JPH09238243A - ファクシミリシステム - Google Patents

ファクシミリシステム

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JPH09238243A
JPH09238243A JP8067039A JP6703996A JPH09238243A JP H09238243 A JPH09238243 A JP H09238243A JP 8067039 A JP8067039 A JP 8067039A JP 6703996 A JP6703996 A JP 6703996A JP H09238243 A JPH09238243 A JP H09238243A
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JP8067039A
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Kiyotoshi Utena
清敏 台
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ本体からのファクシミリ発信を
短時間で実行でき、且つ、複数のファクシミリ本体相互
が並行してファクシミリ通信を行うことを可能にしたフ
ァクシミリシステムを提供する。 【解決手段】 ファクシミリ通信装置と、上記ファクシ
ミリ通信装置と通信可能に接続された複数のファクシミ
リ本体とを含むファクシミリシステムにおいて、複数の
ファクシミリ本体からそれぞれ並行してデータを受信す
る複数の無線トランシーバ4と、上記複数の無線トラン
シーバ4からのデータを並行してメモリ6に書き込む制
御部3とを有するファクシミリ通信装置2を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台または複数台
のファクシミリ本体やパーソナルコンピュータなどを無
線などの通信手段によってファクシミリ通信装置に接続
し、このファクシミリ通信装置を介して他のファクシミ
リと通信を行うファクシミリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやファクシミリ通信の普及
に伴って、ファクシミリ通信手段を備えないファクシミ
リ本体やパーソナルコンピュータなどの相互間を、ファ
クシミリ通信手段のみを備えた装置(ファクシミリ通信
装置)を介して接続し、互いにファクシミリ通信を行う
システムが提供されるようになった。上記ファクシミリ
システムにおいては、ファクシミリ本体とファクシミリ
通信装置との間の通信は、独自のプロトコルにより行わ
れる。例えばファクシミリ送信時はファクシミリ本体か
らファクシミリ通信装置に対し、送信要求信号、送信条
件、画情報などを送信し、上記それぞれの信号に対しフ
ァクシミリ通信装置からファクシミリ本体に対し、受理
信号あるいはエラー信号などを送信するようになってい
る。また、特開平3-270559号公報に提示されたファクシ
ミリ装置では、ファクシミリ本体とファクシミリ通信装
置とを分離し、その間を無線接続することによりファク
シミリ通信装置を固定位置に設置しても、ファクシミリ
本体を自由に移動しながらどこからでもファクシミリの
送受信ができるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3-270559号公報に開示されたシステムでは、ファク
シミリ本体とファクシミリ通信装置との通信プロトコル
は開示されておらず、しかも、送信に際して、ファクシ
ミリ装置本体などからファクシミリ通信装置に複数の信
号を送信する際、それぞれの信号に対しファクシミリ通
信装置からの受理信号またはエラー信号を受信して次の
信号を送信するか否か決定しているので、送信に長い時
間を要するという問題がある。本発明の課題は、上記の
ような従来技術の問題を解決し、ファクシミリ本体から
ファクシミリ通信装置への情報伝送を短時間で実行で
き、且つ伝送された情報にエラーがあれば複数のファク
シミリ本体が接続されていても、当該ファクシミリ本体
に対しエラー通知ができると共に、複数のファクシミリ
本体が並行してファクシミリ通信を行えるファクシミリ
システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、ファ
クシミリ通信装置と、上記ファクシミリ通信装置と通信
可能に接続された複数のファクシミリ本体とで構成され
たファクシミリシステムにおいて、複数のファクシミリ
本体からそれぞれ並行してデータを受信する複数の無線
トランシーバと、上記複数の無線トランシーバからのデ
ータを並行してメモリ6に書き込む制御部とを有するフ
ァクシミリ通信装置を備えた構成にした。第2の手段と
して、ファクシミリ通信装置と、上記ファクシミリ通信
装置と通信可能に接続された複数のファクシミリ本体で
構成されたファクシミリシステムにおいて、複数のファ
クシミリ本体の端末番号に対応した複数の周波数の電波
を並行して受信する無線機と、上記無線機により受信さ
れた複数のファクシミリ本体宛の信号を取得して上記複
数のファクシミリ本体の相手先との交信を並行して行う
通信制御部と、上記通信制御部に複数のファクシミリ本
体宛の画情報を並行してメモリへ書き込ませると共に上
記メモリに書き込まれた上記画情報を並行してメモリか
ら読み出す制御部と、上記制御部により読み出された複
数のファクシミリ本体宛の画情報を並行して上記複数の
ファクシミリ本体に送信する複数の無線トランシーバと
を有するファクシミリ通信装置を備えた構成にした。第
3の手段として、上記において、一つのファクシミリ本
体から受信して書き込まれたメモリ内の画情報を他のフ
ァクシミリ本体に送信する制御部を有するファクシミリ
通信装置を備えた構成にした。
【0005】
【作用】上記のように構成したので、第1の手段では、
複数のファクシミリ本体からのファクシミリ信号送出を
並行して行うことができる。第2の手段では、複数の相
手先ファクシミリ装置からそれぞれのファクシミリ本体
へのファクシミリ受信を並行して行うことができる。第
3の手段では、上記作用に加えて、ファクシミリ本体間
のファクシミリ通信ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図11は、本発明を適用
するファクシミリシステムの一例を示す全体構成図であ
る。図示したように、このファクシミリシステムは、複
数のファクシミリ本体1(1A、1B、1C)と一つの
ファクシミリ通信装置2から構成され、それぞれのファ
クシミリ本体1とファクシミリ通信装置2とは、例えば
無線通信手段によりデ−タの交換などの交信を行う。ま
た、ファクシミリ通信装置2は、公衆電話網を介して他
の通信端末とも無線通信が可能である。図1は本発明の
第1の実施例を示すファクシミリ本体1とファクシミリ
通信装置2の構成ブロック図であり、図2はその外観図
の例を示す図である。図1に示すように、この例に示す
ファクシミリ本体(パーソナルコンピュータなどの情報
機器も含む)1は、ファクシミリ通信装置2との間で信
号を送受信するアンテナ9a−1と、上記アンテナ9a
−1に接続され、無線信号の送信・受信を行う無線トラ
ンシーバ20と、通話のためのハンドセット10と、送信デ
ータの変調や、受信信号の復調を行うモデム11と、CP
Uを内蔵しROM15内のプログラムに従ってファクシミ
リ本体の全体を制御・管理するシステム制御部12と、送
信データを符号化(圧縮)しあるいは、受信データを復
号化(伸長)する符号化復号化部13と、送信データや受
信データなどを一時的に格納しておくRAM14と、受信
データを記録紙上に出力するプロッタ16と、送信時の操
作などを行う操作キー17と、操作のためのメッセージな
どを表示する表示部18と、送信原稿を読み取るスキャナ
19などから構成される。
【0007】また、ファクシミリ通信装置2は、ファク
シミリ通信装置全体の制御およびメモリアクセス制御な
どを行う制御部3と、ファクシミリ本体1との間で信号
を送受信するアンテナ9a−2と、上記アンテナ9a−
2に接続され送信・受信を行うトランシーバ4(4A、
4B、4C、・・4N)と、上記それぞれのトナンシー
バに対応した複数のモデム5(5A、5B、5C、・・
5N)と、ディジタル化された送受信データなどを一時
的に保持するメモリ6(6A、6B、6C、・・6N)
と、標準ファクシミリ伝送制御手順(例えばG3伝送制
御手順)に従ってファクシミリ送受信制御を行う通信制
御部7(例えばG3用の低速モデムおよび高速モデムも
含む)と、アンテナ9bを介して公衆電話網内の局との
間で無線通信を行う無線機8と、この無線機に付属した
ハンドセット10などから構成されている。
【0008】図3はファクシミリ本体1とファクシミリ
通信装置2との間の通信のための送信時プロトコルを示
す説明図であり、図4はこの実施例の動作例を示す動作
フロー図である。以下、図1〜図4により上記実施例の
動作を説明するが、最初に、一つのファクシミリ本体か
らの送信動作を説明する。図1において、まず、送信原
稿がファクシミリ本体1のスキャナ19にセットされ、操
作キー17により宛先端末番号、線密度などの送信条件が
入力された後、スキャナ19により原稿を読み取り、一旦
RAM14に格納される。続いて、システム制御部12は図
3に示すプロトコルに従って、例えば、図に示すように
送信開始信号、送信条件信号、端末番号、送信データ
(画情報)、データ送信終了信号、接続断要求信号など
複数の信号から成る信号群aを上記のような順でファク
シミリ通信装置2へ送信する(図4、S1)なお、図3
においては、TXは画情報送信側、RXはその受信側を
示している。図3に示すように、各信号には、ファクシ
ミリ通信装置がそれぞれの信号を識別するための信号認
識番号が付加されており、例えば図3に示す例では、6
個の信号に対し、上から順に01、02、…06というような
信号認識番号が付加され、上記信号群aは一括して送信
される。すなわち、一括送信とは、各信号毎にファクシ
ミリ通信装置2から受理信号やエラー信号などの応答信
号を待つことなく、順次送信する。この際、各信号間に
時間的間隔を設けてもよく、あるいは時間間隔を設ける
ことなく連続して送信してもよい。なお上記信号群のな
かで、送信条件信号は宛先端末番号や画情報の線密度な
どであり、端末番号は自分の端末番号であり、データは
RAM14に格納されたデータを符号化復号化部13で符号
化した送信すべき画情報である。
【0009】また、モデム11は通信制御部7内のG3モ
デムなどと同じであってもよいし、異なっていてもよ
い。各信号はモデム11で変調され、更に無線トランシー
バ20で搬送波に重畳され、アンテナ9a−1を介してフ
ァクシミリ通信装置2に送信される。ファクシミリ通信
装置2では、ファクシミリ本体からの信号をアンテナ9
a−2で受信し、無線トランシーバ4内のいづれか一つ
の無線トランシーバによって、搬送波からデ−タを取り
出し、モデム5内の一つで復調すると共に、制御部3に
よってディジタル化されたデータをメモリ6に格納す
る。制御部3は受信したメモリ6内のデータをチェック
し、エラーがなければノーエラー信号b(受理信号)
(図3参照)をファクシミリ本体1に転送する(S
2)。すなわち、ノーエラー信号は無線トランシーバ4
で搬送波に重畳され、アンテナ9a−2を介してファク
シミリ本体1の無線トランシーバ9a−1に伝達され、
無線トランシーバ20において搬送波からデ−タが取り
出されると共に、モデム11で復調後、システム制御部12
に入力される。上記一連の処理が終了すると、ファクシ
ミリ本体1のシステム制御部12は、前記のようにしてフ
ァクシミリ通信装置2に送信終了信号を送信し、送信を
終了する(S3)。
【0010】また、ファクシミリ通信装置2の通信制御
部7は、メモリ6に格納されたファクシミリ本体1から
受信した各信号(データ)がノーエラーである場合は、
ファクシミリ標準プロトコルに従って、上記各信号(デ
ータ)に基づき、無線機8およびアンテナ9bを介して
宛先ファクシミリ装置へファクシミリ送信を行う。この
際、メモリ6内の符号化(圧縮)された画情報は通信制
御部7内の高速モデムで変調される。なお上記におい
て、ファクシミリ本体1から渡された各信号(データ)
のうちいずれかにエラーがある場合は、制御部3は、フ
ァクシミリ本体1に対し、応答信号としてノーエラー信
号(受理信号)の代りにエラー信号を転送する。
【0011】以上説明したような信号の授受によって、
必要なデ−タを一括して送信するが、本発明によるファ
クシミリ通信装置は、図11に示すように複数のファクシ
ミリ本体に対して、上述したデ−タ通信が可能である。
すなわち、図3に示した信号群a内の端末番号は、複数
のファクシミリ本体のいづれから発信されたのかを識別
する信号であり、この端末番号によって、複数のファク
シミリ本体に対応することができる。ファクシミリ通信
装置2は、信号群a中に含まれる端末番号によって、フ
ァクシミリ本体を識別し、所要のファクシミリ本体1に
対し、ノーエラー信号(受理信号)あるいはエラー信号
などの応答信号を送信できる。
【0012】次に、上記のようなファクシミリ通信装置
2により、複数のファクシミリ本体1からの送信を並行
して受信・処理する場合の動作フローを図5などにより
説明する。まず、図5において、例えばファクシミリ本
体1A,1B,1Cからそれぞれのアンテナ9a−1を
介してファクシミリ通信装置2へ信号群aが送られてく
ると、それぞれの信号群aを無線トランシーバ4A,4
B,4Cが受信し(S21,S22)(図4のS1参照)、
それぞれの無線トランシーバに対応したモデム5A,5
B,5Cでディジタルデータに復調し(S23)、制御部
3によりメモリ6に格納する(S24)。メモリ6内の領
域は、例えば図1(後述する図6参照)に示すようにそ
れぞれのモデムに対応付けられており、複数チャネルの
DMAコントローラを備えた制御部3により複数のモデ
ム5から出力されるデータが並行してそれぞれの領域に
格納される。なお、後述するように、それぞれの無線ト
ランシーバは並行してそれぞれのファクシミリ本体1に
画情報などを送ることも可能であり、それぞれのモデム
はメモリ6内の画情報を変調して対応する無線トランシ
ーバに渡すことも可能である。
【0013】次いで、図4のS2に示すように、それぞ
れのファクシミリ本体1に応答信号を返送した後、メモ
リ6に格納された宛先端末番号、ファクシミリ本体の端
末番号などに基づいて、通信制御部7は、例えばG3伝
送制御手順によりメモリ6内のそれぞれの画情報を順次
無線機8に送信する(図5、S25)。例えば、最初に設
定した呼でファクシミリ本体1Aからの画情報を送り、
次に設定した呼によってファクシミリ本体1Bからの画
情報を送信し、3回目の呼でファクシミリ本体1Cから
の画情報を送信する。このようにして、無線機8および
アンテナ9bを介して、通信制御部7内のモデムにより
変調された画情報が送信されるが(S26)、この変調さ
れた送信電波の周波数はファクシミリ本体の端末番号に
基づいて異なった周波数が使用される。以上、説明した
ように、第1の実施例によれば、ファクシミリ本体1か
らファクシミリ通信装置2に対して、一括して信号を送
信できるので、ファクシミリ本体1からファクシミリ通
信のために要する時間が短縮されると共に、複数のファ
クシミリ本体1から並行してファクシミリ送信を行うこ
とができる。
【0014】図6は本発明の第2の実施例を示すファク
シミリ通信装置2aの要部構成ブロック図である。この
実施例に示すファクシミリ通信装置2aは、複数のファ
クシミリ本体1からの画情報を並行して受信し且つ送信
可能(中継動作が可能)であり、しかも複数のファクシ
ミリ本体1へ中継すべき画情報を並行して受信可能な通
信制御部7aおよび無線機8aなどを備えた点が特徴的
であり、同時に、第1の実施例と同様に無線トランシー
バ4、モデム5、メモリ6なども備えている。
【0015】図7に、上記第2の実施例における送信時
の動作フロー例を示す。以下、図6および図7により、
第2の実施例の送信時の動作フローを説明する。なお、
図7のステップS31〜S34は上述した第1の実施例(図
5)のS21〜S24とほぼ同一であるので、説明を省略す
る。図7に示すように、メモリ6のそれぞれの領域への
画情報格納(S34)に続いて、通信制御部7aによって
ファクシミリ送信が行われる(S35)が、このファクシ
ミリ送信は、いずれかのファクシミリ本体1からの画情
報のメモリ6への格納が開始されると、直ちに、その画
情報を中継送信するための呼を設定する。例えば、ファ
クシミリ本体1Bやファクシミリ本体1Cに先行してフ
ァクシミリ本体1Aからの画情報がメモリ6の領域Aへ
格納され始めると、制御部3aの指示により、通信制御
部7Aが、メモリ6から取得した宛先端末番号のファク
シミリ装置への発呼を行う。次いで、通信制御部7Aは
例えばG3伝送制御手順のフェーズBを実行し、さらに
メモリ6内の領域Aの画情報を送信すると、通信制御部
7A内のモデムにより変調され、無線機8Aを介して、
ファクシミリ本体1Aに割当てられた周波数の電波によ
ってアンテナ9bから送信される(S36)。なお、フェ
ーズB実行時、局側からの受信も実行されるが、受信信
号の処理については後述する。
【0016】続いて、例えば、ファクシミリ本体1Cか
らの画情報が上記画情報に少し遅れてメモリ6へ格納さ
れ始めると、通信制御部7Aおよび無線機8Aの動作と
並行して通信制御部7Cおよび無線機8Cの動作も開始
される。同様にして、順次他のファクシミリ本体1から
の画情報もメモリ6への格納が開始され、他の通信制御
部および他の無線機も、並行して動作する。このように
して、アンテナ9bからは複数の画情報が送信される
が、搬送波周波数あるいは変調周波数がそれぞれ異なる
ので、局側で分離可能である。また、ファクシミリ本体
1からファクシミリ通信装置2へ送られてくる電波の周
波数も上記周波数とは異なるので問題ない。
【0017】図8は、上記第2の実施例における受信時
の動作フロー図である。以下、図6および図8により、
第2の実施例の受信時の動作フローを説明する。なお、
図8はファクシミリ本体1A,1B,1C宛の画像デ−
タを受信する場合を例示している。まず、異なった周波
数の電波が、前後してアンテナ9bで受信される。これ
らの周波数はそれぞれ複数のファクシミリ本体1に対応
し、それぞれの周波数に対応した無線機で受信される
(S41)。つまり、ファクシミリ本体1Aに対応した周
波数であれば無線機8Aで受信され、ファクシミリ本体
1Bに対応した周波数であれば無線機8Bで受信され
る。次いで、信号はそれぞれの無線機に対応した通信制
御部に送られ、それぞれの通信制御部で例えばG3伝送
制御手順が実行される。なお、フェーズB実行時には無
線機8から送信される信号もあるが、このような信号は
既に説明した前記送信時の動作フローにおいて示したよ
うにして送信される。
【0018】フェーズCに移行すると、通信制御部7は
制御部3aに対して、対応するファクシミリ本体1を通
知すると共に、メモリ6のそれぞれの通信制御部に対応
する領域に受信画情報を格納する(S42)。制御部3a
はメモリ6への格納が開始された順にメモリ6から対応
するモデムへのデータ転送を開始する(S43)。この際
も、送信時と同様に、制御部3a内の複数チャネルのD
MAコントローラが使用される。メモリ6のそれぞれの
領域に並行して格納される画情報が増加すると、それに
対応して、動作を開始するモデムを増加しつつ、メモリ
6からそれぞれのモデムへの並行転送が行われ、それぞ
れのモデムで異なった周波数で変調される(S44)。モ
デムから出力された画情報は対応する無線トランシーバ
に渡され、それぞれ対応するファクシミリ本体1に対し
てアンテナ9a−2より電波が送信される(S45)。な
お、このそれぞれの電波の周波数はお互いに異なってい
るだけでなく、アンテナ9bに入力する電波やアンテナ
9bから送出される電波の周波数とも異なっており混信
を防いでいる。このように、第2の実施例によれば、局
側とも同時に複数の交信を行うことができるので、メモ
リ6の画情報蓄積量を減らすことができ、その分だけフ
ァクシミリ通信装置2aの低コスト化、小型化が可能に
なる。さらに、受信時、相手先ファクシミリ装置の待機
時間を大幅に削減することができる。
【0019】図9は本発明の第3の実施例を示すファク
シミリ通信装置2bの要部の構成ブロック図である。こ
の実施例では、図中、メモリ6において折り返しの矢印
にて示すように、例えばメモリ6の領域Aに格納された
ファクシミリ本体1Aからの画情報などをメモリ6へ格
納する動作と、メモリ6からの画情報をモデム5Bに渡
す動作を並行に実行することによって、ファクシミリ本
体1間のファクシミリ通信を行うことが特徴的である。
【0020】図10は上記実施例における、ファクシミリ
本体1Aからファクシミリ本体1Bへ画情報を送信する
場合の動作フローを示す図である。以下、図9および図
10により、第3の実施例の動作フローを説明する。ま
ず、ファクシミリ本体1Aから送出された所定周波数の
電波がアンテナ9a−2で受信され(S51)、上記所定
周波数に対応した無線トランシーバ4Aが動作して(S
52)、受信した信号が無線トランシーバ4Aに対応する
モデム5Aに渡される。そして、上記信号はモデム5A
により復調され(S53)、出力された画情報などが制御
部3bにより、メモリ6の領域Aに格納される(S5
4)。次いで、メモリ6の領域Aに格納された画情報な
どは制御部3bによりメモリ6の領域Bに移され(S5
5)、さらに対応するモデム5Bに渡される。モデム5
Bはファクシミリ本体1Bに対応した所定の周波数で画
情報を変調し(S56)、モデム5Bに対応する無線トラ
ンシーバ4Bを介してアンテナ9a−2よりファクシミ
リ本体1Bへ送信する(S57)。なお、上記においてメ
モリ6の領域Aに格納された画情報を領域Bに移すこと
なく、領域A内の画情報を直接モデム5Bに渡すことも
可能である。
【0021】このようにして、第3の実施例によれば、
それぞれのファクシミリ本体1は、1種類の周波数のモ
デムを備えるのみで、公衆網に接続された他のファクシ
ミリ装置とファクシミリ通信ができるだけでなく、ファ
クシミリ通信装置2bに接続された他の任意のファクシ
ミリ本体1ともファクシミリ通信を行うことができる。
しかも、複数対のファクシミリ本体間での並行した通信
も可能である。なお、図1および図6に示す無線トラン
シーバ4、モデム5、通信制御部7a、無線機8aのそ
れぞれの構成要素A,B,C…の数は、上記構成要素
A,B,C…が複数周波数対応にし得るように構成すれ
ば、ファクシミリ本体1の数よりも少なくすることがで
きる。また、図1および図2に示した2本のアンテナ9
a−2と9bを1本のアンテナにて共用し、無線トラン
シーバ4および無線機8をこの1本のアンテナに接続す
る構成も可能である。このような構成が可能であるの
は、無線トランシーバ4および無線機8の送受信周波数
が全て異なるからである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、複数のファクシミリ本体からのファクシミリ信
号送出を並行して行うことができるので、それぞれのフ
ァクシミリ本体から送信する際に、待機する時間が大幅
に減少し、さらにファクシミリ信号の一括送出ができる
ので、ファクシミリ送信に要する時間を短縮できる。第
2に、複数の相手先ファクシミリ装置からそれぞれのフ
ァクシミリ本体へのファクシミリ受信を並行して行うこ
とができるので、相手先ファクシミリ装置を待たせるこ
とがない。第3に、上記作用に加えて、ファクシミリ本
体相互間のファクシミリ通信ができるので、さらに機能
を向上したシステムを構築することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すファクシミリシス
テムの構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すファクシミリシス
テムの外観図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示すファクシミリシス
テム要部のプロトコル説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示すファクシミリシス
テム要部の動作フロー図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示すファクシミリ通信
装置の動作フロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すファクシミリ通信
装置の構成ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示すファクシミリ通信
装置の動作フロー図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すファクシミリ通信
装置の他の動作フロー図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示すファクシミリ通信
装置要部の構成ブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施例を示すファクシミリ通信
装置の動作フロー図である。
【図11】本発明を適用するファクシミリシステムの一例
を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1… ファクシミリ本体 、 2、2a、2b… ファク
シミリ通信装置、3、3a、3b… 制御部、 4、4
A、4B、4C、・・・4N… 無線トランシーバ、
5、5A、5B、5C、・・・5N… モデム、 6、
6A、6B、6C、・・・6N… メモリ、 7、7
a、7A、7B、7C、・・・7N…通信制御部、
8、8a、8A、8B、8C、・・・8N… 無線機、
9a−1、9a−2,9b… アンテナ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信装置と、上記ファクシ
    ミリ通信装置と通信可能に接続された複数のファクシミ
    リ本体とを含むファクシミリシステムにおいて、複数の
    ファクシミリ本体からそれぞれ並行してデータを受信す
    る複数の無線トランシーバと、上記複数の無線トランシ
    ーバからのデータを並行してメモリ6に書き込む制御部
    とを有するファクシミリ通信装置を備えたことを特徴と
    するファクシミリシステム。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ通信装置と、上記ファクシ
    ミリ通信装置と通信可能に接続された複数のファクシミ
    リ本体とを含むファクシミリシステムにおいて、複数の
    ファクシミリ本体の端末番号に対応した複数の周波数の
    電波を並行して受信する無線機と、上記無線機により受
    信された複数のファクシミリ本体宛の信号を取得して上
    記複数のファクシミリ本体の相手先との交信を並行して
    行う通信制御部と、上記通信制御部に複数のファクシミ
    リ本体宛の画情報を並行してメモリへ書き込むと共に書
    き込まれた上記画情報を並行して読み出す制御部と、上
    記制御部により読み出された複数のファクシミリ本体宛
    の画情報を並行してそれぞれのファクシミリ本体に送信
    する複数の無線トランシーバを有するファクシミリ通信
    装置を備えたことを特徴とするファクシミリシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のファクシミリシ
    ステムにおいて、一つのファクシミリ本体から受信して
    書き込まれたメモリ内の画情報を他のファクシミリ本体
    に送信する制御部を有するファクシミリ通信装置を備え
    たことを特徴とするファクシミリシステム。
JP8067039A 1996-02-28 1996-02-28 ファクシミリシステム Pending JPH09238243A (ja)

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