JPH09239084A - 竹製集成材を利用した卓球用ラケット - Google Patents

竹製集成材を利用した卓球用ラケット

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JPH09239084A
JPH09239084A JP8087028A JP8702896A JPH09239084A JP H09239084 A JPH09239084 A JP H09239084A JP 8087028 A JP8087028 A JP 8087028A JP 8702896 A JP8702896 A JP 8702896A JP H09239084 A JPH09239084 A JP H09239084A
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JP
Japan
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bamboo
racket
laminate
table tennis
bamboos
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Application number
JP8087028A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Honda
良介 本多
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ラケットで打球したボールに、よりスピード
と回転が生じるように、卓球用ラケットの本体に天然の
竹を利用することで、ラケットの弾力、反発力を大幅に
向上させた。 【解決手段】 複数の割竹を接着し板状に成形し竹製集
成材1を作り、それを卓球用ラケットの本体にそのまま
単板として利用するか、または二枚以上の合板の全部ま
たは部分に利用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の割竹を接着し
板状に成形した、竹でできた集成材を卓球用ラケットの
本体(ボールを打球する部分)に利用することで、ラケ
ットの弾力、反発力を大幅に向上させた発明に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】日本卓球協会制定ルールでは、卓球ラケ
ット本体の厚さの少なくとも85パーセントは天然の木
でなくてはならないと記されているように、従来市販さ
れている卓球用ラケットの本体に使用されている材料
は、杉や檜、輸入木材など天然の木材の単板か、あるい
はそれら木材の板を二枚以上重ねた合板製のものがほと
んどであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近代卓球は、よりスピ
ードが求められており、競技に使用するラケットの本体
に使用する材料も、打球したボールによりスピードが生
ずるように弾力、反発力の大きいものが求められてい
る。そんな中で卓球用具メーカーも、杉や檜などの木材
を圧縮して堅くしたり、数種類の木材を合板として組合
わせることでラケットの反発力を向上させるなどの研究
をしているが、従来の木材板で打球したボールのスピー
ドには限界があり、また比重も軽いため、打球したボー
ルの球質が軽くなるという欠点があった。それと従来の
ラケットは、競技中に卓球台や床にぶつけたりすると、
図3に示すように、柄に近い部分から二つに折れてしま
ったり、単板のラケットの場合は木目の方向に割れてし
まうなどのことが多くあり、高価なラケットを破損させ
てしまい、競技者の経済的な負担を増やした。しかし日
本卓球ルールでは、折れにくい丈夫な金属や合成樹脂な
どをラケットの本体に使用することはできない為、その
解決方法が求められていた。本発明は、それら卓球界の
要望に応えるためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、卓球のルール
上許される天然の木の中から竹を選び、それを複数の割
竹とし、板状に接着し成形することで図1に示すような
竹製集成材(1)を作り、さらにそれを図2に示すよう
に、卓球ラケットの本体にそのまま単板として加工する
か、あるいは図4、図5、図6、図7、図8の実施例に
示すように、二枚以上の合板の全部または部分に加工し
利用することにした。本案は、以上のような構成よりな
る卓球用ラケツトである。
【0005】
【作用】本発明に利用した竹は、昔から弓に使われてい
るように、非常に大きな弾力、反発力があるうえ、比重
が重いので、その重量と弾力、反発力を利用してボール
を打球する。
【0006】
【実施例】竹製集成材により形成された本発明本体の形
体を、以下に実施例として説明する。 (イ) 本案第一実施例として、図2に示すように、竹
製集成材(1)をラケットの本体に単板として加工し利
用した単板ラケット。 (ロ) 本案第二実施例として、図4の分解斜視図に示
すように、三枚以上の合板を形成する表裏二枚の竹製集
成材(1)と、それにはさまれた何枚かの竹製集成材と
の板の木目の方向を一枚ごと交差させるように接着した
合板ラケット。 (ハ) 本案第三実施例として、図5の分解斜視図に示
すように、三枚以上の合板を形成する表裏の二枚を竹製
集成材(1)として、それにはさまれた何枚かの板を、
杉や檜などの従来の木材板(3)とした合板ラケット。 (ニ) 本案第四実施例として、図6の分解斜視図に示
すように、三枚以上の合板を形成する中心部の一枚また
は数枚の板を竹製集成材(1)とし、それをはさむ数枚
の板を従来の木材板(3)とした合板ラケット。 (ホ) 本案第五実施例として、図7の分解斜視図に示
すように、二枚以上の合板を形成する表面の一枚を竹製
集成材(1)として、他の板を従来の木材板(3)とし
た合板ラケット。 (ヘ) 本案第六実施例として、図8の本体中央切断斜
視図に示すように、三枚以上の合板により形成された本
体の柄に近い中心部分に竹製集成材(1)を使用した合
板ラケット。
【0007】
【発明の効果】以下、本発明は多くの絶大な効果を生じ
た。 (イ) 本発明に利用した竹は、昔から弓などに使われ
ているように、非常に強い弾力、反発力があり、竹を集
成材として本体に利用した本発明のラケットで打球した
ボールは、かつて無いほどのスピードが生じる。 (ロ) また竹は、剣道の竹刀に使われていることで証
明されるように、打撃に対しても折れたり割れたりしに
くい丈夫な木材である為、その竹を集成材として本体に
利用した本発明のラケットは、卓球台や床に少々ぶつけ
ても破損しにくく、競技者の経済的な負担を少なくす
る。 (ハ) 竹は他の木材に比べると、しなう性質があるの
で、その性質を利用すると、打球したボールに回転を与
えやすい。 (ニ) 竹の比重は他のどんな木材よりも重く、それが
ラケットに適度の重量を与え、打球したボールを重い球
質にする。 (ホ) 竹は昔は水筒に使われていたことからもわかる
ように、他の木材に比べて水分を吸収しにくい性質があ
り、競技者の汗や大気中の水分を吸収して板の質に変化
が生じてしまうなどの欠点が少ない。 (ヘ) 日本卓球ルールでは、ラケット本体の合板の接
着層に、炭素繊維、ガラス繊維、圧縮紙のような繊維材
料を使用することが認められているが、本発明の合板に
このような繊維材料を使用すると効果はさらに増大す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に利用する竹製集成材の斜視図である。
【図2】本発明第一実施例の斜視図である。
【図3】従来の木製ラケットが破損したときの状態を示
す斜視図である。
【図4】本発明第二実施例の分解斜視図である。
【図5】本発明第三実施例の分解斜視図である。
【図6】本発明第四実施例の分解斜視図である。
【図7】本発明第五実施例の分解斜視図である。
【図8】本発明第六実施例の本体を中央から切断したと
きの斜視図である。
【符号の説明】
1 竹製集成材 2 柄 3 従来の木材板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図1に示すように、複数の割竹を接着
    し板状に成形し竹製集成材(1)を作り、それを図2に
    示すように卓球ラケットの本体に利用した竹製集成材を
    利用した卓球用ラケツト。
JP8087028A 1996-03-05 1996-03-05 竹製集成材を利用した卓球用ラケット Pending JPH09239084A (ja)

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JP8087028A JPH09239084A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 竹製集成材を利用した卓球用ラケット

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JPH09239084A true JPH09239084A (ja) 1997-09-16

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JP (1) JPH09239084A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007033536A1 (fr) * 2005-09-19 2007-03-29 Suzhou Whacon Hardware And Plastic Products Co., Ltd. Poignée en bambou
CN104385760A (zh) * 2014-12-02 2015-03-04 东北林业大学 一种利用化学改性木质单板制备乒乓球拍底板的方法
CN104874160A (zh) * 2015-06-08 2015-09-02 史玉桂 一种薰衣草香型多功能乒乓球拍及其制造方法
CN104888430A (zh) * 2015-06-08 2015-09-09 史玉桂 含金银花提取物的改进型乒乓球拍的底板及其制造方法

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