JP3224487U - 木製板材 - Google Patents

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【課題】引き剥し方向の力を低減して無理な応力が生じないようにし、反りや狂い等を確実に低減できる木製板材を提供する。【解決手段】無垢材からなる引き板Mを積層したもので、小角木材の繊維方向を略平行にし、繊維方向に沿う縦方向及びこれに直交する横方向に集成、接着した集成材からなるコア板Cを用い、コア板Cの一方面及び他方面に、夫々、引き板Mを接着した。この構成において、引き板Mを構成する無垢材の繊維方向とコア板Cを構成する集成材の繊維方向とが略平行になるようにした。そして、引き板Mを、アカマツ、スギ、クリ、ナラ、セン、クルミから選択される樹種で構成し、コア板Cを、アカマツ、カラマツ、スギから選択される1または2以上の樹種で構成した。【選択図】図1

Description

本考案は、無垢材からなる引き板を積層した木製板材に関する。
従来、この種の木製板材としては、例えば、特開2008−194896号公報(特許文献1)に掲載されたものが知られている。この木製板材は、無垢材からなる一対の引き板をその繊維方向を略平行にして積層接着してなる。特に、隣り合う引き板同士が、その旋回木理方向を逆向きとして積層接着している。旋回木理とは、樹木がその周方向の一方向に旋回して捻じれながら成長する現象をいう。例えば、木口の中心に芯部分が位置する芯持ち角材を、繊維方向に沿って芯部分で2分割して引き板とし、この引き板の積層接着面を分割面とは逆側の面として、各引き板に生じる旋回木理の力を拮抗させている。これにより、木製板材の旋回木理による捻じれに起因する反りや狂い等の発生を低減している。
特開2008−194896号公報
ところで、上記従来の木製板材にあっては、隣り合う引き板同士を、その旋回木理方向が逆向きになるように積層接着して、各引き板に生じる旋回木理の力を拮抗させているが、反面、各引き板に生じる引き剥し方向の力が相乗的に増大し、それだけ無理な応力が生じて、必ずしも、反りや狂い等の発生を低減するに至っていないという問題があった。
本考案は上記の問題点に鑑みて為されたもので、引き剥し方向の力を低減して無理な応力が生じないようにし、反りや狂い等を確実に低減できるようにした木製板材を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本考案の木製板材は、無垢材からなる引き板を積層した木製板材において、
小角木材の繊維方向を略平行にし、繊維方向に沿う縦方向及びこれに直交する横方向に集成,接着した集成材からなるコア板を用い、該コア板の一方面及び他方面に、夫々、上記引き板を接着した構成としている。
ここで、引き板を構成する無垢材としては、例えば、針葉樹木材として、アカマツ、アガチス、イエローパイン、イチョウ、イチイ、イブキ、エゾマツ、カヤ、カラマツ、カリブパイン、カンボジアマツ、クロマツ、サイプレス、サワラ、シベリアカラマツ、スギ、スプルース、ツガ、トチノキ、トドマツ、ヒノキ、ヒメコマツ、ベイマツ、ベイヒバ、ベイヒ、ベイツガ、ベイスギ、ボドカルブス、ボンデロッサ、ヤモダチ、ラオスヒノキ等の木材を用いることができる。
また、例えば、広葉樹木材として、アオコクタン、アオダモ、アオハダ、アカガシ、アサダ、イスノキ、イタヤカエデ、イヌエンジュ、ウリン、エゴノキ、オニグルミ、カキ、カシ、カツラ、キハダ、キリ、クスノキ、クリ、ケヤキ、シイ類、サクラ、サワグルミ、シデ類、シナノキ、シラカシ、シラカバ、セン、タブノキ、ツゲ、トチノキ、ドロノキ、ナラ、ニセアカシア、ハリハギ、ハルニレ、ハンノキ、ブナ、ホオノキ、マカンバ、ミズキ、ミズナラ、ミズメ、ヤチダモ、ヤナギ類、ヤマグワ等の木材を用いることができる。
一方の引き板と他方の引き板とを同じ樹種で構成しても、異なる樹種で構成してもよく、適宜選択することができる。
また、コア板を構成する集成材としては、上記の無垢材の樹種から1若しくは2以上を選択して用いることができる。2以上を選択する場合には複合させて用いる。
コア板を構成する集成材の接着剤、及び、コア板と引き板とを接着する接着剤としては、例えば、ユリア樹脂系接着剤,メラミン樹脂系接着剤,フェノール樹脂系接着剤,レゾルシノール樹脂系接着剤,水性高分子−イソシアネート系接着剤,酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤等の水性系接着剤、クロロプレンゴム(CR)系接着剤等の溶剤系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤,ウレタン樹脂系接着剤,変成シリコーン系接着剤等の化学反応系接着剤、あるいは、ホットメルト系接着剤等を用いることができる。
特に、コア板を構成する集成材の接着剤としては、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤,メラミン樹脂系接着剤,レゾルシノール樹脂系接着剤,水性高分子−イソシアネート系接着剤等を有効に用いることができる。
これにより、木製板材を作製するときは、コア板の一方面及び他方面に、夫々、引き板を接着剤により接着する。
一般にコア板を構成する集成材は、小角木材を集成圧縮して形成されているので、無垢材と比較して強度が高く、狂いやゆがみが少なく、反りも少ない点にある。一方、引き板を構成する無垢材は、丸太から切り出しているので、旋回木理による捻じれに起因する反りや狂い等が発生し易いものの、木本来の質感、風合いがあり、優れた調湿作用も呈する。そのため、このコア板の表裏面に接着された無垢材からなる引き板に、旋回木理による捻じれに起因する反りや狂い等が多少なりとも生じようとしても、コア板によって抑えられ、従来のように引き剥し方向の力が相乗的に作用することがなく、引き剥し方向の力を低減させて無理な応力が生じないようにすることができ、反りや狂い等を確実に低減できるようになる。また、表裏面に無垢材からなる引き板が露出するので、木本来の質感、風合いを表出できる。また、優れた調湿作用を呈することができる。更には、集成材と無垢材とが積層するので、断熱性,蓄熱性及び防音性を向上させることができるようになる。その結果、壁材やフローリング材などの建築材料として有用になることは勿論のこと、種々の用途に用いることができるようになる。
そして、必要に応じ、上記引き板を構成する無垢材の繊維方向と上記コア板を構成する集成材の繊維方向とが略平行になるようにした構成としている。
一般に、無垢材からなる引き板は、長手方向と短手方向とを有し、無垢材の繊維方向が長手方向に沿うように形成される。また、集成材からなるコア板は、引き板に対応させた板材に形成するが、その場合、集成材の繊維方向(縦方向)を長手方向に沿うように形成することが製造上有利である。そのため、引き板を、これを構成する無垢材の繊維方向とコア板を構成する集成材の繊維方向とが略平行になるように、コア板に接着することになるので、製造を容易に行うことができ、製造効率を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記コア板の厚さをT0、該コア板の一方面に接着される一方の引き板の厚さをT1、上記コア板の他方面に接着される他方の引き板の厚さをT2としたとき、12mm≦T0≦30mm、6mm≦T1≦15mm、6mm≦T2≦15mmにした構成としている。引き板とコア板とをバランスよく積層させることができ、木製板材の形状,寸法を安定させ、強度も確実に確保することができるとともに、断熱性,蓄熱性及び防音性を確実に向上させることができるようになる。
更に、必要に応じ、T1=T2にした構成としている。より一層引き板とコア板とをバランスよく積層させることができるとともに、一方の引き板と他方の引き板とを同じ樹種で形成する場合に、引き板の厚さの種類を一種類にすることができ、それだけ、製造を容易に行うことができる。
更にまた、必要に応じ、上記引き板を、アカマツ,スギ,クリ,ナラ,セン,クルミから選択される樹種で構成し、
上記コア板を、アカマツ,カラマツ,スギから選択される1または2以上の樹種で構成している。
アカマツ,カラマツやスギは、集成材として加工がしやすく、生産効率が良い。また、本願出願人の所在地である岩手県において、これらの生産量は全国でも上位を占め(アカマツの生産量は全国一位)、そのため、流通やコストからしても利用効率が極めて良い。
また、引き板として、針葉樹のアカマツ,スギを用いた場合には、品質やコスト面等有利に製造することができる。
引き板として、広葉樹のクリ,ナラ,セン,クルミを用いた場合には、見栄えも良く、品質を向上させることができる。
そしてまた、上記引き板及びコア板を、アカマツで構成し、該引き板及びコア板に防腐剤を含浸させた構成としている。アカマツは、防腐剤を含浸させやすく、そのため、防腐性能を向上させることができる。また、本願出願人の所在地である岩手県において、アカマツの生産量は全国一位であり、そのため、流通やコストからしても利用効率が極めて良くなる。
本考案によれば、コア板の表裏面に接着された無垢材からなる引き板に、旋回木理による捻じれに起因する反りや狂い等が多少なりとも生じようとしても、反りや狂い等が極めて少ないコア板によって抑えられるので、従来のように引き剥し方向の力が相乗的に作用することがなく、引き剥し方向の力を低減させて無理な応力が生じないようにすることができ、反りや狂い等を確実に低減できるようになる。また、表裏面に無垢材からなる引き板が露出するので、木本来の質感、風合いを表出できる。また、優れた調湿作用を呈することができる。更には、集成材と無垢材とが積層するので、断熱性,蓄熱性及び防音性を向上させることができるようになる。その結果、壁材やフローリング材などの建築材料として有用になることは勿論のこと、種々の用途に用いることができるようになる。
本考案の実施の形態に係る木製板材を示す分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る木製板材の端面を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態に係る木製板材について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本考案の実施の形態に係る木製板材Wは、無垢材からなる引き板Mを積層したもので、小角木材の繊維方向を略平行にし、繊維方向に沿う縦方向及びこれに直交する横方向に集成,接着した集成材からなるコア板Cを用い、このコア板Cの一方面及び他方面に、夫々、引き板Mを接着して構成されている。
ここで、引き板Mを構成する無垢材としては、上述したように、針葉樹木材及び広葉樹木材の種々の樹種で構成することができる。実施の形態では、引き板Mを、アカマツ,スギ,クリ,ナラ,セン,クルミから選択される樹種で構成している。一方の引き板Mと他方の引き板Mとを同じ樹種で構成しても、異なる樹種で構成してもよく、適宜選択することができる。引き板Mとして、針葉樹のアカマツ,スギを用いた場合には、品質やコスト面等有利に製造することができる。引き板Mとして、広葉樹のクリ,ナラ,セン,クルミを用いた場合には、見栄えも良く、品質を向上させることができる。
また、コア板Cを構成する集成材も、上述したように、針葉樹木材及び広葉樹木材の種々の樹種から選択される1または2以上の樹種で構成することができる。実施の形態では、コア板Cを、アカマツ,カラマツ,スギから選択される1または2以上の樹種で構成している。2以上を選択する場合には複合させて用いる。アカマツ,カラマツやスギは、集成材として加工がしやすく、生産効率が良い。また、本願出願人の所在地である岩手県において、これらの生産量は全国でも上位を占め(アカマツの生産量は全国一位)、そのため、流通やコストからしても利用効率が極めて良い。カラマツは、アカマツに比較して、防腐剤の含浸性には劣るが、強度に優れている。
更に、コア板Cを構成する集成材の接着剤、及び、コア板Cと引き板Mとを接着する接着剤としては、上述したように、種々の接着剤から選択することができる。例えば、コア板Cを構成する集成材の接着剤としては、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤,メラミン樹脂系接着剤,レゾルシノール樹脂系接着剤,水性高分子−イソシアネート系接着剤等を有効に用いることができる。
更にまた、実施の形態では、引き板Mを構成する無垢材の繊維方向とコア板Cを構成する集成材の繊維方向とが略平行になるようにしている。一般に、無垢材からなる引き板Mは、長手方向と短手方向とを有し、無垢材の繊維方向が長手方向に沿うように形成される。また、集成材からなるコア板Cは、引き板Mに対応させた板材に形成するが、その場合、集成材の繊維方向(縦方向)を長手方向に沿うように形成することが製造上有利である。そのため、引き板Mを、これを構成する無垢材の繊維方向とコア板Cを構成する集成材の繊維方向とが略平行になるように、コア板Cに接着することになるので、製造を容易に行うことができ、製造効率を向上させることができる。
図1に示すように、長手方向の長さLa、短手方向の長さLbは、適宜に定めてよい。例えば、La=1800mm〜6000mm、Lb=100mm〜300mmに設定される。寸法はこれに限定されない。
また、図2に示すように、コア板Cの厚さをT0、コア板Cの一方面に接着される一方の引き板Mの厚さをT1、コア板Cの他方面に接着される他方の引き板Mの厚さをT2としたとき、12mm≦T0≦30mm、6mm≦T1≦15mm、6mm≦T2≦15mmにしている。引き板Mとコア板Cとをバランスよく積層させることができ、木製板材Wの形状,寸法を安定させ、強度も確実に確保することができるとともに、断熱性,蓄熱性及び防音性を確実に向上させることができるようになる。
更に、T1=T2にしている。例えば、T0=15mm、T1=T2=7.5mmのもの(全体の厚さが30mmのもの)を作製することができる。また、例えば、T0=25mm、T1=T2=10mmのもの(全体の厚さが45mmのもの)を作製することができる。
従って、実施の形態に係る木製板材Wを作製するときは、コア板Cの一方面及び他方面に、夫々、引き板Mを接着剤により接着する。この木製板材Wによれば、以下のような作用,効果を奏する。一般にコア板Cを構成する集成材は、小角木材を集成圧縮して形成されているので、無垢材と比較して強度が高く、狂いやゆがみが少なく、反りも少ない点にある。一方、引き板Mを構成する無垢材は、丸太から切り出しているので、旋回木理による捻じれに起因する反りや狂い等が発生し易いものの、木本来の質感、風合いがあり、優れた調湿作用も呈する。そのため、このコア板Cの表裏面に接着された無垢材からなる引き板Mに、旋回木理による捻じれに起因する反りや狂い等が多少なりとも生じようとしても、コア板Cによって抑えられ、従来のように引き剥し方向の力が相乗的に作用することがなく、引き剥し方向の力を低減させて無理な応力が生じないようにすることができ、反りや狂い等を確実に低減できるようになる。
また、表裏面に無垢材からなる引き板Mが露出するので、木本来の質感、風合いを表出できる。また、優れた調湿作用を呈することができる。更には、集成材と無垢材とが積層するので、断熱性,蓄熱性及び防音性を向上させることができるようになる。その結果、壁材やフローリング材などの建築材料として有用になることは勿論のこと、種々の用途に用いることができるようになる。
更に、T1=T2にしているので、引き板とコア板とをバランスよく積層させることができるとともに、一方の引き板と他方の引き板とを同じ樹種で形成する場合に、引き板の厚さの種類を一種類にすることができ、それだけ、製造を容易に行うことができる。また、例えば、本木製板材Wを床板と強いて用いる場合、一般に、床板は、厚さが12mmあるいは15mm程度であるが、本木製板材Wは、24mm以上の厚さなので、強度が高く、また、高級感を奏することができる。
次に、本考案の別の実施の形態に係る木製板材Wについて説明する。これは、引き板M及びコア板Cを、アカマツで構成し、この引き板M及びコア板Cの接着後にこれらに防腐剤を含浸させた構成としている。アカマツは、防腐剤を含浸させやすく、そのため、防腐性能を向上させることができる。また、本願出願人の所在地である岩手県において、アカマツの生産量は全国一位であり、そのため、流通やコストからしても利用効率が極めて良くなる。
次に、実施例1,2について説明する。各実施例においては、コア板Cを、アカマツで形成した。アカマツは、上述した通り、集成材として加工がしやすく、生産効率が良く、生産量の多い岩手県においては、流通やコストからしても利用効率が極めて良い。その寸法は、T0=15mm、T1=T2=7.5mmとした。また、La=1800mm、Lb=200mmにした。
<実施例1>
引き板Mとして、針葉樹のアカマツを用いるとともに、無節ないしは節の少ないものを用いた。アカマツは、上述した通り、加工がしやすく、生産効率が良く、生産量の多い岩手県においては、流通やコストからしても利用効率が極めて良い。また、木製板材W全体がアカマツで形成されるので、ハイグレードの商品として提供することができる。
<実施例2>
引き板Mとして、広葉樹のクリを用いた。これによれば、本願出願人の所在地である岩手県において、クリの生産量は比較的多く、そのため、流通やコストからしても利用効率が極めて良くなる。また、広葉樹の高級感を醸し出すことができる。
尚、本考案は、上述した実施の形態に限定されず、当業者は、本考案の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本考案の範囲に含まれる。
W 木製板材
M 引き板
C コア板

Claims (6)

  1. 無垢材からなる引き板を積層した木製板材において、
    小角木材の繊維方向を略平行にし、繊維方向に沿う縦方向及びこれに直交する横方向に集成,接着した集成材からなるコア板を用い、該コア板の一方面及び他方面に、夫々、上記引き板を接着したことを特徴とする木製板材。
  2. 上記引き板を構成する無垢材の繊維方向と上記コア板を構成する集成材の繊維方向とが略平行になるようにしたことを特徴とする請求項1記載の木製板材。
  3. 上記コア板の厚さをT0、該コア板の一方面に接着される一方の引き板の厚さをT1、上記コア板の他方面に接着される他方の引き板の厚さをT2としたとき、12mm≦T0≦30mm、6mm≦T1≦15mm、6mm≦T2≦15mmにしたことを特徴とする請求項2記載の木製板材。
  4. T1=T2にしたことを特徴とする請求項3記載の木製板材。
  5. 上記引き板を、アカマツ,スギ,クリ,ナラ,セン,クルミから選択される樹種で構成し、
    上記コア板を、アカマツ,カラマツ,スギから選択される1または2以上の樹種で構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の木製板材。
  6. 上記引き板及びコア板を、アカマツで構成し、該引き板及びコア板に防腐剤を含浸させたことを特徴とする請求項5記載の木製板材。
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