JPH09224215A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH09224215A
JPH09224215A JP18256096A JP18256096A JPH09224215A JP H09224215 A JPH09224215 A JP H09224215A JP 18256096 A JP18256096 A JP 18256096A JP 18256096 A JP18256096 A JP 18256096A JP H09224215 A JPH09224215 A JP H09224215A
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video signal
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component
representative
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Tadashi Ono
正 小野
Hiroyuki Kaminaka
浩之 上仲
Akira Iketani
章 池谷
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Soichiro Fujioka
総一郎 藤岡
Masataka Higuchi
政孝 樋口
順二 ▲吉▼田
Junji Yoshida
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号の内容を高速で確認でき、記録容量
を削減でき、さらに比較的、伝送容量の小さい伝送路で
も映像信号を実用に耐える速度で伝送できる映像信号処
理装置を提供する。 【解決手段】 代表成分を表す信号および非代表成分を
表す信号を含む映像信号を受け取り、該映像信号から該
代表成分を表す信号を抽出する代表成分抽出器を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、映像信号が供給
されたとき、表示、記録、伝送、もしくは編集を行う映
像信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像信号を効率よく記録、ま
たは伝送するためには、映像信号を高能率符号化する技
術が重要である。上記高能率符号化された映像信号の内
容を知るためには、映像信号を復号して表示する方法が
一般的である。
【0003】ところで、上記符号化された映像信号、と
くに磁気テープに記録された映像信号の内容をよりはや
く知りたいとの要望が強い。
【0004】磁気テープに記録された符号化映像信号の
内容をよりはやく知る手段の一例として高速再生があ
る。高速再生は、テープ走行速度を速くして、複数フレ
ームにまたがる映像データを1フレームの映像データと
見なして復号する方法である。この方法が述べられてい
る文献として、例えば特開平4−86183号がある。
【0005】他に記録された映像信号の内容を高速に簡
単に知る一例として、代表的な映像信号のみを抽出して
表示する方法がある。例えば、特開平7−123355
号に開示されている内容によれば、通常再生用のデータ
の他に、高速再生用として各ブロックに離散コサイン変
換(DCT)を施して得られる直流成分を別に記録し、
これを拡大、フィルタリングの上表示する方法が示され
ている。
【0006】しかし特開平4−86183号に開示され
ている内容では、記録された内容をいち早く知ることは
可能であるが、高速再生用のデータを復号する必要があ
り、また高速再生を行うと得られた映像信号は複数フレ
ームにまたがるものであるため、フレーム単位で編集す
ることは不可能である。
【0007】また特開平7−123355号に開示され
ている内容では、通常再生用のデータの他に高速(簡
易)再生用として各ブロックの直流成分を別に保存する
ため、同じ内容のデータを2度記録することになり、記
録領域をその分多く必要とする。
【0008】次に映像信号を伝送する場合、動画中の任
意のフレームの画像を1枚の画像データとして伝送すれ
ば、必ずしも実時間内に全てのデータを伝送する必要が
ないために、電話回線等伝送容量が十分大きくない伝送
路を用いても十分伝送が可能である。しかしながら、動
画を伝送する場合には、高能率符号化を施したとして
も、衛星通信など非常に限られた高速回線を用いる必要
があった。
【0009】さらに、従来、映像信号の編集方法として
は、VTR(ビデオテープレコーダー)によるテープ・
ツウ・テープによる編集が広く用いられてきた。また、
高価な放送用VTRの使用効率を上げる目的から、素材
を一旦安価なテープにダビングしてワーキング・テープ
を作成してワーキングテープ上で編集リハーサルを行
い、最終的に決定されたディシジョンリストによって本
編集するといったオフライン編集手法も多用されてい
る。テープ・ツウ・テープ編集(リニア編集)において
は、必要なカットへのアクセスや編集内容の変更などに
対して膨大な時間が掛かっていたが、近年のコンピュー
タ技術や磁気ディスク技術の発展によって、収録したテ
ープ上の素材をハードディスクに一旦取り込みアクセス
性に優れるハードディスク上で編集(ノンリニア編集)
をおこなうような編集装置が提案・実用化されるように
なってきた。しかし、ハードディスクの記録容量は、一
般的には、テープ系に対しては極めて少なく、メディア
単価も高価であるため、記録容量及びメディアコストの
点で優れるテープ系とアクセス性に優れるディスク系を
組み合わせたハイブリッド型の編集装置が提案されてい
る。
【0010】例えば、特開平5−101609号公報に
は、テープ上に記録された各情景の一部分(一般的に各
情景の始めと終わりの数秒間の映像信号)をディスクに
記録して、テープ上の映像信号のアドレスとディスク上
の映像信号のアドレスを関連付けて一元的に管理するこ
とで、テープ系のアクセス性の悪さとディスク系の記録
容量の少なさを相補的に補完させる技術が開示されてい
る。さらに、特開平5−101609号公報には、ディ
スクへの映像信号の記録に際して周知のビデオ圧縮技術
を用いて行い、ノンリニア・オフライン編集を行って編
集ディシジョン・リストを作成して、テープ・ツウ・テ
ープの本編集に移行する編集方法も開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハイブリッド型の編集装置は、使用するVTRとして、
基本的にアナログ記録方式のVTR、あるいは非圧縮の
ディジタルVTRが想定されている。近年においては、
ビデオ圧縮技術の進歩にともない放送画質に堪えるもの
が提案されており、これらのビデオ圧縮技術を採用した
圧縮型ディジタルVTRが提案される様になっている。
【0012】従来のハイブリッド型の編集装置によれ
ば、ディスクへの映像信号の記録に際して用いるビデオ
圧縮伸張器と圧縮型ディジタルVTRが有するビデオ圧
縮伸張器の2つのビデオ圧縮伸張器が必要であり、高価
なものとなり、また、ハードウエア規模も大きくなって
しまう欠点があった。たとえば、ビデオ圧縮伸張器を共
通のものを使用し、1個で兼用することも考えられる
が、一般に、放送画質に堪えるためには、ビデオ圧縮技
術が進歩したとはいえ、データレートとしては数十Mb
psは必要であり、素材の一部をディスクに取り込む手
法以外では、ディスクの記録容量の観点から実現性は困
難であった。
【0013】本発明はかかる点に鑑み、代表成分を表す
信号と前記代表成分以外の非代表成分を表す信号に分離
された形態の映像信号が供給されたとき、前記代表成分
のみを抽出して表示、記録、または伝送を行うことで、
映像信号の内容を高速に確認でき、記録容量を削減で
き、さらに比較的伝送容量の小さな伝送路でも映像信号
を実用に耐えうる速度で伝送できる映像信号処理装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による映像信号処
理装置は、代表成分を表す信号および非代表成分を表す
信号を含む映像信号を受け取り、該映像信号から該代表
成分を表す信号を抽出する代表成分抽出器を備えてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】ある実施例では、前記代表成分を記録媒体
に記録する記録器をさらに備えている。
【0016】ある実施例では、前記代表成分を表示する
表示器をさらに備えている。
【0017】ある実施例では、前記代表成分抽出器は、
前記映像信号を表すデータストリームに含まれる、前記
代表成分に隣接するフラグを検出するフラグ判定器と、
該フラグの検出に応答して該データストリームを出力す
るスイッチと、を有する。
【0018】ある実施例では、前記代表成分を表す信号
を伝送路に出力する送信器をさらに備えている。
【0019】ある実施例では、前記代表成分を表す信号
を記録媒体に記録する記録器と、該記録媒体に記録され
た該代表成分を表す信号のうち、前記伝送路に出力すべ
き伝送フレームを選択する選択器と、をさらに備えてい
る。
【0020】ある実施例では、代表成分を表す信号およ
び非代表成分を表す信号を含む磁気テープ上に記録され
た映像信号を再生し、前記代表成分抽出器に出力する磁
気テープ再生器と、該磁気テープを送るテープ送りモー
タと、該磁気テープのテープ走行速度を制御するテープ
送り制御器と、をさらに備えている。
【0021】ある実施例では、符号化された映像信号を
受け取り、該符号化された映像信号を復号化し、復号化
された映像信号を出力する復号化器と、該復号化された
映像信号を受け取り、離散コサイン変換を施すことによ
って、代表成分を表す信号および非代表成分を表す信号
を含む映像信号を再生し、前記代表成分抽出器に出力す
る符号化器と、をさらに備えている。
【0022】ある実施例では、前記代表成分を表す信号
を圧縮する圧縮器をさらに備えている。
【0023】ある実施例では、前記圧縮器から出力され
た信号を伝送路に出力する送信器をさらに備えている。
【0024】本発明による映像信号処理装置は、代表成
分を表す信号および非代表成分を表す信号を含む磁気テ
ープ上に記録された映像信号を再生し、出力する磁気テ
ープ再生器と、該映像信号を受け取り、該映像信号から
該代表成分を表す信号を抽出する代表成分抽出器と、該
代表成分を表す信号をディスク記録媒体上に記録するデ
ィスク記録器と、該ディスク記録媒体から該代表成分を
表す信号を再生するディスク再生器と、該磁気テープ再
生器の再生を制御する編集領域設定器と、を備えてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0025】ある実施例では、前記磁気テープ再生器か
ら出力された前記映像信号を記録する磁気テープ記録器
をさらに備えている。
【0026】本発明による映像信号処理装置は、代表成
分を表す信号および非代表成分を表す信号を含む映像信
号を受け取り、少なくとも1つのフレームを表す信号を
出力するフレーム信号抽出器と、該映像信号を受け取
り、該映像信号から該代表成分を表す信号を抽出する代
表成分抽出器と、該フレーム信号抽出器から出力される
信号と、該代表成分抽出器から出力される信号とを受け
取り、外部から入力される制御信号に基づいて選択的に
出力する選択器と、を備えており、そのことにより上記
目的が達成される。
【0027】本発明による映像信号処理装置は、代表成
分を表す信号を受け取り、非代表成分を表す信号を補完
する非代表成分補完器と、映像信号を受け取り、少なく
とも1つのフレームを表す信号を出力するフレーム信号
処理器と、該非代表成分補完器から出力される信号と、
該フレーム信号処理器から出力される信号とを受け取
り、外部から入力される制御信号に基づいて選択的に出
力する選択器と、を備えており、そのことにより上記目
的が達成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を説明する。同じ参照符号は、同じ構成要素を
示す。
【0029】(実施例1)図1は、本発明による映像信
号処理装置の第1の実施例のブロック図である。同図に
おいて、11は符号化された映像信号が記録されている
蓄積媒体、12は通信端末、13はバッファ、14は代
表成分抽出器、15はカメラ、16はコンピュータ、1
7は符号化器、18は記録媒体、19は表示出力端子で
ある。蓄積媒体としては、CD−ROM、磁気テープ、
ハードディスク、光ディスクなどがある。また、蓄積媒
体11、通信端末12、符号化器16を総括して符号化
映像供給部20と呼ぶ。
【0030】以下に、第1の実施例の動作について説明
する。
【0031】蓄積媒体11、または通信端末12から、
代表成分と、代表成分以外の非代表成分とに分離された
形態の符号化映像信号は、バッファ13に保持される。
ここで「代表成分」とは、画像を例えば8×8画素のブ
ロックごとに離散コサイン変換をほどこしたときの直流
(DC)成分をいう。逆に「非代表成分」とは、非DC
成分、つまりAC成分をいう。
【0032】バッファ13に保持されたデータはフレー
ム単位で代表成分抽出器14に供給される。また、カメ
ラ15により撮影された映像信号、またはコンピュータ
16上の画像ファイル(一例としてビットマップファイ
ル)は符号化器17により、代表成分と、代表成分以外
の非代表成分とに分離された形態で符号化され、代表成
分抽出器14に供給される。代表成分抽出器14は、前
記形態の映像信号のうち代表成分のみを抽出する。抽出
された代表成分は記録媒体18に記録され、記録された
代表成分は表示出力端子19により画像に変換された上
で表示される。
【0033】図2は、代表成分抽出器14のブロック図
である。図2において21は入力端子、22はフラグ判
定器、23はカウンタ、24はスイッチ、25は出力端
子である。この動作の説明では、映像信号は図3のよう
に、先頭に先頭データがおかれた後、代表成分と非代表
成分とがそれぞれaビット、bビットの固定長で順番に
供給されるものとする。しかしこれらが固定長でない場
合でも、何らかの方法で代表成分が検出できればこの限
りではない。
【0034】図3は、入力される映像信号のデータスト
リームを模式的に示す図である。図3において、
「F」、「DC」および「AC」は、それぞれフラグ、
代表成分および非代表成分を示す。入力端子21より、
図3の形態の映像信号が入力されたとき、フラグ判定器
22で先頭データ(つまりフラグF)が供給されたと
き、先頭データの最終ビットが通過した後に、カウンタ
23にゼロクリア信号を送り、カウンタ23の値cを0
にセットする。先頭データが検出されなかった場合は、
カウンタ23の値cに1を加える。カウンタ23は、c
≦aであれば入力は代表成分のビットであるから、スイ
ッチ24にON信号を送り、入力ビットを出力端子25
に供給する。一方a<c≦a+bであれば入力は非代表
成分のビットであるから、このときカウンタ23はスイ
ッチ24にOFF信号を送り、入力ビットを出力端子2
5に供給しない。
【0035】カウンタ23の値cがa+bに達したと
き、次に供給されるビットは代表成分であるので、次の
ビットが入力される前にカウンタ23の値cは再び0に
セットされる。この後、前述した動作と同様に次の代表
成分が出力端子25に供給される。
【0036】以上説明したように、本発明の第1の実施
例では、多岐にわたる符号化映像供給部から、代表成分
と代表成分以外の非代表成分とに分離された形態で映像
信号が供給されたとき、前記形態の映像信号から代表成
分のみを抽出して、表示または記録することが可能とな
る。
【0037】なお、本実施例では、記録媒体18に記録
された代表成分を表示出力しているが、代表成分抽出器
14から直接表示出力する構成も可能である。また、図
1の構成において表示出力端子19はなくてもかまわな
い。
【0038】また表示出力端子19は、通常のインタレ
ース方式のモニタのほかに、VGAカードを含んだノン
インタレース方式のモニタ(一例としてパソコンモニ
タ)やプロジェクタなど、あらゆる形態のモニタを含
む。
【0039】また、バッファ13はRAM等の揮発性記
録媒体のほかに、ハードディスク等不揮発性記録媒体で
もよい。
【0040】また、本実施例のようにカウンタ23のし
きい値をaとすると、代表成分をそのまま抽出すること
ができるが、例えば記録または伝送において容量をさら
に削減したい場合、しきい値をa以下とすることも可能
である。
【0041】(実施例2)図4は、本発明による映像信
号処理装置の第2の実施例のブロック図である。なお、
以下に挙げる実施例においては、特に断らない限り、符
号化映像信号供給部として磁気テープ、代表成分として
映像信号を水平・垂直方向それぞれ8画素ずつからなる
ブロックに分割したとき各ブロックに離散コサイン変換
(DCT)を施して得られる直流成分を用いるものと
し、さらに磁気テープ上の固定領域に各ブロックの直流
成分が記録されているものとする。しかしその他の符号
化映像信号供給部の場合であっても同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0042】図4において、41は磁気テープ、42は
磁気テープ再生器である。
【0043】以下に第2の実施例の動作について説明す
る。
【0044】磁気テープ41上に記録されているデータ
は、磁気テープ再生器42により読み出され、バッファ
13に1フレーム分のデータが読み出されるまで保持さ
れる。前記バッファ13保持されたデータは代表成分抽
出器14により直流成分のみ抽出され、記録媒体18に
記録される。記録された直流成分は表示出力端子19に
より画像に変換された上で表示される。
【0045】図5は、NTSC方式のデジタル映像信号
の1フレームの構成の一例を示した図である。輝度信号
(Y)は水平720画素、垂直480画素からなり、第
1色差信号(Cr)、第2色差信号(Cb)は水平18
0画素、垂直480画素からなる。
【0046】これらの信号を記録する方式の一例を以下
に述べる。輝度および両色差信号それぞれについて、水
平8画素、垂直8画素ずつに分割したブロックを構成す
る。図6は、映像信号のブロックおよび記録フォーマッ
トを模式的に示す図である。1フレーム内の輝度信号、
第1色差信号、第2色差信号の水平方向の画素数の比は
4:1:1である。よって図6(a)のように、画面上
の同一領域に位置するYブロック4個、Crブロック1
個、Cbブロック1個からなるマクロブロックを構成す
ることができる。次に各ブロックについて離散コサイン
変換(DCT)を施す。離散コサイン変換により得られ
た係数は、直流成分と交流成分に分離され、このうち交
流成分は適当な量子化ステップで除算され、可変長符号
化される。
【0047】図6(b)は記録媒体上において1マクロ
ブロックの映像データを記録する記録領域の一例を示し
た図である。Y0〜Y4、Cr、Cbは図6(a)のマ
クロブロックに対応している。この記録領域は固定長で
あり、垂直方向には1バイト(8ビット)のデータが図
の上方を上位ビットとして記録され、水平方向にはバイ
ト位置番号が順に振られている。符号化されたデータ
は、はじめに垂直方向へ上位ビットから下位ビットへ、
次に水平方向へバイト位置番号の小さい順に記録され
る。この記録領域上に直流成分はDC領域に、可変長符
号化された交流成分はAC領域に、それぞれブロック別
に固定長で記録される。
【0048】第2の実施例において、バッファ13から
は前述した記録順序で代表成分抽出器14に符号化デー
タが送られる。よって代表成分抽出器14は、第1の実
施例の説明と同様の動作で、入力されるビット列のビッ
ト数をカウントするのみで直流成分を抽出することがで
きる。
【0049】図7は、代表成分(直流成分)と非代表成
分(交流成分)とを復号して得られる通常表示画と本実
施例の表示出力端子19より表示される簡易表示画との
画素の関係を示した図である。ブロックが8×8画素か
ら構成されているとき、通常表示画の8×8ブロックが
簡易表示画の1画素に対応する。従って、通常表示画の
大きさが720×480画素のとき、簡易表示画の大き
さは90×60画素となる。
【0050】以上説明したように、本発明の第2の実施
例によれば、磁気テープ上の固定領域から直流成分のみ
を抽出して通常表示画よりも小さな簡易表示画を構成す
ることが可能である。また代表成分抽出器を実現するた
めの回路規模は小さい。
【0051】なお、簡易表示画の大きさは90×60画
素に限ったものではなく、必要に応じて拡大、縮小して
もよい。また、簡易表示画にリンギング等視覚的妨害が
現れる場合、例えば適当なフィルタを用いてこれら視覚
的妨害を除去することができる。
【0052】なお、前記記録領域は、各ブロックのD
C、AC領域が固定長であれば、その大きさ(記録容
量)は特に定められたものではない。
【0053】(実施例3)図8は、本発明による映像信
号処理装置の第3の実施例のブロック図である。図8に
おいて81は送信器、82は外部伝送路、83は受信器
である。
【0054】以下に第3の実施例の動作について主とし
て第2の実施例と異なる部分について説明する。
【0055】代表成分抽出器14により抽出された直流
成分は、送信器81により伝送のための符号化やパケッ
ト分割がなされ、外部伝送路82を介して伝送される。
伝送されてきたデータは受信器83でデータが復元さ
れ、記録媒体18に記録される。
【0056】以上説明したように、本発明の第3の実施
例によれば、抽出された直流成分のみを通信路符号化す
ることで、映像信号の内容を損なうことなく伝送情報量
を削減することが可能となる。
【0057】(実施例4)図9は、本発明による映像信
号処理装置の第4の実施例のブロック図である。図9に
おいて91は記録媒体制御器、92は記録媒体、93は
表示フレーム選択器、94は複数画像表示出力端子であ
る。
【0058】以下に第4の実施例の動作について、主と
して第2の実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0059】表示フレーム選択器93は、ユーザからの
入力に応じて、出力すべきフレームを指定するデータを
生成し、記録媒体制御器91に出力する。記録媒体制御
器91は、指定されたフレームに対応する代表成分(つ
まりDC成分)のデータを選択し、取り出すよう記録媒
体92を制御する。記録媒体92としては、例えばラン
ダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライ
ブ(HDD)、光ディスク、磁気テープなどを用いるこ
とができる。表示フレーム選択器93によって指定され
たフレームに対応する代表成分のデータは、記録媒体9
2から記録媒体制御器91を介して複数画像表示出力端
子94に出力される。複数画像表示出力端子94は、例
えば、選択されたフレームの簡易表示画を、1画面内に
複数並べて表示するための信号を出力する。
【0060】以上説明したように、本発明の第4の実施
例によれば、簡易表示画を1画面内に並べて表示させる
ことで、編集ポイントの検索、特にシーンチェンジ等特
徴ある映像の検索を容易に行うことが可能になる。第2
の実施例で述べたように、簡易表示画は、拡大、縮小を
行わなければ、通常表示画と比較して水平、垂直方向そ
れぞれに1/8の大きさになっているので、1画面に最
大64フレーム分の簡易表示画を表示させることが可能
となる。また、1280画素×1024画素程度の高解
像度のモニタを用いれば、より多くの簡易表示画を表示
させることができる。
【0061】なお、本実施例の説明では、直流成分が代
表成分抽出器14から直接、記録媒体92に供給される
場合について述べたが、第3の実施例のように直流成分
を外部伝送路を用いて伝送する構成も可能である。
【0062】(実施例5)図10は、本発明による映像
信号処理装置の第5の実施例のブロック図である。図1
0において101は第1記録媒体制御器、102は第1
記録媒体、103は伝送フレーム選択器、104は第2
記録媒体である。
【0063】以下に第5の実施例の動作について、主と
して第3の実施例と異なる部分について説明する。
【0064】代表成分抽出器14により抽出された直流
成分は、第1記録媒体制御器101を介して第1記録媒
体102に保持される。伝送フレーム選択器103は、
第1記録媒体102に保持されたデータの中から、伝送
するフレームをユーザが任意に選択できるように動作す
る。伝送フレーム選択器103によって選択されたフレ
ームの直流成分は、送信器81で伝送のために符号化さ
れ外部伝送路82を用いて伝送される。受信器83で受
信された直流成分データは、第2記録媒体104に一時
保持され、表示出力端子19より表示される。
【0065】以上説明したように、本発明の第5の実施
例によれば、伝送するフレームを任意に取捨選択するこ
とで、伝送情報量を大幅に削減することができ、その結
果電話回線のような低レートの伝送路の場合でも映像の
内容を損なうことなく伝送することができる。
【0066】なお、本実施例において、あらかじめ伝送
フレーム選択器102により伝送フレームを選択されて
伝送された直流成分を、受信側でさらに選択して記録、
または表示させる構成も可能である。
【0067】(実施例6)図11は、本発明による映像
信号処理装置の第6の実施例のブロック図である。図1
1において、111はテープ送りモータ、112はテー
プ送り制御器である。
【0068】以下第6の実施例の動作について、主とし
て第2の実施例と異なる部分について説明する。
【0069】テープ送りモータは111は、テープ送り
制御器112の制御信号に応じて、磁気テープの走行速
度を制御する。
【0070】以下磁気テープの走行速度が通常よりも速
い高速再生の場合について、再生ヘッドの動作を中心と
して述べる。
【0071】図12は、磁気テープ上のトラック121
と、通常速度による再生ヘッド中心の軌跡122、およ
び高速再生による再生ヘッド中心の軌跡123を相対的
に示す図である。図中で「W」は、ヘッド幅を示す。通
常速度による再生時、再生ヘッドは1トラック毎にスキ
ャンし、全マクロブロックを読み出す。一方高速再生時
は、再生ヘッドの1スキャンにより複数のトラックから
またがってデータが読み出される(図12の斜線部)。
このとき読み出されたマクロブロックについて、第2の
実施例と同様に代表成分抽出器14により、各マクロブ
ロックから直流成分のみを抽出する。抽出された直流成
分は記録媒体18に記録され、表示出力端子19により
出力される。ここで「高速」とは、通常再生に比べて速
い速度をいう。
【0072】以上説明したように、本発明の第6の実施
例によれば、磁気テープを通常より高速にテープを走行
させたときに読み出された映像データから、直流成分を
抽出することで、長時間にわたる記録映像信号の内容を
より速く知ることが可能となり、さらに記録された映像
が判別不可能とならない程度に情報量を削減することが
できる。
【0073】また第6の実施例において、バッファ13
の出力を送信器81に入力してもよい。この場合、外部
伝送路82を介して伝送された映像信号から代表成分を
得るために、受信側において代表成分抽出器14を設け
ればよい。
【0074】(実施例7)図13は、本発明による第7
の実施例の映像信号処理装置のブロック図である。図1
3において、131は適応復号化器である。以下第7の
実施例の動作について説明する。
【0075】第1の実施例と異なる部分は、記録媒体1
1上、または通信端末12により受信される映像データ
の符号化フォーマットが任意であることである。供給さ
れた任意の符号化データは、適応復号化器131で各フ
ォーマットに応じて復号される。つまり「適応」復号化
器は、入力される信号の符号化方法に対応する復号化方
法によって入力映像信号を復号化する。
【0076】復号されたデータは符号化器16で代表成
分と非代表成分が分離されて符号化される。符号化は、
例えば離散コサイン変換を用いたフレーム内圧縮によっ
ておこなわれる。
【0077】符号化されたデータはバッファ13でいっ
たん保持された後、代表成分抽出器14に供給され、代
表映像が抽出される。抽出された代表映像は、記録媒体
18に記録されて表示出力端子19より表示されるか、
もしくは送信器81により伝送に適した符号化が行われ
て外部伝送路82を介して伝送される。また記録媒体1
8への記録と、外部伝送路82への伝送とをおこなって
もよい。
【0078】以上説明したように、本発明の第7の実施
例によれば、任意のフォーマットで符号化された映像信
号からその代表成分を取り出した上で表示もしくは記録
もしくは伝送することにより、いかなる符号化フォーマ
ットによる映像信号であっても、簡易に表示が可能であ
り、また記録または伝送する情報量を削減することが可
能となる。
【0079】(実施例8)図14は、本発明の映像信号
処理装置の第8の実施例のブロック図である。図14に
おいて、141はディスク記録器、142は磁気ディス
ク、143はディスク再生器、144は編集領域設定
器、145は再生プログラム設定器である。
【0080】磁気テープ41に記録されたデータは、磁
気テープ再生器42により、直流成分と交流成分とに分
割された映像信号を再生する。代表成分抽出器14は、
磁気テープ再生器42から再生された映像信号から直流
成分を抽出する。抽出された直流成分は、ディスク記録
器141によって磁気ディスク142に記録される。こ
の時、磁気テープ41に通常記録されているタイムコー
ドも同時に磁気ディスク142に記録される。磁気ディ
スク142に記録された直流成分は、ディスク再生器1
43によって再生することが可能であり、表示出力端子
19へ簡易画像表示する。
【0081】次に、編集領域設定器144によってディ
スク再生器143を操作して、磁気ディスク142に記
録されている映像信号(この時点で磁気ディスク142
に実際に記録されているのは、磁気テープ41に記録さ
れている映像信号のうちの直流成分である)から、必要
なカット部分に対応するタイムコードリストを作成す
る。すなわち、編集領域設定器144に付属するダイヤ
ル等によりディスク再生器143に対して早送り、巻き
戻し、可変速再生などの操作を施し、直流成分によって
構成される表示出力端子19上の画像を見ながら、必要
なカットを検索し、必要なカット部分のタイムコード開
始点及びタイムコード終了点を順次登録する。このと
き、後の本編集時において柔軟に編集点変更が容易な様
に、必要カット部分を十分に包含する様にタイムコード
開始点・終了点を設定する。つまり編集領域設定器14
4は、代表成分を用いて粗い編集をするための制御信号
を磁気テープ再生器42に出力する。この粗い編集は、
秒単位のオーダで大まかに編集することを意味する。編
集領域設定器144が出力する制御信号としては、例え
ばタイムコードなどが用いられる。磁気テープ再生器4
2は、このタイムコードに基づいて、テープの巻き戻
し、早送りなどを含めた駆動の制御をおこなう。
【0082】次に、編集領域設定器144によって作成
された必要カットに対応したタイムコードリストは、磁
気テープ再生器42に転送される。磁気テープ再生器4
2は、編集領域設定器144によって指示されたタイム
コードリストに対応する磁気テープ41上の領域に記録
されている、直流成分および交流成分から成る映像信号
を再度、再生する。磁気テープ再生器42の再生した映
像信号は、今度は、直流成分、交流成分ともにディスク
記録器141によって磁気ディスク142に記録され
る。
【0083】なお、磁気ディスク142への記録に際し
ては、既に直流成分は記録されているので、必要部分の
交流成分だけを記録するようにしてもよい。
【0084】ここで磁気ディスク142に記録された映
像信号は、ディスク再生器143によって再生され、逆
DCT等再生に必要が処理が施されて、DCT前の高画
質な画像に復元され、表示出力端子19へ画像表示が可
能となる。
【0085】次に、再生プログラム設定器145によっ
て、磁気テープ41に収録されている映像信号素材に対
する最終本編集が施される。すなわち、磁気ディスク1
42には、先に編集領域設定器144によって、選択さ
れた必要カット部分に対応する映像信号(今回は、直流
成分と交流成分がともに記録されている)に対して、高
画質な画像表示を行いながら、微妙な編集点を設定す
る。すなわち再生プログラム設定器145は、フレーム
単位で細かい編集をおこなうための制御信号をディスク
再生器143に出力する。また、適当なカット部分につ
いては、特殊再生を指定したり、カット群の再生順序を
設定する。最終的には、この様にして出来上がった再生
プログラムに従って、ディスク再生器143は、磁気デ
ィスク142上に記録された映像信号を再生する。この
再生信号を放送用映像信号として、オンエアーしてもよ
いし、改めて、磁気テープなどの記録媒体に記録して保
存してもよい。
【0086】(実施例9)図15は、本発明による映像
信号処理装置の第9の実施例のブロック図である。図1
5において、151は編集内容指示リスト作成器、15
2は磁気テープ記録器、153は磁気テープである。
【0087】以下、本発明の第9の実施例について、図
面を用いて説明する。
【0088】まず、磁気テープ再生器42は、磁気テー
プ41から直流成分と交流成分に分割された映像信号を
再生する。代表成分抽出器14は、磁気テープ再生器4
2から再生された映像信号から直流成分を抽出する。抽
出された直流成分は、ディスク記録器141によって磁
気ディスク142に記録される。この時、磁気テープ4
1に通常記録されているタイムコードも同時に磁気ディ
スク142に記録される。磁気ディスク142に記録さ
れた直流成分は、ディスク再生器143によって再生す
ることが可能であり、表示出力端子19へ直流成分のみ
からなる簡易画像表示する。
【0089】次に、編集内容指示リスト作成器151に
よって、ディスク再生器143を操作して、磁気ディス
ク142に記録されている映像信号(この時点で磁気デ
ィスク142に実際に記録されているのは、磁気テープ
41に記録されている映像信号のうちの直流成分であ
る)から、必要なカット部分に対応するタイムコードリ
ストを作成する。すなわち、編集内容指示リスト作成器
151に付属するダイヤル等によりディスク再生器14
3に対して早送り、巻き戻し、可変速再生などの操作を
施し、直流成分によって構成される表示出力端子19上
の画像を見ながら、必要なカットを検索し、必要なカッ
ト部分のタイムコード開始点及びタイムコード終了点を
順次登録する。また、選択されたカット部分について適
当な再生速度の指示情報を登録する。さらに、選択され
たカット群の再生順序の指示情報を登録する。
【0090】次に、編集内容指示リスト作成器151に
よって作成された必要カットに対応したタイムコードリ
スト、各カットの再生速度の指示情報、カットの再生順
序の指示情報は、磁気テープ再生器42、及び、磁気テ
ープ記録器152に転送される。磁気テープ再生器42
は、編集内容指示リスト作成器151によって指示され
た内容に従って、磁気テープ41上の領域に記録されて
いる、DCTによって得られた直流成分および交流成分
から成る映像信号を再度、再生する。磁気テープ再生器
42の再生した映像信号は、今度は、直流成分、交流成
分ともに、磁気テープ記録器152によって磁気テープ
153に順次アッセンブル記録される。磁気テープ15
3に記録された映像信号を別の再生器に挿入し、再生信
号を放送用映像信号として、オンエアーしてもよいし、
改めて、磁気テープ再生器42に挿入して、上記動作を
くり返しさらに詳細に編集してもよい。
【0091】ところで、上記第8、第9の2つの実施例
において、磁気テープ再生器42からの再生信号から代
表成分抽出器14によって抽出した直流成分を磁気ディ
スク142に記録する動作モードに関して、磁気テープ
再生器42を通常速度より早い速度(特殊再生モード)
で再生させることによって、フレーム周波数ごとの一画
面に含まれる画像情報は複数フレームにまたがることに
なるが、転送実行時間を短縮できる。このとき、設定さ
れる磁気テープ再生器42の再生速度を5〜10倍速程
度に設定するならば、通常の映像信号素材の場合には、
十分に内容識別できる画質が得られる。なお、この場
合、磁気ディスク142を再生する際は、磁気ディスク
142への記録速度に対して、磁気テープ再生器42の
再生速度比率分だけ遅く再生することで本来の時間変化
速度(再生速度)に戻すことができる。
【0092】以上説明したように、本発明の第8、第9
の実施例によれば、代表成分と前記代表成分以外の非代
表成分に分離された形態の映像信号から代表成分抽出器
によって代表成分を抽出し、また、画像表示ユニット
(すなわち表示出力端子)において、この代表成分のみ
による画像モニター表示が可能な様に構成されているた
め、例えば、前記形態の映像信号として、スタジオ規格
の映像信号を離散コサイン変換(DCT)により圧縮し
た結果の信号を用い、代表成分として、DCTにより得
られる直流成分を用いることにより、代表成分のデータ
レートは極めて低く抑えられ、第2の記録媒体の記録容
量は少なくて済む。
【0093】磁気ディスクを第2の記録媒体として用い
た場合には、磁気ディスクのコスト、記録容量の問題か
ら、広く一般に用いられる第1の記録媒体としての磁気
テープ上に収録された映像信号素材を一度に全て磁気デ
ィスク上に転送できないため、ほとんどの場合、磁気テ
ープ上のどの部分の素材を使うかを予め選択する作業が
発生する。通常この作業は磁気テープを再生できるVT
Rを操作して行われるが、シーケンシャル記録媒体ゆえ
の操作応答速度の悪さから膨大な時間を要してしまって
いた。本発明によれば、この作業自体をアクセス性に優
れる磁気ディスク上で行うことができるので、大幅な時
間短縮が図れる。
【0094】また、代表成分抽出器によって、代表成分
を抽出するだけなので、高価なビデオ圧縮伸張器を別途
設ける必要がない。
【0095】さらに、第1の記録媒体に記録された映像
信号の代表成分を抽出し、第2の記録媒体に記録する最
初の動作モードにおいて、第1の再生器を通常よりも早
い再生速度で信号再生させることで、一連の編集作業時
間をさらに短縮することができる。
【0096】(実施例10)図16は、本発明による映
像信号処理装置の第10の実施例の送信側のブロック図
である。図17は、本発明による映像信号処理装置の第
10の実施例の受信側のブロック図である。図16にお
いて、161はフレーム信号抽出器、162はフレーム
メモリ、163は第1選択器、164は制御信号、16
5は送信器である。図17において、171は制御信号
生成器、172は選択信号、173は第2選択器、17
4はフレーム信号処理器、175は非代表成分補完器、
176はフレームメモリ、177は制御信号、178は
記録再生器、178aは記録媒体、178bはモニタ、
179は受信器である。
【0097】まず送信側の動作について図16を用いて
説明する。磁気テープ再生器42は、磁気テープ41よ
り代表成分と代表成分以外の非代表成分とに分離された
形態の映像信号を再生する。フレーム信号抽出器161
は、磁気テープ再生器42より出力される信号から、1
画面分の信号であるフレーム信号を抽出し、フレームメ
モリ162に記録する。またフレーム信号抽出器161
は、必要に応じてフレームメモリ162に記録されてい
るフレーム信号を読み出して、第1選択器163に出力
する。フレーム信号抽出器161は、動画を表す複数の
フレームを任意の間隔で間引く。例えばフレームを間引
くことによって、1秒に2または3フレームだけを出力
する。この間引く間隔は、伝送路のデータレートに依存
する。
【0098】代表成分抽出器14は、前記形態の映像信
号から代表成分のみを抽出し、代表成分信号として第1
選択器163に出力する。
【0099】第1選択器163は、送信器165から出
力される制御信号164に応じて、フレーム信号もしく
は代表成分信号のいずれかを選択して、送信器165に
出力する。送信器165は第1選択器163からの出力
を、第1の伝送信号として外部伝送路82に出力する。
また送信器165は外部伝送路82から第2の伝送信号
を受信し、制御信号164として第1選択器163に出
力する。
【0100】次に受信側の動作について、図17を用い
て説明する。
【0101】制御信号生成器171は、選択信号172
に従って、制御信号177を第2選択器173および受
信器179に出力する。受信器179は、制御信号17
7を第2の伝送信号として外部伝送路82に出力する。
また受信器179は外部伝送路82から第1の伝送信号
を受信し、第1の伝送信号がフレーム信号であればフレ
ーム信号処理器174に、第1の伝送信号が代表成分信
号である場合には、非代表成分補完器175に出力す
る。
【0102】フレーム信号処理器174は、受信器17
9から出力されたフレーム信号をフレームメモリ176
に記録する。またフレーム信号処理器174は、フレー
ムメモリ176に記録されたフレーム信号を読み出し、
圧縮映像信号として第2選択器173に出力する。この
とき圧縮映像信号としては、動画を表すフレーム信号の
場合は、伝送路のデータレートに応じてフレーム単位で
間引くことによって圧縮されたフレーム信号を出力し、
静止画を表すフレーム信号の場合は、フレーム信号を複
数回、繰り返して出力してもよい。
【0103】非代表成分補完器175は、代表成分信号
に非代表成分に準ずる信号を補完し、第2選択器173
に出力する。また非代表成分補完器175は、必ずしも
補完して出力しなくてもよい。非代表成分補完器の動作
の一例として、代表成分信号に適切なフィルタを作用さ
せる方法などがある。
【0104】第2選択器173は、制御信号177に応
じて、フレーム信号処理器174からの出力、もしくは
非代表成分補完器175からの出力のいずれかを選択
し、記録再生器178に出力する。記録再生器178
は、選択された出力を記録媒体178aに記録するか、
またはモニタ178bに出力する。ここで記録媒体17
8aは、テープ状記録媒体には限られず、ディスク状記
録媒体(例えばHDD)であってもよい。
【0105】ここでの制御信号177は、第1選択器1
63がフレーム信号抽出器161からの出力を選択する
場合には、第2選択器173がフレーム信号処理器17
4からの出力を選択し、また第1選択器163が代表成
分抽出器14からの出力を選択する場合には、第2選択
器173が非代表成分補完器175からの出力を選択す
るような制御信号である。
【0106】なお、本実施例では、送信側、受信側はそ
れぞれ単独の機能のみを有するとして説明を行ったが、
送受信側双方が、送信および受信の機能を備えた構成で
も構わない。
【0107】また制御信号生成器171は、上述の実施
例においては、受信側に設けたが、送信側に設けてもよ
い。その場合、制御信号164は、送信側の選択器およ
び伝送路を通して、受信側の選択器に伝送される。
【0108】(実施例11)図18は、本発明による映
像信号処理装置の第11の実施例のブロック図である。
なお、第11の実施例は、第10の実施例の送信器16
5を具体化したものである。図18において、181は
PCIバス、182は内蔵メモリ、183はハードディ
スク、184はCPU、185はモデム、186は第1
選択器163からのデータ線、188は外部伝送路82
のうちのデータ線、189は外部伝送線路82のうちの
制御線である。
【0109】図16の第1選択器163からデータ線1
86を通して与えられた入力信号は、図18のPCIバ
ス181を通して、内蔵メモリ182もしくはハードデ
ィスク183に格納される。CPU184は、内蔵メモ
リ182もしくはハードディスク183に記録された入
力信号をモデム185に出力する。またモデム185か
らPCIバス181を介して出力される制御信号164
を第1選択器163に出力する。モデム185は、入力
信号に所定の信号処理を施して、第1の伝送信号をデー
タ線188および制御線189を通して外部伝送路82
に出力する。またモデム185は外部伝送路82から第
2の伝送信号を受信し、制御信号164としてPCIバ
ス181に出力する。上記以外の動作については第10
の実施例の場合と同様である。
【0110】なお、本実施例において入力信号を記録す
るのは、内蔵メモリ182もしくはハードディスク18
3であるとしたが、内蔵メモリやハードディスクに限ら
ず、記録媒体であれば他のものでもよい。また、入力信
号および制御信号164を伝送するバスはPCIバスで
あるとしたが、ISAバスであっても構わない。また、
第1の伝送信号を外部伝送路82に出力し、また外部伝
送路82から第2の伝送信号を受信するのはモデム18
5であるとしたが、モデムに限らず、外部伝送路に入出
力できるような回路であれば他のものでも構わない。
【0111】(実施例12)図19は、本発明による映
像信号処理装置の第12の実施例のブロック図である。
なお第12の実施例は、第10の実施例の受信器179
を具体化したものである。図19において、受信器17
9は、CPU184、内蔵メモリ182、ハードディス
ク183、PCIバス181を含むコンピュータ195
と、モデム191とを含んでいる。196は外部伝送路
82のデータ線、197は外部伝送路82の制御線、1
98は非代表成分補完器175およびフレーム信号処理
器174へのデータ線である。本実施例における映像信
号処理装置の全体構成は第10の実施例と同様である。
【0112】モデム191は、外部伝送路82から第1
の伝送信号を受信し、所定の信号処理を施し、PCIバ
ス181を通して内蔵メモリ182もしくはハードディ
スク183に出力する。また制御信号164に所定の信
号処理を施して第2の伝送信号として外部伝送路82に
出力する。CPU184は、内蔵メモリ182もしくは
ハードディスク183に記録された信号を、PCIバス
181を通してフレーム信号処理器174もしくは非代
表成分補完器175に出力する。このときモデム191
から出力される信号がフレーム信号の場合にはフレーム
信号処理器174に、代表成分信号の場合には非代表成
分補完器175に出力する。また制御信号生成器171
から出力される制御信号164をPCIバス181を通
してモデム191に出力する。上記以外の動作について
は第10の実施例と同様である。
【0113】なお、本実施例において、モデム191か
らの出力信号を記録するのは内蔵メモリ182もしくは
ハードディスク183であるとしたが、内蔵メモリやハ
ードディスクに限らず、記録媒体であれば他のものでも
よい。また、モデム191からの信号および制御信号1
64を伝送するバスはPCIバスであるとしたが、IS
Aバスであっても構わない。また、第2の伝送信号を外
部伝送路82に出力し、また外部伝送路82から第1の
伝送信号を受信するのはモデム191であるとしたが、
モデムに限らず、外部伝送路に入出力できるような回路
であれば他のものでもよい。
【0114】図20は、本発明の第12の実施例につい
て説明するための図である。なお、第12の実施例は、
第10の実施例において、具体的な圧縮映像信号の構成
を用いて説明したものである。本図において圧縮映像信
号を複数のフレーム信号201で構成し、各フレーム信
号201に対し、複数のパケット202を設定する。各
パケット202にはフレーム先頭フラグ203の領域と
データ204の領域がある。第1のフレームの最初のパ
ケットを第1のフレーム先頭パケット205と呼び、第
2のフレームの最初のパケットを第2のフレーム先頭パ
ケット206と呼ぶ。そして各フレームの先頭パケット
におけるフレーム先頭フラグ203を「先頭」とし、他
のフレーム先頭フラグ203を「非先頭」とする。この
実施例における映像信号処理装置の全体構成は第10実
施形態と同様である。
【0115】圧縮映像信号は、パケット202に分割し
て伝送する。図16のフレーム信号抽出器161は、フ
レーム先頭フラグ203の内容を見ることによって、そ
のパケットがフレームの先頭であるかどうかを判定する
ことができる。このときフレーム信号抽出器161は、
第1のフレーム先頭パケット205から、その次に現れ
る第2のフレーム先頭パケット206の一つ前のパケッ
トまでを1フレームであると認識し、この部分をフレー
ム信号として抽出する。上記以外の動作については第1
0実施形態と同様である。
【0116】なお、本実施例において図20に示すフレ
ーム先頭フラグ203は、パケット202の先頭に位置
しているが、パケット202のどの位置にあっても構わ
ない。
【0117】図21は、本発明の第12の実施例につい
て説明するための図である。なお、第12の実施例は、
第10の実施例で映像信号をインタレース信号とした場
合である。図21(a)において、フィールド211
a、211b、211cは奇数番目の走査線で構成され
るフィールドであり、フィールド212a、212bは
偶数番目の走査線で構成されるフィールドである。実線
で示す走査線213はそのフィールドに含まれる走査線
であり、破線で示す走査線214はそのフィールドには
含まれない走査線である。図21(b)に示すように、
フレーム215は奇数番目の走査線216と偶数番目の
走査線217とが交互に配置される。
【0118】図22は、本発明の第10の実施例のバリ
エーションを説明するための図である。図22は、第1
0の実施例において映像信号をノンインタレース信号と
した場合である。図22(a)において、フィールド2
21a、221b、221cは連続する3つのフレーム
を示している。図22(b)に示すように、フレーム2
22は同一垂直走査周期に走査される複数の走査線22
3で構成される。
【0119】図23は、第10の実施例における圧縮映
像信号の構成を示す図である。図23において圧縮映像
信号は複数のパケット202から構成され、各パケット
202には信号識別フラグ231の領域とデータ204
の領域とが設けられている。信号識別フラグ231は、
インタレース信号であるかノンインタレース信号である
かを示すフラグである。
【0120】まず映像信号の一つであるインタレース信
号について具体的に説明する。インタレース信号は図2
1(a)に示すように、奇数番目の走査線のみで構成さ
れるフィールドと、偶数番目の走査線のみで構成される
フィールドが交互に出てくる映像信号である。例えば、
時刻t0のフィールド211aでは奇数番目の走査線しか
存在せず、反対に時刻t1のフィールド212aでは偶数
番目の走査線しか存在しない。この場合フレーム215
は、図21(b)で示すように、フィールド211aと
フィールド212aが合成されたものとなる。すなわち
フレーム215に含まれる走査線のうち、奇数番目の走
査線216はフィールド211aの走査線、偶数番目の
走査線217はフィールド212aの走査線になる。こ
のときフィールド211aとフィールド212aは異な
った時刻の画像であるため、フレーム215の奇数番目
の走査線216と偶数番目の走査線217の間には時間
的なずれを生じることになる。このため、インタレース
信号から1枚の画像を抽出して表示した場合には、ずれ
たような画像になる。現行テレビジョン放送であるNT
SC方式における映像信号は図21で表されるようなイ
ンタレース信号である。
【0121】次に別の映像信号であるノンインタレース
信号について具体的に説明する。ノンインタレース信号
はインタレース信号とは異なり、図22(a)に示すよ
うに、フィールド221aは全ての走査線を含んでい
る。ただし単位時間内に含まれるフィールドの数はイン
タレース信号に比べて半分である。すなわち、図21
(a)と同じ時間軸を用いた場合には、時刻t0、t2、t4
にはフィールドは存在するが、時刻t1、t3にはフィール
ドは存在しない。この場合、フレーム222はフィール
ド221aのみで構成されるため、走査線223に時間
的なずれは生じていない。このため、1枚の画像を抽出
して表示しても、インタレース信号のような画像のずれ
は発生しない。
【0122】以上のように、1フレームの画像を伝送す
る場合には、ノンインタレース信号からフレーム信号を
抽出する方が、より忠実な画像を伝送できる。そこで、
圧縮映像信号として、図23で表されるように圧縮映像
信号をパケット202に分割して伝送する。図16のフ
レーム信号抽出器161は、信号識別フラグ231を見
ることによって、そのパケットを含む圧縮映像信号が、
インタレース信号かノンインタレース信号であるかを判
定することができる。フレーム信号抽出器161は、圧
縮映像信号がノンインタレース信号の場合のみフレーム
信号を抽出する。上記以外の部分の動作については第1
0実施形態の場合と同様である。
【0123】なお図23において、信号識別フラグ23
1はパケット202の先頭に位置しているが、パケット
202のどの位置にあっても構わない。また映像信号は
インタレース信号もしくはノンインタレース信号のいず
れかであるとしたが、それらが任意で切り替わるような
信号であってもよい。
【0124】(実施例13)図24は、本発明による映
像信号処理装置の第13の実施例のブロック図である。
図24において241は、圧縮器である。
【0125】磁気テープ41上に記録されているデータ
は、磁気テープ再生器42によって読み出され、バッフ
ァ13に1フレーム分のデータが読み出されるまで保持
される。バッファ13に保持されたデータは、代表成分
抽出器14によって直流成分のみが抽出される。直流成
分も映像信号とみなすことができるので、これを圧縮器
241によって圧縮し、圧縮直流映像データを得る。圧
縮器241によって得られた圧縮直流映像データは、記
録媒体18に記録される。
【0126】上述のように、第13の実施例によれば、
直流成分からなる映像をさらに圧縮した圧縮直流データ
を用いることによって、さらに単位時間あたりの映像デ
ータ容量を減少させることができる。
【0127】(実施例14)図25は、本発明による映
像信号処理装置の第14の実施例のブロック図である。
図25において251は、伸長器である。
【0128】以下に第13の実施例と異なる点のみ説明
する。代表成分抽出器14によって直流成分が抽出さ
れ、さらに圧縮器241によって得られた圧縮直流デー
タは、送信器81によって伝送のための符号化やパケッ
ト分割がされて、外部伝送路82を介して伝送される。
伝送されてきたデータは、受信器83によってデータが
復元され、記録媒体18に記録される。
【0129】記録媒体18に記録された圧縮直流データ
は、伸長器251によって伸長され、直流成分のみから
なる映像データが得られる。伸長器251によって得ら
れた映像データは、簡易的な表示画像として表示出力端
子19から出力される。
【0130】上述のように、本発明の第14の実施例に
よれば、抽出された直流成分をさらに圧縮して通信路符
号化することによって、映像信号の内容を損なうことな
く、伝送情報量を大幅に削減することができる。その結
果、伝送レートの極めて低い伝送路においても、動画像
を伝送することができる。
【0131】なお第14の実施例において、記録媒体1
8がなく、受信されたデータをただちに伸長器251に
よって伸長し、簡易的な画像を表示することもできる。
【0132】上記第13、第14の実施例において、圧
縮器241における圧縮方法は任意である。すなわち直
流成分を圧縮する手段は限定されない。
【0133】なお、以上説明した各実施例において、代
表成分は各M×NブロックにDCTを施した場合の直流
成分としたが、代表成分が直流成分の他に、より高域の
成分を含んでいた場合でも、本発明による効果を得るこ
とができる。例えば、DCTブロックとして8×8成分
のブロックを用いるとき、代表成分として8×8成分の
ブロックのうち、低域側の2×2成分や4×4成分を用
いてもよい。
【0134】図26は、8×8画素のブロックにDCT
を施した結果、得られるDCT係数の8×8成分のブロ
ックを示す図である。図26において、左上の成分は、
DC成分であり、それ以外の成分は、AC成分である。
ブロックの右側にいくにしたがい、水平方向の周波数成
分が高くなり、ブロックの下側にいくにしたがい、垂直
方向の周波数成分が高くなる。図26に示すように、8
×8成分のDCTブロックのうち、低域側の4×4成分
を代表成分として抽出して利用することもできる。
【0135】また直流成分を表すすべてのビットを抽出
する必要はなく、記録容量、または伝送レートに応じ
て、抽出する直流成分のビット数を任意に選択すること
も可能である。
【0136】上述した本発明による映像信号処理の方法
は、ソフトウェアまたはハードウェア、あるいはその両
方を用いてインプリメントできる。本発明の方法をソフ
トウェア的にインプリメントする場合、そのソフトウェ
アは、記録媒体に記録して配布することもでき、また通
信回線などを介して配布することもできる。
【0137】
【発明の効果】本発明は、少なくとも以下の効果を有す
る。すなわち、映像信号の内容を高速で確認でき、記録
容量を削減でき、さらに比較的、伝送容量の小さい伝送
路でも映像信号を実用に耐える速度で伝送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像信号処理装置の第1の実施例
のブロック図である。
【図2】代表成分抽出器14のブロック図である。
【図3】入力される映像信号のデータストリームを模式
的に示す図である。
【図4】本発明による映像信号処理装置の第2の実施例
のブロック図である。
【図5】NTSC方式のデジタル映像信号の1フレーム
の構成の一例を示した図である。
【図6】映像信号のブロックおよび記録フォーマットを
模式的に示す図である。
【図7】代表成分と非代表成分とを復号して得られる通
常表示画と本実施例の表示出力端子より表示される簡易
表示画との画素の関係を示した図である。
【図8】本発明による映像信号処理装置の第3の実施例
のブロック図である。
【図9】本発明による映像信号処理装置の第4の実施例
のブロック図である。
【図10】本発明による映像信号処理装置の第5の実施
例のブロック図である。
【図11】本発明による映像信号の第6の実施例のブロ
ック図である。
【図12】磁気テープ上のトラックと、通常速度による
再生ヘッド中心の軌跡、および高速再生による再生ヘッ
ド中心の軌跡を相対的に示す図である。
【図13】本発明による第7の実施例の映像信号処理装
置のブロック図である。
【図14】本発明の映像信号処理装置の第8の実施例の
ブロック図である。
【図15】本発明による映像信号処理装置の第9の実施
例のブロック図である。
【図16】本発明による映像信号処理装置の第10の実
施例の送信側のブロック図である。
【図17】本発明による映像信号処理装置の第10の実
施例の受信側のブロック図である。
【図18】本発明による映像信号処理装置の第11の実
施例のブロック図である。
【図19】本発明による映像信号処理装置の第12の実
施例のブロック図である。
【図20】本発明の第12の実施例について説明するた
めの図である。
【図21】本発明の第12の実施例について説明するた
めの図である。
【図22】本発明の第10の実施例のバリエーションを
説明するための図である。
【図23】第10の実施例における圧縮映像信号の構成
を示す図である。
【図24】本発明による映像信号処理装置の第13の実
施例のブロック図である。
【図25】本発明による映像信号処理装置の第14の実
施例のブロック図である。
【図26】8×8画素のブロックにDCTを施した結
果、得られるDCT係数の8×8成分のブロックを示す
図である。
【符号の説明】
11 蓄積媒体 12 通信端末 13 バッファ 14 代表成分抽出器 15 カメラ 16 コンピュータ 17 符号化器 18 記録媒体 19 出力端子 20 符号化映像供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤岡 総一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 樋口 政孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼田 順二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 代表成分を表す信号および非代表成分を
    表す信号を含む映像信号を受け取り、該映像信号から該
    代表成分を表す信号を抽出する代表成分抽出器を備えて
    いる映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記代表成分を記録媒体に記録する記録
    器をさらに備えている請求項1に記載の映像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記代表成分を表示する表示器をさらに
    備えている請求項1に記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記代表成分抽出器は、前記映像信号を
    表すデータストリームに含まれる、前記代表成分に隣接
    するフラグを検出するフラグ判定器と、該フラグの検出
    に応答して該データストリームを出力するスイッチと、
    を有する請求項1に記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記代表成分を表す信号を伝送路に出力
    する送信器をさらに備えている請求項1に記載の映像信
    号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記代表成分を表す信号を記録媒体に記
    録する記録器と、該記録媒体に記録された該代表成分を
    表す信号のうち、前記伝送路に出力すべき伝送フレーム
    を選択する選択器と、をさらに備えている請求項5に記
    載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 代表成分を表す信号および非代表成分を
    表す信号を含む磁気テープ上に記録された映像信号を再
    生し、前記代表成分抽出器に出力する磁気テープ再生器
    と、該磁気テープを送るテープ送りモータと、該磁気テ
    ープのテープ走行速度を制御するテープ送り制御器と、
    をさらに備えている請求項1に記載の映像信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 符号化された映像信号を受け取り、該符
    号化された映像信号を復号化し、復号化された映像信号
    を出力する復号化器と、該復号化された映像信号を受け
    取り、離散コサイン変換を施すことによって、代表成分
    を表す信号および非代表成分を表す信号を含む映像信号
    を再生し、前記代表成分抽出器に出力する符号化器と、
    をさらに備えている請求項1に記載の映像信号処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記代表成分を表す信号を圧縮する圧縮
    器をさらに備えている請求項1に記載の映像信号処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記圧縮器から出力された信号を伝送
    路に出力する送信器をさらに備えている請求項9に記載
    の映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 代表成分を表す信号および非代表成分
    を表す信号を含む磁気テープ上に記録された映像信号を
    再生し、出力する磁気テープ再生器と、 該映像信号を受け取り、該映像信号から該代表成分を表
    す信号を抽出する代表成分抽出器と、 該代表成分を表す信号をディスク記録媒体上に記録する
    ディスク記録器と、 該ディスク記録媒体から該代表成分を表す信号を再生す
    るディスク再生器と、 該磁気テープ再生器の再生を制御する編集領域設定器
    と、 を備えている映像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 前記磁気テープ再生器から出力された
    前記映像信号を記録する磁気テープ記録器をさらに備え
    ている請求項11に記載の映像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 代表成分を表す信号および非代表成分
    を表す信号を含む映像信号を受け取り、少なくとも1つ
    のフレームを表す信号を出力するフレーム信号抽出器
    と、 該映像信号を受け取り、該映像信号から該代表成分を表
    す信号を抽出する代表成分抽出器と、 該フレーム信号抽出器から出力される信号と、該代表成
    分抽出器から出力される信号とを受け取り、外部から入
    力される制御信号に基づいて選択的に出力する選択器
    と、 を備えている映像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 代表成分を表す信号を受け取り、非代
    表成分を表す信号を補完する非代表成分補完器と、 映像信号を受け取り、少なくとも1つのフレームを表す
    信号を出力するフレーム信号処理器と、 該非代表成分補完器から出力される信号と、該フレーム
    信号処理器から出力される信号とを受け取り、外部から
    入力される制御信号に基づいて選択的に出力する選択器
    と、 を備えている映像信号処理装置。
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