JPH09227537A - シドノンイミン誘導体 - Google Patents

シドノンイミン誘導体

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JPH09227537A
JPH09227537A JP32751496A JP32751496A JPH09227537A JP H09227537 A JPH09227537 A JP H09227537A JP 32751496 A JP32751496 A JP 32751496A JP 32751496 A JP32751496 A JP 32751496A JP H09227537 A JPH09227537 A JP H09227537A
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linear
sydnonimine
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Hiroshi Koga
弘 古賀
Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
Tadakatsu Takahashi
忠勝 高橋
Junichi Imagawa
純一 今川
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(1) [式中、Zは−A−X−R、ヘテロ環またはシクロア
ルキルを示す。Aはメチレン基を示し、Xは硫黄原子を
示し、Rはベンゾイル基を示す。Rは、−N
(R)R(ここで、Rはメチル基を示し、R
置換基を有していてもよいアルキル基等を示す。)また
は一般式(2) {式中、R、Rは水素原子を示し、Yは一般式
(3) (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)を示す。}を
示す。]で示される化合物または医薬として許容される
その塩。 【効果】 上記一般式(1)で示される化合物または医
薬として許容されるその塩は、血管拡張作用、心筋保護
作用、血小板凝集抑制作用等を有し、狭心症治療薬等の
医薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管拡張作用、心
筋保護作用、血小板凝集抑制作用等を示し、医薬として
有用な、新規シドノンイミン誘導体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】狭心症の薬物治療において亜硝酸剤、硝
酸剤が広く用いられている。これらは、一般にNO d
onorと称され、その主要な薬理効果は太い冠動脈の
拡張である。そのメカニズムは生体内で一酸化窒素を発
生し、引き続いて生じるcGMPレベルの上昇により、
血管弛緩作用を発現するものである。
【0003】従来より、血管弛緩作用等を有するシドノ
ンイミン誘導体が知られている。例えば、特公昭45−
6265号、特公昭46−10855号、特公昭47−
34701号、特開昭48−32890号、特公昭53
−7433号、特開昭56−25174号、特開昭57
−158768号、特開昭58−59977号、特開昭
59−98076号、特開昭62−73号、特開昭62
−22775号、特開昭63−201177号、特開平
1−106881号、特開平2−32069号、特開平
2−36180号、特開平2−178275号、特開平
3−44391号、特開平3−128367号、特開平
3−178975号、特開平4−226978号、特開
平4−244071号、特開平4−273873号、特
開平4−312581号、特開平6−128156号、
WO93/18767号、欧州特許655450号、米
国特許3833589号、米国特許4371539号、
独国特許1813752号、独国特許1942854
号、スペイン特許547310号、スペイン特許547
311号等の公報には様々なシドノンイミン誘導体が開
示されている。これらの化合物もNO donorであ
る。
【0004】一方、現在、これらNO donorの血
小板凝集抑制作用によって、狭心症悪化により生ずる心
筋梗塞発作を予防するとともに、心筋保護作用によっ
て、心筋梗塞発作後の予後を改善し延命率の改善を図る
試みが注目されている。狭心症治療薬であるモルシドミ
ンをはじめとするシドノンイミン誘導体が、心筋保護作
用を有することが報告されている(The Journ
al of Pharmacology and Ex
perimental Therapeutics,2
60(2),668,1992;Journal of
Cardiovascular Pharmacol
ogy,25(3),24,1995、等)。しかしな
がら、その作用は満足出来るものではなく、より強力な
心筋保護作用が求められている。
【0005】また、他のNO donorであるFK−
409が血小板凝集抑制作用を有することが報告されて
いる(British Journal of Pha
rmacology,113,385,1994;Eu
ropean Journal of Pharmac
ology,272,39,1995等)。しかしなが
ら、その作用は満足出来るものではなく、より強力な血
小板凝集抑制作用が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、血管
拡張作用、心筋保護作用、血小板凝集抑制作用等を有す
る、狭心症治療薬等の医薬として有用なシドノンイミン
誘導体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、優れた血
管拡張作用、血小板凝集抑制作用、および心筋保護作用
を有する化合物の開発を目的として鋭意研究を重ねた結
果、一般式(1)で表されるシドノンイミン誘導体が、
当初の目的を達成し、医薬として有用であることを見い
だし、この知見に基づいて本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は、一般式(1)
【0009】
【化5】
【0010】[式中、Zは、 −A−X−R {ここで、Aは、置換基を有していてもよい炭素数6〜
12のアリール基によって、または、アルキル部分が炭
素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるア
ルキルカルボニルアミノ基によって置換されていてもよ
い、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基
を示す。Xは、S(O)n(n=0、1または2);ま
たは、直接結合を示す。
【0011】Rは、1〜3個の水酸基によって、およ
び(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖状のアルキル基によって、および(または)1〜3個
の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基に
よって、および(または)1〜3個のハロゲン原子によ
って、および(または)1または2個のニトロ基によっ
てモノ−、ジ−、トリ−置換されていてもよい、炭素数
6〜12のアリール基;アリール部分が、ハロゲン原子
によって置換されていてもよい1〜3個の炭素数1〜6
の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって、および
(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖
状のアルコキシ基によって、および(または)1〜3個
のハロゲン原子によってモノ−、ジ−、トリ−置換され
ていてもよい炭素数6〜12のアリール基である、アリ
ールカルボニル基;アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖
または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニル
基;炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;
アリール部分が置換基を有していてもよい炭素数6〜1
2のアリール基であって、アルキレン部分が炭素数1〜
2のアルキレン基である、アラルキルオキシカルボニル
基;シクロアルキル部分が置換基を有していてもよい炭
素数3〜6のシクロアルキル基であるシクロアルキルカ
ルボニル基;アリール部分が置換基を有していてもよい
炭素数6〜12のアリール基であるアリールカルバモイ
ル基;アルキル部分が直鎖または分枝鎖状の炭素数1〜
6のアルキル基であるアルキルカルバモイル基;また
は、−CO−R14、を示す。ここで、R14は、置換
基を有していてもよい単環式ヘテロ環;または、水酸基
によって、及び(または)炭素数1〜6の直鎖または分
枝鎖状のアルキル基によって置換されていてもよい二環
式ヘテロ環、を示す。};置換基を有していてもよい単
環式ヘテロ環;水酸基によって、及び(または)炭素数
1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換
されていてもよい二環式ヘテロ環;または、置換基を有
していてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基、を示
す。
【0012】Rは、 −N(R)R (ここで、Rは、水素原子;または、炭素数1〜6の
直鎖または分枝鎖状のアルキル基、を示す。Rは、水
素原子;置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖
または分枝鎖状のアルキル基;置換基を有していてもよ
い炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖状のアルケニル基;
置換基を有していてもよい炭素数2〜6の直鎖または分
枝鎖状のアルキニル基;置換基を有していてもよい炭素
数6〜12のアリール基;置換基を有していてもよい炭
素数3〜6のシクロアルキル基;または、−CO−
、を示す。ここで、Rは、置換基を有していても
よい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;
置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖または分
枝鎖状のアルコキシ基;置換基を有していてもよい単環
式ヘテロ環;または、置換基を有していてもよい二環式
ヘテロ環、を示す。);または、一般式(2)
【0013】
【化6】
【0014】{式中、R、Rは、同一または異なっ
て、水素原子;または、炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖状のアルキル基、を示す。Yは、酸素原子;S(O)
n(n=0、1または2);一般式(3)
【0015】
【化7】
【0016】(式中、Rは、水素原子;置換基を有し
ていてもよい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
キル基;置換基を有していてもよい炭素数2〜6の直鎖
または分枝鎖状のアルケニル基;置換基を有していても
よい炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキニル
基;置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリー
ル基;置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシクロ
アルキル基;または、−CO−R、を示す。ここで、
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖
または分枝鎖状のアルキル基;置換基を有していてもよ
い炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基;
置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;または、置
換基を有していてもよい二環式ヘテロ環、を示す。);
または、一般式(4)
【0017】
【化8】
【0018】(式中、Rは、水素原子;または、炭素
数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基を示す。R
は、水素原子;水酸基;チオール基;アルキル部分が
炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基である
アルキルカルボニルチオ基;アルキル部分が炭素数1〜
6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカ
ルボニルオキシ基;アリール部分が炭素数6〜12のア
リール基であるアリールカルボニルチオ基;アリール部
分が炭素数6〜12のアリール基であるアリールカルボ
ニルオキシ基;または、炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖状のアルキル基、を示す。)を示す。}を示す。]で
示される化合物または医薬として許容されるその塩を提
供するものである。
【0019】一般式(1)で表される化合物の定義にお
いて、炭素数1〜6の直鎖または分枝状のアルキレン基
としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、ジメチルメチレン基、トリメチレン基、テトラメ
チレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、−C
(CH−CH−基、などが挙げられる。
【0020】炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
キル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基などが挙げられる。
【0021】炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖状の、ア
ルケニル基またはアルキニル基としては、例えば、ビニ
ル基、エチニル基、アリル基、i−プロペニル基、2−
プロピニル基などが挙げられる。
【0022】炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
コキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ
基、t−ブトキシ基などが挙げられる。
【0023】炭素数3〜6のシクロアルキル基とは、シ
クロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、を示す。
【0024】アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖または
分枝鎖状のアルキル基である、アルキルカルボニル基ま
たはアルキルカルボニルチオ基またはアルキルカルボニ
ルオキシ基またはアルキルカルボニルアミノ基またはア
ルキルカルバモイル基とは、前記の炭素数1〜6の直鎖
または分枝鎖状のアルキル基を有する、すべての、アル
キルカルボニル基またはアルキルカルボニルチオ基また
はアルキルカルボニルオキシ基またはアルキルカルボニ
ルアミノ基またはアルキルカルバモイル基を示し、例え
ば、アセチル基、ピバロイル基、アセチルチオ基、アセ
トキシ基、アセチルアミノ基、エチルカルバモイル基、
t−ブチルカルバモイル基などが挙げられる。
【0025】ハロゲン原子とは、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、フッ素原子を示す。炭素数6〜12のアリ
ール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基など
が挙げられる。
【0026】アリール部分が炭素数6〜12のアリール
基である、アリールカルボニル基またはアリールカルボ
ニルチオ基またはアリールカルボニルオキシ基またはア
ラルキルオキシカルボニル基またはアリールカルバモイ
ル基とは、前記の炭素数6〜12のアリール基を有す
る、すべての、アリールカルボニル基またはアリールカ
ルボニルチオ基またはアリールカルボニルオキシ基また
はアラルキルオキシカルボニル基またはアリールカルバ
モイル基を示し、例えば、ベンゾイル基、ベンゾイルチ
オ基、ベンゾイルオキシ基、ベンジルオキシカルボニル
基、フェニルカルバモイル基などが挙げられる。
【0027】アリール部分が置換基を有していてもよい
炭素数6〜12のアリール基における置換基としては、
例えば、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルコキ
シ基などが挙げられる。
【0028】置換基を有していてもよい炭素数1〜6の
直鎖または分枝鎖状の、アルキル基またはアルコキシ
基、または置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシ
クロアルキル基、または置換基を有していてもよい炭素
数2〜6の直鎖または分枝鎖状の、アルケニル基または
アルキニル基の、置換基としては、例えば、水酸基、ハ
ロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
コキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、置換
基を有していてもよい、アリールチオ基またはアリール
オキシ基、アリールカルボニルチオ基、アリールカルボ
ニルオキシ基、アルキルカルボニルチオ基、アルキルカ
ルボニルオキシ基、アリールカルボニル基、アルキルカ
ルボニル基、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
キル基で置換されているシロキシ基、テトラヒドロピラ
ニルオキシ基、ベンジルオキシ基、2−(メトキシ)エ
トキシ基、2−(トリメチルシリル)エトキシ基などが
挙げられる。
【0029】置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環
または置換基を有していてもよい二環式ヘテロ環の、置
換基としては、例えば、水酸基、オキソ基、ニトロ基、
シアノ基、トリフルオロメチル基、置換基を有していて
もよい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル
基、異項原子として酸素原子または硫黄原子を含む複素
環などが挙げられる。
【0030】Aとしては、炭素数6〜12のアリール基
によって、または、アルキル部分が炭素数1〜3の直鎖
または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニル
アミノ基によって置換されていてもよい、炭素数1〜4
の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基が好ましく、フェ
ニル基によって、または、アルキル部分が炭素数1〜3
の直鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニルアミノ
基によって置換されていてもよい、炭素数1〜4の直鎖
または分枝鎖状のアルキレン基がさらに好ましく、特
に、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピ
レン基、ベンジルエチレン基、アセチルアミノエチレン
基;または、−C(CH−CH−基が好まし
い。
【0031】Xとしては、硫黄原子(S(O)nであっ
て、n=0)または直接結合が好ましい。
【0032】Rにおける、1〜3個の水酸基によっ
て、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルキル基によって、および(または)
1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルコ
キシ基によって、および(または)1〜3個のハロゲン
原子によって、および(または)1または2個のニトロ
基によってモノ−、ジ−、トリ−置換されていてもよ
い、炭素数6〜12のアリール基としては、1〜3個の
水酸基によって、および(または)1〜3個の炭素数1
〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって、およ
び(または)1〜3個の炭素数1〜3の直鎖または分枝
鎖状のアルコキシ基によってモノ−、ジ−、トリ−置換
されていてもよいフェニル基が好ましく、1個の水酸基
によって、および(または)1または2個の炭素数1〜
4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって、および
(または)1〜3個の炭素数1または2のアルコキシ基
によってモノ−、ジ−、トリ−置換されているフェニル
基がさらに好ましく、特に、1個の水酸基によって、お
よび(または)1または2個のt−ブチル基によって、
および(または)1〜3個のメトキシ基によってモノ
−、ジ−、トリ−置換されているフェニル基が好まし
い。
【0033】Rにおける、アリール部分が、ハロゲン
原子で置換されていてもよい1〜3個の炭素数1〜6の
直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって、および(ま
たは)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状の
アルコキシ基によって、および(または)1〜3個のハ
ロゲン原子によってモノ−、ジ−、トリ−置換されてい
てもよい炭素数6〜12のアリール基であるアリールカ
ルボニル基としては、ハロゲン原子によって置換されて
いてもよい1〜3個の炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖
状のアルキル基によって、および(または)1〜3個の
炭素数1〜3の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基によ
って、および(または)1〜3個のハロゲン原子によっ
てモノ−、ジ−、トリ−置換されていてもよいベンゾイ
ル基が好ましく、ハロゲン原子で置換されていてもよい
1または2個の炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のア
ルキル基によって、および(または)1〜3個の炭素数
1または2の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基によっ
て、および(または)1〜3個のハロゲン原子によって
モノ−、ジ−、トリ−置換されていてもよい、ベンゾイ
ル基がさらに好ましく、特に、1または2個のメチル基
によって、および(または)1個のトリフルオロメチル
基によって、および(または)1〜3個のメトキシ基に
よって、および(または)ハロゲン原子によってモノ
−、ジ−、トリ−置換されていてもよいベンゾイル基が
好ましい。
【0034】Rにおけるアルキル部分が炭素数1〜6
の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカル
ボニル基としては、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖
または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニル
基が好ましく、特に、アセチル基、ピバロイル基が好ま
しい。
【0035】Rにおける、炭素数1〜6の直鎖または
分枝鎖状のアルキル基としては、炭素数1〜3の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルキル基が好ましく、メチル基、エチ
ル基がさらに好ましく、特に、メチル基が好ましい。
【0036】Rにおける、アリール部分が置換基を有
していてもよい炭素数6〜12のアリール基であって、
アルキレン部分が炭素数1〜2のアルキレン基である、
アラルキルオキシカルボニル基としては、アリール部分
が炭素数6〜12のアリール基であって、アルキレン部
分が炭素数1〜2のアルキレン基である、アラルキルオ
キシカルボニル基が好ましく、特に、ベンジルオキシカ
ルボニル基が好ましい。
【0037】Rにおける、シクロアルキル部分が置換
基を有していてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基
であるシクロアルキルカルボニル基としては、シクロア
ルキル部分が炭素数3〜6のシクロアルキル基であるシ
クロアルキルカルボニル基が好ましく、特に、シクロヘ
キサンカルボニル基が好ましい。
【0038】Rにおける、アリール部分が置換基を有
していてもよい炭素数6〜12のアリール基であるアリ
ールカルバモイル基としては、アリール部分が炭素数6
〜12のアリール基であるアリールカルバモイル基が好
ましく、特に、フェニルカルバモイル基が好ましい。
【0039】Rにおける、アルキル部分が直鎖または
分枝鎖状の炭素数1〜6のアルキル基であるアルキルカ
ルバモイル基としては、アルキル部分が直鎖または分枝
鎖状の炭素数1〜4のアルキル基であるアルキルカルバ
モイル基が好ましく、特に、エチルカルバモイル基、t
−ブチルカルバモイル基が好ましい。
【0040】Rにおける−CO−R14としては、以
下のR14の説明から導かれるものが好ましい。
【0041】R14における単環式ヘテロ環としては、
例えば、ピリジン環、ピロール環、ピラン環、フラン
環、チオフェン環、モルホリン環、オキソチアゾリジン
環などが挙げられる。
【0042】R14における置換基を有していてもよい
単環式ヘテロ環の置換基としては、例えば、水酸基、オ
キソ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、
置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖または分
枝鎖状のアルキル基、異項原子として酸素原子または硫
黄原子を含む複素環などが挙げられる。
【0043】R14における二環式ヘテロ環としては、
例えば、3,4−ジヒドロベンゾピラン環、2,3−ジ
ヒドロベンゾフラン環、キノリン環、プリン環などが挙
げられる。
【0044】R14における、水酸基によって、及び
(または)炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキ
ル基によって置換されていてもよい二環式ヘテロ環とし
ては、水酸基によって、及び(または)炭素数1〜4の
直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換されてい
る二環式ヘテロ環が好ましく、水酸基によって、及び
(または)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキ
ル基によって置換されている、異項原子として酸素原子
を含む二環式ヘテロ環がさらに好ましく、特に、1個の
水酸基によって、および(または)4個のメチル基によ
って置換されている3,4−ジヒドロベンゾピラン環が
好ましい。
【0045】Rとしては、3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル基、3,4,5−トリメトキシ
フェニル基、ベンゾイル基、2,6−ジメチルベンゾイ
ル基、4−フルオロベンゾイル基、4−メトキシベンゾ
イル基、4−トリフルオロメチルベンゾイル基、2,6
−ジクロロベンゾイル基、2,6−ジフルオロベンゾイ
ル基、2,6−ジメトキシベンゾイル基、アセチル基、
ピバロイル基、ベンジルオキシカルボニル基、シクロヘ
キサンカルボニル基、フェニルカルバモイル基、エチル
カルバモイル基、t−ブチルカルバモイル基が好まし
く、特に、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、ベン
ゾイル基、2,6−ジメチルベンゾイル基、アセチル
基、ピバロイル基、フェニルカルバモイル基、エチルカ
ルバモイル基が好ましい。
【0046】Zにおける置換基を有していてもよい単環
式ヘテロ環(ただし、R14における置換基を有してい
てもよい単環式ヘテロ環を除く。)としては、オキソ基
を有していてもよい、異項原子として窒素原子および
(または)硫黄原子および(または)酸素原子を含む、
単環式ヘテロ5または6員環が好ましく、オキソ基を有
していてもよい、異項原子として窒素原子および(また
は)硫黄原子を含む、単環式ヘテロ5員環がさらに好ま
しく、特に、オキソチアゾリジン環が好ましい。
【0047】Zにおける、水酸基によって、及び(また
は)炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基に
よって置換されていてもよい二環式ヘテロ環{ただし、
14における、水酸基によって、及び(または)炭素
数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置
換されていてもよい二環式ヘテロ環を除く。}として
は、水酸基によって、および(または)炭素数1〜4の
直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換されてい
る、異項原子として酸素を含む二環式ヘテロ環が好まし
く、特に、1個の水酸基によって、および(または)4
個のメチル基によって置換されている3,4−ジヒドロ
ベンゾピラン環が好ましい。
【0048】Zにおける、置換基を有していてもよい炭
素数3〜6のシクロアルキル基(ただし、Rにおける
置換基を有していてもよいシクロアルキル基を除く。)
としては、置換基を有していてもよい炭素数4〜6のシ
クロアルキル基が好ましく、炭素数4〜6のシクロアル
キル基がさらに好ましく、特に、シクロヘキシル基が好
ましい。
【0049】Rとしては、炭素数1〜6の直鎖のアル
キル基が好ましく、炭素数1〜3の直鎖のアルキル基が
さらに好ましく、特に、メチル基が好ましい。
【0050】Rにおける置換基を有していてもよい炭
素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基として
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖また
は分枝鎖状のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、ベンジル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−クロロエチル基、2,2,2−トリフルオロ
エチル基、(3,4,5−トリメトキシフェニル)メチ
ル基、2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチ
ル基、(3,4−ジメトキシフェニル)メチル基、2−
(アセチルチオ)エチル基、2−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニルチオ)エチル基、2−
(ベンゾイルチオ)エチル基、ベンジル基、(2,3,
4−トリメトキシフェニル)メチル基がさらに好まし
く、特に、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ベン
ジル基、2−ヒドロキシエチル基、2−クロロエチル
基、(3,4,5−トリメトキシフェニル)メチル基、
2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチル基、
(3,4−ジメトキシフェニル)メチル基、2−(アセ
チルチオ)エチル基、2−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニルチオ)エチル基、2−(ベンゾ
イルチオ)エチル基、(2,3,4−トリメトキシフェ
ニル)メチル基が好ましい。
【0051】Rにおける置換基を有していてもよい炭
素数2〜6の直鎖または分枝鎖状の、アルケニル基また
はアルキニル基としては、置換基を有していてもよい炭
素数2〜4の直鎖または分枝鎖状のアルケニル基が好ま
しく、アリル基がさらに好ましい。
【0052】Rにおける置換基を有していてもよい炭
素数6〜12のアリール基としては、置換基を有してい
てもよいフェニル基が好ましく、フェニル基、2−メト
キシフェニル基がさらに好ましく、特に、2−メトキシ
フェニル基が好ましい。
【0053】Rにおける置換基を有していてもよい炭
素数3〜6のシクロアルキル基としては、炭素数3〜6
のシクロアルキル基が好ましく、炭素数4〜6のシクロ
アルキル基がさらに好ましく、特に、シクロペンチル基
が好ましい。
【0054】Rにおける−CO−Rとしては、以下
のRの説明から導かれるものが好ましい。
【0055】Rにおける置換基を有していてもよい炭
素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基として
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖また
は分枝鎖状のアルキル基が好ましく、特に、(3,4,
5−トリメトキシフェニル)メチル基、(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メチル基、
1−((アセチルチオ)メチル)エチル基、1−((ベ
ンゾイルチオ)メチル)エチル基、(アセチルチオ)メ
チル基、(ベンゾイルチオ)メチル基が好ましい。
【0056】Rにおける置換基を有していてもよい炭
素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基として
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖また
は分枝鎖状のアルコキシ基が好ましく、ベンジルオキシ
基がさらに好ましい。
【0057】Rにおける置換基を有していてもよい単
環式ヘテロ環としては、オキソチアゾリジン環が好まし
い。
【0058】Rにおける置換基を有していてもよい二
環式ヘテロ環としては、一般式(5)
【0059】
【化9】
【0060】(式中、R10およびR11は、同一また
は異なって、水素原子、炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖状のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜
6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基、ハロゲン原子、
または一緒になって酸素原子もしくは硫黄原子を含む複
素環を示す。R12はニトロ基、シアノ基、トリフルオ
ロメチル基を示す。)
【0061】で表される基が好ましく、特に、2,2−
ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−
イル基、6−シアノ−2,2−ジメチル−2H−1−ベ
ンゾピラン−4−イル基が好ましい。
【0062】したがって、Rにおける−CO−R
しては、(3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル基、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル基、3−(アセチルチオ)イソブチ
リル基、3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル基、(ア
セチルチオ)アセチル基、(ベンゾイルチオ)アセチル
基、2−オキソ−4−チアゾリンカルボニル基、2,2
−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4
−カルボニル基、6−シアノ−2,2−ジメチル−2H
−1−ベンゾピラン−4−カルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル基が好ましく、特に、(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)アセチル基、(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル基、3−
(アセチルチオ)イソブチリル基、3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル基、(アセチルチオ)アセチル基、
(ベンゾイルチオ)アセチル基が好ましい。
【0063】Rとしては、水素原子、メチル基、エチ
ル基、イソプロピル基、ベンジル基、アリル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、2−クロロエチル基、2,2,2−
トリフルオロエチル基、(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)メチル基、2−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)エチル基、(3,4−ジメトキシフェニル)メ
チル基、2−(アセチルチオ)エチル基、2−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)エチ
ル基、2−(ベンゾイルチオ)エチル基、(2,3,4
−トリメトキシフェニル)メチル基、フェニル基、2−
メトキシフェニル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)アセチル基、(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニルチオ)アセチル基、3−(アセチル
チオ)イソブチリル基、3−(ベンゾイルチオ)イソブ
チリル基、(アセチルチオ)アセチル基、(ベンゾイル
チオ)アセチル基、2−オキソ−4−チアゾリンカルボ
ニル基、2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベ
ンゾピラン−4−カルボニル基、6−シアノ−2,2−
ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基が好ましく、メチル
基、エチル基、イソプロピル基、ベンジル基、2,2,
2−トリフルオロエチル基、2−メトキシフェニル基、
シクロペンチル基、(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)アセチル基、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニルチオ)アセチル基、3−(アセチルチ
オ)イソブチリル基、3−(ベンゾイルチオ)イソブチ
リル基、(アセチルチオ)アセチル基、(ベンゾイルチ
オ)アセチル基がさらに好ましく、特に、メチル基、エ
チル基、イソプロピル基、ベンジル基が好ましい。
【0064】RおよびRとしては、水素原子または
炭素数1〜6の直鎖のアルキル基が好ましく、水素原子
または炭素数1〜3の直鎖のアルキル基がさらに好まし
く、特に、水素原子、メチル基が好ましい。
【0065】Yにおける、酸素原子またはS(O)n
(n=0、1または2)としては、酸素原子または硫黄
原子(すなわち、S(O)nであって、n=0)が好ま
しく、特に、酸素原子が好ましい。
【0066】Yにおいて一般式(3)
【0067】
【化10】
【0068】(式中、Rは前記と同じ意味を示す。)
で表されるものとしては、前記のRの説明から導かれ
るものが好ましい。
【0069】Yにおいて一般式(4)
【0070】
【化11】
【0071】(式中、R、Rは前記と同じ意味を示
す。)で表されるものとしては、以下のRおよびR
の説明から導かれるものが好ましい。
【0072】Rとしては、水素原子または炭素数1〜
3の直鎖のアルキル基が好ましく、水素原子またはメチ
ル基がさらに好ましく、特に、水素原子が好ましい。
【0073】Rにおけるアルキル部分が炭素数1〜6
の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカル
ボニルチオ基としては、アルキル部分が炭素数1〜6の
直鎖のアルキル基であるアルキルカルボニルチオ基が好
ましく、アルキル部分が炭素数1〜3の直鎖のアルキル
基であるアルキルカルボニルチオ基がさらに好ましく、
特に、アセチルチオ基が好ましい。
【0074】Rにおけるアリール部分が炭素数6〜1
2のアリール基であるアリールカルボニルチオ基として
は、特に、ベンゾイルチオ基が好ましい。
【0075】Rにおける炭素数1〜6の直鎖または分
枝鎖状のアルキル基としては、炭素数1〜3の直鎖のア
ルキル基が好ましく、メチル基がさらに好ましい。
【0076】Rにおけるアルキル部分が炭素数1〜6
の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカル
ボニルオキシ基としては、アセトキシ基が好ましい。
【0077】Rにおけるアリール部分が炭素数6〜1
2のアリール基であるアリールカルボニルオキシ基とし
ては、ベンゾイルオキシ基が好ましい。
【0078】Rとしては、特に、水素原子、水酸基、
チオール基、アセチルチオ基、ベンゾイルチオ基が好ま
しい。
【0079】Rにおいて、−N(R)Rで表され
るものとしては、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、
N−アリル−N−メチルアミノ基、N−(3−(アセチ
ルチオ)イソブチリル)−N−メチルアミノ基、N−
(3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−N−メチル
アミノ基、N−((3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)アセチル)−N−メチルアミノ基、N−((3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセ
チル)−N−メチルアミノ基、N−(2−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)エチル)−N−メチルアミノ
基が好ましく、ジメチルアミノ基、N−(3−(アセチ
ルチオ)イソブチリル)−N−メチルアミノ基、N−
(3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−N−メチル
アミノ基、N−((3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)アセチル)−N−メチルアミノ基、N−((3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセ
チル)−N−メチルアミノ基がさらに好ましい。
【0080】Rにおいて、一般式(2)
【0081】
【化12】
【0082】(式中、R、RおよびYは前記と同じ
意味を示す。)で表されるものとしては、モルフォリノ
基、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル基、4−
(アセチルチオ)ピペリジン−1−イル基、ピペラジン
−1−イル基、4−メチルピペラジン−1−イル基、4
−エチルビペラジン−1−イル基、4−(2,2,2−
トリフロオロエチル)ピペラジン−1−イル基、4−
(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル基、4
−(2−クロロエチル)ピペラジン−1−イル基、4−
ベンジルピペラジン−1−イル基、4−(3,4−ジメ
トキシフェニルメチル)ピペラジン−1−イル基、4−
(2−(アセチルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル
基、4−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
エチル)ピペラジン−1−イル基、4−(2−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)エチ
ル)ピペラジン−1−イル基、4−(2−(ベンゾイル
チオ)エチル)ピペラジン−1−イル基、4−(2,
3,4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1
−イル基、4−(3,4,5−トリメトキシフェニルメ
チル)ピペラジン−1−イル基、4−フェニルピペラジ
ン−1−イル基、4−(2−メトキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル基、4−イソプロピルピペラジン−1−
イル基、4−シクロブチルピペラジン−1−イル基、4
−シクロペンチルピペラジン−1−イル基、4−シクロ
ヘキシルピペラジン−1−イル基、4−ベンジルオキシ
カルボニルピペラジン−1−イル基、4−(2−オキソ
−4−チアゾリジンカルボニル)ピペラジン−1−イル
基、4−(2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル
基、4−(6−シアノ−2,2−ジメチル−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル
基、4−(3−(アセチルチオ)イソブチリル)ピペラ
ジン−1−イル基、4−((アセチルチオ)アセチル)
ピペラジン−1−イル基、4−(3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)ピペラジン−1−イル基、4−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)ピ
ペラジン−1−イル基、4−((3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)ピペラジ
ン−1−イル基、4−((ベンゾイルチオ)アセチル)
ピペラジン−1−イル基が好ましく、モルフォリノ基、
2,6−ジメチルピペリジン−1−イル基、4−(アセ
チルチオ)ピペリジン−1−イル基、4−メチルピペラ
ジン−1−イル基、4−エチルピペラジン−1−イル
基、4−イソプロピルピペラジン−1−イル基、4−シ
クロペンチルピペラジン−1−イル基、4ー(2,2,
2−トリフロオロエチル)ピペラジン−1−イル基、4
−ベンジルピペラジン−1−イル基、4−(3−(アセ
チルチオ)イソブチリル)ピペラジン−1−イル基、4
−((アセチルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル
基、4−(3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)ピペ
ラジン−1−イル基、4−((3,4,5−トリメトキ
シフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル基、4−
((3 5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)ピペラジン−1−イル基、4−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル基がさ
らに好ましく、特に、モルフォリノ基、4−メチルピペ
ラジン−1−イル基、4−エチルピペラジン−1−イル
基、4−イソプロピルピペラジン−1−イル基、および
4−ベンジルピペラジン−1−イル基が好ましい。
【0083】Rとしては、メチルアミノ基、ジメチル
アミノ基、N−アリル−N−メチルアミノ基、N−(3
−(アセチルチオ)イソブチリル)−N−メチルアミノ
基、N−(3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−N
−メチルアミノ基、N−((3,4,5−トリメトキシ
フェニル)アセチル)−N−メチルアミノ基、N−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)−N−メチルアミノ基、N−(2−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチル)−N−
メチルアミノ基、モルフォリノ基、2,6−ジメチルピ
ペリジン−1−イル基、4−(アセチルチオ)ピペリジ
ン−1−イル基、ピペラジン−1−イル基、4−メチル
ピペラジン−1−イル基、4−エチルピペラジン−1−
イル基、4−イソプロピルピペラジン−1−イル基、4
−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1
−イル基、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−
1−イル基、4−(2−クロロエチル)ピペラジン−1
−イル基、4−ベンジルピペラジン−1−イル基、4−
(3,4−ジメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1
−イル基、4−(2−(アセチルチオ)エチル)ピペラ
ジン−1−イル基、4−(2−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)エチル)ピペラジン−1−イル基、4−
(2−(3 5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル基、4−(2
−(ベンゾイルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル
基、4−(2,3,4−トリメトキシフェニルメチル)
ピペラジン−1−イル基、4−(3,4,5−トリメト
キシフェニルメチル)ピペラジン−1−イル基、4−フ
ェニルピペラジン−1−イル基、4−(2−メトキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル基、4−シクロブチルピ
ペラジン−1−イル基、4−シクロペンチルピペラジン
−1−イル基、4−シクロヘキシルピペラジン−1−イ
ル基、4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−
イル基、4−(2−オキソ−4−チアゾリジンカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル基、4−(2,2−ジメチル
−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボニ
ル)ピペラジン−1−イル基、4−(6−シアノ−2,
2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボニ
ル)ピペラジン−1−イル基、4−(3−(アセチルチ
オ)イソブチリル)ピペラジン−1−イル基、4−
((アセチルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル
基、4−(3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)ピペ
ラジン−1−イル基、4−((3,4,5−トリメトキ
シフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル基、4−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)ピペラジン−1−イル基、4−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル基が好
ましく、ジメチルアミノ基、N−(3−(アセチルチ
オ)イソブチリル)−N−メチルアミノ基、N−(3−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−N−メチルアミノ
基、N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル−N−メチルアミノ基、N−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−N−メチ
ルアミノ基、モルフォリノ基、2,6−ジメチルピペリ
ジン−1−イル基、4−(アセチルチオ)ピペリジン−
1−イル基、4−メチルピペラジン−1−イル基、4−
エチルピペラジン−1−イル基、4−イソプロピルピペ
ラジン−1−イル基、4−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)ピペラジン−1−イル基、4−ベンジルピペラ
ジン−1−イル基、4−シクロペンチルピペラジン−1
−イル基、4−(3−(アセチルチオ)イソブチリル)
ピペラジン−1−イル基、4−((アセチルチオ)アセ
チル)ピペラジン−1−イル基、4−(3−(ベンゾイ
ルチオ)イソブチリル)ピペラジン−1−イル基、4−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)ピ
ペラジン−1−イル基、4−((3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)ピペラジ
ン−1−イル基、4−((ベンゾイルチオ)アセチル)
ピペラジン−1−イル基がさらに好ましく、特に、モル
フォリノ基、4−メチルピペラジン−1−イル基、4−
エチルピペラジン−1−イル基、4−イソプロピルピペ
ラジン−1−イル基、および4−ベンジルピペラジン−
1−イル基が好ましい。一般式(1)
【0084】
【化13】
【0085】で示される化合物としては、N−((3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)ア
セチル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン、N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)
イソブチリル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−((S)−3−(アセチルチ
オ)イソブチリル)−3−モルホリノシドノンイミン、
N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノン
イミン、N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン、N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ
ブチリル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン、N−((S)−3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)−3−(4−(2,2,2−トリフ
ルオロエチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−((S)−3−(アセチルチ
オ)イソブチリル)−3−(4−メチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン、N−((S)−3−(アセチ
ルチオ)イソブチリル)−3−(4−エチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミン、N−((S)−3−(ア
セチルチオ)イソブチリル)−3−(4−イソプロピル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン、3−(4−
(アセチルチオ)ピペリジン−1−イル)−N−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)シ
ドノンイミン、N−(アセチルチオアセチル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−(アセチルチオアセチル)−3−(4−イソプロピ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(ベン
ゾイルチオアセチル)−3−(4−イソプロピルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン、N−(ベンゾイルチ
オアセチル)−3−(4−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロペンチ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(2−
(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−ベンジル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−
(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(ア
セチルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベンジルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(アセ
チルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(アセチル
チオ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(ベンゾ
イルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(ベンゾイ
ルチオ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(4−(アセ
チルチオ)ブチリル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン、N−(3−(シクロヘキサ
ンカルボニルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−((2,
6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)−3
−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン、N−(3−(4−フルオロベンゾイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン、N−(3−(4−フルオロ
ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(4
−フルオロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4
−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−(3−(4−メトキシベンゾイルチオ)プロピ
オニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン、N−(3−(2,6−ジメチルベンゾイ
ルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(2,6−ジ
メチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3
−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プロピオニル)
−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン、N−(3−(2,6−ジクロロベンゾイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン、N−(3−(2,6−ジフ
ルオロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3
−(2,6−ジフルオロベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン、N−(3−(2,6−ジフルオロベンゾイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(2,6
−ジメトキシベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−(ピバロイルチオアセチル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(ピバロイ
ルチオアセチル)−3−(4−エチルピペラジン−1−
イル)シドノンイミン、N−(ピバロイルチオアセチ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン、N−(3−(ピバロイルチオ)プロピ
オニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン、N−(3−(ピバロイルチオ)プロピオ
ニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン、N−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン、N−(ピバロイルチオピバロイル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−(ピバロイルチオピバロイル)−3−(4−エ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(ピ
バロイルチオピバロイル)−3−(4−イソプロピルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(ベ
ンジルオキシカルボニルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−(エチルカルバモイルチオアセチル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
(3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニル)−3
−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン、N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−
イル)シドノンイミン、N−(エチルカルバモイルチオ
ビバロイル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−(エチルカルバモイルチオピ
バロイル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン、N−(エチルカルバモイルチオピバロ
イル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−(3−(t−ブチルカルバモ
イルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(t−ブチ
ルカルバモイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−
(t−ブチルカルバモイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン、N−(3−(フェニルカルバモイルチオ)プロピ
オニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン、N−(3−(フェニルカルバモイルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン、N−(3−(フェニルカルバ
モイルチオ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(4−
(ベンゾイルチオ)ブチリル)−3−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−アセチ
ルチオ−2−ベンジルプロピオニル)−3−(4−メチ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−
(3, 5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン、N−((R)−2−アセチ
ルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(アセチルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン、N−((R)−2−アセチル
アミノ−3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン、N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(ベン
ゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン、N−((R)−2−
アセチルアミノ−3−(4−フルオロベンゾイルチオ)
プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−((R)−2−アセチルアミ
ノ−3−(4−トリフルオロメチルベンゾイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−((6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニルチ
オ)アセチル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−((6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニルチ
オ)アセチル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−((6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニルチ
オ)アセチル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン、N−(6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン、N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テ
トラメチルクロマン−2−カルボニル)−3−(4−イ
ソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N
−((R)−2−オキソ−4−チアゾリジンカルボニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン、が好ましく、N−((3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン、N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン、N−(アセチルチオアセチル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4
−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)−3
−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−(3−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−(3−(ピバロイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−(3−(ピバロイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン、N−(3−(エチルカルバモイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン、N−(3−(エチルカルバ
モイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(エチル
カルバモイルチオ)プロピオニル)−3−(4−イソプ
ロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
(3−(フェニルカルバモイルチオ)プロピオニル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン、N−(4−(ベンゾイルチオ)ブチリル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、
N−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン、N−((R)−2
−アセチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン、N−(6−ヒドロキシ−2 5,7,8−テ
トラメチルクロマン−2−カルボニル)−3−(4−イ
ソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、が
特に好ましい。
【0086】また、一般式(1)におけるRが、例え
ば、メチルアミノ基、N−アリル−N−メチルアミノ
基、ピペラジン−1−イル基、4−(2−ヒドロキシエ
チル)ピペラジン−1−イル基、4−(2−クロロエチ
ル)ピペラジン−1−イル基、4−ベンジルピペラジン
−1−イル基、4−ベンジルオキシカルボニルピペラジ
ン−1−イル基等である化合物、または薬学的に許容し
うるその塩は、本発明の化合物の合成中間体としても利
用できる。
【0087】さらに、本発明化合物の合成中間体として
は、一般式(11)
【0088】
【化21】
【0089】{式中、Zは、前述の一般式(1)におけ
るZと同じ定義であり、R15は、置換基を有していて
もよい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル
基;異項原子として酸素原子を含む単環式ヘテロ環;ア
ルキル部分が炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
キル基であるアルキルカルボニル基;アルキル部分が置
換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基であ
るアルキルオキシカルボニル基;または、アリール部分
が置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール
基であるアリールカルボニル基、を示す。}で示される
化合物または薬学的に許容しうるその塩;または、一般
式(12)
【0090】
【化22】
【0091】(式中、R16は、置換基を有していても
よい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;
異項原子として酸素原子を含む単環式ヘテロ環;アルキ
ル部分が炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル
基であるアルキルカルボニル基;アリール部分が置換基
を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基である
アリールカルボニル基;または、炭素数1〜6の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルキル基によって置換されているシリ
ル基、を示す。R17は、置換基を有していてもよい炭
素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;また
は、アルキル部分が置換基を有していてもよい炭素数1
〜6のアルキル基であるアルキルオキシカルボニル基、
を示す。)で示される化合物または薬学的に許容しうる
その塩、が利用できる。
【0092】R15としては、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基、異
項原子として酸素原子を含む単環式ヘテロ5または6員
覆、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状
のアルキル基であるアルキルカルボニル基、アルキル部
分が置換基を有じていてもよい炭素数1〜4の直鎖状の
アルキル基であるアルキルオキシカルボニル基、アリー
ル部分が炭素数6〜12のアリール基であるアリールカ
ルボニル基が好ましく、4−メトキシベンジル基、ベン
ジル基、t−ブチル基、メトキシメチル基、ベンジルオ
キシメチル基、2−テトラヒドロピラン−1−イル基、
アセチル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニ
ル基、ベンゾイル基がさらに好ましく、特に、4−メト
キシベンジル基が好ましい。
【0093】R16としては、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基、異
項原子として酸素原子を含む単環式ヘテロ5または6員
環、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状
のアルキル基であるアルキルカルボニル基、アリール部
分が炭素数6〜12のアリール基であるアリールカルボ
ニル基、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル
基によって置換されているシリル基、が好ましく、メト
キシメチル基、(4−メトキシフェノキシ)メチル基、
t−ブトキシメチル基、2−メトキシエトキシメチル
基、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル基、ベン
ジル基、1−エトキシエチル基、t−ブチル基、2−テ
トラヒドロピラン−1−イル基、アセチル基、ベンゾイ
ル基、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル
基がさらに好ましく、特に、メトキシメチル基が好まし
い。
【0094】R17としては、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基、ア
ルキル部分が置換基を有していてもよい炭素数1〜4の
アルキル基であるアルキルオキシカルボニル基が好まし
く、特に、ベンジル基、ベンジルオキシカルボニル基が
好ましい。
【0095】また、本願発明における、医薬として許容
される塩または薬学的に許容しうる塩とは、例えば、塩
酸、臭化水素酸、燐酸、硫酸等の無機酸の塩、または、
酢酸、シュウ酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸等の有機
酸の塩をいうが、この例示に制限されるものではない。
【0096】
【発明の実施の形態】本発明の化合物は、例えば以下の
ようにして製造することが出来る。一般式(6)
【0097】
【化14】
【0098】{式中、R2は前記の一般式(1)におけ
るR2と同じ意味を示す。nは1または2を示す。}で
表される化合物をアシル化することにより得られる。
【0099】アシル化剤としては、例えば、以下の
(1)〜(2)が挙げられる。
【0100】(1)炭素数1〜6の直鎖または分枝状の
カルボン酸、好ましくは3−(アセチルチオ)イソ酪
酸、3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸、3−(アセチル
チオ)−2−メチルイソ酪酸、アセチルチオ酢酸、ベン
ゾイルチオ酢酸、2−オキソ−4−チアゾリジンカルボ
ン酸、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)チオ酢酸、(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)酢酸等のカルボン酸と、N,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、N,N−カルボ
ニルジイミダゾール等の縮合剤との組み合せ。
【0101】(2)炭素数1〜6の直鎖または分枝状の
カルボン酸、好ましくは3−(アセチルチオ)イソ酪
酸、3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸、3−(アセチル
チオ)−2−メチルイソ酪酸、アセチルチオ酢酸、ベン
ゾイルチオ酢酸、2−オキソ−4−チアゾリジンカルボ
ン酸、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)チオ酢酸、(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)酢酸等のカルボン酸と、クロロ炭酸エチルおよびト
リエチルアミンとの組み合せ。
【0102】この反応は、アルコール、好ましくはメタ
ノール、エタノール、または不活性溶媒、好ましくはメ
チレンクロリド、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、
水等の溶媒またはそれらの混合溶媒中で、塩基の存在下
または非存在下で行うのが好ましい。使用する塩基とし
ては、無機金属塩基、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水素化ナトリウム、または有機金属塩
基、好ましくはナトリウムアルコキシド、カリウムアル
コキシド、アルキルリチウム、または有機塩基、好まし
くはピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルア
ミノピリジンを挙げることができる。
【0103】本発明の化合物はまた、一般式(7)
【0104】
【化15】
【0105】(式中、A、XおよびRは、前記と同じ
意味を示す。)または一般式(8)
【0106】
【化16】
【0107】(式中、A、XおよびRは、前記と同じ
意味を示す。)で表される化合物をアシル化または還元
的アルキル化することによって得られる
【0108】アシル化剤としては、例えば、以下の
(1)〜(4)が挙げられる。
【0109】(1)炭素数1〜6の直鎖または分枝状の
カルボン酸、好ましくは3−(アセチルチオ)イソ酪
酸、3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸、3−(アセチル
チオ)−2−メチルイソ酪酸、アセチルチオ酢酸、ベン
ゾイルチオ酢酸、2−オキソ−4−チアゾリジンカルボ
ン酸、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)チオ酢酸、(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)酢酸等のカルボン酸と、N,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、N,N−カルボ
ニルジイミダゾール等の縮合剤との組み合せ。
【0110】(2)炭素数1〜6の直鎖または分枝状の
カルボン酸、好ましくは3−(アセチルチオ)イソ酪
酸、3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸、3−(アセチル
チオ)−2−メチルイソ酪酸、アセチルチオ酢酸、ベン
ゾイルチオ酢酸、2−オキソ−4−チアゾリジンカルボ
ン酸、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)チオ酢酸、(3,4 5−トリメトキシフェニ
ル)酢酸等のカルボン酸と、クロロ炭酸エチルおよびト
リエチルアミンとの組み合せ。
【0111】(3)無水酢酸、無水プロピオン酸等の酸
無水物。
【0112】(4)塩化アセチル、塩化プロピオニル、
塩化ピバロイル等のハロゲン化アシル
【0113】還元的アルキル化剤の例としては、アルデ
ヒド、好ましくはホルマリン、パラホルムアルデヒド、
3,4−ジメトキシベンズアルデヒド、(3,4,5−
トリメトキシフェニル)アセトアルデヒド、(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセト
アルデヒド等と、金属水素錯化合物、好ましくは水素化
ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、シアノ水素
化ホウ素ナトリウム等の還元剤との組み合せを挙げるこ
とができる。
【0114】この反応は、アルコール、好ましくはメタ
ノール、エタノール等、または不活性溶媒、好ましくは
メチレンクロリド、テトラヒドロフラン、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサ
ン、水等の溶媒またはそれらの混合溶媒中で、塩基の存
在下または非存在下で行うのが好ましい。使用する塩基
としては、無機金属塩基、好ましくは炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム等、または有機金
属塩基、好ましくはナトリウムアルコキシド、カリウム
アルコキシド、アルキルリチウム等、または有機塩基、
好ましくはピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルアミノピリジン等を挙げることができる。
【0115】本発明の化合物はまた、一般式(9)
【0116】
【化17】
【0117】(式中、A、XおよびRは、前記と同じ
意味を示す。nは1〜4の整数を示す。R13は塩素原
子、臭素原子等のハロゲン原子またはメタンスルホニル
基、p−トルエンスルホニル基等の脱離基を示す)で表
される化合物にアセチルチオカリウム、ベンゾイルチオ
カリウム等のチオールの金属塩を反応させることによっ
て得られる。
【0118】本発明の化合物はまた、一般式(10)
【0119】
【化18】
【0120】(式中、A,X、Rおよびnは、前記と
同じ意味を示す。)で表される化合物にチオ安息香酸等
のチオカルボン酸をアゾジカルボン酸ジエチルとトリフ
ェニルホスフィンを用いた光延反応することによって得
られる。
【0121】また、本発明の化合物は実施例に記載され
る具体的な製造法を応用して得ることも出来る。
【0122】
【実施例】以下に、本発明の化合物の製造について実施
例に基づき、さらに詳細に説明するが、本発明はこれら
の例によって何ら制限されるものではない。
【0123】また、本発明化合物の有用性を示すため
に、本発明化合物の代表的化合物の優れた血管拡張作
用、心筋保護作用および血小板凝集抑制作用に関する薬
理試験結果を試験例に示す。表A−1〜A−24に実施
例化合物の化学構造式を示す。
【0124】
【表1】
【0125】
【表2】
【0126】
【表3】
【0127】
【表4】
【0128】
【表5】
【0129】
【表6】
【0130】
【表7】
【0131】
【表8】
【0132】
【表9】
【0133】
【表10】
【0134】
【表11】
【0135】
【表12】
【0136】
【表13】
【0137】
【表14】
【0138】
【表15】
【0139】
【表16】
【0140】
【表17】
【0141】
【表18】
【0142】
【表19】
【0143】
【表20】
【0144】
【表21】
【0145】
【表22】
【0146】
【表23】
【0147】
【表24】
【0148】
【実施例1】 N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン (3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチ
オ)酢酸0.74g、1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.57g、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物0.45gおよ
びN,N−ジメチルホルムアミド20mlの混合物を氷
冷下、1時間撹拌した後、3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.71gおよびピ
リジン1.3mlを加え1時間撹拌し、次いで室温下2
0時間撹拌した。水を加え、エーテルで抽出した。有機
層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホルム:メ
タノール:アンモニア水=190:9:1)で精製する
と、融点160−162℃のN−((3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3
−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.80gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),2.38(3H,s),2.70−2.7
3(4H,m),3.53−3.57(4H,m),
3.81(2H,s),5.15(1H,s),7.3
2(2H,s),8.00(1H,s) MS m/z:461(M
【0149】
【実施例2】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を(S)−3−(ベ
ンゾイルチオ)イソ酪酸に代えて、融点139−141
℃のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.38(3H,s),2.69−2.73
(4H,m),2.88−2.95(1H,m),3.
30−3.46(2H,m),3.53−3.56(4
H,m),7.38−7.44(2H,m),7.50
−7.56(1H,m),7.94−7.98(2H,
m),8.01(1H,s)
【0150】
【実施例3】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−メチ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイルチ
オ)酢酸に代えて、融点149−151℃のN−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.31(3
H,s),2.56−2.77(4H,m),3.37
−3.63(4H,m),4.01(2H,s),7.
17−7.46(3H,m),7.73−7.95(2
H,m),7.88(1H,s)
【0151】
【実施例4】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−モルホリノシドノンイミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.32g、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩0.31g、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール水和物0.24gおよびN,N−ジメチルホ
ルムアミド10mlの混合物を氷冷下、50分撹拌した
後、3−モルホリノシドノンイミン塩酸塩0.30gお
よびピリジン0.6mlを加え50分撹拌し、次いで室
温下8時間撹拌した。水を加え、エーテルで抽出した。
有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタ
ン:メタノール=99:1)で精製すると、油状のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−モルホリノシドノンイミン0.42gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.30(3
H,d),2.50−3.18(1H,m),3.18
−3.65(6H,m),3.72−4.07(4H,
m),7.10−7.50(3H,m),7.70−
7.90(2H,m),7.95(1H,s) MS m/z:377(M+1)
【0152】
【実施例5】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−ジメチルアミノシドノンイミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.31g、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩0.30g、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール水和物0.25gおよびN,N−ジメチルホ
ルムアミド10mlの混合物を氷冷下、50分撹拌した
後、3−ジメチルアミノシドノンイミン塩酸塩0.24
gおよびピリジン0.6mlを加え1時間撹拌し、次い
で室温下14時間撹拌した。水を加え、エーテルで抽出
した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:クロロ
ホルム:メタノール:アンモニア水=190:9:1)
で精製すると、油状のN−((S)−3−(ベンゾイル
チオ)イソブチリル)−3−ジメチルアミノシドノンイ
ミン0.45gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.32(3
H,d),2.60−3.05(1H,m),3.05
−3.44(2H,m),3.17(6H,s),7.
20−7.47(3H,m),7.70−7.84(2
H,m),7.88(1H,s) MS m/z:335(M+1)
【0153】
【実施例6】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−ジメチルアミノシドノンイミン 実施例5と同様な方法で、出発原料を(S)−3−(ア
セチルチオ)イソ酪酸に代えて、融点72−73℃のN
−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3
−ジメチルアミノシドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.25(3
H,d),2.26(3H,s),2.50−2.93
(1H,m),3.02−3.19(2H,m),3.
20(6H,s),7.88(1H,s)MS m/
z: 273(M+1)
【0154】
【実施例7】N−((3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−ジメチルアミノシドノンイ
ミン 実施例5と同様な方法で、出発原料を(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に代え
て、融点173−174℃のN−((3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3
−ジメチルアミノシドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),3.24(6H,s),3.81(2H,
s),5.15(1H,s),7.32(2H,s),
8.00(1H,s) MS m/z:406(M
【0155】
【実施例8】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−
ジメチルアミノシドノンイミン実施例5と同様な方法
で、出発原料を(アセチルチオ)酢酸に代えて、融点9
9−101℃のN−((アセチルチオ)アセチル)−3
−ジメチルアミノシドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.34(3
H,s),3.23(6H,s),3.80(2H,
s),7.91(1H,s)
【0156】
【実施例9】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−ジメチルア
ミノシドノンイミン 実施例5と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイルチ
オ)酢酸に代えて、融点128−129℃のN−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)−3−ジメチルアミノシドノ
ンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:3.20(6
H,s),4.05(2H,s),7.26−7.52
(3H,m),7.81−8.01(2H,m),7.
89(1H,s)
【0157】
【実施例10】N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)−3−ジメチルアミノシドノンイミン 実施例5と同様な方法で、出発原料を(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)酢酸に代えて、融点88−89℃
のN−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)−3−ジメチルアミノシドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:3.24(6
H,s),3.65(2H,s),3.74(3H,
s),3,79(6H,s),6.52(2H,s),
7.90(1H,s)
【0158】
【実施例11】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.14g、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩0.14g、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール水和物0.11gおよびN,N−ジメチルホ
ルムアミド6mlの混合物を氷冷下、1時間撹拌した
後、3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−
1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.23gおよびピリ
ジン0.35mlを加え1時間撹拌し、次いで室温下3
日間撹拌した。水を加え、エーテルで抽出した。有機層
を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホルム:メタ
ノール:アンモニア水=190:9:1)で精製する
と、融点104−106℃のN−((S)−3−(ベン
ゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−(2−メトキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.10gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.33(3
H,d),2.61−3.10(1H,m),3.10
−3.50(6H,m),3.50−3.80(4H,
m),3.83(3H,s),6.70−7.02(4
H,m),7.20−7.50(3H,m),7.70
−7.90(2H,m),7.94(1H,s)
【0159】
【実施例12】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−(2−メドキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン 実施例11と同様な方法で、出発原料を(S)−3−
(アセチルチオ)イソ酪酸に代えて、融点91−93℃
のN−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.25(3
H,d),2.25(3H,s),2.50−3.03
(1H,m),3.03−3.49(6H,m),3.
49−3.80(4H,m),3.83(3H,s),
6.65−7.03(4H,m),7.92(1H,
s)
【0160】
【実施例13】N−((3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ シフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(2,6−ジメチルピペリ
ジン−1−イル)シドノンイミン (3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチ
オ)酢酸0.26g、1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.18g、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物0.15gおよ
びN,N−ジメチルホルムアミド8mlの混合物を氷冷
下、10分撹拌した後、3−(2,6−ジメチルピペリ
ジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.2gおよび
ピリジン0.28mlを加え5分間撹拌し、次いで室温
下13時間撹拌した。水を加え、エーテルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し、溶媒を留去して得
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製すると、融
点175−176℃のN−((3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3−
(2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)シドノンイ
ミン0.36gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:0.96(6
H,d),1.41(18H,s),1.45−1.6
1(3H,m),1.79−2.05(3H,m),
3.27−3.40(2H,m),3.81(2H,
s),5.19(1H,s),7.38(2H,s),
8.00(1H,s)
【0161】
【実施例14】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例13と同様な方法で、出発原料を(S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソ酪酸に代えて、油状のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)シドノン
イミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:0.95(6
H,d),1.36(3H,d),1.46−1.59
(3H,m),1.78−1.94(3H,m),2.
97−3.00(1H,m),3.22−3.50(4
H,m),7.38−7.58(3H,m),7.94
−8.02(2H,m),8.00(1H,s)
【0162】
【実施例15】N−((3.4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)−3−(2.6−ジチルピペリジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例13と同様な方法で、出発原料を3,4,5−ト
リメトキシフェニル酢酸に代えて、油状のN−((3,
4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)−3−
(2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:0.93(6
H,d),1.40−1.59(3H,m),1.75
−1.94(3H,m),3.21−3.38(2H,
m),3.74(2H,s),3.82(3H,s),
3.86(6H,s),6.60(2H,s),7.9
6(1H,s)
【0163】
【実施例16】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(2.6−
ジメチルピペリジン−1−イル)シドノンイミン 実施例13と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイルチ
オ)酢酸に代えて、油状のN−((ベンゾイルチオ)ア
セチル)−3−(2,6−ジメチルピペリジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:0.92(6
H,d),1.40−1.60(3H,m),1.75
−1.92(3H,m),3.25−3.37(2H,
m),4.12(2H,s),7.41−7.59(3
H,m),8.00−8.03(2H,m),8.01
(1H,s)
【0164】
【実施例17】3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)シ
ドノンイミン (3,4,5−トリメトキシフェニル)酢酸0.32
g、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩0.30g、1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール水和物0.25gおよびN,N−ジメチ
ルホルムアミド10mlの混合物を氷冷下、1.5時間
撹拌した後、3−(4−ベンジルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン塩酸塩0.47gおよびピリジン
0.8mlを加え1時間撹拌し、次いで室温下5時間撹
拌した。水を加え、エーテルで抽出した。有機層を水洗
乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開液:クロロホルム:メタノー
ル:アンモニア水=190:9:1)で精製すると、油
状の3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)シ
ドノンイミン0.29gを得た 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.50−2.
91(4H,m),3.28−3.56(4H,m),
3.50(2H,s),3.62(2H,s),3.7
1(3H,s),3.75(6H,s),6.45(2
H,s),7.15(5H,brs),7.81(1
H,s)
【0165】
【実施例18】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノン
イミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を(S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソ酪酸に代えて、融点126−1
27℃のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブ
チリル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)
シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.32(3
H,d),2.56−2.84(4H,m),2.84
−2.86(1H,m),3.35−3.54(6H,
m),3.54(2H,s),7.18(5H,s),
7.12−7.45(3H,m),7.71−7.96
(2H,m),7.86(1H,s)
【0166】
【実施例19−A】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−ベンジルオシカルボニルピペラジン−1−
イル)シドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノン
イミン0.57g、炭酸水素ナトリウム1.4gおよび
ベンゼン5mlの混合物に室温下、塩化ベンジルオキシ
カルボニル2.3mlを滴下し2日間撹拌した。水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒
を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開液:ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製
すると、N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブ
チリル)−3−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン0.49gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.32(3
H,d),2.54−3.01(1H,m),3.22
−3.55(6H,m),3.56−3.87(4H,
m),5.07(2H,s),7.16−7.45(8
H,m),7.71−7.92(2H,m),7.93
(1H,s)
【0167】
【実施例19−B】 N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン0.49gおよびジクロロメタ
ン15mlの混合物に氷冷下、33%臭化水素一酢酸溶
液7mlを加え室温下3時間撹拌した。氷冷下エーテル
中に注ぎ、折出したN−((S)−3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン臭化水素酸塩を濾取した。氷冷下飽和重曹
水でアルカリ性にし、ジクロロメタンで抽出した。有機
層を水洗乾燥後、溶媒を留去すると、N−((S)−3
−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン0.32gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.30(3
H,d),2.62−3.16(5H,m),3.17
−3.51(6H,m),7.15−7.41(3H,
m),7.65−7.83(2H,m),7.83(1
H,s)
【0168】
【実施例19−C】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ア
セチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 3,4,5−トリメトキシフェニル酢酸0.07g,N
−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−
3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.13
gおよびN,N−ジメチルホルムアミド2mlの混合物
に氷冷下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩0.06g、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール水和物0.05gを加え2時間撹
拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノ
ール=95:5)で精製すると、融点139−140℃
のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−((3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)アセチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.19gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.31(3
H,d),2.70−3.04(1H,m),3.22
−3.51(6H,m),3.54−3.77(6H,
m),3.77(9H,s),6.30(2H,s),
7.12−7.43(3H,m),7.70−7.85
(2H,m),7.85(1H,s)
【0169】
【実施例20】3−(4−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)ピペラジン−1−イル)−N−((S)−3−(ベ
ンゾイルチオ)イソブチリル)シドノンイミン 実施例19−Cと同様な方法で、出発原料を(S)−3
−(アセチルチオ)イソ酪酸に代えて、油状の3−(4
−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)ピペ
ラジン−1−イル)−N−((S)−3−(ベンゾイル
チオ)イソブチリル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.14−1.
43(6H,m),2.31(3H,s),2.77−
3.07(2H,m),3.26−3.67(8H,
m),3.70−4.07(4H,m),7.19−
7.47(3H,m),7.76−7.96(2H,
m),7.97(1H,s)
【0170】
【実施例21】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−フェニルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例19−Cと同様な方法で、出発原料を(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に
代えて、油状のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)
イソブチリル)−3−(4−((3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),1.42(18H,s),2.85−2.9
8(1H,m),3 29−3.48(6H,m),
3.67(2H,s),3.68−3.78(2H,
m),3.84−3.93(2H,m),5.35(1
H,s),7.30(2H,s),7.38−7.59
(3H,m),7.94−8.00(2H,m),8.
02(1H,s)MS m/z:654(M+1)
【0171】
【実施例22】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)−イソブチリ
ル)−3−(4−(2.2−ジメチル−6−ニトロ−2
H−1−ベンゾピラン−4−カルボニル)ピペラジン−
1−イル)シドノンイミン 実施例19−Cと同様な方法で、出発原料を2,2−ジ
メチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カ
ルボン酸に代えて、油状のN−((S)−3−(ベンゾ
イルチオ)イソブチリル)−3−(4−(2,2−ジメ
チル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カル
ボニル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.33(3
H,d),1.54(6H,s),2.83−2.96
(1H,m),3.31(1H,dd),3.41(1
H,dd),3.45−4.16(8H,m),5.8
9(1H,s),6.94(1H,d),7.38−
7.54(3H,m),7.93−7.97(3H,
m),8.06(1H,s),8.07−8.13(1
H,m)
【0172】
【実施例23】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブ
チリル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例19−Cと同様な方法で、出発原料を(S)−3
−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸に代えて、油状のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.29(3
H,d),1.34(3H,d),2.85−2.97
(1H,m),3.05−3.16(2H,m),3.
23−3.60(7H,m),3.72−4.20(4
H,m),7.36−7.63(6H,m),7.94
−8.05(4H,m),8.03(1H,s)
【0173】
【実施例24−A】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を(S)−3−
(アセチルチオ)イソ酪酸に代えて、融点45−46℃
のN−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)
−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノン
イミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.23(3
H,d),2.22(3H,s),2.51−2.91
(5H,m),3.01−3.21(2H,m),3.
36−3.60(4H,m),3.60(2H,s),
7.15(5H,s),7.81(1H,s)
【0174】
【実施例24−B】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−
イル)シドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
に代えて、油状のN−((S)−3−(アセチルチオ)
イソブチリル)−3−(4−ベンジルオキシカルボニル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.23(3
H,d),2.23(3H,s),2.49−2.92
(1H,m),2.97−3.21(2H,m),3.
30−3.60(4H,m),3.61−3.92(4
H,m),5.07(2H,s),7.26(5H,
s),7.97(1H,s)
【0175】
【実施例24−C】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩 実施例19−Bと同様な方法で、出発原料をN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンに代えて、油状のN−((S)−3
−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.21(3
H,d),2.24(3H,s),2.45−2.95
(1H,m),2.95−3.23(6H,m),3.
26−3.56(4H,m),7.83(1H,s) 得られたN−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチ
リル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
をメタノールで希釈し、氷冷下濃塩酸を加えた後、混合
物を濃縮してN−((S)−3−(アセチルチオ)イソ
ブチリル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン塩酸塩を得た。
【0176】
【実施例24−D】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン (3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチ
オ)酢酸0.12g、およびN,N−ジメチルホルムア
ミド2mlの混合物に氷冷下、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.0
8g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物0.0
7gを加え30分間撹拌した後、N−((S)−3−
(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−
1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.15gおよびピリ
ジン0.1mlを氷冷下加え、室温下14時間撹拌し
た。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾
燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール
=95:5)で精製すると、油状のN−((S)−3−
(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−((3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)ア
セチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.1
8gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.19−1.
50(21H,m),2.28(3H,s),2.55
−2.90(1H,m),3.04−3.22(2H,
m),3.25−3.91(10H,m),5.27
(1H,brs),7.17(2H,s),7.88
(1H,s)
【0177】
【実施例25】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−((3,4,5−トリメトキシフェニル)ア
セチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例24−Dと同様な方法で、出発原料を3,4,5
−トリメトキシフェニル酢酸に代えて、融点122−1
23℃のN−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチ
リル)−3−(4−((3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.23(3
H,d),2.24(3H,s),2.55−2.79
(1H,m),2.98−3.53(6H,m),3.
55−3.85(6H,m),3.73(9H,s),
6.31(2H,s),7.84(1H,s)
【0178】
【実施例26】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−(2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1
−ベンゾピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例24−Dと同様な方法で、出発原料を2,2−ジ
メチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カ
ルボン酸に代えて、油状のN−((S)−3−(アセチ
ルチオ)イソブチリル)−3−(4−(2,2−ジメチ
ル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
ニル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.28(3
H,d),1.57(6H,s),2.31(3H,
s),2.56−2.91(1H,m),3.06−
3.28(2H,m),3.42−4.11(8H,
m),5.87(1H,s),6.88(1H,d),
7.82−8.15(3H,m)
【0179】
【実施例27】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例24−Dと同様な方法で、出発原料を(S)−3
−(アセチルチオ)イソ酪酸に代えて、油状のN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.11−1.
35(6H,m),2.24(3H,s),2.30
(3H,s),2.51−3.45(6H,m),3.
46−4.05(8H,m),7.90(1H,s)
【0180】
【実施例28】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−((R)−2−オキソ−4−チアゾリジンカ
ルボニル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例24−Dと同様な方法で、出発原料を(−)−2
−オキソ−4−チアゾリジンカルボン酸に代えて、融点
195−196℃のN−((S)−3−(アセチルチ
オ)イソブチリル)−3−(4−((R)−2−オキソ
−4−チアゾリジンカルボニル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.25(3
H,d),2.31(3H,s),2.73−2.82
(1H,m),3.05−3.23(2H,m),3.
41−4.09(11H,m),4.75−4.82
(1H,m),8.13(1H,s)
【0181】
【実施例29】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチ
リル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例24−Dと同様な方法で、出発原料を(S)−3
−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸に代えて、油状のN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.24−1.
40(6H,m),2.26(3H,s),2.47−
2.97(2H,m),2.98−3.28(4H,
m),3.30−4.06(8H,m),7.16−
7.49(3H,m),7.71−7.89(2H,
m),7.90(1H,s)
【0182】
【実施例30−A】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−ベン
ジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイルチ
オ)酢酸に代えて、N−((ベンゾイルチオ)アセチ
ル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.58−2.
85(4H,m),3.37−3.54(6H,m),
4.04(2H,s),7.18−7.45(8H,
m),7.77−7.98(2H,m),7.85(1
H,s)
【0183】
【実施例30−B】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−ベン
ジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノン
イミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、N−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジルオキシ
カルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得
た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:3.30−3.
50(4H,m),3.60−3.83(4H,m),
3.95(2H,s),5.01(2H,s),7.1
0−7.44(8H,m),7.74−7.90(2
H,m),7.88(1H,s)
【0184】
【実施例30−C】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩 実施例24−Cと同様な方法で、出発原料をN−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジルオキシ
カルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代
えて、融点158−159.5℃のN−((ベンゾイル
チオ)アセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:3.38
−3.45(4H,m),3.95−4.03(4H,
m),4.16(2H,s),7.55−7.74(3
H,m),7.94(2H,d),9.04(1H,
s),9.81(1H,brs)
【0185】
【実施例30−D】3−(4−((アセチルチオ)アセチル)ピペラジン−
1−イル)−N−((ベンゾイルチオ)アセチル)シド
ノンイミン (アセチルチオ)酢酸0.1g、1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.
16g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物0.
13gおよびN,N−ジメチルホルムアミド5mlの混
合物を氷冷下、20分撹拌した後、N−((ベンゾイル
チオ)アセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩0.3gおよびピリジン0.13ml
を加え5分間撹拌し、次いで室温下20時間撹拌した。
水を加え、酢酸エチル−エーテルの混合溶媒で抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し、溶媒を留去し
て得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液:酢酸エチル)で精製すると、油状の3−(4−
((アセチルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル)
−N−((ベンゾイルチオ)アセチル)シドノンイミン
0.18gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.40(3
H,s),3.47−3.62(4H,m),3.81
(2H,s),3.86−4.00(4H,m),4.
08(2H,s),7.44(2H,t),7.56
(1H,t),8.00(2H,d),8.06(1
H,s)
【0186】
【実施例31】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
((ベンゾイルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例30−Dと同様な方法で、出発原料を(ベンゾイ
ルチオ)酢酸に代えて、融点103.5−105℃のN
−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:3.56(4
H,brd),3.97(4H,t),4.00(2
H,s),4.08(2H,s),7.41−7.68
(6H,m),7.95−8.03(4H,m),8.
05(1H,s)
【0187】
【実施例32】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例30−Dと同様な方法で、出発原料を3,4,5
−トリメトキシフェニル酢酸に代えて、融点191.5
−193℃のN−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3
−(4−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセ
チル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:3.31−
3.51(4H,m),3.71(2H,s),3.7
2−3.82(2H,m),3.83(3H,s),
3.84(6H,s),3.90−3.99(2H,
m),4.07(2H,s),6.44(2H,s),
7.41−7.57(3H,m),7.98−8.02
(2H,m),8.00(1H,s)
【0188】
【実施例33】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチ
オ)アセチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例30−Dと同様な方法で、出発原料を(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に
代えて、油状のN−((ベンゾイルチオ)アセチル)−
3−(4−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニルチオ)アセチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.42(1
8H,s),3.44−3.48(4H,m),3.6
7(2H,s),3.70−3.79(2H,m),
3.86−3.93(2H,m),4.08(2H,
s),5.34(1H,s),7.29(2H,s),
7.41−7.62(3H,m),7.99−8.01
(2H,m),8.02(1H,s) MS m/z:625(M
【0189】
【実施例34−A】3−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−
イル)−N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)
アセチル)シドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料を3−(4−
ベンジルピペラジン−1−イル)−N−((3,4,5
−トリメトキシフェニル)アセチル)シドノンイミンに
代えて、油状の3−(4−ベンジルオキシカルボニルピ
ペラジン−1−イル)−N−((3,4,5−トリメト
キシフェニル)アセチル)シドノンイミン1.8gを得
た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:3.10−3.
41(4H,m),3.47−3.78(15H,
m),4.99(2H,s),6.40(2H,s),
7.15(5H,m),7.78(1H,s) MS m/s:511(M
【0190】
【実施例34−B】N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例19−Bと同様な方法で、出発原料を3−(4−
ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)−N
−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)
シドノンイミンに代えて、油状のN−((3,4,5−
トリメトキシフェニル)アセチル)−3−(ピペラジン
−1−イル)シドノンイミン0.8gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.92−3.
23(4H,m),3.26−3.57(4H,m),
3.67(2H,s),3.77(3H,s),3.8
1(6H,s),6.55(2H,s),7.91(1
H,s)
【0191】
【実施例34−C】3−(4−(アセチルチオ)アセチルピペラジン−1−
イル)−N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)
アセチル)シドノンイミン (アセチルチオ)酢酸0.03g、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
0.06g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
0.05gおよびN,N−ジメチルホルムアミド2ml
の混合物を氷冷下、15分撹拌した後、N−((3,
4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)−3−(ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン0.1gを加え5
分間撹拌し、次いで室温下20時間撹拌した。水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
後乾燥し、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノ
ール=95:5)で精製すると、油状の3−(4−(ア
セチルチオ)アセチルピペラジン−1−イル)−N−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)シ
ドノンイミン0.03gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.39(3
H,s),3.42−3.59(4H,m),3.71
(2H,s),3.81(3H,s),3.84(6
H,s),3.82−3.95(6H,m),6.58
(2H,s),8.02(1H,s)
【0192】
【実施例35−A】3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に代え
て、3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.36(18
H,s),2.61−2.81(4H,m),3.40
−3.62(4H,m),3.55(2H,s),3.
73(2H,s),5.05(1H,s),7.21
(7H,m),7.85(1H,s)
【0193】
【実施例35−B】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)シドノンイミン4.9g、クロロギ酸
1−クロロエチルエステル1.8ml、ヨウ化ナトリ
ウム2.74gおよびアセトン150mlの混合物を室
温下、50分間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、析
出固体を濾去した。濾液を減圧濃縮して得た残渣、メタ
ノール100mlおよび1,2−ジクロロエタン100
mlの混合物を1.5時間加熱還流した。飽和重曹水を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開液:クロロホルム:メタノ
ール:アンモニア水=100:10:1)で精製する
と、油状のN−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニルチオ)アセチル)−3−(ピペラジン−
1−イル)シドノンイミン1.1gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.39(18
H,s),3.00−3.22(4H,m),3.33
−3.57(4H,m),3.75(2H,s),7.
20(2H,s),7.89(1H,s)
【0194】
【実施例35−C】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(4−((R)−2−オキ
ソ−4−チアゾリジンカルボニル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン (−)−2−オキソ−4−チアゾリジンカルボン酸10
0mg、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩140mg、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール水和物110mgおよびN,N−ジ
メチルホルムアミド5mlの混合物を氷冷下、20分撹
拌した後、N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニルチオ)アセチル)−3−(ピペラジン−
1−イル)シドノンイミン0.30g,N,N−ジメチ
ルホルムアミド1mlの混合物を加え3分間撹拌し、次
いで室温下24時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し、溶媒を
留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開液:クロロホルム:メタノール:アンモニア水
=100:10:1)で精製すると、油状のN−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)−3−(4−((R)−2−オキソ−
4−チアゾリジンカルボニル)ピペラジン−1−イル)
シドノンイミン0.16gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.39(1
8H,s),3.48−4.22(10H,m),3.
81(2H,s),4.76−4.81(1H,m),
5.18(1H,s),7.26(2H,s),8.2
0(1H,s)
【0195】
【実施例36】3−(4−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)ピペラジン−1−イル)−N−((3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)シ
ドノンイミン 実施例35−Cと同様な方法で、出発原料を(S)−3
−(アセチルチオ)イソ酪酸に代えて、油状の3−(4
−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)ピペ
ラジン−1−イル)−N−((3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.23(3
H,d),1.41(18H,s),2.35(3H,
s),2.83−2.99(2H,m),3.07−
3.21(1H,m),3.41−3.57(4H,
m),3.72−4.13(4H,m),3.81(2
H,s),5.16(1H,s),7.32(2H,
s),8.05(1H,s)
【0196】
【実施例37】3−(4−(アセチルチオ)アセチルピペラジン−1−
イル)−N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルチオ)アセチル)シドノンイミン 実施例35−Cと同様な方法で、出発原料を(アセチル
チオ)酢酸に代えて、油状の3−(4−(アセチルチ
オ)アセチルピペラジン−1−イル)−N−((3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセ
チル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),2.40(3H,s),3.46−3.6
3(4H,m),3.80(2H,s),3.82(2
H,s),3.87−3.98(4H,m),5.16
(1H,s),7.32(2H,s),8.05(1
H,s)
【0197】
【実施例38−A】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を(アセチルチ
オ)酢酸に代えて、N−((アセチルチオ)アセチル)
−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノン
イミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.36(3
H,s),2.60−2.85(4H,m),3.40
−3.66(4H,m),3.66(2H,s),3.
87(2H,s),7.27(5H,s),7.89
(1H,s)
【0198】
【実施例38−B】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジ
ルオキシカルボニルピぺラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−((ア
セチルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンに代えて、N−((アセ
チルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジルオキシカル
ボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.24(3
H,s),3.30−3.56(4H,m),3.57
−3.84(4H,m),3.75(2H,s),5.
03(2H,s),7.16(5H,s),7.89
(1H,s)
【0199】
【実施例38−C】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−((ア
セチルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−ベンジ
ルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン1.5gおよびジクロロメタン10mlの混合物に
氷冷下、33%臭化水素−酢酸溶液4mlを加え室温下
3時間撹拌した。氷冷下エーテル中に注ぎ、析出した結
晶を濾取し、N−((アセチルチオ)アセチル)−3−
(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩
1.5gを得た。(アセチルチオ)酢酸0.06gおよ
びN,N−ジメチルホルムアミド3mlの混合物に氷冷
下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩0.09g、1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール水和物0.07gを加え30分間撹拌し
た後、先に得られたN−((アセチルチオ)アセチル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水
素酸塩0.15gおよびピリジン0.05mlを氷冷下
加え、室温下18時間撹拌した。水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:
ジクロロメタン:メタノール=95:5)で精製する
と、油状のN−((アセチルチオ)アセチル)−3−
(4−((アセチルチオ)アセチル)ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン0.08gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.35(3
H,s),2.36(3H,s),3.43−3.73
(4H,m),3.74−4.06(8H,m),7.
99(1H,s)
【0200】
【実施例39】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−((ベ
ンゾイルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例38−Cと同様な方法で、(アセチルチオ)酢酸
を(ベンゾイルチオ)酢酸に代えて、融点158−15
9℃のN−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−
((ベンゾイルチオ)アセチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.37(3
H,s),3.51−3.79(4H,m),3.80
−4.17(4H,m),3.86(2H,s),4.
03(2H,s),7.31−7.68(3H,m),
7.87−8.05(2H,m),8.06(1H,
s)
【0201】
【実施例40】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−
((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチル)ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例38−Cと同様な方法で、(アセチルチオ)酢酸
を(3,4,5−トリメトキシフェニル)酢酸に代え
て、融点159−161℃のN−((アセチルチオ)ア
セチル)−3−(4−((3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.34(3
H,s),3.24−3.60(4H,m),3.62
−4.05(8H,m),3.82(9H,s),6.
43(2H,s),7.99(1H,s)
【0202】
【実施例41】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例38−Cで得たN−((アセチルチオ)アセチ
ル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭
化水素酸塩0.4g、ホルマリン0.38mlおよびメ
タノール5mlの混合物に氷冷下水素化ホウ素ナトリウ
ム0.12gを加え氷冷下1時間撹拌した。水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留
去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:クロロホルム:メタノール:アンモニア水=
500:10:1)で精製すると、融点138−139
℃のN−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.02g
を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(6
H,s),2.69−2.73(4H,m),3.52
−3.57(4H,m),3.90(2H,s),7.
98(1H,s)
【0203】
【実施例42】N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例34−Bで得たN−((3,4,5−トリメトキ
シフェニル)アセチル)−3−(ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン0.1g、パラホルムアルデヒド
0.03g、シアノ水素化ホウ素ナトリウム67mgお
よびメタノール5mlの混合物を室温下、2時間撹拌し
た。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄後乾燥し、溶媒を留去して得た残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホル
ム:メタノール:アンモニア水=100:10:1)で
精製すると、油状のN−((3,4,5−トリメトキシ
フェニル)アセチル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン0.05gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.36(3
H,s),2.69(4H,t),3.52(4H,
t),3.71(2H,s),3.81(3H,s),
3.85(6H,s),6.59(2H,s),7.9
8(1H,s)MS m/z:391(M
【0204】
【実施例43】 N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミ (3,4,5−トリメトキシフェニル)アセトアルデヒ
ド0.6gおよびメタノール10mlの混合物に室温
下、実施例24−Cで得たN−((S)−3−(アセチ
ルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン塩酸塩0.36gを加えた後、シア
ノ水素化ホウ素ナトリウム0.18gを加え、18時間
撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタ
ノール=95:5)で精製すると、融点66−67℃の
N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.33gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.23(3
H,d),2.24(3H,s),2.52−2.94
(9H,m),3.02−3.26(2H,m),3.
36−3.64(4H,m),3.74(3H,s),
3.77(6H,s),6.32(2H,s),7.8
7(1H,s)
【0205】
【実施例44】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−(2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル)
シドノンイミン (1)−78℃に冷却下、(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸エチル1.2gおよ
びトルエン40mlの混合物に水素化ジイソブチルアル
ミニウムトルエン溶液(1.01mol/l)3.7m
lを滴下し、10分間撹拌した。混合物をエーテルで希
釈し、飽和食塩水を加え、室温で1時間撹拌した。有機
層を乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開液:ヘキサン:ジクロロメ
タン=2:1)で精製すると、油状の(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセトアルデ
ヒド0.8gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.33(18
H,s),3.40(2H,d),5.16(1H,
s),7.06(2H,s),9.36(1H,t)
【0206】(2)実施例43と同様な方法で、出発原
料を(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ルチオ)アセトアルデヒドに代えて、油状のN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−(2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミンを得た. 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.25(3
H,d),1.50(18H,s),2.28(3H,
s),2.57−3.05(9H,m),3.06−
3.25(2H,m),3.37−3.63(4H,
m),5.24(1H,s),7.18(2H,s),
7.97(1H,s)
【0207】
【実施例45】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例43と同様な方法で、シドノイミン誘導体を実施
例19−Bで得たN−((S)−3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミンに代えて、油状のN−((S)−3−(ベ
ンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−(2−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチル)ピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.66−2.84(8H,m),2.85
−2.98(1H,m),3.21−3.47(2H,
m),3.51−3.60(4H,m),3.83(3
H,s),3.85(6H,s),6.42(2H,
s),7.33−7.44(2H,m),7.50−
7.53(1H,m),7.95−7.98(2H,
m),8.07(1H,s)
【0208】
【実施例46】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)エチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.3
8g、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセトアルデヒド0.4g、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム0.09gおよびメタノール10mlの
混合物を室温下、5時間撹拌した。水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し、溶
媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開液:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精
製すると、油状のN−((S)−3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)−3−(4−(2−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)エチル)ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン0.08gを得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),1.43(18H,s),2.69−2.7
8(5H,m),2.85−2.99(4H,m),
3.29−3.54(6H,m),5.25(1H,
s),7.25(2H,s),7.34−7.56(3
H,m),7.94−7.99(2H,m),8.00
(1H,s)
【0209】
【実施例47】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニルメチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例35−Bで得たN−((3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3−(ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン0.34g、3,
4−ジメトキシベンズアルデヒド0.5g、シアノ水素
化ホウ素ナトリウム0.2gおよびメタノール8mlの
混合物を室温下、24時間撹拌した。水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し、
溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール=9
5:5)で精製すると、油状のN−((3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−
3−(4−(3,4−ジメトキシフェニルメチル)ピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン0.24gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),2.73(4H,t),3.54−3.5
6(4H,m),3.53(2H,s),3.80(2
H,s),3.87(3H,s),3.89(3H,
s),5.17(1H,s),6.82(2H,s),
6.87(1H,s),7.32(2H,s),8.0
2(1H,s)
【0210】
【実施例48】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−(3,
4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン (1)4−(3,4,5−トリメトキシフェニルメチ
ル)ピペラジン5.84gおよび水70mlの混合物に
氷冷下濃硫酸1.2mlを加えた後、亜硝酸ナトリウム
1.55gおよび水10mlの混合物を加え30分間撹
拌した。混合物に氷冷下飽和重曹水を加え、中和した
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒
を留去して、油状の1−ニトロソ−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン6.3gを得
た。得られた1−ニトロソ−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニルメチル)ピペラジン6.3gおよびテト
ラヒドロフラン100mlの混合物に室温下、水素化リ
チウムアルミニウム1.62gを加え1時間撹拌した。
混合物を酢酸エチルで希釈した後飽和食塩水を加え室温
下30分間撹拌した。有機層を乾燥後、溶媒を留去し
て、油状の1−アミノ−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニルメチル)ピペラジン3.7gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.35−2.
84(8H,m),2.98−3.22(2H,m),
3.41(2H,s),3.80(3H,s),3.8
2(6H,s),6.59(2H,s)
【0211】(2)1−アミノ−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニルメチル)ピペラジン3.7g、ホル
ムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物1.8gおよび
水30mlの混合物を室温下30分間撹拌した後、シア
ン化カリウム0.87gを加え、50℃で2時間撹拌し
た。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥
後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール=
98:2)で精製すると、油状の1−(シアノメチルア
ミノ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニルメチ
ル)ピペラジン1.15gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.38−2.
95(9H,m),3.40(2H,s),3.67
(2H,d),3.80(3H,s),3.82(6
H,s),6.50(2H,s)
【0212】(3)1−(シアノメチルアミノ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン1.15g、濃塩酸0.6mlおよびエタノール10
mlの混合物に氷冷下15%亜硝酸エチル−エタノール
溶液2.5mlを滴下し1時間撹拌し、室温下5時間撹
拌した。析出した結晶を濾取し、3−(4−(3,4,
5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン塩酸塩0.6gを得た。(アセチル
チオ)酢酸0.08gおよびN,N−ジメチルホルムア
ミド2mlの混合物に氷冷下、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.0
6g、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
0.05gを加え、15分間撹拌した後、得られた3−
(4−(3,4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.1gお
よびピリジン0.1mlを加え氷冷下1時間、室温下6
時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣を再結晶(酢
酸エチル:エーテル)で精製すると、融点136−13
7℃のN−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−
(3,4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン0.07gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.73−2.78(4H,m),3.52
(2H,s),3.52−3.60(4H,m),3.
85(3H,s),3.87(6H,s),3.90
(2H,s),6.55(2H,s),7.98(1
H,s)
【0213】
【実施例49】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
(3,4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン 実施例48(3)と同様な方法で、(アセチルチオ)酢
酸を(ベンゾイルチオ)酢酸に代えて、融点88−89
℃のN−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
(3,4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.73−
2.77(4H,m),3.51(2H,s),3.5
1−3.58(4H,m),3.85(3H,s),
3.87(6H,s),4.09(2H,s),6.5
5(2H,s),7.40−7.47(2H,m),
7.50−7.57(1H,m),7.78−8.03
(2H,m),8.01(1H,s)
【0214】
【実施例50】N−((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−(2,
3,4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン (アセチルチオ)酢酸0.04g、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
0.06g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
0.05gおよびN,N−ジメチルホルムアミド2ml
の混合物を氷冷下、15分間撹拌した後、3−(4−
(2,3,4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.1gおよびピ
リジン0.1mlを加え30分間撹拌し、次いで室温下
3時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタ
ン:メタノール=97:3)で精製すると、油状のN−
((アセチルチオ)アセチル)−3−(4−(2,3,
4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン0.06gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.36(3
H,s),2.65−2.94(4H,m),3.41
−3.71(4H,m),3.55(2H,s),3.
80−4.01(2H,m),3.85(9H,s),
6.61(1H,d),6.95(1H,d),7.9
4(1H,s)
【0215】
【実施例51】N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−
(2,3,4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン 実施例50と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイルチ
オ)酢酸に代えて油状のN−((ベンゾイルチオ)アセ
チル)−3−(4−(2,3,4−トリメトキシフェニ
ルメチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得
た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.58−2.
93(4H,m),3.48−3.68(4H,m),
3.52(2H,s),3.84(3H,s),3.8
5(6H,s),4.05(2H,s),6.59(1
H,d),6.92(1H,d),7.28−7.56
(3H,m),7.81−8.05(2H,m),7.
92(1H,s)
【0216】
【実施例52−A】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.16gお
よびジメチルスルホキシド4mlの混合物に室温下、
N,N−カルボニルジイミダゾール0.12gを加え1
時間撹拌した後、3−(4−(2−ヒドロキシエチル)
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.2g
およびピリジン0.4mlを加え室温下17時間撹拌し
た。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾
燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開液:クロロホルム:メタノール:
アンモニア水=200:10:1)で精製すると、油状
のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン
−1−イル)シドノンイミン0.08gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.77−2.98(5H,m),3.24
−3.49(6H,m),3.53−3.60(4H,
m),7.38−7.58(3H,m),7.93−
7.98(2H,m),8.03(1H,s)
【0217】
【実施例52−B】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−(ンゾイルチオ)エチル)ピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン チオ安息香酸0.06ml、N−((S)−3−(ベン
ゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−(2−ヒドロ
キシエチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.1gおよびテトラヒドロフラン2mlの混合物に氷
冷下トリフェニルホスフィン0.07gおよびアゾジカ
ルボン酸ジエチル0.04mlを加え、氷冷下1時間、
室温下1時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:2)で精製すると、油状のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−(2−(ベンゾイルチオ)エチル)ピペラジン
−1−イル)シドノンイミン0.03gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.74(2H,dd),2.84−2.9
8(5H,m),3.22(2H,dd),3.29−
3.46(2H,m),3.53−3.58(4H,
m),7.37−7.72(6H,m),7.94−
7.99(4H,m),8.01(1H,s)
【0218】
【実施例53−A】N−((ベンゾ ルチオ)アセチル)−3−(4−(2
−クロロエチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミ
3−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン塩酸塩0.5g、塩化チオニル5
mlおよびピリジン1滴を加え60℃で4時間撹拌し
た。混合物をエーテルで希釈し、結晶を濾取して、3−
(4−(2−クロロエチル)ピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン塩酸塩0.5gを得た。(ベンゾイルチ
オ)酢酸0.34gおよびN,N−ジメチルホルムアミ
ド10mlの混合物に氷冷下、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.3
4g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物0.2
7gを加え30分間撹拌した後、3−(4−(2−クロ
ロエチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸
塩0.5gおよびピリジン0.6mlを加え、氷冷下3
0分間、室温下15時間撹拌した。水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:ジクロロメタン:メタノール=95:5)で精製す
ると、N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4
−(2−クロロエチル)ピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン0.3gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.80−
2.86(6H,m),3.54−3.62(6H,
m),4.09(2H,s),7.40−7.47(2
H,m),7.53−7.60(1H,m),7.98
−8.01(2H,m),8.02(1H,s)
【0219】
【実施例53−B】3− 4−(2−(アセチルチオ)エチル)ピペラジン
−1−イル)−N−((ベンゾイルチオ)アセチル)シ
ドノンイミン N−((ベンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−(2
−クロロエチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン0.07g、チオ酢酸カリウム0.04g、ヨウ化カ
リウム0.03gおよびN,N−ジメチルホルムアミド
1mlの混合物を60℃で4時間撹拌した。水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留
去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:ジクロロメタン:メタノール=95:5)で
精製すると、融点106−107℃の3−(4−(2−
(アセチルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル)−N
−((ベンゾイルチオ)アセチル)シドノンイミン0.
02gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.35(3
H,s),2.61−2.66(2H,m),2.73
−2.83(4H,m),2.97−3.04(2H,
m),3.47−3.58(4H,m),4.09(2
H,s),7.41−7.56(3H,m),7.98
−8.02(2H,m),8.00(1H,s)
【0220】
【実施例54−A】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2−クロロエチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例53−Aと同様な方法で、(ベンゾイルチオ)酢
酸を(S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸に代え
て、N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−(2−クロロエチル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.81−2.96(7H,m),3.29
−3.45(2H,m),3.54−3.63(6H,
m),7.38−7.45(2H,m),7.51−
7.57(1H,m),7.94−7.98(2H,
m),8.02(1H,s)
【0221】
【実施例54−B】3−(4−(2−(アセチルチオ)エチル)ピペラジン
−1−イル)−N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)
イソブチリル)シドノンイミン 実施例53−Bと同様な方法で、出発原料をN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−(2−クロロエチル)ピペラジン−1−イル)
シドノンイミンに代えて、油状の3−(4−(2−(ア
セチルチオ)エチル)ピペラジン−1−イル)−N−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)シド
ノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.35(3H,s),2.63(2H,d
d),2.80−2.99(1H,m),3.02(2
H,dd),3.29−3.46(2H,m),3.5
1−3.56(4H,m),7.38−7.45(2
H,m),7.50−7.57(1H,m),7.94
−7.99(2H,m),8.02(1H,s)
【0222】
【実施例55−A】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(4−(2−クロロエチ
ル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例53−Aと同様な方法で、(ベンゾイルチオ)酢
酸を(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ルチオ)酢酸に代えて、N−((3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3−
(4−(2−クロロエチル)ピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.41(18
H,s),2.70−2.98(8H,m),3.46
−3.75(4H,m),3.78(2H,s),5.
12(1H,s),7.27(2H,s),7.96
(1H,s)
【0223】
【実施例55−B】3−(4−(2−(アセチルチオ)エチル)ピペラジン
−1−イル)−N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)シドノンイミン 実施例53−Bと同様な方法で、出発原料をN−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)−3−(4−(2−クロロエチル)ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、融点1
23−125℃の3−(4−(2−(アセチルチオ)エ
チル)ピペラジン−1−イル)−N−((3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)
シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),2.35(3H,s),2.61−2.6
7(2H,m),2.79−2.83(4H,m),
2.99−3.05(2H,m),3.52−3.56
(4H,m),3.81(2H,s),5.14(1
H,s),7.32(2H,s),8.00(1H,
s)
【0224】
【実施例56−A】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−アリル−N’−メチルアミノ)シドノンイ
ミン (S)−3−(アセチルチオ)イソ酪酸1.5mlおよ
びN,N−ジメチルホルムアミド60mlの混合物に氷
冷下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩2.1g、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール水和物1.65gを加え30分間撹拌
した後、3−(N−アリル−N−メチルアミノ)シドノ
ンイミン塩酸塩2gおよびピリジン3.4mlを加え氷
冷下1時間、室温下4時間撹拌した。水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製すると、油
状のN−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)−3−(N’−アリル−N’−メチルアミノ)シド
ノンイミン2gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.24(3
H,d),2.24(3H,s),2.50−2.93
(1H,m),3.00−3.31(5H,m),3.
95(2H,d),5.04−6.07(3H,m),
7.82(1H,s)
【0225】
【実施例56−B】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−メチルアミノシドノンイミン N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−アリル−N’−メチルアミノ)シドノンイ
ミン2gおよびテトラヒドロフラン45mlの混合物に
室温下、チオサリチル酸1.14gおよびトリス(ジベ
ンジリデンアセトン)(クロロホルム)ジパラジウム
0.35g、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブ
タン0.14gおよびテトラヒドロフラン5mlの混合
物を加え、5時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ジク
ロロメタン:メタノール=97:3)で精製すると、油
状のN−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)−3−メチルアミノシドノンイミン1.3gを得
た。60MHz−NMR(CDCl)δ:1.27
(3H,d),2.28(3H,s),2.51−2.
97(1H,m),2.99−3.19(2H,m),
3.26(3H,s),7.79(1H,s),9.5
4(1H,brs)
【0226】
【実施例56−C】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−((S)−3−(アセチルチオ)−イソブ
チリル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン (S)−3−(アセチルチオ)イソ酪酸0.06ml,
N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−メチルアミノシドノンイミン0.1gおよびN,N
−ジメチルホルムアミド3mlの混合物に氷冷下、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩0.09g、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール水和物0.07gを加え1時間撹拌した後、室温
下12時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)で精製すると、油状のN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(N’−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリ
ル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン0.08g
を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.28(6
H,d),2.32(3H,s),2.35(3H,
s),2.52−2.72(1H,m),2.75−
2.86(1H,m),2.96−3.24(4H,
m),3.63(3H,s),8.16(1H,s)
【0227】
【実施例57】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブ
チリル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン 実施例56−Cと同様な方法で、(S)−3−(アセチ
ルチオ)イソ酪酸を(S)−3−(ベンゾイルチオ)イ
ソ酪酸に代えて、油状のN−((S)−3−(アセチル
チオ)イソブチリル)−3−(N’−((S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−N’−メチルアミ
ノ)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.26(3
H,d),1.35(3H,d),2.31(3H,
s),2.74−2.87(1H,m),3.08−
3.28(2H,m),3.65(3H,s),7.4
3−7.58(2H,m),7.59−7.64(1
H,m),7.90−7.98(2H,m),8.17
(1H,s)
【0228】
【実施例58】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−((3,4,5−トリメトキシフェニル)
アセチル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン 実施例56−Cと同様な方法で、(S)−3−(アセチ
ルチオ)イソ酪酸を3,4,5−トリメトキシフェニル
酢酸に代えて、油状のN−((S)−3−(アセチルチ
オ)イソブチリル)−3−(N’−((3,4,5−ト
リメトキシフェニル)アセチル)−N’−メチルアミ
ノ)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.27(3
H,d),2.31(3H,s),2.75−2.86
(1H,m),3.05−3.24(2H,m),3.
60(3H,s),3.66(2H,s),3.83
(9H,s),6.31(2H,s),8.00(1
H,s)
【0229】
【実施例59】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルチオ)アセチル)−N’−メチルアミノ)
シドノンイミン 実施例56−Cと同様な方法で、(S)−3−(アセチ
ルチオ)イソ酪酸を(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)酢酸に代えて、油状のN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(N’−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニルチオ)アセチル)−N’−メチルアミノ)シド
ノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.26(3
H,d),1.41(18H,s),2.28(3H,
s),2.72−2.94(1H,m),3.04−
3.22(2H,m),3.57(2H,s),3.5
8(3H,s),5.38(1H,brs),7.17
(2H,s),7.78(1H,s)
【0230】
【実施例60−A】3−(N’−アリル−N’−メチルアミノ)−N−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)シド
ノンイミン 実施例56−Aと同様な方法で、(S)−3−(アセチ
ルチオ)イソ酪酸を(S)−3−(ベンゾイルチオ)イ
ソ酪酸に代えて、3−(N’−アリル−N’−メチルア
ミノ)−N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブ
チリル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.32(3
H,d),2.65−3.09(1H,m),3.14
(3H,s),3.25−3.46(2H,m),3.
98(2H,d),5.10−5.90(3H,m),
7.19−7.51(3H,m),7.78−7.97
(2H,m),7.90(1H,s)
【0231】
【実施例60−B】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−メチルアミノシドノンイミン 実施例56−Bと同様な方法で、出発原料を3−(N’
−アリル−N’−メチルアミノ)−N−((S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)シドノンイミンに代
えて、N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチ
リル)−3−メチルアミノシドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.30(3
H,d),2.62−3.03(1H,m),3.24
(3H,s),3.24−3.38(2H,m),7.
09−7.44(3H,m),7.66−7.87(2
H,m),7.81(1H,s),8.60−9.40
(1H,m)
【0232】
【実施例60−C】3−(N’−((S)−3− アセチルチオ)イソブチ
リル)−N’−メチルアミノ)−N−((S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)シドノンイミン 実施例56−Cと同様な方法で、シドノンイミン誘導体
をN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−メチルアミノシドノンイミンに代えて、油状
の3−(N’−((S)−3−(アセチルチオ)イソブ
チリル)−N’−メチルアミノ)−N−((S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)シドノンイミンを得
た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.26(3
H,d),1.34(3H,d),2.30(3H,
s),2.50−2.89(2H,m),2,89−
3.09(2H,m),3.23−3.44(2H,
m),3.58(3H,s),7.19−7.46 3
H,m),7.72−7.93(2H,m),8.03
(1H,s)
【0233】
【実施例61】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(N’−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ
ブチリル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.07g、
N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−メチルアミノシドノンイミン0.1gおよびN,
N−ジメチルホルムアミド3mlの混合物に氷冷下、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩0.06g、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール水和物0.05gを加え、室温下48時間撹拌
した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗
乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開液:ヘキサン:酢酸エチル=
2:1)で精製すると、油状のN−((S)−3−(ベ
ンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(N’−((S)
−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−N’−メチ
ルアミノ)シドノンイミン0.07gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.30−
1.40(6H,m),2.80−2.96(2H,
m),3.14−3.45(4H,m),3.65(3
H,s),7.38−7.62(6H,m),7.90
−7.98(4H,m),8.21(1H,s)
【0234】
【実施例62】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(N’−((3.4,5−トリメトキシフェニ
ル)アセチル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン 実施例61と同様な方法で、(S)−3−(ベンゾイル
チオ)イソ酪酸を3,4,5−トリメトキシフェニル酢
酸に代えて、油状のN−((S)−3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)−3−(N’−((3,4,5−ト
リメトキシフェニル)アセチル)−N’−メチルアミ
ノ)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.83−2.99(1H,m),3.26
−3.48(2H,m),3.59(3H,s),3.
65(2H,s),3.82(9H,s),6.30
(2H,s),7.39−7.45(2H,m),7.
51−7.55 (1H,m),7.94−7.98
(2H,m),7.99(1H,s)
【0235】
【実施例63−A】3−(N’−アリル−N’−メチルアミノ)−N−
(3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチ
オ)アセチル)シドノンイミン 実施例56−Aと同様な方法で、(S)−3−(アセチ
ルチオ)イソ酪酸を(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)酢酸に代えて、3−(N’−ア
リル−N’−メチルアミノ)−N−((3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)シ
ドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.38 (1
8H,s),3.13(3H,s),3.72(2H,
s),3.97(2H,d),5.04−5.96(4
H,m),7.19(2H,s),7.96(1H,
s)
【0236】
【実施例63−B】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−メチルアミノシドノンイミ
実施例56−Bと同様な方法で、出発原料を3−(N’
−アリル−N’−メチルアミノ)−N−((3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチ
ル)シドノンイミンに代えて、N−((3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−
3−メチルアミノシドノンイミンを得た。60MHz−
NMR(CDCl)δ:1.36(18H,s),
3.26(3H,s),3.83(2H,s),5.1
2(1H,brs),7.15(2H,s),8.30
(1H,s),9.80(1H,brs)
【0237】
【実施例63−C】3−(N’−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチ
リル)−N’−メチルアミノ)−N−((3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)
シドノンイミン 実施例56−Cと同様な方法で、シドノンイミン誘導体
をN−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニルチオ)アセチル)−3−メチルアミノシドノンイ
ミンに代えて、油状の3−(N’−((S)−3−(ア
セチルチオ)イソブチリル)−N’−メチルアミノ)−
N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.24(3
H,d),1.35(18H,s),2.25(3H,
s),2.35−2.77(1H,m),2.82−
3.05(2H,m),3.55(3H,s),3 7
2(2H,s),5.08(1H,s),7.17(2
H,s),8.07(1H,s)
【0238】
【実施例64】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(N’−(2−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)エチル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン (1)N−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)エチル)−N−メチルアミン0.8gおよび水8m
lの混合物に氷冷下濃塩酸0.5mlを加えた後、亜硝
酸ナトリウム0.3gおよび水2mlの混合物を加え1
時間撹拌した。混合物にジクロロメタン5mlを加え、
室温下30分間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ジク
ロロメタン:メタノール=97:3)で精製すると、油
状のN−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
エチル)−N−メチル−N−ニトロソアミン0.8gを
得た。得られたN−(2−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)エチル)−N−メチル−N−ニトロソアミン
0.58gおよびテトラヒドロフラン10mlの混合物
に室温下、水素化リチウムアルミニウム0.17gを加
え、3時間加熱還流した。混合物を冷却後、酢酸エチル
で希釈した後飽和食塩水を加え室温下30分間撹拌し
た。有機層を乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホル
ム:メタノール:アンモニア水=200:10:1)で
精製すると、油状のN−アミノ−N−(2−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)エチル)−N−メチルアミ
ン0.33gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.48(3
H,s),2.55−2.80(2H,m),2.84
−3.12(2H,m),3.73(3H,s),3.
74(6H,s),6.31(2H,s)
【0239】(2)N−アミノ−N−(2−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)エチル)−N−メチルアミ
ン0.52g、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム付
加物0.3gおよび水5mlの混合物を室温下30分間
撹拌した後、シアン化カリウム0.15gを加え、18
時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メ
タノール=99:1)で精製すると、油状のN−(シア
ノメチルアミノ)−N−(2−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)エチル)−N−メチルアミン0.32g
を得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:2.48−2.
85(9H,m),3.78(3H,s),3.80
(6H,s),6.39(2H,s)
【0240】(3)N−(シアノメチルアミノ)−N−
(2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチル)
−N−メチルアミン0.32g、濃塩酸0.5mlおよ
びエタノール3mlの混合物に氷冷下15%亜硝酸エチ
ルエタノール溶液0.8mlを滴下し1時間撹拌した。
混合物を濃縮し、3−(N−(2−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)エチル)−N−メチルアミノ)シド
ノンイミン塩酸塩0.41gを得た。得られた3−(N
−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチ
ル)−N−メチルアミノ)シドノンイミン塩酸塩0.2
2g、(S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.1
6mgおよびN,N−ジメチルホルムアミド2mlの混
合物に氷冷下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩0.13g、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール水和物0.1gおよびピリジ
ン0.2mlを加え4時間撹拌した。水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製すると、油
状のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(N’−(2−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)エチル)−N’−メチルアミノ)シドノンイ
ミン0.15gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.32(3
H,d),2.57−3.12(3H,m),3.17
(3H,s),3.25−3.46(2H,m),3.
47−3.82(2H,m),3.74(3H,s),
3.76(6H,s),6.30(2H,s),7.2
0−7.47(3H,m),7.72−7.88(2
H,m),7.89(1H,s)
【0241】
【実施例65】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(N’−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)エチル)−N’−メチルアミノ)シドノンイミン 実施例64(3)と同様な方法で、(S)−3−(ベン
ゾイルチオ)イソ酪酸を(S)−3−(アセチルチオ)
イソ酪酸に代えて、油状のN−((S)−3−(アセチ
ルチオ)イソブチリル)−3−(N’−(2−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)エチル)−N’−メチ
ルアミノ)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.24(3
H,d),2.25(3H,s),2.56−3.16
(5H,m),3.17(3H,s),3.45−3.
76(2H,m),3.75(3H,s),3.76
(6H,s),6.24(2H,s),7.84(1
H,s)
【0242】
【実施例66】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−モルホリノシドノンイミン 実施例4と同様な方法で、出発原料を(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に代え
て、融点178−180℃のN−((3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル)−3
−モルホリノシドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.36(18
H,s),3.36−3.61(4H,m),3.67
(2H,s),3.67−4.00(4H,m),7.
16(2H,s),8.00(1H,s) MS m/z:449(M+1)
【0243】
【実施例67】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−モルホリノシドノンイミン 実施例4と同様な方法で、出発原料を(S)−3−(ア
セチルチオ)イソ酪酸に代えて、融点82−83℃のN
−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3
−モルホリノシドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.21(3
H,d),2.27(3H,s),2,49−2.92
(1H,m),3.02−3.24(2H,m),3.
50−3.66(4H,m),3.80−4.06(4
H,m),7.93(1H,s)
【0244】
【実施例68】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.0
7g、ヨウ化エチル0.02ml、炭酸カリウム26m
gおよびN,N−ジメチルホルムアミド2mlの混合物
を40℃で1.5時間撹拌した。混合物に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥
し、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール=
95:5)で精製すると、融点120−122℃のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
56.4mgを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.34(3H,d),2.51(2H,
q),2.73−2.76(4H,m),2.83−
2.98(1H,m),3.30−3.46(2H,
m),3.54−3.57(4H,m),7.38−
7.44(2H,m),7.51−7.56(1H,
m),7.94−7.98(2H,m),8.01(1
H,s)
【0245】
【実施例69】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.4
3g、ヨウ化イソプロピル0.16ml、炭酸カリウム
0.29gおよびN,N−ジメチルホルムアミド10m
lの混合物を40℃で8時間撹拌した。混合物に水を加
え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後
乾燥し、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノー
ル=95:5)で精製すると、油状のN−((S)−3
−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−イソ
プロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.1
7gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.34(3H,d),2.76−2.98
(6H,m),3.32−3.46(2H,m),3.
51−3.55(4H,m),7.38−7.44(2
H,m),7.51−7.56(1H,m),7.94
−7.98(2H,m),8.01(1H,s)
【0246】
【実施例70】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−(2,22−トリフルオロエチル)ピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン0.2
g、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタ
ンスルホナート(2,2,2−トリフルオロエタノール
1.1ml、ピリジン1.2mlおよびトリフルオロメ
タンスルホン酸無水物2.5mlから調整)、N,N−
ジイソプロピルエチルアミン0.74mlおよびアセト
ニトリル5mlの混合物を50℃で17時間撹拌した。
混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾
燥し、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開液:ヘキサン:酢酸エチル=1:
2)で精製すると、融点107−109℃のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン0.12gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.85−2.95(1H,m),3.00
−3.03(4H,m),3.07(1H,d),3.
14(1H,d),3.30−3.46(2H,m),
3.54−3.58(4H,m),7.38−7.44
(2H,m),7.51−7.56(1H,m),7.
95−7.97(2H,m),8.01(1H,s)
【0247】
【実施例71】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
0.11g、シクロブタノン0.2mlおよびメタノー
ル3mlの混合物に氷冷下、水素化シアノホウ素ナトリ
ウム35mgを加え0℃で1.5時間撹拌した。混合物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥
後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール:
アンモニア水=1000:10:1)で精製すると、油
状のN−((S)−3−(べンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン0.1gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),1.67−2.18(6H,m),2.60
−2.63(4H,m),2.80−3.00(2H,
m),3.31−3.48(2H,m),3.52−
3.55(4H,m),7.38−7.44(2H,
m),7.51−7.56(1H,m),7.95−
7.97(2H,m),8.01(1H,s)
【0248】
【実施例72】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
0.2g、シクロペンタノン0.43mlおよびメタノ
ール5mlの混合物に氷冷下、水素化シアノホウ素ナト
リウム61mgを加え0℃で3.5時間撹拌した。混合
物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾
燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノー
ル:アンモニア水=100:2:1)で精製すると、油
状のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリ
ル)−3−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン0.16gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),1.57−1.95(10H,m),2.5
8−2.70(1H,m),2.77−2.80(4
H,m),2.90−3.00(1H,m),3.33
−3.48(2H,m),3.53−3.56(4H,
m),7.38−7.44(2H,m),7.51−
7.56(1H,m),7.95−7.97(2H,
m),8.01(1H,s)
【0249】
【実施例73】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
0.2g、シクロヘキサノン0.5mlおよびメタノー
ル5mlの混合物に氷冷下、水素化シアノホウ素ナトリ
ウム61mgを加え0℃で3.5時間撹拌した。混合物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥
後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール:
アンモニア水=100:2:1)で精製すると、融点1
01−102℃のN−((S)−3−(ベンゾイルチ
オ)イソブチリル)−3−(4−シクロヘキシルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン0.12gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.09−
1.33(2H,m),1.34(3H,d),1.6
0−1.94(8H,m),2.31−2.44(1
H,m),2.83−3.00(5H,m),3.31
−3.54(6H,m),7.38−7.44(2H,
m),7.51−7.56(1H,m),7.94−
7.97(2H,m),8.00(1H,s)
【0250】
【実施例74】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)シドノン
イミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.31g、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩0.3g、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール水和物0.25gおよびN,N−ジメチルホル
ムアミド10mlの混合物を氷冷下、30分間撹拌した
後、3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン塩酸塩0.47gおよびピリジン0.8mlを
加え30分間撹拌し、次いで室温下19時間撹拌した。
水を加え、エーテルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、
溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開液:クロロホルム:メタノール:アンモ
ニア水=200:10:1)で精製すると油状のN−
((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−フェニルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン0.22gを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(3
H,d),2.68−3.29(1H,m),3.29
−3.87(10H,m),6.70−7.08(3
H,m),7.08−7.69(5H,m),7.80
−7.98(2H,m),8.00(1H,s)
【0251】
【実施例75】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)
ピペリジン−1−イル)シドノンイミン (S)−3−(ベンゾイルチオ)イソ酪酸0.3g、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩0.28g、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール水和物0.22gおよびN,N−ジメチルホル
ムアミド3mlの混合物を氷冷下、30分間撹拌した
後、3−(4−((4−メトキシフェニル)メチルチ
オ)ピペリジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.
52gおよびピリジン0.5mlを加え30分間撹拌
し、次いで室温下48時間撹拌した。水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:ジクロロメタン:メタノール=100:3)で精製
すると油状のN−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イ
ソブチリル)−3−(4−((4−メトキシフェニル)
メチルチオ)ピペリジン−1−イル)シドノンイミン
0.46gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ.1.34(3
H,d),1.85−1.94(2H,m),2.07
−2.19(2H,m),2.73−2.79(1H,
m),2.86−2.95(1H,m),3.24−
3.46(4H,m),3.66−3.80(2H,
m),3.74(2H,s),3.81(3H,s),
6.86(2H,d),7.24(2H,d),7.3
7−7.44(2H,m),7.50−7.58(1
H,m),7.93−7.98(2H,m),7.98
(1H,s)
【0252】
【実施例76】N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−メルカプトピペリジン−1−イル)シドノ
ンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)
ピペリジン−1−イル)シドノンイミン0.46gおよ
びトリフルオロ酢酸5mlの混合物を2時間加熱還流し
た。混合物を濃縮して得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノー
ル:酢酸=1000:10:1)で精製すると油状のN
−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−
3−(4−メルカプトピペリジン−1−イル)シドノン
イミン0.3gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.36(3
H,d),1.66−1.78(1H,m),1.86
−2.05(2H,m),2.22−2.37(2H,
m),3.06−3.16(2H,m),3.24−
3.55(4H,m),3.91−3.99(2H,
m),7.39−7.47(2H,m),7.53−
7.60(1H,m),7.90−7.95(2H,
m),8.50(1H,s)
【0253】
【実施例77】3−(4−(アセチルチオ)ピペリジン−1−イル)−
N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
シドノンイミン N−((S)−3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)
−3−(4−メルカプトピペリジン−1−イル)シドノ
ンイミン0.15g、ピリジン1mlおよび無水酢酸1
mlの混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濃縮し
て得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液:ジクロロメタン:メタノール=100:3)で精
製すると融点133−134℃の3−(4−(アセチル
チオ)ピペリジン−1−イル)−N−((S)−3−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)シドノンイミン0.
1gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.35(3
H,d),1.89−2.18(2H,m),2.19
−2.37(2H,m),2.36(3H,s),2.
97−3.08(1H,m),3.24−3.55(4
H,m),3.65−3.79(3H,m),7.35
−7.49(2H,m),7.50−7.58(1H,
m),7.92−7.98(2H,m),8.22(1
H,s)
【0254】
【実施例78】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素
酸塩0.2g、ホルマリン0.1mlおよびメタノール
2mlの混合物に室温下水素化シアノホウ素ナトリウム
0.08gを加え15分間撹拌した。混合物に水を加
え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水洗乾燥後、
溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開液:クロロホロム:メタノール:アンモ
ニア水=500:10:1)で精製すると、油状のN−
((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.08gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.26(3
H,d),2.30(3H,s),2.38(3H,
s),2.68−2.84(5H,m),3.08−
3.24(2H,m),3.53−3.58(4H,
m),8.00(1H,s)
【0255】
【実施例79】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
実施例68と同様な方法で、出発原料をN−((S)−
3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、油状の
N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.27(3H,d),2.30(3H,
s),2.51(2H,q),2.71−2.89(5
H,m),3.09−3.24(2H,m),3.52
−3.57(4H,m),7.99(1H,s)
【0256】
【実施例80】N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−イソプロピルピぺラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−((S)−
3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、油状の
N−((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−
3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.28(3H,d),2.30(3H,
s),2.73−2.96(6H,m),3.09−
3.24(2H,m),3.50−3.55(4H,
m),7.98(1H,s)
【0257】
【実施例81】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(4−((4−メトキシフ
ェニル)メチルチオ)ピペリジン−1−イル)シドノン
イミン 実施例75と同様な方法で、出発原料を(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に代え
て、油状のN−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニルチオ)アセチル)−3−(4−((4−
メトキシフェニル)メチルチオ)ピペリジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),1.82−1.97(2H,m),2.1
1−2.18(2H,m),2.73−2.81(1
H,m),3.25−3.35(2H,m),3.68
−3.80(2H,m),3.74(2H,s),3.
80(3H,s),3.80(2H,s),5.15
(1H,s),6.86(2H,d),7.24(2
H,d),7.31(2H,s),7.98(1H,
s)
【0258】
【実施例82】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチル)−3−(4−メルカプトピペリジ
ン−1−イル)シドノンイミン 実施例76と同様な方法で、出発原料をN−((3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセ
チル)−3−(4−((4−メトキシフェニル)メチル
チオ)ピペリジン−1−イル)シドノンイミンに代え
て、油状のN−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニルチオ)アセチル)−3−(4−メルカプ
トピペリジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),1.64−1.72(1H,brd),
1.88−2.03(2H,m),2.28−2.36
(2H,m),3.05−3.19(1H,m),3.
39−3.50(2H,m),3.75−3.97(2
H,m),3.85(2H,s),5.24(1H,b
rs),7.30(2H,s),8.40(1H,s)
【0259】
【実施例83】3−(4−アセチルチオピペリジン−1−イル)−N−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)シドノンイミン 実施例77と同様な方法で、出発原料をN−((3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)アセ
チル)−3−(4−メルカプトピペリジン−1−イル)
シドノンイミンに代えて、融点141−143℃の3−
(4−アセチルチオピペリジン−1−イル)−N−
((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)アセチル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.40(1
8H,s),1.93−2.04(2H,m),2.2
1−2.33(2H,m),2.36(3H,s),
3.39−3.50(2H,m),3.65−3.79
(3H,m),3.80(2H,s),5.15(1
H,s),7.32(2H,s),8.00(1H,
s)
【0260】
【実施例84】3−(4−(アセチルチオ)ピペリジン−1−イル)−
N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)シドノンイミン 3−(4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)ピ
ペリジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩0.29g
およびトリフルオロ酢酸3mlの混合物を3時間加熱還
流した。混合物を濃縮後、塩化アセチル1mlを加え室
温で3時間撹拌した。混合物を濃縮後、N,N−ジメチ
ルホルムアミド3mlに溶解し、(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)酢酸0.19g、ピリジン0.3m
l、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩0.17gおよび1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール水和物0.13gを0℃で加え、室
温下13時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ジクロロ
メタン:メタノール=100:2)で精製すると油状の
3−(4−(アセチルチオ)ピペリジン−1−イル)−
N−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチ
ル)シドノンイミン0.1gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.88−
2.08(2H,m),218−2.33(2H,
m),2.35(3H,s),3.36−3.48(2
H,m),3.60−3.75(3H,m),3.71
(2H,s),3.81(3H,s),3.85(6
H,s),6.59(2H,s),7.98(1H,
s)
【0261】
【実施例85】N−(アセチルチオアセチル)−3−(4−エチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(アセチル
チオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン臭化水素酸塩に代えて、融点111−112℃
のN−(アセチルチオアセチル)−3−(4−エチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.38(3H,s),2.51(2H,
q),2.72−2.76(4H,m),3.53−
3.57(4H,m),3.90(2H,s),7.9
7(1H,s)
【0262】
【実施例86】N−(アセチルチオアセチル)−3−(4−イソプロピ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(アセチル
チオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン臭化水素酸塩に代えて、融点111−113℃
のN−(アセチルチオアセチル)−3−(4−イソプロ
ピルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.38(3H,s),2.76−2.86
(5H,m),3.51−3.55(4H,m),3.
90(2H,s),7.96(1H,s)
【0263】
【実施例87】N−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−エチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(ベンゾイ
ルチオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩に代えて、融点143−144℃のN
−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−エチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ.1.11(3
H,t),2.51(2H,q),2.72−2.76
(4H,m),3.53−3.57(4H,m),4.
09(2H,s),7.41−7.47(2H,m),
7.53−7.59(1H,m),8.00(1H,
s),8.00−8.03(2H,m)
【0264】
【実施例88】N−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−イソプロ
ピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(ベンゾイ
ルチオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩に代えて、融点132−134℃のN
−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−イソプロピ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.07(6
H,d),2.76−2.87(5H,m),3.51
−3.55(4H,m),4.09(2H,s),7.
41−7.46(2H,m),7.53−7.59(1
H,m),7.99(1H,s),7.99−8.03
(2H,m)
【0265】
【実施例89】N−(べンゾイルチオアセチル)−3−(4−(2,
2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例70と同様な方法で、出発原料をN−(ベンゾイ
ルチオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩に代えて、融点146−147℃のN
−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−(2,2,
2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:3.00−
3.03(4H,m),3.07(1H,d),3.1
4(1H,d),3.54−3.58(4H,m),
4.09(2H,s),7.41−7.47(2H,
m),7.53−7.59(1H,m),8.00(1
H,s),7.99−8.02(2H,m)
【0266】
【実施例90】N−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロブ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例71と同様な方法で、出発原料をN−(ベンゾイ
ルチオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩に代えて、融点151−153℃のN
−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロブチ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.69−
2.15(6H,m),260−2.63(4H,
m),2.81−2.93(1H,m),3.52−
3.55(4H,m),4.09(2H,s),7.4
1−7.46(2H,m),7.53−7.58(1
H,m),8.00(1H,s),8.00−8.02
(2H,m)
【0267】
【実施例91】N−(べンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロペ
ンチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例72と同様な方法で、出発原料をN−(ベンゾイ
ルチオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩に代えて、融点136−138℃のN
−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロペン
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.35−
1.98(8H,m),2.57−2.69(1H,
m),2.76−2.80(4H,m),3.52−
3.56(4H,m),4.09(2H,s),7.4
1−7.46(2H,m),7.53−7.58(1
H,m),8.00(1H,s),8.00−8.02
(2H,m)
【0268】
【実施例92】N−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロヘ
キシルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例73と同様な方法で、出発原料をN−(ベンゾイ
ルチオアセチル)−3−(ピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン塩酸塩に代えて、融点141−143℃のN
−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−シクロヘキ
シルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.09−
1.93(10H,m),2.32−2.44(1H,
m),2.83−2.87(4H,m),3.50−
3.54(4H,m),4.09(2H,s),7.4
1−7.46(2H,m),7.53−7.58(1
H,m),7.99(1H,s),7.99−8.03
(2H,m)
【0269】
【実施例93】N−(ベンゾイルチオアセチル)−3−(4−フェニル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例74と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイルチ
オ)酢酸に代えて、融点160−162℃のN−(ベン
ゾイルチオアセチル)−3−(4−フェニルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:3.46−
3.49(4H,m),3.66−3.70(4H,
m),4.10(2H,s),6.95−7.00(3
H,m),7.26−7.60(5H,m),8.00
−8.04(2H,m),8.07(1H,s)
【0270】
【実施例94】N−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4
−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を2−(アセチルチ
オ)イソ酪酸に代えて、融点128−130℃のN−
(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.66(6
H,s),2.25(3H,s),2.37(3H,
s),2.67−2.75(4H,m),3.49−
3.57(4H,m),7.99(1H,s)
【0271】
【実施例95】N−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3− 4
−べンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を2−(アセチル
チオ)イソ酪酸に代えて、油状のN−(2−(アセチル
チオ)イソブチリル)−3−(4−ベンジルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.66(6
H,s),2.23(3H,s),2.59−2.88
(4H,m),3.35−3.66(4H,m),3.
56(2H,s),7.25(5H,s),7.93
(1H,s)
【0272】
【実施例96】N−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4
−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(2−
(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−べンジル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、油状
のN−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.65(6
H,s),2.24(3H,s),3.44−3.50
(4H,m),3.78−3.83(4H,m),5.
17(2H,s),7.37(5H,s),8.00
(1H,s)
【0273】
【実施例97】N−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩 実施例24−Cと同様な方法で、出発原料をN−(2−
(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−ベンジル
オキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンに代えて、アモルファス状のN−(2−(アセチルチ
オ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン塩酸塩を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.58
(6H,s),2.24(3H,s),3.34−3.
48(4H,m),3.86−3.97(4H,m),
8.84(1H,s)
【0274】
【実施例98】N−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4
−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(2−(ア
セチルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、油状のN−(2
−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−エチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.66(6H,s),2.25(3H,
s),2.51(2H,q),2.71−2.76(4
H,m),3.52−3.56(4H,m),8.00
(1H,s)
【0275】
【実施例99】N−(2−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4
−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(2−(ア
セチルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、油状のN−(2
−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−イソプ
ロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.66(6H,s),2.25(3H,
s),2.75−2.88(5H,m),3.49−
3.54(4H,m),7.99(1H,s)
【0276】
【実施例100】N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)2−(アセチルチオ)イソ酪酸4g、水酸化ナト
リウム4gおよび水40mlの混合物を窒素雰囲気下0
℃で30分間撹拌した後、塩化ベンゾイル3mlを加
え、さらに30分間撹拌した。氷水を加え塩酸で酸性と
し、生じた結晶を濾取した。ジクロロメタンに溶かし、
有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホル
ム:メタノール:酢酸=100:2:1)で精製する
と、−2−(べンゾイルチオ)イソ酪酸16gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.74(6
H,s),7.25−7.61(3H,m),7.78
−7.99(2H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を2−(ベン
ゾイルチオ)イソ酪酸に代えて、融点155−157℃
のN−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.76(6
H,s),2.37(3H,s),2.65−2.74
(4H,m),3.47−3.58(4H,m),7.
35−7.41(2H,m),7.42−7.56(1
H,m),7.86−7.97(2H,m),8.04
(1H,s)
【0277】
【実施例101】N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を2−(ベンゾイ
ルチオ)イソ酪酸に代えて、油状のN−(2−(ベンゾ
イルチオ)イソブチリル)−3−(4−べンジルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.76(6
H,s),2.68−2.77(4H,m),3.46
−3.55(4H,m),3.58(2H,s),7.
28(5H,s),7.30−7.43(2H,m),
7.44−7.57(1H,m),7.86−7.92
(2H,m),8.02(1H,s)
【0278】
【実施例102】 N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(2−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−ベンジ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、油
状のN−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3
−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.75(6
H,s),3.43−349(4H,m),3.78−
3.82(4H,m),5.16(2H,s),7.3
6−7.42(2H,m),7.37(5H,s),
7.45−7.58(1H,m),7.92(2H,d
d),8.05(1H,s)
【0279】
【実施例103】N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩 実施例19−Bと同様な方法で、出発原料をN−(2−
(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−ベンジ
ルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンに代えて、アモルファス状のN−(2−(ベンゾイ
ルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン臭化水素酸塩を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.71
(6H,s),3.48(4H,brs),3.95
(4H,brs),7.54−7.60(2H,m),
7.64−7.72(1H,m),7.88(2H,
d),9.14(1H,s)
【0280】
【実施例104】N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(2−(ベ
ンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩に代えて、油状の
N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.11(3
H,t),1.76(6H,s),2.50(2H,
q),2.64−2.77(4H,m),3.49−
3.58(4H,m),7.33−7.42(2H,
m),7.44−7.56(1H,m),7.90−
7.95(2H,m),8.03(1H,s)
【0281】
【実施例105】N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(2−(ベ
ンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩に代えて、油状の
N−(2−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.07(6
H,d),1.77(6H,s),2.74−2.83
(5H,m),3.48−3.54(4H,m),7.
35−7.41(2H,m),7.48−7.54(1
H,m),7.90−7.95(2H,m),8.03
(1H,s)
【0282】
【実施例106】N−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−アセチルチオ
−2,2−ジメチルプロピオン酸に代えて、油状のN−
(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.27(6
H,s),2.31(3H,s),2.37(3H,
s),2.68−2.73(4H,m),3.25(2
H,s),3.50−3.56(4H,m),7.97
(1H,s)
【0283】
【実施例107】N−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を3−アセチルチ
オ−2,2−ジメチルプロピオン酸に代えて、油状のN
−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミンを得た。270MHz−NMR(CDC
)δ:1.27(6H,s),2.30(3H,
s),2.72−2.75(4H,m),3.25(2
H,s),3.49−3.55(4H,m),3.60
(2H,s),7.29−7.38(5H,m),7.
97(1H,s)
【0284】
【実施例108】N−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン
−1−イル)シドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(3−
アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3−
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
に代えて、油状のN−(3−アセチルチオ−2,2−ジ
メチルプロピオニル)−3−(4−ベンジルオキシカル
ボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.27(6
H,s),2.31(3H,s),3.25(2H,
s),3.43−3.51(4H,m),3.78−
3.84(4H,m),5.17(2H,s),7.3
7(5H,s),7.99(1H,s)
【0285】
【実施例109】N−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩
酸塩 実施例24−Cと同様な方法で、出発原料をN−(3−
アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3−
(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンに代えて、アモルファス状のN−
(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.27
(6H,s),2.50(3H,s),3.33−3.
48(6H,m),3.91−4.05(4H,m),
9.09(1H,brs),9.79(1H,brs)
【0286】
【実施例110】N−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(3−アセ
チルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3−(ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、
油状のN−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロ
ピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.27(6H,s),2.31(3H,
s),2.51(2H,q),2.71−2.83(4
H,m),3.25(2H,s),3.51−3.57
(4H,m),7.97(1H,s)
【0287】
【実施例111】N−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(3−アセ
チルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3−(ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、
油状のN−(3−アセチルチオ−2,2−ジメチルプロ
ピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−
イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.27(6H,s),2.31(3H,
s),2.76−2.86(4H,m),3.25(2
H,s),3.47−3.55(4H,m),7.98
(1H,s)
【0288】
【実施例112】 N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−ベンゾイルチ
オ−2,2−ジメチルプロピオン酸に代えて、融点10
2−103℃のN−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジ
メチルプロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.37(6
H,s),2.36(3H,s),2.58−2.88
(4H,m),3.38−3.69(4H,m),3.
47(2H,s),7.18−7.60(3H,m),
7.86−8.17(2H,m),7.99(1H,
s)
【0289】
【実施例113】N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を3−ベンゾイル
チオ−2,2−ジメチルプロピオン酸に代えて、油状の
N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミンを得た。 60MHz−NMR(CDCl)δ:1.46(6
H,s),2.57−2.92(4H,m),3.47
−3.70(4H,m),3.50(2H,s),3.
58(2H,s),7.16−7.55(3H,m),
7.28(5H,s),7.84−8.17(2H,
m),7.93(1H,s)
【0290】
【実施例114】N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(3−
ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3
−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンに代えて、油状のN−(3−ベンゾイルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−3−(4−ベンジルオキシ
カルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(6
H,s),3.43−3.50(4H,m),3.47
(2H,s),3.78−3.83(4H,m),5.
17(2H,s),7.37(5H,s),7.36−
7.44(2H,m),7.48−7.57(1H,
m),7.98(2H,d),8.00(1H,s)
【0291】
【実施例115】N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
臭化水素酸塩 実施例19−Bと同様な方法で、出発原料をN−(3−
ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3
−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンに代えて、アモルファス状のN−
(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオニ
ル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭
化水素酸塩を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.35
(6H,s),3.47(6H,brs),4.01
(4H,brs),7.52−7.58(2H,m),
7.66−7.72(1H,m),7.90(2H,
d),9.29(1H,s)
【0292】
【実施例116】N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(3−ベン
ゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3−
(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩
に代えて、油状のN−(3−べンゾイルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.11(3
H,t),1.34(6H,s),2.50(2H,
q),2.70−2.78(4H,m),3.48(2
H,s),3.52−3.57(4H,m),7.32
−7.44(2H,m),7.47−7.57(1H,
m),7.95−8.01(2H,m),7.99(1
H,s)
【0293】
【実施例117】N−(3−ベンゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオ
ニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(3−ベン
ゾイルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−3−
(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩
に代えて、油状のN−(3−ベンゾイルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.34(6H,s),2.75−2.84
(5H,m),3.48(2H,s),3.49−3.
56(4H,m),7.37−7.45(2H,m),
7.48−7.58(1H,m),7.95−8.01
(2H,m),7.99(1H,s)
【0294】
【実施例118】N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4
−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(アセチルチ
オ)プロピオン酸に代えて、融点134−136℃のN
−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.31(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.73
(4H,m),2.79(2H,t),3.20(2
H,t),3.53−3.56(4H,m),7.98
(1H,s)
【0295】
【実施例119】N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4
−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を3−(アセチル
チオ)プロピオン酸に代えて、融点128℃のN−(3
−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベンジ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.30(3
H,s),2.73−2.81(6H,m),3.20
(2H,t),3.52−3.56(4H,m),3.
60(2H,s),7.26−7.40(5H,m),
7.97(1H,s)
【0296】
【実施例120】N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4
−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(3−
(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベンジル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、N−
(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベ
ンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.31(3
H,s),2.79(2H,t),3.20(2H,
t),3.47−3.50(4H,m),3.80−
3.84(4H,m),5.17(2H,s),7.3
7(5H,m),8.00(1H,s)
【0297】
【実施例121】N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(ピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩 実施例19−Bと同様な方法で、出発原料をN−(3−
(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベンジル
オキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンに代えて、N−(3−(アセチルチオ)プロピオニ
ル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン臭
化水素酸塩2.23gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:2.34
(3H,s),2.88(2H,t),3.13(2
H,t),3.43−3.54(4H,m),3.96
−4.06(4H,m),9.18(1H,brs),
9.33(1H,s)
【0298】
【実施例122】N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4
−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(3−(ア
セチルチオ)プロピオニル)−3−(ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン臭化水素酸塩に代えて、融点10
3. 5−105℃のN−(3−(アセチルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.31(3H,s),2.51(2H,
q),2.7・0−2.82(6H,m),3.20
(2H,t),3.53−3.57(4H,m),7.
98(1H,s)
【0299】
【実施例123】N−(3−(アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4
−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(3−(ア
セチルチオ)プロピオニル)−3−(ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン臭化水素酸塩に代えて、融点11
6−118℃のN−(3−(アセチルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.31 (3H,s),2.77−2.8
7(7H,m),3.21(2H,t), 3.51−
3.55(4H,m),7.97(1H,s)
【0300】
【実施例124】N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(ベンゾイル
チオ)プロピオン酸に代えて、融点128−131℃の
N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.70−2.73(4H,m),2.90
(2H,t),3.41(2H,t),3.53−3.
57(4H,m),7.39−7.45(2H,m),
7.51−7.57(1H,m),7.94−7.97
(2H,m),8.00(1H,s)
【0301】
【実施例125】N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を3−(ベンゾイ
ルチオ)プロピオン酸に代えて、融点126−127℃
のN−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.74−
2.77(4H,m),2.90(2H,t),3.4
1(2H,t),3.53−3.56(4H,m),
3.61(2H,s),7.29−7.35(5H,
m),7.39−7.44(2H,m),7.51−
7.56(1H,m),7.94−7.97(2H,
m),8.00(1H,s)
【0302】
【実施例126】N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(3−
(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベンジ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、油
状のN−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3
−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.88(2
H,t),3.40(2H,t),3.47−3.51
(4H,m),3.78−3.82(4H,m),5.
16(2H,s),7.35−7.43(8H,m),
7.50−7.56(1H,m),7.92−7.96
(2H,m),8.08(1H,s)
【0303】
【実施例127】N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩 実施例24−Cと同様な方法で、出発原料をN−(3−
(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−ベンジ
ルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンに代えて、N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオ
ニル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
塩酸塩を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:2.87
(2H,t),3.33(2H,t),3.37−3.
45(4H,m),3.92−4.00(4H,m),
7.53−7.58(2H,m),7.67−7.72
(1H,m),7.89−7.92(2H,m),8.
94(1H,s),9.77(1H,brs)
【0304】
【実施例128】N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(3−(ベ
ンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、融点119−
121℃のN−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.52(2H,q),2.73−2.76
(4H,m),2.90(2H,t),3.41(2
H,t),3.54−3.58(4H,m),7.39
−7.45(2H,m),7.52−7.57(1H,
m),7.94−7.98(2H,m),8.00(1
H,s)
【0305】
【実施例129】N−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(3−(ベ
ンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン塩酸塩に代えて、融点128−
130℃のN−(3−(ベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.76−286(5H,m),2.90
(2H,t),3.42(2H,t),3.52−3.
55(4H,m),7.39−7.45(2H,m),
7.52−7.57(1H,m),7.94−7.98
(2H,m),7.99(1H,s)
【0306】
【実施例130】N−(4−(アセチルチオ)ブチリル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を4−(アセチルチ
オ)酪酸に代えて、融点92−93℃のN−(4−(ア
セチルチオ)ブチリル)−3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NN4R(CDCl)δ:1.90−
2.01(2H,m),2.32(3H,s),2.3
8(3H,s),2.55(2H,t),2.69−
2.74(4H,m),2.96(2H,t),3.5
2−3.57(4H,m),7.96(1H,s)
【0307】
【実施例131】N−(3−(シクロヘキサンカルボニルチオ)プロピオ
ニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン (1)3−メルカプトプロピオン酸2g、水酸化ナトリ
ウム1.5gおよび水20mlの混合物に窒素雰囲気下
0℃でシクロヘキサンカルボニルクロリド2.6mlを
加え、室温下4時間撹拌した。塩酸で酸性にした後、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去
すると3−(シクロヘキサンカルボニルチオ)プロピオ
ン酸1.5gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.16−
1.52(5H,m),163−1.94(5H,
m),2.41−2.54(1H,m),2.68(2
H,t),3.09(2H,t) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(シク
ロヘキサンカルボニルチオ)プロピオン酸に代えて、融
点137−138℃のN−(3−(シクロヘキサンカル
ボニルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270N4Hz−NMR(CDCl)δ:1.19−
1.38(4H,m),1.39−1.53(2H,
m),1.60−1.94(4H,m),2.38(3
H,s),2.38−2.51(1H,m),2.69
−2.74(4H,m),2.78(2H,t),3.
18(2H,t),3.52−3.57(4H,m),
7.98(1H,s)
【0308】
【実施例132】N−((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン (1)2,6−ジメチル安息香酸2.0g、チオニルク
ロリド10mlおよびN,N−ジメチルホルムアミド2
滴の混合物を2時間加熱還流した後、溶媒を留去して残
渣を得た。メルカプト酢酸0.93ml、4−ジメチル
アミノピリジン3.25gおよびクロロホルム14ml
の混合物を氷冷下、5分間撹拌した後、先程の残渣を加
え25分間撹拌し、次いで室温下1.5時間撹拌した。
水を加え、希塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄後乾燥し、溶媒を留去し
て(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)酢酸1.48g
を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.33(6
H,s),3.92(2H,s),7.02−7.05
(2H,m),7.18−7.24(1H,m) MS m/z:244 (M) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(2,6−
ジメチルベンゾイルチオ)酢酸に代えて、融点165−
166℃のN−((2, 6−ジメチルベンゾイルチ
オ)アセチル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(9
H,s),2.69−2.73(4H,m),3.54
−3.58.(4H,m),4.07(2H,s),
7.00−7.03(2H,m),7.14−7.20
(1H,m),8.01(1H,s)
【0309】
【実施例133】N−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)−
3− 4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)酢酸0.17g、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩0.16g、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール0.13gおよびN,N−ジメチルホルムア
ミド8mlの混合物を氷冷下、15分間撹拌した後、3
−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
塩酸塩0.2gおよびピリジン0.24mlを加え5分
間撹拌し、次いで室温下15時間撹拌した。水および飽
和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥
後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール=
95:5)で精製すると融点139−140℃のN−
((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)−3
−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
98.9mgを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.37(6H,s),2.51(2H,
q),2.72−2.76(4H,m),3.54−
3.58(4H,m),4.07(2H,s),6.9
9−7.03(2H,m),7.14−7.20(1
H,m),8.01(1H,s)
【0310】
【実施例134】N−((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)
−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン (2,6−ジメチルベンゾイルチオ)酢酸0.16g、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩0.15g、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール0.12gおよびN,N−ジメチルホルムア
ミド7mlの混合物を氷冷下、10分間撹拌した後、3
−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノン
イミン塩酸塩0.2gおよびピリジン0.23mlを加
え5分間撹拌し、次いで室温下15時間撹拌した。水お
よび飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノ
ール=95:5)で精製すると融点136−138℃の
N−((2,6−ジメチルベンゾイルチオ)アセチル)
−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン168.6mgを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.37(6H,s),2.78−2.83
(5H,m),3.52−3.56(4H,m),4.
07(2H,s),6.99−7.03(2H,m),
7.14−7.20(1H,m),8.00(1H,
s)
【0311】
【実施例135】N−(3−(4−フルオロベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン (1)実施例131(1)と同様な方法で、出発原料を
4−フルオロ安息香酸クロリドに代えて、3−(4−フ
ルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸を得た。270M
Hz−NMR(CDCl)δ:2.81(2H,
t),3.32(2H,t),7.09−7.16(2
H,m),7.95−8.01(2H,m) MS m/z:228(M) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(4−
フルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点
155−156℃のN−(3−(4−フルオロベンゾイ
ルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.70−274(4H,m),2.90
(2H,t),3.41(2H,t),3.53−3.
57(4H,m),7.06−7.13(2H,m),
7.95−8.01(2H,m),8.00(1H,
s)
【0312】
【実施例136】N−(3−(4−フルオロベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(4−フ
ルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点1
26.5−129℃のN−(3−(4−フルオロベンゾ
イルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ−1.12(3
H,t),2.52(2H,q),2.72−2.77
(4H,m),2.90(2H,t),3.41(2
H,t),3.54−3.58(4H,m),7.06
−7.13(2H,m),7.95−8.00(2H,
m),8.00(1H,s)
【0313】
【実施例137】N−(3−(4−フルオロベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(4−フ
ルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点1
23−124℃のN−(3−(4−フルオロベンゾイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.76−283(5H,m),2.89
(2H,t),3.41(2H,t),3.52−3.
56(4H,m),7.06−7.13(2H,m),
7.95−8.01(2H,m),7.99(1H,
s)
【0314】
【実施例138】N−(3−(4−トリフルオロメチルベンゾイルチオ)
プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン (1)実施例131(1)と同様な方法で、出発原料を
4−トリフルオロメチル安息香酸クロリドに代えて、3
−(4−トリフルオロメチルベンゾイルチオ)プロピオ
ン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.83(2
H,t),3.36(2H,t),7.73(2H,
d),8.06(2H,d) MS m/z:278 (M) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(4−
トリフルオロメチルベンゾイルチオ)プロピオン酸に代
えて、融点162−163℃のN−(3−(4−トリフ
ルオロメチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.70−2.74(4H,m),2.91
(2H,t),3.44(2H,t),3.53−3.
57(4H,m),7.69(2H,d),8.00
(1H,s),8.06(2H,d)
【0315】
【実施例139】N−(3−(4−メトキシベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン (1)実施例131(1)と同様な方法で、出発原料を
4−メトキシ安息香酸クロリドに代えて、3−(4−メ
トキシベンゾイルチオ)プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.80(2
H,t),3.30(2H,t),3.87(3H,
s),6.92(2H,d),7.93(2H,d)
(2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(4−
メトキシベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点
136−137℃のN−(3−(4−メトキシベンゾイ
ルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.69−2.73(4H,m),2.89
(2H,t),3.39(2H,t),3.52−3.
56(4H,m),3.85(3H,s),6.89
(2H,d),7.94(2H,d),8.00(1
H,s)
【0316】
【実施例140】N−(3−(4−メトキシベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を3−(4−メト
キシベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点14
5−147℃のN−(3−(4−メトキシベンゾイルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−ベンジルピペラジン−
1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ;2.72−
2.77(4H,m),2.89(2H,t),3.3
9(2H,t),3.52−3.56(4H,m),
3.60(2H,s),3.85(3H,s),6.8
9(2H,d),7.28−7.38(5H,m),
7.94(2H,d),7.99(1H,s)
【0317】
【実施例141】N−(3−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プロピ
オニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン (1)実施例132(1)と同様な方法で、メルカプト
酢酸を3−メルカプトプロピオン酸に代えて、3−
(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プロピオン酸を得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.31(6
H,s),2.84(2H,t),3.32(2H,
t),7.00−7.07(2H,m),7.15−
7.21(1H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(2,
6−ジメチルベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、
融点155−157℃のN−(3−(2,6−ジメチル
ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.30(6
H,s),2.38(3H,s),2.69−2.73
(4H,m),2.92(2H,t),3.40(2
H,t),3.53−3.57(4H,m),6.97
−7.00(2H,m),7.12−7.18(1H,
m),7.98(1H,s)
【0318】
【実施例142】N−(3−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プロピ
オニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シ
ドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(2,6
−ジメチルベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融
点120−121℃のN−(3−(2,6−ジメチルベ
ンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.31(6H,s),2.52(2H,
q),2.72−2.76(4H,m),2.92(2
H,t),3.40(2H,t),3.53−3.58
(4H,m),6.97−7.00(2H,m),7.
12−7.18(1H,m),7.98(1H,s)
【0319】
【実施例143】N−(3−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プロピ
オニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(2,6
−ジメチルベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、油
状のN−(3−(2,6−ジメチルベンゾイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.07(6
H,d),2.30(6H,s),2.78−2.82
(5H,m),2.92(2H,t),3.40(2
H,t),3.51−3.55(4H,m),6.97
−7.00(2H,m),7.12−7.18(1H,
m),7.99(1H,s)
【0320】
【実施例144】(3−(2,6−ジクロロベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン (1)実施例131(1)と同様な方法で、出発原料を
2,6−ジクロロ安息香酸クロリドに代えて、3−
(2,6−ジクロロベンゾイルチオ)プロピオン酸を得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.88(2
H,t),3.37(2H,t),7.29−7.36
(3H,m) MS m/z:279 (M) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(2,
6−ジクロロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、
融点164−166℃のN−(3−(2,6−ジクロロ
ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.69−2.73(4H,m),2.95
(2H,t),3.46(2H,t),3.53−3.
57(4H,m),7.21−7.32(3H,m),
7.99(1H,s)
【0321】
【実施例145】N−(3−(2,6−ジフルオロベンゾイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例131(1)と同様な方法で、出発原料を2,6
−ジフルオロ安息香酸クロリドに代えて、3−(2,6
−ジフルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸4.6gを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.85(2
H,t),3.35(2H,t),6.92−6.99
(2H,m),7.35−7.46(1H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(2,
6−ジフルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代え
て、融点139−141℃のN−(3−(2,6−ジフ
ルオロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.37(3
H,s),2.62−2.73(4H,m),2.92
(2H,t),3.44(2H,t),3 52−3.
56(4H,m),6.88−6.95(2H,m),
7.30−7.42(1H,m),7.98(1H,
s)
【0322】
【実施例146】N−(3−(2,6−ジフルオロベンゾイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(2,6
−ジフルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、
融点120−121.5℃のN−(3−(2,6−ジフ
ルオロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.52(2H,q),2.72−2.76
(4H,m),2.92(2H,t),3.44(2
H,t),3.54−3.58(4H,m),6.89
−6.95(2H,m),7.30−7.42(1H,
m),7.99(1H,s)
【0323】
【実施例147】N−(3−(2,6−ジフルオロベンゾイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−
イル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(2,6
−ジフルオロベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、
融点124−125℃のN−(3−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−イソプ
ロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.76−2.83(5H,m),2.92
(2H,t),3.44(2H,t),3.51−3.
55(4H,m),6.88−6.95(2H,m),
7.30−7.42(1H,m),7.98(1H,
s)
【0324】
【実施例148】N−(3−(2,6−ジメトキシベンゾイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン (1)3−メルカプトプロピオン酸0.44ml、2,
6−ジメトキシベンゾイルクロリド1gおよびクロロホ
ルム10mlの混合物に窒素雰囲気下4−ジメチルアミ
ノピリジン1.2gを加え、室温下2時間撹拌した。有
機層を水洗乾燥後、溶媒を留去すると、油状の3−
(2,6−ジメトキシベンゾイルチオ)プロピオン酸
0.64gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.82(2
H,t),3.29(2H,t),3.80(6H,
s),6.55(2H,d),7.29(1H,t)
(2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(2,
6−ジメトキシベンゾイルチオ)プロピオン酸に代え
て、油状のN−(3−(2,6−ジメトキシベンゾイル
チオ)ブロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.69−2.74(4H,m),2.90
−2.99(2H,m),3.24−3.40(2H,
m),3.52−3.57(4H,m),3.79(6
H,s),6.50−6.56(2H,m),7.20
−7.27(1H,m),7.99(1H,s)
【0325】
【実施例149】N−(3−(2,6−ジメトキシベンゾイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(2,6
−ジメトキシベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、
融点136−138℃のN−(3−(2,6−ジメトキ
シベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−エチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.51(2H,q),2.72−2.76
(4H,m),2.91(2H,t),3.39(2
H,t),3.52−3.57(4H,m),3.79
(6H,s),6.52(2H,d),7.22−7.
28(1H,m),7.98(1H,s)
【0326】
【実施例150】N−(3−(2,6−ジメトキシベンゾイルチオ)プロ
ピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−
イル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(2,6
−ジメトキシベンゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、
融点121−122℃のN−(3−(2,6−ジメトキ
シベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−イソプ
ロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.77−2.83(5H,m),2.91
(2H,t),3.39(2H,t),3.50−3.
55(4H,m),3.79(6H,s),6.52
(2H,d),7.21−7.29(1H,m),7.
94(1H,s)
【0327】
【実施例151】N−(ピバロイルチオアセチル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)メルカプト酢酸メチル1.45ml、ピバロイル
クロリド2mlおよびクロロホルム20mlの混合物に
窒素雰囲気下0℃で4−ジメチルアミノピリジン2gを
加え、室温下15時間撹拌した。塩酸で酸性にした後、
クロロホルムで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を
留去すると油状の2−(ピバロイルチオ)酢酸メチル
3.9gを得た。得られた2−(ピバロイルチオ)酢酸
メチルに酢酸8mlおよび濃塩酸4mlを加え、1時間
加熱還流した。水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=200:10:1)で精製すると、油状
の(ピバロイルチオ)酢酸2gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.27(9
H,s),3.69(2H,s) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(ピバロイ
ルチオ)酢酸に代えて、融点129−130℃のN−
(ピバロイルチオアセチル)−3−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NNR(CDCl)δ:1.27(9
H,s),2.38(3H,s),2.69−2.74
(4H,m),3.51−3.57(4H,m),3.
86(2H,s),7.98(1H,s)
【0328】
【実施例152】N−(ピバロイルチオアセチル)−3−(4−エチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を(ピバロイル
チオ)酢酸に代えて、融点111−112℃のN−(ピ
バロイルチオアセチル)−3−(4−エチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.27(9H,s),2.51(2H,
q),2.72−2.77(4H,m),3.52−
3.57(4H,m),3.86(2H,s),7.9
8(1H,s)
【0329】
【実施例153】N−(ピバロイルチオアセチル)−3−(4−イソプロ
ピルピペラジン−1−ル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を(ピバロイル
チオ)酢酸に代えて、融点107−108℃のN−(ピ
バロイルチオアセチル)−3−(4−イソプロピルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.27(9H,s),2.78−2.84
(5H,m),3.51−3.55(4H,m),3.
86(2H,s),7.98(1H,s)
【0330】
【実施例154】N−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)実施例131(1)と同様な方法で、出発原料を
ピバロイルクロリドに代えて、油状の3−(ピバロイル
チオ)プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.23(9
H,s),2.67(2H,t),3.08(2H,
t) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(ピバ
ロイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点136−13
7℃のN−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.22(9
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.81
(6H,m),3.17(2H,t),3.53−3.
58(4H,m),7.99(1H,s)
【0331】
【実施例155】N−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(ピバロ
イルチオ)プロピオン酸に代えて、融点98−99℃の
N−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.20(9H,s),2.52(2H,
q),2.73−2.81(6H,m),3.17(2
H,t),3.54−3.58(4H,m),8.01
(1H,s)
【0332】
【実施例156】N−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(ピバロ
イルチオ)プロピオン酸に代えて、融点117−118
℃のN−(3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3
−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノン
イミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.16(6
H,d),1.30(9H,s),2.83−2.93
(7H,m),3.25(2H,t),3.60−3.
64(4H,m),8.08(1H,s)
【0333】
【実施例157】N−(ピバロイルチオピバロイル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)メルカプトピバリン酸1.5g、ピバロイルクロ
リド1.5ml、4−ジメチルアミノピリジン2.74
gおよびクロロホルム11mlの混合物を氷冷下6時間
撹拌した。水を加え、希塩酸で酸性にした後、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を乾燥し、溶媒を留去して(ピバ
ロイルチオ)ピバリン酸0.81gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.24(3
H,s),1.24(9H,s),1.26(3H,
s),3.15(2H,s) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(ピバロイ
ルチオ)ピバリン酸に代えて、融点115−117℃の
N−(ピバロイルチオピバロイル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.22(9
H,s),1.26(6H,s),2.37(3H,
s),2.68−2.72(4H,m),3.24(2
H,s),3.51−3.55(4H,m),7.98
(1H,s)
【0334】
【実施例158】N−(ピバロイルチオピバロイル)−3−(4−エチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を(ピバロイル
チオ)ピバリン酸に代えて、融点62−65℃のN−
(ピバロイルチオピバロイル)−3−(4−エチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.22(9H,s),1.26(6H,
s),2.51(2H,q),2.71−2.76(4
H,m),3.24(2H,s),3.52−3.56
(4H,m),7.98(1H,s)
【0335】
【実施例159】N−(ピバロイルチオピバロイル)−3−(4−イソプ
ロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を(ピバロイル
チオ)ピバリン酸に代えて、油状のN−(ピバロイルチ
オピバロイル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−
1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.22(9H,s),1.26(6H,
s),2.75−2.86(5H,m),3.24(2
H,s),3.50−3.54(4H,m),7.98
(1H,s)
【0336】
【実施例160】N−(3−(ベンジルオキシカルボニルチオ)プロピオ
ニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 3−メルカプトプロピオン酸2g、水酸化ナトリウム
1.51gおよび水20mlの混合物に窒素雰囲気下0
℃でベンジルオキシカルボニルクロリド2.7mlを加
え、0℃で1時間撹拌した。塩酸で酸性にした後、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去す
ると、油状の3−(ベンジルオキシカルボニルチオ)プ
ロピオン酸2gを得た。得られた3−(ベンジルオキシ
カルボニルチオ)プロピオン酸を実施例1と同様な方法
で、出発原料とし、融点125−126℃のN−(3−
(ベンジルオキシカルボニルチオ)プロピオニル)−3
−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン
を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.69−274(4H,m),2.87
(2H,t),3.21(2H,t),3.52−3.
57(4H,m),5.23(2H,s),7.35
(5H,s),7.97(1H,s)
【0337】
【実施例161】N−(エチルカルバモイルチオアセチル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)メルカプト酢酸1.4ml、イソシアン酸エチル
1.6mlおよびクロロホルム20mlの混合物に窒素
雰囲気下0℃でトリエチルアミン2.82mlを加え、
0℃で1時間撹拌した。塩酸で酸性にした後、クロロホ
ルムで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:クロロホルム:メタノール:酢酸=200:10:
1)で精製すると、油状の(エチルカルバモイルチオ)
酢酸1.2gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.19(3
H,t),3.24−3.41(2H,m),3.75
(2H,s),5.62(1H,brs) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(エチルカ
ルバモイルチオ)酢酸に代えて、融点139−140℃
のN−(エチルカルバモイルチオアセチル)−3−(4
−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.18(3
H,t),2.38(3H,s),2.69−2.74
(4H,m),3.30−3.41(2H,m),3.
52−3.57(4H,m),3.98(2H,s),
5.41(1H,brs),7.97(1H,s)
【0338】
【実施例162】N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン (1)3−メルカプトプロピオン酸2g、イソシアン酸
エチル1.5mlおよびクロロホルム20mlの混合物
に窒素雰囲気下0℃でトリエチルアミン2.63mlを
加え、室温下13時間撹拌した。塩酸で酸性にした後、
クロロホルムで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を
留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開液:クロロホルム:メタノール:酢酸=100
0:10:1)で精製すると、3−(エチルカルバモイ
ルチオ)プロピオン酸1gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.17(3
H,t),2.76(2H,t),3.14(2H,
t),3.26−3.40(2H,m),5.36(1
H,brs) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(エチ
ルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点16
1−162℃のN−(3−(エチルカルバモイルチオ)
プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.15(3
H,t),2.38(3H,s),2.69−2.74
(4H,m),2.84(2H,t),3.24(2
H,t),3.24−3.38(2H,m),3.52
−3.57(4H,m),5.42(1H,brs),
7.99(1H,s)
【0339】
【実施例163】N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニル)
−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(エチル
カルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点148
−149℃のN−(3−(エチルカルバモイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.15(3H,t),2.51(2H,
q),2.72−2.77(4H,m),2.85(2
H,t),3.24(2H, t),3.24−3.3
5(2H,m),3.52−3.57(4H,m),
5.34(1H,brs),7.98(1H,s)
【0340】
【実施例164】N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニル)
−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(エチル
カルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点135
−136℃のN−(3−(エチルカルバモイルチオ)プ
ロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.05(6
H,d),1.15(3H,t),2.76−2.89
(6H,m),3.24(2H,t),3.24−3.
35(1H,m),3.51−3.55(4H,m),
5.38(1H,brs),7.98(1H,s)
【0341】
【実施例165】N−(エチルカルバモイルチオピバロイル)−3−(4
−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)実施例162(1)と同様な方法で、出発原料を
メルカプトピバリン酸に代えて、(エチルカルバモイル
チオ)ピバリン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.16(3
H,t),1.29(6H,s),3.22(2H,
s),3.28−3.38(2H,m),5.28−
5.38(1H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(エチルカ
ルバモイルチオ)ピバリン酸に代えて、融点117−1
19℃のN−(エチルカルバモイルチオピバロイル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.14(3
H,t),1.29(6H,s),2.38(3H,
s),2.69−2.73(4H,m),3.29(2
H,s),3.26−3.36(2H,m),3.51
−3.55(4H,m),5.40−5.49(1H,
m),7.98(1H,s)
【0342】
【実施例166】N−(エチルカルバモイルチオピバロイル)−3−(4
−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を(エチルカル
バモイルチオ)ピバリン酸に代えて、油状のN−(エチ
ルカルバモイルチオピバロイル)−3−(4−エチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.14(3H,t),1.29(6H,
s),2.51(2H,q),2.72−2.76(4
H,m),3.29(2H,s),3.26−3.36
(2H,m),3.52−3.56(4H,m),5.
5−5.52(1H,m),7.98(1H,s)
【0343】
【実施例167】N−(エチルカルバモイルチオピバロイル)−3−(4
−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を(エチルカル
バモイルチオ)ピバリン酸に代えて、融点114−11
6℃のN−(エチルカルバモイルチオピバロイル)−3
−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノン
イミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.13(3H,t),1.30(6H,
s),2.76−2.86(5H,m),3.30(2
H,s),3.26−3.36(2H,m),3.50
−3.54(4H,m),5.37−5.45(1H,
m),7.97(1H,s)
【0344】
【実施例168】N−(3−(t−ブチルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(−4−メチルピペラジン−1−イル)シド
ノンイミン (1)3−メルカプトプロピオン酸2.0g、イソシア
ン酸t−ブチル2.2ml、トリエチルアミン2. 8
mlおよびクロロホルム20mlの混合物を氷冷下1時
間撹拌し、次いで室温下22時間撹拌した。水を加え、
希塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。有機層
を乾燥し、溶媒を留去して3−(t−ブチルカルバモイ
ルチオ)プロピオン酸2.25gを得た。 270MHz−NMR(CDCl3)δ:1.35(9
H,s),2.74(2H,t),3.09(2H,
t),5.17(1H,brs) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(t−
ブチルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点
171−172℃のN−(3−(t−ブチルカルバモイ
ルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.34(9
H,s),2.38(3H,s),2.69−2.73
(4H,m),2.83(2H,t),3.19(2
H,t),3.52−3.56(4H,m),5.16
(1H,brs),7.98(1H,s)
【0345】
【実施例169】N−(3−(t−ブチルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(t−ブ
チルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点1
38−141℃のN−(3−(t−ブチルカルバモイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),1.34(9H,s),2.52(2H,
q),2.72−2.76(4H,m),2.83(2
H,t),3.19(2H,t),3.16−3.21
(4H,m),5.14(1H,brs),7.98
(1H,s)
【0346】
【実施例170】N−(3−(t−ブチルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(t−ブ
チルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点1
72−174℃のN−(3−(t−ブチルカルバモイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.34(9H,s),2.76−2.86
(7H,m),3.19(2H,t),3.50−3.
54(4H,m),5.14(1H,brs),7.9
7(1H,s)
【0347】
【実施例171】N−(3−(フェニルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン (1)3−メルカプトプロピオン酸2g、イソシアン酸
フェニル2.1mlおよびクロロホルム20mlの混合
物に窒素雰囲気下0℃でトリエチルアミン2.7mlを
加え、室温下13時間撹拌した。塩酸で酸性にした後、
析出した結晶を濾取し、3−(フェニルカルバモイルチ
オ)プロピオン酸3.6gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.73(2
H,t),3.20(2H,t),5.04(1H,b
rs),7.04−7.11(1H,m),7.25−
7.33(2H,m),7.44−7.50(2H,
m),8.39(1H,brs) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(フェ
ニルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点1
54−155℃のN−(3−(フェニルカルバモイルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.38(3
H,s),2.68−2.73(4H,m),2.90
(2H,t),3.32(2H,t),3.51−3.
56(4H,m),7.05−7.11(1H,m),
7.23(1H,brs),7.26−7.33(2
H,m),7.39−7.43(2H,m),7.98
(1H,s)
【0348】
【実施例172】N−(3−(フェニルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を3−(フェニ
ルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点14
3−144℃のN−(3−(フェニルカルバモイルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.11(3
H,t),2.50(2H,q),2.69−2.74
(4H,m),2.89(2H,t),3.30(2
H,t),3.49−3.54(4H,m),7.03
−7.10(1H,m),7.24−7.32(2H,
m),7.42−7.47(2H,m),7.83(1
H,brs),7.98(1H,s)
【0349】
【実施例173】N−(3−(フェニルカルバモイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を3−(フェニ
ルカルバモイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点14
2−143℃のN−(3−(フェニルカルバモイルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.75−2.86(5H,m),2.90
(2H,t),3.31(2H,t),3.49−3.
54(4H,m),7.04−7.11(1H,m),
7.26−7.33(2H,m),7.41−7.46
(3H,m),7.97(1H,s)
【0350】
【実施例174】N−(4−(ベンゾイルチオ)ブチリル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を4−(ベンゾイル
チオ)酪酸に代えて、融点87.5−90℃のN−(4
−(ベンゾイルチオ)ブチリル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.03−
2.15(2H,m),2.38(3H,s),2.6
3(2H,t),2.72−2.78(4H,m),
3.16(2H,t),3.54−3.60(4H,
m),7.40−7.60(3H,m),7.94−
8.00(2H,m),7.97(1H,s)
【0351】
【実施例175】N−(4−(ベンゾイルチオ)ブチリル)−3−(4−
エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を4−(ベンゾ
イルチオ)酪酸に代えて、油状のN−(4−(ベンゾイ
ルチオ)ブチリル)−3−(4−エチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.17(3
H,t),2.01−214(2H,m),251−
2.59(2H,m),2.63(2H,t),2.7
8−2.87(4H,m),3.14(2H,dd),
3.56−3.66(4H,m),7.40−7.60
(3H,m),7.86−8.00(2H,m),8.
01(1H,s)
【0352】
【実施例176】N−(4−(ベンゾイルチオ)ブチリル)−3−(4−
イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を4−(ベンゾ
イルチオ)酪酸に代えて、油状のN−(4−(ベンゾイ
ルチオ)ブチリル)−3−(4−イソプロピルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.04−2.16(2H,m),2.63
(2H,t),2.80−2.89(5H,m),3.
16(2H,t),3.59−3.67(4H,m),
7.40−7.60(3H,m),7.94−8.02
(2H,m),7.97(1H,s)
【0353】
【実施例177】N−(3−アセチルチオ−2−ベンジルプロピオニル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−アセチルチオ
−2−ベンジルプロピオン酸に代えて、油状のN−(3
−アセチルチオ−2−ベンジルプロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.27(3
H,s),2.38(3H,s),2.68−2.73
(4H,m),2.81−2.89(1H,m),3.
01−3.22(4H,m),3.52−3.55(4
H,m),7.14−7.29(5H,m),7.98
(1H,s)
【0354】
【実施例178】N−(3−(メチルチオ)プロピオニル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(メチルチ
オ)プロピオン酸に代えて、融点116−117℃のN
−(3−(メチルチオ)プロピオニル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.13(3
H,s),2.38(3H,s),2.69−2.89
(8H,m),3.52−3.57(4H,m),7.
99(1H,s)
【0355】
【実施例179】N−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)プロピオ
ン酸に代えて、油状のN−(3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニルチオ)プロピオニル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.45(1
8H,s),2.38(3H,s),2.69−2.7
5(4H,m),2.78(2H,dd),3.15
(2H,dd),3.54−3.57(4H,m),
5.18(1H,s),7.28(2H,s),7.9
8(1H,s)
【0356】
【実施例180】N−(4−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニルチオ)ブチリル)−3−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を4−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酪酸に代
えて、油状のN−(4−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニルチオ)ブチリル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.42(1
8H,s),1.95−2.05(2H,m),2.3
7(3H,s),2.61(2H,t),2.69−
2.73(4H,m),2.90(2H,t),3.5
1−3.56(4H,m),5.16(1H,s),
7.23(2H,s),7.95(1H,s)
【0357】
【実施例181】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(アセチルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン (1)N−アセチル−L−システイン3.0g、炭酸水
素ナトリウム6.2gおよび水40mlの混合物を氷冷
下、5分間撹拌した後、無水酢酸11mlを加え10分
間撹拌し、次いで室温下1時間撹拌した。水を加え、希
硫酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を
乾燥し、溶媒を留去して(R)−2−アセチルアミノ−
3−(アセチルチオ)プロピオン酸3.24gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.05(3
H,s),2.37(3H,s),3.32(1H,d
d),3.47(1H,dd),4.76−4.83
(1H,m),6.82(1H,brd) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオン酸
に代えて、融点155−157℃のN−((R)−2−
アセチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオニル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.02(3
H,s),2.31(3H,s),2.38(3H,
s),2.70−2.74(4H,m),3.44(1
H,dd),3.54−3.63(5H,m),4.7
7−4 84(1H,m),6.53(1H,br
d),7.97(1H,s)
【0358】
【実施例182】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(アセチルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を(R)−2−
アセチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオン酸に
代えて、融点132−133℃のN−((R)−2−ア
セチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオニル)−
3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.12(3
H,t),2.02(3H,s),2.31(3H,
s),2.52(2H,q),2.73−2.77(4
H,m),3.44(1H,dd),3.55−3.6
4(5H,m),4.77−4.84(1H,m),
6.53(1H,brd),7.97(1H,s)
【0359】
【実施例183】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(アセチルチ
オ)プロピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を(R)−2−
アセチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオン酸に
代えて、融点146−148℃のN−((R)−2−ア
セチルアミノ−3−(アセチルチオ)プロピオニル)−
3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),2.02(3H,s),2.31(3H,
s),2.77−2.87(5H,m),3.44(1
H,dd),3.53−3.64(5H,m),4.7
7−4.84(1H,m),6.56(1H,br
d),7.97(1H,s)
【0360】
【実施例184】 N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(ベンゾイル
チオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン (1)実施例181(1)と同様な方法で、無水酢酸を
ベンゾイルクロリドに代えて、(R)−2−アセチルア
ミノ−3−(ベンゾイルチオ)プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl+DMSO−d
δ:2.00(3H,s),3.54(1H,dd),
3.70(1H,dd),4.80−4.87(1H,
m),6.64(1H,brd),7.42−7.49
(2H,m),7.56−7.62(1H,m),7.
94−7.97(2H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(ベンゾイルチオ)プロピオン
酸に代えて、融点130−132℃のN−((R)−2
−アセチルアミノ−3−(ベンゾイルチオ)プロピオニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.01(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.74
(4H,m),3.54−3.58(4H,m),3.
67(1H,dd),3.82(1H,dd),4.8
8−4.95(1H,m),6.63(1H,br
d),7.38−7.45(2H,m),7.52−
7.58(1H,m),7.92−7.95(2H,
m),7.98(1H,s)
【0361】
【実施例185】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(4−フルオ
ロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)実施例181(1)と同様な方法で、無水酢酸を
4−フルオロ安息香酸クロリドに代えて、(R)−2−
アセチルアミノ−3−(4−フルオロベンゾイルチオ)
プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.00(3
H,s),3.53(1H,dd),3.70(1H,
dd),4.80−4.88(1H,m),6.53
(1H,brd),7.09−7.16(2H,m),
7.96−8.01(2H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(4−フルオロベンゾイルチ
オ)プロピオン酸に代えて、融点132−134℃のN
−((R)−2−アセチルアミノ−3−(4−フルオロ
ベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.01(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.74
(4H,m),3.54−3.58(4H,m),3.
65(1H,dd),3.82(1H,dd),4.8
7−4.94(1H,m),6.60(1H,br
d),7.05−7.12(2H,m),7.93−
7.99(2H,m),7.98(1H,s)
【0362】
【実施例186】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(4−メトキ
シベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)4−メトキシベンゾイルクロリド2g、N−アセ
チル−L−システイン1.91gおよびクロロホルム1
2mlの混合物に室温下ピリジン1.1mlおよび4−
ジメチルアミノピリジン70mgを加え、室温で20時
間撹拌した。塩酸で酸性にした後、ジクロロメタンで抽
出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣
を酢酸エチルで洗浄すると、(R)−2−アセチルアミ
ノ−3−(4−メトキシベンゾイルチオ)プロピオン酸
0.54gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.99(3
H,s),3.43−368(2H,m),3.87
(3H,s),4.77−4.86(1H,m),6.
58−6.64(1H,m),6.93(2H,br
d),7.93(2H,brd) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(4−メトキシベンゾイルチ
オ)プロピオン酸に代えて、油状のN−((R)−2−
アセチルアミノ−3−(4−メトキシベンゾイルチオ)
プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.01(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.74
(4H,m),3.53−3.58(4H,m),3.
59−3.87(2H,m),3.86(3H,s),
4.86−4.94(1H,m),6.62(1H,b
rd),6.89(2H,d),7.92(2H,
d),7.98(1H,s)
【0363】
【実施例187】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(2,6−ジ
メチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)2,6−ジメチル安息香酸2g、塩化チオニル5
mlおよびN,N−ジメチルホルムアミド0.5mlの
混合物を2時間加熱還流した。混合物を濃縮後、室温下
N−アセチル−L−システイン2.17g、ピリジン
1.3ml、4−ジメチルアミノピリジン80mgおよ
びクロロホルム15mlを加え、室温で3時間撹拌し
た。塩酸で酸性にした後、ジクロロメタンで抽出した。
有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホル
ム:メタノール:酢酸=100:5:1)で精製する
と、油状の(R)−2−アセチルアミノ−3−(2,6
−ジメチルベンゾイルチオ)プロピオン酸0.23gを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.03(3
H,s),2.30(6H,s),3.51−3.72
(2H,m),4.80−4.88(1H,m),6.
51(1H,brd),7.02(2H,d),7.1
9(1H,t) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(2,6−ジメチルベンゾイル
チオ)プロピオン酸に代えて、融点166−167℃の
N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(2,6−ジ
メチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.04(3
H,s),2.28(6H,s),2.37(3H,
s),2.68−2.73(4H,m),3.53−
3.58(4H,m),3.62−3.86(2H,
m),4.87−4.94(1H,m),6.74(1
H,brd),6.98(2H,d),7.15(1
H,t),7.99(1H,s)
【0364】
【実施例188】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(2,6−ジ
クロロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)−シドノンイミン (1)実施例181(1)と同様な方法で、出発原料を
2,6−ジクロロ安息香酸クロリドに代えて、(R)−
2−アセチルアミノ−3−(2,6−ジクロロベンゾイ
ルチオ)プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.02(3
H,s),3.58(1H,dd),3.81(1H,
dd),4.84−4.91(1H,m),6.65
(1H,brd),7.32−7.38(3H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(2,6−ジクロロベンゾイル
チオ)プロピオン酸に代えて、融点148.5−14
9.5℃のN−((R)−2−アセチルアミノ−3−
(2,6−ジクロロベンゾイルチオ)プロピオニル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.04(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.74
(4H,m),3.54−3.58(4H,m),3.
72(1H,dd),3.94(1H,dd),4.9
2−4.99(1H,m),6.66(1H,br
d),7.21−7.32(3H,m),7.98(1
H,s)
【0365】
【実施例189】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(2,6−ジ
フルオロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−
メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)実施例181(1)と同様な方法で、出発原料を
2,6−ジフルオロ安息香酸クロリドに代えて、(R)
−2−アセチルアミノ−3−(2,6−ジフルオロベン
ゾイルチオ)プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.02(3
H,s),3.58(1H,dd),3.75(1H,
dd),4.83−4.90(1H,m),6.51
(1H,brd),6.93−6.99(2H,m),
7.37−7.48(1H,m) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ルチオ)プロピオン酸に代えて、融点134−136℃
のN−((R)−2−アセチルアミノ−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4
−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得
た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.03(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.74
(4H,m),3.54−3.58(4H,m),3.
71(1H,dd),3.87(1H,dd),4.8
9−4.96(1H,m),6.64(1H,br
d),6.87−6.95(2H,m),7.31−
7.42(1H,m),7.98(1H,s)
【0366】
【実施例190】N−((R)−2−アセチルアミノ−3−(4−トリフ
ルオロメチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)実施例181(1)と同様な方法で、出発原料を
4−トリフルオロメチル安息香酸クロリドに代えて、
(R)−2−アセチルアミノ−3−(4−トリフルオロ
メチルベンゾイルチオ)プロピオン酸を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.01(3
H,s),3.56(1H,dd),3.76(1H,
dd),4.83−4.90(1H,m),6.54
(1H,brd),7.72(2H,d),8.06
(2H,d) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(R)−2
−アセチルアミノ−3−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイルチオ)プロピオン酸に代えて、融点101−10
3℃のN−((R)−2−アセチルアミノ−3−(4−
トリフルオロメチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:2.01(3
H,s),2.38(3H,s),2.70−2.74
(4H,m),3.54−3.58(4H,m),3.
65(1H,dd),3.82(1H,dd),4.8
7−4.94(1H,m),6.61(1H,br
d),7.69(2H,d),7.98(1H,s),
8.04(2H,d)
【0367】
【実施例191】N−((6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボニルチオ)アセチル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン (1)6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボン酸1.25gおよびクロロホル
ム10mlの混合物に塩化チオニル0.8mlを加え、
2時間加熱還流した。混合物を濃縮後クロロホルム10
mlに溶解し、メルカプト酢酸0.7ml、水酸化ナト
リウム0.8gおよび水10mlの混合物中に室温下加
え、室温で30分間撹拌した。塩酸で酸性にした後、ク
ロロホルムで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留
去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:へキサン:酢酸エチル:酢酸=200:10
0:1)で精製すると油状の(6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニルチ
オ)酢酸0.4gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.55(3
H,s),1.80−195(1H,m),2.07
(3H,s),2.19(3H,s),2.25(3
H,s),2.33−2.69(3H,m),3.50
(1H,d),3.66(1H,d),5.30(1
H,s) (2)実施例1と同様な方法で、出発原料を(6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボニルチオ)酢酸に代えて、融点164−165℃
のN−((6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チルクロマン−2−カルボニルチオ)アセチル)−3−
(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.56(3
H,s),1.77−190(1H,m),2.07
(3H,s),2.17(3H,s),2.26(3
H,s),2.37(3H,s),2.37−2.60
(3H,m),2.61−2.73(4H,m),3.
46−3.55(4H,m),3.67(1H,d),
3.87(1H,d),7.96(1H,s)
【0368】
【実施例192】N−((6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボニルチオ)アセチル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例133と同様な方法で、出発原料を(6−ヒドロ
キシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カ
ルボニルチオ)酢酸に代えて、融点152−153℃の
N−((6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボニルチオ)アセチル)−3−
(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを
得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.11(3
H,t),1.56(3H,s),1.78−1.89
(1H,m),2.07(3H,s),2.18(3
H,s),2.26(3H,s),2.37−2.60
(3H,m),2.51(2H,q),2.71−2.
75(4H,m),3.51−3.55(4H,m),
3.67(1H,d),3.88(1H,d),4.3
1(1H,brs),7.95(1H,s)
【0369】
【実施例193】N−((6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボニルチオ)アセチル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例134と同様な方法で、出発原料を(6−ヒドロ
キシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カ
ルボニルチオ)酢酸に代えて、融点172−173℃の
N−((6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボニルチオ)アセチル)−3−
(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.08(6
H,d),1.56(3H,s),1.77−1.90
(1H,m),2.07(3H,s),2.18(3
H,s),2.26(3H,s),2.39−2.54
(1H,m),2.55−2.63(3H,m),2.
77−2.82(4H,m),3.49−3.54(4
H,m),3.64(1H,d),3.88(1H,
d),4.31(1H,brs),7.95(1H,
s)
【0370】
【実施例194】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7.8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−モルホリノシドノン
イミン 6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
ン−2−カルボン酸0.5gおよびクロロホルム3ml
の混合物に塩化チオニル0.16mlを加え、3時間加
熱還流した。混合物を濃縮後、ピリジン5mlおよび3
−モルホリノシドノンイミン塩酸塩0.41gを室温下
加え、室温で18時間撹拌した。水を加え、ジクロロメ
タンで抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製すると融点
139−141℃のN−(6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニル)−3
−モルホリノシドノンイミン0.19gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.66(3
H,s),1.80−196(1H,m),2.06−
2.11(3H,m),2.16−2.19(3H,
m),2.23(3H,s),2.40−2.69(3
H,m),3.44−3.51(4H,m),3.92
−3.97(4H,m),8.01(1H,s)
【0371】
【実施例195】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン
酸に代えて、融点164−166℃のN−(6−ヒドロ
キシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カ
ルボニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)
シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.65(3
H,s),1.82−1.92(1H,m),2.02
(3H,s),2.15(3H,s),2.26(3
H,s),2.35(3H,s),2.42−2.62
(3H,m),2.65−2.69(4H,m),3.
46−3.50(4H,m),4.20(1H,br
s),8.00(1H,s)
【0372】
【実施例196】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベンジルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料を6−ヒドロキシ
−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボ
ン酸に代えて、融点99−101℃のN−(6−ヒドロ
キシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カ
ルボニル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.65(3
H,s),1.81−1.95(1H,m),2.02
(3H,s),2.15(3H,s),2.26(3
H,s),2.46−2.71(3H,m),2.66
−2.74(4H,m),3.43−3.52(4H,
m),3.58(2H,s),4.17(1H,s),
7.25−7.34(5H,m),7.99(1H,
s)
【0373】
【実施例197】N−(6−メトキシメチルオキシ−2,5,7,8−テ
トラメチルクロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベ
ンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベンジルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミン2.1g、N,N−
ジイソプロピルエチルアミン2mlおよびジクロロメタ
ン20mlの混合物に室温下メトキシメチルクロリド
0.8mlを加え、室温で15時間、40℃で5時間撹
拌した。水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層
を水洗乾燥後,溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開液:ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:1)で精製すると油状のN−(6−メトキシメ
チルオキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボニル)−3−(4−ベンジルピペラジン−1
−イル)シドノンイミン0.88gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.65(3
H,s),1.80−196(1H,m),2.07
(3H,s),2.18(3H,s),2.23(3
H,s),2.39−2.75(3H,m),2.69
−2.77(4H,m),3.45−3.51(4H,
m),3.57(2H,s),3.59(3H,s),
4.79−4.85(2H,m),7.26−7.35
(5H,m),7.99(1H,s)
【0374】
【実施例198】N−(6−メトキシメチルオキシ−2,5,7,8−テ
トラメチルクロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベ
ンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(6−
メトキシメチルオキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベンジルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、油状のN
−(6−メトキシメチルオキシ−2,5,7,8−テト
ラメチルクロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベン
ジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノン
イミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.65(3
H,s),1.80−192(1H,m),2.07
(3H,s),2.19(3H,s),2.23(3
H,s),2.44−2.66(3H,m),3.39
−3.46(4H,m),3.60(3H,s),3.
75−3.81(4H,m),4.80−485(2
H,m),5.15(2H,s),7.36(5H,
s),8.01(1H,s)
【0375】
【実施例199】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン塩酸塩 実施例24−Cと同様な方法で、出発原料をN−(6−
メトキシメチルオキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−ベンジルオキ
シカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンに
代えて、アモルファス状のN−(6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボニル)
−3−(ピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.56
(3H,s),1.76−1.85(1H,m),1.
95(3H,s),2.06(3H,s),2.10
(3H,s),2.29−2.62(3H,m),3.
38(4H,brs),3.92(4H,brs),
8.98(1H,brs),9.71(1H,brs)
【0376】
【実施例200】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−エチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン 実施例68と同様な方法で、出発原料をN−(6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボニル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノン
イミン塩酸塩に代えて、融点137−138℃のN−
(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
マン−2−カルボニル)−3−(4−エチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.10(3
H,t),1.65(3H,s),1.80−1.92
(1H,m),2.01(3H,s),2.13(3
H,s),2.25(3H,s),2.49(2H,
q),2.50−2.71(7H,m),3.46−
3.51(4H,m),4.38(1H,brs),
8.00(1H,s)
【0377】
【実施例201】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボニル)−3−(4−イソプロピル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例69と同様な方法で、出発原料をN−(6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボニル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノン
イミン塩酸塩に代えて、融点180−182℃のN−
(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
マン−2−カルボニル)−3−(4−イソプロピルピペ
ラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.06(6
H,d),1.65(3H,s),1.82−1.91
(1H,m),2.01(3H,s),2.13(3
H,s),2.25(3H,s),2.42−2.71
(3H,m),2.73−2.84(5H,m),3.
44−3.49(4H,m),4.36(1H,br
s),7.99(1H,s)
【0378】
【実施例202】N−(2,3−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−2,4,
6,7−テトラメチルベンゾフラン−2−カルボニル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を2,3−ジヒドロ
−5−ヒドロキシ−2,4,6,7−テトラメチルベン
ゾフラン−2−カルボン酸に代えて、融点120−12
2℃のN−(2,3−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−2,
4,6,7−テトラメチルベンゾフラン−2−カルボニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.76(3
H,s),2.10(3H,s),2.37(3H,
s),2.49(3H,s),2.68−2.72(4
H,m),3.11(1H,d),3.51−3.56
(4H,m),3.72(1H,d),5.30(1
H,s),8.02(1H,s)
【0379】
【実施例203】N−((R)−2−オキソ−4−チアゾリジンカルボニ
ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料を(−)−2−オキ
ソ−4−チアゾリジンカルボン酸に代えて、N−
((R)−2−オキソ−4−チアゾリジンカルボニル)
−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl+DM−SO−
)δ:2.38(3H,s),2.71−2.75
(4H,m),3.60−3.64(4H,m),3.
69(2H,d),4.54(1H,t),7.04
(1H,brs),8.35(1H,s)
【0380】
【実施例204】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例1と同様な方法で、出発原料をシクロヘキサンカ
ルボン酸に代えて、融点143−146℃のN−(シク
ロヘキサンカルボニル)−3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.25−
1.98(10H,m),2.37(3H,s),2.
36−2.45(1H,m),2.69−2.73(4
H,m),3.51−3.55(4H,m),7.97
(1H,s)
【0381】
【実施例205】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−ベンジ
ルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例17と同様な方法で、出発原料をシクロヘキサン
カルボン酸に代えて、融点119−121℃のN−(シ
クロヘキサンカルボニル)−3−(4−ベンジルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.23−
1.98(10H,m),2.35−2.45(1H,
m),2.72−2.76(4H,m),3.50−
3.54(4H,m),3.60(2H,s),7.2
8−7.38(5H,m),7.96(1H,s)
【0382】
【実施例206】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−ベンジ
ルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン 実施例19−Aと同様な方法で、出発原料をN−(シク
ロヘキサンカルボニル)−3−(4−ベンジルピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンに代えて、N−(シクロ
ヘキサンカルボニル)−3−(4−ベンジルオキシカル
ボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.25−
1.98(10H,m),2.35−2.45(1H,
m),3.45−3.49(4H,m),3.79−
3.83(4H,m),5.17(2H,s),7.2
9−7.42(5H,m),7.98(1H,s)
【0383】
【実施例207】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(ピペラジン
−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩 実施例19−Bと同様な方法で、出発原料をN−(シク
ロヘキサンカルボニル)−3−(4−ベンジルオキシカ
ルボニルピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代え
て、N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(ピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミン臭化水素酸塩を得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.24
−1.91(10H,m),2.50−2.59(1
H,m),3.37−3.49(4H,m),3.98
−4.01(4H,m),9.14(1H,brs),
9.36(1H,s)
【0384】
【実施例208】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(アセ
チルチオアセチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン (アセチルチオ)酢酸0.08g、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
0.12g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール0.0
9gおよびN,N−ジメチルホルムアミド6mlの混合
物を氷冷下、25分間撹拌した後、N−(シクロヘキサ
ンカルボニル)−3−(ピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン臭化水素酸塩0.2gおよびピリジン0.18
mlを加え10分間撹拌し、次いで室温下16時間撹拌
した。水および飽和重曹水を加え、エーテルで抽出し
た。有機層を乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ジクロロメタ
ン:メタノール=95:5)で精製すると油状のN−
(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(アセチル
チオアセチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミン
0.12gを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.23−
1.97(10H,m),2.34−2.44(1H,
m),2.40(3H,s),3.48−3.61(4
H,m),3.83(2H,s),3.84−3.90
(4H,m),8.02(1H,s)
【0385】
【実施例209】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(ベン
ゾイルチオアセチル)ピペラジン−1−イル)シドノン
イミン 実施例208と同様な方法で、出発原料を(ベンゾイル
チオ)酢酸に代えて、融点156−157.5℃のN−
(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(ベンゾイ
ルチオアセチル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.19−
1.98(10H,m),2.35−2.45(1H,
m),3.49−3.62(4H,m),3.94−
3.99(4H,m),4.01(2H,s),7.4
5−7.51(2H,m),7.59−7.66(1
H,m),7.95−7.99(2H,m),8.01
(1H,s)
【0386】
【実施例210】 N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(3,
4,5−トリメトキシフエニル)アセチルピペラジン−
1−イル)シドノンイミン 実施例208と同様な方法で、出発原料を3,4,5−
トリメトキシフェニル酢酸に代えて、融点214−21
6℃のN−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)アセチルピペラ
ジン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.25−
1.97(10H,m),2.34−2.45(1H,
m),3.32−3.38(2H,m),3.42−
3.50(2H,m),3.70−3.80(2H,
m),3.72(2H,s),3.84(3H,s),
3.85(6H,s),3.91−3.98(2H,
m),6.44(2H,s),7.96(1H,s)
【0387】
【実施例211】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)ア
セチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン 実施例208と同様な方法で、出発原料を(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)酢酸に代
えて、油状のN−(シクロヘキサンカルボニル)−3−
(4−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルチオ)アセチルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.18−
1.97(10H,m),1.42(18H,s),
2.35−2.45(1H,m),3.42−3.46
(4H,m),3.67(2H,s),3.69−3.
77(2H,m),3.87−3.92(2H,m),
5.35(1H,s),7.30(2H,s),7.9
8(1H,s)
【0388】
【実施例212】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(2−
アセチルチオエチル)ピペラジン−1−イル)シドノン
イミン 実施例53−Aと同様な方法で、(ベンゾイルチオ)酢
酸をシクロヘキサンカルボン酸に代えて、N−(シクロ
ヘキサンカルボニル)−3−(4−(2−クロロエチ
ル)ピペラジン−1−イル)シドノンイミンを得、実施
例53−Bと同様な方法で、出発原料をN−(シクロヘ
キサンカルボニル)−3−(4−(2−クロロエチル)
ピペラジン−1−イル)シドノンイミンに代えて、融点
121−122℃のN−(シクロヘキサンカルボニル)
−3−(4−(2−アセチルチオエチル)ピペラジン−
1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.20−
1.57(4H,m),1.58−1.84(4H,
m),1.91−2.01(2H,m),2.35(3
H,s),2.35−2.45(1H,m),2.63
(2H,dd),2.77−2.83(4H,m),
3.02(2H,dd),3.48−3.54(4H,
m),7.96(1H,s)
【0389】
【実施例213】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(3,
4,5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン 実施例48(3)と同様な方法で、(アセチルチオ)酢
酸をシクロヘキサンカルボン酸に代えて、油状のN−
(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(3,4,
5−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.20−
1.57(4H,m),1.60−1.83(4H,
m),1.91−2.04(2H,m),2.36−
2.48(1H,m),2.72−2.77(4H,
m),3.52(2H,s),3.52−3.57(4
H,m),3.85(3H,s),3.87(6H,
s),6.55(2H,s),7.98(1H,s)
【0390】
【実施例214】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−(2,
3,4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジン−1
−イル)シドノンイミン 実施例50と同様な方法で、(アセチルチオ)酢酸をシ
クロヘキサンカルボン酸に代えて、融点163−164
℃のN−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(4−
(2,3,4−トリメトキシフェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル)シドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.19−
1.51(4H,m),1.60−1.83(4H,
m),1.93−2.01(2H,m),2.35−
2.45(1H,m),2.73−2.78(4H,
m),3.48−3.53(4H,m),3.56(2
H,s),3.87(3H,s),3.88(3H,
s),3.89(3H,s),6.66(1H,d),
6.96(1H,d),7.95(1H,s)
【0391】
【実施例215】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(N’−アリ
ル−N’−メチルアミノ)シドノンイミン 実施例56−Aと同様な方法で、出発原料をシクロヘキ
サンカルボン酸に代えて、N−(シクロヘキサンカルボ
ニル)−3−(N’−アリル−N’−メチルアミノ)シ
ドノンイミンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.20−
1.52(4H,m),1.63−1.82(4H,
m),1.93−1.99(2H,m),2.36−
2.47(1H,m),3.17(3H,s),4.0
1(2H,d),5.34−5.41(2H,m),
5.77−5.90(1H,m),7.95(1H,
s)
【0392】
【実施例216】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−メチルアミノ
シドノンイミン 実施例56−Bと同様な方法で、出発原料をN−(シク
ロヘキサンカルボニル)−3−(N’−アリル−N’−
メチルアミノ)シドノンイミンに代えて、N−(シクロ
ヘキサンカルボニル)−3−メチルアミノシドノンイミ
ンを得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.18−
1.50(4H,m),1.51−2.01(6H,
m),2.30−2.43(1H,m),3.22(3
H,s),7.29−7.75(2H,m)
【0393】
【実施例217】N−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(N’−アセ
チルチオアセチル−N’−メチルアミノ)シドノンイミ
(アセチルチオ)酢酸0.06g、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
0.09g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
0.07gおよびテトラヒドロフラン2mlの混合物を
氷冷下、30分間撹拌した後、N−(シクロヘキサンカ
ルボニル)−3−メチルアミノシドノンイミン0.1g
を加え30分間撹拌し、次いで室温下30分間撹拌し
た。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗乾
燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開液:ヘキサン:酢酸エチル=1:
2)で精製すると融点179−180℃のN−(シクロ
ヘキサンカルボニル)−3−(N’−アセチルチオアセ
チル−N’−メチルアミノ)シドノンイミン0.08g
を得た。 270MHz−NMR(CDCl)δ:1.20−
1.58(4H,m),1.60−1.91(4H,
m),1.92−2.03(2H,m),2.38(3
H,s),2.38−2.52(1H,m),3.66
(5H,s),8.25(1H,s)
【0394】
【参考例1】3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン塩酸塩の合成 1−アミノ−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン
2.48g、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加
物1.69gおよび水23mlの混合物を室温下30分
間撹拌した後、シアン化ナトリウム0.62gを加え、
60℃で5時間撹拌した。混合物をエーテルで抽出し
た。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)で精製すると、油状の1−
(シアノメチルアミノ)−4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン0.9gを得た。得られた1−(シアノ
メチルアミノ)−4−(2−メトキシフェニル)ピペラ
ジン0.89g、濃硫酸0.82g、亜硝酸ナトリウム
および水4mlの混合物を氷冷下30分間撹拌した。混
合物を2N水酸化ナトリウムで中和した後、エーテルで
抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得られ
た残渣をメタノール10mlで希釈し、濃塩酸1mlを
加えた。混合物を濃縮し、得られた結晶を濾取すると、
3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)シドノンイミン塩酸塩0.9gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:3.24
−3.30(4H,m),3.70−3.77(4H,
m),3.81(3H,s),6.86−7.86(4
H,m),8.30(1H,s),9.49(1H,b
rs)
【0395】
【参考例2】3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン塩酸塩の合成 1−アミノ−4−ベンジルピペラジン20g、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物16gおよび水70
mlの混合物を室温下1時間撹拌した後、シアン化カリ
ウム7gを加えさらに16時間撹拌した。混合物を酢酸
エチルで抽出した有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液:クロロホルム:メタノール:アンモニア水=20
0:10:1)で精製すると、油状の4−ベンジル−1
−(シアノメチルアミノ)ピペラジン13gを得た。得
られた4−ベンジル−1−(シアノメチルアミノ)ピペ
ラジン13g、濃塩酸24mlおよびエタノール120
mlの混合物に氷冷下15%亜硝酸エチル−エタノール
溶液35mlを滴下した後、5℃で3日間放置した。混
合物を濃縮後、析出した結晶を濾取すると、3−(4−
ベンジルピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
15gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:3.28
−3.59(4H,m),3.79−4.21(4H,
m),4.40(2H,s),7.39−7.48(3
H,m),7.60−7.74(2H,m),8.36
(1H,s),9.73(1H,brs)
【0396】
【参考例3】3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
ン塩酸塩の合成 1−アミノ−4−エチルピペラジン3.5g、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物3.64gおよび水
20mlの混合物を室温下1時間撹拌した後、シアン化
カリウム1.77gを加え、60℃で5時間撹拌した。
混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥後、
溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開液:クロロホルム:メタノール:アンモ
ニア水=100:10:1)で精製すると、油状の1−
(シアノメチルアミノ)−4−エチルピペラジン1.7
gを得た。得られた1−(シアノメチルアミノ)−4−
エチルピペラジン1.7g、濃塩酸4.3mlおよびエ
タノール18mlの混合物に氷冷下15%亜硝酸エチル
−エタノール溶液7.0mlを滴下した後、室温で1晩
放置した。混合物を濃縮後、析出した結晶を再結晶
(水:エタノール:エーテル)で精製すると、融点21
0−212℃の3−(4−エチルピペラジン−1−イ
ル)シドノンイミン塩酸塩0.45gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.30
(3H,t),3.13−3.51(4H,m),3.
63−3.94(4H,m),4.12−4.26(2
H,m),8.38(1H,s),9.73(1H,b
rs)
【0397】
【参考例4】3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)シドノ
ンイミン塩酸塩の合成 1−アミノ−4−イソプロピルピペラジン6g、ホルム
アルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物6.2gおよび水
40mlの混合物を室温下1時間撹拌した後、シアン化
カリウム2.8gを加え、60℃で2.5時間撹拌し
た。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、
溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開液:クロロホルム:メタノール:アンモ
ニア水=100:5:1)で精製すると、油状の1−
(シアノメチルアミノ)−4−イソプロピルピペラジン
2.2gを得た。得られた1−(シアノメチルアミノ)
−4−イソプロピルピペラジン2.2g、濃塩酸5ml
およびエタノール15mlの混合物に氷冷下15%亜硝
酸エチル−エタノール溶液8mlを滴下した後、室温で
15時間撹拌した。混合物を濃縮後、析出した結晶をイ
ソプロパノールで洗浄し濾取すると、3−(4−イソプ
ロピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩
1.7gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.33
(6H,d),3.22−3.72(5H,m),3.
90−4.01(2H,m),4.18−4.25(2
H,m),8.40(1H,s)
【0398】
【参考例5】3−(4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)ピ
ペリジン−1−イル)シドノンイミン塩酸塩の合成 4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)ピペリジ
ン7g、濃硫酸2mlおよび水30mlの混合物に亜硝
酸ナトリウム2.5gおよび水10mlの混合物を氷冷
下滴下し、0℃で1時間撹拌した。混合物を酢酸エチル
で抽出した。有機層を水洗乾燥後、溶媒を留去して得た
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:
クロロホルム:メタノール=100:1)で精製する
と、油状の4−((4−メトキシフェニル)メチルチ
オ)−N−ニトロソピペリジン6.2gを得た。得られ
た4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)−1−
ニトロソピペリジン6.2gおよびテトラヒドロフラン
100mlの混合物に水素化リチウムアルミニウム1.
8gを氷冷下加え、室温で18時間撹拌し、4時間加熱
還流した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水を
加え1時間撹拌した。有機層を乾燥後、溶媒を留去する
と油状の1−アミノ−4−((4−メトキシフェニル)
メチルチオ)ピペリジン6gを得た。得られた1−アミ
ノ−4−((4−メトキシフェニル)メチルチオ)ピペ
リジン6g、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加
物5gおよび水25mlの混合物を室温下1時間撹拌し
た後、シアン化カリウム2.3gを加え、60℃で3時
間撹拌した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を
水洗乾燥後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開液:クロロホルム:メタノ
ール:アンモニア水=1000:10:1)で精製する
と、油状の1−(シアノメチルアミノ)−4−((4−
メトキシフェニル)メチルチオ)ピペリジン5.5gを
得た。得られた1−(シアノメチルアミノ)−4−
((4−メトキシフェニル)メチルチオ)ピペリジン
5.5g、濃塩酸1.8mlおよびエタノール20ml
の混合物に氷冷下15%亜硝酸エチル−エタノール溶液
11mlを滴下した後、室温で16時間撹拌した。析出
した結晶を濾取すると、3−(4−((4−メトキシフ
ェニル)メチルチオ)ピペリジン−1−イル)シドノン
イミン塩酸塩2.9gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:1.68
−1.80(2H,m),2.07−2.17(2H,
m),2.78−2.86(1H,m),3.30−
3.42(2H,m),3.74(3H,s),3.7
8(2H,s),3.78−3.89(2H,m),
6.88(2H,d),7.26(2H,d),8.2
0(1H,s),9.42(1H,brs)
【0399】
【参考例6】3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)シドノンイ
ミン塩酸塩の合成 1−アミノ−4−フェニルピペラジン13.4g、ホル
ムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物10.3gおよ
び水75mlの混合物を室温下1.5時間撹拌した後、
シアン化カリウム5.1gを加え、60℃で5時間撹拌
した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥
後、溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開液:クロロホルム:メタノール:ア
ンモニア水=100:5:1)で精製すると、1−(シ
アノメチルアミノ)−4−フェニルピペラジン6.4g
を得た。得られた1−(シアノメチルアミノ)−4−フ
ェニルピペラジン6.4g、濃塩酸12.5mlおよび
エタノール60mlの混合物に氷冷下15%亜硝酸エチ
ル−エタノール溶液16.3mlを滴下した後、室温で
6日間撹拌した。析出した結晶を濾取すると、3−(4
−フェニルピペラジン−1−イル)シドノンイミン塩酸
塩1.7gを得た。 270MHz−NMR(DMSO−d)δ:3.43
−3.65(4H,m),3.75−3.97(4H,
m),6.87−7.35(5H,m),8.36(1
H,s),9.64(1H,s)
【0400】以下の試験例により、本発明化合物の代表
的化合物の優れた血管拡張作用、心筋保護作用および血
小板凝集抑制作用に関する作用活性について説明する。
【0401】
【試験例1】摘出ラット大動脈を用いた試験 雄性 Sprague Dawley ラット(450
g−600g)から胸部大動脈を取り出し、2mm幅の
輪状標本とした。この標本を、Krebs−Hense
leit溶液(NaCl:119mM,KCl:4.8
mM,CaCl・2HO:2.53mM,KH
:1.2mM,MgSO・7HO:1.2m
M,NaHCO:24.8mM,グルコース:10m
M,37℃)を10ml含むオルガンバス(Organ
bath)中に、2gの張力下で懸垂させ、95%酸
素、5%二酸化炭素ガスを通気させた。標本の収縮反応
をFDピックアップにて等尺性に記録した。1−1.5
時間の平衡化の後、組織を収縮させるため30mM塩化
カリウムを添加し、塩化カリウムによる持続的な収縮を
弛緩させる試験化合物の活性を化合物の最大弛緩作用に
対しての50%抑制濃度(IC50)を求めることによ
り評価した。試験化合物は、前記実施例により得られた
本発明化合物を用いた。また、対照薬としてモルシドミ
ンの活性本体である、3−モルホリノシドノンイミン塩
酸塩(以下、SIN−1と称す。)を用いた。結果を表
Bに示す。
【0402】
【表25】
【0403】
【試験例2】麻酔下ラットにおける血圧降下作用 雄性 Sprague Dawley ラット(280
g−450g)をsodium pentobarbi
tal(50mg/kg,i.p.)により麻酔後、仰
臥位に固定し、気管にカニューレを挿入した。右大腿動
脈に挿入したポリエチレンチューブ(PE50)より圧
トランスデューサー(ライフキット DTS,DX−3
00、日本光電)を介し、観血的に血圧を測定し(AP
−621G、日本光電)、その脈波より心拍数を計測し
た(AT−610G、日本光電)。維持麻酔(sodi
um pentobarbital 20mg/kg/
h)注入用のカニューレ(PE10)を、右大腿静脈よ
り挿入した。腹部を正中切開し、十二指腸に薬物投与用
のカニューレ(PE50に23Gの注射針先端を接続)
を刺入し、外科用アロンアルファで固定した。術後60
−90分の回復期間をおき、薬物を十二指腸内に投与し
た。薬物投与後、平均血圧が投与前値に復するまで血圧
測定を行った。
【0404】薬物の降圧作用効力の指標として、投与前
値の30%降圧をおこす用量を用量反応曲線より算出
し、これを用いた(E−D30)。また、降圧作用持続
時間の指標として、最大降圧の50%まで回復に要する
時間(half duration)を各用量で読み取
り、前記ED30の用量におけるhalf durat
ionを算出し、これを用いた(half durat
ion at ED30)。試験化合物は、前記実施例
により得られた本発明化合物を用いた。結果を表Cに示
す。
【0405】
【表26】
【0406】
【試験例3】ラット虚血再潅流モデルにおける心筋壊死抑制作用 雄性 Sprague Dawley ラット(270
g−410g)をsodium pentobarbi
tal(50mg/kg、i.p.)により麻酔後、仰
臥位に固定し、気管にカニューレを挿入した。右大腿動
脈に挿入したポリエチレンチューブ(PE50、Bec
ton Dickinson)より圧トランスデューサ
ー(ライフキット DTS,DX−300、日本光電)
を介し、観血的に血圧を測定し(AP−621G、日本
光電)、その脈波より心拍数を計測した(AT−610
G、日本光電)。維持麻酔(sodium pento
barbital 20mg/kg/h)注入用及び色
素注入用のカニューレ(それぞれPE10、PE50、
以上 Becton Dickinson)を、右頸静
脈より挿入した。また、左頚静脈を採血用に露出した。
開胸は、室内気人工呼吸条件下(Harvard re
spirator、model 683、rate:6
0strokes/min、 tidal volum
e:10ml/kg body weight)、左第
3肋骨より第5肋骨までを正中線より約10mmの位置
で縦方向に切断して行い、開創器により術野を拡大後、
心嚢膜を剥離して心臓を露出させた。血管用糸付弱湾丸
針(8mm、6−0黒ブレードシルク、松田医科工業)
を用いて、左心室に深さ2mm、長さ4−5mmの糸を
留置し、冠動脈結紮用とした。術式終了後、20分以上
放置して血圧及び心拍数の安定を確認して、実験を開始
した。
【0407】実験には、8群のラットを用いた。即ち、
1)生理食塩水(SIN−1の溶媒)投与群、2) S
IN−1(3μg/kg/min)投与群、3)SIN
−1(10μg/kg/min)投与群、4)1% D
MSO含む生理食塩水、塩酸にてpH5に調整(実施例
1の化合物および実施例2の化合物の溶媒)投与群、
5)実施例1の化合物(10μg/kg/min)投与
群、6)実施例1の化合物(30μg/kg/min)
投与群、7)実施例2の化合物(3μg/kg/mi
n)投与群および8)実施例2の化合物(10μg/k
g/min)投与群の8群である。薬物は冠動脈結紮の
15分前から再潅流終了までの75分間、静脈内に投与
速度0.95ml/hで持続投与した。薬物投与開始1
5分後に冠動脈を結紮し、30分間維持した。冠動脈結
紮は、ポリエチレンチューブ(PE160、Becto
n Dickinson)及び血管用クレンメ(C−1
7溝付き、夏目)を用いたsnare法によって行っ
た。その後30分間再潅流を行い、虚血領域及び壊死領
域の測定をおこなった。
【0408】冠動脈結紮による虚血領域(risk a
rea,RA)及び壊死領域(necrosis ar
ea,NA)の測定は、Evans blue 及び
triphenyltetrazolium chlo
ride(TTC)の二重染色により以下の通り行っ
た。虚血領域の確定のために、再潅流実験終了後再び冠
動脈を再結紮し、頸静脈より1mlの5% Evans
blue(Sigma)を、次いで1M KCl溶液
を心拍動停止まで注入した。非虚血領域は暗青色に染色
された。拍動停止後速やかに心臓を摘出し、生理食塩水
中で洗浄後左心室を分離し、トリミングブレード(Fe
ather)を用いて3mm幅の輪状横断切片とした。
壊死領域の確定のために、1% TTC を含む0.1
M リン酸緩衝液(81mM NaHPO;19m
M NaHPO,pH7.4)中、37℃で5分間
インキュベーションした。TTCは生存細胞のみを赤色
に染色し、壊死領域は染色を受けない。TTC染色後各
切片の湿重量を測定し、20%ホルマリンで固定した
後、生理食塩水中に静置しながら写真撮影を行った。イ
メージスキャナー(セイコーエプソン,GT−600
0)により組織断面写真を取込み、コンピュータにより
画像解析ソフト NIH Image 1.41を用い
て左心室(LV)面積、RA面積及びNA面積を計測し
た。その値から断面毎の各領域の面積比(RA/LV及
びNA/RA)を算出し、更に切片両断面の各領域の面
積比の平均値を求めて体積比に換算した。それに各切片
重量(LVweight)を乗じて切片毎の各領域の重
量を算出し、臓器全体の領域重量比を求めた。以下に領
域重量比の算出式を示す。
【0409】
【数1】
【0410】
【数2】
【0411】
【数3】
【0412】再潅流終了後、静脈血を右頸静脈より1m
l採取し、血清分離用チューブ(セパラピットチュー
ブ、積水メディカル)に入れて4℃、1400×gで1
0分間遠心し、血清を分離した。血清は測定まで−80
℃で保存した。creatine kinase(C
K)及び lactate dehydrogenas
e(LDH)の酵素活性はオートアナライザー(COB
AS FARA II)の測定法に従って測定した。
【0413】数値はすべて平均±標準誤差で表した。有
意差検定は分散分析(ANOVA)を用い、群間に有意
差の認められた場合 FischerのPLSD法を用
いて2群間の差を検討し、p<0.05を有意とした。
結果を表Dに示す。
【0414】
【表27】
【0415】
【試験例4】ウサギ血小板凝集抑制作用 雄性のJW/CSK系ウサギ(2.6−3.1kg)を
チオペンタール(20mg/kg)で麻酔し、左けい動
脈から血液を3.8%クエン酸溶液入りの容器に採取し
た(9:1v/v)。採取した血液はただちに室温で1
300rpm(230G)で10分間遠心し、多血小板
血漿(PRP)を得た。さらに必要量を3000rpm
(1300G)で15分間遠心し、乏血小板血漿(PP
P)を得た。血小板凝集能に使用するPRPはPPPで
希釈し、血小板数を3×10個に調製した。凝集能の
測定は、血小板凝集能測定装置(TE−500,ERM
A)を使用し、凝集剤はアラキドン酸(500μM)を
用いた。試験化合物をPRPと混合し、3分間プレイン
キュベーションした後、凝集剤を加え、5分間凝集能を
測定し、試験化合物の活性をアラキドン酸による最大凝
集に対しての50%抑制濃度(IC50;μM)を求め
ることにより評価した。試験化合物は、前記の実施例に
より得られた本発明化合物を用いた。対照薬として、血
小板凝集抑制作用を有することが広く知られているアス
ピリンを用いた。結果を表Eに示す。
【0416】
【表28】
【0417】
【試験例5】ラットA−V shuntモデールにおける血液凝固能
に対する影響 ラットA−V shuntモデルは梅津らの方法(Th
rombos Haemostas.1978:39:
74−83)を参考にして作製した。SD系雄性ラット
をsodium pentobarbital(50m
g/kg、i.p.)により麻酔し、仰臥位に固定し
た。縫合絹糸の入った太いポリエチレンチューブ(6c
m;Hibiki No.7、Kunii Co.社
製)の両端を別の細いポリエチレンチューブ(10c
m;Hibiki No.4、KuniiCo.社製)
で継ぎ、両端をラットの左総けい動脈と右内けい静脈に
入れて対外血液循環系を作製した(A−V shun
t)。Shunt内に15分間血液を循環させ、太いチ
ューブ、内の縫合絹糸に付着した血液凝塊の重量を測定
した。この操作を連続して3回行って総重量を求め各試
験化合物の活性を評価した。 (1)経口投与による凝集抑制効果 実験はVehicle群(0.3% carboxy
methyl cellulose、以下、CMC、と
いう。;n=6)、実施例2の化合物の群(10mg/
kg;n=6)、および、血液凝塊形成抑制作用が報告
(European Journal of Phar
macology、1995;272−39−43)さ
れているFK−409の群(10mg/kg;n=6)
について、経口投与後1時間15分から2時間までの凝
集抑制効果を検討した。結果を表Fに示す。
【0418】
【表29】
【0419】(2)十二指腸内投与による薬物の効果 実験はVehicle群(0.3%CMC;n=10)
および実施例2の化合物の群(0.3、1.0、3.0
mg/kg;それぞれ、n=6)について行った。十二
指腸内投与はA−V shunt作製後、腹部を切開
し、十二指腸に刺入した先端に針を付けたカテーテルに
より行った。試験化合物の投与直後から45分間に生成
した血液凝塊の重量を測定した。結果を表Gに示す。
【0420】
【表30】
【0421】
【発明の効果】本発明の化合物または医薬として許容さ
れるその塩は、血管拡張作用、心筋保護作用、血小板凝
集抑制作用等を有し、狭心症治療薬等の医薬として有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/04 211 C07D 413/04 211 413/12 311 413/12 311 417/12 271 417/12 271 (72)発明者 今川 純一 静岡県御殿場市駒門1丁目135番地 中外 製薬株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 [式中、Zは、 −A−X−R {ここで、Aは、置換基を有していてもよい炭素数6〜
    12のアリール基によって、または、アルキル部分が炭
    素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるア
    ルキルカルボニルアミノ基によって置換されていてもよ
    い、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基
    を示す。Xは、S(O)n(n=0、1または2);ま
    たは、直接結合、を示す。Rは、1〜3個の水酸基に
    よって、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直
    鎖または分枝鎖状のアルキル基によって、および(また
    は)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルコキシ基によって、および(または)1〜3個のハロ
    ゲン原子によって、および(または)1または2個のニ
    トロ基によってモノ−、ジ−、トリ−置換されていても
    よい、炭素数6〜12のアリール基;アリール部分が、
    ハロゲン原子によって置換されていてもよい1〜3個の
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によっ
    て、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖状のアルコキシ基によって、および(また
    は)1〜3個のハロゲン原子によってモノ−、ジ−、ト
    リ−置換されていてもよい炭素数6〜12のアリール基
    である、アリールカルボニル基;アルキル部分が炭素数
    1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキ
    ルカルボニル基;炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状の
    アルキル基;アリール部分が置換基を有していてもよい
    炭素数6〜12のアリール基であって、アルキレン部分
    が炭素数1〜2のアルキレン基である、アラルキルオキ
    シカルボニル基;シクロアルキル部分が置換基を有して
    いてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であるシク
    ロアルキルカルボニル基;アリール部分が置換基を有し
    ていてもよい炭素数6〜12のアリール基であるアリー
    ルカルバモイル基;アルキル部分が直鎖または分枝鎖状
    の炭素数1〜6のアルキル基であるアルキルカルバモイ
    ル基;または、−CO−R14、を示す。ここで、R
    14は、置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;ま
    たは、水酸基によって、及び(または)炭素数1〜6の
    直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換されてい
    てもよい二環式ヘテロ環、を示す。};置換基を有して
    いてもよい単環式ヘテロ環;水酸基によって、及び(ま
    たは)炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基
    によっで置換されていてもよい二環式ヘテロ環;また
    は、置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシクロア
    ルキル基、を示す。Rは、 −N(R)R (ここで、Rは、水素原子;または、炭素数1〜6の
    直鎖または分枝鎖状のアルキル基、を示す。Rは、水
    素原子;置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖
    または分枝鎖状のアルキル基;置換基を有していてもよ
    い炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖状のアルケニル基;
    置換基を有していてもよい炭素数2〜6の直鎖または分
    枝鎖状のアルキニル基;置換基を有していてもよい炭素
    数6〜12のアリール基;置換基を有していてもよい炭
    素数3〜6のシクロアルキル基;または、−CO−
    、を示す。ここで、Rは、置換基を有していても
    よい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;
    置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖または分
    枝鎖状のアルコキシ基;置換基を有していてもよい単環
    式ヘテロ環;または、置換基を有していてもよい二環式
    ヘテロ環、を示す。);または、一般式(2) 【化2】 {式中、R、Rは、同一または異なって、水素原
    子;または、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
    キル基、を示す。Yは、酸素原子;S(O)n(n=
    0、1または2);一般式(3) 【化3】 (式中、Rは、水素原子;置換基を有していてもよい
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;置換
    基を有していてもよい炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖
    状のアルケニル基;置換基を有していてもよい炭素数2
    〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキニル基;置換基を有
    していてもよい炭素数6〜12のアリール基;置換基を
    有していてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基;ま
    たは、−CO−R、を示す。ここで、Rは、置換基
    を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状
    のアルキル基;置換基を有していてもよい炭素数1〜6
    の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基;置換基を有して
    いてもよい単環式ヘテロ環;または、置換基を有してい
    てもよい二環式ヘテロ環、を示す。);または、一般式
    (4) 【化4】 (式中、Rは、水素原子;または、炭素数1〜6の直
    鎖または分枝鎖状のアルキル基を示す。Rは、水素原
    子;水酸基;チオール基;アルキル部分が炭素数1〜6
    の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカル
    ボニルチオ基;アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖また
    は分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニルオキ
    シ基;アリール部分が炭素数6〜12のアリール基であ
    るアリールカルボニルチオ基;アリール部分が炭素数6
    〜12のアリール基であるアリールカルボニルオキシ
    基;または、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアル
    キル基、を示す。)を示す。}を示す。]で示される化
    合物または医薬として許容されるその塩。
  2. 【請求項2】一般式(1)において、Zが、 −A−X−R {ここで、Aは、置換基を有していてもよい炭素数6〜
    12のアリール基によって、または、アルキル部分が炭
    素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるア
    ルキルカルボニルアミノ基で置換されていてもよい、炭
    素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基であ
    る。Xは、S(O)n(n=0、1または2);また
    は、直接結合、である。Rは、1〜3個の水酸基によ
    って、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖
    または分枝鎖状のアルキル基によって、および(また
    は)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルコキシ基によって、および(または)1〜3個のハロ
    ゲン原子によって、および(または)1または2個のニ
    トロ基によってモノ−、ジ−、トリ−置換されていても
    よい、炭素数6〜12のアリール基;アリール部分が、
    ハロゲン原子によって置換されていてもよい1〜3個の
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によっ
    て、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖状のアルコキシ基によって、および(また
    は)1〜3個のハロゲン原子によってモノ−、ジ−、ト
    リ−置換されていてもよい炭素数6〜12のアリール基
    であるアリールカルボニル基;アルキル部分が炭素数1
    〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキル
    カルボニル基;炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルキル基;アリール部分が置換基を有していてもよい炭
    素数6〜12のアリール基であって、アルキレン部分が
    炭素数1〜2のアルキレン基である、アラルキルオキシ
    カルボニル基;シクロアルキル部分が置換基を有してい
    てもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であるシクロ
    アルキルカルボニル基;アリール部分が置換基を有して
    いてもよい炭素数6〜12のアリール基であるアリール
    カルバモイル基;アルキル部分が直鎖または分枝鎖状の
    炭素数1〜6のアルキル基であるアルキルカルバモイル
    基;または、−CO−R14、である。ここで、R14
    は、置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;また
    は、水酸基によって、及び(または)炭素数1〜6の直
    鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換されていて
    もよい二環式ヘテロ環、である。}である請求項1記載
    の化合物または医薬として許容されるその塩。
  3. 【請求項3】一般式(1)において、Zが、 −A−X−R {ここで、Aは、炭素数6〜12のアリール基によっ
    て、または、アルキル部分が炭素数1〜3の直鎖または
    分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニルアミノ
    基によって置換されていてもよい、炭素数1〜4の直鎖
    または分枝鎖状のアルキレン基である。Xは、S(O)
    n(n=0、1または2);または、直接結合、であ
    る。Rは、1〜3個の水酸基によって、および(また
    は)1〜3個の炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のア
    ルキル基によって、および(または)1〜3個の炭素数
    1〜3の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基によってモ
    ノ−、ジ−、トリ−置換されていてもよいフェニル基;
    ハロゲン原子によって置換されていてもよい1〜3個の
    炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によっ
    て、および(または)1〜3個の炭素数1〜3の直鎖ま
    たは分枝鎖状のアルコキシ基によって、および(また
    は)1〜3個のハロゲン原子によってモノ−、ジ−、ト
    リ−置換されていてもよいベンゾイル基;アルキル部分
    が炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であ
    るアルキルカルボニル基;炭素数1〜3の直鎖または分
    枝鎖状のアルキル基;アリール部分が炭素数6〜12の
    アリール基であって、アルキレン部分が炭素数1〜2の
    アルキレン基である、アラルキルオキシカルボニル基;
    シクロアルキル部分が炭素数3〜6のシクロアルキル基
    であるシクロアルキルカルボニル基;アリール部分が置
    換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基で
    あるアリールカルバモイル基;アルキル部分が直鎖また
    は分枝鎖状の炭素数1〜4のアルキル基であるアルキル
    カルバモイル基;または、−CO−R14、である。こ
    こで、R14は、水酸基によって、及び(または)炭素
    数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置
    換されている二環式ヘテロ環、である。}であり、R
    が、 −N(R)R (ここで、Rは、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル
    基、である。Rは、水素原子;置換基を有していても
    よい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;
    置換基を有していてもよい炭素数2〜4の直鎖または分
    枝鎖状のアルケニル基;置換基を有していてもよいフェ
    ニル基;置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシク
    ロアルキル基;または、−CO−R、である。ここ
    で、Rは、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の
    直鎖または分枝鎖状のアルキル基;置換基を有していて
    もよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ
    基;置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;置換基
    を有していてもよい二環式ヘテロ環、である。);また
    は、一般式(2){式中、R、Rは、同一または異
    なって、水素原子;または、炭素数1〜6の直鎖状のア
    ルキル基、である。Yは、酸素原子;硫黄原子;一般式
    (3)(式中、Rは、水素原子;置換基を有していて
    もよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル
    基;置換基を有していてもよい炭素数2〜4の直鎖また
    は分枝鎖状のアルケニル基;置換基を有していてもよい
    フェニル基;置換基を有していてもよい炭素数3〜6の
    シクロアルキル基;または、−CO−R、である。こ
    こで、Rは、置換基を有していてもよい炭素数1〜4
    の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;置換基を有してい
    てもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルコキ
    シ基;置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;また
    は、置換基を有していてもよい二環式ヘテロ環であ
    る。);または、一般式(4)(式中、Rは、水素原
    子;または、炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基、であ
    る。Rは、水素原子;水酸基;チオール基;アルキル
    部分が炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基であるアルキ
    ルカルボニルチオ基;アリール部分が炭素数6〜12の
    アリール基であるアリールカルボニルチオ基;炭素数1
    〜3の直鎖状のアルキル基;アセトキシ基;または、ベ
    ンゾイルオキシ基、である。)である。}である請求項
    1記載の化合物または医薬として許容されるその塩。
  4. 【請求項4】一般式(1)において、Zが、 −A−X−R {ここで、Aは、フェニル基によって、または、アルキ
    ル部分が炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基であるアル
    キルカルボニルアミノ基によって置換されていてもよ
    い、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基
    である。Xは、硫黄原子;または、直接結合、である。
    は、1個の水酸基によって、および(または)1ま
    たは2個の炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキ
    ル基によって、および(または)1〜3個の炭素数1〜
    2のアルコキシ基によってモノ−、ジ−、トリ−置換さ
    れているフェニル基;ハロゲン原子で置換されていても
    よい1または2個の炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状
    のアルキル基によって、および(または)1〜3個の炭
    素数1〜2の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ基によっ
    て、および(または)1〜3個のハロゲン原子によって
    モノ−、ジ−、トリ−置換されていてもよい、ベンゾイ
    ル基;アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖
    状のアルキル基であるアルキルカルボニル基;炭素数1
    〜2のアルキル基;アリール部分が炭素数6〜12のア
    リール基であって、アルキレン部分が炭素数1〜2のア
    ルキレン基である、アラルキルオキシカルボニル基;シ
    クロアルキル部分が炭素数3〜6のシクロアルキル基で
    あるシクロアルキルカルボニル基;アリール部分が炭素
    数6〜12のアリール基であるアリールカルバモイル
    基;アルキル部分が直鎖または分枝鎖状の炭素数1〜4
    のアルキル基であるアルキルカルバモイル基;または、
    −CO−R14、である。ここで、R14は、水酸基に
    よって、及び(または)炭素数1〜4の直鎖または分枝
    鎖状のアルキル基によって置換されている、異項原子と
    して酸素原子を含む二環式ヘテロ環である。}であり、
    が、 −N(R)R (ここで、Rは、炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基
    である。Rは、水素原子;置換基を有していてもよい
    炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;アリ
    ル基;フェニル基;2−メトキシフェニル基;炭素数3
    〜6のシクロアルキル基;または、−CO−R、であ
    る。ここで、Rは、置換基を有していてもよい炭素数
    1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;ベンジルオ
    キシ基;または、置換基を有していてもよい単環式ヘテ
    ロ環;または、置換基を有していてもよい二環式ヘテロ
    環、である。);または、一般式(2){(式中、
    、Rは、同一または異なって、水素原子;また
    は、炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基、である。Y
    は、酸素原子;一般式(3)(式中、Rは、水素原
    子;置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖また
    は分枝鎖状のアルキル基;アリル基;フェニル基;2−
    メトキシフェニル基;炭素数3〜6のシクロアルキル
    基;または、−CO−R、である。ここで、Rは、
    置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖または分
    枝鎖状のアルキル基;ベンジルオキシ基;置換基を有し
    ていてもよい単環式ヘテロ環;または、置換基を有して
    いてもよい二環式ヘテロ環、である。);または、一般
    式(4)(式中、Rは、水素原子;または、メチル基
    である。Rは、水素原子;水酸基;チオール基;アル
    キル部分が炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基であるア
    ルキルカルボニルチオ基;アリール部分が炭素数6〜1
    2のアリール基であるアリールカルボニルチオ基;また
    は、メチル基、である。)である。}である請求項1記
    載の化合物または医薬として許容されるその塩。
  5. 【請求項5】一般式(1)において、Zが、 −A−X−R {ここで、Aは、メチレン基;エチレン基;トリメチレ
    ン基;プロピレン基;ベンジルエチレン基;アセチルア
    ミノエチレン基;または、−C(CH−CH
    −、である。Xは、硫黄原子;または、直接結合、で
    ある。Rは、1個の水酸基によって、および(また
    は)1または2個のt−ブチル基によって、および(ま
    たは)1〜3個のメトキシ基によってモノ−、ジ−、ト
    リ−置換されているフェニル基;1または2個のメチル
    基によって、および(または)1個のトリフルオロメチ
    ル基によって、および(または)1〜3個のメトキシ基
    によって、および(または)ハロゲン原子によってモノ
    −、ジ−、トリ−置換されていてもよいベンゾイル基;
    アセチル基;ピバロイル基;メチル基;ベンジルオキシ
    カルボニル基;シクロヘキサンカルボニル基;フェニル
    カルバモイル基;エチルカルバモイル基;t−ブチルカ
    ルバモイル基;または、−CO−R 、である。ここ
    で、R14は、1個の水酸基によって、および(また
    は)4個のメチル基によって置換されている3,4−ジ
    ヒドロベンゾピラン環である。}でありRが、 −N(R)R (ここで、Rは、メチル基である。Rは、置換基を
    有していてもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状の
    アルキル基;または、−CO−R、である。ここで、
    は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖
    または分枝鎖状のアルキル基である。);または、一般
    式(2){式中、R、Rは、同一または異なって、
    水素原子;または、メチル基、である。Yは、酸素原
    子;一般式(3)(式中、Rは、置換基を有していて
    もよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル
    基;2−メトキシフェニル基;炭素数4〜6のシクロア
    ルキル基;または、−CO−R、である。ここで、R
    は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖ま
    たは分枝鎖状のアルキル基、である。);または、一般
    式(4)(式中、Rは、水素原子である。Rは、水
    素原子;水酸基;チオール基;アセチルチオ基;ベンゾ
    イルチオ基、である。)である。}である請求項1記載
    の化合物または医薬として許容されるその塩。
  6. 【請求項6】N−((3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
    ドロキシフェニルチオ)アセチル)−3−(4−メチル
    ピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−((S)
    −3−(ベンゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
    ((S)−3−(アセチルチオ)イソブチリル)−3−
    モルホリノシドノンイミン、N−((S)−3−(ベン
    ゾイルチオ)イソブチリル)−3−(4−ベンジルピペ
    ラジン−1−イル)シドノンイミン、N−((ベンゾイ
    ルチオ)アセチル)−3−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)シドノンイミン、N−((3,4,5−トリメ
    トキシフェニル)アセチル)−3−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)シドノンイミン、N−((S)−3−
    (アセチルチオ)イソブチリル)−3−(4−イソプロ
    ピルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−(ア
    セチルチオアセチル)−3−(4−エチルピペラジン−
    1−イル)シドノンイミン、N−(3−(アセチルチ
    オ)プロピオニル)−3−(4−エチルピペラジン−1
    −イル)シドノンイミン、N−((2,6−ジメチルベ
    ンゾイルチオ)アセチル)−3−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)シドノンイミン、N−(3−(2,6−
    ジメチルベンゾイルチオ)プロピオニル)−3−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
    (3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
    (3−(ピバロイルチオ)プロピオニル)−3−(4−
    エチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
    (3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニル)−3
    −(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミ
    ン、N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロピオニ
    ル)−3−(4−エチルピペラジン−1−イル)シドノ
    ンイミン、N−(3−(エチルカルバモイルチオ)プロ
    ピオニル)−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−
    イル)シドノンイミン、N−(3−(フェニルカルバモ
    イルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)シドノンイミン、N−(4−(ベンゾイ
    ルチオ)ブチリル)−3−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)シドノンイミン、N−(3−(3,5−ジ−t
    −ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)プロピオニ
    ル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)シドノ
    ンイミン、N−((R)−2−アセチルアミノ−3−
    (アセチルチオ)プロピオニル)−3−(4−メチルピ
    ペラジン−1−イル)シドノンイミン、からなる化合物
    群から選択される請求項1記載の化合物または医薬とし
    て許容されるその塩。
  7. 【請求項7】一般式(1)において、Zが、置換基を有
    していてもよい単環式ヘテロ環;水酸基によって、及び
    (または)炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキ
    ル基によって置換されていてもよい二環式ヘテロ環;ま
    たは、置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシクロ
    アルキル基、である請求項1記載の化合物または医薬と
    して許容されるその塩。
  8. 【請求項8】一般式(1)において、Zが、オキソ基を
    有していてもよい、異項原子として窒素原子および(ま
    たは)硫黄原子および(または)酸素原子を含む、単環
    式ヘテロ5または6員環;水酸基によって、および(ま
    たは)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基
    によって置換されている、異項原子として酸素を含む二
    環式ヘテロ環;または、置換基を有していてもよい炭素
    数4〜6のシクロアルキル基、であり、Rが、 −N(R)R (ここで、Rは、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル
    基、である。Rは、水素原子;置換基を有していても
    よい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;
    置換基を有していてもよい炭素数2〜4の直鎖または分
    枝鎖状のアルケニル基;置換基を有していてもよいフェ
    ニル基;置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシク
    ロアルキル基;または、−CO−R、である。ここ
    で、Rは、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の
    直鎖または分枝鎖状のアルキル基;置換基を有していて
    もよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルコキシ
    基;置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;また
    は、置換基を有していてもよい二環式ヘテロ環、であ
    る。);または、一般式(2){式中、R、Rは、
    同一または異なって、水素原子;または、炭素数1〜6
    の直鎖状のアルキル基、である。Yは、酸素原子;硫黄
    原子;一般式(3)(式中、Rは、水素原子;置換基
    を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状
    のアルキル基;置換基を有していてもよい炭素数2〜4
    の直鎖または分枝鎖状のアルケニル基;置換基を有して
    いてもよいフェニル基;または、置換基を有していても
    よい炭素数3〜6のシクロアルキル基;−CO−R
    である。ここで、Rは、置換基を有していてもよい炭
    素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;置換基
    を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状
    のアルコキシ基;置換基を有していてもよい単環式ヘテ
    ロ環;または、置換基を有していてもよい二環式ヘテロ
    環、である。);または、一般式(4)(式中、R
    は、水素原子;または、炭素数1〜3の直鎖状のアル
    キル基、である。Rは、水素原子;水酸基;チオール
    基;アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基
    であるアルキルカルボニルチオ基;アリール部分が炭素
    数6〜12のアリール基であるアリールカルボニルチオ
    基;炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基;アセトキシ
    基;または、ベンゾイルオキシ基、である。)であ
    る。}である請求項1記載の化合物または医薬として許
    容されるその塩。
  9. 【請求項9】一般式(1)において、Zが、オキソ基を
    有していてもよい、異項原子として窒素原子および(ま
    たは)硫黄原子を含む、単環式ヘテロ5員環;水酸基に
    よって、および(または)炭素数1〜4の直鎖または分
    枝鎖状のアルキル基によって置換されている、異項原子
    として酸素原子を含む二環式ヘテロ環;または、炭素数
    4〜6のシクロアルキル基、であり、Rが−N
    (R)R(ここで、Rは、炭素数1〜3の直鎖状
    のアルキル基である。Rは、水素原子;置換基を有し
    ていてもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアル
    キル基;アリル基;フェニル基;2−メトキシフェニル
    基;炭素数3〜6のシクロアルキル基;または、−CO
    −R、である。ここで、Rは、置換基を有していて
    もよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル
    基;ベンジルオキシ基;置換基を有していてもよい単環
    式ヘテロ環;または、置換基を有していてもよい二環式
    ヘテロ環、である。);または、一般式(2){(式
    中、R、Rは、同一または異なって、水素原子;ま
    たは、炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基、である。Y
    は、酸素原子;一般式(3)(式中、Rは、水素原
    子;置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖また
    は分枝鎖状のアルキル基;アリル基;フェニル基;2−
    メトキシフェニル基;炭素数3〜6のシクロアルキル
    基;または、−CO−R、である。ここで、Rは、
    置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖または分
    枝鎖状のアルキル基;ベンジルオキシ基;置換基を有し
    ていてもよい単環式ヘテロ環;または、置換基を有して
    いてもよい二環式ヘテロ環、である。);または、一般
    式(4)(式中、Rは、水素原子;または、メチル
    基、である。Rは、水素原子;水酸基;チオール基;
    アルキル部分が炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基であ
    るアルキルカルボニルチオ基;アリール部分が炭素数6
    〜12のアリール基であるアリールカルボニルチオ基;
    または、メチル基、である。)である。}である請求項
    1記載の化合物または医薬として許容されるその塩。
  10. 【請求項10】一般式(1)において、Zが、オキソチ
    アゾリジン環;1個の水酸基によって、および(また
    は)4個のメチル基によって置換されている3,4−ジ
    ヒドロベンゾピラン環;または、シクロヘキシル基、で
    あり、Rが、 −N(R)R (ここで、Rは、メチル基である。Rは、置換基を
    有していてもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状の
    アルキル基;または、−CO−R、である。ここで、
    は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4の直鎖
    または分枝鎖状のアルキル基、である。);または、一
    般式(2){式中、R、Rは、同一または異なっ
    て、水素原子;または、メチル基、である。Yは、酸素
    原子;一般式(3)(式中、Rは、置換基を有してい
    てもよい炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル
    基;または、2−メトキシフェニル基;炭素数4〜6の
    シクロアルキル基;または、−CO−R、である。こ
    こで、Rは、置換基を有していてもよい炭素数1〜4
    の直鎖または分枝鎖状のアルキル基、である。);また
    は、一般式(4)(式中、Rは、水素原子である。R
    は、水素原子;水酸基;チオール基;アセチルチオ
    基;または、ベンゾイルチオ基、である。)である。}
    である請求項1記載の化合物または医薬として許容され
    るその塩。
  11. 【請求項11】N−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8
    −テトラメチルクロマン−2−カルボニル)−3−(4
    −メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、N−
    (6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
    マン−2−カルボニル)−3−(4−イソプロピルピペ
    ラジン−1−イル)シドノンイミン、N−((R)−2
    −オキソ−4−チアゾリジンカルボニル)−3−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)シドノンイミン、からな
    る化合物群から選択される請求項1記載の化合物または
    医薬として許容されるその塩。
  12. 【請求項12】一般式(11) 【化19】 [式中、Zは、 −A−X−R {ここで、Aは、置換基を有していてもよい炭素数6〜
    12のアリール基によって、または、アルキル部分が炭
    素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるア
    ルキルカルボニルアミノ基によって置換されていてもよ
    い、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基
    を示す。Xは、S(O)n(n=0、1または2);ま
    たは、直接結合、を示す。Rは、1〜3個の水酸基に
    よって、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直
    鎖または分枝鎖状のアルキル基によって、および(また
    は)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルコキシ基によって、および(または)1〜3個のハロ
    ゲン原子によって、および(または)1または2個のニ
    トロ基によってモノ−、ジ−、トリ−置換されていても
    よい、炭素数6〜12のアリール基;アリール部分が、
    ハロゲン原子によって置換されていてもよい1〜3個の
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によっ
    て、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖状のアルコキシ基によって、および(また
    は)1〜3個のハロゲン原子によってモノ−、ジ−、ト
    リ−置換されていてもよい炭素数6〜12のアリール基
    である、アリールカルボニル基;アルキル部分が炭素数
    1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキ
    ルカルボニル基;炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状の
    アルキル基;アリール部分が置換基を有していてもよい
    炭素数6〜12のアリール基であって、アルキレン部分
    が炭素数1〜2のアルキレン基である、アラルキルオキ
    シカルボニル基;シクロアルキル部分が置換基を有して
    いてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であるシク
    ロアルキルカルボニル基;アリール部分が置換基を有し
    ていてもよい炭素数6〜12のアリール基であるアリー
    ルカルバモイル基;アルキル部分が直鎖または分枝鎖状
    の炭素数1〜6のアルキル基であるアルキルカルバモイ
    ル基;または、−CO−R14、を示す。ここで、R
    14は、置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;ま
    たは、水酸基によって、及び(または)炭素数1〜6の
    直鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換されてい
    てもよい二環式ヘテロ環、を示す。};置換基を有して
    いてもよい単環式ヘテロ環;水酸基によって、及び(ま
    たは)炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基
    によって置換されていてもよい二環式ヘテロ環;また
    は、置換基を有していてもよい炭素数3〜6のシクロア
    ルキル基、を示す。R15は、置換基を有していてもよ
    い炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;異
    項原子として酸素原子を含む単環式ヘテロ環;アルキル
    部分が炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基
    であるアルキルカルボニル基;アルキル部分が置換基を
    有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基であるアル
    キルオキシカルボニル基;または、アリール部分が置換
    基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基であ
    るアリールカルボニル基、を示す。]で示される化合物
    または薬学的に許容しうるその塩。
  13. 【請求項13】一般式(11)において、Zが、 −A−X−R {ここで、Aは、置換基を有していてもよい炭素数6〜
    12のアリール基によって、または、アルキル部分が炭
    素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるア
    ルキルカルボニルアミノ基で置換されていてもよい、炭
    素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキレン基であ
    る。Xは、S(O)n(n=0、1または2);また
    は、直接結合、である。Rは、1〜3個の水酸基によ
    って、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖
    または分枝鎖状のアルキル基によって、および(また
    は)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルコキシ基によって、および(または)1〜3個のハロ
    ゲン原子によって、および(または)1または2個のニ
    トロ基によってモノ−、ジ−、トリ−置換されていても
    よい、炭素数6〜12のアリール基;アリール部分が、
    ハロゲン原子によって置換されていてもよい1〜3個の
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基によっ
    て、および(または)1〜3個の炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖状のアルコキシ基によって、および(また
    は)1〜3個のハロゲン原子によってモノ−、ジ−、ト
    リ−置換されていてもよい炭素数6〜12のアリール基
    であるアリールカルボニル基;アルキル部分が炭素数1
    〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアルキル
    カルボニル基;炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルキル基;アリール部分が置換基を有していてもよい炭
    素数6〜12のアリール基であって、アルキレン部分が
    炭素数1〜2のアルキレン基である、アラルキルオキシ
    カルボニル基;シクロアルキル部分が置換基を有してい
    てもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であるシクロ
    アルキルカルボニル基;アリール部分が置換基を有して
    いてもよい炭素数6〜12のアリール基であるアリール
    カルバモイル基;アルキル部分が直鎖または分枝鎖状の
    炭素数1〜6のアルキル基であるアルキルカルバモイル
    基;または、−CO−R14、である。ここで、R14
    は、置換基を有していてもよい単環式ヘテロ環;また
    は、水酸基によって、及び(または)炭素数1〜6の直
    鎖または分枝鎖状のアルキル基によって置換されていて
    もよい二環式ヘテロ環、である。}であり、R15が、
    置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖または分
    枝鎖状のアルキル基;異項原子として酸素原子を含む単
    環式ヘテロ環;アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖また
    は分枝鎖状のアルキル基であるアルキルカルボニル基;
    アルキル部分が置換基を有していてもよい炭素数1〜6
    のアルキル基であるアルキルオキシカルボニル基;また
    は、アリール部分が置換基を有していてもよい炭素数6
    〜12のアリール基であるアリールカルボニル基、であ
    る化合物または薬学的に許容しうるその塩。
  14. 【請求項14】一般式(11)において、Zが、置換基
    を有していてもよい単環式ヘテロ環;水酸基によって、
    及び(または)炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルキル基によって置換されていてもよい二環式ヘテロ
    環;または、置換基を有していてもよい炭素数3〜6の
    シクロアルキル基、であり、R15が、置換基を有して
    いてもよい炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキ
    ル基;異項原子として酸素原子を含む単環式ヘテロ環;
    アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のア
    ルキル基であるアルキルカルボニル基;アルキル部分が
    置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基で
    あるアルキルオキシカルボニル基;または、アリール部
    分が置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリー
    ル基であるアリールカルボニル基、である化合物または
    薬学的に許容しうるその塩。
  15. 【請求項15】一般式(12) 【化20】 (式中、R16は、置換基を有していてもよい炭素数1
    〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基;異項原子とし
    て酸素原子を含む単環式ヘテロ環;アルキル部分が炭素
    数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるアル
    キルカルボニル基;アリール部分が置換基を有していて
    もよい炭素数6〜12のアリール基であるアリールカル
    ボニル基;または、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状
    のアルキル基で置換されているシリル基、を示す。R
    17は、置換基を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖
    または分枝鎖状のアルキル基;または、アルキル部分が
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状のアルキル基である
    アルキルオキシカルボニル基、を示す。)で示される化
    合物または薬学的に許容しうるその塩。
  16. 【請求項16】請求項1乃至11記載のいずれかの化合
    物または医薬として許容されるその塩を有効成分として
    含有することを特徴とする医薬。
  17. 【請求項17】請求項1乃至11記載のいずれかの化合
    物または医薬として許容されるその塩を有効成分として
    含有することを特徴とする狭心症治療薬。
  18. 【請求項18】請求項1乃至11記載のいずれかの化合
    物または医薬として許容されるその塩を有効成分として
    含有することを特徴とする血管拡張剤。
  19. 【請求項19】請求項1乃至11記載のいずれかの化合
    物または医薬として許容されるその塩を有効成分として
    含有することを特徴とする心筋保護剤。
  20. 【請求項20】請求項1乃至11記載のいずれかの化合
    物または医薬として許容されるその塩を有効成分として
    含有することを特徴とする血小板凝集抑制剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998047896A1 (fr) * 1997-04-22 1998-10-29 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Derives de sydononimine

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