JPH09227086A - 重量物の移動装置 - Google Patents

重量物の移動装置

Info

Publication number
JPH09227086A
JPH09227086A JP3487696A JP3487696A JPH09227086A JP H09227086 A JPH09227086 A JP H09227086A JP 3487696 A JP3487696 A JP 3487696A JP 3487696 A JP3487696 A JP 3487696A JP H09227086 A JPH09227086 A JP H09227086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rod
moving device
substrates
heavy object
heavy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3487696A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Takaura
庄治 高浦
Masa Kojima
政 小島
Noboru Kumakiri
登 熊切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
Priority to JP3487696A priority Critical patent/JPH09227086A/ja
Publication of JPH09227086A publication Critical patent/JPH09227086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動装置の省スペース化を図るとともに、操
作性の向上を図ることで軽快な手操作ができるようにし
た移動装置を提供する。 【解決手段】 一対の基板11,13をリンク機構Lo
により水平状態を維持したまま接近・離反自在に支持す
る。又、基板11,13の接近・離反する方向にネジ棒
19を配置し、上記リンク機構Loとネジ係合させる。
そして、ネジ棒19を任意の方向に回転させることによ
り、一対の基板11,13を接近又は離反させ、基板1
1,13に載置した重量物の移動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、都市の道
路沿いの地下に敷設される地下ケーブル等の接続部の真
上路面を被装させる重量蓋の開閉移動や下水道のマンホ
ールの重量蓋の開閉移動、更に重量物体(貨物・コンテ
ナ)の移動等に使用される重量物の移動装置に関し、移
動装置を省スペース化するとともに、重量物を軽快な手
操作で移動できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、都市の道路沿いの地下に敷設され
る地下ケーブル等の接続部の真上路面を被装させる重量
蓋の開閉移動や下水道のマンホールの重量蓋の開閉移
動、更に重量物体(貨物・コンテナ)の少距離移動等に
は、各種のリフト工具や移動装置が使用されている。例
えば図11に示すように、地下ケーブル等の接続部の真
上路面を被装させる重量蓋1やマンホールの重量蓋1が
ある。この重量蓋1を移動させるリフト工具としての移
動装置10は、矩形又は円盤形の重量蓋1をテコの原理
により引き上げるものである。
【0003】その使用方法は、先ず、図12に示すよう
に、重量蓋1の両隅に取付けた固定具3のアタッチメン
ト5の先端に設けたノックピン7を押さえながら、2つ
の移動装置10の本体孔10Bを組付ける。続いて、図
13に示すように、移動装置10の本体10Aを垂直に
起こし、図14のように大きな車輪10Cを足で押さえ
ながら手前へ順次に倒していく。これで、点線で示すよ
うに、重量蓋1が持ち上げられる。そして、図11,1
5に示すように、2つの移動装置10に4つの車輪10
C,10Dで重量蓋1を移動可能に載せ、図示方向へ移
動させる。尚、重量蓋1を閉じる場合は、逆の手順によ
り行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記重量蓋1を移動さ
せる移動装置10においては、操作手順が煩雑であるた
め操作に熟練を要するし、移動操作に多くの時間を要す
るため、簡便に移動作業を済ませたいという要求に不向
きである。また、重量蓋1を移動させるとき、水平姿勢
を維持させた状態での操作が困難である。
【0005】他方、重量物体(貨物・コンテナ)の少距
離移動には、油圧シリンダによる昇降機器が使用されて
いる。この移動装置では、油圧シリンダを作動させるた
めの油や油圧ユニットとこの駆動源を必要とするから、
必然的に大きな据付スペースを取るほか、携帯に不便で
あり、常にメンテナンスを要し、更に製造コストも高く
つくという問題点がある。そこで、簡易手段としての重
量物のジャッキがあるが、これも狭い空間内での使用時
において、ジャッキの横幅寸法が広いため作業空間を狭
くするし、またジャッキの操作方向も横方向からに限定
されるから作業性が悪いなどの問題点がある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、移動装置の省
スペース化を図るとともに、操作性の向上を図ることで
軽快な手操作ができるようにした移動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の重量
物の移動装置は、上記目的を達成するべく、一対の基板
をリンク機構により平行状態を維持したまま相互に接近
・離反自在に支持し、上記基板の接近・離反する方向に
ネジ棒を配置し、上記ネジ棒とリンク機構とをネジ係合
させ、上記ネジ棒を適宜の方向に回転させることによ
り、一対の基板を接近・離反させるようにしたことを特
徴とするものである。
【0008】本発明の請求項1によると、重量物の移動
に際して、2つの移動装置を適宜間隔で配置し、各移動
装置の一方の基板に重量物を載せる。次に、上記一方の
基板が他方の基板に対して接近・離反する方向に向けて
回転可能に設けたネジ棒を操作ハンドルにより回転させ
る。この操作により、一対の基板が離反する方向へ変位
する時、一対の基板が横方向へ移動することなく平行姿
勢のまま重量物を移動させる。また、一対の基板が接近
する方向へ変位する時、同様に平行姿勢のまま重量物を
復帰させる。このように重量物の移動を基板が接近・離
反する方向に設けたネジ棒で操作するようにしたから、
側方に操作スペースを必要としない。
【0009】又、本発明の請求項2は、請求項1記載の
重量物の移動装置において、上記ネジ棒をリンク機構の
各リンク杆の間に配置したことを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明の請求項2によると、重量物の移動
装置をその基板の横幅寸法内に納められ、移動装置全体
を薄幅の省スペースに形成される。このため、例えば、
地下ケーブル等の接続部の真上路面を被装させる重量蓋
の狭い空間内に移動装置を設置させられるから、このよ
うな狭い空間内での使用を容易にする。
【0011】又、本発明の請求項3は、請求項1又は2
記載の重量物の移動装置において、上記基板にネジ棒の
軸心上に位置する孔又は切欠きを設け、上記孔又は切欠
きからネジ棒を操作するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0012】本発明の請求項3によると、重量物の移動
装置をその基板の横幅寸法内に納められ、全体を薄幅の
省スペースに形成されるから、狭い空間内での使用を容
易にする。更に、ネジ棒の軸心上位置の基板にあけた孔
又は切欠きから操作ハンドルを挿入してネジ棒を操作す
ることができ、狭い空間内でのハンドル操作をしなくて
も良く、重量物上の広い空間でのハンドル操作が軽快に
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図につ
いて説明する。図1は本発明の重量物の移動装置を示す
斜視図であり、図2は移動装置の正面図である。また、
図3は移動装置の側面図であり、図4は要部の断面図で
ある。そして、図5は変形例を示す要部の断面図であ
る。更に、図6は本発明の第2実施形態の重量物の移動
装置を示す正面図である。又、図7は本発明の第3実施
形態の重量物の移動装置を示す正面図である。
【0014】まず、図1の本発明の第1実施形態を説明
する。一対の基板11,13を平行姿勢のもとに上下に
配置する。上記基板13は、2本のリンク杆15,17
の中腹部にあけた長孔(a),(b)をX字状に連結具
21により交差結合したリンク機構Loの各リンク杆1
5,17の上端部と、ピンP1,P1で連結支持されて
いる。一方、リンク杆15,17の各下端15A,17
Aは、下側基板11上を滑るローラ15B,17Bを備
え、基板11上に接している。これにより、リンク杆1
5,17を横方向へスライド可能に支持している。勿
論、ローラ15B,17Bを滑辺に変更してもよい。
尚、上記基板11は平坦な断面形状を有し、上側の基板
13はH型の断面形状を有し、ガイドレールの機能を果
たすようになっている。勿論、ガイドレールの機能を必
要としないときは、基板13は基板11と同様に平坦な
断面形状としてもよい。上記基板11上に上下方向に向
けてネジ棒19を回転可能に固着し、上記ネジ棒19の
中腹部とリンク機構Loである上記連結具21の交差結
合部21Aとをネジ係合させている。これで、上記ネジ
棒19を回転操作すると、ネジ棒19とネジ係合する連
結具21が上下に移動する。これによって、各リンク杆
15,17に交差角度の拡開・縮小運動が起き、基板1
3を基板11に対して接近・離反させるようになってい
る。
【0015】上記ネジ棒19は、図1,3,4に示すよ
うに、上側基板13の直下に位置する連結具21の中央
位置で連結され、リンク機構Loの各リンク杆15,1
7の間に立設されている。上記ネジ棒19の軸心上位置
の基板13には孔13A又は切欠きを設け、この孔13
A又は切欠きから操作ハンドル27を挿入し、ネジ棒1
9の上端連結部19Aに操作ハンドル27を結合して操
作できるようになっている。上記構造により、移動装置
100はその基板11,13の横幅寸法L内に納めら
れ、全体を薄幅の省スペース形となし、狭い空間内での
使用を容易にしている。勿論、全体を薄幅の省スペース
形としなくても良い場合は、図5に示すように、ネジ棒
19を2つのリンク杆15,17の片側に突出させて設
けた連結具21に配置するようにしても良い。
【0016】更に、上下基板11,13の左右両隅に
は、基板13の横ズレを防ぐ筒体29Aと棒材29Bと
からなる案内部材29を備えているが、これを省略して
も機能上は支障がない。
【0017】上記本発明の第1実施形態は上記のような
構成を有し、次のように作用する。まず、重量物の移動
に際して、2つの移動装置100を適宜間隔で配置し、
各移動装置の上側基板13間に重量物を載せる。次に、
上側基板13に設けた孔13Aより操作ハンドル27を
挿入してネジ棒19を回転させる。この操作により、2
本のリンク杆15,17の交差角度が拡開され、一対の
基板11,13が離反して重量物が上昇する。また、上
記と逆方向にネジ棒19を回転させことにより、2本の
リンク杆15,17の交差角度が縮小し、一対の基板1
1,13が接近して重量物が下降する。
【0018】上記第1実施形態によると、次のような効
果を奏することができる。まず、重量物の移動を基板1
1,13が接近・離反する方向に設けたネジ棒を操作し
て行うようにしたから、側方に操作スペースを必要とし
ない。また、重量物の移動装置100をその基板13の
横幅寸法L内に納められ、全体を薄幅の省スペースに構
成されているから、狭い空間内での使用を容易にする。
また、ネジ棒19の軸心上位置の孔13A又は切欠から
操作ハンドル27を挿入してネジ棒を操作することがで
きるから、狭い空間内でのハンドル操作をしなくても良
く、重量物の上側の広い空間でのハンドル操作が軽快に
できる効果がある。更に、基板13が平行姿勢を保って
移動するから、偏心荷重がかからず軽快に上下移動でき
る効果がある。
【0019】次に、本発明の移動装置100´の第2実
施形態を図6に基づいて説明する。この実施形態は第1
実施形態において、上記2本のリンク杆15,17の下
側端15A,17Aに付設したピンP2,P2を基板1
1上に配置した支持板31,33の長孔31A,33A
と係合させた点が異なり、その他は同一構成であり、同
一符号を付して説明を省略する。
【0020】上記本発明の第2実施形態は上記のような
構成を有し、次のように作用する。まず、重量物の移動
に際して、2つの移動装置100´を適宜間隔で配置
し、各移動装置の上側基板13間に重量物を載せる。次
に、上側基板13に設けた孔13Aより操作ハンドル2
7を挿入してネジ棒19を回転させる。この操作によ
り、2本のリンク杆15,17の交差角度が拡開され、
一対の基板11,13が離反して重量物が上昇する。ま
た、上記と逆方向にネジ棒19を回転させことにより、
2本のリンク杆15,17の交差角度が縮小し、一対の
基板11,13が接近して重量物が下降する。
【0021】上記第2実施形態によると、まず、重量物
の移動を基板11,13が接近・離反する方向に設けた
ネジ棒を操作して行うようにしたから、側方に操作スペ
ースを必要としない。また、重量物の移動装置100´
をその基板13の横幅寸法L内に納められ、全体を薄幅
の省スペースに構成されているから、狭い空間内での使
用を容易にする。また、ネジ棒19の軸心上位置の孔1
3A又は切欠から操作ハンドル27を挿入してネジ棒を
操作することができるから、狭い空間内でのハンドル操
作をしなくても良く、重量物の上側の広い空間でのハン
ドル操作が軽快にできる効果がある。更に、基板13が
平行姿勢を保って移動するから、偏心荷重がかからず軽
快に上下移動できる効果がある。
【0022】次に、本発明の移動装置100〃の第3実
施形態を図7に基づいて説明する。この実施形態は第2
実施形態において、上記2本のリンク杆15,17の上
下各端15A,17Aに付設したピンP1,P1とP
2,P2を基板11上及び基板13下に配置した支持板
31,33の長孔31A,33Aと係合してスライドす
る点と、連結具21に結合するリンク杆15,17の長
孔a,bを必要としない点が異なり、その他は同一構成
であり、同一符号を付して説明を省略する。
【0023】上記本発明の第3実施形態は上記のような
構成を有し、次のように作用する。まず、重量物の移動
に際して、2つの移動装置100〃を適宜間隔で配置
し、各移動装置の上側基板13間に重量物を載せる。次
に、上側基板13に設けた孔13Aより操作ハンドル2
7を挿入してネジ棒19を回転させる。この操作によ
り、2本のリンク杆15,17の交差角度が拡開され、
一対の基板11,13が離反して重量物が上昇する。ま
た、上記と逆方向にネジ棒19を回転させことにより、
2本のリンク杆15,17の交差角度が縮小し、一対の
基板11,13が接近して重量物が下降する。
【0024】上記第3実施形態によると、まず、重量物
の移動を基板11,13が接近・離反する方向に設けた
ネジ棒を操作して行うようにしたから、側方に操作スペ
ースを必要としない。また、重量物の移動装置100〃
をその基板13の横幅寸法L内に納められ、全体を薄幅
の省スペースに構成されているから、狭い空間内での使
用を容易にする。また、ネジ棒19の軸心上位置の孔1
3A又は切欠から操作ハンドル27を挿入してネジ棒を
操作することができるから、狭い空間内でのハンドル操
作をしなくても良く、重量物の上側の広い空間でのハン
ドル操作が軽快にできる効果がある。更に、基板13が
平行姿勢を保って移動するから、偏心荷重がかからず軽
快に上下移動できる効果がある。
【0025】次に、上記本発明の重量物の移動装置10
0(又は100´,100〃)を具体的な使用例で説明
する。図8,9は電線共同溝(C.C.BOX)として
知られている地下ケーブル等の接続部51の真上路面を
被装させる重量蓋1を移動させる装置として使用した実
施例を示している。
【0026】上記電線共同溝(C.C.BOX)は、都
市の景観・美観を図るべく開発されたもので、路面地下
空間を利用して2以上の電線管理者の電線(光ファイバ
ー、電力、通信線)を共同して収容する施設であって
C.C.BOX(Community Cable B
OX)と名付けられている。上記接続部51を納めた
C.C.BOX53は、U字溝やトンネルからなるコン
クリートの枠体40と、この上面に載せた鉄製枠体43
を塞ぐ重量蓋1とからなり、内部空間Sには地中に埋設
した多孔管50,50の各端が露出し、この内部空間S
に作業者が入ってメンテナンス作業を行う。このため、
重量蓋1の移動装置100は常時鉄製枠体43の両隅に
設置されるから、薄形で省スペースであること、又、重
量蓋1の移動操作が上部から行えることが必須条件とな
っている。
【0027】上記枠体40は、2枚の重量蓋1を被せる
大きさを有しており、この内部に各々2組ずつ4個の移
動装置100を据置している。そして、図9のように、
重量蓋1の上側から重量蓋1の両側に開けた穴1Aと基
板13の孔13Aとを介してハンドル27の下端を挿入
し、ネジ棒19と連結して回転し、重量蓋1を上昇移動
させる。そして、カイドレール機能をもたせた基板13
を路面Rの高さと一致させたところで、矢印のように、
路面R上に重量蓋1をその下面のコロ1Bを転がして移
動させる。重量蓋1を戻す場合は、上記と逆の動作によ
り行う。尚、上記ハンドル27は2組を重量蓋1の穴1
Aに挿入されるから、この2組のハンドル27,27間
に連接板(図示なし)を連接し、1人の作業者でハンド
ルを廻すように実施することもある。
【0028】上記地下ケーブルの接続部51を被装させ
る重量蓋1の開閉移動用に、本発明の移動装置100を
使用すると、薄形に形成されているので狭い枠体40内
のスペースを最大限に利用できる効果がある。また、移
動装置100の移動操作を重量蓋1の上側空間となる外
部で行えるから、作業性が良く、重量蓋1を軽快に移動
することができる効果がある。また、基板13,13が
水平姿勢を保って移動するから、偏心荷重がかからず重
量蓋1を安定した姿勢で軽快に上下移動できる効果があ
る。
【0029】次に、図10は重量物体(貨物・コンテ
ナ)1´の少距離移動等に使用した実施例を示してい
る。2組の移動装置100´を配置し、各移動装置の基
板13,13間に重量物体1´を載せる。ここで、上側
から操作ハンドル27を孔13Aを介してネジ棒19と
連結して回転し、重量物体1´を上昇移動または下降移
動させる。
【0030】上記重量物体1´の移動時に2組の移動装
置100´を使用すれば、少ないスペースでの移動が可
能であり、狭い空間での使用を容易とする。また、基板
13,13が水平姿勢を保って移動するから、偏心荷重
がかからず重量物体1´を安定した姿勢で軽快に上下移
動できる効果がある。
【0031】本発明は、上記各実施形態に限定されるこ
となく発明の要旨内において、設計変更を成し得ること
勿論である。例えば、2本のリンク杆15,17は、シ
ングル・リンク構造として示したが、このリンク杆15
とリンク杆17を各々2本ずつ使用したダブル・リンク
構造としても良い。更に、リンク機構も平行状態を維持
したまま接近・離反できる構造のものであれは良く、上
記実施形態のものに限定されない。たとえば平行定規タ
イプのものや、2組のリンク杆を組み合わせたパンタグ
ラフタイプのものとしても良い。
【0032】更に、上記各実施形態において、ネジ棒1
9を操作するのに、フレキシブルワイヤ等のトルク伝達
部材をネジ棒19に連結し、基板13の孔13Aを介す
ることなく適宜の位置にてネジ棒19を遠隔操作するよ
うにしても良い。又、移動装置100又は100´又は
100〃の使用対象物も上記使用例に限らないし、その
配置方向も上下方向に限らず、横方向や斜め方向であっ
ても良い。
【0033】
【効果】以上のように本発明の請求項1によると、一対
の基板をリンク機構により平行状態を維持したまま相互
に接近・離反自在に支持し、上記基板の接近・離反する
方向にネジ棒を配置し、上記ネジ棒とリンク機構とをネ
ジ係合させ、上記ネジ棒を適宜の方向に回転させること
により、一対の基板を接近・離反させるようにしたか
ら、移動装置を薄形としてその省スペース化を図るとと
もに、基板を接近・離反させる方向から移動装置を操作
でき、移動装置上の広い空間でハンドル操作が軽快にで
きる効果がある。
【0034】又、本発明の請求項2によると、請求項1
記載の重量物の移動装置において、上記ネジ棒をリンク
機構の各リンク杆の間に配置したから、重量物の移動装
置をその基板の横幅寸法内に納められて全体を薄幅の省
スペースに構成でき、狭い空間内での使用を容易にす
る。
【0035】又、本発明の請求項3によると、請求項1
又は2記載の重量物の移動装置において、上記基板にネ
ジ棒の軸心上に位置する孔又は切欠きを設け、上記孔又
は切欠きからネジ棒を操作するようにしたから、狭い空
間内でのハンドル操作をしなくても良く、重量物上の広
い空間でのハンドル操作が軽快にできる効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の重量物の移動装置を示
す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の移動装置を示す正面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態の移動装置を示す側面図
である。
【図4】本発明の第1実施形態の要部を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施形態の要部の変形例を示す断
面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の重量物の移動装置を示
す正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態の重量物の移動装置を示
す正面図である。
【図8】本発明の移動装置の使用例を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の移動装置の使用例を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の移動装置の他の使用例を示す斜視図
である。
【図11】従来例を示す図で、重量蓋を移動させる移動
装置の平面図である。
【図12】従来例を示す図で、移動装置の部分斜視図で
ある。
【図13】従来例を示す図で、移動装置の部分正面図で
ある。
【図14】従来例を示す図で、移動装置の正面図であ
る。
【図15】従来例を示す図で、移動装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1,1´ 重量物 11,13 基板 13A 孔又は切欠き 15,17 リンク杆 15B,17B ローラ Lo リンク機構 19 ネジ棒 19A 連結部 21 連結具 21A 交差結合部 23,25 弾発バネ 27 操作ハンドル 29 案内部材 31,33 支持板 31A,33A 長孔 (a),(b) 長孔 40 枠体 43 鉄製枠体 100,100´,100〃 重量物の移動装

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板をリンク機構により平行状態
    を維持したまま相互に接近・離反自在に支持し、上記基
    板の接近・離反する方向にネジ棒を配置し、上記ネジ棒
    とリンク機構とをネジ係合させ、上記ネジ棒を適宜の方
    向に回転させることにより、一対の基板を接近・離反さ
    せるようにしたことを特徴とする重量物の移動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の重量物の移動装置におい
    て、上記ネジ棒をリンク機構の各リンク杆の間に配置し
    たことを特徴とする重量物の移動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の重量物の移動装置
    において、上記基板にネジ棒の軸心上に位置する孔又は
    切欠きを設け、上記孔又は切欠きからネジ棒を操作する
    ようにしたことを特徴とする重量物の移動装置。
JP3487696A 1996-02-22 1996-02-22 重量物の移動装置 Pending JPH09227086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3487696A JPH09227086A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 重量物の移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3487696A JPH09227086A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 重量物の移動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09227086A true JPH09227086A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12426359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3487696A Pending JPH09227086A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 重量物の移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09227086A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208495A (ja) * 2011-06-22 2011-10-20 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 昇降式作業足場
CN104400376A (zh) * 2014-10-30 2015-03-11 金东纸业(江苏)股份有限公司 用于运输及更换工件的装置
CN112429681A (zh) * 2020-12-06 2021-03-02 济南霸力升降机械有限公司 电动剪叉式升降平台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208495A (ja) * 2011-06-22 2011-10-20 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 昇降式作業足場
CN104400376A (zh) * 2014-10-30 2015-03-11 金东纸业(江苏)股份有限公司 用于运输及更换工件的装置
CN112429681A (zh) * 2020-12-06 2021-03-02 济南霸力升降机械有限公司 电动剪叉式升降平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110844832A (zh) 车辆用升降装置
JPH09227086A (ja) 重量物の移動装置
CN211004381U (zh) 景观地下压缩站升降平台
KR100973410B1 (ko) 도로 경계석 설치기
JP3670746B2 (ja) 重量物の移動装置
CN214506236U (zh) 一种用于光伏发电系统的箱式变电站
CN215107926U (zh) 一种市政工程施工围挡
CN210476912U (zh) 一种建筑工程管理用测量装置
JP2004299851A (ja) 自走式高所作業車
KR101897261B1 (ko) 지하시설물 점검용 개폐장치
CN105382460A (zh) 一种操作台及基准定位总成
KR100597370B1 (ko) 차량용 리프트장치
CN215167820U (zh) 一种装配式建筑高空作业平台
CN211572484U (zh) 一种建筑施工用移动平台
GB2069950A (en) Support arrangement for vehicle cranes, building machines and other apparatus.
JP3059022U (ja) 可動ガードフェンス
JP3602642B2 (ja) 重量物移動装置のハンドル機具及び蓋の移動装置を備えた地下埋設物構造
JPH0930786A (ja) 重量物運搬装置
KR20140122780A (ko) 가구 이동을 위한 가구의 하단부에 설치되는 이동식 리프트 업 장치
CN219498775U (zh) 一种便携式超高压电缆接头安装机
JP3604454B2 (ja) 溝蓋の開閉装置
GB2327923A (en) Apparatus for moving immobilised vehicles
JPH0144591Y2 (ja)
CN217544015U (zh) 一种汽车板材微整形实训台架
CN214425721U (zh) 一种高速公路施工用照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308