JPH0922704A - アルカリ蓄電池用ペースト式極板 - Google Patents

アルカリ蓄電池用ペースト式極板

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JPH0922704A
JPH0922704A JP7189794A JP18979495A JPH0922704A JP H0922704 A JPH0922704 A JP H0922704A JP 7189794 A JP7189794 A JP 7189794A JP 18979495 A JP18979495 A JP 18979495A JP H0922704 A JPH0922704 A JP H0922704A
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JP
Japan
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current collector
porosity
plate
paste
electrode plate
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JP7189794A
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English (en)
Inventor
Tomoki Kourakata
智樹 小浦方
Yoshie Wakiya
吉衛 脇屋
Mitsugi Nagano
貢 永野
Fumio Sato
文夫 佐藤
Takeshi Koyama
健 小山
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Tohoku Electric Power Co Inc
Furukawa Battery Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Furukawa Battery Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 三次元多孔基板の集電板取り付け部の機械的
強度、導電性が向上し、アルカリ蓄電池の放電特性の向
上をもたらすアルカリ蓄電池用ペースト式極板を提供す
る。 【構成】 三次元多孔基板1の集電板取り付け部1aの
多孔度を40〜70%とし、これに集電板を取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ蓄電池用
ペースト式極板に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池用極板としては、これま
で焼結式が主に採用されて来た。しかし、最近では、電
池の高容量化が要求され、活物質の高密度化が可能なペ
ースト式が主流となりつつある。ペースト式極板として
は、ネット、打ち抜き板等の二次元多孔基板に、活物
質、結着剤、導電剤等よりなるペーストを充填塗布する
ものと、発泡メタル、フェルトメタル等からなる三次元
的に連続した空孔を有する多孔金属基板に、活物質を充
填するものがある。三次元多孔基板に充填する方式は二
次元多孔基板に充填塗布する方式に比較して基板に対す
る活物質の結着性に優れ、極板の導電性も良く、また、
二次元多孔基板には塗布し難いNi極板等に採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発泡メタル、フェルト
メタル等から成る三次元多孔基板は、多孔度(気孔率)
90〜98%を有するので、容易に多くの活物質を充填
することが可能となる。この基板を使用し、アルカリ蓄
電池用ペースト式極板を製造するには、その所定の集電
板取り付け部を加圧して多孔度を約80%に圧縮し、こ
れに集電板を取り付けているが、その取り付け部の強度
は焼結式極板の三次元多孔基板の集電板取り付け部に比
し劣っており、集電板の集電板取り付け部への溶接不
良、集電板取り付け部の軽破断による電極性能低下、生
産性の低下などが大きな問題となる。これを改善し、良
好な導電性を確保するために、従来、集電板取り付け部
に多孔板、粉体等で補強する技術等があるが、基板自体
が重くなり、極板の容量密度(Ah/g)の低下をもた
らす。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、三次元多孔基
板を使用し、従来の集電板取り付け部の上記の不都合を
解消し且つ機械的強度を増大し、電池性能の向上をもた
らすアルカリ蓄電池用ペースト式極板を提供するもの
で、三次元多孔基板の集電板取り付け部の多孔度を40
〜60%としたことを特徴とし、これに集電板を取り付
けて成る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。本発明のアルカリ蓄電池用ペース
ト式極板を製造するに用いられる通常のペースト充填式
三次元多孔基板としては、発泡ニッケルなどの発泡メタ
ル、ニッケルなどの金属繊維から成るフェルトメタルな
どの三次元に連絡した無数の空孔を有する三次元多孔基
板であれば、いずれでも良い。これらの三次元多孔基板
の多孔度(気孔率)は、一般に約90〜98%の範囲を
有する。図1で1は、発泡ニッケル基板から成る三次元
多孔基板を示し、該基板は、例えば、多孔度96%を有
する縦150mm、横75mm、厚み1.6mmに製造
する。本発明によれば、集電板取り付け部1aを所定個
所に設ける。図示の例では、その1隅角部に、縦10m
m、横20mmの面域を圧縮して、多孔度40〜60%
の範囲の集電板取り付け部1aを形成した。例えば、そ
の多孔度を50%程度とした集電盤取り付け部1aとし
た。而して、この集電盤取り付け部1aに、縦50m
m、横20mm、厚み0.2mmのニッケル板などの金
属製集電板2を図3示のように点溶接3により取り付け
て本発明のアルカリ蓄電池用ペースト式極板4を製造し
た。図2示の例では、該圧縮により形成された集電板取
り付け部1aは、その基板1の厚さ方向の中央に位置せ
しめるようにし、その上,下に形成される凹部のいずれ
か一方に集電板2が取り付けられるようにした。上記基
板1の多孔度95〜98%を有する多孔基板本体1bに
は、一般に、前記の集電板2を取り付ける前に、水酸化
ニッケル活物質を主体とし、これに金属ニッケル、金属
コバルトなどの導電材粉を混合し、これにCMC水溶液
を添加混練して調製しておいた活物質ペーストを、充填
機を通して充填した後、ロールプレス機で加圧し、該極
板の厚みを例えば0.7mmとした。かくして、本発明
のペースト式極板4を得る。活物質ペーストの充填作業
は、集電板2を取り付けた後に行っても良い。これによ
れば、それ以前に活物質ペースト充填を行った場合と異
なり、集電板取り付け部1aの表面に活物質ペーストが
付着する恐れがないので、良好な溶接が確実に得られ
る。
【0006】このようにして得た本発明のペースト式極
板4は、通常のカドミウム極板とセパレータを介して積
層し、電池容器に収容し、蓋を気密に施して本発明のニ
ッケル・カドミウム型アルカリ蓄電池を製造する。
【0007】
【実施例】次に、本発明によれば、集電板取り付け部1
aの多孔度は、40〜60%でなければならない理由を
下記の比較試験例により明らかにする。 [実施例1]縦150mm、横75mm、厚み1.6m
m、金属Ni製で多孔度約96%からなる発泡ニッケル
から成る多孔基板の一隅角部の縦10mm、横20mm
の面域部を油圧プレス機で3.3t/cm2 で圧縮して
多孔度40%を有する集電板取り付け部とした。この多
孔基板主体を1.4mmに厚み調製した後、別個に活物
質として水酸化ニッケル粉、導電材として金属ニッケル
粉及び金属コバルト粉をCMC水溶液と共に混練して調
製しておいた活物質ペーストを充填機を通して充填し、
次でロールプレス機で0.7mmに厚み調製し、次で加
熱した。この圧縮部分に縦50mm、横20mm、厚み
0.2mmの集電板を点溶接して本発明のペースト式ニ
ッケル極板aを製造した。これらの極板aを、セパレー
タを介し、Cd極板と積層し、本発明の100Ah級N
iCd電池Aを製造した。 [実施例2]油圧プレス機で2.0t/cm2 で圧縮し
て多孔度50%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板bを製造した。これらの極板bを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池B
を製造した。 [実施例3]油圧プレス機で0.8t/cm2 で圧縮し
て多孔度60%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板cを製造した。これらの極板cを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池C
を製造した。 [実施例4]油圧プレス機で0.3t/cm2 で圧縮し
て多孔度70%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板dを製造した。これらの極板dを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池D
を製造した。 [比較例1]油圧プレス機で7.7t/cm2 で圧縮し
て多孔度35%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板eを製造した。これらの極板eを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池E
を製造した。 [従来例]油圧プレス機で0.21t/cm2 で圧縮し
て多孔度80%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板fを製造した。これらの極板fを、セパレータを
介し、Cd極板とて積層し、100Ah級NiCd電池
Fを製造した。
【0008】このように製造した夫々多数のNiCd電
池A−Fのうち、多孔度35%のペースト式極板を組み
込んで製造した多数のNiCd電池Eには、その集電板
取り付け部に破断を生じたものが多く認められたので使
用には不適であった。これを除いた多数のNiCd電池
A,B,C,D,Fについて各率放電試験を次のように
行った。即ち、多数個用意した夫々の電池について、1
0Aで13時間充電後、1時間放置後、0.5C(50
A)、1C(200A)及び3C(300A)の各率放
電で1Vまで放電した。
【0009】上記の試験結果は、図4に示す通りであっ
た。同図から明らかなように、実施例1,2,3で製造
した集電板取り付け部の多孔度が40%,50%,60
%である本発明のペースト式極板a,b,c,dを具備
したNiCd電池A,B,C,Dは、従来のNiCd電
池Fに比しその電池容量が極めて大きく且つ急放電性能
が著しく向上していることが判った。また、電池A,
B,C,Dの急放電特性は、多孔度が小さくなるにつれ
向上することが判る。以上の理由により、ペースト式極
板の集電板取り付け部の多孔度が40〜70%において
破断がなく、集電板との導電性が向上し、急放電特性が
優れ、且つ活物質の利用率が向上したペースト式極板と
アルカリ蓄電池が得られることが判った。
【0010】上記の実施例では、ニッケルカドミウム電
池に適用した場合を示したが、ニッケル鉄電池、ニッケ
ル亜鉛電池、ニッケル水素電池などのアルカリ蓄電池用
ペースト式極板に適用しても同様の良結果が得られた。
【0011】
【発明の効果】このように本発明によるときは、集電板
取り付け部の多孔度を40〜70%とするときは、その
集電板取り付け部は、従来の集電板取り付け部に比し、
導電性と機械的強度が向上したアルカリ蓄電池用ペース
ト式極板を得ることができ、また、該ペースト式極板を
具備したアルカリ蓄電池は、その電池容量、放電特性を
向上する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1例のペースト式極板の三次元
多孔基板の平面図である。
【図2】図1のII−II線截断の拡大断面図である。
【図3】集電板を取り付けた状態のペースト式極板のへ
平面図である。
【符号の説明】
1 三次元多孔基板 1a 集電板取
り付け部 1b 基板主体 2 集電板 3 点溶接
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1例のペースト式極板の三次元
多孔基板の平面図である。
【図2】図1のII−II線截断の拡大断面図である。
【図3】集電板を取り付けた状態のペースト式極板の平
面図である。
【図4】集電板取り付け部多孔度と容量との関係を示す
図である。
【符号の説明】 1 三次元多孔基板 1a 集電板取
り付け部 1b 基板主体 2 集電板 3 点溶接 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発泡メタル、フェルト
メタル等から成る三次元多孔基板は、多孔度(気孔率)
90〜98%を有するので、容易に多くの活物質を充填
することが可能となる。この基板を使用し、アルカリ蓄
電池用ペースト式極板を製造するには、その所定の集電
板取り付け部を加圧して多孔度を約80%に圧縮し、こ
れに集電板を取り付けているが、その取り付け部の強度
は焼結式極板の集電板取り付け部に比し劣っており、集
電板の集電板取り付け部への溶接不良、集電板取り付け
部の軽破断による電極性能低下、生産性の低下などが大
きな問題となる。これを改善し、良好な導電性を確保す
るために、従来、集電板取り付け部に多孔板、粉体等で
補強する技術等があるが、基板自体が重くなり、極板の
容量密度(Ah/g)の低下をもたらす。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。本発明のアルカリ蓄電池用ペース
ト式極板を製造するに用いられる通常のペースト充填式
三次元多孔基板としては、発泡ニッケルなどの発泡メタ
ル、ニッケルなどの金属繊維から成るフェルトメタルな
どの三次元に連絡した無数の空孔を有する三次元多孔基
板であれば、いずれでも良い。これらの三次元多孔基板
の多孔度(気孔率)は、一般に約90〜98%の範囲を
有する。図1で1は、発泡ニッケル基板から成る三次元
多孔基板を示し、該基板は、例えば、多孔度96%を有
する縦150mm、横75mm、厚み1.6mmに製造
する。本発明によれば、集電板取り付け部1aを所定個
所に設ける。図示の例では、その1隅角部に、縦10m
m、横20mmの面域を圧縮して、多孔度40〜0%
の範囲の集電板取り付け部1aを形成した。例えば、そ
の多孔度を50%程度とした集電盤取り付け部1aとし
た。而して、この集電盤取り付け部1aに、縦50m
m、横20mm、厚み0.2mmのニッケル板などの金
属製集電板2を図3示のように点溶接3により取り付け
て本発明のアルカリ蓄電池用ペースト式極板4を製造し
た。図2示の例では、該圧縮により形成された集電板取
り付け部1aは、その基板1の厚さ方向の中央に位置せ
しめるようにし、その上,下に形成される凹部のいずれ
か一方に集電板2が取り付けられるようにした。上記基
板1の多孔度95〜98%を有する多孔基板本体1bに
は、一般に、前記の集電板2を取り付ける前に、水酸化
ニッケル活物質を主体とし、これに金属ニッケル、金属
コバルトなどの導電材粉を混合し、これにCMC水溶液
を添加混練して調製しておいた活物質ペーストを、充填
機を通して充填した後、ロールプレス機で加圧し、該極
板の厚みを例えば0.7mmとした。かくして、本発明
のペースト式極板4を得る。活物質ペーストの充填作業
は、集電板2を取り付けた後に行っても良い。これによ
れば、それ以前に活物質ペースト充填を行った場合と異
なり、集電板取り付け部1aの表面に活物質ペーストが
付着する恐れがないので、良好な溶接が確実に得られ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【実施例】次に、本発明によれば、集電板取り付け部1
aの多孔度は、40〜60%でなければならない理由を
下記の比較試験例により明らかにする。 [実施例1]縦150mm、横75mm、厚み1.6m
m、金属Ni製で多孔度約96%からなる発泡ニッケル
から成る多孔基板の一隅角部の縦10mm、横20mm
の面域部を油圧プレス機で3.3t/cmで圧縮して
多孔度40%を有する集電板取り付け部とした。この多
孔基板主体を1.4mmに厚み調製した後、別個に活物
質として水酸化ニッケル粉、導電材として金属ニッケル
粉及び金属コバルト粉をCMC水溶液と共に混練して調
製しておいた活物質ペーストを充填機を通して充填し、
次でロールプレス機で0.7mmに厚み調製した。この
圧縮部分に縦50mm、横20mm、厚み0.2mmの
集電板を点溶接して本発明のペースト式ニッケル極板a
を製造した。これらの極板aを、セパレータを介し、C
d極板と積層し、本発明の100Ah級NiCd電池A
を製造した。 [実施例2]油圧プレス機で2.0t/cmで圧縮し
て多孔度50%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板bを製造した。これらの極板bを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池B
を製造した。 [実施例3]油圧プレス機で0.8t/cmで圧縮し
て多孔度60%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板cを製造した。これらの極板cを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池C
を製造した。 [実施例4]油圧プレス機で0.3t/cmで圧縮し
て多孔度70%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板dを製造した。これらの極板dを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池D
を製造した。 [比較例1]油圧プレス機で7.7t/cmで圧縮し
て多孔度35%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板eを製造した。これらの極板eを、セパレータを
介し、Cd極板と積層し、100Ah級NiCd電池E
を製造した。 [従来例]油圧プレス機で0.21t/cmで圧縮し
て多孔度80%を有する集電板取り付け部とした以外
は、実施例1と同じ条件で、本発明のペースト式ニッケ
ル極板fを製造した。これらの極板fを、セパレータを
介し、Cd極板とて積層し、100Ah級NiCd電池
Fを製造した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記の試験結果は、図4に示す通りであっ
た。同図から明らかなように、実施例1,2,3,4
製造した集電板取り付け部の多孔度が40%,50%,
60%,70%である本発明のペースト式極板a,b,
c,dを具備したNiCd電池A,B,C,Dは、従来
のNiCd電池Fに比しその電池容量が極めて大きく且
つ急放電性能が著しく向上していることが判った。ま
た、電池A,B,C,Dの急放電特性は、多孔度が小さ
くなるにつれ向上することが判る。以上の理由により、
ペースト式極板の集電板取り付け部の多孔度が40〜7
0%において破断がなく、集電板との導電性が向上し、
急放電特性が優れ、且つ活物質の利用率が向上したペー
スト式極板とアルカリ蓄電池が得られることが判った。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 三次元多孔基板 1a 集電板取
り付け部 1b 多孔基板体 2 集電板 3 点溶接
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇屋 吉衛 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 永野 貢 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 佐藤 文夫 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 小山 健 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元多孔基板の集電板取り付け部の多
    孔度を40〜70%としたことを特徴とし、これに集電
    板を取り付けて成るアルカリ蓄電池用ペースト式極板。
JP7189794A 1995-07-03 1995-07-03 アルカリ蓄電池用ペースト式極板 Pending JPH0922704A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038221A1 (en) * 1998-01-23 1999-07-29 Eltech Systems Corporation Metal foam support, electrode and method of making same
WO2000021149A1 (en) * 1998-10-07 2000-04-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electrode for battery, manufacturing method thereof, and apparatus for it

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WO1999038221A1 (en) * 1998-01-23 1999-07-29 Eltech Systems Corporation Metal foam support, electrode and method of making same
WO2000021149A1 (en) * 1998-10-07 2000-04-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electrode for battery, manufacturing method thereof, and apparatus for it
US6656232B1 (en) 1998-10-07 2003-12-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electrode for battery, manufacturing method thereof, and apparatus for it

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