JPH09228309A - 人工芝生 - Google Patents
人工芝生Info
- Publication number
- JPH09228309A JPH09228309A JP3628896A JP3628896A JPH09228309A JP H09228309 A JPH09228309 A JP H09228309A JP 3628896 A JP3628896 A JP 3628896A JP 3628896 A JP3628896 A JP 3628896A JP H09228309 A JPH09228309 A JP H09228309A
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- Japan
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- lawn according
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- polyethylene copolymer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、耐摩耗性および柔軟性がともに優れ
た人工芝生を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の人工芝生は、少なくとも葉部が、
α−オレフィンを共重合してなる直鎖状側鎖を有するポ
リエチレン共重合体を含有するポリアミド系樹脂で構成
されていることを特徴とするものである。
た人工芝生を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の人工芝生は、少なくとも葉部が、
α−オレフィンを共重合してなる直鎖状側鎖を有するポ
リエチレン共重合体を含有するポリアミド系樹脂で構成
されていることを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性および柔
軟性に優れた人工芝生に関する。さらに詳しくは、公
園、遊戯場、歩道、多目的広場等に好適に用いられる人
工芝生に関する。
軟性に優れた人工芝生に関する。さらに詳しくは、公
園、遊戯場、歩道、多目的広場等に好適に用いられる人
工芝生に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テニスコート、野球場、サッカー
場、ホッケー場、ゴルフ場歩径路、公園、遊戯場、歩
道、多目的広場などに用いられる人工芝生は原糸にスリ
ット糸ないしスプリット糸があり、該原糸はポリアミド
系樹脂に低密度ポリエチレン(LDPE) を添加している。
LDPEを添加する目的は、Tダイフイルムないしインフレ
ーションフイルムを製膜した後にスリット加工やスプリ
ット加工を容易にする狙いがある。人工芝生をテニスコ
ートに敷設した当初は耐久性に全く問題なく、特に人工
芝生の隙間に目砂を充填したテニスコートにおいてはク
レーコートライクで足腰に非常に良くテニス愛好者に好
評で、敷設8年後においてもクレーコートライクを保っ
ていることが明かになった。しかし、コート内において
最もハードに使用されるベースライン付近とそうでない
部位とでは人工芝生の摩耗速度に大きな差を有すること
が明確になりつつある。これはプレーヤーのテニスシュ
ーズの摩擦と人工芝生の葉の隙間に充填された目砂の摩
擦により、最もハードに使用される部位がそうでない部
位より速く人工芝生が摩耗される。従って、人工芝生の
葉の隙間に充填された砂のホールド性が悪くなり、突風
や降雨によって砂の飛散や流出がおこり、砂の維持は極
めて困難な状況に陥ってくる。最もハードに使用される
部位がそうでない部位の人工芝生の摩耗状態が異なるこ
とから外観の色彩に違いが生じ、美観を損なったりする
などの問題がある。
場、ホッケー場、ゴルフ場歩径路、公園、遊戯場、歩
道、多目的広場などに用いられる人工芝生は原糸にスリ
ット糸ないしスプリット糸があり、該原糸はポリアミド
系樹脂に低密度ポリエチレン(LDPE) を添加している。
LDPEを添加する目的は、Tダイフイルムないしインフレ
ーションフイルムを製膜した後にスリット加工やスプリ
ット加工を容易にする狙いがある。人工芝生をテニスコ
ートに敷設した当初は耐久性に全く問題なく、特に人工
芝生の隙間に目砂を充填したテニスコートにおいてはク
レーコートライクで足腰に非常に良くテニス愛好者に好
評で、敷設8年後においてもクレーコートライクを保っ
ていることが明かになった。しかし、コート内において
最もハードに使用されるベースライン付近とそうでない
部位とでは人工芝生の摩耗速度に大きな差を有すること
が明確になりつつある。これはプレーヤーのテニスシュ
ーズの摩擦と人工芝生の葉の隙間に充填された目砂の摩
擦により、最もハードに使用される部位がそうでない部
位より速く人工芝生が摩耗される。従って、人工芝生の
葉の隙間に充填された砂のホールド性が悪くなり、突風
や降雨によって砂の飛散や流出がおこり、砂の維持は極
めて困難な状況に陥ってくる。最もハードに使用される
部位がそうでない部位の人工芝生の摩耗状態が異なるこ
とから外観の色彩に違いが生じ、美観を損なったりする
などの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐摩耗性お
よび柔軟性がともに優れた人工芝生を提供せんとするも
のである。
よび柔軟性がともに優れた人工芝生を提供せんとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するために次の手段を提案するものである。すな
わち、本発明の人工芝生は、少なくとも葉部が、α−オ
レフィンを共重合してなる直鎖状側鎖を有するポリエチ
レン共重合体を含有するポリアミド系樹脂で構成されて
いることを特徴とするものである。
を解決するために次の手段を提案するものである。すな
わち、本発明の人工芝生は、少なくとも葉部が、α−オ
レフィンを共重合してなる直鎖状側鎖を有するポリエチ
レン共重合体を含有するポリアミド系樹脂で構成されて
いることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、ポリアミド樹脂でTダ
イフイルムないしインフレーションフイルムを製膜した
後にスリット加工やスプリット加工を容易にする狙い
で、従来使用していた低密度ポリエチレンを添加する変
わりに、直鎖状低密度ポリエチレン共重合体のエチレン
−α−オレフィン共重合体を添加したところ、意外にも
柔軟性と耐摩耗性の両方の性質を同時に満足する、人工
芝生に極めて適しているポリアミド樹脂組成物を提供す
ることができることを究明したものである。
イフイルムないしインフレーションフイルムを製膜した
後にスリット加工やスプリット加工を容易にする狙い
で、従来使用していた低密度ポリエチレンを添加する変
わりに、直鎖状低密度ポリエチレン共重合体のエチレン
−α−オレフィン共重合体を添加したところ、意外にも
柔軟性と耐摩耗性の両方の性質を同時に満足する、人工
芝生に極めて適しているポリアミド樹脂組成物を提供す
ることができることを究明したものである。
【0006】本発明でいうα−オレフィンとは、共重合
した後に直鎖状の側鎖を形成するものであればよい。た
とえば、ブテン−1、ヘキセン−1あるいはオクテン−
1等炭素数が、好ましくは4以上、さらに好ましくは炭
素数6以上のα−オレフィンがよい。すなわち、炭素数
が多い方が側鎖が大きくなり、その分、分子の絡まりが
多くなるため、それら共重合からなるポリマーの引裂き
強力が向上し、擦過による摩耗に強くなるものと考えら
れる。従ってブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1
と炭素数が大きいα−オレフィンを共重合したものの方
が、砂いり人工芝に要求される上記特性に優れたものを
提供することが出来する。なお、これらα−オレフィン
は、2種以上混在して共重合されてもよい。
した後に直鎖状の側鎖を形成するものであればよい。た
とえば、ブテン−1、ヘキセン−1あるいはオクテン−
1等炭素数が、好ましくは4以上、さらに好ましくは炭
素数6以上のα−オレフィンがよい。すなわち、炭素数
が多い方が側鎖が大きくなり、その分、分子の絡まりが
多くなるため、それら共重合からなるポリマーの引裂き
強力が向上し、擦過による摩耗に強くなるものと考えら
れる。従ってブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1
と炭素数が大きいα−オレフィンを共重合したものの方
が、砂いり人工芝に要求される上記特性に優れたものを
提供することが出来する。なお、これらα−オレフィン
は、2種以上混在して共重合されてもよい。
【0007】かかるα−オレフィン共重合低級ポリエチ
レンは、JIS K-6760で測定される密度として、好ましく
は0.917〜0.945g/cm3 、さらに好ましくは
0.920〜0.925g/cm3 の範囲の低密度ポリマ
であるものが上記効果に優れていてよい。
レンは、JIS K-6760で測定される密度として、好ましく
は0.917〜0.945g/cm3 、さらに好ましくは
0.920〜0.925g/cm3 の範囲の低密度ポリマ
であるものが上記効果に優れていてよい。
【0008】また、かかるポリエチン共重合体の中で
も、JIS K-7205で測定される軟化点として、好ましくは
80〜110℃、さらに好ましくは85〜105℃の範
囲の軟化点を有するものが耐摩耗性と柔軟性とのバラン
スに優れていてよい。
も、JIS K-7205で測定される軟化点として、好ましくは
80〜110℃、さらに好ましくは85〜105℃の範
囲の軟化点を有するものが耐摩耗性と柔軟性とのバラン
スに優れていてよい。
【0009】また、さらに、かかるポリエチレン共重合
体の中でも、結晶サイズが、好ましくは1〜5μm、さ
らに好ましくは2〜4μmの範囲内に分布を有するもの
が、ポリアミドとの混和性の上から使用される。
体の中でも、結晶サイズが、好ましくは1〜5μm、さ
らに好ましくは2〜4μmの範囲内に分布を有するもの
が、ポリアミドとの混和性の上から使用される。
【0010】かかるエチレン−α−オレフィン共重合体
は、ポリエチレンの側鎖に該α−オレフィンの部分が直
鎖状にぶらさがった構造を有する高分子であり、環境応
力亀裂抵抗(ESCR)、引裂強度、衝撃強度および耐
寒性が共に、低密度ポリエチレンおよび高密度ホリエチ
レンのいずれに比しても優れた特徴を発揮する。これ
は、まさにテニスコート等ハードな擦過を強いられる用
途向きの性能である。
は、ポリエチレンの側鎖に該α−オレフィンの部分が直
鎖状にぶらさがった構造を有する高分子であり、環境応
力亀裂抵抗(ESCR)、引裂強度、衝撃強度および耐
寒性が共に、低密度ポリエチレンおよび高密度ホリエチ
レンのいずれに比しても優れた特徴を発揮する。これ
は、まさにテニスコート等ハードな擦過を強いられる用
途向きの性能である。
【0011】かかるエチレン−α−オレフィン共重合体
は、それ単独で使用してもよいが、本発明の目的を阻害
しない範囲内において、他の樹脂や添加剤、例えば着色
剤、耐候剤などの機能性加工剤を含有してもよい。特
に、着色剤として染料や顔料を用いるが、かかる着色剤
としては、非重金属系着色剤を使用するのが、人体に対
する有害性の上から好ましい。例えば、非重金属系顔料
しとては、酸化鉄などの金属酸化物、フタロシアニン系
顔料などの非重金属系顔料を使用する。
は、それ単独で使用してもよいが、本発明の目的を阻害
しない範囲内において、他の樹脂や添加剤、例えば着色
剤、耐候剤などの機能性加工剤を含有してもよい。特
に、着色剤として染料や顔料を用いるが、かかる着色剤
としては、非重金属系着色剤を使用するのが、人体に対
する有害性の上から好ましい。例えば、非重金属系顔料
しとては、酸化鉄などの金属酸化物、フタロシアニン系
顔料などの非重金属系顔料を使用する。
【0012】かかる顔料は、混合顔料の形で使用されて
もよい。かかる顔料は、染料の如く染色するものとは異
なり、原着、即ち、ポリマーに練り込んで使用される。
かかる顔料は、所望の着色程度によって異なるが、樹脂
100重量部に対して好ましくは0.1〜10重量部さ
らに好ましくは1〜6重量部の範囲で配合される。
もよい。かかる顔料は、染料の如く染色するものとは異
なり、原着、即ち、ポリマーに練り込んで使用される。
かかる顔料は、所望の着色程度によって異なるが、樹脂
100重量部に対して好ましくは0.1〜10重量部さ
らに好ましくは1〜6重量部の範囲で配合される。
【0013】本発明の人工芝生は、かかるポリエチレン
共重合体(直鎖状側鎖含有低密度ポリエチレン共重合
体)を好ましくは2〜20部さらに好ましくは4〜10
部の範囲でポリアミド樹脂に添加、含有させてなる樹脂
組成物で、少なくとも葉部が構成されている点に特徴を
有する。
共重合体(直鎖状側鎖含有低密度ポリエチレン共重合
体)を好ましくは2〜20部さらに好ましくは4〜10
部の範囲でポリアミド樹脂に添加、含有させてなる樹脂
組成物で、少なくとも葉部が構成されている点に特徴を
有する。
【0014】すなわち、かかるポリアミド樹脂組成物を
Tダイフイルムないしインフレーションフイルムを製膜
した後にスリット加工やスプリット加工を行い原糸とす
る。原糸は撚りが有っても無くてもよい。スリット加工
原糸ないしはスプリット加工原糸をポリプロピレン製基
材、ポリエステル製基材等に植毛して人工芝生とする。
基材は平織物、二重織物、不織布、不織布付き織物であ
ってもよい。植毛された基材の裏面に樹脂を塗布して人
工芝生とする。かかる人工芝生の葉部の葉先に溶融球を
有する形状にすると、さらに激しい摩擦や引裂に対して
強い人工芝生を提供することができる。かかる人工芝生
には、土砂や樹脂粒などを充填して、グランド用人工芝
生とすることもできる。
Tダイフイルムないしインフレーションフイルムを製膜
した後にスリット加工やスプリット加工を行い原糸とす
る。原糸は撚りが有っても無くてもよい。スリット加工
原糸ないしはスプリット加工原糸をポリプロピレン製基
材、ポリエステル製基材等に植毛して人工芝生とする。
基材は平織物、二重織物、不織布、不織布付き織物であ
ってもよい。植毛された基材の裏面に樹脂を塗布して人
工芝生とする。かかる人工芝生の葉部の葉先に溶融球を
有する形状にすると、さらに激しい摩擦や引裂に対して
強い人工芝生を提供することができる。かかる人工芝生
には、土砂や樹脂粒などを充填して、グランド用人工芝
生とすることもできる。
【0015】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳しく説
明する。
明する。
【0016】実施例1〜3 α−オレフィン共重合してなる直鎖状側鎖を有する低密
度ポリエチレン共重合体樹脂として、α−オレフィンと
して、ブテン1、ヘキセン1、オクテン1の3種をそれ
ぞれ用いたものをそれぞれ、実施例1〜3とした。
度ポリエチレン共重合体樹脂として、α−オレフィンと
して、ブテン1、ヘキセン1、オクテン1の3種をそれ
ぞれ用いたものをそれぞれ、実施例1〜3とした。
【0017】これらの低密度ポリエチレン共重合体樹脂
を、それぞれポリアミド樹脂に6重量%ずつ添加し、さ
らにフタロシアニングリーンを3.5重量%配合して樹
脂組成物を作り、これらの樹脂組成物を、インフレーシ
ョン方式でフイルムの厚み70μに、それぞれ製膜し
た。製膜したフイルムを約20mmの幅にスリット加工し
たのち20mm幅のスリット糸をさらに約2mm幅の網状に
スプリット加工した。スプリット糸に0.8回/inchの
S撚りを掛け原糸とした。5/16ゲージのタフト機と
ポリプロピレン製平織基布を用いて、織り密度5.7本
/inchのステッチで基布に植毛しパイルの長さを19mm
にカットして仕上げ人工芝生の生機とした。該生機裏面
をSBRラテックス樹脂を用いて固定し本発明の人工芝
生とした。 比較例1 低密度ポリエチレン(LDPE)をポリアミド樹脂に6
重量%添加し、さらにフタロシアニングリーンを3.5
重量%配合して樹脂組成物を作り、この樹脂組成物を、
インフレーション方式でフイルムの厚み70μに製膜し
た。
を、それぞれポリアミド樹脂に6重量%ずつ添加し、さ
らにフタロシアニングリーンを3.5重量%配合して樹
脂組成物を作り、これらの樹脂組成物を、インフレーシ
ョン方式でフイルムの厚み70μに、それぞれ製膜し
た。製膜したフイルムを約20mmの幅にスリット加工し
たのち20mm幅のスリット糸をさらに約2mm幅の網状に
スプリット加工した。スプリット糸に0.8回/inchの
S撚りを掛け原糸とした。5/16ゲージのタフト機と
ポリプロピレン製平織基布を用いて、織り密度5.7本
/inchのステッチで基布に植毛しパイルの長さを19mm
にカットして仕上げ人工芝生の生機とした。該生機裏面
をSBRラテックス樹脂を用いて固定し本発明の人工芝
生とした。 比較例1 低密度ポリエチレン(LDPE)をポリアミド樹脂に6
重量%添加し、さらにフタロシアニングリーンを3.5
重量%配合して樹脂組成物を作り、この樹脂組成物を、
インフレーション方式でフイルムの厚み70μに製膜し
た。
【0018】以後の工程は、実施例1と同一にして比較
用の人工芝生を作った。
用の人工芝生を作った。
【0019】実施例1〜3および比較例1の人工芝生の
試験片をJIS−L−1023に準じ、て、砥石状の摩
耗輪H−22、付加荷重1Kg(片腕)を取付けたロータ
リー型ダイナミックローデイングテスターにより摩耗試
験をし、3000回時での摩耗減量を測定した。また、
JIS−L−1023に準じて、合成ゴム、付加荷重1
5Kgの踏み車を装着したリッソンテスターにより摩耗試
験をし、500回時での損耗状態を目視観察した。結果
を表1に示した。
試験片をJIS−L−1023に準じ、て、砥石状の摩
耗輪H−22、付加荷重1Kg(片腕)を取付けたロータ
リー型ダイナミックローデイングテスターにより摩耗試
験をし、3000回時での摩耗減量を測定した。また、
JIS−L−1023に準じて、合成ゴム、付加荷重1
5Kgの踏み車を装着したリッソンテスターにより摩耗試
験をし、500回時での損耗状態を目視観察した。結果
を表1に示した。
【0020】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1〜3の人工芝生は、
比較例1のものに比して、耐摩耗性および耐損耗性がい
ずれも格段に優れていた。
比較例1のものに比して、耐摩耗性および耐損耗性がい
ずれも格段に優れていた。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、テニスコート等に使用
される人工芝生において、耐久性を著しく向上させ、補
修頻度を低減させ、経済的にも大きな効果を発揮するこ
とが出来る。
される人工芝生において、耐久性を著しく向上させ、補
修頻度を低減させ、経済的にも大きな効果を発揮するこ
とが出来る。
Claims (16)
- 【請求項1】 少なくとも葉部が、α−オレフィンを共
重合してなる直鎖状側鎖を有するポリエチレン共重合体
を含有するポリアミド系樹脂で構成されていることを特
徴とする人工芝生。 - 【請求項2】 該ポリエチン共重合体が、0.917〜
0.945g/cm3 の範囲の低密度ポリマである請求項
1記載の人工芝生。 - 【請求項3】 該ポリエチン共重合体が、0.920〜
0.925g/cm3 の範囲の低密度ポリマである請求項
1記載の人工芝生。 - 【請求項4】 該α−オレフィンが、炭素数4以上のオ
レフィンである請求項1記載の人工芝生。 - 【請求項5】 該α−オレフィンが、ブテン−1、ヘキ
セン−1およびオクテン−1から選ばれた少なくとも1
種である請求項4記載の人工芝生。 - 【請求項6】 該ポリエチレン共重合体が、80〜11
0℃の範囲の軟化点を有するものである請求項1記載の
人工芝生。 - 【請求項7】 該ポリエチレン共重合体が、85〜10
5℃の範囲の軟化点を有するものである請求項1記載の
人工芝生。 - 【請求項8】 該ポリエチレン共重合体が、1〜5μm
の範囲の結晶サイズを有するものである請求項1記載の
人工芝生。 - 【請求項9】 該ポリエチレン共重合体が、2〜4μm
の範囲の結晶サイズを有するものである請求項1記載の
人工芝生。 - 【請求項10】 該ポリアミド系樹脂が、2〜20部の
ポリエチレン共重合体を含有するものである請求項1記
載の人工芝生。 - 【請求項11】 該ポリアミド系樹脂が、4〜10部の
ポリエチレン共重合体を含有するものである請求項1記
載の人工芝生。 - 【請求項12】 該葉部が、スリット糸ないしスプリッ
ト糸で構成されている請求項1記載の人工芝生。 - 【請求項13】 該葉部が、非重金属系着色剤で着色さ
れている請求項1記載の人工芝生。 - 【請求項14】 該非重金属系着色剤が、酸化鉄系顔料
およびフタロシアニン系顔料の少なくとも1種を含むも
のである請求項13記載の人工芝生。 - 【請求項15】 該人工芝生が、該葉部内に粒状物を充
填してなるものである請求項1記載の人工芝生。 - 【請求項16】 該粒状物が、土砂である請求項15記
載の人工芝生。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3628896A JPH09228309A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 人工芝生 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3628896A JPH09228309A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 人工芝生 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09228309A true JPH09228309A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12465614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3628896A Pending JPH09228309A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 人工芝生 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09228309A (ja) |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP3628896A patent/JPH09228309A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040427 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040907 |