JPH0922463A - 物品検査方法及び装置 - Google Patents
物品検査方法及び装置Info
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- JPH0922463A JPH0922463A JP16986095A JP16986095A JPH0922463A JP H0922463 A JPH0922463 A JP H0922463A JP 16986095 A JP16986095 A JP 16986095A JP 16986095 A JP16986095 A JP 16986095A JP H0922463 A JPH0922463 A JP H0922463A
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims abstract description 8
- 238000000605 extraction Methods 0.000 abstract description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 4
- 238000004321 preservation Methods 0.000 abstract 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 9
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- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 2
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検査画像の撮像と同環境で対象物を撮像した
基準画像を用いても、照明等の変化の影響が少なく、正
しい検査を行うことができるようにする。 【解決手段】 基準画像と検査対象物を撮像した検査画
像とを用いて前記検査対象物の形状を検査する方法にお
いて、前記基準画像は、前記検査画像の撮像と同環境で
対象物を撮像して作成し、前記基準画像上で外乱による
影響が存在する領域を指定し、前記基準画像と前記検査
画像との一致部分を求め、該一致部分と前記領域外にお
ける基準画像とを比較することによって、検査対象物の
形状を検査する。
基準画像を用いても、照明等の変化の影響が少なく、正
しい検査を行うことができるようにする。 【解決手段】 基準画像と検査対象物を撮像した検査画
像とを用いて前記検査対象物の形状を検査する方法にお
いて、前記基準画像は、前記検査画像の撮像と同環境で
対象物を撮像して作成し、前記基準画像上で外乱による
影響が存在する領域を指定し、前記基準画像と前記検査
画像との一致部分を求め、該一致部分と前記領域外にお
ける基準画像とを比較することによって、検査対象物の
形状を検査する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産ライン等で製
品の形状検査を画像処理によって行う物品検査方法及び
装置に関する。
品の形状検査を画像処理によって行う物品検査方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産ライン等において製品の検査
工程を自動化するために、製品の形状を画像処理によっ
て検査することが行われている。このような検査をする
方法としては、例えば、まず照明等を適切に設定した環
境下で良品を予め撮像して画像を得る。この画像に平滑
化等のいわゆる前処理を行い、さらに2値化、エッジ抽
出等のいわゆる特徴抽出処理を行って、対象物を特定化
して検査を容易に行えるようにした基準画像を作成して
おく。
工程を自動化するために、製品の形状を画像処理によっ
て検査することが行われている。このような検査をする
方法としては、例えば、まず照明等を適切に設定した環
境下で良品を予め撮像して画像を得る。この画像に平滑
化等のいわゆる前処理を行い、さらに2値化、エッジ抽
出等のいわゆる特徴抽出処理を行って、対象物を特定化
して検査を容易に行えるようにした基準画像を作成して
おく。
【0003】そして生産ラインを流れる検査対象の製品
を、ラインに備えつけられたCCDカメラ等の撮影装置
で撮影して画像を取り込み、この画像に基準画像と同様
に前処理、特徴抽出処理を行って画像内の検査対象物を
特定化した検査画像を作成する。この検査画像と基準画
像とを比較して、検査画像と基準画像との間に相違が存
在するか否かによって判定を行う。
を、ラインに備えつけられたCCDカメラ等の撮影装置
で撮影して画像を取り込み、この画像に基準画像と同様
に前処理、特徴抽出処理を行って画像内の検査対象物を
特定化した検査画像を作成する。この検査画像と基準画
像とを比較して、検査画像と基準画像との間に相違が存
在するか否かによって判定を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基準画像を作
成する際には、対象物の完全な形状の画像を得るため
に、外乱の影響を排除して撮像する必要があるが、対象
物の表面に光沢面がある場合等、光の照射角度により取
り込まれる画像が変化するときは、撮像するのに最適な
状態になる光の照射角度を探しだす必要があり、手間が
かかっていた。
成する際には、対象物の完全な形状の画像を得るため
に、外乱の影響を排除して撮像する必要があるが、対象
物の表面に光沢面がある場合等、光の照射角度により取
り込まれる画像が変化するときは、撮像するのに最適な
状態になる光の照射角度を探しだす必要があり、手間が
かかっていた。
【0005】また、仕様変更等でラインを流れる製品に
変更があったときに、新たに基準画像を作成する必要が
あり、前記のように手間のかかる方法では、変更に対し
て簡単に対応できない。さらに、検査時に検査対象物を
撮像する場合にも、照明や外光の影響により検査対象物
を撮像した検査画像が変化する可能性があった。
変更があったときに、新たに基準画像を作成する必要が
あり、前記のように手間のかかる方法では、変更に対し
て簡単に対応できない。さらに、検査時に検査対象物を
撮像する場合にも、照明や外光の影響により検査対象物
を撮像した検査画像が変化する可能性があった。
【0006】本発明は、上記の様な問題点に鑑み、照明
等を最適な状態にして撮像された基準画像ではなく、検
査画像の撮像と同環境で対象物を撮像した基準画像を用
いても、正しい検査を行うことができる物品検査方法及
び装置を提供することを目的とする。
等を最適な状態にして撮像された基準画像ではなく、検
査画像の撮像と同環境で対象物を撮像した基準画像を用
いても、正しい検査を行うことができる物品検査方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じた。すなわち、基
準画像と検査対象物を撮像した検査画像とを用いて前記
検査対象物の形状を検査する方法において、前記基準画
像は、前記検査画像の撮像と同環境で対象物を撮像して
作成し、前記基準画像上で外乱による影響の存在する領
域を指定し、前記基準画像と前記検査画像との一致部分
を求め、該一致部分と前記領域外における基準画像とを
比較することによって、検査対象物の形状を検査するこ
とを特徴とする。
成するために、次の技術的手段を講じた。すなわち、基
準画像と検査対象物を撮像した検査画像とを用いて前記
検査対象物の形状を検査する方法において、前記基準画
像は、前記検査画像の撮像と同環境で対象物を撮像して
作成し、前記基準画像上で外乱による影響の存在する領
域を指定し、前記基準画像と前記検査画像との一致部分
を求め、該一致部分と前記領域外における基準画像とを
比較することによって、検査対象物の形状を検査するこ
とを特徴とする。
【0008】また本発明は、基準画像と検査対象物を撮
像した検査画像とを用いて前記検査対象物の形状を検査
する装置において、予め前記検査画像と同環境で前記検
査対象物を撮像して作成された前記基準画像上で外乱に
よる影響の存在する領域を指定する外乱領域指定手段
と、前記基準画像と前記検査画像との一致部分を求める
一致部分検出手段と、前記領域外における前記基準画像
と前記一致部分とを比較する比較手段とを備えているこ
とを特徴とする。
像した検査画像とを用いて前記検査対象物の形状を検査
する装置において、予め前記検査画像と同環境で前記検
査対象物を撮像して作成された前記基準画像上で外乱に
よる影響の存在する領域を指定する外乱領域指定手段
と、前記基準画像と前記検査画像との一致部分を求める
一致部分検出手段と、前記領域外における前記基準画像
と前記一致部分とを比較する比較手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0009】検査画像の撮像と同環境で、適正に組み立
てられた基準となる製品を基準対象物として撮像して基
準画像とする。基準画像の撮像環境は最適な環境とは言
えないので、基準画像中にはさまざまな外乱による影響
が存在する。この場合、基準画像上で、この外乱による
影響が存在する領域を指定し、外乱による影響を検査の
比較対象から除外することができるので、外乱による影
響の存在する基準画像でも正しく検査できる。
てられた基準となる製品を基準対象物として撮像して基
準画像とする。基準画像の撮像環境は最適な環境とは言
えないので、基準画像中にはさまざまな外乱による影響
が存在する。この場合、基準画像上で、この外乱による
影響が存在する領域を指定し、外乱による影響を検査の
比較対象から除外することができるので、外乱による影
響の存在する基準画像でも正しく検査できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、エンジン等の製品1の組
立を行う生産ライン2を示している。組み立てられた製
品1が検査の対象となるものであり、製品1に組み込ん
だ部品が適正な規定部品であるか否かを検査する。
に基づいて説明する。図1は、エンジン等の製品1の組
立を行う生産ライン2を示している。組み立てられた製
品1が検査の対象となるものであり、製品1に組み込ん
だ部品が適正な規定部品であるか否かを検査する。
【0011】生産ライン2の上方には照明3及びカメラ
4が配置してある。このカメラ4は物品検査装置5に接
続され、カメラ4で撮像した画像が検査に用いられる。
また物品検査装置5には画像を表示する表示装置6と、
マウス7やキーボード8等の入力装置9とが接続されて
いる。図2及び図3は本発明の第1の実施の形態に係る
検査方法を説明するための各ステップにおける画像を示
し、図4は第1の実施の形態における検査手順を示すフ
ローチャートである。
4が配置してある。このカメラ4は物品検査装置5に接
続され、カメラ4で撮像した画像が検査に用いられる。
また物品検査装置5には画像を表示する表示装置6と、
マウス7やキーボード8等の入力装置9とが接続されて
いる。図2及び図3は本発明の第1の実施の形態に係る
検査方法を説明するための各ステップにおける画像を示
し、図4は第1の実施の形態における検査手順を示すフ
ローチャートである。
【0012】図2の(a)はカメラ4で撮像された原画
像10を示している。この原画像10は、適正に組み立
てられた製品1(以下、基準対象物11という)を実際
に検査を行うときと同じ環境で撮像した(図4、ステッ
プS1)ものである。つまり生産ライン2上において、
同じ照明3下で、検査する製品1を撮像するカメラ4に
よって撮像されている。
像10を示している。この原画像10は、適正に組み立
てられた製品1(以下、基準対象物11という)を実際
に検査を行うときと同じ環境で撮像した(図4、ステッ
プS1)ものである。つまり生産ライン2上において、
同じ照明3下で、検査する製品1を撮像するカメラ4に
よって撮像されている。
【0013】原画像10には、カメラ4の性能等に依存
して発生するノイズ(図示省略)が入り込んでおり、こ
れらのノイズを平滑化フィルタによって除去する(ステ
ップS2)。平滑化フィルタによって除去されるノイズ
以外にも、原画像10には様々な外乱による影響が原画
像に入り込んでいる。例えば、基準対象物11は、その
表面が光沢面であり、照明光によって基準対象物11上
には他の部分より明度が高い光沢部12が発生してい
る。また、基準対象物11外には、検査とは関係のない
検査対象外物品13も撮像されている。光沢部12や検
査対象外物品13は本来存在しないのが望ましい。しか
し、生産ライン2上で撮像することで、照明3やカメラ
4の配置位置が制限され、最適な状態で撮像が出来なく
なり、原画像10に入り込む。このような光沢部12や
検査対象外物品13は実際に存在するものであるから、
当然平滑化では除去できない。
して発生するノイズ(図示省略)が入り込んでおり、こ
れらのノイズを平滑化フィルタによって除去する(ステ
ップS2)。平滑化フィルタによって除去されるノイズ
以外にも、原画像10には様々な外乱による影響が原画
像に入り込んでいる。例えば、基準対象物11は、その
表面が光沢面であり、照明光によって基準対象物11上
には他の部分より明度が高い光沢部12が発生してい
る。また、基準対象物11外には、検査とは関係のない
検査対象外物品13も撮像されている。光沢部12や検
査対象外物品13は本来存在しないのが望ましい。しか
し、生産ライン2上で撮像することで、照明3やカメラ
4の配置位置が制限され、最適な状態で撮像が出来なく
なり、原画像10に入り込む。このような光沢部12や
検査対象外物品13は実際に存在するものであるから、
当然平滑化では除去できない。
【0014】図2の(b)は輪郭線画像14を示してい
る。この輪郭線画像14は、原画像10の中で明度の変
化している部分(エッジ)を抽出する(ステップS3)
ことにより、基準対象物11の輪郭を求めたものであ
る。また輪郭線画像14中の各画素のとる値は、基準対
象物11の輪郭を表す値あるいは輪郭以外の部分(背
景)を表す値のいずれかである。
る。この輪郭線画像14は、原画像10の中で明度の変
化している部分(エッジ)を抽出する(ステップS3)
ことにより、基準対象物11の輪郭を求めたものであ
る。また輪郭線画像14中の各画素のとる値は、基準対
象物11の輪郭を表す値あるいは輪郭以外の部分(背
景)を表す値のいずれかである。
【0015】輪郭線画像14では、光沢部12や検査対
象外物品13は基準対象物11を構成するものとして、
輪郭線画像14上に残っている。図2の(c)は、第1
基準画像15を示している。この第1基準画像15は、
輪郭線画像14上で、光沢部12や検査対象外物品13
が存在する領域16a,16bを指定し(ステップS
4)、指定された領域16a,16b内の光沢部12や
検査対象外物品13を消去する(ステップS5)ことに
よって得られる。
象外物品13は基準対象物11を構成するものとして、
輪郭線画像14上に残っている。図2の(c)は、第1
基準画像15を示している。この第1基準画像15は、
輪郭線画像14上で、光沢部12や検査対象外物品13
が存在する領域16a,16bを指定し(ステップS
4)、指定された領域16a,16b内の光沢部12や
検査対象外物品13を消去する(ステップS5)ことに
よって得られる。
【0016】光沢部12や検査対象外物品13が存在す
る領域16a,16bを指定するには、輪郭線画像14
を表示装置6に表示させ、表示された輪郭線画像14上
で光沢部12や検査対象外物品13を示す画素を含む領
域16a,16bを、マウス7によって指示したり、キ
ーボード8から指定する領域16a,16bの座標を与
えることで可能である。
る領域16a,16bを指定するには、輪郭線画像14
を表示装置6に表示させ、表示された輪郭線画像14上
で光沢部12や検査対象外物品13を示す画素を含む領
域16a,16bを、マウス7によって指示したり、キ
ーボード8から指定する領域16a,16bの座標を与
えることで可能である。
【0017】図3の(a)は、検査用の原画像17を示
している。この原画像17は、生産ライン2での検査時
に検査対象物18を撮像した(ステップS6)ものであ
る。検査用の原画像17を第1基準画像15の原画像1
0と比較すると、検査対象物18には突起18aが形成
されているので不良品であり、光沢部19は外光等の変
化によって位置や形が変化し、検査対象外物品20の位
置は第1基準画像15原画像10のものとは異なる。
している。この原画像17は、生産ライン2での検査時
に検査対象物18を撮像した(ステップS6)ものであ
る。検査用の原画像17を第1基準画像15の原画像1
0と比較すると、検査対象物18には突起18aが形成
されているので不良品であり、光沢部19は外光等の変
化によって位置や形が変化し、検査対象外物品20の位
置は第1基準画像15原画像10のものとは異なる。
【0018】図3の(b)は、検査画像21を示してい
る。この検査画像21は、第1基準画像15の場合と同
様に、ノイズを平滑化フィルタによって除去し(ステッ
プS7)、原画像17の中で明度の変化している部分
(エッジ)を抽出し(ステップS8)、検査対象物18
の輪郭を求めたものである。この検査画像21において
も、各画素のとる値は、検査対象物18の輪郭を表す値
あるいは輪郭以外の部分(背景)を表す値のいずれかで
ある。さらに光沢部19や検査対象外物品20も検査対
象物18を構成するものとして、検査画像19上に残さ
れている。
る。この検査画像21は、第1基準画像15の場合と同
様に、ノイズを平滑化フィルタによって除去し(ステッ
プS7)、原画像17の中で明度の変化している部分
(エッジ)を抽出し(ステップS8)、検査対象物18
の輪郭を求めたものである。この検査画像21において
も、各画素のとる値は、検査対象物18の輪郭を表す値
あるいは輪郭以外の部分(背景)を表す値のいずれかで
ある。さらに光沢部19や検査対象外物品20も検査対
象物18を構成するものとして、検査画像19上に残さ
れている。
【0019】図3の(c)は、図2の(c)と同じく光
沢部12や検査対象外物品13を除去した第1基準画像
15を示しており、この第1基準画像15と検査画像2
1をを用いて検査対象物18の形状を検査する。検査を
行うには、まず第1基準画像15の画素と検査画像21
の画素との間で画像間演算を行って、第1基準画像15
と検査画像21間の一致部分22を検出する(ステップ
9)。図3の(d)は、この一致部分22を表す一致画
像23である。
沢部12や検査対象外物品13を除去した第1基準画像
15を示しており、この第1基準画像15と検査画像2
1をを用いて検査対象物18の形状を検査する。検査を
行うには、まず第1基準画像15の画素と検査画像21
の画素との間で画像間演算を行って、第1基準画像15
と検査画像21間の一致部分22を検出する(ステップ
9)。図3の(d)は、この一致部分22を表す一致画
像23である。
【0020】一致画像23上の一致部分22は、第1基
準画像15において基準対象物11を表し、かつ検査画
像21おいて検査対象物18を表している部分であるか
ら、検査対象物18の突起18a部分は、基準対象物1
1と一致せず、一致部分22とはならない。したがっ
て、一致画像23の一致部分22は基準対象物11と比
較すると一部欠けたものとなっている。
準画像15において基準対象物11を表し、かつ検査画
像21おいて検査対象物18を表している部分であるか
ら、検査対象物18の突起18a部分は、基準対象物1
1と一致せず、一致部分22とはならない。したがっ
て、一致画像23の一致部分22は基準対象物11と比
較すると一部欠けたものとなっている。
【0021】第1基準画像15と検査画像21が完全に
一致する場合、第1基準画像15と一致画像23は同一
画像となる。次に、一致画像23中の一致部分22を示
す画素数と第1基準画像15中の基準対象物11を示す
画素数との比を相関値として求める(ステップS1
0)。この相関値が設定値以上であれば、第1基準画像
15と一致画像23は略同一画像であり、基準対象物1
1と検査対象物18との相違は少なく、検査対象物18
は適正形状である、つまり良品であると判定される(ス
テップS11)。
一致する場合、第1基準画像15と一致画像23は同一
画像となる。次に、一致画像23中の一致部分22を示
す画素数と第1基準画像15中の基準対象物11を示す
画素数との比を相関値として求める(ステップS1
0)。この相関値が設定値以上であれば、第1基準画像
15と一致画像23は略同一画像であり、基準対象物1
1と検査対象物18との相違は少なく、検査対象物18
は適正形状である、つまり良品であると判定される(ス
テップS11)。
【0022】相関値を求めるときには、指定領域16
a,16b中の光沢部12や検査対象外物品13を予め
除去した第1基準画像15を用いているので、第1基準
画像15中の基準対象物11を示す画素数には、光沢部
12や検査対象外物品13を示す画素数が含まれておら
ず、比較の対象外になっている。したがって、外乱が検
査に及ぼす影響が少なくなり、正しい検査が行える。
a,16b中の光沢部12や検査対象外物品13を予め
除去した第1基準画像15を用いているので、第1基準
画像15中の基準対象物11を示す画素数には、光沢部
12や検査対象外物品13を示す画素数が含まれておら
ず、比較の対象外になっている。したがって、外乱が検
査に及ぼす影響が少なくなり、正しい検査が行える。
【0023】上記ステップS6〜ステップS11は、検
査対象物18毎に繰り返されて検査が行われる。図5は
前記第1の実施の形態の検査方法を行う物品検査装置5
の機能ブロック構成を示している。画像入力メモリ24
はカメラ4によって撮像された原画像10,17が格納
されるメモリ領域である。輪郭線抽出手段25は、画像
入力メモリ24に格納された原画像10,17から輪郭
を抽出するまでの処理を行うものであり、図2の(b)
や図3の(b)のような輪郭線画像14や検査画像21
を得る。輪郭線画像記憶手段26は、輪郭線抽出手段2
5によって得られた輪郭線画像14や検査画像21を格
納するメモリ領域である。
査対象物18毎に繰り返されて検査が行われる。図5は
前記第1の実施の形態の検査方法を行う物品検査装置5
の機能ブロック構成を示している。画像入力メモリ24
はカメラ4によって撮像された原画像10,17が格納
されるメモリ領域である。輪郭線抽出手段25は、画像
入力メモリ24に格納された原画像10,17から輪郭
を抽出するまでの処理を行うものであり、図2の(b)
や図3の(b)のような輪郭線画像14や検査画像21
を得る。輪郭線画像記憶手段26は、輪郭線抽出手段2
5によって得られた輪郭線画像14や検査画像21を格
納するメモリ領域である。
【0024】指令解析手段27は、マウス7やキーボー
ド8等の入力装置9からの指示を解析するものである。
入力装置9からは、輪郭線画像14において外乱の影響
を受けている領域16a,16bの指定を行う旨の指示
や、その他の処理に関する指示が入力される。領域16
a,16b指定の指示が入力されると、外乱領域指定手
段28によって、入力装置9から入力された領域16
a,16bの情報を得る。
ド8等の入力装置9からの指示を解析するものである。
入力装置9からは、輪郭線画像14において外乱の影響
を受けている領域16a,16bの指定を行う旨の指示
や、その他の処理に関する指示が入力される。領域16
a,16b指定の指示が入力されると、外乱領域指定手
段28によって、入力装置9から入力された領域16
a,16bの情報を得る。
【0025】指定内メモリ消去手段29は、輪郭線画像
14の指定された領域16a,16bの外乱による影響
を除去するものである。領域16a,16bの外乱によ
る影響を除去するには、指定された領域16a,16b
内のすべての画素の値を、基準対象物11の輪郭以外の
部分(背景)を表す値にすることで可能である。外乱の
影響を除去して得られた第1基準画像15は表示メモリ
30に格納され、表示装置6によって表示される。ま
た、第1基準画像15は、磁気ディスクなどの外部記憶
装置31に記憶させることができる。
14の指定された領域16a,16bの外乱による影響
を除去するものである。領域16a,16bの外乱によ
る影響を除去するには、指定された領域16a,16b
内のすべての画素の値を、基準対象物11の輪郭以外の
部分(背景)を表す値にすることで可能である。外乱の
影響を除去して得られた第1基準画像15は表示メモリ
30に格納され、表示装置6によって表示される。ま
た、第1基準画像15は、磁気ディスクなどの外部記憶
装置31に記憶させることができる。
【0026】検査を行うときには、外部記憶装置31の
第1基準画像15データが、基準画像読出保存手段32
に格納される。一致部分検出手段33では、基準画像読
出保存手段32に格納された第1基準画像15と、輪郭
線抽出手段25によって得られた検査画像21とで、輪
郭線が一致する部分22を検出する。比較手段34で
は、一致部分検出手段33によって検出された一致部分
22を示す画素数と第1基準画像15中の基準対象物1
1を示す画素数との比を求め、検査対象物18が適正な
ものであるか否か判定する。
第1基準画像15データが、基準画像読出保存手段32
に格納される。一致部分検出手段33では、基準画像読
出保存手段32に格納された第1基準画像15と、輪郭
線抽出手段25によって得られた検査画像21とで、輪
郭線が一致する部分22を検出する。比較手段34で
は、一致部分検出手段33によって検出された一致部分
22を示す画素数と第1基準画像15中の基準対象物1
1を示す画素数との比を求め、検査対象物18が適正な
ものであるか否か判定する。
【0027】図6は本発明の第2の実施の形態に係る検
査方法を説明するための各ステップにおける画像を示し
ている。図6の(a)は検査用の原画像17を示し、図
6の(b)は原画像17から作成された検査画像21を
示している。これら検査用の原画像17及び検査画像2
1は、図3の(a)(b)で示される第1の実施の形態
の検査用の原画像17及び検査画像21と同じものであ
るので、同符号を附して説明を省略する。
査方法を説明するための各ステップにおける画像を示し
ている。図6の(a)は検査用の原画像17を示し、図
6の(b)は原画像17から作成された検査画像21を
示している。これら検査用の原画像17及び検査画像2
1は、図3の(a)(b)で示される第1の実施の形態
の検査用の原画像17及び検査画像21と同じものであ
るので、同符号を附して説明を省略する。
【0028】図6の(c)は、図2の(b)と同じ輪郭
線画像であり、本第2の実施の形態では、これを基準画
像(以下、第2基準画像という)35として使用する。
この第2基準画像35は、第1の実施の形態と異なり、
光沢部12や検査対象外物品13が存在する領域16
a,16bを指定した後、指定された領域16a,16
b内の光沢部12や検査対象外物品13を消去していな
いものである。本第2の実施の形態では、指定された領
域16a,16bは指定領域情報36として保持され、
第2基準画像35と検査画像21の比較時に使用され
る。指定領域情報36は指定された領域16a,16b
内に含まれる全ての画素を指し示すための情報であり、
具体的には、第2基準画像が格納される記憶領域内で、
指定された領域16a,16b内の画素の値が格納され
ている位置を示すアドレス等からなる。
線画像であり、本第2の実施の形態では、これを基準画
像(以下、第2基準画像という)35として使用する。
この第2基準画像35は、第1の実施の形態と異なり、
光沢部12や検査対象外物品13が存在する領域16
a,16bを指定した後、指定された領域16a,16
b内の光沢部12や検査対象外物品13を消去していな
いものである。本第2の実施の形態では、指定された領
域16a,16bは指定領域情報36として保持され、
第2基準画像35と検査画像21の比較時に使用され
る。指定領域情報36は指定された領域16a,16b
内に含まれる全ての画素を指し示すための情報であり、
具体的には、第2基準画像が格納される記憶領域内で、
指定された領域16a,16b内の画素の値が格納され
ている位置を示すアドレス等からなる。
【0029】検査を行うには、まず第2基準画像35と
検査画像21との一致部分22を検出する。図6の
(d)は、この一致部分22を表す一致画像23であ
る。一致部分22を検出するのは、第1の実施の形態と
同様である。そして、一致画像23中の一致部分22を
示す画素数と、指定領域情報36で示される指定領域外
における第2基準画像35中の基準対象物35を示す画
素数との比を相関値として求め、相関値が設定値以上で
ある時に検査対象物18が適正形状である、つまり良品
であると判定する。
検査画像21との一致部分22を検出する。図6の
(d)は、この一致部分22を表す一致画像23であ
る。一致部分22を検出するのは、第1の実施の形態と
同様である。そして、一致画像23中の一致部分22を
示す画素数と、指定領域情報36で示される指定領域外
における第2基準画像35中の基準対象物35を示す画
素数との比を相関値として求め、相関値が設定値以上で
ある時に検査対象物18が適正形状である、つまり良品
であると判定する。
【0030】指定領域情報36で示される指定領域外で
画素数の相関値を求めているので、第2基準画像35中
の基準対象物11を示す画素数には、光沢部12や検査
対象外物品13を示す画素数が含まれておらず、比較の
対象外になっている。したがって、外乱が検査に及ぼす
影響が少なくなり、正しい検査が行える。なお、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、基準画像1
5,35や検査画像21において対象物の特定化は輪郭
を抽出すること以外に、2値化等によってもよい。また
指定領域情報36を一致画像23を得る際にも使用して
もよいこと等、適宜設計変更可能である。
画素数の相関値を求めているので、第2基準画像35中
の基準対象物11を示す画素数には、光沢部12や検査
対象外物品13を示す画素数が含まれておらず、比較の
対象外になっている。したがって、外乱が検査に及ぼす
影響が少なくなり、正しい検査が行える。なお、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、基準画像1
5,35や検査画像21において対象物の特定化は輪郭
を抽出すること以外に、2値化等によってもよい。また
指定領域情報36を一致画像23を得る際にも使用して
もよいこと等、適宜設計変更可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ノイズの存在する領域
を検査対象外とすることで、外乱による検査への影響が
少なくなるので、最適な状態にして撮像された基準画像
を用いなくても検査画像の撮像と同環境で対象物を撮像
した基準画像を用いて、正しく検査を行うことができ
る。
を検査対象外とすることで、外乱による検査への影響が
少なくなるので、最適な状態にして撮像された基準画像
を用いなくても検査画像の撮像と同環境で対象物を撮像
した基準画像を用いて、正しく検査を行うことができ
る。
【図1】本発明に係る検査装置を備えた生産ラインを示
す図である。
す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る基準画像を求
めるための各ステップにおける画像を示す図である。
めるための各ステップにおける画像を示す図である。
【図3】同じく検査方法を説明する各ステップにおける
画像を示す図である。
画像を示す図である。
【図4】同じく検査手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る検査装置の機能ブロック図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る検査方法を説
明する各ステップにおける画像を示す図である。
明する各ステップにおける画像を示す図である。
5 物品検査装置 11 基準対象物 15 第1基準画像 16a,16b 指定領域 18 検査対象物 21 検査画像 22 一致部分 28 外乱領域指定手段 33 一致部分検出手段 34 比較手段 35 第2基準画像
Claims (2)
- 【請求項1】 基準画像と検査対象物を撮像した検査画
像とを用いて前記検査対象物の形状を検査する方法にお
いて、 前記基準画像は、前記検査画像の撮像と同環境で対象物
を撮像して作成し、 前記基準画像上で外乱による影響の存在する領域を指定
し、 前記基準画像と前記検査画像との一致部分を求め、 該一致部分と前記領域外における基準画像とを比較する
ことによって、検査対象物の形状を検査することを特徴
とする物品検査方法。 - 【請求項2】 基準画像と検査対象物を撮像した検査画
像とを用いて前記検査対象物の形状を検査する装置にお
いて、 予め前記検査画像と同環境で前記検査対象物を撮像して
作成された前記基準画像上で外乱による影響の存在する
領域を指定する外乱領域指定手段と、前記基準画像と前
記検査画像との一致部分を求める一致部分検出手段と、
前記領域外における前記基準画像と前記一致部分とを比
較する比較手段とを備えていることを特徴とする物品検
査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16986095A JPH0922463A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 物品検査方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16986095A JPH0922463A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 物品検査方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0922463A true JPH0922463A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15894290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16986095A Pending JPH0922463A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 物品検査方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0922463A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012161996A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 中綴検査装置 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP16986095A patent/JPH0922463A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012161996A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 中綴検査装置 |
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