JPH09230270A - ポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置 - Google Patents
ポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置Info
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- JPH09230270A JPH09230270A JP3639496A JP3639496A JPH09230270A JP H09230270 A JPH09230270 A JP H09230270A JP 3639496 A JP3639496 A JP 3639496A JP 3639496 A JP3639496 A JP 3639496A JP H09230270 A JPH09230270 A JP H09230270A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高速回転時の1/2ホワールによる振れまわり
を少なくしたポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構
造を有するポリゴンスキャナ駆動装置を提供する。 【解決手段】ラジアル方向を軸支するすべり軸受9と、
すべり軸受9に回動自在に支持される固定軸1と、すべ
り軸受9及び固定軸1を相対的に回転させる手段と、固
定軸1及びすべり軸受9のうち一方側に固定されるポリ
ゴンミラー13とを備えたポリゴンミラー13の軸受構
造に関する。固定軸1を磁性体から構成するとともに、
固定軸1を囲繞するリング状磁石Mをすべり軸受9の軸
方向に並設し、リング状磁石Mの径方向を着磁部MMと
無着磁部NMとから構成し、リング状磁石Mの着磁部M
Mと固定軸1との間に磁気回路Zを構成して互いに吸引
させることにより固定軸1のスラスト方向を支持させる
ようにした。
を少なくしたポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構
造を有するポリゴンスキャナ駆動装置を提供する。 【解決手段】ラジアル方向を軸支するすべり軸受9と、
すべり軸受9に回動自在に支持される固定軸1と、すべ
り軸受9及び固定軸1を相対的に回転させる手段と、固
定軸1及びすべり軸受9のうち一方側に固定されるポリ
ゴンミラー13とを備えたポリゴンミラー13の軸受構
造に関する。固定軸1を磁性体から構成するとともに、
固定軸1を囲繞するリング状磁石Mをすべり軸受9の軸
方向に並設し、リング状磁石Mの径方向を着磁部MMと
無着磁部NMとから構成し、リング状磁石Mの着磁部M
Mと固定軸1との間に磁気回路Zを構成して互いに吸引
させることにより固定軸1のスラスト方向を支持させる
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ、ディジタル複写機等のレーザ光のスキャンに利用
されるポリゴンミラーの軸受構造に関する。
ンタ、ディジタル複写機等のレーザ光のスキャンに利用
されるポリゴンミラーの軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、レーザプリン
タ等におけるレーザ光の走査に、フランジ部材22等の
回転部材にポリゴンミラー23を取り付けたポリゴンス
キャナ駆動装置が利用されている。
タ等におけるレーザ光の走査に、フランジ部材22等の
回転部材にポリゴンミラー23を取り付けたポリゴンス
キャナ駆動装置が利用されている。
【0003】このポリゴンスキャナ駆動装置は、ステー
タ部とロータ部とを備える面対向型ブラシレス直流モー
タを備え、ステータ部の固定軸1にすべり軸受9を介し
て軸支されたロータ部のフランジ部材22がポリゴンミ
ラー23とともに回転駆動されるように構成されてい
る。
タ部とロータ部とを備える面対向型ブラシレス直流モー
タを備え、ステータ部の固定軸1にすべり軸受9を介し
て軸支されたロータ部のフランジ部材22がポリゴンミ
ラー23とともに回転駆動されるように構成されてい
る。
【0004】前記ステータ部は、先端部が球面加工され
た固定軸1と、この固定軸1を圧入したカラー2と、こ
のカラー2を軸心が垂直になるように固定するベース部
材3と、このベース部材3上にネジ(図示せず)止めす
る基板4と、この基板4の所定位置に接着固定される巻
線コイル5と、この巻線コイル5内の所定位置で基板4
に固定され、ロータマグネット15の磁極を検出するホ
ール素子6と、基板4上に固定され、励磁切り換えを行
う制御回路7及びコネクタ8とを備えて構成されてい
る。
た固定軸1と、この固定軸1を圧入したカラー2と、こ
のカラー2を軸心が垂直になるように固定するベース部
材3と、このベース部材3上にネジ(図示せず)止めす
る基板4と、この基板4の所定位置に接着固定される巻
線コイル5と、この巻線コイル5内の所定位置で基板4
に固定され、ロータマグネット15の磁極を検出するホ
ール素子6と、基板4上に固定され、励磁切り換えを行
う制御回路7及びコネクタ8とを備えて構成されてい
る。
【0005】前記ロータ部は、ラジアル方向を軸支する
スラスト板10を固定したスラストカバー11と、この
スラストカバー11を接着固定するフランジ部材22
と、このフランジ部材22の外周近傍に設けられた雌ネ
ジ部22bと、フランジ部材22の円柱状凸部22cに
挿入されて取り付けられるポリゴンミラー23と、フラ
ンジ部材22の下面に取り付けられるロータヨーク14
と、このロータヨーク14に接着されるロータマグネッ
ト15とを備えている。
スラスト板10を固定したスラストカバー11と、この
スラストカバー11を接着固定するフランジ部材22
と、このフランジ部材22の外周近傍に設けられた雌ネ
ジ部22bと、フランジ部材22の円柱状凸部22cに
挿入されて取り付けられるポリゴンミラー23と、フラ
ンジ部材22の下面に取り付けられるロータヨーク14
と、このロータヨーク14に接着されるロータマグネッ
ト15とを備えている。
【0006】この従来のポリゴンスキャナ駆動装置で
は、図4に示すように、ポリゴンミラー23を取り付け
るフランジ部材22の下面にロータヨーク14が固定さ
れ、ロータヨーク14の下面にロータマグネット15が
固定されている。また、フランジ部材22の中央の貫通
孔22a内には、すべり軸受9、スラスト板10、スラ
ストカバー11を介して固定軸1が取り付けられ、この
固定軸1の下端部にはカラー2を介してベース部材3及
び基板4が固定されている。この基板4上には、ロータ
マグネット15に所定の隙間を介して対向する巻線コイ
ル5、巻線コイル5内のホール素子6、励磁切り換えを
行う制御回路7及びコネクタ8が設けられている。
は、図4に示すように、ポリゴンミラー23を取り付け
るフランジ部材22の下面にロータヨーク14が固定さ
れ、ロータヨーク14の下面にロータマグネット15が
固定されている。また、フランジ部材22の中央の貫通
孔22a内には、すべり軸受9、スラスト板10、スラ
ストカバー11を介して固定軸1が取り付けられ、この
固定軸1の下端部にはカラー2を介してベース部材3及
び基板4が固定されている。この基板4上には、ロータ
マグネット15に所定の隙間を介して対向する巻線コイ
ル5、巻線コイル5内のホール素子6、励磁切り換えを
行う制御回路7及びコネクタ8が設けられている。
【0007】このようなポリゴンスキャナ駆動装置のポ
リゴンミラー23は、外周面(側面)に6個の反射面2
3rを有する正六角柱状体である。さらにポリゴンミラ
ー23には、その軸と同軸に断面円形の取付穴23aが
上面から底面へ貫通して穿設されるとともに、取付穴2
3aの周囲には締付ネジ16が遊合される軸方向の貫通
孔23bが穿設されている。また、このポリゴンミラー
23が取り付けられるフランジ部材22には、締付ネジ
16が螺合される雌ネジ部22bがポリゴンミラー23
の貫通孔23bに対応して形成されている。
リゴンミラー23は、外周面(側面)に6個の反射面2
3rを有する正六角柱状体である。さらにポリゴンミラ
ー23には、その軸と同軸に断面円形の取付穴23aが
上面から底面へ貫通して穿設されるとともに、取付穴2
3aの周囲には締付ネジ16が遊合される軸方向の貫通
孔23bが穿設されている。また、このポリゴンミラー
23が取り付けられるフランジ部材22には、締付ネジ
16が螺合される雌ネジ部22bがポリゴンミラー23
の貫通孔23bに対応して形成されている。
【0008】図4に示すように、このようなポリゴンミ
ラー23をフランジ部材22に取り付けるには、先ず、
このポリゴンミラー23を構成する正六角柱状体の取付
穴23aをフランジ部材22に嵌合する。次に、貫通穴
23bに締付ネジ16を挿入し、この締付ネジ16をフ
ランジ部材22の雌ネジ部22bに螺合して締め付ける
ことによりポリゴンミラー23を取り付ける。このよう
にして取り付けられたポリゴンミラー23は、正六角柱
の軸を中心として回転しながら側面の反射面23rで光
ビームを走査する。
ラー23をフランジ部材22に取り付けるには、先ず、
このポリゴンミラー23を構成する正六角柱状体の取付
穴23aをフランジ部材22に嵌合する。次に、貫通穴
23bに締付ネジ16を挿入し、この締付ネジ16をフ
ランジ部材22の雌ネジ部22bに螺合して締め付ける
ことによりポリゴンミラー23を取り付ける。このよう
にして取り付けられたポリゴンミラー23は、正六角柱
の軸を中心として回転しながら側面の反射面23rで光
ビームを走査する。
【0009】以上のようなポリゴンスキャナ駆動装置で
は、最近、レーザビームプリンタの高速化に伴って高速
・小型化が要求されている。
は、最近、レーザビームプリンタの高速化に伴って高速
・小型化が要求されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のすべり軸受の構成は、ラジアル方向が真円動圧
軸受であるので、固定軸とすべり軸受との径方向の隙間
により、1/2ホワール(回転周波数の1/2回転成分
の振れ回り旋回現象)による振れまわりが発生するとい
う問題がある。したがって、従来のポリゴンミラーの軸
受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置を用いたレー
ザビームプリンタは、高速化すると印字品質の劣化をも
たらす虞がある。
た従来のすべり軸受の構成は、ラジアル方向が真円動圧
軸受であるので、固定軸とすべり軸受との径方向の隙間
により、1/2ホワール(回転周波数の1/2回転成分
の振れ回り旋回現象)による振れまわりが発生するとい
う問題がある。したがって、従来のポリゴンミラーの軸
受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置を用いたレー
ザビームプリンタは、高速化すると印字品質の劣化をも
たらす虞がある。
【0011】そこで、本発明は、高速回転時の1/2ホ
ワールによる振れまわりを少なくしたポリゴンミラーの
軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆
動装置を提供することを目的とする。
ワールによる振れまわりを少なくしたポリゴンミラーの
軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆
動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1のポリゴンミラーの軸受構造では、ラジアル
方向を軸支するすべり軸受と、このすべり軸受に回動自
在に支持される軸と、前記すべり軸受及び軸を相対的に
回転させる手段と、軸及びすべり軸受のうち一方側に固
定されるポリゴンミラーとを備えたポリゴンミラーの軸
受構造において、前記軸を囲繞するリングをすべり軸受
の軸方向に並設し、このリング及び前記軸の一方を磁性
体から構成するとともに、他方の径方向の一部に着磁部
を形成し、この着磁部と磁性体との間に磁気回路を構成
して互いに吸引させることにより軸のスラスト方向を支
持するようにしたことを特徴としている。
に請求項1のポリゴンミラーの軸受構造では、ラジアル
方向を軸支するすべり軸受と、このすべり軸受に回動自
在に支持される軸と、前記すべり軸受及び軸を相対的に
回転させる手段と、軸及びすべり軸受のうち一方側に固
定されるポリゴンミラーとを備えたポリゴンミラーの軸
受構造において、前記軸を囲繞するリングをすべり軸受
の軸方向に並設し、このリング及び前記軸の一方を磁性
体から構成するとともに、他方の径方向の一部に着磁部
を形成し、この着磁部と磁性体との間に磁気回路を構成
して互いに吸引させることにより軸のスラスト方向を支
持するようにしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項2のポリゴンミラーの軸受構
造では、ラジアル方向を軸支するすべり軸受と、このす
べり軸受に回動自在に支持される軸と、前記すべり軸受
及び軸を相対的に回転させる手段と、軸及びすべり軸受
のうち一方側に固定されるポリゴンミラーとを備えたポ
リゴンミラーの軸受構造において、前記軸を磁性体から
構成するとともに、前記軸を囲繞するリング状磁石をす
べり軸受の軸方向に並設し、このリング状磁石の径方向
を着磁部と無着磁部とから構成し、前記リング状磁石の
着磁部と軸との間に磁気回路を構成して互いに吸引させ
ることにより軸のスラスト方向を支持させるようにした
ことを特徴としている。
造では、ラジアル方向を軸支するすべり軸受と、このす
べり軸受に回動自在に支持される軸と、前記すべり軸受
及び軸を相対的に回転させる手段と、軸及びすべり軸受
のうち一方側に固定されるポリゴンミラーとを備えたポ
リゴンミラーの軸受構造において、前記軸を磁性体から
構成するとともに、前記軸を囲繞するリング状磁石をす
べり軸受の軸方向に並設し、このリング状磁石の径方向
を着磁部と無着磁部とから構成し、前記リング状磁石の
着磁部と軸との間に磁気回路を構成して互いに吸引させ
ることにより軸のスラスト方向を支持させるようにした
ことを特徴としている。
【0014】また、請求項3のポリゴンミラーの軸受構
造では、請求項1又は2に記載のポリゴンミラーの軸受
構造において、前記着磁部の中心角θは0°<θ<18
0°を満たすことを特徴としている。
造では、請求項1又は2に記載のポリゴンミラーの軸受
構造において、前記着磁部の中心角θは0°<θ<18
0°を満たすことを特徴としている。
【0015】また、請求項4のポリゴンスキャナ駆動装
置では、請求項1〜3の何れかに記載のポリゴンミラー
の軸受構造を有することを特徴としている。
置では、請求項1〜3の何れかに記載のポリゴンミラー
の軸受構造を有することを特徴としている。
【0016】また、請求項5のポリゴンスキャナ駆動装
置では、ベースにカラーを介して固定された固定軸と、
ベースに取り付けられた基板と、基板に取り付けられた
コイルと、前記コイルに対向するロータマグネットをロ
ータヨークを介して接着したフランジ部材と、このフラ
ンジに固定された、ポリゴンミラー、前記固定軸のラジ
アル方向を軸支するすべり軸受及び前記固定軸のスラス
ト方向を軸支するスラスト板とを備えたポリゴンスキャ
ナ駆動装置において、前記固定軸を磁性体から構成する
とともに、前記固定軸を囲繞するリング状磁石をすべり
軸受の軸方向に並設し、このリング状磁石の径方向を着
磁部と無着磁部とから構成し、前記リング状磁石の着磁
部と固定軸との間に磁気回路を構成して互いに吸引させ
ることにより軸のスラスト方向を支持させるようにした
ことを特徴としている。
置では、ベースにカラーを介して固定された固定軸と、
ベースに取り付けられた基板と、基板に取り付けられた
コイルと、前記コイルに対向するロータマグネットをロ
ータヨークを介して接着したフランジ部材と、このフラ
ンジに固定された、ポリゴンミラー、前記固定軸のラジ
アル方向を軸支するすべり軸受及び前記固定軸のスラス
ト方向を軸支するスラスト板とを備えたポリゴンスキャ
ナ駆動装置において、前記固定軸を磁性体から構成する
とともに、前記固定軸を囲繞するリング状磁石をすべり
軸受の軸方向に並設し、このリング状磁石の径方向を着
磁部と無着磁部とから構成し、前記リング状磁石の着磁
部と固定軸との間に磁気回路を構成して互いに吸引させ
ることにより軸のスラスト方向を支持させるようにした
ことを特徴としている。
【0017】本発明のポリゴンミラーの軸受構造では、
すべり軸受の軸方向に並設されるリング及びすべり軸受
内に支持される軸の一方を磁性体から構成するととも
に、他方の径方向の一部に着磁部を形成し、この着磁部
と磁性体との間に磁気回路を構成したので、着磁部と磁
性体との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力に
より軸のスラスト方向をフローティング支持して、ポリ
ゴンミラー等の回転体を軸方向の所定位置に保持するこ
とができる。さらに、着磁部を径方向の一部に形成した
ので、ポリゴンミラーは軸に対しラジアル方向の軸受隙
間(クリアランス)だけ吸引された状態、即ち軸がすべ
り軸受に接触した状態で回転するので、1/2ホワール
による振れまわりが発生するのを防止でき、より均一に
回転できるようになる。また、この場合に、すべり軸受
外周を囲むリングは回転対称軸を中心とした回転体であ
るので、軸心に対して重量バランスがとれている。した
がってリングの付加に際して重量バランスが悪化するこ
とがなく、回転の均一性に悪影響を与えることがない。
すべり軸受の軸方向に並設されるリング及びすべり軸受
内に支持される軸の一方を磁性体から構成するととも
に、他方の径方向の一部に着磁部を形成し、この着磁部
と磁性体との間に磁気回路を構成したので、着磁部と磁
性体との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力に
より軸のスラスト方向をフローティング支持して、ポリ
ゴンミラー等の回転体を軸方向の所定位置に保持するこ
とができる。さらに、着磁部を径方向の一部に形成した
ので、ポリゴンミラーは軸に対しラジアル方向の軸受隙
間(クリアランス)だけ吸引された状態、即ち軸がすべ
り軸受に接触した状態で回転するので、1/2ホワール
による振れまわりが発生するのを防止でき、より均一に
回転できるようになる。また、この場合に、すべり軸受
外周を囲むリングは回転対称軸を中心とした回転体であ
るので、軸心に対して重量バランスがとれている。した
がってリングの付加に際して重量バランスが悪化するこ
とがなく、回転の均一性に悪影響を与えることがない。
【0018】また、本発明のポリゴンミラーの軸受構造
では、軸を磁性体から構成するとともに、軸を囲繞する
リング状磁石をすべり軸受の軸方向に並設し、このリン
グ状磁石の径方向を着磁部と無着磁部とから構成し、前
記リング状磁石の着磁部と軸との間に磁気回路を構成し
たので、磁性体から成る軸とリング状磁石の着磁部との
間に磁気回路が構成され、磁気吸引力が着磁部のリング
状磁石と固定軸との間に作用する。この磁気吸引力によ
り軸のスラスト方向をフローティング支持して、ポリゴ
ンミラー等の回転体を軸方向の所定位置に保持すること
ができる。さらに、回転体であるポリゴンミラーは軸に
対しラジアル方向の軸受隙間(クリアランス)だけ吸引
された状態で、即ち固定軸がすべり軸受に接触した状態
で回転するので、1/2ホワールによる振れまわりが発
生するのを防止でき、より均一に回転できるようにな
る。また、この場合にすべり軸受近傍に配置したリング
状磁石は回転対称軸を中心とした回転体であるので、軸
心に対して重量バランスがとれている。したがってリン
グ状磁石の付加に際して重量バランスが悪化することが
なく、回転の均一性に悪影響を与えることがない。
では、軸を磁性体から構成するとともに、軸を囲繞する
リング状磁石をすべり軸受の軸方向に並設し、このリン
グ状磁石の径方向を着磁部と無着磁部とから構成し、前
記リング状磁石の着磁部と軸との間に磁気回路を構成し
たので、磁性体から成る軸とリング状磁石の着磁部との
間に磁気回路が構成され、磁気吸引力が着磁部のリング
状磁石と固定軸との間に作用する。この磁気吸引力によ
り軸のスラスト方向をフローティング支持して、ポリゴ
ンミラー等の回転体を軸方向の所定位置に保持すること
ができる。さらに、回転体であるポリゴンミラーは軸に
対しラジアル方向の軸受隙間(クリアランス)だけ吸引
された状態で、即ち固定軸がすべり軸受に接触した状態
で回転するので、1/2ホワールによる振れまわりが発
生するのを防止でき、より均一に回転できるようにな
る。また、この場合にすべり軸受近傍に配置したリング
状磁石は回転対称軸を中心とした回転体であるので、軸
心に対して重量バランスがとれている。したがってリン
グ状磁石の付加に際して重量バランスが悪化することが
なく、回転の均一性に悪影響を与えることがない。
【0019】また、本発明のポリゴンスキャナ駆動装置
では、1/2ホワールによる振れまわりを防止したポリ
ゴンミラーの軸受構造を備えているので、回転の均一化
が大幅に向上したポリゴンミラーによりレーザ光を走査
することができ、レーザ光の走査ずれを防止することが
できる。
では、1/2ホワールによる振れまわりを防止したポリ
ゴンミラーの軸受構造を備えているので、回転の均一化
が大幅に向上したポリゴンミラーによりレーザ光を走査
することができ、レーザ光の走査ずれを防止することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明に係わるポ
リゴンスキャナ駆動装置の実施形態を示す縦断側面図で
あり、レーザビームプリンタに使用されるポリゴンスキ
ャナ駆動装置について、この発明を適用した実施形態を
示す図である。なお、図1において、図4と共通する部
分には同一の符号を付しその説明を省略する。
て、図面を参照して説明する。図1は本発明に係わるポ
リゴンスキャナ駆動装置の実施形態を示す縦断側面図で
あり、レーザビームプリンタに使用されるポリゴンスキ
ャナ駆動装置について、この発明を適用した実施形態を
示す図である。なお、図1において、図4と共通する部
分には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0021】このポリゴンスキャナ駆動装置は、上述し
た従来のポリゴンスキャナ駆動装置と同様に、ステータ
部とロータ部とを備える面対向型ブラシレスモータを備
えている。
た従来のポリゴンスキャナ駆動装置と同様に、ステータ
部とロータ部とを備える面対向型ブラシレスモータを備
えている。
【0022】本実施形態では、ポリゴンミラー13の取
付穴13aの外方、即ち、取付穴13aから所定長さ外
周寄りの位置には、歪吸収用溝13bが形成されてい
る。ここで、この所定長さとは、歪を吸収するのに十分
な長さをいうものとする。また、歪吸収用溝13bは本
実施形態では、0.5mmの深さに形成されている。
付穴13aの外方、即ち、取付穴13aから所定長さ外
周寄りの位置には、歪吸収用溝13bが形成されてい
る。ここで、この所定長さとは、歪を吸収するのに十分
な長さをいうものとする。また、歪吸収用溝13bは本
実施形態では、0.5mmの深さに形成されている。
【0023】また、フランジ部材12の円柱状突部12
aの上面にはその最外周に形成されたリング状の突状部
12c及びその内側に隣接して突状部12cの塑性変形
を容易化するリング状の溝部12bが形成されている。
aの上面にはその最外周に形成されたリング状の突状部
12c及びその内側に隣接して突状部12cの塑性変形
を容易化するリング状の溝部12bが形成されている。
【0024】前記ロータ部のフランジ部材12にポリゴ
ンミラー13を取り付けるには、先ず、フランジ部材1
2の円柱状突部12aにポリゴンミラー13の取付穴1
3aを嵌合させる。次いで、ポリゴンミラー13の取付
面13cをフランジ部材12の高精度に形成された位置
決め面12dに密着させる。次いで、フランジ部材12
の円柱状突部12aの突状部12cを、例えばカシメ型
を用いて外方カシメ継ぎにより塑性変形させてポリゴン
ミラー13をフランジ部材12に固定する。このとき、
フランジ部材12の高精度に形成された位置決め面12
dにポリゴンミラー13の取付面13cが押圧されるの
で、ポリゴンミラー13の側面の反射面13rが高精度
に位置決めされる。
ンミラー13を取り付けるには、先ず、フランジ部材1
2の円柱状突部12aにポリゴンミラー13の取付穴1
3aを嵌合させる。次いで、ポリゴンミラー13の取付
面13cをフランジ部材12の高精度に形成された位置
決め面12dに密着させる。次いで、フランジ部材12
の円柱状突部12aの突状部12cを、例えばカシメ型
を用いて外方カシメ継ぎにより塑性変形させてポリゴン
ミラー13をフランジ部材12に固定する。このとき、
フランジ部材12の高精度に形成された位置決め面12
dにポリゴンミラー13の取付面13cが押圧されるの
で、ポリゴンミラー13の側面の反射面13rが高精度
に位置決めされる。
【0025】また、従来と同様に、ロータヨーク14に
接着されたロータマグネット15は、基板4上に接着固
定された巻線コイル5と所定の軸方向隙間を保つよう
に、ロータヨーク14を介して取り付けられている。
接着されたロータマグネット15は、基板4上に接着固
定された巻線コイル5と所定の軸方向隙間を保つよう
に、ロータヨーク14を介して取り付けられている。
【0026】このように、フランジ部材12に一体に取
り付けられたロータマグネット15は基板4上に取り付
けられた巻線コイル5と所定の軸方向隙間を介して対向
しているので、これらのロータマグネット15と巻線コ
イル5がモータを構成する。このモータの巻線コイル5
に所定の通電を行うことにより、ロータマグネット15
に回転力が発生して、フランジ部材12の中心孔12e
に嵌挿されたすべり軸受9とスラスト板10とに軸支さ
れた回転体が回転する。このようにして、フランジ部材
12に一体に取り付けられたポリゴンミラー13が回転
すると、ポリゴンミラー13により反射されたレーザ光
が外部へ照射される。
り付けられたロータマグネット15は基板4上に取り付
けられた巻線コイル5と所定の軸方向隙間を介して対向
しているので、これらのロータマグネット15と巻線コ
イル5がモータを構成する。このモータの巻線コイル5
に所定の通電を行うことにより、ロータマグネット15
に回転力が発生して、フランジ部材12の中心孔12e
に嵌挿されたすべり軸受9とスラスト板10とに軸支さ
れた回転体が回転する。このようにして、フランジ部材
12に一体に取り付けられたポリゴンミラー13が回転
すると、ポリゴンミラー13により反射されたレーザ光
が外部へ照射される。
【0027】ポリゴンミラー13をフランジ部材12に
固定するには、突状部12cを例えばカシメ型等により
外方に向けて塑性変形させて、塑性変形されたカシメ部
Kによりフランジ部材12の位置決め面12d上にポリ
ゴンミラー13を押し付ける。このとき、フランジ部材
12の突状部12cを塑性変形させるので、従来のネジ
締めの場合より中心に近い(即ち、反射面から遠い)部
分で接合でき、ポリゴンミラー13の内周部が多少変形
したとしても反射面13rまで変形が伝わり難い。
固定するには、突状部12cを例えばカシメ型等により
外方に向けて塑性変形させて、塑性変形されたカシメ部
Kによりフランジ部材12の位置決め面12d上にポリ
ゴンミラー13を押し付ける。このとき、フランジ部材
12の突状部12cを塑性変形させるので、従来のネジ
締めの場合より中心に近い(即ち、反射面から遠い)部
分で接合でき、ポリゴンミラー13の内周部が多少変形
したとしても反射面13rまで変形が伝わり難い。
【0028】また、ポリゴンミラー13の取付穴13の
内周部がもう少し大きく変形したとしても歪吸収用溝1
3bによりその変形が吸収されるので、歪吸収用溝13
bより外側が変形するのを防止でき、従って反射面の歪
を防止できる。
内周部がもう少し大きく変形したとしても歪吸収用溝1
3bによりその変形が吸収されるので、歪吸収用溝13
bより外側が変形するのを防止でき、従って反射面の歪
を防止できる。
【0029】ポリゴンミラー13を固定するためのカシ
メ位置は、ポリゴンミラー13の軸心から隣り合う反射
面13rの各接続箇所(角部の頂点)へ向かう直線とフ
ランジ部材12の円柱状突部12aに設けたリング状の
突状部12cとの交点にある。即ち、カシメ部Kは、ポ
リゴンミラー13の平面視回転中心と角部頂点とを結ぶ
線と、環状嵌合部との交差する部分に施される。よっ
て、軸心Oから等距離の位置、即ち軸心Oを中心とした
円周上にあるため、カシメ部Kの円周方向の間隔を等し
くすることができる。
メ位置は、ポリゴンミラー13の軸心から隣り合う反射
面13rの各接続箇所(角部の頂点)へ向かう直線とフ
ランジ部材12の円柱状突部12aに設けたリング状の
突状部12cとの交点にある。即ち、カシメ部Kは、ポ
リゴンミラー13の平面視回転中心と角部頂点とを結ぶ
線と、環状嵌合部との交差する部分に施される。よっ
て、軸心Oから等距離の位置、即ち軸心Oを中心とした
円周上にあるため、カシメ部Kの円周方向の間隔を等し
くすることができる。
【0030】図2は本発明に係わるポリゴンスキャナ駆
動装置の軸受構造に備えるリング状磁石を示した図であ
り、(a)は平面図、(b)はそのA−A断面図であ
る。図2(a)に示すように、リング状磁石Mは軸中心
Oで中心角θの範囲が着磁部MMであり、その他は無着
磁部NMとなっている。このリング状磁石Mは構造上回
転体になっているので、円周方向の重量が平衡になって
いる。また、図2(b)に示すように、着磁部MMは軸
方向にN−Sと1磁極対着磁されている。
動装置の軸受構造に備えるリング状磁石を示した図であ
り、(a)は平面図、(b)はそのA−A断面図であ
る。図2(a)に示すように、リング状磁石Mは軸中心
Oで中心角θの範囲が着磁部MMであり、その他は無着
磁部NMとなっている。このリング状磁石Mは構造上回
転体になっているので、円周方向の重量が平衡になって
いる。また、図2(b)に示すように、着磁部MMは軸
方向にN−Sと1磁極対着磁されている。
【0031】図3は、本発明に係わるポリゴンスキャナ
駆動装置の軸受構造の磁気回路を示す図である。図3に
示すように、すべり軸受9は、中空円筒の潤滑性樹脂で
ある例えばベスペル材(デュポン社の商品名)から構成
されている。このすべり軸受9の上方にはリング状磁石
Mが取り付けられ、リング状磁石Mの着磁部MMと固定
軸1との間に磁気回路Zが構成されている。リング状磁
石Mは、すべり軸受9と同軸にフランジ部材12の内径
12fに固定されている。
駆動装置の軸受構造の磁気回路を示す図である。図3に
示すように、すべり軸受9は、中空円筒の潤滑性樹脂で
ある例えばベスペル材(デュポン社の商品名)から構成
されている。このすべり軸受9の上方にはリング状磁石
Mが取り付けられ、リング状磁石Mの着磁部MMと固定
軸1との間に磁気回路Zが構成されている。リング状磁
石Mは、すべり軸受9と同軸にフランジ部材12の内径
12fに固定されている。
【0032】ポリゴンスキャナ駆動装置の固定軸1に対
してポリゴンミラー13等の回転体は、そのラジアル方
向をすべり軸受9により、スラスト方向をリング状磁石
Mの着磁部MMの磁気吸引力により軸支されている。そ
して、磁性体からなる固定軸1とリング状磁石Mの着磁
部MMとの間に磁気回路Zを構成している。この構成に
より、リング状磁石Mの着磁部MMと鉄等の磁性体から
なる固定軸1との間に、ラジアル方向の磁気吸引力が発
生する構造になっている。
してポリゴンミラー13等の回転体は、そのラジアル方
向をすべり軸受9により、スラスト方向をリング状磁石
Mの着磁部MMの磁気吸引力により軸支されている。そ
して、磁性体からなる固定軸1とリング状磁石Mの着磁
部MMとの間に磁気回路Zを構成している。この構成に
より、リング状磁石Mの着磁部MMと鉄等の磁性体から
なる固定軸1との間に、ラジアル方向の磁気吸引力が発
生する構造になっている。
【0033】さらに、固定軸1には、その上端に頭部1
b及び首部1aを有し、頭部1bの厚さd1 はリング状
磁石Mの厚さd2 と等しく形成されている。そして、頭
部1bの下には頭部より細径の首部1aがあるので、頭
部1bとリング状磁石Mとの間に磁気回路が形成され、
固定軸1の頭部1bとリング状磁石Mの着磁部MMとの
間に磁気吸引力が働く。この磁気吸引力により、ポリゴ
ンミラー13、フランジ部材12等の回転体は、ロータ
側のロータマグネット15とステータ側の巻線コイル5
との間を所定間隔開けるように浮動支持される。さら
に、磁気吸引力により、固定軸1とリング状磁石M及び
すべり軸受9との間のクリアランスがほぼ零となる。
b及び首部1aを有し、頭部1bの厚さd1 はリング状
磁石Mの厚さd2 と等しく形成されている。そして、頭
部1bの下には頭部より細径の首部1aがあるので、頭
部1bとリング状磁石Mとの間に磁気回路が形成され、
固定軸1の頭部1bとリング状磁石Mの着磁部MMとの
間に磁気吸引力が働く。この磁気吸引力により、ポリゴ
ンミラー13、フランジ部材12等の回転体は、ロータ
側のロータマグネット15とステータ側の巻線コイル5
との間を所定間隔開けるように浮動支持される。さら
に、磁気吸引力により、固定軸1とリング状磁石M及び
すべり軸受9との間のクリアランスがほぼ零となる。
【0034】したがって、ポリゴンスキャナ駆動装置を
回転させた場合、すべり軸受9の内径と固定軸1の外径
との隙間(クリアランス)は、磁気吸引力によって、常
時接触状態に保たれながら回転するので、固定軸1とす
べり軸受9との径方向の隙間によって発生する1/2ホ
ワールによる振れまわり現象の発生を防止することがで
きる。上記実施形態におけるリング状磁石Mの着磁角度
である中心角θは0°<θ<180°の範囲に設定する
のが好ましい。
回転させた場合、すべり軸受9の内径と固定軸1の外径
との隙間(クリアランス)は、磁気吸引力によって、常
時接触状態に保たれながら回転するので、固定軸1とす
べり軸受9との径方向の隙間によって発生する1/2ホ
ワールによる振れまわり現象の発生を防止することがで
きる。上記実施形態におけるリング状磁石Mの着磁角度
である中心角θは0°<θ<180°の範囲に設定する
のが好ましい。
【0035】なお、以上の実施形態では、ポリゴンミラ
ー13の回転中心となる軸をステータ側に固定した固定
軸1としたが、ステータ側にすべり軸受9を設け、ロー
タ側に固定軸1を固定してもよい。
ー13の回転中心となる軸をステータ側に固定した固定
軸1としたが、ステータ側にすべり軸受9を設け、ロー
タ側に固定軸1を固定してもよい。
【0036】上記実施形態では、リング状磁石Mをすべ
り軸受9の上方に取り付けた場合について説明したが、
これと反対に固定軸1側に着磁部MMと無着磁部NMを
設け、これと対向する位置のすべり軸受9の外周に磁性
材から成るリングをはめ込んでも前記と同様な作用・効
果が得られる。
り軸受9の上方に取り付けた場合について説明したが、
これと反対に固定軸1側に着磁部MMと無着磁部NMを
設け、これと対向する位置のすべり軸受9の外周に磁性
材から成るリングをはめ込んでも前記と同様な作用・効
果が得られる。
【0037】また、上記実施形態では、リング状磁石M
の磁極を上下に配置し、上側をN極としたが、下側をN
極としてもよい。
の磁極を上下に配置し、上側をN極としたが、下側をN
極としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明によ
れば、ポリゴンミラーを高速回転させたときに発生する
1/2ホワールによる振れまわり現象をなくすことがで
きるため、例えば高速レーザプリンタのポリゴンスキャ
ナ駆動装置にこの発明を適用すれば、印字品質の向上を
図ることができる。
れば、ポリゴンミラーを高速回転させたときに発生する
1/2ホワールによる振れまわり現象をなくすことがで
きるため、例えば高速レーザプリンタのポリゴンスキャ
ナ駆動装置にこの発明を適用すれば、印字品質の向上を
図ることができる。
【図1】図1は本発明に係わるポリゴンスキャナ駆動装
置の実施形態を示す縦断側面図である。
置の実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】図2は本発明に係わるポリゴンスキャナ駆動装
置の軸受構造に備えるリング状磁石を示す図であり、
(a)は平面図、(b)はそのA−A断面図である。
置の軸受構造に備えるリング状磁石を示す図であり、
(a)は平面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図3】図3は、本発明に係わるポリゴンスキャナ駆動
装置の軸受構造の磁気回路を示す拡大縦断図である。
装置の軸受構造の磁気回路を示す拡大縦断図である。
【図4】従来のポリゴンスキャナ駆動装置の縦断面図で
ある。
ある。
1 固定軸 4 基板 5 巻線コイル 9 すべり軸受 12 フランジ部材 13 ポリゴンミラー 14 ロータヨーク 15 ロータマグネット M リング状磁石 MM 着磁部 NM 無着磁部 Z 磁気回路 θ 中心角
Claims (5)
- 【請求項1】 ラジアル方向を軸支するすべり軸受と、
このすべり軸受に回動自在に支持される軸と、前記すべ
り軸受及び軸を相対的に回転させる手段と、軸及びすべ
り軸受のうち一方側に固定されるポリゴンミラーとを備
えたポリゴンミラーの軸受構造において、 前記軸を囲繞するリングをすべり軸受の軸方向に並設
し、このリング及び前記軸の一方を磁性体から構成する
とともに、他方の径方向の一部に着磁部を形成し、この
着磁部と磁性体との間に磁気回路を構成して互いに吸引
させることにより軸のスラスト方向を支持するようにし
たことを特徴とするポリゴンミラーの軸受構造。 - 【請求項2】 ラジアル方向を軸支するすべり軸受と、
このすべり軸受に回動自在に支持される軸と、前記すべ
り軸受及び軸を相対的に回転させる手段と、軸及びすべ
り軸受のうち一方側に固定されるポリゴンミラーとを備
えたポリゴンミラーの軸受構造において、 前記軸を磁性体から構成するとともに、前記軸を囲繞す
るリング状磁石をすべり軸受の軸方向に並設し、このリ
ング状磁石の径方向を着磁部と無着磁部とから構成し、
前記リング状磁石の着磁部と軸との間に磁気回路を構成
して互いに吸引させることにより軸のスラスト方向を支
持させるようにしたことを特徴とするポリゴンミラーの
軸受構造。 - 【請求項3】 前記着磁部の中心角θは0°<θ<18
0°を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載のポ
リゴンミラーの軸受構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のポリゴン
ミラーの軸受構造を有することを特徴とするポリゴンス
キャナ駆動装置。 - 【請求項5】 ベースにカラーを介して固定された固定
軸と、ベースに取り付けられた基板と、基板に取り付け
られたコイルと、前記コイルに対向するロータマグネッ
トをロータヨークを介して接着したフランジ部材と、こ
のフランジに固定された、ポリゴンミラー、前記固定軸
のラジアル方向を軸支するすべり軸受及び前記固定軸の
スラスト方向を軸支するスラスト板とを備えたポリゴン
スキャナ駆動装置において、 前記固定軸を磁性体から構成するとともに、前記固定軸
を囲繞するリング状磁石をすべり軸受の軸方向に並設
し、このリング状磁石の径方向を着磁部と無着磁部とか
ら構成し、前記リング状磁石の着磁部と固定軸との間に
磁気回路を構成して互いに吸引させることにより軸のス
ラスト方向を支持させるようにしたことを特徴とするポ
リゴンスキャナ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3639496A JPH09230270A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | ポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3639496A JPH09230270A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | ポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09230270A true JPH09230270A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12468646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3639496A Withdrawn JPH09230270A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | ポリゴンミラーの軸受構造及びこの軸受構造を有するポリゴンスキャナ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09230270A (ja) |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP3639496A patent/JPH09230270A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |