JPH09228727A - スライディングドアの構造 - Google Patents

スライディングドアの構造

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JPH09228727A
JPH09228727A JP3800096A JP3800096A JPH09228727A JP H09228727 A JPH09228727 A JP H09228727A JP 3800096 A JP3800096 A JP 3800096A JP 3800096 A JP3800096 A JP 3800096A JP H09228727 A JPH09228727 A JP H09228727A
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JP
Japan
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rail
door body
main
sub
main door
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3800096A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Kitachi
範行 北地
Masahiro Kondo
正博 近藤
Koichi Matsumura
浩一 松村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は引き戸として使用しながら、必要に応
じて開口部の全体を開口する。副戸体に対して主戸体を
スムーズにスライドさせる。部材点数を減少させる。 【解決手段】 上下レール2、3に対して主戸体4と副
戸体5とを配置し、主戸体4を引き戸として開口部1の
半分を開閉自在とする。主戸体4を副戸体5に重ねた状
態で収納用レール11に沿って移動して開口部1を全開
する。主戸体4を副戸体5に対してスライド自在に連結
するスライド連結手段10を、主戸体4乃至副戸体5の
横框自体に設けたガイドレールと、主戸体4乃至副戸体
5のガイドレールに対向する部位に設けて上記ガイドレ
ール内に走行自在にはめ込まれたガイド輪とで構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライディングド
アの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から障害者が車椅子で出入りできる
ようにするための引き戸としては、3枚引き戸があり、
障害者が出入りする場合には3枚の引き戸をレールの一
端部側に移動して3枚の引き戸を重ねて、略2枚分の引
き戸の幅を開口して出入りするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な3枚引き戸であっても、3枚の引き戸をレールの一端
部側に移動して重ねて全開状態としても、依然としてほ
ぼ1枚分の引き戸の横幅は開くことができず、開口部の
全幅を出入り用の開口として開放することができず、車
椅子で通るのが通りにくい場合がある。
【0004】また、車椅子の通過だけでなく、荷物の搬
入、搬出の際にも、荷物の搬入、搬出がしにくいという
問題がある。本発明の課題は、通常は引き戸として使用
しながら、必要に応じて開口部の全体を開口することが
でき、しかも、主戸体と副戸体とを重ねた状態で容易に
収納用レールに沿って移動して開口部を全開することが
でき、また、主戸体と副戸体とを通常の引き戸として使
用する際に、副戸体に対して主戸体をスムーズにスライ
ドさせることができ、また、主戸体を副戸体に対してス
ライドするためのガイドレールを含む構造を簡単にで
き、部材点数を減少させることができるスライディング
ドアの構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1記載のスライディングドアの構造
は、開口部1に上レール2と下レール3とを設け、主戸
体4の下部の一端部に下レール3に走行自在にはめ込ま
れ下レール3から脱離しない下主走行体6を設けると共
に主戸体4の下部の他端部に下レール3に走行自在には
め込まれ且つ下レール3の一方の端部に設けた切欠部7
から外部に脱離自在な補助走行体8を設け、主戸体4の
下主走行体6側の端部の上面に上レール2に走行自在に
はめ込まれて上レール2から脱離しない上主走行体9を
設け、主戸体4の前面側にスライド連結手段10により
副戸体5を主戸体4に対して横方向にスライド自在に取
付けて主戸体4に対して副戸体5を引出した状態で主戸
体4と副戸体5とで開口部1を閉塞するように開口部
1、主戸体4、副戸体5の大きさを設定し、上記スライ
ド連結手段10を主戸体4乃至副戸体5の横框自体に設
けたガイドレールと、主戸体乃至副戸体のガイドレール
に対向する部位に設けて上記ガイドレール内に走行自在
にはめ込まれたガイド輪とで構成し、下レール3の切欠
部7を設けた方の端部に対応する上レール2の一端部付
近を起点にして前方に導出された収納用レール11を設
け、副戸体5の上部の主戸体4の上主走行体9とは反対
側の端部に上副走行体13を設け、該上副走行体13を
収納用レール11に走行自在に取付けて成るものであ
る。このような構成とすることで、通常は補助走行体8
を下レール3内に位置させ且つ上副走行体13を収納用
レール11の上レール2の端部近傍に位置させること
で、主戸体4と副戸体5とを開口部1に2枚引き戸のよ
うにして配置できるものであり、この場合、ガイドレー
ルが横框自体に設けてあるので、別部材のガイドレール
を主戸体4又は副戸体5に取付ける必要がなく、構成が
簡略化され、スライド機構の精度も良くなることにな
る。また、主戸体4を副戸体5に重ねて補助走行体8が
切欠部7から外部に飛び出すと共に上副走行体13を収
納用レール11に沿って走行させることで、主戸体4と
副戸体5とが重なった状態のまま収納用レール11に略
沿って収納され、開口部を全開状態とすることができる
ものである。
【0006】また、主戸体4乃至副戸体5にガイド輪を
上下方向に2個直列一組で取付け、該2個で1組となっ
たガイド輪のうち上のガイド輪をガイドレールの内部の
上面に転動させると共に下のガイド輪をガイドレールの
内部の下面に転動させることも好ましい。このような構
成とすることで、主戸体4を引き戸として操作する際、
2個直列に配置して2個で1組のガイド輪のうち上のガ
イド輪がスライドレールの上面と接触して回転移動する
方向と、下のガイド輪がスライドレールの下面と接触し
て回転移動する方向とが一致し、スライドのスムーズ性
が得られることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて詳述する。添付図面には本発明の一実施形態
が示してある。部屋の間仕切りや出入り口等の開口部に
は開口枠1が取付けられる。開口枠1は両側の縦枠材1
00の上下間に上レール2と下レール3を架設して枠組
みして構成してある。主戸体4は下部の一端部に下主走
行体6が設けてあり、主戸体4の下部の他端部には補助
走行体8が設けてあり、また、主戸体4の下主走行体6
を設けた方の端部の上部には上主走行体9が設けてあ
る。下レール3の一方の端部には切欠部7が設けてあ
る。上主走行体6は車輪を備えたランナーにより構成し
てあり、上レール2内に走行自在に吊り下げてあり、ま
た、下主走行体6及び補助走行体8はそれぞれ下レール
3内に走行自在にはめ込んである。ここで、補助走行体
8は下主走行体6よりも垂下長さが短く、下レール3の
端部の切欠部7の位置に補助走行体8が来ると該切欠部
7から外部に飛び出すことができるようにしてある。し
たがって、上主走行体9及び下主走行体6がいずれも上
レール2又は下レール3から脱離しないようになってい
るのに対し、補助走行体8は切欠部7部分で下レール3
に対して脱離できるようになっている。
【0008】主戸体4の前面側にはスライド連結手段1
0により副戸体5が横方向にスライド自在に連結してあ
って戸装置12を構成してある。スライド連結手段10
は、図1、図2、図3に示すような構成となっている。
すなわち、主戸体4の副戸体5との対向面の上下にそれ
ぞれ横方向に長いスライドレール14aを設け、該副戸
体5端部の主戸体4と対向する面の上下部にそれぞれ上
下2個ずつガイド輪15bを設け、この上下2個で1組
となったガイド輪15bをそれぞれ上下のスライドレー
ル14aに嵌め込み、上下2個で1組となったガイド輪
15bの上のガイド輪15bをスライドレール14aの
上面に転動自在とし且つ上下2個で1組となったガイド
輪15bの下のガイド輪15bをスライドレール14a
の下面に転動自在としてある。また、副戸体5の主戸体
4との対向面の上下にそれぞれ横方向に長いスライドレ
ール15aを設け、該主戸体4の端部の副戸体5と対向
する面の上下部にそれぞれ上下2個ずつガイド輪14b
を設け、この上下2個で1組となったガイド輪14bを
それぞれ上下のスライドレール14aに嵌め込み、上下
2個で1組となったガイド輪14bの上のガイド輪14
bをスライドレール15aの上面に転動自在とし且つ上
下2個で1組となったガイド輪14bの下のガイド輪1
4bをスライドレール15aの下面に転動自在としてあ
る。このようなスライド連結手段10により主戸体4と
副戸体5とを横方向にスライド自在に連結してある。
【0009】ここで、図2、図3に示すように、上下の
スライドレール14aは主戸体4の構成部材である上下
の横框60a、60b自体に形成したものであり、上下
の横框60a、60bをアルミニュームで押出形成する
際に同時にスライドレール14a部分が一体に形成され
るものである。また、上下のスライドレール15aは副
戸体5の構成部材である上下の横框61a、61b自体
に形成したものであり、上下の横框61a、61bをア
ルミニュームで押出形成する際に同時にスライドレール
15a部分が一体に形成されるものである。したがっ
て、スライドレール14a、15aは別部材として特別
に用意する必要がなく、また、主戸体4、副戸体5の構
成部材と一体にスライドレール14a、15aを形成し
てあるので、別部材を取付けるものに比べてスライド精
度を向上させることができ、低コスト化がはかれ、ま
た、スライド機構の取付け工程も大幅に削減される。ま
た、ガイド輪14b、15bは主戸体4、副戸体5の各
縦框62、63の端部内に組み込むコーナブロック50
に車輪軸を組み込んで取付けてあり、部品点数を削減す
るようにしてある。ところで、ガイド輪14b、15b
は上下方向に2個直列に配置して2個で1組となって、
スライドレール14a又は15aの内部の上面及び下面
にそれぞれ転動するので、図15に示すように2個直列
に配置して2個で1組のガイド輪15b(あるいは14
b)のうち上のガイド輪ガイド輪15b(あるいは14
b)がスライドレール14a(あるいは15a)の上面
22と接触して回転移動する方向と、下のガイド輪15
b(あるいは14b)がスライドレールスライドレール
14a(あるいは15a)の下面23と接触して回転移
動する方向とが一致し、スライドのスムーズ性が得られ
ることになる。
【0010】上記のようにして主戸体4に対して副戸体
5をスライド自在に連結するのであるが、ここで、主戸
体4に対して副戸体5を引出した状態では主戸体4と副
戸体5とで開口枠1を閉塞するように開口枠1、主戸体
4、副戸体5の大きさが設定してある。また、主戸体4
及び副戸体5の下端部には全長にわたって弾性を有する
シール片30aが突出して設けてあり、副戸体5を下レ
ール3に対して平行に配置している際には図2、図3に
示すようにこの弾性を有するシール片30aが下レール
3の外面に当接してシールを行っている。また、上レー
ル2には図2、図3に示すようにシール片30bが設け
てあって、シール片30bにより主戸体4、副戸体5の
上面に圧接してシールするようになっている。また、主
戸体4には図示を省略しているが開閉のために使用する
取手が設けてある。
【0011】下レール3の切欠部7を設けた方の端部に
対応する上レール2の一端部付近を起点にして前方に収
納用レール11が導出して設けてある。収納用レール1
1は支持具(図示せず)により壁(図示せず)などに取
付けてある。収納用レール11は上レール2に対して9
0°よりもやや広い開き角度を持って斜め前方に導出し
てある。
【0012】副戸体5の一端部(つまりガイド輪15b
を設けた方の端部)の上部には車輪を備えたランナーに
より構成した上副走行体13が設けてあり、この上副走
行体13は上記収納用レール11に走行自在に吊り下げ
てある。ここで、上記した上主走行体9、上副走行体1
3はそれぞれ主戸体4、副戸体5に対して軸により水平
回転自在に取付けてある。
【0013】また、主戸体4の補助走行体8を設けた方
の端部の上部と下部とにそれぞれ係合部40が突設して
ある。一方、副戸体5の上副走行体13を設けた方の端
部の主戸体4に対向する面の上部と下部とには、副戸体
5に主戸体4が重なった状態で係合部40が係合する被
係合部41が設けてある。更に、副戸体5の上副走行体
13を設けた方の端部に副戸体5の上副走行体13側の
端部が移動するのを阻止するためのロック手段42が設
けてある。
【0014】添付図面に示す実施形態においては、ロッ
ク手段42の構成部材の一部に被係合部41が設けてあ
る。以下図9、図10、図11に基づいて被係合部41
をその構成部材の一部に設けたロック手段42につき説
明する。副戸体5の上副走行体13を設けた方の端部の
上下部にはそれぞれロック手段42が設けてあるが、上
下のロック手段42の基本的な構成は上下逆になってい
るだけでその構造は同じ構造であるため、上のロック手
段42に基づいて説明する。副戸体5のコーナ部に設け
たコーナブロック50にはロック手段収納用空所51が
設けてある。このロック手段収納用空所51には上方に
開口した上下移動体収納部52と上下移動体収納部52
に連通した横移動体収納部53とが設けてあり、更に、
横移動体収納部53はコーナブロック50の厚み方向に
開口している。上下移動体収納部52には上下移動体4
4が上下移動自在に収納してあり、該上下移動体44は
ばね45により上方に突出する方向のばね力が付与して
ある。上下移動体44の側部には上面が傾斜した第1の
傾斜面部46が突設して設けてある。一方、横移動体収
納部53には横方向に移動自在に横移動体48がはめ込
んである。この横移動体48には下面部が傾斜面となっ
た第2の傾斜面部47が設けてあり、上記第1の上下移
動体44の第1の傾斜面部46がばね45のばね力によ
り横移動体48の第2の傾斜面部47に弾接しており、
この結果、横移動体48は上下移動体44から離れる方
向に押されて移動し、ストッパ部59に横移動体48が
当たって止まり、この状態が上下移動体48の最大突出
状態である。横移動体48には当り部49がねじ54に
より固着してあり、該当り部49は上記係合部40と対
向するようにコーナブロック50の側面から突出してい
る。当り部49は上記のように係合部40と対向するよ
うにコーナブロック50の側面から突出しているが、該
当り部49の突出面は傾斜面となっている。この当り部
49の突出面に設けた傾斜面は、図9に示すように、係
合部40側に近い方が突出長さが短く係合部40から遠
ざかる方が突出長さが長くなるような傾斜面となってい
る。また、当り部49の上記傾斜面よりも係合部40側
寄りには被係合部41が設けてある。ここで、係合部4
0乃至被係合部41のうち少なくとも一方又は両方が弾
性を有している。
【0015】上記のように構成部材の一部に被係合部4
1を設けたロック手段42は主戸体4及び副戸体5が共
に上下レール2、3に沿い、且つ、係合部40が被係合
部41を乗り越えて当り部49を押していない状態では
ばね45のばね力により上下移動体44が最大限上方に
突出して上下移動体44の上端部がレール(上レール
2)に設けたロック受け部43に嵌まり込んでロック状
態となっていて、副戸体5に設けた上副走行体13が収
納用レール11の端部に位置した状態が保持されるもの
である。一方、主戸体4を走行させて係合部40が被係
合部41を弾性的に乗り越えて係合状態とし、更に、押
し込んで係合部40で当り部49の傾斜面を押圧する
と、当り部49を設けた横移動体48が横方向に移動
し、第2傾斜面部47が第1の傾斜面部46を押し、第
1の傾斜面部46が押されることで上下移動体44がば
ね45のばね力に抗してロック解除方向(実施形態では
下方)に移動してロック解除がなされ、更に主戸体4を
押すことで、ロック解除がなされた状態で係合部40が
当り部49を押し続けて上副走行体13を収納用レール
11に沿って移動させて主戸体4と副戸体5とを重ね合
わせた状態のまま収納用レール11に沿って移動させる
ことができるようになっている。ロック受け部43は上
レール2においては上主走行体6を走行させるレール部
2aの隣に凹溝部43aを一体に形成してあって、この
凹溝部43aがロック受け部43となっており、下レー
ル2においては図1のように下レール2に別部材のロッ
ク受け部43を固着して構成してある。
【0016】しかして、上記のような構成において、図
4が開口枠1を全閉した状態であり、主戸体4を副戸体
5に対して側方にいっぱいに引き出した状態である。こ
の時、図1のように、上主走行体9は上レール2の一端
部に位置し、また、上副走行体13が収納用レール11
の端部(すなわち上レール2の一端部側の端部)に位置
しており、この状態では上記のようにロック手段42の
上下移動体44がロック受け部43に嵌まり込んでロッ
クがなされている。また、図1のように下主走行体6は
下レール3の一方の端部に位置すると共に補助走行体8
は下レール3の略中間部分に位置している。このよう
に、スライド連結手段10により連結された主戸体4と
副戸体5とは一方の端部側を上主走行体9、下主走行体
6がそれぞれ上レール2、下レール3にはめ込んである
ことで支持され、また、中間部分が補助走行体8が下レ
ール3にはめ込んであることで支持され、他端部側は上
副走行体13が収納用レール11にはめ込んであって支
持され、同時に上主走行体9及び上副走行体13により
吊り下げ支持されていて、全閉状態を維持している。
【0017】次に、図4の状態から主戸体4を引き戸と
して上下レール2、3に沿って移動させることで開口枠
1の略半分を開閉することができるものである。次に、
開口枠1の全部を開く場合には、主戸体4を上下レール
2、3に沿って押し込んで、主戸体4を副戸体5に重
ね、係合部40を被係合部41に乗り越えさせて図5の
状態とし、更に、この図5の状態から主戸体4を押し込
むことで、図6の状態にし、更に主戸体4を押し込むこ
とで図7の状態を経て図8の状態とする。つまり、この
動作を更に詳述すると、図12は係合部40が被係合部
41を乗り越える前の状態であり、この状態では図10
に示すようにロック手段42の上下移動体44が最大限
突出し、図10(c)のようにロック受け部43に嵌ま
り込んでロックされているが、図13のように係合部4
0が被係合部41を乗り越えて係合状態となり(この状
態が図5に対応する)、更に、この状態で主戸体4を押
し込むと、係合部40が当り部49の傾斜面に当たって
横移動体48を横方向に移動し、第2傾斜面部47が第
1の傾斜面部46を押し、第1の傾斜面部46を押すこ
とで上下移動体44がばね45のばね力に抗してロック
解除方向(実施形態では下方)に移動して(この状態が
図11の状態である)ロック解除がなされる。このロッ
ク解除の状態が図11(c)に示してあり、図6の状態
に対応する。また、このロックが解除される位置では主
戸体4に設けた補助走行体8が切欠部7に対向する。更
にこのロック解除の状態で主戸体4を押すことで、ロッ
ク解除がなされた状態で係合部40が当り部49の傾斜
面を押し続けると副戸体5を前方側(つまり収納用レー
ル11を突出した側)に押し出そうとする分力が働き、
これにより図14に示すように上副走行体13を収納用
レール11に沿って移動させて主戸体4と副戸体5とを
収納用レール11に沿って移動させると共に、切欠部7
と対向していた補助走行体8が切欠部7から外に飛び出
すものであり、上副走行体13が収納用レール11の先
端部まで移動し、且つ上主走行体9が上レール2の収納
用レール11側の端部まで移動すると共に下主走行体6
が下レール3の端部まで移動した状態が開口枠1が全開
状態となるものである。このように主戸体4と副戸体5
とを収納用レール11に沿って移動させる際、係合部4
0が被係合部41を乗り越えて係合状態となっているの
で、主戸体4と副戸体5とは重なり合った状態を保持す
るようになっている。
【0018】上記のような主戸体4と副戸体5とを収納
用レール11に沿わせて開口枠1の全開状態から開口枠
1に主戸体4と副戸体5とを移動して引き戸として使用
する場合には、主戸体4と副戸体5とを重ねた状態で移
動して上副走行体13を収納用レール11に沿って上記
と逆方向に移動し、上主走行体9及び下主走行体6を上
下レール2、3に沿って移動させ、補助走行体8を切欠
部7から下レール3内に入れ、図6の状態に戻すもので
ある。図6の状態から主戸体4を引っ張ると、上副走行
体13が収納用レール11の端部に位置していて副戸体
5が移動しないので主戸体4のみが移動し、係合部40
が当り部49の押圧を解除し、更に被係合部41を係合
解除方向に乗り越えて移動して主戸体4のみを開口枠1
の引き戸として利用することができるものである。この
場合、係合部40が当り部49への押圧を解除すること
で、ばね45のばね力により上下移動体44、横移動体
48が移動し、上下移動体44の先端がロック受け部4
3に嵌まり込んでロックがなされるものであり、このよ
うにロック手段42でロックがなされることで副戸体5
に倒れるような外力が作用しても傾くことなく、また、
上副走行体13が収納用レール11に沿って移動しない
ようにすることができるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、開口部に上レールと下レールとを設
け、主戸体の下部の一端部に下レールに走行自在にはめ
込まれ下レールから脱離しない下主走行体を設けると共
に主戸体の下部の他端部に下レールに走行自在にはめ込
まれ且つ下レールの一方の端部に設けた切欠部から外部
に脱離自在な補助走行体を設け、主戸体の下主走行体側
の端部の上部に上レールに走行自在にはめ込まれて上レ
ールから脱離しない上主走行体を設け、主戸体の前面側
にスライド連結手段により副戸体を主戸体に対して横方
向にスライド自在に取付けて主戸体に対して副戸体を引
出した状態で主戸体と副戸体とで開口部を閉塞するよう
に開口部、主戸体、副戸体の大きさを設定し、下レール
の切欠部を設けた方の端部に対応する上レールの一端部
付近を起点にして前方に導出された収納用レールを設
け、副戸体の上部の主戸体の上主走行体とは反対側の端
部に上副走行体を設け、該上副走行体を収納用レールに
走行自在に取付けてあるので、通常は引き戸として使用
しながら、必要に応じて主戸体と副戸体とを重ねた状態
でスイングして簡単に開口部の全体を開口することがで
きものであり、しかも、上記スライド連結手段を主戸体
乃至副戸体の横框自体に設けたガイドレールと、主戸体
乃至副戸体のガイドレールに対向する部位に設けて上記
ガイドレール内に走行自在にはめ込まれたガイド輪とで
構成してあるので、スライド連結手段の主構成部材であ
るガイドレールが主戸体乃至副戸体の横框を形成する際
に同時に形成できて、別部材のガイドレールを必要とせ
ず、部材点数が少なくなり、スライド機構の組立ても簡
略化されて、コスト低減を図ることができ、また、ガイ
ドレールが主戸体乃至副戸体の横框自体に設けてあるこ
とで、スライド機構の組立て精度が向上してスムーズに
スライドできるスライド手段を提供できるものである。
【0020】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、主戸体乃至副戸
体にガイド輪を上下方向に2個直列一組で取付け、該2
個で1組となったガイド輪のうち上のガイド輪をガイド
レールの内部の上面に転動させると共に下のガイド輪を
ガイドレールの内部の下面に転動させてあるので、主戸
体を引き戸として操作する際、2個直列に配置して2個
で1組のガイド輪のうち上のガイド輪がスライドレール
の上面と接触して回転移動する方向と、下のガイド輪が
スライドレールの下面と接触して回転移動する方向とが
一致し、スライドのスムーズ性が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の一部省略した正面図であ
る。
【図2】図1のXーX線断面図である。
【図3】図1のYーY線断面図である。
【図4】同上の開口部を全閉した状態の概略平面図であ
る。
【図5】同上の開口部の略半分を開いた状態の概略平面
図である。
【図6】同上の係合部と被係合部とを係合した状態で更
に主戸体を押し込んだ状態の概略平面図である。
【図7】同上の上副走行体を収納用レールに沿って走行
させている途中の状態の概略平面図である。
【図8】同上の開口部を全開した状態の概略平面図であ
る。
【図9】同上に用いるコーナブロックにロック解除手
段、上副走行体を取付けた状態を示し、(a)は平面図
であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図であ
る。
【図10】同上のロック手段がロック受け部にロックさ
れている状態を示し、(a)は側面図であり、(b)は
平断面図であり、(c)は正面断面図である。
【図11】同上のロック手段がロック受け部から外れて
ロック解除されている状態を示し、(a)は側面図であ
り、(b)は平断面図であり、(c)は正面断面図であ
る。
【図12】同上の係合部を被係合部に係合する前の状態
の説明図である。
【図13】同上の係合部が被係合部に係合して係合部に
より当り部を押している状態を示す説明図である。
【図14】同上の図13の状態から更に主戸体を押し込
んで係合部により当り部を押している状態を示す説明図
である。
【図15】同上のスライドレールと2個で1組のガイド
輪との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 開口部 2 上レール 3 下レール 4 主戸体 5 副戸体 6 下主走行体 7 切欠部 8 補助走行体 9 上主走行体 10 スライド連結手段 11 収納用レール 12 戸装置 13 上副走行体 14a スライドレール 14b ガイド輪 15a スライドレール 15b ガイド輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に上レールと下レールとを設け、
    主戸体の下部の一端部に下レールに走行自在にはめ込ま
    れ下レールから脱離しない下主走行体を設けると共に主
    戸体の下部の他端部に下レールに走行自在にはめ込まれ
    且つ下レールの一方の端部に設けた切欠部から外部に脱
    離自在な補助走行体を設け、主戸体の下主走行体側の端
    部の上部に上レールに走行自在にはめ込まれて上レール
    から脱離しない上主走行体を設け、主戸体の前面側にス
    ライド連結手段により副戸体を主戸体に対して横方向に
    スライド自在に取付けて主戸体に対して副戸体を引出し
    た状態で主戸体と副戸体とで開口部を閉塞するように開
    口部、主戸体、副戸体の大きさを設定し、上記スライド
    連結手段を主戸体乃至副戸体の横框自体に設けたガイド
    レールと、主戸体乃至副戸体のガイドレールに対向する
    部位に設けて上記ガイドレール内に走行自在にはめ込ま
    れたガイド輪とで構成し、下レールの切欠部を設けた方
    の端部に対応する上レールの一端部付近を起点にして前
    方に導出された収納用レールを設け、副戸体の上部の主
    戸体の上主走行体とは反対側の端部に上副走行体を設
    け、該上副走行体を収納用レールに走行自在に取付けて
    成ることを特徴とするスライディングドアの構造。
  2. 【請求項2】 主戸体乃至副戸体にガイド輪を上下方向
    に2個直列一組で取付け、該2個で1組となったガイド
    輪のうち上のガイド輪をガイドレールの内部の上面に転
    動させると共に下のガイド輪をガイドレールの内部の下
    面に転動させて成ることを特徴とする請求項1記載のス
    ライディングドアの構造。
JP3800096A 1996-02-26 1996-02-26 スライディングドアの構造 Withdrawn JPH09228727A (ja)

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