JPH09232158A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPH09232158A JPH09232158A JP5547396A JP5547396A JPH09232158A JP H09232158 A JPH09232158 A JP H09232158A JP 5547396 A JP5547396 A JP 5547396A JP 5547396 A JP5547396 A JP 5547396A JP H09232158 A JPH09232158 A JP H09232158A
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- JP
- Japan
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- winding
- core
- finished product
- coil
- windings
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 環状鉄心5の窓部の面積に対する巻線の占積
率が高く、部品数が少なく、軽量小型な変圧器を提供す
る。 【解決手段】 コイル完成品1,2を製造する過程で使
用する巻芯を環状鉄心5に組み込むときには取り外し、
また巻線の巻幅よりも広く巻いた絶縁紙の先端を折り曲
げる。
率が高く、部品数が少なく、軽量小型な変圧器を提供す
る。 【解決手段】 コイル完成品1,2を製造する過程で使
用する巻芯を環状鉄心5に組み込むときには取り外し、
また巻線の巻幅よりも広く巻いた絶縁紙の先端を折り曲
げる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内側の巻線に条電
線を巻回したコイル完成品を、環状鉄心に組み込んでな
る変圧器に関する。
線を巻回したコイル完成品を、環状鉄心に組み込んでな
る変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内側の巻線に条電線を巻回したコ
イル完成品を、環状鉄心に組み込んでなる変圧器におい
ては、コイル完成品の巻線の最内周部には鉄心を通すた
めの例えば四角形の穴(窓)があり、その窓の形状を保
持するために、コイル完成品を製造する際、巻線形状保
持用の巻芯上に巻線を巻回し、巻線に巻芯の付いたまま
でコイル完成品とし、そのコイル完成品が環状鉄心に組
み込まれていた。
イル完成品を、環状鉄心に組み込んでなる変圧器におい
ては、コイル完成品の巻線の最内周部には鉄心を通すた
めの例えば四角形の穴(窓)があり、その窓の形状を保
持するために、コイル完成品を製造する際、巻線形状保
持用の巻芯上に巻線を巻回し、巻線に巻芯の付いたまま
でコイル完成品とし、そのコイル完成品が環状鉄心に組
み込まれていた。
【0003】また、変圧器のコイルの巻線の層間に層間
絶縁紙を用いる場合、絶縁紙の幅はコイルの巻線の巻幅
より広くして絶縁強度を持たせており、そのようにして
得たコイル完成品を環状鉄心に組み込むために、環状鉄
心の窓部の大きさはコイルの巻線の巻幅だけではなく、
コイルの巻線の巻幅の外にはみ出た層間絶縁紙も納まる
大きさにしていた。
絶縁紙を用いる場合、絶縁紙の幅はコイルの巻線の巻幅
より広くして絶縁強度を持たせており、そのようにして
得たコイル完成品を環状鉄心に組み込むために、環状鉄
心の窓部の大きさはコイルの巻線の巻幅だけではなく、
コイルの巻線の巻幅の外にはみ出た層間絶縁紙も納まる
大きさにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の変圧器のコイル完成品は巻線形状保持用の
巻芯の厚さが巻線の厚さにプラスされるため、それを通
す環状鉄心の窓部の面積に対するコイル断面積中の巻線
のみの断面積の割合が小さくなるという問題を有してい
た。
ような従来の変圧器のコイル完成品は巻線形状保持用の
巻芯の厚さが巻線の厚さにプラスされるため、それを通
す環状鉄心の窓部の面積に対するコイル断面積中の巻線
のみの断面積の割合が小さくなるという問題を有してい
た。
【0005】また、コイル完成品の組み込まれる環状鉄
心の窓部の大きさは巻線の巻幅だけではなく、大きめに
巻いた層間絶縁紙の巻線の巻幅の外にはみ出た部分も納
まる大きさにする必要があり、環状鉄心の外形が大きく
なるという問題を有していた。
心の窓部の大きさは巻線の巻幅だけではなく、大きめに
巻いた層間絶縁紙の巻線の巻幅の外にはみ出た部分も納
まる大きさにする必要があり、環状鉄心の外形が大きく
なるという問題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決するものであり、内側の巻線に条電線を巻回し
たコイル完成品を、最内周部に巻線形状保持芯を介しな
いで環状鉄心に組み込んでなる変圧器、及び巻線の層間
絶縁紙の幅を巻線の巻幅よりも広くし、巻線の巻幅より
外にはみ出た部分を巻線の内周側へ折り曲げたコイル完
成品を環状鉄心に組み込んでなる変圧器であり、コイル
完成品を組み込む環状鉄心の窓部の面積における巻線の
みの断面積の割合を大きくすることができ、また、巻線
の絶縁強度を高く保った状態で、コイル完成品を組み込
む環状鉄心の窓部の大きさを小さくすることができ、従
って環状鉄心の外形も小さくすることができる。
点を解決するものであり、内側の巻線に条電線を巻回し
たコイル完成品を、最内周部に巻線形状保持芯を介しな
いで環状鉄心に組み込んでなる変圧器、及び巻線の層間
絶縁紙の幅を巻線の巻幅よりも広くし、巻線の巻幅より
外にはみ出た部分を巻線の内周側へ折り曲げたコイル完
成品を環状鉄心に組み込んでなる変圧器であり、コイル
完成品を組み込む環状鉄心の窓部の面積における巻線の
みの断面積の割合を大きくすることができ、また、巻線
の絶縁強度を高く保った状態で、コイル完成品を組み込
む環状鉄心の窓部の大きさを小さくすることができ、従
って環状鉄心の外形も小さくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、内側の巻線に条電線を巻回したコイル完成品を、最
内周部に巻線形状保持芯を介しないで環状鉄心に組み込
んでなる変圧器であり、環状鉄心に組み込まれるコイル
完成品は巻線形状保持芯を有しないので環状鉄心の窓部
の面積におけるコイル完成品の巻線の占める断面積比率
を高めることができる。
は、内側の巻線に条電線を巻回したコイル完成品を、最
内周部に巻線形状保持芯を介しないで環状鉄心に組み込
んでなる変圧器であり、環状鉄心に組み込まれるコイル
完成品は巻線形状保持芯を有しないので環状鉄心の窓部
の面積におけるコイル完成品の巻線の占める断面積比率
を高めることができる。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、巻線間
の絶縁紙の幅を巻線の巻幅よりも広くし、巻線の巻幅よ
り外にはみ出た部分を巻線の内周側へ折り曲げたコイル
完成品を環状鉄心に組み込んでなる変圧器であり、巻線
間の絶縁強度を高めるために巻線の巻幅よりも広くした
絶縁紙のはみ出し部分を巻線の内周側へ折り曲げている
ので環状鉄心の窓部の大きさは巻線の巻幅のみを考慮す
れば済み、環状鉄心の外形を小さくすることができる。
の絶縁紙の幅を巻線の巻幅よりも広くし、巻線の巻幅よ
り外にはみ出た部分を巻線の内周側へ折り曲げたコイル
完成品を環状鉄心に組み込んでなる変圧器であり、巻線
間の絶縁強度を高めるために巻線の巻幅よりも広くした
絶縁紙のはみ出し部分を巻線の内周側へ折り曲げている
ので環状鉄心の窓部の大きさは巻線の巻幅のみを考慮す
れば済み、環状鉄心の外形を小さくすることができる。
【0009】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
変圧器の外観斜視図、図2は同実施の形態1における変
圧器のコイル完成品の断面図、図3は同実施の形態1の
変圧器のコイル完成品の製造過程における外観斜視図、
図4(a),(b)は同実施の形態1の変圧器のコイル
完成品の製造過程で使用する巻芯の分解斜視図と完成斜
視図であり、以下、図面について詳細に説明する。
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
変圧器の外観斜視図、図2は同実施の形態1における変
圧器のコイル完成品の断面図、図3は同実施の形態1の
変圧器のコイル完成品の製造過程における外観斜視図、
図4(a),(b)は同実施の形態1の変圧器のコイル
完成品の製造過程で使用する巻芯の分解斜視図と完成斜
視図であり、以下、図面について詳細に説明する。
【0010】図1の変圧器の外観斜視図において、1,
2はコイル最内周部3,4に巻線形状保持芯を有しない
低電圧側および高電圧側のコイル完成品、5は低電圧側
および高電圧側のコイル完成品1,2がその窓部6に貫
通するように組み込まれた環状鉄心、7はコイル完成品
1のコイルの断面の位置を示す。図2のコイル完成品の
断面図において、8はコイル最内周部3,4の加熱硬化
形接着絶縁紙、9は加熱硬化形接着絶縁紙8上に巻回さ
れた低電圧側巻線、10は低電圧側巻線9の層間に巻か
れた加熱硬化形接着絶縁紙、11は低電圧側巻線9とそ
の上に巻回された高電圧側巻線12との間に巻かれた加
熱硬化形接着絶縁紙、13は高電圧側巻線12の層間に
巻かれた加熱硬化形接着絶縁紙、14は高電圧側巻線1
2の外側である最外周部に巻かれた加熱硬化形接着絶縁
紙であり、全ての加熱硬化形接着絶縁紙8,10,1
1,13,14の巻幅aは低電圧側巻線9,高電圧側巻
線12の巻幅bよりも大きい。図3のコイル完成品の製
造過程を示す外観斜視図において、15は巻芯16の上
に巻回されたコイル完成品、17はコイルの断面の位置
を示す。図4(a),(b)の巻芯の分解斜視図と完成
斜視図において、18,19は硬質材料からなる断面コ
字状の同一形状をした両側板、20,21は断面コ字状
の側板18,19に嵌め合わされる硬質材料からなる断
面凸字状の同一形状をした前後板である。以上のように
構成された変圧器について説明する。
2はコイル最内周部3,4に巻線形状保持芯を有しない
低電圧側および高電圧側のコイル完成品、5は低電圧側
および高電圧側のコイル完成品1,2がその窓部6に貫
通するように組み込まれた環状鉄心、7はコイル完成品
1のコイルの断面の位置を示す。図2のコイル完成品の
断面図において、8はコイル最内周部3,4の加熱硬化
形接着絶縁紙、9は加熱硬化形接着絶縁紙8上に巻回さ
れた低電圧側巻線、10は低電圧側巻線9の層間に巻か
れた加熱硬化形接着絶縁紙、11は低電圧側巻線9とそ
の上に巻回された高電圧側巻線12との間に巻かれた加
熱硬化形接着絶縁紙、13は高電圧側巻線12の層間に
巻かれた加熱硬化形接着絶縁紙、14は高電圧側巻線1
2の外側である最外周部に巻かれた加熱硬化形接着絶縁
紙であり、全ての加熱硬化形接着絶縁紙8,10,1
1,13,14の巻幅aは低電圧側巻線9,高電圧側巻
線12の巻幅bよりも大きい。図3のコイル完成品の製
造過程を示す外観斜視図において、15は巻芯16の上
に巻回されたコイル完成品、17はコイルの断面の位置
を示す。図4(a),(b)の巻芯の分解斜視図と完成
斜視図において、18,19は硬質材料からなる断面コ
字状の同一形状をした両側板、20,21は断面コ字状
の側板18,19に嵌め合わされる硬質材料からなる断
面凸字状の同一形状をした前後板である。以上のように
構成された変圧器について説明する。
【0011】まず、図4(a)に示す断面コ字状の両側
板18,19と断面凸字状の前後板20,21を断面形
状の等しい四角柱の回りに図4(b)に示す形で保持し
て巻芯16を形成し、その巻芯16の上に加熱硬化形接
着絶縁紙8,10,11,13,14および低電圧側巻
線9,高電圧側巻線12を最内周部の加熱硬化形接着絶
縁紙8から順に巻きつけ、図2のようなコイル完成品の
層を形成した後、上記四角柱を抜き取り、図3に示す製
造過程におけるコイル完成品15を得、その後、加熱乾
燥し加熱硬化形接着絶縁紙8,10,11,13,14
と低電圧側巻線9,高電圧側巻線12を一体に硬化した
後に、巻芯16を取り外すことにより、巻線9,12は
加熱硬化形接着絶縁紙10,11,13を介して層間で
互いに接着されたコイル完成品15が得られ、そのコイ
ル完成品15は四角形の窓の形状を巻芯16無しで保持
できる強度を持つことになる。そしてコイル完成品15
が環状鉄心5の窓部6に組み込まれて図1に示す変圧器
が完成する。
板18,19と断面凸字状の前後板20,21を断面形
状の等しい四角柱の回りに図4(b)に示す形で保持し
て巻芯16を形成し、その巻芯16の上に加熱硬化形接
着絶縁紙8,10,11,13,14および低電圧側巻
線9,高電圧側巻線12を最内周部の加熱硬化形接着絶
縁紙8から順に巻きつけ、図2のようなコイル完成品の
層を形成した後、上記四角柱を抜き取り、図3に示す製
造過程におけるコイル完成品15を得、その後、加熱乾
燥し加熱硬化形接着絶縁紙8,10,11,13,14
と低電圧側巻線9,高電圧側巻線12を一体に硬化した
後に、巻芯16を取り外すことにより、巻線9,12は
加熱硬化形接着絶縁紙10,11,13を介して層間で
互いに接着されたコイル完成品15が得られ、そのコイ
ル完成品15は四角形の窓の形状を巻芯16無しで保持
できる強度を持つことになる。そしてコイル完成品15
が環状鉄心5の窓部6に組み込まれて図1に示す変圧器
が完成する。
【0012】本実施の形態1によれば、再使用可能な巻
芯16を用いることにより従来の巻線形状保持用の巻芯
が不要となるとともに、環状鉄心5の窓部6の面積にお
ける巻線形状保持用の巻芯の断面積を無くすることによ
り、巻線の占める断面積比率を高める。
芯16を用いることにより従来の巻線形状保持用の巻芯
が不要となるとともに、環状鉄心5の窓部6の面積にお
ける巻線形状保持用の巻芯の断面積を無くすることによ
り、巻線の占める断面積比率を高める。
【0013】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2における変圧器の1部側断面図であり、22は環状
鉄心23の窓部、24は窓部22に組み込まれたコイル
完成品の最内周部の加熱硬化形接着絶縁紙、25はその
加熱硬化形接着絶縁紙24上に巻回された低電圧側巻
線、26は低電圧側巻線25の層間に巻かれた加熱硬化
形接着絶縁紙、27は低電圧側巻線25とその上に巻回
された高電圧側巻線28との間に巻かれた加熱硬化形接
着絶縁紙、29は高電圧側巻線28の層間に巻かれた加
熱硬化形接着絶縁紙、30は高電圧側巻線28の外側で
ある最外周部に巻かれた加熱硬化形接着絶縁紙であり、
加熱硬化形接着絶縁紙27,29,30の巻幅aは低電
圧側巻線25,高電圧側巻線28の巻幅bよりも大きい
が、巻線25,28の巻幅bからはみ出た加熱硬化形接
着絶縁紙27,29,30の先端は、実施の形態1にお
ける図3に示す状態すなわち巻芯16が付いた状態で巻
線25,28の内周側に折り曲げ加熱乾燥により接着固
定する。この場合、硬質な材料で構成した巻芯16を付
けた状態で、加熱硬化形接着絶縁紙27,29,30の
先端を折り曲げることによりコイル完成品の四角形の窓
の形状に変形を引き起こすことはない。
態2における変圧器の1部側断面図であり、22は環状
鉄心23の窓部、24は窓部22に組み込まれたコイル
完成品の最内周部の加熱硬化形接着絶縁紙、25はその
加熱硬化形接着絶縁紙24上に巻回された低電圧側巻
線、26は低電圧側巻線25の層間に巻かれた加熱硬化
形接着絶縁紙、27は低電圧側巻線25とその上に巻回
された高電圧側巻線28との間に巻かれた加熱硬化形接
着絶縁紙、29は高電圧側巻線28の層間に巻かれた加
熱硬化形接着絶縁紙、30は高電圧側巻線28の外側で
ある最外周部に巻かれた加熱硬化形接着絶縁紙であり、
加熱硬化形接着絶縁紙27,29,30の巻幅aは低電
圧側巻線25,高電圧側巻線28の巻幅bよりも大きい
が、巻線25,28の巻幅bからはみ出た加熱硬化形接
着絶縁紙27,29,30の先端は、実施の形態1にお
ける図3に示す状態すなわち巻芯16が付いた状態で巻
線25,28の内周側に折り曲げ加熱乾燥により接着固
定する。この場合、硬質な材料で構成した巻芯16を付
けた状態で、加熱硬化形接着絶縁紙27,29,30の
先端を折り曲げることによりコイル完成品の四角形の窓
の形状に変形を引き起こすことはない。
【0014】このようにして得たコイル完成品を環状鉄
心23の窓部22に組み込むことにより、変圧器が完成
する。
心23の窓部22に組み込むことにより、変圧器が完成
する。
【0015】以上のように、加熱硬化形接着絶縁紙2
7,29,30の先端を折り曲げることにより、コイル
完成品の高い絶縁度を維持した状態でコイル完成品の幅
を狭めることが出来、従って、環状鉄心23の窓部22
を小さくすることが出来、環状鉄心23を短い長さで環
状にすることが出来、鉄心に使用する鉄の重量並びに外
形を小さく出来、さらに環状鉄心23の窓部22の面積
に対するコイル完成品の巻線25,28の占める断面積
比率を高めることが出来る。
7,29,30の先端を折り曲げることにより、コイル
完成品の高い絶縁度を維持した状態でコイル完成品の幅
を狭めることが出来、従って、環状鉄心23の窓部22
を小さくすることが出来、環状鉄心23を短い長さで環
状にすることが出来、鉄心に使用する鉄の重量並びに外
形を小さく出来、さらに環状鉄心23の窓部22の面積
に対するコイル完成品の巻線25,28の占める断面積
比率を高めることが出来る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の変圧器によれ
ば、コイル完成品の製造過程において巻芯を使用するだ
けで、環状鉄心の窓部に組み込むコイル完成品から巻芯
を取り外し、また、巻線間の絶縁紙の巻幅を巻線の巻幅
よりも大きくして巻線間の絶縁強度を高めるとともにそ
の絶縁紙の先端を折り曲げることにより、絶縁紙の巻幅
が巻線の巻幅よりも必要以上に広くならないようにし、
変圧器の部品数の節減、環状鉄心の窓部の面積に対する
巻線の占積率の向上、また、鉄心の重量、外形を小さく
することが出来る。
ば、コイル完成品の製造過程において巻芯を使用するだ
けで、環状鉄心の窓部に組み込むコイル完成品から巻芯
を取り外し、また、巻線間の絶縁紙の巻幅を巻線の巻幅
よりも大きくして巻線間の絶縁強度を高めるとともにそ
の絶縁紙の先端を折り曲げることにより、絶縁紙の巻幅
が巻線の巻幅よりも必要以上に広くならないようにし、
変圧器の部品数の節減、環状鉄心の窓部の面積に対する
巻線の占積率の向上、また、鉄心の重量、外形を小さく
することが出来る。
【図1】本発明の実施の形態1における変圧器の外観斜
視図
視図
【図2】本発明の実施の形態1における変圧器のコイル
完成品の断面図
完成品の断面図
【図3】本発明の実施の形態1における変圧器のコイル
完成品の製造過程における外観斜視図
完成品の製造過程における外観斜視図
【図4】(a)本発明の実施の形態1における変圧器の
製造過程で使用する巻芯の分解斜視図 (b)本発明の実施の形態1における変圧器の製造過程
で使用する巻芯の完成斜視図
製造過程で使用する巻芯の分解斜視図 (b)本発明の実施の形態1における変圧器の製造過程
で使用する巻芯の完成斜視図
【図5】本発明の実施の形態2における変圧器の1部測
断面図
断面図
1,2,15 コイル完成品 3,4 コイル最内周部 5,23 環状鉄心 6,22 環状鉄心の窓部 8,10,11,13,14,24,26,27,2
9,30 加熱硬化形接着絶縁紙 9,25 低電圧側巻線 12,28 高電圧側巻線 16 巻芯 18,19 断面コ字状側板 20,21 断面凸状前後板
9,30 加熱硬化形接着絶縁紙 9,25 低電圧側巻線 12,28 高電圧側巻線 16 巻芯 18,19 断面コ字状側板 20,21 断面凸状前後板
Claims (2)
- 【請求項1】 内側の巻線に条電線を巻回したコイル完
成品を、最内周部に巻線形状保持芯を介しないで環状鉄
心に組み込んでなる変圧器。 - 【請求項2】 巻線間の絶縁紙の幅を、巻線の巻幅より
も広くし、巻線端部よりはみ出す絶縁紙の先端を巻線の
内周側へ折り曲げたコイル完成品を環状鉄心に組み込ん
でなる変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5547396A JPH09232158A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5547396A JPH09232158A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232158A true JPH09232158A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12999585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5547396A Pending JPH09232158A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09232158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002313628A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-25 | Shimizu Corp | 建築構造物用脱磁装置の脱磁コイル |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP5547396A patent/JPH09232158A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002313628A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-25 | Shimizu Corp | 建築構造物用脱磁装置の脱磁コイル |
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