JPH09232917A - 周波数補償機能を備えた無線通信装置 - Google Patents

周波数補償機能を備えた無線通信装置

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JPH09232917A
JPH09232917A JP8038104A JP3810496A JPH09232917A JP H09232917 A JPH09232917 A JP H09232917A JP 8038104 A JP8038104 A JP 8038104A JP 3810496 A JP3810496 A JP 3810496A JP H09232917 A JPH09232917 A JP H09232917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相検出回路の量子化レベル以下の位相誤差
についても補正を行なう周波数補償機能を備えた無線通
信装置を提供する。 【解決手段】 基地局から無線通信信号は、アンテナ1
を介して受信回路2に入力され、ここで周波数シンセサ
イザ3の受信局部発振信号を用いて中間周波信号に変換
され、A/D変換器4でサンプリングされたのち位相検
出回路5に入力され受信信号の位相が検出される。ここ
で検出された位相は、nシンボル位相差検出回路8に入
力され、1〜4シンボル位相差の位相差信号が求められ
る。そして、これらの位相差信号から、周波数誤差検出
回路9が1から4シンボル間隔の位相誤差を各々検出
し、このうち零でなくなおかつ最も狭いシンボル間隔の
位相誤差信号を選択的に周波数誤差信号として出力す
る。そして、この周波数誤差信号に基づいても周波数誤
差が補正するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディジタ
ル無線電話装置のように、周波数補償機能を備えた無線
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信装置の受信信号の検波回路の1
つとして遅延検波回路がある。この検波回路は、位相同
期した搬送波の再生を必要としないため、移動通信環境
のように受信信号の位相がランダムに変動する状況に適
した検波回路である。しかし、遅延検波回路は、送信信
号の周波数と受信機のローカル発振器の周波数との間に
ずれがあると誤り率が劣化する。
【0003】例えば、シンボル間隔Tの受信信号につい
て遅延検波を行なう場合に、周波数誤差がfd[Hz]
であったとすると、1シンボル位相差検出を行なう遅延
検波回路後の信号点には、以下に示す位相誤差θdが生
じる。
【0004】
【数1】
【0005】このように周波数誤差が位相誤差としてあ
らわれて誤り率が劣化するため、AFC(自動周波数制
御)ループにより周波数誤差を補償し、誤り率の改善を
図っている。
【0006】以下、図8を参照して、AFCループによ
って周波数誤差の補正を行なう周波数補償機能を備えた
従来の無線通信装置について説明する。図8は、従来の
無線通信装置の構成を示すものである。
【0007】図示しない基地局から無線通話チャネルを
介して送られた無線通信信号は、アンテナ1を介して受
信回路(RX)2に入力される。そして、ここで周波数
シンセサイザ(SYN)3から入力される受信局部発振
信号と合成されて中間周波信号に変換される。
【0008】そして、この受信中間周波信号は、A/D
変換器4でサンプリングされたのち位相検出回路(PH
D)5に入力され、この位相検出回路5で受信信号の位
相が検出される。ここで検出された位相は、遅延検波回
路(DD)6に入力される。
【0009】遅延検波回路6は、位相検出回路5によっ
て検出された位相に基づいて1シンボル間の位相差を検
出し、求めた位相差を判定回路(DET)7および周波
数誤差検出回路(FED)9に入力する。これに対し、
判定回路7は、検出された上記位相差のクロック同期を
確立し、受信データの判定を行なう。
【0010】一方、周波数誤差検出回路9は、上記位相
差から周波数誤差を検出する。そして、この検出結果
は、ローパスフィルタ(LPF)10にて帯域制限され
たのちD/A変換器11によりアナログデータに変換さ
れ、周波数シンセサイザ3に入力される。
【0011】周波数シンセサイザ3は、周波数誤差検出
回路9にて検出された周波数誤差に応じた周波数の受信
局部発振信号を生成し、受信回路2に入力する。このよ
うに、周波数補償機能を備えた従来の無線通信装置で
は、位相検出回路5によって検出された位相に基づいて
遅延検波回路6が位相差を検出し、この検出結果を評価
基準として受信信号の周波数誤差を補正するようにして
いる。
【0012】すなわち、式(1)の位相誤差θdの検出
精度は、位相検出回路5の位相の量子化レベル(分割
数)に依存している。このため、この量子化レベル以下
の位相誤差は量子化によって切り捨てられ、位相誤差と
して検出されず補正されないという問題がある。
【0013】例えば、π/4シフトQPSKで位相変調
された信号において周波数誤差が1/32(2π/32
[rad])の場合について考える。この誤差を検出す
るためには、位相検出回路5の検出能力は2π/32
[rad]以上の分解能を必要とする。
【0014】つまり、図4に示すように、位相検出回路
5がπ/4シフトQPSKで位相変調された信号の位相
を検出する場合に、2π[rad]の位相平面を32以
上に分割する能力を持てば、1/32の周波数誤差を検
出することができる。
【0015】しかし、32未満の分割能力の場合には、
1/32(3.125%)の周波数誤差を検出すること
ができない。このため、この場合には、検出された位相
信号には、最大3.125%の周波数誤差をもったまま
復号されることになり、誤り率特性は大きく劣化する。
【0016】これに対し、従来より位相検出をIF帯で
行なうことにより検出精度を上げ、誤り率を許容できる
範囲まで向上させるという方法が考えられていた。しか
し、このような手法による検出精度の改善には、非常に
高速なクロックが必要となり、実現が困難であった。
【0017】また、位相検出をベースバンド直交信号で
行なうことによって検出精度を上げるという方法も考え
られているが、このような手法ではA/D変換器の精度
を十分に上げる必要が生じた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数補償機能
を備えた無線通信装置では、位相検出回路の量子化レベ
ル以下の位相誤差はその量子化によって切り捨てられ、
位相誤差として検出されず補正されないという問題があ
る。
【0019】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、位相検出回路の量子化レベル以下の位相誤差
についても補正を行なって、誤り率の改善を図ることが
可能な周波数補償機能を備えた無線通信装置を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る周波数補償機能を備えた無線通信
装置は、シンボル単位で位相変調された受信信号を量子
化したのち位相を検出する位相検出手段と、この位相検
出手段で検出された位相より、1からn(nは自然数)
までの異なるシンボル間の位相差をそれぞれ検出し、こ
れらの位相差に基づいて異なるシンボル間の基準位相に
対する位相誤差を検出するn個の位相誤差検出手段と、
このn個の位相誤差検出手段にて検出されたn個の位相
誤差を選択的に使用して受信信号の周波数誤差を補正す
る周波数誤差補正手段とを具備して構成するようにし
た。
【0021】上記構成の周波数補償機能を備えた無線通
信装置では、1からnまでの異なるシンボル間の位相差
をそれぞれ検出し、これら複数の位相差に基づいて基準
位相に対する位相誤差を検出し、この位相誤差に基づく
周波数誤差を補正するようにしている。すなわち、1シ
ンボル間の位相差からでは位相誤差が量子化レベル以下
のために検出されない場合でも、a(2以上n以下の自
然数)シンボル間の位相差からはa倍され量子化レベル
を越えた位相誤差が検出されることになる。したがっ
て、位相検出手段の量子化レベル以下の位相誤差につい
ても検出して、この誤差に対応する周波数誤差を補正す
ることができる。
【0022】また、この発明では、周波数誤差補正手段
において、位相誤差検出手段により検出されたn個の位
相誤差の中からキャプチャレンジ内で最大の位相誤差を
選択し、この選択した位相誤差に基づいて、受信信号の
周波数誤差を補正するようにした。したがって、周波数
誤差の補正に使用する位相誤差はキャプチャレンジを越
えるものが選択されないため周波数誤差の補正動作が安
定し、その結果、速やかに周波数誤差の補正を行なうこ
とが可能となる。
【0023】また、この発明では、周波数誤差補正手段
において、n個の位相誤差の中から選択した位相誤差に
基づいて、位相検出手段にて検出された位相に対する補
正を行なうことにより周波数誤差成分を除去するように
したことも特徴としている。
【0024】さらに、この発明では、位相検出手段にて
検出された位相に基づいて所定のシンボル間の位相差を
検出する遅延検波手段を備える場合に、周波数誤差補正
手段において、n個の位相誤差の中から選択した位相誤
差信号に基づいて、遅延検波手段にて検出された位相差
に対する補正を行なうことにより周波数誤差成分を除去
することも特徴としている。
【0025】またさらに、この発明では、重み付け手段
を備えて、周波数誤差補正手段に入力されるn個の位相
誤差検出手段にて検出されたn個の位相誤差の各々に対
して、重み付けを行なうことも特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、
π/4シフトQPSKで位相変調された信号を受信する
場合を例に説明する。
【0027】まず、図1を参照して、この発明の第1の
実施形態に係わる周波数補償機能を備えた無線通信装置
について説明する。図1は、その構成を示すブロック回
路図である。図示しない基地局から無線通話チャネルを
介して送られた無線通信信号は、アンテナ1を介して受
信回路(RX)2に入力され、ここで周波数シンセサイ
ザ(SYN)3から出力される受信局部発振信号と合成
されて中間周波信号に変換される。
【0028】そして、この受信中間周波信号は、A/D
変換器4でサンプリングされたのち位相検出回路(PH
D)5に入力され、この位相検出回路5で受信信号の位
相が検出される。ここで検出された位相は、遅延検波回
路(DD)6およびnシンボル位相差検出回路(ND
D)8に入力される。
【0029】遅延検波回路6は、位相検出回路5によっ
て検出された位相に基づいて1シンボル間の位相差を検
出し、求めた位相差を判定回路(DET)7に入力す
る。これに対し、判定回路7は、検出された上記位相差
のクロック同期を確立し、受信データの判定を行なう。
一方、nシンボル位相差検出回路8は、位相検出回路5
によって検出された位相に基づいて複数シンボル間の位
相差を検出するものである。
【0030】以下、図2を参照して、nシンボル位相差
検出回路8について説明する。図3は、その構成例を示
すブロック回路図である。nシンボル位相差検出回路8
は、遅延器81〜84と減算器85〜88とを備えてい
る。位相検出回路5によって検出された位相信号は、遅
延器81と、減算器85〜88の各被減算入力端子とに
それぞれ入力される。
【0031】遅延器81は、入力される位相信号をそれ
ぞれ1シンボル間隔に相当する時間だけ遅延させ、遅延
器82に入力する。同様に遅延器82は遅延器83に、
遅延器83は遅延器84に、それぞれ入力される位相信
号を1シンボル間隔に相当する時間だけ遅延させて入力
する。また、遅延器84は、入力される位相信号を上記
時間だけ遅延させて減算器88の減算入力端子に入力す
る。
【0032】減算器85,86,87,88は、各々遅
延器81,82,83,84に対応しており、それぞれ
対応する遅延器にて遅延された位相信号が減算入力端子
に入力される。そして、各減算器85〜88は、被減算
入力端子に入力される位相信号から減算入力端子に入力
される位相信号を減算する。
【0033】これにより、減算器85,86,87,8
8は、各々1シンボル位相差、2シンボル位相差、3シ
ンボル位相差、4シンボル位相差の位相差信号を求め
る。このようにして求められた4つの位相差信号は、周
波数誤差検出回路(FED)9に入力される。
【0034】次に、図3を参照して周波数誤差検出回路
9について説明する。図3は、その構成例を示すブロッ
ク回路図である。周波数誤差検出回路9は、位相誤差検
出回路(PED)91、重み付け回路(WT)92、動
作制御回路(NOGO)93および加算器94を備えて
いる。また、位相誤差検出回路91は、シンボル間位相
誤差検出器(PED1)911〜(PED4)914か
らなる。シンボル間位相誤差検出器911,912,9
13,914は、各々1シンボル位相差、2シンボル位
相差、3シンボル位相差、4シンボル位相差の位相差信
号に対応しており、対応する位相差信号からデータ成分
を差し引いて位相誤差のみを抽出し、各々位相誤差信号
θ1d,θ2d,θ3d,θ4dとして出力する。
【0035】すなわち、位相誤差信号θnd(n=1〜
4)はnシンボル間の位相誤差を示すもので、理論上こ
れに対応する周波数誤差は1シンボル間の位相誤差に対
応する周波数誤差(fd)のn倍である。このため、位
相誤差信号θndは、n倍の周波数誤差(n×fd)と以
下の式(2)に示すような関係を有するものである。な
お、各位相誤差信号は、重み付け回路92に入力され
る。
【0036】
【数2】
【0037】重み付け回路92は、重み付け器(WT
1)921〜(WT4)924からなる。重み付け器9
21,922,923,924は、各々位相誤差信号θ
1d,θ2d,θ3d,θ4dに対応しており、対応する位相誤
差信号に対して重み付けを行なう。重み付けされた位相
誤差信号θ1d〜θ4dは、動作制御回路93に入力され
る。
【0038】動作制御回路93は、動作制御器(NOG
O1)931〜(NOGO4)934からなる。動作制
御器931は、重み付け器921によって重み付けされ
た位相誤差信号θ1dが入力される。そして、位相誤差信
号θ1dが零以外の時に位相誤差信号θ1dを加算器94に
出力し、零の時(1シンボル間からは位相誤差が検出さ
れない)は何も出力しない。
【0039】動作制御器932は、各々重み付け器92
1,922によってそれぞれ重み付けされた位相誤差信
号θ1dおよび位相誤差信号θ2dが入力される。そして、
位相誤差信号θ1dが零であって、なおかつ位相誤差信号
θ2dが零以外の時(2シンボル間から位相誤差が検出さ
れる)に位相誤差信号θ2dを加算器94に出力し、零の
時(2シンボル間からは位相誤差が検出されない)は何
も出力しない。
【0040】同様に、動作制御器933は、各々重み付
け器922,923によってそれぞれ重み付けされた位
相誤差信号θ2dおよび位相誤差信号θ3dが入力される。
そして、位相誤差信号θ2dが零であって、なおかつ位相
誤差信号θ3dが零以外の時(3シンボル間から位相誤差
が検出される)に位相誤差信号θ3dを加算器94に出力
し、零の時(3シンボル間からは位相誤差が検出されな
い)は何も出力しない。
【0041】同様に、動作制御器934は、各々重み付
け器923,924によってそれぞれ重み付けされた位
相誤差信号θ3dおよび位相誤差信号θ4dが入力される。
そして、位相誤差信号θ3dが零であって、なおかつ位相
誤差信号θ4dが零以外の時(4シンボル間から位相誤差
が検出される)に位相誤差信号θ4dを加算器94に出力
し、零の時(4シンボル間からは位相誤差が検出されな
い)は何も出力しない。
【0042】加算器94は、動作制御回路93から出力
された位相誤差信号を周波数誤差信号としてローパスフ
ィルタ(LPF)10に入力する。すなわち、周波数誤
差検出回路9は、1から4シンボル間隔の位相誤差を各
々検出し、このうち零でなくなおかつ最も狭いシンボル
間隔の位相誤差信号を選択的に周波数誤差信号として出
力する。
【0043】このようにして検出された周波数誤差信号
は、ローパスフィルタ10によって帯域制限されたの
ち、D/A変換器11によりアナログデータに変換さ
れ、周波数シンセサイザ3に入力される。周波数シンセ
サイザ3は、周波数誤差検出回路9にて検出された周波
数誤差に応じた周波数の受信局部発振信号を生成し、受
信回路2に入力する。
【0044】以上のように、上記構成の周波数補償機能
を備えた無線通信装置では、位相誤差が位相検出回路5
の量子化レベル以下のために周波数誤差検出回路9が1
シンボル間の位相差からでは周波数誤差(位相誤差)が
検出できない(θ1d=0)場合に、nシンボル位相差検
出回路8にて求めた2シンボル間の位相差から周波数誤
差を検出する。
【0045】そして、2シンボル間の位相差からでは周
波数誤差が検出されない(θ2d=0)場合には3シンボ
ル間の位相差から周波数誤差を、さらに、3シンボル間
の位相差からでは周波数誤差が求められない(θ3d=
0)場合には4シンボル間の位相差から周波数誤差を、
というように、周波数誤差の検出の基となる位相差をシ
ンボル間隔の長いものに徐々に切り替えるようにしてい
る。
【0046】すなわち、短いシンボル間隔では、位相検
出回路5の量子化レベルに応じて切り捨てられてしまう
位相誤差についても、より長いシンボル間隔にわたって
生じる位相誤差を検出するようにしている。このため、
位相検出回路5の量子化レベル以下の位相誤差について
も補正を行なって、誤り率の改善することができる。
【0047】例えば、位相検出回路5の検出できる最小
の位相が図4に示すように2π/32[rad](位相
分割数が32)であっても、最大4シンボル間の位相差
を用いることにより2π/128[rad](位相分割
数が128)、すなわち約0.78までの周波数誤差を
検出することができる。
【0048】また、上記構成の周波数補償機能を備えた
無線通信装置では、周波数誤差の検出の基となる位相差
をシンボル間隔の短いものから長いものに徐々に切り替
えるようにしているため、検出可能な最大周波数誤差
(キャプチャレンジ)を越えないように周波数誤差を検
出することができる。
【0049】さらに、重み付け回路92により位相誤差
検出回路91で求めた位相誤差信号θ1d〜θ4dに対し
て、各々重み付けを行なうようにしているため、シンボ
ル間位相誤差検出器911〜914間の感度調整を行な
うことができる。例えば、重み付け器921,922,
923,924の各重みを(8:4:2:1)に設定す
れば、シンボル間位相誤差検出器911〜914の各感
度を同じに設定することができる。
【0050】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上述の周波数補償機能を備え
た無線通信装置では、A/D変換器4および位相検出回
路5によって、受信信号をディジタル信号に変換したの
ち、その位相を検出するようにしているが、直交復調器
を用いて復調した結果から位相を検出するようにしても
よい。
【0051】以下、図5を参照してその一例を説明す
る。なお、前述の第1の実施形態に示した周波数補償機
能を備えた無線通信装置と同一部分については同一符号
を付して示し、ここでは異なる部分を中心に述べる。
【0052】図示しない基地局から無線通話チャネルを
介して送られた無線通信信号は、アンテナ1を介して受
信回路(RX)21に入力され、ここで周波数シンセサ
イザ3から出力される受信局部発振信号と合成されてベ
ースバンド信号に変換される。この変換結果は、直交復
調器12に入力される。
【0053】直交復調器12は、上記ベースバンド信号
に対してベースバンド直交検波を行ない、I成分とQ成
分に分けた検波結果を各々A/D変換器41,42に入
力する。I成分とQ成分の検波結果は、各々A/D変換
器41,42にてサンプリングされたのち位相検出回路
(PHD)51に入力され、この位相検出回路51で受
信信号の位相が検出される。ここで検出された位相は、
遅延検波回路6およびnシンボル位相差検出回路8に入
力される。
【0054】以上のような構成の周波数補償機能を備え
た無線通信装置によっても、前述の第1の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。また、第1の実施の形
態に比べ、使用するA/D変換器の語長を短くすること
ができるため、装置の小型化および省電力化に寄与する
ことができる。
【0055】次に、図6を参照してこの発明の第2の実
施形態に係わる周波数補償機能を備えた無線通信装置に
ついて説明する。なお、前述の第1の実施形態に示した
周波数補償機能を備えた無線通信装置と同一部分につい
ては同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心
に述べる。
【0056】図示しない基地局から無線通話チャネルを
介して送られた無線通信信号は、アンテナ1を介して受
信回路2に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SY
N)31から出力される受信局部発振信号と合成されて
中間周波信号に変換される。
【0057】そして、この受信中間周波信号は、A/D
変換器4でサンプリングされたのち位相検出回路5に入
力され、この位相検出回路5で受信信号の位相が検出さ
れる。ここで検出された位相は、減算器13の被減算入
力端子に入力される。一方、減算入力端子には、後述の
ディジタル電圧制御発振器(D−VCO)14の出力信
号が入力され、上記位相検出回路5の位相検出結果から
ディジタル電圧制御発振器14の出力信号が減算され
る。この減算結果は、遅延検波回路6およびnシンボル
位相差検出回路8に入力される。
【0058】nシンボル位相差検出回路8は、第1の実
施の形態で説明したように、複数シンボル間の位相差を
検出し、この検出結果を周波数誤差検出回路9に入力す
る。また、周波数誤差検出回路9についても第1の実施
の形態と同様に、零でなくなおかつ最も狭いシンボル差
の位相誤差信号を選択的に周波数誤差信号として出力す
る。
【0059】この周波数誤差信号は、ローパスフィルタ
10を介してディジタル電圧制御発振器14に入力され
る。そして、このディジタル電圧制御発振器14により
上記周波数誤差に応じた周波数の信号が生成され、前述
の減算器13の減算入力端子に入力される。減算器13
は、前述の位相検出回路5の位相検出結果からディジタ
ル電圧制御発振器14の出力信号を減算することによ
り、周波数誤差成分を除去する。
【0060】以上のように、上記構成の周波数補償機能
を備えた無線通信装置では、AFCループをすべてディ
ジタル信号で構成して周波数誤差成分を除去するように
している。このように構成した周波数補償機能を備えた
無線通信装置によれば、D/A変換器やアナログ信号で
動作する電圧制御発振器等の高価な回路を必要としない
ため、コストの削減に寄与することができる。
【0061】次に、図7を参照してこの発明の第3の実
施形態に係わる周波数補償機能を備えた無線通信装置に
ついて説明する。なお、前述の第2の実施形態に示した
周波数補償機能を備えた無線通信装置と同一部分につい
ては同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心
に述べる。
【0062】図示しない基地局から無線通話チャネルを
介して送られた無線通信信号は、アンテナ1を介して受
信回路2に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SY
N)31から出力される受信局部発振信号と合成されて
中間周波信号に変換される。
【0063】そして、この受信中間周波信号は、A/D
変換器4でサンプリングされたのち位相検出回路5に入
力され、この位相検出回路5で受信信号の位相が検出さ
れる。
【0064】位相検出回路5にて検出された位相信号
は、遅延検波回路6およびnシンボル位相差検出回路8
に入力される。遅延検波回路6は、上記位相信号に基づ
いて1シンボル間の位相差を検出し、求めた位相差を減
算器15の被減算入力端子に入力する。
【0065】一方、nシンボル位相差検出回路8は、第
1の実施の形態で説明したように複数シンボル間の位相
差を検出し、この検出結果を周波数誤差検出回路9に入
力する。周波数誤差検出回路9についても第1の実施の
形態と同様に、零でなくなおかつ最も狭いシンボル差の
位相誤差信号を選択的に周波数誤差信号として出力す
る。この周波数誤差信号は、ローパスフィルタ10を介
して減算器15の減算入力端子に入力される。
【0066】減算器15は、前述の遅延検波回路6で検
出した位相差信号から、nシンボル位相差検出回路8お
よび周波数誤差検出回路9によって生成された周波数誤
差信号を減算することにより、周波数誤差の成分を除去
する。この結果は、判定回路7に入力され、クロック同
期が確立されたのち受信データの判定が行なわれる。
【0067】以上のように、上記構成の周波数補償機能
を備えた無線通信装置では、自動周波数制御を行なうフ
ィードバックループを構成せずに、遅延検波回路6で検
出した位相差信号から周波数誤差成分を除去するように
している。このように構成した周波数補償機能を備えた
無線通信装置によれば、受信信号に含まれるノイズ等に
よって発生するループ発散の虞がないため、ローパスフ
ィルタ10を簡素化することができる。また、この場
合、電圧制御発振器が不要である。
【0068】なお、以上の説明では、動作制御回路93
は、複数検出される位相誤差信号のうち零でなくなおか
つ最も狭いシンボル間隔の位相誤差信号を選択するよう
にしている。しかし、位相誤差信号の選択方法は、これ
に限定されるものではない。
【0069】例えば、重み付け回路92からの4つの位
相誤差信号を監視し、これらの位相誤差信号のうちキャ
プチャレンジ内で最大の位相誤差を選択するようにして
もよい。
【0070】また、以上の説明では、π/4シフトQP
SKで位相変調された信号を受信する場合を例に説明し
たが、他の方法によって位相変調された信号を受信する
場合についても適用することが可能であることはいうま
でもない。その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいう
までもない。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、n個
の位相誤差検出手段と、周波数誤差補正手段とを新たに
設け、1からn(nは自然数)までの異なるシンボル間
の位相差をそれぞれ検出し、これらの位相差に基づいて
異なるシンボル間の基準位相に対する位相誤差を検出す
る。そして、検出されたn個の位相誤差を選択的に使用
して受信信号の周波数誤差を補正するようにしている。
【0072】したがって、この発明によれば、位相検出
回路の量子化レベル以下の位相誤差についても補正を行
なって、誤り率の改善を図ることが可能な周波数補償機
能を備えた無線通信装置を提供できる。
【0073】また、この発明では、周波数誤差補正手段
において、位相誤差検出手段により検出されたn個の位
相誤差の中からキャプチャレンジ内で最大の位相誤差を
選択し、この選択した位相誤差に基づいて、受信信号の
周波数誤差を補正するようにした。
【0074】したがって、周波数誤差の補正に使用する
位相誤差はキャプチャレンジを越えるものが選択されな
いため、速やかに周波数誤差の補正を行なうことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる周波数補償機能を備えた無線
通信装置の第1の実施の形態の構成を示す回路ブロック
図。
【図2】図1に示した無線通信装置のnシンボル位相差
検出回路の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した無線通信装置の周波数誤差検出回
路の構成を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示した無線通信装置の位相検出回路の位
相検出能力を説明するための位相平面図。
【図5】図1に示した無線通信装置に直交復調器を用い
た場合の構成を示す回路ブロック図。
【図6】この発明に係わる周波数補償機能を備えた無線
通信装置の第2の実施の形態の構成を示す回路ブロック
図。
【図7】この発明に係わる周波数補償機能を備えた無線
通信装置の第3の実施の形態の構成を示す回路ブロック
図。
【図8】従来の周波数補償機能を備えた無線通信装置の
構成を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2,21…受信回路(RX) 3,31…周波数シンセサイザ(SYN) 4,41,42…A/D変換器 5,51…位相検出回路(PHD) 6…遅延検波回路(DD) 7…判定回路(DET) 8…nシンボル位相差検出回路(NDD) 81〜84…遅延器 85〜88…減算器 9…周波数誤差検出回路(FED) 91…位相誤差検出回路(PED) 911〜914…シンボル間位相誤差検出器(PED1
〜4) 92…重み付け回路(WT) 921〜924…重み付け器(WT1〜4) 93…動作制御回路(NOGO) 931〜934…動作制御器(NOGO1〜4) 94…加算器 10…ローパスフィルタ(LPF) 11…D/A変換器 12…直交復調器 13,15…減算器 14…ディジタル電圧制御発振器(D−VCO)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボル単位で位相変調された受信信号
    を量子化したのち位相を検出する位相検出手段と、 この位相検出手段で検出された位相より、1からn(n
    は自然数)までの異なるシンボル間の位相差をそれぞれ
    検出し、これらの位相差に基づいて前記異なるシンボル
    間の基準位相に対する位相誤差を検出するn個の位相誤
    差検出手段と、 このn個の位相誤差検出手段にて検出されたn個の位相
    誤差を選択的に使用して前記受信信号の周波数誤差を補
    正する周波数誤差補正手段とを具備したことを特徴とす
    る周波数補償機能を備えた無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数誤差補正手段は、前記位相誤
    差検出手段により検出されたn個の位相誤差の中からキ
    ャプチャレンジ内で最大の位相誤差を選択し、この選択
    した位相誤差に基づいて、前記受信信号の周波数誤差を
    補正することを特徴とする請求項1に記載の周波数補償
    機能を備えた無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数誤差補正手段は、前記n個の
    位相誤差の中から選択した位相誤差に基づいて、前記位
    相検出手段にて検出された位相に対する補正を行なうこ
    とにより前記周波数誤差成分を除去することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の周波数補償機能を備えた無
    線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記位相検出手段にて検出された位相に
    基づいて所定のシンボル間の位相差を検出する遅延検波
    手段を備える場合に、 前記周波数誤差補正手段は、前記n個の位相誤差の中か
    ら選択した位相誤差信号に基づいて、前記遅延検波手段
    にて検出された位相差に対する補正を行なうことにより
    前記周波数誤差成分を除去することを特徴とする請求項
    1または3に記載の周波数補償機能を備えた無線通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記周波数誤差補正手段に入力される前
    記n個の位相誤差検出手段にて検出されたn個の位相誤
    差の各々に対して、重み付けを行なう重み付け手段を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数補償機能
    を備えた無線通信装置。
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