JPH09228352A - 油回収モップ及び同モップを利用した油回収装置 - Google Patents
油回収モップ及び同モップを利用した油回収装置Info
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- JPH09228352A JPH09228352A JP8035038A JP3503896A JPH09228352A JP H09228352 A JPH09228352 A JP H09228352A JP 8035038 A JP8035038 A JP 8035038A JP 3503896 A JP3503896 A JP 3503896A JP H09228352 A JPH09228352 A JP H09228352A
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- oil recovery
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/20—Controlling water pollution; Waste water treatment
- Y02A20/204—Keeping clear the surface of open water from oil spills
Landscapes
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】浮遊油の回収効率を向上することにある。
【解決手段】油回収モップ1を長尺状をなす芯部2と、
同芯部2の長手方向に沿って設けられる油吸着部3とか
ら構成する。前記芯部2は中芯4と、一対の補強ベルト
5a,5bとから構成して螺旋状に捩じる。そして、前
記芯部2は無端状をなすように両端部を互いに連結す
る。前記油吸着部3及び中芯4を油回収モップ1の長手
方向と交差するように多数枚並設されたポリプロピレン
製のシート材6にて構成する。すなわち、一対の連結糸
7a,7bにより多数のシート材6を縫合する。そし
て、両連結糸7a,7b間において密集状に束ねられた
部分を前記中芯4とし、両連結糸7a,7bによる縫合
部分よりも外側で房状をなす部分を前記油吸着部3とす
る。
同芯部2の長手方向に沿って設けられる油吸着部3とか
ら構成する。前記芯部2は中芯4と、一対の補強ベルト
5a,5bとから構成して螺旋状に捩じる。そして、前
記芯部2は無端状をなすように両端部を互いに連結す
る。前記油吸着部3及び中芯4を油回収モップ1の長手
方向と交差するように多数枚並設されたポリプロピレン
製のシート材6にて構成する。すなわち、一対の連結糸
7a,7bにより多数のシート材6を縫合する。そし
て、両連結糸7a,7b間において密集状に束ねられた
部分を前記中芯4とし、両連結糸7a,7bによる縫合
部分よりも外側で房状をなす部分を前記油吸着部3とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油回収モップ及び
同油回収モップを利用した油回収装置に関するものであ
る。
同油回収モップを利用した油回収装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、河川等の水面に油が浮遊
した場合には、油の周囲にオイルフェンスを配置し、油
がオイルフェンスの外側へ広がらないように食い止めて
いる。そして、オイルフェンス内における油の浮遊水面
に対してオイルマットを投げ入れ、その後、油吸収済の
オイルマットを拾い上げることにより油を回収してい
る。しかしながら、前記回収された油吸収済オイルマッ
トは使い捨てするしかなく、再利用することができなか
った。従って、油回収用として常に多くのオイルマット
を準備しておき、又、回収時にも多くのオイルマットを
使用する必要があるため、油回収コストが高くつくとい
う問題があった。
した場合には、油の周囲にオイルフェンスを配置し、油
がオイルフェンスの外側へ広がらないように食い止めて
いる。そして、オイルフェンス内における油の浮遊水面
に対してオイルマットを投げ入れ、その後、油吸収済の
オイルマットを拾い上げることにより油を回収してい
る。しかしながら、前記回収された油吸収済オイルマッ
トは使い捨てするしかなく、再利用することができなか
った。従って、油回収用として常に多くのオイルマット
を準備しておき、又、回収時にも多くのオイルマットを
使用する必要があるため、油回収コストが高くつくとい
う問題があった。
【0003】そこで、かかる問題を解消するために、従
来から、金属製の無端状平ベルトを利用した油回収装置
がある。すなわち、この油回収装置には回転可能なロー
ラが設けられ、このローラに油を吸着可能な平ベルトが
掛装されている。そして、この掛装状態において、平ベ
ルトの下部は油の浮遊している水面下に沈めらる。又、
前記装置の本体ケース内には一対の掻取り片が設けら
れ、同片の先端に対して前記平ベルトの表裏両面が摺動
可能に当接されている。そして、ローラが回転するのに
伴い平ベルトが周回移動すると、平ベルトが水面下から
引き上げられ、その際に水面に浮かぶ油が平ベルトに吸
着される。そして、吸着した油は前記掻取り片にて掻取
られることにより回収される。その後、吸着油が掻取ら
れた平ベルトは再び油の浮遊している水面下へ戻され、
以後、上述した一連の油回収動作が繰り返される。従っ
て、この平ベルトを利用した油回収装置によれば、平ベ
ルトを前記オイルマットのように使い捨てとしないた
め、低コストで油を回収することができた。
来から、金属製の無端状平ベルトを利用した油回収装置
がある。すなわち、この油回収装置には回転可能なロー
ラが設けられ、このローラに油を吸着可能な平ベルトが
掛装されている。そして、この掛装状態において、平ベ
ルトの下部は油の浮遊している水面下に沈めらる。又、
前記装置の本体ケース内には一対の掻取り片が設けら
れ、同片の先端に対して前記平ベルトの表裏両面が摺動
可能に当接されている。そして、ローラが回転するのに
伴い平ベルトが周回移動すると、平ベルトが水面下から
引き上げられ、その際に水面に浮かぶ油が平ベルトに吸
着される。そして、吸着した油は前記掻取り片にて掻取
られることにより回収される。その後、吸着油が掻取ら
れた平ベルトは再び油の浮遊している水面下へ戻され、
以後、上述した一連の油回収動作が繰り返される。従っ
て、この平ベルトを利用した油回収装置によれば、平ベ
ルトを前記オイルマットのように使い捨てとしないた
め、低コストで油を回収することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記平ベル
トにおいて油回収に貢献するのは、油が吸着可能な平ベ
ルトの表裏両面だけなので、油吸着量にはおのずと限界
があった。そのため、油回収するのに長時間を要し、油
の吸着効率が低下するという問題があった。そこで、油
吸着量の増加を図るために、平ベルトを幅広にすること
が考えられる。しかし、平ベルトの幅広化に伴い掻取り
片も大型化してしまう。この結果、油回収装置全体も大
型化してしまうという問題もあった。
トにおいて油回収に貢献するのは、油が吸着可能な平ベ
ルトの表裏両面だけなので、油吸着量にはおのずと限界
があった。そのため、油回収するのに長時間を要し、油
の吸着効率が低下するという問題があった。そこで、油
吸着量の増加を図るために、平ベルトを幅広にすること
が考えられる。しかし、平ベルトの幅広化に伴い掻取り
片も大型化してしまう。この結果、油回収装置全体も大
型化してしまうという問題もあった。
【0005】又、平ベルトを利用した油回収装置では、
目視により水面に浮遊する油の有無を判断して油回収装
置を運転させているため、同装置の運転効率が悪いとい
う問題もあった。
目視により水面に浮遊する油の有無を判断して油回収装
置を運転させているため、同装置の運転効率が悪いとい
う問題もあった。
【0006】この発明は前記各問題を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、油回収モップ又は油
回収装置を大型化することなく、油の回収効率を向上す
ることにある。又、第2の目的は、油回収装置の運転効
率を向上することにある。
されたものであり、第1の目的は、油回収モップ又は油
回収装置を大型化することなく、油の回収効率を向上す
ることにある。又、第2の目的は、油回収装置の運転効
率を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、可撓性を有する長尺状の芯部の長手方向に沿って可
撓性を有する油吸着部を設けたことを要旨とする。従っ
て、請求項1に記載の発明によれば、芯部のみならず油
吸着部にも油が吸着されるため、油吸着面積が増加す
る。
は、可撓性を有する長尺状の芯部の長手方向に沿って可
撓性を有する油吸着部を設けたことを要旨とする。従っ
て、請求項1に記載の発明によれば、芯部のみならず油
吸着部にも油が吸着されるため、油吸着面積が増加す
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記芯部は平帯
状をなし、同芯部の少なくとも一側縁に対して前記油吸
着部は房状に設けられている。従って、請求項2に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、
例えば、油回収に際して、油回収モップを挟圧して油を
絞り取るような場合に、芯部が平帯状であるため、挟圧
間隔を小さくできる。
状をなし、同芯部の少なくとも一側縁に対して前記油吸
着部は房状に設けられている。従って、請求項2に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、
例えば、油回収に際して、油回収モップを挟圧して油を
絞り取るような場合に、芯部が平帯状であるため、挟圧
間隔を小さくできる。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記芯部は無端
状をなし、且つ、螺旋状に捻じられていることを要旨と
する。請求項3の発明によれば、請求項2に記載の発明
の作用に加え、所定長さ当たりの吸着面積が増加するた
め、より一層の吸着量が増加する。
状をなし、且つ、螺旋状に捻じられていることを要旨と
する。請求項3の発明によれば、請求項2に記載の発明
の作用に加え、所定長さ当たりの吸着面積が増加するた
め、より一層の吸着量が増加する。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3のうち何れかに記載の油回収モップに吸着さ
れた油を絞り取るための絞り手段と、前記絞り手段を作
動させる駆動手段と、前記駆動手段を駆動制御する制御
手段とを備えたことを要旨とする。従って、請求項4に
記載の発明によれば、制御手段により、駆動手段が駆動
されると、同駆動手段により、絞り手段が作動され、油
回収モップから油が搾り取られる。
至請求項3のうち何れかに記載の油回収モップに吸着さ
れた油を絞り取るための絞り手段と、前記絞り手段を作
動させる駆動手段と、前記駆動手段を駆動制御する制御
手段とを備えたことを要旨とする。従って、請求項4に
記載の発明によれば、制御手段により、駆動手段が駆動
されると、同駆動手段により、絞り手段が作動され、油
回収モップから油が搾り取られる。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記制御手段に
は、装置本体又は同装置本体とは別体構成の遠隔操作器
に設けられた操作手段が接続されており、同操作手段の
操作結果に基づき前記駆動手段は駆動制御されることを
要旨とするものである。従って、請求項5に記載の発明
によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、操作手
段が操作されると、駆動手段は駆動される。
は、装置本体又は同装置本体とは別体構成の遠隔操作器
に設けられた操作手段が接続されており、同操作手段の
操作結果に基づき前記駆動手段は駆動制御されることを
要旨とするものである。従って、請求項5に記載の発明
によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、操作手
段が操作されると、駆動手段は駆動される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を河川の水門付近で
油を回収する際に使用する油回収モップ及び同モップを
利用した油回収装置に具体化した第1実施形態を図面に
基づいて説明する。
油を回収する際に使用する油回収モップ及び同モップを
利用した油回収装置に具体化した第1実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】(第1実施形態)まず、油回収モップ1に
ついて説明する。図1〜図3に示すように、油回収モッ
プ1は、長尺状をなす芯部2と、同芯部2の長手方向に
沿って設けられる油吸着部3とから構成されている。前
記芯部2は中芯4と、一対の補強ベルト5a,5bとか
らなり、図1に示すように螺旋状に捩じられている。
又、図示はしないが、前記芯部2は無端状をなすように
両端部が互いに連結されている。
ついて説明する。図1〜図3に示すように、油回収モッ
プ1は、長尺状をなす芯部2と、同芯部2の長手方向に
沿って設けられる油吸着部3とから構成されている。前
記芯部2は中芯4と、一対の補強ベルト5a,5bとか
らなり、図1に示すように螺旋状に捩じられている。
又、図示はしないが、前記芯部2は無端状をなすように
両端部が互いに連結されている。
【0014】図3に示すように、前記油吸着部3と中芯
4は油回収モップ1の長手方向と交差するように多数枚
並設されたポリプロピレン製のシート材6にて構成され
ている。すなわち、重合状態で並設されたシート材6は
その長さ方向ほぼ中央部が一対の連結糸7a,7bによ
り油回収モップ1の長手方向に沿って縫合されている。
そして、両連結糸7a,7b間において密集状に束ねら
れた部分が前記中芯4とされ、同中芯4の表裏両面に平
帯状をなす前記補強ベルト5a,5bが両連結糸7a,
7bを覆うようにして縫合されている。又、前記両連結
糸7a,7bによる縫合部分よりも外側で房状をなす部
分が前記油吸着部3とされている。
4は油回収モップ1の長手方向と交差するように多数枚
並設されたポリプロピレン製のシート材6にて構成され
ている。すなわち、重合状態で並設されたシート材6は
その長さ方向ほぼ中央部が一対の連結糸7a,7bによ
り油回収モップ1の長手方向に沿って縫合されている。
そして、両連結糸7a,7b間において密集状に束ねら
れた部分が前記中芯4とされ、同中芯4の表裏両面に平
帯状をなす前記補強ベルト5a,5bが両連結糸7a,
7bを覆うようにして縫合されている。又、前記両連結
糸7a,7bによる縫合部分よりも外側で房状をなす部
分が前記油吸着部3とされている。
【0015】又、前記油吸着片3及び中芯4の構成素材
であるポリプロピレン製のシート材6は比重が0.91
と低比重である。そのため、前記油回収モップ1は河川
の水面等に投げ入れられた場合においても水面下へ沈み
込むことなく水面上に浮遊状態となるものである。又、
シート材6の材質であるポリプロピレンは親油性及び溌
水性に優れているため、かかるシート材6からなる油吸
着部3及び中芯4は水面上の浮遊油のみを吸着可能とな
っている。
であるポリプロピレン製のシート材6は比重が0.91
と低比重である。そのため、前記油回収モップ1は河川
の水面等に投げ入れられた場合においても水面下へ沈み
込むことなく水面上に浮遊状態となるものである。又、
シート材6の材質であるポリプロピレンは親油性及び溌
水性に優れているため、かかるシート材6からなる油吸
着部3及び中芯4は水面上の浮遊油のみを吸着可能とな
っている。
【0016】次に、前記油回収モップ1を利用した油回
収装置10について説明する。図4に示すように、第1
実施形態における油回収装置10は据え置き型であっ
て、河川の水門11付近に配設されている。油回収装置
10と対向する河川の水面にはターンプーリ12が浮遊
配置され、このターンプーリ12は図示しないロープ等
を介して、水門11に取付けられている。そして、河川
の水面には無端状をなす前記油回収モップ1が浮遊配置
されている。この油回収モップ1は油回収装置10内を
通してターンプーリ12に掛装されており、河川の流れ
に伴って流されないようになっている。
収装置10について説明する。図4に示すように、第1
実施形態における油回収装置10は据え置き型であっ
て、河川の水門11付近に配設されている。油回収装置
10と対向する河川の水面にはターンプーリ12が浮遊
配置され、このターンプーリ12は図示しないロープ等
を介して、水門11に取付けられている。そして、河川
の水面には無端状をなす前記油回収モップ1が浮遊配置
されている。この油回収モップ1は油回収装置10内を
通してターンプーリ12に掛装されており、河川の流れ
に伴って流されないようになっている。
【0017】図5,図6に示すように、油回収装置10
の本体ケース13下部にはホッパ14が設けられてい
る。このホッパ14の下端開口部には排油管15が接続
され、その先端は本体ケース13の下部後側壁を貫通し
て外部へ突出されている。なお、排油管15の先端はホ
ースを介して油収容部(共に図示しない)に接続されて
いる。
の本体ケース13下部にはホッパ14が設けられてい
る。このホッパ14の下端開口部には排油管15が接続
され、その先端は本体ケース13の下部後側壁を貫通し
て外部へ突出されている。なお、排油管15の先端はホ
ースを介して油収容部(共に図示しない)に接続されて
いる。
【0018】前記本体ケース13の前面上部には前後方
向(図5の左右方向)へ延びる導入筒16が片持状に貫
通支持され、この導入筒16の先端にはブラケット17
を介してガイドローラ18が回転可能に支持されてい
る。このガイドローラ18の外周面には、その周方向に
沿って凹部18aが形成され、この凹部18aに前記油
回収モップ1は係入ガイドされるようになっている。
向(図5の左右方向)へ延びる導入筒16が片持状に貫
通支持され、この導入筒16の先端にはブラケット17
を介してガイドローラ18が回転可能に支持されてい
る。このガイドローラ18の外周面には、その周方向に
沿って凹部18aが形成され、この凹部18aに前記油
回収モップ1は係入ガイドされるようになっている。
【0019】前記ホッパ14の上方における本体ケース
13内には、絞り手段を構成する合成樹脂製の上部絞り
ローラ19が設けられている。この上部絞りローラ19
にはその軸線方向に沿って軸19aが貫通され、この軸
19aの両端は本体ケース13の左右両側壁を貫通し、
その両側壁に設けられた固定軸受け24によって回転可
能に支持されている。そして、上部絞りローラ19及び
軸19aはその軸線を中心に一体回転可能になってい
る。
13内には、絞り手段を構成する合成樹脂製の上部絞り
ローラ19が設けられている。この上部絞りローラ19
にはその軸線方向に沿って軸19aが貫通され、この軸
19aの両端は本体ケース13の左右両側壁を貫通し、
その両側壁に設けられた固定軸受け24によって回転可
能に支持されている。そして、上部絞りローラ19及び
軸19aはその軸線を中心に一体回転可能になってい
る。
【0020】前記上部絞りローラ19の斜め後方におけ
る本体ケース13の左右両側壁には、シャフト20が回
動可能に貫通されている。このシャフト20の両端には
回動レバー(正面左側のみ図示する)21がそれぞれ固
着され、両回動レバー21はシャフト20の軸線を中心
に回動可能になっている。この回動レバー21の先端に
は可動軸受け22が設けられている。又、前記上部絞り
ローラ19の下側における本体ケース13内には、絞り
手段を構成する合成樹脂製の下部絞りローラ23が設け
られ、この下部絞りローラ23にはその軸線方向に沿っ
て軸23aが貫通されている。この軸23aの両端は本
体ケース13の左右両側壁に形成された扇状をなす長孔
25に遊挿され、前記可動軸受け22によって回転可能
に支持されている。そして、下部絞りローラ23及び軸
23aはその軸線を中心に一体回転可能になっている。
る本体ケース13の左右両側壁には、シャフト20が回
動可能に貫通されている。このシャフト20の両端には
回動レバー(正面左側のみ図示する)21がそれぞれ固
着され、両回動レバー21はシャフト20の軸線を中心
に回動可能になっている。この回動レバー21の先端に
は可動軸受け22が設けられている。又、前記上部絞り
ローラ19の下側における本体ケース13内には、絞り
手段を構成する合成樹脂製の下部絞りローラ23が設け
られ、この下部絞りローラ23にはその軸線方向に沿っ
て軸23aが貫通されている。この軸23aの両端は本
体ケース13の左右両側壁に形成された扇状をなす長孔
25に遊挿され、前記可動軸受け22によって回転可能
に支持されている。そして、下部絞りローラ23及び軸
23aはその軸線を中心に一体回転可能になっている。
【0021】本体ケース13の後側面には駆動手段とし
ての駆動モータ26がギアボックス27を介して取付け
られている。このギアボックス27にはチェーンやスプ
ロケット等からなる図示しない駆動機構が連結され、こ
の駆動機構には前記各絞りローラ19,23の軸19
a,23aが駆動連結されている。そして、駆動モータ
26を駆動すると、軸19a,23aが回転され、各絞
りローラ19,23同士が互いに反対方向へ回転するよ
うになっている。
ての駆動モータ26がギアボックス27を介して取付け
られている。このギアボックス27にはチェーンやスプ
ロケット等からなる図示しない駆動機構が連結され、こ
の駆動機構には前記各絞りローラ19,23の軸19
a,23aが駆動連結されている。そして、駆動モータ
26を駆動すると、軸19a,23aが回転され、各絞
りローラ19,23同士が互いに反対方向へ回転するよ
うになっている。
【0022】前記シャフト20の上方における本体ケー
ス13の左右両側壁には支軸28が回動可能に支持さ
れ、この支軸28の両端は本体ケース13の左右両側壁
から突出されている。支軸28の両端には連動棒29
(正面左側のみ図示する)の基端部が回動可能に支持さ
れている。この連動棒29は前記回動レバー21の外側
面から突設されたガイド片30に挿通され、同連動棒2
9の先端にはダブルナット31が螺着されている。又、
前記連動棒29の先端側には圧縮バネ32が遊挿され、
その両端は前記ガイド片30及びダブルナット31に対
し当接されている。そして、前記上部絞りローラ19か
ら下部絞りローラ23が離間する際、同下部絞りローラ
23に圧縮バネ32の弾性力が付与されるようになって
いる。
ス13の左右両側壁には支軸28が回動可能に支持さ
れ、この支軸28の両端は本体ケース13の左右両側壁
から突出されている。支軸28の両端には連動棒29
(正面左側のみ図示する)の基端部が回動可能に支持さ
れている。この連動棒29は前記回動レバー21の外側
面から突設されたガイド片30に挿通され、同連動棒2
9の先端にはダブルナット31が螺着されている。又、
前記連動棒29の先端側には圧縮バネ32が遊挿され、
その両端は前記ガイド片30及びダブルナット31に対
し当接されている。そして、前記上部絞りローラ19か
ら下部絞りローラ23が離間する際、同下部絞りローラ
23に圧縮バネ32の弾性力が付与されるようになって
いる。
【0023】前記支軸28の左端部には連動棒29の基
端部に当接可能な回動板33が固着され、この回動板3
3には操作ハンドル34が取着されている。そして、操
作ハンドル34を図5に示す反矢印A方向に回動操作す
ることにより、回動板33の外周面が連動棒29との基
端部に当接され、前記下部絞りローラ23を上部絞りロ
ーラ19に接近可能となっている。逆に、操作ハンドル
34を図5に示す矢印A方向に回動操作することによ
り、回動板33の外周面が連動棒29の基端部から離間
され、下部絞りローラ23を上部絞りローラ19から離
間可能になっている。
端部に当接可能な回動板33が固着され、この回動板3
3には操作ハンドル34が取着されている。そして、操
作ハンドル34を図5に示す反矢印A方向に回動操作す
ることにより、回動板33の外周面が連動棒29との基
端部に当接され、前記下部絞りローラ23を上部絞りロ
ーラ19に接近可能となっている。逆に、操作ハンドル
34を図5に示す矢印A方向に回動操作することによ
り、回動板33の外周面が連動棒29の基端部から離間
され、下部絞りローラ23を上部絞りローラ19から離
間可能になっている。
【0024】前記本体ケース13の前方下部には支持ロ
ーラ35が設けられている。この支持ローラ35の両端
は軸受け36を介して本体ケース13に対して回転可能
に支持されている。又、支持ローラ35の外周面には、
その外周に沿って凹部35aが形成され、この凹部35
aに前記油回収モップ1が係入されることにより、油回
収モップ1がガイドされるようになっている。
ーラ35が設けられている。この支持ローラ35の両端
は軸受け36を介して本体ケース13に対して回転可能
に支持されている。又、支持ローラ35の外周面には、
その外周に沿って凹部35aが形成され、この凹部35
aに前記油回収モップ1が係入されることにより、油回
収モップ1がガイドされるようになっている。
【0025】支持ローラ35の前方における本体ケース
13の前面には導出口37が透設されている。そして、
前記油回収モップ1は導入筒16内を通って本体ケース
13内に導入され、上部及び下部絞りローラ19,23
間に通された後、支軸28とシャフト20に掛装され、
導出口37を介して本体ケース13外へ導出されてい
る。すなわち、両絞りローラ19,23が回転すると、
油回収モップ1に吸着された油が絞り取られ、その油は
前記ホッパ14及び排油管15を介して図示しない油収
容部へ回収されるようになっている。
13の前面には導出口37が透設されている。そして、
前記油回収モップ1は導入筒16内を通って本体ケース
13内に導入され、上部及び下部絞りローラ19,23
間に通された後、支軸28とシャフト20に掛装され、
導出口37を介して本体ケース13外へ導出されてい
る。すなわち、両絞りローラ19,23が回転すると、
油回収モップ1に吸着された油が絞り取られ、その油は
前記ホッパ14及び排油管15を介して図示しない油収
容部へ回収されるようになっている。
【0026】又、図4に示すように、河川の水面には油
検出センサ38が浮遊配置され、この油検出センサ38
にて河川の水面に浮遊している油の有無が検出されるよ
うになっている。なお、本実施形態における油検出セン
サは、(株)オムロン製のものであって、その型番号が
「E7E−C1MZ」を使用している。更に、水門11
の上には建物39が建てられおり、その屋根39aには
監視カメラ40が配設されている。
検出センサ38が浮遊配置され、この油検出センサ38
にて河川の水面に浮遊している油の有無が検出されるよ
うになっている。なお、本実施形態における油検出セン
サは、(株)オムロン製のものであって、その型番号が
「E7E−C1MZ」を使用している。更に、水門11
の上には建物39が建てられおり、その屋根39aには
監視カメラ40が配設されている。
【0027】次に、油回収装置10の電気的構成につい
て説明する。図8に示すように、前記油検出センサ38
は制御手段としてのコントローラ41の入力側に接続さ
れ、コントローラ41の出力側には駆動手段としての駆
動モータ26が接続されている。そして、油検出センサ
38からの油検出信号に基づいてコントローラ41が駆
動モータ26を駆動すると、前記両絞りローラ19,2
3が回転されるようになっている。又、このコントロー
ラ41にはタイマ42が内蔵され、このタイマ42にて
前記駆動モータ26の駆動間隔が計測されるようになっ
ている。すなわち、駆動モータ26の駆動が停止される
と、タイマ42により経過時間が計測され、その計測時
間が予め定めた所定時間になったとき、コントローラ4
1は駆動モータ26を駆動する。
て説明する。図8に示すように、前記油検出センサ38
は制御手段としてのコントローラ41の入力側に接続さ
れ、コントローラ41の出力側には駆動手段としての駆
動モータ26が接続されている。そして、油検出センサ
38からの油検出信号に基づいてコントローラ41が駆
動モータ26を駆動すると、前記両絞りローラ19,2
3が回転されるようになっている。又、このコントロー
ラ41にはタイマ42が内蔵され、このタイマ42にて
前記駆動モータ26の駆動間隔が計測されるようになっ
ている。すなわち、駆動モータ26の駆動が停止される
と、タイマ42により経過時間が計測され、その計測時
間が予め定めた所定時間になったとき、コントローラ4
1は駆動モータ26を駆動する。
【0028】又、前記監視カメラ40はリレーボックス
43を介してモニタ44に接続され、このモニタ44に
は監視カメラ40の捕らえた映像、すなわち河川の水面
状況が写されるようになっている。更に、前記建物39
内には遠隔操作器45が設けられ、この遠隔操作器45
はリレーボックス43を介してコントローラ41に接続
されている。
43を介してモニタ44に接続され、このモニタ44に
は監視カメラ40の捕らえた映像、すなわち河川の水面
状況が写されるようになっている。更に、前記建物39
内には遠隔操作器45が設けられ、この遠隔操作器45
はリレーボックス43を介してコントローラ41に接続
されている。
【0029】この遠隔操作器45には図示しない操作手
段としての手動操作スイッチ、カメラ操作スイッチ、運
転モード切換スイッチ等が設けられている。従って、遠
隔操作器45の手動操作スイッチが操作されると、コン
トローラ41は油回収装置10の駆動モータ26を駆動
する。又、遠隔操作器45のカメラ操作スイッチを操作
すると、監視カメラ40の水平方向の向きを変更した
り、ズーム調節を自在に行えるようになっている。更
に、遠隔操作器45の運転モード切換スイッチを操作す
ることにより、油回収装置10の運転方式を三つのモー
ドに切換えられるようになっている。すなわち、水面上
の浮遊油を検出する油検出センサ38の検出結果に基づ
き油回収装置10を運転する不定期自動運転モードと、
駆動間隔を計測するタイマ42の計測結果に基づき油回
収装置10を運転する定期自動運転モードと、遠隔操作
器45の手動操作スイッチの操作で運転する手動運転モ
ードとを選択的に切換えられるようになっている。
段としての手動操作スイッチ、カメラ操作スイッチ、運
転モード切換スイッチ等が設けられている。従って、遠
隔操作器45の手動操作スイッチが操作されると、コン
トローラ41は油回収装置10の駆動モータ26を駆動
する。又、遠隔操作器45のカメラ操作スイッチを操作
すると、監視カメラ40の水平方向の向きを変更した
り、ズーム調節を自在に行えるようになっている。更
に、遠隔操作器45の運転モード切換スイッチを操作す
ることにより、油回収装置10の運転方式を三つのモー
ドに切換えられるようになっている。すなわち、水面上
の浮遊油を検出する油検出センサ38の検出結果に基づ
き油回収装置10を運転する不定期自動運転モードと、
駆動間隔を計測するタイマ42の計測結果に基づき油回
収装置10を運転する定期自動運転モードと、遠隔操作
器45の手動操作スイッチの操作で運転する手動運転モ
ードとを選択的に切換えられるようになっている。
【0030】次に、上記のように構成された油回収モッ
プ及び油回収装置の作用について説明する。 まず、不
定期自動運転による油回収について説明する。図4に示
す状態において、河川の水面に浮遊している油を油検出
センサ38が検出すると、その検出信号に基づきコント
ローラ41は駆動モータ26を駆動させる。すると、両
絞りローラ19,23が回転され、この両ローラ19,
23の回転に伴い油回収モップ1が周回移動を始める。
そして、この油回収モップ1の周回移動に伴い、水面上
の浮遊油が油吸着部3及び中芯4を構成する各シート材
6により吸着される。その後、油を吸着した油回収モッ
プ1は導入筒16を介して本体ケース13内へ導かれ
る。そして、図7に示すように、本体ケース13内にお
いて油が吸着された油回収モップ1は両絞りローラ1
9,23間に挟入される直前で、螺旋状をなす芯部2の
捩じりが戻されてフラットになり、この状態で芯部2及
び油吸着部3が両絞りローラ19,23間に挟まれる。
プ及び油回収装置の作用について説明する。 まず、不
定期自動運転による油回収について説明する。図4に示
す状態において、河川の水面に浮遊している油を油検出
センサ38が検出すると、その検出信号に基づきコント
ローラ41は駆動モータ26を駆動させる。すると、両
絞りローラ19,23が回転され、この両ローラ19,
23の回転に伴い油回収モップ1が周回移動を始める。
そして、この油回収モップ1の周回移動に伴い、水面上
の浮遊油が油吸着部3及び中芯4を構成する各シート材
6により吸着される。その後、油を吸着した油回収モッ
プ1は導入筒16を介して本体ケース13内へ導かれ
る。そして、図7に示すように、本体ケース13内にお
いて油が吸着された油回収モップ1は両絞りローラ1
9,23間に挟入される直前で、螺旋状をなす芯部2の
捩じりが戻されてフラットになり、この状態で芯部2及
び油吸着部3が両絞りローラ19,23間に挟まれる。
【0031】すると、このとき、圧縮バネ32の弾性力
により、油回収モップ1は両絞りローラ19,23にて
挟圧されながら周回移動させられるため、油回収モップ
1の芯部2及び油吸着部3に吸着された油は連続的に絞
り取られる。又、油回収モップ1に対する油の吸着量が
多い場合等で、油回収モップ1全体が多少膨らんでいる
ときには、圧縮バネ32の弾性力に抗して下部絞りロー
ラ23が上部絞りローラ19から僅かに離間するため、
油回収モップ1は両絞りローラ19,23間に無理に挟
み込まれることはない。そして、絞り取られた油はホッ
パ14内に垂れ落ちた後、排油管15を介して図示しな
い油収容部に回収される。油が絞り取られた油回収モッ
プ1は本体ケース13の導出口37を介して外部へ導出
され、再び河川の水面へと戻される。そして、油検出セ
ンサ38が水面に浮遊している油を検出しなくなると、
コントローラ41は駆動モータ26を駆動停止する。
により、油回収モップ1は両絞りローラ19,23にて
挟圧されながら周回移動させられるため、油回収モップ
1の芯部2及び油吸着部3に吸着された油は連続的に絞
り取られる。又、油回収モップ1に対する油の吸着量が
多い場合等で、油回収モップ1全体が多少膨らんでいる
ときには、圧縮バネ32の弾性力に抗して下部絞りロー
ラ23が上部絞りローラ19から僅かに離間するため、
油回収モップ1は両絞りローラ19,23間に無理に挟
み込まれることはない。そして、絞り取られた油はホッ
パ14内に垂れ落ちた後、排油管15を介して図示しな
い油収容部に回収される。油が絞り取られた油回収モッ
プ1は本体ケース13の導出口37を介して外部へ導出
され、再び河川の水面へと戻される。そして、油検出セ
ンサ38が水面に浮遊している油を検出しなくなると、
コントローラ41は駆動モータ26を駆動停止する。
【0032】次に、定期自動運転による油回収について
説明する。油回収装置10を前記不定期自動運転モード
又は後述する手動運転モードから定期自動運転モードに
切換えるには、作業者が遠隔操作器45の運転モード切
換スイッチを操作して切換える。すると、タイマ42が
時間計測を開始し、この計測開始時刻から所定時間経過
すると、コントローラ41は駆動モータ26の駆動を開
始する。そして、所定時間経過した後、コントローラ4
1は駆動モータ26を停止する。駆動モータ26の駆動
中においては、既に上述した定期自動運転と同様に、本
体ケース13内に油の吸着された油回収モップ1が連続
的に導入され、油回収モップ1に吸着された油が絞り取
られる。
説明する。油回収装置10を前記不定期自動運転モード
又は後述する手動運転モードから定期自動運転モードに
切換えるには、作業者が遠隔操作器45の運転モード切
換スイッチを操作して切換える。すると、タイマ42が
時間計測を開始し、この計測開始時刻から所定時間経過
すると、コントローラ41は駆動モータ26の駆動を開
始する。そして、所定時間経過した後、コントローラ4
1は駆動モータ26を停止する。駆動モータ26の駆動
中においては、既に上述した定期自動運転と同様に、本
体ケース13内に油の吸着された油回収モップ1が連続
的に導入され、油回収モップ1に吸着された油が絞り取
られる。
【0033】次に、手動運転について説明する。油回収
装置10を前記不定期自動運転又は定期自動運転から手
動運転に切換えるには、作業者が遠隔操作器45の運転
モード切換スイッチを操作して手動運転モードに切換え
る。すると、監視カメラ40がONされ、河川の水面状
況の映像がモニタ44に写される。作業員は遠隔操作器
45を操作して、監視カメラ40の水平向きを変えた
り、ズーム調節したりして河川の水面状況を観察する。
そして、作業者がモニタ44を見ていて水面に油が浮遊
していると判断すれば、作業者は遠隔操作器45のカメ
ラ操作スイッチを操作して油回収装置10の駆動モータ
26を駆動する。その後、作業者がモニタ44を見て水
面が浄化されていると判断すれば遠隔操作器45の手動
操作スイッチを操作し、駆動モータ26の駆動を停止す
る。駆動モータ26の駆動中においては、既に上述した
自動運転と同様に、本体ケース13内に油の吸着された
油回収モップ1が連続的に導入され、油回収モップ1に
吸着された油が絞り取られる。
装置10を前記不定期自動運転又は定期自動運転から手
動運転に切換えるには、作業者が遠隔操作器45の運転
モード切換スイッチを操作して手動運転モードに切換え
る。すると、監視カメラ40がONされ、河川の水面状
況の映像がモニタ44に写される。作業員は遠隔操作器
45を操作して、監視カメラ40の水平向きを変えた
り、ズーム調節したりして河川の水面状況を観察する。
そして、作業者がモニタ44を見ていて水面に油が浮遊
していると判断すれば、作業者は遠隔操作器45のカメ
ラ操作スイッチを操作して油回収装置10の駆動モータ
26を駆動する。その後、作業者がモニタ44を見て水
面が浄化されていると判断すれば遠隔操作器45の手動
操作スイッチを操作し、駆動モータ26の駆動を停止す
る。駆動モータ26の駆動中においては、既に上述した
自動運転と同様に、本体ケース13内に油の吸着された
油回収モップ1が連続的に導入され、油回収モップ1に
吸着された油が絞り取られる。
【0034】第1実施形態は以下に示す(1)〜(1
0)の効果を有する。 (1)油回収モップ1は芯部2のみならず、油吸着部3
にも油を吸着させることができるため、所定長さ当たり
の油吸着量を多くできる。従って、油回収モップ1及び
油回収装置10を大型化することなく、河川に浮遊する
油を短時間で回収することができ、油回収効率の向上を
図ることができる。
0)の効果を有する。 (1)油回収モップ1は芯部2のみならず、油吸着部3
にも油を吸着させることができるため、所定長さ当たり
の油吸着量を多くできる。従って、油回収モップ1及び
油回収装置10を大型化することなく、河川に浮遊する
油を短時間で回収することができ、油回収効率の向上を
図ることができる。
【0035】(2)前記芯部2を平帯状に形成したた
め、両絞りローラ19,23により油が絞り取られる際
において、各絞りローラ19,23間の距離を短くする
ことができる。従って、油回収モップ1に吸着された油
を容易かつ確実に絞り出すことができる。
め、両絞りローラ19,23により油が絞り取られる際
において、各絞りローラ19,23間の距離を短くする
ことができる。従って、油回収モップ1に吸着された油
を容易かつ確実に絞り出すことができる。
【0036】(3)芯部2及び油吸着部3を螺旋状に捩
じったため、各部2,3を捩じらない場合と比較すると
所定長さ当たりの吸着面積がより一層増した。従って、
油回収モップ1に対して吸着される所定長さ当たりの油
吸着量をより一層多くすることができる。
じったため、各部2,3を捩じらない場合と比較すると
所定長さ当たりの吸着面積がより一層増した。従って、
油回収モップ1に対して吸着される所定長さ当たりの油
吸着量をより一層多くすることができる。
【0037】(4)芯部2の両面に補強ベルト5a,5
bを設けたため、強度の向上を図ることができる。従っ
て、油回収モップ1の全長を長くすることができるとと
もに、強風時における波により油回収モップ1が切れる
のを確実に防止でき、耐久性及び寿命を長くすることが
できる。又、油回収モップ1の全長を長くすることがで
きるため、広範囲にわたって油を回収することができ
る。
bを設けたため、強度の向上を図ることができる。従っ
て、油回収モップ1の全長を長くすることができるとと
もに、強風時における波により油回収モップ1が切れる
のを確実に防止でき、耐久性及び寿命を長くすることが
できる。又、油回収モップ1の全長を長くすることがで
きるため、広範囲にわたって油を回収することができ
る。
【0038】(5)油回収モップ1が両絞りローラ1
9,23に挟まれた際には、各絞りローラ19,23の
外周面と各補強ベルト5a,5bとが接触されるため、
芯部2を構成する各シート材6を連結する連結糸7a,
7bの縫い目が解けるのを防止することができる。
9,23に挟まれた際には、各絞りローラ19,23の
外周面と各補強ベルト5a,5bとが接触されるため、
芯部2を構成する各シート材6を連結する連結糸7a,
7bの縫い目が解けるのを防止することができる。
【0039】(6)不定期自動運転においては河川の水
面に配設された油検出センサ38からの検出結果に基づ
いて、油回収装置10を運転するようにした。そのた
め、人的要素を必要とすることなく河川を確実に浄化す
ることができる。それとともに、水面に油が浮遊してい
ないときには油回収装置10の駆動モータ26を駆動し
ないので、ランニングコストを低減することができる。
面に配設された油検出センサ38からの検出結果に基づ
いて、油回収装置10を運転するようにした。そのた
め、人的要素を必要とすることなく河川を確実に浄化す
ることができる。それとともに、水面に油が浮遊してい
ないときには油回収装置10の駆動モータ26を駆動し
ないので、ランニングコストを低減することができる。
【0040】(7)定期自動運転においてはタイマ42
にて時間を計測し、油回収装置10を所定時間毎に定期
的に運転するようにしたため、油検出センサ38が検出
不能な微量の油でも確実に回収することができる。従っ
て、河川の水面を常にクリーンにすることができる。
にて時間を計測し、油回収装置10を所定時間毎に定期
的に運転するようにしたため、油検出センサ38が検出
不能な微量の油でも確実に回収することができる。従っ
て、河川の水面を常にクリーンにすることができる。
【0041】(8)手動運転においては河川の水面状況
を監視カメラ40で撮ってモニタ44に写し、水面に油
が浮遊していれば、作業員が遠隔操作器45を操作して
油回収装置10の駆動モータ26を駆動できるようにし
た。そのため、モニタ44に写った水面状況の映像を作
業員が黙視で目視することにより、油回収装置10を運
転させることができる。従って、タイマ42や油検出セ
ンサ38が万が一故障していても、油を確実に回収する
ことができる。
を監視カメラ40で撮ってモニタ44に写し、水面に油
が浮遊していれば、作業員が遠隔操作器45を操作して
油回収装置10の駆動モータ26を駆動できるようにし
た。そのため、モニタ44に写った水面状況の映像を作
業員が黙視で目視することにより、油回収装置10を運
転させることができる。従って、タイマ42や油検出セ
ンサ38が万が一故障していても、油を確実に回収する
ことができる。
【0042】(9)両絞りローラ19,23を回転させ
ながら、油回収モップ1に吸着された油を絞り取るよう
にしたため、油回収モップ1に吸着された油を余すこと
なく、ムラなく均一に回収することができる。
ながら、油回収モップ1に吸着された油を絞り取るよう
にしたため、油回収モップ1に吸着された油を余すこと
なく、ムラなく均一に回収することができる。
【0043】(10)上部絞りローラ19に対して、下
部絞りローラ23を接近離間可能に設けるとともに、圧
縮バネ32の弾性力により付勢するようにしたため、下
部絞りローラ23を固定した場合と比較して、油回収モ
ップ1が両絞りローラ19,23間に無理に挟み込まれ
なくなる。従って、油回収モップ1の寿命をより一層長
くすることができる。
部絞りローラ23を接近離間可能に設けるとともに、圧
縮バネ32の弾性力により付勢するようにしたため、下
部絞りローラ23を固定した場合と比較して、油回収モ
ップ1が両絞りローラ19,23間に無理に挟み込まれ
なくなる。従って、油回収モップ1の寿命をより一層長
くすることができる。
【0044】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図9,図10に従って説明する。なお、この実施
の形態において、油回収モップ1は前記第1実施形態と
同一構成であるため、詳細な説明は省略する。
形態を図9,図10に従って説明する。なお、この実施
の形態において、油回収モップ1は前記第1実施形態と
同一構成であるため、詳細な説明は省略する。
【0045】図9,図10に示すように、前記第1実施
形態では据え置き型の油回収装置10に具体化したが、
この実施形態では可搬式の油回収装置50に具体化して
いる。すなわち、本体ケース51の前面には略横L字状
をなす掛止棒52が設けられ、この掛止棒52の先端を
吊下用のロープ53に引っ掛けることにより、油回収装
置50全体を吊下げ可能になっている。
形態では据え置き型の油回収装置10に具体化したが、
この実施形態では可搬式の油回収装置50に具体化して
いる。すなわち、本体ケース51の前面には略横L字状
をなす掛止棒52が設けられ、この掛止棒52の先端を
吊下用のロープ53に引っ掛けることにより、油回収装
置50全体を吊下げ可能になっている。
【0046】前記本体ケース51内の下部にはホッパ5
4が設けられ、その下端開口部は本体ケース51の下面
から突設された接続口55に連通されている。この接続
口55には排油パイプ56の上端が接続され、同排油パ
イプ56の下端は図示しない油収容部へ延出されてい
る。又、本体ケース51下部の左右両側面にはブラケッ
ト57が設けられ、各ブラケット57には前後各一対の
支持アーム58a,58bが片持状に支持されている。
そして、前後各支持アーム58a,58bの先端間には
ガイドローラ59a,59bがそれぞれ回転可能に支持
されている。
4が設けられ、その下端開口部は本体ケース51の下面
から突設された接続口55に連通されている。この接続
口55には排油パイプ56の上端が接続され、同排油パ
イプ56の下端は図示しない油収容部へ延出されてい
る。又、本体ケース51下部の左右両側面にはブラケッ
ト57が設けられ、各ブラケット57には前後各一対の
支持アーム58a,58bが片持状に支持されている。
そして、前後各支持アーム58a,58bの先端間には
ガイドローラ59a,59bがそれぞれ回転可能に支持
されている。
【0047】前記ホッパ54の上方における本体ケース
51内には、絞り手段を構成する上部及び下部絞りロー
ラ60,61が設けられ、各絞りローラ60,61はそ
の軸心が互いに前後方向へ若干位置ずれ配置されてい
る。そして、各絞りローラ60,61は本体ケース51
の外側面に固着されたそれぞれの軸受け60a,61a
によって回転可能に支持されている。すなわち、前記第
1実施形態では、上部絞りローラ60に対して下部絞り
ローラ61を接近離間可能としたが、この実施形態にお
いては、両絞りローラ60,61が相対移動不能となっ
ている。
51内には、絞り手段を構成する上部及び下部絞りロー
ラ60,61が設けられ、各絞りローラ60,61はそ
の軸心が互いに前後方向へ若干位置ずれ配置されてい
る。そして、各絞りローラ60,61は本体ケース51
の外側面に固着されたそれぞれの軸受け60a,61a
によって回転可能に支持されている。すなわち、前記第
1実施形態では、上部絞りローラ60に対して下部絞り
ローラ61を接近離間可能としたが、この実施形態にお
いては、両絞りローラ60,61が相対移動不能となっ
ている。
【0048】前記本体ケース51の上面には駆動モータ
62と、同駆動モータ62に駆動連結されたギアボック
ス63が設けられている。このギアボックス63は各絞
りローラ60,61に設けられた図示しない駆動機構に
駆動連結されている。又、前記駆動モータ62には前記
第1実施形態におけるコントローラ41に相当するコン
トローラ(図示しない)の出力側が接続され、このコン
トローラの入力側には図示しない手動操作スイッチが接
続されている。従って、前記手動操作スイッチが手動操
作されるて駆動モータ62が駆動されると、各絞りロー
ラ60,61は互いに反対方向へ回転駆動するようにな
っている。
62と、同駆動モータ62に駆動連結されたギアボック
ス63が設けられている。このギアボックス63は各絞
りローラ60,61に設けられた図示しない駆動機構に
駆動連結されている。又、前記駆動モータ62には前記
第1実施形態におけるコントローラ41に相当するコン
トローラ(図示しない)の出力側が接続され、このコン
トローラの入力側には図示しない手動操作スイッチが接
続されている。従って、前記手動操作スイッチが手動操
作されるて駆動モータ62が駆動されると、各絞りロー
ラ60,61は互いに反対方向へ回転駆動するようにな
っている。
【0049】前記本体ケース51の後面には導入口64
が透設され、前面には導出口65が透設されている。こ
れらの各口64,65は前記各絞りローラ60,61に
対応されている。そして、油回収モップ1は導入口64
を介して本体ケース51内の両絞りローラ60,61間
に挟み込まれており、導出口65を介して本体ケース5
1外部へ導出されている。しかも、油回収モップ1は前
記各ガイドローラ59a,59bに当接されているた
め、本体ケース51後方の油回収モップ1と前方の油回
収モップ1とが所定距離以下に接近しないようになって
いる。そして、駆動モータ62の駆動に伴い各絞りロー
ラ60,61が回転すると、油回収モップ1に吸着され
た油が絞られ、その油は前記ホッパ54及び排油パイプ
56を介して図示しない油収容部へ回収されるようにな
っている。
が透設され、前面には導出口65が透設されている。こ
れらの各口64,65は前記各絞りローラ60,61に
対応されている。そして、油回収モップ1は導入口64
を介して本体ケース51内の両絞りローラ60,61間
に挟み込まれており、導出口65を介して本体ケース5
1外部へ導出されている。しかも、油回収モップ1は前
記各ガイドローラ59a,59bに当接されているた
め、本体ケース51後方の油回収モップ1と前方の油回
収モップ1とが所定距離以下に接近しないようになって
いる。そして、駆動モータ62の駆動に伴い各絞りロー
ラ60,61が回転すると、油回収モップ1に吸着され
た油が絞られ、その油は前記ホッパ54及び排油パイプ
56を介して図示しない油収容部へ回収されるようにな
っている。
【0050】次に、上記のように構成された可搬型の油
回収装置50の作用について説明する。作業者が図示し
ない操作ボタンを操作して駆動モータ62を駆動させる
と、各絞りローラ60,61が回転する。すると、前記
第1実施形態で説明したように、油回収モップ1が周回
移動され、その芯部2及び油吸着部3に油が吸着され
る。そして、油の吸着された油回収モップ1は、回転す
る両絞りローラ60,61間に挟み込まれながら連続的
に油が絞り取られる。この絞り取られた油は、ホッパ5
4内に垂れ落ちて排油パイプ56を介して図示しない油
収容部に回収される。又、油回収モップ1が周回移動し
ているとき、同油回収モップ1は各ガイドローラ59
a,59bにガイドされるため、本体ケース51の前方
及び後方に位置する油回収モップ1が干渉することはな
い。
回収装置50の作用について説明する。作業者が図示し
ない操作ボタンを操作して駆動モータ62を駆動させる
と、各絞りローラ60,61が回転する。すると、前記
第1実施形態で説明したように、油回収モップ1が周回
移動され、その芯部2及び油吸着部3に油が吸着され
る。そして、油の吸着された油回収モップ1は、回転す
る両絞りローラ60,61間に挟み込まれながら連続的
に油が絞り取られる。この絞り取られた油は、ホッパ5
4内に垂れ落ちて排油パイプ56を介して図示しない油
収容部に回収される。又、油回収モップ1が周回移動し
ているとき、同油回収モップ1は各ガイドローラ59
a,59bにガイドされるため、本体ケース51の前方
及び後方に位置する油回収モップ1が干渉することはな
い。
【0051】第2実施形態は前記第1実施形態に示す
(1)〜(5)の効果に加えて以下に示す(イ)〜
(ロ)の効果を有する。 (イ)油回収装置50を可搬型としたため、例えば、油
を回収する場所を変更したい場合には、前記第1実施形
態に示す据え置き型の油回収装置50と異なり、所望の
位置へ容易に移動させることができる。
(1)〜(5)の効果に加えて以下に示す(イ)〜
(ロ)の効果を有する。 (イ)油回収装置50を可搬型としたため、例えば、油
を回収する場所を変更したい場合には、前記第1実施形
態に示す据え置き型の油回収装置50と異なり、所望の
位置へ容易に移動させることができる。
【0052】(ロ)本体ケース51の導入口64と導出
口65の下部にガイドローラ59a,59bを設けたた
め、油回収モップ1が相互干渉して絡み合うのを確実に
防止することができる。
口65の下部にガイドローラ59a,59bを設けたた
め、油回収モップ1が相互干渉して絡み合うのを確実に
防止することができる。
【0053】なお、本発明は前記第1及び第2実施形態
以外に以下のように構成してもよい。 (a)前記第1
及び第2実施形態では、河川の水面に浮遊する油を回収
する油回収モップ1及び同油回収モップ1を利用した油
回収装置10,50に具体化したが、河川以外にも、パ
イプラインの破損による油の回収、又はタンカー等の海
難事故で海に流れ出た油を回収するのに具体化してもよ
い。
以外に以下のように構成してもよい。 (a)前記第1
及び第2実施形態では、河川の水面に浮遊する油を回収
する油回収モップ1及び同油回収モップ1を利用した油
回収装置10,50に具体化したが、河川以外にも、パ
イプラインの破損による油の回収、又はタンカー等の海
難事故で海に流れ出た油を回収するのに具体化してもよ
い。
【0054】(b)前記第1及び第2実施形態では、芯
部2を平帯状に形成したが、例えば、円柱状にする等、
任意の形状に変更してもよい。又、前記第1及び第2実
施形態では、芯部2を螺旋状に形成したが、別に螺旋状
にしなくてもよい。
部2を平帯状に形成したが、例えば、円柱状にする等、
任意の形状に変更してもよい。又、前記第1及び第2実
施形態では、芯部2を螺旋状に形成したが、別に螺旋状
にしなくてもよい。
【0055】(c)前記第1及び第2実施形態では、油
吸着部3を中芯4の両側縁に設けたが、中芯4の表裏両
面に多数設けてよい。 (d)前記第1及び第2実施形態では、油吸着部3にポ
リプロピレンを使用したが、この材質に限定されること
なく、例えば、金属製、布又は不織布等の繊維製等に変
更したり、前記材質以外に油を吸着可能な任意の材質に
変更することも可能である。
吸着部3を中芯4の両側縁に設けたが、中芯4の表裏両
面に多数設けてよい。 (d)前記第1及び第2実施形態では、油吸着部3にポ
リプロピレンを使用したが、この材質に限定されること
なく、例えば、金属製、布又は不織布等の繊維製等に変
更したり、前記材質以外に油を吸着可能な任意の材質に
変更することも可能である。
【0056】(e)前記第1及び第2実施形態では、芯
部2の両面に補強ベルト5a,5bを設けたが、油回収
モップ1が短い場合には何れか一方の面に設けてもよ
い。又は、補強ベルト5a,5bを省略してもよい。
部2の両面に補強ベルト5a,5bを設けたが、油回収
モップ1が短い場合には何れか一方の面に設けてもよ
い。又は、補強ベルト5a,5bを省略してもよい。
【0057】(f)前記第1及び第2実施形態では、互
いに対向する一組の両絞りローラ19,23,60,6
1を設けたが、一組に限らず複数組にしてもよい。又、
絞りローラ19,23,60,61にて油回収モップ1
から油を絞り取るのではなく、挟圧板によるプレス又は
細孔に油回収モップ1を通過させて絞り取ることも可能
である。
いに対向する一組の両絞りローラ19,23,60,6
1を設けたが、一組に限らず複数組にしてもよい。又、
絞りローラ19,23,60,61にて油回収モップ1
から油を絞り取るのではなく、挟圧板によるプレス又は
細孔に油回収モップ1を通過させて絞り取ることも可能
である。
【0058】(g)前記第1実施形態では、油検出セン
サ38の検出結果、タイマ42の計測結果、又は遠隔操
作器45の操作結果に基づきコントローラ41が駆動モ
ータ26を駆動制御するようにした。これ以外にも、油
検出センサ38、タイマ42、遠隔操作器45のうち少
なくとも一つを設け、コントローラ41にて駆動モータ
26を駆動制御するようにしてもよい。
サ38の検出結果、タイマ42の計測結果、又は遠隔操
作器45の操作結果に基づきコントローラ41が駆動モ
ータ26を駆動制御するようにした。これ以外にも、油
検出センサ38、タイマ42、遠隔操作器45のうち少
なくとも一つを設け、コントローラ41にて駆動モータ
26を駆動制御するようにしてもよい。
【0059】(h)前記第1実施形態では、絞りローラ
19,23を接近離間可能にしたが、第2実施形態にお
ける絞りローラ60,61についても接近離間可能とな
るように具体化してもよい。
19,23を接近離間可能にしたが、第2実施形態にお
ける絞りローラ60,61についても接近離間可能とな
るように具体化してもよい。
【0060】(i)前記第2実施形態では、駆動モータ
62を駆動して両絞りローラ60,61を回転させた
が、この駆動モータ62を省略し、手動にて両絞りロー
ラ60,61を回転させてもよい。
62を駆動して両絞りローラ60,61を回転させた
が、この駆動モータ62を省略し、手動にて両絞りロー
ラ60,61を回転させてもよい。
【0061】(j)前記第2実施形態においても、第1
実施形態に示す油検出センサ38、タイマ42、遠隔操
作器45等を設けてもよい。次に、前記第1及び第2実
施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、それらの効果と共に記載する。
実施形態に示す油検出センサ38、タイマ42、遠隔操
作器45等を設けてもよい。次に、前記第1及び第2実
施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、それらの効果と共に記載する。
【0062】(A)前記芯部の少なくとも一側面には平
帯状をなす補強部材(補強ベルト5a,5b)が備えら
れている請求項2又は請求項3のうち何れかに記載の油
回収モップ。この構成によれば、油回収モップの全長を
長くすることができるため、広範囲にわたって油回収で
きる。
帯状をなす補強部材(補強ベルト5a,5b)が備えら
れている請求項2又は請求項3のうち何れかに記載の油
回収モップ。この構成によれば、油回収モップの全長を
長くすることができるため、広範囲にわたって油回収で
きる。
【0063】(B)前記芯部又は油吸着部のうち少なく
とも何れか一方はポリプロピレンからなる請求項1乃至
請求項3のうち何れかに記載の油回収モップ。この構成
によれば、油回収モップの製造コストを安価にできると
ともに、油回収モップを浮遊させることができる。
とも何れか一方はポリプロピレンからなる請求項1乃至
請求項3のうち何れかに記載の油回収モップ。この構成
によれば、油回収モップの製造コストを安価にできると
ともに、油回収モップを浮遊させることができる。
【0064】(C)前記請求項1乃至請求項3のうち何
れかに記載の油回収モップを挟圧しながら通過させ、同
油回収モップに吸着された油を絞り取る絞り手段とを備
えた油回収装置。この構成によれば、手動操作によって
も油を容易に絞り取ることができる。
れかに記載の油回収モップを挟圧しながら通過させ、同
油回収モップに吸着された油を絞り取る絞り手段とを備
えた油回収装置。この構成によれば、手動操作によって
も油を容易に絞り取ることができる。
【0065】(D)前記絞り手段は油回収モップを挟み
込んで回転する少なくとも一対の絞り部材である前記
(C)又は請求項4に記載の油回収装置。この構成によ
れば、絞り部材を回転させながら油回収モップを絞るた
め、ムラなく油を絞り取ることができる。
込んで回転する少なくとも一対の絞り部材である前記
(C)又は請求項4に記載の油回収装置。この構成によ
れば、絞り部材を回転させながら油回収モップを絞るた
め、ムラなく油を絞り取ることができる。
【0066】(E)前記一対の絞り部材のうち何れか一
方の絞り部材は他方の絞り部材に対して接近離間可能と
され、一方の絞り部材は弾性部材の弾性力により他方の
絞りローラ側に付勢されている前記(E)に記載の油回
収装置。この構成によれば、油回収モップが各絞り部材
間に無理に挟み込まれないため、油回収モップの寿命を
長くすることができる。
方の絞り部材は他方の絞り部材に対して接近離間可能と
され、一方の絞り部材は弾性部材の弾性力により他方の
絞りローラ側に付勢されている前記(E)に記載の油回
収装置。この構成によれば、油回収モップが各絞り部材
間に無理に挟み込まれないため、油回収モップの寿命を
長くすることができる。
【0067】(F)前記請求項5における油検出手段の
検出結果、請求項6における計測手段の計測結果、又は
請求項7における操作手段の操作結果のうち少なくとも
何れか一つの操作結果に基づいて、制御手段は駆動手段
を駆動するものである油回収装置。この構成によれば、
油回収装置のランニングコストの低減を図ることができ
る。又、油を確実に回収することができる。更に、遠隔
地からでも油回収装置を容易に操作することができる。
検出結果、請求項6における計測手段の計測結果、又は
請求項7における操作手段の操作結果のうち少なくとも
何れか一つの操作結果に基づいて、制御手段は駆動手段
を駆動するものである油回収装置。この構成によれば、
油回収装置のランニングコストの低減を図ることができ
る。又、油を確実に回収することができる。更に、遠隔
地からでも油回収装置を容易に操作することができる。
【0068】(G)前記制御手段は浮遊油の有無を検出
する油検出手段(油検出センサ38)の検出結果に基づ
き前記駆動手段を駆動制御するものである請求項4に記
載の油回収装置。この構成によれば、請求項4に記載の
発明の効果に加え、液面に油が浮遊するときのみに駆動
手段が駆動するため、油回収装置のランニングコストを
低減することができる。
する油検出手段(油検出センサ38)の検出結果に基づ
き前記駆動手段を駆動制御するものである請求項4に記
載の油回収装置。この構成によれば、請求項4に記載の
発明の効果に加え、液面に油が浮遊するときのみに駆動
手段が駆動するため、油回収装置のランニングコストを
低減することができる。
【0069】(H)前記制御手段は駆動手段の駆動間隔
を計測する計測手段(タイマ42)の計測結果に基づき
前記駆動手段を駆動制御するものである請求項4に記載
の油回収装置。この構成によれば、請求項4に記載の発
明の効果に加え、駆動手段を定期的に駆動するようにし
たため、液面に僅かな油が浮遊していても確実に浮遊油
を回収することができる。
を計測する計測手段(タイマ42)の計測結果に基づき
前記駆動手段を駆動制御するものである請求項4に記載
の油回収装置。この構成によれば、請求項4に記載の発
明の効果に加え、駆動手段を定期的に駆動するようにし
たため、液面に僅かな油が浮遊していても確実に浮遊油
を回収することができる。
【0070】(I)前記駆動手段は手動操作される操作
手段の操作結果に基づき前記駆動手段を駆動制御するも
のである請求項4に記載の油回収装置。この構成によれ
ば、請求項4に記載の発明の効果に加え、手動操作によ
り、どのような時にでも駆動手段を駆動させることがで
きる。
手段の操作結果に基づき前記駆動手段を駆動制御するも
のである請求項4に記載の油回収装置。この構成によれ
ば、請求項4に記載の発明の効果に加え、手動操作によ
り、どのような時にでも駆動手段を駆動させることがで
きる。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、油回収
モップを大型化することなく油の吸着面積を増やし、油
の回収効率を向上することができる。
モップを大型化することなく油の吸着面積を増やし、油
の回収効率を向上することができる。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、例えば、油回収モップを挟
圧して油を絞り取るような場合に、より多くの油を絞り
取ることができる。
に記載の発明の効果に加え、例えば、油回収モップを挟
圧して油を絞り取るような場合に、より多くの油を絞り
取ることができる。
【0073】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、所定長さ当たりの吸着面積
が増やすことができるため、より一層油の吸着量を増や
すことができる。
に記載の発明の効果に加え、所定長さ当たりの吸着面積
が増やすことができるため、より一層油の吸着量を増や
すことができる。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、油回収装
置の運転効率を向上することができる。請求項5に記載
の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、
操作手段の操作により駆動手段を駆動させることができ
るので、遠隔地からでも絞り手段を駆動させることがで
きる。
置の運転効率を向上することができる。請求項5に記載
の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、
操作手段の操作により駆動手段を駆動させることができ
るので、遠隔地からでも絞り手段を駆動させることがで
きる。
【図1】本発明を具体化した第1実施形態を示す油回収
モップの斜視図。
モップの斜視図。
【図2】同じく、油回収モップの断面図。
【図3】同じく、油回収モップの捩じりを戻した状態を
示す分解斜視図。
示す分解斜視図。
【図4】同じく、油回収装置の使用状態を示す斜視図。
【図5】同じく、油回収装置の左側面図。
【図6】同じく、油回収装置の側断面図。
【図7】同じく、両絞りローラに油回収モップが挟み込
まれた斜視図。
まれた斜視図。
【図8】同じく、油回収装置の電気的構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図9】第2実施形態を示す油回収装置の正面図。
【図10】同じく、油回収装置の側断面図。
2…芯部、3…油吸着部(油吸着部材)、19…上部絞
りローラ(絞り手段)、23…下部絞りローラ(絞り手
段)、26…駆動モータ(駆動手段)、41…コントロ
ーラ(制御手段)、45…遠隔操作器、60…上部絞り
ローラ(絞り手段)、61…下部絞りローラ(絞り手
段)
りローラ(絞り手段)、23…下部絞りローラ(絞り手
段)、26…駆動モータ(駆動手段)、41…コントロ
ーラ(制御手段)、45…遠隔操作器、60…上部絞り
ローラ(絞り手段)、61…下部絞りローラ(絞り手
段)
Claims (5)
- 【請求項1】可撓性を有する長尺状の芯部の長手方向に
沿って可撓性を有する油吸着部を設けた油回収モップ。 - 【請求項2】前記芯部は平帯状をなし、同芯部の少なく
とも一側縁に対して前記油吸着部は房状に設けられてい
る請求項1に記載の油回収モップ。 - 【請求項3】前記芯部は無端状をなし、且つ、螺旋状に
捻じられている請求項2に記載の油回収モップ。 - 【請求項4】前記請求項1乃至請求項3のうち何れかに
記載の油回収モップに吸着された油を絞り取るための絞
り手段と、 前記絞り手段を作動させる駆動手段と、 前記駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えた油回収
装置。 - 【請求項5】前記制御手段には、装置本体又は同装置本
体とは別体構成の遠隔操作器に設けられた操作手段が接
続されており、同操作手段の操作結果に基づき前記駆動
手段は駆動制御される請求項4に記載の油回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035038A JPH09228352A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 油回収モップ及び同モップを利用した油回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035038A JPH09228352A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 油回収モップ及び同モップを利用した油回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09228352A true JPH09228352A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12430889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035038A Pending JPH09228352A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 油回収モップ及び同モップを利用した油回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09228352A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005046419A1 (en) * | 2003-11-06 | 2005-05-26 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Replaceable/disposable brush head |
CN110396840A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-01 | 鲁普耐特集团有限公司 | 一种吸油绳索、制备方法及应用吸油绳索的溢油清理装置 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP8035038A patent/JPH09228352A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005046419A1 (en) * | 2003-11-06 | 2005-05-26 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Replaceable/disposable brush head |
US7650663B2 (en) | 2003-11-06 | 2010-01-26 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Replaceable/disposable brush head |
CN110396840A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-01 | 鲁普耐特集团有限公司 | 一种吸油绳索、制备方法及应用吸油绳索的溢油清理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050927 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |