JPH09226428A - 電気接触可能な機能マット特にセンサマットあるいは加熱マット - Google Patents

電気接触可能な機能マット特にセンサマットあるいは加熱マット

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JPH09226428A
JPH09226428A JP9021003A JP2100397A JPH09226428A JP H09226428 A JPH09226428 A JP H09226428A JP 9021003 A JP9021003 A JP 9021003A JP 2100397 A JP2100397 A JP 2100397A JP H09226428 A JPH09226428 A JP H09226428A
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Frank Rauscher
ラウシヤー フランク
Michael Boehmer
ベーマー ミヒヤエル
Peter Buck
ブツク ペーター
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Daimler Benz AG
Keiper Recaro GmbH and Co
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Daimler Benz AG
Keiper Recaro GmbH and Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は走行車座席の座席クッションに組み
込むための電気接触可能な機能マット特にセンサマット
あるいは加熱マットに関する。 【解決手段】 機能マットが座席クッション・構造物の
一体構成部品であることを提案する。その機能マットは
座席クッション・構造物の製造の際にそれと一体にされ
る。特に着席検出用のフィルム形圧力センサを座席クッ
ション・発泡成形品の中に発泡成形することを提案す
る。機能マットは、一回の作業工程で座席クッション構
造物ないし座席クッション・発泡成形品と一緒に走行車
座席にぴったり合わせて組み込める。これによってセン
サマットは常に精確に位置決めされ固定され、このこと
は特にチャイルドシート検出機能付きの着席検出用のセ
ンサマットにおいて価値がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲請
求項１の上位概念部分に記載の電気接触可能な機能マッ
ト特にセンサマットあるいは加熱マットに関する。更に
本発明はそれに適した一体化された機能マットを備えた
座席クッション・成形品の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】冒頭に述べた形式の機能マットは加熱マ
ットの場合に例えばドイツ特許第３７０３９３９Ａ１号
明細書で公知の平面的加熱要素によって形成されてい
る。加熱要素の加熱導体の平面的担体は合成樹脂線ある
いは合成樹脂糸から成る目の粗い格子網細工によって形
成されている。加熱マットは走行車座席に組み込むため
に自動車座席・雌型の中に直接同様に挿入されている座
席被布材上に挿入され、成形中空室が発泡樹脂で発泡成
形される。発泡成形中に加熱マットを位置固定するため
に、成形型に挿入する際に座席被布材に有効に作用する
点状の接着薄片が使用されている。従ってこの種の位置
固定方式はそのような座席被布材が成形型の中に挿入さ
れる製造方法にしか利用できない。
【０００３】ドイツ特許第４０２９６８３Ａ１号明細書
において、座席表面の範囲において座席本体に発泡成形
された横力感知ケーブルによって形成されている着席セ
ンサが知られている。この明細書ではそのケーブルがど
のように発泡成形されるのかは知られていない。その横
力感知ケーブルは平らに形成された本発明に関する機能
マットでもない。
【０００４】平らに形成されたセンサマットは例えばド
イツ特許第４２３７０７２Ｃ２号明細書で知られている
着席検出用のフィルム形圧力センサによって形成されて
いる。かかるフィルム形圧力センサは自動車の助手席な
いし前部座席が乗員によって占められているか否かを重
量荷重による抵抗変化を介して認識する。そのために電
子回路がセンサマットの電気状態を数秒内に数回質問す
る。その着席状態の質問は、その座席が着席されている
ときしかエアバッグが点火されないように電子回路を接
続するために使用する。そのようにして未着席座席にお
けるエアバッグの点火を避けようとしている。
【０００５】着席の検出は、エアバッグのトリップ電子
回路を相応して制御するために、チャイルドシートが走
行車座席に取り付けられているか否かおよびそれがどの
方向に向けて取り付けられているかを認識する自動チャ
イルド検出装置によって補完される。自動チャイルドシ
ート検出は場所的な重量を精確に評価することにより行
っているので、ここではセンサマットを走行車座席の内
部に精確に位置決めすることが重要である。
【０００６】公知のフィルム形圧力センサは合成樹脂フ
ィルムから成る約０．５ｍｍの厚さの硬い積層体から成
っている。最も単純な形態において二つの合成樹脂層が
重ね合わせされ、内側の層に半導体材料が被覆され、外
側層に櫛状に入り組んだ二つの電極が被覆されている。
座席クッションに組み込むべきセンサマットが座席クッ
ションに座る乗員によって感知されることを避けるため
に、相応した貼着処置が施されねばならない。そのため
に現今では高価なクッション構造物が必要である。その
場合、センサマットを座席表面における規定位置に保持
するために、部分的に貼着されねばならない多層の発泡
成形体・フリース（繊維層）の貼着処置が採用されてい
る。これは高価な組立費および材料調製費を必要とす
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、機能
マットをそれが走行車座席の座席クッション特に座席ク
ッション・成形品の中に精確な位置に簡単に組み込める
ように形成することにある。更に本発明の目的は、それ
に適した一体化された機能マットを備えた座席クッショ
ン・成形品の製造方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば第１の目
的は、特許請求の範囲請求項１の特徴部分に記載の手段
によって達成される。その従属請求項には本発明の有利
な実施態様が記載されている。他の請求項にはそれに適
した一体化された機能マットを備えた座席クッション・
成形品の製造方法が記載されている。
【０００９】本発明に基づいて座席クッション・成形品
を製造する際に精確に位置決めして一体化され特に発泡
成形によって一体化された機能マットは、一回の作業工
程で座席クッション・発泡成形品と一緒に走行車座席に
ぴったり合わせて組み込める。これによって機能マット
は非常に精確に位置決めされ固定され、このことは特に
着席検出およびチャイルドシート検出用のセンサマット
において価値がある。重量が重い接着・位置決め層が省
かれ、これは走行車の軽量化に貢献する。一体化された
機能マットは既に十分な座り快適性を有しているので、
多層クッション構造物への貼着処置も省かれる。全体と
して材料費および組立費が削減される。更に機能マット
が故障した際、クッション・構造物の交換特に一体化さ
れた機能マットを備えた座席クッション・発泡成形品の
交換は非常に簡単にでき、素人でも実施できる。
【００１０】本発明の一層の詳細および有利な形態は他
の従属請求項から以下の説明に関連して理解できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図に示した実施例を参照して
本発明を詳細に説明する。
【００１２】従来においては図３から理解できるよう
に、機能マットこの場合には着席検出用のフィルム形圧
力センサ１０は座席クッション下部１１の中に挿入さ
れ、そこで位置決め接着剤１２によって固定され、例え
ば切出し発泡成形品、型物発泡成形品あるいは半毛材か
ら成る覆い１３で覆われている。座席クッション下部１
１は発泡樹脂繊維部品、ゴム繊維部品あるいはサーモボ
ンド部品(Thermobondteil)によって形成される。
【００１３】図１から明らかなように、本発明に基づく
機能マットこの場合には着席検出用のフィルム形圧力セ
ンサ１は座席クッション・成形品２の中に不動に発泡成
形されている。座席クッション・成形品２の下側面に接
続プラグ４付きの接続ケーブル３が繰り出されている。
座席クッション下側面から接近できる収容ポケット９′
も設けられ、この中に接続ケーブル３が接続プラグ４と
共に搬送目的で沈み込まされる。
【００１４】図２には、座席クッション・構造部品に一
体化された機能マットを製造する方法が、座席クッショ
ン・発泡成形品の中にフィルム形圧力センサ１を発泡成
形する例として示されている。フィルム形圧力センサ１
はその感圧側を下向きにして下型５と上型５′とから成
る発泡成形型の下型５の中に挿入される。その下型５は
発泡成形品上側面を形成し、即ち将来の座面側の面を形
成する。その場合センサマット１の精確な位置固定を保
証するために、センサマット１にある位置決め孔６に下
型５にある位置決めピン７がはめ込まれる。接続プラグ
４付きの接続ケーブル３が下型５の中および上型５′と
の分割面にあるスリット８に挿入され、そして外に導き
出される。接続ケーブル３を成形型カバーを形成し将来
の発泡成形品下側面を形成する上型５′によって案内す
ることもできるが、これは成形型カバー５′の閉鎖を難
しくする。
【００１５】更に下型５に埋め棒（Schwert)９が挿入さ
れている。この埋め棒９は座席クッション・形成品２の
下側面から接近できる中央を延びる収容ポケットを発生
する。その代わりに図１には横に延びる収容ポケット
９′が示され、これも同様にその個所を横に延びる埋め
棒によって発生される。収容ポケットの中に接続ケーブ
ル３および接続プラグ４が保護して保管される。
【００１６】例えばロボット混合ヘッドによって発泡剤
を注入した後、成形型カバー５′が閉じられ、規定の持
続時間だけそのままにされる。その持続時間の経過後に
成形型カバー５′が開かれ、成形品２が発泡成形済みの
センサマット１と一緒に発泡成形型５から取り出され
る。埋め棒９の挿入によって形成された収容ポケット
は、発泡成形品２をつきこねる間（機械的な衝撃中）に
おいて接続ケーブル３および接続プラグ４を保護して保
管することを可能にする。このつきこねは発泡成形品２
の製造過程の一工程であり、発泡成形品２に弾性特性を
与えるために泡の中に存在する気泡を破壊するために使
用する。収容ポケットの中に接続ケーブル３および接続
プラグ４を保管することによって、接続プラグ４あるい
は発泡成形品２の表面の損傷が避けられる。この保管は
発泡成形済みのセンサマットを発送する際にも有利であ
り、搬送による損傷を防止する。
【００１７】上述の製造方法は成形型によって座席パッ
ドあるいはクッション構造物を製造するための別の方法
にも簡単に移転でき、例えばこのようにしてセンサマッ
トあるいは加熱マットをゴム繊維クッション構造物ある
いはサーモボンド・クッション構造物にその製造の際に
焼き込むこともできる。
【００１８】全般的な本発明の思想は、所定の方法で製
造された任意のマット様式のクッション構造物に機能マ
ットが一体化されることにあり、その場合これは追加的
に採用されず、クッション構造物の製造方法に関して一
体化される。発泡成形あるいは焼き込みのほかに他の埋
設方式も考えられ、例えばフェルト材あるいは織物材へ
の埋設が考えられる。
【００１９】一体化された機能マットを備えたクッショ
ン構造物が、それが走行車座席にぴったり合わせて組み
込まれ、その組み込みによって機能マットが精確に位置
決めされるように形成されていることが有利である。こ
れは、クッション構造物がその製造の際にそれが組み込
まれる走行車座席に合わせた外形寸法に裁断されること
によって行われる。
【００２０】フィルム形圧力センサの形をしたセンサマ
ットを例として説明した本発明は他の形式のセンサマッ
トあるいは加熱マットにも簡単に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に基づいて座席クッション・発泡成形品
に発泡成形された機能マット（フィルム形圧力センサ）
の斜視図。
【図２】座席クッション・発泡成形品に機能マット（フ
ィルム形圧力センサ）の発泡成形するために利用する発
泡成形型の斜視図。
【図３】従来における座席クッション・発泡成形品への
機能マット（フィルム形圧力センサ）の組み込み構造の
分解斜視図。
【符号の説明】
１ 機能マット（フィルム形圧力センサ） ２ 座席クッション・成形品 ３ 接続ケーブル ４ 接続プラグ ５ 成形型 ６ 位置決め孔 ７ 位置決めピン ８ スリット ９ 収容ポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597015874 カイパー レカロ ゲゼルシヤフトミツト ベシユレンクテルハフツンクウントコンパ ニー Ｋｅｉｐｅｒ Ｒｅｃａｒｏ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ. ドイツ連邦共和国 42855 レムシヤイト ビユツヒエルシユトラーセ 54−58 (72)発明者 フランク ラウシヤー ドイツ連邦共和国 72141 ヴアルトドル フ−ヘスラツハ シエーンブツフシユトラ ーセ ２ (72)発明者 ミヒヤエル ベーマー ドイツ連邦共和国 67722 ヴインヴアイ ラー ノイガツセ 33 (72)発明者 ペーター ブツク ドイツ連邦共和国 67817 イムスバツハ ギーナウトシユトラーセ 17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 走行車座席の座席クッションに組み込む
    ための電気接触可能な機能マットであって、この機能マ
    ットが平面的に形成され、機能マットの周りを包囲する
    座席クッション・成形品の一体構造部品であるような電
    気接触可能な機能マット特にセンサマットあるいは加熱
    マットにおいて、 機能マット（１）が、座席クッション・成形品（２）を
    製造するための成形型（５、５′）の内部にある位置決
    めピン（７）と共働するために形成された位置決め孔
    （６）を有していることを特徴とする電気接触可能な機
    能マット特にセンサマットあるいは加熱マット。
  2. 【請求項２】 座席クッション・成形品（２）が走行車
    座席にぴったり合わせて組み込めることを特徴とする請
    求項１記載の電気接触可能な機能マット。
  3. 【請求項３】 座席クッション・成形品（２）が座席ク
    ッション・発泡成形品であることを特徴とする請求項２
    記載の電気接触可能な機能マット。
  4. 【請求項４】 座席クッション・成形品（２）が、機能
    マット（１）の接続ケーブル（３）および接続プラグ
    （４）が挿入され保護して沈み込まされる収容ポケット
    （９′）を有していることを特徴とする請求項３記載の
    電気接触可能な機能マット。
  5. 【請求項５】 機能マットが、着席検出用のフィルム形
    圧力センサ（１）として形成されているセンサマットで
    あることを特徴とする請求項１記載の電気接触可能な機
    能マット。
  6. 【請求項６】 機能マットが、走行車座席の座面を加熱
    するために敷かれている加熱マットであることを特徴と
    する請求項１記載の電気接触可能な機能マット。
  7. 【請求項７】 機能マット（１）が座席クッション・成
    形品（２）を成形する成形型（５）の中に挿入され、成
    形型（５、５′）が成形品を製造するための材料特に発
    泡剤で充填される前に、センサマット（１）にある位置
    決め孔（６）に成形型（５、５′）の内部にある位置決
    めピン（７）が差し込まれることを特徴とする請求項１
    ないし６のいずれか１つに記載の一体化された機能マッ
    トを備えた座席クッション・成形品の製造方法。
  8. 【請求項８】 機能マット（１）の接続ケーブル（３）
    が発泡成形型（５、５′）の片側の成形型のスリット
    （８）に挿入され、外に導き出されることを特徴とする
    請求項７記載の一体化された機能マットを備えた座席ク
    ッション・成形品の製造方法。
  9. 【請求項９】 座席クッション・成形品（２）に収容ポ
    ケット（９′）を発生するために、片側の成形型（５）
    に埋め棒（９）が挿入されることを特徴とする請求項８
    記載の一体化された機能マットを備えた座席クッション
    ・成形品の製造方法。
  10. 【請求項１０】 座席クッション・成形品が発泡成形で
    製造された座席クッション・発泡成形品（２）であり、
    つきこね製造工程中に機能マット（１）の接続ケーブル
    （３）および場合によってはそれに取り付けられている
    接続プラグ（４）が収容ポケット（９′）の中に保護し
    て保管されることを特徴とする請求項９記載の一体化さ
    れた機能マットを備えた座席クッション・成形品の製造
    方法。
JP9021003A 1996-01-20 1997-01-20 電気接触可能な機能マット特にセンサマットあるいは加熱マット Pending JPH09226428A (ja)

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DE19601969A DE19601969A1 (de) 1996-01-20 1996-01-20 Elektrisch kontaktierbare Funktionsmatte, insbesondere Sensormatte oder Heizmatte
DE19601969.9 1996-01-20

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JP (1) JPH09226428A (ja)
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