JPH09239032A - 圧力変動吸着型酸素濃縮器 - Google Patents

圧力変動吸着型酸素濃縮器

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Publication number
JPH09239032A
JPH09239032A JP5302196A JP5302196A JPH09239032A JP H09239032 A JPH09239032 A JP H09239032A JP 5302196 A JP5302196 A JP 5302196A JP 5302196 A JP5302196 A JP 5302196A JP H09239032 A JPH09239032 A JP H09239032A
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JP
Japan
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time sequence
commercial frequency
oxygen
adsorption
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP5302196A
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English (en)
Inventor
Mamoru Higuchi
衞 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用に供される商用周波数(50または60
Hz)の違いによって、酸素濃縮器の運転条件あるいは
性能に差異が生ずる。そのため、検知された周波数に対
応してCPUにあらかじめ設定された窒素の吸着、脱着
工程のタイムシーケンスを選択することにより周波数の
違いにより発生する問題点を解決することができる圧力
変動吸着型酸素濃縮器を提供する。 【解決手段】 本体の制御回路に組み込まれたエレクト
ロニック周波数カウンターあるいは交流ブリッジ等によ
り運転する商用周波数を測定、検知し、該周波数に対し
てあらかじめCPUに設定されたタイムシーケンスで窒
素の吸着、脱着工程を行って濃縮酸素を製造することを
特徴とする圧力変動吸着型酸素濃縮器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慢性呼吸不全患者
等に適用される在宅酸素療法(HOT)に用いられる圧
力変動吸着型酸素濃縮器において、商用周波数(50ま
たは60Hz)の異なる地域で該酸素濃縮器を使用して
も、機器の運転条件あるいは性能の差異をほとんど解消
することができる圧力変動吸着型酸素濃縮器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】在宅
酸素療法(HOT)に使用される酸素源としては、圧力
変動吸着型酸素濃縮器、液体酸素および高圧酸素ガス等
が知られているが、在宅設置用には圧力変動吸着型酸素
濃縮器が主流を占めている。
【0003】わが国のように、商用周波数が50Hzと
60Hz地域に別れている場合、同一機種の酸素濃縮器
であっても、周波数の違いによって運転条件あるいは性
能に差異が生じ、機器の管理を煩雑なものとしている。
また最適の運転条件あるいは性能を、各々の周波数ごと
に設定することができないという問題点がある。
【0004】これらに対しては、通常の50Hz,60
Hz共用のモーターを使用しないで、50Hz用および
60Hz用でそれぞれ異なるモーターを使用し、地域を
区分して機器を設置し使用することも一部で行われてい
るが効率のよい方法とは言えない。また、出力電力の周
波数を別の周波数に変換できるインバータの出力電力で
動くモーターに連結して駆動させる酸素濃縮器も提案さ
れているが、効率的で経済的な方法とは言い難い。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
は、使用する商用周波数(50または60Hz)に対応
して、異なる吸着、脱着工程のタイムシーケンスを選択
することにより、これらの問題点を解決し、50Hzま
たは60Hzのいずれの地域においても同一機種におい
て、ほゞ同一の運転条件あるいは性能を示すことのでき
る圧力変動吸着型酸素濃縮器の提供を目的としている。
【0006】本発明者は、鋭意研究の結果、エレクトロ
ニック周波数カウンターあるいは交流ブリッヂ等によ
り、運転する商用周波数を測定、検知し、該周波数に対
応してあらかじめCPU(中央処理装置)に設定された
タイムシーケンスで吸着、脱着工程を行って濃縮酸素を
製造することを特徴とする圧力変動吸着型酸素濃縮器を
見い出し本発明に到達した。
【0007】即ち本発明は、窒素を選択的に吸着し得る
吸着剤を充填した少くとも1基のシーブベッドを備え、
且つ窒素の吸着、脱着工程をタイムシーケンスに従って
制御、運転して濃縮酸素を得る圧力変動吸着型酸素濃縮
器において、運転する商用周波数を測定・検知する手段
を有し、検知された商用周波数に対応してあらかじめC
PUに設定されたタイムシーケンスを選択して制御、運
転することを特徴とする圧力変動吸着型酸素濃縮器を提
供するものである。本発明による圧力変動吸着型酸素濃
縮器は、商用周波数(50または60Hz)の違いにも
拘らず、同一機種においてほゞ同一の運転条件あるいは
性能を示すことができ、機器の管理を容易とする。とく
に50Hzから60Hzに変更された場合の消費電力の
増加、機器の騒音の増大等を抑制するのに効果的であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における圧力変動吸着型酸
素濃縮器は、ゼオライト等の吸着剤を充填した1基また
は2基以上のシーブベッドを備えた酸素濃縮手段と、得
られた濃縮酸素を使用に供するための供給手段とからな
る。酸素濃縮手段は、通常室内空気をコンプレッサで圧
縮し、シーブベッドの中に充填されたモレキュラーシー
ブ(分子篩)と称される吸着剤によって窒素を選択的に
吸着分離して、酸素濃度90%以上の濃縮酸素を得て、
窒素は脱着して室外に放出する。濃縮酸素は導管等で連
結された製品タンク、圧力調整器、流量設定器、加湿器
及び鼻カニューラ等の酸素供給手段を用いて患者に供給
される。
【0009】シーブベッドにおける酸素濃縮手段は、一
般に加圧及び減圧によって窒素を吸着及び脱着するステ
ップを、電磁弁を用いて交互に繰り返して濃縮酸素が製
造される。この際、加圧と減圧のステップをよりスムー
スに行って、圧力の急激な変動をさけるために、加圧と
減圧のステップの間に電磁弁を用いて均圧ステップが繰
り入れられている。このような吸着、脱着工程即ち加
圧、均圧及び減圧の各ステップを制御する方法として
は、あらかじめ設定されたタイムシーケンスに従って時
間で制御する方法と圧力センサー等で測定した圧力で制
御する方法等が知られているが、本発明による酸素濃縮
器は、とくにタイムシーケンスによる時間制御法に限定
して採用し得るものである。
【0010】入力する商用周波数は、これを測定・検知
する手段、例えば、水晶振動子を用いるエレクトロニッ
ク周波数カウンターあるいは交流ブリッヂ法のうち周波
数を平衡条件に含むブリッヂ等によって測定・検知する
ことができる。これらの測定・検知の手段は酸素濃縮器
本体の制御回路に組み込まれている。このようにして、
入力電力の周波数が50Hzか60Hzを検知し、その
信号は酸素濃縮器本体に備えられたCPUに送られ、C
PUではその周波数に対応してあらかじめ設定したタイ
ムシーケンスを選択して電磁弁を操作し、吸着・脱着工
程を繰り返す。
【0011】以下、図面を参照しながら、本発明につい
てさらに詳細に説明する。図1は、2基のシーブベッド
を用いて濃縮酸素を製造する際のとくに吸着、脱着工程
を説明する模式図である。取り入れられた室内空気はコ
ンプレッサ1で圧縮され、二方ポペット型電磁弁V2ま
たはV4より、第一シーブベッド2または第二シーブベ
ッド3に圧縮空気が送られ、二方ポペット型電磁弁V1
またはV5より脱着された窒素が排出される。この吸着
と脱着工程の間に二方ポペット型電磁弁V3及びオリフ
ィス4または5を介して適宜均圧操作が行われる。濃縮
酸素は逆止弁6または7を通って次の酸素供給手段(図
示略)へと導かれる。表1は、100V,50Hzで3
l/minの濃縮酸素を製造する際の吸着、脱着工程の
タイムシーケンス例を示したものである。第一シーブベ
ッド2と第二シーブベッド3の間を4.0、1.3、
1.5秒のステップで交互に繰り返して濃縮酸素が製造
される。吸着時の最高圧力は、1.7kg/cm2 、脱
着時の圧力は0.8kg/cm2 であり、得られた濃縮
酸素の酸素濃度は93.4%を示した。
【表1】
【0012】しかしながら同様のタイムシーケンス
(4.0、1.3、1.5秒ステップ)で100V、6
0Hz、3l/minで運転すると、濃縮酸素の酸素濃
度は94.1%を示すも、吸着時の最高圧力は、2.2
kg/cm2 を示し、50Hzに較べてかなり高圧とな
る。吸着時の最高圧力の上昇は、コンプレッサに対する
負荷を増大させ消費電力にも影響を与える。また脱着開
始時の圧力も0.9kg/cm2 を示し、50Hzに較
べて高くなり、排出音の増大につながり機器の騒音の関
点から好ましくない。
【0013】表2は、100V、60Hz、3l/mi
nでの運転に際して、タイムシーケンスを種々変更した
場合のデーター例を示したものである。
【表2】 タイムシーケンスのステップ時間をAからB、Cあるい
はDに変更すると、酸素濃度に対する影響は軽微にもか
かわらず、より低い吸着時の最高圧力で運転することが
可能となる。
【0014】この発明の圧力変動吸着型酸素濃縮器で
は、あらかじめ50HzではタイムシーケンスA(4.
0、1.3、1.5秒)を、60Hzでは例えば、タイ
ムシーケンスB(3.2、1.0、1.2秒)を選択で
きるよう酸素濃縮器本体に内蔵されたCPUに設定して
おき、入力商用周波数を制御回路に組み込まれたエレク
トロニック周波数カウンターで測定、検知して所定のタ
イムシーケンスをCPUで選択の上、二方ポペット型電
磁弁V1〜V5を操作し吸着・脱着を繰り返して運転さ
れる。そのため、50Hzと60Hzでの周波数による
運転条件あるいは性能にほとんど差異を生ずることがな
い酸素濃縮器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力変動吸着型酸素濃縮器における
吸着、脱着工程による濃縮酸素製造の模式図である。
【符号の説明】
(1) コンプレッサ (2) 第一シーブベッド (3) 第二シーブベッド (V1)〜(V5) 二方ポペット型電磁弁 (4),(5) オリフィス (6),(7) 逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填
    した少くとも1基のシーブベッドを備え、且つ窒素の吸
    着、脱着工程をタイムシーケンスに従って制御、運転し
    て濃縮酸素を得る圧力変動吸着型酸素濃縮器において、
    運転する商用周波数を測定・検知する手段を有し、検知
    された商用周波数に対応してあらかじめCPUに設定さ
    れたタイムシーケンスを選択して制御、運転することを
    特徴とする圧力変動吸着型酸素濃縮器。
  2. 【請求項2】 商用周波数を測定・検知する手段が、エ
    レクトロニック周波数カウンターまたは交流ブリッヂで
    ある請求項1に記載の圧力変動吸着型酸素濃縮器。
JP5302196A 1996-03-11 1996-03-11 圧力変動吸着型酸素濃縮器 Pending JPH09239032A (ja)

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JP5302196A Pending JPH09239032A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 圧力変動吸着型酸素濃縮器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100532206B1 (ko) * 2001-10-22 2005-11-30 주식회사 옥서스 산소농축장치의 농축조
KR100685983B1 (ko) * 2000-09-21 2007-02-23 엘지전자 주식회사 산소발생기의 제어장치 및 제어방법
KR100731775B1 (ko) * 2000-10-12 2007-06-22 엘지전자 주식회사 산소발생기의 제어방법 및 제어장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685983B1 (ko) * 2000-09-21 2007-02-23 엘지전자 주식회사 산소발생기의 제어장치 및 제어방법
KR100731775B1 (ko) * 2000-10-12 2007-06-22 엘지전자 주식회사 산소발생기의 제어방법 및 제어장치
KR100532206B1 (ko) * 2001-10-22 2005-11-30 주식회사 옥서스 산소농축장치의 농축조

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