JPH0924257A - フィルター、濾過装置及びフィルター加工装置 - Google Patents

フィルター、濾過装置及びフィルター加工装置

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JPH0924257A
JPH0924257A JP7174992A JP17499295A JPH0924257A JP H0924257 A JPH0924257 A JP H0924257A JP 7174992 A JP7174992 A JP 7174992A JP 17499295 A JP17499295 A JP 17499295A JP H0924257 A JPH0924257 A JP H0924257A
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JP
Japan
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filter
perforated plate
semipermeable membrane
electroforming
microfilter
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JP7174992A
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Inventor
Takahiko Yamamoto
多嘉彦 山本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力が高く、かつ、コンパクトなフィル
ター及び濾過装置を提供する。 【解決手段】 半透膜(7)と、1又は2以上の多孔板
(1、3)とを備えるフィルターであって、半透膜は、
少なくとも1の多孔板の面(17)に沿って設置され、
多孔板は、断面形状が法線方向(19)に変化し、断面
が最小である位置が半透膜が設置された面(17)と異
なる位置にある孔部を複数有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルター、濾過
装置及びフィルター加工装置に関し、特に、浸透膜を利
用するフィルター、濾過装置及びフィルター加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルター及び濾過装置
としては、円筒状に成形した半透膜をその内外周側か
ら、やはり円筒状に成形した金属メッシュ又はパンチン
グメタル等で挟んだ構造のフィルター及びそのフィルタ
ーを用いた濾過装置があり、環境衛生関連業界の廃液の
分離、純水の製造、塩水の淡水化、又は、希少金属の回
収等に利用されている。
【0003】従来の濾過装置において、濾過をしようと
する液体(以下「原液」という)は、例えば、フィルタ
ーの内周側に導入され、50から100kg/cm2
加圧される。この結果、半透膜を浸透膜として使用して
いる場合には、フィルターの内周側において原液に含ま
れる溶質(例えば金属基)の濃縮液が得られる。また、
半透膜を逆浸透膜として使用している場合には、純度の
高い溶媒(例えば純水)が得られる。
【0004】従来の濾過装置では、使用する半透膜を極
力薄くし、また、原液には高い圧力に加えることによ
り、その濾過能力を向上させている。フィルターを円筒
状に成形しているのは、原液の高い圧力に対するフィル
ターの耐圧性をその形状の面から増大させるためであ
る。一方、半透膜の外周又は内周に設置される金属メッ
シュ又はパンチングメタルは、半透膜が損壊しないよう
に半透膜を補強する補強部材としての役割を果たすもの
である。また、この種の濾過装置では、濾過する原液と
して腐食性の強いものを扱うことも多く、その場合に
は、金属メッシュ及びパンチングメタルは、その表面に
チタン、クロムその他の耐食性物質を電界メッキ等によ
り膜付けしたものを使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したフィ
ルター及び濾過装置では、金属メッシュを使用した場合
に、メッシュの強度が比較的低いことから、原液の圧力
によりメッシュが変形し、半透膜が損壊しやすい等の問
題があった。また、金属メッシュは、複雑な形状を維持
するのに十分な剛性がないことから、金属メッシュを用
いたフィルターでは、その形状に設計の自由度が少な
い。従って、フィルターの処理能力をその形状を改良す
ることにより増大させようとする場合には、例えば、円
筒形フィルターの直径を大きくする以外になく、フィル
ター及びそのフィルターを用いた濾過装置をコンパクト
にすることが困難であるという問題があった。
【0006】一方、パンチングメタルを使用する場合に
は、上記の金属メッシュよりも高い強度を得ることが可
能であるが、パンチングメタルの開口率が低いために、
フィルターの有効濾過面積が金属メッシュと比較して減
少する。有効濾過面積を増大させるために開口率を大き
くすると、パンチングメタルの金属部分が減少してしま
うために、フィルターとしての強度が低下し、また、加
工を行うことも困難になるという問題があった。
【0007】本発明の課題は、前述の課題を解決して、
処理能力が高く、かつ、コンパクトなフィルター、濾過
装置及びフィルター加工装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、半透膜(7)と、1又は2
以上の多孔板(1、3)とを備えるフィルターであっ
て、半透膜は、少なくとも1の多孔板の面(17)に沿
って設置され、多孔板は、断面形状が法線方向(19)
に変化し、断面が最小である位置が半透膜が設置された
面(17)と異なる位置にある孔部を複数有することを
特徴としている。請求項2に係る発明は、請求項1に記
載のフィルターにおいて、多孔板は、表面積を増大させ
るための折り部(50)を有することを特徴としてい
る。請求項3に係る発明は、請求項1又は2のいずれか
に記載のフィルターにおいて、多孔板は、半透膜の両側
に少なくとも1以上配置されていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1から請求
項3のいずれか1項に記載のフィルターにおいて、多孔
板及び半透膜は、円筒状に成形され、かつ、同心円状に
配置されたことを特徴としている。請求項5に係る発明
は、濾過前の原液が流動する原液流路(100)と、濾
過後の濾過液が流動する濾過液流路(200)と、請求
項1から請求項4のいずれか1項に記載のフィルターと
を備えることを特徴としている。
【0010】請求項6に係る発明は、2以上の請求項1
から4のいずれか1項に記載のフィルター(41)と、
フィルターに濾過方向と逆方向に洗浄液を送ることによ
りフィルターの洗浄を行う洗浄手段(42、400、P
2)と、フィルター(41)の残留物及び洗浄液を導入
する貯蔵器(410)とを備える濾過装置であって、フ
ィルター(41)は、個別に濾過動作を停止することが
可能であり、フィルター(41)が濾過動作を停止して
いるときに、洗浄手段(42、400、P2)による洗
浄が行われ、フィルターから残留物及び洗浄液が貯蔵器
(410)に導入されることを特徴としている。
【0011】請求項7に係る発明は、請求項2に記載の
多孔板に折り部を付加するフィルター加工装置であっ
て、外周面に周期的な凹凸部を有し、相互に凹凸部にお
いて噛み合う1対の円筒状部材であり、円筒軸を中心に
回転し、噛み合う部位に多孔板(25)を導入すること
により折り部を付加する折り部付加手段(26、27)
と、対向する一対の平面部を有し、1対の平面部で多孔
板(25)を挟むことにより摩擦力を付加する摩擦力付
加手段(31、32)とを備え、折り部付加手段(2
6、27)の前段において、摩擦力付加手段(31、3
2)により摩擦力を付加することにより、多孔板(2
5)に進行方向の張力を与えながら折り部を付加するこ
とを特徴としている。
【0012】請求項1に係る発明によれば、半透膜は、
少なくとも1の多孔板により支持される。フィルターに
導入された原液は、半透膜を透過し、その後に多孔板に
設けた孔部を通過する。このときに、原液が透過できる
半透膜の領域は、半透膜が設置されている多孔板の面に
おける孔部に対応している。一方、半透膜は、原液から
原液が浸透膜を透過する方向に力を受ける。半透膜を支
持している多孔板は、上記原液が半透膜に与える力を打
ち消す力を半透膜に作用させる。多孔板が半透膜に作用
させることが可能である力の大きさは、孔部の平均径に
よって決まる。請求項2に係る発明によれば、多孔板が
折り部を有するために、多孔板の表面積が増大してい
る。
【0013】請求項3に係る発明によれば、半透膜の原
液側と反対の側に配置されている多孔板は、半透膜を原
液からの力に対して補強し、半透膜の原液側に配置され
ている多孔板は、原液に含まれる比較的大きな固形物等
が半透膜に達し、膜に損傷を与えることを防止する。請
求項4に係る発明によれば、多孔板は、半透膜の内周側
又は外周側において、原液から受ける内周側へ又は外周
側への力について、半透膜を補強する。請求項5に係る
発明によれば、原液は、原液流路よりフィルターへ流入
し、濾過液は、フィルターから濾過液流路へ流出する。
【0014】請求項6に係る発明によれば、フィルター
は、個別に濾過動作を停止する。洗浄手段は、フィルタ
ーが濾過動作を停止しているときに、フィルターの洗浄
を行う。貯蔵器は、フィルターから残留物及び洗浄液を
その中に導入し貯蔵する。
【0015】請求項7に係る発明によれば、折り部付加
手段は、円筒軸を中心に回転し、噛み合う部位に多孔板
を導入することにより多孔板に折り部を付加する。摩擦
力付加手段は、折り部付加手段の前段において、多孔板
に摩擦力を付加することにより、多孔板(25)に進行
方向の張力を与える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、実施形
態について、さらに詳しくに説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明に係るフィルターの第
1実施形態であり、大型の円筒形フィルターカートリッ
ジの上面、断面及び下面を示した図である。はじめに、
図1を用いて本実施形態の構成について説明する。エレ
クトロフォーミングミクロフィルター1は、図中のカー
トリッジの最外周面を形成するステンレスなどの金属材
料からなり、フォトエッチングにより設けられた複数の
孔部を有する本発明の多孔板に相当する部材である。
【0017】成型補強リング8は、エレクトロフォーミ
ングミクロフィルター1の外周面の3カ所に取り付けて
ある環状部材であり、エレクトロフォーミングミクロフ
ィルター1がフィルターに流入した原液の圧力により外
周面方向に変形することを防止するための部材である。
半透膜7は、カドミウム、銅、ニッケル、リン酸塩、ト
リハロメタン等を含む液体の溶媒、溶質の分離に使用可
能なポリアミド系又は四フッ化エチレン系の薄膜等であ
る。半透膜7は、円筒状に成形してあり、エレクトロフ
ォーミングミクロフィルター1の内周面に沿って設置さ
れている。
【0018】エレクトロフォーミングミクロ内筒3は、
エレクトロフォーミングミクロフィルター1と同様の多
孔板からなる円筒状部材であり、半透膜7のさらに内周
側に設置してある。成形樹脂枠2は、エレクトロフォー
ミングミクロフィルター1及びエレクトロフォーミング
ミクロ内筒3の上下に取り付けてある円盤状部材であ
り、合成樹脂などから成形されている。成形樹脂枠2
は、その中央部に開口を有し、濾過前の原液は、この開
口を通ってフィルター内に流入し、又は、フィルターよ
り流出する。
【0019】パッキング4は、エレクトロフォーミング
ミクロ内筒3と成形樹脂枠2とのつなぎ目から流体がフ
ィルター外部へ流出することを防止するための部材であ
り、エレクトロフォーミングミクロ内筒3と成形樹脂枠
2の間に配置してある。パッキング4は、締め付けネジ
5によって半透膜7を締め付け、フィルターのシールド
性を高めている。これにより、本実施形態のフィルター
は、半透膜のみを交換することを可能としている。Oリ
ング6及び9は、本実施形態のフィルターを濾過装置に
組み込んだ場合に、フィルターと濾過装置との間のつな
ぎ目から液体が流出することを防止するための部材であ
り、それぞれ成形樹脂枠2の上面若しくは下面又は外周
面に取り付けてある。次に、エレクトロフォーミングミ
クロフィルター1の製造方法及びその形状について詳し
く説明する。本実施形態では、エレクトロフォーミング
ミクロフィルター1を主にフォトエッチング、プレス加
工、ロール加工の3工程から製造している。
【0020】図2は、エレクトロフォーミングミクロフ
ィルター1をフォトエッチングにより製作する場合にお
いて、エレクトロフォーミングミクロフィルター1の原
材料である板材23に施すレジストパターンを説明する
ための図である。なお、本実施形態では、板材23(図
3)として、厚みW1が0.3〜0.5mmのステンレ
ス板等を用いている。図中、板材23の上面がエレクト
ロフォーミングミクロフィルター1の内周面17、下面
が外周面18に相当する。板材23の上下両面には、エ
ッチング部21及び22を除いた領域にレジスト20及
び24が塗布されている。エッチング部21及び22
は、それぞれ直径がφ1、φ2(φ1>φ2)の円形で
あり、それぞれの中心を結ぶ線(補助線19)は、内周
面17の法線に略平行となっている。図2に示すような
レジストパターンを施した板材23は、塩酸等の溶液に
所定の時間浸漬することによりエッチングを行う。この
結果、エッチング部21及び22より板材23の腐食が
進行し、最終的にエッチング部21と22を結ぶ孔部が
得られる。
【0021】図4は、上述のようにして得られた孔部1
6を含む多孔板25の部分断面図である。図中、補助線
19は、エレクトロフォーミングミクロフィルター1の
内周面17の法線である。図4において示されるよう
に、補助線19に対して垂直な孔部16の断面形状は、
補助線19の方向に一様ではなく、内周面17において
最大であり、内周面17と外周面18の中間よりやや外
周面18よりの位置S1において最小値φMINをと
る。本実施形態では、φMINは約40μmである。
【0022】図5は、上述のように孔部16を設けた多
孔板25を内周面17側から見た図であり、孔部16の
配列の様子を示している。図5に示す例において、孔部
16は、ピッチがLc=152.4μmの正方形配列と
なるように板材23に設けられている。また、内周面1
7での孔部16の直径は、φb=138μmであり、開
口比(全表面積に対する孔部16の総面積の比)は、約
64パーセントとなっている。なお、図5において、孔
部の間隔La、孔部の最小内径φdは、それぞれ、1
4.6μm、40μmである。図6は、図5とは異なる
孔部16の配列を示す図である。この例において、孔部
16は、一辺のピッチがLeの正三角形配列となるよう
に板材23に設けられている。
【0023】多孔板25は、エッチング加工の後に、プ
レス加工によって折り部が設けられる。図7は、多孔板
25に折り部を設けるロールフォーシングプレス装置を
示した図である。プレスロール26及び27は、円筒状
の歯車部材であり、互いの歯が噛み合うように回転可能
に配置されている。加圧ロール28は、プレスロール2
7が有する歯より高さの低い歯をその外周面に備えた円
筒状の歯車部材であり、プレスロール27の円筒軸が撓
むことを防止するために、プレスロール27がプレスロ
ール26と噛み合っているのと反対の側において、プレ
スロール27を支持している。
【0024】また、部分加圧ロール29及び30は、加
圧ロール28の円筒軸が撓むことを防止するための円筒
部材であり、それぞれ異なる位置において、加圧ロール
28の外周面を支持している。なお、図示を省略した
が、本装置は、プレスロール26についても加圧ロール
28、部分加圧ロール29及び30に相当する部材を備
えている。板材支持部32は、折り部が設けられる前の
多孔板25を支持し、かつ、板材の撓み、皺などを矯正
するものであり、プレスロール26及び27の前段に配
置してある。板材支持部32は、多孔板25の幅(紙面
に対して垂直方向)より広い幅を有しており、油圧又は
エアーシリンダー31より動力を得て、板材をその全幅
に渡って加圧している。
【0025】図7に示すロールフォーシングプレス装置
によって多孔板25に折り部を設ける場合は、多孔板2
5は、図面の左より板材支持部32の間、及び、プレス
ロール26及び27の間に導入される。プレスロール2
6及び27は、多孔板25を図面右側に送り出すように
回転し、それぞれの歯車の噛み合い部において、多孔板
25を歯形に沿った形状に折り曲げる。このときに、板
材支持部32は、多孔板25に図面左方向の摩擦力を加
えており、この結果、板材支持部32とプレスロール2
6及び27の間に位置する多孔板25には、進行方向の
適度な張力が発生する。この張力のために、多孔板25
は、プレスロール26及び27の間において折り部を付
加されても不慮の撓み又は皺となることが無く、プレス
加工は円滑に進行する。また、上記張力の発生により、
プレス加工後の多孔板25は、優れた靱性を有するよう
になる。
【0026】図8及び図9は、以上のようにして折り部
50を設けられた多孔板25の折り部に垂直な方向の断
面図である。図示するように多孔板25は、幅がbであ
る平坦部33、34及び高さH、幅C、長さがClであ
る斜面35、36からなる矩形波が周期的に現れる形状
を有している。最後に、多孔板25は、ロール加工を施
すことより、折り部がその円筒軸と平行である略円筒形
に成形され、この結果、エレクトロフォーミングミクロ
フィルター1が得られる。
【0027】このように、本実施形態では、エレクトロ
フォーミングミクロフィルター1に折り部を施している
ので、その外形(直径)を小さく保ちながら、内/外周
面の面積を大きく取ることを可能としている。このため
に、本実施形態に係るフィルターの有効な濾過面積は、
単純な円筒形のフィルターと比較して増大している。例
えば、正方形配列の孔部を設け、折り部の寸法b1=
2.5mm、b2=7.75mm、Cl=35.63m
m、C=2.5mm、H=12.7mmとし、直径が2
00mmのエレクトロフォーミングミクロフィルター1
を作成した場合は、その孔部が半透膜7と接する総面積
(有効な濾過面積)は、直径が200mmの単純な円筒
形の同面積の約2.4倍、また、メッシュを同じ直径の
円筒とした場合の約3.9倍となる。この結果、本実施
形態では、従来のフィルターと同程度の処理能力を有す
るフィルターをよりコンパクトな形状で提供することが
可能となっている。なお、本実施形態では、エレクトロ
フォーミングミクロ内筒3は、上述したエレクトロフォ
ーミングミクロフィルター1の製造方法と同じ方法によ
り製作したものを使用している。
【0028】図10は、本実施形態のフィルターをマニ
ホールドに設置しているところを示した図である。図中
に示すフランジ11及び12、それらのフランジにより
支持されているケーシング10、フランジ12にボルト
15により固定されている鏡板13は、フィルターを保
持する濾過筒を形成しており、ボルト14によってマニ
ホールドに設置されている。フィルターは、フランジ1
1及びフランジ12の内周面に成形樹脂枠2をはめ込む
ようにして濾過筒に挿入されており、鏡板13によりそ
の上部を抑えられることにより、マニホールド上に固定
されている。
【0029】フィルターとマニホールドとのつなぎ目、
及び、フランジ11とマニホールドとのつなぎ目には、
液体が流出することを防止するOリング6および33が
取り付けてある。また、フィルターの上面と鏡板13と
のつなぎ目には、やはり液体の流出を防止するためのO
リング6が取り付けてある。一方、マニホールド内に配
置された原液流路100は、フィルターに原液を供給す
るための配管であり、濾過液流路200は、濾過された
液体(以下、「濾過液」という)が流動するための配管
である。
【0030】次に、図1及び図10を用いて、本実施形
態の動作について説明する。原液流路100の中を流動
してきた原液は、成形樹脂枠2の開口部を介してフィル
ター内部に侵入する。次に、原液は、エレクトロフォー
ミングミクロ内筒3の孔部を通過して、半透膜7の内周
側に流入する。このときに、原液が含む金属粉、残滓
等、半透膜7の損壊原因となる比較的大型の混入物がエ
レクトロフォーミングミクロ内筒3によって除去され
る。前述のように、エレクトロフォーミングミクロ内筒
3の孔部は、内径が約40μmである。従って、エレク
トロフォーミングミクロ内筒3は、ミリメーターオーダ
ーの孔部を有するパンチングメタルと比較すると、より
効率よく上記混入物の除去を行う。
【0031】本実施形態では、原液が半透膜7の内周側
に流入した時点において、半透膜7の内周側と外周側の
圧力差が約50Kg/cm2となるように原液の供給状
態を調整している。このために、半透膜7は、エレクト
ロフォーミングミクロフィルター1の内周面に押しつけ
られ、その内周面の凹凸形状に沿って密着する。ここ
で、半透膜7が原液から受ける圧力は、その大部分がエ
レクトロフォーミングミクロフィルター1によって吸収
される。従って、半透膜7は、上記圧力差により外周側
に膨張、変形し、あるいは、その膨張、変形のために損
壊することがない。 次に、原液の溶媒は、上記の圧力
差を駆動力に半透膜7の外周面側に透過していく。ここ
で、原液の溶媒が半透膜7を透過する部位は、半透膜7
がエレクトロフォーミングミクロフィルター1の孔部1
6上に位置している部位である。
【0032】半透膜7を透過した濾過液は、さらにエレ
クトロフォーミングミクロフィルター1の孔部16を通
過した後に、いったんエレクトロフォーミングミクロフ
ィルター1とケーシング10に間に溜まり、最後に、濾
過液流路200へ流出する。以上説明したように、本実
施形態のフィルターでは、エレクトロフォーミングミク
ロフィルター1の孔部16は、その断面が内周面17に
おいて最大である形状としたことから、原液の溶媒が半
透膜7を透過できる有効面積を大きくすることを可能と
している。一方、孔部16の平均径は、内周面17にお
ける断面の径より小さくしてあることから、孔部16を
設けたことによるエレクトロフォーミングミクロフィル
ター1の強度の減少は小さく抑制されている。従って、
上述のように圧力の高い原液をエレクトロフォーミング
ミクロフィルター1の内周側に注入した場合において
も、エレクトロフォーミングミクロフィルター1は、変
形などせず、その内周面に設置してある半透膜7を安定
に支持することが可能となっている。
【0033】さらに、エレクトロフォーミングミクロフ
ィルター1に多数の折り部を設けたことから、エレクト
ロフォーミングミクロフィルター1の総面積を折り部を
有さない円筒と比較して飛躍的に増大させている。従っ
て、エレクトロフォーミングミクロフィルター1がその
内周面において支持できる半透膜7の総面積も増大し、
本実施形態に係るフィルターの有効濾過面積は増大して
いる。この結果、直径が小さい、すなわち、コンパクト
な外形でありながら、処理能力が高いフィルターを提供
することが可能となっている。
【0034】さらにまた、上述の折り部は、エレクトロ
フォーミングミクロフィルター1に構造的な強度を与え
るものであることから、本実施形態に係るフィルターの
耐圧性能も向上している。一方、本実施形態のフィルタ
ーは、図10において示したように、濾過装置等に容易
に着脱できる構造としたことから、本実施形態のフィル
ターを使用した濾過装置は、その保守整備が非常に簡単
となっている。
【0035】(第1実施形態の変形例1)図11及び図
12は、第1実施形態において記述したフィルターの変
形例を示す図である。なお、以下において、第1実施形
態と同様な機能を果たす部分には、同一の符号を付し
て、重複する説明を適宜省略する。これらの変形例は、
半透膜7がエレクトロフォーミングミクロフィルター1
の外周面に設置してある点において、第1実施形態と主
に異なっている。本実施形態に係るフィルターを使用す
る場合には、第1実施形態の場合と異なり、原液は、半
透膜7の外周側に導入され、半透膜7の内周側へ透過し
ていくことにより濾過される。このように、本実施形態
のフィルターは、半透膜7をエレクトロフォーミングミ
クロフィルター1の外周面に設置した構造としたので、
組立時には、半透膜7をエレクトロフォーミングミクロ
フィルター1の外周に巻くという簡単な操作を行えばよ
く、半透膜7の取り付け又は張り替えが簡単となってい
る。
【0036】(第1実施形態の変形例2)図13は、図
11又は図12に示したのとは異なる第1実施形態の変
形例を示す図である。本変形例は、半透膜7がエレクト
ロフォーミングミクロフィルター1の外周面に設置して
ある点、及び、ケーシング10の外周側において鏡板1
3とフランジ11とを接続するボルト15を有する点に
おいて、第1実施形態と主に異なっている。本変形例で
は、上述の変形例1と同様に、原液は、半透膜7の外周
側に導入され、半透膜7の内周側へ透過することにより
濾過される。また、ボルト15は、フィルターに導入さ
れた原液の圧力を高めた場合に、鏡板13又はフランジ
11がケーシング10より外れることを防止するもので
ある。ボルト15の設置により、本変形例は、その耐圧
性能を増大させている。
【0037】(第2実施形態)次に、図14〜16を用
いて、本発明に係る第2実施形態について説明する。図
14は、本実施形態に係る大型純水連続採取装置の上面
図であり、図15はその正面図及び側面図、図16はそ
の濾過装置が備える濾過筒の断面図である。
【0038】本実施形態の濾過装置は、図14に示すよ
うに、第1実施形態において説明したフィルター30本
をマニフィールド上に設置した構成となっている。フィ
ルターへの原液の供給は、フィルターの下側のマニフィ
ールドに配管された原液流路100によって行い、ま
た、濾過液の回収は、これもマニフィールドの下側に配
管された濾過液流路200によって行われる(図1
6)。さらに、マニフィールドの下部には、パッキン3
02を挟んでプレフィール弁301を、プレフィール弁
301の下部には、濾過後の濃縮原液、又は、スラッジ
を回収するためのタンク(不図示)を配置している。
【0039】各フィルターへの原液の供給量は、不図示
の電磁弁等を、これも不図示の制御部をもって制御する
ことにより行っている。本実施形態において、上述の制
御部は、30本のフィルターのうち、常時27本が濾過
動作を行い、順次3本は、保守点検のために濾過動作を
停止するように原液の供給を制御する。ここで、保守点
検とは、フィルターの点検又は交換、フィルター内部に
存在する濾過後の濃縮原液、ゴミ、ノロ、スラッジをプ
レフィール弁301を開いて前述のタンクに回収するこ
となどの作業をいう。このように、本実施形態の濾過装
置は、複数のフィルターを配列し、同時に動作させるこ
とにより、装置全体としての処理能力を増大させるこ
と、及び、無停止の連続運転を行うことを可能としてい
る。
【0040】(第3実施形態)次に、図17及び図18
を用いて、本発明に係る第3実施形態について説明す
る。図17は、本発明に係る小型純水連続採取装置のプ
ロセスシート図であり、図18は、その装置の濾過筒の
断面図である。図17に示されるように、本実施形態で
は、6個の濾過筒40が並列に配置してあり、それぞれ
の濾過筒に、本発明に係るフィルター40が1本装着し
てある。また、各濾過筒の下部には、原液流路100が
配管されている。
【0041】原液流路100には、ポンプP1が備えて
あり、ポンプP1を稼働させ、かつ、ポンプP1の前後
に備えられているバルブV1及びV2を開くと、原液が
原液流路100内を各フィルター6へ向けて流動する。
また、フィルター40の下部における原液流路100に
は、6つのバルブV3〜V8が備えられており、このバ
ルブが開かれることにより、原液は、濾過筒40の下部
に設けてあるフランジ43(図18)からフィルターに
流入し濾過される。
【0042】フィルター内に流入した原液の圧力は、不
図示の圧力計により各濾過筒ごとに検出される。フィル
ター41内の原液の圧力が予め設定された一定値に達す
ると、濾過筒の下部側面に設置してあるバルブV9〜V
14のうち該当するものが開き、濾過液は、濾過筒40
の側面下部に設けてあるフランジ44(図18)から濾
過液流路200に流入し、バルブV15を介して清浄液
タンク42に供給される。清浄液タンク42は、流入し
た液体の液面高さを測定する浮子式、超音波式、抵抗式
(電流、電圧検出式)、加圧セル式(水圧検出式)など
の液面計(不図示)を備えており、液面計からの信号を
もとに、濾過液の液面高さが予め設定した上限及び下限
の間に位置しているか否かが監視される。また、清浄液
タンク42は、バルブV53、V54及びポンプP2を
介して逆洗浄流路400に接続している。
【0043】清浄液タンク42に蓄えられた濾過液は、
ポンプP2を稼働し、バルブV53及びV54を開くと
逆洗浄回路400に流入し、濾過筒40の上部へ達し、
さらに、逆洗浄回路400と濾過筒40との間に配置し
てあるバルブV55〜V60が開かれている場合には、
濾過筒側面上部に設けてあるフランジ45(図18)を
通って濾過筒40へ流入する。
【0044】本実施形態では、バルブV3〜V8のうち
5つを開くことにより、常に5つのフィルター41にお
いて原液の濾過を行う。原液の濾過を行わないフィルタ
ーでは、バルブV3〜V8のうち対応するものを閉じ、
また、バルブV55〜V60のうち対応するものを開く
ことにより、原液流路100からの原液の流入を止め、
代わりに逆洗浄回路400より濾過液を流入させる。濾
過筒に流入した濾過液は、原液が濾過されるのと逆の流
れ方向でフィルターを通過した後に、濾過筒の下部に配
置された濃厚液・スラッジ沈殿タンク410に回収され
る。以上の操作を各濾過筒(フィルター)について順次
行うことにより、本実施形態では、濾過装置全体の稼働
を休止させることなく、各フィルター41の清掃を行う
ことを可能としている。また、第2実施形態において説
明したのと同様に、必要に応じて、濾過装置の稼働中に
1つのフィルターの交換等を行うことも可能である。
【0045】(その他の実施形態)なお、本発明は、上
記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態
は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された
技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効
果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技
術的範囲に包含される。
【0046】例えば、上記実施形態において、エレクト
ロフォーミングミクロフィルター1の孔部16は、内周
面17及び外周面18の間に、内周面17の法線方向に
垂直な断面が最小である部位を有する形状としている
が、これは、エレクトロフォーミングミクロフィルター
1が半透膜7に接する面において孔部16の開口面積が
最大であれば他の形状であってもよい。従って、図19
に示すように、孔部16の断面が内周面17の法線方向
に単調に縮小する形状等であってもよい。さらに、その
断面形状は、円形であることは必須の要件ではなく、楕
円形、長方形等であってもよい。
【0047】また、上記実施形態においては、エレクト
ロフォーミングミクロフィルター1に保護膜を付けてい
ない例について説明しているが、腐食性の強い原液を濾
過する場合には、エレクトロフォーミングミクロフィル
ター1等にチタン、クロムその他の素材による耐食膜を
付加することが可能である。耐食膜は、電気化学的な方
法(電気メッキ)等によりエレクトロフォーミングミク
ロフィルター1等に膜付けされる。なお、この場合に
は、エレクトロフォーミングミクロフィルター1の孔部
16が図7又は図19に示すような断面形状を有するこ
とから、側面が内周面17に対して垂直である孔部と比
較して、孔部の中心部まで膜付けを行うことが容易とな
っている。
【0048】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の第
1実施形態によれば、半透膜を多孔板で支持し、多孔板
に設けた孔部の形状は、その断面が多孔板の法線方向に
変化するものとしたので、耐圧性能及び処理能力が高い
フィルターを得ることが可能となった。請求項2によれ
ば、多孔板に折り部を設けたので、多孔板及び半透膜の
表面積が増大し、フィルターの処理能力の増大とコンパ
クト化を促進することが可能となった。また、上記折り
部は、多孔板の構造的な強度を増大させることから、フ
ィルターの耐圧性能が向上することが可能となった。
【0049】請求項3によれば、半透膜の原液側に多孔
板を配置したので、原液が含む比較的大きな固形物等が
半透膜に達し、半透膜が破損されることを防止すること
が可能となった。請求項4によれば、フィルターを円筒
状の形状としたので、コンパクトなフィルターを提供す
ることが可能となった。請求項5によれば、請求項1か
ら4のいずれか1項に記載したフィルターを用いた濾過
装置としたので、フィルターの保守、交換が容易であ
り、かつ、処理能力が高い濾過装置を提供することが可
能となった。
【0050】請求項6によれば、濾過装置は、フィルタ
ーの洗浄、保守を行う場合であっても、濾過装置全体の
動作を停止させる必要がなく、常に連続運転させること
できる濾過装置を提供することが可能となった。請求項
7によれば、正確な形状の折り部を有し、かつ、靱性に
優れる請求項2に記載の多孔板を提供することが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態であるフィルターを
示す図。
【図2】本発明に係るフィルターに用いる多孔板の原材
料である板材に施すレジストパターンを示す図。
【図3】本発明に係る多孔板を製作する原材料である板
材を示す図。
【図4】本発明に係るフィルターに用いる多孔板の部分
断面図。
【図5】本発明に係るフィルターに用いる多孔板の穴部
の配列例(正方形配列)を示す図。
【図6】本発明に係るフィルターに用いる多孔板の穴部
の配列例(正三角形配列)を示す図。
【図7】本発明に係るフィルターに折り部を設けるロー
ルフォーシングプレス装置を示した図。
【図8】本発明に係るフィルターに用いる多孔板の円周
方向の断面形状を示す図。
【図9】本発明に係るフィルターに用いる多孔板の円周
方向の断面形状を示す拡大図。
【図10】本発明に係る第1実施形態をマニホールドに
設置したところを示す図。
【図11】第1実施形態の変形例である小型フィルター
の斜視図及び断面図。
【図12】第1実施形態の変形例である図11と異なる
小型フィルターの断面図。
【図13】第1実施形態の変形例である大型フィルター
の断面図
【図14】本発明に係る大型純水連続採取装置の上面
図。
【図15】本発明に係る大型純水連続採取装置の正面図
及び側面図。
【図16】本発明に係る大型純水連続採取装置の濾過筒
の断面図。
【図17】本発明に係る小型純水連続採取装置のプロセ
スシート図。
【図18】本発明に係る小型純水連続採取装置の濾過筒
の断面図。
【図19】本発明に係る多孔板に設けられた孔部の変形
例。
【符号の説明】
1 エレクトロフォーミングミクロフィルター 2 成形樹脂枠 3 エレクトロフォーミングミクロ内筒 4 パッキング 5 締め付けネジ 6 Oリング 7 半透膜 8 成形補強リング 9 Oリング 10 ケーシング 11 フランジ 12 フランジ 13 鏡板 14 ボルト 15 ボルト 16 孔部 17 エレクトロフォーミングミクロフィルター1の内
周面 18 エレクトロフォーミングミクロフィルター1の外
周面 19 補助線 20 レジスト 21 エッチング部 22 エッチング
部 23 板材 24 レジスト 25 多孔板 26 プレスロー
ル 27 プレスロール 28 加圧ロール 29 部分加圧ロール 30 部分加圧ロ
ール 31 シリンダ 32 板材支持部 33 Oリング 40 濾過筒 41 フィルター 42 清浄液タン
ク 43 フランジ 44 フランジ 45 フランジ 100 原液流路 200 濾過液流路 300 ボルト 301 プレフィール弁 302 パッキン 400 逆洗浄流路 410 濃厚液・
スラッジ沈殿タンク P1 ポンプ P2 ポンプ P 多孔板の折り部のピッチ Pn 多孔板の折り部のn倍 S1 孔部16の断面形状が最小である位置 V1〜V15、V51〜V61 バルブ W1 板材23の板厚 φ1 エッチング部21の直径 φ2 エッチング
部22の直径

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透膜と、1又は2以上の多孔板とを備
    えるフィルターであって、 前記半透膜は、少なくとも1の前記多孔板の面に沿って
    設置され、 前記多孔板は、断面形状が法線方向に変化し、断面が最
    小である位置が前記半透膜が設置された面と異なる位置
    にある孔部を複数有する、 ことを特徴とするフィルター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルターにおいて、 前記多孔板は、表面積を増大させるための折り部を有す
    る、 ことを特徴とするフィルター。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載のフィ
    ルターにおいて、 前記多孔板は、前記半透膜の両側に少なくとも1以上配
    置されている、 ことを特徴とするフィルター。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載のフィルターにおいて、 前記多孔板及び前記半透膜は、円筒状に成形され、か
    つ、同心円状に配置された、 ことを特徴とするフィルター。
  5. 【請求項5】 濾過前の原液が流動する原液流路と、 濾過後の濾過液が流動する濾過液流路と、 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフィルタ
    ーと、 を備えることを特徴とする濾過装置。
  6. 【請求項6】 2以上の請求項1から4のいずれか1項
    に記載のフィルターと、 前記フィルターに濾過方向と逆の方向に洗浄液を送るこ
    とにより前記フィルターの洗浄を行う洗浄手段と、 前記フィルターの残留物及び洗浄液を導入する貯蔵器
    と、 を備える濾過装置であって、 前記各フィルターは、濾過動作を個別に停止することが
    可能であり、 前記フィルターが濾過動作を停止しているときに、前記
    洗浄手段による洗浄が行われ、前記フィルターから前記
    残留物及び洗浄液が貯蔵器に導入される、 ことを特徴とする濾過装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の多孔板に折り部を付加
    するフィルター加工装置であって、 外周面に周期的な凹凸部を有し、相互に前記凹凸部にお
    いて噛み合う1対の円筒状部材であり、円筒軸を中心に
    回転し、前記噛み合う部位に前記多孔板を導入すること
    により折り部を付加する折り部付加手段と、 対向する一対の平面部を有し、前記1対の平面部で前記
    多孔板を挟むことにより摩擦力を付加する摩擦力付加手
    段と、 を備え、 前記折り部付加手段の前段において、前記摩擦力付加手
    段により摩擦力を付加することにより、前記多孔板に進
    行方向の張力を与えながら折り部を付加する、 ことを特徴とするフィルター加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007105438A1 (ja) 2006-02-23 2007-09-20 Bunri Incorporation 濾過装置
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