JPH0995326A - トレー形容器 - Google Patents

トレー形容器

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JPH0995326A
JPH0995326A JP7276598A JP27659895A JPH0995326A JP H0995326 A JPH0995326 A JP H0995326A JP 7276598 A JP7276598 A JP 7276598A JP 27659895 A JP27659895 A JP 27659895A JP H0995326 A JPH0995326 A JP H0995326A
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JP
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tray
shaped container
cup
side wall
fold line
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JP7276598A
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English (en)
Inventor
Keizo Sako
恵蔵 佐光
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Crown Package Co Ltd
Original Assignee
Crown Package Co Ltd
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コップを転倒しないように置くことができ、
さらには、安全に持ち運びをすることができるトレー形
容器を提供する。 【解決手段】 トレー形容器Aは、段ボール材で形成さ
れ、底部14と側壁部20、22、24等からなる本体
部10と、上面部32、立設部34と掛止片36等から
なるステージ部30とを有している。上面部32には、
同心円状の折れ線と切込みとを備えたコップ保持部40
が設けられ、コップをこのコップ保持部40にコップの
径に合わせて保持することができる。また、底部14に
は、孔部16が設けられて、親指を入れて持つことによ
り片手でトレー形容器Aを保持可能となっている。さら
に、上面部32と立設部34に設けられた切込みにより
箸置き部50が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に関するもの
であり、特に、食品を収納するトレー形の容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より食品を収納する容器として種々
のものがあり、例えば、いわゆるお盆の形をしたトレー
形の容器が存在する。また、該トレー形の容器に開口部
を設けたものも存在する。この開口部は、紙コップ等を
収納するためのものであり、例えば、スポーツ観戦時等
にジュース等の飲料水を購入した場合に、該紙コップを
この開口部に収納して持ち運びできるようにしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のト
レー形の容器においては、液体の入ったコップを倒れな
いように載置することができない。つまり、上記の単な
るトレー形の容器の場合、該トレーの上にコップを置く
ことはできるが、該コップは単に載置されているのみで
固定されていないので、コップが滑って転倒するおそれ
がある。また、トレー形容器に開口部が設けられている
場合には、持ち運びに際しては該開口部にコップを収納
すればよいが、トレー形容器をどこかに置こうとした場
合には、コップはもはや該開口部に収納しておくことは
できず、別の場所に倒れないように置かなければならな
い。
【0004】特に、スポーツ観戦時においては、トレー
は膝の上に置くのが通常であるが、上記の単なるトレー
形の容器の場合には、膝の上においたトレーの上にコッ
プを置くことになり、非常に不安定である。また、開口
部が設けられたトレーにおいても、コップを開口部から
取り出してトレー形容器の上に置く等の工夫が必要にな
る。また、従来のトレー形容器においては、持ち運びに
際しては、容器の縁を手に持つ等するが、片手で持ち運
びしたい場合には、片手で該容器の縁を持って運ぶこと
になり、容器が手から滑り落ちる可能性があった。そこ
で、本発明は、トレー形の容器であって、コップを転倒
しないように置くことができ、さらには、安全に持ち運
びをすることができるトレー形容器を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、底部
と該底部から連設された側壁部とを有するトレー形容器
であって、上記底部の上方に上面部を有し、該上面部に
コップ保持部が設けられていることを特徴とする。この
第1の構成のトレー形容器においては、底部と該底部か
ら連設された側壁部とを有し、該底部の上方にコップ保
持部を備えた上面部を有するので、該コップ保持部にコ
ップを保持して使用する。すると、コップの底は底部に
載置されるので、コップを確実に保持するとともに、コ
ップを保持させた状態でトレー形容器を膝の上等に載置
することができる。
【0006】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記コップ保持部が、周状の折れ線と切込みとを有
し、該折れ線を折曲げ形成することによって形成される
開口部分にコップを収納可能であることを特徴とする。
すなわち、この第2の構成のトレー形容器においては、
コップ保持部が周状の折れ線と切込みとを有するので、
この該折れ線を折曲げ形成することによって形成される
開口部分にコップを収納する。また、第3には、上記第
2の構成において、コップ保持部において、中心位置を
共通にする複数の折れ線が形成されていることを特徴と
する。この第3の構成のトレー形容器においては、保持
するコップの径に合わせた折れ線で折曲げ形成してコッ
プを保持する。よって、保持したコップをしっかりと固
定することができる。また、第4には、上記第1から第
3のいずれかの構成において、上記底部に孔部が設けら
れていることを特徴とする。よって、この孔部に指、特
に親指を入れることにより片手で保持することができ、
また、指を係止して保持するのでトレー形容器を落下さ
せるおそれを少なくすることができる。
【0007】また、第5には、本体部とステージ部とを
有するトレー形容器であって、上記本体部が、略方形状
を呈する底部であって、孔部が設けられた底部と、該底
部の各辺から折れ線を介して連設される側壁部とを有
し、上記ステージ部が、上記側壁部の1つから折れ線を
介して連設される略方形状の上面部であって、組立て時
に該底部の上方に位置し、コップ保持部を有する上面部
と、該上面部の側壁部が連設される辺と対称位置の辺か
ら折れ線を介して連設される立設部であって、組立て時
に立設部の端部が上記底部に接する立設部と、該立設部
から折れ線を介して連設される掛止片であって、その端
部が上記側壁部に設けられた切込みに嵌装される掛止片
と、を有することを特徴とする。この第5の構成のトレ
ー形容器においては、上面部に設けられるコップ保持部
にコップを保持させて使用する。すると、コップの底は
底部に載置されるので、コップを確実に保持するととも
に、コップを保持させた状態でトレー形容器を膝の上等
に載置することができる。また、底部に孔部が設けられ
ているので、この孔部に指を係止してトレー形容器を片
手で保持することができ、指を係止して保持するのでト
レー形容器を落下させるおそれを少なくすることができ
る。また、ステージ部においては、掛止片が側壁部に設
けられた切込みに嵌装されるので、ステージ部をしっか
りと固定することができる。
【0008】また、第6には、上記第5の構成におい
て、上記コップ保持部が、周状の折れ線と切込みとを有
し、該折れ線を折曲げ形成することによって形成される
開口部分にコップを収納可能であることを特徴とする。
この第6の構成のトレー形容器においては、コップ保持
部が周状の折れ線と切込みとを有するので、この該折れ
線を折曲げ形成することによって形成される開口部分に
コップを収納することができる。また、第7には、上記
第6の構成において、上記コップ保持部が、同心円状に
形成された折れ線と、放射状に形成された切込みとを有
することを特徴とする。この第7の構成のトレー形容器
においては、保持するコップの径に合わせた折れ線で折
曲げ形成してコップを保持する。よって、保持したコッ
プをしっかりと固定することができる。
【0009】また、第8には、上記第5から第7のいず
れかの構成において、上記上面部から立設部にかけて、
一対の切込みが形成され、上記上面部と立設部とで形成
される角部において、凹部が形成可能であることを特徴
とする。この第8の構成のトレー形容器においては、上
面部と立設部とで形成される角部において、凹部が形成
可能であるので、この凹部を箸置き部として使用するこ
とができる。また、第9には、上記第5から第8のいず
れかの構成において、上記上面部における側壁部と立設
片が連設されていない一対の辺から折れ線を介して連設
される補強片部であって、組立て時にその端部が底部に
接触する補強片部が設けられていることを特徴とする。
この第9の構成のトレー形容器においては、この補強片
部によってステージ部の強度を増すことができる。ま
た、第10には、上記第1から第9のいずれかの構成に
おいて、トレー形容器が、段ボール材を含む紙材で形成
されることを特徴とする。よって、トレー形容器を容易
に廃棄することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づくトレー形
容器Aは、図1(a)、(b)に示されるように、本体
部10と、ステージ部30とを有している。このトレー
形容器Aは段ボール材で形成されている。ここで、上記
本体部10は、全体にトレー状を呈し、底部14と、該
底部14から立設した側壁部20、22、24等を有し
ている。ここで、底部14には、図1(b)に示すよう
に、孔部16が設けられている。
【0011】また、上記ステージ部30は、全体にステ
ージ状を呈し、上記底部14の上方で上記側壁部20、
22、24等の上端と同じ高さに位置した上面部32
と、該上面部32の端部からほぼ垂直に立設された立設
部34と、該立設部34の下端から延設された掛止片3
6を有している。また、側壁部24には、切込みを設け
ることによって突出片23が設けられ、この突出片23
の部分に上記掛止片36の端部を挿通することによって
固定されている。側壁部20にも切込みを設けることに
よって同様の突出片が設けられ、この突出片の部分に上
記掛止片36の他方の端部が挿通されている。このステ
ージ部30においては、コップ保持部40が設けられて
いる。このコップ保持部40の詳しい構成については後
述する。さらに、このステージ部30には、該ステージ
部30の角部の一部を欠切した形の凹部としての箸置き
部50が設けられている。
【0012】上記構成のトレー形容器Aの展開状態につ
いて、図2を使用して説明する。この図2において、一
点鎖線は谷折り線を二点鎖線は山折り線を示すものとす
る。トレー形容器Aの展開状態は、図2に示すように構
成され、本体部10においては、長方形状の底部14の
4辺から折れ線を介して側壁部20、22、24、26
が連設されている。ここで、底部14の左下部には孔部
16が設けられている。また、該側壁部20、22、2
4、26は、略台形状を呈している。上記側壁部20に
は、底部14との境界付近に略コ字状の切込み20cが
形成され、また、側壁部24においても、底部14との
境界付近に略コ字状の切込み24cが形成されている。
また、側壁部20の左右には折れ線を介して糊代部20
a、20bが連設されるとともに、側壁部24の左右に
も折れ線を介して糊代部24a、24bが連設されてい
る。また、側壁部22と糊代部20b間には、切込み2
2aが、側壁部22と糊代部24b間には、切込み22
bが、また、側壁部26と糊代部20a間には、切込み
26aが、側壁部26と糊代部24a間には、切込み2
6bが、それぞれ設けられている。
【0013】さらに、側壁部26からは折れ線を介して
上面部32が連設されている。この上面部32は長方形
状を呈し、組立て時の側壁部26の上端側の幅と同幅を
有している。この上面部32には、コップ保持部40が
設けられている。このコップ保持部40は、円形の開口
部42と、この開口部42から放射状に伸びた切込み4
4と、円形の折れ線46a〜46cとを有している。こ
の折れ線46a〜46cは開口部42と同心円となって
いる。このコップ保持部40においては、所定の折れ線
で折り曲げて開口部分を形成し、その形成された開口部
分にコップを収納する。
【0014】また、上記上面部32からは折れ線を介し
て立設部34が連設されている。この立設部34は略台
形状を呈し、側壁部26と対称形となっている。さら
に、該立設部34からは掛止片36が折れ線を介して連
設されている。この掛止片36は帯状を呈し、該掛止片
36のB方向の長さは立設部34の先端のB方向の幅よ
りもやや大きく形成されている。ここで、上面部32と
立設部34の下部には、H方向に一対の切込み52と折
れ線、すなわち、山折り線と一対の谷折り線とが形成さ
れている。
【0015】また、上面部32の上辺からは補強片部3
8aが、下辺からは補強片部38bが連設されている。
この補強片部38a、38bは長方形状の左端を斜めに
欠切し、右端を円弧状に欠切した形状を呈している。こ
こで、上記上面部32、立設部34、掛止片36、補強
片部38a、38bはステージ部30を形成する。
【0016】次に、上記構成のトレー状容器Aの製造過
程について説明する。まず、段ボール材を図2に示す展
開形状に打抜き形成する。つまり、図2に示される外形
形状に打抜き形成するとともに、各折れ線と切込みを形
成する。段ボール材の種類としては、Eフルートや段の
高さが0.6mm〜1.0mmのものが望ましい。そし
て、本体部10においては、トレー状に折曲げ形成する
とともに、糊代部20a、20b、24a、24bに接
着剤を塗布する等して隣接する側壁部に接着し、本体部
10を組み立てる。
【0017】次に、ステージ部30を形成する上面部3
2、立設部34、掛止片36、補強片部38a、38b
においても、所定の折れ線で折曲げ形成を行った後、上
面部32が底部14の上方に位置するように側壁部26
との間の折れ線を折り曲げ、掛止片36の両端を切込み
20c、24cに嵌装する。掛止片36の両端が嵌装さ
れた状態は、切込み20c、24cによって形成される
突出片が外部に若干突出するようになる。例えば、側壁
部24においては、図3に示すようになり、掛止片36
が嵌装されて突出片23が外部に斜めに突出する。この
ように掛止片36の端部を切込みに嵌装するのみでステ
ージ部30が形成されるので、組立てが非常に容易であ
る。また、補強片部38a、38bは底部14に接触す
ることになる。この補強片部38a、38bによって、
ステージ部30の強度を増すことができる。また、箸を
置く場合には、切込み52の部分を折り曲げて凹部にし
て箸置き部50を形成する。以上のようにしてステージ
部30が形成されて、トレー形容器Aが形成される。
【0018】次に、上記構成に基づくトレー状容器Aの
使用状態について説明する。上記構成のトレー状容器A
においては、凹部12に食品を収納する。また、図4に
示すように、コップ保持部40にコップ60を保持させ
て使用する。つまり、所定の折れ線において折曲げ形成
して開口部分を形成し、この開口部分にコップ60を保
持させる。また、箸置き部50に箸65を置いて使用す
る。
【0019】ここで、コップ60はコップ保持部40に
保持されるので転倒するおそれがない。また、トレー形
容器Aの底部14は平面状に形成されているので、コッ
プ60を保持しながらもトレー形容器Aを容易にテーブ
ル等に載置することができる。また、上記コップ保持部
40は同心円状の折れ線を有しているので、コップ60
の径に合わせて折れ線を選択することにより、コップ6
0をしっかり保持することができ、保持したコップ60
がぐらつくことがない。また、上記トレー形容器Aに
は、箸置き部50が設けられているので、箸65を固定
することができ、箸65を落下するおそれが少なくな
る。
【0020】また、持ち運びに当たっては、孔部16に
指、特に、親指を入れることにより、トレー形容器Aを
片手で簡単に支持することができるとともに、容器を確
実に支持できるので、滑って容器を落とすようなおそれ
がない。また、持ち運びの場合でも、コップ60は確実
に保持されているので、コップ60内のジュース等を零
すことがない。また箸65も箸置き部50に保持されて
いるので、落下のおそれが少ない。
【0021】よって、例えば、スポーツ観戦時等に、店
頭で食べ物や飲み物を購入した場合には、食べ物をトレ
ー形容器Aの凹部12に入れるとともに、コップ60を
コップ保持部40に保持する。そして、箸65がある場
合には、箸置き部50に箸65を置く。この場合、箸置
き部65が形成されていない場合には、切込み52が形
成されている部分を押して箸置き部65を形成する。そ
して、持ち運びに際しては、左手の親指を孔部16に入
れてトレー形容器Aを支持するようにすれば、片手で支
持することができ、右手で他の物を持つことが可能とな
る。また、観戦時には、トレー形容器Aを膝の上に載せ
ておけばよい。
【0022】なお、店頭等においてこのトレー形容器A
を保管する場合には、本体部10のみを組み立てて、ス
テージ部30については、その場で組み立てるようにし
て平板状にしておけば、本体部10の部分で積み重ねる
ことによりトレー形容器Aを積み重ねて保管することが
できる。
【0023】なお、上記の説明においては、底部14に
孔部16を設けるものとして説明したが、右手でも支持
しやすいように孔部17(図2参照)をさらに設けるよ
うにしてもよい。また、箸置き部を形成するための切込
み52は上面部32や立設部34の下部のみならず、上
部にも設けるようにしてもよい。また、ステージ部30
を構成する上面部32等は側壁部26から連設されてい
るが、側壁部20や側壁部24から連設されるようにし
てもよい。
【0024】また、上面部32に設けられるコップ保持
部40は、放射状の切込み44と同心円状に形成された
折れ線46a〜46cを有するものとして説明したが、
これには限られず、折れ線は周状であれば他の形状でも
よく、例えば方形状であってもよい。方形状の折れ線と
する場合には、中心位置を共通にする複数の折れ線とす
ればよい。また、上面部32から連設される補強片部3
8a、38bは必ずしも必要なく、この補強片部38
a、38bがなくてもステージ部30を構成することは
可能である。また、上記説明では、トレー形容器Aは段
ボール材で形成するものとして説明したが、通常の紙材
で形成するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載のトレー
形容器によれば、コップを確実に保持するとともに、コ
ップを保持させた状態でトレー形容器を膝の上等に載置
することができる。
【0026】また、特に請求項2に記載のトレー形容器
のよれば、コップ保持部が周状の折れ線と切込みとを有
するので、この該折れ線を折曲げ形成することによって
形成される開口部分にコップを収納することができる。
特に請求項3に記載のトレー形容器によれば、保持する
コップの径に合わせた折れ線で折曲げ形成してコップを
保持することにより、保持したコップをしっかりと固定
することができる。また、特に、請求項4に記載のトレ
ー形容器によれば、孔部に指、特に親指を入れることに
より片手で保持することができ、また、指を係止して保
持するのでトレー形容器を落下させるおそれを少なくす
ることができる。
【0027】また、請求項5に記載のトレー形容器によ
れば、コップを確実に保持するとともに、コップを保持
させた状態でトレー形容器を膝の上等に載置することが
できる。また、底部に孔部が設けられているので、この
孔部に指を係止してトレー形容器を片手で保持すること
ができ、指を係止して保持するのでトレー形容器を落下
させるおそれを少なくすることができる。また、ステー
ジ部においては、掛止片が側壁部に設けられた切込みに
嵌装されるので、ステージ部をしっかりと固定すること
ができる。
【0028】また、特に、請求項6に記載のトレー形容
器によれば、コップ保持部が周状の折れ線と切込みとを
有するので、この該折れ線を折曲げ形成することによっ
て形成される開口部分にコップを収納することができ
る。また、特に、請求項7に記載のトレー形容器によれ
ば、保持するコップの径に合わせた折れ線で折曲げ形成
してコップを保持することにより、保持したコップをし
っかりと固定することができる。
【0029】また、特に、請求項8に記載のトレー形容
器によれば、上面部と立設部とで形成される角部におい
て、凹部が形成可能であるので、この凹部を箸置き部と
して使用することができる。また、特に、請求項9に記
載のトレー形容器によれば、補強片部によってステージ
部の強度を増すことができる。また、特に、請求項10
に記載のトレー形容器によれば、トレー形容器を容易に
廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づくトレー形容器Aの構成
を示す図であり、(a)は上方から視認した斜視図であ
り、(b)は下方から視認した斜視図である。
【図2】トレー形容器Aの展開図である。
【図3】掛止部が嵌装された状態を示す一部断面図であ
る。
【図4】トレー形容器Aの使用状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A トレー形容器 10 本体部 12 凹部 14 底部 16、17、18、19 孔部 20、22、24、26 側壁部 20a、20b、24a、24b 糊代部 20c、24c 切込み 30 ステージ部 32 上面部 34 立設部 36 掛止片 38a、38b 補強片部 40 コップ保持部 42 開口部 44 切込み 46a、46b、46c 折れ線 50 箸置き部 52 切込み 60 コップ 65 箸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と該底部から連設された側壁部とを
    有するトレー形容器であって、 上記底部の上方に上面部を有し、該上面部にコップ保持
    部が設けられていることを特徴とするトレー形容器。
  2. 【請求項2】 上記コップ保持部が、周状の折れ線と切
    込みとを有し、該折れ線を折曲げ形成することによって
    形成される開口部分にコップを収納可能であることを特
    徴とする請求項1に記載のトレー形容器。
  3. 【請求項3】 コップ保持部において、中心位置を共通
    にする複数の折れ線が形成されていることを特徴とする
    請求項2に記載のトレー形容器。
  4. 【請求項4】 上記底部に孔部が設けられていることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のトレー形
    容器。
  5. 【請求項5】 本体部とステージ部とを有するトレー形
    容器であって、 上記本体部が、 略方形状を呈する底部であって、孔部が設けられた底部
    と、 該底部の各辺から折れ線を介して連設される側壁部とを
    有し、 上記ステージ部が、 上記側壁部の1つから折れ線を介して連設される略方形
    状の上面部であって、組立て時に該底部の上方に位置
    し、コップ保持部を有する上面部と、 該上面部の側壁部が連設される辺と対称位置の辺から折
    れ線を介して連設される立設部であって、組立て時に立
    設部の端部が上記底部に接する立設部と、 該立設部から折れ線を介して連設される掛止片であっ
    て、その端部が上記側壁部に設けられた切込みに嵌装さ
    れる掛止片と、を有することを特徴とするトレー形容
    器。
  6. 【請求項6】 上記コップ保持部が、周状の折れ線と切
    込みとを有し、該折れ線を折曲げ形成することによって
    形成される開口部分にコップを収納可能であることを特
    徴とする請求項5に記載のトレー形容器。
  7. 【請求項7】 上記コップ保持部が、同心円状に形成さ
    れた折れ線と、放射状に形成された切込みとを有するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のトレー形容器。
  8. 【請求項8】 上記上面部から立設部にかけて、一対の
    切込みが形成され、上記上面部と立設部とで形成される
    角部において、凹部が形成可能であることを特徴とする
    請求項5から7のいずれかに記載のトレー形容器。
  9. 【請求項9】 上記上面部における側壁部と立設片が連
    設されていない一対の辺から折れ線を介して連設される
    補強片部であって、組立て時にその端部が底部に接触す
    る補強片部が設けられていることを特徴とする請求項5
    から8のいずれかに記載のトレー形容器。
  10. 【請求項10】 トレー形容器が、段ボール材を含む紙
    材で形成されていることを特徴とする請求項1から9の
    いずれかに記載のトレー形容器。
JP7276598A 1995-09-28 1995-09-28 トレー形容器 Pending JPH0995326A (ja)

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JP7276598A JPH0995326A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 トレー形容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009023912A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-26 Aden Hines A blank
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