JPH0922868A - 投影露光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

投影露光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法

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JPH0922868A
JPH0922868A JP7194261A JP19426195A JPH0922868A JP H0922868 A JPH0922868 A JP H0922868A JP 7194261 A JP7194261 A JP 7194261A JP 19426195 A JP19426195 A JP 19426195A JP H0922868 A JPH0922868 A JP H0922868A
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projection
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JP7194261A
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Hideki Nogawa
秀樹 野川
Fumio Sakai
文夫 坂井
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Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクル面上のパターンを投影光学系でウエ
ハ面上に高精度に投影露光することができる投影露光装
置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法を得るこ
と。 【構成】 照明手段からの露光光で照明した第1物体面
上のパターンを投影光学系により可動ステージに載置し
た第2物体面上に投影する際、該露光光で該第1物体面
と略同一平面上に設けた光透過性のマークを照明し、該
マークを該投影光学系を介して該投影光学系の結像面に
対して傾斜させて該ステージ上に配置した傾斜反射面上
に投影し、該傾斜反射面で反射させた後に元の光路を戻
し、該投影光学系を介して光検出手段に結像させ、該光
検出手段からの信号を用いて処理部で該投影光学系の結
像位置情報を検出すると共に、該第2物体の該投影光学
系の光軸方向の位置情報を該投影光学系を介さずに位置
検出手段で検出する際に該結像位置情報で該位置検出手
段の検出オフセットを補正していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投影露光装置及びそれ
を用いた半導体デバイスの製造方法に関し、特にIC,
LSI等の半導体デバイスを製造する際に、レチクル面
上の電子回路パターンをウエハ面上に投影光学系を介し
て投影露光するときの投影光学系の結像性能を計測し、
またそれを補正する機構を利用し、高集積度の半導体デ
バイスを得るのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レチクル面上のパターンを投
影光学系によりウエハ面上に投影する工程を介して半導
体デバイスを製造する際には投影光学系の結像面にウエ
ハを精度良く位置させることが重要になっている。
【0003】投影光学系の結像位置にウエハを位置させ
る結像面位置の検出方法が、例えば特開昭57−212
406号公報で提案されている。
【0004】同公報の結像面位置の検出方法では、投影
レンズ(投影光学系)の物体位置に設定された回路パタ
ーンの形成された転写物体(レチクル)上にスリットま
たはピンホール状の透過するマークを設置している。ま
た3次元方向に移動可能なステージ(XYZステージ)
上の結像位置の近傍に被転写物体(ウエハ)を設定して
いる。そして露光光と同じ波長の光束をレチクル上に入
射させている。レチクル上のスリットまたはピンホール
を透過した光束が投影レンズを透過した後にウエハ上で
反射され、投影レンズを逆方向に透過してレチクル上の
スリットまたはピンホール上に再結像するようにしてい
る。
【0005】このとき、スリットまたはピンホールを透
過して光検出器で検出される光量は最良のフォーカス位
置(ピント位置)にウエハ(反射面)が配置されたとき
に最も多くなる。しかしウエハの位置が光軸上でピント
位置から離れると再結像した像が不鮮明となり像が広が
る(ぼける)ため、スリットまたはピンホールでけられ
る光束が増え、透過する光量が減るために光検出器で検
出される光量が減少する。
【0006】このような現象に基づき、この光量が最も
多くなる位置にステージを上下動することにより結像位
置を検出し、即ちフォーカス位置合わせを行っている。
このときウエハの代わりに反射面を使用した場合には反
射面の上面とウエハとの差を補正してステージを駆動す
るか、本装置とは独立して装備されたフォーカス位置検
出装置、例えば斜入射光学系を用いたギャップセンサー
を使用することにより、ウエハの表面をステージを上下
動することにより反射面の表面の位置合わせを行うよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】同公報で提案されてい
る投影光学系の結像面位置の検出方法、即ちフォーカス
検出では1回のフォーカス計測を行うために反射面を設
置したステージを光軸方向に多数回、移動しなければな
らないために時間がかかり、スループットの低下を招く
という欠点があった。
【0008】本発明は、第1物体としてのレチクル面上
のパターンを投影光学系で第2物体としてのウエハ面上
に投影する際、投影光学系の結像面(フォーカス位置)
を光軸方向にステージを移動走査をすることなしに、短
時間に、しかも高精度に検出することができ、高集積度
の半導体デバイスを容易に製造することができる投影露
光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の投影露光装置
は、 (1)照明手段からの露光光で照明した第1物体面上の
パターンを投影光学系により可動ステージに載置した第
2物体面上に投影する際、該露光光で該第1物体面と略
同一平面上に設けた光透過性のマークを照明し、該マー
クを該投影光学系を介して該投影光学系の結像面に対し
て傾斜させて該ステージ上に配置した傾斜反射面上に投
影し、該傾斜反射面で反射させた後に元の光路を戻し、
該投影光学系を介して光検出手段に結像させ、該光検出
手段からの信号を用いて処理部で該投影光学系の結像位
置情報を検出すると共に、該第2物体の該投影光学系の
光軸方向の位置情報を該投影光学系を介さずに位置検出
手段で検出する際に該結像位置情報で該位置検出手段の
検出オフセットを補正していることを特徴としている。
【0010】特に、 (1−1)前記傾斜反射面は光軸方向に変移可能である
こと。 (1−2)前記光検出手段は1次元CCDまたは2次元
CCDまたは複数の受光素子より成っていること。 (1−3)前記第1物体面と第2物体面との間の光路中
には偏光ビームスプリッターとλ/4板が設けられてい
ること。 (1−4)前記投影光学系は移動可能な光学素子を有し
ており、前記マークは所定量離れた複数の光透過部を有
し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸方向の
結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部は該光
検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面湾曲ま
たは/及び非点収差を求めており、該光学素子を移動さ
せて該投影光学系の像面湾曲または/及び非点収差を調
整していること。 (1−5)前記マークは所定量離れた複数の光透過部を
有し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸方向
の結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部は該
光検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面傾斜
を求め、該処理部からの信号を用いて駆動手段により前
記可動ステージに載置した第2物体をチルト駆動させて
いること。 等、を特徴としている。
【0011】本発明の半導体デバイスの製造方法は、 (2)照明手段からの露光光で照明したレチクル面上の
パターンを投影光学系により可動ステージに載置したウ
エハ面上に投影露光し、次いで該ウエハを現像処理して
半導体デバイスを製造する際、該露光光で該レチクル面
と略同一平面上に設けた光透過性のマークを照明し、該
マークを該投影光学系を介して該投影光学系の結像面に
対して傾斜させて該ステージ上に配置した傾斜反射面上
に投影し、該傾斜反射面で反射させた後に元の光路を戻
し、該投影光学系を介して光検出手段に結像させ、該光
検出手段からの信号を用いて処理部で該投影光学系の結
像位置情報を検出すると共に該ウエハ面の該投影光学系
の光軸方向の位置情報を該投影光学系を介さずに位置検
出手段で検出する際に該結像位置情報で該位置検出手段
の検出オフセットを補正していることを特徴としてい
る。
【0012】特に、 (2−1)前記傾斜反射面は光軸方向に変移可能である
こと。 (2−2)前記光検出手段は1次元CCDまたは2次元
CCDまたは複数の受光素子より成っていること。 (2−3)前記レチクル面とウエハ面との間の光路中に
は偏光ビームスプリッターとλ/4板が設けられている
こと。 (2−4)前記投影光学系は移動可能な光学素子を有し
ており、前記マークは所定量離れた複数の光透過部を有
し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸方向の
結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部は該光
検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面湾曲ま
たは/及び非点収差を求めており、該光学素子を移動さ
せて該投影光学系の像面湾曲または/及び非点収差を調
整していること。 (2−5)前記マークは所定量離れた複数の光透過部を
有し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸方向
の結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部は該
光検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面傾斜
を求め、該処理部からの信号を用いて駆動手段により前
記可動ステージに載置したウエハをチルト駆動させてい
ること。等、を特徴としている。
【0013】
【実施例】図1は本発明の投影露光装置の実施例1の要
部概略図である。同図において1は露光照明系であり、
第1物体としてのレチクル3を照明すると共に後述する
マークRL,RRを照明している。露光照明系1は露光
照明系の絞り2と、不図示の超高圧水銀ランプ,シャッ
ター,光学系等から構成されている。3は第1物体とし
てのレチクル(フォトマスク)であり、レチクル3の下
面にはクロム蒸着等で形成した回路パターン4が設けて
ある。5はレチクル3を保持し、XY方向に移動可能な
レチクルステージ(レチクルホルダ)である。
【0014】即ちレチクルホルダ5はレクチル3を吸着
保持して第1直交座標系のXY平面と平行な平面内の第
2の直交座標系xyにて2次元移動している。なお、第
2直交座標系xyの原点は、投影レンズ6の光軸であ
る。
【0015】6は投影レンズ(投影光学系)であり、露
光照明系1によって照明されたレチクル3の回路パター
ン4を第2物体としてのウエハ7に投影している。8は
ウエハホルダであり、ウエハ7を吸着保持している。9
はθZチルトステージであり、ウエハホルダ8をZ軸回
りに微小回転駆動(θ駆動)し、Z方向へ微小駆動(Z
駆動)し、X軸とY軸回りに微小回転駆動(チルト駆
動)している。10はXYステージであり、θZチルト
ステージ9を第1直交座標系XY方向へ2次元駆動して
いる。
【0016】11は干渉用ミラーであり、XYステージ
10に固定されており、その位置を干渉計(レーザ干渉
計)12でモニターするためのものである。尚、干渉計
ミラー9と干渉計12は紙面と垂直方向(Y方向)にも
同様に配置している。そして2つの干渉計からのレーザ
光が投影レンズ6の光軸上で一致するように設定してい
る。干渉計ミラー11と干渉計12から得られる信号を
用いてXY駆動制御系13によりウエハ7を常に所定の
位置となるように位置決めしている。
【0017】即ち、XYステージ10の移動中あるいは
静止中に装置に予め設定された第1直交座標系XYの原
点である投影レンズ6の光軸に対するXYステージ10
の位置を逐次計測して、これによりXYステージ制御系
13によりXYステージ10を所定の位置に位置決めし
ている。
【0018】41は反射部材であり、θZチルトステー
ジ9上に設けている(図3(B))。43は反射部材4
1に設けた反射基準面(基準反射面)である。19は投
光手段であり、ウエハ7,即ち反射基準面43の光軸方
向の面位置を検出するためにウエハ7に塗布したフォト
レジストを感光させない光束で反射基準面43を斜方向
から照射している。20は検出手段(ギャップセンサ
ー)であり、投影レンズ6を介さずに投影レンズ6とウ
エハ7あるいは反射基準面43との間の光軸方向の距離
を計測している。
【0019】即ちギャップセンサー20は投影レンズ6
に対するウエハ7の表面の高さを検出し、その検出値が
所定のベストフォーカス値Za(投影レンズ6の像面の
高さを示す所定の指令値)になるようにθZチルトステ
ージ9はウエハ7をZ駆動している。これによりレチク
ル3の回路パターン4の投影像をウエハ7の表面に結像
している。即ち焦点合わせをして常にコントラストの高
い投影像が転写できるようにしている。なお、所定のベ
ストフォーカス値Zaの設定の方法は後述する。尚、本
実施例においてはこの間の距離をレべリング計測で行う
ことも可能である。
【0020】42は反射部材41に設けた反射面(反射
パターン面)であり、反射基準面43の近傍に配置され
ている。反射面42は投影レンズ6の像面(Z軸に垂直
な面)に対し、θ゜だけ傾いており、その反射面42の
中心の高さ(Z方向位置である光軸方向位置)は基準反
射面43の高さと同じである(以後、この反射面を「傾
斜反射面」と呼ぶ)。
【0021】図3に反射部材41上の反射基準面43と
傾斜反射面42の断面詳細を示す。尚、図3には傾斜反
射面42の一部に後述するマークPxを配置している。
【0022】図1に戻り、30はフォーカス計測光学系
であり、投影レンズ6の結像位置、即ちベストフォーカ
ス位置を検出している。
【0023】次にフォーカス計測光学系30を構成する
各要素について順次説明する。31は光ファイバーある
いは引き回し光学系であり、露光照明系1からの光束を
フォーカス計測光学系30に導光している。32はシャ
ッター,33は入射光量を調整するためのNDフィルタ
ーであり、光路に対し出し入れ可能な構造になってい
る。34はフォーカス計測のための照明光学系(コリメ
ーターレンズ)である。
【0024】35は絞りである。この絞り35は露光照
明系の絞り2が変更されると、それに合わせて照明制御
部36により変更される構造になっている。37は対物
レンズ、38はミラーであり、光路を90°折り曲げて
いる。39は偏光ビームスプリッターあるいはハーフミ
ラーであり、照明光束と反射部材41上の傾斜反射面4
2から帰ってきた光束を分離している。RRは1つ、或
いは複数の開口部(透過部)を有するマークであり、レ
チクル3上のパターン面4と光学的に略同一平面上の左
右両端の所定位置に配置されている。
【0025】図2にマークRRの詳しいパターンを示し
ている。同図においてRR(RL)はマークであり、斜
線部Maは遮光部である。このマークRR,RLは具体
的には同図に示すように回路パターン4の領域の周辺の
遮光部分に、例えばx軸方向に向けて設けた透光スリッ
トより成っている。このマークRRまたはマークRLの
線幅は幅D1になっている。そしてマークRR,RLは
露光用照明光学系1とは別のフォーカス検出用照明光学
系30により均一に照明している。44は光センサーで
あり、例えば1次元CCD,または2次元CCDから成
っている。本実施例では1次元CCDを用いている。
【0026】光センサー44の受光面はマークMRと光
学的に共役な位置に配置されている。45はホルダであ
り、光センサー44をX′Y′方向に2次元移動させて
いる。50は処理部であり、光センサー44で受光した
光量分布の画素情報、そして検出手段20からの信号か
ら投影レンズ6のフォーカス位置を求め、その値により
XYステージ制御系13を駆動すると共に、検出手段2
0からの出力値と比較し、その校正をしている。
【0027】次に、図1においてウエハ7面上への露光
動作及びフォーカス計測に関わる光路の説明をする。
【0028】まず通常の露光動作の場合から説明する。
露光照明系1からの露光光により照明されたレチクル3
の電子回路パターン4は偏光ビームスプリッター39と
投影レンズ6を介し、投影レンズ6の焦点面にギャップ
センサー20とθZチルトステージ9のZ駆動によって
位置合わせされたウエハ7上に、等倍或いは縮小されて
転写される。このギャップセンサー20は非露光光のプ
ローブ光を用いて低い角度でウエハ上7,あるいはθZ
チルトステージ9上の反射基準面43に入射し、反射し
てきた光をギャップセンサー20で受光することにより
ウエハ7のZ位置及びチルトを計測している。
【0029】また投影レンズ6によるレクチル3の回路
パターン4の投影像は、xy座標に対して反転像になる
のでxy座標系とXY座標系の方向とは逆になる。そし
て不図示のレクチルハンドによりレチクルホルダ5上に
搬入されたレチクル3は不図示の公知の検出手段により
レチクル3の位置が検出され、レチクルホルダ5を駆動
して第2直交座標系xyの原点に対し位置決めしてい
る。
【0030】次にフォーカス検出用照明光学系30につ
いて説明する。まず、露光用照明光学系1から光ファイ
バー31によって露光光と同一波長の光の一部が取り出
される。そして投影レンズ6のベストフォーカスを検出
するときには後述する傾斜反射面(反射パターン面)4
2が所定位置に位置決めされた後にシャッター32が開
けられ、この光はNDフィルター33,コリメーターレ
ンズ34を通り、開口絞り35を照射する。
【0031】開口絞り35は露光用照明光学系1の露光
照明絞り2の形状に応じて最適な形状及び大きさの開口
絞り35になるように照明制御部36が不図示の駆動機
構によって開口絞り35の形状を変化させている。また
は別の開口絞り35と交換するようにしている。NDフ
ィルター33は開口絞り35に応じて光量が一定となる
ように、不図示の駆動機構によって透過率の違う別のN
Dフィルター33と交換できるようにしている。
【0032】開口絞り35からの光は、対物レンズ3
7,ミラー38を通ってレチクル3に設けたマークRR
を均一に照明する。マークRLも上記と同一で別の不図
示のフォーカス検出用照明光学系30により照明してい
る。あるいは上記のフォーカス検出用照明光学系30の
全体または対物レンズ37とミラー38の部分が不図示
の駆動機構によってマークRLを照明する位置に水平移
動することにより照明している。
【0033】そしてこのマークRR,RLを透過した光
束は偏光ビームスプリッター39と投影レンズ6とλ/
4板を透過して投影レンズ5の直下に像(マーク像)W
R,WLを結像する。尚偏光ビームスプリッター39を
透過する光はP偏光成分の光であり、更にλ/4板を透
過し、円偏光になって像WR,WLを結像する。
【0034】一方XYステージ10上のθZチルトステ
ージ9上の反射部材41には図3に示すように傾斜反射
面(反射パターン面)42と反射基準面43が設けられ
ている。反射パターン面42は像面に対し所定の量αだ
けわずかにX軸方向に(Y軸回りに)傾けて設けた平面
で、反射パターン面42には、光反射性のマークPxが
設けられている。投影レンズ6のベストフォーカスを検
出する時には、このマークPxがレチクル3のマークR
R,RLの像WR、あるいは、WLと一致する所定位置
に、予めXYステージ10を移動して、反射パターン面
42を位置決めしておく。
【0035】以降においては、例えば、レチクル3のマ
ークRRを用いて投影レンズ6のベストフォーカスを検
出する場合について説明することとし、マークPxが像
WRと一致する所定位置に反射パターン面42を位置決
めて配置する。
【0036】一方、反射パターン面42の横に、これと
一体で像面と水平な平面に設けた反射基準面43の高さ
は、マークPxの中心の高さと概略一致している。そし
て、ギャップセンサー20は、反射基準面43の高さを
検出し、それが所定の反射基準面43の原点値Zp にな
るように、θZチルトステージ9をZ駆動して位置決め
て、反射パターン面42は概略ベストフォーカスに配置
される。なお、反射基準面43の原点値Zp の設定の方
法については後述する。
【0037】ところで上述のマークPxは、その斜線で
示したパターンだけが露光光に対して光反射性になるよ
う設けられている。これは例えば、マークPxはガラス
等の上面にCrパターンで形成し、ガラス下側は黒色に
しておけばよく、また、同結果が得られる他の構成でも
構わない。また、マークPxの形状は、具体的には図3
に示すように、レチクル3のマークRR、またはRL
が、投影レンズ6の縮小倍率分だけ縮小されている相似
形状のマークで、その線幅は幅D2になっている。但
し、マーク長に関しては、後述するフォーカス検出に必
要な長さがあればよいので、必ずしも相似形状でなくて
もよい。
【0038】投影レンズ6の直下に結像したマークRR
の像WRは、この反射パターン面42のマークPxで反
射して投影レンズ6とλ/4板40を透過し、円偏光か
らS偏光成分の光になり、今度は偏光ビームスプリッタ
ー39で反射して、受光素子44の受光面に像SRを結
像する。この結像面は、第1直交座標系のXY平面と共
役な第3の直交座標系であるX′Y′平面をなす。受光
素子ホルダ45は、受光素子44を保持して、第3直交
座標系のX′Y′平面にて2次元移動でき、受光素子4
4が像SRを適正に検出できる所定の位置に予め位置決
めされる。
【0039】この受光素子44は、例えば、図4に示す
1次元CCDより成り、これの各画素ごとに光量に比例
した信号出力を得ることにより、像SRのX′軸方向の
光量分布に相当する光量信号を得ている。なお、1次元
CCD44のY′軸方向の画素の幅は、像SRより広く
してあり、像SRを欠くことなく受光できるようになっ
ている。そして、処理部50は、受光素子44から得ら
れた光量信号の情報から、投影レンズ6のベストフォー
カスを求め、ギャップセンサー20によって計測された
ウエハ7の表面の高さがそれになるように、θZチルト
ステージ9をZ駆動して位置決める。
【0040】なお、受光素子44は、1次元CCDの他
に、2次元CCDであるもの、あるいは、複数の光電変
換素子を1列に、または2次元平面に並べたもの、ある
いは、複数の光ファイバの入射口を1列に、または2次
元平面に並べ、出射口から出た光をCCD、または光電
変換素子で受光する構成のものでもよい。
【0041】また、偏光ビームスプリッター39は、ハ
ーフミラーでもよく、その場合λ/4板40は不要とな
る。また、偏光ビームスプリッター39は、レチクル3
と投影レンズ6の間に設けたが、この配置に限定される
ものではなく、要はレチクル3とウエハ7の間にあれば
どこでもよく、例えば投影レンズ6の一部分でもよい。
【0042】次に、本実施例において、投影レンズ6の
像面の高さ、すなわち、投影レンズ6のベストフォーカ
スを検出する方法を説明する。
【0043】前記構成において、投影レンズ6の直下に
結像するマークRRの像WRは、像面に対して傾いてい
る反射パターン面42上での投影像PRとしては、図5
のように糸巻き型になる。すなわち、A点で反射パター
ン面42の高さが像面と一致してベストフォーカスにあ
るとすると、A点での投影像PRの幅は、レチクル3上
のマークRRの幅D1が、投影レンズ6の縮小倍率分だ
け縮小された幅D2になっている。しかし、B点、ある
いはC点では、反射パターン面42の高さが像面に対し
ずれていき、そのずれ量が大きくなればなるほど像がぼ
けていくので、幅D2より太い幅の投影像になってい
く。よって、反射パターン面42に対する投影像PR
は、像面と一致した高さで一番細く、そこから離れるほ
ど太くなっていく糸巻き型になる。
【0044】この時、レチクル3上のマークRRは、均
一に照明されているので、投影像PRは糸巻き型ではあ
るものの、線幅方向に積分した場合、A〜C点の各光量
はどこでも同じになる。しかし、反射パターン面42の
マークPxで反射するのは、幅D2の部分だけなので、
受光素子44の受光面の像SRの各点の光量は、A点に
対応するA′点で最大となり、B点、C点に対応する
B′点、C′点では、A′点から離れるほど少なくなっ
ていく。すなわち、像SRを受光素子44により受光し
得られる光量信号S1 は、図6に示すように、横軸を受
光素子44の画素値(位置)H、縦軸を光量Sとして、
山型の光量分布を示すことになる。
【0045】そして、反射パターン面42の高さが投影
レンズ6の像面と一致しているA点の位置を、光量信号
S1 が最大値となる受光素子44の画素値H1 として得
ることができる。また、投影レンズ6のベストフォーカ
スが何らかの理由で変化して、反射パターン面42の高
さと一致するA点の位置がずれれば、それに応じて光量
信号S1 もずれて光量信号S2 となり、その最大値は新
たな画素値H2 となる。以上の原理により、上述のフォ
ーカス検出手段で投影レンズ6のベストフォーカスを検
出している。
【0046】なお、図6において、投影レンズ6のベス
トフォーカスを示す画素値H1 を求める方法は、以下の
(A1)〜(A4)の手法が適用可能である。
【0047】(A1)光量信号Sが最大値となる画素値
を求めてH1 とする。
【0048】(A2)光量信号Sの最大値に対してある
割合のスライスレベルを設定し、光量信号Sがこのスラ
イスレベルの出力を示す画素値H3 、H4 を求めて、 H1 =(H3 +H4 )/2 ‥‥(数1) とする。
【0049】(A3)光量信号(Si )および画素値
(Hi )に対して重心処理を行い、 H1 =Σ(Hi ×Si )/ΣSi ‥‥(数2) とする。
【0050】(A4)光量信号(Si )および画素値
(Hi )に対して2次関数近似(y=a・x・x+b・
x+c)を行い、 H1 =−b/(2・a) ‥‥(数3) とする。
【0051】次に、本実施例におけるフォーカス検出手
段の原点校正の方法について述べる。まず、ギャップセ
ンサー20により投影レンズ6のベストフォーカスを測
定する。これは通常よく行われている公知の方法で、フ
ォーカス測定用マーク(限界解像力付近までサイズが振
られたライン&スペースあるいはドットマーク)が設け
られたテストレチクルを、ショット毎にフォーカスを振
りながらウエハ7に露光し、それを現像して、光学顕微
鏡または電子顕微鏡でフォーカス測定用マークの解像の
具合を観察し、どのフォーカスで露光されたものがベス
トフォーカスであるかを評価することにより行う。これ
により、ギャップセンサー20でのベストフォーカス値
Z1 がわかり、これがギャップセンサー20の原点とな
る。
【0052】続いて、フォーカス検出手段により、前述
した方法で投影レンズ6のベストフォーカスを示す画素
値H1 を測定し、これをフォーカス検出手段の原点とす
る。なお、このギャップセンサー20の原点測定からフ
ォーカス検出手段の原点測定までの間に、投影レンズ6
のベストフォーカスが経時変化する量は、無視できるも
のとする。
【0053】以上の原点校正を1度行えば、これ以降に
投影レンズ6のベストフォーカスが変化しても、これを
フォーカス検出手段で測定すれば、図6に示すように、
投影レンズ6のベストフォーカスを示す画素値がH2 に
なったと検出できる。これによって、画素値H1 と画素
値H2 の差dHから変化した画素量がわかり、後述する
感度校正の方法で予め1画素あたりの高さ変化量Zu を
求めておいて、投影レンズ6のベストフォーカス変化量
dZを、 dZ=dH×Zu ‥‥(数4) として求めている。その時のギャップセンサー20にお
けるベストフォーカス値Za は、 Za =Z1 +dZ ‥‥(数5) として求まる。
【0054】以上のことから、ウエハ露光時において、
ギャップセンサー20によるウエハ7の表面の高さの検
出値が、このベストフォーカス値Za になるように、θ
Zチルトステージ9をZ駆動することにより、レチクル
3の回路パターン4をベストフォーカスでウエハ表面に
結像している。
【0055】なお、実際には、ベストフォーカス値Za
は、ウエハ7の段差量、レジスト塗布厚等の影響や気圧
変化、ウエハ露光等で予測される変動量を考慮して、こ
れにオフセットを与えた値になることもある。
【0056】また、ギャップセンサー20の原点測定か
らフォーカス検出手段の原点測定までの間に、投影レン
ズ6のベストフォーカスが経時変化する量が無視できな
い場合、それは誤差になる。
【0057】そこで、ギャップセンサー20の原点測定
で行われるウエハ露光の直前、あるいは、直後、あるい
は、途中のいずれかにおいて、1回あるいは複数回、フ
ォーカス検出手段の原点測定を行って、その誤差を軽減
している。また、複数回の測定をした場合には、ギャッ
プセンサー20の原点測定でのウエハ露光中において、
投影レンズ6のベストフォーカスがどのように変化して
いったかを推定できるので、それとギャップセンサー2
0のフォーカス値を対応付けることにより、さらに誤差
を軽減している。
【0058】なお、フォーカス検出手段により、投影レ
ンズ6のベストフォーカスを測定する際には、反射パタ
ーン面42のマークPxの中心の高さを適正に位置決め
するために、反射基準面43の高さが所定の原点値Zp
になるようにしているが、この反射基準面43の原点値
Zp を設定する方法は、次のいずれかによる。
【0059】(B1)投影レンズ6の初期状態におい
て、ベストフォーカスを示す画素値Hが、受光素子44
の計測範囲の中心になるような設計値で設定する。
【0060】(B2)投影レンズ6の初期状態におい
て、まずは上記(B1)の設計値で設定した原点値Zp
を用いて、ベストフォーカスを示す画素値Hを測定す
る。それが受光素子44の計測範囲の中心と一致してい
ない時には、反射パターン面42と反射基準面43から
なる反射部材41をZ駆動して画素値Hを再測定するこ
とを繰り返して一致させ、その時の反射基準面43の高
さをギャップセンサー20で検出し、その値を原点値Z
p として設定し直す。
【0061】(B3)前記のフォーカス検出手段の原点
校正を行う時には、あらかじめ上記(B2)と同様の設
定をする。
【0062】また、前記実施例で、反射基準面43の高
さはマークPxの中心の高さと概略一致しているとした
が、特に一致していなくても、反射基準面43の高さが
ギャップセンサー20で検出可能であればよいことは、
これらから明かである。また、ベストフォーカスを示す
画素値Hが、受光素子44の計測範囲の中心になるよう
に反射基準面43の原点値Zp を設定したが、予測され
るベストフォーカスの変動量が+方向と−方向で違う場
合、受光素子44の計測範囲の中心以外になるように原
点値Zp を設定してもよい。
【0063】また、ベストフォーカスの変動量は、例え
ばウエハ露光による温度変化等の環境変化に伴う像面変
動として、予め設定した関数に基づき演算して予測する
ことができる。したがって、フォーカス検出手段による
投影レンズ6のベストフォーカス測定の前に、ベストフ
ォーカスの変動量を演算してそれがZv と予測されれ
ば、反射基準面43の原点値Zp を Zp +Zv とみな
してベストフォーカスを測定することができ、これによ
り、フォーカス検出手段の検出範囲を広げることができ
る。なおこの場合には、ギャップセンサー20における
ベストフォーカス値Za は、 Za =Z1 +dZ+Zv ‥‥(数6) となる。
【0064】次に、本実施例におけるフォーカス検出手
段の感度校正の方法について述べる。まず、フォーカス
検出手段により、前述した方法で、投影レンズ6のベス
トフォーカスを測定し、それを示す画素値をH7 とす
る。この時には前述したように、反射基準面43の高さ
はあらかじめ原点値Zp になるようにしてはいるが、精
度を上げるために、画素値H7 の測定と同時に反射基準
面43の高さをギャップセンサー20により検出し、そ
の検出値をZ7 とする。
【0065】次に、θZチルトステージ9をZ駆動し
て、反射基準面43を所定の量だけ移動させる。次に再
び、フォーカス検出手段により、投影レンズ6のベスト
フォーカスを測定し、それを示す画素値をH8 とし、こ
れと同時に、ギャップセンサー20により反射基準面4
3の高さを検出し、その検出値をZ8 とする。以上か
ら、受光素子44の1画素あたりの高さ変化量、すなわ
ち、フォーカス検出手段の感度Zu は、 Zu =(Z8 −Z7 )/(H8 −H7 ) ‥‥(数7) となる。
【0066】なお、複数回計測してその平均値をZu と
すれば、より高精度にできる。また、原点値Zp の位置
だけで計測するのではなく、Zの位置を変えて複数のZ
u を計測することにより、計測範囲全体に渡る画素の位
置Hに対応したZu(H)が求まるので、(数4)の代わり
に、 dZ=dH×Zu(H) ‥‥(数8) としてdZを求めれば、より高精度にできる。
【0067】以上、上記の実施例において、レチクル3
のマークRRを用いて、投影レンズ6のベストフォーカ
スを検出する方法について述べて来たが、マークRLを
用いて検出する場合には、マークRLの像WLと反射パ
ターン面42のマークPxが一致する所定位置に反射パ
ターン面42を位置決めし、さらに、像WLが反射して
投影レンズ6と偏光ビームスプリッター39を通り受光
素子44の受光面に結像した像SLを、受光素子44が
適正に検出できる所定の位置に受光素子ホルダ45を位
置決めすることにより、上記と同様に投影レンズ6のベ
ストフォーカスを検出することができる。
【0068】すなわち、レチクル3のマークRRかマー
クRLのどちらかを用いて、投影レンズ6のベストフォ
ーカスを検出できるが、もちろん、両方を用いて検出
し、あるいは、後述するように2箇所以上の複数のマー
クを用いて検出し、各マークごとのベストフォーカス値
Za を求め、それらを平均して、あるいは加重平均し
て、それをベストフォーカス値Za とすれば、より高精
度に検出することができる。
【0069】この場合、フォーカス検出手段の原点校正
は、各マークごとにフォーカス検出手段の原点測定をし
て行う。これにより、各マークごとにフォーカス検出手
段の原点を持ち、これに対する投影レンズ6のベストフ
ォーカスの変動量を検出することにより、各マークごと
のベストフォーカス値Za を求めることができる。
【0070】さらに、反射基準面43の原点値Zp の設
定は、各マークすべてを通して前記に記した条件になる
ように1つの原点値Zp を設定してもよいし、各マーク
ごとに前記に記した条件になるように個別に設定しても
よい。さらに、フォーカス検出手段の感度校正は、ある
マークだけで行い感度Zu を求めてもよいし、各マーク
ごとに行って感度Zu をそれぞれ求めて個別の感度Zu
としてもよいし、それらの平均値を感度Zu としてもよ
い。
【0071】なお、以上の感度校正、および、前述の原
点校正は、1度行っておけばよく、具体的には、本装置
の出荷前、あるいは本装置の半導体製造工場への設置時
に行えばよい。したがって、オペレーターがこれらを行
う手間はないし、これらによって半導体製造の生産性を
低下させることもない。
【0072】次に本実施例の動作(フロー)について説
明する。本発明において、ウエハ7を露光する処理に関
するフローチャートを図7に示す。まず本発明において
フォーカス位置検出を行わない従来の場合を説明する。
【0073】露光したいウエハ7を供給(ステップ11
0)し、レチクル3は露光するウエハに対応して供給す
るか、あるいは前のウエハと同一のために供給済になっ
ている場合もある。供給されたウエハ7は粗合わせのた
めに、プリアライメント(ステップ111)を実行す
る。そしてステップ112でファインアライメントを実
行する。これによりウエハ7は位置決めされ、露光すべ
きショット位置がXYステージ座標上のどこに存在して
いるかを決定する。
【0074】ステップ113でこの決定された座標に従
って、ステージ8が露光すべきショット位置に移動す
る。そして投影レンズ6のフォーカス面(最良結像面)
にウエハ7をZ方向駆動させるためにフォーカス駆動
(ステップ114)が実行される。
【0075】このときウエハ7の傾き成分も同時に除去
するためにギャップセンサー20で傾き量を測定し、傾
き成分をキャンセルするようにXYステージを傾ける。
これにより投影レンズ6のフォーカス面(最良結像面)
にウエハ7が位置調整されたので露光(ステップ11
5)する。
【0076】次に、ステップ116で全ショット露光が
完了してるか判断をする。全ショットの露光が完了する
までステップ113に戻り、次の露光ショットに移動
し、露光するループを繰り返す。そして全ショットの露
光が完了したらステップ117に進んでウエハ7の回収
を行う。
【0077】次に、ステップ118で全ウエハの露光が
完了してるか判断をする。全ウエハの露光が完了するま
でステップ110に戻り次のウエハを供給し、アライメ
ントし、露光するループを繰り返す。そして全ウエハの
露光が完了し、1つのロットの処理が完了する。
【0078】本発明を用いて投影レンズ6のフォーカス
位置を検出し、フォーカス位置の補正を入れた場合のフ
ローを説明する。図7に示したステップa〜ステップe
は、フォーカス位置補正のタイミングを示してしる。
【0079】ステップa〜ステップeの補正のタイミン
グについて説明する。実際の補正は、ステップa〜ステ
ップeのどこか一箇所で行なえば良い。どのタイミング
にするかの選択は、投影レンズ6のフォーカス変化量と
ギャップセンサー20の経時変化量,露光処理されるウ
エハ7の許容デフォーカス量から判断される。デフォー
カスに対して敏感なレイアーはステップeのタイミング
になる。ステップeはショット毎に補正を行う場合であ
る。しかしこれをすべてのレイヤーに適用するとウエハ
処理時間がかかりスループットが低下し、生産性が悪く
なる。
【0080】そこで、フォーカス位置の変化量が無視で
きる範囲があれば補正の間隔を長くできる。ステップe
に比べて、ステップc,ステップdを選択すると、ウエ
ハ毎になり間隔が長くなる。さらに、ステップbにすれ
ば、たとえば1ロット終了毎になり、さらに間隔は長く
なる。ステップbは、1時間後・1日後でも良い。ステ
ップaはそれ以上の長い間隔で、たとえば10ロット終
了毎になる。
【0081】前記のフォーカス補正の間隔は露光や気圧
よるフォーカス位置の変動量と許容値から求められる。
あらかじめ許容値を設定しておけば、処理部50にて間
隔を自動的設定することも可能である。
【0082】また、本実施例の補正をウエハ毎にしない
ときは補正と補正の間を計算上でフォーカス位置の予測
値制御しても良い。予測値制御と実際の変動が一致して
いるプロセス(ウエハ処理)では、間隔はステップaや
ステップbを選択すれば良いし、差が大きいことが分か
っていれば間隔はステップcやステップdやステップe
を選択することになる。
【0083】また、例えばウエハ毎に補正する場合にお
いて本実施例の補正をした後、次のウエハで補正をする
ときに予測値制御で求めたフォーカス位置と本実施例を
用いた補正によって得られた真のフォーカス位置を処理
部50で比較する。もし予測値との差が許容値よりも少
ないときは例えば5枚毎とかロット毎に自動的に変更す
ることも可能であり、スループットが向上する。
【0084】さらに、処理したウエハのプロセスとフォ
ーカス位置の予測値制御との差を対応して記憶できるの
で、前のプロセスでウエハ毎で処理していても次のプロ
セスにおいては前回の処理結果から予測値との差が小さ
いことが事前に判断できるので、自動的にロット毎に設
定が変更される。前回の処理結果も1つ前のデータのみ
ならず、過去のデータをすべて記憶することも可能で統
計処理等の学習機能を用いて総合的に判断させることも
できる。さらには予測値制御のパラメータの最適化も当
然可能になる。
【0085】以上の機能により、常に生産性を必要以上
に落とすことなく各プロセスに対応した最適な補正間隔
が自動的に選択することができる。また、経時変化をキ
ャンセルするフォーカス補正が可能となる。なお、当然
のことながら、補正動作のタイミングは、上述のような
自動的な変更をせずに、入力設定で固定してもよいし、
変更を促す情報をオペレーターに対して出してもよい。
【0086】次にステップa〜ステップeで行う具体的
な補正動作フローを図8に示す。図8においては、ま
ず、ステップ130にてレチクル3を第2直交座標系x
yの原点に対して位置決めする、あるいは、その位置に
あるか確認する。次に、ステップ131において、レチ
クル3の例えばマークRRを照明できるように、フォー
カス検出用照明光学系30を水平移動させる。ステップ
132で、マークRRの投影像WRの第1直交座標系X
Yの位置が、反射パターン面42のマークPxと一致す
る所定の位置に、XYステージ10をXYに駆動する。
当然のことながら、この位置は、原点・感度補正が行わ
れた時の位置である。
【0087】ステップ133で、ギャップセンサー20
は反射基準面43の高さを検出し、それが所定の反射基
準面43の原点値Zp になるように、θZチルトステー
ジ9をZ駆動して位置決める。これにより、反射パター
ン面42は概略ベストフォーカスに配置される。ステッ
プ134で、マークPxで反射して受光素子44の受光
面に結像した像SRを、受光素子44が適正に検出でき
るように、受光素子ホルダ45を第3直交座標系X′
Y′の所定の位置に位置決めする。なお、これらステッ
プ131〜ステップ134は、平行動作してもよい。以
上で、位置決めがすべてなされたので、次に計測を行
う。
【0088】ステップ135でフォーカス検出用照明光
学系30のシャッタをオープンにする。すると、前述し
たように、光はレチクル3のマークRRを照明し、投影
レンズ6を通り、マークPxで反射し、再び、投影レン
ズ6を通って、偏光ビームスプリッター39で反射し、
受光素子44に入る。ステップ136では、この受光素
子44で受光して得られた光量信号S2 から、それが最
大になる画素値H2 が前述した方法で求める。そして前
述したように、原点校正時の投影レンズ6のベストフォ
ーカスに対応する画素値H1 に対して変化した画素量d
Hが求まるので、ベストフォーカスの変化量dZが、
(数4)によって計算される。
【0089】計測が終了したので、ステップ137でフ
ォーカス検出用照明光学系30のシャッタをクローズに
する。そのタイミングは光量信号が得られれば、すぐに
でも良い。その後の計算処理はステップ137と並行処
理しても良い。これで、変化量dZが求められたので、
ステップ138でギャップセンサー20における新しい
ベストフォーカス値Za を、(数5)によって求める。
これにより、ギャップセンサー20によるウエハ7の表
面の高さの検出値が、新しいベストフォーカス値Za に
なるように、処理部50がθZチルトステージ9をZ駆
動して制御でき、ウエハ7をベストフォーカスで露光す
ることができる。
【0090】なお、フローに図示していないが、もし複
数のマーク、例えばマークRLをも使ってベストフォー
カスを求める場合には、再度ステップ131〜ステップ
138を行い、そのマークに対応したベストフォーカス
値Za を求める。そして、求めた複数の個別のZa を平
均するなどの処理をして、1個のベストフォーカス値Z
a を求めることになる。
【0091】また、フローに図示していないが、前述し
た予測値と真のベストフォーカス値Za との比較、およ
び、補正動作の間隔変更の判断は、この時点で行えばよ
い。また、フローに図示していないが、気圧によるフォ
ーカス変化分は、新しいベストフォーカス値Za を求め
た時点で補正されてしまうので、気圧値によってフォー
カス補正量を計算して予測値制御をしている場合には、
その補正量は、この時点でクリアーされる。そして、次
の補正動作までの間は、この時点の気圧値を起点にし、
その時々の気圧値によってフォーカス補正量を計算で求
め、予測値制御できる。露光によるフォーカス変化につ
いても同様に行える。
【0092】以上フローについて説明したが、本発明の
主たる目的はフォーカスを迅速に測ることであり、フロ
ーの順番を規定しているわけではない。よって、前述の
フローに限定されず本発明の目的を満足すれば、他のフ
ローであっても良い。
【0093】次に本発明の実施例2について説明する。
実施例1においては、レチクル3に設けられたマークR
R,マークRLは、第2直交座標系xyのx軸上でお互
いに離れた2箇所に設けたが、これに対して本実施例で
はこれらの代わりに、図9に示すような、y軸方向に向
けた透光スリットより成るマークRFとマークRBをy
軸上でお互いに離れた2箇所に設けている。
【0094】この場合、θZチルトステージ9上には、
反射部材41の代わりに反射部材60を設ける。この反
射部材60の反射パターン面61(傾斜反射面)は、像
面に対し所定の量αだけわずかにY軸方向に(X軸回り
に)傾けた平面より成っている。
【0095】さらに、反射パターン面61には、前記実
施例と同様に、レチクル3のマークRF,RBが投影レ
ンズ6の縮小倍率分だけ縮小された相似形状のマークP
yが設けてある。さらに、受光素子62の受光面に結像
した像のY′軸方向の光量分布に相当する光量信号が得
られるように、受光素子62を設けている。これらによ
り、前述のx軸方向の場合と同様に、y軸方向のマーク
の投影レンズ6のベストフォーカスを測定することがで
きる。なお、マークPy はマークRF,RBと相似形
状としたが、マーク長に関しては、フォーカス検出に必
要な長さがあればよいので、前記実施例と同様に、必ず
しも相似形状でなくてもよい。
【0096】次に本発明の実施例3について説明する。
本実施例では、レチクル3上に図2に示すマークRR,
マークRLと、図9に示すマークRF,マークRBのす
べてを設けている。この場合、θZチルトステージ9上
には、前記実施例の反射部材41と60を両方設ける
か、これらを合体して、X反射パターン面63とY反射
パターン面64と反射基準面43を一体で設けた反射部
材65を設ける。また、受光素子についても、受光素子
44と62を両方設ける。これらにより、マークRR,
RL、または、マークRF,RBのいずれででも、前述
したように投影レンズ6のベストフォーカスを検出でき
るようにしている。
【0097】なお、この場合の受光素子は、2個の1次
元CCDを用いる他に、1個の2次元CCDで共用する
ものでもよい。また、前述したように、複数の光電変換
素子を1列に、または2次元平面に並べたもの、あるい
は、複数の光ファイバの入射口を1列に、または2次元
平面に並べ、出射口から出た光をCCD、または光電変
換素子で受光するものでもよい。
【0098】次に本発明の実施例4について説明する。
図10は本実施例で用いるマークRCの説明図である。
【0099】本発明においては、レチクル3に設けられ
たマークRR,RLまたはマークRF,RBは、x軸上
またはy軸上でお互いに離れた2箇所に設けるという位
置関係に特に限定されるものではなく、どの位置でも構
わないし、マークの個数も1個以上何個設けても構わな
い。そして、多くのマークを用いて計測するほど、平均
化効果により、フォーカス補正精度が向上できる。
【0100】また、X方向のマークRRとY方向のマー
クRFを近接して設けても構わないが、図10に示すよ
うな、十字形状のマークRCにしてもよい。この場合、
光量信号の中心部分に凹部のある波形となるが、凹部以
外の波形から補間して処理すれば、ベストフォーカスを
検出できる。
【0101】さらに、露光領域内の複数点において計測
することにより、像面湾曲や像面傾斜も求めることがで
きる。さらに、実施例3で説明したように、X・Yの両
方向を計測できるようにするだけで、非点収差も測定す
ることができる。これらの結像特性も測定できるので、
例えば、図7のステップaの間隔で測定すれば、経時変
化を測定できる。
【0102】そして、像面湾曲や非点収差は、投影レン
ズ6の内部のレンズを1つ以上光軸方向に、あるいは光
軸と直交方向に、あるいは光軸まわりの回転方向に、あ
るいは光軸との直交軸まわりの回転方向に駆動させた
り、投影レンズ6の温度・気圧等の環境を変化させるこ
とによって補正できるし、像面傾斜は、θZチルトステ
ージ9をチルト駆動させたり、ギャップセンサー20の
計測値にオフセット入力することによって補正できる。
【0103】なお、前述したのと同様に、経時変化を計
測するタイミングは、プロセスに対応した予測値と実際
の変動との差やフォーカス変化量等を用いて判断し、自
動的に変更してもよいし、入力設定で固定してもよい
し、変更を促す情報をオペレーターに対して出してもよ
い。以上より、常に、各プロセスに対応して、経時変化
をキャンセルするための、像面湾曲、非点収差、像面傾
斜をも含めたフォーカス補正が可能となる。
【0104】次に本発明の実施例5について説明する。
本実施例ではθZチルトステージ9に設ける反射部材の
構成を変えている。
【0105】本実施例では図11に示すように、前記と
同様なX反射パターン面63を2面とY反射パターン面
64を2面とを組み合わせた四角錐状の4面が一体とな
り、この横にこれと一体で像面と水平な反射基準面43
からなる反射部材66を設けている。各X反射パターン
面63にはマークPx1,Px2、各Y反射パターン面6
4にはマークPy1,Py2が設けてある。このマークP
x1,Px2,Py1,Py2 の線幅は、前記と同様に、
レチクル3のマークRR,RL,RF,RBの幅D1が
投影レンズ6の縮小倍率分だけ縮小された幅D2になっ
ている。
【0106】また、これらのマークの長さは、後述する
フォーカス検出に必要な十分な長さになっている。この
場合、各X反射パターン面63またはY反射パターン面
64のいずれかを使うことにより、前記の実施例と全く
同様の動作を行うことができる。
【0107】また本実施例では次のようにすることで、
より高精度な計測を行っている。これについて例えば、
レチクル3のマークRRとX反射パターン面63を用い
る場合で説明する。
【0108】まず、X反射パターン面63を所定の位置
に位置決めする。この時、マークRRがX反射パターン
面63上に投影された投影像PRは、投影像PRの左部
分がマークPx1 に、右部分がマークPx2 に投影され
る所定の位置になっている。これにより、マークRRの
投影像PRはマークPx1 ,Px2 れぞれで反射するこ
とになり、これらの投影像をPR1 ,PR2 とする。反
射した像PR1 ,PR2 は、前記同様、投影レンズ6と
偏光ビームスプリッター39を通り受光素子44の受光
面にそれぞれ結像し、この像をSR1 ,SR2 とする。
【0109】そして、この像SR1 ,SR2 を受光素子
44が適正に検出できる所定の位置に受光素子ホルダ4
5を位置決めする。これにより、受光素子44により受
光し得られる出力信号は、図12に示すように、各X反
射パターン面63のマークPx1 ,Px2 それぞれの高
さが、投影レンズ6のベストフォーカス70と一致して
いるD点とE点をピークとした2つの山型67,68か
らなる光量分布を示すことになる。そして、2つの山型
67,68のそれぞれについて、前記と同様に処理する
ことにより、このD点とE点の位置を、受光素子44の
画素値H9 ,H10として得られる。
【0110】これによりD点とE点のスパンに相当する
スパン画素量T1 を、 T1 =H10−H9 ‥‥(数9) として求めている。
【0111】また、投影レンズ6のベストフォーカス7
0が何らかの理由で変化して、例えば上にずれ、図12
に示す破線71の高さになった場合、X反射パターン面
63の高さと一致するD点とE点の位置はD′点とE′
点にずれ、そのスパンは小さくなる。すなわち、受光素
子44の画素値H9 ,H10が新たな画素値H11,H12と
なることにより、変化後のスパン画素量T2 は、 T2 =H12−H11 ‥‥(数10) となる。
【0112】したがって、投影レンズ6のベストフォー
カスの変化に対応して、スパン画素量の変化量dTは、 dT=T2 −T1 ‥‥(数11) としてわかることになるので、前述したフォーカス検出
手段の感度校正の方法と同様に、予めスパン画素量1画
素あたりの高さ変化量Zu を求めておけば、投影レンズ
6のベストフォーカス変化量dZは、 dZ=dT×Zu ‥‥(数12) としてわかる。
【0113】そして、以上述べたフォーカス検出手段に
おいて、これの原点と投影レンズ6のベストフォーカス
とを、前述したフォーカス検出手段の原点校正の方法と
同様に予め対応付けておき、これにより投影レンズ6の
ベストフォーカスを検出している。
【0114】そして以上の方法によれば、反射パターン
面や受光素子の位置が多少ずれても、スパン画素量T1
,T2 は原理的に変化しない。すなわち、スパン測定
によるので反射パターン面や受光素子の位置決め精度に
よる計測誤差が発生しないので、より高精度な計測がで
きるし、あるいは反射パターン面や受光素子の位置決め
精度を緩くできる効果がある。
【0115】なお以上は、レチクル3のマークRRとX
反射パターン面63を用いる場合で説明したが、マーク
RFとY反射パターン面64を用いる場合も同様であ
る。さらに、マークRCとX反射パターン面63とY反
射パターン面64を用いて、マークRCの投影像PCに
対する配置を図13のようにし、受光素子44を2次元
CCD等にすれば、XY両方向の計測を同時にでき、計
測時間を短くできる。
【0116】次に本発明の実施例6について説明する。
前記の実施例ではレチクル3のマークRR,RL,R
F,RBを1本の透光スリットより構成した場合を示し
たが、本実施例ではこれが複数本の透光スリットより成
っている。
【0117】これは例えば前述のマークRRを、図14
に示すように、5本の透光スリットより構成している。
そして、反射パターン面42のマークPxもそれに対応
して5本のマークにしている。そうすると、5本のマー
クRRの像は5本のマークPxでそれぞれ反射して受光
素子44の受光面にそれぞれ結像する。そして、それに
対応して受光素子44も5本設けると、それぞれの光量
信号が同時に得られので、これら以外は前述と同様に行
えば、5つの計測値を得ることができる。
【0118】なお、これらは5本の場合で説明をした
が、何本でもよく、その本数分の計測値が得られる。ま
た、マークRR場合で説明をしたが、マークRL,R
F,RBの場合でも同様にすればよく、前記のどの実施
例にも適用できる。
【0119】そして以上より、これら複数本の計測値を
平均化することにより、あるいは、異常な波形のマーク
の計測値を除外して平均化することにより、スループッ
トを落とすことなく、より高精度な計測ができる効果が
得られる。
【0120】さらに、複数本あるので、各スリットの線
幅を変えておくことにより、複数の線幅での光量信号を
同時に得ることができる。この場合、それらの波形から
最適な線幅を選んで結果としたり、異常な波形の線幅の
計測値を除外して平均化することにより、スループット
を落とすことなく、より高精度な計測ができる効果があ
る。
【0121】なお、上記では、受光素子44の受光面に
結像した複数の像を、複数の受光素子44、例えば複数
の1次元CCDで受光したが、1個の2次元CCDで受
光してもよいし、同様の受光手段でもよい。
【0122】また、受光素子44の受光面に結像した複
数の像を、1個の受光素子44で受光してもよい。この
場合、受光素子44が例えば1次元CCDとすると、そ
の受光面の非計測方向の幅に、複数の像すべてが入るよ
うに、光学系を適当な光学倍率にしておけばよい。例え
ば、その光学系にシリンドリカル・レンズを用いて、複
数の像を非計測方向に集光し、1個の1次元CCDで受
光するのが、その好例である。これにより、複数の像の
総和に対する光量信号を得ることができるため、コント
ラストが上がり、光学的な平均化をすることになるの
で、平均化の処理が不要で、スループットを落とすこと
なく、より高精度な計測ができる効果がある。
【0123】次に本発明の実施例7について説明する。
本実施例では図15に示すようにレチクル3に設けるマ
ークRR,RLとマークRF,RBをドットマークRD
に共通化しているのを用いている。このドットマークR
Dは、縦と横の幅が共に長さD1で透光になっているド
ットが、5行5列のマトリックス状に配列しているマー
クである。マトリックスのピッチは、マークRR,R
L、あるいは、マークRF,RBの複数本の透光スリッ
トのピッチと同じである。このドットマークRDを用い
た場合、光量信号S3 は、図16のように、5個のドッ
トに対応した5個の山型の波形になる。この5個の波形
のピーク部分から、それ以外の部分を補間して、光量信
号S4 を求めることにより、上述と同様に行っている。
【0124】なお、5行5列のマトリックスの場合で説
明をしたが、何行何列でもよい。そしてこのようにする
と、X方向のマークとY方向のマークを共通化できるの
で、レチクル3でのマークの占有面積を少なくできる効
果がある。
【0125】次に本発明の実施例8について説明する。
本実施例では図17に示すように、反射パターン面42
のマークPx,Pyの両端に、レチクルマークの像を反
射させないリファレンスマークR1 ,R2 を入れている
のを用いている。このリファレンスマークR1 ,R2 が
あると、光量信号S4 は、図18のように、両端に凹部
のある波形になる。この凹部を符号逆転して凸部とみな
し、前述の(A1)〜(A4)の方法により処理すれ
ば、リファレンスマークR1 ,R2 に対応する位置を、
画素値H13、H14として得ることができ、その平均値を
H15として得ることができる。
【0126】また、この凹部以外の波形から、前述の方
法により処理すれば、投影レンズ6のベストフォーカス
を示す画素値H1 を求めることができる。これにより、
リファレンスマークに対するベストフォーカスの相対画
素量T3 を、 T3 =H1 −H15 ‥‥(数13) として求めることができる。
【0127】このようにして求める相対画素量T3 は、
反射パターン面や受光素子の位置がずれても、原理的に
変化しない。変化するのは、実際に投影レンズ6のベス
トフォーカスが変動した場合のみである。
【0128】よって、この相対画素量T3 を、前述の実
施例において、投影レンズ6のベストフォーカスを示す
画素値とみなし、他は同様に行うことができる。そして
この場合、リファレンスマークに対する測定なので、反
射パターン面や受光素子の位置決め精度による計測誤差
が発生せずに、より高精度な計測ができるし、あるいは
反射パターン面や受光素子の位置決め精度を緩くできる
効果がある。
【0129】なお、反射パターン面42のマークPx,
Pyにリファレンスマークを入れる代わりに、レチクル
3のマークの透光スリットの両端にリファレンスマーク
R3,R4 を入れて図19のようにした場合でも、同様
に行うことができる。また、複数本の透光スリットの場
合、あるいは、ドットマークの場合でも、同様に行うこ
とができる。
【0130】また、リファレンスマークは、図20のよ
うに、マークPx,Pyの中央部の両サイドにリファレ
ンスマークR5 ,R6 を置いてもよい。この場合、受光
素子は、2次元CCD、あるいは、それと同等のものと
する。こうしても、同様に相対画素量T3 を求めること
ができ、同様の効果が得られる。
【0131】なお、この場合も、反射パターン面42の
マークの代わりに、レチクル3のマークにリファレンス
マークR7 ,R8 を入れて図21のようにした場合で
も、また、複数本の透光スリットの場合でも、同様に行
うことができる。
【0132】次に本発明の実施例9について説明する。
前記の各実施例においては、受光素子44、62は、受
光素子ホルダ45に保持されX′Y′平面にて2次元移
動でき、各マークに対応した位置に位置決めできるとし
たが、本実施例では複数の受光素子44、62を各マー
クに対応した位置に固定して設けている。
【0133】次に本発明の実施例10について説明す
る。図22は本発明の実施例10の光学系の要部概略図
である。前記の各実施例においては、専用のフォーカス
検出用照明光学系30により、レチクル3のマークR
R,RL等を照明したが、本実施例では図22に示すよ
うに露光用照明光学系1そのもので、マークRR,RL
等を照明している。
【0134】図22に示す。この図22において、80
は、露光用のシャッターA、81は、フォーカス検出用
のシャッターB、82は、露光用照明光学系1である。
この構成において、フォーカス検出時には、シャッター
A80とシャッターB81を開けてマークRRを照明
し、前記実施例と同様にフォーカス検出動作を行う。フ
ォーカス検出時以外には、露光時では、シャッターB8
1を閉じておきシャッターA80を開け、非露光時で
は、シャッターA80を閉じておく。以上により、露光
時に、マークRR,RLがウエハ7に焼かれてしまうこ
とを防ぐことができる。
【0135】次に本発明の実施例11について説明す
る。図23は本発明の実施例11の光学系の要部概略図
である。本実施例では図22の実施例10の一部分を変
更している。この図23、図24において、80は、露
光用のシャッターA、82は、露光用照明光学系1、8
3は、露光用照明光学系1の内部で、投影レンズ6のレ
チクル物体面との共役面に設けられたマスキングブレー
ド、84は、マークRR,RLを、説明の便宜上、マス
キングブレード上に対応させた仮想のマーク、85は、
露光可能な最大の領域である。
【0136】なお、マスキングブレード83は、図23
のK矢視図である図24に示すように、4枚のブレード
83a〜83dからなっている。そして、不図示の駆動
機構により、ブレード83a ,83b はX方向に、ブレ
ード83c ,83d はY方向に、4枚それぞれが独立し
て駆動して位置決めできる。これにより、任意の大きさ
の方形の開口部86を形成することができ、この開口部
に対応した領域に限定してレチクル3を照明できるよう
にしてある。
【0137】この構成において、フォーカス検出時に
は、マスキングブレード83を十分に広げ、シャッター
Aを開けることにより、マーク84、すなわちマークR
R,RLを照明して、前記実施例と同様にフォーカス検
出動作を行う。フォーカス検出時以外には、マスキング
ブレード83を狭めて露光すべき回路パターン4以外の
領域を遮光し、マーク84、すなわちマークRR,RL
は照明されないようにしておく。そして露光時では、シ
ャッターAを開けて露光動作を行い、非露光時では、シ
ャッターAを閉じておく。以上により、露光時に、マー
ク84、すなわちマークRR,RLがウエハ7に焼かれ
てしまうことを防ぐことができる。
【0138】次に本発明の実施例12について説明す
る。実施例10,11の場合、フォーカス検出動作をし
ている間にも投影レンズ6全域に光が照射されるので、
その光エネルギーにより投影レンズ6が熱せられ、フォ
ーカス等の像性能が変化して、フォーカス検出誤差にな
る場合がある。このフォーカス検出誤差が無視できない
場合には、フォーカス検出時に、マーク84、すなわち
マークRR,RLの近傍だけを照明するように、マスキ
ングブレード83を狭めて位置決めする。これにより、
マーク近傍のわずかな領域にしか、光が照射されないの
で、フォーカス検出による投影レンズ6の像性能の変化
は無視できる量に抑えることができる。
【0139】なお、マスキングブレード83は、図25
に示すように、ブレードの一部に小さな穴87を設けて
おいて、マスキングブレード83を閉じた時に、図26
に示すように、穴87を通る光によりマークの近傍部分
だけを照明するようにしてもよい。なお、マスキングブ
レード83を閉じた時に複数のマークを同時に照明でき
るように、穴87は、マークに対応して複数設けてもよ
い。
【0140】次に上記説明した露光装置を利用したデバ
イスの製造方法の実施例を説明する。
【0141】図27は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造の
フローを示す。
【0142】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0143】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0144】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0145】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0146】図28は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0147】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0148】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジ
スト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジス
トを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうこと
によってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0149】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
【0150】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、第1物体としてのレチクル面上のパ
ターンを投影光学系で第2物体としてのウエハ面上に投
影する際、投影光学系の結像面(フォーカス位置)を光
軸方向にステージを移動走査をすることなしに、短時間
に、しかも高精度に検出することができ、高集積度の半
導体デバイスを容易に製造することができる投影露光装
置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法を達成す
ることができる。
【0151】この他本発明によれば、この計測によっ
て、投影レンズのベストフォーカス位置に、露光、気
圧、その他の要因による経時変化が生じても、あるい
は、投影レンズを介さない焦点合わせ装置、例えば射入
射光学系を用いたギャップセンサー等の検出値に経時変
化が生じても、この焦点合わせ装置の検出オフセットを
精度よく補正でき、投影レンズのベストフォーカス位置
にウエハを良好に焦点合わせして露光することができる
という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部概略図
【図2】図1のマークの説明図
【図3】図1のマークの説明図
【図4】図1の受光素子の説明図
【図5】本発明に係る計測原理の説明図
【図6】本発明に係る計測原理の説明図
【図7】本発明に係るウエハを露光する際のフローチャ
ート
【図8】本発明に係るベストフォーカス値を補正する際
のフローチャート
【図9】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図10】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図11】本発明に係る反射部材と計測原理の説明図
【図12】本発明に係る反射部材と計測原理の説明図
【図13】本発明に係る反射部材と計測原理の説明図
【図14】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図15】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図16】図15のマークを用いたときの光量信号の説
明図
【図17】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図18】図17のマークを用いたときの光量信号の説
明図
【図19】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図20】本発明に係る反射パターンの説明図
【図21】本発明に係る他のマークの形状の説明図
【図22】本発明の他の実施例の要部概略図
【図23】本発明の他の実施例の要部概略図
【図24】本発明の他の実施例に係るマスキングブレー
ドの説明図
【図25】本発明の他の実施例に係るマスキングブレー
ドの説明図
【図26】本発明の他の実施例に係るマスキングブレー
ドの説明図
【図27】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【図28】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【符号の説明】
1 露光用照明光学系 2 露光照明絞り 3 レチクル(第1物体) 4 回路パターン 5 レチクルホルダ 6 投影レンズ 7 ウエハ(第2物体) 8 ウエハホルダ 9 θZチルトステージ 10 XYステージ 11 反射鏡 12 レーザー干渉計 13 XYステージ制御系 20 ギャップセンサー 30 フォーカス検出用照明光学系 31 光ファイバー 32 シャッター 33 NDフィルター 34 コリメータレンズ 35 開口絞り 36 照明制御部 37 対物レンズ 38 ミラー 39 偏光ビームスプリッター 40 λ/4板 41 反射部材 42 反射パターン面 43 反射基準面 44 受光素子 45 受光素子ホルダ 50 処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段からの露光光で照明した第1物
    体面上のパターンを投影光学系により可動ステージに載
    置した第2物体面上に投影する際、該露光光で該第1物
    体面と略同一平面上に設けた光透過性のマークを照明
    し、該マークを該投影光学系を介して該投影光学系の結
    像面に対して傾斜させて該ステージ上に配置した傾斜反
    射面上に投影し、該傾斜反射面で反射させた後に元の光
    路を戻し、該投影光学系を介して光検出手段に結像さ
    せ、該光検出手段からの信号を用いて処理部で該投影光
    学系の結像位置情報を検出すると共に、該第2物体の該
    投影光学系の光軸方向の位置情報を該投影光学系を介さ
    ずに位置検出手段で検出する際に該結像位置情報で該位
    置検出手段の検出オフセットを補正していることを特徴
    とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜反射面は光軸方向に変移可能で
    あることを特徴とする請求項1の投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記光検出手段は1次元CCDまたは2
    次元CCDまたは複数の受光素子より成っていることを
    特徴とする請求項1または2の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第1物体面と第2物体面との間の光
    路中には偏光ビームスプリッターとλ/4板が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1,2または3の投影露
    光装置。
  5. 【請求項5】 前記投影光学系は移動可能な光学素子を
    有しており、前記マークは所定量離れた複数の光透過部
    を有し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸方
    向の結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部は
    該光検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面湾
    曲または/及び非点収差を求めており、該光学素子を移
    動させて該投影光学系の像面湾曲または/及び非点収差
    を調整していることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4の投影露光装置。
  6. 【請求項6】 前記マークは所定量離れた複数の光透過
    部を有し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸
    方向の結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部
    は該光検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面
    傾斜を求め、該処理部からの信号を用いて駆動手段によ
    り前記可動ステージに載置した第2物体をチルト駆動さ
    せていることを特徴とする請求項1,2,3または4の
    投影露光装置。
  7. 【請求項7】 照明手段からの露光光で照明したレチク
    ル面上のパターンを投影光学系により可動ステージに載
    置したウエハ面上に投影露光し、次いで該ウエハを現像
    処理して半導体デバイスを製造する際、該露光光で該レ
    チクル面と略同一平面上に設けた光透過性のマークを照
    明し、該マークを該投影光学系を介して該投影光学系の
    結像面に対して傾斜させて該ステージ上に配置した傾斜
    反射面上に投影し、該傾斜反射面で反射させた後に元の
    光路を戻し、該投影光学系を介して光検出手段に結像さ
    せ、該光検出手段からの信号を用いて処理部で該投影光
    学系の結像位置情報を検出すると共に該ウエハ面の該投
    影光学系の光軸方向の位置情報を該投影光学系を介さず
    に位置検出手段で検出する際に該結像位置情報で該位置
    検出手段の検出オフセットを補正していることを特徴と
    する半導体デバイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記傾斜反射面は光軸方向に変移可能で
    あることを特徴とする請求項7の半導体デバイスの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記光検出手段は1次元CCDまたは2
    次元CCDまたは複数の受光素子より成っていることを
    特徴とする請求項7または8の半導体デバイスの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記レチクル面とウエハ面との間の光
    路中には偏光ビームスプリッターとλ/4板が設けられ
    ていることを特徴とする請求項7,8または9の半導体
    デバイスの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記投影光学系は移動可能な光学素子
    を有しており、前記マークは所定量離れた複数の光透過
    部を有し、該投影光学系による該複数の光透過部の光軸
    方向の結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理部
    は該光検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像面
    湾曲または/及び非点収差を求めており、該光学素子を
    移動させて該投影光学系の像面湾曲または/及び非点収
    差を調整していることを特徴とする請求項7,8,9ま
    たは10の半導体デバイスの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記マークは所定量離れた複数の光透
    過部を有し、該投影光学系による該複数の光透過部の光
    軸方向の結像位置を前記光検出手段で検出し、前記処理
    部は該光検出手段からの信号を用いて該投影光学系の像
    面傾斜を求め、該処理部からの信号を用いて駆動手段に
    より前記可動ステージに載置したウエハをチルト駆動さ
    せていることを特徴とする請求項7,8,9,10また
    は11の半導体デバイスの製造方法。
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JP2009182063A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nikon Corp 露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法
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