JPH09234610A - チャック把握確認装置 - Google Patents

チャック把握確認装置

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Publication number
JPH09234610A
JPH09234610A JP6704596A JP6704596A JPH09234610A JP H09234610 A JPH09234610 A JP H09234610A JP 6704596 A JP6704596 A JP 6704596A JP 6704596 A JP6704596 A JP 6704596A JP H09234610 A JPH09234610 A JP H09234610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dog
slider
cylinder
piston
movement
Prior art date
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Pending
Application number
JP6704596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kimura
一夫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
Priority to JP6704596A priority Critical patent/JPH09234610A/ja
Publication of JPH09234610A publication Critical patent/JPH09234610A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は旋盤における油圧チャックを作動さ
せる回転油圧シリンダのピストンの動きが少ない場合及
びワークにより動き量が変わる場合に容易に対応できる
チャックの把握装置を提供するにある。 【解決手段】 チャック開閉用の油圧シリンダ2のピス
トン3の動きを表すシリンダドッグ11に、常時接触し
てピストンと同じ動きをするスライダ16と、スライダ
16と並列して配置した2個の検出器18a,18bと
の間に支点となる支持軸19aの位置が変えられるよう
に支持板19を設け、スライダ16に一端が枢支される
支持板19の支持軸19aの支点を中心として旋回する
旋回ドッグ26を設け、チャックの開閉に伴ない旋回ド
ッグのスライダと反対の端を両旋回端で2個の検出器に
対面させる。工作物の変更によるピストンのストローク
変更に対しては、支持板位置を調整して旋回ドッグの中
央支点位置を変えてレバー比の変更で対応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械特に旋盤に
装着される油圧チャックの把持部材の開閉を確認する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にNC旋盤で加工物を把持している
油圧チャックの爪開閉動作の確認は、チャックを駆動し
ている油圧回路シリンダのピストンの動きを直接、近接
スイッチやリミットスイッチで検知している。確認用ス
イッチは通常2個使用され、それぞれアンクランプ位置
とクランプ位置を検出し、どちらのスイッチもOFFの
状態はクランプを異常とみなし、アラームなどでNC装
置は作業者に異常を伝えるとともに、インタロック機能
により運転を停止させる。チャックアンクランプからク
ランプまでの油圧回転シリンダの動き量は通常10〜2
0mm位で、チャックの種類や爪の成形位置により異な
るので、近接スイッチやドッグの位置を調整する必要が
ある。
【0003】ところで図3に示すように主軸台51に回
転可能に軸承された主軸52の先端に嵌着したコレット
チャック53は、コレット54を主軸台後端に設けた油
圧回転シリンダ55のピストン56とドローチューブ6
1を介して連結された作動杆57により軸方向に移動さ
せて、テーパを介してコレット54の開閉を行わせてい
る。このピストンの動き量はピストンロッド58の外端
に設けたドッグ59の位置を2個の近接スイッチ60
a,60bで検出している。
【0004】しかしシリンダピストン(ドッグ59)の
動き量が5mm以下と小さいので近接スイッチ間隔は狭
くなり、近接スイッチの性能上検出動作が不安定とな
る。このため作動杆とピストンとを連結したドローチュ
ーブ61の途中に遊びを設けてシリンダピストンの動き
量が5mm以上となる構造としている。即ちドローチュ
ーブ61の先には軸方向にキー62を有し頭部に段部6
3aを設けた管状体63が螺着されている。管状体63
に外装してキー62が摺動可能なキー溝が刻設され、段
部63aと係合する段部64aを設けた管状体64が作
動杆57に螺着されている。そしてドローチューブ61
がコレット閉方向に所要量移動したとき段部63aが段
部64aと係合して作動杆を引くようにこの部分に遊び
が設けられているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドローチューブ,ピス
トンの動き量を大きくとって検出器の作動を確実なもの
とするため、ドローチューブと作動杆を一体構造とせず
遊びを設けているので構造が複雑で部品点数が多くなっ
てコストアップになるという問題がある。またドローチ
ューブが特殊な構成となるため一般の油圧チャックとド
ローチューブは共用できないという問題がある。さらに
クランプ,アンクランプに要する動作時間も遊びのスト
ロークだけ長くなるという問題がある。
【0006】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点を解決することを目的とし、ピストンの動きが5m
m以下の少量の場合でも、遊び機構を追加することなく
旋回ドッグの支持位置の調整だけで正確安定した検出が
可能なチャック把握確認装置を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、旋盤に装着した油圧チャックの作動用回転
シリンダのピストンロッドに設けたシリンダドッグの動
きにもとづいてチャックの把持部材の開閉を回転シリン
ダの軸方向に並べて設けた2個の検出器で検出する把握
確認装置であって、前記シリンダドッグの動きに基づい
て回転シリンダの軸方向に変位されるスライダを前記2
個の検出器に対向して前記回転シリンダの固定部に設
け、該スライダーに一端が枢支されるとともに他端の変
位が拡大できる位置を支点として旋回可能に支持されス
ライダの変位により他端が前記2個の検出器の前面に回
動する旋回ドッグを設け、該旋回ドッグの支点位置を支
持する支持板を位置調整可能に前記回転シリンダに設
け、前記旋回ドッグの支点の支持部位の穴は長穴に形成
され、支持板の固定部の穴は前記スライダの変位方向と
直角な長穴に形成されてなり、支持板の固定位置の調整
によって検出器位置を調整することなくピストンストロ
ークに対応できるものである。
【0008】シリンダドッグの移動に伴って動くスライ
ダにより支持板で支えられた旋回ドッグが中央部の支点
を中心として旋回される。旋回の両端位置は支持板の位
置を長穴に沿って移動調整することにより支点位置が移
動され、変位拡大量が変更され把持部材の開閉を検出す
る2個の検出器対向面に位置させることができるのでシ
リンダストロークの変化に対処できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図1,図2にもとづき説
明する。従来例を示す図3のように旋盤の主軸台51に
回転可能に軸承された主軸52の先端に外径把持の油圧
のコレットチャック53が装着され、コレットチャック
53の中心と同心に設けた工作物の外径を把持するコレ
ット54と一体の作動杆57が軸方向移動可能に中心に
設け、作動杆57と一体としたドローチューブ1は主軸
52の中心穴を貫通して後方に延在している。
【0010】そして油圧のコレットチャックを作動させ
る油圧回転シリンダ2が主軸台51の後部,主軸52と
同心に固着されている。油圧回転シリンダ2は公知のも
のを使用するものであって、シリンダ室7にピストン3
が嵌装され、前側のピストンロッド4がドローチューブ
1とねじによって連結されている。また後側のピストン
ロッド6はシリンダ中心を貫通して後側に突出されてい
る。シリンダの前室7a,後室7bは回転シリンダ本体
8の内部の図示しない油路を経て管路9(2本)より油
圧源及びドレンタンクに接続されている。さらに後側の
ピストンロッド6の突出端にはフランジ11aを有する
シリンダドッグ11が同心に螺着されている。
【0011】回転シリンダ本体8の後端にはカバー12
を溶接した取付円板13が固定されている。このカバー
12の上部は平板12aに形成されていてピストンロッ
ドと平行な窓14が穿設されていて、窓14には窓壁及
び平板の上下面で案内されるスライダ16が摺動可能に
滑合されている。
【0012】スライダ16の下面はピストンロッド6に
取付けたシリンダドッグ11のフランジ11aの端面に
当接するローラ22が設けられており、スライダ16と
平板12aのピン23との間に張設されて引張りばね2
4によってローラ22は常にフランジ11a端面と接触
状態に保たれている。カバー12の上の平板12aの窓
14より離れた位置に設立されたアングル17に間隔を
おいた2位置にそれぞれ平板12aに垂直となるように
検出面を平板と対向して近接スイッチ18a,18bが
取り付けられている。
【0013】また近接スイッチと窓14との間におい
て、旋回支点となる支持棒19aを上方に突出させた支
持板19が平板12aにボルト21によって固定されて
いる。この支持板19のボルト21の嵌入する穴は窓1
4と直角方向に伸びた長穴に形成されていて、支持板1
9の位置即ち支点となる支持棒19aの位置を窓14に
近づけたり遠ざけたりする調整を可能としている。
【0014】さらにスライダ16にはスライダ16と検
出器18a,18bとに跨がる長さの旋回ドッグ26の
一端が平板12aの面と平行な面で旋回可能に枢支ピン
15で枢支されている。そして中央部に穿設された長円
形の穴26aに支持板19の支持棒19aが嵌装されて
いて、スライダ16の移動に伴い支持棒19aを中心と
して旋回ドッグが揺動される。なお、支持棒19aとア
ンクランプ確認用近接スイッチ18aとピストン3前進
時のスライダ16の枢支ピン15とを結ぶ線が窓14に
直交する位置関係とすることが望ましい。
【0015】支持板19の固定位置を変更することによ
り支持棒19aの位置をスライダの枢支ピン15に近づ
けたり、遠ざけたりできるので、レバー比が変更でき旋
回ドッグ26の検出器18a,18b側の揺動量を調整
することが可能である。従って工作物チャックの変更に
伴うシリンダのストロークの変化に合わせて調整するも
のである。
【0016】このように構成された本装置の作用を説明
する。工作物の外径に合わせてコレット54の開閉量即
ちドローチューブ1のストロークが決まると、これに伴
ってスライダ16の移動量が決まる。先ずコレット54
を開の状態におくべく図示しない切換弁を作動させて管
路9より圧油を回転シリンダ2の後室7bに送り込む。
ピストン3が前進され、ドローチューブ1が作動杆57
を押し出す。
【0017】コレット54の外側テーパ面の拘束が解か
れ自然に開いた状態となるピストン3の前進でシリンダ
ドッグ11も前進するが、引張りばね24でスライダ1
6が引かれているのでローラ22は離れることなくシリ
ンダドッグ11に追従する。スライダ16が(図2)右
方向へ移動されて旋回ドッグ26は反時計方向に旋回さ
れ旋回ドッグ26端はアンクランプ(把持部開)検出の
近接スイッチ18aの前面に位置する。
【0018】この状態における旋回ドッグ端がアンクラ
ンプ確認用の近接スイッチ作用位置にあるかを確認す
る。次いで目的とする工作物をコレット54の内側に装
入して油圧回転シリンダ2の圧油方向を前室7a側に切
り換える。ピストン3の後退に伴い、ドローチューブ1
及び作動杆57が後方に引かれて、コレット54が外側
テーパ面で縮径され工作物の外径を把握する。
【0019】ピストン3の後退でピストンロッド6に取
付けたシリンダドッグ11のフランジ11aが後方に移
動して、ローラ22を介してスライダ16を引張りばね
24の力に抗して後退させる。旋回ドッグ26は支持軸
19aを中心として枢支ピン15により時計方向に旋回
されて停止する。この停止位置の旋回ドッグ端がクラン
プ確認用の近接スイッチ18bの前面作用位置に丁度一
致していれば、調整は必要ない。しかし通常工作物の変
更によりコレットチャック53が他のチャックに取り換
えられた場合ドローチューブ1の移動量が変化し、これ
に伴いスライダ16の変位量が変化し旋回ドッグの旋回
量が変わる。
【0020】旋回ドッグ26の旋回量が不足して近接ス
イッチ18bの前面作用位置に達しないときには、支持
板19の固定用ボルト21をゆるめて、支持板19をス
ライダ16側に近づける。これにより枢支ピン15と支
持棒19a間の距離が縮まり、レバー比が拡大されて旋
回ドッグ先端の変位量が増加する。このようにして近接
スイッチ18aの作用位置に旋回ドッグが達するように
調整して支持板19をボルト21で固定するものであ
る。旋回しすぎる場合は反対の方向に支持板を移動させ
ることになる。なお、コレットチャックが内径把持の場
合はクランプ,アンクランプ確認用近接スイッチは逆と
なることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、コ
レットチャックの開閉のためのシリンダピストンの5m
m以下と少ない動き量に対しても、旋回ドッグのレバー
比を変更することによって制御に必要な大きさに動き量
を自由に変更できるのでドッグの調整は不要となり、従
来の機構のようにドローチューブの動きに遊びを設けて
対処するような構成がいらず、機構が簡素化されて部品
点数が少なくなり、部品も小形となるためコストの低減
が可能となる。またドローチューブの動きの遊びストロ
ークが不要なのでチャック開閉時間が短縮される。さら
にコレットチャックと一般の油圧チャックのように異な
るストロークのチャック同士でもドローチューブは共通
部品とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す断面説明図である。
【図2】図1の検出器,旋回ドッグ,スライダの関係を
示す平面図である。
【図3】従来のチャック把握確認装置を有する主軸系の
説明図である。
【符号の説明】
1 ドローチューブ 2 油圧回転シリンダ 3 ピストン 11 シリンダドッグ 15 枢支ピン 16 スライダ 18a,18b 近接スイッチ 19 支持板 19a 支持軸 26 旋回ドッグ 53 油圧コレットチャック 54 コレット 57 作動杆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤に装着した油圧チャックの作動用回
    転シリンダのピストンロッドに設けたシリンダドッグの
    動きにもとづいてチャックの把持部材の開閉を回転シリ
    ンダの軸方向に並べて設けた2個の検出器で検出する把
    握確認装置であって、前記シリンダドッグの動きに基づ
    いて回転シリンダの軸方向に変位されるスライダを前記
    2個の検出器に対向して前記回転シリンダの固定部に設
    け、該スライダーに一端が枢支されるとともに他端の変
    位が拡大できる位置を支点として旋回可能に支持されス
    ライダの変位により他端が前記2個の検出器の前面に回
    動する旋回ドッグを設け、該旋回ドッグの支点位置を支
    持する支持板を位置調整可能に前記回転シリンダに設
    け、前記旋回ドッグの支点の支持部位の穴は長穴に形成
    され、支持板の固定部の穴は前記スライダの変位方向と
    直角な長穴に形成されてなり、支持板の固定位置の調整
    によって検出器位置を調整することなくピストンストロ
    ークに対応できることを特徴とするチャック把握確認装
    置。
JP6704596A 1996-02-27 1996-02-27 チャック把握確認装置 Pending JPH09234610A (ja)

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JP6704596A JPH09234610A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 チャック把握確認装置

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