JPH09237125A - 電源装置、電気機器及び複写機 - Google Patents

電源装置、電気機器及び複写機

Info

Publication number
JPH09237125A
JPH09237125A JP8043915A JP4391596A JPH09237125A JP H09237125 A JPH09237125 A JP H09237125A JP 8043915 A JP8043915 A JP 8043915A JP 4391596 A JP4391596 A JP 4391596A JP H09237125 A JPH09237125 A JP H09237125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
control circuit
semiconductor element
capacitor
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8043915A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouta Ishihira
良太 石平
Akio Iwao
明男 岩尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP8043915A priority Critical patent/JPH09237125A/ja
Publication of JPH09237125A publication Critical patent/JPH09237125A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高調波成分の発生を抑えて高調波成分の電源
側への漏洩や放射を少なくすること。 【解決手段】 電源投入時、制御回路1はトライアック
Tr1をオンし、トライアックTr2をオフする。これ
により、商用電源2から交流が抵抗負荷3、コンデンサ
C1、トライアックTr1を含む経路で流れ、コンデン
サC1を充電する。その後、C1の充電に伴い、Tr1
を流れる電流がトライアックの保持電流以下になると、
Tr1がオフする。このTr1がオフすると、制御回路
1はTr2をオンして、C1の充電電流をTr1、抵抗
負荷3を含む経路で流す。C1の放電に伴い、Tr2を
流れる電流がトライアックの保持電流以下になると、T
r2がオフする。このTr2がオフすると、制御回路1
はTr1をオンする。制御回路1は商用電源周波数より
かなり高い周波数でTr1、Tr2をオンオフして抵抗
負荷3へ電力を送るため、力率が改善されて高調波成分
の発生が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲンランプ等を
点灯するための電力を供給する電源装置、この電源置を
組み込んだ電気機器及びこの電源装置により露光用ラン
プを点灯する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から商用電源などの交流電源を供給
して動作させるハロゲンランプやヒータなどの負荷(抵
抗負荷)の明るさや温度を制御するには、前記交流電源
の負荷に対する供給タイミングをトライアック(又はサ
イリスタ)等の半導体素子によって制御することにより
行われており、例えば、1994年、1月に株式会社東
芝から発行されたデータブック・サイリス中小型編のP
782などに記載例がある。
【0003】しかし、従来のトライアック(又はサイリ
スタ)等の半導体素子によって前記交流電源の負荷に対
する供給タイミングを制御する電源装置では、前記交流
の1周期の一部期間のみ、前記半導体素子が通電して前
記交流を前記負荷に送るように制御するため、力率が悪
く、このため、高調波成分が発生して、これが交流電源
側に漏れたり、高調波成分の放射が大きいため、他の機
器などに悪影響を与えるなどの不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源装置では、
ハロゲンランプなどの負荷に対して、交流電源の通電期
間をトライアック等の半導体素子によって制御すること
により、ランプの明るさなどを制御しているが、これで
は力率が悪いため、高調波成分が発生して、これが交流
電源側に漏れたり、高調波の放射が大きいため、他の機
器などに悪影響を与えるなどの不具合があった。
【0005】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、高調波成分の発生を抑えて高
調波成分の放射や電源側への漏洩を少なくすることがで
きる電源装置、この電源装置を組み込んだ電気機器や複
写機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、抵抗
負荷を接続する負荷接続端子と;この負荷接続端子に直
列に接続されたコンデンサと;この負荷接続端子とコン
デンサの直列接続回路のコンデンサ側に一方の端子が接
続され、且つ他方の端子が交流電源の一方の極に接続さ
れたスイッチング半導体素子で、この素子を流れる電流
がこの素子の保持電流以下になると自己遮断する第1の
半導体素子と;前記負荷接続端子とコンデンサの直列接
続回路に並列に接続され、且つ、前記負荷接続端子に接
続された側の端子が前記交流電源の他方の極に接続され
たスイッチング半導体素子で、この素子を流れる電流が
この素子の保持電流以下になると自己遮断する第2の半
導体素子と;当初、前記第2の半導体素子がオフ状態の
時、前記第1の半導体素子をオンとし、その後、両半導
体素子が同時にオンにならないように両半導体素子を交
互にオンする制御を行う制御回路とを具備している。
【0007】このような構成により、制御回路が第1の
半導体素子をオンすると、交流電源からの交流が、負荷
接続端子に接続されたハロゲンランプ、白熱電球及びヒ
ータなどの抵抗負荷、コンデンサ及び第1の半導体素子
を含む経路で流れ、コンデンサの充電に伴って、第1の
半導体素子を流れる電流が保持電流以下になると、この
第1の半導体素子がオフする。その後、制御回路が第2
の半導体素子をオンすると、コンデンサの充電電流が負
荷接続端子に接続された抵抗負荷、コンデンサ及び第2
の半導体素子を含む経路で流れ、コンデンサの放電に伴
って、第2の半導体素子を流れる電流が保持電流以下に
なると、この第2の半導体素子がオフする。以降、上記
動作の繰り返しにより、商用電源周波数よりかなり高い
周波数で第1、第2の半導体素子をオンオフして、負荷
に電力を供給する。
【0008】請求項2の発明は、抵抗負荷と;この抵抗
負荷に直列に接続されたコンデンサと;前記抵抗負荷と
コンデンサの直列接続回路のコンデンサ側に一方の端子
が直列に接続され、且つ他方の端子が交流電源の一方の
極に接続されたスイッチング半導体素子で、この素子を
流れる電流がこの素子の保持電流以下になると自己遮断
する第1の半導体素子と;前記抵抗負荷とコンデンサの
直列接続回路に並列に接続され、且つ、前記抵抗負荷に
接続された側の端子が前記交流電源の他方の極に接続さ
れたスイッチング半導体素子で、この素子を流れる電流
がこの素子の保持電流以下になると自己遮断する第2の
半導体素子と;当初、前記第2の半導体素子がオフ状態
の時、前記第1の半導体素子をオンとし、その後、両半
導体素子が同時にオンにならないように、両半導体素子
を交互にオンする制御を行う制御回路とを具備してい
る。
【0009】このような構成により、制御回路が第1の
半導体素子をオンすると、交流電源からの交流が、ハロ
ゲンランプ、白熱電球及びヒータなどの抵抗負荷、コン
デンサ及び第1の半導体素子を含む経路で流れ、コンデ
ンサの充電に伴って、第1の半導体素子を流れる電流が
保持電流以下になると、この第1の半導体素子がオフす
る。その後、制御回路が第2の半導体素子をオンする
と、コンデンサの充電電流が抵抗負荷、コンデンサ及び
第2の半導体素子を含む経路で流れ、コンデンサの放電
に伴って、第2の半導体素子を流れる電流が保持電流以
下になると、この第2の半導体素子がオフする。以降、
上記動作の繰り返しにより、商用電源周波数よりかなり
高い周波数で第1、第2の半導体素子をオンオフして、
負荷に電力を供給する。
【0010】請求項3の発明は、前記制御回路は前記コ
ンデンサの充放電タイミングに基づいて予め設定された
タイミングにより、前記第1、第2の半導体素子を交互
にオンする制御を行う。
【0011】このような構成により、前記制御回路は前
記第1、第2の半導体素子がそれぞれ自己遮断した後、
他方の半導体素子をオンする。
【0012】請求項4の発明は、前記直列接続回路に直
列に電流検出用抵抗を接続し、前記制御回路はこの電流
検出用抵抗の降下電圧によりこの抵抗を流れる電流を監
視し、この電流がゼロになったことに基づいて、前記第
1、第2の半導体素子を交互にオンする制御を行う。
【0013】このような構成により、前記制御回路は前
記第1又は第2の半導体素子を流れる電流がゼロ、即
ち、前記第1又は第2の半導体素子が自己遮断した後、
他方の半導体素子をオンする制御を行う。
【0014】請求項5の発明は、前記第1、第2の半導
体素子をトライアックとしている。
【0015】このような構成により、第1の半導体素
子、又は第2の半導体素子を流れる電流が保持電流以下
になると、自己遮断し、第1の半導体素子、又は第2の
半導体素子はオンオフすることにより、交流電力を抵抗
負荷に供給する。
【0016】請求項6の発明は、前記第1、第2の半導
体素子をサイリスタとし、且つ前記交流電源を整流する
整流回路を設け、この整流回路から出力される電流を前
記サイリスタを通して前記抵抗負荷に供給する。
【0017】このような構成により、第1の半導体素
子、又は第2の半導体素子を流れる電流が保持電流以下
になると、自己遮断し、第1の半導体素子、又は第2の
半導体素子はオンオフすることにより、整流電力を抵抗
負荷に供給する。
【0018】請求項7の発明は、前記制御回路は前記第
1、第2の半導体素子を交互にオンする周波数を変化さ
せて、前記抵抗負荷に供給する電力を変化させる。
【0019】このような構成により、前記第1、第2の
半導体素子を交互にオンする周波数が高くなると、前記
抵抗負荷に前記半導体素子を通って供給される電力が増
大し、前記第1、第2の半導体素子を交互にオンする周
波数が低くなると、抵抗負荷に前記半導体素子を通って
供給される電力が減少する。
【0020】請求項8の発明は、前記制御回路による前
記周波数の変化幅は数百Hzから数百KHzの範囲であ
る。
【0021】請求項9の発明は、露光用ランプと;この
露光用ランプを点灯させる請求項1記載の電源装置と;
この電源装置の制御回路により前記第1、第2の半導体
素子を交互にオンする周波数を変化させる制御信号を発
生する自動濃淡制御回路とを具備している。
【0022】このような構成により、自動濃淡制御回路
が制御信号を電源装置に出すと、電源装置は前記制御信
号に応じた周波数で、前記第1、第2の半導体素子を交
互にオンして、前記周波数に対応した電力を露光用ラン
プに供給して、この露光用ランプを点灯する。この点灯
された露光用ランプの照度に応じた濃さでコピーが行わ
れる。
【0023】請求項10の発明は、請求項1乃至8いず
れか1項記載の電源装置と;この電源装置を収納した機
器本体とを具備している。
【0024】このような構成により、カバー、シェード
などから構成される機器本体内に組み込まれた電源装置
から、この電源装置に取り付けてあるハロゲンランプ等
の抵抗負荷に電力が供給される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の電源装置の第1の
実施の形態を示した回路図である。1はトライアックT
r1、Tr2をオンオフ制御する制御回路、2は交流電
源を供給する商用電源、3はハロゲンランプ等の抵抗負
荷、4は抵抗負荷3を接続する負荷接続端子、C1はト
ライアックTr1、Tr2のオンオフにより充放電を繰
返すコンデンサ、Tr1、Tr2は制御回路1によりオ
ンオフされて、抵抗負荷3に対する電流制御を行うトラ
イアック(第1、第2の半導体素子)である。
【0026】次に本実施の形態の動作について説明す
る。制御回路1は商用電源2が投入されると、図2
(A)に示すように、まず、トライアックTr1をオン
する。この時、図2(B)に示すように、トライアック
Tr2はオフである。これにより、商用電源2から電流
がトライアックTr1を通してaの経路で、抵抗負荷3
を流れる。その後、コンデンサC1が充電されると、前
記経路aを流れる電流が小さくなり、トライアックの保
持電流値ある値以下になると、トライアックTr1がオ
フして、前記経路aを流れる電流はなくなる。
【0027】次に、制御回路1は、図2(B)に示すよ
うに、トライアックTr2をオンとするため、コンデン
サC1の充電電流がトライアックTr2を通してbの経
路で抵抗負荷3を流れる。コンデンサC1の充電電流が
トライアックの保持電流値以下となると、トライアック
Tr2がオフになり、この経路bを流れる電流がなくな
る。この経路bを流れる電流はなくなると、制御回路1
は、図2(A)に示すように、トライアックTr1をオ
ンする。以降は上記動作の繰り返しで、抵抗負荷にトラ
イアックTr1、Tr2のオンオフタイミング周期に応
じた電流が抵抗負荷3を流れる。
【0028】ここで、上記した経路a、bを流れる電流
が前記トライアックの保持電流値以下になる時間は、コ
ンデンサC1の容量と抵抗負荷3の抵抗で決まる時定
数、即ち、コンデンサC1の充放電タイミングによるた
め、予め知ることができる。従って、前記制御回路1は
CR回路などにより構成される簡単なタイマを前記時間
情報に基づいて動作させることにより、トライアックT
r1、Tr2をオンオフしている。但し、トライアック
Tr1、Tr2のオンオフ周波数は商用電源の周波数に
比べてかなり高くなるように設定する。このため、商用
電源2から抵抗負荷3側に入力される入力電流波形は図
3に示したようになり、入力電流は商用電源2から供給
される交流波形に沿った形となる。
【0029】本実施の形態によれば、商用電源2から供
給される交流電流をこの交流の周波数に対してかなり高
い周波数で、トライアックTr1、Tr2をオンオフす
ることにより、抵抗負荷3への電流供給遮断制御を行っ
ているため、商用電源2から抵抗負荷3側に入力される
入力電流波形は商用電源2から供給される交流波形に沿
った形となるため、力率が改善され、このため、発生す
る高調波成分のレベルも低くなって、商用電源2側へ漏
洩したり、或いは周囲に放射されるレベルが低くなっ
て、他の機器への悪影響をなくすことができる。尚、抵
抗負荷3としてはハロゲンランプ、白熱電球、ヒータと
などの抵抗負荷がある。
【0030】図4は本発明の第2の実施の形態を示した
回路図であり、図5は図4に示した制御回路1の詳細構
成例を示したブロック図である。本例では、制御回路1
に負荷3の印加電圧が入力され、又、別途、調光制御信
号100が入力されている。更に、商用電源2とトライ
アックTr1、Tr2との間にコイルLとコンデンサC
2によるローパスフィルタが挿入されている。他の構成
は図1に示した第1の実施の形態と同様である。
【0031】図5にて、制御回路1の電圧検出回路13
が抵抗負荷3の端子電圧を検出して、これを発信回路1
1に入力する。発信回路11は入力される端子電圧を基
準電圧と比較し、この差分がゼロとなるようにその発振
周波数を変化させ、制御パルス発生回路12に送る。制
御パルス発生回路12は発信回路11から送られてきた
発振周波数に基づいて、トライアックTr1、Tr2を
オンするための制御パルスを発生して、これをトライア
ックTr1、Tr2の制御端子に送る。これにより、図
4に示した抵抗負荷3の印加電圧は一定に保持される。
【0032】又、制御回路1の発振回路11には調光制
御信号100が別途入力されるようになっている。例え
ば、抵抗負荷を暗くするような調光制御信号100が入
力されると、発振回路11はその発振周波数を低下させ
るため、制御パルス発生回路12からトライアックTr
1、Tr2に出力される制御パルスの発生周波数が低下
して、トライアックTr1、Tr2のオンオフ周波数を
低下させる。これにより、商用電源2から抵抗負荷3に
供給される電力の出力が下がり、抵抗負荷3を暗く調光
することができる。逆に、抵抗負荷を明るくするような
調光制御信号が入力されると、前記制御パルスの発生周
波数が上昇して、トライアックTr1、Tr2のオンオ
フ周波数を上昇させる。これにより、商用電源2から抵
抗負荷3に供給される電力の出力が上がり、抵抗負荷3
を明るく調光することができる。
【0033】更に、本例では、商用電源2から供給され
る交流はコイルL、コンデンサC2により構成されるロ
ーパスフィルタを通って、抵抗負荷3側に供給されるよ
うになっている。これにより、このローパスフィルタは
トライアックTr1、Tr2がオンオフすることにより
発生する僅かな高調波成分が商用電源2側に侵入するの
を阻止するため、上記した第1の実施の形態に比べて、
商用電源2を介して他の機器に影響を与える高調波成分
を少なくすることができる。
【0034】尚、抵抗負荷3をヒータとし、このヒータ
の周辺温度をセンサで検出して、制御回路1にフィード
バックすることにより、前記周辺温度を一定に保持する
ことができ、ホットカーペットなどの電源としても用い
ることができ、同様の効果を得ることができる。
【0035】図6は本発明の第3の実施の形態を示した
回路図である。本例では、コンデンサC1とトライアッ
クTr1、Tr2との間に抵抗Rが挿入されている。制
御回路1はこの抵抗Rの両端の電圧を検出して、抵抗R
を流れる電流を監視し、この電流の有無によって、トラ
イアックTr1、Tr2のそれぞれのオンタイミングを
決めている。即ち、制御回路1は、電源投入時、トライ
アックTr1をオン、トライアックTr2をオフとし、
抵抗Rを流れる電流を監視する。この抵抗Rを流れる電
流がゼロになることにより、トライアックTr1のオフ
を知り、トライアックTr2をオンした後、再び抵抗R
を流れる電流を監視する。この抵抗Rを流れる電流がゼ
ロになると、トライアックTr2のオフを知り、トライ
アックTr1をオンした後、再び、抵抗Rを流れる電流
を監視する。
【0036】以降上記動作の繰り返しにより、商用電源
2から交流が図3に示したようにな形で抵抗負荷に供給
されて、高調波成分の発生が抑えられるため、第1の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。特に、本例
の制御回路は、トライアックTr1、Tr2を流れる電
流を実測で監視しているため、トライアックTr1、T
r2のオンオフタイミングを部品の経年変化に対応して
精度よく行うことができる。
【0037】又、本例では、制御回路1は抵抗負荷3の
印加電圧を監視し、トライアックTr1、Tr2のオン
オフタイミングを若干変動させることにより、前記印加
電圧を所定値に保持するような制御を行うことができ
る。又、制御回路1は別途入力される調光制御信号10
0により、トライアックTr1、Tr2の周波数を変化
させて、抵抗負荷3の調光を行うことができる。更に、
コイルLとコンデンサC2によるローパスフィルタによ
り、僅かに発生する高調波成分が商用電源側に漏洩する
のを防止することができ、他の機器への悪影響をなくす
ことができる。
【0038】尚、本例の制御回路1の詳細構成例は図7
に示したようになる。ゼロ電流検出回路14は抵抗Rに
よる降下電圧を入力して、この抵抗Rを流れる電流がゼ
ロになったことを検出する。制御パルス発生回路12は
抵抗Rを流れる電流がゼロにになったタイミングに従っ
て、トライアックTr1又はTr2をオンする制御パル
スの発生タイミングを決定する。他の構成及び動作は図
5のそれと同様である。
【0039】図8は本発明の第4の他の実施の形態を示
した回路図である。本例では、トライアックの代わり
に、一般のサイリスタが使用されている。このため、商
用電源2の交流を整流するダイオードブリッジなどで構
成された整流回路5が設けられ、この整流回路5で整流
された整流電流が、電源がサイリスタS1、コンデンサ
C1を通して抵抗負荷3に供給されるようになってい
る。このサイリスタS1、S2もそれぞれのサイリスタ
を流れる電流がサイリスタの保持電流以下になると自己
遮断するため、制御回路1は図4に示した第1の実施の
形態と同様の制御を行うことができ、同様の効果を得る
ことができる。
【0040】図9は本発明の電気機器(照明機器)の一
実施の形態を示したブロック図である。71はシェード
71であり、このシェード71と一体に形成されたカバ
ー72の内側支持部に、ソケット73が取り付けられ、
このソケット73にハロゲンランプ74がねじ込まれて
いる。前記カバー72の内部にはプリント基板75が組
み込まれており、このプリント基板75には上記第2乃
至第4いずれかの実施の形態で説明した電源装置が搭載
され、この電源装置からハロゲンランプ74に電流が供
給されて、このハロゲンランプ74を点灯する。又、電
源コード76から前記電源装置に交流電源が供給され
る。
【0041】本実施の形態でも、前記電源装置から発生
される高調波成分が少ないため、電源コード76側に漏
洩する高調波成分は規制値以下となって、他の機器に悪
影響を与えることがなくなる。
【0042】図10は本発明の複写機の一実施の形態を
示したブロック図である。10は露光ランプ40を点灯
する上記した第2乃至第4いずれかの実施の形態で説明
した電源装置、20は操作パネル部で、コピーの濃淡を
決めるスイッチ21を備えている。30は操作パネル部
20で自動露光が選択されたような場合、コピー動作全
体を適正に制御する自動制御部で、特に自動濃淡制御回
路301が前記コピー動作の一つとして露光ランプ40
の照度を制御する。40は露光ランプである。
【0043】次に本実施の形態の動作について説明す
る。自動露光時、自動制御部30の自動濃淡制御回路3
01はコピー原稿の濃淡を検出し、この濃淡に対して、
コピーが適切に行えるように、露光ランプ40の照度を
制御するための、制御信号200を電源装置10の制御
回路に出力する。電源装置10の制御回路1は上記制御
信号200に従って、露光ランプ40に出力する電力の
大きさを変えて、その明るさを調整する。又、操作パネ
ル20の濃淡スイッチを手動操作すると、その走査に対
応する濃淡制御信号200が電源装置10の制御回路に
出力されるため、上記と同様の動作が行われる。
【0044】本実施の形態によれば、電源装置10から
放射される高調波成分が低く、又、商用電源回路を通し
て漏洩する高調波成分が低いため、前記自動制御回路3
0などに高調波成分による悪影響をがなく、複写機の信
頼性を向上させることができると共に、他の機器への高
調波成分の悪影響をなくすことができる。
【0045】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、高調波成分の発生を抑えて高調波成分の放射や電源
側への漏洩や少なくすることができる。
【0046】請求項1又は2の発明によれば、第1、第
2の半導体素子のオンオフ周波数を商用電源周波数より
高めることにより、高調波成分の発生を抑えて高調波成
分の放射や電源側への漏洩や少なくすることができる。
【0047】請求項3又は4の発明によれば、第1、第
2の半導体素子が同時にオンすることを確実に回避でき
る。
【0048】請求項5の発明によれば、トライアックが
安価な素子のため、装置のコストをを低減することがで
きる。
【0049】請求項6の発明によれば、サイリスタも使
用することができ、設計の自由度を向上させることがで
きる。
【0050】請求項7、8の発明によれば、抵抗負荷に
対して供給する電力を調整することにより、抵抗負荷が
ランプなどであれば調光等を行うことができる。
【0051】請求項9の発明によれば、複写機から放射
されたり、商用電源側に漏洩する高調波成分が低減し
て、他の機器への悪影響を無くすことができる。
【0052】請求項10の発明によれば、電気機器から
放射されたり、商用電源側に漏洩する高調波成分が低減
して、他の機器への悪影響を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の第1の実施の形態を示した
回路図。
【図2】図1に示したトライアックのオンオフ動作を示
した波形図。
【図3】図1に示した商用電源からの入力電流波形例を
示した波形図。
【図4】本発明の電源装置の第2の実施の形態を示した
回路図。
【図5】図4に示した制御回路の詳細構成例を示したブ
ロック図。
【図6】本発明の電源装置の第3の実施の形態を示した
回路図。
【図7】図6に示した制御回路の詳細構成例を示したブ
ロック図。
【図8】本発明の電源装置の第4の実施の形態を示した
回路図。
【図9】本発明の電気機器(照明機器)の一実施の形態
を示したブロック図。
【図10】本発明の複写機の一実施の形態を示したブロ
ック図。
【符号の説明】
1…制御回路 2…商用電源 3…抵抗負荷 4…負荷接続端子 5…整流回路 10…電源装置 20…操作パネル 30…自動制御部 40…露光用ランプ 71…シェード 72…カバー 73…ソケット、 74…ハロゲンランプ 75…プリント基板 76…電源コード 301…自動濃淡制御回路 C1、C2…コンデンサ R…抵抗 S1、S2…サイリスタ(第1、第2の半導体素子) Tr1、Tr2…(第1、第2の半導体素子)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗負荷を接続する負荷接続端子と;こ
    の負荷接続端子に直列に接続されたコンデンサと;この
    負荷接続端子とコンデンサの直列接続回路のコンデンサ
    側に一方の端子が接続され、且つ他方の端子が交流電源
    の一方の極に接続されたスイッチング半導体素子で、こ
    の素子を流れる電流がこの素子の保持電流以下になると
    自己遮断する第1の半導体素子と;前記負荷接続端子と
    コンデンサの直列接続回路に並列に接続され、且つ、前
    記負荷接続端子に接続された側の端子が前記交流電源の
    他方の極に接続されたスイッチング半導体素子で、この
    素子を流れる電流がこの素子の保持電流以下になると自
    己遮断する第2の半導体素子と;当初、前記第2の半導
    体素子がオフ状態の時、前記第1の半導体素子をオンと
    し、その後、両半導体素子が同時にオンにならないよう
    に両半導体素子を交互にオンする制御を行う制御回路と
    を具備したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 抵抗負荷と;この抵抗負荷に直列に接続
    されたコンデンサと;前記抵抗負荷とコンデンサの直列
    接続回路のコンデンサ側に一方の端子が直列に接続さ
    れ、且つ他方の端子が交流電源の一方の極に接続された
    スイッチング半導体素子で、この素子を流れる電流がこ
    の素子の保持電流以下になると自己遮断する第1の半導
    体素子と;前記抵抗負荷とコンデンサの直列接続回路に
    並列に接続され、且つ、前記抵抗負荷に接続された側の
    端子が前記交流電源の他方の極に接続されたスイッチン
    グ半導体素子で、この素子を流れる電流がこの素子の保
    持電流以下になると自己遮断する第2の半導体素子と;
    当初、前記第2の半導体素子がオフ状態の時、前記第1
    の半導体素子をオンとし、その後、両半導体素子が同時
    にオンにならないように、両半導体素子を交互にオンす
    る制御を行う制御回路とを具備したことを特徴とする電
    源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は前記コンデンサの充放電
    タイミングに基づいて予め設定されたタイミングによ
    り、前記第1、第2の半導体素子を交互にオンする制御
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記直列接続回路に直列に電流検出用抵
    抗を接続し、前記制御回路はこの電流検出用抵抗の降下
    電圧によりこの抵抗を流れる電流を監視し、この電流が
    ゼロになったことに基づいて、前記第1、第2の半導体
    素子を交互にオンする制御を行うことを特徴とする請求
    項1又は2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の半導体素子をトライア
    ックとしたことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1
    項記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の半導体素子をサイリス
    タとし、且つ前記交流電源を整流する整流回路を設け、 この整流回路から出力される電流を前記サイリスタを通
    して前記抵抗負荷に供給することを特徴とする請求項1
    乃至4いずれか1項記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は前記第1、第2の半導体
    素子を交互にオンする周波数を変化させて、前記抵抗負
    荷に供給する電力を変化させることを特徴とする請求項
    1乃至4いずれか1項記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記制御回路による前記周波数の変化幅
    は数百Hzから数百KHzの範囲であることを特徴とす
    る請求項7項記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 露光用ランプと;この露光用ランプを点
    灯させる請求項1記載の電源装置と;この電源装置の制
    御回路により前記第1、第2の半導体素子を交互にオン
    する周波数を変化させる制御信号を発生する自動濃淡制
    御回路とを具備したことを特徴とする複写機。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8いずれか1項記載の電
    源装置と;この電源装置を収納した機器本体とを具備し
    たことを特徴とする電気機器。
JP8043915A 1996-02-29 1996-02-29 電源装置、電気機器及び複写機 Withdrawn JPH09237125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8043915A JPH09237125A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 電源装置、電気機器及び複写機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8043915A JPH09237125A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 電源装置、電気機器及び複写機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09237125A true JPH09237125A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12677020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8043915A Withdrawn JPH09237125A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 電源装置、電気機器及び複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09237125A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032031A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Matsushita Electric Works Ltd 調光装置
US7042204B2 (en) 2002-02-06 2006-05-09 Nitta Corporation Voltage source and current source with capacitor
JP2010531532A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光源への信号の供給

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7042204B2 (en) 2002-02-06 2006-05-09 Nitta Corporation Voltage source and current source with capacitor
JP2006032031A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Matsushita Electric Works Ltd 調光装置
JP2010531532A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光源への信号の供給

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7443107B2 (en) Method and apparatus for controlling a discharge lamp in a backlighted display
CA2114852C (en) Dimmable high power factor high-efficiency electronic ballast controller integrated circuit with automatic ambient over-temperature shutdown
CN100591187C (zh) 用于灯具加热和减光控制的集成电路
CN1989788B (zh) 放电灯点亮装置及投影仪
JP5975375B2 (ja) 2線式調光スイッチ
KR970002289B1 (ko) 형광등 제어장치
JP2008541372A (ja) 汎用ライン電圧調光方法及びシステム
KR101070949B1 (ko) 용량성 부하를 동작시키기 위한 인터페이스 회로
EP1308069A1 (en) Interface circuit and method for dimming a fluorescent lamp
JPH03285289A (ja) 調光点灯装置
JPH09237125A (ja) 電源装置、電気機器及び複写機
JPH0449900A (ja) 交流発電機の制御装置
US4779036A (en) AC power control apparatus
JPH05326172A (ja) 放電灯点灯装置
JP3356233B2 (ja) 放電灯点灯装置および照明装置
KR830002176B1 (ko) 방전등 점등장치
JPH0143840Y2 (ja)
JP2749315B2 (ja) インバータ装置
JPH05109491A (ja) 高周波点灯装置
JPH0244698A (ja) 放電ランプ点灯装置
SU866787A1 (ru) Устройство дл электропитани газоразр дных ламп
JPH04121996A (ja) 照明装置及び該装置に用いるインバータ
JPH0745379A (ja) 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置
JPH07122375A (ja) 蛍光灯駆動装置
JPH11231945A (ja) ヒータ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506