JPH09233805A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

Info

Publication number
JPH09233805A
JPH09233805A JP8033849A JP3384996A JPH09233805A JP H09233805 A JPH09233805 A JP H09233805A JP 8033849 A JP8033849 A JP 8033849A JP 3384996 A JP3384996 A JP 3384996A JP H09233805 A JPH09233805 A JP H09233805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thyristor
current
filter capacitor
current transformer
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8033849A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aisaka
亨 逢坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8033849A priority Critical patent/JPH09233805A/ja
Publication of JPH09233805A publication Critical patent/JPH09233805A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流フィルタ回路のサイリスタの誤点弧検出
用の変流器を削減する。 【解決手段】 この発明の電力変換装置は、従来から備
えられているフィルタコンデンサ5に流れる電流を検出
する変流器17によって、フィルタコンデンサ5に流れる
電流と同時にサイリスタ11に流れる電流を合わせて検出
してサイリスタ動作判定手段22に与え、サイリスタ動作
判定手段22は、変流器17がフィルタコンデンサ5の通常
時の向きと逆向きの電流を検出し、その電流値が電圧検
出器16の検出するフィルタコンデンサ5の電圧値を抵抗
12の抵抗値で割った値とほぼ等しく、かつサイリスタ11
にオフ指令が与えられている時にサイリスタの誤点孤と
判定する。これによって、配線パターン20,21 の若干の
変更によって、従来はフィルタコンデンサ用の変流器17
とは別にサイリスタ11の電流検出のために用意していた
変流器を不要にして部品点数を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換回路にイ
ンバータを有し、その直流入力回路に直流フィルタ回路
を備えた電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電気車制御装置の主回路構成のよ
うに、直流架線から直流電力を取り込み、これを所定電
圧の直流に変換し、整流してインバータのような電力変
換回路に入力し、そこで直流−交流変換して負荷である
電動機を駆動するのに用いる電力変換装置は、図3に示
すような構成である。この従来の電力変換装置は、直流
架線1の電力をパンタグラフ2によって取り込み、これ
を遮断器3を介してフィルタリアクトル4とフィルタコ
ンデンサ5とで構成される直流入力フィルタ回路6に入
力し、ここでサージ電圧を除去するなどの整流を行い、
インバータのような電力変換回路7に直流電力として供
給する。
【0003】この直流入力フィルタ回路6のフィルタリ
アクトル4に直列に、GTOサイリスタ9と抵抗10と
の並列回路が挿入され、またフィルタコンデンサ5に並
列に、サイリスタ11と抵抗12との直列回路が挿入さ
れている。このGTOサイリスタ9は電流供給開始時に
はオフにして突入電流を抵抗10に通して制限をかけな
がらフィルタコンデンサ5を充電し、フィルタコンデン
サ5の充電が完了すればオンにして直流電力をこのGT
Oサイリスタ9を通して電力変換回路7に供給する働き
をする。またサイリスタ11はフィルタコンデンサ5の
両端電圧、すなわち直流電圧が過電圧になった時にオン
にして抵抗12に電流を流し、過電圧を防止する働きを
する。
【0004】制御ユニット13はフィルタリアクトル4
を通じて流れる電流を検出する変流器14、サイリスタ
11の両端電圧を検出する直流電圧検出器15、直流入
力フィルタ回路6の出力電圧を検出する直流電圧検出器
(DCPT)16及びフィルタコンデンサ5に流れる電
流を検出する変流器17それぞれからの電流、電圧検出
信号を取込み、これらに基づいてサイリスタ9,11の
ターンオン/オフ制御を行って一定の電圧の直流を電力
変換回路7に供給できる制御をなし、同時に電力変換回
路7のゲートスイッチング制御を行い、電力変換回路7
からの交流出力を制御する。これに加えて、制御ユニッ
ト13は直流電圧検出器15によってサイリス11の誤
点弧を検出し、異常発生時には遮断器3を動作させる働
きもなす。
【0005】また従来、図4に示す構成の電力変換装置
も知られている。この従来の電力変換装置は図3に示し
たものとほぼ同様の構成であるが、サイリスタ11の誤
点弧を検出するために図3に示した従来例で用いられて
いる直流電圧検出器15に代えて、サイリスタ11と抵
抗12との直列回路に直流電流を検出するための変流器
18を設け、この検出信号を制御ユニット13に出力し
てサイリスタ11の誤点弧を判定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の電力変換装置では、図3に示したものであっても図
4に示したものであっても、サイリスタ11の誤点弧を
検出するために電力変換回路7の制御に直接必要ではな
い直流電圧検出器15あるいは変流器18を必要とし、
部品点数が多くなる問題点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、サイリスタの誤点弧検出をそれ用の特
別な電圧検出器あるいは変流器を用いることなく、配線
パターンの若干の変更によって直流入力フィルタ回路に
通常必ず用いられる変流器を援用し、その変流器の検出
する電流値に対する論理処理によって判断できるように
して部品点数の削減を図る電力変換装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フィ
ルタリアクトルとフィルタコンデンサとによって構成さ
れた直流入力フィルタ回路を備えた電力変換装置におい
て、フィルタコンデンサに並列に接続されるサイリスタ
と抵抗との直列回路と、フィルタコンデンサに電流を流
す配線とサイリスタに電流を流す配線とにまたがり、そ
れらの配線に流れる電流を同時に検出する変流器と、フ
ィルタコンデンサの両端電圧を検出する電圧検出器と、
サイリスタのオン/オフ制御信号の状態、変流器の検出
信号及び電圧検出器の検出信号に基づきサイリスタの動
作状態を判定するサイリスタ動作判定手段とを備えもの
である。
【0009】また請求項2の発明は、請求項1の電力変
換装置において、サイリスタ動作判定手段が、変流器が
フィルタコンデンサの通常時の向きと逆向きの電流を検
出し、かつサイリスタにオフ指令が与えられている時に
サイリスタの誤点孤と判定するようにしたものである。
【0010】この請求項1及び請求項2の発明の電力変
換装置では、従来から備えられているフィルタコンデン
サに流れる電流を検出する変流器によって、フィルタコ
ンデンサに流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流
を合わせて検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サ
イリスタ動作判定手段は、上記変流器がフィルタコンデ
ンサの通常時の向きと逆向きの電流を検出し、かつサイ
リスタにオフ指令が与えられている時にサイリスタの誤
点孤と判定する。
【0011】これによって、配線パターンの若干の変更
によって、従来はフィルタコンデンサ用の変流器とは別
にサイリスタの電流検出のために用意していた変流器や
サイリスタの両端電圧を検出する直流電圧検出器を不要
にして部品点数を削減する。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の電力変換装
置において、サイリスタ動作判定手段によって、変流器
がフィルタコンデンサの通常時の向きと逆向きの電流を
検出し、その電流値が電圧検出器の検出するフィルタコ
ンデンサの電圧値をサイリスタに直列に接続されている
抵抗の抵抗値で割った値にほぼ等しく、かつサイリスタ
にオフ指令が与えられている時にサイリスタの誤点孤と
判定するようにしたものである。
【0013】この請求項1及び請求項3の発明の電力変
換装置では、従来から備えられているフィルタコンデン
サに流れる電流を検出する変流器によって、フィルタコ
ンデンサに流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流
を合わせて検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サ
イリスタ動作判定手段は、上記変流器がフィルタコンデ
ンサの通常時の向きと逆向きの電流を検出し、その電流
値が電圧検出器の検出するフィルタコンデンサの電圧値
をサイリスタに直列に接続されている抵抗の抵抗値で割
った値にほぼ等しく、かつサイリスタにオフ指令が与え
られている時にサイリスタの誤点孤と判定する。
【0014】これによって請求項1及び請求項2の発明
と同様に、配線パターンの若干の変更によって、従来は
フィルタコンデンサ用の変流器とは別にサイリスタの電
流検出のために用意していた変流器やサイリスタの両端
電圧を検出する直流電圧検出器を不要にして部品点数を
削減し、その上、サイリスタの誤点弧の判定をより正確
に行う。
【0015】請求項4の発明は、フィルタリアクトルと
フィルタコンデンサとによって構成された直流入力フィ
ルタ回路を備えた電力変換装置において、フィルタコン
デンサに並列に接続されるサイリスタと抵抗との直列回
路と、フィルタリアクトルに電流を流す配線とサイリス
タに電流を流す配線とにまたがり、それらの配線に流れ
る電流を同時に検出する変流器と、フィルタコンデンサ
の両端電圧を検出する電圧検出器と、サイリスタのオン
/オフ制御信号の状態、変流器の検出信号及び電圧検出
器の検出信号に基づきサイリスタの動作状態を判定する
サイリスタ動作判定手段とを備えたものである。
【0016】また請求項5の発明は、請求項4の電力変
換装置において、サイリスタ動作判定手段が、変流器が
フィルタリアクトルの通常時の向きと逆向きの電流を検
出し、かつサイリスタにオフ指令が与えられている時に
サイリスタの誤点孤と判定するようにしたものである。
【0017】この請求項4及び請求項5の発明の電力変
換装置では、従来から備えられているフィルタリアクト
ルに流れる電流を検出する変流器によって、フィルタリ
アクトルに流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流
を合わせて検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サ
イリスタ動作判定手段は、上記変流器がフィルタリアク
トルの通常時の向きと逆向きの電流を検出し、かつサイ
リスタにオフ指令が与えられている時にサイリスタの誤
点孤と判定する。
【0018】これによって、配線パターンの若干の変更
によって、従来はフィルタリアクトル用の変流器とは別
にサイリスタの電流検出のために用意していた変流器や
サイリスタの両端電圧を検出する直流電圧検出器を不要
にして部品点数を削減する。
【0019】請求項6の発明は、請求項4の電力変換装
置において、サイリスタ動作判定手段が、変流器がフィ
ルタリアクトルの通常時の向きと逆向きの電流を検出
し、その電流値が電圧検出器の検出するフィルタコンデ
ンサの電圧値をサイリスタに直列に接続されている抵抗
の抵抗値で割った値にほぼ等しく、かつサイリスタにオ
フ指令が与えられている時にサイリスタの誤点孤と判定
するようにしたものである。
【0020】この請求項4及び請求項6の発明の電力変
換装置では、従来から備えられているフィルタリアクト
ルに流れる電流を検出する変流器によって、フィルタリ
アクトルに流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流
を合わせて検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サ
イリスタ動作判定手段は、上記変流器がフィルタリアク
トルの通常時の向きと逆向きの電流を検出し、その電流
値が電圧検出器の検出するフィルタコンデンサの電圧値
をサイリスタに直列に接続されている抵抗の抵抗値で割
った値にほぼ等しく、かつサイリスタにオフ指令が与え
られている時にサイリスタの誤点孤と判定する。
【0021】これによって請求項4及び請求項5の発明
と同様に、配線パターンの若干の変更によって、従来は
フィルタリアクトル用の変流器とは別にサイリスタの電
流検出のために用意していた変流器やサイリスタの両端
電圧を検出する直流電圧検出器を不要にして部品点数を
削減し、その上、サイリスタの誤点弧の判定をより正確
に行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態を
示している。この実施の形態において図3に示した従来
例と共通する部分については同一の符号を付すことによ
ってその詳しい説明を省略する。この実施の形態の特徴
は、サイリスタ11とこれに直列に接続されている抵抗
12との間の配線20を、直流入力フィルタ回路6のフ
ィルタコンデンサ5の配線21に近づけたパターンに
し、従来はもっぱらフィルタコンデンサ5の電流検出を
行っていた変流器17によってこれらの配線20,21
に流れる電流を同時に検出する回路構成とした点であ
る。
【0023】また制御ユニット22は、フィルタリアク
トル4の電流を検出する変流器14、直流入力フィルタ
回路6の出力電圧を検出する直流電圧検出器(DCP
T)16及び変流器17それぞれからの電流、電圧検出
信号を取込み、これらに基づいてGTOサイリスタ9及
びサイリスタ11のオン/オフ制御を行い、一定電圧の
直流を電力変換回路7に供給し、同時に電力変換回路7
のゲートスイッチング制御を行い、電力変換回路7から
の交流出力を制御する。
【0024】この制御ユニット22が実行するサイリス
タ11の誤点弧の判定処理は次のように設定されてい
る。サイリスタ11が誤点弧した場合、変流器17が検
出する電流は、電力変換回路7が過電流となった場合と
は逆向きに流れる。またその電流値はフィルタコンデン
サ5の電圧を抵抗12の抵抗値で割った値となる。また
誤点弧の際には、サイリスタ11に制御ユニット22か
ら点弧信号は出力されていないはずである。そこで、制
御ユニット22はこれらの条件からサイリスタ11の誤
点弧を判断し、遮断器4を動作させる設定にする。
【0025】つまり、いま変流器17が検出する電流を
Ictとし、電力変換回路7のアーム短絡判定基準電流を
Ioc、直流電圧検出器(DCPT)16が検出するフィ
ルタコンデンサ両端電圧Vc、抵抗12の抵抗値Rとす
る時、 1) 検出電流Ict>Iocならば:電力変換回路7のア
ーム短絡と判定して遮断器4を作動させる。 2) 検出電流Ict<0A、|Ict|=Vc/R、かつ
点弧信号なしならば:サイリスタ11の誤点弧と判定し
て遮断器4を作動させる。
【0026】という判定を行うのである。
【0027】これによって、従来のようにサイリスタ1
1の誤点弧検出のために別途にサイリスタ電流を検出す
るための変流器やサイリスタの両端電圧を検出する直流
電圧検出器を設けずとも、配線パターンの若干の変更と
制御ユニット内の論理演算式のソフトウェア的な変更に
よってサイリスタ11の誤点弧を確実に検出することが
できるようになり、部品点数の削減によるサイズの小型
化とコストダウンが図れることになる。
【0028】なお、この実施の形態において、サイリス
タの誤点弧の判定の厳密さが要求されない場合には上記
の2)の判別条件のうち、|Ict|=Vc/Rの条件は
判定せず、変流器17が検出する電流方向がフィルタコ
ンデンサ5に通常流れる電流の方向と逆向きであり、サ
イリスタ11に点弧信号が与えられていないことを条件
にして誤点弧判定をするようにしてもよい。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態を図2に
基づいて説明する。図2は本発明の第2の実施の形態を
示している。この実施の形態において図4に示した従来
例と共通する部分については同一の符号を付すことによ
ってその詳しい説明を省略する。この実施の形態の特徴
は、サイリスタ11とこれに直列に接続されている抵抗
12との間の配線20を、直流入力フィルタ回路6のフ
ィルタリアクトル4の配線23に近づけたパターンに
し、従来はもっぱらフィルタリアクトル4の電流検出を
行っていた変流器14によってこれらの配線20,23
に流れる電流を同時に検出する回路構成とした点であ
る。
【0030】また制御ユニット24は、上記変流器1
4、直流入力フィルタ回路6の出力電圧を検出する直流
電圧検出器(DCPT)16及びフィルタコンデンサ5
の電流を検出する変流器17それぞれからの電流、電圧
検出信号を取込み、これらに基づいてGTOサイリスタ
9、サイリスタ11のオン/オフ制御を行って一定電圧
の直流を電力変換回路7に供給し、同時に電力変換回路
7のゲートスイッチング制御を行い、電力変換回路7か
らの交流出力を制御する。
【0031】この制御ユニット24が実行するサイリス
タ11の誤点弧の判定処理は次のように設定されてい
る。サイリスタ11が誤点弧した場合、変流器14が検
出する電流は、電力変換回路7が過電流となった場合と
は逆向きに流れる。またその電流値はフィルタコンデン
サ5の電圧を抵抗12の抵抗値で割った値となる。また
誤点弧の際には、サイリスタ11に制御ユニット24か
ら点弧信号は出力されていないはずである。そこで、制
御ユニット24はこれらの条件からサイリスタ11の誤
点弧を判断し、遮断器4を動作させる設定にする。
【0032】つまり、いま変流器14が検出する電流I
ct′とし、直流電圧検出器(DCPT)16が検出する
フィルタコンデンサ両端電圧Vc、抵抗12の抵抗値R
とする時、 3) 検出電流Ict′<0A、|Ict′|=Vc/R、
かつ点弧信号なしならば:サイリスタ誤点弧と判定して
遮断器4を作動させる。
【0033】という判定を行うのである。
【0034】これによって、従来のようにサイリスタ1
1の誤点弧検出のために別途にサイリスタ電流を検出す
るための変流器やサイリスタの両端電圧を検出する直流
電圧検出器を設けずとも、配線パターンの若干の変更と
制御ユニット内の論理演算式のソフトウェア的な変更に
よってサイリスタ11の誤点弧を確実に検出することが
できるようになり、部品点数の削減によるサイズの小型
化とコストダウンが図れることになる。
【0035】なお、この第2の実施の形態においても、
サイリスタ11の誤点弧の判定の厳密さが要求されない
場合には上記の3)の判別条件のうち、|Ict′|=V
c/Rの条件は判定せず、変流器14が検出する電流方
向がフィルタリアクトル4に通常流れる電流の方向と逆
向きであり、サイリスタ11に点弧信号が与えられてい
ないことを条件にして誤点弧判定をするようにしてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1及び請求項2によ
れば、従来から備えられているフィルタコンデンサに流
れる電流を検出する変流器によって、フィルタコンデン
サに流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流を合わ
せて検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サイリス
タ動作判定手段は、変流器がフィルタコンデンサの通常
時の向きと逆向きの電流を検出し、かつサイリスタにオ
フ指令が与えられている時にサイリスタの誤点孤と判定
するようにしたので、配線パターンの若干の変更によっ
て、従来はフィルタコンデンサ用の変流器とは別にサイ
リスタの電流検出のために用意していた変流器やサイリ
スタの両端電圧を検出するために用意していた直流電圧
検出器を不要とすることができ、部品点数を削減するこ
とができる。
【0037】また請求項1及び請求項3の発明によれ
ば、従来から備えられているフィルタコンデンサに流れ
る電流を検出する変流器によって、フィルタコンデンサ
に流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流を合わせ
て検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サイリスタ
動作判定手段は、変流器がフィルタコンデンサの通常時
の向きと逆向きの電流を検出し、その電流値が電圧検出
器の検出するフィルタコンデンサの電圧値をサイリスタ
に直列に接続されている抵抗の抵抗値で割った値にほぼ
等しく、かつサイリスタにオフ指令が与えられている時
にサイリスタの誤点孤と判定するようにしたので、請求
項1及び請求項2の発明の効果に加えて、サイリスタの
誤点弧の判定をより正確に行うことができる。
【0038】請求項4及び請求項5によれば、従来から
備えられているフィルタリアクトルに流れる電流を検出
する変流器によって、フィルタリアクトルに流れる電流
と同時にサイリスタに流れる電流を合わせて検出してサ
イリスタ動作判定手段に与え、サイリスタ動作判定手段
は、変流器がフィルタリアクトルの通常時の向きと逆向
きの電流を検出し、かつサイリスタにオフ指令が与えら
れている時にサイリスタの誤点孤と判定するようにした
もので、配線パターンの若干の変更によって、従来はフ
ィルタリアクトル用の変流器とは別にサイリスタの電流
検出のために用意していた変流器やサイリスタの両端電
圧を検出するために用意していた直流電圧検出器を不要
とすることができ、部品点数を削減することができる。
【0039】また請求項4及び請求項6の発明によれ
ば、従来から備えられているフィルタリアクトルに流れ
る電流を検出する変流器によって、フィルタリアクトル
に流れる電流と同時にサイリスタに流れる電流を合わせ
て検出してサイリスタ動作判定手段に与え、サイリスタ
動作判定手段は、変流器がフィルタリアクトルの通常時
の向きと逆向きの電流を検出し、その電流値が電圧検出
器の検出するフィルタコンデンサの電圧値をサイリスタ
に直列に接続されている抵抗の抵抗値で割った値にほぼ
等しく、かつサイリスタにオフ指令が与えられている時
にサイリスタの誤点孤と判定するようにしたので、請求
項4及び請求項5の発明の効果に加えて、サイリスタの
誤点弧の判定をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の回路ブロック図。
【図2】本発明の他の実施の形態の回路ブロック図。
【図3】従来例の回路ブロック図。
【図4】他の従来例の回路ブロック図。
【符号の説明】
1 架線 2 パンタグラフ 3 遮断器 4 フィルタリアクトル 5 フィルタコンデンサ 6 直流入力フィルタ回路 7 電力変換回路 9 GTOサイリスタ 10 抵抗 11 サイリスタ 12 抵抗 14 変流器 16 直流電圧検出器 17 変流器 20 配線 21 配線 22 制御ユニット 23 配線 24 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 9181−5H H02M 7/48 M

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタリアクトルとフィルタコンデン
    サとによって構成された直流入力フィルタ回路を備えた
    電力変換装置において、 前記フィルタコンデンサに並列に接続されるサイリスタ
    と抵抗との直列回路と、 前記フィルタコンデンサに電流を流す配線と前記サイリ
    スタに電流を流す配線とにまたがり、それらの配線に流
    れる電流を同時に検出する変流器と、 前記フィルタコンデンサの両端電圧を検出する電圧検出
    器と、 前記サイリスタのオン/オフ制御信号の状態、前記変流
    器の検出信号及び前記電圧検出器の検出信号に基づき前
    記サイリスタの動作状態を判定するサイリスタ動作判定
    手段とを備えて成る電力変換装置。
  2. 【請求項2】 前記サイリスタ動作判定手段が、前記変
    流器が前記フィルタコンデンサの通常時の向きと逆向き
    の電流を検出し、かつ前記サイリスタにオフ指令が与え
    られている時に、前記サイリスタの誤点孤と判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 前記サイリスタ動作判定手段が、前記変
    流器が前記フィルタコンデンサの通常時の向きと逆向き
    の電流を検出し、前記電流値が前記電圧検出器の検出す
    る前記フィルタコンデンサの電圧値を前記抵抗の抵抗値
    で割った値とほぼ等しく、かつ前記サイリスタにオフ指
    令が与えられている時に、前記サイリスタの誤点孤と判
    定することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置
  4. 【請求項4】 フィルタリアクトルとフィルタコンデン
    サとによって構成された直流入力フィルタ回路を備えた
    電力変換装置において、 前記フィルタコンデンサに並列に接続されるサイリスタ
    と抵抗との直列回路と、 前記フィルタリアクトルに電流を流す配線と前記サイリ
    スタに電流を流す配線とにまたがり、それらの配線に流
    れる電流を同時に検出する変流器と、 前記フィルタコンデンサの両端電圧を検出する電圧検出
    器と、 前記サイリスタのオン/オフ制御信号の状態、前記変流
    器の検出信号及び前記電圧検出器の検出信号に基づき前
    記サイリスタの動作状態を判定するサイリスタ動作判定
    手段とを備えて成る電力変換装置。
  5. 【請求項5】 前記サイリスタ動作判定手段が、前記変
    流器が前記フィルタリアクトルの通常時の向きと逆向き
    の電流を検出し、かつ前記サイリスタにオフ指令が与え
    られている時に、前記サイリスタの誤点孤と判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記サイリスタ動作判定手段が、前記変
    流器が前記フィルタリアクトルの通常時の向きと逆向き
    の電流を検出し、前記電流値が前記電圧検出器の検出す
    る前記フィルタコンデンサの電圧値を前記抵抗の抵抗値
    で割った値とほぼ等しく、かつ前記サイリスタにオフ指
    令が与えられている時に、前記サイリスタの誤点孤と判
    定することを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
JP8033849A 1996-02-21 1996-02-21 電力変換装置 Pending JPH09233805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8033849A JPH09233805A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8033849A JPH09233805A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09233805A true JPH09233805A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12397957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8033849A Pending JPH09233805A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09233805A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006016438A1 (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電気車制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006016438A1 (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電気車制御装置
US7301301B2 (en) 2004-08-09 2007-11-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electric car control apparatus
KR100829326B1 (ko) * 2004-08-09 2008-05-13 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전기차 제어 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1811645B1 (en) Power supply circuit protecting method and apparatus for the same
JP3167464B2 (ja) インバータの故障診断装置
WO2006016438A1 (ja) 電気車制御装置
JPH0690533A (ja) 車両用発電制御装置
US6184795B1 (en) Motor controller having dead ended winding detection capability on a single phase line
JPH05223906A (ja) 地絡検出制御装置
US6998735B2 (en) Controlled rectifier bridge, control system, and method for controlling rectifier bridge by disabling gate control signals
JPH08149868A (ja) インバータ
JPH09233805A (ja) 電力変換装置
JPH06205599A (ja) モータ駆動制御回路
JP2001218474A (ja) インバータの地絡検出方法および検出装置
JPH0829470A (ja) 電流検出器の故障検出方法
US5945797A (en) Motor controller having dead ended winding detection capability on all windings
JP2001268933A (ja) コンデンサの過電圧抑制回路
JP2618227B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JPH02179481A (ja) 3相電源欠相検出装置
JPH07298402A (ja) インバータ回路の安全装置
JPH0746905B2 (ja) インバータ装置
JPH07241001A (ja) 車両用補助電源装置
JPH07123729A (ja) インバータ装置
JPS6064773A (ja) ア−ク溶接機
JPH0888982A (ja) 過電流保護装置
JP3601255B2 (ja) インバータ装置の負荷短絡検出方法
JPH0530793A (ja) サーボ制御装置の地絡検出方法
JPS6248201A (ja) 車両用誘導電動機の制御装置