JPH09237246A - Pciエージェント制御カードおよびpciエージェント制御方法 - Google Patents

Pciエージェント制御カードおよびpciエージェント制御方法

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JPH09237246A
JPH09237246A JP14132096A JP14132096A JPH09237246A JP H09237246 A JPH09237246 A JP H09237246A JP 14132096 A JP14132096 A JP 14132096A JP 14132096 A JP14132096 A JP 14132096A JP H09237246 A JPH09237246 A JP H09237246A
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pci
function
agent
control
configuration
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Application number
JP14132096A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Honda
聖志 本田
Naoto Matsunami
直人 松並
Ikuya Yagisawa
育哉 八木沢
Takashi Oeda
高 大枝
Masahiro Takano
雅弘 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装されたPCIエージェントが複数あるPC
Iカードにおいて、これら複数のPCIエージェントの
任意に組合せから、一つのまとまりとなるファンクショ
ンを構築して、BIOSやドライバから一つの単位とし
て制御対象とし、しかも、BIOSやドライバのアクセ
ス競合を発生させない。 【解決手段】前記セカンダリPCIバスに接続される複
数のPCIエージェントとを備えるPCIエージェント
制御カードにおいて、ユーザ設定情報保持部に、PCI
エージェントとファンクションの関係およびこのPCI
エージェントが動作するときの環境を定義し、PCI−
to−PCIブリッジに、PCIエージェントとファン
クションの関係とそれらPCIエージェントとファンク
ションに関する情報とを定義する。そして、BIOSや
ドライバから、複数PCIエージェントを一つのファン
クションとして制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCIエージェン
ト制御カードおよびPCIエージェント制御方法に係
り、PCI(Peripheral Component Interconnect)バ
ス規格に従ったPCIカードに関するものであって、複
数のPCIエージェントを一つのファンクションとして
取り扱う制御方法によって、特に、ディスクアレイシス
テムと接続するカードとして用いて好適なPCIエージ
ェント制御カードおよびPCIエージェント制御方法に
関する。
【0002】また、マーケットに流通している様々なデ
バイスとそのデバイスドライバで、容易に使用すること
ができるオープンなシステム構成を構築するのに好適な
PCIエージェント制御カードに関する。
【0003】
【従来の技術】PCI(Peripheral Component Intercon
nect)は、米Intel社が中心となって提唱したバス
規格であり、業界のデェファクトスタンダードになりつ
つある。このPCIバスは、従来のバス規格を改善し、
高速データ転送やCPUには依存しない構造であること
を特徴としている。
【0004】また、PCIバスは、電源投入時やシステ
ム起動時に接続されたデバイスなどのシステムの環境を
自動的に感知し、自らが動作する環境を整える自動コン
フィギュレーション機能を持つことも大きな特徴であ
る。
【0005】さて、最初にPCIの一般的な用語と仕組
みを説明しよう。
【0006】PCIの規格では、PCIのデータ転送に
参加するデバイスのことを「エージェント」または「P
CIエージェント」と呼んでいる。そして、これは、ホ
ストCPU側にあるプログラムであるBIOS(Basic
Input Output System)、デバイスドライバ等の入出力
プログラムによって制御され、データ転送をおこなうこ
とになる。なお、このホストCPU側にあるプログラム
のことを「上位システム」ということにする。
【0007】次に、図2を用いて、一般的なPCIの規
格であるPCIコンフィギュレーション領域ヘッダにつ
いて説明する。図2は、PCIコンフィギュレーション
領域ヘッダ(Rev2.1 type:00h)の模式図である。
【0008】一般的に、電子回路を構成する装置におい
て、一つのデバイスで複数の機能を持つ場合がある。P
CIでは、その様なデバイスに対応するため「ファンク
ション」という概念を導入し、各々のファンクション
は、独立に、制御やデータ転送がおこなえるように設計
されている。(もちろん、一つのデバイスが一つの機能
しか持たない場合はある。そのときは、一つのデバイス
は、一つのファンクションに対応していることにな
る。)このことに関連して、既に説明したような自動コ
ンフィギュレーション機能を実現するために、PCIの
規格では、ファンクション毎にPCIコンフィギュレー
ション領域を持たなければならないことになっており、
その先頭部分64バイトの構造は、PCIコンフィギュ
レーション領域ヘッダとして、図2に示されるように規
定されている。ここで、Rev2.1 type:00hは、PCIの
リビジョン2.1(PCI LOCAL BUS REVISION.2.1)のタ
イプ00hの形式であることを示している。
【0009】なお、このようなPCIの規格について
は、「PCI System Architectur
e」 by Tom Shanly / Don Anderson(MIND SHARE, IN
C.) Addison Wesley社に詳しい解説がある。
【0010】さて、PCIバスに接続するPCIカード
を設計する場合には、PCIエージェントを複数、実装
することがある。このPCIエージェントは、具体的に
は、一つあるいは複数の集積化された半導体チップ回路
であり、規格の公開された市販品を用いてPCIカード
を設計することがしばしば有る。また、OSの中には、
そのような規格化された市販品については、そのデバイ
スを扱う上位システム(デバイスドライバ)は、そのチ
ップのベンダが提供するものが組み込まれて実行される
ことが多い。
【0011】このようなPCIカードに実装されている
個々のPCIエージェントを、個々に取り扱うのではな
く、一まとまりの機能として取り扱いたいことがある。
このような場合には、市販のベンダの提供する上位シス
テムが、個々のPCIエージェントにアクセスされるの
は、不都合である。
【0012】したがって、ある上位システムがPCIカ
ード上のPCIエージェントを完全に制御するために
は、市販のベンダーの提供する他の上位システムには、
その存在を検知して、コンフィギュレーションをさせな
い機構が必要である。
【0013】ところが、PCIリビジョン2.0(PCI
LOCAL BUS REVISION.2.0)で、上位システムには、コン
フィギュレーション時のPCIエージェントの認識に
は、図2に示されるコンフィギュレーション領域のVend
or ID(00h)、Device ID(02h)でおこなわれてきたので、
そのような機構を提供することができなかった。
【0014】このような問題点があったので、PCIリ
ビジョン2.1では、PCIコンフィギュレーション領
域に新たな項目であるSubsystem ID(2Eh)、Subsystem V
endor ID(2Ch)を規定した。これらの項目を使って、あ
る上位システムが複数のエージェントを制御したり、他
の上位システムには、認識させなくすることができるよ
うになった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記PCIリビジョン
2.1で実現している従来技術は、上記のように複数の
PCIエージェントを実装した場合において、上位シス
テムが、コンフィギュレーション時に、PCIエージェ
ントのコンフィギュレーション領域のSubsystemID(2C
h)、Subsystem Vendor ID(2Eh)の値を読み取り、それに
よってそのデバイスを認識して、そのデバイスに対する
アクセスの可否を定めるものである。
【0016】しかしながら、この機能を正しく実行させ
るためには、そのPCIカードを構成するPCIエージ
ェントと実行される上位システムとが、全てPCIリビ
ジョン2.1でなければならず、このことが、PCIカ
ードと実行環境の制約になるという問題点があった。
【0017】すなわち、例えば、PCIリビジョン2.
1未対応のPCIエージェントを用いて前記PCIカー
ドを構成する場合には、そのPCIエージェントのコン
フィギュレーション領域のSubsystem ID(2Ch)、Subsyst
em Vendor ID(2Eh)の値は、保証されたものではなく、
不正な動作をすることになる。あるいは上位システムが
PCIリビジョン2.1未対応の場合には、PCIエー
ジェントは、Subsystem ID(2Ch)、Subsystem Vendor ID
(2Eh)の値を読み取って、マッチングをおこなうことを
しないので、PCIエージェントは、常に1個のファン
クションとして上位システムに認識されてしまう。その
ために、このPCIカード用に設計された上位システム
と、市販に流通しているPCIエージェント単体用の上
位システムとによって、PCIカード上のPCIエージ
ェントに対するアクセスの競合が発生するという問題が
生じる。
【0018】一方、PCIカードに関係するPCIエー
ジェントと上位システムが全て、PCIリビジョン2.
1に対応していたとしよう。このような場合には、上で
述べたように、Subsystem ID(2Ch)、Subsystem Vendor
ID(2Eh)の項目により、PCIカードに実装されている
複数のPCIエージェントを論理的に1つのサブシステ
ムとして認識して制御することは可能である。
【0019】しかしながら、この方法は、PCIカード
上の全てのPCIエージェントを論理的に1つのサブシ
ステムとして認識して制御することには向いていると言
えるものの、複数有るPCIエージェントから、任意の
組合せを取りだして、一つのファンクションとして構築
して、これを認識し制御するものに適したものであると
は言えない。
【0020】というのも、この方法によれば、このPC
Iカードを構成する複数のPCIエージェント一つ一つ
に対して、そのコンフィギュレーション領域のSubsyste
m ID(2Ch)、Subsystem Vendor ID(2Eh)を設定しなけれ
ばならないからである。
【0021】したがって、このPCIカードを使うエン
ドユーザによって、これらのSubsystem ID(2Ch)、Subsy
stem Vendor ID(2Eh)が変更不可能な場合、このPCI
カードについては、製品出荷時に設定されたサブシステ
ム(ファンクション)としてのみ認識され、エンドユー
ザが好き勝手に、PCIエージェントの組合せを取りだ
し、それからサブシステム(ファンクション)を構築す
ることはできないことになる。
【0022】たとえ、エンドユーザが、これらSubsyste
m ID(2Ch)、Subsystem Vendor ID(2Eh)の項目の値が、
変更可能である場合であっても、現実問題として、これ
らを設定し、変更することは、エンドユーザにとって大
変な負担となる。
【0023】すなわち、例えば、Subsystem IDを用い
て、任意の数のサブシステムを構築する場合、Subsyste
m IDの情報は、システム起動時には設定済みであること
が必須であり、そのため、エンドユーザ自身が、PCIエ
ージェント毎に設定情報を、ハードディスクやフロッピ
ディスクなどの補助記憶装置等に予め保持しておくか、
PCIカードベンダーが提供する膨大な数の組み合わせ
パターンの中から適当なパターンを決定し、任意の設定
値を、各サブシステムを構成するPCIエージェント毎の
コンフィギュレーション領域のSubsystem IDに設定する
という作業を実施する必要がある。
【0024】本発明は、上記従来点を解決するためにな
されたもので、その目的は、PCIカードに実装された
PCIエージェントが複数ある場合において、ある上位
システムから、これら複数のPCIエージェントの任意
に組合せから、一つのまとまりとなるファンクションを
構築して、これを一つの制御対象とすることを可能に
し、しかも、他の上位システムがある場合であっても、
アクセスの競合を発生させないPCIエージェント制御
カードおよびPCIエージェント制御方法を提供するこ
とにある。
【0025】さらにその目的は、上記の様に、ある上位
システムから、これら複数のPCIエージェントの任意
に組合せから、一つのまとまりとなるファンクションを
構築する場合において、PCI上に実装されたPCIエ
ージェントのコンフィギュレーション領域のSubsystem
ID(2Ch)、Subsystem Vendor ID(2Eh)の設定をしなくて
もおこなえるPCIエージェント制御カードおよびPC
Iエージェント制御方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のPCIエージェント制御カードに係る発明
の第一の構成は、PCI規格に従って動作し、セカンダ
リPCIバスと、PCI−to−PCIブリッジと、ユ
ーザ設定情報保持部と、前記セカンダリPCIバスに接
続される一つ以上のPCIエージェントとを備えるPC
Iエージェント制御カードにおいて、前記一つ以上のP
CIエージェントを一つのファンクションとして制御す
る上位システムが、このPCIエージェント制御カード
の外部に存し、前記PCI−to−PCIブリッジは、
このPCIエージェント制御カードの外部にあるプライ
マリPCIバスと前記セカンダリPCIバスとのブリッ
ジ制御をおこない、前記ユーザ設定情報保持部は、前記
PCIエージェントと前記ファンクションの関係および
このPCIエージェントが動作するときの環境情報を定
義するユーザ設定情報を保持し、しかも、前記PCI−
to−PCIブリッジは、前記PCIエージェントと前
記ファンクションの関係とそれらPCIエージェントと
ファンクションに関する情報とを定義する手段を有する
ようにしたものである。
【0027】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御カードにおいて、前記PCI−to−PCIブリッジ
の有する前記PCIエージェントと前記ファンクション
の関係とそれらPCIエージェントとファンクションに
関する情報とを定義する手段が、ファンクション制御テ
ーブルと、ファンクション毎に設けられるファンクショ
ンコンフィギュレーション領域とであるようにしたもの
である。
【0028】また詳しくは、上記記載のPCIエージェ
ント制御カードにおいて、前記ユーザ設定情報保持部の
保持する前記PCIエージェントと前記ファンクション
の関係およびこのPCIエージェントが動作するときの
環境情報から、前記PCI−to−PCIブリッジが有
する前記PCIエージェントと前記ファンクションの関
係とそれらPCIエージェントとファンクションに関す
る情報を生成するようにしたものである。
【0029】さらに詳しくは、上記PCIエージェント
制御カードにおいて、前記PCI−to−PCIブリッ
ジの有する前記PCIエージェントと前記ファンクショ
ンの関係とそれらPCIエージェントとファンクション
に関する情報とを定義する手段によって、I/O制御ま
たはデータ転送時において、このPCIエージェントの
外部にある上位システムがアクセスを要求するファンク
ションのベースアドレスを、そのファンクションに属す
るPCIエージェントのベースアドレスにマッピング
し、そのファンクションに対するアクセス要求を、その
ファンクションに属するPCIエージェントに対するア
クセス要求に変換して、I/O制御またはデータ転送を
おこなうようにしたものである。
【0030】別に詳しくは、上記PCIエージェント制
御カードの各構成要素を備え、前記一つ以上のPCIエ
ージェントを一つのファンクションとして制御する上位
システムが、このPCIエージェント制御カードの外部
に存し、前記PCI−to−PCIブリッジが、前記ユ
ーザ設定情報部の保持するユーザ設定情報に従って、コ
ンフィギュレーション時と、I/O制御またはデータ転
送時において、上位システムからのファンクションに対
するコンフィギュレーション要求、または、上位システ
ムからのファンクションに対するアクセス要求を、その
ファンクションの属するエージェントに対するコンフィ
ギュレーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き換え
て実行するようにしたものである。
【0031】次に、本発明のPCIエージェント制御カ
ードに係る発明の第二の構成は、上記第一のPCIエー
ジェント制御カードの各構成要素に加えて、ファンクシ
ョン制御デバイスを有し、前記一つ以上のPCIエージ
ェントを一つのファンクションとして制御する上位シス
テムが、このPCIエージェント制御カードの外部に存
し、このファンクション制御デバイスは、前記ユーザ設
定情報部の保持するユーザ設定情報に従って、コンフィ
ギュレーション時と、I/O制御またはデータ転送時に
おいて、上位システムからのファンクションに対するコ
ンフィギュレーション要求、または、上位システムから
のファンクションに対するアクセス要求を、そのファン
クションの属するエージェントに対するコンフィギュレ
ーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き換えて実行
するようにしたものである。
【0032】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御カードにおいて、前記上位システムが、前記ファンク
ション制御デバイスを検出する手段を有し、この上位シ
ステムが、そのファンクションデバイスを認識した場合
にのみ、上記ファンクションとエージェントとのコンフ
ィギュレーション要求、アクセス要求の変換と実行をお
こなうようにしたものである。
【0033】また詳しくは、上記PCIエージェント制
御カードにおいて、コンフィギュレーション時におい
て、前記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファ
ンクション制御デバイスが、前記上位システムからのP
CIエージェントの初期選択信号を制御して、各PCI
エージェントに伝えるか否かの制御をおこなうようにし
たものである。
【0034】さらに詳しくは、上記PCIエージェント
制御カードにおいて、前記PCI−to−PCIブリッ
ジまたは前記ファンクション制御デバイス内に、前記上
位システムからのPCIエージェントの初期選択信号を
制御して、各PCIエージェントに伝えるか否かの情報
を各々のPCIエージェント毎に有するようにしたもの
である。
【0035】次に、本発明のPCIエージェント制御カ
ードに係る発明の第三の構成は、上記第一のPCIエー
ジェント制御カードの各構成要素に加えて、ファンクシ
ョン制御デバイスを有し、前記一つ以上のPCIエージ
ェントを一つのファンクションとして制御する上位シス
テムが、このPCIエージェント制御カードの外部に存
し、前記PCI−to−PCIブリッジは、このPCI
エージェント制御カードの外部にあるプライマリPCI
バスと前記セカンダリPCIバスとのブリッジ制御をお
こない、前記ユーザ設定情報保持部は、前記PCIエー
ジェントと前記ファンクションの関係およびこのPCI
エージェントが動作するときの環境情報を定義するユー
ザ設定情報を保持し、しかも、前記ファンクション制御
デバイスは、前記PCIエージェントと前記ファンクシ
ョンの関係とそれらPCIエージェントとファンクショ
ンに関する情報とを定義する手段を有するようにしたも
のである。
【0036】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御カードにおいて、前記ファンクション制御デバイスの
有する前記PCIエージェントと前記ファンクションの
関係とそれらPCIエージェントとファンクションに関
する情報とを定義する手段が、ファンクション制御テー
ブルと、ファンクション毎に設けられるファンクション
コンフィギュレーション領域とであるようにしたもので
ある。
【0037】次に、本発明のPCIエージェント制御カ
ードに係る発明の第四の構成は、上記第一または第二の
PCIエージェント制御カードの各構成要素に加えて、
さらに、このPCIエージェント制御カード上に、外部
記憶部を備え、この外部記憶部が、前記PCIエージェ
ントと前記ファンクションの関係とそれらPCIエージ
ェントとファンクションに関する情報を記憶するように
したものである。
【0038】次に、本発明のPCIエージェント制御カ
ードに係る発明の第五の構成は、前記PCI−to−P
CIブリッジまたはファンクション制御デバイス内にフ
ァンクション毎に設けられるファンクションコンフィギ
ュレーション領域を有する上記PCIエージェント制御
カードにおいて、コンフィギュレーション時において、
前記ユーザ設定情報を、前記PCI−to−PCIブリ
ッジまたはファンクション制御デバイス内に存するファ
ンクション毎に設けられるファンクションコンフィギュ
レーション領域のしかるべき項目に設定するようにした
ものである。
【0039】次に、本発明のPCIエージェント制御カ
ードに係る発明の第六の構成は、上記PCIエージェン
ト制御カードの記述を、ユーザ設定情報保持部を持たな
いようにして、前記ユーザ設定情報保持部に前記ユーザ
設定情報を保持するかわりに、前記ユーザ設定情報を、
前記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンク
ション制御デバイス内に有するようにしたものである。
【0040】次に、本発明のPCIエージェント制御カ
ードに係る発明の第七の構成は、上記PCIエージェン
ト制御カードであって、別に、IDSEL信号制御部を
備え、このIDSEL信号制御部は、上位システムから
の前記セカンダリPCIバスに接続される各PCIエー
ジェントのコンフィギュレーション領域に対するアクセ
ス要求を検出した場合には、そのコンフィギュレーショ
ン領域に対するアクセスのアドレス情報に基づいて、し
かるべきPCIエージェントに対応するIDSEL信号
をアサ一トするようにしたものである。
【0041】また、別の構成は、上記PCIエージェン
ト制御カードであって、別に、IDSEL信号制御部と
ファンクション制御デバイスとを備え、このIDSEL
信号制御部は、上位システムからの前記セカンダリPC
Iバスに接続される各PCIエージェントのコンフィギ
ュレーション領域に対するアクセス要求を検出した場合
には、そのコンフィギュレーション領域に対するアクセ
スのアドレス情報に基づいて、前記ファンクション制御
デバイスにIDSEL信号をアサ一トするようにしたも
のである。
【0042】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御カードにおいて、さらに、ユーザ設定情報保持部を有
し、前記PCIエージェントまたは前記ファンクション
制御デバイスに対するIDSEL信号のアサ一トを、こ
のユーザ設定情報保持部に保持されるユーザ設定情報に
基づいておこなうようにしたものである。
【0043】さらに詳しくは、上記PCIエージェント
制御カードにおいて、前記IDSEL信号制御部を、前
記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンクシ
ョン制御デバイス内に有するか、あるいは、前記IDS
EL信号制御部が、セカンダリPCIバスに接続される
独立したデバイスであるようにしたものである。
【0044】次に、上記目的を達成するため、本発明の
PCIエージェント制御方法に係る発明の第一の構成
は、PCI規格に従って動作し、セカンダリPCIバス
と、PCI−to−PCIブリッジと、ユーザ設定情報
保持部と、前記セカンダリPCIバスに接続される一つ
以上のPCIエージェントとを備えるPCIエージェン
ト制御カードによるPCIエージェント制御方法におい
て、前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファン
クションとして制御する上位システムが、このPCIエ
ージェント制御カードの外部に存し、前記PCI−to
−PCIブリッジは、このPCIエージェント制御カー
ドの外部にあるプライマリPCIバスと前記セカンダリ
PCIバスとのブリッジ制御をおこない、前記ユーザ設
定情報保持部は、前記PCIエージェントと前記ファン
クションの関係およびこのPCIエージェントが動作す
るときの環境情報を定義するユーザ設定情報を保持し、
しかも、前記PCI−to−PCIブリッジは、前記P
CIエージェントと前記ファンクションの関係とそれら
PCIエージェントとファンクションに関する情報とを
定義する手段を有し、前記上位システムからファンクシ
ョンに対してされたコンフィギュレーション要求とI/
O制御とデータ転送時のアクセス要求を、そのファンク
ションの属するPCIエージェントに対するコンフィギ
ュレーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き換えて
実行するようにしたものである。
【0045】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、前記PCI−to−PCIブリッジの
有する前記PCIエージェントと前記ファンクションの
関係とそれらPCIエージェントとファンクションに関
する情報とを定義する手段が、ファンクション制御テー
ブルと、ファンクション毎に設けられるファンクション
コンフィギュレーション領域とであるようにしたもので
ある。
【0046】また詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、前記ユーザ設定情報保持部の保持する
前記PCIエージェントと前記ファンクションの関係お
よびこのPCIエージェントが動作するときの環境情報
から、前記PCI−to−PCIブリッジが有する前記
PCIエージェントと前記ファンクションの関係とそれ
らPCIエージェントとファンクションに関する情報を
生成するようにしたものである。
【0047】さらに詳しくは、上記PCIエージェント
制御方法において、前記PCI−to−PCIブリッジ
の有する前記PCIエージェントと前記ファンクション
の関係とそれらPCIエージェントとファンクションに
関する情報とを定義する手段によって、I/O制御また
はデータ転送時において、このPCIエージェントの外
部にある上位システムがアクセスを要求するファンクシ
ョンのベースアドレスを、そのファンクションに属する
PCIエージェントのベースアドレスにマッピングし、
そのファンクションに対するアクセス要求を、そのファ
ンクションに属するPCIエージェントに対するアクセ
ス要求に変換して、I/O制御またはデータ転送をおこ
なうようにしたものである。
【0048】別に詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、前記PCIエージェント制御カード
が、上記第一のPCIエージェント制御カードの各構成
要素を備え、前記一つ以上のPCIエージェントを一つ
のファンクションとして制御する上位システムが、この
PCIエージェント制御カードの外部に存し、前記PC
I−to−PCIブリッジが、前記ユーザ設定情報部の
保持するユーザ設定情報に従って、コンフィギュレーシ
ョン時と、I/O制御またはデータ転送時において、上
位システムからのファンクションに対するコンフィギュ
レーション要求、または、上位システムからのファンク
ションに対するアクセス要求を、そのファンクションの
属するエージェントに対するコンフィギュレーション要
求、アクセス要求にそれぞれ置き換えて実行するように
したものである。
【0049】次に、本発明のPCIエージェント制御方
法に係る発明の第二の構成は、前記PCIエージェント
制御カードが、上記第一のPCIエージェント制御カー
ドの各構成要素に加えて、ファンクション制御デバイス
を有し、前記一つ以上のPCIエージェントを一つのフ
ァンクションとして制御する上位システムが、このPC
Iエージェント制御カードの外部に存し、このファンク
ション制御デバイスは、前記ユーザ設定情報部の保持す
るユーザ設定情報に従って、コンフィギュレーション時
と、I/O制御またはデータ転送時において、上位シス
テムからのファンクションに対するコンフィギュレーシ
ョン要求、または、上位システムからのファンクション
に対するアクセス要求を、そのファンクションの属する
エージェントに対するコンフィギュレーション要求、ア
クセス要求にそれぞれ置き換えて実行するようにしたも
のである。
【0050】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、前記上位システムが、前記ファンクシ
ョン制御デバイスを検出する手段を有し、この上位シス
テムが、そのファンクションデバイスを認識した場合に
のみ、上記ファンクションとエージェントとのコンフィ
ギュレーション要求、アクセス要求の変換と実行をおこ
なうようにしたものである。
【0051】また詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、コンフィギュレーション時において、
前記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンク
ション制御デバイスが、前記上位システムからのPCI
エージェントの初期選択信号を制御して、各PCIエー
ジェントに伝えるか否かの制御をおこなうようにしたも
のである。
【0052】さらに詳しくは、上記PCIエージェント
制御方法において、前記PCI−to−PCIブリッジ
または前記ファンクション制御デバイス内に、前記上位
システムからのPCIエージェントの初期選択信号を制
御して、各PCIエージェントに伝えるか否かの情報を
各々のPCIエージェント毎に有するようにしたもので
ある。
【0053】次に、本発明のPCIエージェント制御方
法に係る発明の第三の構成は、上記第一のPCIエージ
ェント制御方法において、PCIエージェント制御カー
ドが、上記第一のPCIエージェントカードの各構成要
素に加えて、ファンクション制御デバイスを有し、前記
一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクション
として制御する上位システムが、このPCIエージェン
ト制御カードの外部に存し、前記PCI−to−PCI
ブリッジは、このPCIエージェント制御カードの外部
にあるプライマリPCIバスと前記セカンダリPCIバ
スとのブリッジ制御をおこない、前記ユーザ設定情報保
持部は、前記PCIエージェントと前記ファンクション
の関係およびこのPCIエージェントが動作するときの
環境情報を定義するユーザ設定情報を保持し、しかも、
前記ファンクション制御デバイスは、前記PCIエージ
ェントと前記ファンクションの関係とそれらPCIエー
ジェントとファンクションに関する情報とを定義する手
段を有するようにしたものである。
【0054】より詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、前記ファンクション制御デバイスの有
する前記PCIエージェントと前記ファンクションの関
係とそれらPCIエージェントとファンクションに関す
る情報とを定義する手段が、ファンクション制御テーブ
ルと、ファンクション毎に設けられるファンクションコ
ンフィギュレーション領域とであるようにしたものであ
る。
【0055】次に、本発明のPCIエージェント制御方
法に係る発明の第四の構成は、上記PCIエージェント
制御方法において、上記第一または第二のPCIエージ
ェント制御カードの各構成要素に加えて、さらに、この
PCIエージェント制御カード上に、外部記憶部を備
え、この外部記憶部が、前記PCIエージェントと前記
ファンクションの関係とそれらPCIエージェントとフ
ァンクションに関する情報を記憶するようにしたもので
ある。
【0056】次に、本発明のPCIエージェント制御方
法に係る発明の第五の構成は、前記PCI−to−PC
Iブリッジまたはファンクション制御デバイス内にファ
ンクション毎に設けられるファンクションコンフィギュ
レーション領域を有する上記PCIエージェント制御カ
ードに有し、コンフィギュレーション時において、前記
ユーザ設定情報を、前記PCI−to−PCIブリッジ
またはファンクション制御デバイス内に存するファンク
ション毎に設けられるファンクションコンフィギュレー
ション領域のしかるべき項目に設定するようにしたもの
である。
【0057】次に、本発明のPCIエージェント制御方
法に係る第六の発明の構成は、上記PCIエージェント
制御方法において、上記ユーザ設定情報保持部を持たな
いようにして、前記ユーザ設定情報保持部に前記ユーザ
設定情報を保持するかわりに、前記ユーザ設定情報を、
前記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンク
ション制御デバイス内に有するようにしたものである。
【0058】次に、本発明のPCIエージェント制御方
法に係る発明の第七の構成は、上記PCIエージェント
制御方法において、前記PCIエージェント制御カード
は、別に、IDSEL信号制御部を備え、このIDSE
L信号制御部は、上位システムからの前記セカンダリP
CIバスに接続される各PCIエージェントのコンフィ
ギュレーション領域に対するアクセス要求を検出した場
合には、そのコンフィギュレーション領域に対するアク
セスのアドレス情報に基づいて、しかるべきPCIエー
ジェントに対応するIDSEL信号をアサ一トするよう
にしたものである。
【0059】また別の構成は、上記PCIエージェント
制御方法において、PCIエージェント制御カードは、
別に、IDSEL信号制御部とファンクション制御デバ
イスとを備え、このIDSEL信号制御部は、上位シス
テムからの前記セカンダリPCIバスに接続される各P
CIエージェントのコンフィギュレーション領域に対す
るアクセス要求を検出した場合には、そのコンフィギュ
レーション領域に対するアクセスのアドレス情報に基づ
いて、前記ファンクション制御デバイスにIDSEL信
号をアサ一トするようにしたものである。
【0060】また詳しくは、上記PCIエージェント制
御方法において、さらに、前記PCIエージェント制御
カードは、ユーザ設定情報保持部を有し、前記PCIエ
ージェントまたは前記ファンクション制御デバイスに対
するIDSEL信号のアサ一トを、このユーザ設定情報
保持部に保持されるユーザ設定情報に基づいておこなう
ようにしたものである。
【0061】さらに詳しくは、上記PCIエージェント
制御方法において、前記IDSEL信号制御部を、前記
PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンクショ
ン制御デバイス内に有するか、あるいは、前記IDSE
L信号制御部が、セカンダリPCIバスに接続される独
立したデバイスであり、これにより、前記PCIエージ
ェントと前記ファンクション制御デバイスとに対するI
DSEL信号のアサートを制御するようにしたものであ
る。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各実施形態
を、図1ないし図19を用いて説明する。 〔実施形態1〕以下、本発明に係る第一の実施形態を、
図1ないし図8を用いて説明する。先ず、本発明に係る
PCIエージェント制御カードの構成とPCIエージェ
ント制御方法の考え方について説明しよう。
【0063】本発明の主眼は、一つ以上のPCIエージ
ェントを一つの「ファンクション」として捉え、上位シ
ステムには、この一つ以上のPCIエージェントのまと
まりを、一つの論理的なPCIエージェントとして認識
させて、上位システムにとって、このファンクションに
対して入出力制御をおこなうことにより、一つ以上のP
CIエージェントを、同時に制御可能にすることにあ
る。また、このような論理的なPCIエージェントの定
義をユーザによって定義可能にすることにある。
【0064】以下、図1により具体的な構成に沿って説
明していくことにする。図1は、本発明の第一の実施形
態に係る情報処理システムのブロック図である。
【0065】この情報処理システムは、ホストコンピュ
ータ1と外部記憶装置であるSCSIデバイス群3から
なっている。このSCSIデバイス群3は、複数台のS
CSIディスク装置30から構成されている。
【0066】ホストコンピュータは、内部バスとして、
二本のPCIバスを有している。そのうちの第一のPC
Iバスは、ホストCPU10に一番近いプライマリPC
Iバス13である。第二のPCIバスは、PCIカード
2上にあるセカンダリPCIバス23である。
【0067】そして、ホストCPU10およびメモリ1
1とプライマリPCIバス13は、ホスト−PCIブリ
ッジ12によって接続され、この間でのブリッジ制御を
おこなっている。また、プライマリPCIバス13とセ
カンダリPCIバス23とは、PCI−to−PCIブ
リッジ20(図面上では、頭文字を取って「PPB」と
略す事がある)によって接続されていて、PCIバス間
でのブリッジ制御をおこなっている。
【0068】PCIカード2上には、このPCI−to
−PCIブリッジ20、それに接続されているユーザ設
定情報22、セカンダリPCIバス23およびA〜Dの
四つのPCIエージェント21が搭載されている。
【0069】さて、このような構成の下で、本実施形態
の上位システムは、PCIエージェントAとBとで一つ
のファンクション24を、また、PCIエージェントC
とDとで一つのファンクション25を構成すると仮定し
よう。
【0070】したがって、上位システムから、PCIエ
ージェントをアクセスするときには、ファンクション2
4とファンクション25としてアクセスされることにな
る。
【0071】PCIカード2は、この機能を実現するた
めのインターフェースカードであり、この中でも、最も
主要な役割を担っているのが、PCI−to−PCIブ
リッジ20である。このPCI−to−PCIブリッジ
20は、通常のバス間のブリッジ制御の外に、上位シス
テムからのファンクションに関する情報を、より下位の
PCIエージェントに関する情報に変換する機能を有し
ている。また、ユーザは、このPCI−to−PCIブ
リッジ20に接続されているユーザ設定情報に、ファン
クションとPCIエージェントの関係を定義しておくこ
とができる。
【0072】したがって、次にこの両者の構造と動作お
よびファンクションとPCIエージェントに関する制御
テーブルについて詳しく説明していこう。先ず、図3お
よび図4を用いて、PCI−to−PCIブリッジ20
の構造と機能、およびファンクションとPCIエージェ
ントに関する制御テーブルについて説明する。図3は、
本発明に係るPCIエージェント制御カード上のPCI
−to−PCIブリッジの構成を示すブロック図であ
る。図4は、ファンクション制御テーブル、各々のファ
ンクションに対するコンフィギュレーション領域、およ
びそれらの関係を表わす模式図である。
【0073】PCI−to−PCIブリッジ20は、プ
ライマリPCIインターフェース部40と、セカンダリ
PCIインターフェース部41と、ペリフェラルインタ
ーフェース部45と、バッファ・レジスタ部42と、メ
イン制御部47とから構成されている。また、メイン制
御部47は、ファンクションとエージェントを管理する
ファンクション制御部48を含んでいる。
【0074】ここで、プライマリPCIインターフェー
ス部40は、プライマリPCIバス13とのインタフェ
ース制御をおこなう部位であり、セカンダリPCIイン
ターフェース部41は、セカンダリPCIバス23との
インタフェース制御をおこなう部位である。また、一方
のペリフェラルインターフェース部45は、ユーザ設定
情報保持部22とのインタフェース制御をおこなう部位
である。
【0075】バッファ・レジスタ部42とは、転送デー
タあるいは制御情報等を一時的に格納する箇所である。
【0076】PCIコンフィグレーション領域43は、
このPCI−to−PCIブリッジ20自身が用いるP
CIコンフィギュレーション領域である。
【0077】メイン制御部47は、これらPCI−to
−PCIブリッジ20の各部を制御する中核的な役割を
担っている。
【0078】ファンクション制御部48は、ファンクシ
ョンと一つ以上のPCIエージェントの関係が定義され
ていて、上位システムからのファンクションに対するア
クセス要求を、対応する個々のPCIエージェントに対
するアクセス要求に変換し、処理を実現する機能を有し
ている。そのために、上位システムにとっては、個々の
PCIエージェントを意識して、各々のデバイスをアク
セスするのではなく、それらから構築された論理的なフ
ァンクションによって、アクセスすることが可能にな
る。
【0079】このファンクション制御部48におけるフ
ァンクションとエージェントの関係は、ファンクション
制御テーブルによって実現されている。また、ファンク
ション制御部には、上位システムが制御するファンクシ
ョン毎のコンフィグレーション情報を格納するコンフィ
ギュレーション領域が含まれている。
【0080】以下では、図4を用いてこれらのデータ構
造について説明する。ファンクション制御テーブル50
は、ファンクションID51、コンフィギュレーション
ポインタ52、ファンクションベースアドレス53、エ
ージェントID54、エージェントベースアドレス55
の各欄から構成されている。
【0081】ファンクションID51は、各ファンクシ
ョンの識別子を格納する欄であり、エージェントID5
4は、各エージェントの識別子を格納する欄である。そ
して、各ファンクションの項目に属するエージェントが
そのファンクションを構成するエージェントであり、図
では、図1に示したファンクション24のファンクショ
ンIDは、「0」であり、それには、エージェントA,
Bが、また、ファンクション25のファンクションID
は、「1」であり、それには、エージェントC,Dが属
していることを示している。
【0082】そして、既に説明したように、各ファンク
ションは、各々コンフィギュレーション領域を有してい
る。コンフィギュレーションポインタ52は、コンフィ
ギュレーション領域の場所を示す欄である。図では、コ
ンフィギュレーション領域56−0が、ファンクション
IDが0のファンクションに対するコンフィギュレーシ
ョン領域であることを、コンフィギュレーション領域5
6−1が、ファンクションIDが1のファンクションに
対するコンフィギュレーション領域であることを示して
いる。なお、このコンフィギュレーション領域の構造に
ついては、既に図2を用いて説明したように、PCIの
規格に沿うものである。
【0083】ファンクションベースアドレス53とエー
ジェントベースアドレス55は、それぞれ、ファンクシ
ョンとエージェントにアクセスするためのCPUのメモ
リ空間またはI/O空間上のアドレスである。
【0084】さて次に、図5を用いてユーザ設定情報保
持部22とユーザ設定情報について説明する。図5は、
ユーザ設定情報の模式図である。
【0085】ユーザは、ユーザ設定情報保持部22に、
ユーザ設定情報を保持しておくことにより、ファンクシ
ョンとPCIエージェントの関係およびファンクション
の制御の仕方を定義することができる。
【0086】図の様に、ファンクションID60とエー
ジェントID62によってファンクションとエージェン
トの関係を定義する。これは、ファンクション制御テー
ブルの説明でしたのと同様である。また、エージェント
数61は、そのファンクションに属するエージェント数
を表わす。
【0087】割込みピン63は、このファンクションに
属するエージェントが、割込みするときに用いるピンの
種別である。IDSELフラグ64は、このファンクシ
ョンによる制御をおこなわない他の上位システムに対し
て、各々のエージェントを使用可能または不可能にする
ために、IDSEL信号を透過させるかさせないかを示
すフラグである。なお、この割込みピン63とIDSE
Lフラグ64の両者の機能は、後に、より詳細に説明す
る。
【0088】次に、図6ないし図8を用いて、このよう
な構成の下でのPCI−to−PCIブリッジ20の動
作について説明する。図6は、電源投入時のPCI−t
o−PCIブリッジの初期化処理の動作を表わすフロー
チャートである。図7は、システム起動時のPCI−t
o−PCIブリッジのコンフィギュレーション処理の動
作を表わすフローチャートである。図8は、システム稼
働時のPCI−to−PCIブリッジのPCIエージェ
ントに対するアクセス処理の動作を表わすフローチャー
トである。
【0089】以下、電源投入時、システム起動時、シス
テム稼働時の場合に分けて、各々の図の順を追って説明
しよう。
【0090】(I) 電源投入時のPCI−to−PC
Iブリッジの動作 電源投入時、システムの初期化処理として、コンフィギ
ュレーション処理の一部がおこなわれる。おこなわれる
コンフィギュレーション処理は、ファンクションとエー
ジェントに関する制御テーブルの確保と、その値の内で
固定値に対する値の設定である。
【0091】電源が投入されると、PCI−to−PC
Iブリッジ20のメイン制御部47は、それを検出し、
PCI−to−PCIブリッジ20自身の初期化・診断
処理を実行する。そして、異常がなければ、ファンクシ
ョン制御部48に、制御を渡すことになる(S20
0)。
【0092】制御を渡されたファンクション制御部48
によって、ペリフェラルインターフェース部45を介し
て、ユーザ設定情報保持部22から、図5に示したユー
ザ設定情報が読み出される(S201)。このユーザ設
定情報としては、既に図5で説明したように上位システ
ムから制御できるファンクションのIDやエージェント
ID、およびそれらファンクションとエージェントの関
係、その他の制御情報が格納されている。
【0093】次に、ファンクション制御テーブルの初期
化処理がおこなわれる(S202)。すなわち、上のユ
ーザ設定情報にあるファンクションID60、エージェ
ント数61、エージェントID62を用いて、ファンク
ション制御テーブル内のファンクションID51とエー
ジェントID53が設定される。
【0094】また、それぞれのファンクション毎にとら
れるコンフィグレーション領域を差し示すコンフィギュ
レーション領域ポインタ52が初期化される。さらに、
各々のファンクション毎に、ファンクションベースアド
レス53が、各々のエージェント毎に、エージェントベ
ースアドレス55が設定される。
【0095】次に、ファンクションID51に設定され
ているファンクションID毎に、コンフィグレーション
領域ポインタ52の差し示すアドレスの場所に、ファン
クション コンフィグレーション領域56−0,56−
1を生成する(S203)。ここで、これらファンクシ
ョンコンフィギュレーション領域56−0,56−1
は、PCI LOCAL BUS SPECIFICATION REVISION 2.1で規定
されるPCI Configuration Header Type:00hと同一の構
成にする。
【0096】次に、ファンクション制御部48は、各フ
ァンクションを構成するPCIエージェント21から読み
取ったPCIコンフィグレーション領域に設定されてい
る値から生成した情報、ユーザ設定情報から生成した情
報、あるいは任意の適当な値を、これらファンクション
コンフィギュレーション領域56−0,56−1の各所
定の領域に登録するものとする。
【0097】さらに、ファンクション制御部48は、フ
ァンクションコンフィギュレーション領域56−0,5
6−1の各情報から、PCI−to−PCIブリッジ2
0自身のPCIコンフィグレーション領域を生成し、必
要な値を設定する(S204)。
【0098】(II) システム起動時のPCI−to−
PCIブリッジの動作 システム起動時では、電源起動時にはおこなわれなかっ
た残りのコンフィギュレーション処理がおこなわれる。
すなわち、電源起動時ではコンフィギュレーション領域
に値の設定されなかった残りの可変値についての値の設
定である。また、このときに、下部にあるPCIエージ
ェントに対するコンフィグレーション処理もおこなわれ
る。
【0099】まず、上位システムは、PCI−to−P
CIブリッジ20に接続されている各PCIエージェン
ト対してコンフィギュレーションアクセス要求を出す。
【0100】PCI−to−PCIブリッジ20は、こ
の上位システムからのPCIエージェントに対するコン
フィグレーションアクセス要求を検出する(S21
0)。
【0101】システム起動時において、このように上位
システムからのPCIエージェントに対するコンフィグ
レーションアクセス要求があったときには、これを関連
するファンクションに対するコンフィギュレーションア
クセス要求に変換する。
【0102】具体的には、既に電源投入時に確保したフ
ァンクションコンフィギュレーション領域56−0,5
6−1に、PCIエージェントに対するコンフィグレー
ション アクセス要求の情報から判る値を設定する(S
211)。
【0103】このようにシステム起動時においては、上
位システムからのPCIエージェントに対するコンフィ
ギュレーション アクセス要求は、それらから構築され
たより論理的な単位であるファンクションに対するコン
フィギュレーション アクセス要求に変換されるので、
実際には、エージェントに対して直にコンフィギュレー
ション アクセス要求が達することはない。
【0104】このようにファンクションに対するコンフ
ィギュレーション処理が終了後、次に、ファンクション
制御部は、そのファンクションに属するPCIエージェ
ントに対するコンフィギュレーション処理を、おこなう
ことになる。すなわち、上位システムによって設定され
たファンクションコンフィギュレーション領域の値を基
にして、各ファンクションを構成するエージェント毎
に、PCIコンフィギュレーション領域を確保し、必要
な値を設定する(S212)。
【0105】最後に、ファンクション制御テーブル50
に、I/Oアクセスのために、各ファンクションID5
1毎に、ファンクションベースアドレス52を、各エー
ジェントID54毎に、エージェントベースアドレス5
5を設定する(S213)。
【0106】このような一連のコンフィギュレーション
処理によって、PCI−to−PCIブリッジ20に接
続されている一つ以上のPCIエージェント21から構
成されるファンクションを、一つの論理的な単位として
上位システムに認識させることが可能となり、一つの仮
想的なPCIエージェントとして制御することが可能に
なる。
【0107】(III) システム稼働時のPCI−to
−PCIブリッジ20の動作 一般的にPCIの規定によれば、上位システムは、コン
フィギュレーション時に、自分がアクセス対象とするべ
きPCIエージェントが存在するか否かを、図2に示し
たPCIコンフィグレーション領域のDevice ID(00h),V
endor ID(02h),Subsystem ID(2Ch),Subsystem Vendor I
D(2Eh)等を検索することによって検出する。そして、ア
クセス対象とするべきPCIエージェントを検出したと
きは、その上位システムは、OS(Operating System)に
組み込まれ、それ以降は、OSに組み込まれた上位シス
テムのみが用いられて、PCIエージェントに対してア
クセスが可能となる。
【0108】そこで、これを本実施形態に適用して考え
ると、ファンクションコンフィギュレーション領域56
−0,56−1の例えば、Device ID(00h)にファンクシ
ョンに対応する値を設定すれば、その値を認識した上位
システムにのみに、そのファンクションがアクセス可能
になる。すなわち、ひいては必要な上位システムのみに
そのファンクションを構成するPCI−to−PCIブ
リッジ20に接続されるPCIエージェント21に対す
るアクセスを可能とすることができる。
【0109】上記の様な考え方の下で、以下で述べる処
理は、システム稼動時においてそのようなファンクショ
ンにアクセス可能となった上位システムから、最終的に
は、各PCIエージェントに対するアクセス要求を実現
するため、ファンクションに対するアクセス要求を、そ
のファンクションを構成する適当なPCIエージェント
21に対するアクセス要求に変換処理するものである。
【0110】以下では、この過程を詳細に説明していく
ことにする。
【0111】まず、上位システムからアクセス要求が出
されると、それがPCI−to−PCIブリッジ20に
検出される。アクセス要求を検出したPCI−to−P
CIブリッジ20は、ファンクションコンフィギュレー
ション領域56−0,56−1を用いて、その要求がフ
ァンクション制御テーブル50で管理されているファン
クションに対するものか否かを判定する。一般に、上位
システムから各PCIエージェントに対するアクセス要
求は、各PCIエージェントのベースアドレス情報を基
に発行される。したがって、上記ファンクションも一つ
のPCIエージェントなので、このファンクションの検
出も、ファンクションのベースアドレスが、アクセス要
求の持つベースアドレスとマッチングするか否かを調べ
ることによっておこなわれる。それには、ファンクショ
ン制御テーブル50のファンクションベースアドレス5
3の欄に格納された値と比較すれば良い。なお、この欄
に格納されているベースアドレスの値は、当然、ファン
クションコンフィギュレーション領域56−0,56−
1のBase Address Register(10h)に格納されるファンク
ションのベースアドレスの値とは、一致している。
【0112】該当するファンクションに対するアクセス
要求を検出した場合には(S220)、ファンクション
制御テーブル50を参照して、そのファンクションに対
応するPCIエージェント21を求める(S221)。
例えば、ファンクションID51が、「0」に対応する
エージェントは、エージェントID54が「A」と
「B」のエージェントであることが判る。
【0113】そして、最終的には、求まったPCIエー
ジェント21に対するアクセスが、各々のPCIエージ
ェントの持つベースアドレスを参照して、実行される
(S222)。例えば、この例なら、エージェントベー
スアドレス55を参照して、PCIエージェントAに対
して、ベースアドレスABA0の番地で、PCIエージ
ェントBに対して、ベースアドレスABA0の番地で、
それぞれアクセスが実行されることになる。
【0114】このように本実施形態では、一つ以上のP
CIエージェントを、一つのファンクションとして捉
え、上位システムに、そのファンクションに対するコン
フィギュレーションの実行とデータ転送のアクセスをお
こなわせるようにした。
【0115】そのために、PCI−to−PCIブリッ
ジ20に接続されるPCIエージェント21の各々が有
するPCIコンフィグレーション領域のSubsystem ID(2
Eh),Subsystem Vendor ID(2Ch)等の設定をせずとも、複
数のPCIエージェントを一つの制御単位として扱うこ
とが可能になる。
【0116】また、ファンクション制御テーブル50で
管理しているファンクションに対するアクセス制御のみ
を受け付ける仕組みなので、これらのファンクションを
認識している特定の上位システムのみが、PCI−to
−PCIブリッジ20に接続された下位のPCIエージ
ェントに対してアクセスが可能となる。
【0117】ところで、一般に情報処理システムを構成
する場合には、様々なベンダーのデバイスを組み合わせ
て使うことが多い。したがって、PCIエージェント2
1を構成するデバイスが、あるベンダーの提供であり、
そのベンダーから提供されるそれを単体で取り扱う上位
システムがシステムに含まれることがある。このような
場合であっても、このPCIカード2を用いれば、ファ
ンクション制御テーブル50によって定義されるファン
クションのアクセスのみ有効であり、PCIエージェン
ト21を単体で扱う上位システムからのアクセスは実質
上、カットすることができる。
【0118】さらに、ファンクション制御テーブル50
で定義するPCIエージェント21の組合せは、ユーザ
の望むように設定可能なので、任意の組み合わせによる
マルチファンクションを実現することが可能となる。
【0119】最後に、これまで述べてきた発明の実施形
態のバリエーションについて述べよう。
【0120】上記説明では、コンフィギュレーション時
に、上位システムがファンクションを認識するのをファ
ンクションコンフィギュレーション領域のDevice ID(00
h)にファンクションに対応する値を設定する例をあげた
が、これに限るものではなく、例えば、Subsystem ID(2
Ch)や、PCI−to−PCIブリッジ20のPCIコ
ンフィグレーション領域の使用可能領域に設定すること
も可能である。
【0121】また、ファンクションを構成するPCIエ
ージェント21の組み合わせが任意であるのと同様に、
ファンクションコントロールテーブル50及びファンク
ションコンフィグレーション領域56の構成も、上述の
例に制限されるものではなく、例えば、ファンクション
コントロールテーブル50において、ファンクション毎
に、ベースアドレス情報53を複数持っても良い。同様
に、PCIエージェント毎のベースアドレス情報55を
複数持っても良い。
【0122】さらに、ファンクション毎に共有空間を設
定し、複数のPCIエージェントを同一空間にマッピン
グすることも可能である。
【0123】また、上記説明では、ファンクションコン
フィギュレーション領域56は、電源投入時にの生成し
たが、これを生成するタイミングは、システム稼働時の
前ならば、任意のタイミングで良く、例えば、ユーザの
指定によりあるいはシステム起動時に、上記ファンクシ
ョンコンフィグレーション領域56を生成することも可
能である。
【0124】さらに、上記説明では、PCIエージェン
ト21のコンフィグレーションは、システム起動時にお
こなったが、電源投入時に実現することも可能である。
【0125】また、一般にバスが違えば、アドレス空間
は独立に採ることができるという事を考慮すれば、PC
I−to−PCIブリッジ20に接続されるPCIエー
ジェント21は、プライマリPCIバス13の制限を受
けないことから、セカンダリPCIバス23の任意のア
ドレス空間にマッピングすることが可能になる。
【0126】〔実施形態2〕以下、本発明に係る第二の
実施形態を、図9および図10を用いて説明する。図9
は、本発明の第二の実施形態に係る情報処理システムの
ブロック図である。図10は、図9に示される構成にI
DSEL信号の制御に関する説明をつけ加えたブロック
図である。
【0127】本実施形態のPCIカード2においては、
搭載されるPCI−to−PCIブリッジ20は、第一
の実施形態に比べて、比較的機能が低い(ノンインテリ
ジェントタイプ)ものを前提としている。そして、その
代りにファンクション制御デバイス26が備わってい
る。そして、このファンクション制御デバイス26に、
ユーザ設定情報保持部22が接続されている。
【0128】第一の実施形態では、このPCIカード2
に含まれるエージェントを、一つのファンクションして
定義し、これを制御するものであった。本実施形態で
は、このような手段の代わりとして、上位システムから
発行されるコントロール信号を、このファンクション制
御デバイス内で操作することにより、PCIカード上の
エージェントを制御できるようにしたものである。
【0129】ここで言っている上位システムから発行さ
れるコントロール信号とは、例えば、PCIの規格で定
められているIDSEL(Initialization Device Sele
ct)信号である。IDSEL信号は、コンフィギュレー
ションされる期間であるコンフィギュレーションサイク
ルで発行される信号で、データ転送のターゲットとなる
デバイスを指定するために使われる信号である。
【0130】先ず、図9を用いて本実施形態の構成につ
いて簡単に説明しておく。図9に示されるように、この
情報処理システムは、図1と同様に、ホストコンピュー
タ1と、外部記憶装置であるSCSIデバイス群3とか
ら構成されている。
【0131】そして、PCIカード2は、ファンクショ
ン制御デバイス26の他は、プライマリPCIバス13
と、セカンダリPCIバス23と、PCI−to−PC
Iブリッジ20と、ユーザ設定情報保持部22と、四つ
のPCIエージェント21から構成されていることは、
図1に示した第一の実施形態の構成と同様である。
【0132】次に、図10を用いてIDSEL信号によ
るPCIエージェントの制御について説明する。この例
では、上位システムとして、PCIエージェントに対す
る制御権を持つ上位システムαと、PCIエージェント
に対する制御権を持たない上位システムβを想定する。
上位システムαは、他の上位システムに対してPCIカ
ード2にあるPCIエージェントにアクセスを許すか否
かを決定する権限を持つ上位システムである。
【0133】ファンクション制御デバイス26内には、
PCIエージェントに対する制御権を持たない上位シス
テムに、このPCIカード2上のPCIエージェントに
対してアクセスを許すか否かのフラグを格納するための
エージェントアクセス許可テーブル70がある。例え
ば、図9に示す例では、エージェントA,Bは、アクセ
ス許可、エージェントC,Dは、アクセス不許可になっ
ている。このエージェントアクセス許可テーブル70に
は、最初は、デフォルトを設定しておくものとする。
【0134】そして、この値が書き替わるのは、ユーザ
設定情報を反映するときか、上位システムが書き替える
ときである。ユーザ設定情報により、エージェントのア
クセスを定めたいときは、図5に示すIDSELフラグ
に値を設定すれば良い。上位システムは、システム稼働
時の前のコンフィギュレーション時に、ファンクション
制御デバイス26に、書替え信号を発行する。
【0135】したがって、このエージェントアクセス許
可テーブル70に値を設定するタイミングは、デフォ
ルト値による組込前の設定、ユーザ設定情報によるコ
ンフィギュレーション時の設定、上位システムによる
コンフィギュレーション時の設定という様に多くの機会
を与えることができる。なお、この上位システムによ
るコンフィギュレーション時の設定のとき、上位システ
ムがPCI−to−PCIブリッジ20に接続されるフ
ァンクション制御デバイス26を認識するときには、フ
ァンクション制御デバイス自身のファンクションコンフ
ィギュレーション領域に、例えば、Device ID(02h)所定
の値を書き込んで置いて、コンフィギュレーション時に
マッチングをおこなうことによっておこなうことができ
る。
【0136】さて、図10に示されるようにエージェン
トアクセス許可テーブル70に値が設定されているとす
る。そのときのIDSEL信号の発行について説明しよ
う。
【0137】例えば、上位システムβからエージェント
Aに対して、IDSEL信号(アサート)が発行された
とする。エージェントアクセス許可テーブル70によれ
ば、エージェントAに対しては、「アクセス許可」の値
が設定されているので、ファンクション制御デバイス2
6は、エージェント制御デバイスAに対して、IDSE
L信号(アサート)を発行する。一方、上位システムβ
からエージェントBに対して、IDSEL信号(アサー
ト)が発行されたとする。このときは、「アクセス不許
可」の値が設定されているので、ファンクション制御デ
バイス26は、なにもおこなわない。
【0138】エージェントに対するアクセス許可権を持
っていない上位システムβからエージェントBに対し
て、IDSEL信号(アサート)に対する応答を以上の
ように定めておく。
【0139】このときに、エージェントに対するアクセ
スを任意の上位システムに対して可能としたいときに
は、エージェントに対するアクセス許可権を持つ上位シ
ステムαの指示によって、ファンクション制御デバイス
26は、上位システムβのコンフィギュレーション前
に、コンフィギュレーション処理として、すべてのエー
ジェントA〜Dに対して、IDSEL信号(アサート)
を発行し、かつ、すべてのエージェントアクセス許可テ
ーブル70の項目を、「アクセス許可」とすれば良い。
【0140】反対に、エージェントに対するアクセス許
可権を持っていない上位システムのすべてに対し、すべ
てのエージェントA〜Dについて、アクセスをさせたく
ないときには、エージェントに対するアクセス許可権を
持つ上位システムαの指示によって、ファンクション制
御デバイス26は、上位システムβのコンフィギュレー
ション前に、コンフィギュレーション処理として、すべ
てのエージェントA〜Dに対して、IDSEL信号(デ
ィアサート)を発行し、かつ、すべてのエージェントア
クセス許可テーブル70の項目を、「アクセス不許可」
とすれば良い。
【0141】なお、エージェントに対するアクセス許可
権を持つ上位システムαについては、ファンクションデ
バイス内のエージェントアクセス許可テーブル70の設
定の如何によらず、個々のエージェントA〜Dに対し
て、IDSEL信号を発行して、データ転送を可能にす
ることができる。
【0142】以上の処理により、アクセス許可権を持た
ない上位システムに対して、個々のエージェントを使用
するのを許すか否かを自在に制御できることになる。
【0143】したがって、PCIエージェント21に市
販品を用いる場合においても、当該PCIエージェント
ベンダーが提供するPCIエージェント単体用の上位シ
ステムによって、前記ファンクション24,25を構成
するPCIエージェント21が使用されることを防ぐこ
とが可能になる。さらに、PCIカード2を構成する複
数のPCIエージェントを用い、任意の組み合わせによ
るマルチファンクションを実現することが可能となる。
【0144】また、第一の実施形態では、ファンクショ
ンのベースアドレスとそれに属するエージェントのベー
スアドレスの変換をおこなったが、本実施形態によるI
DSEL信号による制御では、アドレスは透過であり、
個々のエージェントに対して直接、制御をするため、ア
ドレスのマッピング処理は、おこなう必要はない。
【0145】また、第一の実施形態と同様に、ファンク
ションを構成するPCIエージェント21の組み合わせ
を、任意に設定できることはもとよりである。
【0146】さらに、本実施形態のファンクション制御
デバイス26のIDSEL信号による制御機能を、PC
I−to−PCIブリッジ20に搭載し、ファンクショ
ン制御デバイス26を持たない図1と同じ構成で実現す
ることも、もちろん容易におこなうことができる。
【0147】〔実施形態3〕以下、本発明に係る第三の
実施形態を、図11および図12を用いて説明する。本
実施形態は、第一の実施形態と比べると、PCIカード
2上にあるエージェントから構成されるファンクション
の態様を変えたものである。すなわち、第一の実施形態
では、エージェントAとエージェントBから、ファンク
ション24を、エージェントCとエージェントDから、
ファンクション25を構成した。本実施形態は、エージ
ェントAを単体で、ファンクション24、エージェント
B、C、Dをファンクション25としたものである。
【0148】以下、図11を用いて第一の実施形態と比
べて、構成の異なっている所を中心に説明していくこと
にする。図11は、本発明の第三の実施形態に係る情報
処理システムのブロック図である。
【0149】本実施形態に係る情報処理システムは、第
一の情報処理システムと同じ構成であるが、これに接続
されるSCCIデバイス群の構成が異なっている。すな
わち、PCIエージェントAには、磁気テープ装置31
および光ディスク装置32が、PCIエージェントB〜
Dには、SCCIディスク装置30が接続されている。
【0150】そして、PCIエージェントAは、単体で
ファンクション24として、PCIB〜Dを、ファンク
ション25として、上位システムに認識させて制御する
ことを意図している。ファンクション25の方は、具体
的には、六つのハードディスクで一つのディスクアレイ
サブシステムを構築しようとするものである。
【0151】次に、図12を用いて上記のような構成に
従って設定されるデータ構造について説明する。図12
は、本発明の第三の実施形態に係るファンクション制御
テーブル、各々のファンクションに対するコンフィギュ
レーション領域、およびそれらの関係を表わす模式図で
ある。
【0152】図12に示されるファンクション制御テー
ブル50には、図4の第一の実施形態の場合とは、違っ
てファンクション25を表わすファンクションIDであ
る「1」のエントリのみが存在し、ファンクション24
を表わすファンクションIDのエントリは存在しない。
【0153】そして、ファンクションID「1」によっ
て表わされるファンクションは、エージェントID54
に示されるの「B,C,D」のエージェントから構成さ
れることを示している。
【0154】このように構成したいときには、ユーザ設
定情報にしかるべく設定することによりおこなえること
は第一の実施形態と同様である。
【0155】また、ファンクションID「1」のファン
クションが有するファンクションコンフィギュレーショ
ン領域56−1が確保され、それへのポインタが、コン
フィギュレーション領域ポインタに設定されることも第
一の実施形態と同様である。
【0156】次に、本実施形態に係るPCI−to−P
CIブリッジ20の動作について説明する。
【0157】システムとしてのコンフィギュレーション
処理としては、システム稼働前の電源投入時とシステム
稼働時におこなわれることは、第一の実施形態と同様で
ある。
【0158】このうちで、ファンクション25のコンフ
ィギュレーション処理は、第一の実施形態の所で記載し
たように、PCI−to−PCIブリッジ20によっ
て、領域の確保と値の設定がおこなわれる。一方、ファ
ンクション24に関しては、一切関知することはない。
【0159】また、システム稼働時は、上位システムか
ら出されたファンクション25に対するデータ転送の要
求は、エージェントA〜Dに関する要求に置き換えられ
ることになる。一方、ファンクション24に関してのデ
ータ転送要求は、アドレスマッピングはおこなわれず、
スルーでエージェントAに対してなされることになる。
【0160】したがって、この実施形態においては、フ
ァンクション24については、どのような上位システム
でも、制御できることになる。これは、例えば、システ
ムを作る者が、市販のPCIエージェント21(多くの
場合、1チップ化または複数のチップの組合せによる集
積回路である)をPCIカードに組み込んで、普通、こ
れを扱うベンダーが提供する上位システムが、このPC
Iエージェント24を制御することを想定している。
【0161】このようにして、特定のエージェントの関
係を定義したファンクションと、上位システムがアクセ
スするファンクションとエージェントの機能とが等価な
ファンクションによって、PCIエージェントをアクセ
スすることによって、一つのPCIカード2によって、
複数のファンクションを扱うことができ、しかも、エー
ジェントを単体でアクセスする上位システムも、なんら
の変更をすることなく、このPCIカード2を使用する
ことができる。
【0162】先にも述べたように、本実施形態では、フ
ァンクション24を通常のSCSIコントローラである
PCIエージェントを制御するために用いて、ファンク
ション25をディスクアレイ制御用のSCCIコントロ
ーラとして用いることが可能になる。
【0163】一般に、パーソナルコンピュータなどの小
型コンピュータでは、空きスロットを用意して、そこに
必要な機能を持つインターフェースカードなどの拡張し
たい機能を持つカードを挿入するようになっている。当
然のことながら、一台のコンピュータの持つスロットの
数には、限界がある。従来のように、磁気テープと光デ
ィスクを制御するSCCIコントローラのカードとディ
スクアレイシステムを制御するSCCIコントローラの
カードを用意しなければならないとしたら、空きスロッ
トが二つ占有されることになる。本発明では、一つのP
CIカードで二つのファンクションを実現しているため
に一つ空きスロットしか占有せず、スロットを節約でき
る利点がある。
【0164】なお、PCIカード2の構成において、エ
ージェントAのような単体でファンクションを構成する
PCIエージェントを、複数設けることも、もちろん可
能である。
【0165】〔実施形態4〕以下、本発明に係る第四の
実施形態を、図13を用いて説明する。図13は、本発
明の第四の実施形態に係る情報処理システムのブロック
図である。
【0166】本実施形態は、図13からも明らかなよう
に第二の実施形態の構成と第四の実施形態の構成を組み
合わせたものであるといえる。
【0167】すなわち、PCIカード上のファンクショ
ンとエージェントの制御機構としてファンクション制御
デバイス26を設け、単体のエージェントAからなるフ
ァンクション24とエージェントA〜Dからなるファン
クション25を制御しようとするものである。
【0168】そして、PCIエージェントAに接続する
のは、磁気テープ装置31、光ディスク装置32、PC
IエージェントB〜Dに接続するのは、SCCIディス
ク装置30であることも第三の実施形態と同様である。
また、PCIエージェントA〜Dは、SCCIコントロ
ーラであり、PCIエージェントB〜Dとそれらに接続
されたSCCIディスク装置で、ディスクアレイシステ
ムを構築することを想定しているのも第二の実施形態と
同様である。
【0169】これらのファンクションの制御において、
ファンクション24に関するアクセスについては、PC
Iブリッジ20とファンクション制御デバイス26共に
関知せず、PCIエージェントAにそのまま制御を渡す
ことにする。したがって、すべての上位システムが、発
行するIDSEL信号がスルーでPCIエージェントA
に渡されることになる。一方、ファンクション制御デバ
イス26内に有るエージェントアクセス許可テーブルに
は、エージェントB,C,Dについてのエントリが設け
られ、ユーザ設定情報や上位システムの設定に従って、
しかるべき値が設定される。そして、これらのエージェ
ントB〜DについてのIDSELの制御についても、第
二の実施形態の所で説明したのと同様におこなわれる。
【0170】本実施形態の特徴としては、第三の実施形
態の所でも説明したように、PCIエージェントAにつ
いて、市販のSCCIコントローラ、上位システムとし
て、そのSCCIコントローラのベンダーが提供するド
ライバを用いるときでも一切変更することなく用いるこ
とができることである。また、第三の実施形態で説明し
たように、本実施形態のシステム構成により、空きスロ
ットの占有が少なくなってスロットの節約ができる特徴
がある。
【0171】〔実施形態5〕以下、本発明に係る第五の
実施形態を、図14を用いて説明する。図14は、本発
明の第五の実施形態に係る情報処理システムのブロック
図である。
【0172】本実施形態のシステム構成は、図2とほぼ
同様であるが、ファンクション制御デバイス26が各々
のエージェントと割込み線40で接続されていることが
異なっている。
【0173】さて、第二の実施形態とブロック図として
の構成は、似ているが、第二の実施形態では説明しなか
った個々のPCIエージェント21に対するコンフィギ
ュレーション処理をおこなうことができることを説明し
よう。
【0174】すなわち、個々のPCIエージェント21
が持つコンフィギュレーション領域に設定する値を、ユ
ーザ設定情報としてユーザ設定情報保持部に保持してお
き、システム稼働前の、電源投入時やシステム起動時
に、コンフィギュレーション処理として、それをPCI
エージェント21が持つコンフィギュレーション領域の
しかるべきエントリに反映させる。
【0175】例えば、図5で示したインタラプトピン6
3をユーザ設定情報に保持しておき、これをコンフィギ
ュレーション時に、図2に示したコンフィギュレーショ
ン領域(type:00h)のInterrupt Pin(3Dh)にコピーする。
また、図5には図示しなかったが、Device ID(02h)やVe
nder ID(00h)など、コンフィギュレーション領域ヘッダ
にある任意の領域についての値を、ユーザ設定情報に保
持しておき、それを反映させることが可能である。
【0176】そして、システム稼働時には、このエージ
ェント毎のコンフィギュレーション領域に設定された値
に従って動作することになる。例えば、Interrupt Pin
(3Dh)にINTA#が設定されたときは、そのエージェ
ントのデバイスは、割込みピンが、INTA#に割り当
てられる。また、Device ID(02h)やVender ID(00h)の場
合は、そこに設定された値で、そのデバイスの認識をす
ることになる。
【0177】また、割込みの処理50について言えば、
ファンクション制御デバイス内にファンクション制御テ
ーブル50やファンクション毎のコンフィギュレーショ
ン良識を保持し、図4に示したようにそこにファンクシ
ョンとエージェントの関係を定義しておけば、例えば、
エージェントAで発生した割込みを、ファンクションI
Dが「0」のファンクション24で発生した割込みであ
るように、ホストCPUに報告することもできる。この
ように、個々のPCIエージェントに対する制御を、フ
ァンクション制御単位の制御に置き換えてできることが
本発明の特徴であると言える。
【0178】〔実施形態6〕以下、本発明に係る第六の
実施形態を、図15を用いて説明する。図15は、本発
明の第六の実施形態に係る情報処理システムのブロック
図である。
【0179】本実施形態では、PCIカード2上に、外
部記憶部27が設けられ、これとPCI−to−PCI
ブリッジ20とが接続されていることが第二の実施形態
とは、異なっている。
【0180】第二の実施形態では、ファンクション制御
テーブル50やファンクション毎のコンフィグレーショ
ン領域情報56を、PCI−to−PCIブリッジ20
内の、ファンクション制御ブロックに保持していたが、
それらを、この外部記憶部27に記憶し、保持すること
ができる。
【0181】〔実施形態7〕以下、本発明に係る第七の
実施形態を、図16を用いて説明する。図16は、本発
明の第七の実施形態に係る情報処理システムのブロック
図である。
【0182】本実施形態では、PCIカード2上に、外
部記憶部27が設けられ、これとファンクション制御デ
バイスとが接続されていることが第四の実施形態とは、
異なっている。
【0183】第四の実施形態では、エージェントアクセ
ス許可テーブル30を、ファンクション制御デバイス2
6内に保持していたが、それらを、この外部記憶部27
に保持し、記憶することができる。
【0184】また、第五の実施形態で示唆したように、
ファンクション制御テーブル50やファンクション毎の
コンフィグレーション領域情報56についても、この外
部記憶部27に保持し、記憶することができる。
【0185】〔実施形態8〕以下、本発明に係る第八の
実施形態を、図17ないし図19を用いて説明する。図
17は、本発明の第八の実施形態に係る情報処理システ
ムのブロック図である。図18は、本発明の第八の実施
形態に係るPCIエージェントとファンクション制御デ
バイスのコンフィギュレーション領域に対するリードア
クセスの関係を示す概念図である。図19は、本発明の
第八の実施形態に係るユーザ設定情報保持部22および
IDSEL信号制御部35の一実施例を示すブロック図
である。
【0186】本実施形態では、前述の実施形態に示され
たようなファンクション制御テーブル50やファンクシ
ョン毎のコンフィギュレーション領域情報56等を保持
していない。その代わりに、ファンクション制御デバイ
ス26とユーザ設定情報保持部22とIDSEL信号制
御部35を有している。
【0187】すなわち、本実施形態では、このIDSE
L信号制御部35によって、セカンダリPCI上のPC
Iエージェントのコンフィギュレーション領域にリード
アクセスするときに、各々のPCIエージェントに対し
て発行されるIDSEL信号を制御して、PCIエージ
ェントに対するコンフィギュレーションの制御を可能と
するものである。
【0188】このIDSEL信号の制御の仕方について
二つのケースを例に採って説明する。先ず、第一のケー
スは、セカンダリバス上のPCIエージェントのコンフ
ィギュレーション領域にリードアクセスがあったとき
に、ファンクション制御デバイス26に対して、IDS
EL信号を発行する場合である。
【0189】一般に、上位システムは、図2に示される
Vender ID(00h)、Device ID(02h)を見て、そのPCIエ
ージェントが自分が扱えるデバイスであるか判断するこ
とが多い。すなわち、上位システムは、コンフィギュレ
ーション領域に自分が認識するベンダーと異なるVender
ID(00h)が設定されているものに対しては、それを実行
できるように環境設定はしない。
【0190】さて、ここで、コンフィギュレーション領
域のアドレス0にリードアクセスされるときに、IDS
EL信号制御部35は、図19に示されるように、ファ
ンクション制御デバイス26に対して信号線38−5を
介して、IDSEL信号を出すものとする。
【0191】そうすれば、図18に示されるように、I
DSEL信号の性質によって、セカンダリバス上のPC
Iエージェントのコンフィギュレーションには、ファン
クション制御デバイス26のコンフィギュレーション領
域の情報が用いられることになる。すなわち、ファンク
ション制御デバイス26が、セカンダリバス上のPCI
エージェントのコンフィギュレーションを横取りするイ
メージである。このようにすれば、例え、PCIエージ
ェントが他のベンダーが提供するものであり、そのコン
フィギュレーション領域のVender ID(00h)、Device ID
(02h)の値が、上位システムにとって、解釈不可能なも
のであっても(すなわち、PCIエージェントを提供し
たベンダーと上位システムを提供するベンダーが違うと
きであっても)、ファンクションデバイスのコンフィギ
ュレーション領域に適当なVender ID(00h)、Device ID
(02h)を設定しておけば、その値を解釈できる上位シス
テムが、システム稼働時には、そのPCIエージェント
を実行させるようにコンフィギュレーションされること
になる。
【0192】これは、Vender ID(00h)やDevice ID(02h)
だけでなく、アドレスを適当に定めて、ファンクション
制御デバイス26にIDSEL信号を出すようにすれ
ば、任意のPCIエージェントのコンフィギュレーショ
ン領域の情報をファンクション制御デバイス26側のコ
ンフィギュレーション領域の情報に置き換えることがで
きる。
【0193】第二のケースは、セカンダリバス上のPC
Iエージェントのコンフィギュレーション領域にリード
アクセスがあったときに、ユーザ設定情報保持部22の
持つユーザ設定情報保持部に従って、そのPCIエージ
ェントに対して、IDSEL信号を発行したり、しなか
ったりすることにより、PCIエージェントに対するコ
ンフィギュレーションの制御を可能とするものである。
【0194】すなわち、セカンダリPCIバス上のPC
Iエージェントのコンフィギュレーション領域にアクセ
スがあったときには、図19に示されるように、コンフ
ィギュレーションアクセス検出部36は、セカンダリP
CIバス適当な信号線(FRAME,CBE<3::0>,AD<31::0>等)
から、アクセス対象となるPCIエージェントおよびコ
ンフィギュレーションアドレスを検出する。
【0195】そして、IDSEL信号生成部37は、こ
のコンフィギュレーションアクセス検出部36とユーザ
設定情報保持部22からの情報に基づき、しかるべきI
DSEL信号(38−1,2,3,4,5)のアサ一ト
制御を実現するものである。
【0196】このようにすれば、ユーザ設定情報保持部
22に適当な値を設定しておくことにより、特定の上位
システムが、自分の扱うべきPCIエージェントに対し
て、コンフィギュレーションされて、それを稼働させる
ことが可能になる。
【0197】なお、本実施形態において、IDSEL信
号制御部35は、セカンダリPCIバス上の独立したデ
バイスとして実現しているが、これに限るものではな
く、ファンクション制御デバイス26内の一機能として
実現することも可能である。
【0198】〔ユーザ設定情報の保持方法〕次に、ユー
ザ設定情報の保持方法について説明する。
【0199】上記各実施形態では、ユーザ設定情報保持
部22に図5に示されるユーザ設定情報を保持して、コ
ンフィギュレーション情報として利用することを説明し
てきた。
【0200】このユーザ設定情報の保持の仕方について
は、上述の実施形態では、特に記載はしていないが、例
えば、ジャンパスィッチ・ディップスィッチ等のハード
スィッチにより保持することができる。あるいは、不揮
発メモリ等の記憶部に格納し、ソフトウェア的に設定、
変更可能としても良い。
【0201】不揮発メモリ等の記憶部に格納した場合に
は、当然、そこからコピーして、PCI−to−PCI
ブリッジ20やファンクション制御デバイス26に取り
込むことも可能である。
【0202】また、このユーザ設定情報を、専用に保持
するユーザ情報設定情報保持部を持つ実施形態について
説明してきたが、これをPCI−to−PCIブリッジ
20やファンクション制御デバイス内に26内に持たせ
ることもできる。
【0203】さらにまた、ユーザ設定情報保持部22を
持つ実施形態について説明してきたが、これを持たない
場合、PCIエージェントに対するアクセス許可を持た
ないPCIエージェントに対して、全てのエージェント
A〜Dについて「アクセス不許可」とすることにより、
上位システムのアクセス競合を防ぐことが可能になる。
【0204】〔その他の実施形態〕最後に、本発明に係
るさらに他の実施形態について説明する。
【0205】これまで、PCIエージェント21とし
て、SCSIコントローラであることを想定して説明し
てきたが、これに限るものでなく、PCIエージェント
として動作するデバイスなら、本発明を適用することが
できる。
【0206】例えば、PCIエージェント21として、
ネットワークコントローラを用いて、PCIカード2を
ネットワーク用のコントローラカードとすることもでき
る。
【0207】また、一方のPCIエージェントがネット
ワークコントローラであり、他方がSCSIコントロー
ラであるような、種類の異なるPCIエージェントで、
上記のPCIカード2を構成することも可能である。
【0208】
【発明の効果】本発明によれば、PCIカードに実装さ
れたPCIエージェントが複数ある場合において、ある
上位システムから、これら複数のPCIエージェントの
任意に組合せから、一つのまとまりとなるファンクショ
ンを構築して、これを一つの制御対象とすることを可能
にし、しかも、他の上位システムがある場合であって
も、アクセスの競合を発生させないPCIエージェント
制御カードおよびPCIエージェント制御方法を提供す
ることができる。
【0209】さらに、本発明によれば、上記の様に、あ
る上位システムから、これら複数のPCIエージェント
の任意に組合せから、一つのまとまりとなるファンクシ
ョンを構築する場合において、PCI上に実装されたP
CIエージェントのコンフィギュレーション領域のSubs
ystem ID(2Ch)、Subsystem Vendor ID(2Eh)の設定をし
なくてもおこなえるPCIエージェント制御カードおよ
びPCIエージェント制御方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る情報処理システ
ムのブロック図である。
【図2】PCIコンフィギュレーション領域ヘッダ(Re
v2.1 type:00h)の模式図である。
【図3】本発明に係るPCIエージェント制御カード上
のPCI−to−PCIブリッジの構成を示すブロック
図である。
【図4】ファンクション制御テーブル、各々のファンク
ションに対するコンフィギュレーション領域、およびそ
れらの関係を表わす模式図である。
【図5】ユーザ設定情報の模式図である。
【図6】電源投入時のPCI−to−PCIブリッジの
初期化処理の動作を表わすフローチャートである。
【図7】システム起動時のPCI−to−PCIブリッ
ジのコンフィギュレーション処理の動作を表わすフロー
チャートである。
【図8】システム稼働時のPCI−to−PCIブリッ
ジのPCIエージェントに対するアクセス処理の動作を
表わすフローチャートである。
【図9】本発明の第二の実施形態に係る情報処理システ
ムのブロック図である。
【図10】図9に示される構成にIDSEL信号の制御
に関する説明をつけ加えたブロック図である。
【図11】本発明の第三の実施形態に係る情報処理シス
テムのブロック図である。
【図12】本発明の第三の実施形態に係るファンクショ
ン制御テーブル、各々のファンクションに対するコンフ
ィギュレーション領域、およびそれらの関係を表わす模
式図である。
【図13】本発明の第四の実施形態に係る情報処理シス
テムのブロック図である。
【図14】本発明の第五の実施形態に係る情報処理シス
テムのブロック図である。
【図15】本発明の第六の実施形態に係る情報処理シス
テムのブロック図である。
【図16】本発明の第七の実施形態に係る情報処理シス
テムのブロック図である。
【図17】本発明の第八の実施形態に係る情報処理シス
テムのブロック図である。
【図18】本発明の第八の実施形態に係るPCIエージ
ェントとファンクション制御デバイスのコンフィギュレ
ーション領域に対するリードアクセスの関係を示す概念
図である。
【図19】本発明の第八の実施形態に係るユーザ設定情
報保持部22およびIDSEL信号制御部35の一実施
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…PCIカード、3…SC
SIデバイス群、 10…ホストCPU部、 11…主記憶部、 12…ホスト−PCIブリッジ、 13…プライマリPCIバス、 20…PCI−to−PCIブリッジ、 21…PCIエージェント、 22…ユーザ設定情報保持部、 23…セカンダリPCIバス、 26…ファンクション制御デバイス、 35…IDSEL信号制御部、 30…SCSIディスク装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大枝 高 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 高野 雅弘 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCI規格に従って動作し、 セカンダリPCIバスと、 PCI−to−PCIブリッジと、 ユーザ設定情報保持部と、 前記セカンダリPCIバスに接続される一つ以上のPC
    Iエージェントとを備えるPCIエージェント制御カー
    ドにおいて、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 前記PCI−to−PCIブリッジは、このPCIエー
    ジェント制御カードの外部にあるプライマリPCIバス
    と前記セカンダリPCIバスとのブリッジ制御をおこな
    い、 前記ユーザ設定情報保持部は、前記PCIエージェント
    と前記ファンクションの関係およびこのPCIエージェ
    ントが動作するときの環境情報を定義するユーザ設定情
    報を保持し、 しかも、前記PCI−to−PCIブリッジは、前記P
    CIエージェントと前記ファンクションの関係とそれら
    PCIエージェントとファンクションに関する情報とを
    定義する手段を有することを特徴とするPCIエージェ
    ント制御カード。
  2. 【請求項2】 前記PCI−to−PCIブリッジの有
    する前記PCIエージェントと前記ファンクションの関
    係とそれらPCIエージェントとファンクションに関す
    る情報とを定義する手段が、 ファンクション制御テーブルと、 ファンクション毎に設けられるファンクションコンフィ
    ギュレーション領域とであることを特徴とする請求項1
    記載のPCIエージェント制御カード。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ設定情報保持部の保持する前
    記PCIエージェントと前記ファンクションの関係およ
    びこのPCIエージェントが動作するときの環境情報か
    ら、 前記PCI−to−PCIブリッジが有する前記PCI
    エージェントと前記ファンクションの関係とそれらPC
    Iエージェントとファンクションに関する情報を生成す
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載のいず
    れかのPCIエージェント制御カード。
  4. 【請求項4】 前記PCI−to−PCIブリッジの有
    する前記PCIエージェントと前記ファンクションの関
    係とそれらPCIエージェントとファンクションに関す
    る情報とを定義する手段によって、 I/O制御またはデータ転送時において、 このPCIエージェントの外部にある上位システムがア
    クセスを要求するファンクションのベースアドレスを、 そのファンクションに属するPCIエージェントのベー
    スアドレスにマッピングし、 そのファンクションに対するアクセス要求を、そのファ
    ンクションに属するPCIエージェントに対するアクセ
    ス要求に変換して、I/O制御またはデータ転送をおこ
    なうことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載のい
    ずれかのPCIエージェント制御カード。
  5. 【請求項5】 上記請求項1記載の各構成要素を備え、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 前記PCI−to−PCIブリッジが、前記ユーザ設定
    情報部の保持するユーザ設定情報に従って、 コンフィギュレーション時と、I/O制御またはデータ
    転送時において、 上位システムからのファンクションに対するコンフィギ
    ュレーション要求、または、上位システムからのファン
    クションに対するアクセス要求を、 そのファンクションの属するエージェントに対するコン
    フィギュレーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き
    換えて実行することを特徴とするPCIエージェント制
    御カード。
  6. 【請求項6】 上記請求項1記載の各構成要素に加え
    て、 ファンクション制御デバイスを有し、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 このファンクション制御デバイスは、前記ユーザ設定情
    報部の保持するユーザ設定情報に従って、 コンフィギュレーション時と、I/O制御またはデータ
    転送時において、 上位システムからのファンクションに対するコンフィギ
    ュレーション要求、または、上位システムからのファン
    クションに対するアクセス要求を、 そのファンクションの属するエージェントに対するコン
    フィギュレーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き
    換えて実行することを特徴とするPCIエージェント制
    御カード。
  7. 【請求項7】 前記上位システムが、前記ファンクショ
    ン制御デバイスを検出する手段を有し、 この上位システムが、そのファンクションデバイスを認
    識した場合にのみ、 上記ファンクションとエージェントとのコンフィギュレ
    ーション要求、アクセス要求の変換と実行をおこなうこ
    とを特徴とする請求項6記載のPCIエージェント制御
    カード。
  8. 【請求項8】 コンフィギュレーション時において、 前記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンク
    ション制御デバイスが、 前記上位システムからのPC
    Iエージェントの初期選択信号を制御して、各PCIエ
    ージェントに伝えるか否かの制御をおこなうことを特徴
    とする請求項5ないし請求項7記載のいずれかのPCI
    エージェント制御カード。
  9. 【請求項9】 前記PCI−to−PCIブリッジまた
    は前記ファンクション制御デバイス内に、前記上位シス
    テムからのPCIエージェントの初期選択信号を制御し
    て、各PCIエージェントに伝えるか否かの情報を各々
    のPCIエージェント毎に有することを特徴とする請求
    項8記載のPCIエージェント制御カード。
  10. 【請求項10】 上記請求項1記載の各構成要素に加え
    て、 ファンクション制御デバイスを有し、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 前記PCI−to−PCIブリッジは、このPCIエー
    ジェント制御カードの外部にあるプライマリPCIバス
    と前記セカンダリPCIバスとのブリッジ制御をおこな
    い、 前記ユーザ設定情報保持部は、前記PCIエージェント
    と前記ファンクションの関係およびこのPCIエージェ
    ントが動作するときの環境情報を定義するユーザ設定情
    報を保持し、 しかも、前記ファンクション制御デバイスは、前記PC
    Iエージェントと前記ファンクションの関係とそれらP
    CIエージェントとファンクションに関する情報とを定
    義する手段を有することを特徴とするPCIエージェン
    ト制御カード。
  11. 【請求項11】 前記ファンクション制御デバイスの有
    する前記PCIエージェントと前記ファンクションの関
    係とそれらPCIエージェントとファンクションに関す
    る情報とを定義する手段が、 ファンクション制御テーブルと、 ファンクション毎に設けられるファンクションコンフィ
    ギュレーション領域とであることを特徴とする請求項1
    0記載のPCIエージェント制御カード。
  12. 【請求項12】 上記請求項1および請求項6記載の各
    構成要素に加えて、 さらに、このPCIエージェント制御カード上に、外部
    記憶部を備え、 この外部記憶部が、前記PCIエージェントと前記ファ
    ンクションの関係とそれらPCIエージェントとファン
    クションに関する情報を記憶することを特徴とする請求
    項1ないし請求項11記載のいずれかのPCIエージェ
    ント制御カード。
  13. 【請求項13】 コンフィギュレーション時において、 前記ユーザ設定情報を、前記PCI−to−PCIブリ
    ッジまたはファンクション制御デバイス内に存するファ
    ンクション毎に設けられるファンクションコンフィギュ
    レーション領域のしかるべき項目に設定することを特徴
    とすることを請求項3および請求項12記載のいずれか
    のPCIエージェント制御カード。
  14. 【請求項14】 請求項1、請求項3および請求項10
    に記載したユーザ設定情報保持部を持たないPCIエー
    ジェント制御カードであって、前記ユーザ設定情報保持
    部で前記ユーザ設定情報を保持するかわりに、前記ユー
    ザ設定情報を、前記PCI−to−PCIブリッジまた
    は前記ファンクション制御デバイス内に有することを特
    徴とする請求項1ないし請求項13記載のいずれかのP
    CIエージェント制御カード。
  15. 【請求項15】 PCI規格に従って動作し、 セカンダリPCIバスと、 PCI−to−PCIブリッジと、 ユーザ設定情報保持部と、 前記セカンダリPCIバスに接続される一つ以上のPC
    Iエージェントとを備えるPCIエージェント制御カー
    ドによるPCIエージェント制御方法において、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 前記PCI−to−PCIブリッジは、このPCIエー
    ジェント制御カードの外部にあるプライマリPCIバス
    と前記セカンダリPCIバスとのブリッジ制御をおこな
    い、 前記ユーザ設定情報保持部は、前記PCIエージェント
    と前記ファンクションの関係およびこのPCIエージェ
    ントが動作するときの環境情報を定義するユーザ設定情
    報を保持し、 しかも、前記PCI−to−PCIブリッジは、前記P
    CIエージェントと前記ファンクションの関係とそれら
    PCIエージェントとファンクションに関する情報とを
    定義する手段を有し、 前記上位システムからファンクションに対してされたコ
    ンフィギュレーション要求とI/O制御とデータ転送時
    のアクセス要求を、そのファンクションの属するPCI
    エージェントに対するコンフィギュレーション要求、ア
    クセス要求にそれぞれ置き換えて実行することを特徴と
    するPCIエージェント制御方法。
  16. 【請求項16】 前記PCI−to−PCIブリッジの
    有する前記PCIエージェントと前記ファンクションの
    関係とそれらPCIエージェントとファンクションに関
    する情報とを定義する手段が、 ファンクション制御テーブルと、 ファンクション毎に設けられるファンクションコンフィ
    ギュレーション領域とであることを特徴とする請求項1
    5記載のPCIエージェント制御方法。
  17. 【請求項17】 前記ユーザ設定情報保持部の保持する
    前記PCIエージェントと前記ファンクションの関係お
    よびこのPCIエージェントが動作するときの環境情報
    から、 前記PCI−to−PCIブリッジが有する前記PCI
    エージェントと前記ファンクションの関係とそれらPC
    Iエージェントとファンクションに関する情報を生成す
    ることを特徴とする請求項15および請求項16記載の
    いずれかのPCIエージェント制御方法。
  18. 【請求項18】 前記PCI−to−PCIブリッジの
    有する前記PCIエージェントと前記ファンクションの
    関係とそれらPCIエージェントとファンクションに関
    する情報とを定義する手段によって、 I/O制御またはデータ転送時において、 このPCIエージェントの外部にある上位システムがア
    クセスを要求するファンクションのベースアドレスを、 そのファンクションに属するPCIエージェントのベー
    スアドレスにマッピングし、 そのファンクションに対するアクセス要求を、そのファ
    ンクションに属するPCIエージェントに対するアクセ
    ス要求に変換して、I/O制御またはデータ転送をおこ
    なうことを特徴とする請求項15ないし請求項17記載
    のいずれかのPCIエージェント制御方法。
  19. 【請求項19】 前記PCIエージェント制御カード
    が、上記請求項15記載の各構成要素を備え、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 前記PCI−to−PCIブリッジが、前記ユーザ設定
    情報部の保持するユーザ設定情報に従って、 コンフィギュレーション時と、I/O制御またはデータ
    転送時において、 上位システムからのファンクションに対するコンフィギ
    ュレーション要求、または、上位システムからのファン
    クションに対するアクセス要求を、 そのファンクションの属するエージェントに対するコン
    フィギュレーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き
    換えて実行することを特徴とするPCIエージェント制
    御カード。
  20. 【請求項20】 前記PCIエージェント制御カード
    が、上記請求項15記載の各構成要素に加えて、 ファンクション制御デバイスを有し、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 このファンクション制御デバイスは、前記ユーザ設定情
    報部の保持するユーザ設定情報に従って、 コンフィギュレーション時と、I/O制御またはデータ
    転送時において、 上位システムからのファンクションに対するコンフィギ
    ュレーション要求、または、上位システムからのファン
    クションに対するアクセス要求を、 そのファンクションの属するエージェントに対するコン
    フィギュレーション要求、アクセス要求にそれぞれ置き
    換えて実行することを特徴とするPCIエージェント制
    御方法。
  21. 【請求項21】 前記上位システムが、前記ファンクシ
    ョン制御デバイスを検出する手段を有し、 この上位システムが、そのファンクションデバイスを認
    識した場合にのみ、 上記ファンクションとエージェントとのコンフィギュレ
    ーション要求、アクセス要求の変換と実行をおこなうこ
    とを特徴とする請求項20記載のPCIエージェント制
    御方法。
  22. 【請求項22】 コンフィギュレーション時において、 前記PCI−to−PCIブリッジまたは前記ファンク
    ション制御デバイスが、 前記上位システムからのPC
    Iエージェントの初期選択信号を制御して、各PCIエ
    ージェントに伝えるか否かの制御をおこなうことを特徴
    とする請求項19ないし請求項21記載のいずれかのP
    CIエージェント制御方法。
  23. 【請求項23】 前記PCI−to−PCIブリッジま
    たは前記ファンクション制御デバイス内に、前記上位シ
    ステムからのPCIエージェントの初期選択信号を制御
    して、各PCIエージェントに伝えるか否かの情報を各
    々のPCIエージェント毎に有することを特徴とする請
    求項22記載のPCIエージェント制御方法。
  24. 【請求項24】 PCIエージェント制御カードが、上
    記請求項15記載の各構成要素に加えて、 ファンクション制御デバイスを有し、 前記一つ以上のPCIエージェントを一つのファンクシ
    ョンとして制御する上位システムが、このPCIエージ
    ェント制御カードの外部に存し、 前記PCI−to−PCIブリッジは、このPCIエー
    ジェント制御カードの外部にあるプライマリPCIバス
    と前記セカンダリPCIバスとのブリッジ制御をおこな
    い、 前記ユーザ設定情報保持部は、前記PCIエージェント
    と前記ファンクションの関係およびこのPCIエージェ
    ントが動作するときの環境情報を定義するユーザ設定情
    報を保持し、 しかも、前記ファンクション制御デバイスは、前記PC
    Iエージェントと前記ファンクションの関係とそれらP
    CIエージェントとファンクションに関する情報とを定
    義する手段を有することを特徴とするPCIエージェン
    ト制御方法。
  25. 【請求項25】 前記ファンクション制御デバイスの有
    する前記PCIエージェントと前記ファンクションの関
    係とそれらPCIエージェントとファンクションに関す
    る情報とを定義する手段が、 ファンクション制御テーブルと、 ファンクション毎に設けられるファンクションコンフィ
    ギュレーション領域とであることを特徴とする請求項2
    4記載のPCIエージェント制御方法。
  26. 【請求項26】 上記請求項15および請求項19記載
    の各構成要素に加えて、 さらに、このPCIエージェント制御カード上に、外部
    記憶部を備え、 この外部記憶部が、前記PCIエージェントと前記ファ
    ンクションの関係とそれらPCIエージェントとファン
    クションに関する情報を記憶することを特徴とする請求
    項15ないし請求項25記載のいずれかのPCIエージ
    ェント制御方法。
  27. 【請求項27】 コンフィギュレーション時において、 前記ユーザ設定情報を、前記PCI−to−PCIブリ
    ッジまたはファンクション制御デバイス内に存するファ
    ンクション毎に設けられるファンクションコンフィギュ
    レーション領域のしかるべき項目に設定することを特徴
    とすることを請求項17および請求項26記載のいずれ
    かのPCIエージェント制御方法。
  28. 【請求項28】 請求項15、請求項17および請求項
    24に記載したユーザ設定情報保持部を持たないPCI
    エージェント制御カードであって、前記ユーザ設定情報
    保持部で前記ユーザ設定情報を保持するかわりに、前記
    ユーザ設定情報を、前記PCI−to−PCIブリッジ
    または前記ファンクション制御デバイス内に有すること
    を特徴とする請求項15ないし請求項27記載のいずれ
    かのPCIエージェント制御方法。
  29. 【請求項29】 請求項1ないし請求項4に記載したP
    CIエージェント制御カードであって、 別に、IDSEL信号制御部を備え、 このIDSEL信号制御部は、 上位システムからの前記セカンダリPCIバスに接続さ
    れる各PCIエージェントのコンフィギュレーション領
    域に対するアクセス要求を検出した場合には、 そのコンフィギュレーション領域に対するアクセスのア
    ドレス情報に基づいて、 しかるべきPCIエージェン
    トに対応するIDSEL信号をアサ一トすることを特徴
    とする請求項1ないし請求項4記載のいずれかのPCI
    エージェント制御カード。
  30. 【請求項30】 請求項1ないし請求項4に記載したP
    CIエージェント制御カードであって、 別に、IDSEL信号制御部とファンクション制御デバ
    イスとを備え、 このIDSEL信号制御部は、 上位システムからの前記セカンダリPCIバスに接続さ
    れる各PCIエージェントのコンフィギュレーション領
    域に対するアクセス要求を検出した場合には、 そのコンフィギュレーション領域に対するアクセスのア
    ドレス情報に基づいて、 前記ファンクション制御デバ
    イスにIDSEL信号をアサ一トすることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4記載のいずれかのPCIエージ
    ェント制御カード。
  31. 【請求項31】 さらに、ユーザ設定情報保持部を有
    し、 前記PCIエージェントまたは前記ファンクション制御
    デバイスに対するIDSEL信号のアサ一トを、このユ
    ーザ設定情報保持部に保持されるユーザ設定情報に基づ
    いておこなうことを特徴とする請求項29または請求項
    30記載のいずれかのPCIエージェント制御カード。
  32. 【請求項32】 前記IDSEL信号制御部を、前記P
    CI−to−PCIブリッジまたは前記ファンクション
    制御デバイス内に有するか、 あるいは、前記IDSEL信号制御部が、セカンダリP
    CIバスに接続される独立したデバイスであることを特
    徴とする請求項29ないし請求項31記載のいずれかの
    PCIエージェント制御カード。
  33. 【請求項33】 請求項15ないし請求項18に記載し
    たPCIエージェント制御カードは、 別に、IDSEL信号制御部を備え、 このIDSEL信号制御部は、 上位システムからの前記セカンダリPCIバスに接続さ
    れる各PCIエージェントのコンフィギュレーション領
    域に対するアクセス要求を検出した場合には、 そのコンフィギュレーション領域に対するアクセスのア
    ドレス情報に基づいて、 しかるべきPCIエージェン
    トに対応するIDSEL信号をアサ一トすることを特徴
    とする請求項15ないし請求項18記載のいずれかのP
    CIエージェント制御方法。
  34. 【請求項34】 請求項15ないし請求項18に記載し
    たPCIエージェント制御カードは、 別に、IDSEL信号制御部とファンクション制御デバ
    イスとを備え、 このIDSEL信号制御部は、 上位システムからの前記セカンダリPCIバスに接続さ
    れる各PCIエージェントのコンフィギュレーション領
    域に対するアクセス要求を検出した場合には、 そのコンフィギュレーション領域に対するアクセスのア
    ドレス情報に基づいて、 前記ファンクション制御デバイスにIDSEL信号をア
    サ一トすることを特徴とする請求項15ないし請求項1
    8記載のいずれかのPCIエージェント制御方法。
  35. 【請求項35】 さらに、前記PCIエージェント制御
    カードは、ユーザ設定情報保持部を有し、 前記PCIエージェントまたは前記ファンクション制御
    デバイスに対するIDSEL信号のアサ一トを、このユ
    ーザ設定情報保持部に保持されるユーザ設定情報に基づ
    いておこなうことを特徴とする請求項33または請求項
    34記載のいずれかのPCIエージェント制御方法。
  36. 【請求項36】 前記IDSEL信号制御部を、前記P
    CI−to−PCIブリッジまたは前記ファンクション
    制御デバイス内に有するか、 あるいは、前記IDSEL信号制御部が、セカンダリP
    CIバスに接続される独立したデバイスであり、 これにより、前記PCIエージェントと前記ファンクシ
    ョン制御デバイスとに対するIDSEL信号のアサート
    を制御することを特徴とする請求項33ないし請求項3
    5記載のいずれかのPCIエージェント制御方法。
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