JPH09232815A - 高周波用可変減衰器 - Google Patents
高周波用可変減衰器Info
- Publication number
- JPH09232815A JPH09232815A JP6194296A JP6194296A JPH09232815A JP H09232815 A JPH09232815 A JP H09232815A JP 6194296 A JP6194296 A JP 6194296A JP 6194296 A JP6194296 A JP 6194296A JP H09232815 A JPH09232815 A JP H09232815A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- variable resistor
- high frequency
- variable attenuator
- variable
- attenuation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
- Attenuators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高周波信号の減衰量を変化させても特性インピ
ーダンスが変わらない高周波用可変減衰器を提供する。 【解決手段】2つの高周波非可逆回路素子、例えば、ア
イソレータまたはサーキュレータ11,12の間に、可
変抵抗器13を接続し、可変抵抗器13の抵抗値を変化
させることにより減衰量を変化させるように構成した。
ーダンスが変わらない高周波用可変減衰器を提供する。 【解決手段】2つの高周波非可逆回路素子、例えば、ア
イソレータまたはサーキュレータ11,12の間に、可
変抵抗器13を接続し、可変抵抗器13の抵抗値を変化
させることにより減衰量を変化させるように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変減衰器に関
し、特に、減衰量を変化させても一定の入出力(特性)
インピーダンスが保たれる高周波用可変減衰器に関する
ものである。
し、特に、減衰量を変化させても一定の入出力(特性)
インピーダンスが保たれる高周波用可変減衰器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の高周波用可変減衰器の回路
例図である。(a)はT形可変減衰器であり、(b)は
π形可変減衰器であり、それぞれ広く使われている。図
1において、1〜6は可変抵抗器である。
例図である。(a)はT形可変減衰器であり、(b)は
π形可変減衰器であり、それぞれ広く使われている。図
1において、1〜6は可変抵抗器である。
【0003】図1(a)のT形可変減衰器の場合、減衰
量と可変抵抗器1,2,3の抵抗値の関係は次式のよう
になる。
量と可変抵抗器1,2,3の抵抗値の関係は次式のよう
になる。
【数1】1/2R1=R0 tanh (b/2) R2=R0 /sinhb b:ネーパーで表した減衰量
【0004】図1(b)のπ形可変減衰器の場合、減衰
量と可変抵抗器4,5,6の抵抗値の関係は下式のよう
になる。
量と可変抵抗器4,5,6の抵抗値の関係は下式のよう
になる。
【数2】R1=R0 sinhb 2R2=R0 /tanh (b/2) b:ネーパーで表した減衰量
【0005】従来の可変減衰器は、信号源及び負荷の特
性インピーダンスZ0 に整合させるため、所要の減衰量
を得るためには、それぞれの可変抵抗器の抵抗値を、上
式により求められる値にする必要がある。
性インピーダンスZ0 に整合させるため、所要の減衰量
を得るためには、それぞれの可変抵抗器の抵抗値を、上
式により求められる値にする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回路では、減衰量を変化させると特性インピーダン
スが変化してしまうという欠点がある。
来の回路では、減衰量を変化させると特性インピーダン
スが変化してしまうという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、いかなる減衰量に変化さ
せても、特性インピーダンスが変化しない高周波用可変
減衰器を提供することにある。
せても、特性インピーダンスが変化しない高周波用可変
減衰器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波用可変減
衰器は、入力端から出力端への方向を順方向として縦続
接続した2つの高周波非可逆回路素子と、該2つの高周
波非可逆回路素子の縦続接続部分の高電位端子と接地と
の間に接続された可変抵抗器とを備え、該可変抵抗器の
抵抗値を変化させることにより特性インピーダンスを変
えることなく高周波信号の減衰量を変化させるようにし
たことを特徴とするものである。
衰器は、入力端から出力端への方向を順方向として縦続
接続した2つの高周波非可逆回路素子と、該2つの高周
波非可逆回路素子の縦続接続部分の高電位端子と接地と
の間に接続された可変抵抗器とを備え、該可変抵抗器の
抵抗値を変化させることにより特性インピーダンスを変
えることなく高周波信号の減衰量を変化させるようにし
たことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施例を示
す回路図である。図2において、11及び12は方向性
をもった非可逆回路素子であり、例えばアイソレータ又
はサーキュレータである。13は可変抵抗器である。入
力された高周波信号はアイソレータ又はサーキュレータ
11を通り可変抵抗器13及びアイソレータ又はサーキ
ュレータ12の入力に供給され、出力される。可変抵抗
器13の抵抗値が∞(無限大)であれば、この可変減衰
器の減衰量はアイソレータ又はサーキュレータ11及び
12の損失と同じとなる。
す回路図である。図2において、11及び12は方向性
をもった非可逆回路素子であり、例えばアイソレータ又
はサーキュレータである。13は可変抵抗器である。入
力された高周波信号はアイソレータ又はサーキュレータ
11を通り可変抵抗器13及びアイソレータ又はサーキ
ュレータ12の入力に供給され、出力される。可変抵抗
器13の抵抗値が∞(無限大)であれば、この可変減衰
器の減衰量はアイソレータ又はサーキュレータ11及び
12の損失と同じとなる。
【0010】可変抵抗器13の値がAΩの場合、Aの値
により、不整合状態となり、不整合損失(αとする)が
生じ、この可変減衰器の減衰量はアイソレータ又はサー
キュレータ11,12の損失にαが加算される。
により、不整合状態となり、不整合損失(αとする)が
生じ、この可変減衰器の減衰量はアイソレータ又はサー
キュレータ11,12の損失にαが加算される。
【0011】可変抵抗器13を変化させることにより、
不整合損失が生じるが、アイソレータ又はサーキュレー
タ11及び12により、この可変減衰器の入力及び出力
のインピーダンスは補償されているので、減衰量を変化
させても特性インピーダンスは一定である。
不整合損失が生じるが、アイソレータ又はサーキュレー
タ11及び12により、この可変減衰器の入力及び出力
のインピーダンスは補償されているので、減衰量を変化
させても特性インピーダンスは一定である。
【0012】また、変化させる素子は1個でよい。又、
可変抵抗器13は、抵抗素子でなくても、高周波的に抵
抗となるコンデンサ又はコイル等でもよい。
可変抵抗器13は、抵抗素子でなくても、高周波的に抵
抗となるコンデンサ又はコイル等でもよい。
【0013】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。この実施例は、電子的に減衰量を変化させる構
成である。図2において、11,12はアイソレータ又
はサーキュレータであり、14は順方向電流の大きさに
より抵抗値が変化する例えばピンダイオードのようなダ
イオード、15は制御電流を流し、高周波信号を阻止す
るチョークコイルである。基本的には、第1の実施例と
同じであり、電子的に制御電圧を変化させてダイオード
14の抵抗値を変化させる構成である。
である。この実施例は、電子的に減衰量を変化させる構
成である。図2において、11,12はアイソレータ又
はサーキュレータであり、14は順方向電流の大きさに
より抵抗値が変化する例えばピンダイオードのようなダ
イオード、15は制御電流を流し、高周波信号を阻止す
るチョークコイルである。基本的には、第1の実施例と
同じであり、電子的に制御電圧を変化させてダイオード
14の抵抗値を変化させる構成である。
【0014】
【発明の効果】本発明を実施することにより、簡単な回
路で、入出力インピーダンスを変化させることなく、所
要の減衰量が得られる高周波可変減衰器が実現できる。
路で、入出力インピーダンスを変化させることなく、所
要の減衰量が得られる高周波可変減衰器が実現できる。
【図1】従来の高周波用可変減衰器の回路例図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
1,2,3,4,5,6 可変抵抗器 11,12 アイソレータまたはサーキュレータ 13 可変抵抗器 14 ダイオード 15 チョークコイル
Claims (3)
- 【請求項1】 入力端から出力端への方向を順方向とし
て縦続接続した2つの高周波非可逆回路素子と、該2つ
の高周波非可逆回路素子の縦続接続部分の高電位端子と
接地との間に接続された可変抵抗器とを備え、 該可変抵抗器の抵抗値を変化させることにより特性イン
ピーダンスを変えることなく高周波信号の減衰量を変化
させるようにした高周波用可変減衰器。 - 【請求項2】 前記高周波非可逆回路素子は、アイソレ
ータまたはサーキュレータであることを特徴とする請求
項1記載の高周波用可変減衰器。 - 【請求項3】 前記可変抵抗器の代わりに、制御電流に
よって抵抗値の変わるピンダイオードを接続したことを
特徴とする請求項1記載の高周波用可変減衰器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194296A JPH09232815A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 高周波用可変減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194296A JPH09232815A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 高周波用可変減衰器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232815A true JPH09232815A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13185755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6194296A Pending JPH09232815A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 高周波用可変減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09232815A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525951A (ja) * | 1998-09-22 | 2002-08-13 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 高効率スイッチド利得パワー増幅器 |
EP1798856A1 (en) * | 1998-09-22 | 2007-06-20 | QUALCOMM Incorporated | Power amplifier with bypass path |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP6194296A patent/JPH09232815A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525951A (ja) * | 1998-09-22 | 2002-08-13 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 高効率スイッチド利得パワー増幅器 |
EP1798856A1 (en) * | 1998-09-22 | 2007-06-20 | QUALCOMM Incorporated | Power amplifier with bypass path |
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