JPH09237223A - バスブリッジを用いたコンピュータシステム - Google Patents

バスブリッジを用いたコンピュータシステム

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JPH09237223A
JPH09237223A JP8071393A JP7139396A JPH09237223A JP H09237223 A JPH09237223 A JP H09237223A JP 8071393 A JP8071393 A JP 8071393A JP 7139396 A JP7139396 A JP 7139396A JP H09237223 A JPH09237223 A JP H09237223A
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JP
Japan
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bus
write
data
cache
main memory
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JP8071393A
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English (en)
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Tsukasa Matoba
司 的場
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US08/806,686 priority patent/US5918069A/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0806Multiuser, multiprocessor or multiprocessing cache systems
    • G06F12/0815Cache consistency protocols
    • G06F12/0831Cache consistency protocols using a bus scheme, e.g. with bus monitoring or watching means
    • G06F12/0835Cache consistency protocols using a bus scheme, e.g. with bus monitoring or watching means for main memory peripheral accesses (e.g. I/O or DMA)

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CPUバスとIOバスとをバスブリッジで連結
してなるコンピュータシステムにおいて、バスマスタか
らの主記憶アクセス要求に対し、キャッシュライトバッ
クが発生した場合でも、主記憶アクセス動作を高速に行
なうこと。 【解決手段】バスマスタ装置から第2バス(IOバス)8
を介し主記憶装置5へのリード要求があった際、キャッ
シュ検査部10によりキャッシュライトバックが必要で
あることが通知された場合は、キャッシュライトバック
データを書き戻し制御部12から主記憶制御部21を介
し主記憶装置5に書き戻すのと同時にデータバイパス部
22にも転送し、リード要求アドレスに応じた目的のデ
ータを前記バイパス部22を介して直接第2バス制御部
9に取り込み、IOバス8からバスマスタ装置へ転送する
ことで、主記憶装置5に対する書き戻し処理の終了を待
って、該主記憶装置5からのデータ読み出し処理を行な
う必要がななくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUバスとIO
バスとを分離し、この2のバスをバスブリッジで連結し
てなるバスブリッジを用いたコンピュータシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピュータの高速化はめざまし
く、これには特にCPU、メモリ、外部/内部バスの高
速化が寄与している。
【0003】内部バスに関しては、CPUが接続される
CPUバスと、各種のIOデバイスやグラフィックスコ
ントローラが接続されるIOバス(例えばPCIバス)
とを分離し、バスのトラフィックを削減する方法が採ら
れている。その際、2つのバスはバスブリッジで連結さ
れる。
【0004】バスブリッジは、これ以外に主記憶装置と
のインタフェースを持っており、CPUバス及びIOバ
スの2つのどちらからも主記憶装置をアクセスすること
ができる。
【0005】図6はバスブリッジを用いたコンピュータ
システムの構成を示すブロック図である。
【0006】図6において、1はCPU、2はCPU1
内部のレベル1キャッシュ(L1 キャッシュ)、3はレ
ベル2キャッシュ(L2 キャッシュ)、4はバスブリッ
ジ、5は主記憶装置、6はバスマスタ装置、7は第1の
バス(CPUバス)、8は第2のバス(IOバス)であ
る。
【0007】このようなバスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムでは、CPU1にて実行しているソフトウ
エアとIOバス8上に接続されているバスマスタ装置6
(SCSIやネットワークデバイス等)とが主記憶装置
5上のデータを共有しており、相互に情報交換をしなが
ら処理を進めている。
【0008】こうすることで、CPU1の負荷を軽減す
ることが可能となり、システム全体としての処理性能を
向上することができる。
【0009】このようなシステム性能の向上のために
は、バスブリッジ装置4の処理性能が大きく影響する。
【0010】特に、CPU1と主記憶装置5との間、バ
スマスタ装置6と主記憶装置5との間、それぞれのデー
タ転送能力を向上することが重要である。
【0011】ここで、前記バスブリッジを用いたコンピ
ュータシステムにおけるCPU1の動作について簡単に
説明する。
【0012】CPU1は、動作に必要な命令やデータ
(オペランド)を主記憶装置5から読み出し、また、演
算結果等を主記憶装置5に対して書き込む。
【0013】図6の例では、CPU1の内部にL1 キャ
ッシュ2が内蔵されており、L1 ,L2 キャッシュ2,
3共にライトバック方式であるものとする。
【0014】CPU1が主記憶装置5からデータを読み
出す動作は、特別の場合を除いてL1 キャッシュ2への
リフィル動作となる。従って、CPU1による主記憶装
置5からのデータ読み出し動作は、キャッシュラインサ
イズ分「例えば32バイト(64ビット×4回)」のバ
ースト転送となる。
【0015】このL1 キャッシュ2へのリフィル動作と
並行して、L2 キャッシュ3へのリフィル動作も行なわ
れる。
【0016】CPU1からのリードアドレスがL2 キャ
ッシュ3にヒットした場合は、データは主記憶装置5か
らではなく、L2 キャッシュ3から読み出されて転送さ
れる。
【0017】また、CPU1からのメモリ書き込み動作
は、ライトアドレスがL2 キャッシュ3にヒットした場
合は、該L2 キャッシュ3にのみ書き込まれ、主記憶装
置5には書き込まれない。このとき、L2 キャッシュ3
のそのアドレスの状態は、ダーティ(変更済)となる。
CPU1からのライトアドレスがL2 キャッシュ3にヒ
ットしない場合には、データは主記憶装置5にのみ書き
込まれる。
【0018】次に、前記バスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムにおけるバスマスタ装置6からの主記憶装
置5に対するアクセス動作について説明する。
【0019】通常、第2のバス(IOバス)8には、複
数個のバスマスタ装置6…が接続されており、各バスマ
スタ装置6…は何らかの手段で第2のバス8の使用権を
獲得した後にバスサイクルを開始する。
【0020】例えば第2バス8がPCIバスで構成され
る場合、バスアービタが1つ存在し、バスアービタは、
各バスマスタ装置6…が出力するリクエスト信号を調停
し、1つのバスマスタ装置6に対して使用権を与えるた
めグランド信号をアサートする。
【0021】このバスアービタからのグラント信号によ
って使用権を獲得したバスマスタ装置6は、第2バス8
上でバスサイクルを開始する。このバスリサイクルは、
バスマスタ装置6によってアクセスするターゲットのア
ドレスとコマンドにより開始される。
【0022】コマンドは、例えばそのバスサイクルがリ
ードなのかライトなのかを示すためのものである。ここ
では、バスマスタ装置6が主記憶装置5をアクセスする
例を示すため、ターゲットはバスブリッジ4となり、バ
スブリッジ4が主記憶装置5のアクセスを代行する。
【0023】このようなバスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムにおいて、バスマスタ装置6と主記憶装置
5との間のデータ転送能力に関して問題が1つある。
【0024】それはCPU1又はCPUバス7上に存在
しているL1 キャッシュ2,L2 キャッシュ3の影響に
関してである。
【0025】L1 ,L2 キャッシュ2,3は、主記憶装
置5に記憶されているデータの内、CPU1の使用頻度
の高いデータを記憶している。そして、CPU1が主記
憶装置5のデータを更新する際、キャッシュ2(L1
),3(L2 )にヒットしていれば、キャッシュ2
(L1 ),3(L2 )の更新のみ行ない、主記憶装置5
の更新をすぐには行なわない方式(ライトバック方式)
を用いている。
【0026】ここで問題となるのは、バスマスタ装置6
が主記憶装置5をアクセスする際に、そのアドレスの最
新のデータが主記憶装置5ではなく、キャッシュメモリ
2,3にのみ存在している場合の処理である。
【0027】この場合は、バスマスタ装置6による主記
憶装置5のアクセスの前に、CPU1側のキャッシュメ
モリ2,3の状態を検査する必要がある。
【0028】すなわち、バスマスタ装置6によりアクセ
スしたアドレスAがキャッシュメモリ2,3に存在する
か検査し、存在する場合には、そのデータが更新されて
いる状態であるかどうかを検査し、もし更新されている
ならキャッシュのアドレスAを無効化し、該アドレスA
のデータを主記憶装置5に書き戻した後に、バスマスタ
装置6による主記憶装置5のアクセスを行なう。
【0029】前記キャッシュの無効化処理は、キャッシ
ュメモリを搭載したシステムでは共通に必要な動作であ
り、書き戻し処理は、ライトバックキャッシュ特有の動
作である。
【0030】キャッシュの主記憶書き換え方式には、ラ
イトスルー方式とライトバック方式があるが、一般にラ
イトバック方式の方が性能が高いという評価がなされて
いる。
【0031】しかしながら、バスマスタ装置6からの主
記憶装置5に対するアクセスに関しては、前記ライトバ
ック方式のキャッシュでは、前述したような書き戻し処
理が必要となり、この書き戻し動作の頻度が高くなれば
なる程、すなわち、CPU1とバスマスタ装置6による
データ共有率が高くなればなる程、バスマスタ装置6に
よるデータリード/ライト動作が高速化できないという
問題がある。
【0032】一般に、バスマスタ装置(SCSIやネッ
トワークデバイス等)6は、高速なデータ転送を実現す
るためのものであり、主記憶装置5とのデータ転送が遅
くなることは致命的である。場合によっては正常に動作
できないこともあり、これを避けるためには、バスマス
タ装置6側に大容量のデータバッファを設ける等の工夫
が必要となる。
【0033】但し、これはバスマスタ装置6のコストを
引き上げる要因となってしまい得策ではない。
【0034】図7は前記バスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムにおける従来のバスブリッジの構成を示す
ブロック図である。
【0035】図7において、9は第2のバス制御部、1
0はキャッシュ検査部、11は主記憶制御部、12は書
き戻し制御部である。
【0036】また、aは第2バス制御部9からキャッシ
ュ検査部10に出力されるキャッシュ検査要求信号、b
はキャッシュ検査部10から第2バス制御部9に出力さ
れるキャッシュ検査結果信号(ライトバック要/不
要)、cはキャッシュ検査部10から書き戻し制御部1
2に出力されるライトバック処理要求信号、dは書き戻
し制御部12から主記憶制御部11に出力される主記憶
書き戻し要求信号、eは主記憶制御部11から書き戻し
制御部12に出力される主記憶書き戻し終了信号、fは
書き戻し制御部12から第2バス制御部9に出力される
ライトバック処理終了信号、gは第2バス制御部9から
主記憶制御部11に出力される主記憶アクセス要求信
号、hは主記憶制御部11から第2バス制御部9に出力
される主記憶アクセス終了信号である。
【0037】ここで、バスマスタ装置6からの主記憶装
置5に対するリード要求に伴なう処理を、前記従来のバ
スブリッジを通して行なった場合について説明する。
【0038】バスマスタ装置6が、第2のバス(IOバ
ス)8の使用権を獲得し、第2のバス8上にアドレスと
リードコマンドを出力すると、バスブリッジ4の第2の
バス制御部9がアドレス及びリードコマンドを取り込
み、キャッシュ検査部10に対してアドレスを渡し、キ
ャッシュ検査要求信号aを出力する。
【0039】キャッシュ検査部10は、第2バス制御部
9から渡されたアドレスを、第1のバス7上に出力し、
且つキャッシュ検査コマンドを出力する。すると、CP
U1内部のL1 キャッシュ2及びL2 キャッシュ3が該
キャッシュ検査コマンドを検出し、第1のバス7上に出
力されたアドレスのデータをキャッシングしていないか
どうか検査する。
【0040】ここで、2つのキャッシュ(L1 )2、
(L2 )3の状態として、以下の5通りの状態が考えら
れる。
【0041】(1)L1 、L2 共に、与えられたアドレ
スをキャッシングしていなかった(キャッシュミス)場
合。
【0042】この場合は、キャッシュL1 ,L2 の状態
は何も変化せず、且つ、主記憶装置5にも何ら影響(ラ
イトバック)を与えないため、即座にバスマスタ装置6
の要求に従って主記憶装置5のリードアクセスを開始で
きる。
【0043】(2)L1 、L2 共に、又は何れか一方が
与えられたアドレスをキャッシングしていた(キャッシ
ュヒット)が、データがCPU1により更新されていな
かった(ダーティでない)場合。
【0044】この場合は、主記憶装置5に対してライト
バックは発生せず、また、バスマスタ装置6からのリー
ドアクセスであるため、キャッシュの状態(有効、無
効)は変化しない。この場合も即座にバスマスタ装置6
の要求に従って主記憶装置5のリードアクセスを開始で
きる。
【0045】(3)L1 、L2 共に、又は何れか一方が
与えられたアドレスをキャッシングしており、L1 キャ
ッシュ2のみ更新されていた(ダーティ)場合。
【0046】この場合は、まず、L1 キャッシュ2から
主記憶装置5へのライトバックが行なわれる。すると、
L1 キャッシュ2の状態は[変更]から[無変更]に変
化し、ライトバックの完了後、バスマスタ装置6の要求
に従って主記憶装置5のリードアクセスを開始できる。
【0047】(4)L1 、L2 共に、又は何れか一方が
与えられたアドレスをキャッシングしており、L2 キャ
ッシュのみ更新されていた(ダーティ)場合。
【0048】この場合は、まず、L2 キャッシュ3から
主記憶装置5へのライトバックが行なわれる。すると、
L2 キャッシュ3の状態は[変更]から[無変更]に変
化し、ライトバックの完了後、バスマスタ装置6の要求
に従って主記憶装置5のリードアクセスを開始できる。
【0049】(5)L1 、L2 共に、又は何れか一方が
与えられたアドレスをキャッシングしており、L1 、L
2 キャッシュ2,3共に更新されていた(ダーティ)場
合。
【0050】この場合は、L1 キャッシュ2から主記憶
装置5へのライトバックが行なわれる。そして、L2 キ
ャッシュ3のデータはライトバックされたデータに置き
換えられる。すると、L1 、L2 共に[無変更]状態に
変化し、ライトバックの完了後、バスマスタ装置6の要
求に従って主記憶装置5のリードアクセスを開始でき
る。
【0051】このような、バスマスタ装置6からの主記
憶装置5に対するリード要求に伴なう5通りのキャッシ
ュの状態において、前記(1)(2)の場合は、第1の
バス7上にライトバック動作が発生しない場合である。
【0052】図8は従来のバスブリッジを用いたコンピ
ュータシステムにおけるバスマスタ装置6からのリード
要求に対しキャッシュライトバックが発生しない場合
(1)(2)の動作を示すタイミングチャートである。
【0053】すなわち、バスマスタ装置6から第2バス
8に対するアクセス要求に応じて、バスアービタからの
グラント信号により該第2バス8の使用権が得られると
(タイミングt1 〜t3 )、バスマスタ装置6から第2
バス8を介しバスブリッジ4の第2バス制御部9に対し
て、アドレス及びリードコマンドが与えられる(タイミ
ングt4 )。
【0054】すると、第2バス制御部9からキャッシュ
検査部10に対してキャッシュ検査要求信号aが出力さ
れ(タイミングt5 )、該キャッシュ検査部10により
第1バス7を介し、L1 ,L2 キャッシュ2,3に対す
るヒット/ミス及び更新/未更新の検査が行なわれる
(タイミングt6 〜t9 )。
【0055】この場合、キャッシュヒットが無いか、キ
ャッシュヒットが有ってもデータ未更新であるため、キ
ャッシュ検査部10からのキャッシュ検査結果信号bに
より、第2バス制御部9に対してキャッシュライトバッ
ク不要であること、つまり、主記憶読み出しの開始許可
が通知され、該第2バス制御部9から主記憶制御部11
に対し主記憶リード要求信号gが出力される(タイミン
グt9 〜t10)。
【0056】すると、バスマスタ装置6から第2バス制
御部9を介して主記憶制御部11に与えられたアドレス
に応じて、主記憶装置5から目的のデータが読み出され
(タイミングt10〜t14)、主記憶制御部11に読み出
されたデータは、主記憶リード終了信号hと共に第2バ
ス制御部9に与えられ、第2バス8を介してバスマスタ
装置6へ転送される(タイミングt14〜t15)。
【0057】従って、バスマスタ装置6から主記憶装置
5に対するリード要求に際し、キャッシュライトバック
が発生しない場合には、キャッシュ検査によりライトバ
ック不要なことが判明後、直ちに主記憶装置5から目的
のデータが読み出されてバスマスタ装置6へ転送され
る。
【0058】ここで、前記主記憶装置5には、一般にD
RAMが使用されており、このDRAMの目的のアドレ
スに対するデータアクセスは、第1にROWアドレスを
与え、第2にCOLUMNアドレスを与えることにより
行なわれる。
【0059】一方、前記バスマスタ装置6からの主記憶
装置5に対するリード要求に伴なう5通りのキャッシュ
の状態において、(3)(4)(5)の場合は、第1の
バス7上にライトバック動作が発生する場合である。
【0060】図9は従来のバスブリッジを用いたコンピ
ュータシステムにおけるバスマスタ装置6からのリード
要求に対しキャッシュライトバックが発生する場合
(3)(4)(5)の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【0061】すなわち、バスマスタ装置6から第2バス
8に対するアクセス要求に応じて、バスアービタからの
グラント信号により該第2バス8の使用権が得られると
(タイミングt1 〜t3 )、バスマスタ装置6から第2
バス8を介しバスブリッジ4の第2バス制御部9に対し
て、アドレス及びリードコマンドが与えられる(タイミ
ングt4 )。
【0062】すると、第2バス制御部9からキャッシュ
検査部10に対してキャッシュ検査要求信号aが出力さ
れ(タイミングt5 )、該キャッシュ検査部10により
第1バス7を介し、L1 ,L2 キャッシュ2,3に対す
るヒット/ミス及び更新/未更新の検査が行なわれる
(タイミングt6 〜t9 )。
【0063】この場合、キャッシュヒット有り、しかも
データ更新状態であるため、キャッシュ検査部10から
のキャッシュ検査結果信号bにより、第2バス制御部9
に対してキャッシュライトバックが必要であることが通
知され、ライトバックデータの主記憶装置5に対する書
き戻し処理が完了するまで待たされると共に、キャッシ
ュ検査部10から書き戻し制御部12に対してライトバ
ック処理要求信号cが出力される(タイミングt9 )。
【0064】すると、書き戻し制御部12により、ま
ず、第1のバス7に対して、キャッシュ1ライン分「例
えば32バイト(64ビット×4回)」のライトバック
処理が行なわれ(タイミングt9 〜t13)、続いて書き
戻し制御部12から主記憶制御部11に対する主記憶書
き戻し要求信号dにより、主記憶装置5へのライトバッ
クデータ「DATA−X」の書き戻し処理が行なわれる
(タイミングt13〜t19)。
【0065】ライトバックデータの書き戻し処理が終了
すると、主記憶制御部11から書き戻し制御部12に対
して主記憶書き戻し終了信号eが出力されると共に、該
書き戻し制御部12から第2バス制御部9にライトバッ
ク処理終了信号fが出力されて主記憶読み出しの開始許
可が通知され、該第2バス制御部9から主記憶制御部1
1に対し主記憶リード要求信号gが出力される(タイミ
ングt19〜t20)。
【0066】すると、バスマスタ装置6から第2バス制
御部9を介して主記憶制御部11に与えられたアドレス
に応じて、主記憶装置5から目的のデータが読み出され
(タイミングt20〜t24)、主記憶制御部11に読み出
されたデータは、主記憶リード終了信号hと共に第2バ
ス制御部9に与えられ、第2バス8を介してバスマスタ
装置6へ転送される(タイミングt24〜t25)。
【0067】従って、バスマスタ装置6から主記憶装置
5に対するリード要求に際し、キャッシュライトバック
が発生する場合には、キャッシュ検査によりライトバッ
クを要することが判明後、ライトバックデータが主記憶
装置5に一旦書き戻されてから、該主記憶装置5から目
的のデータが読み出されてバスマスタ装置6へ転送され
る。
【0068】一方、バスマスタ装置6からのライト要求
に対しキャッシュライトバックが発生しない場合の動作
は、前記図8を参照して説明したリード要求に対しキャ
ッシュライトバックが発生しない場合の動作とほぼ同様
であり、タイミングt4 におけるバスマスタ装置6から
のコマンドがライトコマンドとなり、タイミングt10に
おける主記憶制御部11に対する主記憶アクセス要求信
号gが主記憶ライト要求信号となり、バスマスタ装置6
から第2バス制御部9を介して主記憶制御部11に与え
られたアドレスに応じて、データが書き込まれることが
異なるだけである。
【0069】従って、バスマスタ装置6から主記憶装置
5に対するライト要求に際し、キャッシュライトバック
が発生しない場合には、キャッシュ検査によりライトバ
ック不要なことが判明後、直ちに主記憶装置5に対して
バスマスタ装置6からのデータが書き込まれる。
【0070】また、バスマスタ装置6からのライト要求
に対しキャッシュライトバックが発生する場合の動作
も、前記図9を参照して説明したリード要求に対しキャ
ッシュライトバックが発生する場合の動作とほぼ同様で
あり、タイミングt4 におけるバスマスタ装置6からの
コマンドがライトコマンドとなり、タイミングt20にお
ける主記憶制御部11に対する主記憶アクセス要求信号
gが主記憶ライト要求信号となり、バスマスタ装置6か
ら第2バス制御部9を介して主記憶制御部11に与えら
れたアドレスに応じて、データが書き込まれることが異
なるだけである。
【0071】従って、バスマスタ装置6から主記憶装置
5に対するライト要求に際し、キャッシュライトバック
が発生する場合には、キャッシュ検査によりライトバッ
クを要することが判明後、ライトバックデータが主記憶
装置5に一旦書き戻されてから、該主記憶装置5に対し
てバスマスタ装置6からのデータが書き込まれる。
【0072】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記従来
のバスブリッジ(図7参照)を用いたコンピュータシス
テムでは、バスマスタ装置6から主記憶装置5へのアク
セス要求に対し、キャッシュライトバックが発生しない
場合には、直ちに主記憶装置5に対してバスマスタ装置
6からのアドレスに応じてデータの読み出しあるいは書
き込み処理が行なえるものの、キャッシュライトバック
が発生した場合には、CPUバス7側からのキャッシュ
ライトバックデータを一旦主記憶装置5に書き戻してか
らでないと、該主記憶装置5に対するデータの読み出し
あるいは書き込み処理が行なえないため、バスマスタ装
置6からのリード要求/ライト要求共に主記憶装置5に
対する2度のデータアクセスが必要になり、前述したよ
うに、書き戻し動作の頻度が高くなればなる程、すなわ
ち、CPU1とバスマスタ装置6によるデータ共有率が
高くなればなる程、バスマスタ装置6によるデータリー
ド/ライト動作が高速化できないという問題がある。
【0073】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、バスマスタからの主記憶アクセス要求に対し、
キャッシュライトバックが発生した場合でも、主記憶ア
クセス動作を高速に行なうことが可能になるバスブリッ
ジを用いたコンピュータシステムを提供することを目的
とする。
【0074】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わるバスブリッジを用いたコンピュータシステ
ムは、CPUが接続された第1のバスと、バスマスタ装
置が接続された第2のバスと、前記第1のバスと第2の
バスとを接続するバスブリッジと、このバスブリッジに
接続され前記第1のバス側及び前記第2のバス側から共
通にアクセスされる主記憶装置と、前記第1のバスに接
続されCPUに対しライトバック方式でアクセスされる
キャッシュメモリとを備えたバスブリッジを用いたコン
ピュータシステムであって、前記バスブリッジは、前記
バスマスタ装置から前記主記憶装置へのアクセス要求に
伴ない、当該アクセス要求アドレスが前記キャッシュメ
モリにヒットしているかミスしているかを検査するキャ
ッシュ検査手段と、このキャッシュ検査手段による検査
結果がミスしている場合には、前記アクセス要求アドレ
スに応じて前記主記憶装置を前記第2のバス側から直接
アクセスする主記憶アクセス手段と、前記キャッシュ検
査手段による検査結果がヒットしている場合には、前記
キャッシュメモリからのライトバックデータを前記主記
憶装置に書き戻す書き戻し手段と、この書き戻し手段に
よるライトバックデータの前記主記憶装置への書き戻し
に際し、前記バスマスタ装置からのアクセス要求がリー
ド要求であった場合には、前記ライトバックデータの前
記主記憶装置への書き戻しに伴ないその書き戻しデータ
を前記第2のバス側に直接転送するデータバイパス手段
とを具備し、バスマスタ装置から主記憶装置へのリード
要求に伴ないキャッシュヒットした際には、リード要求
アドレスに応じたリードデータを前記主記憶装置への書
き戻しデータから直接受け取ることを特徴とする。
【0075】これによれば、主記憶装置に対する書き戻
し処理の終了を待って、該主記憶装置からのリード処理
を行なう必要はなく、バスマスタ装置に対し高速に目的
のリードデータを与えることができることになる。
【0076】また、本発明の請求項2に係わるバスブリ
ッジを用いたコンピュータシステムは、前記請求項1に
係わるバスブリッジを用いたコンピュータシステムにあ
って、さらに、前記書き戻し手段によるライトバックデ
ータの前記主記憶装置への書き戻しに際し、前記バスマ
スタ装置からのアクセス要求がライト要求であった場合
には、前記ライトバックデータの前記主記憶装置への書
き戻しに伴ないその書き戻しデータをバスマスタ装置か
らのリードデータに置き換えて該主記憶装置へ書き込む
主記憶書き込み手段を備え、バスマスタ装置から主記憶
装置へのライト要求に伴ないキャッシュヒットした際に
は、前記主記憶装置に対するライトバックデータの書き
戻しとバスマスタ装置からのライトデータの書き込みと
を同時に行なうことを特徴とする。
【0077】これによれば、主記憶装置に対するライト
バックデータの書き戻し処理の終了を待ってから、ライ
トデータの書き込み処理を行なう必要はなく、バスマス
タ装置からのライトデータを主記憶装置に対し高速に書
き込むことができることになる。
【0078】また、本発明の請求項3に係わるバスブリ
ッジを用いたコンピュータシステムは、前記請求項1又
は請求項2に係わるバスブリッジを用いたコンピュータ
システムにあって、前記主記憶装置をDRAMからなる
主記憶装置とし、さらに、前記キャッシュ検査手段によ
り前記バスマスタ装置から前記主記憶装置へのアクセス
要求に伴ない、当該アクセス要求アドレスが前記キャッ
シュメモリにヒットしているかミスしているかを検査し
ている間に、前記主記憶装置の前記アクセス要求アドレ
スに対応するROWアドレスを予めアクティブにする事
前ROWアクティブ化手段を備え、前記キャッシュ検査
手段による検査結果に応じた前記主記憶装置とのデータ
アクセスに際しては、該主記憶装置の前記アクセス要求
アドレスに対応するCOLUMNアドレスをのみ指定し
てデータアクセスを行なうことを特徴とする。
【0079】これによれば、キャッシュ検査後に発生す
るバスマスタ装置から主記憶装置に対するデータアクセ
スサイクルを、大幅に短縮することができることにな
る。
【0080】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0081】図1は本発明のバスブリッジを用いたコン
ピュータシステムの実施の形態に係わるバスブリッジの
構成を示すブロック図である。
【0082】このバスブリッジを用いたコンピュータシ
ステムの全体構成については、前記図6におけるシステ
ム構成と同様のためその説明は省略する。
【0083】図1に示すバスブリッジにおいて、9は第
2のバス制御部、10はキャッシュ検査部、12は書き
戻し制御部、21は主記憶制御部、22はデータバイパ
ス部である。
【0084】データバイパス部22は、書き戻し制御部
12から主記憶制御部21に対するデータ転送ライン
(DATA−X)と第2バス制御部9との間に接続さ
れ、その内部には、例えばFIFOメモリが備えられ
る。
【0085】また、主記憶制御部21には、主記憶装置
5に対するデータの書き込みに際し、CPU1側からの
データ「DATA−X」とバスマスタ装置6側からのデ
ータ「DATA−Y」とをバイト単位で切り換え選択す
るためのデータ切り換え部23が備えられる。
【0086】ここで、前記バスブリッジを構成する各ブ
ロック間で入出力される信号の内容は次の通りである。
【0087】すなわち、aは第2バス制御部9からキャ
ッシュ検査部10に出力されるキャッシュ検査要求信
号、bはキャッシュ検査部10から第2バス制御部9に
出力されるキャッシュ検査結果信号(ライトバック要/
不要)、cはキャッシュ検査部10から書き戻し制御部
12に出力されるライトバック処理要求信号、dは書き
戻し制御部12から主記憶制御部11に出力される主記
憶書き戻し要求信号、eは主記憶制御部11から書き戻
し制御部12に出力される主記憶書き戻し終了信号、
f′は書き戻し制御部12から第2バス制御部9に出力
されるライトバックデータレディ信号、gは第2バス制
御部9から主記憶制御部11に出力される主記憶アクセ
ス要求信号、hは主記憶制御部11から第2バス制御部
9に出力される主記憶アクセス終了信号、iは第2バス
制御部9から主記憶制御部21に出力される主記憶(D
RAM)アクティブ化要求信号である。
【0088】前記主記憶アクティブ化要求信号iが出力
された場合、主記憶制御部21は、バスマスタ装置6か
ら第2バス8及び第2バス制御部9を介して与えられた
アドレスを含むところのROWアドレス(ページアドレ
ス)を主記憶装置(DRAM)5に対して与え、この与
えられたアドレスに相当する主記憶上のページエリアを
アクティブにする動作を行なう。
【0089】この場合、前記主記憶装置5において、ア
クティブ化されたページに対しては、前記バスマスタ6
からのアドレスに応じたCOLUMNアドレスを与える
だけで、直ちに目的とするデータアクセスが行なえるこ
とになる。
【0090】次に、前記構成によるバスブリッジを用い
たコンピュータシステムにおいて、バスマスタ装置6か
らの主記憶アクセス要求に伴なう動作について説明す
る。
【0091】図2は前記バスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムにおけるバスマスタ装置6からのリード要
求に対しキャッシュライトバックが発生する場合の動作
を示すタイミングチャートである。
【0092】すなわち、バスマスタ装置6から第2バス
8に対するアクセス要求に応じて、バスアービタからの
グラント信号により該第2バス8の使用権が得られると
(タイミングt1 〜t3 )、バスマスタ装置6から第2
バス8を介しバスブリッジ4の第2バス制御部9に対し
て、アドレス及びリードコマンドが与えられる(タイミ
ングt4 )。
【0093】すると、第2バス制御部9からキャッシュ
検査部10に対してキャッシュ検査要求信号aが出力さ
れ(タイミングt5 )、該キャッシュ検査部10により
第1バス7を介し、L1 ,L2 キャッシュ2,3に対す
るヒット/ミス及び更新/未更新の検査が行なわれる
(タイミングt6 〜t9 )。
【0094】キャッシュ検査の結果は、従来のバスブリ
ッジを用いたコンピュータシステムと同様に5通り
(1)〜(5)あり、キャッシュライトバックが発生す
る場合と発生しない場合がある。
【0095】ここで、キャッシュライトバックが発生し
ない場合(1)(2)の動作は、従来のバスブリッジを
用いたコンピュータシステムと同じ動作(図8参照)で
ある。
【0096】キャッシュライトバックが発生する場合
(3)(4)(5)は、まずキャッシュ検査部10から
のキャッシュ検査結果信号bにより、第2バス制御部9
に対してキャッシュライトバック必要であることが通知
されると共に、キャッシュ検査部10から書き戻し制御
部12に対してライトバック処理要求信号cが出力され
る(タイミングt9 )。
【0097】すると、書き戻し制御部12により、ま
ず、第1のバス7に対して、キャッシュ1ライン分「例
えば32バイト(64ビット×4回)」のライトバック
処理が行なわれ(タイミングt9 〜t13)、続いて書き
戻し制御部12から主記憶制御部11に対して主記憶書
き戻し要求信号dが出力され、主記憶装置5へのライト
バックデータ「DATA−X」の書き戻し処理が開始さ
れる(タイミングt13〜)。
【0098】これと共に、書き戻し制御部12からは、
第1バス7からのライトバックデータ「DATA−X」
が主記憶制御部21及びデータバイパス部22へ並行し
て転送されるタイミングで、ライトバックデータレディ
信号f′が第2バス制御部9に対して出力され、バスマ
スタ装置6が必要としているデータを含むライトバック
データがデータバイパス部22に転送されていることが
通知される(タイミングt13〜t16)。
【0099】この書き戻し制御部12からのライトバッ
クデータレディ信号f′を受けて、第2バス制御部9に
より、バスマスタ装置6からのアドレスに応じてデータ
バイパス部22から受け取られたデータは、第2バス8
を経由してバスマスタ装置6に転送される(タイミング
t16〜t17)。
【0100】そして、ライトバックデータの書き戻し処
理が終了すると、主記憶制御部11から書き戻し制御部
12に対して主記憶書き戻し終了信号eが出力される
(タイミングt19)。
【0101】これにより、バスマスタ装置6から主記憶
装置5に対するリード要求に際し、キャッシュライトバ
ックが発生した場合には、キャッシュ検査によりライト
バックを要することが判明後、ライトバックデータが主
記憶装置5に書き戻されると共に、第2バス制御部9
は、データバイパス部22を介して、バスマスタ装置6
からのアドレスに応じた目的のデータを直接受け取るこ
とができ、主記憶装置5に対する書き戻し処理の終了を
待ったり、該主記憶装置5からのデータ読み出し処理を
行なう必要はなく、バスマスタ装置6に対し高速に目的
のリードデータを転送することが可能になる。
【0102】次に、前記バスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムにおけるバスマスタ装置6からのライト要
求に対しキャッシュライトバックが発生する場合の動作
について説明する。
【0103】図4は前記バスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムの主記憶制御部21に備えられるデータ切
換え部23の構成を示すブロック図である。
【0104】このデータ切換え部23には、切換え器2
3a及び切換え制御部23bが備えられる。
【0105】切換え器23aは、例えば64ビット×4
回のバースト転送として書き戻し制御部12から与えら
れるキャッシュライトバックデータ(X)と、例えば1
バイトのライトデータを含む32ビット幅のデータとし
て第2バス制御部9から与えられるバスマスタライトデ
ータ(Y)とを、バイト単位で切換え選択するためのマ
ルチプレクサからなるもので、この切換え器23aにお
いて、バスマスタ装置6からのライトアドレスに応じて
キャッシュライトバックデータの対応する1バイトデー
タのみ選択的に書き替えられた64ビット幅のデータ
は、主記憶装置5へ転送されて書き戻される。
【0106】そして、前記切換え器23aにおいて、1
バイト単位で行なわれるキャッシュライトバックデータ
とバスマスタライトデータとの切換え制御信号jは、バ
スマスタ装置6から32ビットで与えられるライトアド
レスと、その内のライトすべき1バイトのアドレス位置
を示すバイトイネーブル信号、及びCPU1から与えら
れるキャッシュライトバックアドレスに基づき切換え制
御部23bにて生成される。
【0107】図5は前記バスブリッジ内の主記憶制御部
21に備えられるデータ切換え部23におけるキャッシ
ュ1ライン分のライトバックデータ(64ビット×4)
と1バイトのライトデータを含むバスマスタライトデー
タ(32ビット)との切換え選択状態を示す図である。
【0108】すなわち、バスマスタ装置6が第2のバス
8の使用権を獲得すると、該第2のバス8上にアドレス
とライトデータ、ライトコマンドが出力される。
【0109】以降、キャッシュからのライトバックデー
タがバスブリッジ4の書き戻し制御部12に受け取られ
るところまでは、前述したバスマスタ装置6からのリー
ド要求に対してキャッシュライトバックが発生する場合
の動作と同様である「図2(t1 〜t13)参照」。
【0110】そして、前記書き戻し制御部12から主記
憶装置5へのキャッシュライトバックデータの書き戻し
処理に際しては、書き戻し制御部12と第2のバス制御
部9が連係し、ライトバックデータとバスマスタ装置6
からのライトデータとを主記憶制御部21内のデータ切
換え部23においてマージして主記憶装置5へ書き戻す
処理を行なう。
【0111】前記書き戻し制御部12は、キャッシュか
ら受け取ったライトバックデータを主記憶装置5へ書き
戻すため、主記憶制御部21に対して主記憶書き戻し要
求信号dを出力する。
【0112】この場合、ライトバックデータは、主記憶
装置5に対して64ビット×4回のバースト転送で送ら
れるものとする。
【0113】すると、主記憶制御部21のデータ切り換
え部23では、64ビットのライトバックデータを受け
取る毎にそのライトバックアドレスを監視し、バスマス
タ装置6からのライトアドレスが含まれるライトバック
アドレスに対応する64ビットのライトバックデータが
転送されるタイミングを検出する。
【0114】バスマスタからのライトアドレスが含まれ
ないその他のライトバックアドレスに対応する64ビッ
トのライトバックデータが、主記憶制御部21における
データ切換え部23の切換え器23aに転送された際に
は、切換え制御部23bからの8ビットの切換え制御信
号jは、その総てのラインがライトバックデータを選択
する側にセットされ、そのままのデータとして主記憶装
置5に書き戻される。
【0115】一方、バスマスタ装置6からのライトアド
レスが含まれるライトバックアドレスに対応する64ビ
ットのライトバックデータが、主記憶制御部21におけ
るデータ切換え部23の切換え器23aに転送されたこ
とが検出されると、当該ライトアドレスがライトバック
データの偶数アドレス側32ビットに対応するか奇数ア
ドレス側32ビットに対応するかが検出されると共に、
そのライトアドレスに対応する偶数アドレス側32ビッ
トあるいは奇数アドレス側32ビットのライトバックデ
ータのうちの何処の1バイトデータがバスマスタ装置6
からのライトすべき1バイトデータと書き替えるデータ
であるかがバスマスタバイトイネーブル信号に基づき検
出される。
【0116】この場合、切換え制御部23bからの8ビ
ットの切換え制御信号jは、前記バスマスタライトアド
レスとバスマスタライトイネーブル信号に基づき検出さ
れたライトバックデータの1バイトに対応するラインの
みがバスマスタライトデータを選択する側にセットさ
れ、キャッシュライトバックデータは、バスマスタ装置
6により要求されたライトアドレスに対応するところの
1バイトデータのみがバスマスタ装置6からのライトす
べき1バイトデータと書き替えられて主記憶装置5に書
き戻される。
【0117】これにより、バスマスタ装置6から主記憶
装置5に対するライト要求に際し、キャッシュライトバ
ックが発生した場合には、キャッシュ検査によりライト
バックを要することが判明後、ライトバックデータが主
記憶装置5に書き戻されるのと同時に、バスマスタ装置
6からのライトデータも主記憶装置5に書き込まれるよ
うになり、該主記憶装置5に対するキャッシュライトバ
ックデータの書き戻し処理の終了を待ってから、バスマ
スタライトデータの書き込み処理を行なう必要はなく、
バスマスタ装置6からのライトデータを主記憶装置5に
対し高速に書き込むことが可能になる。
【0118】すなわち、キャッシュからのライトバック
データの書き戻し処理とバスマスタ装置6からのライト
データの書き込み処理とを、主記憶装置5に対する1回
のアクセス動作で行なうことができるようになる。
【0119】次に、バスマスタ装置6から主記憶装置5
へのアクセス要求に対し、キャッシュライトバックが発
生した場合、発生しない場合の何れの場合でも、さらに
高速なデータアクセスを可能にする実施の形態について
説明する。
【0120】前記バスブリッジを用いたコンピュータシ
ステムにおける主記憶装置5は、通常、各種のダイナミ
ックRAM(DRAM)によって構成されるが、DRA
Mの内部では、ROWアドレスに相当するページという
数Kビットの単位で読み出し/書き込みを行なうため、
このDRAMにアクセスする場合は、まず、ページ(R
OWアドレス)をアクティブにしてからそのページ内の
アドレス(COLUMNアドレス)を特定し、リード/
ライトを行なうという手順が必要になる。
【0121】すなちわ、予めページ(ROWアドレス)
がアクティブになっているかどうかによって、リード/
ライトに要する時間が異なる。リード/ライトアドレス
が存在するページに対応するROWアドレスが予めアク
ティブになっていれば、より高速なリード/ライト動作
が可能になる。
【0122】図3は前記バスブリッジを用いたコンピュ
ータシステムにおけるバスマスタ装置6からのリード要
求に対しDRAM事前アクティブ化処理を行なった場合
の動作を示すタイミングチャートである。
【0123】図3におけるリード動作の場合は、キャッ
シュライトバックが発生しない場合のリード動作につい
て示している。
【0124】すなわち、バスマスタ装置6から第2バス
8に対するアクセス要求に応じて、バスアービタからの
グラント信号により該第2バス8の使用権が得られると
(タイミングt1 〜t3 )、バスマスタ装置6から第2
バス8を介しバスブリッジ4の第2バス制御部9に対し
て、アドレス及びリードコマンドが与えられる(タイミ
ングt4 )。
【0125】すると、第2バス制御部9からキャッシュ
検査部10に対してキャッシュ検査要求信号aが出力さ
れ、該キャッシュ検査部10により第1バス7を介し、
L1,L2 キャッシュ2,3に対するヒット/ミス及び
更新/未更新の検査が行なわれるのと同時に、第2バス
制御部9から主記憶制御部21に対して主記憶(DRA
M)アクティブ化要求信号iが出力され、バスマスタ装
置6から与えられたリードアドレスに相当する主記憶装
置5のページに対応するROWアドレスが主記憶制御部
21によりアクティブにされる(タイミングt5 〜t9
)。
【0126】この場合、キャッシュヒットが無いか、キ
ャッシュヒットが有ってもデータ未更新であるため、キ
ャッシュ検査部10からのキャッシュ検査結果信号bに
より、第2バス制御部9に対してキャッシュライトバッ
ク不要であること、つまり、主記憶読み出しの開始許可
が通知され、該第2バス制御部9から主記憶制御部21
に対し主記憶リード要求信号gが出力される(タイミン
グt9 〜t10)。
【0127】すると、バスマスタ装置6から第2バス制
御部9を介して主記憶制御部21に与えられたアドレス
に応じて、主記憶装置5に対しCOLUMNアドレスを
指定するだけで該主記憶装置5から直ちに目的のデータ
が読み出され(タイミングt10〜t12)、主記憶制御部
11に読み出されたデータは、主記憶リード終了信号h
と共に第2バス制御部9に与えられ、第2バス8を介し
てバスマスタ装置6へ転送される(タイミングt12〜t
13)。
【0128】従って、バスマスタ装置6から主記憶装置
5に対するリード要求に際し、キャッシュ検査処理を行
なっている間に、DRAMのページ(ROWアドレス)
を予めアクティブにする動作を並行して行なうことによ
り、キャッシュ検査後に発生するバスマスタ装置6から
のデータリードサイクルを、大幅に短縮することができ
る。
【0129】なお、前記図3を参照して説明した、バス
マスタ装置6からのリード要求に対しキャッシュライト
バックが発生しない場合の主記憶装置5からの直接のリ
ード動作だけでなく、前記図2を参照して説明した、バ
スマスタ装置6からのリード要求に対しキャッシュライ
トバックが発生した場合のリードデータのバイパスと共
に行なわれる主記憶装置5に対するライトバック動作、
及び前記図4及び図5を参照して説明した、バスマスタ
装置からのライト要求に対しキャッシュライトバックが
発生した場合のライトデータの書き込みと同時に行なわ
れる主記憶装置5に対するライトバック動作、さらに
は、バスマスタ装置からのライト要求に対しキャッシュ
ライトバックが発生しない場合の主記憶装置5への直接
のライト動作の何れの場合のバスマスタ要求に応じた主
記憶アクセス動作についても、バスマスタ装置6からの
主記憶アクセス要求に伴ないキャッシュ検査を行なって
いる間に、そのアクセス要求アドレスに応じて主記憶装
置(DRAM)5の対応するページ(ROWアドレス)
を予めアクティブにしておくことで、そのデータアクセ
スサイクルを大幅に短縮することができる。
【0130】したがって、前記構成のバスブリッジを用
いたコンピュータシステムによれば、バスマスタ装置6
から主記憶装置5へのリード要求があった際に、キャッ
シュ検査部10によりキャッシュライトバックが必要で
あることが通知された場合には、キャッシュライトバッ
クデータを書き戻し制御部12から主記憶制御部21を
介して主記憶装置5に書き戻すのと同時にデータバイパ
ス部22にも転送し、リード要求アドレスに応じた目的
のデータを前記データバイパス部22を介して直接第2
バス制御部9に取り込み、第2バス8からバスマスタ装
置6へ転送するようにしたので、主記憶装置5に対する
書き戻し処理の終了を待って、該主記憶装置5からのデ
ータ読み出し処理を行なう必要はなく、バスマスタ装置
6に対し高速に目的のリードデータを与えることが可能
になる。
【0131】また、前記構成のバスブリッジを用いたコ
ンピュータシステムによれば、バスマスタ装置6から主
記憶装置5へのライト要求があった際に、キャッシュ検
査部10によりキャッシュライトバックが必要であるこ
とが通知された場合には、書き戻し制御部12から主記
憶制御部21に転送されたキャッシュライトバックデー
タを、そのうちのライト要求アドレスに対応したデータ
をデータ切換え部23においてバスマスタ装置6からの
ライトデータに置き換えて、主記憶装置5に書き戻すよ
うにしたので、ライトバックデータが主記憶装置5に書
き戻されるのと同時に、バスマスタ装置6からのライト
データも主記憶装置5に書き込まれるようになり、該主
記憶装置5に対するキャッシュライトバックデータの書
き戻し処理の終了を待ってから、バスマスタライトデー
タの書き込み処理を行なう必要はなく、バスマスタ装置
6からのライトデータを主記憶装置5に対し高速に書き
込むことが可能になる。
【0132】さらに、前記構成のバスブリッジを用いた
コンピュータシステムによれば、バスマスタ装置6から
主記憶装置(DRAM)5へのアクセス要求があった場
合には、キャッシュ検査部10を介してキャッシュライ
トバックの要/不要を検査している間に、アクセス要求
アドレスに応じて前記主記憶装置(DRAM)5の対応
するページ(ROWアドレス)を予めアクティブにして
おくようにしたので、前記キャッシュ検査後に発生する
バスマスタ装置6から主記憶装置5に対する直接のデー
タアクセス、あるいは書き戻し制御部12から主記憶装
置5に対するキャッシュライトバックデータの書き戻し
処理に際しては、主記憶装置5に対しCOLUMNアド
レスを指定するだけで直ちにデータアクセスを行なうこ
とができ、バスマスタ装置6からのデータアクセスサイ
クルを、大幅に短縮することが可能になる。
【0133】なお、本発明は前記各実施の形態にのみ制
限されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変
形して用いることができる。
【0134】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
るバスブリッジを用いたコンピュータシステムによれ
ば、バスマスタ装置から主記憶装置へのリード要求に伴
ないキャッシュヒットした際には、リード要求アドレス
に応じたリードデータを前記主記憶装置への書き戻しデ
ータから直接受け取るようにしたので、主記憶装置に対
する書き戻し処理の終了を待って、該主記憶装置からの
リード処理を行なう必要はなく、バスマスタ装置に対し
高速に目的のリードデータを与えることができるように
なる。
【0135】また、本発明の請求項2に係わるバスブリ
ッジを用いたコンピュータシステムによれば、バスマス
タ装置から主記憶装置へのライト要求に伴ないキャッシ
ュヒットした際には、前記主記憶装置に対するライトバ
ックデータの書き戻しとバスマスタ装置からのライトデ
ータの書き込みとを同時に行なうようにしたので、主記
憶装置に対するライトバックデータの書き戻し処理の終
了を待ってから、ライトデータの書き込み処理を行なう
必要はなく、バスマスタ装置からのライトデータを主記
憶装置に対し高速に書き込むことができるようになる。
【0136】さらに、本発明の請求項3に係わるバスブ
リッジを用いたコンピュータシステムによれば、バスマ
スタ装置から主記憶装置へのアクセス要求に伴ない、当
該アクセス要求アドレスがキャッシュメモリにヒットし
ているかミスしているかを検査している間に、前記主記
憶装置の前記アクセス要求アドレスに対応するROWア
ドレスを予めアクティブにすることで、前記キャッシュ
メモリの検査結果に応じた前記主記憶装置とのデータア
クセスに際しては、該主記憶装置の前記アクセス要求ア
ドレスに対応するCOLUMNアドレスをのみ指定して
データアクセスを行なうようにしので、キャッシュ検査
後に発生するバスマスタ装置から主記憶装置に対するデ
ータアクセスサイクルを、大幅に短縮することができる
ようになる。
【0137】よって、本発明によれば、バスマスタから
の主記憶アクセス要求に対し、キャッシュライトバック
が発生した場合でも、主記憶アクセス動作を高速に行な
うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバスブリッジを用いたコンピュータシ
ステムの実施の形態に係わるバスブリッジの構成を示す
ブロック図。
【図2】前記バスブリッジを用いたコンピュータシステ
ムにおけるバスマスタ装置からのリード要求に対しキャ
ッシュライトバックが発生する場合の動作を示すタイミ
ングチャート。
【図3】前記バスブリッジを用いたコンピュータシステ
ムにおけるバスマスタ装置からのリード要求に対しDR
AM事前アクティブ化処理を行なった場合の動作を示す
タイミングチャート。
【図4】前記バスブリッジを用いたコンピュータシステ
ムの主記憶制御部に備えられるデータ切換え部の構成を
示すブロック図。
【図5】前記バスブリッジ内の主記憶制御部に備えられ
るデータ切換え部におけるキャッシュ1ライン分のライ
トバックデータ(64ビット×4)と1バイトのライト
データを含むバスマスタライトデータ(32ビット)と
の切換え選択状態を示す図。
【図6】バスブリッジを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図。
【図7】前記バスブリッジを用いたコンピュータシステ
ムにおける従来のバスブリッジの構成を示すブロック
図。
【図8】従来のバスブリッジを用いたコンピュータシス
テムにおけるバスマスタ装置からのリード要求に対しキ
ャッシュライトバックが発生しない場合の動作を示すタ
イミングチャート。
【図9】従来のバスブリッジを用いたコンピュータシス
テムにおけるバスマスタ装置からのリード要求に対しキ
ャッシュライトバックが発生する場合の動作を示すタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
1 …CPU、 2 …L1 キャッシュメモリ、 3 …L2 キャッシュメモリ、 4 …バスブリッジ、 5 …主記憶装置(DRAM)、 6 …バスマスタ装置、 7 …第1のバス(CPUバス)、 8 …第2のバス(IOバス)、 9 …第2のバス制御部、 10 …キャッシュ検査部、 12 …書き戻し制御部、 21 …主記憶制御部、 22 …データバイパス部、 23 …データ切換え部、 23a…切換え器(マルチプレクサ)、 23b…切換え制御部、 a …キャッシュ検査要求信号、 b …キャッシュ検査結果信号(ライトバック要/不
要)、 c …ライトバック処理要求信号、 d …主記憶書き戻し要求信号、 e …主記憶書き戻し終了信号、 f′…ライトバックデータレディ信号、 g …主記憶アクセス要求信号、 h …主記憶アクセス終了信号、 i …主記憶(DRAM)アクティブ化要求信号、 j …切換え制御信号。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUが接続された第1のバスと、バス
    マスタ装置が接続された第2のバスと、前記第1のバス
    と第2のバスとを接続するバスブリッジと、このバスブ
    リッジに接続され前記第1のバス側及び前記第2のバス
    側から共通にアクセスされる主記憶装置と、前記第1の
    バスに接続されCPUに対しライトバック方式でアクセ
    スされるキャッシュメモリとを備えたバスブリッジを用
    いたコンピュータシステムにおいて、 前記バスブリッジは、 前記バスマスタ装置から前記主記憶装置へのアクセス要
    求に伴ない、当該アクセス要求アドレスが前記キャッシ
    ュメモリにヒットしているかミスしているかを検査する
    キャッシュ検査手段と、 このキャッシュ検査手段による検査結果がミスしている
    場合には、前記アクセス要求アドレスに応じて前記主記
    憶装置を前記第2のバス側から直接アクセスする主記憶
    アクセス手段と、 前記キャッシュ検査手段による検査結果がヒットしてい
    る場合には、前記キャッシュメモリからのライトバック
    データを前記主記憶装置に書き戻す書き戻し手段と、 この書き戻し手段によるライトバックデータの前記主記
    憶装置への書き戻しに際し、前記バスマスタ装置からの
    アクセス要求がリード要求であった場合には、前記ライ
    トバックデータの前記主記憶装置への書き戻しに伴ない
    その書き戻しデータを前記第2のバス側に直接転送する
    データバイパス手段とを具備し、 バスマスタ装置から主記憶装置へのリード要求に伴ない
    キャッシュヒットした際には、リード要求アドレスに応
    じたリードデータを前記主記憶装置への書き戻しデータ
    から直接受け取ることを特徴とするバスブリッジを用い
    たコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記書き戻し手段によるライトバックデータの前記主記
    憶装置への書き戻しに際し、前記バスマスタ装置からの
    アクセス要求がライト要求であった場合には、前記ライ
    トバックデータの前記主記憶装置への書き戻しに伴ない
    その書き戻しデータをバスマスタ装置からのリードデー
    タに置き換えて該主記憶装置へ書き込む主記憶書き込み
    手段を備え、 バスマスタ装置から主記憶装置へのライト要求に伴ない
    キャッシュヒットした際には、前記主記憶装置に対する
    ライトバックデータの書き戻しとバスマスタ装置からの
    ライトデータの書き込みとを同時に行なうことを特徴と
    する請求項1記載のバスブリッジを用いたコンピュータ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記主記憶装置はDRAMからなる主記
    憶装置であり、 さらに、 前記キャッシュ検査手段により前記バスマスタ装置から
    前記主記憶装置へのアクセス要求に伴ない、当該アクセ
    ス要求アドレスが前記キャッシュメモリにヒットしてい
    るかミスしているかを検査している間に、前記主記憶装
    置の前記アクセス要求アドレスに対応するROWアドレ
    スを予めアクティブにする事前ROWアクティブ化手段
    を備え、 前記キャッシュ検査手段による検査結果に応じた前記主
    記憶装置とのデータアクセスに際しては、該主記憶装置
    の前記アクセス要求アドレスに対応するCOLUMNア
    ドレスをのみ指定してデータアクセスを行なうことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のバスブリッジを備
    えたコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 CPU及び該CPUに対しライトバック
    方式でアクセスされるキャッシュメモリが接続された第
    1のバスと、バスマスタ装置が接続された第2のバス
    と、前記第1のバス側及び前記第2のバス側から共通に
    アクセスされる主記憶装置とを相互に接続するバスブリ
    ッジであって、 前記バスマスタ装置から前記主記憶装置へのアクセス要
    求に伴ない、当該アクセス要求アドレスが前記キャッシ
    ュメモリにヒットしているかミスしているかを検査し、
    その検査結果がヒットしている場合で且つ前記アクセス
    要求がリード要求である場合には、前記キャッシュメモ
    リからのライトバックデータを前記主記憶装置に書き戻
    すのと共に、その書き戻しデータを前記第2のバス側に
    直接転送する手段を備えたことを特徴とするバスブリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 さらに、前記バスマスタ装置から前記主
    記憶装置へのアクセス要求に伴なう前記キャッシュメモ
    リの検査結果がヒットしている場合で且つ前記アクセス
    要求がライト要求である場合には、前記キャッシュメモ
    リからのライトバックデータの前記主記憶装置への書き
    戻しに伴ないその書き戻しデータをバスマスタ装置から
    のリードデータに置き換えて該主記憶装置へ書き込む手
    段を備えたことを特徴とする請求項4記載のバスブリッ
    ジ。
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