JPH0923345A - フライバックトランス保護回路 - Google Patents
フライバックトランス保護回路Info
- Publication number
- JPH0923345A JPH0923345A JP17178295A JP17178295A JPH0923345A JP H0923345 A JPH0923345 A JP H0923345A JP 17178295 A JP17178295 A JP 17178295A JP 17178295 A JP17178295 A JP 17178295A JP H0923345 A JPH0923345 A JP H0923345A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- flyback transformer
- high voltage
- circuit
- winding
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】フライバックトランス高圧巻線最終出力段電圧
を１５，１６高圧ブリーダ抵抗で電圧検出し、この電圧
が基準電圧以下に低下したらフライバックトランス動作
をとめる。 【効果】フライバックトランスレイヤショートして、高
圧巻線が断線した時の発煙、レジン流出を防止すること
が出来る。
を１５，１６高圧ブリーダ抵抗で電圧検出し、この電圧
が基準電圧以下に低下したらフライバックトランス動作
をとめる。 【効果】フライバックトランスレイヤショートして、高
圧巻線が断線した時の発煙、レジン流出を防止すること
が出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受信機に使
用されるフライバックトランスのレイヤーショート時の
発煙保護に関する。
用されるフライバックトランスのレイヤーショート時の
発煙保護に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は、特開平２−４８８６１号
公報、特開平３−５７３７８号公報のようになってい
た。
公報、特開平３−５７３７８号公報のようになってい
た。
【０００３】特開平２−４８８６１号公報の技術は、ブ
ラウン管劣化等によりフォーカス電極からフォーカス電
流が流れ、画面フォーカスボケ発生するのを防ぐのと、
フォーカス電極がショートモードで故障した時、フォー
カス調整ブロックが発熱するのを防ぐ目的でブラウン管
のフォーカス端子の電圧変化を検出して規定値からずれ
たら高圧発生回路の動作を止めるものである。
ラウン管劣化等によりフォーカス電極からフォーカス電
流が流れ、画面フォーカスボケ発生するのを防ぐのと、
フォーカス電極がショートモードで故障した時、フォー
カス調整ブロックが発熱するのを防ぐ目的でブラウン管
のフォーカス端子の電圧変化を検出して規定値からずれ
たら高圧発生回路の動作を止めるものである。
【０００４】又、特開平３−５７３７８号公報の技術
は、ディスプレイモニターに於いて、フライバックトラ
ンスの出力回路に電圧レギュレーション回路とは別にブ
リーダ抵抗からなる保護用分圧回路を設け、この保護用
分圧回路の電圧が何らかの原因で上昇した場合、ブラウ
ン管Ｘ線放射量対策のため高圧回路の動作止めする。
は、ディスプレイモニターに於いて、フライバックトラ
ンスの出力回路に電圧レギュレーション回路とは別にブ
リーダ抵抗からなる保護用分圧回路を設け、この保護用
分圧回路の電圧が何らかの原因で上昇した場合、ブラウ
ン管Ｘ線放射量対策のため高圧回路の動作止めする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】巻き軸方向に整列巻き
して、同芯円筒上に積層成して複数個配置したフライバ
ックトランス高圧巻線がルーズ巻線等の原因でレイヤシ
ョート起こして発熱して０．１〜０．２mm径の高圧巻線
が断線した場合は、ブラウン管ビーム電流が流れず画面
真っ暗になり、レイヤショート部で発熱して、フライバ
ックトランス外被が膨らんで破れ、発煙し、レジンが流
出してくる場合がある。この状態では、フライバックト
ランス１次巻線電流は、フライバックトランスレイヤシ
ョートで発熱している損失分だけの流入電流であり、電
流値は小さい。
して、同芯円筒上に積層成して複数個配置したフライバ
ックトランス高圧巻線がルーズ巻線等の原因でレイヤシ
ョート起こして発熱して０．１〜０．２mm径の高圧巻線
が断線した場合は、ブラウン管ビーム電流が流れず画面
真っ暗になり、レイヤショート部で発熱して、フライバ
ックトランス外被が膨らんで破れ、発煙し、レジンが流
出してくる場合がある。この状態では、フライバックト
ランス１次巻線電流は、フライバックトランスレイヤシ
ョートで発熱している損失分だけの流入電流であり、電
流値は小さい。
【０００６】従来からテレビジョン受信機で採用されて
いるフライバックトランス１次巻線流入電流を検出する
保護回路では流入電流小さく検出できない。又、従来技
術の特開平２−４８８６１号公報はフォーカス電極の電
圧変化を検出しているため本現象の場合は、フォーカス
電極の電圧が変化せず保護することが困難である。
いるフライバックトランス１次巻線流入電流を検出する
保護回路では流入電流小さく検出できない。又、従来技
術の特開平２−４８８６１号公報はフォーカス電極の電
圧変化を検出しているため本現象の場合は、フォーカス
電極の電圧が変化せず保護することが困難である。
【０００７】特開平３−５７３７８号公報の技術はフラ
イバックトランスの高圧出力電圧の上昇を検出している
ため、この技術でも保護することは困難である。
イバックトランスの高圧出力電圧の上昇を検出している
ため、この技術でも保護することは困難である。
【０００８】本発明は、フライバックトランスレイヤシ
ョート不良で高圧巻線断線した時の発煙、レジン流出を
防ぐことを目的とする。
ョート不良で高圧巻線断線した時の発煙、レジン流出を
防ぐことを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】フライバックトランス高
圧巻線の最終出力段電圧をブリーダ抵抗により検出し、
この電圧が基準電圧以下になったら高圧出力動作をとめ
る。
圧巻線の最終出力段電圧をブリーダ抵抗により検出し、
この電圧が基準電圧以下になったら高圧出力動作をとめ
る。
【００１０】
【作用】フライバックトランス高圧巻線がレイヤショー
トして発熱し、この発熱により高圧巻線が断線した場
合、高圧巻線最終出力段の電圧は０Ｖになる。この０Ｖ
になったことを検出して水平発振回路を止め保護する。
トして発熱し、この発熱により高圧巻線が断線した場
合、高圧巻線最終出力段の電圧は０Ｖになる。この０Ｖ
になったことを検出して水平発振回路を止め保護する。
【００１１】
【実施例】図１は本発明のフライバックトランス発煙保
護回路図である。図２はフライバックトランス断面図で
ある。図３はルーズ巻きされた１０高圧巻線の断面図で
ある。
護回路図である。図２はフライバックトランス断面図で
ある。図３はルーズ巻きされた１０高圧巻線の断面図で
ある。
【００１２】図１に於いて、１は水平出力トランジス
タ、２はダンパダイオード、３は共振コンデンサ、４は
水平偏向コイル、５はＳ字補正コンデンサ、６はＦＢＴ
１字巻線、７，８，９，１０は同芯円筒状に整列巻きし
た高圧巻線、１１，１２，１３，１４は高圧巻線で発生
したパルス電圧整流ダイオード、１５，１６はフライバ
ックトランス出力電圧検出用高圧ブリーダ抵抗、１７は
ブラウン管、１８はトランジスタ１９のベース抵抗、１
９はＰＮＰトランジスタ、２０はコレクタ抵抗、２１は
ブラウン管ビーム電流制限（ＡＢＬ）抵抗、２２は電源
オン−オフ時のみパルス信号印加するダイオードであ
る。２２は各層高圧巻線を絶縁する絶縁フィルムであ
る。
タ、２はダンパダイオード、３は共振コンデンサ、４は
水平偏向コイル、５はＳ字補正コンデンサ、６はＦＢＴ
１字巻線、７，８，９，１０は同芯円筒状に整列巻きし
た高圧巻線、１１，１２，１３，１４は高圧巻線で発生
したパルス電圧整流ダイオード、１５，１６はフライバ
ックトランス出力電圧検出用高圧ブリーダ抵抗、１７は
ブラウン管、１８はトランジスタ１９のベース抵抗、１
９はＰＮＰトランジスタ、２０はコレクタ抵抗、２１は
ブラウン管ビーム電流制限（ＡＢＬ）抵抗、２２は電源
オン−オフ時のみパルス信号印加するダイオードであ
る。２２は各層高圧巻線を絶縁する絶縁フィルムであ
る。
【００１３】図１に於いて１０高圧巻線が図３のように
ルーズ巻きされて長期間使用後耐電圧劣化により線間シ
ョートを起こした場合について詳細に説明する。線間シ
ョートした場合は、ショートした電線はショートリング
と同様作用するようになる。ショートした電線に数〜数
十Ａ程度の電流が流れ発熱する。この発熱により０．１
〜０．２mm径からなる１０高圧巻線が断線する。電圧供
給が途絶えこれによりフライバックトランス出力電圧検
出用の１５，１６ブリーダ抵抗の接続点電圧は０Ｖに低
下する。これにより１９ＰＮＰトランジスタがオンし、
コレクタに電圧を発生させる。１水平出力トランジスタ
からなる水平出力回路が動作停止し、フライバックトラ
ンスは発煙することはない。
ルーズ巻きされて長期間使用後耐電圧劣化により線間シ
ョートを起こした場合について詳細に説明する。線間シ
ョートした場合は、ショートした電線はショートリング
と同様作用するようになる。ショートした電線に数〜数
十Ａ程度の電流が流れ発熱する。この発熱により０．１
〜０．２mm径からなる１０高圧巻線が断線する。電圧供
給が途絶えこれによりフライバックトランス出力電圧検
出用の１５，１６ブリーダ抵抗の接続点電圧は０Ｖに低
下する。これにより１９ＰＮＰトランジスタがオンし、
コレクタに電圧を発生させる。１水平出力トランジスタ
からなる水平出力回路が動作停止し、フライバックトラ
ンスは発煙することはない。
【００１４】ここで、この回路構成では、テレビ電源オ
ン過渡時１５，１６からなる高圧ブリーダ抵抗の電圧立
上りが基準電圧＋１２Ｖの立上りより遅く、また、逆に
電源オフ時高圧ブリーダ抵抗の電圧立ち下がりが、基準
電圧＋１２Ｖの立ち下がりより早く１９保護検出トラン
ジスタが誤動作することが考えられるため、電源オン−
オフ過渡期間のみパルス発生する回路を設けこの信号を
１２ダイオードを通して１９保護検出トランジスタのベ
ース電極に印加し誤動作防止することは考えられる。
ン過渡時１５，１６からなる高圧ブリーダ抵抗の電圧立
上りが基準電圧＋１２Ｖの立上りより遅く、また、逆に
電源オフ時高圧ブリーダ抵抗の電圧立ち下がりが、基準
電圧＋１２Ｖの立ち下がりより早く１９保護検出トラン
ジスタが誤動作することが考えられるため、電源オン−
オフ過渡期間のみパルス発生する回路を設けこの信号を
１２ダイオードを通して１９保護検出トランジスタのベ
ース電極に印加し誤動作防止することは考えられる。
【００１５】
【発明の効果】本発明では、フライバックトランスで従
来からブラウン管Ｘ線防止するため過電圧検出用として
使用していたブリーダ抵抗電圧を従来とは逆の低下電圧
検出することによりほとんど原価アップすることなくフ
ライバックトランス高圧巻線断線時の発煙、外被からの
レジン流出を防止することが出来る。
来からブラウン管Ｘ線防止するため過電圧検出用として
使用していたブリーダ抵抗電圧を従来とは逆の低下電圧
検出することによりほとんど原価アップすることなくフ
ライバックトランス高圧巻線断線時の発煙、外被からの
レジン流出を防止することが出来る。
【図１】本発明のフライバックトランス発煙保護回路
図。
図。
【図２】フライバックトランス断面図。
【図３】ルーズ巻きされた１０高圧巻線の断面図。
１…水平出力トランジスタ、 ２…ダンパダイオード、 ３…共振コンデンサ、 ４…水平偏向コイル、 ５…Ｓ字補正コンデンサ、 ６…ＦＢＴ１次巻線、 ７，８，９，１０…同芯円筒状に整列巻きした高圧巻
線、 １１，１２，１３，１４…高圧整流ダイオード、 １５，１６…高圧ブリーダ抵抗、 １７…ブラウン管、 １９…ＰＮＰトランジスタ、 ２０…コレクタ抵抗、 ２２…ダイオード。
線、 １１，１２，１３，１４…高圧整流ダイオード、 １５，１６…高圧ブリーダ抵抗、 １７…ブラウン管、 １９…ＰＮＰトランジスタ、 ２０…コレクタ抵抗、 ２２…ダイオード。
Claims (1)
- 【請求項１】巻き軸方向に、整列巻きしたトランスの高
圧巻線を、同芯円筒上に積層成して複数個配置し、それ
ら高圧巻線はダイオードを直列かつ、発生する電圧が積
み上げられる向きになるように接続された積層型フライ
バックトランスに於いて、前記積層型フライバックトラ
ンスの高圧巻線最終段出力電圧をブリーダ抵抗よりなる
分圧回路で検出し、この電圧を基準電圧と比較し、基準
電圧以下になったら水平発振動作を停止するようにした
ことを特徴とするフライバックトランス保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17178295A JPH0923345A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | フライバックトランス保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17178295A JPH0923345A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | フライバックトランス保護回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0923345A true JPH0923345A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15929591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17178295A Pending JPH0923345A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | フライバックトランス保護回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0923345A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6661187B1 (en) * | 2002-06-18 | 2003-12-09 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Fly back transformer |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17178295A patent/JPH0923345A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6661187B1 (en) * | 2002-06-18 | 2003-12-09 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Fly back transformer |
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