JPH09230135A - ダイクロイックミラー - Google Patents

ダイクロイックミラー

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JPH09230135A
JPH09230135A JP8060137A JP6013796A JPH09230135A JP H09230135 A JPH09230135 A JP H09230135A JP 8060137 A JP8060137 A JP 8060137A JP 6013796 A JP6013796 A JP 6013796A JP H09230135 A JPH09230135 A JP H09230135A
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JP
Japan
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weight
dichroic mirror
glass substrate
film
refractive index
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JP8060137A
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English (en)
Inventor
Yuchi Nakajima
右智 中島
Isao Katsuchi
勇夫 勝地
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HOOYA OPUTEIKUSU KK
Original Assignee
HOOYA OPUTEIKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガラス基板の厚さが十分に薄い場合でも環境
変化に伴うソリの変化の少ない投射型カラー液晶表示装
置の色分解・合成用ダイクロイックミラーを提供する。 【解決手段】 誘電体からなる低屈折率膜と高屈折率膜
を交互に積層した光学多層膜を、熱膨張率が30〜50
×10-7/℃のガラス基枚上に設け低屈折率膜はAl2
3及びSiO2のうちいずれか1種の単体膜又はこれら
の混合膜であり、高屈折率膜はTiO2、ZrO2、Hf
2及びTa25のうちいずれか1種の単体膜又はこれ
らの混合膜であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、波長選択光学素
子に関するものであり、特にガラス基板上に光学多層膜
を設けてなるダイクロイックミラーに関するものであ
る。最近、バックライトをカラー液晶表示素子に照射し
透過した光をスクリーンに拡大投射する投射型カラー液
晶表示装置の色分解・合成方法としてダイクロイックミ
ラーを使用する方法が採用されるようになった。本発明
は特にこの投射型ガラー液晶表示装置に用いられている
ダイクロイックミラーに関するものであるが、さらに、
ガラス基板上に複数の光学多層膜を設けてなる波長選択
光学素子に広く適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、バックライトをカラー液晶表
示素子に照射し透過した光をスクリーンに拡大投射する
投射型カラー液晶表示装置の色分解・合成に使用するダ
イクロイックミラーのガラス基板としては一般に窓ガラ
ス等の材料であるソーダライムガラスが使用されてい
た。このソーダライムガラスの膨張率は90〜100×
10-7/℃である。また、基板ガラスの厚さは1.1m
m程度が普通であった。液晶表示装置のコンパクト化又
は高精細化が進むにつれて、画素の細かさが要求される
ようになってくると、ダイクロイックミラーの基板のガ
ラスの厚みによて生ずる光の収差のために生ずる色ズレ
が問題となってきた。この収差は基板の厚みが厚いほど
大きくなることから、画素の細かくなるほど薄いガラス
基板を使用したグイクロイックミラーが要求されるよう
になってきた。
【0003】ところでガラス基板表面に蒸着する光学多
層膜とガラス基板とは膨張率に差異があるため、上記の
要求に従ってガラス基板の厚さを薄くしてゆくと、光学
多層膜を蒸着した場合に基板にソリが生じてしまうとい
う問題が出てきた。このソリは、ダイクロイックミラー
を投射型カラー液晶表示装置の色分解・合成に使用した
場合にその投影像の色、像ともに悪影響を与えるため、
最も避けねばならない現象である。このように好ましく
ないソリを予め相殺するように環境条件に応じた設計を
することも可能であるが、ガラス基板の厚さが薄くなる
と環境変化にともなうソリの変化も大きな問題となる。
例えば、室温で色ズレのないように構成された投射型液
晶表示装置であっても、投影を継続することによってダ
イクロイックミラー部分の温度が上昇するとソリの量が
変化して色ズレが生ずることになる。また、ダイクロイ
ックミラーを液晶表示装置に組み込む時に、往々にして
外部応力が加わりソリを発生させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、第一にバックライトをカラー液晶
表示素子に照射し透過した光をスクリーンに拡大投射す
る投射型カラー液晶表示装置における色分解・合成に使
用するダイクロイックミラーにおいて、液晶表示装置の
コンパクト化又は高精細化に対応してガラス基板の厚さ
が十分に薄い場合でもソリを生じないダイクロイックミ
ラーを提供することにある。そして、第二に環境変化に
伴うソリの変化の無いダイクロイックミラーを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ため、本発明のダイクロイックミラーは、低屈折率膜と
高屈折率膜を交互に積層した光学多層膜をガラス基枚上
に設けてなるダイクロイックミラーにおいて、ガラス基
板材料の熱膨張率が30〜50×10-7/℃であること
を特徴とする。さらに、低屈折率膜がAl23及びSi
2のうちいずれか1種の単体膜又はこれらの混合膜で
あり、高屈折率膜がTiO2、ZrO2、HfO2及びT
25のうちいずれか1種の単体膜又はこれらの混合膜
であることが好ましい。
【0006】また、ガラス基板材料の組成の少なくとも
90重量%がSiO245〜85重量%、Al231〜
22重量%、B230〜25重量%、R2O(但しRは
Li、Na、Kのうち少なくともいずれか1種を示す)
0〜10重量%、XO(但しXはMg、Ca、Sr、B
a、Znのうち少なくともいずれか1種を示す)0〜2
7重量%を含むものからなることが好ましい。特に、ガ
ラス基板材料の組成の少なくとも95重量%がSiO2
50〜60重量%、Al2310〜16重量%、B23
0〜14重量%、R2O(但しRはLi、Na、Kのう
ち少なくともいずれか1種を示す)0〜1重量%、XO
(但しXはMg、Ca、Sr、Ba、Znのうち少なく
ともいずれか1種を示す)5〜27重量%含むものから
なることが好ましい。
【0007】さらに、本発明のガラス基板上に光学多層
膜を設けてなるダイクロイックミラーは、ガラス基板が
9000Kg/mm2以上のヤング率を有するガラスか
らなることを特徴とする。特に、ガラス基板材料の組成
の少なくとも95重量%がSiO254〜56重量%、
Al2313〜15重量%、R2O(但しRはLi、N
a、Kのうち少なくともいずれか1種を示す)0〜0.
1重量%、MgO5〜7重量%、CaO9〜l0重量
%、ZnO10〜11重量%を含むものとすることが好
ましい。
【0008】本発明のダイクロイックミラーは、光学多
層膜が誘電体物質の低屈折率膜と高屈折率膜の交互多層
膜であり、ガラス基板のの熱膨張率が30〜50×10
−7/℃であることから、ガラス基板に光学多層膜を高
温で蒸着したのち室温に冷却しても、ガラス基板と多層
膜の間に大きな熱収縮の差が無くなるため、ほとんどソ
りのないダイクロイックミラーを得ることが可能とな
る。さらに、基板と多層膜の間の大きな収縮の差から生
ずる残留歪みが少なくなるため、環境の変化に伴うソリ
の変化の少ないダイクロイックミラーを得ることが可能
となる。なお、特に、Al23及びSiO2のうちいず
れか1種の単体膜又はこれらの混合膜からなる屈折率
1.3〜1.7の低屈折率膜と、TiO2、ZrO2、H
fO2及びTa25のうちいずれか1種の単体膜又はこ
れらの混合膜からなる屈折率1.8〜2.5の高屈折率
膜を交互に多層重ねて光学多層膜としたダイクロイック
ミラーは高温処理に適し優秀な波長選択性を有する。
【0009】さらに、ガラス基板材料の組成の少なくと
も90重量%がSiO245〜85重量%、Al23
〜22重量%、B230〜25重量%、R2O(但しR
はLi、Na、Kのうち少なくともいずれか1種を示
す)0〜10重量%、XO(但しXはMg、Ca、S
r、Ba、Znのうち少なくともいずれか1種を示す)
0〜27重量%を含むものからなるものは、ガラス基板
材料の熱膨張率を30〜50×10−7/℃の範囲にす
ることが可能となる。この組成の範囲内で、上記の範囲
の熱膨張率のガラスが得られることが確認されている。
この組成範囲外のガラスでは、耐熱性、熱的安定性にお
いて実用上十分なものが得られない。また、ガラス基板
材料組成の少なくとも95重量%がSiO250〜60
重量%、Al2310〜16重量%、B230〜14重
量%、R2O(但しRはLi、Na、Kのうち少なくと
もいずれか1種を示す)0〜1重量%、XO(但しXは
Mg、Ca、Sr、Ba、Znのうち少なくともいずれ
か1種を示す)5〜27重量%含むものからなるものが
特に好ましい。
【0010】本発明のダイクロイックミラーは、基板と
なるガラスのヤング率が少なくとも9000Kg/mm
2となっているため、環境変化を受けても変形しにく
く、また、ソリが生じたとしても環境変化によるソリの
変化が少ない。ガラス材料組成の少なくとも95重量%
がSiO254〜56重量%、Al2313〜15重量
%、R2O(但しRはLi、Na、Kのうち少なくとも
いずれか1種を示す)0〜0.1重量%、MgO5〜7
重量%、CaO9〜l0重量%、ZnO10〜11重量
%を含むものとすると、基板ガラスのヤング率を900
0Kg/mm2と以上とすることができる。
【0011】このように、本発明の課題であるソリの無
いダイクロイックミラーを得る手段として、ガラス基板
材料の熱膨張率を30〜50×10-7/℃の範囲にする
以外に、基板となるガラスのヤング率が少なくとも90
00Kg/mm2とすることによっても発明の目的を達
成することが可能であり、また、これら手段を複合させ
ることにより、より高い効果を得ることが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を実施例およびそれと対比
する比較例に基づいて、さらに詳細に説明する。
【0013】
【実施例1】表1は、本発明第1の実施例におけるダイ
クロイックミラーに使用した基板ガラスの組成を表す。
また、表2は、ガラス基板上に形成するTiO2とSi
2からなる光学多層膜の膜構成(以下、膜構成(A)
という)を表す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】本実施例では、表1に示す組成を持ち厚さ
0.7mm、一辺が60mmの正方形の基板ガラスの上
に、蒸着温度300℃で表2に示す膜構成(A)の光学
多層膜を蒸着してダイクロイックミラーを形成した。こ
のとき、0℃から300℃の温度範囲で測定した基板ガ
ラスの熱膨張率は41×10-7/℃であった。こうして
作成したダイクロイックミラーの室温(20℃)でのソ
リの程度を波長633nmのレーザ光を用いたニュート
ンリング法で測定したところ、直径60mmの領域内で
ニュートンリング+5本(λ=633nm、60mm
Φ)以下であり、ソリはほとんど生じていないことを確
認した。また、温度を変化させ、80℃でのソリを同様
にして測定したが、ニュートンリング+6本(λ=63
3nm、60mmΦ)以下であり、両温度間でソリの変
化はほとんど観察されなかった。ここで、ニュートンリ
ング数における+は膜面が凹の場合を意味し、−は膜面
が凸の場合を意味している。
【0017】
【比較例1】実施例1と対比するため、実施例1と同じ
厚さ0.7mmで一辺が60mmの正方形をした石英ガ
ラスに、実施例1と同様に、蒸着温度300℃で表2に
示す膜構成(A)の光学多層膜を蒸着した。このとき、
基板ガラスの熱膨張率は極めて小さく5.6×10-7
℃であった。こうして作成したダイクロイックミラーの
室温(20℃)でのソリの程度を測定したところ、ニュ
ートンリング−25本(λ=633nm、60mmΦ)
となり、投射型カラー液晶表示装置の色分解・合成に使
用するダイクロイックミラーとしてはほとんど使用に耐
えない程度のソリを生じた。また、80℃でのソリの程
度を測定した結果、ニュートンリング−32本(λ=6
33nm、60mmΦ)となり、室温でのソリの程度か
ら変化していることが観察された。
【0018】
【実施例2】表3は、本発明第2の実施例におけるダイ
クロイックミラーに使用した基板ガラスの組成を表す。
また、表4は、ガラス基板上に形成するZrO2とSi
2からなる光学多層膜の膜構成(以下、膜構成(B)
という)を表す。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】表3の組成を持つ基板ガラスを用いて、表
4に示す膜構成(B)の光学多層膜を蒸着した。基板ガ
ラスの形状は、実施例1と同じく厚さ0.7mm、一辺
が60mmの正方形とした。蒸着温度は250℃であっ
た。このとき、基板ガラスの熱膨張率は38.0×10
-7/℃であった。こうして形成されたダイクロイックミ
ラーの室温(20℃)でのソリの程度を測定したとこ
ろ、ニュートンリング−10本(λ=633nm、60
mmΦ)以下であり、ソリはほとんど生じていないこと
を確認した。また、温度を変化させ、80℃でのソリを
測定したがソリの程度はニュートンリング−4本(λ=
633nm、60mmΦ)であり、ソリの程度は小さく
性能は変わらなかった。
【0022】
【比較例2】表5は、比較例2で使用したダイクロイッ
クミラーの基板ガラスの組成を表す。
【0023】
【表5】
【0024】比較例2は実施例2と対比するため、表5
に示した組成のガラスを実施例2と同様厚さ0.7mm
で一辺が60mmの正方形に整形した基板上に、表4に
示す膜構成(B)の光学多層膜を蒸着した。このとき、
基板ガラスの熱膨張率は通常のダイクロイックミラーに
多用されているソーダライムガラスと同じく100×1
-7/℃であった。また蒸着温度は250℃であった。
こうして作成したダイクロイックミラーのソリの程度を
測定したところ、ニュートンリグ+33本(λ=633
nm、60mmΦ)となり、比較例1と同様、投射型カ
ラー液晶表示装置の色分解・合成に使用する目的にはほ
とんど耐えられない程度のソリを生じた。また、80℃
でのソリの程度を測定した結果ニュートンリング+56
本(λ=633nm、60mmΦ)となり、室温におけ
るものと大幅に変化していることが観察された。
【0025】
【実施例3〜11】表6は、実施例3〜11のおのおの
におけるガラス基板の組成と、ガラス基板の熱膨張率、
ヤング率および試験に用いた基板の厚さを表した表であ
る。表7は実施例で用いた第3の光学多層膜の構成(以
下、膜構成(C)という)、表8は各実施例で組み合わ
せた光学多層膜の膜構成、蒸着温度、および、作成した
ダイクロイックミラーの20℃と80℃におけるソリの
程度をニュートンリング数で表したものである。ここ
で、基板の形状、大きさは実施例1及び2と同一とし
た。
【0026】
【表6】
【0027】
【表7】
【0028】
【表8】
【0029】以上、実施例1から11の測定結果におい
て、いずれもニュートンリングが15本以下であり20
℃と80℃の間における変動も少ないことから明らかな
ように、本発明によるガラス基板を使用した場合には、
ガラス基板の厚さを薄くしても、ソリは生ずること無
く、また温度の変化によるソリの変化もほとんど認めら
れず、投射型カラー液晶表示装置の色分解・合成に使用
するダイクロイックミラーとして使用可能なものが得ら
れることが確認された。
【0030】以上のように、本発明のダイクロイックミ
ラーは、光学多層膜を設けるガラス基板の熱膨張率を3
0〜50×10-7/℃とすることにより、ガラス基板に
光学多層膜を高温で蒸着し冷却しても、ガラス基板と多
層膜の間の収縮差が小さくなるため、実用上ソリがほと
んど無視できるようになる。さらに、大きな収縮差から
生ずる残留歪みが小さくなるため、環境が変化してもソ
リの変化が少ない。
【0031】上記実施例では、低屈折率膜を形成する誘
電体物質としてAl23とSiO2、高屈折率膜を形成
する誘電体物質としてTiO2とZrO2を取り上げた
が、他の誘電体物質を使用することも可能である。例え
ば高屈折率膜を形成する誘電体物質として同様の特性を
有するHfO2やTa25が利用できる。なお、低屈折
率膜としてSiO2 また高屈折率膜としてTiO2ある
いはZrO2を採用したものが特に好ましい。これら組
成を有するものは、物質の硬度が高いこと、物質の透過
率が広い波長範囲で高いこと、膜同士および膜と基板間
の付着力が強いこと、またSiO2が膨張しTiO2ある
いはZrO2をが縮小する方向に応力を発生するため膜
全体としてこれらを相殺して内部応力が小さくなるこ
と、さらに、いずれの材料も比較的容易に入手できるこ
となど、利点が多いからである。
【0032】
【発明の効果】本発明のダイクロイックミラーは、ガラ
ス基板上に形成される複数の光学多層膜と基板ガラスの
熱膨張率の差異が小さくなり、基板の厚さが薄くなって
も処理温度と使用温度の差異や室温と継続使用時の温度
の変化により生じるダイクロイックミラーのソリが実用
上無視できる程度に収まるようになったため、近時コン
パクト化・高精細化の要求が強まった投射型カラー液晶
表示装置の色分解・合成に使用することができる。ま
た、本発明のダイクロイックミラーは投射型液晶表示装
置以外に用いる波長選択光学素子にも広く適用すること
ができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基枚上に光学多層膜を設けてなる
    ダイクロイックミラーにおいて光学多層膜が誘電体物質
    からなる低屈折率膜と高屈折率膜を交互に積層した多層
    膜であり、ガラス基板材料の熱膨張率が30〜50×1
    -7/℃であることを特徴としたダイクロイックミラ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記低屈折率膜がAl23及びSiO2
    のうちいずれか1種の単体膜又はこれらの混合膜であ
    り、前記高屈折率膜がTiO2、ZrO2、HfO2及び
    Ta25のうちいずれか1種の単体膜又はこれらの混合
    膜であることを特徴とする請求項1記載のダイクロイッ
    クミラー。
  3. 【請求項3】 前記ガラス基板材料の組成の少なくとも
    90重量%がSiO245〜85重量%、Al231〜
    22重量%、B230〜25重量%、R2O(但しRは
    Li、Na、Kのうち少なくともいずれか1種を示す)
    0〜10重量%、XO(但しXはMg、Ca、Sr、B
    a、Znのうち少なくともいずれか1種を示す)0〜2
    7重量%を含むものからなることを特徴とした請求項1
    または2に記載のダイクロイックミラー。
  4. 【請求項4】 前記ガラス基板材料の組成の少なくとも
    95重量%がSiO250〜60重量%、Al2310
    〜16重量%、B230〜14重量%、R2O(但しR
    はLi、Na、Kのうち少なくともいずれか1種を示
    す)0〜1重量%、XO(但しXはMg、Ca、Sr、
    Ba、Znのうち少なくともいずれか1種を示す)5〜
    27重量%含むものからなることを特徴とした請求項1
    ないし3のいずれかに記載のダイクロイックミラー。
  5. 【請求項5】 ガラス基板上に光学多層膜を設けてなる
    ダイクロイックミラーにおいて、前記ガラス基板が90
    00Kg/mm2以上のヤング率を有するガラスからな
    ることを特徴とするダイクロイックミラー。
  6. 【請求項6】 前記ガラス基板材料の組成の少なくとも
    95重量%がSiO254〜56重量%、Al2313
    〜15重量%、R2O(但しRはLi、Na、Kのうち
    少なくともいずれか1種を示す)0〜0.1重量%、M
    gO5〜7重量%、CaO9〜l0重量%、ZnO10
    〜11重量%含むものであることを特徴とした請求項5
    記載のダイクロイックミラー。
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