JPH09242320A - 地袋装置 - Google Patents

地袋装置

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Publication number
JPH09242320A
JPH09242320A JP8081935A JP8193596A JPH09242320A JP H09242320 A JPH09242320 A JP H09242320A JP 8081935 A JP8081935 A JP 8081935A JP 8193596 A JP8193596 A JP 8193596A JP H09242320 A JPH09242320 A JP H09242320A
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JP
Japan
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rod
horizontal
vertical
rods
horizontal rod
Prior art date
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Application number
JP8081935A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Shoji
辰夫 庄司
Hiroyuki Masuno
博之 増野
Hiroshi Takami
博 高見
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Naka Technical Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Naka Technical Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小寸法で少ない点数の部品を設置現場に搬入
して設置することができ、設置現場での部品の搬出入や
取扱いが容易であり、設置現場で溶接工事等の大がかり
な工事を必要としないで設置が可能であり、且つ充分な
構造的強度を有する地袋装置を提供すること。 【解決手段】 地袋装置の骨組は、複数の水平杆30
と、水平杆のそれぞれに係着される複数の垂直杆40
と、隣接する水平杆にその両端が係着される繋ぎ杆80
とよりなり、水平杆と繋ぎ杆との接合構造が、一動作で
係着が可能な係着構造によって行われるのにも拘らず、
繋ぎ杆に作用する水平応力を水平杆の捻り応力として充
分伝達できる剛的な接合状態が得られるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面に沿っ
て設置される地袋装置、特に窓部腰壁に沿って設置され
る地袋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の窓際部に沿って地袋を設け、窓面
と居住区域との間に間隔を開ける技術は、高層建築にお
いて居住者が窓面に接近して窓外を見下ろした場合に抱
く恐怖感を緩和する目的や、ペリメータゾーンの空調機
器を配備するための空間を確保する目的で従来知られた
技術である。しかしながら、従来の地袋は、建物の主要
構造が完成した後に、また特定の空調機器の配備が完成
した後に、個々の現場寸法に合わせて比較的に広い範囲
の地袋を一体的に製造する方法で行われるために、特に
高層建築ではその設置目的からみて窓面のほぼ全域に亘
って設置する必要性を有するにも拘らず、大型形状の地
袋を設置現場へ搬出入することには手間がかかり、地袋
や建物に接触による損傷を生じる虞があり、また設置現
場で溶接作業を伴う大がかりな工事を伴うことも多く、
設置期間が長くなり安価な設置は不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、小寸法で少ない点数の部品を設置現場に搬
入して設置することができ、設置現場での部品の搬出入
や取扱いが容易であり、設置現場で溶接工事等の大がか
りな工事を必要としないで設置が可能であり、且つ充分
な構造的強度を有する地袋装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の地袋装置は、所定間隔をおいて設置壁面に
その一端が支持される複数の水平杆と、該設置壁面から
所定距離をおいた設置床面上に該設置壁面と並行に所定
間隔をおいて一端が支持されると共にその他端が該水平
杆のそれぞれの他端に係着される複数の垂直杆と、隣接
する該水平杆にその両端が係着される繋ぎ杆と、該水平
杆および該垂直杆頂部に載置係着される天板とを有する
地袋装置において、該水平杆および該繋ぎ杆はいずれも
それらの開口面を下方に向けた溝型断面材で構成され、
該水平杆のウエブの所定位置には該水平杆長さ方向に該
繋ぎ杆の両フランジ間距離を隔てた位置で且つ該水平杆
幅方向中心線に対称にその一端が該水平杆の各フランジ
に接して該水平杆幅方向に延びる各一対の溝孔が穿設さ
れ、該繋ぎ杆の両先端における両フランジは先端から所
定距離を隔てて該溝孔の幅と同幅の下方突出片が突設さ
れるように切り欠かれ、該水平杆に該繋ぎ杆を係着した
状態で、該水平杆の該溝孔に挿入された該繋ぎ杆の該下
方突出片における内側縁が該水平杆のフランジ内面に密
着状に当接されると共に、該繋ぎ杆の先端から該下方突
出片に至る先端部フランジ下縁が該水平杆のウエブ上面
に密着状に当接されることを主な特徴とする。
【0005】また前記天板の係着構造に関して、前記天
板は、設置状態で相隣接する前記水平杆上に載置される
両側部辺と該側部辺に垂直で前記垂直杆上に位置する前
部辺および該前部辺と対向する後部辺とを有し、該両側
部辺および該前部辺には該天板下面側にコ字状に折返さ
れるコ字状縁が形成され、該側部辺の該コ字状縁におけ
る下部折返縁には該側部辺方向の係止用溝孔が形成され
ると共に、前記垂直杆頂部のウエブには一対の天板前部
係止突片が突設され、また前記水平杆のウエブには鉤部
先端が該垂直杆係着部側を向く一対の天板係止鉤状突片
が突設され、一枚の該天板前部辺の該コ字状縁を相隣接
する該垂直杆のそれぞれ内側に位置する該天板前部係止
突片に係止した状態で、該天板の両側部辺のそれぞれの
該係止用溝孔に挿入された相隣接する該水平杆のそれぞ
れ内側に位置する該天板係止鉤状突片が該係止用溝孔の
縁に係止され、さらに相隣接する該水平杆の間に係着さ
れた前記繋ぎ杆のウエブが該天板下面に当接されること
を特徴とする。
【0006】さらに前記垂直杆と水平杆の係着構造に関
して、前記垂直杆は、前記水平杆の両フランジ外面間の
距離に等しい両フランジ内面間の幅を有するリップ付溝
型断面材で構成され、該水平杆の該垂直杆係着側先端付
近における両フランジには、抜止用切起片が外方に向け
形成されると共に、該垂直杆の両リップに該水平材断面
が挿入できる切取部を設けた該垂直材の開口側から該水
平杆が仕口状に係着された状態で、該垂直杆の両フラン
ジには、該水平杆のフランジ上下縁を挟持する各一対の
挟持用切起片、および該水平杆の該抜止用切起片が嵌合
される切起片保持孔が形成されていることを特徴とす
る。
【0007】また設置床面に対する設置構造に関して、
前記垂直杆内に挿入可能な溝型断面材についてウエブ側
を内側にして直角状に接合されて形成された水平部分に
垂設ボルトの一端側を上下位置調節自在に螺合させると
共に垂直部分に透孔が穿設された支持金具の該垂直部分
と、該支持金具両フランジ間を掛渡す幅を有する板面か
ら植込ボルトが突設された裏当金具との間に、前記設置
床面に固定される底板部と該底板部から立上がる立上板
部とを有する幅木部材の該立上板部を介在させると共
に、該支持金具の該透孔に該裏当金具の該植込ボルトを
挿通させた状態で該支持金具と該裏当金具との組立体が
該垂直杆下部に挿入され、該支持金具の該垂設ボルトの
他端が該幅木部材の該底板部上に載置され、屈曲爪を上
端縁に有すると共に該垂直杆両リップ間を掛渡す幅を有
する板体に挿通透孔を穿設した圧着金具の該屈曲爪が該
垂直杆リップに刻設された横切溝に嵌合され、該圧着金
具の該挿通透孔を通過した該植込ボルトが締着されるこ
とにより、該裏当金具と該支持金具との間に該幅木部材
の立上板部が挟着されると共に、該支持金具と該圧着金
具との間に該垂直杆の両リップが挟着されて、該垂直杆
が上下位置調節された状態で該垂直杆と該幅木部材とが
固定されることを特徴とする。
【0008】また前記水平杆および前記繋ぎ杆の好まし
い態様として、前記水平杆を構成する溝型断面材には、
リップ付溝型断面材が使用され、また前記繋ぎ杆を構成
する溝型断面材には、そのウエブと両フランジとが接す
る両肩部にそれぞれ凹入段部が形成され、且つ該両フラ
ンジ端縁には外開きリップが形成されていることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して説明する。本発明にかかる地袋装置は、
一般的に建物の腰壁に沿って設置されるが、特に図1に
示されるように、窓際の腰壁に沿って設置され、内部は
ファンコイルの収納や、物品の収納に供され、また上面
は窓台に沿った連続する長い平面を形成する内装仕上げ
を行う場合に好適である。本発明では、このように窓際
に沿って壁面方向に長く形成される地袋装置を壁面方向
に区域毎の単位となるように分割し、主要部品は該単位
毎の大きさで形成し、これらの部品を設置現場で組立て
ることにより全体の地袋装置を完成させるようにしてい
る。一般的に各区域の幅は見掛け上等しい長さとされ
る。図1中、符号1は柱、2は窓、3は設置壁面、4は
設置床面を示す。図示の例では、両側の柱1,1に接し
て予備区域5が設置されると共に、残余の空間をファン
コイル収納区域6、開き戸付収納区域7、引違戸付収納
区域8等として利用するものである。
【0010】使用される部品は、主として棒状部材とパ
ネル状部材とで構成され、これらの部材を接合するため
の接合用部品も使用されるが、その数量は僅かである。
接合用部品を僅少とすることは本発明の特徴の一部であ
り、部品管理を容易にし、設置現場での組立作業時間を
短縮することができる。図2には本発明における地袋装
置の骨組構造が示される。
【0011】図2において、設置現場では、先ず設置壁
面3に対し所定高さに且つ後述する水平杆30の取付間
隔毎に壁支持金具10が取付けられる。壁支持金具10
は、図10、図11、図12にその詳細が示されるよう
に、設置壁面3に取付けられる垂下部11と垂下部11
の頂部に連成される水平部12を有する。垂下部11に
は設置壁面3から突出する埋込みボルト20を通過させ
る拡大取付孔13と拡大取付孔13の周辺部に位置する
座金止膨出部14とが形成され、水平部12には、支持
金具長さ方向中心線に沿って垂下部11迄連続する屈曲
凹条部15と、支持金具長さ方向両側に位置する立上部
16,16と、支持金具幅方向に両側から屈曲凹条部1
5に達する斜状凹溝部17,17と、屈曲凹条部15に
位置する接合用透孔18および溝孔19が形成されてい
る。壁支持金具10は、設置壁面3から突設される埋込
みボルト20に垂下部11の拡大取付孔12を挿通さ
せ、さらに水平部12が水平に且つ所定高さに位置する
ように調節した上で、半径が周位置により変化する半径
変化型座金21を介して埋込みボルト20に壁取付ナッ
ト22を締付けて取付けられる。
【0012】半径変化型座金21は合致した半径でその
周縁が座金止膨出部14に当接して回転を停止し、埋込
みボルト20に対して拡大取付孔13がどの位置にあっ
たとしても拡大取付孔13を充分に被覆するので壁支持
部材10を確実に固定することができる。また図2に示
されるように、設置壁面3から所定距離離間した設置床
面4に対して幅木部材25が取付けられる。幅木部材2
5は、図13に示されるように、設置状態で設置壁面3
と並行に延びる底板部26と該底板部26表側から立上
がる立上板部27を有し、また必要に応じて該底板部2
6裏側から僅かに立上がる後部立上縁28が形成されて
いる。幅木部材25はその底板部26をボルト29等に
よって設置床面4に固定することにより取付けられる。
【0013】図2で明らかなように、地袋装置の主要な
骨組は、水平杆30、垂直杆40、繋ぎ杆80によって
構成される。水平杆30は、図3に示されるように、開
口面を下側に向けたリップ付溝型断面材で構成され、設
置壁面3と反対側端部付近における両フランジ32,3
2には後述する垂直杆40と係着するための抜止用切起
片34,34が外方に向け形成されている。またウエブ
31の所定位置には後述する繋ぎ杆80の係着のため
に、水平杆長さ方向に繋ぎ杆80の両フランジ間距離を
隔てた位置で水平杆幅方向中心線に対称にその一端が水
平杆30の各フランジ32,32に接して水平杆幅方向
に延びる各一対の溝孔35,35,35,35が穿孔さ
れ、さらにウエブ31の所定位置には、後述する天板7
0の係着のために、鉤部先端が垂直杆40との係着部の
方向を向く一対の天板係止鉤状突片36,36が突設さ
れている。一方設置壁面3側に位置する端部付近におけ
るウエブ31は切取られて端部ウエブ切取部37が形成
されている。
【0014】水平杆30の設置壁面3側と反対側の端部
に係着される垂直杆40は、水平杆30の両フランジ3
2,32外面間の距離に等しい両フランジ42,42内
面間の幅を有するリップ付溝型断面材で構成され、水平
杆30との係着部においてリップ43,43には該水平
杆30断面が挿入できる切取部44,44が形成され、
また垂直杆40の両フランジ42,42には、垂直杆4
0に開口側から水平杆30が仕口状に係着された状態
で、水平杆30のフランジ32,32上下縁を挟持する
各一対の挟持用切起片45,45,45,45および水
平杆30の抜止用切起片34,34が嵌合する切起片保
持孔46,46が形成されている。さらに図6および図
7に示されるように、後述する天板70の係着のため
に、垂直杆40頂部のウエブ41には一対の天板前部係
止突片47,47が突設され、またその下方位置のウエ
ブ41所定位置には後述する前板88の係着のために、
先端が上向きとされた一対の前板係止鉤状突片48,4
8が突設されている。図15に示されるように、垂直杆
40の下端部付近の両リップ43,43について、最下
端は切取られて下端切取部49,49を形成し、下端切
取部49,49の上方には横切溝50,50が設けられ
ている。垂直杆40の下端部付近の両フランジ42,4
2にはウエブ41から所定距離をおいて並行し下端に開
いている幅木挿入用縦切溝51,51が設けられてい
る。
【0015】部材の組立順序としては、数種の順序が考
えられるが、ここでは最初に水平杆30の垂直杆40へ
の係着を行う例を説明する。図3において、垂直杆40
は、水平杆30の両フランジ32,32外面間の距離に
等しい両フランジ42,42内面間の幅を有するから、
水平杆30の端部を垂直杆40のリップ切取部44,4
4を通して垂直杆40の開口側から挿入すれば、水平杆
30のフランジ32,32上下縁はリップ切取部44,
44の縁および垂直杆40の挟持用切起片45,45に
よって挟着された状態で、抜止用切起片34,34が切
起片保持孔46,46に嵌合されることにより、水平杆
30と垂直杆40とは一動作で確実な接合状態に係着す
ることができ、水平杆30に加わる垂直荷重を垂直杆4
0に伝達すると共に水平杆30に作用する捻り応力に対
しても充分な抵抗性を示す。次に垂直杆40の下端に上
下位置調節装置52を仮取付する。
【0016】図14に示されるように、上下位置調節装
置52は、垂直杆40のフランジ42,42間に挿入す
ることができるフランジ幅を有する溝型断面材について
ウエブ側を内側にして直角状にに接合し、その水平部分
54に対し垂直部分55が立上がり、水平部分54のウ
エブに垂設ボルト56の一端側を上下位置調節自在に螺
合させ、垂直部分55の下方の両フランジ端縁に薄厚の
幅木挿入用後退面57,57を形成すると共に垂直部分
55ウエブに透孔58を穿設した支持金具53と、支持
金具53のフランジ幅と同幅の板体60から板体60を
支持金具53の両フランジに当接した場合に透孔56か
ら突出する植込ボルト61が突設された裏当金具59
と、垂直杆40のリップ43,43に設けた横切溝5
0,50に嵌合する屈曲爪63を上端縁に有する板体6
4に挿通透孔65を穿設した圧着金具62とからなる。
【0017】垂直杆40に上下位置調節装置52を仮取
付するには、図15に示されるように、裏当金具59の
植込ボルト61が透孔58から突出するように裏当金具
59を支持金具53の両フランジに当接した状態で支持
金具53と裏当金具59とを垂直杆40の内部に挿入
し、圧着部材62の挿通透孔65に垂直杆40の両リッ
プ43,43間に突出された植込ボルト61を挿通する
と共に圧着部材の屈曲爪63を両リップ43,43の横
切溝50,50に嵌合させ、植込ボルト61にナット6
6を緩く締付けることによって行われる。この状態で支
持金具53の幅木挿入用後退面57,57は垂直杆40
の幅木挿入用縦切溝51,51と近接する箇所に位置す
るから、幅木部材25の立上板部27を幅木挿入用縦切
溝51,51の溝間から挿入し、幅木挿入用後退面5
7,57と裏当金具59との間に挿入すると共に、垂直
杆40の下端切取部49,49から突出する支持金具5
3の水平部分54に螺合した垂設ボルト56の他端側を
幅木部材25の底板部26上に載置する。
【0018】次いで垂設ボルト56を回転させて圧着金
具62の屈曲爪63によって支持された垂直杆40の上
下位置を調節した後に、ナット66を締着すれば、幅木
部材25の立上板部27上部は、支持金具53の垂直部
分55と裏当金具59との間に、また垂直杆40の両リ
ップ43,43は圧着金具62と支持金具53の垂直部
分55との間にそれぞれ挟着されて一体的に接合される
から、垂直杆40は上下位置を維持した状態で設置床面
4に固定した幅木部材25に剛的に接合される。また水
平杆30の設置壁面3側端部との接合は、図10、図1
1、図12に示されるように、設置壁面3に固定されて
いる壁支持金具10に対して押圧金具70により水平杆
30を挟着することによって行われる。押圧金具70は
上部透孔71が穿設された頂板部72の一辺から壁支持
部材10の溝孔19に挿入されるべき案内爪73が垂下
されると共に、対向辺から壁支持部材10の斜状凹溝部
17,17の斜面に合致する斜状縁74,74を備えた
押圧片75が垂下された構造を有する。
【0019】水平杆30を接合する場合には、壁支持部
材10の水平部12に水平杆30端部の両リップ33,
33を載置し、水平杆30の端部ウエブ切取部37を通
じて上方より押圧金具70の案内爪73を溝孔19に挿
通すると共に、押圧金具70における押圧片75の斜状
縁74,74が水平杆30の両リップ33,33上に当
接するように載置する。この状態で締着ボルト67を押
圧金具70の上部透孔71および壁支持部材10の接合
用透孔18より挿通してナット68により締着すると、
壁支持部材10の両立上部16,16にその側方移動を
制限された状態で両リップ33,33は押圧片75の斜
状縁74,74に押圧されて斜状凹溝部17,17に沿
う形状に変形し、水平杆30と壁支持部材10とは、水
平杆30に加わる水平応力、垂直応力、軸方向力、捻れ
応力等を壁支持部材10に充分に伝達することが可能な
接合を得ることができる。なお符号69は設置壁面3と
の間隙を閉塞するために予め設置壁面3に取付けられた
目地板である。
【0020】次に水平杆30に対して繋ぎ杆80の係着
が行われる。図2に示されるように、設置壁面3および
設置床面4に対して水平杆30および垂直杆40のそれ
ぞれ部材長さ方向の接合は、前記のように行われ、各接
合点がピン接合であると仮定しても、水平杆30の長さ
方向に加わる水平応力に対して充分な抵抗性を発揮する
が、これらの骨組に垂直方向の水平応力、即ち水平杆3
0に垂直に接合される繋ぎ杆80長さ方向の水平応力に
対しては、水平杆30の設置壁面4に対する接合、およ
び垂直杆40の幅木部材20に対する接合のみによって
はその抵抗性が充分でないので、捻り応力に対し充分な
抵抗性を有する水平杆30に対して繋ぎ杆80の接合部
に剛的な接合を施し、繋ぎ杆80長さ方向の水平応力を
水平杆30の捻り応力に変換させて抵抗させることが必
須である。本発明の特徴の一つとして、付加的な接合具
を必要としないで、かかる剛的な接合を得ている点があ
げられる。前述したように水平杆30には、水平杆長さ
方向に所定距離をあけて水平杆幅方向中心線に対称にそ
の一端が水平杆30の各フランジに接して水平杆幅方向
に延びる各一対の溝孔35,35,35,35が穿孔さ
れている。
【0021】これに対し繋ぎ杆80は、図4に示される
ように、そのウエブ81と両フランジ82,82とが接
する両肩部にそれぞれ凹入段部83,83が形成され、
また両フランジ82,82端縁には外開きリップ79,
79が形成され且つ開口面を下方に向けた溝型断面材で
構成され、また図5に示されるように、繋ぎ杆80の両
フランジ82,82先端部はその先端から所定距離を隔
てて溝孔35の幅と同幅の下方突出片84,84が突設
されるように切り欠かれており、水平杆30の一対の溝
孔35,35に繋ぎ杆80の下方突出片84,84を挿
入して、水平杆30に繋ぎ杆80を係着した状態で、水
平杆30の溝孔35に挿入された繋ぎ杆80の下方突出
片84における内側縁85が水平杆30のフランジ32
内面に密着状に当接されると共に、繋ぎ杆80のフラン
ジ先端部における先端から該下方突出片に至る先端部フ
ランジ下縁86が水平杆30のウエブ31上面に密着状
に当接されるようにされている。下方突出片84には抜
止用切起片87が形成されている。
【0022】このように構成される水平杆30と繋ぎ杆
80との係着部では、例えば図5の左側の係着部におい
て、繋ぎ材80材端の時計回りの曲げモーメントは、繋
ぎ杆80の下方突出片84における内側縁85が水平杆
30のフランジ32内面を押圧すると共に、繋ぎ杆80
の先端部フランジ下縁86が水平杆30のウエブ31上
面を押圧することによって水平杆30に伝達される剛的
な接合が得られることになるから、繋ぎ杆80長さ方向
に作用する水平応力は水平杆30の捻り応力に変換され
充分な抵抗性を得ることができる。反時計回りの曲げモ
ーメントについてはこの係着部では剛的な接合を得るこ
とができないが、この係着部に隣接する右側の係着部あ
るいは当該繋ぎ杆80の他側の係着部において反時計回
りの曲げモーメントについても剛的に接合されるので、
全体の骨組において繋ぎ杆80長さ方向に作用するいず
れの方向の水平応力も水平杆30の捻り応力に変換され
抵抗させることが可能である。
【0023】骨組に対し、地袋の用途に応じて種々のパ
ネル等の取付が可能であるが、少なくとも天板90が取
付けられる。図8に示されるように、天板90は、設置
状態で水平杆30上に載置される両側部辺91,91と
該側部辺と垂直で垂直杆40上に位置する前部辺92お
よび前部辺92に対向する後部辺93とを有し、天板面
94は通常の収納区域で使用される天板90では平面の
みで形成されるが、内部に空調用のファンコイルを収容
するファンコイル収納区域6に使用される天板では、図
8に示されるように、通気用通孔95が穿孔されされて
いる。天板90の周囲辺はすべて下方に折曲げられてい
るが、側部辺91および前部辺92には下面側にコ字状
に折返されるそれぞれのコ字状縁96,97が形成され
ている。そして側部辺91のコ字状縁96における下部
折返縁98には所定位置に係止用溝孔99が穿設されて
いる。
【0024】天板90を骨組に取付けるには、図6に示
されるように、天板90の両側辺91,91における係
止用溝孔99,99に、対応する水平杆30,30のそ
れぞれ内側に位置する天板係止鉤状突片36,36を挿
通させると共に、前部辺92におけるコ字状縁97を対
応する2本の垂直杆40のそれぞれ内方に位置する天板
前部係止突片47,47の前方に配置し、そのまま天板
90を設置壁面3の方向に押込めば、コ字状縁97は天
板前部係止突片47に係止されると共に、係止用溝孔9
9の縁が天板係止鉤状突片36に係止されて天板90が
骨組上に固定される。また、図9に示されるように、こ
の状態で相隣接する水平杆30,30の間に係着された
繋ぎ杆80のウエブ82が天板90下面に当接され、天
板90が補強されることになるから、天板面94を補強
するための他の手段を必要としない。
【0025】地袋がファンコイル収納区域6や予備区域
5等に利用され、地袋前側に常時開閉する戸、扉等の設
置が不必要な場合には、垂直杆40に対して前板88が
設置される。図7、図9に示されるように、前板88は
天板90と同様に周縁が裏面側に折曲げられ、両側部辺
ではコ字状縁が設けられ、コ字状縁の裏面折返縁四隅に
は前板取付溝孔89が穿孔されているので、前板88に
対応する2本の垂直杆40,40のそれぞれ内側におけ
る上下の前板係止鉤状突片48,48,48,48に四
隅の前板取付溝孔89,89,89,89を係止させる
ことにより、前板88が垂直杆40に取付けられる。地
袋がファンコイル収納区域6に使用される場合には、天
板90の通気用通孔95を挟むように2本の繋ぎ杆8
0,80が係着され、繋ぎ杆80,80の相対向する凹
入段部83,83上に図1に示されるようなグリル10
0が載置される。
【0026】天板90や前板88が柱1に隣接する箇所
では、天板90や前板88の見切を良好にするために、
図16および図18に示されるように水平杆30、垂直
杆40は、天板90や前板88の側部辺より内方の位置
に設置される。そして水平杆30に関しては、図17に
示されるような、天板係止鉤状突片36,36に係着で
きる溝孔111,111を内側に、溝孔111,111
と同列両外側に天板係止鉤状突片36,36と類似の鉤
状突片112,112を立設させた拡張板110を、水
平杆30の天板係止鉤状突片36,36に溝孔111,
111を係着させて配設し、天板90の設置時に、拡張
板110の鉤状突片112に天板90の係止用溝孔99
を係止させるようにすれば、天板90の側部辺91直下
に水平杆30が存在しない状態で天板90を設置するこ
とができるから、水平杆30の存在による影響なしに天
板90側部辺と柱1との見切を良好に保つことができ
る。
【0027】また垂直杆40の前板係止鉤状突片48,
48の形状および位置を水平杆30の天板係止鉤状突片
36,36に対応させることにより、垂直杆40に関し
ても同様の拡張板110を使用して、垂直杆40の前板
係止鉤状突片48,48に拡張板110の溝孔111,
111を係着させることにより数個配設し、前板88の
設置時に、拡張板110の鉤状突片112に前板88の
前板取付溝孔89を係止させるようにすれば、前板88
の側部辺位置に垂直杆40が存在しない状態で前板88
を設置することができるから、垂直杆40の存在による
影響なしに前板88側部辺と柱1との見切を良好に保つ
ことができる。なお図中符号113,1114は柱1の
天板側および前板側にそれぞれ取付けられた目地板であ
る。
【0028】図19には開き戸付収納区域7の実例の縦
断面が、また図20には引違戸付収納区域8の実例の縦
断面が示される。図中符号115は水平杆30の側辺に
沿う側板、116は奥板、117は底板、118は底板
支持脚、119は側板115の切起片により支持される
棚板を示す。また図19において、符号120は垂直杆
40のフランジに取付けられる蝶番、121は開き戸、
122は磁石式キャッチを示し、底板117の手前端に
は屈曲縁123が形成されている。さらに図20におい
て、符号124は引違戸、125は敷居および鴨居を含
む開口枠を示し、底板117の手前端は開口枠125の
底部に接合されている。
【0029】前記のように、本発明の地袋装置を構成す
る部材は単純な形状を有すると共に持運びの容易な大き
さに限定されるので、搬出入路の周囲に衝突して部材の
破損を招くことがなく、設置現場迄の輸送、現場設置個
所への搬出入に支障を生じことがなく、早急に搬出入作
業をを行うことが可能である。また水平杆30、垂直杆
40、繋ぎ杆60、基本的な天板90、前板88等の相
互の接続に別体の独立した接続具を使用しておらず、ま
た溶接作業等の大がかりな現場作業を必要としないの
で、部品点数を減少させて部品管理を容易にすることが
できると共に、現場での設置作業時間を短縮することが
できる。またこれら部材の相互の接続は、一動作の作業
で行える等の簡単な操作で確実な接合状態を得ることが
できるので、特別な技能を有する熟練者でなくとも、設
置作業を遂行することができる。完成した地袋装置は、
外観が統一されて建築内装の一部として優美であり、在
室者に違和感を感じさせない。
【0030】
【発明の効果】本発明の効果を要約すれば、次のとおり
である。 A.構成する部材は単純な形状を有すると共に持運びの
容易な大きさに限定されるので、搬出入路の周囲に衝突
して部材の破損を招くことがなく、設置現場迄の輸送、
現場設置個所への搬出入に支障を生じことがなく、早急
に搬出入作業をを行うことができる。 B.水平杆、垂直杆、繋ぎ杆、基本的な天板、前板等の
相互の接続に別体の独立した接続具を使用しておらず、
また溶接作業等の大がかりな現場作業を必要としないの
で、部品点数を減少させて部品管理を容易にすることが
できると共に、現場での設置作業時間を短縮することが
できる。 C.水平杆、垂直杆、繋ぎ杆、基本的な天板、前板等の
相互の接続は、一動作の作業で行える等の簡単な操作で
確実な接合状態を得ることができるので、特別な技能を
有する熟練者でなくとも、設置作業を遂行することがで
きる。
【0031】D.完成した地袋装置は、外観が統一され
て建築内装の一部として優美であり、在室者に違和感を
感じさせない。 E.水平杆と繋ぎ杆との係着において、水平杆の一対の
溝孔に繋ぎ杆の下方突出片を挿入すれば、繋ぎ杆の下方
突出片における内側縁が水平杆のフランジ内面に当接さ
れると共に、繋ぎ杆のフランジ先端部における先端から
下方突出片に至る先端部下縁が水平杆のウエブ上面に当
接し、繋ぎ杆端の一方向の曲げモーメントについて水平
杆の捻り応力に変換される剛的な接合が得られ、繋ぎ杆
長さ方向に作用する一方向の水平外力は、捻り応力に充
分な抵抗力を有する水平杆によって抵抗することができ
る。またこのような剛的な接合も一動作の係着作業で完
成する。そしてかかる水平杆と繋ぎ杆の剛的な接合は、
水平杆幅方向に対称な隣接する係着部あるいは繋ぎ材の
他端の水平材との係着部でも行われるから、骨組全体と
して一方向の曲げモーメントについてのみならず反対方
向の曲げモーメントについても水平材と繋ぎ材との剛的
な接合が行われ、繋ぎ杆長さ方向に作用するいずれの方
向の水平外力も水平杆の捻り応力に変換され抵抗するこ
とになる。
【0032】F.水平杆と垂直杆の係着について、水平
杆の端部を垂直杆のリップ切取部を通じて垂直杆の開口
側から挿入すれば、水平杆のフランジ上下縁はリップ切
取部の縁および垂直杆の挟持用切起片によって挟着され
た状態で、抜止用切起片が切起片保持孔に嵌合されるこ
とにより、水平杆と垂直杆とは一動作で確実な接合状態
に係着することができ、水平杆に加わる垂直荷重を垂直
杆に伝達すると共に水平杆に作用する捻り応力に対して
も充分な抵抗性を示す。 G.天板を骨組に取付けるには、天板の両側辺における
係止用溝孔に対応する2本の水平杆におけるそれぞれ内
側に位置する天板係止鉤状突片を挿通させると共に、天
板前部辺におけるコ字状縁を対応する2本の垂直杆のそ
れぞれ内方に位置する天板前部係止突片の前方に配置
し、そのまま天板を設置壁面の方向に押込めば、コ字状
縁は天板前部係止突片に係止されると共に、係止用溝孔
の縁が天板係止鉤状突片に係止されることにより、天板
の載置および押込みの操作のみで骨組上に確実に係着す
ることができる。同時に天板は繋ぎ杆のウエブに当接支
持されるので、天板面を補強する他の手段を必要としな
い。
【0033】H.垂直杆の立設に関して、上下位置調節
装置の垂設ボルトを回転させて垂直杆の上下位置を調節
した後に、止着ボルトを締着すれば、上下位置調節装置
における垂直片と幅木部材の立上板部は垂直杆のリップ
部と一体的に接合されるから、垂直杆は上下位置を維持
した状態で設置床面に固定した幅木部材に対し剛的に接
合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】地袋装置の設置状態を示す斜視図である。
【図2】地袋装置の一単位の骨組を示す一部欠截斜視図
である。
【図3】水平杆と垂直杆とを示す分解斜視図である。
【図4】繋ぎ杆の取付状態を示す一部分解斜視図であ
る。
【図5】水平杆に対する繋ぎ杆の係着状態を示す断面図
である。
【図6】天板の取付状態を示す一部欠截斜視図である。
【図7】前板の取付状態を示す一部欠截斜視図である。
【図8】天板の裏面方向から見た一部欠截斜視図であ
る。
【図9】地袋装置の垂直断面図である。
【図10】設置壁面に対する水平杆取付構造を示す分解
斜視図である。
【図11】同様に水平杆取付構造を示す側面図である。
【図12】同様に水平杆取付構造を示す断面図である。
【図13】設置床面に対する垂直杆取付状態を示す斜視
図である。
【図14】上下位置調節装置を示す分解斜視図である。
【図15】垂直杆と上下位置調節装置との接続過程を示
す分解斜視図である。
【図16】柱際の天板取付状態を示す断面図である。
【図17】拡張板を示す斜視図である。
【図18】柱際の前板取付状態を示す断面図である。
【図19】開き戸付収納区域を示す断面図である。
【図20】引違戸付収納区域を示す断面図である。
【符号の説明】
3 設置壁面 4 設置床面 25 幅木部材 26 底板部 27 立上板部 30 水平杆 31 ウエブ(水平杆) 32 フランジ
(水平杆) 34 抜止用切起片 35 溝孔 36 天板係止鉤状突片 40 垂直杆 41 ウエブ(垂直杆) 42 フランジ
(垂直杆) 43 リップ(垂直杆) 44 切取部 45 挟持切起片 46 切起片保持
孔 47 天板前部係止突片 48 前板係止鉤
状突片 50 横切溝 53 支持金具 54 水平部分 55 垂直部分 56 垂設ボルト 58 透孔 59 裏当金具 61 植込ボルト 62 圧着金具 63 屈曲爪 65 挿通透孔 79 外開きリッ
プ 80 繋ぎ杆 81 フランジ
(繋ぎ杆) 82 ウエブ(繋ぎ杆) 83 凹入段部 84 下方突出片 85 内側縁 85 先端部フランジ下縁 90 天板 91 側部辺 92 前部辺 93 後部辺 96 コ字状縁
(側部辺) 97 コ字状縁(前部辺) 98 下部折返縁 99 係止用溝孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて設置壁面にその一端が
    支持される複数の水平杆と、該設置壁面から所定距離を
    おいた設置床面上に該設置壁面と並行に所定間隔をおい
    て一端が支持されると共にその他端が該水平杆のそれぞ
    れの他端に係着される複数の垂直杆と、隣接する該水平
    杆にその両端が係着される繋ぎ杆と、該水平杆および該
    垂直杆頂部に載置係着される天板とを有する地袋装置に
    おいて、該水平杆および該繋ぎ杆はいずれもそれらの開
    口面を下方に向けた溝型断面材で構成され、該水平杆の
    ウエブの所定位置には該水平杆の長さ方向に該繋ぎ杆の
    両フランジ間距離を隔てた位置で且つ該水平杆幅方向中
    心線に対称にその一端が該水平杆の各フランジに接して
    該水平杆幅方向に延びる各一対の溝孔が穿設され、該繋
    ぎ杆の両先端における両フランジは先端から所定距離を
    隔てて該溝孔の幅と同幅の下方突出片が突設されるよう
    に切り欠かれ、該水平杆に該繋ぎ杆を係着した状態で、
    該水平杆の該溝孔に挿入された該繋ぎ杆の該下方突出片
    における内側縁が該水平杆のフランジ内面に密着状に当
    接されると共に、該繋ぎ杆の先端から該下方突出片に至
    る先端部フランジ下縁が該水平杆のウエブ上面に密着状
    に当接されることを特徴とする地袋装置。
  2. 【請求項2】 前記天板は、設置状態で相隣接する前記
    水平杆上に載置される両側部辺と該側部辺に垂直で前記
    垂直杆上に位置する前部辺および該前部辺と対向する後
    部辺とを有し、該両側部辺および該前部辺には該天板下
    面側にコ字状に折返されるコ字状縁が形成され、該側部
    辺の該コ字状縁における下部折返縁には該側部辺方向の
    係止用溝孔が形成されると共に、前記垂直杆頂部のウエ
    ブには一対の天板前部係止突片が突設され、また前記水
    平杆のウエブには鉤部先端が該垂直杆係着部側を向く一
    対の天板係止鉤状突片が突設され、一枚の該天板前部辺
    の該コ字状縁を相隣接する該垂直杆のそれぞれ内側に位
    置する該天板前部係止突片に係止した状態で、該天板の
    両側部辺のそれぞれの該係止用溝孔に挿入された相隣接
    する該水平杆のそれぞれ内側に位置する該天板係止鉤状
    突片が該係止用溝孔の縁に係止され、さらに相隣接する
    該水平杆の間に係着された前記繋ぎ杆のウエブが該天板
    下面に当接されることを特徴とする請求項1記載の地袋
    装置。
  3. 【請求項3】 前記垂直杆は、前記水平杆の両フランジ
    外面間の距離に等しい両フランジ内面間の幅を有するリ
    ップ付溝型断面材で構成され、該水平杆の該垂直杆係着
    側先端付近における両フランジには、抜止用切起片が外
    方に向け形成されると共に、該垂直杆の両リップに該水
    平材断面が挿入できる切取部を設けた該垂直材の開口側
    から該水平杆が仕口状に係着された状態で、該垂直杆の
    両フランジには、該水平杆のフランジ上下縁を挟持する
    各一対の挟持用切起片、および該水平杆の該抜止用切起
    片が嵌合される切起片保持孔が形成されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の地袋装置。
  4. 【請求項4】 前記垂直杆内に挿入可能な溝型断面材に
    ついてウエブ側を内側にして直角状に接合されて形成さ
    れた水平部分に垂設ボルトの一端側を上下位置調節自在
    に螺合させると共に垂直部分に透孔が穿設された支持金
    具における該垂直部分と、該支持金具両フランジ間を掛
    渡す幅を有する板面から植込ボルトが突設された裏当金
    具との間に、前記設置床面に固定される底板部と該底板
    部から立上がる立上板部とを有する幅木部材の該立上板
    部を介在させると共に、該支持金具の該透孔に該裏当金
    具の該植込ボルトを挿通させた状態で該支持金具と該裏
    当金具との組立体が該垂直杆下部に挿入され、該支持金
    具の該垂設ボルトの他端が該幅木部材の該底板部上に載
    置され、屈曲爪を上端縁に有すると共に該垂直杆両リッ
    プ間を掛渡す幅を有する板体に挿通透孔を穿設した圧着
    金具の該屈曲爪が該垂直杆リップに刻設された横切溝に
    嵌合され、該圧着金具の該挿通透孔を通過した該植込ボ
    ルトが締着されることにより、該裏当金具と該支持金具
    との間に該幅木部材の立上板部が挟着されると共に、該
    支持金具と該圧着金具との間に該垂直杆の両リップが挟
    着されて、該垂直杆が上下位置調節された状態で該垂直
    杆と該幅木部材とが固定されることを特徴とする請求項
    3記載の地袋装置。
  5. 【請求項5】 前記水平杆を構成する溝型断面材には、
    リップ付溝型断面材が使用され、また前記繋ぎ杆を構成
    する溝型断面材には、そのウエブと両フランジとが接す
    る両肩部にそれぞれ凹入段部が形成され、且つ該両フラ
    ンジ端縁には外開きリップが形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の地袋装置。
JP8081935A 1996-03-12 1996-03-12 地袋装置 Pending JPH09242320A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110068124A (zh) * 2019-05-29 2019-07-30 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种格栅与壳体的卡扣结构及空调器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110068124A (zh) * 2019-05-29 2019-07-30 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种格栅与壳体的卡扣结构及空调器

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