JPH0923689A - サーフェイスモータの脱調自動復帰装置 - Google Patents

サーフェイスモータの脱調自動復帰装置

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Publication number
JPH0923689A
JPH0923689A JP7191124A JP19112495A JPH0923689A JP H0923689 A JPH0923689 A JP H0923689A JP 7191124 A JP7191124 A JP 7191124A JP 19112495 A JP19112495 A JP 19112495A JP H0923689 A JPH0923689 A JP H0923689A
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JP
Japan
Prior art keywords
moving
axis
parallel
moving part
linear actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7191124A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Koba
龍彦 木場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH0923689A publication Critical patent/JPH0923689A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動部が脱調状態になった場合、自動的にか
つ正確に正常な状態に復帰できるサーフェイスモータの
脱調自動復帰装置を提供する。 【構成】 碁盤目状に凸極を備えた平板状のプラテン部
1と、直交する座標軸の各軸方向にパルスまたは正弦波
電流指令に応じて移動磁界を発生する磁極を設け前記プ
ラテン部上を移動し得る移動部2とを備えたサーフェイ
スモータの脱調自動復帰装置において、前記直交する座
標軸のうちいずれか一方の座標軸に平行に支持された矯
正バー6と、前記一方の座標軸に平行な基準軸に沿って
設けたストッパ3と、矯正バー6を前記基準軸の方向に
平行移動させ得るリニアアクチュエータ5とを備え、移
動部2が脱調状態のとき、移動部2を前記矯正バー6に
より移動させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルスモータからなる
サーフェイスモータの移動部の脱調を自動的に復帰させ
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、碁盤目状に凸極を備えた平板状の
プラテン部と、直交する座標軸の2軸方向(X軸、Y
軸)にパルスまたは正弦波電流指令に応じて移動磁界を
発生する碁盤目状の磁極を設け、前記プラテン部上を移
動し得る移動部とを備えたものが開示されている(例え
ば、実開昭56−120789号公報)。このようなパ
ルスモータからなるサーフェイスモータはオープンルー
プ制御であるため、性能以上の推力を指令したり他の物
体に衝突したりすると、移動部は直交する2軸に対して
傾斜し、プラテン部の凸極と移動部の磁極のピッチが狂
うため脱調し、身動きができない状態に陥る。その場
合、人手により移動部の位置を矯正し、脱調しない位置
に復帰させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、移動部が脱調した後、人手によって移動部の位
置を矯正しているため、危険であると共に、復帰した位
置が脱調しない位置になっているかを確認する必要があ
り、人手による多くの時間がかかるという問題があっ
た。本発明は、移動部が脱調状態になった場合、自動的
に正常な状態に復帰できるサーフェイスモータの脱調自
動復帰装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、碁盤目状に凸極を備えた平板状のプラテ
ン部と、直交する座標軸の各軸方向にパルスまたは正弦
波電流指令に応じて移動磁界を発生する碁盤目状の磁極
を設け前記プラテン部上を移動し得る移動部とを備えた
サーフェイスモータの脱調自動復帰装置において、前記
直交する座標軸のうちいずれか一方の座標軸に平行に支
持された矯正バーと、前記一方の座標軸に平行な基準軸
に沿って設けたストッパと、前記矯正バーを前記基準軸
の方向に平行移動させ得るリニアアクチュエータとを備
え、前記移動部が脱調状態のとき、前記移動部を前記矯
正バーにより移動させるようにしたものである。
【0005】
【作用】上記手段により、移動部が脱調状態になったと
き、矯正バーを基準軸に平行な矯正バーを基準軸の方向
に移動させて移動部を引き寄せるようにしてあるので、
矯正バーを移動させ、移動部を基準軸に沿ったストッパ
に押し当てることにより、プラテン部と移動部の脱調状
態から、プラテン部の碁盤目状の凸極と移動部の碁盤目
状の磁極との角度およびピッチが合致する正常な状態に
復帰させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明の第1の実施例を示す斜視図であ
る。図において、1は碁盤目状に凸極11を備えた平板
状のプラテン部、2は直交するX,Y2方向にパルスま
たは正弦波電流指令に応じて移動磁界を発生する碁盤目
状の磁極21(X方向磁極21X,Y方向磁極21Y)
を備えてプラテン部1上を移動し得る移動部である。な
お、正常状態では図2(a),(b)に示すように、プ
ラテン部1の凸極11と移動部2の磁極21のピッチ
は、完全に合致した部分と、1/2ピッチずれた部分
と、1/4ピッチ+側および−側にずれた部分ができて
いる。3はプラテン部1の一方の端部に設定した基準点
0 ,Y0 を通り、Y軸に平行な基準軸xに沿って設け
たストッパ、4は基準点X0 ,Y0 を通り、X軸に平行
な基準軸yに沿って設けたガイド、5はガイド4に平行
な方向に移動し得るリニアアクチュエータで、モータ5
1によって回転駆動されるネジ52と、ネジ52と噛み
合い、ねじ52の長手方向に移動し得るナット部53と
を備えている。6はY軸に平行に配置され、一方端はガ
イド4によって摺動し得るように案内され、他方端はリ
ニアアクチュエータ5のナット部53に固定された矯正
バーで、通常は、基準軸yからX軸方向に離れた位置に
置かれている。7は矯正バー6に係合し得るX軸リミッ
トスイッチで、矯正バー6によって押されて移動部2が
基準軸yに達したときに動作して、リニアアクチュエー
タ5を停止させるようにしてある。8はY軸リミットス
イッチで、移動部2が基準軸y上で基準点X0 ,Y0
反対側の端部にある原点Oに達した時に動作し、移動部
2が停止する停止指令を出すようにしてある。
【0007】いま、移動部2が何らかの原因で異常な力
を受け、図2(c),(d)に示すようにX,Y軸方向
に対して傾き、脱調状態となった場合、、図示しない脱
調検出装置からの信号を得て、リニアアクチュエータ5
を動作させ、矯正バー6をY軸に平行な状態を維持しな
がら基準軸yの方向に移動させる。そうすると、移動部
2は矯正バー6に押し付けられて移動し、基準軸yに平
行なストッパ3に当たると共に、X軸リミットスイッチ
7が動作してリニアアクチュエータ5が停止する。この
状態で、図3に示すように、移動部2は基準軸yに平行
になるので、X,Y軸方向に対して傾きがなくなり、X
軸方向の脱調状態はなくなる。なお、Y軸方向について
は、いずれかの凸極と磁極のピッチが完全に合致した部
分か、1/2ピッチずれた部分か、1/4ピッチ+側お
よび−側にずれた部分かのいずれかの状態で正常な状態
に近くなっているので、移動部2に基準軸y上の原点O
の方向に移動する指令を与えると、原点Oまで移動す
る。移動部2が原点Oに達すると、リミットスイッチ8
が動作して、移動部2を停止させる。このように、移動
部が脱調状態になったとき、平行移動する矯正バー6に
より移動部2を基準軸yまで押し付けられ、さらに原点
Oまで移動されるので、確実に脱調状態から正常状態に
復帰させることができる。
【0008】図4は第2の実施例を示す斜視図で、プラ
テン部1の上に2個の移動部2、2’を設けた場合の実
施例で、2個のX軸リミットスイッチ7、7’および2
個のY軸リミットスイッチ8、8’を設けたものであ
る。この場合、一方のX軸リミットスイッチ7はX軸の
基準点X0 ,Y0 から移動部2のX軸方向長さだけ離れ
た位置に設け、他方のX軸リミットスイッチ7’はX軸
リミットスイッチ7からさらに、移動部2のX軸方向の
長さだけX軸方向に離して設けてある。また、Y軸リミ
ットスイッチ8は移動部2が原点Oに達した位置に設
け、Y軸リミットスイッチ8’は移動部2が基準点X
0 ,Y0 に達した位置に設けてある。一つのプラテン部
1の上に移動部を2個設けると、2個の移動部2のいず
れか一方または両方が脱調状態になったとき、矯正バー
6を基準軸yの方向に平行移動すると、図3に示すよう
に、先に矯正バーに当たったいずれか一方の移動部が他
の移動部を押し付けて、2個の移動部2がX軸方向に重
なることがある。このとき、リニアアクチュエータ5を
動作して矯正バー6を移動させて2個とも基準軸yの方
向に押し付ける。矯正バー6によってX軸リミットスイ
ッチ7’が動作すると、移動部2、2’にそれぞれY軸
方向の互いに反対方向に移動する指令を与える。このと
き、移動部2、2’がX軸方向に重なっていると、二つ
の移動部2、2’のうち、少なくともストッパ3に当た
っている移動部2はX,Y方向に対して傾きがなくな
り、X軸方向の脱調状態はなくなっているので、原点O
に向かって移動し、Y軸リミットスイッチ8を動作させ
て停止する。この状態で移動部2’の脱調状態がなくな
っていれば、Y軸の第2原点O’の方向に正常な状態で
移動する。移動部2’がまだ脱調状態になっていれば、
移動部2が原点Oの方向に移動して、移動部2と2’は
Y軸方向に離れているので、リニアアクチュエータ5に
よって矯正バー6を再び基準軸yの方向に移動させるこ
とができ、移動部2’をストッパ3に押し当てる。移動
部2’はX,Y方向に対して傾きがなくなり、X軸方向
の脱調状態はなくなっているので、基準点X0 ,Y0
向かって移動し、Y軸リミットスイッチ8’を動作させ
て停止する。この状態で二つの移動部2、2’は脱調状
態から正常状態に復帰した状態となる。
【0009】図5は本発明の第3の実施例を示す斜視図
で、第1および第2の実施例でリニアアクチュエータ5
に用いたモータとネジの代わりに、リニアアクチュエー
タ5’をX軸方向に移動するリニアパルスモータによっ
て構成し、矯正バー6を移動させるようにしたものであ
る。この場合、リニアアクチュエータ5’の固定子はサ
ーフェイスモータのプラテン部1の端部を使用し、電源
も共用できるので、構造が簡単となる。なお、リニアア
クチュエータ5’の電源は、サーフェイスモータの脱調
が生じた時、サーフェイスモータの入力配線(A相、B
相)をリニアアクチュエータの入力配線に切り替えるよ
うにしておけばよい。図6は本発明の第4の実施例を示
す斜視図で、第3の実施例と同様に、リニアアクチュエ
ータ5’をリニアパルスモータによって構成し、矯正バ
ー6の中央部をリニアアクチュエータ5’によって支持
させるようにしたものである。この場合、プラテン部お
よび電源を共用できると共に、矯正バー6を案内するガ
イドも必要としないので、構造が更に簡単になる。な
お、上記実施例では、矯正バーをY軸に平行に維持して
X軸方向に移動するようにした例について説明したが、
矯正バーをX軸に平行に維持してY軸方向に移動するよ
うにしてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、移
動部が脱調状態になったとき、基準軸に平行な矯正バー
を基準軸の方向に移動させて移動部を引き寄せ、基準軸
に沿ったストッパに押し当てて正常な状態に復帰させる
ので、人手によらず、移動部を自動的にかつ正確に正常
な状態に復帰させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施例のプラテン部の凸極と
移動部の磁極部との関係を示す説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の動作中の状態を示す
斜視図である。
【図4】 本発明の第2の実施例の動作中の状態を示す
斜視図である。
【図5】 本発明の第3の実施例を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第4の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プラテン部、11 凸極、2、2’ 移動部、21
磁極、3 ストッパ、4 ガイド、5 リニアアクチ
ュエータ、51 モータ、52 ネジ、53ナット部、
6 矯正バー、7、7’ X軸リミットスイッチ、8、
8’ Y軸リミットスイッチ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碁盤目状に凸極を備えた平板状のプラテ
    ン部と、直交する座標軸の各軸方向にパルスまたは正弦
    波電流指令に応じて移動磁界を発生する碁盤目状の磁極
    を設け前記プラテン部上を移動し得る移動部とを備えた
    サーフェイスモータの脱調自動復帰装置において、前記
    直交する座標軸のうちいずれか一方の座標軸に平行に支
    持された矯正バーと、前記一方の座標軸に平行な基準軸
    に沿って設けたストッパと、前記矯正バーを前記基準軸
    の方向に平行移動させ得るリニアアクチュエータとを備
    え、前記移動部が脱調状態のとき、前記移動部を前記矯
    正バーにより移動させるようにしたことを特徴とするサ
    ーフェイスモータの脱調自動復帰装置。
  2. 【請求項2】 前記リニアアクチュエータが、前記一方
    の座標軸に直交する座標軸に沿って設けたネジと、前記
    ネジを駆動するモータと、前記ネジに噛み合うナット部
    からなる請求項1記載のサーフェイスモータの脱調自動
    復帰装置。
  3. 【請求項3】 前記リニアアクチュエータが、前記プラ
    テン部上を移動し得るリニアステップモータからなる請
    求項1記載のサーフェイスモータの脱調自動復帰装置。
JP7191124A 1995-07-03 1995-07-03 サーフェイスモータの脱調自動復帰装置 Pending JPH0923689A (ja)

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JP7191124A JPH0923689A (ja) 1995-07-03 1995-07-03 サーフェイスモータの脱調自動復帰装置

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JP (1) JPH0923689A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6998738B2 (en) 2002-10-18 2006-02-14 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Plain surface stage apparatus
JP2008145140A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Ushio Inc 磁束センサおよび磁束センサを備えた平面ステージ
US8552609B2 (en) 2009-08-06 2013-10-08 Panasonic Corporation Synchronous motor and system for driving synchronous motor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6998738B2 (en) 2002-10-18 2006-02-14 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Plain surface stage apparatus
JP2008145140A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Ushio Inc 磁束センサおよび磁束センサを備えた平面ステージ
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