7896625B2 (en) Vacuum pumping system and method of operating a vacuum pumping arrangement
KR20020043445A (ko) 진공펌프
JP5133224B2 (ja) 真空ポンプユニット
JP3710584B2 (ja) ターボ分子ポンプ
TW202120792A (zh) 泵單元
JPH01167495A (ja) 真空ポンプ
JP4579356B2 (ja) 真空排気装置
JP2010127157A5 (ja)
EP1207309A2 (en) A compound motor and operational method thereof
JP2004036390A (ja) 改良型真空ポンプ
JP2006090263A (ja) 真空ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees