JPH09226868A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH09226868A
JPH09226868A JP6549396A JP6549396A JPH09226868A JP H09226868 A JPH09226868 A JP H09226868A JP 6549396 A JP6549396 A JP 6549396A JP 6549396 A JP6549396 A JP 6549396A JP H09226868 A JPH09226868 A JP H09226868A
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JP
Japan
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container
cup
surface portion
plate
pair
Prior art date
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Application number
JP6549396A
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English (en)
Inventor
Keizo Sako
恵蔵 佐光
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Crown Package Co Ltd
Original Assignee
Crown Package Co Ltd
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器であって、コップを転倒しないように置
くことができ、さらには、安全に持ち運びをすることが
できる容器を提供する。 【解決手段】 容器Aは段ボール材で形成され、上面部
10、12と、側面部30と、底面部40と、側面部5
0とを有してスリーブ状に形成されている。上面部1
0、12からは立設部14、16、さらには、水平板部
18、20が連設され、凹部5が形成される。この凹部
5には食品を載せて使用する。また、上面部10にはコ
ップ保持部60が設けられ、コップの径に合わせた折れ
線で折り曲げてコップを保持する。また、箸置き部70
には箸を置いて使用する。また、底面部40には、孔部
42が設けられ、指を係止して片手で保持することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に関するもの
であり、特に、食品を収納する容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より食品を収納する容器として種々
のものがあり、例えば、いわゆるお盆の形をしたトレー
形の容器が存在する。また、該トレー形の容器に開口部
を設けたものも存在する。この開口部は、紙コップ等を
収納するためのものであり、例えば、スポーツ観戦時等
にジュース等の飲料水を購入した場合に、該紙コップを
この開口部に収納して持ち運びできるようにしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の容
器においては、液体の入ったコップを倒れないように載
置することができない。つまり、上記の単なるトレー形
の容器の場合、該トレーの上にコップを置くことはでき
るが、該コップは単に載置されているのみで固定されて
いないので、コップが滑って転倒するおそれがある。ま
た、トレー形容器に開口部が設けられている場合には、
持ち運びに際しては該開口部にコップを収納すればよい
が、トレー形容器をどこかに置こうとした場合には、コ
ップはもはや該開口部に収納しておくことはできず、別
の場所に倒れないように置かなければならない。
【0004】特に、スポーツ観戦時においては、トレー
は膝の上に置くのが通常であるが、上記の単なるトレー
形の容器の場合には、膝の上に置いたトレーの上にコッ
プを置くことになり、非常に不安定である。また、開口
部が設けられたトレーにおいても、コップを開口部から
取り出してトレー形容器の上に置く等の工夫が必要にな
る。また、従来のトレー形容器においては、持ち運びに
際しては、容器の縁を手に持つ等するが、片手で持ち運
びしたい場合には、片手で該容器の縁を持って運ぶこと
になり、容器が手から滑り落ちる可能性があった。
【0005】そこで、本発明は、容器であって、コップ
を転倒しないように置くことができ、さらには、安全に
持ち運びをすることができる容器を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、容器
であって、折れ線を介して連設された複数の板状部材を
スリーブ状に形成し、上記複数の板状部材のうちの1つ
の板状部材に、凹部とコップ保持部とを設けたことを特
徴とする。この第1の構成の容器においては、凹部が設
けられているので、この凹部に食品等を収納する。ま
た。コップ保持部が設けられているので、このコップ保
持部にコップを保持して使用する。よって、スリーブ状
に形成された部材における1つの部材にコップ保持部が
設けられるので、コップは底面を構成する板状部材に載
置され、コップを確実に保持することができ、コップを
保持させた状態で容器を膝の上等に載置することができ
る。また、第2には、複数の板状部材のうち、底面に位
置する板状部材に孔部が設けられていることを特徴とす
る。よって、この孔部に指、特に親指を入れることによ
り片手で保持することができ、また、指を係止して保持
するので容器を落下させるおそれを少なくすることがで
きる。
【0007】また、第3には、容器であって、略四角形
状を呈する底面部と、上記底面部の相対する辺部から連
設され、略四角形状を呈する一対の側面部と、上記一対
の側面部の左右両側から連設された一対の上面部で、該
一対の上面部の少なくともいずれか1つにコップ保持部
が設けられた一対の上面部と、該一対の上面部の各上面
部における他の上面部側の辺部からからそれぞれ折れ線
を介して連設された立設部と、該立設部から折れ線を介
して連設され、上記底面部に接する水平板部と、を有す
ることを特徴とする。この第3の構成の容器において
は、底面部と一対の側面部と一対の立設部と一対の水平
板部とによって凹部が形成されるので、この凹部に食品
等を収納する。また、上面部にはコップ保持部が設けら
れているので、このコップ保持部にコップを保持して使
用する。よって、スリーブ状に形成された部材における
1つの部材にコップ保持部が設けられるので、コップは
底面を構成する板状部材に載置され、コップを確実に保
持することができ、コップを保持させた状態で容器を膝
の上等に載置することができる。
【0008】また、第4には、上記コップ保持部が、周
状の折れ線と切込みとを有し、該折れ線を折曲げ形成す
ることによって形成される開口部分にコップを収納可能
であることを特徴とする。この第4の構成の容器におい
ては、コップ保持部が周状の折れ線と切込みとを有する
ので、この折れ線を折曲げ形成することによって形成さ
れる開口部分にコップを収納する。また、第5には、コ
ップ保持部において、中心位置を共通にする複数の折れ
線が形成されていることを特徴とする。この第5の構成
の容器においては、保持するコップの径に合わせた折れ
線で折曲げ形成してコップを保持する。よって、保持し
たコップをしっかり保持することができる。
【0009】また、第6には、上記コップ保持部が、同
心円状に形成された折れ線と、放射線状に形成された切
込みとを有することを特徴とする。この第6の構成の容
器においては、保持するコップの径に合わせた折れ線で
折曲げ形成してコップを保持する。よって、保持したコ
ップをしっかり保持することができる。また、第7に
は、上記底面部に孔部が設けられていることを特徴とす
る。よって、この孔部に指、特に親指を入れることによ
り片手で保持することができ、また、指を係止して保持
するので容器を落下させるおそれを少なくすることがで
きる。
【0010】また、第8には、上記上面部から立設部に
かけて、一対の切込みが形成され、上記上面部と立設部
とで形成される角部において、凹部が形成可能であるこ
とを特徴とする。この第8の構成の容器によれば、該凹
部を箸置き部として使用することができる。また、第9
には、容器が1枚の板材を打抜き形成して形成され、上
記立設部と水平板部とが上記上面部間の板材を利用し、
上記上面部と側面部間の折れ線上にある切込み線を形成
することにより形成されていることを特徴とする。この
第9の構成の容器によれば、1枚の板材を打抜き形成し
て形成できるので、コストを低減することができ、ま
た、特に、上記立設部と水平板部とが上記上面部間の板
材を利用して形成されるので、効率的な板材の利用を図
ることができる。また、第10には、容器が段ボール材
等の紙材で形成されていることを特徴とする。よって、
容器を容易に廃棄することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。なお、図面において一点
鎖線は山折り線を示し、二点鎖線は谷折り線を示すもの
とする。本発明に基づく容器Aには、図1及び図2に示
されるように、上面部10、12と、側面部30と、底
面部40と、側面部50とが設けられている。この上面
部10、12、側面部30、50、底面部40の各板状
部材によりスリーブ状に形成されている。
【0012】ここで、上面部10、12は容器Aの上面
の左右両側に設けられており、上面部10は上面部12
よりも広い幅に形成されている。そして、この上面部1
0には、コップ保持部60が設けられている。また、上
面部10からは折れ線を介して立設部14が連設され、
さらに、該立設部14からは折れ線を介して水平板部1
8が設けられている。上記立設部14は垂直方向に設け
られ、また、水平板部18は水平方向に設けられて、底
面部40に接している。また、同様に上面部12からは
折れ線を介して立設部16が設けられ、また、立設部1
6からは水平板部20が設けられている。この立設部1
6も上記立設部14と同様に垂直方向に設けられ、水平
板部20は上記水平板部18と同様に水平方向に設けら
れ、底面部40に接している。また、上記上面部10と
立設部14の間には、箸置き部70が設けられている。
この箸置き部70は、上面部10と立設部14とが形成
する角部の一部を欠切した形の凹部として形成されてい
る。
【0013】また、上記側面部30は、上面部10、1
2から折れ線を介して連設されており、図2に示すよう
に略細長長方形状を呈している。また、底面部40は、
容器Aの底部を構成し、図1(b)、図2に示すように
略長方形状に形成されている。この底面部40には、図
1(b)、図2に示すように、孔部42が設けられてい
る。つまり、底面部40の角部の一つに孔部42が設け
られている。この底面部40は、底面に位置する板状部
材を構成する。また、側面部50は、上記上面部10、
12から連設され、上記側面部30と同様に略細長長方
形状を呈している。上記側面部30と側面部50とは、
容器Aの側面を形成している。
【0014】また、上記側面部30においては、図2に
示すように、切込みを設けることによって、2箇所に突
出片32、34が設けられ、この突出片32、34の部
分に立設部14、16に設けられた掛止片を挿通するこ
とにより、立設部14、16が側面部30に固定される
ようになっている。すなわち、突出片34の部分の掛止
状態を例にとって説明すると、図3に示すように、立設
部16の端部に設けられた掛止片16aが突出片34の
部分に挿通されることにより、突出片34が斜めに突出
される。
【0015】次に、上記構成の容器Aの展開状態につい
て図4を使用して説明する。容器Aにおいては、略長方
形状の板状部材が、H方向に平行な折れ線を介して各領
域に区画されている。つまり、上面部10、12と、立
設部14、16と、水平板部18、20とが形成される
領域と、側面部30が形成される領域と、底面部40が
形成される領域と、側面部50が形成される領域とに分
かれている。
【0016】ここで、まず、上面部10、12が形成さ
れる領域について説明すると、上面部10からは、折れ
線を介して立設部14が連設され、さらに、該立設部1
4からは折れ線を介して水平板部18が連設されてい
る。さらに、上面部12からは、立設部16が折れ線を
介して連設され、立設部16からは折れ線を介して水平
板部20が連設されている。
【0017】この立設部14、16、水平板部18、2
0は、隣合う側面部30、50との間に切込みK2、K
3を形成し、さらに、水平板部18、20間に切込みK
1を形成することにより、形成されている。また、立設
部14と立設部16は、切込みK1を介して略対称形状
に形成され、水平板部18と水平板部20も、切込みK
1を介して、略対称形状に形成されている。なお、立設
部14、16と側面部30間に設けられる切込みK2
は、図4に示すように、その一部が凸状に形成されて掛
止片14a、16aが形成されている。また、上面部1
0から立設部14にかけては、H方向に一対の切込み7
2が形成されてる。また、この一対の切込み72の間に
はV方向に山折れ線と谷折れ線が形成される。この切込
み72と山折れ線と谷折れ線の各折れ線により、箸置き
部70が形成されるようになっている。
【0018】また、上面部10にはコップ保持部60が
設けられるが、コップ保持部60は、円形の開口部62
と、この開口部62から放射状に伸びた切込み64と、
円形の折れ線66a〜66cとを有している。これらの
折れ線66a〜66cは開口部62と同心円となってい
る。このコップ保持部60においては所定の折れ線で折
り曲げて開口部分を形成し、その形成された開口部分に
コップを収納する。
【0019】また、上面部10、12からは、折れ線を
介して側面部30が形成されている。この側面部30は
略細長長方形状を呈している。この側面部30には一対
の切込み36、37が設けられている。つまり、この切
込み36、37は、略コ字状を呈し、立設部14、16
における掛止片14a、16aが挿通できるようになっ
ている。
【0020】また、側面部30からは折れ線を介して底
面部40が連設されている。この底面部40は、略長方
形状を呈し、上面部10、12と立設部14、16と水
平板部18、20とが形成される領域とほぼ同じ大きさ
形状を呈し、底面部40のV方向の長さは上面部10の
V方向の長さと略同一であり、また、底面部40のH方
向の長さは、側面部30のH方向の長さと略同一であ
る。また、この底面部40の図4における左上の角部に
は、孔部42が略楕円状に形成されている。さらに、こ
の底面部40には、そのV方向の端部に糊代部45が連
設されている。この糊代部45は、略細長の台形状を呈
している。また、上面部10、12から下方には折れ線
を介して側面部50が形成されている。この側面部50
は略細長長方形状を呈し、上記側面部30とほぼ同様の
形状、大きさを呈している。
【0021】次に、上記構成の容器Aの製造過程につい
て説明する。まず、段ボ−ル材を図4に示す展開形状に
打抜き形成する。つまり、図4に示される外形形状に打
抜き形成するとともに、所定の折れ線と切込みを形成す
る。段ボ−ル材の種類としては、Eフル−トや、段の高
さが0.6mm〜1.0mmのものが望ましい。そし
て、所定の折れ線を折曲げ形成して、全体をスリーブ状
に形成する。つまり、上面部10、12と側面部30間
の折れ線、側面部30と底面部40間の折れ線、底面部
40と糊代部45間の折れ線、さらには、上面部10、
12と側面部50間の折れ線を折曲げ形成して、スリ−
ブ状に形成する。そして、糊代部45の表側に接着剤を
塗布し、側面部50の裏側と糊代部45とを接着させ
る。そして、立設部14、16と、水平板部18、20
とを折曲げ形成し、立設部14における掛止片14aを
切込み36によって形成される突出片32の部分に挿通
するとともに、立設部16における掛止片16aを切込
み37によって形成される突出片34の部分に挿通し
て、立設部14及び立設部16を固定する。以上のよう
にして、容器Aが形成される。
【0022】なお、容器Aを使用する前には単に平面状
にして保管することも可能である。つまり、糊代部45
を側面部50に接着させ、上面部10、12と側面部5
0間の折れ線と、側面部30と底面部40間の折れ線の
みを折り曲げて全体を略平面状として保管する。よっ
て、保管においては、スペースを取らずに済む。なお、
上面部10、12と側面部30間の折れ線と、底面部4
0と側面部50間の折れ線を折り曲げて平面状としても
よい。そして、容器Aを使用する直前に、スリーブ状に
折り曲げ、立設部14、16を立設させて使用する。
【0023】次に、上記構成に基づく容器Aの使用状態
について説明する。容器Aにおいては、凹部5に食品を
収納する。つまり、凹部5は、側面部30、50及び立
設部14、16及び、底面部40、及び水平板部18、
20によって形成され、凹部5は隙間なく囲まれている
ので食品がこぼれることがない。
【0024】また、図5に示すようにコップ保持部60
にコップ90を保持させて使用する。つまり、コップ保
持部60における折れ線66a〜66cの所定の折れ線
において折曲げ形成し開口部分を形成してその開口部分
にコップ90を保持させる。また、箸95を置く場合に
は、図5に示すように、切込み72に間に設けられる折
れ線を折曲げ形成することにより上面部10と立設部1
4によって形成される角部の一部を凹部状に形成して箸
置き部70を形成する。そして、この箸置き部70に箸
95を置いて使用する。
【0025】ここでコップ90は、コップ保持部60に
おいて保持されているので転倒するおそれがない。ま
た、容器Aの底面部40は平面状に形成されているの
で、コップ90を保持しながらも容器Aを容器にテ−ブ
ル等に載置することができる。また、上記コップ保持部
60は、同心円状の折れ線を有しているので、コップ9
0の径に合わせて折れ線を選択することにより、コップ
90をしっかり保持することができ、保持したコップ9
0がぐらつくことがない。
【0026】また、上記容器Aには、箸置き部70が設
けられているので、箸95を固定することができ、箸9
5を落下する恐れが少なくなる。また、持ち運びにあた
っては、孔部42に指、特に親指を入れることにより容
器Aを片手で簡単に保持することができるとともに、容
器Aを確実に支持できるので、滑って容器Aを落とすよ
うな恐れがない。また、持ち運びの場合でも、コップ9
0は確実に保持されるので、コップ90内のジュ−ス等
をこぼすことがない。また、箸95も箸置き部70に保
持されているので、落下の恐れが少ない。
【0027】よって、例えば、スポーツ観戦時等に、店
頭で食べ物や飲み物を購入した場合には、食べ物を容器
Aの凹部5に入れるとともに、コップ90をコップ保持
部60に保持する。そして、箸95がある場合には、箸
置き部70に箸95を置く。この場合、箸置き部70が
形成されていない場合には、切込み72が形成されてい
る部分を押して箸置き部70を形成する。そして、持ち
運びに際しては、左手の親指を孔部42に入れてトレー
形容器Aを支持するようにすれば、片手で支持すること
ができ、右手で他の物を持つことが可能となる。また、
観戦時には、トレー形容器Aを膝の上に載せておけばよ
い。
【0028】なお、上記の説明においては、底面部40
に孔部42を設けるものとして説明したが、右手でも支
持しやすいように孔部43(図4参照)をさらに設ける
ようにしてもよい。また、箸置き部70を形成するため
の切込み72は上面部10や立設部14の下部のみなら
ず(図4参照)、上部にも設けるようにしてもよい。ま
た、底面部40は側面部30から連設された構成となっ
ているが、側面部50から連設するようにしてもよい。
【0029】また、上面部10に設けられるコップ保持
部60は、放射状の切込み64と同心円状に形成された
折れ線66a〜66cを有するものとして説明したが、
これには限られず、折れ線は周状であれば他の形状でも
よく、例えば方形状であってもよい。方形状の折れ線と
する場合には、中心位置を共通にする複数の折れ線とす
ればよい。また、上記説明では、容器Aは段ボール材で
形成するものとして説明したが、通常の紙材で形成する
ようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の容器に
よれば、凹部に食品等を収納し、コップ保持部にコップ
を保持して使用することができる。特に、スリーブ状に
形成された部材における1つの部材にコップ保持部が設
けられるので、コップは底面を構成する板状部材に載置
され、コップを確実に保持することができ、コップを保
持させた状態で容器を膝の上等に載置することができ
る。また、請求項2に記載の容器によれば、孔部に指、
特に親指を入れることにより片手で保持することがで
き、また、指を係止して保持するので容器を落下させる
おそれを少なくすることができる。
【0031】また、請求項3に記載の容器によれば、底
面部と一対の側面部と一対の立設部と一対の水平板部と
によって凹部が形成されるので、この凹部に食品等を収
納することができ、また、上面部にはコップ保持部が設
けられているので、このコップ保持部にコップを保持し
て使用することができる。特に、スリーブ状に形成され
た部材における1つの部材にコップ保持部が設けられる
ので、コップは底面を構成する板状部材に載置され、コ
ップを確実に保持することができ、コップを保持させた
状態で容器を膝の上等に載置することができる。
【0032】また、請求項4に記載の容器によれば、コ
ップ保持部が周状の折れ線と切込みとを有するので、こ
の折れ線を折曲げ形成することによって形成される開口
部分にコップを収納することができる。また、請求項5
及び請求項6に記載の容器によれば、保持したコップを
しっかり保持することができる。また、請求項7に記載
の容器によれば、孔部に指、特に親指を入れることによ
り片手で保持することができ、また、指を係止して保持
するので容器を落下させるおそれを少なくすることがで
きる。
【0033】また、請求項8に記載の容器によれば、凹
部を箸置き部として使用することができる。また、請求
項9に記載の容器によれば、1枚の板材を打抜き形成し
て形成できるので、コストを低減することができ、ま
た、特に、上記立設部と水平板部とが上記上面部間の板
材を利用して形成されるので、効率的な板材の利用を図
ることができる。また、請求項10に記載の容器によれ
ば、容器が段ボール材等の紙材で形成されているので、
容器を容易に廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく容器Aを示す斜視図で
あり、(a)は斜め上方から視認した斜視図であり、
(b)は斜め下方から視認した斜視図である。
【図2】本発明の実施例に基づく容器Aを後方の斜め下
方から視認した斜視図である。
【図3】掛止片が嵌装された状態を示す一部断面図であ
る。
【図4】容器Aの展開状態を示す展開図である。
【図5】容器Aの使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 容器 K1、K2、K3 切込み 5 凹部 10、12 上面部 14、16 立設部 14a、16a 掛止片 18、20 水平板部 30、50 側面部 32、34 突出片 36、37 切込み 40 底面部 42、43 孔部 45 糊代部 60 コップ保持部 62 開口部 64 切込み 66a、66b、66c 折れ線 70 箸置き部 72 切込み 90 コップ 95 箸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折れ線を介して連設された複数の板状部
    材をスリーブ状に形成し、上記複数の板状部材のうちの
    1つの板状部材に、凹部とコップ保持部とを設けたこと
    を特徴とする紙製容器。
  2. 【請求項2】 複数の板状部材のうち、底面に位置する
    板状部材に孔部が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 略四角形状を呈する底面部と、 上記底面部の相対する辺部から連設され、略四角形状を
    呈する一対の側面部と、 上記一対の側面部の左右両側から連設された一対の上面
    部で、該一対の上面部の少なくともいずれか1つにコッ
    プ保持部が設けられた一対の上面部と、 該一対の上面部の各上面部における他の上面部側の辺部
    からからそれぞれ折れ線を介して連設された立設部と、 該立設部から折れ線を介して連設され、上記底面部に接
    する水平板部と、を有することを特徴とする容器。
  4. 【請求項4】 上記コップ保持部が、周状の折れ線と切
    込みとを有し、該折れ線を折曲げ形成することによって
    形成される開口部分にコップを収納可能であることを特
    徴とする請求項1又は3に記載の容器。
  5. 【請求項5】 コップ保持部において、中心位置を共通
    にする複数の折れ線が形成されていることを特徴とする
    請求項4に記載の容器。
  6. 【請求項6】 上記コップ保持部が、同心円状に形成さ
    れた折れ線と、放射線状に形成された切込みとを有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の容器。
  7. 【請求項7】 上記底面部に孔部が設けられていること
    を特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の容器。
  8. 【請求項8】 上記上面部から立設部にかけて、一対の
    切込みが形成され、上記上面部と立設部とで形成される
    角部において、凹部が形成可能であることを特徴とする
    請求項3から7のいずれかに記載の容器。
  9. 【請求項9】 容器が1枚の板材を打抜き形成して形成
    され、上記立設部と水平板部とが上記上面部間の板材を
    利用し、上記上面部と側面部間の折れ線上にある切込み
    線を形成することにより形成されていることを特徴とす
    る請求項3から8のいずれかに記載の容器。
  10. 【請求項10】 容器が段ボール材等の紙材で形成され
    ていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記
    載の容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5549960B1 (ja) * 2013-10-08 2014-07-16 三和紙工株式会社 紙製容器

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