JPH09234848A - 印章作成方法及びその装置 - Google Patents

印章作成方法及びその装置

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JPH09234848A
JPH09234848A JP8291141A JP29114196A JPH09234848A JP H09234848 A JPH09234848 A JP H09234848A JP 8291141 A JP8291141 A JP 8291141A JP 29114196 A JP29114196 A JP 29114196A JP H09234848 A JPH09234848 A JP H09234848A
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Hitoshi Hayama
均 羽山
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Takanobu Kameda
登信 亀田
Tomoyuki Niimura
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King Jim Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な印章画像に対しても、見栄えの良い印
章を作成することができる印章作成方法及びその装置の
提供を課題としている。 【解決手段】 印章本体の印章部に対して、印章画像デ
ータに基づいて印章画像を製版する印章作成方法であっ
て、印章画像の全製版領域に対応する全画像データを作
成する全画像データ作成工程と、全画像データを記憶す
る全画像データ記憶工程と、全画像データを読み出した
後、印章画像データとして出力する印章画像データ出力
工程とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印章作成対象物で
ある印章本体の印章部に、印章画像を製版する印章作成
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、長尺に巻かれたプラスチック
テープなどに、装置内のメモリ(ROM)に格納されて
いる文字・図形データを読み出して、次々と文字・図形
等を印字して出力する装置は知られている。この装置の
場合には、一文字あるいは一ライン単位で画像データ作
成を行い、この画像データに基づいて順にプラスチック
テープなどに印字が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、印章として
の画像の場合、例えば住所、氏名、電話番号、外枠など
の複数の項目の画像があり、これらを一文字あるいは一
ライン単位で製版したのでは、非常に煩雑になるばかり
か、それぞれの画像の位置合わせも困難である。このた
め、各画像をバランス良く配置したり、押印される面積
の印章全体の面積に対する率、すなわち黒率を高くする
ために調整したり、また、複雑な印章画像を作ることが
不可能であった。
【0004】本発明は、複雑な印章画像に対しても、見
栄えの良い印章を作成することができる印章作成方法及
びその装置の提供を、その課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。請求項1記
載の印章作成方法は、印章本体の印章部に対して、印章
画像データに基づいて印章画像を製版する印章作成方法
であって、前記印章画像の全製版領域に対応する全画像
データを作成する全画像データ作成工程と、前記全画像
データを記憶する全画像データ記憶工程と、前記全画像
データを読み出した後、前記印章画像データとして出力
する印章画像データ出力工程と、を備えたことを特徴と
する。
【0006】また、請求項6の印章作成装置は、印章本
体の印章部に対して、印章画像データに基づいて印章画
像を製版する印章作成装置であって、前記印章画像の全
製版領域に対応する全画像データを作成する全画像デー
タ作成手段と、前記全画像データを記憶する全画像デー
タ記憶手段と、前記全画像データを読み出した後、前記
印章画像データとして出力する印章画像データ出力手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この印章作成方法及びその装置では、印章
画像の全製版領域に対応する全画像データを作成してか
ら製版することによって、印章画像内の各画像をバラン
ス良く配置したり、黒率が高くするように調整したり、
複雑な印章画像を作ることが可能となる。また、この全
画像データを取り出して印章を作成する際に、一括印字
処理が行えるので、高速処理も可能となる。
【0008】請求項1の印章作成方法において、前記全
画像データ作成工程は、入力した画像の画像データを配
置した基礎画像データを作成する基礎画像データ作成工
程と、印章外枠の画像に対応する印章外枠データを作成
する印章外枠データ作成工程と、前記印章外枠データと
前記基礎画像データとを重ね合わせると共に、前記印章
外枠の外側にはみ出した部分を削除して、前記全画像デ
ータを作成する外枠外側データ削除工程と、を有するこ
とが好ましい。
【0009】また、請求項6の印章作成装置において、
前記全画像データ作成手段は、入力した画像の画像デー
タを配置した基礎画像データを作成する基礎画像データ
作成手段と、印章外枠の画像に対応する印章外枠データ
を作成する印章外枠データ作成手段と、前記印章外枠デ
ータと前記基礎画像データとを重ね合わせて、加算画像
データを作成する加算画像データ作成手段と、前記加算
画像データの前記印章外枠の外側にはみ出した部分を削
除して、前記全画像データを作成する外枠外側データ削
除手段と、を有することが好ましい。
【0010】この印章作成方法及びその装置では、印章
外枠を含む全画像データを作成することによって、印章
外枠内に各画像をバランス良く配置したり、各画像の大
きさを印章外枠ぎりぎりまで大きくすることができる。
また、大きな画像の一部を削除して外枠内に収めるなど
の細工ができるため、黒率が高く、画像が見やすく、見
栄えが良い印章を作成することが可能になる。
【0011】請求項7の印章作成装置において、前記加
算画像データ作成手段は、前記基礎画像データの前記入
力した画像を凸部に対応する陽ドットで表現し、前記画
像の空白部分を凹部に対応する陰ドットで表現した陽刻
画像データと、前記印章外枠データの印章外枠の画像を
陽ドットで表現し、前記印章外枠の内側と外側を陰ドッ
トで表現した陽刻外枠データと、の相互に対応するドッ
ト同士の論理和を演算する論理和データ演算手段を有す
ることが好ましい。
【0012】この印章作成装置では、論理和演算を行う
ことによって、外枠付きの印章画像を容易に作成するこ
とができ、ひいては外枠付きの印章を容易に作成するこ
とができる。
【0013】請求項7または8の印章作成装置におい
て、前記外枠外側データ削除手段は、前記加算画像デー
タの前記入力した画像と前記印章外枠の画像を陽ドット
で表現し、他の空白部分を陰ドットで表現した陽刻加算
画像データと、前記印章外枠データの印章外枠とその内
側を陽ドットで表現し、前記印章外枠の外側を陰ドット
で表現した印章外枠外形データと、の相互に対応するド
ット同士の論理積を演算する論理積データ演算手段を有
することが好ましい。
【0014】この印章作成装置では、論理積演算を行う
ことによって、所望の画像が外枠からはみ出すことのな
い印章画像を容易に作成することができる。
【0015】請求項1の印章作成方法において、前記全
画像データ作成工程は、入力した画像の画像データを配
置した基礎画像データを作成する基礎画像データ作成工
程と、印章外枠の画像に対応する印章外枠データを作成
する印章外枠データ作成工程と、前記基礎画像データの
前記画像が、前記印章外枠の外側にはみ出すか否かを判
別するとともに、前記印章外枠の外側にはみ出すとき
に、そのはみ出す部分を前記基礎画像データから削除し
て、外側削除画像データを作成する外側削除画像データ
作成工程と、前記基礎画像データの前記画像が前記印章
外枠の外側にはみ出すときに、前記印章外枠データと前
記外側削除画像データとを重ね合わせて、前記全画像デ
ータを作成し、前記印章外枠の外側にはみ出さないとき
に、前記印章外枠データと前記基礎画像データとを重ね
合わせて、前記全画像データを作成する画像データ加算
工程と、を有することが好ましい。
【0016】また、請求項6の印章作成装置において、
前記全画像データ作成手段は、入力した画像の画像デー
タを配置した基礎画像データを作成する基礎画像データ
作成手段と、印章外枠の画像に対応する印章外枠データ
を作成する印章外枠データ作成手段と、前記基礎画像デ
ータの前記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すか否か
を判別する外側はみ出し判別手段と、前記基礎画像デー
タの前記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すときに、
そのはみ出す部分を前記基礎画像データから削除して、
外側削除画像データを作成する外側削除画像データ作成
手段と、前記基礎画像データが前記印章外枠の外側には
み出すときに、前記印章外枠データと前記外側削除画像
データとを重ね合わせて、前記全画像データを作成し、
前記印章外枠の外側にはみ出さないときに、前記印章外
枠データと前記基礎画像データとを重ね合わせて、前記
全画像データを作成する画像データ加算手段と、を有す
ることが好ましい。
【0017】前述の請求項2及び6の印章作成方法及び
その装置では、加算画像データを作成後、印章外枠から
はみ出した画像部分を削除するが、印章外枠からはみ出
さないように、予め基礎画像データのはみ出す画像部分
を削除してから、印章外枠データと重ね合わせるように
しても、印章外枠付きの全画像データを作成できる。こ
のため、この請求項3及び10の印章作成方法及びその
装置では、基礎画像データの画像が印章外枠の外側には
み出すか否かを判別し、はみ出すときに、その部分を削
除した外側削除画像データを作成して、基礎画像データ
の代わりに印章外枠データと重ね合わせ、はみ出さない
ときに、印章外枠データと基礎画像データとを重ね合わ
せて、全画像データを作成することにより、前述の請求
項2及び6と同様の効果、すなわち、所望の画像が外枠
からはみ出すことのない外枠付きの印章画像を容易に作
成でき、黒率が高く、画像が見やすく、見栄えが良い印
章を作成することが可能になる、などの効果、が得られ
る。
【0018】請求項10の印章作成装置において、前記
画像データ加算手段は、前記全画像データを論理和演算
により作成する論理和データ演算手段を有し、当該論理
和データ演算手段は、前記基礎画像データの前記画像が
前記印章外枠の外側にはみ出すときに、前記外側削除画
像データの前記はみ出した部分を削除した画像を凸部に
対応する陽ドットで表現し、その画像の空白部分を凹部
に対応する陰ドットで表現した陽刻外側削除画像データ
と、前記印章外枠データの印章外枠の画像を陽ドットで
表現し、前記印章外枠の内側と外側を陰ドットで表現し
た陽刻外枠データと、の相互に対応するドット同士の論
理和を演算し、前記基礎画像データの前記画像が前記印
章外枠の外側にはみ出さないときに、前記基礎画像デー
タの前記画像を凸部に対応する陽ドットで表現し、その
画像の空白部分を凹部に対応する陰ドットで表現した陽
刻基礎画像データと、前記陽刻外枠データと、の相互に
対応するドット同士の論理和を演算することが、好まし
い。
【0019】この印章作成装置では、基礎画像データの
画像が印章外枠の外側にはみ出すときに、外側削除画像
データと印章外枠データとの論理和を演算し、はみ出さ
ないときに、基礎画像データと印章外枠データとの論理
和を演算することにより、請求項8の印章作成装置と同
様に、外枠付きの印章画像を容易に作成でき、ひいては
外枠付きの印章を容易に作成できる。
【0020】請求項10または11の印章作成装置にお
いて、外側削除画像データ作成手段は、前記基礎画像デ
ータの前記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すとき
に、前記基礎画像データの前記画像を陽ドットで表現
し、他の空白部分を陰ドットで表現した陽刻基礎画像デ
ータと、前記印章外枠データの印章外枠とその内側を陽
ドットで表現し、前記印章外枠の外側を陰ドットで表現
した印章外枠外形データと、の相互に対応するドット同
士の論理積を演算する論理積データ演算手段を有するこ
とが、好ましい。
【0021】この印章作成装置では、基礎画像データの
画像が印章外枠の外側にはみ出すときに、基礎画像デー
タと印章外枠外形データとの論理積演算を行うことによ
って、印章外枠からはみ出さないように、予め基礎画像
データのはみ出す画像部分を削除することができ、これ
を印章外枠データと重ね合わせて印章外枠付きの全画像
データを作成することによって、所望の画像が外枠から
はみ出すことのない印章画像を容易に作成できる。
【0022】請求項2または3の印章作成方法におい
て、前記全画像データ作成工程は、複数種の罫線データ
を画像の線素部品として記憶する罫線データ記憶工程を
さらに有し、前記印章外枠データ作成工程は、指定され
た前記罫線データを読み出して、その組み合わせによ
り、前記印章外枠データを作成することが好ましい。
【0023】また、請求項7ないし12のいずれかの印
章作成装置において、前記全画像データ作成手段は、複
数種の罫線データを画像の線素部品として記憶する罫線
データ記憶手段をさらに有し、前記印章外枠データ作成
手段は、指定された前記罫線データを読み出して、その
組み合わせにより、前記印章外枠データを作成すること
が好ましい。
【0024】この印章作成方法及びその装置では、印章
外枠を形成するための罫線を、外枠全体としてではなく
線素部品として記憶しているので、ユーザーは必要とす
る種々の罫線データを読み出して、それらの罫線を自在
に接続しながら多様な外枠を作成することができる。
【0025】請求項2ないし4のいずれかの印章作成方
法において、前記印章外枠データ作成工程は、製版対象
の前記印章本体の種別に対応して、それぞれの印章部の
寸法に適合する印章外枠データを作成することが、好ま
しい。
【0026】また、請求項7ないし13のいずれかの印
章作成装置において、前記印章外枠データ作成手段は、
製版対象の前記印章本体の種別に対応して、それぞれの
印章部の寸法に適合する印章外枠データを作成すること
が、好ましい。
【0027】この印章作成方法及びその装置では、製版
対象の印章本体の種別に対応して、それぞれの印章部の
寸法に適合する印章外枠データを作成するため、それぞ
れの印章本体の種別、例えば、角形印、丸印、縦長印、
横長印などの特徴に応じて、バラエティに富んだ種々の
印章を作成することができる。
【0028】請求項1の印章作成方法において、前記全
画像データ作成工程は、複数種の罫線データを画像の線
素部品として記憶部に記憶する罫線データ記憶工程と、
入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
作成する基礎画像データ作成工程と、印章外枠の画像に
対応する印章外枠データを構成する罫線データを、前記
記憶部から読み出して前記基礎画像データ上に配置する
ことにより、前記基礎画像データに前記印章外枠データ
を付加して、前記全画像データを作成する印章外枠デー
タ付加工程と、を有することが好ましい。
【0029】また、請求項6の印章作成装置において、
前記全画像データ作成手段は、複数種の罫線データを画
像の線素部品として記憶する罫線データ記憶手段と、入
力した画像の画像データを配置した基礎画像データを作
成する基礎画像データ作成手段と、印章外枠の画像に対
応する印章外枠データを構成する罫線データを、前記罫
線データ記憶手段から読み出して前記基礎画像データ上
に配置することにより、前記基礎画像データに前記印章
外枠データを付加して、前記全画像データを作成する印
章外枠データ付加手段と、を有することが好ましい。
【0030】前述の請求項1ないし14の印章作成方法
またはその装置では、印章外枠データを作成してから、
基礎画像データや外側削除画像データと重ね合わせた
が、基礎画像データや外側削除画像データ上に、印章外
枠の罫線データを重ねて配置して行くことにより、結果
として印章外枠データを付加した全画像データを作成す
ることもできる。このため、この請求項15及び18の
印章作成方法及びその装置では、印章外枠の画像に対応
する印章外枠データを構成する罫線データを、基礎画像
データ上に配置することにより、基礎画像データに印章
外枠データを付加して、全画像データを作成し、これに
より、前述した印章作成方法やその装置と同様に、外枠
付きの印章画像を容易に作成でき、ひいては外枠付きの
印章を容易に作成できる。
【0031】請求項1の印章作成方法において、前記全
画像データ作成工程は、複数種の罫線データを画像の線
素部品として記憶部に記憶する罫線データ記憶工程と、
入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
作成する基礎画像データ作成工程と、前記基礎画像デー
タの前記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すか否かを
判別するとともに、前記印章外枠の外側にはみ出すとき
に、そのはみ出す部分を前記基礎画像データから削除し
て、外側削除画像データを作成する外側削除画像データ
作成工程と、印章外枠データ付加工程と、を有し、前記
印章外枠データ付加工程では、前記基礎画像データの前
記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すときに、印章外
枠の画像に対応する印章外枠データを構成する罫線デー
タを、前記記憶部から読み出して、前記外側削除画像デ
ータ上に配置することにより、前記外側削除画像データ
に前記印章外枠データを付加して、前記全画像データを
作成し、前記印章外枠の外側にはみ出さないときに、前
記印章外枠データを構成する前記罫線データを、前記記
憶部から読み出して、前記基礎画像データ上に配置する
ことにより、前記基礎画像データに前記印章外枠データ
を付加して、前記全画像データを作成することが、好ま
しい。
【0032】また、請求項6の印章作成装置において、
前記全画像データ作成手段は、複数種の罫線データを画
像の線素部品として記憶部に記憶する罫線データ記憶手
段と、入力した画像の画像データを配置した基礎画像デ
ータを作成する基礎画像データ作成手段と、前記基礎画
像データの前記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すか
否かを判別するとともに、前記印章外枠の外側にはみ出
すときに、そのはみ出す部分を前記基礎画像データから
削除して、外側削除画像データを作成する外側削除画像
データ作成手段と、印章外枠データ付加手段と、を有
し、前記印章外枠データ付加手段は、前記基礎画像デー
タの前記画像が前記印章外枠の外側にはみ出すときに、
印章外枠の画像に対応する印章外枠データを構成する罫
線データを、前記記憶部から読み出して、前記外側削除
画像データ上に配置することにより、前記外側削除画像
データに前記印章外枠データを付加して、前記全画像デ
ータを作成し、前記印章外枠の外側にはみ出さないとき
に、前記印章外枠データを構成する前記罫線データを、
前記記憶部から読み出して、前記基礎画像データ上に配
置することにより、前記基礎画像データに前記印章外枠
データを付加して、前記全画像データを作成すること
が、好ましい。
【0033】この印章作成方法およびその装置では、前
述の請求項3及び10の印章作成方法及びその装置と同
様に、基礎画像データの画像が印章外枠の外側にはみ出
すか否かを判別し、はみ出すときに、その部分を削除し
た外側削除画像データを作成するとともに、前述の請求
項15及び18の印章作成方法及びその装置と同様に、
罫線データを基礎画像データや外側削除画像データ上に
配置することにより、印章外枠データを付加して、全画
像データを作成する。したがって、同様の効果、すなわ
ち、所望の画像が外枠からはみ出すことのない外枠付き
の印章画像を容易に作成でき、黒率が高く、画像が見や
すく、見栄えが良い印章を作成できるなどの効果、が得
られる。
【0034】請求項19の印章作成装置において、外側
削除画像データ作成手段は、前記基礎画像データの前記
画像が前記印章外枠の外側にはみ出すときに、前記基礎
画像データの前記画像を陽ドットで表現し、他の空白部
分を陰ドットで表現した陽刻基礎画像データと、前記印
章外枠データの印章外枠とその内側を陽ドットで表現
し、前記印章外枠の外側を陰ドットで表現した印章外枠
外形データと、の相互に対応するドット同士の論理積を
演算する論理積データ演算手段を有することが、好まし
い。
【0035】この印章作成装置では、前述の請求項12
の印章作成装置と同様に、基礎画像データの画像が印章
外枠の外側にはみ出すときに、基礎画像データと印章外
枠外形データとの論理積演算を行うことによって、印章
外枠からはみ出さないように、予め基礎画像データのは
み出す画像部分を削除することができ、これを印章外枠
データと重ね合わせて印章外枠付きの全画像データを作
成することによって、所望の画像が外枠からはみ出すこ
とのない印章画像を容易に作成できる。
【0036】請求項15または16の印章作成方法にお
いて、前記印章外枠データ付加工程は、製版対象の前記
印章本体の種別に対応して、それぞれの印章部の寸法に
適合する印章外枠データを付加することが、好ましい。
【0037】また、請求項18ないし20のいずれかの
印章作成装置において、前記印章外枠データ付加手段
は、製版対象の前記印章本体の種別に対応して、それぞ
れの印章部の寸法に適合する印章外枠データを付加する
ことが、好ましい。
【0038】この印章作成方法及びその装置では、前述
の請求項5及び14の印章作成方法及びその装置と同様
に、製版対象の印章本体の種別に対応して、それぞれの
印章部の寸法に適合する印章外枠データを作成するた
め、それぞれの印章本体の種別に応じて、バラエティに
富んだ種々の印章を作成することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基いて、本発
明の一実施形態に係る印章作成装置について説明する。
この印章作成装置は、印面を紫外線硬化樹脂で形成した
印章本体に、インクリボンに印字(印刷)した印章文字
(絵柄を含む印章画像)をマスクとして紫外線を露光
し、所望の印章(スタンプ)を作成するものであり、印
章作成装置の印刷装置は、インクリボン上にマスクを生
成するための装置である。図1(a)は印章作成装置の
平面図、図1(b)は印章作成装置の正面図であり、図
11は印章作成装置の制御ブロック図である。
【0040】図1に示すように、この印章作成装置1
は、上下2分割の装置ケース2によりその外殻が形成さ
れ、前部に電子装置部3を、後部に機械装置部4を配設
して、構成されている。機械装置部4の中央部には、装
置本体5に印章作成対象物である印章本体Aを装着する
ためのポケット6が形成され、ポケット6には窓付きの
開閉蓋7が設けられている。
【0041】機械装置部4の左部には、印章作成装置1
を製版(印字)動作や露光動作に切り替えると共に、開
閉蓋7の開放させる機能スイッチ8が配設されている。
この機能スイッチ8の操作位置には、「露光」、「入力
/製版」、「OFF」および「OPEN」の操作表示が
されていて、このうちの「露光」、「入力/製版」およ
び「OPEN」の位置には、制御部300の出力インタ
フェース305に接続された発光素子12が配設されて
いる。
【0042】また、機械装置部4の右側部には、印章作
成装置1に、後述する印章文字ラベル作成用の製版シー
トBのための、差込み口9aおよび取出し口9bが形成
されている。さらに、機械装置部4には、ポケット6の
外側に位置して、メンテナンスカバー10が着脱自在に
設けられ、メンテナンスカバー10の内部には、インク
リボンCを搭載したリボンカートリッジ11が装着され
ている。
【0043】電子装置部3には、上面に操作部21が形
成され、後述する制御部300が内蔵されている。操作
部21には、制御部300の入力インタフェース304
に接続されたプッシュボタン群22および操作ダイヤル
23と、出力インタフェース305に接続された表示器
駆動回路24a(図示せず)と、この表示器駆動回路2
4aによって駆動される表示器24が配設されている。
【0044】操作ダイヤル23は、中心部に円形に配設
された実行キー31と、その外側に環状に配設された4
つ割りのカーソル/変換キー32と、更にその外側に環
状に配設された文字入力キー33とで3重構造を有して
おり、文字入力キー33の表面には50音の平仮名など
が印刷されている(図示省略)。印章文字の入力は、先
ずプッシュボタン群22の所定のボタン22aを押して
文字サイズを確定した後、文字入力キー33を三角マー
ク25に合わて回転させ、実行キー31を押して平仮名
入力を行い、この平仮名入力を適宜、カーソル/変換キ
ー32により漢字変換する。そして、所望の印章文字を
表示器24上に作成したところで、これを確定する。
【0045】ここで、印章を作成する場合の一連の操作
について、図1および図2を参照して簡単に説明する。
先ず、機能スイッチ8を待機位置となる「OFF」位置
から「OPEN」位置まで回転操作して開閉蓋7を開放
し、ポケット6に印章本体Aをセットする。この印章本
体Aのセットに伴い、制御部300の入力インタフェー
ス304に接続された印章検出部66によって、印章本
体Aの種別が検出される。
【0046】次に、機能スイッチ8を「入力/製版」位
置まで回転操作して製版動作に機能を移行させ、プッシ
ュボタン群22および操作ダイヤル23を操作して印章
文字を入力する。印章文字の入力が完了したら、印章文
字ラベルが作り込まれた製版シートBを、差込み口9a
に挿入してセットする。
【0047】次に、プッシュボタン群22の所定のボタ
ン22aを操作して、製版動作、すなわち印字を行わせ
る。この印字は、インクリボンCと製版シートBとに同
時に為される。印字が完了すると、インクリボン(の印
字部分)Cは露光のために先方に送られ、同時に製版シ
ートBは取出し口9bから外部に送り出される。ここ
で、送り出された製版シートBにより、印章文字に誤り
がないことを確認したら、次に機能スイッチ8を「露
光」位置まで回転操作して露光動作に機能を移行させ、
露光を行わせる。
【0048】露光が完了したら、機能スイッチ8を「O
PEN」位置まで回転操作して開閉蓋7を開放し、ポケ
ット6から印章本体Aを取り出して、これを洗浄する。
この洗浄により印章が完成するが、印章が完成したとこ
ろで、上記の製版シートBから印章文字ラベルを剥し
て、これを印章の背面に貼着する。
【0049】次に、印章作成装置1の構成部位のうち、
後述する制御部300に関連する部位について、図2〜
図10を参照して、順を追って説明する。
【0050】リボンカートリッジ11は、装置本体5に
対し着脱自在に構成されており、インクリボンCの消耗
に際しケースごと交換できるようになっている。図2に
示すように、リボンカートリッジ11には、一端に巻取
りリール13が、他端に巻出しリール14がそれぞれ設
けられ、インクリボンCは、巻出しリール14から巻き
出されほぼ「L」字状に屈曲して巻取りリール13に巻
き取られる。この「L」字状に屈曲したインクリボンC
の走行経路には、その短辺部分に後述する印字部64が
臨み、長辺部分に露光部が臨んでいる。この場合、印字
部64には、このインクリボンCと上記の製版シートB
が同時に臨み、露光部65には印字後のインクリボンC
が臨む。
【0051】インクリボンCは、透明なリボンテープと
これに塗布したインクとから成り、実施形態では、6μ
m厚のものが用いられている。印字部64においてこの
インクリボンCに印字が行われると、インクの部分が製
版シートBに転写する。これにより、インクリボンCの
リボンテープには、インクの文字の部分が剥離したネガ
画像が形成され、製版シートBには、インクの文字の部
分が付着したポジ画像が形成される。そして、インクリ
ボンCは、これをマスクとして利用すべく先方の露光部
に送られる一方、製版シートBは、印章文字の確認のた
め、またこれを作成した印章に貼着すべく、装置外部に
送り出される。
【0052】製版シートBは、図4に示すように、ベー
スシートBaと粘着シートBbとを積層して成り、全体
が短冊形に形成されている。粘着シートBbには方形に
切り線Bcが形成され、この切り線Bcに沿ってベース
シートBaから剥した粘着シートBbの方形部分が、上
記の印章の背面に貼着する印章文字ラベルBdとなる。
印章本体Aは、印章としての用途に合わせて、形状の異
なる数種のものが用意されており、これに対応して製版
シートBも、その印章文字ラベルBdの部分の形状(切
り線の形状)が異なる数種のものが用意されている。
【0053】一方、印章本体Aは、図3に示すように、
台木(実施形態は樹脂製)Aaの先端に薄手のスポンジ
(発泡ウレタン)Abが貼着されると共に、スポンジA
bに紫外線の影響を受けない樹脂ベースAcが貼着さ
れ、さらに樹脂ベースAcに印面Adを構成する紫外線
硬化樹脂が貼着されている。この印章本体Aの紫外線硬
化樹脂(印面Ad)の部分に、インクリボンCをマスク
として紫外線を露光することにより、印面Adの印章文
字に相当する部分が硬化する。この状態で印章本体A
を、ポケット6から取り出して洗浄することにより、水
溶性の未硬化部分が洗い出されて、印章が完成する。図
中の符号Aeは、樹脂製のキャップである。
【0054】次に、図2を参照して、印字部64につい
て説明する。印字部64は、制御部300の出力インタ
フェース305に接続されているヘッド駆動回路(図示
せず)56aおよびモータ駆動回路(図示せず)57a
と、ヘッド駆動回路56aによって駆動され、インクリ
ボンCに印章文字を印字する印字ヘッド(サーマルヘッ
ド)56と、モータ駆動回路57aによって駆動され、
印字ヘッド56の印字動作に対応してインクリボンCを
送るプラテンローラ57と、印字ヘッド56のヘッド表
面に設けられたヘッド温度センサ56b(図示せず)
と、を備えている。また、印字ヘッド56とプラテンロ
ーラ57との接触部分に向かって装置ケース2には、上
記の製版シートBが送り込まれる送込み通路181と、
製版シートBが送り出される送出し通路182とが形成
されている。送込み通路181の上流端には外部に開放
された上記の差込み口9aが形成され、送出し通路18
2の下流端には外部に開放された上記の取出し口9bが
形成されている。
【0055】プラテンローラ57は、上述したように駆
動ローラであり、インクリボンCを巻出しリール14か
ら巻き出すと共に、印字ヘッド56との間に製版シート
Bをくわえ込んで、インクリボンCと製版シートBとを
重ねた状態で印字ヘッド56に臨ませる。印字ヘッド5
6はサーマルヘッドであり、熱転写によりインクリボン
Cのリボンテープに塗布されたインクを製版シートBに
転写する。この転写により、インクリボンCから印章文
字に相当する部分が剥がれて、その部分に透明なリボン
テープの地が表れる一方、製版シートBには剥がれたイ
ンクが印章文字として付着する。また、ヘッド表面温度
センサ56bは、上述したように印字ヘッド56のヘッ
ド表面に密着して設けられたサーミスタなどの温度セン
サであり、制御部300の入力インタフェース304に
接続され、印字ヘッド56の表面温度を検出して報告す
る。
【0056】送込み通路181には、製版シートBの差
込みおよび送り基準位置を検出するセンサ183が臨ん
でおり、送込み通路181に差し込まれた製版シートB
は、このセンサ183の検出結果により、プラテンロー
ラ57により送られて、その印章文字ラベルBdの先端
部位置から印字が開始されるようになっている。送出し
通路182を構成する左側の壁には、その先端(上流
端)に分離爪部184が形成されており、この分離爪部
184により、重ねた状態で送られてきたインクリボン
Cと製版シートBとが引き離される。そして、インクリ
ボンCは先方の露光部に送られ、製版シートBは送出し
通路182を介して装置外部に送り出される。
【0057】次に、図2を参照して、露光部65につい
て説明する。露光部65は、制御部300の出力インタ
フェース305に接続された光源駆動回路191a(図
示せず)と、ポケット6にセットした印章本体Aの印面
Adに対峙するように設けられ、光源駆動回路191a
によって駆動される紫外線光源191と、紫外線光源1
91と印章本体Aの印面Adとの間に設けた押え板58
とを備えている。紫外線光源191は、セミホット管と
呼ばれる自己加熱型熱陰極管であり、図示しない基板上
に設けた蛍光管ホルダに支持されている。印章本体Aの
印面Adと押え板58と紫外線光源191とは、それぞ
れ間隙を存して相互に平行に配設されており、この印面
Adと押え板58との間にインクリボンCが配設されて
いる。
【0058】押え板58は透明な樹脂などで構成され、
前進してインクリボンCを印章本体Aの印面Adに押し
当てるようになっている。すなわち、露光の際には、押
え板58により印章本体Aの印面AdにインクリボンC
を押し当てた後、紫外線光源191を点灯して、押え板
58越しにインクリボンCをマスクとした露光が行われ
る(図5参照)。また、この露光部65には、制御部3
00の入力インタフェース304に接続され、露光部6
5の周囲(環境)温度を検出して報告するサーミスタな
どの周囲温度センサ67(図示せず)が設けられてい
る。
【0059】なお、押え板58の前進に伴って、第1ガ
イドピン53および第2ガイドピン54も同方向に移動
する。この移動は、第1および第2ガイドピン53,5
4間に張り渡したインクリボンCの張りを緩めるものと
なり、インクリボンCは、その張力を減じた状態で、す
なわち縦皺が生じない状態で印章本体Aの印面Adに押
し当てられる。
【0060】この状態を、図2および図5を参照して更
に詳述するに、図2において走行するインクリボンCに
は巻取りリール13により強い張力が作用し、上述のよ
うにインクリボンCは極薄のテープゆえ縦皺が生じてい
る。したがって、このままインクリボンCを印章本体A
の印面Adに押し付けると、インクリボンCは縦皺を生
じたまま印面Adに押し付けられ、印章文字が歪んで露
光されてしまう。一方、インクリボンCを弛ませると、
印章文字が位置ずれして露光されしまう。そこで、図5
に示すように、押え板58の前進に伴って、第1ガイド
ピン53および第2ガイドピン54も前進させて、イン
クリボンCの張りを緩めると共に、その際にテンション
ピン55により、インクリボンCに縦皺が生じない程度
の弱い力で張りを与えるようにしている。
【0061】また、図5の露光状態におけるインクリボ
ンCは、テンションピン55および第2経路ピン52に
より、押え板58の両端で後方に折り曲げられ、押え板
58の両端に形成した面取り部分207の作用により、
インクリボンCに無用な皺が生じないようになってい
る。
【0062】なお、上述したように、印字によって製版
シートBに形成されたポジ画像とインクリボンCに形成
されたネガ画像は、それぞれ印章文字ラベルと露光用マ
スクとして使用される。すなわち、これらの画像の出来
映えが、印章としての完成品の出来映えに直接、反映さ
れる。特に、露光用マスクとして使用されるインクリボ
ンCが歪んでしまうと、印章文字が歪んで露光されてし
まうため、上記の張力に対する機械的な構造上の工夫の
ほか、熱量に対する電気的な機能上の工夫がなされ、イ
ンクリボンCに無用な皺などが発生しないようにしてい
る。
【0063】次に、開閉蓋7の開閉に連動する印章検出
部66について説明する。この印章検出部66は、ポケ
ット6に印章本体Aが装着されたことを検出すると共
に、印章本体Aの種別を判別するものである。印章本体
Aには、角型印用、氏名印用、ビジネス印用、住所印用
などの各種形状の異なるものが用意され、これら各種の
印章本体Aは、長さは同一であるが、幅および厚みが異
なっている。このような幅および厚みの異なる各種の印
章本体Aを、幅方向および厚み方向において、ポケット
6内の一定の位置にセットするため、この実施形態で
は、図6および図7に示すように、ポケット6の底面6
bに長短4本のボス251,251,251,251が
立設され、これに対応して印章本体Aには、ボス251
が嵌合する嵌合穴Afが形成されている(図7参照)。
【0064】4本のボス251,251,251,25
1は「T」字状に配設されており、これに対応して、例
えば角型印では2個の嵌合穴Af,Afが(図7
(a))、ビジネス印では4個の嵌合穴Af,Af,A
f,Afが(図7(b))、形成されている。このよう
に、印章本体Aの嵌合穴Afの数および深さは、印章本
体Aの種別により区々であり、この嵌合穴Afとボス2
51の組み合わせにより、ポケット6に装着した各種の
印章本体Aの印面Adの中心が、常に同一の位置に来る
ように位置決めされる。
【0065】また、印章本体Aの印面Adと逆の背面A
gには、厚み方向の中間位置に横並びに複数個の子穴
(種別検出穴)Ahが形成されており、後述する印章検
出部66のスイッチアレイ262との協働により、印章
本体Aの種別が判別される(図8参照)。なお、印章本
体Aの背面Agには、印字後にインクリボンCから分離
して装置外部に送り出された製版シートBの印章文字ラ
ベルBdが貼着され、これにより子穴Ahが隠されるよ
うになっている。
【0066】印章検出部66は、図9および図10に示
すように、印章本体Aの背面Agに対向するように配設
したスイッチホルダ(ポケット6の壁面を兼ねている)
261と、スイッチホルダ261に支持させた6個の検
出スイッチ263から成るスイッチアレイ262とを備
えている。各検出スイッチ263は、プッシュスイッチ
などで構成されたスイッチ本体264と、先端がポケッ
ト6内に臨むスイッチトップ265とで、構成されてい
る。スイッチトップ265は、平板部266と、平板部
266から直角に延びる検出突起部267とから成り、
平板部266の下部でスイッチホルダ261に形成した
ガイド突起268に、且つ検出突起部267でスイッチ
ホルダ261に形成したガイド孔269に案内されて、
前後方向に移動する。
【0067】スイッチ本体264は基板270の裏面に
固定され、そのプランジャ271をスイッチトップ26
5の平板部266に突き当てるように配設されている。
この場合、プランジャ271はそのばね力でスイッチト
ップ265をポケット6側に付勢しており、この付勢に
より検出突起部267の先端がスイッチホルダ261の
ガイド孔269からポケット6内に突出する状態と、こ
の付勢に抗してガイド孔269に没入する状態とが、検
出スイッチ263のON−OFFに対応している。この
場合、スイッチアレイ262の内のいずれか1個の検出
スイッチ263が、ON状態になったときに、印章本体
Aが装着されていることが検出され、全ての検出スイッ
チ263が、OFF状態になったときに、印章本体Aが
装着されていないことが検出される。そして、スイッチ
アレイ262の各検出スイッチ263は、対応する印章
本体Aの小穴Ahの有無により、ONまたはOFFのい
ずれかの状態となる。したがって、6個の検出スイッチ
263のON・OFFのパターンにより、印章本体Aの
種別が判別される。
【0068】図8は、印章本体Aの小穴Ahと、6個の
検出スイッチ(検出突起部)263との関係を表してい
る。6個の検出スイッチ263と小穴Ahの有無との関
係から、26 −1種類、すなわち63種の判別パターン
が可能になっている。この場合、角型印などの幅の狭い
印章本体Aに対しては、両外端の2個の検出スイッチ2
63,263に対する小孔Ahがなく、この2個の検出
スイッチ263,263は、印章本体Aの両側の空間に
向かって突出する。すなわち、角型印などの幅の狭い印
章本体Aでは、印章本体Aの最外端に架空の小孔Ahが
有る判別パターンとして、認識される。
【0069】次に、図11を参照して、制御部300に
ついて説明する。この制御部300は、例えばマイクロ
コンピュータによって構成され、CPU301、ROM
302、RAM302、入力インタフェース304、出
力インタフェース305、およびこれらを接続するシス
テムバス306を備えている。
【0070】ROM302には、各種プログラムや、か
な漢字変換用辞書データ、文字・記号などのフォントデ
ータ、所定の印章枠データなどの固定データが格納され
ている。RAM303は、作業エリアとして用いられ、
また、使用者の入力に係る固定データを格納するのに用
いられる。このRAM303の格納データは、電源オフ
時にもバックアップされている。
【0071】入力インタフェース304は、前述した機
能スイッチ8、操作部21のプッシュボタン群22、操
作ダイヤル23、印字部64のヘッド表面温度センサ5
6b、露光部65の周囲温度センサ67、印章検出部6
6などからの入力信号を、システムバス306を介して
CPU301やRAMに取り込むためのインタフェース
を行う。出力インタフェース305は、CPU301、
ROM302、またはRAM303からの各種制御信号
や各種制御用データを、システムバス306を介して入
力し、前述した発光素子12、操作部21の表示部駆動
回路24a、印字部64のヘッド駆動回路56a、モー
タ駆動回路57a、露光部65の光源駆動回路191a
などに対して出力するためのインタフェースを行う。
【0072】CPU301は、入力インタフェース30
4からの入力信号や、そのときの処理内容に応じて定ま
るROM302内の処理プログラムに基づいて、RAM
303を作業エリアとして用い、また、必要なときにR
OM302やRAM303内に格納されている固定デー
タを適宜用いて処理する。
【0073】この印章作成装置1の場合、CPU301
は、以下に説明するマルチタスク処理を行っている。
【0074】図12は、本実施形態のマルチタスク処理
の概念図であり、処理すべき複数のタスクを優先順位R
DY0〜RDYn(図示の場合、n=7)に分類し、そ
の優先順位に基づいて処理順を決定して、各タスクを起
動している。以下の説明では、最も高い優先順位RDY
0に分類されたタスクをTCB0i(i=0、1、2、
…)、最も低い優先順位RDY7に分類されたタスクを
TCB7i、他の優先順位に関しても同様に、優先順位
RDYj(j=0〜7)に分類されたタスクをTCBj
iと示す。また、優先順位RDYjに分類されてその分
類の中での待ち状態になることを、例えば、タスクTC
Bm0がTCBj0として登録されたと表現することと
し、優先順位RDYjに1個以上のタスクが登録されて
いることをRDYjに「タスク有」と表現する。
【0075】また、同図に示すように、このマルチタス
ク処理では、プッシュボタン群22のいずれかのプッシ
ュボタンの押下や操作ダイヤル23の操作による割込な
どのイベント発生により、新たに必要になった処理内容
を示すタスク名(図示のTCBm0など)を登録した
り、各タスク間の通信(図示のMailm1など:以下
「メール」と略称する)を登録するエリアが確保されて
おり、以下、このエリアをメールボックスMBXと表現
する。
【0076】さらに、現在実行中の処理内容を示すタス
ク名をTCBr0と表現し、このタスクを実行して処理
することを現タスク実行処理、または省略してRUN処
理と表現し、例えば、TCB00を選択して起動すると
きは、TCB00をTCBr0として登録して起動する
と表現する。この場合の登録を、後述する階層処理ダイ
アグラムやフローチャート上では、TCBr0←TCB
00のように示す。メールボックスMBX内のタスクT
CBm0などは、現在実行中のタスクTCBr0の強制
中断の可否、または、どの優先順位RDYjに登録する
かなどの情報を有しており、後述するMBX処理におい
ては、これらの情報に基づいてタスクTCBm0を処理
する。
【0077】図13は、通常のフローチャートを用い
て、本発明の実施形態の処理手順を示そうと試みたもの
である。同図に示すように、電源オンなどにより処理が
スタートすると、まず、印章作成装置1内の各部の初期
設定を行い(S01)、次に、タスク監視・切替(RD
Y)処理を行った(S02)後、メールボックス(MB
X)処理を行う(S03)。次に、何らかのイベントが
発生しているか否かをチェックし(S04)、発生して
いるときは、その発生しているイベントに対応する処理
を行い(S05)、その後、現タスク実行(RUN)処
理を行う(S06)。そして、RDY処理(S02)か
らRUN処理(S06)までを繰り返すことになる。
【0078】しかし、実際の処理では、上記のRDY処
理、MBX処理は、定期的に定められたタイミングでの
み処理され、また、各イベント対応の処理は、そのイベ
ントの発生に応じて起動される処理であり、他のタイミ
ングでは、RUN処理を行っているため、このフローチ
ャートの記述では正確に表現しにくく、また、プログラ
ムの階層構造も理解しにくい。そこで、以下の説明で
は、1つの連続する処理を説明するときは、別のタスク
を起動するなどの実際のマルチタスクの動作に拘らず、
そのタスク処理をサブルーチンとして示したフローチャ
ートを用いることとし、イベント駆動タイプ、すなわち
イベント発生などにより起動されるタスクなどの説明に
は、図14に示す記述方法(以下、「階層処理ダイヤグ
ラム」と略称する)を用いて説明する。
【0079】ここで、階層処理ダイアグラム上、◇印の
ある処理分岐は、イベント駆動形のタスク、プログラ
ム、またはサブルーチンであることを示し、割込や他の
タスクからのタスク起動などのイベントが発生したとき
に実行される。図14のタスク監視・切替(RDY)処
理は、リアルタイムモニタなどから一定間隔のタイミン
グで割込が発生し、そのタイミングでのみ起動される。
また、メールボックス(MBX)処理も、RDY処理と
は別の一定間隔のタイミング割込によって起動される。
イベント発生処理は、前述したように、操作ダイヤル2
3の操作などの種々のイベントにより起動されるタスク
をメールボックスMBX内に登録する処理であり、実際
には、各イベント発生毎に独立してメールボックスMB
Xにアクセスし、そのイベントの処理に対応したタスク
名を登録するが、図14では、それらを代表的に一つだ
け図示している。
【0080】図14に示すように、電源オンなどにより
処理がスタートすると、まず、処理分岐Inの初期設定
(以下、「初期設定(In)のように表現する)を行
う。初期設定(In)では、印章作成装置1全体の処理
の流れを決定するための、後述する主要タスク起動処理
のタスクTCBinをMBXに登録する(In1)。初
期設定(In)が終了し、仮にRDY処理のタイミング
ではなく、MBX処理のタイミングでもなく、何らかの
イベント発生もなければ、次に、RUN処理(CT)に
移るが、ここでは、まだなにも登録されておらず、実行
されていないため、RDY処理またはMBX処理の起動
タイミング待ちになる。
【0081】この状態で、RDY処理のタイミングにな
ると、RDY処理(R)が実行されるが、RDY0〜R
DY7にタスクが登録されていないため、すなわちRD
Y0〜RDY7にタスク有(R1〜R8)ではないた
め、何も処理されずに終了する。一方、MBX処理のタ
イミングになると、MBX処理(M)が実行され、MB
X内には、主要タスク起動処理用のタスクTCBinが
TCBm0として登録されているので、MBXにタスク
有(M1)の処理がされ、MBX内のタスクTCBをR
DYに登録する(M11)。すなわち、例えば、タスク
TCBinの指定された優先順位がRDY4に相当すれ
ば、タスクTCBinがTCB40としてRDY4に登
録される。
【0082】この状態で、RDY処理のタイミングにな
り、RDY処理(R)が実行されると、例えば、RDY
4にタスク有(R3)の処理が実行される。ここで、図
15を参照して、RDYiにタスク有(R(i−1))
の処理を説明する。この処理では、大きくは、新たなタ
スクを起動する場合と、タスクは起動せず、現在実行中
のタスクに対して中断依頼メールを送信する場合と、何
も処理しない場合とのいずれかに分岐する。
【0083】まず、現実行タスクがない場合、すなわち
TCBr0として何も登録されておらず、RUN処理が
なされていない場合、または、現在実行中のタスクTC
Br0の優先順位がRDY(i+1)以下であり、か
つ、その現実行タスクが中断可能の場合には、新タスク
が起動される。この中断可能な場合とは、新タスクが現
実行タスクを強制中断可能なものであるか、後述の中断
依頼メールに対する返信メールの内容が中断可メール
か、またはすでに終了したことを示す終了メールである
場合が相当する。この条件が成立したとき、すなわち、
(現実行タスク無)+(現実行タスクRDY(i+1)
以下)&((強制中断可)+(MBXに返信メール有)
&((中断可メール)+(終了メール)))の条件が成
立したとき(R(i−1)1)に、新タスクが起動され
る(R(i−1)11)。ここで、+は論理和、&は論
理積を表す。
【0084】また、現実行タスクの優先順位がRDY
(i+1)以下であり、かつ、そのタスクからの返信メ
ールがなくて中断可か不可か不明の場合、または、以前
に一度依頼したときには中断不可であり、状況により再
依頼する場合には、中断を要請する中断依頼メールをメ
ールボックスMBXに送信する。すなわち、(現実行タ
スクRDY(i+1)以下)&(強制中断不可)&
((MBXに返信メール無)+(中断不可メール))の
条件が成立したとき(R(i−1)2)には、中断依頼
メール送信を行う(R(i−1)21)。そして、これ
らの条件が双方とも成立しないとき、すなわち、現実行
タスクの優先順位がRDYi以上のときは、何も処理を
せずに、RDYiにタスク有(R(i−1))を終了す
る。
【0085】新タスク起動(R(i−1)11)の場
合、この処理以前に、例えば、より優先順位の高い他の
タスクを起動するために中断されていたり、また、子タ
スクを起動して、その子タスクの処理結果待ちの状態で
中断されていたタスクなどがある場合には、後述する再
開情報などによりその再開の可否を判断して、再開可能
の場合には、(中断タスク有)&(再開可)(R(i−
1)111)の処理が実行される。この処理では、現実
行タスク名TCBr0として中断されていたタスク名を
登録し(R(i−1)1111)、退避していたデータ
等がある場合には、それらを復帰し(R(i−1)11
12)、新たにRUN処理を起動する(R(i−1)1
113)。このイベント発生により、後述のRUN処理
(CT)において、新タスク起動(CT1)の処理が起
動される。
【0086】中断されていたタスクがない場合には、中
断タスク無(R(i−1)112)が処理され、TCB
r0←新タスク名(R(i−1)1121)の後、新た
にRUN処理を起動する(R(i−1)1122)。例
えば、主要タスク起動処理のタスクTCBinのとき
は、新タスク起動(R311)の処理において、中断タ
スク無(R3112)のTCBr0←TCBin(R3
1121)の後、RUN処理起動(R31122)が実
行される。そして、中断タスクがあるものの再開不可の
場合には、再開可能になるまで待機するため、何も処理
をせずに、新タスク起動(R(i−1)11)を終了す
る。なお、上記の子タスクは、通常、親タスクよりも優
先順位を高く設定するため、この新タスク起動(R(i
−1)11)が処理されるときには子タスクは終了して
いて、再開可能となる場合が一般的である。
【0087】次に、図14を参照して、メールボックス
(MBX)処理について説明する。この処理では、MB
Xにタスク有(M1)の場合には、MBX内のタスクT
CBm0を、そのタスクの指定された優先順位に基づい
て、対応する優先順位のRDYjに登録する(M1
1)。また、MBXにメール有(M2)の場合には、中
断依頼メールのとき(M21)は、最新依頼メールとし
て登録し(M211)、現実行タスクTCBr0に送信
(M212)するとともに、(返信メール)+(終了メ
ール)のとき(M22)は、最新依頼メールに対する返
信メールとして登録し(M221)、返信待ちRDYに
送信する(M222)。
【0088】次に、イベント発生処理(E)について説
明する。前述の初期設定(In)は、説明の便宜上、別
のものとして説明したが、実際には、このイベント発生
処理(E)の一種である。すなわちイベント処理(E)
は、操作ダイヤル23の操作などの装置外部からのイベ
ントにより起動されるタスクや、内部処理のためにプロ
グラム上発生させるタスクなどを、MBXに登録する処
理(E1)を行う。主要タスク起動処理のタスクTCB
inは、このMBXに登録後、RDYに登録され、新タ
スクとして、以下に説明するRUN処理(CT)で実行
される。
【0089】次に、図16を参照して、現タスク実行
(RUN)処理(CT)について説明する。この処理
は、上述してきた他のイベントが発生していないとき
に、現実行タスクTCBr0を継続して処理するもので
あり、この処理中に発生するイベントとしては、新タス
ク起動(CT1)、中断依頼メール有(CT2)および
現実行タスク終了(CT3)があり、これらのイベント
が発生しないときには、現実行タスク処理を継続する
(CT4)。新タスクを起動する(CT1)ときは、現
在実行中のタスクのためのデータの退避などを行い(C
T11)、現実行タスクを中断し(CT12)、再開継
続が予定されている場合(CT13)には、再開情報を
タスク情報として記録して(CT131)、その情報と
ともに、そのタスクを元のRDYに再登録する(CT1
32)。
【0090】中断依頼メール有(CT2)のときは、そ
のときの現実行タスクの状態が中断可能なものか否かを
判別し、中断可能(CT21)のときは、中断可メール
をMBXに送信し(CT211)、中断不可(CT2
2)のときは、中断不可メールを送信する(CT22
1)。なお、RUN処理(CT)中に、前述のRDY処
理(R)、MBX処理(M)、またはイベント発生処理
(E)に切り替わるときにも、一時的にRUN処理が中
断されるため、同様のことが行われるが、他のタスクと
の切替と異なり、リアルタイムモニタの基本的な処理で
あるため、説明は省略する。そして、現実行タスクTC
Br0の処理が終了したとき(CT3)には、終了メー
ルをMBXに送信し(CT31)、次の新タスク起動ま
で待機する(CT32)。
【0091】図17は、主要タスク起動処理の一例を示
している。図に示すように、主要タスク起動処理タスク
TCBinが起動すると、まず、ワーク(作業)エリア
確保(S11)のタスクをメールボックスMBXに登録
し、続いて、表示処理(S12)およびユニット(印章
本体)判定エラー処理(S13)のタスクを登録し、次
に、入力エラー判定処理(S14)、キャラクタ等入力
処理(S15)、製版(印章)画像作成処理(S1
6)、シート処理(S17)、およびブザー処理(S1
8)などのタスクを登録し、その後、印刷処理(S1
9)のタスクを登録した後、露光処理(S16)のタス
クを登録する。これらの子タスクは、MBX処理によっ
て、それぞれの優先順位RDYjに分類登録され、RD
Y処理によって次々に起動される。また、これらの子タ
スクが起動されると、必要に応じてさらに孫タスクがメ
ールボックスMBXに登録され、それぞれRDY処理に
より起動される。
【0092】すなわち、初期設定のタスクTCBinを
含めた複数のタスクは、それぞれ、何らかの処理待ち状
態になるまで処理が進められる。印章作成装置1内の内
部処理は、処理待ちの要因となっている他のタスクの処
理が進んで待ち状態が解除されれば、前述したマルチタ
スク処理によって次の処理に進むため、結果的には、使
用者の入力その他の操作待ちとなる。逆に言えば、使用
者の操作が行われた後は、また次の操作待ちになるま
で、エラー処理を含めた各タスクの処理が次々と行われ
る。
【0093】したがって、この結果、操作時の実感とし
て、種々の処理が並列かつ同時に行われる。すなわち、
この印章作成装置1の処理では、使用者の操作を一つ一
つ待ってから次の処理に移るのに比べて、後に必要にな
る種々の処理を先行して行なうことができ、これによ
り、人間の待ち時間を極力削減することができ、高速化
を図ることができる。なお、上記のマルチタスク処理の
ような並列処理は、プログラムまたは上記のようなタス
ク処理を全て割込処理とし、発生した割込の優先順位を
制御する割込制御回路を採用することによって実現する
こともできる。
【0094】図17における点線の表示は、外見上同時
に並行処理されているタスク処理のイメージを示したも
のである。また、キャラクタ等入力処理(S15)、入
力エラー判定処理(S14)および製版画像作成処理
(S16)は、同時に処理される。具体的には、最初の
キャラクタ等(文字・記号・図形など)の入力を行って
から、次のキャラクタ等の入力を行うまで(S15)の
間に、テキスト内に入力された文字数等に不具合がない
か判断し(S14)、製版用の画像を作成する(S1
6)。これらの処理途中でキャラクタの入力が行われる
と(S15)、入力エラー判定処理(S14)および製
版画像作成処理(S16)は直ちに中止され、改めて最
初から各処理を再開する。そして、これらの期間中に
も、表示処理(S12)やブザー処理(S18)、およ
び製版シートBの挿入時にはシート処理(S17)が並
行して実行されている。
【0095】この印章作成装置1の場合、本発明は、制
御部300、操作部21および印章検出部66により実
施されており、その特徴は、主に、上述した図17の各
処理のうちの製版画像作成処理(S16)にあるので、
以下では、その製版画像作成処理(S16)について、
図18〜図42を参照して詳述する。なお、本発明の印
章作成方法およびその装置は、主に、後述の装飾画像配
置処理(S70)に適用されている。
【0096】上述のように、製版画像作成処理(S1
6)は、キャラクタ等入力処理(S15)で新たなキャ
ラクタ等が入力される度に、再開する処理である。ま
た、図18の最初の2つの処理、印章種類判別(S3
0)と印章画像データドット数決定(S31)は、本処
理開始前にすでにユニット判定処理(S13)で実行さ
れ、また、その次のスタイルフォーム指定取得(S3
2)は、キャラクター等入力処理(S15)で実行され
ていて、ここでは、それらで得られた情報を参照するの
みであるが、説明上、処理フローの中に含めている。
【0097】図18に示すように、製版画像作成処理
(S16)が開始すると、まず、印章検出部66によ
り、印章本体Aがセット(装着)されているか否かと、
セットされている場合にはその種別を判別し(S3
0)、印章画像データのドット数決定を行った(S3
1)後、スタイルフォーム指定取得を行う(S31)。
このスタイルフォーム指定取得(S31)では、文字サ
イズ、フォーム、縦書・横書、割付、または外枠等の、
使用者の指定内容をRAM303からリードする。
【0098】この印章作成装置1で作成する印章のフォ
ームとしては、多数の形状のものがROM302に用意
されている。例えば、氏名印、ビジネス印大、ビジネス
印小、角形印、住所印(図21〜図23および図31〜
図33参照)などがあり、これらもまたさらに縦書・横
書あるいはイラストが入れられるようになっているもの
など多数に分かれている。
【0099】キャラクタ等入力処理(S15)におい
て、プッシュボタン群22の所定のボタン22aを押す
と、上記のスタイルフォーム指定の選択枝が表示器24
に表示され、カーソル/変換キー32により表示を切り
替えることにより、各選択枝を選択できる。上記のフォ
ーム指定では、表示器24に「フォーム」が表示された
時点で、操作ダイヤル23の実行キー31を押すと、表
示器24に「氏名印」、「ビジネス印」、…、「フォー
ム指定なし」、「指定終了」などの選択枝のいずれかが
表示されるので、カーソル/変換キー32で選択して実
行キー31を押すと、さらにその選択枝のうちの選択内
容、例えば、文字サイズ、縦書・横書、各入力項目毎の
割付方法などが表示される。
【0100】そして、それらの選択枝のうち、選択した
い内容を操作ダイヤル23によって表示させてから、実
行キー31を押すと、さらにその選択枝の選択内容が表
示される。そして、同様に、最終階層まで選択を行うこ
とによって、各指定が設定される。各階層から上位の階
層に戻りたいときには、各階層において「指定終了」の
選択枝を選択して実行キー31を押せば良い。なお、プ
ッシュボタン群22に復帰用の所定の機能キーを設けて
おいても良い。
【0101】フォーム指定が設定されると、図21およ
び図22に示すように、そのフォーム指定に対応する入
力案内がROM302から読み出され、表示器24に表
示される。すなわち、同図の入力項目、例えば、図21
(a)の場合の”姓[”や”名[”、図22(b)の場
合の”絵文字[”、”1行目[”、”2行目[”等の”
[”の入力案内の後ろにテキストデータの入力ができ、
これにより、操作手順書等を参照しなくても容易に入力
を行うことができる。
【0102】この場合、表示器24に最初の項目の入力
案内が表示されたときに、文字入力キー33やカーソル
/変換キー32により所望の印章文字を入力し、表示器
24上に作成したところで確定することにより、最初の
項目に対するテキストデータを入力でき、最初の項目の
入力が終了すると、次の項目の入力案内が表示されるの
で、以下、同様に、必要とされる項目への入力ができ
る。そして、これらの入力されたテキストデータは、R
AM303に記憶されて、後述の印章画像の基礎画像デ
ータの作成に用いられる。
【0103】なお、上記の入力案内の”[”の後ろに、
例えば、前回入力したテキストデータ、または、デフォ
ルトで一般的に使用される画像等を伴った入力案内を表
示することにより、入力作業を容易化したフォームもあ
る。例えば、図22(d)の場合、入力案内の”[”の
後ろに「たいへんよくできました」と表示されるので、
そのまま使用するときには、そのまま確定すれば良い
し、一部修正して使用することもできる。すなわち、こ
の場合、入力操作が非常に容易になるとともに、作業時
間の短縮を図ることができる。
【0104】また、「フォーム指定なし」を選択したと
き、または「フォーム」を選択しなかったときには、
「フォーム」と同じ階層で、自由なフォームにおける文
字サイズ、縦書・横書、割付、または外枠等の他の指定
を選択できる。文字サイズは、印章本体Aの種別や上記
フォームの種類によって、入力する行数に応じて各行毎
に、表示器24に表示された所定の範囲内(例えば、
「フォーム」の場合の図31(c)参照)の中から上記
のフォーム指定と同様に選択したり、ドット数を直接入
力することにより、指定できる。縦書・横書も、フォー
ム指定と同様の方法で選択して指定できる。割付も、同
様の方法で、表示器24に「前寄せ」、「中寄せ」、
「後寄せ」および「割付」のいずれかを表示させて、指
定できる(図24〜図31参照)。外枠も同様に、印章
本体Aの種別や上記フォームの種類に応じた範囲の中か
ら指定できる(図32〜図33参照)。
【0105】フォーム指定なしのときも、上記のような
各指定の設定が終了すると、表示器24に入力案内が表
示されるので、文字入力キー33やカーソル/変換キー
32により所望の印章文字を入力し、表示器24上に作
成したところで確定することにより、印章画像の元にな
る文字、数字、イラストなどの図形のテキストデータの
入力を行うことができる。
【0106】スタイルフォーム指定取得(S31)が終
了すると、図18に示すように、印章画像の基礎画像デ
ータを作成する基礎画像配置処理を行い(S50)、次
に、印章画像の文字を印章の製版画像のエリアに適切に
割り付ける文字割付処理(S60)を行い、最後に、印
章の外枠や装飾用のデータを重ね合わせて、目的の印章
画像データを作成する装飾画像配置処理(S70)を行
って、製版画像作成処理を終了する(S90)。そし
て、ここで作成された印章画像データに基づいて、図1
7の次の処理、すなわち印刷処理(S19)および露光
処理(S20)が行われることにより、所望の印章が作
成される。以下、製版画像作成処理(S20)の基礎画
像配置処理(S50)、文字割付処理(S60)および
装飾画像配置処理(S70)について、順を追って、詳
述する。
【0107】基礎画像配置処理(S50)が開始する
と、図19に示すように、まず、フォーム指定か否かを
判別し(S501)、フォーム指定のとき(S501:
Yes)には、次に、フォーム指定用項目エリア決定処
理を行う(S502)。
【0108】このフォーム指定用項目エリア決定処理
(S502)では、図20に示すように、まず、入力項
目チェックを行う(S520)。例えば、図23に示す
住所印のように、住所、氏名、電話番号など複数の項目
について文字等を入力する場合に、入力されない項目を
そのまま空白にして、それをそのまま印章画像にしたの
では、画像の構成要素の配置バランスが悪化すると共
に、押印される面積の印章全体の面積に対する率、すな
わち黒率の少ないアンバランスな画像となってしまう。
【0109】そこで、図20の入力項目チェック(S5
20)では、前述の図17のキャラクタ等入力処理(S
15)で、入力されなかった項目がある場合、すなわち
実際には、その項目の入力案内に対して文字等の入力を
しないで実行キー31により確定させた場合(以下、
「空入力」という。)に、どの項目が空入力であったか
をチェックする。例えば、図23の場合、同図(a)に
示す5つの項目、すなわち郵便番号、住所1、住所2、
氏名および電話番号の項目の、全てを入力された同図
(b)に対して、同図(c)は、住所2の項目が空入力
であり、同図(d)は、電話番号の項目が空入力の場合
に該当する。なお、図23の各項目間の罫線や外枠は、
実際には、後述の装飾画像配置処理(S70)で作成さ
れてから、印章画像として重ね合わせられるが、図を見
やすくし、かつ、理解を容易にするために、図示してい
る。
【0110】そして、空入力があった場合にも、図23
に示すように、各項目の画像をバランス良く配置するた
め、次に、図20に示すように、そのフォームの種類や
空入力に応じて(S521)、ROM302内に記憶さ
れているフォーム指定用の各テーブルを参照し(S52
2〜S526)、各項目の配置エリアの寸法や位置の規
定データを入手し、フォーム指定用項目エリア決定処理
を終了する(S530)。上記の各テーブルには、全項
目を入力した場合の各項目のエリアの寸法や位置ばかり
でなく、各入力項目が空入力の場合の寸法や位置が、そ
れぞれの項目に対応して規定されていて、空入力があっ
た場合には、他の項目のエリアを拡大した寸法や位置の
規定データが読み出される。
【0111】フォーム指定用項目エリア決定処理(S5
02)が終了すると、図19に示すように、次に、決定
された項目エリアの寸法や位置に従って、各項目の配置
エリアを確保し(S504、図31参照)、その配置エ
リア内に、入力された文字等のテキストデータに対応す
るフォントデータを、1つずつROM302から読み出
して(S505)、配置する(S506)。これを各項
目の終了まで、繰り返し(S507)、さらにそれを入
力されている全項目分繰り返す(S508)ことによ
り、基礎画像データを作成してRAM302に記憶し、
基礎画像配置処理(S50)を終了する(S509)。
【0112】一方、前述のフォーム指定判別(S50
1)において、フォーム指定ではないことを判別したと
き(S501:No)には、フリーフォーム用項目エリ
ア決定処理を行う(S503)。この処理では、入力さ
れたテキストデータの行数を項目数とみなして、各行に
対して指定された文字サイズに従って、項目エリアの寸
法や位置を決定する。印章本体Aの種別により、印章画
像データのドット数が決定されているので(図18のS
31)、各行の文字サイズに基づいて、フォーム指定用
項目エリア決定処理(S502)と同様に、テーブルを
参照すれば、容易に決定することができる。なお、この
場合、各行の文字サイズから直接、算出するようにして
も良い。
【0113】上述の基礎画像配置処理(S50)によれ
ば、それぞれの項目毎に該当する構成要素の入力を行っ
ていき、不要の項目の入力を行わずにいると、自動的に
その項目は削除されて他の項目のエリアが拡大される。
そして、他の項目のエリア内に入力した構成要素、すな
わち住所、氏名、電話番号などの文字やイラストなどの
図形が、例えば図23の(c)や(d)のように拡大さ
れて、黒率の多い画像となり、規定されたエリアの画像
としてバランスの取れたものになる。
【0114】また、空入力の項目のエリアが削除された
場合の、他の項目のエリアの寸法や位置を規定したテー
ブルを記憶しているので、それらを読み出すだけで、削
除されなかった各項目のエリアを容易に決定することが
でき、入力した文字や図形等は、この寸法に応じて、丁
度よい大きさのものに変換される。
【0115】なお、前述のフォーム指定の各フォームの
下位の階層の選択枝には、「空入力維持」の選択枝が有
り、これを選択して指定しておくと、上記の空入力の項
目の削除を行わずに、空入力の項目のエリアをそのまま
維持する。そして、次回にそのときのフォームを指定す
ると、他の項目には前回入力済みの内容が記憶されたま
まとなっているので、以前空入力にしてあった項目のみ
入力して、入力を終了できる。すなわち、後から書き込
み等を行える部分としたい場合の処置として、空入力の
項目の削除を作動しないようにすることができる。ま
た、文字を拡大しないで、位置関係だけを変更すること
も可能である。
【0116】基礎画像配置処理(S50)が終了する
と、図18に示すように、次に、文字割付処理を行う
(S60)。文字割付処理(S60)が開始すると、図
24に示すように、まず、RAM302から基礎画像デ
ータを読み出す(S601)。
【0117】例えば、図28に示すように、入力された
文字等のキャラクタ、すなわち画像の元となるデータ
が、1行目に「文字幅通常」、そして2行目に「普通処
理」の場合、テキストデータは、同図(a)のように、
単に2行並べた状態になっている。印章画像データ中の
製版画像用のエリアは、基礎画像配置処理(S50)に
おいて、セットされた印章本体Aの種別、フォーム指定
の有無および印章外枠の有無等によって決定される(図
31(a)および(c)参照)。
【0118】フォーム指定なしの場合、製版可能エリア
の幅をAとすると、図28(b)のような方形の輪郭で
表現できる。印章として外枠を有する場合には、この
(b)の製版画像用のエリアの周囲に、後述の装飾画像
配置処理(S70)により同図(c)に示すような印章
外枠データが配置される。この場合、印章画像データ全
体は、同図(d)のように、印章外枠データを囲む大き
さを有している。
【0119】外枠がない場合、または外枠があっても文
字を大きくして外枠からはみ出た部分を削除して良い場
合には、この印章画像データのエリア全体を製版画像用
のエリアとしても良いが、以下の説明では、図を見やす
く、かつ、理解を容易にするため、図28(b)の製版
画像エリアに配置するものとし、外枠を付ける場合につ
いて説明する。また、図中にも外枠を付けた状態で示
す。また、前述の基礎画像配置処理(S50)では、デ
フォルト指定で、後述の割付、中よせ、後よせ等の配置
を行うこともできるが、ここでは、単に入力したテキス
トデータ通りに、全ての行について前よせの状態に配置
された、同図(e)の基礎画像データが読み出された
(リードされた)ものとして説明する。
【0120】なお、フォーム指定の場合には、各項目毎
に配置エリアが確保されているので、以下に説明する文
字割付の各処理は、その項目毎に行われる。ただし、例
えば、前述の図23の住所1と住所2のように、同じ項
目の多数行として扱うことにより、同図に示すように、
「スカイハイツ…」を後よせとしたり、または前よせや
中よせなどとしても良い。
【0121】図24に示すように、基礎画像データリー
ド(S601)が終了すると、次に最長行判別・割付処
理(S602)を行う。
【0122】ここで、まず、テキストデータが1行の場
合、すなわち最長行のみの場合の割付方法について、図
25を参照して説明する。フォーム指定の場合の各項目
のテキストデータも、上述の多数行扱いをしない通常の
場合には、この1行の場合に該当する。
【0123】例えば、2文字の割付を行う場合、同図
(a)に示すように、従来の割付方法では、文字間余白
Bが広くなりすぎて重厚さに欠け、空白部分が目立つ貧
相な印章文字となってしまう。これに対して、この文字
割付処理(S60)では、文字間余白Bに対して、端部
余白DをB>D>0(図示の場合、D=B/2)となる
ように割り付けるため、同図(b)に示すように、中央
の文字間余白Bだけが広くなりすぎることなく、バラン
スの良い文字の配置となる。
【0124】端部余白Dの文字間余白Bに対する比率D
/Bは、上記の図25の場合にはD/B=1/2とした
が、印章作成装置1では、これに限らず、図17のキャ
ラクタ等入力処理(S15)において、所定のボタン2
2aにより、所定の9/10、…、5/6、4/5、3
/4、2/3、1/2、7/10、…、2/5等の比率
D/Bを選択できるようになっている。
【0125】具体的に説明すると、この見栄えの良い比
率D/Bは、例えば、図26に示すように製版可能エリ
アの空白部分に対する文字部分の面積比によって異な
る。すなわち、同図(a)のように文字高さFや文字幅
Cが大きく、空白部分に対する文字部分の面積比が大き
な文字列「中字」と同じ比率D/B=1/2になるよう
に、面積比の小さな文字列「極小」を配置すると、同図
(b)のように、さらに空白部分が目立って、中央部が
閑散としてしまう。これに対し、印章作成装置1では、
上述のように、比率D/Bを自由に設定できるので、例
えば、比率D/B=5/6と設定することにより、同図
(c)のように、面積比が小さくてもバランスの良い配
置となる。
【0126】上述のことは、多数行の場合にも同様であ
り、例えば、図27に示すように、3行の文字列を配置
する場合、文字高さFが小さくなるので、その文字高さ
Fとバランスの良い文字幅Cに設定すれば、特に1行の
文字数が少ないときには、空白部分に対する文字部分の
面積比が小さくなる。このような場合、従来の割付方法
では、同図(a)のように、中央部が閑散としてしまう
のに対して、この文字割付処理(S60)では、端部余
白Dを適切に設定することにより、同図(b)のよう
に、面積比に応じて、端部余白Dを適切な寸法に調整で
き、これにより、中央の文字間余白だけが広くなりすぎ
ず、かつ、閑散とした感じを与えることのない、バラン
スの良い文字の配置とすることができる。
【0127】なお、上述の設定方法の他、例えば、文字
間余白Bおよび端部余白Dをドット数で直接入力した
り、1未満の任意の比率D/Bを数値で入力することに
より、B>D>0の範囲で見栄えがよいと思われる比率
D/Bを、自由に設定できるようにしても良い。また、
実績データに基づく参照テーブルを用意して記憶してお
き、印章本体Aの種別、文字サイズ、文字数等によりそ
のテーブルを参照して、自動的に見栄えの良い比率に設
定するようにしても良い。
【0128】上述した比率D/Bの設定は、以下の説明
に用いる種々の文字列に対しても同様にできるが、以下
に説明する各割付方法の個々の特徴点を明確にし、か
つ、その理解を助けるため、以下では、比率D/B=1
/2、すなわち図25に示したと同様に、D=B/2に
設定されているものとして説明する。
【0129】具体的に、前述の図28(e)の1行目の
「文字幅通常」の5文字を、上述の割付方法で割り付け
ると、図25(c)に示すように、例えば、製版可能エ
リアの幅A=40の場合、文字の幅C=6としたとき、
文字間余白B=2に対して、端部余白D=B/2=1と
なる。本割付方法を適用する場合の実質割付エリアEの
寸法と、印章本体Aの種別との関係は、図31(b)と
(c)に示すように、画像データをドットマトリクスで
表現した場合のドット数を基準としている。
【0130】この場合、図25(c)に示すように、例
えば、製版可能エリア幅A=41(ドット)の場合、文
字数F=5に対して、(A−C×F)/F=(41−6
×5)/5=11/5の商2を、文字間余白B=2と
し、余りの1(ドット)は、最前部の文字間余白に割り
付ける。これにより、印章文字の読み方向からの文字間
余白Bが3、2、2および2(ドット)となる。同様
に、製版可能エリア幅A=42のときは、文字間余白B
を3、3、2および2とする。実際には、図31(c)
に示すように、実質割付エリアEは、図25(c)の例
よりも非常に大きい値なので、この1ドットの相違は、
無視できる程度に小さい値である。したがって、この割
付方法によれば、印章文字の割付を簡単にできると共
に、文字間余白寸法の相違を目立たせることなく、各文
字を割り付けることができる。
【0131】次に、前述の図28(e)のように、複数
行(同図の場合、2行)のテキストデータが入力された
ときの、最長行判別・割付処理(S602)について説
明する。最長行の判別は、各行に対して、上記の1行の
場合の式、すなわち製版可能エリア幅をA、各文字幅を
Cおよび文字数をFとしたときの(A−C×F)/Fの
商Gを求め、この商Gが最小の行を最長行と判別する。
そして、この最長行の商Gを基準文字間余白Bとして、
上述の1行の場合と同様に、図28(f)に示すよう
な、最長行の割付処理を行う。
【0132】図28(e)の場合には、印章外枠の形状
が単純で、複数行に対する製版可能エリアの全体が1つ
の方形の輪郭を有しているので、単純に文字数によって
も最長行を判別できる。しかし、印章作成装置1の場
合、図32〜図33に示すように、印章本体Aの種別に
応じて各種の印章外枠が用意されていて、使用する印章
外枠によっては文字列の前後等に装飾があるため、文字
数は少ないが、その文字列の前後等に装飾があって、実
質的な文字の割付エリアが少ない場合がある。また、印
章作成装置1では、通常のワープロ等と同様に、各文字
に網掛け、強調、斜体、中ヌキ、反転などの文字飾りを
施すことができるので、文字数が少なくても、そのよう
な装飾があるために、実質的な余白が少ない場合があ
る。
【0133】これらの場合、例えば、図28(e)の2
行目が「普通処理」の4文字であっても、「文字間通
常」の5文字が割り付けられる1行目より、上記の商G
が小さくなる場合がある。すなわち、文字数のみによっ
て最長行を判別し、この最長行の文字間余白を基準文字
間余白Bとして、他の行に適用しようとしてもできない
場合が生じてくる。これに対し、商Gが最小の行を最長
行と判別するようにすれば、単に文字数から判別する場
合と比べ、より適切な最長行を選択することができ、ま
た、その行を余白の割付などの基準とすることによっ
て、後述するように、複数行の印章画像、ひいては複数
行を有する印面に対して、バランスの良い文字の割付が
可能になる。
【0134】図24に示すように、最長行判別・割付処
理(S602)が終了すると、次に、前寄せ指定か否か
の判別(S603)を行い、前寄せ指定のとき(S60
3:Yes)には、前寄せ処理(S604)を行う。ま
た、前寄せ指定ではないとき(S603:No)には、
次に、中寄せ指定か否かの判別(S605)を行い、中
寄せ指定のとき(S605:Yes)には、中寄せ処理
(S606)を行う。また、中寄せ指定ではないとき
(S605:No)には、次に、後寄せ指定か否かの判
別(S607)を行い、後寄せ指定のとき(S607:
Yes)には、後寄せ処理(S608)を行う。また、
後寄せ指定ではないとき(S607:No)には、割付
処理(S609)を行って、割付タイプ別処理(S6
0)を終了する(S610)。
【0135】図28(g)に示すように、図24の前寄
せ処理(S604)では、例えば、図28(f)の2行
目、すなわち最長行でない行の「普通処理」の各文字の
文字間余白を、1行目、すなわち最長行の「文字幅通
常」の5文字の文字間余白である基準文字間余白Bに合
わせた文字列の、最前部の文字「普」が最長行の最前部
の文字「文」と、前端が揃うように割り付ける。このと
きの文字列「普通処理」の文字間余白は、例えば、1行
目の「文字幅通常」の製版可能エリア幅A=40のとき
は、図25(c)で示したように、文字間余白Bを前か
ら2、2および2とし、また、同幅A=41のときは、
前から3、2および2とする。
【0136】なお、A=41の場合、前述したように、
1ドットは無視できる程度に小さい値なので、実際に
は、文字間余白Bを2に揃えても違和感は生じない。前
寄せ処理(S604)による割付後の別の例となる図2
9(b)からもわかるように、前寄せ処理(S604)
を行うことによって、複数行の印章画像、ひいては複数
行を有する印面に対して、各行の最前端と文字間余白が
揃った、整然として見栄えの良い割付を行うことができ
る。
【0137】また、図28(g)に示すように、図24
の中寄せ処理(S606)では、上記と同様に文字間余
白が最長行の基準文字間余白Bと同一にした文字列「普
通処理」を、その中央位置が最長行の「文字幅通常」の
中央位置に揃うように割り付ける。図29(c)は、同
割付方法による別の例を示しており、図28(g)と図
29(c)の両図からわかるように、中寄せ処理(S6
06)により、複数行の印章画像(複数行を有する印
面)に対して、各行の中央位置が揃った、安定性のある
見栄えの良い割付を行うことができる。
【0138】さらに、図28(g)に示すように、図2
4の後寄せ処理(S608)では、上記と同様の文字列
「普通処理」の最後部の文字「理」が、最長行の最後部
の文字「常」と後端が揃うように割り付ける。図29
(d)は、同割付方法による別の例を示しており、図2
8(g)と図29(d)の両図からわかるように、後寄
せ処理(S608)により、複数行の印章画像(複数行
を有する印面)に対して、各行の最後端と文字列余白が
揃った、整然として見栄えの良い割付を行うことができ
る。
【0139】そして、図28(g)に示すように、図2
4の割付処理(S609)では、2行目の「普通処理」
の4文字に対しても、1行目の「文字幅通常」の5文字
について求めた実質割付エリア幅E(図25(c)参
照)を従来の製版可能エリアAと見て、従来と同様の均
等割り付け(図25(a)参照)を行う。すなわち最長
行の文字列「文字幅通常」と同一の文字列寸法Eとなる
ように、かつ、両端が揃うように、文字列「普通処理」
を割り付ける。図29(a)は同割付方法による別の例
を示しており、図28(g)と図29(a)の両図から
わかるように、割付処理(S609)により、複数行の
印章画像(複数行を有する印面)に対しても、文字列寸
法が揃った、すなわち各行の両端の位置が揃った、安定
性のある見栄えの良い割付を行うことができる。
【0140】この割付処理(S609)では、上記他の
処理では行わない文字幅最適拡大処理も行っている。そ
こで次に、この文字幅最適拡大処理について、図30を
参照して以下に説明する。同図(a)は、図25(c)
で説明した割付方法の、製版可能エリア幅A=41の例
を示したものであり、同図(b)は、それに対して、以
下に説明する拡大処理の結果の印章文字の例を示してい
る。また、同図(c)は、その拡大処理を行わない場合
の印章の印面全体を示しており、同図(d)はそれに拡
大処理を行った場合の印面全体を示している。
【0141】この文字幅最適拡大処理では、まず、外枠
内の空白部分に対する文字部分の比を求める。ここで
は、端部余白Dはそのままにして、実質割付エリア幅E
=39内を対象とした拡大処理について説明する。例え
ば、図30(a)の例の場合、文字部分のドット数の総
計は6×5=30ドット、それに対して、文字間余白部
分のドット数の総計は、(39−30=)3+2+2+
2=9ドット、したがって、その比は、30/9=10
/3=3.333…。ここで、一定値を仮に4とする
と、現在の比は一定値以下となるので、次に、拡大比を
決定する。
【0142】全体が39に対して現文字部分のドット数
が30なので、39/30=1.3倍までは拡大できる
はずであるが、文字間余白がなくなるので、文字間余白
Bを最低各1ドットの計4ドットとすると、(39−
4)/30=35/30=7/6=1.166…。これ
より、文字幅C=7として割り付けた結果が図30
(b)のようになる。なお、この文字幅最適拡大処理
の、上記の拡大処理にはいる条件の一定値や拡大可否判
別の条件は、印章本体の種別や実情に合わせて設定すれ
ば良く、また、デフォルト値による自動拡大比を決定し
ておき、その拡大ができる場合には自動的に拡大される
モードと、任意に拡大値を入力するモードとの選択手段
を持つなど、種々の工夫が可能である。
【0143】そして、上記の文字幅最適拡大処理の利点
は、図30(c)と(d)とを見比べれば、一目瞭然で
あり、印章文字の各文字に字体に違和感を生じさせるこ
となく、印章の空白部分を少なくすることができ、印章
文字を重厚感のあるものとすることができる。また、上
記のように、拡大処理をドット数に基づいて処理するこ
とにより、空白部分に対する文字部分の比率を簡単に算
定でき、かつ、この比率に基づいて、各文字を横長に適
切に伸張することができる。
【0144】文字割付処理(S60)が終了すると、図
18に示すように、次に、装飾画像配置処理を行う(S
70)。装飾画像配置処理(S70)が開始すると、図
34に示すように、まず、印章外枠データ作成処理を行
う(S701)。
【0145】この印章外枠データ作成処理(S701)
では、図35に示すように、まず、前述の図17のキャ
ラクタ等入力処理(S15)において指定された印章外
枠の種類を取得するとともに、その印章外枠を形成する
ための罫線の種類を判別する(S711)。すなわち、
印章作成装置1では、図32〜図33に示す多種多様な
印章外枠が形成できるように、その印章外枠の画像を形
成する線素部品として、多種多様な罫線データがROM
303内に記憶されているため、ここでは、まず、指定
された印章外枠の種類と、その印章外枠に対応する罫線
の種類を判別する(S711)。
【0146】外枠種類取得(S711)が終了すると、
次に、前述の印章画像データエリア(図28(a)〜
(d)および図31参照)と同じサイズのエリアに、印
章外枠の両端の画像データを配置する(S712)。す
なわち、印章外枠の両端の画像を形成する罫線データを
読み出して配置する(S712)。この配置処理により
作成された画像データの(住所印の場合の)例が同図右
側の画像データC712である。なお、この画像データ
C712と外枠両端画像データ配置(S712)が対応
しているように、以下特に断らない限り、処理(Sxx
x)と画像データCxxxとを対応させて表すものとす
る。
【0147】外枠両側画像データ配置(S712)が終
了すると、次に、その両側の画像を罫線データでつなぐ
ことにより、外枠を形成し、続いて、残りの罫線データ
を配置して(S713)、印章外枠データ作成処理を終
了する(S714)。なお、図39には、角形印の場合
の例を示しているので、以下、同時に参照のこと。
【0148】印章作成装置1は、ROM302内に、例
えば、図36に示すような、罫線の部品となる種々の罫
線データを用意して記憶している。同図(a)のは、
実線用および途切れ線用3の部品となる罫線データであ
り、同様に、は点線用、は一点鎖線用、は途切れ
線用1、は途切れ線用2、等の部品となる罫線データ
である。これらを画像データ上に順次配置することによ
り、印章外枠データを作成できる。例えば、通常の実線
はを複数個接続することにより作成でき、点線はを
複数個、一点鎖線はを複数個接続すれば良い。また、
印章特有の演出のための途切れ線は、例えば、同図
(b)に示すように、、、、、、、、
、…、などとランダムに選択して接続配置することが
できる。
【0149】上述のように、印章作成装置1では、印章
外枠を形成するための罫線を、外枠全体としてではなく
線素部品として記憶しているので、ユーザー(使用者)
は必要とする種々の罫線データを読み出して、それらの
罫線を自在に接続しながら多様な外枠を作成することが
できる。また、印章外枠データは、前述の印章画像デー
タエリアと同じサイズのエリアに作成するため、すなわ
ち、製版対象の印章本体Aの種別に対応して、それぞれ
の印章部の寸法に適合するように作成するため、それぞ
れの印章本体Aの種別、例えば、角形印、丸印、縦長
印、横長印などの特徴に応じて、バラエティに富んだ種
々の印章を作成することができる。
【0150】印章外枠データ作成処理(S701)が終
了すると、図34に示すように、次に、加算画像データ
作成処理を行う(S702)。
【0151】この加算画像データ作成処理(S702)
では、図37に示すように、まず、前述の図18の文字
割付処理(S60)まで終了した(図24の終了(S6
10)時の)基礎画像データC721を読み出す(S7
21)。そして次に、上述の印章外枠データ作成処理
(S701)で作成した印章外枠データC722(C7
13に相当)を読み出して(S722)、対応するドッ
ト同士の論理和演算を行う(S723)ことにより、加
算画像データを作成して加算画像データ作成処理を終了
する(S724)。
【0152】すなわち、この論理和演算(S723)で
は、基礎画像データC721の画像を凸部に対応する陽
ドットで表現し、画像の空白部分を凹部に対応する陰ド
ットで表現し、同様に、印章外枠データC722の印章
外枠の画像を陽ドットで表現し、印章外枠の内側と外側
を陰ドットで表現したときの、基礎画像データC721
と印章外枠データC722との相互に対応するドット同
士の論理和を演算することにより、陽ドット優先で両デ
ータの画像を重ね合わせた加算画像データC723を作
成する。これにより、外枠付きの印章画像を容易に作成
することができ、ひいては外枠付きの印章を容易に作成
することができる。
【0153】加算画像データ作成処理(S702)が終
了すると、図34に示すように、次に、外枠外側データ
削除処理を行う(S703)。
【0154】この外枠外側データ削除処理(S703)
では、図38に示すように、まず、印章外枠データC7
13の印章外枠とその内側を陽ドットで表現し、前記印
章外枠の外側を陰ドットで表現した印章外枠外形データ
C731を作成する(S731)。そして次に、上述の
加算画像データ作成処理(S702)で作成した加算画
像データC732(C723に相当)を読み出して(S
732)、対応するドット同士の論理積演算を行う(S
723)ことにより、印章外枠からはみ出した画像部分
(図39の画像部分gに相当)を削除して、印章画像デ
ータC733を作成し、外枠外側データ削除処理を終了
する(S734)。
【0155】すなわち、この論理積演算(S733)で
は、加算画像データC732の画像を陽ドットで表現
し、他の空白部分を陰ドットで表現したときの、上記の
印章外枠外形データとの相互に対応するドット同士の論
理積を演算することにより、陰ドット優先で両データの
画像を重ね合わせて、印章外枠からはみ出した画像部分
を削除する。これにより、所望の画像が外枠からはみ出
すことのない印章画像を容易に作成することができる。
【0156】外枠外側データ削除処理(S703)が終
了すると、図34に示すように、次に、作成した印章画
像データ(図38および図39の印章画像データC73
4に相当)をRAM302に書き込んで記憶し(S70
4)、装飾画像配置処理(S70)を終了する(S70
5)。そして、以上により、図18に示すように、製版
画像作成処理(S16)を終了し(S90)、ここで作
成された印章画像データに基づいて、図17の次の処
理、すなわち印刷処理(S19)および露光処理(S2
0)が行われることにより、所望の印章が作成される。
【0157】上述のように、印章作成装置1では、印章
画像の全製版領域に対応する印章画像データを作成して
から製版することによって、印章画像内の各画像をバラ
ンス良く配置したり、黒率が高くするように調整した
り、複雑な印章画像を作ることが可能となる。また、こ
の印章画像データを取り出して印章を作成する際に、一
括印字処理が行えるので、高速処理が可能となるばかり
でなく、一定速度での製版が可能になり、これにより、
スクリーンとなるインクリボンCの走行が安定して、皺
などの発生を防止できる。
【0158】また、印章外枠を含む印章画像データを作
成することによって、印章外枠内に各画像をバランス良
く配置したり、各画像の大きさを印章外枠ぎりぎりまで
大きくすることができる。また、大きな画像の一部を削
除して外枠内に収めるなどの細工ができるため、黒率が
高く、画像が見やすく、見栄えが良い印章を作成するこ
とが可能になる。
【0159】なお、上述した図34の装飾画像配置処理
(S70)では、印章外枠データを作成してから(S7
02)、基礎画像データを重ね合わせたが(S70
2)、基礎画像データ上に、印章外枠の罫線データを重
ねて配置して行くことにより、加算画像データを作成す
ることもできる。また、図34の処理では、この加算画
像データを作成後(S702)、印章外枠からはみ出し
た画像部分を削除したが(S703)、印章外枠からは
み出さないように、予め基礎画像データのはみ出す画像
部分を削除してから、印章外枠データと重ね合わせるよ
うにしても、外枠付きの印章画像データを作成できる。
これらのいずれかを採用しても良いし、両方を採用して
も良い。
【0160】図40〜図42は、上記の両方を採用した
例を示している。図40〜図42に示すように、この場
合の装飾画像配置処理(S70)では、まず、前述の図
37の基礎画像データリード(S721)と同様に、基
礎画像データリードを行い(S751)、次に、図35
の外枠種類取得(S711)と同様に、外枠種類取得を
行った(S752)後、外枠付加等の装飾前の基礎画像
データC751が、その装飾用の外枠からはみ出すか否
かの判別を行う(S753)。この判別は、指定された
印章外枠の外側に相当する部分に、基礎画像データC7
51の陽ドットが存在するか否かを、例えば、その部分
の全ドットの論理和等を演算することにより、容易に行
うことができる。
【0161】外枠からはみ出さないとき(S753:N
o)には、基礎画像データC751のエリアの両端に、
図35の外枠両端画像データ配置(S712)と同様
に、罫線データを配置する(S756)。次に、まず、
その両側の画像を罫線データでつなぐことにより(図4
1の画像C757s参照)、外枠を形成し、続いて、残
りの罫線データを配置して(S757)、装飾画像配置
処理(S70)を終了する。
【0162】一方、外枠からはみ出すとき(S753:
Yes)には、次に、図38の印章外枠外形データ作成
(S731)と同様に、図42の印章外枠外形データC
754を作成し(S754)、基礎画像データC751
との論理積演算を行うことにより、印章外枠からはみ出
すと予測される画像部分(図42の画像部分gに相当)
を、基礎画像データC751から削除して、外側削除画
像データC755を作成する(S755)。そして、次
に、その外側削除画像データのエリアの両端に、罫線デ
ータを配置し(S756)、次に、罫線データを配置し
て(S757)、装飾画像配置処理(S70)を終了す
る。
【0163】上述のように、図40の装飾画像配置処理
(S70)によれば、図34の装飾画像配置処理(S7
0)と同様に、所望の画像が外枠からはみ出すことのな
い外枠付きの印章画像を容易に作成することができ、こ
れにより、黒率が高く、画像が見やすく、見栄えが良い
印章を作成することが可能になる、などの効果が得られ
る。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印章画像の全製版領域に対応する全画像データを作成し
てから製版することによって、印章画像内の各画像をバ
ランス良く配置したり、黒率が高くするように調整した
り、複雑な印章画像を作ることが可能となる。また、こ
の全画像データを取り出して印章を作成する際に、一括
印字処理が行えるので、高速処理も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印章作成装置の外観
図である。
【図2】印章作成装置の機械装置部の内部構造図であ
る。
【図3】印章本体の構造図である。
【図4】製版シートの構造図である。
【図5】機械装置部の露光装置廻りの平面図である。
【図6】開閉蓋を取り去った状態のポケット廻りの平面
図である。
【図7】各種印章本体のポケットへの装着状態を表した
構造説明図である。
【図8】各種印章本体の判別パターンを説明する説明図
である。
【図9】印章検出部の検出動作を表した断面図である。
【図10】ポケットおよび印章検出部廻りの平面図であ
る。
【図11】印章作成装置の制御ブロック図である。
【図12】印章作成装置のマルチタスク処理の概念図で
ある。
【図13】印章作成装置の処理手順を示そうと試みたフ
ローチャートである。
【図14】印章作成装置の主な処理を示す階層処理ダイ
ヤグラムである。
【図15】印章作成装置のタスク監視・切替処理を示す
階層処理ダイヤグラムである。
【図16】印章作成装置の現タスク実行処理の階層処理
ダイヤグラムである。
【図17】印章作成装置の主要タスク起動処理の一例を
示すフローチャートである。
【図18】図17の主要タスクのうちの製版画像作成処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】図18の製版画像作成処理のうちの基礎画像
配置処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】図19の基礎画像配置処理のうちのフォーム
指定用項目エリア決定処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図21】氏名印の印章イメージとフォーム指定時の入
力項目の例を示す図である。
【図22】ビジネス印、角形印の印章イメージとフォー
ム指定時の入力項目の例を示す図である。
【図23】住所印の印章イメージとフォーム指定時に入
力されない項目があるときの処理の具体例を示す図であ
る。
【図24】図18の製版画像作成処理のうちの文字割付
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図25】印章文字の1行分の割付方法を示す図であ
る。
【図26】空白部分に対する文字部分の面積比が異なる
場合の、図25と同様の図である。
【図27】多数行の場合の、図26と同様の図である。
【図28】製版画像エリア、印章外枠データ、印章画像
データエリア、テキストデータ、基礎画像データ、およ
び文字割付後の位置等の、印章作成装置における一連の
画像データの位置関係の例を示す図である。
【図29】文字割付後の印章画像の例を示す図である。
【図30】文字幅最適拡大処理の割付方法を示す図であ
る。
【図31】文字割付エリアと印章本体の種別との寸法の
関係を示す図である。
【図32】印章作成装置で使用できる印章本体の種別毎
の印章外枠の例を示す図である。
【図33】図32と同様の図である。
【図34】図18の製版画像作成処理のうちの装飾画像
配置処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図35】図34の装飾画像配置処理のうちの印章外枠
データ作成処理の処理手順を示すフローチャートと対応
する画像データの例を示す図である。
【図36】罫線の部品となる罫線データの例を示す図で
ある。
【図37】図34の装飾画像配置処理のうちの加算画像
データ作成処理の処理手順を示すフローチャートと対応
する画像データの例を示す図である。
【図38】図34の装飾画像配置処理のうちの外枠外側
データ削除処理の処理手順を示すフローチャートと対応
する画像データの例を示す図である。
【図39】図35〜図38のフローチャートに対応する
画像データの別の例を示す図である。
【図40】別の処理手順を示す、図34と同様のフロー
チャートである。
【図41】図40のフローチャートに対応する画像デー
タの例を示す図である。
【図42】別の例を示す、図41と同様の図である。
【符号の説明】
1 印章作成装置 6 ポケット 12 発光素子 21 操作部 22 プッシュボタン群 23 操作ダイヤル 24 表示器 31 実行キー 32 カーソル/変換キー 33 文字入力キー 56 印字ヘッド 57 プラテンローラ 64 印字部 65 露光部 66 印章検出部 67 周囲温度センサ 191 紫外線光源 300 制御部 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 入力インタフェース 305 出力インタフェース 306 システムバス A 印章本体 B 製版シート C インクリボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印章本体の印章部に対して、印章画像デ
    ータに基づいて印章画像を製版する印章作成方法であっ
    て、 前記印章画像の全製版領域に対応する全画像データを作
    成する全画像データ作成工程と、 前記全画像データを記憶する全画像データ記憶工程と、 前記全画像データを読み出した後、前記印章画像データ
    として出力する印章画像データ出力工程と、 を備えたことを特徴とする印章作成方法。
  2. 【請求項2】 前記全画像データ作成工程は、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成工程と、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを作成する印
    章外枠データ作成工程と、 前記印章外枠データと前記基礎画像データとを重ね合わ
    せると共に、前記印章外枠の外側にはみ出した部分を削
    除して、前記全画像データを作成する外枠外側データ削
    除工程と、 を有することを特徴とする、請求項1に記載の印章作成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記全画像データ作成工程は、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成工程と、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを作成する印
    章外枠データ作成工程と、 前記基礎画像データの前記画像が、前記印章外枠の外側
    にはみ出すか否かを判別するとともに、前記印章外枠の
    外側にはみ出すときに、そのはみ出す部分を前記基礎画
    像データから削除して、外側削除画像データを作成する
    外側削除画像データ作成工程と、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、前記印章外枠データと前記外側削除画
    像データとを重ね合わせて、前記全画像データを作成
    し、前記印章外枠の外側にはみ出さないときに、前記印
    章外枠データと前記基礎画像データとを重ね合わせて、
    前記全画像データを作成する画像データ加算工程と、 を有することを特徴とする、請求項1に記載の印章作成
    方法。
  4. 【請求項4】 前記全画像データ作成工程は、 複数種の罫線データを画像の線素部品として記憶する罫
    線データ記憶工程をさらに有し、 前記印章外枠データ作成工程は、指定された前記罫線デ
    ータを読み出して、その組み合わせにより、前記印章外
    枠データを作成することを特徴とする、請求項2または
    3に記載の印章作成方法。
  5. 【請求項5】 前記印章外枠データ作成工程は、 製版対象の前記印章本体の種別に対応して、それぞれの
    印章部の寸法に適合する印章外枠データを作成すること
    を特徴とする、請求項2ないし4のいずれかに記載の印
    章作成方法。
  6. 【請求項6】 印章本体の印章部に対して、印章画像デ
    ータに基づいて印章画像を製版する印章作成装置であっ
    て、 前記印章画像の全製版領域に対応する全画像データを作
    成する全画像データ作成手段と、 前記全画像データを記憶する全画像データ記憶手段と、 前記全画像データを読み出した後、前記印章画像データ
    として出力する印章画像データ出力手段と、 を備えたことを特徴とする印章作成装置。
  7. 【請求項7】 前記全画像データ作成手段は、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成手段と、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを作成する印
    章外枠データ作成手段と、 前記印章外枠データと前記基礎画像データとを重ね合わ
    せて、加算画像データを作成する加算画像データ作成手
    段と、 前記加算画像データの前記印章外枠の外側にはみ出した
    部分を削除して、前記全画像データを作成する外枠外側
    データ削除手段と、 を有することを特徴とする、請求項6に記載の印章作成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記加算画像データ作成手段は、 前記基礎画像データの前記入力した画像を凸部に対応す
    る陽ドットで表現し、前記画像の空白部分を凹部に対応
    する陰ドットで表現した陽刻画像データと、 前記印章外枠データの印章外枠の画像を陽ドットで表現
    し、前記印章外枠の内側と外側を陰ドットで表現した陽
    刻外枠データと、 の相互に対応するドット同士の論理和を演算する論理和
    データ演算手段を有することを特徴とする、請求項7に
    記載の印章作成装置。
  9. 【請求項9】 前記外枠外側データ削除手段は、 前記加算画像データの前記入力した画像と前記印章外枠
    の画像を陽ドットで表現し、他の空白部分を陰ドットで
    表現した陽刻加算画像データと、 前記印章外枠データの印章外枠とその内側を陽ドットで
    表現し、前記印章外枠の外側を陰ドットで表現した印章
    外枠外形データと、 の相互に対応するドット同士の論理積を演算する論理積
    データ演算手段を有することを特徴とする、請求項7ま
    たは8に記載の印章作成装置。
  10. 【請求項10】 前記全画像データ作成手段は、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成手段と、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを作成する印
    章外枠データ作成手段と、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すか否かを判別する外側はみ出し判別手段と、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、そのはみ出す部分を前記基礎画像デー
    タから削除して、外側削除画像データを作成する外側削
    除画像データ作成手段と、 前記基礎画像データが前記印章外枠の外側にはみ出すと
    きに、前記印章外枠データと前記外側削除画像データと
    を重ね合わせて、前記全画像データを作成し、前記印章
    外枠の外側にはみ出さないときに、前記印章外枠データ
    と前記基礎画像データとを重ね合わせて、前記全画像デ
    ータを作成する画像データ加算手段と、 を有することを特徴とする、請求項6に記載の印章作成
    装置。
  11. 【請求項11】 前記画像データ加算手段は、前記全画
    像データを論理和演算により作成する論理和データ演算
    手段を有し、 当該論理和データ演算手段は、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、 前記外側削除画像データの前記はみ出した部分を削除し
    た画像を凸部に対応する陽ドットで表現し、その画像の
    空白部分を凹部に対応する陰ドットで表現した陽刻外側
    削除画像データと、 前記印章外枠データの印章外枠の画像を陽ドットで表現
    し、前記印章外枠の内側と外側を陰ドットで表現した陽
    刻外枠データと、の相互に対応するドット同士の論理和
    を演算し、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出さないときに、 前記基礎画像データの前記画像を凸部に対応する陽ドッ
    トで表現し、その画像の空白部分を凹部に対応する陰ド
    ットで表現した陽刻基礎画像データと、 前記陽刻外枠データと、の相互に対応するドット同士の
    論理和を演算することを特徴とする、請求項10に記載
    の印章作成装置。
  12. 【請求項12】 外側削除画像データ作成手段は、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、 前記基礎画像データの前記画像を陽ドットで表現し、他
    の空白部分を陰ドットで表現した陽刻基礎画像データ
    と、 前記印章外枠データの印章外枠とその内側を陽ドットで
    表現し、前記印章外枠の外側を陰ドットで表現した印章
    外枠外形データと、 の相互に対応するドット同士の論理積を演算する論理積
    データ演算手段を有することを特徴とする、請求項10
    または11に記載の印章作成装置。
  13. 【請求項13】 前記全画像データ作成手段は、 複数種の罫線データを画像の線素部品として記憶する罫
    線データ記憶手段をさらに有し、 前記印章外枠データ作成手段は、指定された前記罫線デ
    ータを読み出して、その組み合わせにより、前記印章外
    枠データを作成することを特徴とする、請求項7ないし
    12のいずれかに記載の印章作成装置。
  14. 【請求項14】 前記印章外枠データ作成手段は、 製版対象の前記印章本体の種別に対応して、それぞれの
    印章部の寸法に適合する印章外枠データを作成すること
    を特徴とする、請求項7ないし13のいずれかに記載の
    印章作成装置。
  15. 【請求項15】 前記全画像データ作成工程は、 複数種の罫線データを画像の線素部品として記憶部に記
    憶する罫線データ記憶工程と、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成工程と、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを構成する罫
    線データを、前記記憶部から読み出して前記基礎画像デ
    ータ上に配置することにより、前記基礎画像データに前
    記印章外枠データを付加して、前記全画像データを作成
    する印章外枠データ付加工程と、 を有することを特徴とする、請求項1に記載の印章作成
    方法。
  16. 【請求項16】 前記全画像データ作成工程は、 複数種の罫線データを画像の線素部品として記憶部に記
    憶する罫線データ記憶工程と、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成工程と、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すか否かを判別するとともに、前記印章外枠の外
    側にはみ出すときに、そのはみ出す部分を前記基礎画像
    データから削除して、外側削除画像データを作成する外
    側削除画像データ作成工程と、 印章外枠データ付加工程と、を有し、 前記印章外枠データ付加工程では、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを構成する罫
    線データを、前記記憶部から読み出して、前記外側削除
    画像データ上に配置することにより、前記外側削除画像
    データに前記印章外枠データを付加して、前記全画像デ
    ータを作成し、前記印章外枠の外側にはみ出さないとき
    に、 前記印章外枠データを構成する前記罫線データを、前記
    記憶部から読み出して、前記基礎画像データ上に配置す
    ることにより、前記基礎画像データに前記印章外枠デー
    タを付加して、前記全画像データを作成することを特徴
    とする、請求項1に記載の印章作成方法。
  17. 【請求項17】 前記印章外枠データ付加工程は、 製版対象の前記印章本体の種別に対応して、それぞれの
    印章部の寸法に適合する印章外枠データを付加すること
    を特徴とする、請求項15または16に記載の印章作成
    方法。
  18. 【請求項18】 前記全画像データ作成手段は、 複数種の罫線データを画像の線素部品として記憶する罫
    線データ記憶手段と、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成手段と、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを構成する罫
    線データを、前記罫線データ記憶手段から読み出して前
    記基礎画像データ上に配置することにより、前記基礎画
    像データに前記印章外枠データを付加して、前記全画像
    データを作成する印章外枠データ付加手段と、 を有することを特徴とする、請求項6に記載の印章作成
    装置。
  19. 【請求項19】 前記全画像データ作成手段は、 複数種の罫線データを画像の線素部品として記憶部に記
    憶する罫線データ記憶手段と、 入力した画像の画像データを配置した基礎画像データを
    作成する基礎画像データ作成手段と、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すか否かを判別するとともに、前記印章外枠の外
    側にはみ出すときに、そのはみ出す部分を前記基礎画像
    データから削除して、外側削除画像データを作成する外
    側削除画像データ作成手段と、 印章外枠データ付加手段と、を有し、 前記印章外枠データ付加手段は、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、 印章外枠の画像に対応する印章外枠データを構成する罫
    線データを、前記記憶部から読み出して、前記外側削除
    画像データ上に配置することにより、前記外側削除画像
    データに前記印章外枠データを付加して、前記全画像デ
    ータを作成し、前記印章外枠の外側にはみ出さないとき
    に、 前記印章外枠データを構成する前記罫線データを、前記
    記憶部から読み出して、前記基礎画像データ上に配置す
    ることにより、前記基礎画像データに前記印章外枠デー
    タを付加して、前記全画像データを作成することを特徴
    とする、請求項6に記載の印章作成装置。
  20. 【請求項20】 外側削除画像データ作成手段は、 前記基礎画像データの前記画像が前記印章外枠の外側に
    はみ出すときに、 前記基礎画像データの前記画像を陽ドットで表現し、他
    の空白部分を陰ドットで表現した陽刻基礎画像データ
    と、 前記印章外枠データの印章外枠とその内側を陽ドットで
    表現し、前記印章外枠の外側を陰ドットで表現した印章
    外枠外形データと、 の相互に対応するドット同士の論理積を演算する論理積
    データ演算手段を有することを特徴とする、請求項19
    に記載の印章作成装置。
  21. 【請求項21】 前記印章外枠データ付加手段は、 製版対象の前記印章本体の種別に対応して、それぞれの
    印章部の寸法に適合する印章外枠データを付加すること
    を特徴とする、請求項18ないし20のいずれかに記載
    の印章作成装置。
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