JPH09228161A - 開繊機 - Google Patents

開繊機

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JPH09228161A
JPH09228161A JP5098096A JP5098096A JPH09228161A JP H09228161 A JPH09228161 A JP H09228161A JP 5098096 A JP5098096 A JP 5098096A JP 5098096 A JP5098096 A JP 5098096A JP H09228161 A JPH09228161 A JP H09228161A
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roller
dish plate
fiber
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Teruo Nakamoto
輝夫 中本
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の開繊機ではフリーゲージの調整は困難
で、従って良好な開繊作業を行うことは困難である。本
発明はかゝる点に鑑み、上記フリーゲージの調整を可能
として各種の繊維長さの被処理材料を効率よく開繊する
ことを目的とする。 【解決手段】 供給される被処理材料受入れ用ディッシ
ュプレート2と、被処理材料を順次繰り出すフイードロ
ーラ3及び被処理材料を開繊する開繊ローラ4とを備え
た開繊機1において、上記ディッシュプレート2とフイ
ードローラ3との間に形成されるニップポイントと、フ
イードローラ3と開繊ローラ4との間に形成される作用
ポイントとの距離を調整可能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として短繊維不織
布の製造工程中に発生する耳屑、端切れ等を開繊し、再
度原料として使用するための開繊機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記不織布は用途が多岐に亘り、従って
製品の幅は一定ではなく、このため発生する耳屑、端切
れも相当量に達する。これらは殆ど産業廃棄物として業
者に有料で引き取らせ埋立てまたは焼却処理されるケー
スが殆どであり、その再使用については、一部に対し開
繊処理が試みられている程度である。
【0003】その開繊処理の概要を図6に示す。この開
繊機50は、供給される被処理材料Wを受入れるディッ
シュプレート51と、被処理材料を順次繰り出すフイー
ドローラ52及び被処理材料を開繊する開繊ローラ53
とを備える。開繊ローラ53は例えばその外周にガーネ
ットワイヤが巻付けられている。被処理材料Wは適宜手
段によりディッシユプレート51上に供給され、フイー
ドローラ52により送り出され、送り出された被処理材
料Wは、該フイードローラ52とディッシュプレート5
1とによるニップ点Nにより一端が支持されつゝ開繊ロ
ーラ53の回転により引き出され、ディッシュプレート
51と開繊ローラ53との交点(以下作用点という)M
により被処理材料を挟持して引っ張り作用を与え、開繊
するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合、上記
ニップ点Nと作用点Mとの距離L(以下フリーゲージと
いう)は被処理材料の繊維長により選択する必要があ
る。その関係は実験により決定する必要があるが、例え
ば平均繊維長76mmのときはフリーゲージは50m
m、繊維長51mmのときは38mm、綿の場合には2
8〜32mm等平均繊維長より若干短距離に設定するこ
とが好ましい。それよりフリーゲージが短いときは、開
繊を行うことは困難でかつ繊維は切断される恐れがあ
り、長いときはそのまゝ引き出され、開繊が充分行われ
ない等の問題がある。
【0005】しかし、上記通常の開繊機ではフリーゲー
ジの調整は困難で、従って良好な開繊作業を行うことは
困難である。本発明はかゝる点に鑑み、上記フリーゲー
ジの調整を可能として各種の繊維長さの不織布の耳屑、
端切れ等を効率よく開繊し、これの再使用を可能とする
開繊機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の開繊機は、供給される被処理材料を受入れ用
ディッシュプレートと、被処理材料を順次繰り出すフイ
ードローラ及び被処理材料を開繊する開繊ローラとを備
えた開繊機において、上記ディッシュプレートはフイー
ドローラの回転軸を中心として回動する回動フレームに
より支持され、フイードローラとの間に形成されるニッ
プポイント及びフイードローラと開繊ローラとの間に形
成される作用ポイントとの距離(フリーゲージ)を調整
可能としたことを特徴とする。
【0007】上記の構成からなる本発明の開繊機は、上
記フリーゲージを調整可能としたことにより、被処理材
料を構成する繊維の長さが変更されても、これに適応す
るフリーゲージを調整することにより、その開繊作用を
効果的に行うことができる。
【0008】また第2の発明は、上記ディッシュプレー
トはフイードローラの上部に位置して設け、揺動機構に
よりフイードローラの回転軸を中心として回動し、ニッ
プポイントを移行可能としたことを特徴とする。
【0009】上記の構成とすることにより、ニップボイ
ントはフイードローラに添って移行可能となり、従って
フリーゲージの調整は容易である。
【0010】
【実 施 例】図1乃至図5は本発明の実施例を示す。
図において、開繊機1は供給される被処理材料を受入れ
るディッシュプレート2と、供給される被処理材料を順
次繰り出すフイードローラ3及び被処理材料を開繊する
開繊ローラ4とを備える。5は供給材料供給用受け台を
示す。開繊ローラ4は周知構造と同様にガーネットワイ
ヤを巻付けあるいはピンシリンダー若しくはブレードビ
ータで構成されている。ディッシュプレート2はフイー
ドローラ3の上部に位置しかつ揺動機構10によりフイ
ードローラ3の軸を中心として揺動可能に支持される。
この揺動機構10は、ディッシュプレート2の両端に取
付けられる支持腕11、12と、一方の支持腕11の回
動を規制する固定枠13とを備える。
【0011】支持腕11、12は一端をフイードローラ
3の中心軸14に回動可能に取付けられ、他端は内方に
屈曲してディッシュプレート2との間に押圧用バネ1
5、15と、その押圧力を調整する調整ボルト16、1
6を備え、フイードローラ3に対する加圧力を調整可能
としディッシュプレート2は支持腕11、12に形成さ
れた案内キー17(図は支持腕11のみを示す。他方の
支持腕12も同様に設けられている)に添って上下に移
行される。また固定枠13はフレームFに固定して取付
けられ支持腕11に取付けられた回動固定ボルト18を
挿入する円弧状の挿入孔19と、支持腕11に取付けら
れた指標20に対向して目盛り21を設ける。この目盛
り21は支持腕11の回動角度を表示するようにしたも
のである。
【0012】前記ディッシュプレート2は、断面略々矩
形とし、その下辺をフイードローラ3に対向して先端部
を該ローラ3に添った曲面21とし、かつ先端とフイー
ドローラ3との間にニップポイントNを形成し、図5に
示す如く、そのニップポイイントNは支持腕11、12
をフイードローラ軸を中心として揺動することによりN
1〜N2間を移行し、適宜の位置に回動固定ボルト18
により固定するようにしたものである。フイードローラ
3は開繊ローラ4に対向し、両者は点Hにおいて接近し
作用点を形成する。
【0013】なお、上記ディッシュプレート2はその両
端において支持腕11、12により支持されてはいる
が、捩じれを生ずる恐れがあり、これを防止する手段が
必要ではあるが、本発明には直接関係はないので、図示
を省略する。また図中、22は開繊されない固形物、不
純物等を開繊ローラ4から剥離するモートナイフ、23
はこれを収納するフロックボックス、24は開繊ローラ
4に付着する開繊された繊維を剥離するストリッピング
レール、25は吸引用フアン、26は吸引ダクト、27
はフイードローラ駆動用モータ、また28は開繊ローラ
駆動用モータを示す。
【0014】上記構成において、予めディッシュプレー
ト2の位置、即ちニップポイントNと作用点Hとの距離
(フリーゲージ)を被処理材料の繊維長に合わせて設定
すべく支持腕11、12を揺動させる。その数値は上記
目盛り21により判断する。これにより供給される被処
理材料は効率良く開繊することが出来る。開繊された被
処理材料の内、開繊された繊維は開繊ローラ4に付着し
て移行し、ストリッピングレール24により剥離され、
吸引フアンにより吸引され、次工程に原料として移送さ
れ、開繊されない固形物はモートナイフ22により剥離
され、フロックボックス23内に落下収納される。
【0015】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、ディッ
シュプレートとフイードローラとにより形成するニップ
点と、フイードローラと開繊ローラとにより形成する作
用点との距離、即ちフリーゲージを被処理材料の平均繊
維長に適応する長さに調整するようにしたから、種々の
被処理材料に対し開繊作用を効果的に行うことが出来
る。この際、ディッシュプレートはフイードローラの上
部に位置して設け、フイードローラの回転軸を中心とし
て回動可能に設けたことにより、上記ニップ点の移行を
容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体説明図である。
【図2】図1における右側面図である。
【図3】本発明の要部の正面図である。
【図4】図3における右側面図である。
【図5】ニップ点の変動要領の説明図である。
【図6】従来の開繊機の作用説明図である。
【符号の説明】
1 開繊機 2 ディッシュプレート 3 フイードローラ 4 開繊ローラ 10 揺動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される被処理材料受入れ用ディッシ
    ュプレートと、被処理材料を順次繰り出すフイードロー
    ラ及び被処理材料を開繊する開繊ローラとを備えた開繊
    機において、上記ディッシュプレートとフイードローラ
    との間に形成されるニップポイントと、フイードローラ
    と開繊ローラとの間に形成される作用ポイントとの距離
    を調整可能としたことを特徴とする開繊機。
  2. 【請求項2】 ディッシュプレートはフイードローラの
    上部に位置して設け、揺動機構によりフイードローラの
    回転軸を中心として回動し、ニップポイントを移行可能
    としたことを特徴とする請求項1記載の開繊機。
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