JPH09239854A - 修理装置 - Google Patents

修理装置

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JPH09239854A
JPH09239854A JP5009096A JP5009096A JPH09239854A JP H09239854 A JPH09239854 A JP H09239854A JP 5009096 A JP5009096 A JP 5009096A JP 5009096 A JP5009096 A JP 5009096A JP H09239854 A JPH09239854 A JP H09239854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
thin plate
repair
sheet
heater
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5009096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sakai
酒井  茂
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5009096A priority Critical patent/JPH09239854A/ja
Publication of JPH09239854A publication Critical patent/JPH09239854A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく、経済的に樹脂系複合材の修理を行
う修理装置をえる。 【解決手段】 修理対象の樹脂系複合材の修理部を囲ん
で配置される枠形のシール囲、外縁部下面がシール囲上
に乗せられ内縁部上面にシール溝を持つとともに中央部
下面に連通する脱気口を持つ枠、同枠のシール溝に配置
されるOリング、同Oリング上に外縁部が乗せられる薄
板または弾性のあるシ−ト、薄板またはシ−ト上に所定
の間隔で配置されるクランプ手段、修理部および薄板ま
たはシ−ト間に配置されるヒータとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂系複合材の修理
において、部分的な加熱、減圧、加圧を迅速に行うよう
にした修理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂系複合材料部品は長期間使用する間
に吸湿が進んでおり、修理の前には乾燥を行い、その
後、修理部の修理を行い、加熱及び加圧を行う必要があ
る。部品の大きさや構成によっては、部品全体を加熱あ
るいは加圧できない場合があり、この場合は部分的な加
熱や加圧の方法が必要になる。
【0003】従来の修理方法を図9と図10に示す。
【0004】図9は修理部10の乾燥方法の一つで、修
理部10をヒータ(ヒートマット)8又はドライヤ13
の温風で直接加熱することにより乾燥する。
【0005】図10(a)も修理部の乾燥方法の一つ
で、修理部10上にヒータ8を設置し、その上に脱気経
路確保のためのガラスクロス等15をかぶせ、さらにナ
イロンフィルム等14を最外層にかぶせて、その周囲を
シール材9で密封する。ナイロンフィルム14に取り付
けてあった脱気口16を減圧装置からの配管に接続し
て、フィルム14内部を減圧すると共にヒータ8で加熱
する。
【0006】図10(b)は修理時の硬化方法で、乾燥
後の修理部10に修理材17を適用した後、上図(a)
と同様に、ヒータ8、ガラスクロス15、ナイロンフィ
ルム等14を設置する。そして減圧装置によりフィルム
14内部を減圧、加熱して、大気圧よる加圧を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】乾燥のために加熱する
場合、100℃を越えて加熱すると蒸気圧が発生して製
品に層間はく離等の損傷を与える危険性がある。そのた
め乾燥温度を100℃未満に押さえる場合が多いが、上
記従来方法では次のような問題点があった。
【0008】(1)図9による従来の乾燥方法は簡便で
はあるが、時間がかかる。
【0009】(2)図10(a)の乾燥方法では加熱と
減圧を併用しているが、外部からの大気圧によりナイロ
ンフィルムが加圧され、フィルム内部が密着して脱気経
路となるべき空隙が非常に小さくなるため、減圧の利用
方法としてはあまり有効でない。また消耗材も多く経済
的にもあまり有利ではない。乾燥後は全て取り外して修
理部材を適用して、同図(b)のように硬化のために再
度準備を行う必要があり、さらなる作業時間と消耗材の
費用がかかる。
【0010】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0012】すなわち、修理装置として修理対象の樹脂
系複合材の修理部を囲んで配置される枠形のシール囲
と、外縁部下面が上記シール囲上に乗せられ内縁部上面
にシール溝を持つとともに中央部下面に連通する脱気口
を持つ枠と、同枠のシール溝に配置されるOリングと、
同Oリング上に外縁部が乗せられる薄板または弾性のあ
るシ−トと、上記薄板またはシ−ト上に所定の間隔で配
置され上記薄板またはシ−トの外縁部を押えるクランプ
手段と、上記修理部および上記薄板またはシ−ト間に配
置されるマット状のヒータとを設ける。
【0013】以上において、樹脂系複合材料の表面の修
理部を修理する場合、修理部を囲んでシール囲をセット
する。シール囲の上に枠を乗せる。枠のシール溝上のO
リングの上に薄板をセットする。このとき、薄板と修理
部との間にマット状のヒータを配置する。次にクランプ
手段で薄板の縁部をOリングを介して枠上に押し付け
る。
【0014】その後、脱気口から減圧するとともにヒー
タで加熱する。すると修理部は効率よく乾燥される。
【0015】次に薄板とヒータを外し、修理部を修理部
材で修理後、ヒータおよびシ−トをセットし、クランプ
手段でクランプする。その後減圧するとともにヒータで
加熱する。するとシ−トがたわみ、修理部材を加圧、密
着させるとともに加熱硬化する。
【0016】このようにして、効率のよい修理が可能と
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の実施の第1形態を図1〜図5により説明
する。
【0018】図1および図2にて、樹脂系複合材部品の
損傷部または創傷をとり除いた修理部10の周囲を囲む
枠形のシール材製のシール囲9を設ける。シール囲9の
上に板状の枠1が配置される。枠1には内縁部上面に沿
って段差凹みがあり、さらに凹みの上にシール溝aが設
けられている。また外縁部下面には図5に示すような円
弧形の溝bがある。この溝bがシール囲9上に乗せられ
る。
【0019】枠1の段差部に外縁部が乗せられる剛性の
ある薄板5(例えばメタルシ−ト)、または同じ形状の
弾性のあるシ−ト6(例えばシリコンゴムシ−ト)を設
ける。さらにその上に内枠2を乗せる。
【0020】また枠1の両短辺側には図3に示すよう
に、中央部の上面から、脱気口(カプラ)3として下面
に連通する穴があけられ、かつ穴端には、内縁に向う溝
cが設けられている。さらに長辺側には図4に示すよう
に、複数の上記とほぼ同様なヒータ8用の電線導入口4
が設けられている。図中dはシールである。
【0021】枠1の上面には、所定の間隔でクランプ7
が設けられている。クランプ7は図5に示すように、下
端が垂直に枠の上面に取付けられる軸21が設けられ
る。軸21の上端部は段差太りになっていて、上端に軸
に直交するピン25が取付けられている。
【0022】軸21には下部から一端部が下向に曲り、
他端部下面が内枠2に当る押へ板20が通されている。
この上部にリング22、バネ23、リング24が通され
ている。さらにハンドル26がある。ハンドル26の一
端はフォーク状になっており、この部分にピン25の受
溝dが形成されている。また受溝dの反対側はカム状e
に形成されている。
【0023】これらおよび内枠2がクランプ手段であ
る。
【0024】以上において、樹脂系複合材料の表面の修
理部10を修理する場合、修理部10を囲んでシール囲
9をセットする。シール囲9の上に枠1を乗せる。枠1
のシール溝a上のOリング18の上に薄板5をセットす
る。このとき、薄板5と修理部10との間にマット状の
ヒータ8を配置する。次に内枠2を薄板5の外縁部に乗
せ、クランプ7で、薄板5の縁部をOリング18を介し
て枠1上に押し付ける。すなわちハンドル26の受溝d
内にピン25を入れる。そしてハンドル26を回わしほ
ぼ水平になるまで押えると、バネ23を介してクランプ
枠20が下方に押さえる(図5参照)。
【0025】次に脱気口(カプラ)3に減圧装置を接続
し、かつヒータ8の電線を電源につなぐ。そして脱気口
3から減圧するとともにヒータ8で加熱する。すると剛
性のある薄板5を用いたことで、減圧時にも内部の空間
が脱気経路として確保され、効率良く乾燥できる。ま
た、従来法のようにナイロンフィルムやガラスクロス等
の消耗材を使用する必要がない。
【0026】乾燥後は薄板5とヒータ8を外し、修理部
10を修理部材で修理後、ヒータ8および薄板5の代り
にシ−ト6をセットし、クランプ7でクランプする。そ
の後減圧するとともにヒータ8で加熱する。すると弾性
のあるシ−ト6がたわみ、修理部材を加圧、密着させる
とともに加熱硬化する。
【0027】本形態は、従来法の機能を有しながら消耗
材を減少でき、乾燥から加熱硬化まで連続的に使用でき
る。そして効率のよい修理が可能となる。
【0028】(2)本発明の実施の第2形態を図6〜図
8により説明する。
【0029】図6と図7にて、枠1aの外縁上部にも段
差fが設けられる。段差f部に対応する外枠11が設け
られる。さらに内縁が段差f部に乗る弾性のある外側シ
−ト12が設けられる。
【0030】修理部10を囲む枠1aを囲むようシール
囲9aが配置される。その上に外側シ−ト12の外縁部
下面が乗るように配置される。さらに枠1aには図8に
示すようなクランプ7が設けられている(図6では図示
省略)。
【0031】上記第1形態では、修理部側の接地部分の
形状が枠1の形状で限定されるため、対象が常に平面の
場合や、常に同じ形状の修理を対象とする場合には有効
であるが、修理部側の形状が異なる場合には難しい。
【0032】本形態では、枠1aでシールする替わり
に、その外周に外側シ−ト12を適用して、外枠11を
介してクランプ7で枠1aに押さえつけて密着させる。
そして外側シ−ト12の外縁部でシール囲9aを介して
シールする。この方法により、ある程度の形状の違いに
も対応して取り付けが可能になる。
【0033】以後の乾燥及び修理手順は第1形態と同じ
であり、同じ作用が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、樹脂系複合材の修理に於いて、その乾燥から加熱硬
化まで使用できる。乾燥は、加熱と減圧の併用により乾
燥時間が短く、硬化時にも同じ装置がそのまま使用でき
るため、作業効率も良い。また、消耗材もない。従っ
て、工業的に極めて有用な修理装置がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の平面図である。
【図2】同第1形態の図1のA−A視図である。
【図3】同第1形態の図1のB−B視図である。
【図4】同第1形態の図1のC−C視図である。
【図5】同第1形態のクランプ部の詳細図である。
【図6】本発明の実施の第2形態の平面図である。
【図7】同第2形態の図6のD−D視図である。
【図8】同第2形態のクランプ部の詳細図である。
【図9】従来例の一例の説明図である。
【図10】従来例の他例の説明図である。
【符号の説明】
1,1a 板状の枠 2 内枠 3,16 脱気口 4 電線等の導入口 5 薄板 6 シ−ト 7,7a クランプ 8 ヒータ 9,9a シール囲 10 修理部 11 外枠 12 外側シ−ト 13 ドライヤ 14 ナイロンフィルム 15 ガラスクロス 17 修理材料 18 Oリング 20 押え板 21 軸 22 リング 23 バネ 24 リング 25 ピン 26 ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 修理対象の樹脂系複合材の修理部を囲ん
    で配置される枠形のシール囲と、外縁部下面が上記シー
    ル囲上に乗せられ内縁部上面にシール溝を持つとともに
    中央部下面に連通する脱気口を持つ枠と、同枠のシール
    溝に配置されるOリングと、同Oリング上に外縁部が乗
    せられる薄板または弾性のあるシ−トと、上記薄板また
    はシ−ト上に所定の間隔で配置され上記薄板またはシ−
    トの外縁部を押えるクランプ手段と、上記修理部および
    上記薄板またはシ−ト間に配置されるマット状のヒータ
    とを備えてなることを特徴とする修理装置。
JP5009096A 1996-03-07 1996-03-07 修理装置 Withdrawn JPH09239854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5009096A JPH09239854A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 修理装置

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JP5009096A JPH09239854A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 修理装置

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JPH09239854A true JPH09239854A (ja) 1997-09-16

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ID=12849356

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JP5009096A Withdrawn JPH09239854A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 修理装置

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JP (1) JPH09239854A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904705B1 (ko) * 2007-09-13 2009-06-29 주식회사인스타 고무제품 수리용 장치
JP2010137527A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合材料の修理方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603