JPH09237440A - 光記録媒体およびその製法 - Google Patents

光記録媒体およびその製法

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JPH09237440A
JPH09237440A JP8329632A JP32963296A JPH09237440A JP H09237440 A JPH09237440 A JP H09237440A JP 8329632 A JP8329632 A JP 8329632A JP 32963296 A JP32963296 A JP 32963296A JP H09237440 A JPH09237440 A JP H09237440A
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Japan
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optical recording
adhesive layer
sensitive adhesive
layer
transparent pressure
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JP8329632A
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English (en)
Inventor
Tokio Fujita
時男 藤田
Toshihiko Tomita
俊彦 富田
Masao Nakamura
正雄 中村
Shuichi Takahashi
秀一 高橋
Shinji Suzuki
伸治 鈴木
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気泡の発生が充分に抑制され、厚みのばらつき
が少なく、透明性に優れ、かつ形状変化の小さい光記録
媒体を提供する。 【解決手段】第1の光記録層3aと第2の光記録層3b
とが、下記の特性(a)〜(c)を備えた透明感圧性接
着剤層4を介して接着されている光記録媒体1。 (a)発生ガス量200ppm以下。 (b)全光線透過率80%以上。 (c)ヘイズ5%以下。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気的あるいは
光相変化的に情報を記録し、かつ、記録した情報を読み
取ることが可能な光記録媒体およびその製法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、レーザー光の照射により
情報を記録し、かつ、記録した情報を読み取ることが可
能なものであり、例えば、図5の断面図に示すような円
盤状の光記録媒体(光ディスク)11がある。この光デ
ィスク11は、2つの光記録層13a、13bが、接着
剤層14を介して接着され、上記2つの光記録層13
a、13bのそれぞれの表面に透明保護層12a、12
bが形成され構成されている。なお、15は光ディスク
11の略中央に穿設された孔である。
【0003】このような光ディスク11は、例えば、つ
ぎのような方法、によって作製される。 まず、透明保護層12a、12bの形成材料である透
明基板の片面に、光記録層13a、13bをスパッタリ
ング等により形成した各積層体16a、16bを2つ作
製する。他方、感圧性接着剤14を準備する。そして、
上記2つの積層体16a、16bを、それぞれの光記録
層13a、13bが対面する状態で、上記感圧性接着剤
14を介し相互に圧接して接着することにより一体化し
て光ディスク11を作製する方法。
【0004】上記2つの積層体16a、16bの少な
くとも一方の光記録層13a、13bの表面(透明保護
層12a、12b形成側と反対側の面)に接着剤14を
塗布し、上記と同様にして両積層体16a、16bを
接着して光ディスク11を作製する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法では、接着剤のタイプあるいは面粗れ状態に起因
して、接着剤層14と光記録層13a、13bとの界
面、あるいは接着剤層14内に気泡が発生するという問
題を有する。また、上記方法ではプレスが必要であるた
め、光ディスク11の外周部の厚みが内周部に比べて厚
くなるという問題も有する。このような気泡の発生や厚
みのばらつきがあると、光ディスク11の形状が変形す
るため、レーザー光を照射しての情報の記録や読み取り
において支障を来すおそれがある。さらに、本発明者ら
は、上記接着剤層14の重要な特性の一つである弾性率
についてつぎのような問題があることを突き止めた。す
なわち、接着剤層14の弾性率が低過ぎると、例えば、
耐湿熱性を評価する湿熱試験(80℃×90%×96時
間)において、光ディスク11の形状が変形し、上記と
同様、情報の記録や読み取りにおいて支障を来す恐れが
生じる。また、接着剤層14の弾性率が高過ぎると、接
着剤層14と光記録層13a、13bとの接着力が低下
して界面剥離が生じる恐れがある。加えて、上記の接
着剤14を塗布する方法では、加熱プレスによる硬化が
必要であるため、両積層体16a、16bを密着させる
のに長時間を要し、光ディスク11の製造効率が低下す
るという問題を有する。
【0006】これらの問題を解決するために、上記積層
体16a、16bの接着において、離型紙付面状ホット
メルト接着剤を用いた方法(例えば、特開昭58−10
8044号公報および特開昭61−3340号公報に記
載の方法)の適用が考えられる。
【0007】しかしながら、この離型紙付面状ホットメ
ルト接着剤を用いた方法では、接着する際に熱プレスを
加えるため、接着面が歪んだり、気泡が発生したりする
のを防止することが困難である。したがって、気泡の発
生防止および歪みの発生防止のいずれの点においても、
上記問題を解決するには至っていない。加えて、上記接
着剤は硬化によって白濁が生じ、透明性が悪く、貼り合
わせた光ディスクの一方向から情報の記録や読み取りを
行うタイプにおいては使用できないという問題を有す
る。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、気泡の発生が充分に抑制され、厚みのばらつき
が少なく、形状変化が抑制され透明性に優れた光記録媒
体、および製造効率に優れた光記録媒体の製法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、第1の光記録層と第2の光記録層とが、
下記の特性(a)〜(c)を備えた透明感圧性接着剤層
を介して接着されている光記録媒体を第1の要旨とし、
第1の光記録層体と、第2の光記録層体と、下記の特性
(a)〜(c)を備えた透明感圧性接着剤層の片面にセ
パレーターが設けられた積層体とをそれぞれ準備し、上
記第1の光記録層体と上記積層体の透明感圧性接着剤層
とを対面させた状態で接着し、ついで上記積層体からセ
パレーターを剥離除去し、その除去面と上記第2の光記
録層体とを対面させた状態で接着する光記録媒体の製法
を第2の要旨とする。 (a)発生ガス量200ppm以下。 (b)全光線透過率80%以上。 (c)ヘイズ5%以下。
【0010】上記透明感圧性接着剤層の特性である
(a)「発生ガス量」とは、残存溶媒および未反応モノ
マーから発生するガス量を意味する。そして、発生ガス
量の測定は、図4(A)に示すような試料管ホルダー4
1と、図4(B)に示すような本体装置42とからなる
キュリーポイントパイロライザー(JHP−3S、日本
分析工業社製)43を用いて行う。まず、試料管ホルダ
ー41にサンプル44として透明感圧性接着剤約35m
gを封入する。つぎに、この透明感圧性接着剤を封入し
た試料管ホルダー41を、本体装置42にはめ込み、パ
イロライザーオーブン45で100℃に温度設定し、1
0分間加熱する。そして、この時発生する発生ガスを、
ガスクロマトグラフィー−質量分析計(島津GC−MS
QP−1000、島津製作所社製)46に送り込むこ
とによって測定する(測定条件:キャリアーガスHe、
30ml/min、オーブン温度50→270℃に昇
温、昇温速度10℃/分)。
【0011】また、上記透明感圧性接着剤層の特性であ
る(b)「全光線透過率」は、下記の式で算出される。
全光線透過率の測定は、濁度計(MODEL 1001
DP、日本電色工業社製)を用いて行う。
【0012】
【数1】 全光線透過率=(全光線透過量/入射光量)×100
【0013】さらに、上記透明感圧性接着剤層の特性で
ある(c)「ヘイズ」とは、以下のことを意味する。す
なわち、光が透明な材料中を通過するとき、材料の種類
によって反射や吸収のほかその材料の固有の性質によっ
て光が拡散され、不明瞭なくもり状外観を示すような現
象をヘイズ(hase)とよぶ。このように、透明なも
のに入射した光線が拡散する度合を、ヘイズあるいは曇
値という。このヘイズ(曇値)は、測定対象物の拡散光
透過率(Td )と全光線透過率(Tt )とをそれぞれ測
定し、その比(Td /Tt )で表わされる。そして、ヘ
イズの測定は、濁度計(MODEL 1001DP、日
本電色工業社製)を用いて行う。
【0014】加えて、前記透明感圧性接着剤層の特性
〔特性(d)〕である「弾性率」とは、図6に示すよう
に、垂直面20に長さLに設定した試料(透明感圧性接
着剤層)21を介して被着体22を接着し固定する。そ
して、上記被着体22に対して矢印F方向に力fを与え
る(引っ張る)ことにより上記試料21はその引っ張り
により変形する。このとき与えた力fと変形量xの比
(f/x)は試料21の有する弾性率に比例し、つぎの
関係式が成り立つことから、この引っ張り測定によって
試料21の有する弾性率Eを求めることができる。な
お、弾性率の測定は粘弾性測定システム(DMS20
0、セイコー電子工業社製)を用いて行う。
【数2】f/x=(s/L)E s:試料の断面積 L:試料の長さ
【0015】本発明者らは、接着剤層と光記録層との界
面あるいは接着剤層内における気泡の発生、外周部の厚
みむら等による歪の発生の抑制、および接着剤層の透明
性を中心課題として一連の研究を重ねた。その結果、接
着剤層として、つぎに示す特性を全て満足することがで
きれば、所期の目的が達成されることを突き止めた。す
なわち、接着剤層の(a)発生ガス量が200ppm以
下であれば、安定な接着層であるため、気泡の発生を抑
制できるとともに、歪みの発生をも抑制できることを見
出した。加えて、接着剤層の(b)全光線透過率が80
%以上であり、かつ、(c)ヘイズが5%以下であれ
ば、白濁がなくて、透明性に優れるため、光ディスクの
一方向から情報の記録や読み取りを行うことが可能であ
ることを見出し、本発明の光記録媒体に到達した。
【0016】また、接着剤層として上記透明感圧性接着
剤を使用すれば、接着剤層に光記録層を接着する際に、
その感圧性により接着性が発揮されるため、製造工程を
短縮することができ、光記録媒体の製造を短時間で効率
よく行うことが可能であることを見出し、本発明に到達
した。
【0017】特に、上記透明感圧性接着剤層として、基
材レスの単層のものを用いることにより、より一層歪み
のない光記録媒体を製造することができる。
【0018】さらに、上記透明感圧性接着剤層の25℃
における弾性率〔特性(d)〕が1×105 〜1×10
9 Paの範囲内に設定することにより、湿熱試験後の歪
みの発生を効果的に抑制することが可能となり、また、
接着力の低下による界面剥離の発生も抑制することが可
能となることを見出した。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0020】本発明の光記録媒体(光ディスク)は、例
えば、図1(a)の断面図に示すように、光記録層3a
と透明保護層2a、光記録層3bと透明保護層2bとを
それぞれ貼り合わせた2枚の光ディスク基板6a、6b
を、上記の特性(a)〜(c)を全て備えた透明感圧性
接着剤層4を介して各光ディスク基板6a、6bの光記
録層3a、3bが互いに対面する状態で貼り合わせた構
成である。そして、この光記録媒体1は、図1(b)の
平面図に示すように、円盤状(光ディスク)となってお
り、その略中央には孔5が穿孔されている。
【0021】上記透明感圧性接着剤層4の特性である
(a)発生ガス量は200ppm以下であるが、好まし
くは100ppm以下である。すなわち、上記接着剤の
発生ガス量が200ppmを超えると、不安定な接着層
であるため、気泡の発生量が多くなるからである。
【0022】また、上記透明感圧性接着剤層4の特性で
ある(b)全光線透過率は80%以上であるが、好まし
くは85%以上である。すなわち、上記接着剤の全光線
透過率が80%未満であれば、透過量が減少し、良好な
透明性が得られず、光記録媒体の使用に不適となるから
である。
【0023】さらに、上記透明感圧性接着剤層4の特性
である(c)ヘイズは5%以下であるが、好ましくは3
%以下である。すなわち、上記接着剤のヘイズが5%を
超えると、白濁が発生し、良好な透明性が得られず、光
記録媒体の使用に不適となるからである。
【0024】上記透明感圧性接着剤層4においては、上
記特性(a)〜(c)に加えて、25℃における弾性率
が1×105 〜1×109 Paの範囲となる特性〔特性
(d)〕を備えていることが好ましい。より好ましくは
25℃における弾性率が1×106 〜1×108 Paの
範囲である。すなわち、1×105 Pa未満では、前述
の湿熱試験後における光記録媒体の形状変化が生じ易く
なる。また、1×10 9 Paを超えると接着効果が低下
して界面剥離が生じる恐れがあり、光記録媒体での使用
には不適当となる傾向がみられるからである。
【0025】上記透明感圧性接着剤層4を形成する透明
感圧性接着剤としては、上記(a)〜(c)の特性を有
する、より好ましくは特性(a)〜(c)に加えて特性
(d)を有するものであれば特に限定するものではな
く、例えば、シリコーン系、アクリル系、ゴム系の透明
感圧性接着剤等があげられ、特に光記録層3a、3bへ
の影響および透明性の観点からシリコーン系(例えば、
信越化学工業社製のKR−101−10等)、アクリル
系の透明感圧性接着剤が好ましい。また、この透明感圧
性接着剤は、単独又は2種以上併せて適宜に使用され
る。
【0026】上記透明感圧性接着剤層4は、上記透明感
圧性接着剤のほかに、1種又は2種以上の添加剤が適宜
に添加されて構成される。この添加剤としては、例え
ば、過酸化ベンゾイル、トルエン、光重合開始剤(例え
ば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベ
ンゾフェノン等)、内部架橋剤(例えば、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート等)等があげられる。また、透明感圧性接着
剤と添加剤との配合割合は、透明感圧性接着剤100部
に対し、添加剤0.2〜20部、特に0.5〜15部が
好ましい。
【0027】上記透明感圧性接着剤層4は基材レスの単
層構造が好ましく、その厚みは、通常100μm以下、
好ましくは10〜100μm、特に好ましくは20〜5
0μmである。すなわち、上記接着剤層4の厚みが10
0μmを超えると、ずれ(クリープ)が大きくなるた
め、貼り合わせたディスクの変形のおそれがあるからで
ある。
【0028】また、上記透明感圧性接着剤層4の厚み精
度は、通常±10%以内であり、好ましくは±7%以内
である。すなわち、上記接着剤層4の厚み精度が±10
%を超えると、貼り合わせたディスクに変形歪みとして
あらわれるからである。
【0029】なお、上記透明感圧性接着剤層4の片面に
は、所望の厚み、作業性向上等を得るために、セパレー
タを仮着することが好ましい。このセパレータとして
は、特に限定するものではないが、例えば、紙や、ポリ
エチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の高分子フ
ィルムがあげられ、特に伸びが小さいことおよび紙粉が
ないという点でポリエステルフィルムが好ましい。
【0030】上記光記録層3a、3bおよび透明保護層
2a、2bの形成材料としては、特に限定するものでは
なく、例えば、従来公知のものを適宜使用することがで
きる。特に、上記透明保護層2a、2bとしては、ポリ
カーボネイト等を使用するのが好ましい。
【0031】このような本発明の光記録媒体(光ディス
ク)1は、つぎのようにして作製することができる。
【0032】まず、図2および図3に示すように、透明
保護層2aと光記録層3aとが積層された第1の光ディ
スク基板6aと、透明保護層2bと光記録層3bとが積
層された第2の光ディスク基板6bと、透明感圧性接着
剤層4の片面にセパレーター7が設けられた積層体8と
をそれぞれ準備する。この第1の光ディスク基板6a
は、例えば、透明保護層2aとなる所定形状(例えば、
円盤状)の透明基板の片面に、スパッタリング等により
光記録層3aを形成することによって作製する。これと
同様に、第2の光ディスク基板6bは、例えば、透明保
護層2bとなる所定形状(例えば、円盤状)の透明基板
の片面に、スパッタリング等により光記録層3bを形成
することによって作製する。また、上記透明感圧性接着
剤層4の片面にセパレーター7が設けられた積層体8
は、例えば、セパレータ7に上記透明感圧性接着剤を含
む粘着剤液を塗布した後、上記光記録層3a、3bの形
状(例えば、円盤状)にあわせて打ち抜く等の方法によ
って作製する。
【0033】つぎに、図2に示すように、上記第1の光
ディスク基板6aの光記録層3aと、上記積層体8の透
明感圧性接着剤層4側の面4aとが相互に対面する状態
で接着する。この接着方法としては、特に限定はない
が、例えば、ハンドローラ、ゴムローラ、プレス等によ
る接着方法があげられ、特に空気泡が入り難いという点
でハンドローラ、ゴムローラによる接着方法が好まし
い。また、この接着は、加圧して行うことが好ましい。
つづいて、上記積層体8からセパレータ7を剥離除去す
る。
【0034】そして、図3に示すように、透明感圧性接
着剤層4のセパレータ7除去面4b(すなわち、第1の
光ディスク基板6a接着面4aと反対側の面)と、上記
第2の光ディスク基板6bの光記録層3bとが相互に対
面する状態で接着する。なお、この接着は、減圧下にて
行うことが好ましい。減圧下で接着すれば、粘着剤層の
脱泡が可能であるため、気泡の発生が抑制されるととも
に歪みの発生も抑制され、かつ、透明性に優れた光ディ
スク1が得られる。また、加圧下において、気泡を逃す
ことによって、より高性能な光ディスク1を作製するこ
とができる。
【0035】このようにして得られた光ディスク1の透
明感圧性接着剤層4の厚みは、先にも述べたように、通
常100μm以下、好ましくは10〜100μm、特に
好ましくは20〜50μmである。また、光ディスク1
の各光記録層3a、3bの厚みは、それぞれ通常0.1
〜5μm、好ましくは0.1〜1μmである。したがっ
て、光ディスク1の全体の厚みは、通常1150〜13
50μm、好ましくは1200〜1300μmである。
【0036】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0037】
【実施例1】先に述べたように、第1の光ディスク基板
6aと、第2の光ディスク基板6bと、透明感圧性接着
剤層4の片面にセパレータ7が設けられた積層体8とを
それぞれ準備する。すなわち、透明保護層2aとなる所
定形状(円盤状)の透明基板の片面に、スパッタリング
により光記録層3aを形成して、第1の光ディスク基板
6aを作製した。これと同様に、透明保護層2bとなる
所定形状(円盤状)の透明基板の片面に、スパッタリン
グにより光記録層3bを形成して、第2の光ディスク基
板6bを作製した。
【0038】また、上記透明感圧性接着剤層4は、以下
のようにして作製した。具体的には、シリコーン系透明
感圧性接着剤(KR−101−10、信越化学工業社
製)100重量部(以下「部」と略す)に、過酸化ベン
ゾイル1.2部とトルエン100部とを添加し、接着剤
塗布液を調製した。この接着剤塗布液をポリエチレンテ
レフタレート(PET)セパレータ7に塗布し、120
℃で20分間の乾燥処理を行い、厚み50±5μm(厚
み精度±10%)の透明感圧性接着剤層4を作製した。
これを先に述べたような濁度計(MODEL 1001
DP、日本電色工業社製)を用いて測定すると、全光線
透過率は89%、ヘイズは2%であった。また、図4に
示すキュリーポイントパイロライザー(JHP−3S、
日本分析工業社製)を用い、先に述べた測定方法により
測定を行った結果、発生ガス量は100ppmであっ
た。さらに、先に述べた粘弾性測定システム(DMS2
00、セイコー電子工業社製)を用い、弾性率の測定を
行った結果、25℃における弾性率は5×106 Paで
あった。これを上記第1の光ディスク基板6a(円盤
状)と同形状に打ち抜き成形した。
【0039】そして、上記透明感圧性接着剤層4を、上
記第1の光ディスク基板6aの光記録層3aにハンドロ
ーラ−を用いて貼着した後、上記セパレータ7を剥離除
去した。
【0040】最後に、上記透明感圧性接着剤層4のセパ
レータ7除去面4bと、上記第2の光ディスク基板6b
の光記録層3bとが対面する状態で、減圧下にて接着す
ることにより光ディスク1を作製した。
【0041】
【実施例2】アクリル酸イソオクチル90部と、アクリ
ル酸10部とからなるモノマー混合物100部に対し
て、光重合開始剤としてイルガキュアー184(チバガ
イキー社製)を2部配合し、充分に窒素置換して、高圧
水銀ランプで約100mj/cm2 の紫外線照射を行
い、粘稠物を得た。この粘稠物に対して、内部架橋剤と
してトリメチロールプロパントリアクリレートを1部添
加し、これをセパレータ上に厚み50μmとなるように
塗工した。さらに、酸素による重合阻害をなくすため、
PETセパレータでカバーし、高圧水銀ランプで約14
00mj/cm2 の紫外線照射を行い、テープ状の透明
感圧性接着剤層4を作製した。得られたテープ状の透明
感圧性接着剤層4の厚みは、50±5μm(厚み精度±
10%)であった。これを上記実施例1と同様の濁度計
にて測定すると、全光線透過率は92%、ヘイズは1.
5%であった。また、上記実施例1と同様のキュリーポ
イントパイロライザーにて測定すると、発生ガス量は5
0ppmであった。さらに、上記実施例1と同様に、粘
弾性測定システム(DMS200、セイコー電子工業社
製)を用い、弾性率の測定を行った結果、25℃におけ
る弾性率は2×107 Paであった。
【0042】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0043】
【実施例3】モノマー混合物として、2−エチルヘキシ
ルアクリレート85部と、アクリル酸15部とからなる
混合物100部を用いた以外は、実施例1と同様にして
粘稠物を得た。つぎに、この粘稠物に対して、内部架橋
剤としてエチレングリコールジアクリレート2部を添加
した以外は、実施例2と同様にしてテープ状の透明感圧
性接着剤組成物を作製した。これを上記実施例1と同様
の濁度計にて測定すると、全光線透過率は80%、ヘイ
ズは5%であった。また、上記実施例1と同様のキュリ
ーポイントパイロライザーにて測定すると、発生ガス量
は200ppmであった。さらに、上記実施例1と同様
に、粘弾性測定システム(DMS200、セイコー電子
工業社製)を用い、弾性率の測定を行った結果、25℃
における弾性率は1×107 Paであった。
【0044】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0045】
【実施例4】モノマー混合物として、ブチルアクリレー
トを90部と、アクリル酸を10部とからなる混合物1
00部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘稠物を
得た。つぎに、この粘稠物に対して、内部架橋剤として
ポリイソシアネート(商品名コロネートL)2部を添加
した以外は、実施例2と同様にしてテープ状の透明感圧
性接着剤組成物を作製した。これを上記実施例1と同様
の濁度計にて測定すると、全光線透過率は90%、ヘイ
ズは2%であった。また、上記実施例1と同様のキュリ
ーポイントパイロライザーにて測定すると、発生ガス量
は100ppmであった。さらに、上記実施例1と同様
に、粘弾性測定システム(DMS200、セイコー電子
工業社製)を用い、弾性率の測定を行った結果、25℃
における弾性率は1×105 Paであった。
【0046】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0047】
【実施例5】モノマー混合物として、イソノニルアクリ
レートを80部と、アクリル酸を20部とからなる混合
物100部を用いた以外は、実施例2と同様にして粘稠
物を得た。つぎに、この粘稠物に対して、内部架橋剤と
してトリメチロールプロパンアクリレート5部を添加し
た以外は、実施例2と同様にしてテープ状の透明感圧性
接着剤組成物を作製した。これを上記実施例1と同様の
濁度計にて測定すると、全光線透過率は92%、ヘイズ
は0.2%であった。また、上記実施例1と同様のキュ
リーポイントパイロライザーにて測定すると、発生ガス
量は50ppmであった。さらに、上記実施例1と同様
に、粘弾性測定システム(DMS200、セイコー電子
工業社製)を用い、弾性率の測定を行った結果、25℃
における弾性率は1×109 Paであった。
【0048】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0049】
【比較例1】上記実施例1と同様にして調製した粘着剤
塗布液をPETセパレータに塗布し、厚みが50μmで
ばらつきが10μmと大きい透明感圧性接着剤層を作製
した。これを上記実施例1と同様にして打ち抜き成形し
た。この円板の厚みを測定すると、円周上で厚みが50
±10μm(厚み精度±20%)とばらつきの大きいも
のであった。これを上記実施例1と同様の濁度計にて測
定すると、全光線透過率は78%、ヘイズは6%であっ
た。また、上記実施例1と同様のキュリーポイントパイ
ロライザーにて測定すると、発生ガス量は100ppm
であった。さらに、上記実施例1と同様に、粘弾性測定
システム(DMS200、セイコー電子工業社製)を用
い、弾性率の測定を行った結果、25℃における弾性率
は5×106 Paであった。
【0050】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0051】
【比較例2】不織布基材の両面に上記実施例1と同様に
して調製した粘着剤塗布液を塗布し、120℃で20分
間乾燥させ、総厚50μmの両面粘着テープを作製し
た。この両面テープのそれぞれの感圧性接着剤層の層上
にセパレータを仮着したのち、光ディスク基板の形状
(円盤状)にあわせて打ち抜き成形して両面粘着テープ
を作製した。これを上記実施例1と同様の濁度計にて測
定すると、全光線透過率は75%、ヘイズは6%であっ
た。また、上記実施例1と同様のキュリーポイントパイ
ロライザーにて測定すると、発生ガス量は100ppm
であった。さらに、上記実施例1と同様に、粘弾性測定
システム(DMS200、セイコー電子工業社製)を用
い、弾性率の測定を行った結果、25℃における弾性率
は5×106Paであった。
【0052】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0053】
【比較例3】上記実施例1と同様にして調製した粘着剤
塗布液を塗布し、120℃で10分間乾燥させ、総厚5
0μmの両面粘着テープを作製し、打ち抜き成形した。
この円板の厚みを測定すると、厚みが50±10μm
(厚み精度±20%)とばらつきの大きいものであっ
た。これを上記実施例1と同様の濁度計にて測定する
と、全光線透過率は78%、ヘイズは6%であった。ま
た、上記実施例1と同様のキュリーポイントパイロライ
ザーにて測定すると、発生ガス量は210ppmであっ
た。さらに、上記実施例1と同様に、粘弾性測定システ
ム(DMS200、セイコー電子工業社製)を用い、弾
性率の測定を行った結果、25℃における弾性率は5×
106 Paであった。
【0054】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0055】
【比較例4】比較例3と同様にして粘着シートを作製し
た。この粘着シートの厚みは、50±5μm(厚み精度
±10%)であった。これを上記実施例1と同様の濁度
計にて測定すると、全光線透過率は89%、ヘイズは2
%であった。また、上記実施例1と同様のキュリーポイ
ントパイロライザーにて測定すると、発生ガス量は25
0ppmであった。さらに、上記実施例1と同様に、粘
弾性測定システム(DMS200、セイコー電子工業社
製)を用い、弾性率の測定を行った結果、25℃におけ
る弾性率は5×106 Paであった。
【0056】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0057】
【比較例5】比較例3と同様にして粘着シートを作製し
た。この粘着シートの厚みは、50±5μm(厚み精度
±10%)であった。これを上記実施例1と同様の濁度
計にて測定すると、全光線透過率は90%、ヘイズは2
%であった。また、上記実施例1と同様のキュリーポイ
ントパイロライザーにて測定すると、発生ガス量は30
0ppmであった。さらに、上記実施例1と同様に、粘
弾性測定システム(DMS200、セイコー電子工業社
製)を用い、弾性率の測定を行った結果、25℃におけ
る弾性率は9×104 Paであった。
【0058】以下、上記実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0059】上記実施例1〜5および比較例1〜5の光
ディスクについて、気泡発生の状態、形状変化の状態お
よび透明性、光記録層と透明感圧性接着剤層の界面剥離
の発生の有無について評価を行った。その結果を下記の
表1および表2に透明感圧性接着剤層の各特性(発生ガ
ス量、全光線透過率、ヘイズ、25℃における弾性率)
と併せて示す。なお、気泡発生の状態、形状変化の状態
および透明性については、以下のような基準で評価を行
った。
【0060】〔気泡発生の状態〕透明基板を使い貼り合
わせ、その気泡の発生により評価を行った。
【0061】〔形状変化の状態〕貼り合わせたディスク
面に光をあてその反射により歪み具合を評価した。
【0062】〔透明性〕光ディスクの一方向から情報の
読み書きが可能なものを○、情報の読み書きが不能なも
のを×として評価を行った。
【0063】〔耐湿熱性および界面剥離の発生〕光ディ
スクを湿熱試験(条件:80℃×90%×96時間)に
かけた後、その光ディスクの形状が変形したか否か、そ
の有無を目視により観察した。また、光ディスクの、光
記録層と透明感圧性接着剤層の界面について、剥離が発
生したか否か、その有無を目視により観察した。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】上記表1および表2の結果から明らかなよ
うに、実施例1〜5の光ディスクは、いずれも気泡の発
生が抑制され、形状変化も少なかった。また、ディスク
を反転することなく、一方向からの情報の読み書きが可
能であり、透明性においても問題はなかった。
【0067】これは透明感圧性接着層の発生ガス量が2
00ppm以下であるため、安定な接着層であり、気泡
の発生が抑制されるからである。また、透明感圧性接着
層の全光線透過率が80%以上で、かつ、ヘイズが5%
以下であるため、白濁がなくて、透明性に優れ、光ディ
スクの一方向からの情報の読み書きが可能だからであ
る。
【0068】これに対して、比較例1の光ディスクは、
変形歪みが確認された。また、情報の記録および読み取
りが不能であった。
【0069】また、比較例2の光ディスクは、気泡が発
生し、透明性も悪く、かつ、歪みが大きく、光ディスク
の2層目の光記録層の読み書きが不能であった。
【0070】さらに、比較例3の光ディスクは、気泡、
歪みによりディスクの変形が大きく読み書きが不能であ
った。
【0071】そして、比較例4の光ディスクは、気泡に
よる歪みが発生し、読み書きが不能であった。
【0072】さらに、比較例5の光ディスクは、気泡に
よる歪みが発生するとともに湿熱試験後の光ディスクの
形状が変形した。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明の光記録媒体は、
透明感圧性接着剤層の特性である(a)発生ガス量が2
00ppm以下であるため、安定な接着層となり、気泡
の発生を充分に抑制することができる。加えて、透明感
圧性接着剤層の特性である(b)全光線透過率が80%
以上であり、かつ、(c)ヘイズが5%以下であるた
め、白濁がなくて、透明性に優れ、貼り合わせた光ディ
スクの一方向から情報を読み書きすることが可能であ
る。
【0074】また、透明感圧性接着剤を接着剤層として
使用するため、接着剤層に光記録層を接着する際に、そ
の感圧性により接着性が発揮される。したがって、接着
工程を短縮することが可能となり、光記録媒体の製造効
率を向上させることができる。
【0075】なお、透明感圧性接着剤層が単層構造で、
その厚みが100μm以下であり、かつ、その厚み精度
が±10%以内であれば、光記録媒体の性能をより一層
高めることができる。
【0076】さらに、上記透明感圧性接着剤層の25℃
における弾性率〔特性(d)〕が1×105 〜1×10
9 Paの範囲内に設定することにより、湿熱試験後の歪
みの発生を効果的に抑制することが可能となり、また、
接着力の低下による界面剥離の発生を抑制することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の光記録媒体の一実施例の構
成を示す断面図であり、(b)は、この光記録媒体の平
面図である。
【図2】本発明の光記録媒体の製法を説明する説明図で
ある。
【図3】本発明の光記録媒体の製法を説明する説明図で
ある。
【図4】(A)は、発生ガス量を測定するキュリーポイ
ントパイロライザーの試料管ホルダーの概略構成を示す
概略図であり、(B)は、キュリーポイントパイロライ
ザーの本体装置の概略構成を示す概略図ある。
【図5】従来の光記録媒体の構成を示す断面図である。
【図6】透明感圧性接着剤層の一特性である弾性率の測
定方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光記録媒体(光ディスク) 2a、2b 透明保護層 3a、3b 光記録層 4 透明感圧性接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 秀一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 鈴木 伸治 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光記録層と第2の光記録層とが、
    下記の特性(a)〜(c)を備えた透明感圧性接着剤層
    を介して接着されていることを特徴とする光記録媒体。 (a)発生ガス量200ppm以下。 (b)全光線透過率80%以上。 (c)ヘイズ5%以下。
  2. 【請求項2】 上記透明感圧性接着剤層が単層であっ
    て、その厚みが100μm以下であり、かつ、その厚み
    精度が±10%以内である請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記透明感圧性接着剤層が下記の特性
    (d)を備えている請求項1または2記載の光記録媒
    体。 (d)25℃における弾性率が1×105 〜1×109
    Paの範囲である。
  4. 【請求項4】 第1の光記録層体と、第2の光記録層体
    と、下記の特性(a)〜(c)を備えた透明感圧性接着
    剤層の片面にセパレーターが設けられた積層体とをそれ
    ぞれ準備し、上記第1の光記録層体と上記積層体の透明
    感圧性接着剤層とを対面させた状態で接着し、ついで上
    記積層体からセパレーターを剥離除去し、その除去面と
    上記第2の光記録層体とを対面させた状態で接着するこ
    とを特徴とする光記録媒体の製法。 (a)発生ガス量200ppm以下。 (b)全光線透過率80%以上。 (c)ヘイズ5%以下。
  5. 【請求項5】 上記透明感圧性接着剤層が単層であっ
    て、その厚みが100μm以下であり、かつ、その厚み
    精度が±10%以内である請求項4記載の光記録媒体の
    製法。
  6. 【請求項6】 上記透明感圧性接着剤層が、下記の特性
    (d)を備えている請求項4または5記載の光記録媒体
    の製法。 (d)25℃における弾性率が1×105 〜1×109
    Paの範囲である。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040511