JPH09236510A - 偏光板の検査方法および偏光板検査装置 - Google Patents
偏光板の検査方法および偏光板検査装置Info
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- JPH09236510A JPH09236510A JP4458496A JP4458496A JPH09236510A JP H09236510 A JPH09236510 A JP H09236510A JP 4458496 A JP4458496 A JP 4458496A JP 4458496 A JP4458496 A JP 4458496A JP H09236510 A JPH09236510 A JP H09236510A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 標準偏光板または被検査偏光板を回転させる
ことなく、すべての偏光軸の光に対する偏光板の欠陥が
検出できる検査方法および検査装置を提供する。 【解決手段】 光源1と被検査偏光板3の間に、偏光軸
4aが偏光板の右端から左端に向かって180度回転し
連続的に変化するよう構成された標準偏光板2を配置す
る。被検査偏光板3を標準偏光板2と平行に設置し、標
準偏光板2の右端から左端に向かって直線的に移動させ
ると、被検査偏光板3には偏光軸が連続的に変化する光
が照射され、すべての偏光軸の方向に対する完全な検査
が可能である。欠陥の検出は、被検査偏光板3からの最
終的な透過光を目視したり、または受光センサ等の光検
出装置によって透過光の強度の面内分布を測定する。こ
の方法によれば、ロール状の長い偏光板の欠陥検査も容
易に行うことができる。
ことなく、すべての偏光軸の光に対する偏光板の欠陥が
検出できる検査方法および検査装置を提供する。 【解決手段】 光源1と被検査偏光板3の間に、偏光軸
4aが偏光板の右端から左端に向かって180度回転し
連続的に変化するよう構成された標準偏光板2を配置す
る。被検査偏光板3を標準偏光板2と平行に設置し、標
準偏光板2の右端から左端に向かって直線的に移動させ
ると、被検査偏光板3には偏光軸が連続的に変化する光
が照射され、すべての偏光軸の方向に対する完全な検査
が可能である。欠陥の検出は、被検査偏光板3からの最
終的な透過光を目視したり、または受光センサ等の光検
出装置によって透過光の強度の面内分布を測定する。こ
の方法によれば、ロール状の長い偏光板の欠陥検査も容
易に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏光板の欠陥を
検出する検査方法および検査装置に関するものである。
検出する検査方法および検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば偏光板の簡便な検査方法
として従来用いられてきた方法を示す図である。図にお
いて1は光源、2は欠陥を有しない標準偏光板、3は標
準偏光板2とお互いの面が平行、または重なるように設
置された被検査偏光板、4aは標準偏光板2の偏光軸、
4bは被検査偏光板3の偏光軸である。
として従来用いられてきた方法を示す図である。図にお
いて1は光源、2は欠陥を有しない標準偏光板、3は標
準偏光板2とお互いの面が平行、または重なるように設
置された被検査偏光板、4aは標準偏光板2の偏光軸、
4bは被検査偏光板3の偏光軸である。
【0003】次に動作について説明する。光源1から発
生した光のうち、標準偏光板2の偏光軸4aに一致した
光だけが標準偏光板2を透過する。透過後の偏光軸がそ
ろった光は、被検査偏光板3に入射する。この時、被検
査偏光板3の偏光軸4bを、標準偏光板2の偏光軸4a
に一致させて設置すると、被検査偏光板3に入射した光
は、そのまま透過する。次いで、被検査偏光板3の偏光
軸4bと、標準偏光板2の偏光軸4aに角度を持たせる
と、被検査偏光板3に入射した光は透過せず遮断され
る。この現象を利用して、被検査偏光板3の偏光軸4b
を、標準偏光板2の偏光軸4aとそろえて設置したり、
あるいは角度を持たせて設置し、そのときの透過光を検
出する。検出方法としては、被検査偏光板3からの最終
的な透過光を目視し、光が偏光軸の状態により遮断され
たり一様に透過したりする様子を観察することにより、
被検査偏光板3の欠陥の有無が検査できる。また、目視
の代わりに検出器を用いて被検査偏光板3を透過する光
の強度を測定し、面内のばらつきを調べることにより、
より精度の高い欠陥検出が可能となる。
生した光のうち、標準偏光板2の偏光軸4aに一致した
光だけが標準偏光板2を透過する。透過後の偏光軸がそ
ろった光は、被検査偏光板3に入射する。この時、被検
査偏光板3の偏光軸4bを、標準偏光板2の偏光軸4a
に一致させて設置すると、被検査偏光板3に入射した光
は、そのまま透過する。次いで、被検査偏光板3の偏光
軸4bと、標準偏光板2の偏光軸4aに角度を持たせる
と、被検査偏光板3に入射した光は透過せず遮断され
る。この現象を利用して、被検査偏光板3の偏光軸4b
を、標準偏光板2の偏光軸4aとそろえて設置したり、
あるいは角度を持たせて設置し、そのときの透過光を検
出する。検出方法としては、被検査偏光板3からの最終
的な透過光を目視し、光が偏光軸の状態により遮断され
たり一様に透過したりする様子を観察することにより、
被検査偏光板3の欠陥の有無が検査できる。また、目視
の代わりに検出器を用いて被検査偏光板3を透過する光
の強度を測定し、面内のばらつきを調べることにより、
より精度の高い欠陥検出が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の偏光板の検査は
以上のような方法で行われていたので、被検査偏光板3
の欠陥検査は、ある限られた角度の偏光軸を持つ光のみ
で行われており、角度を連続的に変化させた完全な検査
を行うことが困難であった。また、偏光軸の角度を連続
的に変化させるためには、被検査偏光板3または標準偏
光板2を回転させる方法があるが、光学系、回転駆動系
が複雑になるという問題や、長いロール状の偏光板の連
続検査に適用できないという問題があった。
以上のような方法で行われていたので、被検査偏光板3
の欠陥検査は、ある限られた角度の偏光軸を持つ光のみ
で行われており、角度を連続的に変化させた完全な検査
を行うことが困難であった。また、偏光軸の角度を連続
的に変化させるためには、被検査偏光板3または標準偏
光板2を回転させる方法があるが、光学系、回転駆動系
が複雑になるという問題や、長いロール状の偏光板の連
続検査に適用できないという問題があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、標準偏光板2または被検査偏光
板3を回転させることなく、すべての偏光軸の光に対す
る被検査偏光板3の欠陥が検出できる検査方法および検
査装置を提供することを目的とする。また、長いロール
状偏光板の欠陥の検出を容易に行える検査方法および検
査装置を提供することを目的とする。
ためになされたもので、標準偏光板2または被検査偏光
板3を回転させることなく、すべての偏光軸の光に対す
る被検査偏光板3の欠陥が検出できる検査方法および検
査装置を提供することを目的とする。また、長いロール
状偏光板の欠陥の検出を容易に行える検査方法および検
査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる偏光板
の検査方法は、光源、一端から他端に向かって偏光軸が
180度回転し全ての方向の偏光軸を有する標準偏光板
および被検査偏光板をこの順に配設し、被検査偏光板を
標準偏光板の一端から他端に向かって移動させながら、
光源より照射され標準偏光板を透過し偏光軸が連続的に
変化している光を被検査偏光板に照射し、このときの被
検査偏光板からの透過光を観察することにより、すべて
の偏光軸の光に対する被検査偏光板の欠陥を検出するも
のである。また、被検査偏光板からの透過光を、光検出
装置により検出するものである。また、光検出装置は、
被検査偏光板の透過光強度の面内分布を測定し、この測
定値が一定の値未満であれば良品、一定の値以上であれ
ば欠陥品とするものである。さらに、被検査偏光板とし
て、ロール状偏光板を用いるものである。
の検査方法は、光源、一端から他端に向かって偏光軸が
180度回転し全ての方向の偏光軸を有する標準偏光板
および被検査偏光板をこの順に配設し、被検査偏光板を
標準偏光板の一端から他端に向かって移動させながら、
光源より照射され標準偏光板を透過し偏光軸が連続的に
変化している光を被検査偏光板に照射し、このときの被
検査偏光板からの透過光を観察することにより、すべて
の偏光軸の光に対する被検査偏光板の欠陥を検出するも
のである。また、被検査偏光板からの透過光を、光検出
装置により検出するものである。また、光検出装置は、
被検査偏光板の透過光強度の面内分布を測定し、この測
定値が一定の値未満であれば良品、一定の値以上であれ
ば欠陥品とするものである。さらに、被検査偏光板とし
て、ロール状偏光板を用いるものである。
【0007】また、この発明に係わる偏光板の検査装置
は、光源と被検査偏光板との間に配設され、一端から他
端に向かって偏光軸が180度回転し全ての方向の偏光
軸を有する標準偏光板と、被検査偏光板を透過した光を
受光する光検出部と、被検査偏光板を標準偏光板の一端
から他端まで移動させる搬送機構を備えたものである。
また、光検出部として、CCDカメラおよび画像処理装
置を用いるものである。
は、光源と被検査偏光板との間に配設され、一端から他
端に向かって偏光軸が180度回転し全ての方向の偏光
軸を有する標準偏光板と、被検査偏光板を透過した光を
受光する光検出部と、被検査偏光板を標準偏光板の一端
から他端まで移動させる搬送機構を備えたものである。
また、光検出部として、CCDカメラおよび画像処理装
置を用いるものである。
【0008】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は、本発明による偏光板の検査方法
を示す図である。図において、1は面光源等の光源、2
は欠陥を有しない標準偏光板、3は被検査偏光板、4a
は標準偏光板2の偏光軸、4bは被検査偏光板3の偏光
軸をそれぞれ示す。標準偏光板2の偏光軸4aは、偏光
板の右端から左端に向かって180度回転し、連続的に
変化するよう構成されている。
いて説明する。図1は、本発明による偏光板の検査方法
を示す図である。図において、1は面光源等の光源、2
は欠陥を有しない標準偏光板、3は被検査偏光板、4a
は標準偏光板2の偏光軸、4bは被検査偏光板3の偏光
軸をそれぞれ示す。標準偏光板2の偏光軸4aは、偏光
板の右端から左端に向かって180度回転し、連続的に
変化するよう構成されている。
【0009】次に、動作について説明する。光源1から
発生した光は、標準偏光板2を透過する。この時、透過
光の偏光軸は、標準偏光板2の右端部で透過した光を基
準に考えると、左に向かうとともに180度回転し、連
続的に変化している。従って、被検査偏光板3を標準偏
光板2に重ね合わせ、またはそれぞれの面を平行に設置
し、標準偏光板2の例えば右端から左端に向かって直線
的に移動させると、被検査偏光板3には偏光軸が連続的
に変化する光が照射され、すべての偏光軸の方向に対す
る完全な検査が行われる。
発生した光は、標準偏光板2を透過する。この時、透過
光の偏光軸は、標準偏光板2の右端部で透過した光を基
準に考えると、左に向かうとともに180度回転し、連
続的に変化している。従って、被検査偏光板3を標準偏
光板2に重ね合わせ、またはそれぞれの面を平行に設置
し、標準偏光板2の例えば右端から左端に向かって直線
的に移動させると、被検査偏光板3には偏光軸が連続的
に変化する光が照射され、すべての偏光軸の方向に対す
る完全な検査が行われる。
【0010】欠陥検出の方法としては、被検査偏光板3
を右から左へ移動させながら、透過光を目視して欠陥を
検出する方法や、さらに精度の高い検査を行うためには
透過光の強度の面内分布を受光センサ等により測定する
方法がある。被検査偏光板3に欠陥が無い場合には、標
準偏光板2の偏光軸4aと被検査偏光板3の偏光軸4b
がそろっている場合のみ光源1からの光を透過し、その
透過光は目視あるいは受光センサにより確認される。次
いで被検査偏光板3を直線的に移動させ、標準偏光板2
の偏光軸4aと被検査偏光板3の偏光軸4bが角度を持
つようになると、光源1から標準偏光板2を透過した光
は被検査偏光板3を透過せず、目視あるいは受光センサ
により確認されない。ところが、被検査偏光板3に欠陥
がある場合、標準偏光板2の偏光軸4aと被検査偏光板
3の偏光軸4bが角度を持っている場合においても欠陥
部より光を透過してしまい、目視あるいは受光センサ等
により検出される。
を右から左へ移動させながら、透過光を目視して欠陥を
検出する方法や、さらに精度の高い検査を行うためには
透過光の強度の面内分布を受光センサ等により測定する
方法がある。被検査偏光板3に欠陥が無い場合には、標
準偏光板2の偏光軸4aと被検査偏光板3の偏光軸4b
がそろっている場合のみ光源1からの光を透過し、その
透過光は目視あるいは受光センサにより確認される。次
いで被検査偏光板3を直線的に移動させ、標準偏光板2
の偏光軸4aと被検査偏光板3の偏光軸4bが角度を持
つようになると、光源1から標準偏光板2を透過した光
は被検査偏光板3を透過せず、目視あるいは受光センサ
により確認されない。ところが、被検査偏光板3に欠陥
がある場合、標準偏光板2の偏光軸4aと被検査偏光板
3の偏光軸4bが角度を持っている場合においても欠陥
部より光を透過してしまい、目視あるいは受光センサ等
により検出される。
【0011】図2は、本実施の形態による偏光板の検査
方法を用いた偏光板の欠陥検査装置の構成を示す概略図
である。図において、5は被検査偏光板3の透過光を検
出する光検出部であり、例えばCCDカメラおよび画像
処理装置、6は被検査偏光板3と光検出部5を標準偏光
板2と平行に直線的に移動させるための搬送装置であ
る。光検出部5は、被検査偏光板3の微少な欠陥を漏れ
なく検出し、目視による検査に比べ精度の高い検査を行
うことが可能である。本検査装置では、光検出部5を被
検査偏光板3と同じ搬送装置6に搭載し、被検査偏光板
3からの透過光を受光させ、画像処理装置等により被検
査偏光板3の透過光の面内分布測定を行うものである。
このように構成された偏光板検査装置では、被検査偏光
板3の透過光の面内分布が所定の値内であれば良品、所
定の値を超えた場合には欠陥品として分別し、精度の高
い偏光板の欠陥検査を自動で行うことができる。さら
に、偏光軸の角度を連続的に変化させるために、被検査
偏光板3または標準偏光板2を回転させる従来の方法で
は、光学系、回転駆動系が複雑になるという問題があっ
たが、本装置は被検査偏光板3を直線的に移動させるだ
けで良いので、非常に単純な構成で、安価に作製するこ
とができる。
方法を用いた偏光板の欠陥検査装置の構成を示す概略図
である。図において、5は被検査偏光板3の透過光を検
出する光検出部であり、例えばCCDカメラおよび画像
処理装置、6は被検査偏光板3と光検出部5を標準偏光
板2と平行に直線的に移動させるための搬送装置であ
る。光検出部5は、被検査偏光板3の微少な欠陥を漏れ
なく検出し、目視による検査に比べ精度の高い検査を行
うことが可能である。本検査装置では、光検出部5を被
検査偏光板3と同じ搬送装置6に搭載し、被検査偏光板
3からの透過光を受光させ、画像処理装置等により被検
査偏光板3の透過光の面内分布測定を行うものである。
このように構成された偏光板検査装置では、被検査偏光
板3の透過光の面内分布が所定の値内であれば良品、所
定の値を超えた場合には欠陥品として分別し、精度の高
い偏光板の欠陥検査を自動で行うことができる。さら
に、偏光軸の角度を連続的に変化させるために、被検査
偏光板3または標準偏光板2を回転させる従来の方法で
は、光学系、回転駆動系が複雑になるという問題があっ
たが、本装置は被検査偏光板3を直線的に移動させるだ
けで良いので、非常に単純な構成で、安価に作製するこ
とができる。
【0012】以上のように、本実施の形態の偏光板の検
査方法および検査装置によれば、標準偏光板2の一端か
ら他端に向かって偏光軸を180度回転させ連続的に変
化させたので、被検査偏光板3を直線的に移動するだけ
の簡単な検出系で、すべての方向の偏光軸の光に対する
精度の高い欠陥の検出を容易に行うことができる。ま
た、本実施の形態では、標準偏光板2を固定し、被検査
偏光板3を移動させたが、この逆であっても同様の効果
が得られる。
査方法および検査装置によれば、標準偏光板2の一端か
ら他端に向かって偏光軸を180度回転させ連続的に変
化させたので、被検査偏光板3を直線的に移動するだけ
の簡単な検出系で、すべての方向の偏光軸の光に対する
精度の高い欠陥の検出を容易に行うことができる。ま
た、本実施の形態では、標準偏光板2を固定し、被検査
偏光板3を移動させたが、この逆であっても同様の効果
が得られる。
【0013】実施の形態2.上記実施の形態1では、被
検査偏光板が矩形の場合について示したが、本発明の偏
光板の検査方法によれば、被検査偏光板がロール状のよ
うな長いものであっても、すべての偏光軸の光による完
全な検査を行うことができる。図3は、本発明の実施の
形態2であるロール状の被検査偏光板31の欠陥を検出
する検査方法を示す図である。図において、1は面光源
等の光源、2は欠陥を有しない標準偏光板、31はロー
ル状の被検査偏光板、4aは標準偏光板2の偏光軸、4
bは被検査偏光板31の偏光軸をそれぞれ示す。標準偏
光板2の偏光軸4aは、偏光板の右端から左端に向かっ
て180度回転し、連続的に変化するよう構成されてい
る。
検査偏光板が矩形の場合について示したが、本発明の偏
光板の検査方法によれば、被検査偏光板がロール状のよ
うな長いものであっても、すべての偏光軸の光による完
全な検査を行うことができる。図3は、本発明の実施の
形態2であるロール状の被検査偏光板31の欠陥を検出
する検査方法を示す図である。図において、1は面光源
等の光源、2は欠陥を有しない標準偏光板、31はロー
ル状の被検査偏光板、4aは標準偏光板2の偏光軸、4
bは被検査偏光板31の偏光軸をそれぞれ示す。標準偏
光板2の偏光軸4aは、偏光板の右端から左端に向かっ
て180度回転し、連続的に変化するよう構成されてい
る。
【0014】次に、動作について説明する。光源1から
発生した光は、標準偏光板2を透過する。この時、透過
光の偏光軸は、標準偏光板2の右端部で透過した光を基
準に考えると、左に向かうとともに回転し、連続的に変
化している。従って、被検査偏光板31を標準偏光板2
に平行に設置し、標準偏光板2の例えば右端から左端に
向かって直線的に移動させると、被検査偏光板31には
偏光軸が連続的に変化する光が照射され、すべての偏光
軸の方向に対する完全な検査が可能である。欠陥検出の
方法としては、被検査偏光板31を右から左へ移動させ
ながら、透過光を目視して欠陥を検出する方法や、さら
に精度の高い検査を行うためには透過光の強度の面内分
布を受光センサ等により測定する。
発生した光は、標準偏光板2を透過する。この時、透過
光の偏光軸は、標準偏光板2の右端部で透過した光を基
準に考えると、左に向かうとともに回転し、連続的に変
化している。従って、被検査偏光板31を標準偏光板2
に平行に設置し、標準偏光板2の例えば右端から左端に
向かって直線的に移動させると、被検査偏光板31には
偏光軸が連続的に変化する光が照射され、すべての偏光
軸の方向に対する完全な検査が可能である。欠陥検出の
方法としては、被検査偏光板31を右から左へ移動させ
ながら、透過光を目視して欠陥を検出する方法や、さら
に精度の高い検査を行うためには透過光の強度の面内分
布を受光センサ等により測定する。
【0015】標準偏光板あるいは被検査偏光板を回転さ
せて偏光軸を変化させる従来の検査方法では、ロール状
の長い偏光板31の検査を行うのが困難であったが、本
実施の形態によれば、被検査偏光板31を直線的に移動
させるという簡単な検査方法であるので、ロール状やそ
の他の複雑な形状の偏光板にも容易に適用することがで
きる。
せて偏光軸を変化させる従来の検査方法では、ロール状
の長い偏光板31の検査を行うのが困難であったが、本
実施の形態によれば、被検査偏光板31を直線的に移動
させるという簡単な検査方法であるので、ロール状やそ
の他の複雑な形状の偏光板にも容易に適用することがで
きる。
【図1】 この発明の実施の形態1である偏光板の欠陥
を検出するための検査方法を示す図である。
を検出するための検査方法を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である偏光板の欠陥
を検出するための検査装置を示す図である。
を検出するための検査装置を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2であるロール状偏光
板の欠陥を検出するための検査方法を示す図である。
板の欠陥を検出するための検査方法を示す図である。
【図4】 従来の偏光板の欠陥を検出するための検査方
法を示す図である。
法を示す図である。
1 光源、2 標準偏光板、3 被検査偏光板、4a
標準偏光板の偏光軸、4b 被検査偏光板の偏光軸、5
光検出部、6 搬送装置、31 ロール状被検査偏光
板。
標準偏光板の偏光軸、4b 被検査偏光板の偏光軸、5
光検出部、6 搬送装置、31 ロール状被検査偏光
板。
Claims (6)
- 【請求項1】 光源、一端から他端に向かって偏光軸が
180度回転し全ての方向の偏光軸を有する標準偏光板
および被検査偏光板をこの順に配設し、上記被検査偏光
板を上記標準偏光板の一端から他端に向かって移動させ
ながら、上記光源より照射され上記標準偏光板を透過
し、偏光軸が連続的に変化している光を上記被検査偏光
板に照射し、このときの被検査偏光板からの透過光を観
察することにより、すべての偏光軸の光に対する被検査
偏光板の欠陥を検出することを特徴とする偏光板の検査
方法。 - 【請求項2】 被検査偏光板からの透過光を、光検出装
置により検出することを特徴とする請求項1記載の偏光
板の検査方法。 - 【請求項3】 光検出装置は、被検査偏光板の透過光強
度の面内分布を測定し、この測定値が一定の値未満であ
れば良品、一定の値以上であれば欠陥品とすることを特
徴とする請求項2記載の偏光板の検査方法。 - 【請求項4】 被検査偏光板は、ロール状偏光板である
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記
載の偏光板の検査方法。 - 【請求項5】 光源と被検査偏光板との間に配設され、
一端から他端に向かって偏光軸が180度回転し全ての
方向の偏光軸を有する標準偏光板、上記被検査偏光板を
透過した光を受光する光検出部、上記被検査偏光板を上
記標準偏光板の一端から他端まで移動させる搬送機構を
備えたことを特徴とする偏光板の検査装置。 - 【請求項6】 光検出部は、CCDカメラおよび画像処
理装置であることを特徴とする請求項5記載の偏光板の
検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4458496A JPH09236510A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 偏光板の検査方法および偏光板検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4458496A JPH09236510A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 偏光板の検査方法および偏光板検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09236510A true JPH09236510A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12695543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4458496A Pending JPH09236510A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 偏光板の検査方法および偏光板検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09236510A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016212274A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 株式会社クラレ | 偏光フィルムの検査方法 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP4458496A patent/JPH09236510A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016212274A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 株式会社クラレ | 偏光フィルムの検査方法 |
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