JPH09238850A - 米飯保温装置 - Google Patents
米飯保温装置Info
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- JPH09238850A JPH09238850A JP7968096A JP7968096A JPH09238850A JP H09238850 A JPH09238850 A JP H09238850A JP 7968096 A JP7968096 A JP 7968096A JP 7968096 A JP7968096 A JP 7968096A JP H09238850 A JPH09238850 A JP H09238850A
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- Japan
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- container
- cooked rice
- heat
- rice
- housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納された米飯を品質劣化させることなく、
長時間にわたって適切な温度に保温可能な米飯保温装置
を提供する。 【解決手段】 米飯Rを入れた米飯容器51iを装着し
た容器本体51と、水滴ガイド面52gを下方に有する
開閉蓋52とからなる保温用コンテナ50をハウジング
10内に収納し、加熱手段として、ハウジング10の下
方に仕切板21a上に配置され上面を上部カバー板23
aで覆ったヒータ16aを設ける。
長時間にわたって適切な温度に保温可能な米飯保温装置
を提供する。 【解決手段】 米飯Rを入れた米飯容器51iを装着し
た容器本体51と、水滴ガイド面52gを下方に有する
開閉蓋52とからなる保温用コンテナ50をハウジング
10内に収納し、加熱手段として、ハウジング10の下
方に仕切板21a上に配置され上面を上部カバー板23
aで覆ったヒータ16aを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は米飯保温装置、特
に、高めの温度で保温する必要がある白飯の保温に好適
な米飯保温装置に関する。
に、高めの温度で保温する必要がある白飯の保温に好適
な米飯保温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般飲食店、レストラン、ホテル、旅館
などにおいて食事として出されたり、あるいは弁当店、
惣菜店などで販売されている白飯は、いわゆる炊き立て
のときが最も美味であり、炊飯後そのまま放置しておく
と時間の経過とともに冷めてきて味が落ちる。したがっ
て、食される直前に炊飯すれば良いのであるが、不規則
に来店する客の注文に応じて白飯を出す必要がある飲食
店、レストランなどにおいて、そのような対応をするこ
とは不可能である。
などにおいて食事として出されたり、あるいは弁当店、
惣菜店などで販売されている白飯は、いわゆる炊き立て
のときが最も美味であり、炊飯後そのまま放置しておく
と時間の経過とともに冷めてきて味が落ちる。したがっ
て、食される直前に炊飯すれば良いのであるが、不規則
に来店する客の注文に応じて白飯を出す必要がある飲食
店、レストランなどにおいて、そのような対応をするこ
とは不可能である。
【0003】このため、飲食店、レストランあるいは弁
当店、惣菜店などでは、ある程度まとめて炊いた白飯を
加熱機能を有する保温ジャーなどに収容しておき、必要
に応じて適当な量を取り出すという方法がとられてい
る。ただし、保温ジャーから取り出した白飯を美味しく
食するためには、保温ジャー内の白飯を80°C程度の
比較的高い温度に保っておく必要がある。
当店、惣菜店などでは、ある程度まとめて炊いた白飯を
加熱機能を有する保温ジャーなどに収容しておき、必要
に応じて適当な量を取り出すという方法がとられてい
る。ただし、保温ジャーから取り出した白飯を美味しく
食するためには、保温ジャー内の白飯を80°C程度の
比較的高い温度に保っておく必要がある。
【0004】ここで使用される保温ジャーは、白飯を収
容する容器自体が加熱され、容器の熱が直熱として白飯
に伝達される。このため、白飯の表面あるいは容器との
接触部分が乾燥して硬くなったり、また、熱で発生した
蒸気が水滴となってコンテナ内の白飯に落下し、白飯の
品質が低下するという問題がある。このように、保温ジ
ャーに白飯を収容すると、時間の経過とともに白飯の外
観、香り、味などが大幅に劣化していくため長時間の保
管はできない。
容する容器自体が加熱され、容器の熱が直熱として白飯
に伝達される。このため、白飯の表面あるいは容器との
接触部分が乾燥して硬くなったり、また、熱で発生した
蒸気が水滴となってコンテナ内の白飯に落下し、白飯の
品質が低下するという問題がある。このように、保温ジ
ャーに白飯を収容すると、時間の経過とともに白飯の外
観、香り、味などが大幅に劣化していくため長時間の保
管はできない。
【0005】一方、炊飯後に放置されたことにより一旦
冷めてしまった白飯は、温め直しても元の炊き立て状態
には戻らない。特に、温度が8℃以下となり澱粉質がベ
ータ化したものは劣化がひどく、商品価値がなくなるた
め廃棄処分にされている。
冷めてしまった白飯は、温め直しても元の炊き立て状態
には戻らない。特に、温度が8℃以下となり澱粉質がベ
ータ化したものは劣化がひどく、商品価値がなくなるた
め廃棄処分にされている。
【0006】そこで、従来より、白飯の保温手段として
図8,9に示すようなプラスチック製の保温用コンテナ
60が使用されている。図8は保温用コンテナ60を示
す斜視図、図9は図8のA−A線付近における縦断面図
で、上面を開口した容器本体61と、上面の開口部を閉
塞する開閉蓋62とを備え、容器本体61の底盤及び側
壁には断熱用の中空部61aが形成されている。このよ
うな構造によって、容器本体61内に収容された白飯R
が容器本体61との熱伝導によって冷めるのを防止する
ことができ、この容器本体61から適宜必要な量の白飯
Rが取り出されている。
図8,9に示すようなプラスチック製の保温用コンテナ
60が使用されている。図8は保温用コンテナ60を示
す斜視図、図9は図8のA−A線付近における縦断面図
で、上面を開口した容器本体61と、上面の開口部を閉
塞する開閉蓋62とを備え、容器本体61の底盤及び側
壁には断熱用の中空部61aが形成されている。このよ
うな構造によって、容器本体61内に収容された白飯R
が容器本体61との熱伝導によって冷めるのを防止する
ことができ、この容器本体61から適宜必要な量の白飯
Rが取り出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の保温用コンテナ
60は、収容された白飯の熱を外部に逃がさないように
するもので、保温可能な時間はせいぜい室温で約3時間
程度であり、長時間の保温効果は期待できない。したが
って、このプラスチック製の保温用コンテナ60を用い
て保管した場合でも、前日に炊いた白飯などは廃棄処分
しなければならないのが実情である。
60は、収容された白飯の熱を外部に逃がさないように
するもので、保温可能な時間はせいぜい室温で約3時間
程度であり、長時間の保温効果は期待できない。したが
って、このプラスチック製の保温用コンテナ60を用い
て保管した場合でも、前日に炊いた白飯などは廃棄処分
しなければならないのが実情である。
【0008】この対策として、上記した保温用コンテナ
60の中空部61aに保温のためのお湯を注入し、これ
によって保温効果を高めようとする試みがなされている
が、これも直接保温用コンテナ60の内壁温度を高める
ものであるため、上記した保温ジャーと同様の問題を生
じている。
60の中空部61aに保温のためのお湯を注入し、これ
によって保温効果を高めようとする試みがなされている
が、これも直接保温用コンテナ60の内壁温度を高める
ものであるため、上記した保温ジャーと同様の問題を生
じている。
【0009】さらに、レストラン、弁当店、惣菜店ある
いはホテル、旅館などの厨房においては、狭い厨房空間
において効率良く多量の米飯を保温できることが肝要で
あるが、現在このような要求に応えた米飯保温装置は開
発されていない。
いはホテル、旅館などの厨房においては、狭い厨房空間
において効率良く多量の米飯を保温できることが肝要で
あるが、現在このような要求に応えた米飯保温装置は開
発されていない。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、収納された米飯を品質劣化させることなく長時間に
わたって適切な温度に保温可能な米飯保温装置を提供す
ることにある。
は、収納された米飯を品質劣化させることなく長時間に
わたって適切な温度に保温可能な米飯保温装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、外郭を形成するハウジングと、同ハウジ
ング内に設けられた加熱手段と、前記加熱手段の上部位
置に着脱自在に収納される米飯保温用コンテナとを備え
た米飯保温装置であって、前記米飯保温用コンテナが容
器本体と、前記容器本体内に装着する米飯容器と、前記
容器本体を閉止する開閉蓋とを備え、さらに前記開閉蓋
の下方に中央部から周辺に向かって下降傾斜した水滴排
出用のガイド面を設けたことを特徴とする。
め、本発明は、外郭を形成するハウジングと、同ハウジ
ング内に設けられた加熱手段と、前記加熱手段の上部位
置に着脱自在に収納される米飯保温用コンテナとを備え
た米飯保温装置であって、前記米飯保温用コンテナが容
器本体と、前記容器本体内に装着する米飯容器と、前記
容器本体を閉止する開閉蓋とを備え、さらに前記開閉蓋
の下方に中央部から周辺に向かって下降傾斜した水滴排
出用のガイド面を設けたことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、ハウジング内に備えられ
た加熱手段により加熱された空気が保温用コンテナ底面
あるいはハウジング内面とコンテナ側面との間にある隙
間に移動、拡散し、この加熱された空気によってコンテ
ナの底面あるいは側面が暖められ、さらに暖められたコ
ンテナの外壁熱が中空部によって緩和されながら間接熱
として内壁面へと伝わる。この内壁面の熱が容器本体内
の米飯容器に伝わり、米飯容器内に収納された米飯へと
徐々に伝達されることにより加熱保温が可能となる。
た加熱手段により加熱された空気が保温用コンテナ底面
あるいはハウジング内面とコンテナ側面との間にある隙
間に移動、拡散し、この加熱された空気によってコンテ
ナの底面あるいは側面が暖められ、さらに暖められたコ
ンテナの外壁熱が中空部によって緩和されながら間接熱
として内壁面へと伝わる。この内壁面の熱が容器本体内
の米飯容器に伝わり、米飯容器内に収納された米飯へと
徐々に伝達されることにより加熱保温が可能となる。
【0013】一方、加熱作用により米飯容器内に収容さ
れた米飯から水蒸気が発生するが、この水蒸気は上昇し
て開閉蓋下方の水滴排出用のガイド面に到達し、そこで
水滴となる。ところで、このガイド面は中央部から周辺
に向かって下降傾斜しているため、水滴はガイド面に付
着した状態のままその周辺に向かって下降していき、周
辺から落下する。落下した水滴は、容器本体と米飯容器
との間に形成された空隙部分を通過して、最下部分であ
る容器本体底面に溜まる。
れた米飯から水蒸気が発生するが、この水蒸気は上昇し
て開閉蓋下方の水滴排出用のガイド面に到達し、そこで
水滴となる。ところで、このガイド面は中央部から周辺
に向かって下降傾斜しているため、水滴はガイド面に付
着した状態のままその周辺に向かって下降していき、周
辺から落下する。落下した水滴は、容器本体と米飯容器
との間に形成された空隙部分を通過して、最下部分であ
る容器本体底面に溜まる。
【0014】このとき、容器本体底面は加熱手段の作用
により高温となっているため、ここに溜まった水滴は加
熱され再び水蒸気となって上昇していき、米飯容器上方
の空間内に滞留する。このため、米飯から発生した水蒸
気が水滴となって米飯に落下してくることがない。ま
た、水滴は再び水蒸気となって米飯容器上方の空間内に
滞留するため、保温効果を高めるとともに収容中の米飯
の乾燥を防止できる。
により高温となっているため、ここに溜まった水滴は加
熱され再び水蒸気となって上昇していき、米飯容器上方
の空間内に滞留する。このため、米飯から発生した水蒸
気が水滴となって米飯に落下してくることがない。ま
た、水滴は再び水蒸気となって米飯容器上方の空間内に
滞留するため、保温効果を高めるとともに収容中の米飯
の乾燥を防止できる。
【0015】さらに、本発明の米飯保温装置では、加熱
手段が、上に凸の仕切板の上面に配置した発熱体と、発
熱体を覆いかつ貫通孔を備えた上部カバー板とを有する
ことを特徴とする。上に凸の仕切板の上面に発熱体を配
置することにより、発熱体の下方には仕切板で区画され
た空間が形成されるため、発熱体で発生した熱が下方へ
放散することをこの空間により防止する。
手段が、上に凸の仕切板の上面に配置した発熱体と、発
熱体を覆いかつ貫通孔を備えた上部カバー板とを有する
ことを特徴とする。上に凸の仕切板の上面に発熱体を配
置することにより、発熱体の下方には仕切板で区画され
た空間が形成されるため、発熱体で発生した熱が下方へ
放散することをこの空間により防止する。
【0016】また、貫通孔を備えた上部カバー板で発熱
体を覆うことにより、発熱体で発生した熱がこの貫通孔
を通過して上昇するようにしている。このため、上部カ
バー板に多数の貫通孔を設けておくことにより、上方に
収納される保温用コンテナに対して均一な加熱効果が得
られる。
体を覆うことにより、発熱体で発生した熱がこの貫通孔
を通過して上昇するようにしている。このため、上部カ
バー板に多数の貫通孔を設けておくことにより、上方に
収納される保温用コンテナに対して均一な加熱効果が得
られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。
に基づいて具体的に説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態を示す斜視図、
図2は保温用コンテナを示す斜視図である。これらの図
において、10は米飯保温装置の外郭を構成するステン
レス鋼製のハウジングであり、図2に示す保温用コンテ
ナ50を上下に2段収納可能な大きさを有する。またハ
ウジング10は上端に開口部を有し、水平断面が矩形状
で、その中間位置に制御部10bを設けている。
図2は保温用コンテナを示す斜視図である。これらの図
において、10は米飯保温装置の外郭を構成するステン
レス鋼製のハウジングであり、図2に示す保温用コンテ
ナ50を上下に2段収納可能な大きさを有する。またハ
ウジング10は上端に開口部を有し、水平断面が矩形状
で、その中間位置に制御部10bを設けている。
【0019】また、ハウジング10の下端四隅にはスト
ッパ付きのウレタンキャスター11を設けているため、
これによってコンテナ50に米飯を収納した状態でも米
飯保温装置を狭い空間へ容易に移動させることができ
る。
ッパ付きのウレタンキャスター11を設けているため、
これによってコンテナ50に米飯を収納した状態でも米
飯保温装置を狭い空間へ容易に移動させることができ
る。
【0020】ここで、図3は上部コンテナ収納部へのコ
ンテナ出し入れ状態を示す斜視図、図6は下部コンテナ
収納部へのコンテナ出し入れ状態を示す斜視図である
が、これらの図に示すように、ハウジング10内は制御
部10bを境にして上部コンテナ収納部20及び下部コ
ンテナ収納部30の上下2段に区画されており、上部コ
ンテナ収納部20はコンテナ50を落とし込み式に収納
し、また下部コンテナ収納部30はコンテナ50を引き
出し式に収納する。
ンテナ出し入れ状態を示す斜視図、図6は下部コンテナ
収納部へのコンテナ出し入れ状態を示す斜視図である
が、これらの図に示すように、ハウジング10内は制御
部10bを境にして上部コンテナ収納部20及び下部コ
ンテナ収納部30の上下2段に区画されており、上部コ
ンテナ収納部20はコンテナ50を落とし込み式に収納
し、また下部コンテナ収納部30はコンテナ50を引き
出し式に収納する。
【0021】さらに、下部コンテナ収納部30には、コ
ンテナ50を収容しレール33に沿って移動可能な引き
出し式の収容枠31を設け、収容枠31には米飯保温装
置正面下方の開口部を閉塞する正面板32を取り付けて
いる。
ンテナ50を収容しレール33に沿って移動可能な引き
出し式の収容枠31を設け、収容枠31には米飯保温装
置正面下方の開口部を閉塞する正面板32を取り付けて
いる。
【0022】一方、図2に示すように、保温用コンテナ
50は、容器本体51と容器本体51上面を閉止する開
閉蓋52とを備え、容器本体51内には米飯容器51i
を着脱可能に装着する。容器本体51内に米飯容器51
iを装着したとき、保温用コンテナ50においては容器
本体51と米飯容器51iとの間には空隙8が形成され
る構造である。また、容器本体51および米飯容器51
iはステンレス鋼製であり、米飯容器51iの内面には
テフロン(商品名)加工が施されている。
50は、容器本体51と容器本体51上面を閉止する開
閉蓋52とを備え、容器本体51内には米飯容器51i
を着脱可能に装着する。容器本体51内に米飯容器51
iを装着したとき、保温用コンテナ50においては容器
本体51と米飯容器51iとの間には空隙8が形成され
る構造である。また、容器本体51および米飯容器51
iはステンレス鋼製であり、米飯容器51iの内面には
テフロン(商品名)加工が施されている。
【0023】また、開閉蓋52の下方には、中央部から
周辺に向かって下降傾斜した水滴排出用のガイド面52
gを形成している。使用時には、米飯Rを収容した米飯
容器51iを容器本体51内に装着し、上面開口部を開
閉蓋52で閉止した状態とした後、それぞれ図3,6に
示すように、上部コンテナ収納部20または下部コンテ
ナ収納部30内に収納する。図3は保温用コンテナ50
を上部コンテナ収納部20に出し入れしている状態を示
し、図6は保温用コンテナ50を下部コンテナ収納部3
0内に出し入れしている状態を示している。
周辺に向かって下降傾斜した水滴排出用のガイド面52
gを形成している。使用時には、米飯Rを収容した米飯
容器51iを容器本体51内に装着し、上面開口部を開
閉蓋52で閉止した状態とした後、それぞれ図3,6に
示すように、上部コンテナ収納部20または下部コンテ
ナ収納部30内に収納する。図3は保温用コンテナ50
を上部コンテナ収納部20に出し入れしている状態を示
し、図6は保温用コンテナ50を下部コンテナ収納部3
0内に出し入れしている状態を示している。
【0024】ここで、上部コンテナ収納部20及び下部
コンテナ収納部30の下方には、それぞれ加熱手段とし
てのヒータ16a,16bを設置している。ヒータ16
a,16bは、ベース板20a,20b上に取り付けた
上に凸状の仕切板21a,21b上に配置され、その上
面を多数の貫通孔22を備えた上部カバー板23a,2
3bで覆っている。
コンテナ収納部30の下方には、それぞれ加熱手段とし
てのヒータ16a,16bを設置している。ヒータ16
a,16bは、ベース板20a,20b上に取り付けた
上に凸状の仕切板21a,21b上に配置され、その上
面を多数の貫通孔22を備えた上部カバー板23a,2
3bで覆っている。
【0025】また、上部コンテナ収納部20及び下部コ
ンテナ収納部30の収容枠31の底部には貫通孔35を
有する底板34a,34bを着脱可能に取付けている。
したがって、これらの底板34a,34bの下方に、そ
れぞれ加熱手段としてのヒータ16a,16bが位置し
ている。これらの底板34a,34bはステンレス鋼製
であり、ヒータ16a,16bで加熱された空気を効率
良く上昇させるため円形の貫通孔35が全面にわたって
多数形成されている。そして、これらの底板34a,3
4bの上方にそれぞれ保温用コンテナ50を収納して保
温する。
ンテナ収納部30の収容枠31の底部には貫通孔35を
有する底板34a,34bを着脱可能に取付けている。
したがって、これらの底板34a,34bの下方に、そ
れぞれ加熱手段としてのヒータ16a,16bが位置し
ている。これらの底板34a,34bはステンレス鋼製
であり、ヒータ16a,16bで加熱された空気を効率
良く上昇させるため円形の貫通孔35が全面にわたって
多数形成されている。そして、これらの底板34a,3
4bの上方にそれぞれ保温用コンテナ50を収納して保
温する。
【0026】ここで、図4,5に基づいて、米飯保温装
置の上部コンテナ収納部20の保温機構について説明す
る。上部コンテナ収納部20において、保温用コンテナ
50はハウジング10内面との間に数mm程度の隙間3
6を有する状態で収納されており、コンテナ50が載置
される底板34aの下方には、上部カバー板23aで覆
われたヒータ16aが配置されている。
置の上部コンテナ収納部20の保温機構について説明す
る。上部コンテナ収納部20において、保温用コンテナ
50はハウジング10内面との間に数mm程度の隙間3
6を有する状態で収納されており、コンテナ50が載置
される底板34aの下方には、上部カバー板23aで覆
われたヒータ16aが配置されている。
【0027】上に凸状の仕切板21a上にヒータ16a
を配置することにより、ヒータ16aの下方には仕切板
21aで区画された空間21kが形成されるため、ヒー
タ16aで発生した熱の下方への放散を、この空間によ
り防止できる。
を配置することにより、ヒータ16aの下方には仕切板
21aで区画された空間21kが形成されるため、ヒー
タ16aで発生した熱の下方への放散を、この空間によ
り防止できる。
【0028】また、多数の貫通孔22を備えた上部カバ
ー板23aで発熱体を覆っているため、ヒータ16aで
発生した熱がこれらの貫通孔22を通過して効率よく上
昇することにより、上方に収納される保温用コンテナ5
0に対して均一でムラのない加熱効果が得られる。
ー板23aで発熱体を覆っているため、ヒータ16aで
発生した熱がこれらの貫通孔22を通過して効率よく上
昇することにより、上方に収納される保温用コンテナ5
0に対して均一でムラのない加熱効果が得られる。
【0029】したがって、米飯保温装置内の空気はヒー
タ16aによって加熱されて熱気となって上部カバー板
23aの貫通孔22および底板34aの貫通孔35を通
過して上昇し、ハウジング10内壁とコンテナ50外面
との間にある隙間36内へ移動、拡散する。この熱気に
よってコンテナ50の側面及び底面が暖められ、さらに
暖められたコンテナ50の外壁熱が中空部51aによっ
て緩和され間接熱として内壁面へと伝わることとなる。
そして、この内壁面の熱が容器本体51内に装着された
米飯容器51i内に収納された米飯Rへと徐々に伝達さ
れることにより保温用の熱源となる。
タ16aによって加熱されて熱気となって上部カバー板
23aの貫通孔22および底板34aの貫通孔35を通
過して上昇し、ハウジング10内壁とコンテナ50外面
との間にある隙間36内へ移動、拡散する。この熱気に
よってコンテナ50の側面及び底面が暖められ、さらに
暖められたコンテナ50の外壁熱が中空部51aによっ
て緩和され間接熱として内壁面へと伝わることとなる。
そして、この内壁面の熱が容器本体51内に装着された
米飯容器51i内に収納された米飯Rへと徐々に伝達さ
れることにより保温用の熱源となる。
【0030】一方、図5に示すように、加熱作用により
米飯容器51i内に収容された米飯Rから水蒸気が発生
するが、この水蒸気は上昇して開閉蓋52下方の水滴排
出用のガイド面52gに到達し、そこで水滴6となる。
ところが、ガイド面52gは中央部から周辺に向かって
下降傾斜しているため、水滴6はガイド面52gに付着
した状態のままその周辺部7に向かって下降していき、
周辺部7から容器本体51と米飯容器51iとの間に形
成された空隙8を通って落下する。このため、米飯Rか
ら発生した水蒸気がガイド面52gで水滴となっても、
米飯Rに落下してくることがない。
米飯容器51i内に収容された米飯Rから水蒸気が発生
するが、この水蒸気は上昇して開閉蓋52下方の水滴排
出用のガイド面52gに到達し、そこで水滴6となる。
ところが、ガイド面52gは中央部から周辺に向かって
下降傾斜しているため、水滴6はガイド面52gに付着
した状態のままその周辺部7に向かって下降していき、
周辺部7から容器本体51と米飯容器51iとの間に形
成された空隙8を通って落下する。このため、米飯Rか
ら発生した水蒸気がガイド面52gで水滴となっても、
米飯Rに落下してくることがない。
【0031】そして、空隙8を通って落下してきた水滴
6は、容器本体51の底面51tに溜まる。このとき、
容器本体51の底面51tはヒータ16aの加熱作用に
より高温となっているため、ここに溜まった水滴6は加
熱され再び水蒸気となって上昇していき、米飯容器51
i上方の空間内に滞留する。このため、保温効果が高ま
るとともに収容中の米飯Rの乾燥を防止できる。
6は、容器本体51の底面51tに溜まる。このとき、
容器本体51の底面51tはヒータ16aの加熱作用に
より高温となっているため、ここに溜まった水滴6は加
熱され再び水蒸気となって上昇していき、米飯容器51
i上方の空間内に滞留する。このため、保温効果が高ま
るとともに収容中の米飯Rの乾燥を防止できる。
【0032】次に、図7に基づいて下部コンテナ収納部
30の保温機構について説明する。下部コンテナ収納部
30においても、コンテナ50を収容する引出し式の収
容枠31の下方に、多数の貫通孔35を形成した底板3
4bを設けている。底板34bの下方には上部カバー板
23bで覆われたヒータ16bが配置されている。ヒー
タ16bを、上に凸状の仕切板21b上に配置すること
により、ヒータ16bの下方には仕切板21bで区画さ
れた空間21kが形成されるため、ヒータ16bで発生
した熱が下方へ放散することを、この空間により防止で
きる。
30の保温機構について説明する。下部コンテナ収納部
30においても、コンテナ50を収容する引出し式の収
容枠31の下方に、多数の貫通孔35を形成した底板3
4bを設けている。底板34bの下方には上部カバー板
23bで覆われたヒータ16bが配置されている。ヒー
タ16bを、上に凸状の仕切板21b上に配置すること
により、ヒータ16bの下方には仕切板21bで区画さ
れた空間21kが形成されるため、ヒータ16bで発生
した熱が下方へ放散することを、この空間により防止で
きる。
【0033】また、多数の貫通孔22を備えた上部カバ
ー板23bで発熱体を覆っているため、ヒータ16bで
発生した熱がこれらの貫通孔22を通過して効率よく上
昇することにより、上方に収納される保温用コンテナ5
0に対して均一でムラのない加熱効果が得られる。
ー板23bで発熱体を覆っているため、ヒータ16bで
発生した熱がこれらの貫通孔22を通過して効率よく上
昇することにより、上方に収納される保温用コンテナ5
0に対して均一でムラのない加熱効果が得られる。
【0034】したがって、外気はヒータ16bによって
加熱されて熱気となり上部カバー板23bの貫通孔22
および底板34bの貫通孔35を通過して上昇し、コン
テナ50底部と底板34bとの間にある空間45内へ移
動、拡散する。そして、この熱気によってコンテナ50
の底面が暖められ、さらに暖められたコンテナ50の外
壁熱が中空部51aによって緩和され間接熱として内壁
面へと伝わる。そして、この内壁面の熱が、容器本体5
1内に装着された米飯容器51i内に収納された米飯R
へと徐々に伝達されることにより保温用の熱源となる。
加熱されて熱気となり上部カバー板23bの貫通孔22
および底板34bの貫通孔35を通過して上昇し、コン
テナ50底部と底板34bとの間にある空間45内へ移
動、拡散する。そして、この熱気によってコンテナ50
の底面が暖められ、さらに暖められたコンテナ50の外
壁熱が中空部51aによって緩和され間接熱として内壁
面へと伝わる。そして、この内壁面の熱が、容器本体5
1内に装着された米飯容器51i内に収納された米飯R
へと徐々に伝達されることにより保温用の熱源となる。
【0035】一方、図7に示すように、加熱作用により
米飯容器51i内に収容された米飯Rから水蒸気が発生
するが、この水蒸気は上昇して開閉蓋52下方の水滴排
出用のガイド面52gに到達し、そこで水滴6となる。
ところが、ガイド面52gは中央部から周辺に向かって
下降傾斜しているため、水滴6はガイド面52gに付着
した状態のままその周辺部7に向かって下降していき、
周辺部7から容器本体51と米飯容器51iとの間に形
成された空隙8を通って落下する。このため、米飯Rか
ら発生した水蒸気がガイド面52gで水滴となっても、
米飯Rに落下してくることがない。
米飯容器51i内に収容された米飯Rから水蒸気が発生
するが、この水蒸気は上昇して開閉蓋52下方の水滴排
出用のガイド面52gに到達し、そこで水滴6となる。
ところが、ガイド面52gは中央部から周辺に向かって
下降傾斜しているため、水滴6はガイド面52gに付着
した状態のままその周辺部7に向かって下降していき、
周辺部7から容器本体51と米飯容器51iとの間に形
成された空隙8を通って落下する。このため、米飯Rか
ら発生した水蒸気がガイド面52gで水滴となっても、
米飯Rに落下してくることがない。
【0036】そして、空隙8を落下してきた水滴6は容
器本体51の底面51tに溜まるが、底面51tはヒー
タ16bの加熱作用により高温となっているため水滴6
は加熱され再び水蒸気となって上昇していき、米飯容器
51i上方の空間内に滞留する。このため、保温効果が
高まるとともに収容中の米飯Rの乾燥を防止できる。
器本体51の底面51tに溜まるが、底面51tはヒー
タ16bの加熱作用により高温となっているため水滴6
は加熱され再び水蒸気となって上昇していき、米飯容器
51i上方の空間内に滞留する。このため、保温効果が
高まるとともに収容中の米飯Rの乾燥を防止できる。
【0037】なお、本実施の形態では、下部コンテナ収
納部30の上方に上部コンテナ収納部20のヒータ16
aが配置されているため、下部コンテナ収納部30内に
収納されたコンテナ50上部はヒータ16aによる加熱
の影響を受けるため熱の放散が少ない。このため、下部
コンテナ収納部30内に収納されたコンテナ50は、ヒ
ータ16bにより底面部分を加熱するのみで十分な保温
効果が得られる。
納部30の上方に上部コンテナ収納部20のヒータ16
aが配置されているため、下部コンテナ収納部30内に
収納されたコンテナ50上部はヒータ16aによる加熱
の影響を受けるため熱の放散が少ない。このため、下部
コンテナ収納部30内に収納されたコンテナ50は、ヒ
ータ16bにより底面部分を加熱するのみで十分な保温
効果が得られる。
【0038】また、下部コンテナ収納部30において
は、米飯保温装置の下端付近の冷たい外気がヒータ16
b部分に入ってくるため、ヒータ16bにより加熱され
た空気が全体的に均一温度になった状態でコンテナ50
底部に接するように、コンテナ50底部と底板34bと
の間に空間45を設けている。したがって、ヒータ16
bにより加熱された空気は、空間45内で移動、拡散す
ることにより均一化した後コンテナ50底部に接するた
めコンテナ50に温度ムラが生じない。
は、米飯保温装置の下端付近の冷たい外気がヒータ16
b部分に入ってくるため、ヒータ16bにより加熱され
た空気が全体的に均一温度になった状態でコンテナ50
底部に接するように、コンテナ50底部と底板34bと
の間に空間45を設けている。したがって、ヒータ16
bにより加熱された空気は、空間45内で移動、拡散す
ることにより均一化した後コンテナ50底部に接するた
めコンテナ50に温度ムラが生じない。
【0039】また、上部コンテナ収納部20及び下部コ
ンテナ収納部30に設けた底板34a,34bは着脱可
能であるため、清掃あるいはメンテナンスなどの際には
取り外すことができ非常に便利である。
ンテナ収納部30に設けた底板34a,34bは着脱可
能であるため、清掃あるいはメンテナンスなどの際には
取り外すことができ非常に便利である。
【0040】ここで、図1は米飯保温装置を示す斜視図
であるが、この図に示すように、制御部10bの正面側
には開閉自在な開閉カバー40があり、この中にコント
ロールパネルを設けている(図示せず)。コントロール
パネルに設けた2つのダイヤルにより、上下2段に設け
たヒータ16a,16bの温度をそれぞれ独立してコン
トロールすることができる。ここで、コンテナ50内に
温度センサを設け、この検知温度によってヒータ16
a,16bのオンオフをする温度調整機構を設けること
もできる。
であるが、この図に示すように、制御部10bの正面側
には開閉自在な開閉カバー40があり、この中にコント
ロールパネルを設けている(図示せず)。コントロール
パネルに設けた2つのダイヤルにより、上下2段に設け
たヒータ16a,16bの温度をそれぞれ独立してコン
トロールすることができる。ここで、コンテナ50内に
温度センサを設け、この検知温度によってヒータ16
a,16bのオンオフをする温度調整機構を設けること
もできる。
【0041】また、図1に示すように、米飯保温用コン
テナ50の開閉蓋52を収納するための開閉蓋用収納箱
10aをハウジング10背面に取り付けている。したが
って、上段の保温用コンテナ50から米飯を取り出す場
合、保温容器本体51から取り外した開閉蓋52をこの
開閉蓋用収納箱10aの中に立てて収納することができ
るため便利である。
テナ50の開閉蓋52を収納するための開閉蓋用収納箱
10aをハウジング10背面に取り付けている。したが
って、上段の保温用コンテナ50から米飯を取り出す場
合、保温容器本体51から取り外した開閉蓋52をこの
開閉蓋用収納箱10aの中に立てて収納することができ
るため便利である。
【0042】ところで、米飯の入った保温用コンテナ5
0の重量はかなり大であるため、下部コンテナ収納部3
0において、ハウジング10から引き出した状態の収容
枠31にコンテナ50を収容するとき、あるいはコンテ
ナ50を収容した収容枠31を引き出した状態にしたと
き、その重さで収納枠31が下方へ傾斜するおそれがあ
る。そこで、収容枠31の正面板32下方に支持部材4
1を設けることにより、収容枠31の傾斜を防止し、安
全性を確保している。
0の重量はかなり大であるため、下部コンテナ収納部3
0において、ハウジング10から引き出した状態の収容
枠31にコンテナ50を収容するとき、あるいはコンテ
ナ50を収容した収容枠31を引き出した状態にしたと
き、その重さで収納枠31が下方へ傾斜するおそれがあ
る。そこで、収容枠31の正面板32下方に支持部材4
1を設けることにより、収容枠31の傾斜を防止し、安
全性を確保している。
【0043】このように、本実施の形態の米飯保温装置
では、ハウジング10内にコンテナ50を2段収納可能
とし、上段のコンテナ50を上部落とし込み式とし、下
段のコンテナ50を引き出し式としているため、米飯保
温装置にコンテナ50を収納した状態で、上段の保温用
コンテナ50から米飯Rの取り出しを容易に行うことが
でき、かつ狭い面積で多量の米飯を保温することが可能
となる。また、上部コンテナ収納部20を落とし込み式
とし、下部コンテナ収納部30を引き出し式としている
ため、米飯を入れた保温用コンテナ50をワンタッチで
交換することができる。
では、ハウジング10内にコンテナ50を2段収納可能
とし、上段のコンテナ50を上部落とし込み式とし、下
段のコンテナ50を引き出し式としているため、米飯保
温装置にコンテナ50を収納した状態で、上段の保温用
コンテナ50から米飯Rの取り出しを容易に行うことが
でき、かつ狭い面積で多量の米飯を保温することが可能
となる。また、上部コンテナ収納部20を落とし込み式
とし、下部コンテナ収納部30を引き出し式としている
ため、米飯を入れた保温用コンテナ50をワンタッチで
交換することができる。
【0044】本実施の形態の米飯保温装置は、高さが7
8cmであるため、従来のような作業台が不要となり、
米飯保温装置に収納した保温用コンテナ50から直接必
要量の米飯を取り出すことができる。また、電源を投入
しておくだけで保温用コンテナ50内の米飯を24時
間、80°C程度の温度に保つことができる。
8cmであるため、従来のような作業台が不要となり、
米飯保温装置に収納した保温用コンテナ50から直接必
要量の米飯を取り出すことができる。また、電源を投入
しておくだけで保温用コンテナ50内の米飯を24時
間、80°C程度の温度に保つことができる。
【0045】なお、上記実施の形態においては、いわゆ
る白飯を保管するための米飯保温装置について説明した
が、無論これに限定されず、本発明の米飯保温装置は、
その他の米飯の保温にも使用可能である。この場合に
も、保温中の米飯に水滴が落下することがなく、適度の
水蒸気雰囲気で保温されるため、米飯の品質を低下させ
ることなく長時間の保温が可能である。また、上記実施
の形態では、保温用コンテナ50を構成する容器本体5
1および米飯容器51iはステンレス鋼製であり、米飯
容器51iの内面にテフロン(商品名)加工が施したも
のを使用しているが、その他の金属製、合成樹脂製の保
温用コンテナを使用することも可能である。
る白飯を保管するための米飯保温装置について説明した
が、無論これに限定されず、本発明の米飯保温装置は、
その他の米飯の保温にも使用可能である。この場合に
も、保温中の米飯に水滴が落下することがなく、適度の
水蒸気雰囲気で保温されるため、米飯の品質を低下させ
ることなく長時間の保温が可能である。また、上記実施
の形態では、保温用コンテナ50を構成する容器本体5
1および米飯容器51iはステンレス鋼製であり、米飯
容器51iの内面にテフロン(商品名)加工が施したも
のを使用しているが、その他の金属製、合成樹脂製の保
温用コンテナを使用することも可能である。
【0046】また、上記実施の形態においては、保温用
コンテナを上下2段に収納する米飯保温装置について説
明したが、本発明はこの構造に限定するものではなく、
保温用コンテナを1個あるいは3個以上収納する米飯保
温装置にも採用できる。
コンテナを上下2段に収納する米飯保温装置について説
明したが、本発明はこの構造に限定するものではなく、
保温用コンテナを1個あるいは3個以上収納する米飯保
温装置にも採用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0048】(1)保温用コンテナを加熱する加熱手段
をハウジング内に備えることにより、収容された米飯を
乾燥させることなくしかも適切な温度に保つことができ
る。
をハウジング内に備えることにより、収容された米飯を
乾燥させることなくしかも適切な温度に保つことができ
る。
【0049】(2)保温用コンテナの容器本体を、容器
本体と米飯容器との二重構造とし、開閉蓋の下方に水滴
排出用のガイド面を形成することにより、容器本体内の
米飯から発生した水蒸気は水滴となって容器本体の底面
に落下し、そこで加熱され再び水蒸気となって上昇し、
米飯容器上方の空間内に滞留する。このため、保温効果
が高まるとともに米飯の乾燥を防止でき、米飯から発生
した水蒸気が水滴となって米飯に落下してくることがな
い。したがって、米飯の品質を劣化させることなく、長
時間保管できる。
本体と米飯容器との二重構造とし、開閉蓋の下方に水滴
排出用のガイド面を形成することにより、容器本体内の
米飯から発生した水蒸気は水滴となって容器本体の底面
に落下し、そこで加熱され再び水蒸気となって上昇し、
米飯容器上方の空間内に滞留する。このため、保温効果
が高まるとともに米飯の乾燥を防止でき、米飯から発生
した水蒸気が水滴となって米飯に落下してくることがな
い。したがって、米飯の品質を劣化させることなく、長
時間保管できる。
【0050】(3)上に凸の仕切板の上面に発熱体を配
置することにより、発熱体の下方には仕切板で区画され
た空間が形成されるため、発熱体で発生した熱の下方へ
の放散が防止され保温効果が向上する。
置することにより、発熱体の下方には仕切板で区画され
た空間が形成されるため、発熱体で発生した熱の下方へ
の放散が防止され保温効果が向上する。
【0051】(4)貫通孔を備えた上部カバー板で発熱
体を覆うことにより、発熱体で発生した熱が均一な状態
で上昇するため、上方に収納される保温用コンテナに対
してムラのない加熱効果が得られる。
体を覆うことにより、発熱体で発生した熱が均一な状態
で上昇するため、上方に収納される保温用コンテナに対
してムラのない加熱効果が得られる。
【0052】
【図1】 米飯保温装置の実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】 保温用コンテナを示す斜視図である。
【図3】 上部コンテナ収納部を示す斜視図である。
【図4】 上部コンテナ収納部の保温作用を示す斜視説
明図である。
明図である。
【図5】 上部コンテナ収納部の保温作用を示す縦断面
説明図である。
説明図である。
【図6】 下部コンテナ収納部を示す斜視図である。
【図7】 下部コンテナ収納部の保温作用を示す縦断面
説明図である。
説明図である。
【図8】 従来の保温用コンテナを示す斜視図である。
【図9】 図8のA−A線付近における縦断面図であ
る。
る。
10 ハウジング 10a 開閉蓋用収納箱 10b 制御部 11 ウレタンキャスター 16a,16b ヒータ 20 上部コンテナ収納部 30 下部コンテナ収納部 20a,20b ベース板 21a,21b 仕切板 21k 空間 22 貫通孔 23a,23b 上部カバー板 31 収容枠 32 正面板 33 レール 34a,34b 底板 35 貫通孔 36 隙間 40 開閉カバー 41 支持部材 45 空間 50 保温用コンテナ 51 容器本体 51a 中空部 51i 米飯容器 51t 底面 52 開閉蓋 52g ガイド面 6 水滴 7 周辺部 8 空隙 R 米飯
Claims (2)
- 【請求項1】 外郭を形成するハウジングと、同ハウジ
ング内に設けられた加熱手段と、前記加熱手段の上部位
置に着脱自在に収納される米飯保温用コンテナとを備え
た米飯保温装置であって、前記米飯保温用コンテナが容
器本体と、前記容器本体内に装着する米飯容器と、前記
容器本体を閉止する開閉蓋とを備え、さらに前記開閉蓋
の下方に中央部から周辺に向かって下降傾斜した水滴排
出用のガイド面を設けたことを特徴とする米飯保温装
置。 - 【請求項2】 前記加熱手段が、上に凸形状の仕切板の
上面に配置した発熱体と、前記発熱体を覆いかつ貫通孔
を備えた上部カバー板とを有する請求項1記載の米飯保
温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7968096A JPH09238850A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 米飯保温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7968096A JPH09238850A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 米飯保温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09238850A true JPH09238850A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13696923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7968096A Pending JPH09238850A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 米飯保温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09238850A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016178A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | 株式会社ヨロイ | 保温庫 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP7968096A patent/JPH09238850A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016178A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | 株式会社ヨロイ | 保温庫 |
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