JPH09237750A - 光強度分布シミュレーション方法 - Google Patents

光強度分布シミュレーション方法

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JPH09237750A
JPH09237750A JP4391796A JP4391796A JPH09237750A JP H09237750 A JPH09237750 A JP H09237750A JP 4391796 A JP4391796 A JP 4391796A JP 4391796 A JP4391796 A JP 4391796A JP H09237750 A JPH09237750 A JP H09237750A
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light intensity
photomask
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JP4391796A
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Hirotaka Nitani
広貴 二谷
Isamu Hairi
勇 羽入
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70491Information management, e.g. software; Active and passive control, e.g. details of controlling exposure processes or exposure tool monitoring processes
    • G03F7/705Modelling or simulating from physical phenomena up to complete wafer processes or whole workflow in wafer productions

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】投影露光装置における露光対象上の光強度分布
を求めるための光強度分布シミュレーション方法に関
し、光強度分布を効率良く求めることができるようにす
る。 【解決手段】光強度分布を求めるホトレジスト膜上の領
域に対応するホトマスクの領域26を同一サイズの分割
領域27VWに分割し、分割領域27VWが投影されるホト
レジスト膜上の領域の光強度に無視できない影響を与え
る周辺領域28VWを含む領域を単位計算領域29VWとし
て設定し、単位計算領域2911について相互透過係数を
求めた後、この相互透過係数を使用して分割領域27VW
ごとにホトマスクによるホトレジスト膜上の光強度を計
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影露光装置にお
けるホトマスクによる露光対象上の光強度分布を求める
ための光強度分布シミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】投影露光装置は、たとえば、半導体製造
工程におけるホトリソグラフィ工程、即ち、ウエハ上に
所望の回路を形成するために所望パターンのホトレジス
ト膜を形成する工程に使用されている。
【0003】図10は半導体製造工程における縮小投影
露光装置を使用したホトリソグラフィ工程を説明するた
めの図であり、図10中、1は光源、2はホトマスク、
3は投影レンズ、4はウエハ、5はウエハ上に塗布され
た露光対象であるホトレジスト膜である。
【0004】ここに、ホトリソグラフィ工程は、光源1
から射出される光を使用してホトマスク2に描かれてい
るパターンを投影レンズ3を介してホトレジスト膜5に
投影し、その後、ホトレジスト膜5を現像することによ
り行われる。
【0005】このホトリソグラフィ工程で重要なこと
は、設計パターンに忠実なレジスト・パターンをウエハ
4上に形成することであるが、ホトマスク2に描かれた
パターンは、光によりホトレジスト膜5に投影されるた
め、隣接するパターンの影響を受け、ホトマスク2に描
かれているパターンと、ウエハ4上に形成されるレジス
ト・パターンとは、完全には同一とならない。
【0006】このことは、ホトレジスト膜5に投影され
るパターンが微細になるに従って顕著になる。たとえ
ば、図11に示すようなホトマスクを使用して、露光波
長λ=0.365μm、投影レンズの開口数NA=0.
5、干渉係数σ=0.5の縮小投影露光装置を用いてホ
トレジスト膜5を露光した場合に、ウエハ4上に形成さ
れるレジスト・パターンは、図12に示すような形状に
なってしまう。
【0007】図11において、黒い部分7、8は、光源
1から照射された光を遮断する部分、即ち、ホトマスク
に描かれたパターンであり、白い部分9は、光源1から
照射された光を透過させる部分である。
【0008】また、図12において、斜線の部分11
は、レジスト・パターンを示しているが、この例では、
図11に示すホトマスクに描かれているパターン7、8
に対応する部分12、13が短絡してしまっていること
が分かる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、設計パタ
ーンと、実際に形成されるレジスト・パターンとは、必
ずしも、同一のパターンとはならず、この違いが許容値
を越えた場合には、製品とすることができない。
【0010】ところで、図12に示す結果は、縮小投影
露光装置を使用して実際に露光するまでもなく、電子計
算機を使用したシミュレーションによって予想すること
ができる。
【0011】即ち、図11に示すホトマスクを使用した
場合におけるホトレジスト膜5上の光強度分布をシミュ
レーションした結果は、図13に示すようになり、光強
度がある値を越えた部分のホトレジスト膜のみ現像液に
溶けるとすれば、ウエハ4上に形成されるレジスト・パ
ターンは、図14に示すようになり、これは、図12に
示すレジスト・パターン11と一致する。
【0012】このように、実際の露光に先行してシミュ
レーションによりホトマスク2によるホトレジスト膜5
上の光強度分布を求めるようにする場合には、設計パタ
ーンと、実際に形成されるレジスト・パターンとの違い
を知ることができるので、マスクパターンの設計を効率
的に行うことができる。
【0013】ここに、ホトマスクによる露光対象上の光
強度分布は、相互透過係数の計算と、相互透過係数を使
用したホトマスクによる露光対象上の光強度の計算とを
行うことにより求めることができるが、一般に、相互透
過係数の計算は、光強度の計算に比較して多大な時間を
必要とし、しかも、計算周期(計算領域のサイズ)が大
きくなると計算時間は累乗的に大きくなってしまう。
【0014】本発明は、かかる点に鑑み、投影露光装置
におけるホトマスクによる露光対象上の光強度分布を効
率良く求めることができる光強度分布シミュレーション
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による光強度分布
シミュレーション方法は、光源から射出される光を使用
してホトマスクに描かれているパターンを投影レンズを
介して露光対象に投影する投影露光装置におけるホトマ
スクによる露光対象上の光強度分布を求める光強度分布
シミュレーション方法において、光強度分布を求める露
光対象上の領域に対応するホトマスクの領域を同一サイ
ズの複数の分割領域に分割し、これら複数の分割領域の
1個を対象として相互透過係数を計算する第1工程と、
この相互透過係数を使用して分割領域ごとにホトマスク
による露光対象上の光強度を計算する第2工程とを含
め、ホトマスクによる露光対象上の光強度分布を求める
というものである。
【0016】光強度分布を求める露光対象上の領域に対
応するホトマスクの領域を同一サイズの複数の分割領域
に分割し、これら複数の分割領域の1個を対象として相
互透過係数を求めた場合、この相互透過係数は、同一サ
イズを有する他の分割領域についても同様の関数にな
る。
【0017】そこで、本発明では、第1工程において、
分割領域の1個を対象として相互透過係数を計算し、第
2工程において、第1工程で計算した相互透過係数を使
用して分割領域ごとにホトマスクによる転写対象上の光
強度を計算することにより、相互透過係数の計算に必要
な時間を短縮し、全体としての処理時間を短縮するよう
にしている。
【0018】なお、相互透過係数の計算及び分割領域ご
とのホトマスクによる露光対象上の光強度の計算は、分
割領域に対応する露光対象面の光強度に無視できない影
響を与える周辺領域を計算対象に含めて行うようにする
場合には、分割領域の境界部分の光強度分布を精度良く
求めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態が適
用される縮小投影露光装置を示す概念図であり、図1
中、20は光源、21はホトマスク、22は投影レン
ズ、23はウエハ、24はウエハ23に塗布されたホト
レジスト膜である。
【0020】本発明の実施の一形態においては、まず、
図2に示すように、光強度分布を求めるホトレジスト膜
24上の領域に対応するホトマスク21の領域26を同
一サイズ、たとえば、ホトレジスト膜24上で4μm×
4μmとなるようなサイズの分割領域2711〜27nm
分割する。
【0021】次に、図3に示すように、各分割領域27
VW(但し、Vは1〜nの整数、Wは1〜mの整数)につ
いて、分割領域27VWが投影されるホトレジスト膜24
上の領域の光強度に無視できない影響を与える周辺領域
28VW(斜線で示す部分)を含めた領域を単位計算領域
29VW(破線で囲む部分)として設定する。
【0022】ここに、図4は単位計算領域29VWのサイ
ズを決定するための方法を説明するための図であり、ス
テップ関数状の透過関数を有するホトマスク、即ち、透
過率が1から0に変化するようなホトマスクを仮定し、
これをホトレジスト膜24上に投影した場合におけるホ
トレジスト膜24上の光強度分布を示している。
【0023】具体的には、光源20から射出される光の
波長λ=0.365μm、投影レンズ22の開口数NA
=0.5、干渉係数σ=0.5とした場合の光強度分布を
示しており、X1、X2、X3は、それぞれ、フォーカ
スfが0μm、0.5μm、1μmずれた場合の光強度
を示している。
【0024】この光強度分布から、分割領域27VWの周
辺に、ホトレジスト膜24上で、たとえば、幅が3μm
となるような周辺領域28VWを設定し、分割領域27VW
と周辺領域28VWとを含めた、ホトレジスト膜24上で
10μm×10μmのサイズとなる領域を単位計算領域
29VWとして設定すれば良いことが分かる。
【0025】ここに、周辺領域28VWとしては、{(1
〜4)×(1+光源20の干渉係数σ)×光源20から
射出される光の波長λ÷投影レンズ22の開口数NA}
なる幅を有する領域を設定することが好適である。
【0026】そして次に、単位計算領域2911〜29nm
の中の任意の単位計算領域、例えば、単位計算領域29
11について相互透過係数(transmission cross-coeffic
ient:TCC)を計算する。以下、この計算処理を処理
Aという。
【0027】ここに、図1に示すように、ホトレジスト
膜24上の点(x1,y1)における光強度I1(x1,y
1)は、数1に示す式で表わすことができる。
【0028】
【数1】
【0029】但し、F(x0,y0)はホトマスク21の
透過関数、F*(x0 ',y0 ')は透過関数F(x0
0)の共役関数である。
【0030】また、J0 -(x0,y0;x0 ',y0 ')はホ
トマスク21上の2点(x0,y0)、(x0 ',y0 ')間
の振幅相関を表わし、mutual intensityと呼ばれるもの
である。
【0031】また、K(x0,y0;x1,y1)は系の透
過関数であり、ホトマスク21上の点(x0,y0)がホ
トレジスト膜24上の点(x1,y1)に結像する場合
に、光学系が及ぼす影響を示す関数である。
【0032】ここに、J0 -(x0,y0;x0 ',y0 '
は、差x0−x0 ',y0−y0 'のみに依存する関数J
0 -(x0−x0 ',y0−y0 ')に置換することができ、K
(x0,y0;x1,y1)は、差x1−x0,y1−y0のみ
に依存する関数K(x1−x0,y1−y0)に置換するこ
とができるので、光強度I1(x1,y1)は、数2に示
す式で表わすことができる。
【0033】
【数2】
【0034】ここで、J0 -、F、Kを、それぞれ、数
3、数4、数5に示すように、2次元フーリエ積分で表
わし、これらを数2に示す式に代入すると、光強度I1
(x1,y1)は、数6に示す式で表わすことができる。
【0035】
【数3】
【0036】
【数4】
【0037】
【数5】
【0038】
【数6】
【0039】但し、
【0040】
【数7】
【0041】であり、
【0042】
【外1】
【0043】は、J0 -、F、Kを空間周波数上の座標
f、gで表わしたものである。
【0044】ここに、関数
【0045】
【外2】
【0046】は、相互透過係数と呼ばれており、処理A
は、この相互透過係数を計算することを意味するが、こ
の処理Aは、縮小投影露光装置の光学的情報に基づく計
算であり、単位計算領域2911について求めた相互透過
係数は、単位計算領域2912〜29nmについても同一で
あり、単位計算領域29VWの領域が一定であれば、不変
である。
【0047】次に、必要なパターンが描かれているホト
マスク21をホトレジスト膜24に投影した場合におけ
る光強度を、図5に示すように、分割領域27VWごと
に、単位計算領域29VWを計算領域として、処理Aで求
めた相互透過係数を使用して計算する。以下、この計算
処理を処理Bとする。
【0048】図6はホトマスク21の一部分を示す平面
図であり、たとえば、二点鎖線Y1で囲まれる領域が分
割領域2733であるとすると、処理Bにおいて行われる
分割領域2733についての光強度の計算は、二点鎖線Y
2で囲む単位計算領域2933を計算領域として行われ
る。
【0049】なお、図6に記載しているサイズは、ホト
レジスト膜24上でのサイズであり、分割領域27VW
ついての光強度の計算を単位計算領域29VWを単位とし
て行う趣旨は、分割領域27VWの境界領域の計算精度を
高める点にある。
【0050】ここに、ホトレジスト膜24上の光強度I
1(x,y)は、空間周波数座標上では数8に示すよう
に表わすことができるので、光強度I1(x,y)は、
数9に示すように表わすことができる。
【0051】
【数8】
【0052】
【数9】
【0053】この光強度I1(x,y)を計算すること
が処理Bの内容であるが、光強度I1(x,y)は、数
8に示す式によりホトレジスト膜24上の結像に関与す
るスペクトル成分(f,g)について全て求めた後に、
数9に示す式により求めることになる。
【0054】なお、この処理Bは、ホトマスク21の光
学的情報に基づく計算であり、ホトマスク21におい
て、単位計算領域29VWの領域内に存在するパターンの
形に依存するものである。
【0055】ここに、図7は計算周期と、相互透過係数
を計算するに要する時間との関係を示す図、図8は計算
周期と、光強度計算に要する時間との関係を示す図であ
り、ともに横軸に計算周期、縦軸に計算時間を表わして
いる。
【0056】これら図7、図8から明らかなように、相
互透過係数の計算が光強度の計算に比較して多大な時間
を必要とし、しかも、計算周期が大きくなると、計算時
間が累乗的に大きくなるが、その理由は、相互透過係数
の計算は、空間周波数座標上の2点(f',g')、
(f",g")について、ホトレジスト膜24上の結像に
関する全ての点について、各々2重積分を行う必要があ
るからである。
【0057】ここに、たとえば、ホトレジスト膜24上
の20μm×20μmの領域について光強度分布を求め
る場合において、計算周期を20μmとする場合には、
処理Aに要する計算時間は、108分であり、処理Bに
要する計算時間は、2.7分となり、合計で110.7分
を必要とすることになる。
【0058】これに対して、本発明の実施の一形態のよ
うに、ホトレジスト膜24上の20μm×20μmの領
域を4μm×4μmのサイズの25個の分割領域に分割
し、4μm×4μmの分割領域の周辺部3μmを含めた
10μm×10μmの領域を単位計算領域として計算す
る場合には、処理Aに要する時間は7分であり、処理B
に要する時間は10μm×10μmの領域当たり0.2
分であるので、処理A及び処理Bに要する時間は、7+
0.2×25=12分で足り、計算周期を20μmとす
る場合に比較して、1/9ですむことになる。
【0059】この差はホトレジスト膜24上の計算領域
が大きくなれば更に大きくなり、たとえば、ホトレジス
ト膜24上の100μm×100μmの領域について光
強度分布を求める場合において、計算周期を100μm
とする場合には、現実的な時間で結果を得ることができ
ない。
【0060】しかし、本発明の実施の一形態のように、
ホトレジスト膜24上の100μm×100μmの領域
を4μm×4μmのサイズの25×25個の分割領域に
分割し、4μm×4μmの分割領域の周辺部3μmを含
めた10μm×10μmの領域を単位計算領域として計
算する場合には、処理Aに要する時間は7分であり、処
理Bに要する時間は10μm×10μmの領域当たり
0.2分であるので、処理A及び処理Bに要する時間
は、7+0.2×25×25=132分で足りることに
なる。
【0061】このように、本発明の実施の一形態におい
ては、図9に示すように、光強度分布を求めるホトレジ
スト膜24上の領域に対応するホトマスク21の領域2
6をホトレジスト膜24上で4μm×4μmとなるよう
なサイズの分割領域2711〜27nmに分割し(ステップ
S1:図2参照)、各分割領域27VWについて、分割領
域27VWが投影されるホトレジスト膜24上の領域の光
強度に無視できない影響を与える周辺領域28VWを含め
た領域を単位計算領域29VWとして設定する(ステップ
S2:図3参照)。
【0062】そして、分割領域2711について、単位計
算領域2911を計算領域として、相互透過係数を計算し
(ステップS3:処理A)、その後、ホトマスク21を
ホトレジスト膜24に投影した場合における光強度を分
割領域27VWごとに、単位計算領域29VWを計算領域と
して、処理Aで求めた相互透過係数を使用して計算し
(ステップS4:処理B)、光強度分布を求めるとして
いる。
【0063】したがって、本発明の実施の一形態によれ
ば、光強度の計算(処理B)に比較して多大な時間を必
要とする相互透過係数の計算(処理A)に必要な時間を
短縮し、全体としての処理時間を短縮することができる
ので、投影露光装置におけるホトマスク21によるホト
レジスト膜24上の光強度分布を効率良く求めることが
できると共に、分割領域の境界部分の光強度分布を精度
良く求めることができる。
【0064】なお、分割領域27VWの周辺領域から受け
る光強度の影響を無視することができる場合には、分割
領域27VWを単位計算領域として、処理A、Bを行うこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1工
程において、分割領域の1個を対象として相互透過係数
を計算し、第2工程において、第1工程で計算した相互
透過係数を使用して分割領域ごとにホトマスクによる転
写対象上の光強度を計算するとしたことにより、相互透
過係数の計算に必要な時間を短縮し、全体としての処理
時間を短縮することができるので、投影露光装置におけ
るホトマスクによる露光対象上の光強度分布を効率良く
求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態が適用される縮小投影露
光装置を示す概念図である。
【図2】ホトマスクの領域の分割を説明するための平面
図である。
【図3】分割領域と、単位計算領域との関係を示す平面
図である。
【図4】ステップ関数状の透過関数を有するホトマスク
をホトレジスト膜に投影した場合におけるホトレジスト
膜上の光強度分布を示す図である。
【図5】処理Bを説明するための平面図である。
【図6】ホトマスクの一部分を示す平面図である。
【図7】計算周期と、相互透過係数を計算するに要する
時間との関係を示す図である。
【図8】計算周期と、光強度計算に要する時間との関係
を示す図である。
【図9】本発明の実施の一形態の内容を示すフローチャ
ートである。
【図10】半導体製造工程における縮小投影露光装置を
使用したホトリソグラフィ工程を説明するための図であ
る。
【図11】ホトマスクの一部分を示す平面図である。
【図12】レジスト・パターンを示す平面図である。
【図13】光強度分布のシミュレーション結果を示す平
面図である。
【図14】レジスト・パターンのシミュレーション結果
を示す平面図である。
【符号の説明】
20 光源 21 ホトマスク 22 投影レンズ 23 ウエハ 24 ホトレジスト膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から射出される光を使用してホトマス
    クに描かれているパターンを投影レンズを介して露光対
    象に投影する投影露光装置における前記ホトマスクによ
    る前記露光対象上の光強度分布を求める光強度分布シミ
    ュレーション方法において、前記光強度分布を求める前
    記露光対象上の領域に対応する前記ホトマスクの領域を
    同一サイズの複数の分割領域に分割し、これら複数の分
    割領域の1個を対象として相互透過係数を計算する第1
    工程と、 前記相互透過係数を使用して前記分割領域ごとに前記ホ
    トマスクによる前記露光対象上の光強度を計算する第2
    工程とを、 含んでいることを特徴とする光強度分布シミュレーショ
    ン方法。
  2. 【請求項2】前記相互透過係数の計算及び前記分割領域
    ごとの前記ホトマスクによる前記露光対象上の光強度の
    計算は、 前記分割領域に対応する露光対象面の光強度に無視でき
    ない影響を与える前記分割領域の周辺領域を計算対象に
    含めて行うことを特徴とする請求項1記載の光強度分布
    シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】前記光源の干渉係数をσ、前記光源から射
    出される光の波長をλ、前記投影レンズの開口数をNA
    とすると、前記周辺領域は、 {(1〜4)×(1+σ)×λ÷NA}なる幅を有する
    領域であることを特徴とする請求項2記載の光強度分布
    シミュレーション方法。
JP4391796A 1996-03-01 1996-03-01 光強度分布シミュレーション方法 Withdrawn JPH09237750A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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