JPH0924183A - 洗濯機の給水制御装置 - Google Patents

洗濯機の給水制御装置

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JPH0924183A
JPH0924183A JP7199011A JP19901195A JPH0924183A JP H0924183 A JPH0924183 A JP H0924183A JP 7199011 A JP7199011 A JP 7199011A JP 19901195 A JP19901195 A JP 19901195A JP H0924183 A JPH0924183 A JP H0924183A
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water level
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washing
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Suikou Murakami
穂幸 村上
Yuji Nagafuku
裕二 永福
Kazutaka Nakanishi
和孝 中西
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂水を洗濯に有効利用するとともに、給水
途中で風呂水が無くなったときでも無駄な時間を費やす
ことなく給水を完了させる。 【解決手段】 吸水ポンプ起動後、第1の所定時間内に
洗濯槽内の水位がリセット水位L0に到達したか否かが
判定される(ステップS13)。第1の所定時間内に該
水位L0に到達した場合、それ以降、水位センサからの
検知信号により第2の所定時間内に所定量以上の水位上
昇があるか否かが判定される(ステップS21〜S2
4)。第1の所定時間内にリセット水位L0に到達しな
い場合又は第2の所定時間内に所定量以上の水位上昇が
ない場合には給水電磁弁が開かれ水道給水が開始される
(ステップS16)。ポンプ給水、水道給水のいずれに
おいても、洗濯槽内の水位が洗濯水位に到達したとき
(ステップS17又はS22)に給水終了となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道給水路及びポ
ンプ給水路が設けられた洗濯機の給水制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】吸水ポンプ付洗濯機では、水道給水路に
は給水弁が、ポンプ給水路には吸水ポンプがそれぞれ備
えられ、給水弁の開閉及び吸水ポンプの運転が制御され
て洗濯槽への給水が行なわれる。この種の洗濯機として
特公平3−6838号公報に記載のものがある。この従
来の洗濯機では、風呂等からの給水を行なうための吸水
ポンプの運転を開始してから一定時間内に洗濯槽の中の
水位が所定水位に達しないときには、吸水ポンプの運転
が停止されるとともに給水弁が開かれて水道給水路から
の給水に移行される。
【0003】ところが、上記従来技術のような洗濯機で
は、前記一定時間を長く設定すると、吸水ポンプによる
給水の途中で風呂水がなくなったときでも暫時給水弁が
開かれないため、無駄な時間を費やし洗濯時間が長くな
るという問題点があった。一方、前記一定時間を短く設
定すればこの問題点は解消されるが、例えば、ポンプ給
水のためのホースが長くホース内の空気を抜くのに手間
取り風呂の水を吸い上げ始めるまでに時間を要したり、
或いは風呂水を吸い込むための吸込み口が一時的に水面
上に浮き上がって給水ができなくなったときでも吸水ポ
ンプが停止されるため、風呂水が有効に使用されないと
いう問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するために成されたものであり、その目的は、
風呂水を洗濯に有効利用するとともに、給水途中で風呂
水が無くなったときでも無駄な時間を費やすことなく所
望の水位迄の給水が速やかに行なえる洗濯機の給水制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、実施の形態及び効果】上
記課題を解決するために成された本発明は、水道給水路
及びポンプ給水路が設けられ、該水道給水路に設けられ
た給水弁の開閉及び該ポンプ給水路に設けられた吸水ポ
ンプの運転をそれぞれ制御することによって洗濯機に備
えられた洗濯槽への給水を行なう洗濯機の給水制御装置
において、 a)前記洗濯槽の中に給水された水の水位を検知する水位
検知手段と、 b)第1の所定時間内に前記水位検知手段によって検知さ
れた水位が所定水位に到達したか否かを判定する第1の
判定手段と、 c)第2の所定時間内に前記水位検知手段によって検知さ
れた水位の変化が一定値以上であるか否かを判定する第
2の判定手段と、 d)前記吸水ポンプの運転を開始させることにより前記ポ
ンプ給水路からの給水を開始し、前記第1の判定手段に
より前記洗濯槽内の水位が所定水位に到達する前に第1
の所定時間が経過したと判定された場合には前記給水弁
を開いて前記水道給水路からの給水を開始するととも
に、第1の所定時間内に所定水位に到達した場合には、
そのあと前記第2の判定手段により前記洗濯槽内の水位
の変化が第2の所定時間内に一定値以上無いと判定され
た場合に前記給水弁を開いて前記水道給水路からの給水
を開始し、検知された水位が洗濯水位に到達したときに
給水を終了する制御手段と、を備えることを特徴として
いる。
【0006】本発明に係る給水制御装置では、ポンプ給
水が正常に行なわれているか否かの判定はその水位に応
じて2段階に分けて行なわれる。すなわち、ポンプ給水
が開始されてから暫くの間、制御手段は、第1の判定手
段の判定結果に依り第1の所定時間内に所定水位迄の水
が洗濯槽内に溜まらない場合にポンプ給水が異常である
と判断して給水弁を開く。この第1の所定時間は、ポン
プ給水路からの給水が正常であるときに洗濯槽内の水位
がその所定水位に到達するに要すると推定される時間を
基に、吸水ポンプ運転開始時にポンプ給水路中の空気抜
きを行なうに要する時間等の所定のマージンを考慮した
上で予め決められている。
【0007】第1の所定時間が経過する前に所定水位の
水が洗濯槽内に溜まった場合には、制御手段は、続いて
第2の判定手段に依り、第2の所定時間内に一定以上の
水位上昇が無い場合にポンプ給水が異常であると判断し
て給水弁を開く。この第2の所定時間は、ポンプ給水中
における給水異常を速やかに検知するため、比較的短い
時間に予め設定されている。
【0008】従って、本発明によれば、始めから風呂の
水が殆ど残っていない状態でポンプ給水が開始された場
合、或いは給水途中で風呂水が無くなった場合のいずれ
においても、ポンプ給水の異常は速やかに検知され水道
給水路からの給水に移行される。このため、風呂水を洗
濯に有効に利用することができるとともに給水時間の無
駄も極力小さくすることができる。
【0009】なお、本発明に係る給水制御装置におい
て、給水開始前に前記洗濯槽の中の水の水位が前記所定
水位に到達しているか否かを判定する第3の判定手段を
更に備え、前記制御手段は、前記第3の判定手段により
給水開始前に前記洗濯槽内の水位が前記所定水位に到達
していると判定された場合には、前記吸水ポンプの運転
を開始させることにより前記ポンプ給水路からの給水を
開始したあと、第3の所定時間が経過してから前記第2
の判定手段による給水異常の判定を始めるようにするこ
とが好ましい。
【0010】本発明に係る給水制御装置が用いられる洗
濯機では、その使用方法によっては、制御手段による給
水開始以前に既に洗濯槽内に水が保持されている場合も
ある。例えば、一度洗濯に利用した水を排水せずに、引
き続き次の洗濯に利用しようとする場合などである。そ
の場合には、給水開始前にまず洗濯槽内の水位をチェッ
クし、必要に応じて不足分の給水を行なう必要がある。
【0011】既に前記所定水位以上の水が洗濯槽内にあ
る場合には、第1の判定手段による給水異常の判定を行
なう必要はないが、吸水ポンプの運転を開始してから暫
くの間は、上述したようにポンプ給水路中の空気抜きを
行なうに時間を要する。このため、吸水ポンプの運転開
始後すぐに第2の判定手段による給水異常の判定を行な
うと、空気抜きを行なっている間に給水異常と判定され
る可能性がある。そこで、第3の判定手段に依り、給水
開始前に洗濯槽内の水位が所定水位に到達していると判
定される場合には第3の所定時間経過後に第2判定手段
による給水異常の判定が始められる。
【0012】これによれば、給水開始前に洗濯槽内に水
が溜まっているような状態から給水を開始する場合であ
っても、風呂水が有効に利用でき、且つポンプ給水に異
常が生じたときには遅滞なく水道給水に移行される。
【0013】また、本発明に係る給水制御装置において
は、一定時間経過毎に水位変化量をチェックし一定時間
中の水位変化が或る一定値以内であることが複数回連続
するか否かを判定するように前記第2の判定手段を構成
し、短いサイクルで水位変化量をチェックすることによ
り、ポンプ給水中の異常を特に速やかに検知することが
できる。
【0014】更に、前記制御手段は、前記給水弁を開い
てから一定時間経過したときに吸水ポンプの運転を停止
させることがより好ましい。すなわち、水道給水路から
の給水が開始されても一定時間の間は吸水ポンプの運転
が続行される。従って、ポンプ給水の途中で風呂の水が
一時的に吸い込めなくなり給水弁が開かれた後であって
も、使用者によってポンプ給水が可能な状態に復帰され
たときには一定時間の間はポンプ給水路からの給水が水
道給水と並行して行なえる。このため、風呂水の一層の
有効利用が図れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の給水制御装置を適用した洗濯機
の縦断面図、図2は洗濯機の操作部11の入力キー配置
を示す平面図、図3は操作部11中の風呂水利用キー4
3操作における給水モード変化の説明図、図4は洗濯機
の電気系ブロック構成図、図5は洗濯機の基本的な洗濯
工程の流れを示すフローチャート、図6は給水制御の処
理手順を示すフローチャートである。
【0016】まず、図1により洗濯機全体の構成を説明
する。機枠10の上部後方には入力キーを備える操作部
11が設けられている。機枠10の内部には外槽12が
配置され、外槽12の内部には周壁に多数の脱水孔を有
する脱水槽を兼用した洗濯槽13が設置されている。洗
濯槽13の底部には洗濯物を攪拌するための回転翼14
が配置され、モータ15の回転は、モータプーリ16、
ベルト17、主プーリ18及び動力切換え機構19を介
して洗濯槽13及び回転翼14へ伝達される。動力切換
え機構19は、洗い工程及びすすぎ工程時には回転翼1
4のみを回転させ、脱水工程時には洗濯槽13及び回転
翼14を共に回転させるべくメカニカルな切換えを行な
うためのものである。
【0017】外槽12の底部には排水口20が設けら
れ、排水電磁弁22によって開閉される排水管21を通
して排水がなされる。また、外槽12の底部の一角には
エアトラップ23が設けられ、圧力ホース24を介して
水位センサ25に連結されており、水位に応じた空気の
圧力を水位センサ25において検出することにより外槽
12内の水位が検知される。水道の蛇口等に接続される
水道給水路26を通して給水される水道水は給水電磁弁
27を介して洗濯槽13内へ注水され、風呂の残り湯等
は吸水ポンプ29によってポンプ給水路28を通して吸
い上げられ洗濯槽13内へ注水される。
【0018】図中の洗濯槽13内に破線で示している水
位L1〜L4は、予め設定されている4つの洗濯(洗い又
はすすぎ)水位モード「極少」、「低」、「中」及び
「高」にそれぞれ対応したものである。また、水位L1
よりも更に低い位置に設定されている水位L0は、給水
の異常状態を速やかに検知するためのチェック水位(以
下「リセット水位」という)である。
【0019】次に、図1の操作部11における入力キー
配置を図2を参照して説明する。操作部11は、複数の
入力キーから成る入力部40と、入力キー操作により選
択されたモードや数値を表示するための表示部41とか
ら構成される。以下、入力部40の各入力キーの機能に
ついて順に述べる。
【0020】水位選択キー42は、洗濯物の量に応じて
洗い工程及びすすぎ工程時の水量を「極少」、「低」、
「中」、「高」の4モードの中から操作者がマニュアル
選択するための入力キーであり、表示部41内の選択さ
れた水位モードの部分が点灯するようになっている。こ
の4つのモードに対応する洗濯槽13内の水位が図1中
のL1〜L4の位置に示したものである。なお、洗い工程
及びすすぎ工程時の水位は、通常、負荷量センサによっ
て検知される洗濯物の量に応じて適切な水位が自動的に
選択され、選択された水位モードが表示される。
【0021】風呂水利用キー43は、ポンプ給水路28
を介して給水される風呂水を、洗い工程、第1すすぎ工
程、第2すすぎ工程のいずれに使用するかを操作者が選
択するための入力キーである。図3に示すように、風呂
水利用キー43を1回押す毎に風呂水が利用される工程
が変化し、それに対応する表示部41内の部分が点灯す
るようになっている。
【0022】コース選択キー44は、洗濯物の種類や汚
れの程度に応じて、予め洗い時間や水流等が決められて
いる複数の洗濯コースの中から1つを選択するための入
力キーであり、選択されたコースに対応する表示部41
内の部分が点灯するようになっている。
【0023】また、お好みコース選択キー45は、洗い
や脱水の時間、すすぎの回数等を操作者が自由に設定す
るための入力キーであり、入力操作に応じた値が表示部
41に表示される。これらの数値設定を一時的にメモリ
し、コース選択キー44で「自分流」を選択することに
より、メモリした通りに一連の洗濯工程を実行させるこ
ともできる。
【0024】その他、予約キー46は、洗濯開始時刻を
予約するための入力キー、粉石鹸溶かしキー47は、水
に溶けにくい粉石鹸を使用するに際し、洗濯物を洗濯槽
13に投入する前に予め洗濯槽13内で強水流により粉
石鹸を溶かしたい場合に操作する入力キーである。
【0025】さて、続いて、本発明に係る給水制御装置
を備える洗濯機の電気的構成を図4を参照して説明す
る。主としてマイクロコンピュータから構成される制御
部30に対して、操作部11の入力部40からキー入力
信号が、水位センサ25から水位検知信号が入力され
る。制御部30は運転プログラムを格納したメモリを有
しており、入力部40からのキー入力を受け、対応する
運転プログラムに従って、モータ15を駆動するモータ
駆動部31、給水電磁弁27、吸水ポンプ29及び排水
電磁弁22等の運転又は動作を制御する。また、キー入
力信号に応じて表示部41に上述した如き表示を行な
う。
【0026】上記構成を有する洗濯機の基本的な洗濯工
程の流れは図5に示す通りである。制御部30は運転プ
ログラムに従い、まず洗い工程を実行し、続いて第1す
すぎ工程、第2すすぎ工程を順次実行し、最後に脱水工
程を実行する。上述のように、操作者がお好みコース選
択キー45を操作することにより、一部の洗濯工程のみ
を実行させることも可能である。
【0027】以下、本実施例における給水制御の具体的
動作を図6のフローチャートに沿って説明する。この給
水制御動作は、洗い工程及びためすすぎ工程時の給水に
共通し、上述した風呂水利用キー43の操作により風呂
水利用が選択された場合の洗濯工程におけるものであ
る。
【0028】まず、入力キー操作により洗濯水位、風呂
水利用等について選択されたあとスタートキー48が操
作されると、制御部30は運転プログラムに従い給水動
作を開始する。まず、水位センサ25からの検知信号に
基づき洗濯槽13内の初期的な水位がチェックされ、リ
セット水位L0よりも低いか否かが判定される(ステッ
プS10)。すなわち、通常、給水開始直前には洗濯槽
13内の水はすべて排水されている筈であるが、例え
ば、操作者がすすぎに使用したあとの水を排水させずに
次の洗いに利用したい場合には初期状態で既に水が溜ま
っていることがある。従って、給水を始める前にこれを
チェックする必要がある。
【0029】ステップS10にて水位がリセット水位L
0より低い場合にはステップS11へ進み、吸水ポンプ
29を起動させる。この結果、ポンプ給水路28を介し
て風呂水が洗濯槽13へ給水され始める。また、吸水ポ
ンプ29の運転が開始されると同時に、制御部30内の
第1タイマにて、吸水ポンプ29の運転開始からの経過
時間T1の計時が開始される(ステップS12)。
【0030】注水開始後、水位センサ25からの検知信
号に基づいて洗濯槽13内の水位がリセット水位L0
到達したか否かが判定される(ステップS13)。通
常、吸水ポンプ29が起動されてから暫くの間は、ポン
プ給水路28中の空気抜きが行なわれるのみであって風
呂水は吸い上げられない。このため、給水開始の直後に
は当然リセット水位L0には到達していないためステッ
プS14へ進み、経過時間T1が4分(第1の所定時
間)以上であるか否かが判定される。
【0031】経過時間T1が4分に至る迄はステップS
15へ進み、風呂水利用の解除の設定が行なわれている
か否かが判定される。すなわち、操作者が風呂水利用を
選択しスタートキー48を操作したあと風呂水が残って
いないことに気付いて風呂水利用を解除したいときに
は、再度風呂水利用キー43を操作し給水モードD(風
呂水給水無し)の状態にする。この入力キー操作によ
り、制御部30では風呂水利用解除フラグが‘1’にセ
ットされる。ステップS15では、このフラグが‘1’
にセットされているか否かが判定される。そして、フラ
グが‘1’にセットされている場合、すなわち風呂水利
用の解除が設定されている場合にはステップS16へ進
み、給水電磁弁27が開かれ水道給水が開始される。
【0032】ステップS15にて風呂水利用の解除が設
定されていない場合にはステップS13へ戻り、洗濯槽
13内の水位がリセット水位L0に到達したか否かが再
度判定される。すなわち、経過時間T1が4分に至る
迄、途中で風呂水利用の解除が設定されない限りはリセ
ット水位L0に到達したか否かの判定が繰り返し行なわ
れることになる。
【0033】リセット水位L0に到達するために必要な
水量の風呂水が始めから風呂に残っていないとき、或い
はポンプ給水路28の吸込み口のフィルタが目詰まりし
た等、リセット水位L0に到達する迄にポンプ給水路2
8からの正常な給水が行なえない状態になった場合、ス
テップS14にて経過時間T1が4分を越える。その場
合も風呂水利用の解除が設定されている場合と同様にス
テップS16へ進み、給水電磁弁27が開かれ水道給水
が開始される。
【0034】リセット水位L0は給水の初期段階で極力
速やかにポンプ給水の異常を検知するための水位である
から、第1の所定時間と併せて、吸水ポンプ29の揚水
能力や吸水ポンプ29を運転開始させてからポンプ給水
路28内の空気が吸い出され実際に水が洗濯槽13内に
注水され始めるまでの時間を勘案して予め適宜決められ
ている。
【0035】風呂水が充分に残っておりポンプ給水路2
8からの給水が正常に行なわれる状態であれば、経過時
間T1が4分に至るまでに洗濯槽13内の水位はリセッ
ト水位L0に到達する。その場合ステップS13からS
19へ進み、以降ポンプ給水の異常は洗濯槽13内の水
位変化量に基づき判断される。
【0036】ステップS19にて制御部30内の第2タ
イマの経過時間T2の計時が開始される。第2タイマの
経過時間T2が5秒を経過したならばステップS20か
らS21へ進み、水位センサ25からの検知信号に基づ
いてその5秒間の洗濯槽13内の水位の上昇が一定値M
以上であるか否かが判定される。例えば、吸水ポンプ2
9の揚水能力が10リットル/分であるときには5秒間
で約0.8リットルの給水が行なわれる筈であるから、
一定値Mは0.3リットル程度に予め決められる。
【0037】ステップS21にて水位上昇が一定値M以
上である場合にはステップS22へ進み、洗濯槽13内
の水位が操作者により選択された或いは洗濯物の量に応
じて自動的に設定された洗濯水位に到達したか否かが判
定される。すなわち、「極少」、「低」、「中」、
「高」のいずれかのモードに対応する水位L1〜L4に到
達したか否かが判定される。洗濯水位に到達した場合に
はステップS18へ進み、吸水ポンプ29の運転が停止
されるとともに給水電磁弁27が開いているときには
(ポンプ給水路28からの給水が正常に行なわれる状態
であれば、給水電磁弁27は閉じられたままとなってい
る)閉じられ給水が終了する。
【0038】ステップS21にて水位上昇が一定値M以
上無い場合にはステップS23へ進み、水位上昇が一定
値M以上無い状態が4回連続して生じたか否かが判定さ
れる。4回に達していない場合ステップS24へ進み、
第2タイマの経過時間T2が更に5秒経過する迄ステッ
プS24に留まる。また、ステップS22にて洗濯槽1
3内の水位が洗濯水位に到達していない場合にもステッ
プS24へ進み、同様の処理がなされる。5秒経過した
後、ステップS25にてステップS15と同様に風呂水
利用の解除が設定されているか否かが判定される。
【0039】ステップS25にて風呂水利用の解除が設
定されている場合には、ステップS15と同様にステッ
プS16へ進み水道給水が開始されるが、風呂水利用の
解除が設定されていない場合にはステップS21へ戻
り、再度水位上昇があったか否かが判定される。すなわ
ち、ステップS21、S23、S24及びS25の処理
により、5秒経過毎に水位上昇の有無が判断される。
【0040】ステップS23にて4回連続して水位上昇
が無いと判定された場合(すなわち、20秒間水位上昇
が無いと判定された場合)には、ポンプ給水に異常が生
じたと判断される。従って、ステップS23からS16
へ進み、給水電磁弁27が開かれ水道給水が開始され
る。
【0041】ステップS14、S15、S23又はS2
5のいずれかからS16へ進んだ場合、給水電磁弁27
が開かれ水道給水路26からの給水が開始されたあと、
洗濯槽13内の水位が洗濯水位に到達する迄水道給水が
継続され(ステップS17)、洗濯水位に達したとき吸
水ポンプ29の運転が停止されるとともに給水電磁弁2
7は閉じられる。すなわち、給水が完了する迄は吸水ポ
ンプ29の運転が継続されるため、水道給水が開始され
たあとにポンプ給水が再開できる状態になった場合に
は、風呂水も水道水と併せて利用されることになる。
【0042】給水開始前のステップS10にて洗濯槽1
3内の水位がリセット水位L0以上ある場合ステップS
26へ進み、洗濯槽13内の水位が洗濯水位よりも低い
か否かが判定される。すなわち、始めから洗濯水位以上
の水が洗濯槽13内に溜まっている場合には給水を行な
う必要は無いため給水は終了となる。
【0043】ステップS26にて洗濯槽13内の水位が
洗濯水位より低い場合にはステップS27へ進み、吸水
ポンプ29を起動させる。この結果、ポンプ給水路28
を介して風呂水が洗濯槽13へ給水され始める。また、
吸水ポンプ29の運転が開始されると同時に、制御部3
0内の第2タイマにて吸水ポンプ29の運転開始からの
経過時間T2の計時が開始される(ステップS28)。
【0044】上述したように、吸水ポンプ29が起動さ
れてから暫くの間は、ポンプ給水路28のホース内の空
気抜きが行なわれるのみであって水は供給されない。こ
のため、ステップS29にて第2タイマの経過時間T2
が2分になる迄待ったあとステップS21へ進む。すな
わち、ステップS29からS21へ進む場合には、第2
タイマの経過時間T2の計時開始から最初は2分間に一
定値M以上の水位上昇の有無が判定され、それ以降5秒
毎に一定値M以上の水位上昇の有無が判定される。
【0045】なお、上記実施例では、水道給水が開始さ
れたあとも給水完了迄、吸水ポンプ29の運転を続行さ
せるようにしているが、給水電磁弁27を開くと同時に
吸水ポンプ29の運転を停止するようにしても良い。ま
た、給水電磁弁27を開いたあと一定時間、例えば1分
間だけ吸水ポンプ29の運転を続行させたあとに運転を
停止するようにしても良い。
【0046】また、勿論、上記実施例の説明における所
定時間等の数値は一例であって諸条件に合わせて適宜変
更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による給水制御装置を用いた
洗濯機の縦断面図。
【図2】 洗濯機の操作部の入力キー配置を示す平面
図。
【図3】 風呂水利用キー操作における給水モード変化
の説明図。
【図4】 本発明の実施例を適用した洗濯機の電気系ブ
ロック構成図。
【図5】 洗濯機の基本的な洗濯工程の流れを示すフロ
ーチャート。
【図6】 本発明の実施例における給水制御の処理を示
すフローチャート。
【符号の説明】
11…操作部 12…外槽 13…洗濯槽 25…水位センサ 26…水道給水路 27…給水電磁弁 28…ポンプ給水路 29…吸水ポンプ 30…制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道給水路及びポンプ給水路が設けら
    れ、該水道給水路に設けられた給水弁の開閉及び該ポン
    プ給水路に設けられた吸水ポンプの運転をそれぞれ制御
    することによって洗濯機に備えられた洗濯槽への給水を
    行なう洗濯機の給水制御装置において、 a)前記洗濯槽の中に給水された水の水位を検知する水位
    検知手段と、 b)第1の所定時間内に前記水位検知手段によって検知さ
    れた水位が所定水位に到達したか否かを判定する第1の
    判定手段と、 c)第2の所定時間内に前記水位検知手段によって検知さ
    れた水位の変化が一定値以上であるか否かを判定する第
    2の判定手段と、 d)前記吸水ポンプの運転を開始させることにより前記ポ
    ンプ給水路からの給水を開始し、前記第1の判定手段に
    より前記洗濯槽内の水位が所定水位に到達する前に第1
    の所定時間が経過したと判定された場合には前記給水弁
    を開いて前記水道給水路からの給水を開始するととも
    に、第1の所定時間内に所定水位に到達した場合には、
    そのあと前記第2の判定手段により前記洗濯槽内の水位
    の変化が第2の所定時間内に一定値以上無いと判定され
    た場合に前記給水弁を開いて前記水道給水路からの給水
    を開始し、検知された水位が洗濯水位に到達したときに
    給水を終了する制御手段と、を備えることを特徴とする
    洗濯機の給水制御装置。
  2. 【請求項2】 給水開始前に前記洗濯槽の中の水の水位
    が前記所定水位に到達しているか否かを判定する第3の
    判定手段を更に備え、前記制御手段は、前記第3の判定
    手段により給水開始前に前記洗濯槽内の水位が前記所定
    水位に到達していると判定された場合には、前記吸水ポ
    ンプの運転を開始させることにより前記ポンプ給水路か
    らの給水を開始したあと、第3の所定時間が経過してか
    ら前記第2の判定手段による給水異常の判定を始めるよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の洗濯機の給水
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の判定手段は、一定時間経過毎
    に水位変化量をチェックし、一定時間中の水位変化が或
    る一定値以内であることが複数回連続するか否かを判定
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯機の
    給水制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記給水弁を開いてか
    ら一定時間経過したときに前記吸水ポンプの運転を停止
    することを特徴とする請求項1乃至3に記載の洗濯機の
    給水制御装置。
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