JPH09238342A - 画像符号化装置及び方法 - Google Patents

画像符号化装置及び方法

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JPH09238342A
JPH09238342A JP4455096A JP4455096A JPH09238342A JP H09238342 A JPH09238342 A JP H09238342A JP 4455096 A JP4455096 A JP 4455096A JP 4455096 A JP4455096 A JP 4455096A JP H09238342 A JPH09238342 A JP H09238342A
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JP
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image data
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Application number
JP4455096A
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English (en)
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Izumi Matsui
泉 松井
Yukinori Yamamoto
行則 山本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚的に画質劣化を感じさせないように符号
量を割り当てることができる画像符号化装置を提供する
ことである。 【解決手段】 入力された画像データをブロック化する
ブロック化部(102)と、ブロック化されたブロック
画像データを直交変換する直交変換部(103)と、前
記直交変換部(103)により変換されたブロック画像
データに基づいて量子化する際の量子化ステップを制御
する制御部(104,105,109,110)と、前
記制御部によって制御された量子化ステップに基づいて
前記直交変換部により変換されたブロック画像データを
量子化する量子化部(106)とを有し、前記制御部
は、前記直交変換部により直交変換されたブロック画像
データを複数のエリアに分割し、前記複数のエリア中の
所定エリアの直交変換係数に基づいて前記量子化ステッ
プを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データを符号化
する画像符号化装置に係わり、特に画像データを符号化
する際の量子化制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から画像データをデジタル記録する
場合に、記録データ量を削減するためにデータ圧縮処理
が行われる。
【0003】図12は従来のデジタル画像信号記録装置
のブロック図である。
【0004】1201はA/D変換回路、1202は画
像メモリ、1203はDCT(離散コサイン変換)等の
直交変換を行い直交変換係数を出力する直交変換回路、
1204は直交変換係数を量子化する際に量子化するク
ラス(度合)を決定する量子化クラス決定回路、120
5は直交変換係数を量子化する際に、クラスに応じて量
子化を行う量子化係数Qを決定する量子化係数決定回
路、1206は量子化回路、1207はハフマン符号化
等の符号化回路、1208は符号化データを磁気テープ
等の記録媒体に記録する記録回路である。
【0005】上述のように構成されたデジタル画像記録
装置の動作を説明する。
【0006】まず、ビデオ信号等の画像データがA/D
変換回路1201に入力されと、帯域制限フィルタを通
過し、サンプリング、ホールド、A/D変換されてデジ
タル信号へ変換される。A/D変換回路1201により
デジタル信号に変換された画像データは画像メモリ10
2に蓄積される。画像メモリ1202は2フィールド分
のメモリ容量を持ち、2フィールドデータを蓄積した
後、フレームデータをM×N画素単位のブロックデータ
として、画像メモリ1202から読み出される。
【0007】画像メモリ1202から読み出されたブロ
ック化された画像データは、直交変換回路1203に入
力され、前記ブロック単位でDCT変換等の再帰性のあ
る直交変換係数に変換される。
【0008】直交変換されたブロックデータは量子化ク
ラス決定回路1204に入力され、ブロックデータを量
子化する際に量子化する度合を決める量子化クラスを決
定する。
【0009】前記量子化クラスはブロックデータ画像の
タイプを識別し、前記画像タイプに応じて量子化ステッ
プを調整するためのものである。量子化された画像デー
タは、一般に数ブロックを1パケットとし、各パケット
のデータ量を規定以内に抑える様になっている。
【0010】量子化係数決定回路1205は、直交変換
された画像データと量子化クラス決定回路1204から
のクラスデータとに基づいて1パケット内の量子化デー
タが規定容量内になる様に、量子化係数Qを決定する。
【0011】量子化回路1206では、前記クラスデー
タと量子化係数Qにより定まる値(量子化値)を用い
て、直交変換回路1203により直交変換されたブロッ
クデータの量子化を行う。データの量子化では、高次直
交変換係数ほど、粗な量子化が行われる。量子化された
データは符号化回路1207により符号化され、記録回
路1208により記録媒体に記録される。
【0012】量子化クラス決定回路1204のクラス判
定方法としては、直交変換されたブロック内の直交変換
係数(AC成分)の絶対最大値に基づいてクラス分けす
る方法がある。
【0013】例えば、前記絶対最大値に応じてクラスを
0〜3の4段階に分け(クラス番号が小さいほど密な量
子化(量子化後の符号量が多く割り当てられる)が行わ
れる)、絶対最大値が大きいほどクラス番号の大きいも
のが割り当てられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の量子化方法では、高次直交変換係数の粗な量子
化は、高次直交変換係数データの符号量の削減に多大な
効果があるが、高次直交変換係数の欠落を伴い、その結
果として画像のエッジ部等にモスキートノイズと呼ばれ
るノイズが発生する。
【0015】モスキートノイズはランダムに動き、復号
された画像の画質は著しく劣化する。画像のエッジ部の
モスキートノイズは視覚上非常に画質の悪化を感じさせ
る。
【0016】このようなエッジ部を含むデータブロック
の直交変換係数の絶対最大値は大きくなるので、クラス
値としてはクラス3を割り当てることが多く、粗な量子
化が行われ、比較的少ない符号量が割り当てられる。そ
のため、視覚的に画質の劣化が目立ってしまっていた。
【0017】上述したような背景から本願発明の一つの
目的は、視覚的に画質劣化を感じさせないように符号量
を割り当てることができる画像符号化装置を提供するこ
とである。
【0018】尚、本発明の他の目的は以下の明細書の記
載から明らかとなるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願は斯かる目的下にそ
の一つの発明として画像符号化装置は、画像データを入
力する入力手段と、前記画像データをブロック化するブ
ロック化手段と、前記ブロック化手段によってブロック
化されたブロック画像データを直交変換する直交変換手
段と、前記直交変換手段により変換されたブロック画像
データに基づいて量子化する際の量子化ステップを制御
する制御手段と、前記制御手段によって制御された量子
化ステップに基づいて前記直交変換手段により変換され
たブロック画像データを量子化する量子化手段とを有
し、前記制御手段は、前記直交変換手段により直交変換
されたブロック画像データを複数のエリアに分割し、前
記複数のエリア中の所定エリアの直交変換係数に基づい
て前記量子化ステップを制御することを特徴とするもの
である。
【0020】また、その一つの発明として画像符号化方
法は、入力された画像データをブロック化する工程と、
前記ブロック化されたブロック画像データを直交変換す
る工程と、前記直交変換されたブロック画像データに基
づいて量子化する際の量子化ステップを制御する工程
と、前記制御工程によって制御された量子化ステップに
基づいて前記直交変換工程により変換されたブロック画
像データを量子化する量子化工程とを有し、前記制御工
程は、前記直交変換工程により直交変換されたブロック
画像データを複数のエリアに分割し、前記複数のエリア
中の所定エリアの直交変換係数に基づいて前記量子化ス
テップを制御することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施例〕図1は第1の実施例であるデジタル画
像信号を記録するためのデジタル画像信号記録装置のブ
ロック図である。
【0022】図1において、101はA/D変換回路、
102は画像メモリ、103はDCT(離散コサイン変
換)等の直交変換を行う直交変換回路、104は量子化
する際に量子化するクラス(度合)を決定するクラス判
定回路、105はクラスに応じて量子化を行うための量
子化係数Qを決定する量子化係数決定回路、106は量
子化回路、107はハフマン符号化等の符号化を行う符
号化回路、108は符号化データを記録媒体に記録する
記録回路、109はブロック内処理クラス決定回路、1
10はブロック内エリア処理クラス決定回路である。
【0023】以下では上述のように構成されたデジタル
画像信号記録装置の動作を説明する。
【0024】まず、ビデオ信号等の画像データがA/D
変換回路101に入力されと、帯域制限フィルタを通過
し、サンプリング、ホールド、A/D変換されてデジタ
ル信号へ変換される。A/D変換回路101によりデジ
タル信号に変換された画像データは画像メモリ102に
蓄積される。画像メモリ102は2フィールド分のメモ
リ容量を持ち、2フィールドデータを蓄積した後、フレ
ームデータをM×N画素単位のブロックデータとして、
画像メモリ102から読み出される。
【0025】画像メモリ102から読み出されたブロッ
クデータは、直交変換回路103に入力され、前記ブロ
ック単位でDCT変換等の再帰性のある直交変換係数に
変換される。
【0026】直交変換回路103によって変換された画
像データは、量子化係数決定回路105と、量子化回路
106と、後述するブロック内処理クラス決定回路10
9とブロック内エリア処理クラス決定回路110とに入
力される。
【0027】クラス判定回路104では、ブロック内処
理クラス決定回路109の出力とブロック内エリア処理
クラス決定回路110の出力とに基づいて現ブロックデ
ータに対するクラスが決定される。尚、クラス判定の詳
細は後述する。
【0028】直交変換回路103により変換された画像
データは、クラス判定回路104からのクラスデータと
共に量子化係数決定回路105に入力され、量子化のた
めの量子化係数Qを決定する。
【0029】量子化回路106では、量子化決定回路1
05からの量子化係数Qとクラス判定回路104からの
クラスデータとにより定まる値を用いてブロックデータ
を量子化する。本実施例では高次直交変換係数ほど、粗
な量子化が行われるように制御されている。
【0030】量子化回路104により量子化された画像
データは符号化回路107によりハフマン符号化等の符
号化が行われた後、記録回路108により変調処理され
た後、記録媒体に記録される。
【0031】図2はブロック内処理クラス決定回路10
9の詳細なブロック図である。
【0032】図2において、201はカウンタ、20
2,206はコンパレータ、203はセレクタ、204
は1クロック遅延回路、205は最大値出力回路、20
7は正負反転回路である。
【0033】以下では上述のように構成されたブロック
処理クラス決定回路109の動作を説明する。
【0034】まず、ブロック処理クラス決定回路109
では画像のブロックデータと同期しているブロック信号
をカウンタ301によりカウントし、現在入力されてい
るブロックデータが輝度信号であるのか色差信号である
のかを識別し、輝度・色差識別信号を出力する。
【0035】入力される直交変換された画像データはサ
インビットにより入力データが負である時はデータを反
転して正データとし、正データであるときは無処理で出
力する正負反転回路207により、入力データの閾値を
求め、コンパレータ202、セレクタ203、1クロッ
ク遅延回路204により、現ブロック内の現在までの最
大値を求める。
【0036】最大値出力回路205では、現ブロックデ
ータ内の絶対最大値を出力する。ブロックデータ内の絶
対最大値はコンパレータ206においてカウンタ201
の出力する輝度・色差識別信号に応じた閾値と比較され
仮クラスを出力する。本実施例では図3のように仮クラ
スを決定する。
【0037】尚、図3においてTH1、TH2、TH3
はTH1>TH2>TH3の関係を有し、クラス番号が
大きいほど粗な量子化を行う。
【0038】図4はブロック内エリア処理クラス決定回
路110の詳細なブロック図である。
【0039】図4において、401はカウンタ、402
はデコーダ、403はセレクタ、404は加算回路、4
05はイネーブル入力端子付き1クロック遅延回路、4
06はコンパレータ、407は絶対値回路である。
【0040】以下では上述のように構成されたブロック
内エリア処理クラス決定回路110の動作を説明する。
【0041】図4に示したブロック信号とは、図2のブ
ロック信号と同様に画像のブロックデータと同期してい
てブロックデータの始まりを表す信号である。
【0042】まず、前記ブロック信号によってリセット
されるカウンタ401によりブロック内のデータ列をカ
ウントする。カウンタ401の出力値をデコーダ402
によりエリア指定信号に応じてデコードし、デコーダの
出力によってセレクタ403をON/OFFする。
【0043】エリア指定信号によって指定されたエリア
内の絶対値データのみがセレクタ403から出力され
る。
【0044】セレクタ403から出力されたエリア内の
データをイネーブル入力端子付き1クロック遅延回路4
05及び加算回路404により加算する。
【0045】コンパレータ406はブロック内指定エリ
ア絶対値データの加算結果と閾値THを比較し、ブロッ
ク内のクラスの変動を決定するクラス変動信号を出力す
る。
【0046】上述した処理は指定エリアの変換係数の絶
対値の平均値を求めて閾値THと比較していることと同
等であることは明らかである。
【0047】前記エリア指定信号は図5のように分割さ
れたエリア内から予め決めておいた特定のエリアを指定
する信号である。本実施例では、エリア2を指定してい
る。前記エリア指定信号は不図示のCPUから出力され
ている。
【0048】尚、図5では直交変換係数は(8×8)デ
ータということにし、右方向、下方向の係数ほど水平方
向、垂直方向に高次の係数であるとする。また、左上の
係数は水平・垂直方向ともに直流(DC)成分である。
本実施例では図5に示したようにDCデータを除いて、
交流(AC)成分をエリア0:低域データエリア、エリ
ア1:中域データエリア、エリア2:高域データエリア
との3エリアに分割されている。
【0049】図6は第1の実施例の輝度信号におけるク
ラス判定の動作フローチャートである。
【0050】図6において、ブロック内処理クラス決定
回路109及びブロック内エリア処理クラス決定回路1
10に直交変換係数データが入力されると、ブロック内
係数の絶対値和aと指定エリア内の絶対値和bが計算さ
れる(ステップS101)。
【0051】ステップS101で計算されたブロック内
係数の絶対値和aに応じて仮クラス0〜3が決定される
(ステップS102〜108)。尚、ステップS102
〜108の処理はブロック内処理クラス決定回路109
で行われている。
【0052】次に、指定エリア内の絶対値和bを予め決
めておいた閾値THと比較する(ステップS109)。
【0053】絶対値和bが閾値THよりも大きい場合、
ステップS102〜S108で決定された仮クラスが比
較的大きいクラス3の時、仮クラスを−1小さくしたク
ラスを最終的なクラスデータとして出力され、分配され
る符号量比率は高くなる(ステップS111)。
【0054】ステップS109で絶対値和bが閾値TH
よりも小さい場合、或はステップS110で仮クラスが
比較的小さいクラス0,1or2の時は、仮クラスを最
終的なクラスデータとして出力する(ステップS11
2)。尚、ステップS109の処理はブロック内エリア
処理クラス決定回路110で行われている。
【0055】上述した処理によりモスキートノイズの目
立ちやすい(高周波成分は多いが、複雑度の低い)ブロ
ックを推定し、クラスを小さくしてモスキートノイズを
目立たさなくすることができる。
【0056】〔第2の実施例〕以下、本発明にかかる第
2の実施例のデジタル画像信号記録装置を説明する。
【0057】第2の実施例が第1の実施例と異なるのは
ブロック内エリア処理クラス決定回路110の構成とク
ラス判定回路104の判定処理である。他の部分は第1
の実施例と同様であるので省略する。
【0058】図7は、第2の実施例のブロック内エリア
処理クラス決定回路110の詳細なブロック図である。
【0059】図7において、701はカウンタ、702
はデコーダ、703は絶対値回路、704はセレクタ、
705,707,709は加算回路、706,708,
710はイネーブル入力端子付き1クロック遅延回路、
711,712,713はコンパレータ、714はOR
回路である。
【0060】上述のように構成されたブロック内エリア
処理クラス決定回路110の動作を説明する。
【0061】ブロック信号によってリセットされるカウ
ンタ701によりブロック内のデータ列をカウントす
る。カウンタ701からの出力値をデコーダ702によ
り各エリアの絶対値データは705〜710の加算回
路、イネーブル入力端子付き1クロック遅延回路でエリ
ア内の全データを加算し、各エリア毎にコンパレータ7
11,712,713で閾値THと比較し、閾値TH
4,TH5,TH6より加算結果の小さいエリアの存在
(クラスの変動による画質の劣化が小さいブロック)の
有無をOR回路714で検出し、クラス変動信号を出力
する。OR回路714から出力されるクラス変動信号は
仮クラスを+1大きくする信号を出力する。
【0062】上述した処理は各エリアの変換係数の絶対
値の平均値を求めて各エリア毎に設定された閾値THと
比較していることと同等であることは明らかである。
【0063】第2の実施例におけるクラス判定回路10
4ではブロック内処理クラス決定回路109により求め
られた仮クラスが0又は1であり、上記ブロック内エリ
ア処理クラス決定回路がクラス変動信号を出力している
時に、仮クラスを+1大きくする。
【0064】この処理のよりクラスの変化(+1)に対
する画質劣化が少ないブロック(平坦なブロック)を推
定することができるので、そのブロックに対してクラス
を大きくして無駄な符号量を使わないようにすることが
できる。その結果、他のブロックに対する符号量の割当
を大きくすることができ、画質劣化を防止することがで
きる。
【0065】〔第3の実施例〕以下、本発明にかかる第
3の実施例のデジタル画像信号記録装置を説明する。
【0066】第3の実施例が第1の実施例と異なるのは
ブロック内エリア処理クラス決定回路110の構成とク
ラス判定回路104の判定処理である。他の部分は第1
の実施例と同様であるので省略する。
【0067】図8は、第3の実施例であるブロック内エ
リア処理クラス決定回路110の詳細なブロック図であ
る。
【0068】図8において、801はカウンタ、802
はデコーダ、803はセレクタ、804,808,81
2は乗算回路、805,809,813は加算回路、8
06,810,814はイネーブル入力端子付き1クロ
ック遅延回路、807,811,815はコンパレー
タ、816はAND回路である。
【0069】上述のように構成されたブロック内エリア
処理クラス決定回路110の動作を説明する。
【0070】ブロック信号によってリセットされるカウ
ンタ801によりブロック内のデータ列をカウントす
る。カウンタ801の出力値をデコーダ802により各
エリアに応じたデコード信号を出力し、デコーダ出力に
よってセレクタ803を動作させ、エリア別にデータを
分配する。
【0071】各エリアの804,808,812の乗算
回路、805,809,813の加算回路によりそのエ
リアのパワーを計算し、各エリア内のパワーをコンパレ
ータ807、811,815により、閾値TH7,TH
8,TH9と比較し、AND回路816により全エリア
が閾値より大きいブロック(低域から高域までパワーが
分散しているブロック)を検出し、クラス変動信号を出
力する。
【0072】AND回路816から出力されるクラス変
動信号は仮クラスを+1大きくする信号を出力する。
【0073】第3の実施例におけるクラス判定回路10
4ではブロック内処理クラス決定回路109により求め
られた仮クラスが2であり、上記ブロック内エリア処理
クラス決定回路がクラス変動信号を出力している時に、
仮クラスを+1大きくする。
【0074】この処理のよりブロック内画素の複雑度が
高く、復号画像にモスキートノイズが目立ちにくいブロ
ックを推定し、そのブロックに対してクラスを大きくし
て無駄な符号量を使わないようにすることができる。そ
の結果、他のブロックに対する符号量の割当を大きくす
ることができ、画質劣化を防止することができる。
【0075】〔第4の実施例〕以下、本発明にかかる第
4の実施例のデジタル画像信号記録装置を説明する。
【0076】第4の実施例が第1の実施例と異なるのは
ブロック内エリア処理クラス決定回路110の構成とク
ラス判定回路104の判定処理である。他の部分は第1
の実施例と同様であるので省略する。
【0077】図9は、第4の実施例であるブロック内エ
リア処理クラス決定回路110の詳細なブロック図であ
る。
【0078】図9において、901,914〜916は
カウンタ、902はデコーダ、903は絶対値回路、9
04はセレクタ、905〜907は最大値回路、908
〜913,917〜919はコンパレータ、920〜9
22はOR回路、923はAND回路である。
【0079】上述のように構成されたブロック内エリア
処理クラス決定回路110の動作を説明する。
【0080】セレクタ904により各エリアに分配され
た絶対値データは、最大値回路905によりエリア内の
最大絶対値が求められる。また、コンパレータB911
により閾値TH_Bと比較し、TH_Bよりも大きい場
合絶対値データの個数をカウンタB914によりカウン
トする。
【0081】コンパレータA908はエリア内最大値絶
対値データと閾値TH_Aとを比較する。
【0082】コンパレータC917はTH_Bより大き
い絶対値データの個数を閾値TH_Cと比較する。OR
回路920はコンパレータA908とコンパレータC9
09のどちらかが満たされていることを検出する。以上
と同様の演算が他のエリアでも演算され、全エリアにお
いて、最大絶対値もしくはTH_B以上のデータの個数
の条件が満たされているとき(直交変換係数データが大
きいエリアがブロック全体的に広がっている。)はクラ
ス変動信号を出力する。
【0083】第4の実施例におけるクラス判定回路10
4ではブロック内処理クラス決定回路109により求め
られた仮クラスが2であり、上記ブロック内エリア処理
クラス決定回路がクラス変動信号を出力している時に、
仮クラスを+1大きくする。
【0084】この処理のよりブロック内画素の複雑度が
高く、復号画像にモスキートノイズが目立ちにくいブロ
ックを推定し、そのブロックに対してクラスを大きくし
て無駄な符号量を使わないようにすることができる。そ
の結果、他のブロックに対する符号量の割当を大きくす
ることができ、画質劣化を防止することができる。即
ち、第4の実施例は第3の実施例と同様の効果を上げる
ことができる。
【0085】〔第5の実施例〕以下、本発明にかかる第
5の実施例のデジタル画像信号記録装置を説明する。
【0086】図10は第5の実施例であるデジタル画像
信号を記録するためのデジタル画像信号記録装置のブロ
ック図である。尚、図10において図1と同一部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0087】図10において、1001,1002,1
003はブロック内に定められたエリアの直交変換係数
データにより仮クラスを変化させるためのクラス変動信
号A,B,Cを出力するブロック内エリア処理クラス決
定回路A,B,C、1004はブロック内エリア処理ク
ラス決定回路A,B,Cの出力するクラス変動信号A,
B,Cにより、仮クラスを変化させる方向(正または負
方向)及び量(1または0)を決定するクラス変動決定
回路、1005はクラス変動決定回路1004の出力に
より仮クラスからクラスを判定するクラス判定回路であ
る。
【0088】ブロック内エリア処理回路A1001は第
1の実施例で説明した図4の回路構成と同様の構成をし
ており、モスキーとノイズの現れやすいブロック、つま
り画像のエッジ部を含むブロックを検出し、仮クラスを
負方向(−1)に変動させるクラス変動信号Aを発生さ
せ、ブロック内の符号量を増加させてモスキートノイズ
の発生を防止する。
【0089】ブロック内エリア処理回路B1002は第
2の実施例で説明した図7の回路構成と同様の構成をし
ており、クラス変動による画質劣化が小さいブロックを
検出し、仮クラスを正方向(+1)に変動させるクラス
変動信号Bを発生させ、無駄な符号量を使わないように
することができる。その結果、他のブロックに対する符
号量の割当を大きくすることができ、画質劣化を防止す
ることができる。
【0090】ブロック内エリア処理回路C1003は第
3の実施例で説明した図8の回路構成と同様の構成をし
ており、ブロック内の複雑度が高く、符号量が減じても
モスキーとノイズが目立ちにくいブロックを検出し、仮
クラスを正方向(+1)に変動させるクラス変動信号B
を発生させ、無駄な符号量を使わないようにすることが
できる。その結果、他のブロックに対する符号量の割当
を大きくすることができ、画質劣化を防止することがで
きる。
【0091】図11はクラス変動決定回路1004の詳
細なブロック図である。このクラス変動回路1004の
役割は、クラス変動信号A,B,Cの出力されるブロッ
クは特徴の異なるブロックの検出信号であり、共にON
となる(例えば、クラス変動信号A(仮クラスを−1へ
変動)、クラス変動信号B(仮クラスを+1へ変動)が
共に出力される)となる確率は小さいが、与える閾値に
よっては2種類以上の信号がONとなる可能性があり、
こうした閾値を選択することによって過剰な動作を抑制
するためのものである。
【0092】図11において、1101はクラス変動信
号A(−1)が入力された時に”−1”を出力する回
路、1102,1103はクラス変動信号B,C(+
1)が入力された時に”+1”を出力する回路であり、
クラス変動信号A,B,CがOFFの時は回路1101
〜1103は”0”を出力する。1104は加算回路、
1105はリミッタであり、クラス変動決定回路100
4の出力値を−1〜+1に制限する。
【0093】上述したように、第5の実施例は第1〜3
の実施例を組み合わせた装置であり、より画質劣化を防
止することができる。
【0094】尚、本発明はその精神又は主要な特徴から
逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することが
できる。そのため前述の実施例はあらゆる点で単なる例
示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0095】特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や
変更はすべて本発明の範囲内のものである。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本願の発明によれ
ば、ブロック化されて直交変換された画像データを量子
化する際に、直交変換されたブロック画像データを複数
のエリアに分割し、前記複数のエリア中の所定エリアの
直交変換係数に基づいて前記量子化ステップを制御する
ので、ブロック画像データの特性を細かく判断する事が
可能となり、従来よりも視覚的に画質劣化を防止するこ
とができる。
【0097】例えば、各エリアの変換係数の2乗和に応
じて量子化ステップを制御するとブロック内画素の複雑
度が高く、復号画像にモスキートノイズが目立ちにくい
ブロックを推定することができ、そのブロックに対して
量子化ステップを粗へ制御して無駄な符号量を使わない
ようにすることができる。その結果、他のブロックに対
する符号量の割当を大きくすることができ、画質劣化を
防止することができる。
【0098】或は、所定エリアの変換係数の絶対値の平
均値に基づいて量子化ステップを制御すると、モスキー
トノイズの目立ちやすい(高周波成分は多いが、複雑度
の低い)ブロック或は平坦なブロックを推定することが
でき、そのブロックに対して量子化ステップを制御して
(モスキートノイズが目立つブロックは量子化ステップ
を密へ、平坦なブロックは量子化ステップを粗へ)モス
キートノイズ或は無駄な符号量を使わないようにするこ
とができ、画質劣化を防止することができる。
【0099】また、上述した処理にブロック内の変換係
数の絶対値の最大値に基づいて量子化ステップを制御す
る処理を組み合わせるとより画質劣化を防止することが
できする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例であるデジタル画像信号を記録す
るためのデジタル画像信号記録装置のブロック図であ
る。
【図2】ブロック処理クラス決定回路109の詳細なブ
ロック図である。
【図3】本実施例の輝度・色差信号の絶対最大値とクラ
スの関係を示す図である。
【図4】ブロック内エリア処理クラス決定回路110の
詳細なブロック図である。
【図5】直交変換係数データのエリア分割の一例を示
す。
【図6】第1の実施例の輝度信号におけるクラス判定の
動作フローチャートである。
【図7】第2の実施例であるブロック内エリア処理クラ
ス決定回路110の詳細なブロック図である。
【図8】第3の実施例であるブロック内エリア処理クラ
ス決定回路110の詳細なブロック図である。
【図9】第4の実施例であるブロック内エリア処理クラ
ス決定回路110の詳細なブロック図である。
【図10】第5の実施例であるデジタル画像信号を記録
するためのデジタル画像信号記録装置のブロック図であ
る。
【図11】クラス変動回路1004の詳細なブロック図
である。
【図12】従来のデジタル画像信号記録装置のブロック
図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データをブロック化するブロック化手段と、 前記ブロック化手段によってブロック化されたブロック
    画像データを直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段により変換されたブロック画像データ
    に基づいて量子化する際の量子化ステップを制御する制
    御手段と、 前記制御手段によって制御された量子化ステップに基づ
    いて前記直交変換手段により変換されたブロック画像デ
    ータを量子化する量子化手段とを有し、 前記制御手段は、前記直交変換手段により直交変換され
    たブロック画像データを複数のエリアに分割し、前記複
    数のエリア中の所定エリアの直交変換係数に基づいて前
    記量子化ステップを制御することを特徴とする画像符号
    化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は前記
    所定エリアの変換係数の2乗和に基づいて量子化ステッ
    プを制御することを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2において、前記制御手段
    は前記所定エリアの変換係数の絶対値の平均値に基づい
    て量子化ステップを制御することを特徴とする画像符号
    化装置。
  4. 【請求項4】 請求項2乃至3において、前記制御手段
    は前記ブロック内の変換係数の絶対値の最大値に基づい
    て量子化ステップを制御することを特徴とする画像符号
    化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、前記画像符号
    化装置は更に前記量子化手段によって量子化された画像
    データを符号化する符号化手段を有することを特徴とす
    る画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記画像符号化装置
    は更に前記符号化手段によって符号化された画像データ
    を記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とす
    る画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 入力された画像データをブロック化する
    工程と、 前記ブロック化されたブロック画像データを直交変換す
    る工程と、 前記直交変換されたブロック画像データに基づいて量子
    化する際の量子化ステップを制御する工程と、 前記制御工程によって制御された量子化ステップに基づ
    いて前記直交変換工程により変換されたブロック画像デ
    ータを量子化する量子化工程とを有し、 前記制御工程は、前記直交変換工程により直交変換され
    たブロック画像データを複数のエリアに分割し、前記複
    数のエリア中の所定エリアの直交変換係数に基づいて前
    記量子化ステップを制御することを特徴とする画像符号
    化方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015154454A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社メガチップス 動画像符号化装置、プログラム、および、集積回路

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