JPH09237168A - ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム及び印刷ホスト - Google Patents

ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム及び印刷ホスト

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JPH09237168A
JPH09237168A JP8044909A JP4490996A JPH09237168A JP H09237168 A JPH09237168 A JP H09237168A JP 8044909 A JP8044909 A JP 8044909A JP 4490996 A JP4490996 A JP 4490996A JP H09237168 A JPH09237168 A JP H09237168A
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JP8044909A
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Inventor
Tsuyoshi Yamanaka
剛志 山中
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストベースプリンタシステムにおいて、印
刷に失敗したページの再印刷を自動的に行う。 【解決手段】 エラーによって同一ページを再度印刷す
る必要が生じたときはその旨をプリンタ30からホスト20
に通信すると共に、プリンタ30側に残っているデータを
クリアする。ホスト20は出力完了ページ管理カウンタ29
を印刷成功ページに戻し、印刷失敗ページのデータから
再度出力し直す。出力データリスト26には、格納スター
トページ管理カウンタ27により特定されるページ以降の
データを格納することとし、この格納スタートページ管
理カウンタ27は、印刷成功ページの次のページとなるよ
うに逐次更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストベースプリ
ンタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般のプリンタは、文書などを印刷する
場合、ホストから供給されたデータをプリンタ側がビッ
トマップデータ等の画像データに変換して印刷してい
る。これに対し、ホスト側で画像データへの変換処理が
行われ、ホストから画像データを受信して出力するプリ
ンタがホストベースプリンタと呼ばれている。一般的に
ホストからホストベースプリンタに供給される画像デー
タは圧縮されているので、プリンタ側は、ホストから受
信した画像データを必要に応じて伸張してエンジン部へ
受け渡すという単純な処理を行うのみでよく、プリンタ
の負荷が非常に軽減される。従って、ホストベースプリ
ンタは、より低機能のCPUやより低容量のメモリにて
印刷処理が実現でき、プリンタのコストを大幅に削減で
きている。
【0003】ところで、プリンタには、レーザプリンタ
等の様に、印刷中に印刷を一時停止させることができな
いエンジン特性を持つプリンタがある。この様なエンジ
ン特性のプリンタの場合、印刷中に画像データが途絶え
るのを防ぐため、通常1ページ分の画像データをプリン
タの内部メモリに蓄えている。そして、これを利用し
て、同一の印刷出力を再印刷させる機能を付加している
プリンタが多々ある。これにより、印刷中に紙詰まりを
起こしたりした時など、印刷を失敗したときには該当ペ
ージをプリンタ側で自動的に再印刷して印刷の失敗を補
うことができている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1ペー
ジ分の出力データを蓄えるだけのメモリを備えることは
プリンタのコストを上げることになる。このため、最近
では、プリンタ側のメモリ容量を極力小さくしてコスト
ダウンを図った廉価なプリンタも採用されるようになっ
ている。この様なプリンタでは1ページ分の画像データ
を蓄えられないことがあるので、印刷に失敗した場合に
は、ユーザーが再度該当ページの印刷を指示しなければ
再印刷はできず、印刷に失敗したページを自動的に再印
刷することはできなかった。
【0005】そこで、本発明は、プリンタのメモリ容量
にかかわらず、印刷に失敗したページの再印刷を自動的
に行うことができるようにすることを目的とする。な
お、本発明は高価なプリンタを使ったシステムに全く適
用できないわけではなく、プリンタ側のメモリ容量によ
って適用範囲を限定されるものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる目的を達成するため、本発明のホスト
ベースプリンタシステムの印刷制御方法は、ホストコン
ピュータ側で印刷用の画像データを形成し、該画像デー
タをプリンタに出力して印刷を行う様にしたホストベー
スプリンタシステムの印刷制御方法において、プリンタ
とホストコンピュータとの間を双方向に通信できるよう
にし、何等かの異常によって同一ページを再度印刷する
必要が生じたときはその旨の情報をプリンタからホスト
コンピュータに通信すると共に、プリンタ側に残ってい
る未印刷の画像データをクリアし、ホストコンピュータ
が該情報を受け取ったら、当該再印刷すべきページの画
像データを自動的に再出力するようにしたことを特徴と
する。
【0007】この印刷制御方法によれば、何等かの異常
によって印刷に失敗したとき、双方向通信によってこの
状態がホストコンピュータに伝達される。すると、ホス
トコンピュータでは、これを受けて自動的に該当ページ
の画像データを再出力する。従って、プリンタ側に大き
なメモリがないような場合であっても、印刷失敗ページ
が抜けてしまうということがない。また、プリンタ側の
未印刷の画像データをクリアするので、再印刷に当たっ
て前に送り込まれたデータが再印刷動作の邪魔をした
り、1ページに満たない画像データが印刷されるという
ことがない。
【0008】この方法においては、より具体的には、前
記ホストコンピュータにはプリンタに出力した画像デー
タをその後も再出力可能に保持させておき、該プリンタ
は印刷に成功したページに関する情報をホストコンピュ
ータに対して通信し、該情報を受け取ったホストコンピ
ュータは、当該印刷成功ページの末尾までの画像データ
の保持を解除するように構成するとよい。こうすること
で、ホスト側は印刷失敗ページの画像データをすぐに再
出力することができる。また、再出力のために保持して
おくべき画像データの量もいたずらに多くなり過ぎない
のでホスト側の負担も軽くなる。
【0009】また、上記目的を達成するためになされた
本発明のホストベースコンピュータシステムは、ホスト
コンピュータ側で印刷用の画像データを形成し、該画像
データをプリンタに出力して印刷を行う様にしたホスト
ベースプリンタシステムにおいて、前記プリンタとホス
トコンピュータとの間を双方向に通信できるように双方
向通信ラインで接続すると共に、前記プリンタ側には、
印刷に成功したページ及び印刷に失敗したページをホス
トコンピュータに特定させるための印刷実行情報を出力
する印刷実行情報出力手段と、印刷に失敗した場合に
は、未印刷の画像データをクリアするデータクリア手段
とを備えさせ、前記ホストコンピュータ側には、前記プ
リンタに出力した画像データを再出力可能に保持する画
像データ保持手段と、前記プリンタから送信されて来る
印刷実行情報に基づいて、印刷に失敗したページを特定
したら、前記画像データ保持手段に保持されている画像
データの内、該当ページの画像データを再出力する再出
力手段と、前記プリンタから送信されて来る印刷実行情
報に基づいて、印刷に成功したページを特定したら、前
記画像データ保持手段に対して、該当ページの末尾まで
の画像データの保持を解除させる解除手段とを備えさせ
たことを特徴とする。
【0010】このホストベースコンピュータシステムに
よれば、プリンタにおいて印刷に失敗したときは、印刷
実行情報出力手段が双方向通信ラインを介してその旨の
情報をホスト側に伝達すると共に、未印刷の画像データ
がプリンタ側に残っていればこれをクリアする。一方、
ホスト側では、印刷用の画像データを出力した後も、画
像データ保持手段に再出力可能に保持している。そし
て、印刷失敗の情報を受け取った場合には再出力手段を
作動させて、画像データ保持手段から該当ページの画像
データを再出力する。プリンタ側では、上述の様に未印
刷の画像データはクリアされているので未印刷の画像デ
ータに邪魔されることなく、印刷失敗ページの画像デー
タをページの先頭から再度印刷することができる。ま
た、プリンタは、印刷に成功したページを特定させるた
めの情報もホスト側に伝達する。従って、ホスト側では
解除手段を作動させ、画像データ保持手段内に保持して
おくべき画像データの量をいたずらに増やすことなく、
印刷成功ページの末尾までの画像データの保持を解除す
る。ここで、保持の解除は、どのような方法でもよく、
該当データ自体をクリアしてもよいし、上書き可能な様
にアドレス管理情報を変更するだけでもよい。
【0011】本発明のホストベースプリンタシステムに
おいては、より具体的には、前記プリンタは、印刷ペー
ジ数を累積した印刷実績ページ数を記憶する印刷実績記
憶手段を備え、前記印刷実行情報として、当該印刷実績
ページ数を含む情報を出力するようにし、前記ホストコ
ンピュータは、印刷開始前におけるプリンタの印刷実績
ページ数と現在時におけるプリンタの印刷実績ページ数
との差により印刷成功ページを特定するようにしておく
とよい。また、前記ホストコンピュータは出力済みペー
ジを管理する出力実績管理手段を備え、該出力済みペー
ジと前記特定した印刷成功ページとから印刷失敗ページ
を特定するようにしておくとよい。さらに、前記ホスト
コンピュータは、印刷失敗ページを特定した場合、出力
実績管理手段の管理する出力済みページを、当該印刷失
敗ページの前に戻すようにしておくとよい。このように
することで、ホスト側でのページ管理及びデータ管理が
簡単確実になる。
【0012】一方、本発明を他の観点から見ると、内部
で印刷用の画像データを形成し、該画像データをプリン
タに出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタ
システムの印刷ホストにおいて、前記印刷用に形成した
画像データを保持する画像データ保持手段と、該画像デ
ータ保持手段に保持しておくべき先頭ページを管理する
先頭ページ管理手段と、該画像データ保持手段に保持さ
れている末尾ページを管理する末尾ページ管理手段と、
前記プリンタに対して出力の完了した出力済みページを
管理する出力済みページ管理手段と、該出力出力済みペ
ージと前記末尾ページとの関係から、次に出力すべき画
像データを特定する出力対象特定手段とを備えたことを
特徴とする印刷ホストとしても把握できる。
【0013】この印刷ホストは、画像データ保持手段を
備えることによって必要に応じて同一ページの画像デー
タを再出力することができる。そして、画像データ保持
手段に保持されている画像データは、先頭ページ管理手
段及び末尾ページ管理手段によって管理されている。従
って、先頭ページ管理手段の管理内容を変更してやれ
ば、簡単にデータ保持量を減らすこともできる。そし
て、既にプリンタに対して出力の完了した出力済みペー
ジをも管理し、出力済みページと末尾ページとの関係か
ら次に出力すべき画像データを特定するので、画像デー
タへの展開とプリンタへの出力とを並行して実行するこ
とができ、迅速な印刷を可能にする。
【0014】この印刷ホストにおいては、前記先頭ペー
ジ管理手段は、プリンタ側から受け取る情報に基づいて
印刷に成功したページを特定し、該特定した印刷成功ペ
ージに基づいて前記先頭ページを書き換えるようにする
とよい。こうすることで、無意味に大量のデータを保持
しなくてよく、記憶容量を無駄にしない。
【0015】また、この印刷ホストにおいては、前記出
力済みページ管理手段は、プリンタ側から受け取る情報
に基づいて印刷に失敗したページを特定し、該特定した
印刷失敗ページに基づいて前記出力済みページを書き換
えるようにしておくとよい。こうすることで、印刷に失
敗した場合には、当該ページはまだ出力が完了していな
いものと擬制し、これにより出力対象特定手段による再
出力を自動的に行わせることができる。
【0016】なお、本発明は、レーザプリンタに代表さ
れる様ないわゆるページプリンタにおいて特に有効であ
るが、これに限らず、シリアルプリント方式やラインプ
リント方式のプリンタに対してホストベースで印刷デー
タを出力するようにしたシステムでも同様に適用でき
る。なぜなら、ページプリンタでなくても、印刷はペー
ジ単位で管理する必要があり、しかも、印刷に失敗した
場合には、当該ページを再度印刷する必要があることか
ら、本発明の適用に関してはページプリンタ、ラインプ
リンタ、シリアルプリンタ等を区別する必要はないから
である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を一層分かりやす
くするため、一実施例を図面と共に説明する。実施例の
ホストベースプリンタシステム10は、図1に示す様
に、印刷ホスト20と、レーザプリンタ30とで構成さ
れている。印刷ホスト20とレーザプリンタ30とはパ
ラレルデータ送受信用ケーブルを介して電気的に接続さ
れており、印刷ホスト20側でドットイメージの画像デ
ータを形成し、これをプリンタ30で受信して印刷を行
うように構成されている。印刷ホスト20から送信され
てくる画像データは圧縮されており、プリンタ30はこ
れを伸張しつつ印刷を実行することになる。なお、パラ
レルデータ送受信用ケーブルは、IEEE1284規格
に適合するものであり、プリンタ30側からホスト20
へとデータを送信できるようになっている。
【0018】印刷ホスト20は、CPU、RAM、RO
M、ハードディスク、入出力インタフェース等を備える
パーソナルコンピュータで構成され、出力データを作成
するための機能的構成要素として、アプリケーション2
1と、プリンタドライバ22とを備えている。アプリケ
ーション21は、例えば、印刷機能を有するワープロソ
フトやCADソフト等である。プリンタドライバ22
は、印刷データをプリンタ30に見合った画像データに
展開し、圧縮する処理を行う。この圧縮された画像デー
タが出力データとなる。
【0019】印刷ホスト20はまた、出力データリスト
26に出力データを蓄えたり、出力データリスト26の
出力データをプリンタ30へ転送する役目をするスプー
ラ23を備えている。スプーラ23はプリンタドライバ
22の機能の一つと考えてもよいし、独立した機能と考
えてもよい。出力データリスト26は、具体的にはハー
ドディスク等の記憶装置により構成される。
【0020】そして、印刷ホスト20は、出力データリ
スト26を管理するため、格納スタートページ管理カウ
ンタ27、格納エンドページ管理カウンタ28及び出力
完了ページ管理カウンタ29を備えている。格納スター
トページ管理カウンタ27及び格納エンドページ管理カ
ウンタ28は、出力データリスト26に格納されている
データにおいて、それぞれ最初のページと最後のページ
を示す。ただし、格納エンドページ管理カウンタ28
は、ページ単位として完成されている最後のページを示
す。出力完了ページ管理カウンタ29は、プリンタ30
に既に出力した最後のページを示す。各カウンタ27,
28,29は、具体的にはRAMによって構成される。
【0021】プリンタ30は、レーザ光方式で印刷する
印刷機構や用紙送り機構等の諸機構を含むプリンタエン
ジン31と、このプリンタエンジン31の諸機構を制御
するコントロールユニット32を有するものであるが、
この種のプリンタのエンジン31自体は既存のレーザプ
リンタと同様であるので、その詳しい説明は省略する。
【0022】次に、コントロールユニット32は、図2
に示す様に、CPU40、このCPU40にクロックパ
ルスを供給する水晶発振器41、印刷制御プログラム等
を内蔵したROM42、種々のワークメモリ等が設けら
れるRAM43、タイマ割り込みのためのタイマ44、
印刷ホスト20との送受信のための送受信回路45、受
信バッファ46、受信バッファ46から圧縮された画像
データを受けて復号する復号化回路47、この復号化回
路47で復号化された画像データを受けて一時的に格納
してシリアル画像データとして出力するラインバッファ
48、受信バッファ46とラインバッファ48とを直接
アクセス可能なDMAコントローラ49、プリンタ駆動
用I/O50、プリンタ駆動回路51及び操作パネル5
2等が設けられている。また、コントロールユニット3
2には、印刷枚数の累積値を記憶する不揮発性メモリ5
3も備えられている。
【0023】ROM42、RAM43、送受信回路4
5、DMAコントローラ49、プリンタ駆動回路51及
び不揮発性メモリ53は、バス54を介してCPU40
に接続され、また、タイマ44、送受信回路45、プリ
ンタ駆動用I/O50及び復号化回路47は割り込み信
号ライン55を介してCPU40に接続されている。
【0024】DMAコントローラ49は、受信バッファ
46とラインバッファ48とに夫々接続されると共に、
復号化回路47にも接続されている。印刷ホスト20か
ら送受信回路45を介して受信されたパラレルの圧縮さ
れた画像データは、DMAコントローラ49により受信
バッファ46に書き込まれた後、DMAコントローラ4
9により受信バッファ46から読み出され、DMAコン
トローラ49により復号化回路47へ供給されて復号化
される。その復号化されたドットイメージの画像データ
は、復号化回路47からラインバッファ48へ供給さ
れ、ラインバッファ48からシリアルの画像データとし
てプリンタ駆動回路51へ供給され、そのドットイメー
ジの画像データに対応する駆動信号でプリンタエンジン
31が駆動されることになる。
【0025】そして、1ページの印刷が完了すると、C
PU40により不揮発性メモリ53の累積値が1インク
リメントされる。また、プリンエンジン31には、ジャ
ム等の発生を検知するためのセンサ類60が備えられて
おり、このセンサ類60の検知した情報は、センサ用I
/O65を介してCPU40に入力されるようになって
いる。CPU40は、タイマー割り込み時にセンサ類6
0の検出信号を取り込むようになっている。
【0026】この様な構成からなる実施例のホストベー
スプリンタシステム10においては、その特徴的な制御
内容として、印刷ホスト20側では次の様な処理が実行
されている。図3に示す様に、印刷ホスト20は、印刷
処理が開始されるとき、まず、プリンタ30の不揮発性
メモリ53の累積値Σを要求し、これをプリンタ30か
ら受信して各管理カウンタ27〜29に初期値としてセ
ットする(S10)。
【0027】次に、格納スタートページ管理カウンタ2
7のカウント値C27を1インクリメントすると共に(S
20)、アプリケーション21とプリンタドライバ22
の間で出力データを作成し、これをスプーラ23を介し
て出力データリスト26に格納する(S30)。そし
て、出力データリスト26の中に1ページ分の出力デー
タを格納し終ったか否かを判定し(S40)、「YE
S」なら格納エンドページ管理カウンタ28のカウント
値C28をカウントアップする(S50)。そして、印刷
を実行するため、プリンタ30から送られて来るステー
タス情報に基づいてプリンタ30が受信状態になってい
るか否かを確認し(S60)、受信可能であるなら出力
データリスト26から出力完了ページ管理カウンタ29
のカウント値C29の次のページ(C29+1ページ)のデ
ータをプリンタ30に出力し(S70)、C29をカウン
トアップする(S80)。
【0028】一方、S40で「NO」と判定された場合
には、C28>C29の関係になっているか否かを判定する
(S90)。これは、出力データリスト26に、現在1
ページ以上の出力可能なデータが格納されているか否か
を判断するためである。ここで「YES」と判定された
場合もS60へ進み、プリンタ30へデータを出力す
る。こうして、出力データリスト26に格納されている
最後のページを送り終るまで出力データが1ページずつ
順番に出力されて行くことになる。
【0029】プリンタ30が受信可能でない「BUS
Y」状態にあるか、あるいはC28≦C29の状態になった
ときは、データ出力は行わず、プリンタからの伝達情報
の有無を確認しにいく(S100)。プリンタ30から
の伝達情報がある場合には、まず、プリンタ30の不揮
発性メモリ53の累積値Σを読み込み、Σ≧C27の関係
にあるか否かを判定する(S110)。ここで、累積値
Σは印刷成功ページを表す。従って、Σ≧C27であるな
ら、出力データリスト26に現在格納しているデータの
内、Σページまでの分はこれ以上は保持しておく必要が
ないこととなる。そこで、出力データリスト26から印
刷成功ページであるΣページまでの出力データを削除し
(S120)、格納スタートページ管理カウンタ27の
カウント値C27をΣ+1にセットする(S130)。
【0030】次に、プリンタ30において印刷失敗が生
じているか否かを確認する(S140)。印刷失敗が生
じていなければ、S20に戻り、再び出力データリスト
26への出力データの格納を続ける。一方、印刷失敗が
生じている場合は、プリンタ30に対して受信したデー
タをクリアさせる指令を出力する(S150)。そし
て、出力完了ページ管理カウンタ29のカウント値C29
に印刷成功ページΣをセットしてS20へ戻る(S16
0)。プリンタ30において印刷失敗が生じているか否
かは、プリンタ30からの伝達情報の内容によって確認
する。
【0031】なお、実施例では、1ページ分のデータを
出力した後で、毎回、プリンタ30側に伝達情報が準備
されているか否かを確認しにいくように構成してある
(S80→S100)。印刷失敗等の情報がなくても、
印刷成功ページΣが更新されている場合には、これが伝
達情報としてセットされるので、その場合もS110以
下が実行される。ただし、この場合は、印刷失敗は生じ
ていないので、S140から直ちにS30へ戻ることに
なる。
【0032】次に、プリンタ30の制御処理について説
明する。プリンタ30は、図4に示す様に、現在の処理
状態を確認し(S210)、ステータスチェック(S2
20)、エンジンリセット(S230)、給紙動作(S
240)、…、用紙エラー解除(S300)等の各種の
処理が実行されている。
【0033】ステータスチェックにおいては、各種セン
サ等をチェックし、受信バッファ46が一杯になった
り、印刷失敗のような異常が検知された場合等、ホスト
20からのデータ受付ができない状態になったときに
「BUSY」をステータスとしてホスト20へ出力す
る。また、ホスト20から受信したデータをクリアすべ
き指令が出力された場合は、データクリアを実行して受
信バッファ46及びラインバッファ48をクリアする
(S250)。
【0034】以上の様に構成されていることから、実施
例のシステム10は、次の様に作用する。プリンタ30
側で何等かの異常により印刷失敗が生じた場合、プリン
タ30は「BUSY」ステータスをホスト20へ出力す
ると共に、印刷失敗を示すための双方向通信による伝達
情報を準備する。この伝達情報は、印刷成功ページΣと
共に、S100の処理によりホスト20から問い合わせ
があるとホスト20へと出力される。これを受けたホス
ト20は、プリンタ30に対して現在保持している受信
データのクリアを指令すると共に、出力完了ページを印
刷成功ページに戻す(S140〜S160)。従って、
プリンタ30では受信データがクリアされ(S25
0)、中途半端なデータが削除されると共に、ホスト2
0においては、C29がデクリメントされた結果、S60
においては、印刷失敗したページのデータが送り直され
ることとなる。なお、この場合、その前提として、プリ
ンタ30側のエラーが解消して、ステータスが「REA
DY」に戻されていること(S60=YES)が必要で
ある。この結果、本実施例によれば、印刷失敗ページに
ついて、再度データが送り直され、このページの再印刷
が行われることとなる。このとき、プリンタ30側には
中途半端なデータが残っていないから、再印刷に支障を
来さない。
【0035】一方、このような印刷失敗が生じていない
場合には、1ページ分のデータを出力する毎に、プリン
タ30の不揮発性メモリ53の累積値Σに基づいて出力
データリスト26に保持しておくべき先頭データを特定
し、それより前のページについてはこれを削除していく
(S110〜S130)。よって、上述した再印刷を行
うために出力データリスト26の記憶容量をいたずらに
多くとる必要もなくしている。
【0036】以上本発明の一実施例について説明してき
たが、本発明は何らこの実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実
施できることはもちろんである。例えば、実施例では、
プリンタ30側の印刷ページ数の累積値Σを読み込んで
カウンタ27〜29の初期値をセットしているが、プリ
ンタ30側の累積値Σを読み込むのではなく、各カウン
タ27〜29の初期値を0としておいて、印刷開始から
のページ数をプリンタ30が出力するようにしても構わ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のホストベースプリンタシステムの概
略構成図である。
【図2】 実施例のホストベースプリンタシステムの概
略構成図である。
【図3】 実施例におけるホスト側の制御処理内容を示
すフローチャートである。
【図4】 実施例におけるプリンタ側の制御処理内容を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ホストベースプリンタシステム、20・・・
印刷ホスト、21・・・アプリケーション、22・・・
プリンタドライバ、23・・・スプーラ、26・・・出
力データリスト、27・・・格納スタートページ管理カ
ウンタ、28・・・格納エンドページ管理カウンタ、2
9・・・出力完了ページ管理カウンタ、30・・・レー
ザプリンタ、31・・・プリンタ本体、32・・・コン
トロールユニット、40・・・CPU、41・・・水晶
発振器、42・・・ROM、43・・・RAM、44・
・・タイマ、45・・・送受信回路、46・・・受信バ
ッファ、47・・・復号化回路、48・・・ラインバッ
ファ、49・・・DMAコントローラ、50・・・プリ
ンタ駆動用I/O、51・・・プリンタ駆動回路、52
・・・操作パネル、53・・・不揮発性メモリ、54・
・・バス、55・・・信号ライン、60・・・センサ
類、65・・・センサ用I/O。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
    ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
    を行う様にしたホストベースプリンタシステムの印刷制
    御方法において、 プリンタとホストコンピュータとの間を双方向に通信で
    きるようにし、何等かの異常によって同一ページを再度
    印刷する必要が生じたときはその旨の情報をプリンタか
    らホストコンピュータに通信すると共に、プリンタ側に
    残っている未印刷の画像データをクリアし、ホストコン
    ピュータが該情報を受け取ったら、当該再印刷すべきペ
    ージの画像データを自動的に再出力するようにしたこと
    を特徴とするホストベースプリンタシステムの印刷制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ホストコンピュータにはプリンタに
    出力した画像データをその後も再出力可能に保持させて
    おき、該プリンタは印刷に成功したページに関する情報
    をホストコンピュータに対して通信し、該情報を受け取
    ったホストコンピュータは、当該印刷成功ページの末尾
    までの画像データの保持を解除するように構成すること
    を特徴とする請求項1記載のホストベースプリンタシス
    テムの印刷制御方法。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
    ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
    を行う様にしたホストベースプリンタシステムにおい
    て、 前記プリンタとホストコンピュータとの間を双方向に通
    信できるように双方向通信ラインで接続すると共に、 前記プリンタ側には、 印刷に成功したページ及び印刷に失敗したページをホス
    トコンピュータに特定させるための印刷実行情報を出力
    する印刷実行情報出力手段と、 印刷に失敗した場合には、未印刷の画像データをクリア
    するデータクリア手段とを備えさせ、 前記ホストコンピュータ側には、 前記プリンタに出力した画像データを再出力可能に保持
    する画像データ保持手段と、 前記プリンタから送信されて来る印刷実行情報に基づい
    て、印刷に失敗したページを特定したら、前記画像デー
    タ保持手段に保持されている画像データの内、該当ペー
    ジの画像データを再出力する再出力手段と、 前記プリンタから送信されて来る印刷実行情報に基づい
    て、印刷に成功したページを特定したら、前記画像デー
    タ保持手段に対して、該当ページの末尾までの画像デー
    タの保持を解除させる解除手段とを備えさせたことを特
    徴とするホストベースプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 前記プリンタは、印刷ページ数を累積し
    た印刷実績ページ数を記憶する印刷実績記憶手段を備
    え、前記印刷実行情報として、当該印刷実績ページ数を
    含む情報を出力するようにし、 前記ホストコンピュータは、印刷開始前におけるプリン
    タの印刷実績ページ数と現在時におけるプリンタの印刷
    実績ページ数との差により印刷成功ページを特定するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載のホストベース
    プリンタシステム。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータは出力済みペー
    ジを管理する出力実績管理手段を備え、該出力済みペー
    ジと前記特定した印刷成功ページとから印刷失敗ページ
    を特定することを特徴とする請求項4記載のホストベー
    スプリンタシステム。
  6. 【請求項6】 前記ホストコンピュータは、印刷失敗ペ
    ージを特定した場合、出力実績管理手段の管理する出力
    済みページを、当該印刷失敗ページの前に戻すことを特
    徴とする請求項5記載のホストベースプリンタシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 内部で印刷用の画像データを形成し、該
    画像データをプリンタに出力して印刷を行う様にしたホ
    ストベースプリンタシステムの印刷ホストにおいて、 前記印刷用に形成した画像データを保持する画像データ
    保持手段と、 該画像データ保持手段に保持しておくべき先頭ページを
    管理する先頭ページ管理手段と、 該画像データ保持手段に保持されている末尾ページを管
    理する末尾ページ管理手段と、 前記プリンタに対して出力の完了した出力済みページを
    管理する出力済みページ管理手段と、 該出力出力済みページと前記末尾ページとの関係から、
    次に出力すべき画像データを特定する出力対象特定手段
    とを備えたことを特徴とする印刷ホスト。
  8. 【請求項8】 前記先頭ページ管理手段は、プリンタ側
    から受け取る情報に基づいて印刷に成功したページを特
    定し、該特定した印刷成功ページに基づいて前記先頭ペ
    ージを書き換えることを特徴とする請求項7記載の印刷
    ホスト。
  9. 【請求項9】 前記出力済みページ管理手段は、プリン
    タ側から受け取る情報に基づいて印刷に失敗したページ
    を特定し、該特定した印刷失敗ページに基づいて前記出
    力済みページを書き換えることを特徴とする請求項7又
    は8記載の印刷ホスト。
JP8044909A 1996-02-26 1996-03-01 ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム及び印刷ホスト Pending JPH09237168A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7880917B2 (en) 2003-11-25 2011-02-01 Oki Data Corporation Image forming apparatus and print system
JP2012118894A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Silex Technology Inc 認証印刷システムにおけるクライアント端末およびプログラム
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