JPH09231383A - ミップマップ・リップマップテキスチャ線型アドレシングメモリ構成及びアドレス発生器 - Google Patents

ミップマップ・リップマップテキスチャ線型アドレシングメモリ構成及びアドレス発生器

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JPH09231383A
JPH09231383A JP8140513A JP14051396A JPH09231383A JP H09231383 A JPH09231383 A JP H09231383A JP 8140513 A JP8140513 A JP 8140513A JP 14051396 A JP14051396 A JP 14051396A JP H09231383 A JPH09231383 A JP H09231383A
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リー ルエン−ロン
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フアン チュン−カイ
Kuo Chia Uei
チア ウェイ−クオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、テキスチャを有する3次元物体の
描画方法に関し、テキスチャ配列をメモリに効率的に格
納する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ミップマップ及びリップマップをメモリ
に物理的に格納する線型アドレス構成である。ミップマ
ップ及びリップマップのサブサンプリングされたデータ
配列はメモリアドレスの連続シーケンスの連続サブシー
ケンスに順次格納される。アドレスのサブシーケンスは
ミップマップ又はリップマップを構成するデータ配列の
サブサンプリングレベル順に割り当てられる。リップマ
ップの場合には、各グループの第1の方向のサブサンプ
リングレベルが等しくなるようにグループ分けされ、サ
ブシーケンスは各グループのデータ配列に割り当てら
れ、サブシーケンスのアドレスは各グループ内でスパン
基準に基づいてスパンに割り当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムにおけるグラフィックコントローラに係わり、特
に、特定のテキスチャを有する3次元物体の描画に関す
る。テキスチャデータは複数の前向きにサブサンプリン
グされたデータ配列に格納されることが多い。かかるデ
ータ配列から補間されたテキスチャ値が生成される。本
発明は特にテキスチャデータ配列をメモリに線型に格納
し、所望のデータ配列内のテキスチャデータに対するア
ドレスを生成する新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のコンピュータシステム10
を示す。コンピュータシステム10はプロセッサ12、
主メモリ14、ディスクメモリ16、及び、キーボード
やマウス等の入力装置18を備えている。装置12〜1
8は、データ、即ち、命令及び情報を各装置12〜18
の間で転送するバス20に接続されている。グラフィッ
クコントローラ30もまたバス20に接続されている。
図示の如く、グラフィックコントローラ30は描画プロ
セッサ32を有している。描画プロセッサ32はアドレ
ス発生器36及びフレームバッファ34のデータ入力部
にも接続されている。更に、アドレス発生器36はフレ
ームバッファ34のRAS(row addressselect; 列ア
ドレス選択)入力、CAS(column address select;行
アドレス選択)入力、及びチップ選択入力に接続されて
いる。例えば、フレームバッファ34は複数のVRAM
(ビデオ ランダム アクセス メモリ; ビデオRA
M)或いはDRAM(ダイナミック ランダム アクセ
ス メモリ; ダイナミックRAM)により実現される。
フレームバッファ34は、陰極線管(CRT)或いは液
晶表示(LCD)モニタ等の表示装置38に接続されて
いる。
【0003】描画プロセッサ32はプロセッサ12から
描画オブジェクト用の命令を受け取る。例えば、コンピ
ュータ支援設計(CAD)に用いられる場合には、プロ
セッサ12は3次元空間での物体の生成及び配置に関す
るユーザ入力を受け取る。更に、プロセッサ12はオブ
ジェクトの大きさ、位置、テキスチャ、半透明性等に関
する命令を描画プロセッサ32に転送する。これに応じ
て、描画プロセッサは、3次元空間でのオブジェクトの
観察面での画素イメージ表現を生成する。各観察面での
画像の画素は描画プロセッサ32によりフレームバッフ
ァ34に格納されるフレームの一部を構成する。米国特
許第5,046,023号及び第5,185,856号
に開示される如く、いくつかの描画プロセッサ32が知
られている。米国特許第5,185,856号は特に3
次元オブジェクトの描画に適合された描画プロセッサを
開示している。
【0004】3次元描画の実行が可能なコンピュータシ
ステム10は、テキスチャを描画されるオブジェクト上
に「写像」するのが有利である。テキスチャのオブジェ
クト上への写像は公知であり、ここでは詳細には論じな
い。米国特許第5,222,205号;L.Williams、”
Pyramidal Parametrics (ピラミッド型パラメトリッ
ク)”、L.Williams、ACM COMPUTER GRAPAHICS、17巻
3号、1〜11頁(1983年);及び、”PRINCIPLES
OF INTERACTIVE COMPUTER GRAPHIC(対話型コンピュー
タグラフィックスの原理)”、第2版、W.NEWMAN & R.S
PROULL、389〜410頁を参照されたい。テキスチャ
パターンを目的オブジェクト表面上に写像されるべき描
画可能な原テキスチャ面と見なすことで十分である。こ
のように形成されたオブジェクトは目的とする観察面上
に写像される。
【0005】かかる写像は計算量が非常に大きい。上述
のWilliamsの記事に示されている如く、かかる写像にお
いては、目的オブジェクト表面の観察に適した方法でテ
キスチャデータをサンプリングすることが必要とされ
る。即ち、オブジェクト表面のテキスチャの詳細の可視
性は、オブジェクト表面が3次元空間において、観察面
からどの位近く、或いはどの位遠くに位置しているかに
依存する。観察面がオブジェクト表面に近づくにつれ
て、より詳細なテキスチャが観察されるようになる。ま
た、観察面がオブジェクト表面から遠ざかるにつれて、
テキスチャの詳細は観察されにくくなる。
【0006】オブジェクトが観察面の近くに、あるい
は、観察面から遠くに移動された際のテキスチャの写像
に伴う計算量を低減するために、Williamsの記事は最初
にテキスチャデータのサブサンプリングを行なうことを
提案している。これは図2に示されている。図2に示す
如く、テキスチャデータは2次元データ配列に格納され
ている。各配列のテキスチャデータは、インデックス付
けされている。即ち、2次元仮想アドレス座標(u,
v)、即ち、方向U及びVでの座標でアドレス付けされ
ている。テキスチャデータは、赤(R)、緑(G)、及
び、青(B)の各色に対してテキスチャデータの1点当
たり一つの固定長データ単位(例えば、バイト)を含む
RGBデータから構成されている。Rデータは配列61
に、Gデータは配列62に、Bデータは配列63に、そ
れぞれ格納されている。Williamsのメモリ格納方式によ
れば、配列64はサブサンプルされたRGBデータの格
納に用いられる。例えば、配列64のサブ配列71は、
配列61のRデータのU及びV両方向における2分の1
サブサンプリングデータを格納している。同様に、サブ
配列72は配列62のGデータのU及びV両方向におけ
る2分の1サブサンプリングデータを格納している。サ
ブ配列73は配列63のBデータのU及びV両方向にお
ける2分の1サブサンプリングデータを格納している。
次に、サブサンプリング処理が再びサブ配列74内で実
行される。サブ配列74はサブ配列81、82、及び8
3を有している。サブ配列81、82、及び83はそれ
ぞれ配列61、62、及び63のU及びV両方向におけ
る4分の1サブサンプリングデータを収容している。同
様に、配列84のサブ配列91、92、及び93はそれ
ぞれ配列61、62、及び63のU及びV両方向におけ
る8分の1サブサンプリングデータを収容している。こ
のようなサブサンプリングは1色について1個のテキス
チャデータが得られるまで実行される。かかるデータ構
造51を「ミップマップ(mip map )」と称する。ミッ
プマップ51では、最大スケールのRGBデータ(配列
61、62、及び63内)をレベルd=0でサブサンプ
リングされたといい、2分の1サブサンプリングRGB
データ(配列71、72、及び73内)をレベルd=1
でサブサンプリングされた、等という。一般的にいう
と、2-dのサブサンプリングデータをレベルdでサブサ
ンプリングされたという。
【0007】テキスチャデータをオブジェクト上に写像
するため、適切なレベルのRGBテキスチャデータ配列
が用いられる。あるいは、オブジェクト表面の大きさが
レベルd及びd+1でサブサンプリングされた2つの配
列の中間であるならば、これら2つのデータ配列のテキ
スチャデータ間での双一次補間が用いられる。従って、
ミップマップ方式によれば、比較的小さな計算量でテキ
スチャを任意の大きさのオブジェクト表面に写像するこ
とができる。
【0008】さて、オブジェクトが観察面から遠ざけら
れると共に観察面に対して回転される場合を考える。こ
の場合にも、テキスチャをオブジェクト表面上に写像す
るのに、ミップマップを用いることができる。しかしな
がら、オブジェクト表面は回転されているので、ミップ
マップを用いて生成された補間テキスチャ値は画像内に
エイリアシングあるいはボケを生じさせる。かかる問題
を防止するため、米国特許第5,222,205号は
「リップマップ(rip map )」と称される修正されたデ
ータ構造を提案している。リップマップ52は図3に示
されている。例えば、図3に示すリップマップ52はR
テキスチャデータに対するものである。Gデータ及びB
データに対するリップマップも用いられる。
【0009】リップマップ52は最大スケールのデータ
配列61’を有している。データ配列61’はオブジェ
クト表面の各画素に対して1つのR値を備えている。ミ
ップマップ51と同様に、リップマップ52は最大スケ
ールデータ配列61’がサブサンプリングされた複数の
配列を有している。しかしながら、リップマップ52の
サブサンプリング配列はU及びVの各方向についてサン
プリングされる必要はない。例えば、データ配列62’
はU方向のみについて1/2サブサンプリングされたも
のである。データ配列63’はU方向のみについて1/
4サブサンプリングされたものである。データ配列6
4’はU方向のみについて1/8サブサンプリングされ
たものである、等である。同様に、データ配列65’は
V方向のみについて1/2サブサンプリングされたもの
であり、データ配列66’はV方向のみについて1/4
サブサンプリングされたものであり、データ配列67’
はV方向のみについて1/8サブサンプリングされたも
のである。リップマップは、U方向に1/2サブサンプ
リングされ、V方向に1/8サブサンプリングされたデ
ータ配列75’のようにサブサンプリングの他の組み合
わせを含んでいる。このため、サブサンプリングの2つ
のレベル(du,dv)が特定のデータ配列を指定する
のに用いられる。次表はレベルのサブサンプリングデー
タへの割り当てをまとめたものである。
【0010】
【表1】
【0011】リップマップ51によれば、補間に用いる
サブサンプリングデータの選択範囲が拡がる。これは、
上述したエイアリアシング及び像のボケを減少するのに
役立つ。望ましくは、RGBテキスチャデータにはアル
ファデータAが補足され、各画素に対してRGBAデー
タが形成される。Aデータは、例えば「半透明性」即ち
オブジェクトを透過できる入射光の量に関する特性を示
す。例えば、オブジェクトが入射光の80%を透過させ
る緑色レンズをモデル化していると仮定する。このレン
ズが、観察面に関して背景内の他のオブジェクトの前に
配置されているとすると、オブジェクトの隠された画素
は混合色を有することになる。この場合、隠されたオブ
ジェクト画素は80%がそのオブジェクトの元の色で、
20%が緑色レンズの色である色を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ミップマップ及びリッ
プマップのいずれも、テキスチャデータのオブジェクト
表面への写像計算量を低減する上で有用である。しかし
ながら、ミップマップは画素当たり3つのデータ、即ち
RGBデータしか収容できない。アルファデータを図2
に示すミップマップに収容することはできない。更に、
ミップマップ及びリップマップのいずれも2次元仮想座
標アドレスを用いて実現される。しかしながら、かかる
2次元アドレスがテキスチャデータのフレームバッファ
のVRAM/DRAM内での物理的な格納を組織化する
のに用いられた場合、VRAM/DRAMの格納容量の
多くが無駄になる傾向がある。これは図4に示されてい
る。図4に示す如く、テキスチャデータの2つの大きさ
がVRAM/DRAMのメモリ配列の大きさに一致する
ことは稀である。例えば、テキスチャデータが表示フレ
ームに等しい大きさ、例えば900×1152を有する
と仮定する。4つのVRAM/DRAMの2つのバンク
はそれぞれテキスチャデータをインターリーブ式に格納
するのに用いられる。しかしながら、VRAM/DRA
Mの斜線部は無駄になる。米国特許第5,321,42
5号及び第5,268,681号を参照のこと。
【0013】従って、本発明の目的は、上述の如き従来
の技術の欠点を解決することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は例えばコンピュ
ータシステム環境で用いられる。例えば、コンピュータ
システムはプロセッサ、主メモリ、ディスクメモリ、及
び、キーボードやマウス等のデータ入力装置を備えてい
る。これらは全てバスに接続されている。バスには、描
画プロセッサ、及び、アドレス発生器を備えるグラフィ
ックコントローラも接続されている。描画プロセッサは
3Dオブジェクトを描画し、テキスチャデータを描画さ
れたオブジェクト上に写像する。アドレス発生器は、特
に、描画プロセッサが主メモリ、ディスクメモリ、ある
いはフレームバッファに格納されたテキスチャデータの
アドレスを決定するのを支援する。
【0015】一実施例によれば、テキスチャデータは複
数のサブサンプリングされたデータ配列、即ち、ミップ
マップ又はリップマップに組織化される。しかしなが
ら、テキスチャデータのメモリ、例えばフレームバッフ
ァへの格納は、物理的にはテキスチャ空間の2次元仮想
アドレス座標によっては組織化されていない。むしろ、
テキスチャデータの格納は、線型アドレスによって組織
化されている。簡単にいえば、テキスチャデータ配列は
線型メモリアドレスの連続的なシーケンスに格納され
る。データ配列のテキスチャデータは、リニアメモリア
ドレスのシーケンスのサブシーケンスに順次格納され
る。サブシーケンスは、データ配列のサブサンプリング
の順序に応じてそれぞれのテキスチャデータに割り当て
られる。
【0016】例えば、ミップマップの場合には、各デー
タ配列は、データ配列の両方向で互いに等しい、種々の
サブサンプリングレベルを有している。アドレスの一つ
のサブシーケンスはサブサンプリングレベルの昇順に各
データ配列に割り当てられる。即ち、1でサブサンプリ
ングされたデータ配列(レベル0)はアドレスの第1の
サブシーケンスに格納され、両方向に1/2でサブサン
プリングされたデータ配列(レベル1)はアドレスの第
2のサブシーケンスに割り当てられ、両方向に1/4で
サブサンプリングされたデータ配列(レベル2)はアド
レスの第3のサブシーケンスに割り当てられる、等であ
る。リップマップの場合には、データ配列はそれぞれ、
U及びV方向のサブサンプリングレベルdu及びdvの
種々の組み合わせによりサブサンプリングされる。リッ
プマップのデータ配列は、サブサンプリングの2つのレ
ベルのうちの第1のレベル、例えばdvに応じてグルー
プ分けされる。これにより、あるのグープ内の各配列の
第1のサブサンプリングレベルは互いに等しい。例え
ば、dv=0である全てのデータ配列は第1のグループ
を形成し、dv=1である全てのデータ配列は第2のグ
ループを形成する、等である。各グループは、グループ
のデータ配列のテキスチャデータの座標値の変域におい
て、第1の方向、例えば方向Vで取り得る座標値のそれ
ぞれに対して一つのスパンを有している。例えば、グル
ープ1のテキスチャデータの方向Vの座標値の変域が、
0、1、2、及び3であるとする。この場合、グループ
1は4つのスパンを有することになる。即ち、グループ
1での座標vの変域の各値0、1、2、及び3に対して
一つのスパンが存在する。各スパンは、各データ配列か
らのテキスチャデータのサブシーケンスの一つを含むシ
ーケンスである。かかるテキスチャデータのサブ配列
は、データ配列のサブサンプリングの第2のレベル(例
えばdu)の順に配置されている。データのサブシーケ
ンスの各々は、スパンと等しい第1の方向(例えばV)
の座標を有するそれぞれの配列のテキスチャデータを、
第2の方向(例えばU)の座標の昇順に含んでいる。例
えば、行v=2に対する行スパンの場合、行スパンは各
データ配列、即ち、データ(2、0)、(2,1)、
(2,2),...からのデータの一行を含んでいる。
【0017】もう一つの実施例によれば、上述の如く、
線型メモリアドレスに格納されたミップマップの、所定
のサブサンプリングレベルのテキスチャデータにアクセ
スするためのアドレス発生器が設けられる。例えば、ア
ドレス発生器は次の計算を行なう。
【0018】
【数5】
【0019】ただし、Baseはレベルd=0の第1の
配列の座標(u=0,v=0)に対応する第1のテキス
チャデータが格納されるベースアドレスである。また、
i は整数インデックスであり、GO は全体オフセ
ットであり、LO は局所オフセットであり、ML は
サブサンプリングの最大レベルであり、d はアクセ
スされるデータ配列のサブサンプリングの深さであり、
u,vはアクセスされるテキスチャデータの2次元仮想
アドレス座標である。
【0020】アドレス発生器は、ベースアドレスBas
e、全体オフセットGO、u、及び、2ML-d・vを受け
取る加算回路を有している。加算回路はBaseをGO
に加えて第1の和を生成する。加算回路はまた、uを2
ML-d・vに加えて局所オフセットLOを表す第2の和を
生成する。更に、加算回路は第1及び第2の和を加算し
てテキスチャデータの線型メモリアドレスを生成する。
【0021】もう一つの実施例によれば、上述の如く線
型メモリアドレスに格納されたリップマップの、所定の
サブサンプリングレベルのテキスチャデータにアクセス
するためのアドレス発生器が設けられる。たとえば、ア
ドレス発生器は次の計算を行なう。
【0022】
【数6】
【0023】ただし、Baseはレベル(du=0,d
v=0)の第1の配列の座標(u=0,v=0)に対応
する第1のテキスチャデータが格納されるベースアドレ
スである。また、GO は全体オフセットであり、GV
は総vオフセットであり、GOVは全体vオフセット
であり、GU は総uオフセットであり、GOUは全体
uオフセットであり、ML はu及びv両方向の最大サ
ブサンプリングレベルであり、du,dvはアクセスさ
れるデータ配列のサブサンプリングのレベルであり、
u,vはアクセスされるテキスチャデータの2次元仮想
アドレス座標であり、i及びjは整数インデックスであ
る。アドレス発生器は、vを第1の全体オフセットGO
Vに加えて第1の和を生成し、uを第2の全体オフセッ
トGOUに加えて第2の和を生成する第1の加算器段階
を有している。アドレス発生器はまた、第1及び第2の
和を連結して連結和を生成する連結回路をも有してい
る。第1の和はサブ連結和の最上位部を形成し、第2の
和はサブ連結和の最下位部を形成する。連結和をBas
eに加えて線型アドレスを生成する第2の加算器段階が
設けられる。
【0024】更にもう一つの実施例によれば、ミップマ
ップまたはリップマップいずれかのテキスチャデータに
アクセスする、結合されたアドレス加算器が設けられ
る。この実施例に係わるアドレス発生器は、選択可能入
力としてのベースアドレスBase、ミップマップの全
体オフセットGO、リップマップの第1の全体オフセッ
トGOV、リップマップの第2の全体オフセットGO
U、2ML-d・v、及び、vと、選択器制御信号とを受け
取る第1のマルチプレクサ段階を有している。第1のマ
ルチプレクサ段階は、選択器制御信号に応じて、第1、
第2、及び第3の出力として、それぞれ、Base、G
o、及び2ML-d・v、あるいは、それぞれ、v、GO
V、及びGOUを出力する。アドレス発生器はまた、第
1のマルチプレクサ段階の第1及び第2の出力を加えて
第1の和を生成し、uを第3の出力に加えて第2の和を
生成する、第1の加算器段階をも有している。アドレス
発生器はまた、第1の和を第2の和に連結して連結和を
生成する連結回路をも有している。選択可能入力として
の第1の和、連結和、第2の和、及び、ベースアドレス
Baseと、選択器制御信号とを受け取る第2のマルチ
プレクサ段階が設けられる。第2のマルチプレクサ段階
は、選択器制御信号に応じて、第4及び第5の出力とし
て、それぞれ第1の和及び第2の和、あるいは、それぞ
れ連結和及びBaseを出力する。アドレス発生器は更
に、第2のマルチプレクサ段階の第4及び第5の出力を
加えて線型メモリアドレスを生成する第2の加算器段階
を有している。
【0025】端的にいえば、テキスチャアドレスデータ
をメモリに物理的に格納する線型アドレス構成が設けら
れる。また、格納されたテキスチャデータにアクセスす
るアドレス発生器も設けられる。このように、本発明
は、テキスチャデータを格納し、格納されたテキスチャ
データにアクセスする効率的な方法を提供する。
【0026】
【発明の実施の形態】図5は本発明の一実施例に係わる
コンピュータシステムを示す。上述の如く、コンピュー
タシステム100は、プロセッサ112、主メモリ11
4、ディスクメモリ116、及び、入力装置118を備
えている。これら装置はそれぞれバス120に接続され
ている。バス120にはまた、グラフィックコントロー
ラ130が接続されている。グラフィックコントローラ
は描画プロセッサ132及びアドレス発生器136を備
えている。描画プロセッサはデータをフレームバッファ
134に出力することができ、一方、アドレス発生器は
アドレス及びチップ選択情報(例えば、RAS、CA
S、及び、チップ選択)をフレームバッファに出力する
ことができる。フレームバッファに格納された画素デー
タは表示装置138の表示画面に表示される。
【0027】描画プロセッサ132はテキスチャデータ
の2次元仮想アドレス座標、及び、サブサンプリングレ
ベルを含むパラメータ(後述する)をアドレス発生器1
36に出力することができる。描画プロセッサ132は
制御信号をアドレス発生器136に出力することもでき
る。これに応じて、アドレス発生器136は描画プロセ
ッサ132に、例えば主メモリ114、ディスクメモリ
116、あるいはフレームバッファ134等の物理メモ
リの所望のテキスチャデータの線型アドレスを出力する
ことができる。次に、描画プロセッサ132は線型アド
レスを用いて、主メモリ114、ディスクメモリ11
6、あるいはフレームバッファ134内のテキスチャデ
ータに(アドレス発生器136を介して)アクセスする
ことができる。また、アドレス発生器136は、物理ア
ドレスを主メモリ114またはディスクメモリ116に
(システムバス120を介して)直接出力し、あるい
は、フレームバッファ134に出力する。かかるデータ
アドレッシングは、サブサンプリングされたテキスチャ
データをメモリに書き込む際、あるいは、更に重要なの
は、テキスチャを描画オブジェクト上に写像するのに用
いるテキスチャデータを読み出す際に、描画プロセッサ
132により使用される。
【0028】図6はテキスチャデータのミップマップを
メモリに物理的に格納する線型アドレッシング方式を示
す。説明のため、テキスチャデータのミップマップはフ
レームバッファ134(図5)に格納されていると仮定
しているが、本発明は主メモリ114(図5)及びディ
スクメモリ116(図5)にも適用可能である。ミップ
マップが、各色及びアルファ値R、G、B、及びAに対
して8×8のテキスチャデータを有する、最大分解能
(サブサンプリング因子1)レベルd=0でサブサンプ
リングされた2次元データ配列を含んでいると仮定す
る。図6に示す如く、最大分解能配列には符号210
(R)、220(G)、230(B)、及び、240
(A)が付されている。各配列は座標(u,v)でのデ
ータを有している。ただし、u=0,1,...7であ
り、v=0,1,...,7である。R画素には符号2
10−(u,v)が付されている。例えば、データ
(0,0)には符号210−(0,0)が付され、デー
タ(0、1)には210−(0、1)が付されている。
同様に、G、B、及びA配列のデータ(u,v)には符
号220−(u,v)、230−(u,v)、240−
(u,v)が付されている。ミップマップはまた、配列
210、220、230、及び240の各々に対して、
高レベルd=1、2、及び3でサブサンプリングされた
配列を有している。レベル1でサブサンプリング(1/
2サブサンプリング)されたR配列は4×4画素を有し
ており、符号212が付されている。レベル2でサブサ
ンプリング(1/4サブサンプリング)されたR配列は
2×2画素を有しており、符号214が付されている。
レベル3でサブサンプリング(1/8サブサンプリン
グ)されたR配列は1×1画素を有しており、符号21
6が付されている。同様に、G、B、及び、A配列はレ
ベル1でサブサンプリング(1/2サブサンプリング)
された配列222、232、242、レベル2でサブサ
ンプリング(1/4サブサンプリング)された配列22
4、234、244、及び、レベル3でサブサンプリン
グ(1/8サブサンプリング)された配列226、23
6、246を有している。前記したのと同様に、配列2
12、214、216、222、224、226、23
2、234、236、242、244、あるいは、24
6のうちの任意の配列のテキスチャデータは、配列の符
号とテキスチャデータの座標(u,v)とを含む符号で
参照される。従って、レベルd=2の座標(1,1)の
Gテキスチャデータには符号224−(1,1)が付さ
れる。
【0029】線型格納構成によれば、ベースメモリアド
レスBaseは色/アルファの各々に割り当てられる。
説明のため、テキスチャデータは色/アルファ値当たり
1バイトを備え、メモリロケーションの各々は1バイト
を格納するもとの仮定する。(しかしながら、テキスチ
ャデータの精度とメモリ容量との他の組み合わせを実現
することも容易であることに注意されたい。)例えば、
BaseR =0がRに割り当てられ、BaseG =85
がGに割り当てられ、BaseB =170がBに割り当
てられ、BaseA =255がAに割り当てられる。色
/アルファ値の各々、例えばRに対するテキスチャデー
タは、BaseR から始まる連続アドレスに、レベルd
に関して昇順に格納される。従って、配列210のテキ
スチャデータはメモリアドレスBaseR からBase
R +63に格納される。配列212のテキスチャデータ
はメモリアドレスBaseR +64からBaseR +7
9に格納される。配列214のテキスチャデータはメモ
リアドレスBaseR +80からBaseR +83に格
納される。配列216のテキスチャデータはメモリアド
レスBaseR +84に格納される。更に、各配列のテ
キスチャデータは連続したシーケンシャルなメモリアド
レスに格納される。例えば、データを格納するのに行・
列順序付けが用いられる場合を考える。表2はメモリア
ドレスの配列210、212、214、及び216のテ
キスチャデータへの割り当てをまとめたものである。
【0030】
【表2】
【0031】同様のメモリアドレス割り当てが配列22
0、222、224、226、230、232、23
4、236、240、242、244、及び246に対
して用いられる。上記した例において、各メモリ配列の
ディメンジョンは2の累乗であることに注意されたい。
従って、レベルdの配列のデータ数は4ML-dである。た
だし、MLはミップマップの最大レベル(この場合は
3)である。レベルdの配列の座標が(u,v)である
テキスチャデータの線型アドレスを決定するため、全体
オフセットGO、及び、局所オフセットLOがベースア
ドレスBaseに加えられる。即ち TLA(M) =Base+LO+GO となる。GOは(アクセスされるテキスチャデータを含
むレベルdの配列に比して)低レベルの配列のテキスチ
ャデータを含むアドレスを表す。GOは次式により決定
される。
【0032】
【数7】
【0033】ただし、iは整数インデックスである。L
Oは、検索されるデータと同じ配列の、検索されるデー
タより前のテキスチャデータを表す。行・列順序付けを
行うものと仮定すると、LOは LO=2ML-d・v+u により決定される。ただし、v及びuはアクセスされる
データの座標(u,v)である。
【0034】図7は線型アドレシング構成によるリップ
マップの物理的格納を示す。簡単のため、Rデータにつ
いてのみ詳細に述べる。しかしながら、その原理はG、
B、及び、Aデータにも容易に拡張される。Rデータに
対するリップマップを考える。リップマップの各配列
は、U及びV方向のサブサンプリングレベルdu、dv
の種々の順列を有している。配列250はレベルdu=
0、dv=0でサブサンプリングされ、8×8のテキス
チャデータを有している。配列251はレベルdu=
1、dv=0でサブサンプリングされ、4×8のテキス
チャデータを有している。配列252はレベルdu=
2、dv=0でサブサンプリングされ、2×8のテキス
チャデータを有している。配列253はレベルdu=
3、dv=0でサブサンプリングされ、1×8のテキス
チャデータを有している。配列254はレベルdu=
0、dv=1でサブサンプリングされ、8×4のテキス
チャデータを有している。配列255はレベルdu=
0、dv=2でサブサンプリングされ、8×2のテキス
チャデータを有している。配列256はレベルdu=
0、dv=3でサブサンプリングされ、8×1のテキス
チャデータを有している。配列260はレベルdu=
1、dv=1でサブサンプリングされ、4×4のテキス
チャデータを有している。配列261はレベルdu=
2、dv=1でサブサンプリングされ、2×4のテキス
チャデータを有している。配列262はレベルdu=
3、dv=1でサブサンプリングされ、1×4のテキス
チャデータを有している。配列263はレベルdu=
1、dv=2でサブサンプリングされ、4×2のテキス
チャデータを有している。配列264はレベルdu=
1、dv=3でサブサンプリングされ、4×1のテキス
チャデータを有している。配列270はレベルdu=
2、dv=2でサブサンプリングされ、2×2のテキス
チャデータを有している。配列271はレベルdu=
3、dv=2でサブサンプリングされ、1×2のテキス
チャデータを有している。配列272はレベルdu=
2、dv=3でサブサンプリングされ、2×1のテキス
チャデータを有している。配列280はレベルdu=
3、dv=3でサブサンプリングされ、1×1のテキス
チャデータを有している。図6に示す如く、各テキスチ
ャデータは、それぞれの属する配列と、その座標(u,
v)により参照される。例えば、du=3、dv=2で
サブサンプリングされた配列の画素(u=0、v=1)
は271−(0,1)で参照される。
【0035】図7に示す如く、線型アドレスの連続した
シーケンスが、以下の如く配列に割り当てられる。先
ず、2つのレベルdu又はdvのうちの一方が選ばれ
て、配列がグループ分けされる。この場合、同じグルー
プの各配列は選ばれたレベルに対して同じ値を有してい
る。dvが選択されたものとする。4つのグループ29
1、292、293、及び294が形成される。第1の
グループ291(dv=0に対する)は配列250、2
51、252、及び253を含んでいる。第2のグルー
プ292(dv=1に対する)は配列254、260、
261、及び262を含んでいる。第3のグループ29
3(dv=2に対する)は配列255、263、27
0、及び271を含んでいる。第4のグループ294
(dv=3に対する)は配列256、264、272、
及び280を含んでいる。アドレスの連続したサブシー
ケンスはそれぞれ、4つのサブシーケンスがリップマッ
プに割り当てられるアドレスの連続シーケンスを形成す
るように、配列の各グループに割り当てられる。例え
ば、第1のグループはアドレスBaseからBase+
119のサブシーケンスに割り当てられる。第2のグル
ープはアドレスBase+120からBase+179
のサブシーケンスに割り当てられる。第3のグループは
アドレスBase+180からBase+209のサブ
シーケンスに割り当てられる。第4のグループはアドレ
スBase+210からBase+224のサブシーケ
ンスに割り当てられる。
【0036】テキスチャデータの少なくとも一つのスパ
ンが各グループで定義される。一つのスパンは、そのグ
ループのテキスチャデータに対する座標v(即ち、デー
タ配列をグループに分離する基準として用いるために選
択されたサブサンプリングのレベル、即ちdvと同じ方
向Vでの座標)の変域の各値に対して定義される。即
ち、グループ291では8個のスパンが定義される。即
ち、座標値v=0、v=1、v=2、v=3、v=4、
v=5、v=6、及びv=7の各々に対して1個のスパ
ンが定義される。グループ292では4個のスパンが定
義される。即ち、座標値v=0、v=1、v=2、及び
v=3の各々に対して1個のスパンが定義される。グル
ープ293では2個のスパンが定義される。即ち、座標
値v=0、及びv=1の各々に対して1個のスパンが定
義される。グループ294ではv=0に対して1個のス
パンが定義される。
【0037】各スパンは、各グループの各データ配列か
らのテキスチャデータのサブシーケンスを1つ含む、テ
キスチャデータのシーケンスとして定義される。テキス
チャデータのサブシーケンスは、レベルduに関して昇
順に配置される(即ち、サブサンプリングの2つのレベ
ルdu、dvのうちの他方はデータ値をグループに分離
する基準としては用いられない)。テキスチャデータの
各サブシーケンスは、対応するスパンと等しいv座標値
を有する各データ配列のテキスチャデータの全てを含ん
でいる。例えば、第1のグループでは、行v=3に対す
るスパンはデータ250−(0,3)、250−(1,
3)、...、250−(7,3)、251−(0,
3)、251−(1,3)、...、251−(3,
3)、252−(0,3)、252−(1,3)、25
3−(0,3)を含んでいる。(本説明では、各スパン
はグループの各行のデータを含んでいるので、以下、ス
パンを「行スパン」と称する。「列スパン」も可能であ
ることに注意されたい。)各サブシーケンスのアドレス
は、各グループ内で、行スパンのテキスチャデータのシ
ーケンスに、行v=0から各グループの最大行番号まで
行スパンの順に割り当てられる。線型アドレスのリップ
マップへの順次的割り当てが表3−I及びIIにまとめら
れている。
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】サブサンプリングレベルdu、dvの、座
標がu、vである配列のテキスチャデータにアクセスし
たいものとする。このテキスチャデータに対する線型ア
ドレスを決定するために、先行する完全な行スパンによ
り占められたメモリアドレスは飛ばされなければならな
い。更に、アクセスされるテキスチャデータと同じ行v
の、アクセスされるテキスチャデータに先行するテキス
チャデータの部分的な行スパンに占められたメモリアド
レスも飛ばされなければならない。完全な先行する行ス
パンを収容するメモリアドレスをスキップするオフセッ
トは行スパン長さRSL及び総vオフセットGVから決
定される。RSLは次式で与えられる
【0041】
【数8】
【0042】ただし、MLはdu及びdvの最大レベル
である。GVはGOV+vで与えられる。ただし、GO
Vはスキップされる配列の全グループの完全な行スパン
を示す全体vオフセットである。この場合、vは、アク
セスされるテキスチャデータを収容する同じグループ内
のスキップされた完全な行スパンを示す。GOVは次式
で与えられる。
【0043】
【数9】
【0044】ただし、i及びjは整数インデックスであ
る。スキップされる部分的な先行する行スパンに対する
オフセットはGU=GOU+uで与えられる。ただし、
GUは総uオフセットであり、GOUは全体uオフセッ
トである。GOUは次式で与えられる。
【0045】
【数10】
【0046】従って、GOUはアクセスされたテキスチ
ャデータと同じグループのスキップされた配列の行の幅
の和である。この結果、レベルdu、dvでサブサンプ
リングされた配列の、座標が(u,v)であるテキスチ
ャデータの線型アドレスは次式で与えられる。 TLA(R) = Base+RSL・GV+GU 図8は上述の如くメモリに物理的に格納されたミップマ
ップの線型アドレスを生成するアドレス発生器300を
示す。アドレス発生器300は図5に示すアドレス発生
器134の一部又は全部を構成する。予備的に、描画プ
ロセッサ132(図5)は上記した式を用いて、パラメ
ータBase、GO、u、及び2ML-d・vを決定する。
図示する如く、アドレス発生器300は、2段階加算器
木構造により実現された加算回路310を備えている。
詳細には、加算回路310は、描画プロセッサ132
(図5)からベースアドレスBaseと全体オフセット
GOとを受け取る第1の加算器回路312を備えてい
る。加算器312は和Base+GOを生成する。ま
た、第1の加算器回路312と並列に動作する第2の加
算器回路314が設けられている。第2の加算器回路3
14は描画プロセッサ132(図5)からパラメータu
及び2ML-d・vを受け取る。第2の加算器回路314は
和u+2ML-d・vを生成する。第1及び第2の加算器回
路312、314により生成されるこれら2つの和は第
3の加算器回路316に入力される。第3の加算器回路
316はこれら2つの和を加算して線型アドレスTLA
(M) =Base+GO+u+2ML-d・vを生成する。こ
のように生成された線型アドレスは描画プロセッサ13
2(図5)に戻され、あるいは、例えばフレームバッフ
ァ136(図5)等のメモリに直接出力される。
【0047】図9は、図7に示すリップマップのテキス
チャデータにアクセスするための線型アドレスを生成す
る、別のアドレス発生器320を示す。アドレス発生器
320は第1の加算器段階330、連結器回路340、
及び、第2の加算器段階350を備えている。予備的
に、描画プロセッサ132(図5)は上記した式を用い
て、パラメータBase、v、GOV、u、及びGOU
を決定する。第1の加算器段階330は、例えば、並列
に動作する第1及び第2の加算器回路332、334を
備えている。第1の加算器回路332は描画プロセッサ
132(図5)からパラメータv及びGOVを受け取
る。第1の加算器回路332はこれらのパラメータを加
算して、第1の和v+GOVを生成する。第2の加算器
回路334は描画プロセッサ132(図5)からu及び
GOUを受け取る。第2の加算器回路334はこれらの
パラメータを加算して、第2の和u+GOUを生成す
る。
【0048】連結器回路340は第1及び第2の和を受
け取る。連結器回路340は第1の和とRSLの乗算、
及びその乗算結果と第2の和との加算を行なう。上述の
如く、RSLは常に2ML+1−1である。乗算は第1の和
を左へML+1ビットシフトした後、そこから第1の和
を減算することにより、連結器340で容易に実現する
ことができる。しかしながら、ハードウェア実装コスト
のため減算を省略することもできる。減算を省略して
も、リップマップをメモリに格納するのに少量のメモリ
(2ML+2−1)が消費されるだけである。このように、
加算は左シフトされた第1の和に第2の和を連結するこ
とにより実現される。従って、左シフトされた第1の和
は上位ML+1ビット(最上位部)を構成することにな
り、第2の和はサブ連結和の下位MLビット(最下位
部)を構成することになる。
【0049】第2の加算器段階350には、例えば、加
算器回路342が備えられている。加算器回路342
は、連結器回路340により出力された連結和、及び、
描画プロセッサ132(図5)からのパラメータBas
eを受け取る。加算器回路342はこれら2つの値を加
算して線型アドレスTLA(R) =Base+RSL・
(GOV+v)+GOU+uを生成する。こうして生成
された線型アドレスTLA (R) は描画プロセッサ132
(図5)に出力され、あるいは、例えばフレームバッフ
ァ134(図5)等のメモリに直接出力される。
【0050】図10は、メモリに物理的に図5に示す如
く格納されたミップマップ、あるいは、メモリに物理的
に図6に示す如く格納されたリップマップのいずれかの
線型アドレスの生成が可能な、もう一つのアドレス発生
器400を示す。予備的に、描画プロセッサ132(図
5)は、パラメータBase、GO、u、及び2ML-d
v、または、Base、v、GOV、u、及びGOUを
決定する。更に、描画プロセッサ132(図5)は、例
えば選択器制御信号Sを生成することもできる。
【0051】アドレス発生器400は第1の乗算器段階
410、第1の加算器段階420、連結器回路430、
第2の乗算器段階440、及び、第2の加算器段階45
0を有している。第1の乗算器段階には、例えば、3つ
の乗算器回路412、414、及び416が設けられて
いる。第1の乗算器回路412は描画プロセッサ132
(図5)から、選択可能入力としてパラメータBase
及びvを受け取る。第2の乗算器回路414は描画プロ
セッサ132(図5)から、選択可能入力としてパラメ
ータGO及びGOVを受け取る。第3の乗算器回路41
6は描画プロセッサ132(図5)から、選択可能入力
としてパラメータ2ML-d・v及びGOUを受け取る。更
に、第1、第2、及び第3の乗算器回路412、41
4、及び416は描画プロセッサ132(図5)から選
択器制御信号Sを受け取る。選択器制御信号Sに応じ
て、乗算器回路412、414、及び416は、第1、
第2、及び第3の出力として、それぞれBase、G
O、及び2ML-d・v、または、それぞれv、GOV、及
びGOUの何れかを選択する。描画プロセッサ32(図
5)は、ミップマップ線型アドレス計算用のBase、
GO、及び2ML-d・v、及び、リップマップ線型アドレ
ス計算用のv、GOV、及びGOUを選択する適切な信
号Sを生成する。
【0052】加算器段階420は、例えば、2つの加算
器回路422及び424を有している。加算器回路42
2は第1の乗算器段階410の第1及び第2の出力を受
け取り、これらを加算して第1の和を生成する。加算器
回路424は第3の出力、及び、(図5の描画プロセッ
サ132から)パラメータuを受け取り、これら2つを
加算して第2の和を生成する。
【0053】連結器430は第2の和及び第1の和を受
け取り、これらを連結器340(図9)と同様の方法で
連結する。連結器430は第1及び第2の和から連結和
を生成する。第2の乗算器段階440は、例えば、2つ
の乗算器回路442及び444で実現される。乗算器4
42は、選択可能入力として、第1の和、及び、連結和
を受け取る。乗算器444は、選択可能入力として、第
2の和、及び、(図5の描画プロセッサ132から)パ
ラメータBaseを受け取る。乗算器442及び444
は共に選択器制御入力として図5の描画プロセッサ13
2から信号Sをも受け取る。信号Sに応じて、乗算器4
42及び444は第4及び第5の出力として、それぞれ
第1の和及び第2の和、あるいは、それぞれ連結和及び
Baseのいずれかを選択する。描画プロセッサ132
(図5)はミップマップアドレス計算用の第1及び第2
の和の選択、及びリップマップアドレス計算用の連結和
及びBaseの選択のための適切な信号Sを生成する。
【0054】第2の加算器段階450は、例えば、加算
器回路452を用いて実現される。加算器回路452
は、乗算器段階440により選択された第4及び第5の
出力を受け取る。加算器回路はこれら2つの出力を加算
して線型アドレスTLAを生成する。端的にいえば、ミ
ップマップ及びリップマップをメモリに物理的に格納す
る線型アドレス方式が開示された。ミップマップ及びリ
ップマップのサブサンプリングされたデータ配列は、メ
モリアドレスの連続シーケンスの連続するサブシーケン
スに格納される。アドレスのサブシーケンスは、ミップ
マップまたはリップマップを構成するデータ配列のサブ
サンプリングレベルの順で割り当てられる。ミップマッ
プの場合には、サブシーケンスはサブサンプリングのレ
ベルの昇順でデータ配列に割り当てられる。リップマッ
プの場合には、データ配列は2つのサブサンプリング方
向の第1の方向に従って、グループ内の各配列の第1の
方向のサブサンプリングレベルが互いに等しくなるよう
にグループに分離される。サブシーケンスはデータ配列
のグループの各々に割り当てられる。サブシーケンスの
アドレスはスパンに基づいて、各グループ内のスパン上
に割り当てられる。この場合、スパンは各データ配列の
特定の方向のテキスチャデータを2つのサブサンプリン
グ方向のうちの第2の方向のレベルの昇順に含んでい
る。特定のサブサンプリングレベルを有する配列の特定
の座標(u,v)を有するテキスチャデータに対する線
型アドレスを生成するのを支援するアドレス発生器も設
けられている。
【0055】最後に、上述の議論は発明の単なる例示を
目的とするものである。当業者であれば請求項の精神及
び範囲から逸脱することなく他の多くの実施例を案出で
きるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコンピュータシステムを示す図である。
【図2】従来のミップマップを示す図である。
【図3】従来のリップマップを示す図である。
【図4】データをメモリに物理的に格納する従来の2次
元メモリアドレス構成を示す図である。
【図5】本発明に係わるコンピュータシステムを示す図
である。
【図6】本発明の一実施例に係わるミップマップをメモ
リに物理的に格納する線型メモリアドレス構成を示す図
である。
【図7】本発明の一実施例に係わるリップマップをメモ
リに物理的に格納する線型メモリアドレス構成を示す図
である。
【図8】本発明の一実施例に係わるミップマップの線型
アドレスを生成するアドレス発生器を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係わるリップマップの線型
アドレスを生成するアドレス発生器を示す図である。
【図10】本発明の一実施例に係わる線型アドレスを生
成する結合ミップマップ/リップマップアドレス発生器
を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム 112 プロセッサ 114 主メモリ 116 ディスクメモリ 132 グラフィックコントローラ 136、300、320 アドレス発生器 134 フレームバッファ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスチャデータをメモリに格納する方
    法であって、 前記テキスチャデータを、最大解像度での複数のテキス
    チャデータ値を有する第1の配列を含む複数のデータ配
    列に組織化し、前記第1のデータ配列以外のデータ配列
    は前記第1のデータ配列とは異なるレベルの前記データ
    値のサブサンプリングレベルを有し、 前記配列の前記テキスチャデータを、線型リニアアドレ
    スの連続シーケンスのサブシーケンスに連続的に格納
    し、該サブシーケンスはサブサンプリングレベルの順に
    前記配列の前記テキスチャデータに割り当てられる各段
    階よりなる方法。
  2. 【請求項2】 各データ配列はテキスチャデータの2次
    元配列である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記データ配列はML+1個のデータ配
    列を有するミップマップ(mip map)を形成し、
    ここでMLは1以上の整数であり、各データ配列はその
    両方向に同じレベルのサブサンプリングでサブサンプリ
    ングされ、線型アドレスの各サブシーケンスは前記デー
    タ配列の各々にサブサンプリングレベルの昇順で割り当
    てられる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記データ配列は(ML+1)2 個のデ
    ータ配列を有するリップマップ(rip map)を形
    成し、ここでMLは1以上の整数であり、各データ配列
    はそれぞれ、該配列の第1及び第2の方向にそれぞれ第
    1及び第2のサブサンプリングレベルの異なる組み合わ
    せでサブサンプリングされ、ここで前記データ配列は、
    各グループの各データ配列が前記第1の方向に第1のサ
    ブサンプリングの同じ第1のレベルでサブサンプリング
    されるようにグループ分けされ、 各グループは該グループのテキスチャデータの領域の前
    記第1の方向での各異なる座標値に対する少なくとも一
    つのスパンを含み、各スパンは第2のレベルのサブサン
    プリング昇順に該グループの各データ配列からの一つの
    連続するテキスチャデータからなり、テキスチャデータ
    の前記各サブシーケンスは該スパンと同じ座標で該第1
    の方向に対応する配列からのテキスチャデータよりな
    り、該テキスチャデータは前記第2の方向に座標値の順
    で前記一つのサブシーケンスで並べられ、 前記サブシーケンスはそれぞれ、第2のレベルのサブサ
    ンプリングレベルの昇順及び前記第2の方向の座標の昇
    順で前記スパンに割り当てられることを特徴とする請求
    項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 2次元座標アドレス(u,v)で特定の
    レベルdのサブサンプリングを有する配列の前記テキス
    チャデータはメモリアドレスTLA(M) に格納され、こ
    こで、 【数1】 であり、Baseはレベルd=0の前記第1の配列の座
    標(u=0、v=0)に対応する第1のテキスチャデー
    タが格納されるベースアドレスであり、iは整数インデ
    ックスであることを特徴とする請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 2次元座標アドレス(u,v)を有する
    特定のレベル(du,dv)サブサンプリングの配列の
    前記テキスチャデータはメモリアドレスTLA(R) に格
    納され、ここで、 【数2】 であり、Baseはレベル(du=0、dv=0)の前
    記第1の配列の座標(u=0、v=0)に対応する第1
    のテキスチャデータが格納されるベースアドレスであ
    り、i、jは整数のインデックスである請求項4記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 ミップマップの特定のサブサンプリング
    レベルdでの座標(u,v)を有するテキスチャデータ
    の線型メモリアドレスを計算する装置であって、前記ミ
    ップマップは、それぞれ互いに異なるサブサンプリング
    レベル0,1,..,MLを有するML+1個のテキス
    チャデータ配列を含み:ベースアドレスBase、全体
    オフセットGO、u及び2ML-d*vを受け取り、Bas
    eをGOに加えて第1の和を生成し、uを2ML-d*vに
    加えて第2の和を生成し、前記第1及び第2の和を加え
    て前記テキスチャデータの前記線型メモリアドレスを生
    成する加算器回路を備えた装置。
  8. 【請求項8】 前記全体オフセットGOは 【数3】 で与えられ、iは整数インデックスである請求項7記載
    の装置。
  9. 【請求項9】 リップマップの特定のサブサンプリング
    レベル(du,dv)での2次元仮想アドレス座標
    (u,v)を有するテキスチャデータの線型メモリアド
    レスを計算する装置であって、前記リップマップは(M
    L+1)2 個のレベルのテキスチャデータを含み、該
    (ML+1)2 個のレベルはそれぞれ、前記座標u及び
    vの方向での第1及び第2のサブサンプリングレベル
    (du,dv)の互いに異なる組み合わせ(0,0)、
    (0,1)、...、(0,ML)、(1,0)、
    (1,1)、...、(1,ML)、(ML,ML)で
    あり、 vを第1の全体オフセットGOVに加えて第1の和を生
    成し、uを第2の全体オフセットGOUに加えて第2の
    和を生成する第1の加算器段階と、 前記第1及び第2の和を連結して連結和を生成し、前記
    第1の和は前記連結和の最上位部を形成し、前記第2の
    和は前記連結和の最下位部を形成する連結器回路と、 前記連結和をベースアドレスBaseに加えて前記線型
    アドレスを生成する第2の加算器段階と、を備え、 前記データ配列は、各グループの各データ配列が同じ第
    1のサブサンプリングレベルでサブサンプリングされる
    ようにグループ分けされ、各グループは、前記テキスチ
    ャデータの変域の前記第1の方向での各座標値に対する
    スパンを含む少なくとも一つのスパンを有し、各スパン
    は、第2のサブサンプリングレベルの昇順に並べられ
    た、前記グループ内の各データ配列からのテキスチャデ
    ータの一つのサブシーケンスを備え、テキスチャデータ
    の前記一つのサブシーケンスはそれぞれ、対応する配列
    からの、前記第2の方向での座標値が前記スパンと等し
    いテキスチャデータを備え、該テキスチャデータはテキ
    スチャデータの前記一つのサブシーケンスに前記第2の
    方向の座標順で並べられ、線型アドレスの連続するサブ
    シーケンスの複数の連続するサブシーケンスはそれぞ
    れ、前記スパンに、第2のサブサンプリングレベルの昇
    順及び前記第2の方向の座標値の昇順に並べられる装
    置。
  10. 【請求項10】 GOV及びGOUは 【数4】 で与えられ、i及びjは整数インデックスである請求項
    9記載の装置。
  11. 【請求項11】 異なるサブサンプリングレベル0,
    1,...,MLをそれぞれ有するML+1個のテキス
    チャデータ配列を含むミップマップの特定のサブサンプ
    リングレベルd、又は、前記座標u及びvの方向の第1
    及び第2のサブサンプリングレベル(du,dv)の異
    なる組み合わせ(0,0)、(0,1)、...、
    (0,ML)、(1,0)、(1,1)、...、
    (1,ML)、(ML,ML)をそれぞれ有する(ML
    +1)2 個のレベルのテキスチャデータを含むリップマ
    ップの特定のサブサンプリングレベル(du,dv)で
    の2次元仮想アドレス座標(u,v)を有するテキスチ
    ャデータの線型メモリアドレスを計算する装置であっ
    て:選択可能入力としてのベースアドレスBase、ミ
    ップマップの第1の全体オフセットGO、リップマップ
    の第1の全体オフセットGOV、リップマップの第2の
    全体オフセットGOU、2ML-d*v、及びv、と、選択
    器制御信号とを受け取り、該選択器制御信号に応じて、
    第1、第2、及び第3の出力として、それぞれ、Bas
    e、GO、及び2ML-d*v、又は、それぞれ、v、GO
    V、及びGOU、のいずれかを出力する第1の乗算器段
    階と、 前記第1の乗算器段階の前記第1及び第2の出力を加え
    て第1の和を生成し、uを前記第3の出力に加えて第2
    の和を生成する第1の加算器段階と、 前記第1の和を前記第2の和に連結して連結和を生成す
    る連結器回路と、 選択可能入力としての前記第1の和、前記連結和、前記
    第2の和、及びBaseと、前記選択器制御信号とを受
    け取り、前記選択器制御信号に応じて、第4及び第5の
    出力として、それぞれ前記第1の和及び前記第2の和、
    又は、それぞれ前記連結和及びBaseのいずれかを出
    力する第2の乗算器段階と、 前記第2の乗算器段階の前記第4及び第5の出力を加え
    て前記線型メモリアドレスを生成する第2の加算器段階
    とを備えた装置。
  12. 【請求項12】 バスと、 該バスに接続されたプロセッサと、 前記バスに接続され、テキスチャを3次元空間に描画さ
    れた物体上に写像するグラフィックコントローラと、 前記グラフィックコントローラに接続されたメモリとを
    備え、 前記メモリは、最大解像度での複数のテキスチャデータ
    値を収容する第1の配列を含む複数のデータ配列に組織
    化されたテキスチャデータを格納し、前記第1のデータ
    配列以外のデータ配列は前記第1のデータ配列とは異な
    るサブサンプリングレベルの前記データ値を有し、前記
    メモリは、前記複数のデータ配列の前記テキスチャデー
    タを、線型メモリアドレスの連続シーケンスのサブシー
    ケンスに連続的に格納し、前記サブシーケンスは前記配
    列の前記テキスチャデータにサブサンプリングレベルの
    順で割り当てられるコンピュータシステム。
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