JPH09231394A - 物体画像作成装置 - Google Patents

物体画像作成装置

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JPH09231394A
JPH09231394A JP8039766A JP3976696A JPH09231394A JP H09231394 A JPH09231394 A JP H09231394A JP 8039766 A JP8039766 A JP 8039766A JP 3976696 A JP3976696 A JP 3976696A JP H09231394 A JPH09231394 A JP H09231394A
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image
object image
input
facial expression
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Hiroki Kin
寛樹 金
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のパーツ画像を組み合わせて作成する物
体画像と、これに応じた適切な文章とを関連付けて、一
方から他方を自動的に決定できるような物体画像作成装
置を提供することである。 【解決手段】 操作者は、キー入力部4を使って文章入
力するとともに、似顔絵作成制御部101によってキー
入力部4から各部位毎にパーツ画像を指定することによ
り、似顔絵を作成する。CPU10は、作成された似顔
絵の各パーツ毎の表情データのレベル値を表情毎に合計
し、表情判断部71で最大値レベルにある表情を似顔絵
の表情とする。CPU10は、文章修飾決定テーブル6
2で、表情データと、合計レベル値とに基づいて文章修
飾図柄を決定する。そして、CPU10は、入力文章と
似顔絵と文章修飾図柄とを画像合成して表示部2に表示
するとともに、印字ヘッド8を駆動して、印字出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、似顔絵の
ようなパーツ画像を組み合わせて物体画像を作成する物
体画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサや電子手帳、あ
るいは、ラベルライターのような電子機器では、ディス
プレイ画面上で文章や絵文字等を作成して、印字用紙や
プリンタラベルに印字出力するものが知られている。
【0003】特に、最近では、絵文字をパーツ化して、
そのパーツ画像の組み合わせを変えることで、タイプの
異なる種々の物体画像を作成するものがある。
【0004】例えば、似顔絵などの物体画像を作成する
場合は、「髪型」、「顔の輪郭」、「目」、「眉」、
「鼻」、「口」、「耳」等の顔の各部位が描画されたビ
ットマップデータからなる各種パーツ画像データをRO
Mに登録しておき、これらの中から各部位毎にパーツ画
像データを選択して読み出し、所望の容貌の似顔絵像を
形成することができる。物体画像には、上記した似顔絵
以外に、建築物、絵画、動物などがあり、それらを複数
のパーツ画像データに分けて、各部位毎に選択したパー
ツ画像データをその組み合わせを変えて表示することに
より、種々のバリエーションからなる画像を作成するこ
とができる。
【0005】さらに、近年では、物体画像作成装置で作
成した物体画像に一定のメッセージ文章を添えて画面表
示したり、印字出力するものはあったが、物体画像と文
章とをそれぞれ別個に作成していて、両者には相関関係
がなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の物体
画像作成装置にあっては、作成された物体画像の内容に
合った文章を付したり、逆に、作成された文章の内容に
合った物体画像を付すことにより、単なる似顔絵のよう
な物体画像や文章だけを表示する場合と比べて効果的な
表現形式をとることができる。
【0007】しかしながら、上記のように文章内容と物
体画像との間に相関性を持たせるには、意図する物体画
像と意図する文章とを別個に複数作成しておいて、その
上で両者を合成する操作が必要となる。すなわち、予め
用意された複数の物体画像と複数の文章との間で、一定
の相関関係があるもの同士を結びつけて組み合わせるに
は、ユーザーが意図する物体画像を選択し、その選択し
た物体画像に応じた文章を選択したり、その逆に、ユー
ザーが意図する文章を選択し、その選択した文章に応じ
た物体画像を選択するなど、非常に複雑で面倒な操作を
行わなければならないという課題があった。
【0008】また、複数の物体画像のデータをそのまま
メモリに格納するのは、一々物体画像を作成するための
操作が省略できる利点があるが、各物体画像データをR
OM等のメモリに格納すると膨大なメモリ容量が必要と
なって、高コストになるという課題がある。
【0009】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、複数のパーツ画像を組み合わせて物体
画像を作成した際に、その作成された物体画像の特徴に
応じた適切な修飾図柄を自動的に決定することができる
物体画像作成装置を提供することを目的としている。
【0010】また、本発明は、入力された単語に応じ
て、その単語の意味に応じた適切な表情または特徴をも
つ物体画像を作成することができる物体画像作成装置を
提供することも目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
種々の物体画像の各部位を構成する複数のパーツ画像が
記憶されているパーツ画像記憶手段と、所定の物体画像
を構成する各部位別に一つづつパーツ画像を前記パーツ
画像記憶手段から選定して配置し物体画像を作成する物
体画像作成手段と、前記物体画像作成手段で作成した物
体画像の特徴を検出する検出手段と、前記物体画像作成
手段で作成される物体画像に付される文字データを入力
する入力手段と、前記入力手段により入力される文字デ
ータに付される修飾図柄が複数記憶されている修飾図柄
記憶手段と、前記検出手段で検出された物体画像の特徴
に対応する修飾図柄を前記修飾図柄記憶手段の中から検
索する修飾図柄検索手段と、前記物体画像作成手段で作
成した物体画像、前記入力手段により入力された文字デ
ータ、および前記修飾図柄検索手段で検索した修飾図柄
とを合成して出力する合成出力手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0012】すなわち、請求項1記載の物体画像作成装
置は、パーツ画像記憶手段に種々の物体画像の各部位を
構成する複数のパーツ画像が記憶され、物体画像作成手
段で所定の物体画像を構成する各部位別に一つづつパー
ツ画像を前記パーツ画像記憶手段から選定して配置し物
体画像を作成し、検出手段によって前記物体画像作成手
段で作成された物体画像の特徴が検出される。そして、
前記物体画像作成手段で作成される物体画像に付される
文字データが入力手段で入力されると、この入力される
文字データに付される修飾図柄が複数記憶されている修
飾図柄記憶手段から、修飾図柄検索手段により前記検出
手段で検出された物体画像の特徴に対応する修飾図柄が
前記修飾図柄記憶手段の中から検索され、合成出力手段
によって前記物体画像作成手段で作成した物体画像、前
記入力手段で入力された文字データ、および前記修飾図
柄検索手段で検索した修飾図柄とを合成して出力するよ
うにする。
【0013】したがって、パーツ画像を自由に組み合わ
せて所望の物体画像を作成し、その物体画像に付す文字
データを入力することによって、その物体画像の特徴を
自動的に検出して、物体画像及び文字データとこれに適
した文章修飾図柄とを合成した画像を容易に作成するこ
とができる。
【0014】請求項2記載の発明は、前記検出手段は、
前記物体画像作成手段で作成された物体画像を構成する
各パーツ画像に付された属性別のレベル値を各属性毎に
加算し、その加算結果の最大値レベルにある属性を当該
物体画像の特徴として検出することを特徴とする。
【0015】すなわち、前記検出手段では、前記物体画
像作成手段で作成された物体画像を構成する各パーツ画
像に付された属性別のレベル値が各属性毎に加算され、
その加算結果の最大値レベルにある属性が当該物体画像
の特徴として検出される。
【0016】したがって、複数の部位のパーツ画像で構
成される1つの物体画像の属性データを決定する場合、
ここでは、各パーツ画像毎に所定の属性に属するととも
に、その属性におけるレベル値を持っていて、物体画像
を構成する各パーツ画像を属性別にレベル値を加算する
だけで、どの属性に偏った物体画像が作成されたかを適
正に判別することが可能となる。
【0017】請求項3記載の発明は、前記修飾図柄検索
手段は、前記検出手段で検出される各物体画像の特徴
と、その特徴に適した前記修飾図柄記憶手段中の修飾図
柄とを関連付ける修飾図柄決定テーブルを備えているこ
とを特徴とする。
【0018】すなわち、前記文章修飾図柄検索手段で
は、前記検出手段で検出される各物体画像の特徴と、そ
の特徴に適した前記修飾図柄記憶手段中の修飾図柄とが
関連付けられる修飾図柄決定テーブルが備えられてい
る。
【0019】したがって、物体画像の属性データを入力
するだけで、その属性データに適した文章修飾図柄を検
索することができる。
【0020】請求項4記載の発明は、前記物体画像作成
手段で作成される物体画像は、顔の各部位を構成する
目、鼻、口などのパーツ画像を組み合わせた似顔絵画像
であり、作成された物体画像の特徴は、その似顔絵画像
の特徴を表わす喜怒哀楽の表情であることを特徴とす
る。
【0021】すなわち、前記物体画像作成手段で作成さ
れる物体画像は、顔の各部位を構成する目、鼻、口など
のパーツ画像を組み合わせた似顔絵画像であり、作成さ
れた物体画像の特徴は、その似顔絵画像の特徴を表わす
喜怒哀楽の表情である。
【0022】したがって、文章と結び付きやすい喜怒哀
楽を表現した似顔絵像を作成することにより、似顔絵像
あるいは文章を作成すると、それらの属性データに応じ
た文章修飾図柄あるいは似顔絵像を自動的に作成して、
それらの合成画像を出力することができる。
【0023】請求項5記載の発明は、前記単語を入力す
る入力手段と、前記入力手段で入力された単語の意味を
判別する判別手段と、前記入力手段で入力される単語別
にパーツ画像が記憶されているパーツ画像記憶手段と、
前記判別手段で判別された単語の意味に対応したパーツ
画像を前記パーツ画像記憶手段の中から選定するパーツ
画像選定手段と、前記パーツ画像選定手段で選定された
パーツ画像を使って物体画像を作成する物体画像作成手
段と、前記入力手段で入力された単語と前記物体画像作
成手段で作成された物体画像とを合成して出力する合成
出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】すなわち、入力手段で前記単語を入力し、
その入力された単語の意味を判別手段で判別し、この入
力される単語別にパーツ画像を記憶するパーツ画像記憶
手段から、パーツ画像選定手段が前記判別手段で判別さ
れた単語の意味に対応したパーツ画像を選定すると、こ
の選定されたパーツ画像を使って物体画像作成手段で物
体画像を作成し、合成出力手段により入力された単語と
前記物体画像作成手段で作成された物体画像とを合成し
て出力する。
【0025】したがって、文章入力手段で所望の文章を
入力すると、その文章の意味する属性データが自動的に
判別されて、その文章に適した物体画像が作成され、文
章と物体画像とが合成された画像が容易に作成できる。
【0026】請求項6記載の発明は、前記合成出力手段
は、表示手段および印字手段の少なくとも一方であるこ
とを特徴とする。
【0027】すなわち、請求項5記載の合成出力手段
は、表示手段および印字手段の少なくとも一方である。
【0028】したがって、作成した物体画像と、その物
体画像に適した文章修飾図柄等を画面上で合成して表示
したり、用紙に印字出力したりすることができる。
【0029】請求項7記載の発明は、前記判別手段は、
前記入力手段から入力される単語を格納した単語辞書
と、この単語辞書の各単語の意味に応じたパーツ画像選
定用の属性データとを関連付けた属性決定テーブルを備
えていることを特徴とする。
【0030】すなわち、請求項5記載の前記判別手段
は、前記入力手段から入力される単語を格納した単語辞
書と、この単語辞書の各単語の意味に応じたパーツ画像
選定用の属性データとを関連付けた属性決定テーブルを
備えている。
【0031】したがって、入力された単語の意味から当
該単語の属性データを判別するため、単語の属性を正し
く判別することができる。
【0032】請求項8記載の発明は、前記パーツ画像選
定手段は、基本となる物体画像に対して、前記判別手段
で判別された単語の意味に対応したパーツ画像を組み合
わせて物体画像を作成する際に、変更が必要なパーツ画
像のみを前記パーツ画像記憶手段の中から指定する変更
パーツ画像選択テーブルを備えていることを特徴とす
る。
【0033】すなわち、請求項5記載の前記パーツ画像
選定手段は、基本となる物体画像に対して、前記判別手
段で判別された単語の意味に対応したパーツ画像を組み
合わせて物体画像を作成する際に、変更が必要なパーツ
画像のみを前記パーツ画像記憶手段の中から指定する変
更パーツ画像選択テーブルを備えている。
【0034】したがって、効率良く必要なパーツ画像の
みを選定して、所望の物体画像を作成することができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0036】図1〜図22は、本発明の物体画像作成装
置の実施の形態を示す図であり、例えば、本実施の形態
では、貼り付け可能な粘着テープが付加されたラベルテ
ープに所望のラベル文字やイラストを印字するラベルラ
イターとして実施したものである。
【0037】(第1の実施の形態)まず、構成を説明す
る。
【0038】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
ラベルライター1の全体構成を示すブロック図である。
【0039】図1において、ラベルライター1は、表示
部2、表示駆動部3、キー入力部4、RAM(Random A
ccess Memory)5、ROM(Read Only Memory)6、文
章修飾編集部7、印字ヘッド8、印字制御部9、CPU
(Central Processing Unit)10により構成されてい
る。
【0040】表示部2は、ここでは液晶表示装置(LC
D:Liquid Crystal Display)が用いられ、キー入力部
4より入力される文章データや作成された似顔絵のビッ
トマップデータを表示駆動回路3で表示制御を行って、
表示部2の画面上に表示する。
【0041】キー入力部4は、各種操作キーを備えたデ
ータ入力部であって、操作者によるキー操作に応じた操
作信号を発生する。例えば、印字すべき文章データを入
力する文字入力キー、入力した文章データと併せて表示
する似顔絵像や文章修飾図柄等を作成編集する画像編集
キー、あるいは、ラベルライター1でのラベル印字処理
等の操作を行う操作キーなどがある。
【0042】RAM5は、後述するCPU10の演算結
果やフラグ値を一時記憶する各種レジスタの他、後述す
るROM6から読み出される各種画像データ(似顔絵の
パーツ画像、文章修飾図柄)や似顔絵等の表情を表わす
属性データを格納するワークエリアが形成されている。
【0043】ROM6は、後述するCPU10にロード
される似顔絵像作成プログラムなどの各種制御プログラ
ムの他、様々な表情を表現する似顔絵像の各部位を構成
する複数種類のパーツ画像や文章修飾図柄等の画像デー
タ、あるいは、アイコン(絵文字)操作を行う場合は操
作画面に表示するアイコン画像が記憶されている。例え
ば、似顔絵の各部位を構成する複数のパーツ画像とその
属性データである表情データとを対応させて格納してい
る表情決定テーブル61(図1参照)や表情データに対
応させて文章修飾図柄を格納している文章修飾決定テー
ブル62(図1参照)を備えている。
【0044】文章修飾編集部7は、表情判断部71と修
飾決定部72とを内蔵しており、表情判断部71によっ
て作成された似顔絵の表情が、例えば、「喜怒哀楽」の
うちどれに該当するかを判断し、修飾決定部72でこれ
に相応しい文章修飾図柄を決定するものである。
【0045】印字ヘッド8は、ここでは、サーマルヘッ
ドを採用していて、インクリボンのインクを熱でラベル
テープ側に転写して印刷するものである。
【0046】印字制御部9は、パーツ画像を組み合わせ
て作成した似顔絵のビットマップデータと入力された文
章データとを合成した画像データに基づいて印字ヘッド
8を駆動制御して、その合成画像をラベルテープに印字
出力させるものである。
【0047】CPU10は、キー入力部4から入力され
る入力データや各種指示内容に従ってROM6内に格納
されている各種制御プログラムを実行し、各種データを
RAM5に一時的に記憶させたり、その記憶させたデー
タを使って文章や似顔絵の編集処理を行うとともに、そ
の処理過程や処理結果を表示部2に表示させる。このC
PU10には、図示していないダイレクトメモリアクセ
ス(DMA:Direct Memory Access)コントローラ等の
周辺機器を含んでおり、各種画像データ等を直接ROM
6から転送するDMA転送を行うものである。
【0048】また、CPU10は、似顔絵制御部101
と文章修飾制御部102とを内蔵していて、似顔絵制御
部101では、似顔絵を構成する各パーツ画像を前記R
OM6内の表情決定テーブル61の中から各部位毎に1
つずつ選択を行い、パーツ画像を組み合わせて似顔絵像
を作成する動作の制御が行われる。さらに、文章修飾制
御部102では、キー入力部4から入力される文章を修
飾する文章修飾図柄の選定動作を制御するものである。
【0049】そして、CPU10は、似顔絵制御部10
1で制御しながら作成された似顔絵像の各パーツ画像の
表情データとそのレベル値とに基づいて、表情データ別
に加算処理が行われる。CPU10は、その結果に基づ
いて文章修飾編集部7の表情判断部71で似顔絵の表情
が「喜怒哀楽」の何れかに該当するかを判断し、その表
情に相応しい文章修飾図柄を修飾決定部5bで決定し
て、作成された似顔絵に文章を合成して表示部2に表示
したり、印字制御部9と印字ヘッド8を介して印字出力
したりする。
【0050】次に、図2は、図1のROM6における表
情決定テーブル61のメモリ構成例を示す図である。
【0051】図2に示すように、表情決定テーブル61
内は、パーツ種類、パーツ番号、表情データ、レベル値
の4つの項目に大きく分類される。
【0052】まず、パーツ種類のエリアは、似顔絵像の
各部位を構成する「目」、「口」、「まゆげ」、……等
のように、パーツの種類毎に分類されている。図2で
は、「目」、「口」、「まゆげ」の一部しか図示してい
ないが、これ以外に「髪」、「前髪」、「鼻」、「輪
郭」、「眼鏡」、「口ひげ」あるいは「顎ひげ」等のパ
ーツ種類が同様に分類されていて、それぞれの表情決定
テーブル61内に格納されている。
【0053】次に、パーツ番号のエリアは、パーツ種類
毎のパーツ画像のバリエーションを格納するもので、各
パーツ番号に対応したビットマップのパーツ画像データ
をそれぞれ格納している。
【0054】また、表情データのエリアは、パーツ番号
における各パーツ画像に対応する属性データとしての表
情データが格納されており、ここでは、各パーツ画像が
「喜」、「怒」、「哀」、「楽」の何れの表情を表わす
パーツ画像かを分類するものである。
【0055】また、レベル値のエリアでは、表情のエリ
アで分類した「喜怒哀楽」の各表情データの表情の程度
を、ここでは「1〜3」のレベル値に置き換えたものが
格納されている。すなわち、このレベル値とは、各表情
の強さのレベルを表わすもので、例えば、表情が「喜=
1」よりも「喜=3」の方が強く、うれしい内容を表現
していることになる。なお、喜のレベル値をKN 、怒の
レベル値をDN 、哀のレベル値をIN 、楽のレベル値を
RN でそれぞれ表わされる。
【0056】このように、表情決定テーブル61は、パ
ーツ種類毎のパーツ番号に対応する各パーツ画像に対し
て、その表情データとレベル値とを対応させたテーブル
を構成している。
【0057】次に、図3は、図1のROM6における文
章修飾決定テーブル62のメモリ構成例を示す図であ
る。
【0058】図3に示すように、文章修飾決定テーブル
62内は、表情データ、パターン番号、文章修飾図柄、
合計レベル値の4つの項目に大きく分類される。
【0059】まず、表情データのエリアは、前記表情決
定テーブル61で分類した表情データの種類に対応して
おり、ここでは、表情データが「喜」、「怒」、
「哀」、「楽」に分類されている。
【0060】次に、パターン番号のエリアは、各表情デ
ータのエリアにおける文字修飾図柄のバリエーションに
対応した番号が付されている。文章修飾図柄を選択する
場合は、このパターン番号を指定することにより、所望
の図柄を選択することができる。ここでは、各表情デー
タ毎に3パターンずつの文章修飾図柄が格納されてい
る。
【0061】また、文章修飾図柄のエリアは、キー入力
部4から入力した文章を挿入する装飾された複数のフレ
ーム図柄をビットマップデータとして格納している。例
えば、図3に示すように、「喜」、「怒」、「哀」、
「楽」の各表情データの雰囲気に応じたフレーム図柄が
それぞれのレベル値に応じて3パターンずつ用意されて
いて、作成した似顔絵像のレベル値に適した文章修飾図
柄が選択できるようになっている。
【0062】また、合計レベル値のエリアは、各パター
ン毎の文章修飾図柄に対応させて一定範囲のレベル値が
格納されている。この合計レベル値は、前記表情決定テ
ーブル61で各パーツ画像毎に対応した表情の強さを示
すレベル値に基づいて、1つの似顔絵像を構成した場合
のレベル値の合計を見るものである。
【0063】通常、複数のパーツ画像を組み合わせて1
つの似顔絵像を作成する場合に、組み合わせ方によって
は、喜怒哀楽のどの表情を表わしているのか判別し難い
表情ができる場合がある。このため、第1の実施の形態
では、各パーツ画像毎に「喜」、「怒」、「哀」、
「楽」とそのレベル値を決めておき、作成した似顔絵像
を構成する各パーツ画像毎のレベル値を各表情データ別
に合計すると、各表情データ毎の合計レベル値が算出さ
れる。そこで、作成された似顔絵像がどの表情に該当す
るかを決定する場合は、合計レベル値の最も高い表情デ
ータに基づいて表情を決定するようにしている。これを
具体的に示したのが図4である。
【0064】図4は、図1の文章修飾編集部7の表情判
断部71におけるパーツ画像別のレベル値情報を示す図
である。
【0065】図4に示す表情別レベル値情報は、図2の
表情決定テーブル61にて選択されたパーツ画像のレベ
ル値を表情データ(K:喜、D:怒、I:哀、R:楽)
とともに表示している。表情判断部71では、この表情
別レベル値情報に基づいて、各表情データ毎にレベル値
を加算した結果、ここでは、合計レベル値がK=11と
なり、最も「喜」のレベル値が高いことから、似顔絵の
表情が「喜」と判断される。
【0066】次に、上記した装置構成およびデータ構成
による実施の形態の動作について、図5から図10を参
照して説明する。
【0067】第1の実施の形態におけるラベルライター
の特徴は、パーツ画像を任意に組み合わせて所望の似顔
絵を作成し、これに短い文章を添える場合に、その作成
した似顔絵像の表情に応じた文章修飾図柄が選択され
て、それらの合成画像データを自動的に作成できるよう
にしたことにある。
【0068】まず、ラベルライター1に電源が投入され
ると、CPU10は、ROM6から文章作成プログラム
や似顔絵作成プログラム等の制御プログラムを読み出し
て、CPU10自身にロードし、図5〜図9に示すフロ
ーチャートの動作が実行される。
【0069】図5は、第1の実施の形態に係るラベルラ
イター1で印字される画像データの作成動作を説明する
フローチャートである。
【0070】まず、ステップS1の処理を開始する前
に、CPU10は、RAM5に設けられている各種レジ
スタのフラグ類の初期化が行われる。
【0071】そして、CPU10は、ROM6からロー
ドした文章作成プログラムにしたがって、操作者が所望
の文章を入力する文章入力処理が行われる(ステップS
1)。
【0072】次に、CPU10は、ROM6からロード
した似顔絵作成プログラムにしたがって、操作者が任意
に選択するパーツ画像に基づいて似顔絵を作成する似顔
絵作成処理が行われる(ステップS2)。図5のフロー
チャートでは、ステップS1で文章入力処理を行って、
ステップS2で似顔絵作成処理を行っているが、この順
序は逆であってもよい。
【0073】次に、上記ステップS1とステップS2で
作成された文章と似顔絵像との合成処理が指定されると
(ステップS3)、次のステップS4において、作成さ
れた似顔絵像の表情に応じた文章修飾図柄が自動選択さ
れて、入力された文章と似顔絵像、及び文章修飾図柄と
を合成した画像データを作成する自動修飾編集処理が行
われる。
【0074】このようにして合成された画像データは、
一旦RAM5内に格納され、操作者がこれを見たい場合
に、キー入力部4が操作されると、CPU10がRAM
5から画像データを転送して表示駆動回路3によって表
示部2を駆動することにより、合成画像を画面上に表示
し、画像内容を確認することができる。
【0075】画面上で合成画像を確認した操作者は、こ
の画像内容でよければ、再度キー入力部4を操作して印
字処理を指令する。これにより、CPU10は、RAM
5内の画像データを転送して印字制御部9で印字ヘッド
8を制御することにより、ラベルテープ上に所望の合成
画像を印字出力する。
【0076】次に、図6は、図5の文章入力処理におけ
るサブルーチンの動作を示すフローチャートである。
【0077】図6に示す文章入力処理において、まず、
CPU10は、キー入力部4が操作されたか否かを判断
し(ステップS11)、操作された場合は、キー入力部
4からの操作信号に対応した文字コードデータに変換し
(ステップS12)、その文字コードデータがRAM5
に順次格納される(ステップS13)。ここでは、「や
ったね!」という文字を入力するものとする。
【0078】また、漢字かな混じりの文章を入力する場
合は、かな/漢字変換キーを押下すると、CPU10が
ROM6内の辞書に基づいて「かな→漢字」への変換処
理が行われる(ステップS15)。変換が適切であれば
確定となるが(ステップS16)、適切に変換されない
場合は、ステップS15に戻って繰り返し変換処理が行
われる。ステップS16で変換した漢字が確定される
と、RAM5内の文字コードを変換後の文字コードに書
き換える処理が行われる(ステップS17)。
【0079】また、ステップS14において、かな/漢
字変換キーを押下しない場合は、かな文字のままで確定
されることになる。
【0080】そして、CPU10は、ステップS18に
おいてキー入力が終了したか否かを判別し、キー入力が
継続している場合は、ステップS12に戻って上記の文
章入力とその変換動作とが繰り返され、キー入力が終了
している場合はリターンによってメインルーチンに戻
る。
【0081】次に、図7は、図5の似顔絵作成処理にお
けるサブルーチンの動作を示すフローチャートであり、
図8は、図7で作成する似顔絵像の一例を示す図であ
る。
【0082】図7に示す似顔絵作成処理において、CP
U10は、図2に示すROM6内の表情決定テーブル6
1の「目」、「口」、「まゆげ」、……といったパーツ
種類毎のパーツ画像データをパーツ番号に対応させて表
示部2に表示する(ステップS21)。
【0083】似顔絵を作成する操作者は、表示部2の画
面を見ながら、「目」、「口」、「まゆげ」といった順
番で順次表示される複数のパーツ画像の中から、所望の
パーツをキー入力部4でパーツ番号を入力することによ
り指定する(ステップS22)。例えば、パーツ種類が
「目」のときは、パーツ番号を「1」とし、「口」のと
きは、パーツ番号を「3」とし、「まゆげ」のときは、
パーツ番号を「4」として、順次パーツ画像の指定処理
を続ける。
【0084】このようにして指定されたパーツ画像のビ
ットマップデータは、順次RAM5に格納される(ステ
ップS23)。ステップS24で、チェックしていない
パーツ種類が残っている場合は、ステップS22に戻っ
て各種パーツ画像の指定処理が繰り返される。ステップ
S24で全てのパーツ種類のチェックが終了した場合、
CPU10は、RAM5に格納されたパーツ画像データ
を使って似顔絵像を作成する。このようにして作成され
た似顔絵は、図8に示すように、男の子が笑っている表
情となる。
【0085】次に、図9は、図5の自動修飾編集処理に
おけるサブルーチンの動作を示すフローチャートであ
り、図10は、図9で作成した合成画像の一例を示す図
である。
【0086】図9に示す自動修飾編集処理では、まず、
作成した似顔絵像に基づいてどのような表情かを決定
し、その決定した表情に応じた文章修飾図柄を選択する
処理が行われる。
【0087】似顔絵像に基づいて表情を決定する場合
は、ここでは、似顔絵像を構成する各パーツ画像毎に表
情データとレベル値とを持っており(図2の表情決定テ
ーブル61を参照)、選択されたパーツ画像を「喜=
K」、「怒=D」、「哀=I」、「楽=R」の表情デー
タ毎に分けてそのレベル値を加算することで、どの表情
が似顔絵の中で強調されているかを判断するものであ
る。
【0088】そのため、CPU10は、K、D、I、R
の各表情データ毎にレベル値を加算するカウンタをリセ
ットして「0」とする(ステップS41)。
【0089】そして、似顔絵を作成した場合に、RAM
5内に格納された似顔絵を構成するパーツ画像と、これ
に対応する表情別のレベル値情報に基づいて(図4参
照)、「喜=K」、「怒=D」、「哀=I」、「楽=
R」毎にレベルの合計値を表情別に求める計算が行われ
る(ステップS42)。パーツ別のレベル値を見ると、
図4に示すように、「髪=R1」、「前髪=R1」、
「まゆげ=K1」、「目=K3」、「鼻=K2」、「口
=K3」、「輪郭=K2」となり、これを加算した結果
は、「ΣKN =11」、「ΣDN =0」、「ΣIN =
0」、「ΣRN =2」となる。
【0090】次に、ステップS42で求められた各表情
のレベルの合計値を比較し、その最大値レベルの表情が
似顔絵の表情であると決定する(ステップS43)。こ
こでは、最大値の表情データがK=11であって、図8
に示す似顔絵の表情は「喜」である。このような表情の
判断は、図1に示す文章修飾編集部7の表情判断部71
で行われる。
【0091】このように似顔絵の表情が決定された後、
最大値レベルにある表情に対応した文章修飾図柄の選択
が行われる(ステップS44)。すなわち、上記の似顔
絵の表情は「喜」であることから、CPU10は、図3
に示すROM6内の文章修飾決定テーブル62を参照
し、合計レベル値が「11〜20」の範囲内にあること
から、この似顔絵に相応しい文章修飾図柄は、パターン
番号2のフレーム2であると決定される(ステップS4
4)。そして、文章修飾フラグの設定が行われる(ステ
ップS45)。
【0092】その後、CPU10内の文章修飾制御部1
02によって、先に入力済みの文章に、作成された似顔
絵像と、上記選択された文章修飾図柄とを画像合成する
ことにより、図10に示すような文章が挿入された似顔
絵付きの文章修飾図柄を作成することができる(ステッ
プS46)。
【0093】以上述べたように、第1の実施の形態にお
いて作成される文章修飾図柄の特徴は、操作者が似顔絵
を作成するだけで、その似顔絵の表情に合った文章修飾
図柄を自動的に選択して合成できることにある。すなわ
ち、図10に示すように、男の子がうれしそうに笑って
いる似顔絵を作成すると、うれしい雰囲気(「喜」の表
情)の似顔絵に合った花柄のフレームからなる文章修飾
図柄が自動選択され、このフレーム内に「やったね!」
という文章が挿入された効果的な画像が容易に作成でき
る。
【0094】もちろん、ここでは、「喜」の場合の一例
を説明したが、図3の文章修飾決定テーブル62に示す
ように、作成する表情データが「怒」、「哀」、「楽」
のように異なるとともに、各表情データにおける合計レ
ベル値が変わる度に、様々なデザインからなる文章修飾
図柄が自動選択されることがわかる。このような文章修
飾図柄は、単なる文章だけを表示する場合と比較する
と、強調の度合いが非常に強くなり、見ていて面白い
上、見栄えのする効果的な画像を簡単に作り出すことが
できる。
【0095】なお、上記実施の形態では、似顔絵の表情
を決定するにあたって、図9に示すように、合計レベル
が最大値の表情のみが有効であったが、例えば、文章修
飾図柄を決定する図3の文章修飾決定テーブル62を細
かく設定するようにすれば、最大値以外のレベル値を持
つ表情データも文章修飾図柄の選択に反映させるように
することも可能である。
【0096】また、上記実施の形態では、表情データの
種類は、「喜怒哀楽」の4種類を用いて実施したが、も
ちろんこの種類数に限定されるべきものではなく、その
数に制限されない。
【0097】さらに、上記実施の形態では、人間の顔を
デフォルメした各部位のパーツを使って似顔絵を作成す
るようにしたが、似顔絵のみならず、絵文字のキャラク
タとなる動物の顔や建築物などを構成する各パーツに上
記と同様なデータを持たせることにより、同様の画像を
作成するようにしてもよい。
【0098】また、本実施の形態では、表示部の画面で
作成される画像をモニタで確認し、その画像でよければ
印字キー等を押下することにより、その画像をラベルテ
ープ等に印字するようにしたが、これに限定されるもの
ではなく、電子手帳のように画面上に表示する表示画像
として作成するものであってもよい。
【0099】(第2の実施の形態)上記した第1の実施
の形態では、似顔絵像を作成するとその似顔絵像に合っ
た文章修飾図柄を自動合成するのに対して、本第2の実
施の形態では、任意に文章を作成するとその文章の意味
に合った似顔絵像が自動合成されるようにしたところに
特徴がある。これらの実施の形態は、一見すると共通性
が無いようにも思えるが、まず最初に作成する似顔絵
像や文章の属性を検出し、その属性に基づいて自動合
成する文章修飾図柄や似顔絵を選択するため、関連性の
ある合成画像が得られるという点で両者は共通してい
る。
【0100】以下、第2の実施の形態の構成を説明す
る。
【0101】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
るラベルライター201の全体構成を示すブロック図で
ある。
【0102】図11に示すラベルライター201では、
図1に示すラベルライター1と同一もしくは相当な構成
部については、同じ符号を付して構成説明を省略する。
ラベルライター201で特徴的な構成は、ROM(Read
Only Memory)210、似顔絵自動編集部220、CP
U(Central Processing Unit)230である。
【0103】ROM210は、後述するCPU230に
ロードされる文章における表情決定プログラムや似顔絵
像作成プログラムなどの各種制御プログラムの他、様々
な表情を表現する似顔絵像の各部位を構成する複数種類
のパーツ画像、あるいは、アイコン(絵文字)操作を行
う場合は操作画面に表示するアイコン画像等が記憶され
ている。例えば、文章を構成する単語(熟語)とその属
性データである表情データや表情のレベルを対応させて
格納している表情決定テーブル211、表情データに対
応させて変更する必要のある似顔絵のパーツ番号を格納
している似顔絵パーツ選択テーブル212、および、似
顔絵パーツ選択テーブル212で選択されたパーツ画像
データを取り出すパーツ画像テーブル213等を備えて
いる。
【0104】似顔絵自動編集部220は、表情判断部2
21と似顔絵パーツ決定部222とを内蔵しており、表
情判断部221によって文章を構成する単語の意味が、
例えば、「喜怒哀楽」のうちどれに該当するかを判断
し、似顔絵パーツ決定部222でこれに相応しい表情に
するために変更が必要な似顔絵パーツを決定するもので
ある。
【0105】CPU230は、キー入力部4から入力さ
れる入力データや各種指示内容に従ってROM6内に格
納されている各種制御プログラムを実行し、各種データ
をRAM5に一時的に記憶させたり、その記憶させたデ
ータを使って文章や似顔絵の編集処理を行うとともに、
その処理過程や処理結果を表示部2に表示させる。この
CPU230には、図示していないダイレクトメモリア
クセス(DMA:Direct Memory Access)コントローラ
等の周辺機器を含んでおり、各種画像データ等を直接R
OM6から転送するDMA転送を行うものである。
【0106】また、CPU230は、似顔絵制御部23
1と文章変換制御部232とを内蔵している。そして、
似顔絵制御部231では、入力した文章に対応した表情
を持った似顔絵を構成するために、要変更のパーツ番号
を前記ROM6内の似顔絵パーツ選択テーブル212か
ら取り出して、パーツ画像テーブル213のパーツ画像
データを使ってパーツ画像を組み合わせ、所望の似顔絵
像を作成する動作を制御する。また、文章変換制御部2
32では、キー入力部4から入力された文章を構成する
単語(熟語)に分けて、各単語(熟語)に対応する表情
データやレベル等のデータに変換する文章変換制御を行
うものである。
【0107】そして、CPU230では、入力した文章
を文章変換制御部232でROM6の表情決定テーブル
211を参照しながら表情データとレベルに変換し、そ
の結果に基づいて似顔絵自動編集部220の似顔絵パー
ツ決定部222で選択した要変更のパーツ画像データを
使って、似顔絵制御部231で文章に応じた似顔絵を作
成して、先に入力された文章と合成して表示部2に表示
したり、印字制御部9と印字ヘッド8を介して印字出力
したりする。
【0108】次に、図12は、図11のROM210に
おける表情決定テーブル211のメモリ構成例を示す図
である。
【0109】図12に示すように、表情決定テーブル2
11内は、単語(熟語)、品詞、……、表情データ、レ
ベル等の複数項目に分類されている。
【0110】まず、単語(熟語)や品詞等のエリアは、
通常の単語辞書としての機能を有しており、文章を構成
する各単語毎の品詞や意味を対応させて格納している。
【0111】次に、表情データのエリアは、各単語や熟
語毎にその意味を表情に置き換えるとしたら、「喜」、
「怒」、「哀」、「楽」の何れの表情を表わすかを予め
表情データとして持たせている(図12参照)。
【0112】また、レベルのエリアは、上記表情データ
のエリアでそれぞれ分類した「喜怒哀楽」の各表情デー
タの表情の程度を、ここでは「1〜3」のレベル値に置
き換えたものを各単語毎に格納している。すなわち、こ
のレベル値とは、各表情の強さのレベルを表わすもので
ある。例えば、表情が「喜=1」よりも「喜=3」の方
が強く、うれしい内容を表現していることになる。
【0113】このように、表情決定テーブル211は、
各単語(熟語)に対して、その表情データとレベルとを
対応させたテーブルを構成している。
【0114】次に、図13は、図11のROM210に
おける似顔絵パーツ選択テーブル212のメモリ構成例
を示した図である。
【0115】図13に示すように、似顔絵パーツ選択テ
ーブル212内は、表情データ、レベル、要変更パーツ
番号の3つの項目に大きく分類される。
【0116】まず、表情データのエリアは、前記表情決
定テーブル211で分類された表情データの種類に対応
しており、ここでは、表情データが「喜」、「怒」、
「哀」、「楽」に分類されている。
【0117】次に、レベルのエリアは、各表情データの
エリアにおいて表情の強さの程度をレベル1〜レベル3
に対応させて分類するものである。このレベルも前記表
情決定テーブル211で分類されたレベルに対応してい
る。
【0118】また、要変更パーツ番号のエリアは、さら
に「髪」、「前髪」、「眉」、「目」、「鼻」、
「口」、「輪郭」、「口髭」、「顎髭」、「眼鏡」のよ
うに各パーツ毎に細分化されている。
【0119】ここでの特徴は、この要変更パーツ番号と
あるように、全てのパーツ番号を指定するのではなく、
変更を要するパーツ番号のみを指定するようにしてい
る。これは、表情を変えたい場合に、全てのパーツを変
更する必要はなく、一部のパーツの変更で十分に表情を
変えることができるからである。そこで、基本的なパー
ツからなる似顔絵像を予め作成しておいて、この基本的
な似顔絵像と異なるパーツを使う場合にのみパーツ番号
の変更を指定するようにしている。このため、似顔絵像
を変更するにあたって、転送するパーツ画像のデータ量
が少なくて済み、効率良く画像処理が行えるという利点
がある。
【0120】図14は、図11のROM6内のパーツ画
像テーブル213においてパーツ種類別に複数のパーツ
画像データが格納されたテーブルである。図14に示す
ように、縦方向にはパーツ種別として、「輪郭」、
「髪」、「目」、「鼻」、「口」、「眉」、……と続
き、横方向には、各パーツ種別におけるパーツのバリエ
ーションが1〜50までそれぞれ用意されていて、各パ
ーツ種別に対するパーツ番号を指定するだけで、マトリ
ックス状に配列されたビットマップデータからなるパー
ツ画像データが格納されている。例えば、「輪郭/3」
や「髪/2」というように指定することにより、特定の
パーツ画像データを転送することができる。
【0121】図11の文章修飾編集部7の表情判断部7
1におけるパーツ画像別のレベル値情報を示す図であ
る。
【0122】次に、上記した装置構成およびデータ構成
による第2の実施の形態に係る動作について、図15か
ら図18を参照して説明する。
【0123】第2の実施の形態におけるラベルライター
の特徴は、任意に文章を作成するとその文章を構成する
単語の意味に応じた表情の似顔絵像が自動的に合成され
る点にある。
【0124】まず、ラベルライター1に電源が投入され
ると、CPU230は、ROM210から文章における
表情決定プログラムや似顔絵像作成プログラムなどの各
種制御プログラムを読み出して、CPU230自身にロ
ードし、図15〜図18に示すフローチャートの動作が
実行される。
【0125】図15は、第2の実施の形態に係るラベル
ライター1で印字される画像データの作成動作を説明す
るフローチャートである。
【0126】まず、ステップP1の処理を開始する前
に、CPU230は、RAM5に設けられている各種レ
ジスタのフラグ類の初期化が行われる。
【0127】そして、CPU230は、ROM210か
らロードした文章作成プログラムにしたがって、操作者
が文字を入力して文章を作成するとともに、その入力さ
れた文章がどのような単語で構成されているかを理解す
るために、各単語に変換する処理が行われる(ステップ
P1)。
【0128】次に、CPU230は、ステップP1で変
換された単語が「喜怒哀楽」の表情データを持っている
か否かを判断する(ステップP2)。この判断は、1つ
の文章に複数の単語が含まれる場合は、それぞれの単語
について行われる。
【0129】具体的には、図12に示すようなROM2
10の表情決定テーブル211内の辞書を使って単語を
検索し、該当する単語があった場合にそれに対応する表
情データがあるか否かを判断すればよい。この表情デー
タは、全ての単語に付加することができないため、表情
データの無い単語も存在する。その場合には、変換され
た単語が表情データを持っていないので、ステップP2
でNOが選択されて終了する。表情データを持った単語
である場合、CPU230は、表情データのレベルを認
識して、次のステップP3に移る。
【0130】このステップP3で例えば、「うれしい」
という単語であった場合は、YESが選択されてステッ
プP4に移行し、「喜」の表情のフラグをONにする。
【0131】次に、ステップP5では、図11のROM
210内の似顔絵パーツ選択テーブル212において、
変更が必要な表情パーツ群の選択処理が行われる。この
場合に選択される表情パーツ群は、図示していないが、
基本となるパーツから構成された似顔絵像があって、こ
の似顔絵像のどの部位のパーツをどのようなパーツに置
き換えるかの選択を行うものである。図13の似顔絵パ
ーツ選択テーブル212に示すように、要変更のパーツ
番号のみがパーツ種別毎に記入されていて、上記ステッ
プP3で検索した単語の表情データとそのレベルとに基
づいて、どのパーツを変更すればよいかが分かる。
【0132】次のステップP6では、上記した似顔絵パ
ーツ選択テーブル212で選択された要変更のパーツ番
号に基づいて、図14に示すパーツ画像テーブルを参照
して必要なパーツのビットマップデータを取り出して、
CPU230の似顔絵制御部231において基本となる
似顔絵像に対してパーツの変更処理が行われ、最初に作
成した文章の意味内容に応じた似顔絵像を作成すること
ができる。
【0133】また、図15のフローチャートでは、ステ
ップP3において、変換された単語が「こらー」という
単語である場合、表情決定テーブル211を参照すると
表情データが「怒」であるため、ステップP7に移って
YESとなり、ステップP8で怒の表情フラグをONに
して、上記と同様にステップP5に移って似顔絵の作成
処理が行われる。
【0134】さらに、図15のフローチャートのステッ
プP3において、変換された単語が「えーん」という単
語である場合、表情決定テーブル211を参照すると表
情データが「哀」であるため、ステップP7でNOとな
ってステップP9に移り、ここでYESとなる。このた
め、ステップP10では、哀の表情フラグをONにし
て、上記と同様にステップP5に移って似顔絵の作成処
理が行われる。
【0135】また、図15のフローチャートのステップ
P3において、変換された単語が「たのしい」という単
語である場合、表情決定テーブル211を参照すると表
情データが「楽」であるため、ステップP9でNOとな
ってステップP11に移り、ここでYESとなる。この
ため、ステップP12では、楽の表情フラグをONにし
て、上記と同様にステップP5に移って似顔絵の作成処
理が行われる。
【0136】上記したように、第2の実施の形態におけ
るラベルプリンター201は、入力された文章を単語に
変換して、各単語についての表情データと各表情データ
におけるレベルを見て、変更が必要なパーツ番号を選択
し、その選択されたパーツ番号に基づくビットマップデ
ータからなるパーツ画像データを取り出して似顔絵のパ
ーツを変更する。このようにして、ラベルプリンター2
01は、先に入力した文章の持っている表情に応じた似
顔絵を自動的に作成して、その文章とともに合成した画
像を容易に作成することができる。
【0137】次に、図16は、図15の文字入力及び単
語変換処理におけるサブルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【0138】図16に示す文字入力及び単語変換処理に
おいて、まず、CPU230は、キー入力部4が操作さ
れたか否かを判断し(ステップP11)、操作された場
合は、キー入力部4からの操作信号に対応した文字コー
ドデータに変換し(ステップP12)、その文字コード
データがRAM5に順次格納される(ステップP1
3)。ここでは、「うれしい(喜)」、「こらー
(怒)」、「えーん(哀)」、「たのしい(楽)」とい
うそれぞれの文字を入力するものとする。
【0139】また、このようにして入力された文字列の
中から、単語や熟語と、それ以外の助詞等に分ける(ス
テップP14)。この処理は、CPU230が日本語の
文法プログラムに基づいて文字列を分析することによ
り、単語あるいは熟語と助詞等に分けることができる。
【0140】単語や熟語のみを抽出処理した後(ステッ
プP15)、リターンとなる。
【0141】ステップP2〜ステップP4までは、上記
したように抽出された単語の表情が判断される。例え
ば、ステップP3では「うれしい」という単語であれば
喜の表情と判断し、ステップP7では「こらー」という
単語であれば怒の表情と判断し、ステップP9では「え
ーん」という単語では哀の表情と判断し、ステップP1
1では「たのしい」という単語では楽の表情と判断し
て、それぞれのフラグを立てる(ONにする)。
【0142】次に、図17は、図15の表情パーツ群の
選択処理におけるサブルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【0143】図17に示す表情パーツ群の選択処理にお
いて、CPU230は、入力した文章を構成する単語の
表情データをフラグのON/OFFで判断する(ステッ
プP51)。
【0144】次に、CPU230は、この表情データに
対応してRAM5に格納されている表情のレベルデータ
を読み出して確認する(ステップP52)。
【0145】そして、CPU230は、似顔絵パーツ選
択テーブルを参照して表情データと、その表情データの
レベルとに基づいて、変更を要するパーツ番号が読み出
される。
【0146】例えば、単語が「うれしい」の場合は、表
情データ=喜、レベル2であるから、図13における眉
=15、目=25、口=14のそれぞれのパーツ番号で
指定されたパーツのみが基本の似顔絵像に対して選択さ
れる。
【0147】また、単語が「こらー」の場合は、表情デ
ータ=怒、レベル3であるから、図13における髪=
2、眉=20、目=50、口=26のそれぞれのパーツ
番号で指定されたパーツのみが基本の似顔絵像に対して
選択される。
【0148】さらに、単語が「えーん」の場合は、表情
データ=哀、レベル2であるから、図13における眉=
12、目=3、口=18のそれぞれのパーツ番号で指定
されたパーツのみが基本の似顔絵像に対して選択され
る。
【0149】また、単語が「たのしい」の場合は、表情
データ=楽、レベル2であるから、図13における眉=
6、目=13、口=28のそれぞれのパーツ番号で指定
されたパーツのみが基本の似顔絵像に対して選択され
る。
【0150】次に、図18は、図5の似顔絵パーツの変
更処理におけるサブルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【0151】図18に示す似顔絵パーツの変更処理で
は、まず、図13に示す似顔絵パーツ選択テーブル21
2から読み出したパーツ番号に基づいて、図14のパー
ツ画像テーブル213からパーツ画像データが取り出さ
れる(ステップP61)。
【0152】CPU230は、基本となる似顔絵のパー
ツと比較し(ステップP62)、同じ部位のパーツであ
れば変更を要し、同じ部位のパーツが無ければ変更を要
しない(ステップP63)。
【0153】変更を要するパーツであれば、基本となる
パーツ画像データを似顔絵パーツ選択テーブル212の
パーツ番号に基づいてパーツ画像テーブルから読み出さ
れたパーツ画像データと置換する(ステップP64)。
【0154】その置換されたパーツ画像データは、RA
M5に順次格納される。
【0155】また、ステップP63において、変更を要
しないパーツであれば、その基本のパーツ画像データを
そのままRAM5に格納しておく(ステップP65)。
【0156】そして、CPU230は、一部のパーツ画
像データが置換されたRAM5内のパーツ画像データに
基づいて、似顔絵を作成する処理が行われる。
【0157】なお、本第2の実施の形態では、作成され
た似顔絵と先に入力された文章とを画像合成する際に、
文章をフレーム内に挿入したり、入力された文字を通常
の印刷文字(明朝体やゴチック体)ではなく、丸文字な
どの遊び文字で修飾するように構成したが、これに限定
されない。
【0158】以上のようにして、入力した文章と、それ
に応じた似顔絵とを合成した出力例を図19〜図22に
示している。
【0159】図19は、「うれしい(喜)」という文字
を入力した場合であり、いかにも喜んでいる表情の似顔
絵が自動作成され、合成出力されている。「うれしい」
という文字は丸文字であり、矩形状のフレーム内に挿入
されている。
【0160】また、図20は、「こらー(怒)」という
文字を入力した場合であり、怖い顔で怒っている似顔絵
が自動的に作成され、合成出力されている。「こらー」
という文字も丸文字としたが、怒の表情に相応しい文字
にすることも可能である。この場合も矩形状のフレーム
内に挿入しているが、上記した第1の実施の形態のよう
に、フレーム自体に修飾を施すようにしてもよい。
【0161】さらに、図21は、「えーん(哀)」とい
う文字を入力した場合であり、悲しそうな表情の似顔絵
が自動作成され、合成出力されている。「えーん」とい
う文字を丸文字としたが、白抜き、あるいは立体状に文
字飾りを付けることも可能である。
【0162】また、図22は、「たのしい(楽)」とい
う文字を入力した場合であり、愉快で楽しそうな表情の
似顔絵が自動的に作成され、合成出力されている。
【0163】以上述べたように、本第2の実施の形態で
は、文字入力による文章作成操作を行うだけで、ラベル
ライター側でその文章の属性を判断して、文章に応じた
表情の似顔絵を自動的に作成して、合成出力するので、
操作が非常に簡単であって、効果的で面白いラベルプリ
ンターとすることができる。
【0164】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明
は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまで
もない。
【0165】例えば、上記の第2の実施形態では、表情
データの種類は、「喜怒哀楽」の4種類を用いて実施し
たが、もちろんこの種類数に限定されるべきものではな
く、その数に制限されない。
【0166】また、上記第2の実施の形態では、人間の
顔をデフォルメした各部位のパーツを使って似顔絵を作
成するようにしたが、人間の顔の似顔絵のみならず、絵
文字のキャラクタとなる動物の顔や建築物などを構成す
る各パーツに上記と同様な属性データを持たせることに
より、同様な手順にしたがって物体画像を作成するよう
にしてもよい。
【0167】さらに、上記第2の実施の形態では、表示
部の画面で作成される画像をモニタで確認し、その画像
でよければ印字キー等を押下することにより、その画像
をラベルテープ等に印字するようにしたが、これに限定
されるものではなく、電子手帳のように画面上に表示す
る表示画像として作成するものであってもよい。
【0168】
【発明の効果】請求項1記載の物体画像作成装置によれ
ば、パーツ画像を自由に組み合わせて所望の物体画像を
作成する際に、その作成された物体画像の特徴を自動的
に検出して、作成された物体画像の特徴に適した修飾図
柄を作成された物体画像とその画像に付された文字デー
タとともに合成して容易かつ迅速に作成することができ
る。
【0169】請求項2記載の物体画像作成装置によれ
ば、複数の部位のパーツ画像で構成される1つの物体画
像の特徴を決定する場合、その物体画像を構成する各パ
ーツ画像を属性別にレベル値を加算するだけで、物体画
像の特徴を適正に判別することが可能となる。
【0170】請求項5記載の物体画像作成装置によれ
ば、入力手段で所望の単語を入力すると、その単語の意
味を自動的に判別して、その単語に適した物体画像を作
成し、入力された単語と物体画像とが合成された画像を
容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るラベルライタ
ーの全体構成を示すブロック図。
【図2】図1のROMにおける表情決定テーブルのメモ
リ構成例を示す図。
【図3】図1のROMにおける文章修飾決定テーブルの
メモリ構成例を示す図。
【図4】図1の文章修飾編集部の表情判断部におけるパ
ーツ画像別のレベル値情報を示す図。
【図5】第1の実施の形態に係るラベルライターで印字
される画像データの作成動作を説明するフローチャー
ト。
【図6】図5の文章入力処理におけるサブルーチンの動
作を示すフローチャート。
【図7】図5の似顔絵作成処理におけるサブルーチンの
動作を示すフローチャート。
【図8】図7で作成する似顔絵像の一例を示す図。
【図9】図5の自動修飾編集処理におけるサブルーチン
の動作を示すフローチャート。
【図10】図9で作成した合成画像の一例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るラベルライ
ターの全体構成を示すブロック図。
【図12】図11のROMにおける表情決定テーブルの
メモリ構成例を示す図。
【図13】図11のROMにおける似顔絵パーツ選択テ
ーブルのメモリ構成例を示す図。
【図14】図11のROM内のパーツ画像テーブルにお
いてパーツ種類別に複数のパーツ画像データが格納され
たテーブル。
【図15】第2の実施の形態に係るラベルライターで印
字される画像データの作成動作を説明するフローチャー
ト。
【図16】図15の文字入力及び単語変換処理における
サブルーチンの動作を示すフローチャート。
【図17】図15の表情パーツ群の選択処理におけるサ
ブルーチンの動作を示すフローチャート。
【図18】図5の似顔絵パーツの変更処理におけるサブ
ルーチンの動作を示すフローチャート。
【図19】うれしいという文字入力による似顔絵の合成
出力例を示す図。
【図20】こらーという文字入力による似顔絵の合成出
力例を示す図。
【図21】えーんという文字入力による似顔絵の合成出
力例を示す図。
【図22】たのしいという文字入力による似顔絵の合成
出力例を示す図。
【符号の説明】
1,201 ラベルプリンター 2 表示部 3 表示駆動回路 4 キー入力部 5 RAM 6,210 ROM 61 表情決定テーブル 62 文章修飾テーブル 211 表情決定テーブル 212 似顔絵パーツ選択テーブル 213 パーツ画像テーブル 7 文章修飾編集部 71 表情判断部 72 修飾決定部 8 印字ヘッド 9 印字制御部 10,230CPU 101 似顔絵制御部 102 文章修飾制御部 220 似顔絵自動編集部 221 表情判断部 222 似顔絵パーツ決定部 231 似顔絵制御部 232 文章変換制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種々の物体画像の各部位を構成する複数の
    パーツ画像が記憶されているパーツ画像記憶手段と、 所定の物体画像を構成する各部位別に一つづつパーツ画
    像を前記パーツ画像記憶手段から選定して配置し物体画
    像を作成する物体画像作成手段と、 前記物体画像作成手段で作成した物体画像の特徴を検出
    する検出手段と、 前記物体画像作成手段で作成される物体画像に付される
    文字データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力される文字データに付される修
    飾図柄が複数記憶されている修飾図柄記憶手段と、 前記検出手段で検出された物体画像の特徴に対応する修
    飾図柄を前記修飾図柄記憶手段の中から検索する修飾図
    柄検索手段と、 前記物体画像作成手段で作成した物体画像、前記入力手
    段により入力された文字データ、および前記修飾図柄検
    索手段で検索した修飾図柄とを合成して出力する合成出
    力手段と、 を備えたことを特徴とする物体画像作成装置。
  2. 【請求項2】前記検出手段は、前記物体画像作成手段で
    作成された物体画像を構成する各パーツ画像に付された
    属性別のレベル値を各属性毎に加算し、その加算結果の
    最大値レベルにある属性を当該物体画像の特徴として検
    出することを特徴とする請求項1記載の物体画像作成装
    置。
  3. 【請求項3】前記修飾図柄検索手段は、前記検出手段で
    検出される各物体画像の特徴と、その特徴に適した前記
    修飾図柄記憶手段中の修飾図柄とを関連付ける修飾図柄
    決定テーブルを備えていることを特徴とする請求項1記
    載の物体画像作成装置。
  4. 【請求項4】前記物体画像作成手段で作成される物体画
    像は、顔の各部位を構成する目、鼻、口などのパーツ画
    像を組み合わせた似顔絵画像であり、作成された物体画
    像の特徴は、その似顔絵画像の特徴を表わす喜怒哀楽の
    表情であることを特徴とする請求項1記載の物体画像作
    成装置。
  5. 【請求項5】前記単語を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力された単語の意味を判別する判別手
    段と、 前記入力手段で入力される単語別にパーツ画像が記憶さ
    れているパーツ画像記憶手段と、 前記判別手段で判別された単語の意味に対応したパーツ
    画像を前記パーツ画像記憶手段の中から選定するパーツ
    画像選定手段と、 前記パーツ画像選定手段で選定されたパーツ画像を使っ
    て物体画像を作成する物体画像作成手段と、 前記入力手段で入力された単語と前記物体画像作成手段
    で作成された物体画像とを合成して出力する合成出力手
    段と、 を備えたことを特徴とする物体画像作成装置。
  6. 【請求項6】前記合成出力手段は、表示手段および印字
    手段の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1
    または請求項5記載の物体画像作成装置。
  7. 【請求項7】前記判別手段は、前記入力手段から入力さ
    れる単語を格納した単語辞書と、この単語辞書の各単語
    の意味に応じたパーツ画像選定用の属性データとを関連
    付けた属性決定テーブルを備えていることを特徴とする
    請求項5記載の物体画像作成装置。
  8. 【請求項8】前記パーツ画像選定手段は、基本となる物
    体画像に対して、前記判別手段で判別された単語の意味
    に対応したパーツ画像を組み合わせて物体画像を作成す
    る際に、変更が必要なパーツ画像のみを前記パーツ画像
    記憶手段の中から指定する変更パーツ画像選択テーブル
    を備えていることを特徴とする請求項5記載の物体画像
    作成装置。
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