JPH09238109A - 通信電波の伝播特性計測装置 - Google Patents

通信電波の伝播特性計測装置

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JPH09238109A
JPH09238109A JP8042245A JP4224596A JPH09238109A JP H09238109 A JPH09238109 A JP H09238109A JP 8042245 A JP8042245 A JP 8042245A JP 4224596 A JP4224596 A JP 4224596A JP H09238109 A JPH09238109 A JP H09238109A
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JP
Japan
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amplitude
frequency
carrier
communication
waveform
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JP8042245A
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English (en)
Inventor
Takumi Karasawa
工 唐澤
Hideo Nakazawa
秀夫 中澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成にも拘らず、周波数通信に
おける伝播特性を計測できる。 【解決手段】 電波を介して周波数拡散通信がなされる
装置において、その送信側に、周波数拡散の周波数間隔
に相当する周期の10倍を半値幅とするパルスと前記周
波数間隔を搬送波とする第1振幅変調手段と、この第1
振幅変調手段の出力を周波数拡散通信に用いている中心
周波数とする第2振幅変調手段とを備えるとともに、受
信側に、前記第2振幅変調手段で用いた搬送波と同一の
周波数で復調した波形の振幅とリップル分とから決定さ
れる伝播特性を出力させる手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信電波の伝播特
性計測装置に係り、特に周波数拡散通信電波の伝播計測
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶表示パネルの製造におい
て、工場内でそれを自動化するために、製造過程にある
ワークの次の工程装置への搬送をAGV無人搬送車によ
って行うことがなされている。
【0003】AGV無人搬送車は、その工場内に設置さ
れたコンピュータ制御機からの制御指令によって制御さ
れ、所望の仕事を行うようになっている。
【0004】この場合において、コンピュータ制御室か
らAGV無人搬送車への情報は、無線によってなされる
ようになっており、その通信方式としてはいわゆる周波
数拡散通信が用いられるものが知られるようになってき
ている。
【0005】周波数拡散通信は、それ自体、他の通信方
式と比較して伝送データの誤りが少なく、極めて信頼性
の高い通信ができるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな通信は、工場内において、その周囲に多くの壁や他
の機器が散在している場合に、それらからの電波反射に
よって伝送データに対する信頼性が劣ってしまうことが
指摘されるに至った。
【0007】この場合、実際に電磁波を送信して任意の
受信点で反射波の程度を算出し、その結果に基づいて修
正を行う方法が考えられるが、周波数拡散通信自体が広
帯域の周波数成分のために、たとえば単純な振幅変調波
あるいは周波数変調波での計測値と実際の信頼性との相
関に比べて劣り、実用レベルの精度が得られないといっ
たことがある。
【0008】この理由は、たとえば振幅変調や周波数変
調では、搬送波に対して周波数成分の広がりが小さいた
め、あるいは広くても搬送波の振幅に比べて低いため
に、反射特性を考えるにあたっては搬送波の周波数での
反射特性で代表させても実用上充分な精度が得られるの
に対して、周波数拡散通信では、その帯域幅の各周波数
成分の振幅がほぼ同一であるため、帯域内の各周波数成
分の影響度合いは等しくなってしまうからである。
【0009】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、極めて簡単な構成にも拘
らず、周波数通信における伝播特性を計測することがで
きる通信電波の伝播特性計測装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、電波を介して周波数
拡散通信がなされる装置において、その送信側に、周波
数拡散の周波数間隔に相当する周期の10倍を半値幅と
するパルスと前記周波数間隔を搬送波とする第1振幅変
調手段と、この第1振幅変調手段の出力を周波数拡散通
信に用いている中心周波数とする第2振幅変調手段とを
備えるとともに、受信側に、前記第2振幅変調手段で用
いた搬送波と同一の周波数で復調した波形の振幅とリッ
プル分とから決定される伝播特性を出力させる手段を備
えることを特徴とするものである。
【0011】このように構成した通信電波の伝播特性計
測装置によれば、受信側で得られる信号波形、すなわち
搬送波と同一の周波数で復調した波形の振幅とリップル
分とから容易に伝播特性を容易に得ることができる。
【0012】このため、この伝播特性を確認することに
よって、周波数拡散通信の修正を行うこともできるし、
また、該周波数拡散通信の一時停止等を行うことができ
るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による通信電波の伝
播特性計測装置の一実施例を図面を用いて説明する。
【0014】まず、図4は、たとえば液晶表示パネルの
製造におけるある複数の工程が自動的になされる一つの
屋内1を示した平面図である。
【0015】同図において、順次並設された工程装置2
のそれぞれにワークが順次搬送されるようになってお
り、このワークは定められた軌道上を走行するAGV無
人搬送車3によって、各工程装置2に搬送されるように
なっている。
【0016】AGV無人搬送車3は、屋内1の一角に位
置づけられたコンピュータ制御機4からの周波数通信方
式による伝送データにより制御され、仕事をするように
なっている。
【0017】この場合、屋内1には、それを構成する壁
1Aを備え、また、他の機器5が散在しており、これら
からの反射波が前記伝送データに影響を及ぼすことは上
述したとおりである。
【0018】図1は、前記コンピュータ制御機4側に、
この実施例で特に備えられる回路の一実施例のブロック
図を示している。
【0019】同図において、まず、タイミング発生器1
1があり、その出力は方形パルス発生器12に入力され
るようになっている。この方形パルス発生器12では該
タイミング発生器からの出力タイミングに合わせて方形
パルスを形成し、それを出力するようになっている。
【0020】この方形パルスはパルス形成回路13に入
力され、このパルス形成回路13によって、次式で表わ
せる時間を半幅値とする波形信号が形成されるようにな
っている。
【0021】
【数1】 20T=10/fs ……………(式1) ここで、fsは、後述する第1変調搬送波発生器14に
おける発振周波数fsの周期を10倍した時間を半幅値
とするもので、一般に20Tパルスと称されているもの
である。
【0022】そして、パルス形成回路13からの出力信
号波形は、図2(a)に示すようになり、振幅変調器1
5に入力されるとともに、混合器16に入力されるよう
になっている。
【0023】振幅変調器15には前記第1変調搬送発生
器14から搬送波が入力され、前記パルス形成回路から
の出力に基づいて振幅変調がなされ、図2(b)に示す
ように信号波形となって出力されるようになっている。
【0024】そして、このように振幅変調がなされた出
力は前記混合器16に入力されるようになっている。
【0025】この混合器16では、振幅変調がなされた
前記出力と前記パルス形成回路13からの出力とが混合
され、その出力信号波形は図2(c)に示すようにな
り、振幅変調器17に入力されるようになっている。
【0026】振幅変調器17には第2変調搬送発生器1
8から搬送波が入力され、前記混合器16からの出力に
基づいて振幅変調がなされるようになっている。
【0027】振幅変調器17からの出力は切り替えスイ
ッチ18’を介して、増幅器19によって増幅された後
に、送信アンテナ20を介して送信されるようになって
いる。
【0028】ここで、前記切り替えスイッチ18’は、
その切り替えによってコンピュータ制御用の周波数拡散
通信ができるようになっており、周波数拡散通信器21
からの出力が前記増幅器19および送信アンテナ20を
介して送信されるようになっている。
【0029】すなわち、前記切り替えスイツチ18’
は、コンピュータ制御用の周波数拡散通信の合間をぬっ
て、適宜、テスト用の電波を送信できるように構成され
ている。
【0030】図3は、前記AGV無人搬送車3側に、こ
の実施例で特に備えられる回路の一実施例のブロック図
を示している。
【0031】受信アンテナ30を介して受信された出力
は、増幅器31によって増幅された後に、復調器32に
入力されるようになっている。
【0032】この復調器32には、局部発振器33から
の出力が入力されるようになっており、該出力は前記第
2変調搬送波発生器18の発振周波数foと同一の周波
数をもつパルスからなっている。
【0033】これにより、復調器32に入力された受信
アンテナ30からの出力は、復調され、増幅器34を介
してたとえばオシロスコープ等からなる波形観測装置3
5に入力されるようになっている。
【0034】波形観測装置35には、前記タイミング発
生器11から得られる表示トリガ用パルスが入力される
ようになっており、このパルスに同期して波形が表示さ
れるようになっている。
【0035】ここで、図5(a)は、波形観測装置35
に表示される波形を示している。これに対して図5
(b)は、送信側の出力に相当する波形を示している。
【0036】図5(a)において、その波形の振幅Do
とリップル分dを算出し、次式(2)で計算がなされ
る。
【0037】
【数2】 d/Do=sin(π/2・D/t) ……………(式2) ここで、tは第1変調搬送波周波数fsの逆数である。
【0038】この式において、Dの大きさは送受信の間
の伝播特性の劣化と良好な相関関係があることから、こ
のDを算出することによって、周波数拡散通信における
伝播特性を計測することができるようになる。
【0039】このようにした場合、コンピュータ制御機
4は、AGV無人搬送車3の位置において、それぞれ異
なる制御を周波数拡散通信によって行うことになるが、
たとえばその都度テスト用の電波を送出し、その伝播特
性を計測きるようになる。
【0040】この場合、伝播特性が良好でない場合に
は、修正を行ったり、あるいはその位置における制御を
禁止する等の対策を練ることができるようになる。
【0041】上述した実施例では、波形がそのまま目視
できる波形観測装置35を用いているものであるが、必
ずしもこの波形観測装置を用いる必要のないことはいう
までもない。図5(a)に示した波形において、Doと
dとの関係がたとえば数値のみのデータとして得られる
ことによって同様の効果を得ることができるからであ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による通信電波の伝播特性計測装置によれば、極
めて簡単な構成にも拘らず、周波数通信における伝播特
性を計測することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信電波の伝播特性計測装置の送
信側の回路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す回路の部分信号波形図である。
【図3】本発明による通信電波の伝播特性計測装置の受
信側の回路の一実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明による通信電波の伝播特性計測装置が適
用される屋内を示した平面図である。
【図5】本発明による通信電波の伝播特性計測装置の動
作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
3……AGV無人搬送車、4……コンピュータ制御機、
11……タイミング発生器、12……方形パルス発生
器、13……第1変調搬送発生器、14……第1変調搬
送発生器、15……振幅変調器、16……混合器、17
……振幅変調器、18……第2変調搬送発生器、32…
…復調器、33……局部発振器、35……波形観測装
置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を介して周波数拡散通信がなされる
    装置において、その送信側に、周波数拡散の周波数間隔
    に相当する周期の10倍を半値幅とするパルスと前記周
    波数間隔を搬送波とする第1振幅変調手段と、この第1
    振幅変調手段の出力を周波数拡散通信に用いている中心
    周波数とする第2振幅変調手段とを備えるとともに、 受信側に、前記第2振幅変調手段で用いた搬送波と同一
    の周波数で復調した波形の振幅とリップル分とから決定
    される伝播特性を出力させる手段を備えることを特徴と
    する通信電波の伝播特性計測装置。
  2. 【請求項2】 コンピュータ制御機からの周波数拡散通
    信を介して制御される被制御機器が備えられ、 その送信側をコンピュータ制御機側とし、受信側を被制
    御機器側としたことを特徴とする請求項1記載の通信電
    波の電波特性計測装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータ制御機および被制御機器は
    屋内に説値され、前記被制御機器は無人搬送車からなる
    ことを特徴とする請求項2記載の通信電波の伝播特性計
    測装置。
JP8042245A 1996-02-29 1996-02-29 通信電波の伝播特性計測装置 Pending JPH09238109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8042245A JPH09238109A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 通信電波の伝播特性計測装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8042245A JPH09238109A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 通信電波の伝播特性計測装置

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JPH09238109A true JPH09238109A (ja) 1997-09-09

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ID=12630651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8042245A Pending JPH09238109A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 通信電波の伝播特性計測装置

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JP (1) JPH09238109A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018043244A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 村田機械株式会社 無人走行車、無人走行車の走行システム、及び、無人走行車の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018043244A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 村田機械株式会社 無人走行車、無人走行車の走行システム、及び、無人走行車の制御方法

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