JPH09224907A - 内視鏡の光源コネクタ - Google Patents

内視鏡の光源コネクタ

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JPH09224907A
JPH09224907A JP8065166A JP6516696A JPH09224907A JP H09224907 A JPH09224907 A JP H09224907A JP 8065166 A JP8065166 A JP 8065166A JP 6516696 A JP6516696 A JP 6516696A JP H09224907 A JPH09224907 A JP H09224907A
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light source
screw
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Haruo Akiba
治男 秋庭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライトガイドの入射端側部分が挿通される口
金を鞘部材から光源コネクタの筐体内にまで延在させて
設け、この口金の筐体内への延在部に固定手段で固定す
ることにより、ライトガイド棒の鞘部材にセットビスを
装着することなくライトガイドの入射端面を位置決めし
て固定できるようにする。 【構成】 筐体22から突出する状態に設けた鞘部材3
2に、ライトガイド23を挿通させた口金35を挿入す
るが、この口金35の長さを鞘部材32より長くして、
その余長分を筐体22内に位置させ、この余長部分に止
着部材36を固着して設ける。筐体22内には、電極部
材37が設けられており、この電極部材37に電気絶縁
部材からなるねじ座部37aを固着して設けて、止着部
材36をねじ40で固定する。通気アダプタ41が筐体
22に形成した装着用開口22bに装着されるが、この
通気アダプタ41を装着する前の段階で、装着用開口2
2bからドライバ等の治具を挿入してねじ40を締着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用,工業用と
して用いられる内視鏡において、光源装置に着脱可能に
接続される光源コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用,工業用として用いられる内視鏡
は、一般に、図5に示したように構成される。図中にお
いて、1は体腔等の内部に挿入される概略軟性部材から
なる挿入部であって、この挿入部1には本体操作部2が
連設され、また本体操作部2には、可撓性を有するユニ
バーサルコード3が引き出されている。
【0003】挿入部1は体腔等の観察を行うものであ
り、このために挿入部1の先端には対物レンズ4が設け
られ、この対物レンズ4の結像位置に光学繊維束からな
るイメージガイド5の入射端面5aが配置されている。
また、イメージガイド5の出射端面5bは本体操作部2
に連設した接眼部2aに臨んでいる。なお、電子内視鏡
として構成する場合には、このイメージガイド5に代え
て固体撮像素子が対物レンズ4の結像位置に配置され
る。イメージガイド5を用いた光学式の内視鏡であれ、
固体撮像素子を用いた電子内視鏡であれ、観察を行う体
腔内等は暗所であるから、観察対象部を照明する必要が
ある。このために、ライトガイド6が用いられるが、ラ
イトガイド6は、極細の光学繊維を多数束ねた可撓性を
有するものであり、その一端、即ち出射端面6aは挿入
部1の先端部に設けた照明用レンズ7に臨み、この部位
から挿入部1及び本体操作部2を経てユニバーサルコー
ド3内に引き回される。
【0004】ユニバーサルコード3の端部は光源コネク
タ8となっている。光源コネクタ8は、光源装置9に着
脱可能に接続されるものである。光源装置9には、光源
ランプ10と、集光レンズ11及び光量調整部材12が
設けられており、光源コネクタ8が光源装置9に接続さ
れると、ライトガイド6の入射端面6bが光源ランプ1
0からの照明光路ににおける集光レンズ11の集光位置
に臨んでいる。
【0005】光源コネクタ8を光源装置9に接続した時
に、ライトガイド6は光源装置9のハウジング内にまで
導かれる。このために、光源コネクタ8からは、ライト
ガイド棒13が突出する状態に設けられている。
【0006】ライトガイド棒13は、図6に示した構成
となっている。即ち、ライトガイド棒13は、剛性部材
からなる中空の鞘部材14を有し、この鞘部材14の先
端にはカバーガラス15が装着されている。そして、鞘
部材14の内部には、ライトガイド6の入射端側の部位
が挿通・固定されている。ここで、ライトガイド6は多
数の光学繊維からなることから、端部は接着剤で固める
等により硬性化された上で、口金16に嵌合されて、接
着剤等を用いて固着される。ただし、口金16に挿入さ
れる端部以外は硬性化する必要がなく、またユニバーサ
ルコード3及び挿入部1内では可撓性が必要であるか
ら、端部乃至その近傍以外は各光学繊維は相互に固着さ
れておらず、ゴムチューブを被せる等によって、1本1
本がばらばらにならないように束ねている。また、ライ
トガイド6の入射端6bは、鞘部材14内において、所
定の位置に固定されなければならない。このために、鞘
部材14の周胴部にはねじ孔17が穿設されており、こ
のねじ孔17にセットビス18を螺挿して、このセット
ビス18を口金16に締め付けることにより口金16が
固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医療用の内
視鏡にあっては、1症例毎に洗浄が行われ、しかも徹底
的な洗浄を行うために、ユニバーサルコード3を含めた
内視鏡全体を薬液に浸漬させるようにして洗浄及び消毒
が行われる。従って、内視鏡全体の外面部分、即ち薬液
と直接接触する部分は、極めて高い耐薬品性を備えてい
なければならない。挿入部1,本体操作部2及び光源コ
ネクタ8を含むユニバーサルコード3の外面を構成する
部分は耐薬品性に優れた部材で形成される。ライトガイ
ド棒13は光源コネクタ8の端部から突出しており、し
かもその内部に光学繊維束からなるライトガイド6が設
けられている。また、ライトガイド棒13の先端にはカ
バーガラス15が装着され、その周囲には接着剤等を設
けて、ライトガイド棒13の内部を密閉している。
【0008】ライトガイド棒13の周胴部にはセットビ
ス18を螺挿するためのねじ孔17が形成されているか
ら、このねじ孔17とセットビス18との間をシールす
る必要がある。このシールは、シール材をその間に充填
するか、またはセットビス18とねじ孔17との間に弾
性シール部材を介在させるか等により行われる。このよ
うに、外部に露出する部材にねじ孔17を設けること
は、内部の気密保持にとって不利であるだけでなく、シ
ールの完全性を確保するに、別体のカバーリングを鞘部
材14に被装させて設けなければならない等、光源コネ
クタ8の組立工数が増え、手間がかかる等といった問題
点がある。要するに、洗浄・消毒の観点からは、セット
ビスの装着部等というように、シールを行わなければな
らない箇所はできるだけ少なくする必要がある。
【0009】また、ライトガイド6の光源コネクタ8へ
の組み付けは、光源コネクタ8のケーシングを少なくと
も2分割して、一方のケーシングにはユニバーサルコー
ド3を接続し、他方のケーシングに鞘部材14を連結し
た状態で、この鞘部材14にライトガイド6の口金16
を設けた部位を所定の位置まで挿嵌させて、セットビス
18により口金16を固定した後に、2つのケーシング
を組み合わせることにより行われる。ここで、口金16
の外径と、それが挿入される鞘部材14の孔の内径との
径差が大きすぎると、セットビス18だけでは口金16
を安定的に保持できなくなるから、口金16の外径と鞘
部材14の孔径との径差をできるだけ小さくしなければ
ならない。ライトガイド6における口金16の装着部以
外は可撓性を有するものであり、かつ鞘部材14の全長
はかなりの長さを有し、しかもライトガイド6には、こ
の鞘部材14への挿入を可能にするために、光源コネク
タ8内ではある程度の余長を持たせる必要がある。ライ
トガイド6は、口金16の部分を鞘部材14の端部から
押し込むようにして装着するが、このライトガイド6の
可撓性のある部位が途中で撓んだりして、ライトガイド
6の可撓性のある部位に押し込み力を作用させるのが困
難である。しかも、鞘部材14は不透明な部材からなる
ものであり、手探り状態で装着しなければならないこと
から、ライトガイド6の入射端面6bが鞘部材14にお
ける所定の位置にまで押し込まれたことを確認するのは
困難である。このために、ライトガイド棒13の鞘部材
14内において、ライトガイド6の入射端面6bの位置
にばらつきが生じるおそれもある。また、鞘部材14内
にライトガイド6を押し込んだ後に、2つのケーシング
を組み合わせることになるが、ライトガイド6には余長
があることから、たとえこの余長部分はゴムチューブに
覆われているにしても、このゴムチューブは可撓性のあ
る部材であるから、両ケーシング間に挟み込まれて、断
線する等といった不都合も生じる。
【0010】さらに、口金16をセットビス18で固定
することは、セットビス18の締め付けにより口金16
に局部的に大きな圧迫力が加わることになる。口金16
の厚みが薄いと、セットビス18による圧迫力がライト
ガイド6に及び、このライトガイド6にクラックが生じ
る等といった問題点もある。
【0011】さらにまた、挿入部1から照射される照明
光を広い範囲にわたってできるだけ均等な光量で照明す
るために、挿入部1の先端に設けられる照明窓を2箇所
設ける場合には、図7に示したように、ライトガイド1
9は、2組のライトガイド19R,19Lとする。これ
ら両ライトガイド19R,19Lは、その出射端面19
Ra,19Laはそれぞれ円形となっているが、入射端
面19Rb,19Lbを半円形状として、相互に接合す
ることにより円形にする。このような構成のライトガイ
ド19を用いる場合において、光源装置9における光量
調整部材12を相互に近接・離間する光量調整板12
a,12bで構成されていると、ライトガイド19の入
射端面19Rb,19Lbの回転方向の位置によって
は、両ライトガイド19R,19Lの出射光量のバラン
スが取れなくなる。従って、ライトガイド棒において
は、ライトガイドの入射端面の軸線方向の位置出しを行
わなければならないだけでなく、その回転方向にも正確
に位置決めしなければならない場合もある。しかしなが
ら、従来技術においては、このようなライトガイドの回
転方向の位置決め機構は備えていなかった。
【0012】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、ライトガイド棒の鞘
部材にセットビスを装着することなくライトガイドの入
射端面を位置決めして固定できるようにすることにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、光学繊維束からなるライトガイドの
入射端側の部分を口金に挿通させて、筐体に連結して設
けた中空の鞘部材内に挿入して、所定の位置に位置決め
するために、口金を鞘部材から筐体内にまで延在させて
設け、この口金の筐体内への延在部分を筐体に固定する
固定手段を設ける構成としたことをその特徴とするもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態について説明するに、まず図1及び図2にお
いて、20はユニバーサルコード、21は光源コネクタ
を示す。ユニバーサルコード20は可撓性のあるコード
であって、光源コネクタ21はこのユニバーサルコード
20の端部を連設した合成樹脂等の硬質部材からなる筐
体22を備えている。ユニバーサルコード20内には、
少なくともライトガイド23が挿通されており、このラ
イトガイド23以外にも、電気メス等を挿通させた時
に、それからの漏れ電流を帰還させる漏れ電流帰還路と
なるコード24が挿通され、さらに、例えば吸引経路
や、送気通路及び送水通路(いずれも図示せず)等が挿
通されている。そして、これらの各部材は光源コネクタ
21内に延在されており、この光源コネクタ21からそ
れぞれ個別的に外部に導出される。
【0015】光源コネクタ21を構成する筐体22は、
3つの筐体部25〜27から構成される。ユニバーサル
コード20が連結されているのは第1の筐体部25であ
り、この第1の筐体部25には第2の筐体部26が連結
され、また第2の筐体部26は、第3の筐体部27が嵌
合されている。そして、これら各筐体部25〜27間に
は、シール部材28を介装することにより気密状態に保
持される。第3の筐体部27は周胴部分と端面部分から
なり、この端面部分に透孔27a,27bが形成されて
おり、透孔27aからはライトガイド棒29が突出する
状態に設けられ、また透孔27bにはユニバーサルコー
ド20における送気通路に接続した送気パイプ30が筐
体22の外部に臨んでいる。ライトガイド棒29は、先
端にカバーガラス31を気密状態にして装着した中空の
鞘部材32を有し、内部にライトガイド23が挿入され
る。
【0016】鞘部材32には、図3からも明らかなよう
に、その周胴部における基端側の部位にはフランジ部3
2aが設けられ、また基端部には固定用ナット33が螺
合されるねじ部が形成されている。従って、鞘部材32
は第3の筐体部27の透孔27aに挿通させて、フラン
ジ部32aを当接させ、内側から固定用ナット33を締
め付けることにより固定される。そして、鞘部材32の
外周面におけるねじ部とフランジ部32aとの間の部位
には、シール部材34が介装されており、これにより透
孔27aの周囲の気密が保たれるようになっている。ま
た、送気パイプ30の透孔27bからの導出部にも同様
のシール部材が設けられている。鞘部材32内にライト
ガイド23が挿入されるが、このライトガイド23は直
接鞘部材32内に挿入されるのではなく、金属パイプ等
からなる口金35が嵌合されて、この口金35が鞘部材
32内に挿入される。
【0017】ライトガイド23は、その口金35に挿入
されている部分が、接着剤を用いて光学繊維同士を強固
に固着する等により硬性化されて、全体が1本のガラス
棒のようになっている。そして、口金35内に挿入され
ている硬性化した部分は、接着剤等を用いて口金35に
固着されている。また、ライトガイド23における口金
35から外部に延在された部分は、光学繊維が非固着状
態となって、可撓性を備えており、この部分にはゴムチ
ューブ等の内部に挿通させることによって、ばらばらに
ならないように束ねられている。
【0018】ここで、口金35の軸線方向の長さは、鞘
部材32より長くなっている。この口金35の先端は、
鞘部材32に装着したカバーガラス31に当接する位置
に配置されており、従って口金35における基端側の余
長部分は光源コネクタ21における筐体22内に延在さ
れている。そして、口金35の筐体22内に延在させた
余長部分には、固定手段を構成する止着部材36が装着
されている。この止着部材36は円環状に曲成した板体
からなり、その両端部を真直ぐ平坦に延在させた一対か
らなる延在部36aを形成し、この延在部36aにねじ
挿通孔36bを穿設してなるものであり、止着部材36
は接着剤を用いて口金35に固定されている。
【0019】図4から明らかなように、コード24は円
環状に形成した電極部材37に着脱可能に接続されてお
り、この電極部材37に外部端子部材38がねじ止め等
の手段で着脱可能に連結されている。この電極部材37
は筐体22において、第2の筐体部26と第3の筐体部
27とが重なり合った部分に形成した装着用開口22a
に取り付けられている。そして、この電極部材37に
は、電気絶縁性部材からなるねじ座部37aが固着して
設けられており、このねじ座部37aにはねじ孔39が
形成されている。従って、止着部材36の延在部36a
をこのねじ座部37aに当接させて、ねじ40をこの止
着部材36のねじ挿通孔36bに挿通させて、ねじ座部
37aのねじ孔39に螺挿することによって、内部にラ
イトガイド23を挿通・固着させた口金35が固定され
る。なお、ねじ40の頭部の外径は、止着部材36のね
じ挿通孔36bの直径より大きくするのはいうまでもな
い。ねじ40を螺挿するために、筐体22におけるねじ
40の上部を開放しなければならない。
【0020】ところで、光源コネクタ21内は気密状態
に保持されており、この光源コネクタ21の内部に気密
漏れがあるか否かの検出を行えるようになっている。こ
の気密漏れ検査のために、通気アダプタ41が装着され
ている。通気アダプタ41は、バルブ構造となってお
り、空気配管(図示せず)がこの通気アダプタ41に接
続されると、この空気配管が筐体22の内部と連通する
構成となっている。従って、水中で、空気配管を介して
加圧空気を光源コネクタ21の筐体22内に加圧空気を
送り込むと、気密漏れ箇所がある場合には、その部位で
気泡が発生する。気泡の有無を見れば、気密漏れがある
か否か、及びどの箇所に気密漏れがあるかを検出でき
る。
【0021】通気アダプタ41は筐体22に一体的に設
けられるのではなく、筐体22に形成した装着用開口2
2bにねじ等の手段で固定して設けた取付座42に螺挿
されている。そこで、この装着用開口22bを筐体22
の第2の筐体26と第3の筐体27とが重なり合った部
位において、止着部材36を固定するためのねじ40が
螺挿される部位と対向する位置に開口させておく。これ
により、この装着用開口22bを介してドライバ等のよ
うに、ねじ40を締め付けるための治具を挿入するため
の開口部として利用できる。
【0022】光源コネクタ21は以上のように構成され
るが、次にその組立方法について説明する。
【0023】まず、光源コネクタ21の筐体22を構成
する第3の筐体部27に鞘部材32を装着する。一方、
第1の筐体部25にはユニバーサルコード20を連結し
ておき、このユニバーサルコード20から入射端側の部
分に口金35を装着したライトガイド23を引き出す。
また、コード24もユニバーサルコード20から引き出
し、さらに送気通路に送気パイプ30を接続する。さら
に、電極部材37は第3の筐体部27側に装着するが、
取付座42は装着しないで、取付用開口22bは開放し
ておく。
【0024】この状態で、まずライトガイド23を挿入
した口金35を鞘部材32内に挿入する。ここで、口金
35は金属パイプ等の硬質部材で構成されているから、
たとえ口金35の外径と鞘部材32の孔径との径差が僅
かであっても、口金35を確実に鞘部材32に押し込む
ことができ、この口金35の先端がカバーガラス31に
当接する適正な位置まで正確に導くことができる。しか
も、鞘部材32に押し込まれるのは口金35であり、第
1の筐体部25及び第2の筐体26を接続する前の段階
で鞘部材32に押し込まれるから、ライトガイド23の
可撓性のある部位にあまり余長を持たせる必要がない。
口金35が鞘部材32の所定の位置にまで挿通される
と、この鞘部材32に固定して設けた止着部材36が第
3の筐体部27内におけるねじ座部37aの位置に配置
される。そこで、止着部材36の延在部36aをねじ座
部37aの表面に当接させて、この延在部36aのねじ
挿通孔36bからねじ40を挿通させ、ねじ座部37a
に設けたねじ孔39に螺挿することによって、口金35
が所定の位置に位置決めした状態に固定される。ここ
で、取付座42は装着用開口22bに装着されていない
から、この装着用開口22bが大きく開口している。従
って、この装着用開口22b内にドライバ等の治具を挿
入すれば、容易にねじ40を締め付けることができる。
【0025】さらに、コード24を電極部材37に接続
し、また送気パイプ30を第3の筐体部27の挿通孔2
7bに挿通させ、取付座42を装着用開口22bに装着
した状態で、第2の筐体部26を第3の筐体部27に連
結し、さらに第1の筐体部25を第2の筐体部26に連
結する。ライトガイド23の可撓性のある部位、即ち口
金35の連結部より基端側の部位における光源コネクタ
21内に生じる余長は最小限のものとなっているから、
これら第2の筐体26及び第1の筐体25の連結時にラ
イトガイド23が外部にはみ出して、挟み込まれる等の
おそれはない。その後に、外部端子部材38と通気アダ
プタ41とをそれぞれ電極部材37,取付座42に連結
する。勿論、これらのアセンブル時には、それぞれ所要
の部位にシール部材40を装着し、また必要に応じてシ
ール材や接着機能を有するシール材等を塗布したり、充
填したりする。
【0026】以上のようにして光源コネクタ21が組み
立てられるが、この組立を行う手順の中でライトガイド
23の入射端面の位置調整が行われ、かつ固定される。
ライトガイド棒29における鞘部材32と、筐体22に
装着される電極部材37との相対位置関係は予め定まっ
ている。従って、ライトガイド23と一体化されている
口金35が、鞘部材32に対して適正な位置まで挿入さ
れた時に、電極部材37が配置される部位に位置するよ
うに止着部材36を口金35に固定しておく。これによ
って、止着部材36が電極部材37に対応する位置にな
った時に、ライトガイド23の入射端面が所定の位置に
位置決め配置されたことになる。
【0027】しかも、ライトガイド23は全体が1本の
ものとして構成できるが、図7に示したように、ライト
ガイドを2組で構成されている場合(図1にはライトガ
イド23は口金35を出た部分から2本になっている状
態が示されている)のように、回転方向の位置も正確に
制御できる。即ち、止着部材36は平坦な延在部36a
が形成されており、止着部材36を電極部材37のねじ
座部37aに固定すると、延在部36aとねじ座部37
aとが面接触することになり、回転方向にも位置決めが
行われる。要するに、止着部材36がねじ座部37aに
固定されると、口金35及びそれに一体化されているラ
イトガイド23が鞘部材32に対して、その軸線方向に
おいても、また回転方向においても極めて正確に位置決
めされることになる。勿論、ライトガイド23の鞘部材
32内に挿通される部位の全体は口金35に覆われてい
るから、この口金35を鞘部材32内に押し込む際に、
撓んだり変形したりしないので、その装着操作も容易に
行える。
【0028】以上のように、口金35を鞘部材32に対
して固定するために、鞘部材32の筐体22から突出す
る部分には、セットビスを螺挿するねじ孔が設けられて
いないので、シールすべき箇所を減らすことができ、そ
の分だけ筐体22内の気密性に優れたものとなる。ま
た、シール材を充填したり、シール部材を介装させたり
しないことは、光源コネクタ21を組み立てる際に、そ
の作業性も向上する。
【0029】さらに、止着部材36は口金35に固定さ
れており、この止着部材36をねじ座部37aに固定す
る際には、口金35に対して殆ど圧迫力が加わらず、ま
たねじ40により止着部材36が変形して、口金35に
締め付け力が働いても、そのほぼ全周にわたって僅かに
圧迫されるだけであるから、セットビスによる締め付け
等のように局部的に強い圧迫力が加わることはない。従
って、口金35の内部に挿通されているライトガイド2
3にクラック等が生じるおそれはない。
【0030】なお、前述した構成において、光源コネク
タを構成する筐体を3分割するようにしたが、これは組
立性からのものであり、必ずしも3分割する必要はな
い。また、口金に連結される固定手段は、止着部材を電
極部材に一体的に設けたねじ座部にねじ止めする構成と
したが、要は口金が少なくとも軸線方向に移動しないよ
うに固定され、かつ着脱可能となっておれば良く、従っ
てクランプ機構やスナップアクション機構、その他様々
な手段を用いることが可能である。そして、ライトガイ
ドを2組用いない場合等においては、ライトガイドの回
転方向における位置決めは必要ではない。さらに、固定
手段は電極部材に連結した電気絶縁性部材からなるねじ
座部に連結するだけでなく、筐体または筐体に固定され
る各部に連結すれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ライト
ガイドの入射端側部分が挿通される口金を鞘部材から光
源コネクタの筐体内にまで延在させて設け、この口金の
筐体内への延在部に固定手段を設ける構成としたので、
ライトガイド棒の鞘部材にセットビスを装着することな
くライトガイドの入射端面を位置決めして固定できる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す光源コネクタの断
面図である。
【図2】図1の外観図である。
【図3】口金の固定手段分の構成を示す説明図である。
【図4】図1のX−X断面図である。
【図5】内視鏡の全体構成図である。
【図6】従来技術による光源コネクタの要部断面図であ
る。
【図7】ライトガイドの一形態を示す構成説明図であ
る。
【符号の説明】
20 ユニバーサルコード 21 光源コネクタ 22 筐体 22a,22b 装着用開口 23 ライトガイド 29 ライトガイド棒 32 鞘部材 35 口金 36 止着部材 36a 延在部 36b ねじ挿通孔 37 電極部材 37a ねじ座部 38 外部端子部材 39 ねじ孔 40 ねじ 41 通気アダプタ 42 取付座

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学繊維束からなるライトガイドの入射
    端側の部分を口金に挿通させて、筐体に連結して設けた
    中空の鞘部材内に挿入して、所定の位置に位置決めする
    ようにしたものにおいて、前記口金を前記鞘部材から前
    記筐体内にまで延在させて設け、この口金の筐体内への
    延在部分を筐体に固定する固定手段を設ける構成とした
    ことを特徴とする内視鏡の光源コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は、前記口金に一体的また
    は口金に止着される止着部材であり、この止着部材を前
    記筐体の壁部またはこの筐体に着脱可能に装着される部
    材からなる取付部に固定する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の内視鏡の光源コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記止着部材はねじ挿通部材からなり、
    このねじ挿通部材を前記取付部に接合させて、ねじ止め
    する構成としたことを特徴とする請求項2記載の内視鏡
    の光源コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記筐体内に着脱可能に装着される取付
    部材は、通気アダプタであり、この通気アダプタに前記
    ねじを締着するねじ座を設け、また筐体には、このねじ
    座に対向する位置に漏れ電流帰還用の端子を導出する端
    子導出部を着脱可能に装着する装着用開口を設ける構成
    としたことを特徴とする請求項2記載の内視鏡の光源コ
    ネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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